2006年10月1日〜15日
1月前半 | 1月後半 |
2月前半 | 2月後半 |
3月前半 | 3月後半 |
4月前半 | 4月後半 |
5月前半 | 5月後半 |
6月前半 | 6月後半 |
7月前半 | 7月後半 |
8月前半 | 8月後半 |
9月前半 | 9月後半 |
10月前半 |
9月26日、バイロン・ネルソン氏が94歳で亡くなった。心からご冥福をお祈りしたい。 ゴルフ界におけるスーパースター、即ちその時代を代表する選手で、なおかつ抜群の成績と人気を誇るプレイヤーは数少ない。 ただ勝ち星を積み重ねるだけではスーパースターにはなれない。前人未到の偉業を成し遂げ、人々に愛され、そして伝説の1つや2つを持っていて、初めてそのプレイヤーは偉人と呼ばれるのだ。 現代なら満場一致でタイガーだろう。20世紀後半ならジャック・ニクラウスとアーノルド・パーマー。トム・ワトソン、リー・トレビノ、セベ・バレステロス、ゲーリー・プレイヤーなども候補に上がるかもしれない。 そして、20世紀前半のスーパースターといえば、初のグランドスラマーで世界一偉大なアマチュア、ボビー・ジョーンズ(1902-1971)を始め、ウォルター・ヘーゲン(1892-1969)、トミー・アーマー(1894-1968)、ジーン・サラゼン(1902-1999)、サム・スニード(1912-2002)、ベン・ホーガン(1912-1997)、そして、バイロン・ネルソン(1912-2006)である。 バイロン・ネルソンはツアー11連勝(近代男子ツアーで最多)、年間18勝(同)、生涯通算54勝(歴代5位)、メジャー5勝(マスターズ2回、USオープン1回、PGAチャンピオンシップ2回)。さらに、年間平均スコアのレコード(確か68.3ぐらいだった)も未だに破られていない。実に強く偉大なプレイヤーであった。 氏は血液の病気と闘いながら数々の記録を打ち立て、絶頂期の34歳で現役を引退。故郷に帰り、牧場経営に勤しむかたわら、解説やツアーに貢献した。マルちゃんが優勝した「バイロン・ネルソン選手権」の、18番ホール横の特設スタンドでホールアウトした選手一人一人に声をかけていた氏が懐かしく思い出される。 それにしても、瀕死の自動車事故から奇跡のカムバックを果たした鉄人ベン・ホーガンにしても、生まれつき体が弱かった中部銀次郎氏にしても、深刻な腰痛持ちだったリー・トレビノにしても、座骨神経痛をおして出場し続けるジャンボにしても、体にハンディキャップを背負いながら超一流であり続けたプレイヤーは多い。 やれ寝不足だ、やれ腰が痛い、四十肩が・・などと弱音を吐く私など、彼らにすれば本能のまま泣き叫ぶ赤ん坊と同じように見えるだろう。猛省を促したい。 |
いよいよ秋のトーナメントシーズンだ。ツアーでは大きな試合が続き、メンバーコースではクラブ選手権が開かれている。そして多くのアマ競技もこれからが本番だ(と思うのだが、私には関係ないので実はよく知らない。何となく雰囲気で書いてみた)。 注目された凱旋門賞は、武豊騎手を用して万全の体制で臨んだが、USオープンのラフのような馬場のせいか、60kg近いHDCPのせいか思ったより末足が伸びず、ゴール前100mから逆転されて3位に甘んじた。世界は広い。 優勝したレイルリンクはフランスの馬。ドゴール元大統領の肝いりで始められた「美しく強い国・フランス」政策により、子馬の頃から科学の粋を集めた飼育方法で競走馬としてエリート教育され、その圧倒的強さゆえ、パリっ子から「ドゴールの奇跡」と呼ばれている事はよく知られている。また、ジャン・レノやアラン・プロスト、サッカーのジダンなどが馬主として名を連ねている(というのはまったく創作で、何となく雰囲気で書いてみた)・・・・ってなんで競馬やねん!(長いボケや) 話を戻そう。日本女子オープンは世界との差がそのまま順位に現れた結果となった。地力に勝る韓国のチャン・チョンが日本中の重すぎる期待を背負った藍ちゃんをかわし、2位に5打差をつけて圧勝。国内で無敵の藍ちゃんも、まだ世界レベルではないという事か。 それにしても今回の茨木カンツリーのセッティングはタフそのものだった。ラフが深い、距離が長い、グリーンが小さくて難しいという選手にとっては三重苦のコースだ。 つまりティショットがラフへ行けば2オンはまず無理で3打目勝負になるのだが、またアプローチが簡単に寄らないんだこれが。何故ならグリーンが速いから。難しいピン位置だと、抜群のセンスと高いボールコントロール能力が要求されることになる。しかも、それでもやっとパーなのだ。 ティショットがフェアウェイを捉えても油断できない。最終日の昨日は大雨でランがほとんど出ず、多くのパー4で、選手たちは2打目にユーティリティやフェアウェイウッドを使用していた。それで小さく速いグリーンを狙っていかなければいけないのだ。オンすればもうけもので、ましてやピンに寄せるなどなかなかできる芸当ではない。 こういう、パーがやっと、バーディは長いパットが入った時に限るという状況では、無理せずグリーンセンターを狙って無難にホールを重ねていく単独トップの選手が有利である事は間違いない。事実、チャン・チョンは逃げ切りのお手本のようなゴルフを展開し、その余裕が中ぐらいのパットをいくつか沈めるという事に結びついた。危なげない、圧倒的な勝利である。 一方、追う立場の選手たちはピンを攻める事が要求され、それがボギーにつながるという悪循環。結局、さすがの藍ちゃんもパープレーがやっと。これまでにない厳しい表情で歯を食いしばって我慢している様子が痛いほど伝わってきたが、それ以前に相当疲れているのではないだろうか。ゆっくり休養して欲しい。 男子ツアーでは星野が3年振りの優勝。17番ダブルボギー(2打目をバンカーに入れ、3打目で脱出に失敗、4打目でも寄らず)の後、18番でもバンカーに入れてしまうがこれを球足の長いファイン・ショットできっちり寄せ、結局2打差をつけ逆転勝ちした。精神力の成長を感じたが、いい意味での「ふてぶてしさ」が彼にとって勝利の必須アイテムなのかもしれない。 さて、それでは私も来週に迫ったパブリップミッドアマに向かって練習を・・・って、お前は思い切り予選落ちしてるって! |
WGCのアメリカンエキスプレス選手権、初日から抜け出したタイガーが圧勝。なんと2位と8打差の23アンダーである。そういえば、出る試合のほとんどで勝っていた2000〜2001年にはこういう試合が多かったような気がする。本当に強い虎ちゃんが帰ってきたのか。帰ってきたんだろう。 これで米国ツアー6連勝。一昨日書いたバイロン・ネルソンの11連勝に届くのか注目が集まっているが、その件について彼は「半分勝っただけで、まだまだ長い道のりだと思う。今はただ、6連勝を2度続けられた事に感動している」とコメントした。素直でスマートで、B.ネルソンの偉大さを尊重しつつ、それでも狙っていきたい意欲を匂わせ、そして謙虚という、大変好感の持てるコメントだ。。頭の良さと自己表現のへの慣れがうかがわれる。 もしこれが日本人選手だったらどうなるか。きっと下のようなセリフになるだろう。 「そうですね。すごく嬉しいです。1つでもB.ネルソンの記録に近づきたいですね。でも、目の前の試合に集中して、まずは7連勝を狙います」 お前は小学生か!つーの(仮定のセリフにツッコミを入れる俺もどうかとは思うが)。プロとして、コメント1つにももっとエンターテイメント精神を持って頂きたいと思う。人前で自分を表現する訓練を受けていない、そして奥ゆかしい民族である日本人には難しいのかもしれないけどね。 エンターテイメント精神と言えば日本では片山プロが有名だが、先日のコカ・コーラ東海クラシックで気の毒な事があった。どこかのパー4でラフからの第2打、彼が打ったショットはピン筋へ。 そこで彼はいつものように「びーらい!ごっ!ごぅっ!」と叫んだのだが、ボールは15mもショートしてしまう。つまり自分では完璧でピンに絡むと思っていたショットが1クラブ分ショートしてしまったのだ。 アマチュアでも上級者だったりシビアなアイアンを使っていたりすると、飛ぶ球の勢いや上がり方でオーバーやショートはだいたい判るはずだ。いや、プロだったら、打った瞬間に当たりが薄いとか引っかけたとかラフにどれくらい喰われたかなどが判断できるのではないか。 もちろんフライヤーで予想外に飛んだりラフからショートしてしまう事もあるだろうけど、彼に関しては英語で叫ぶというパフォーマンスをしているだけにそれが裏目に出ると・・・・それはちょっとカッコワルイかも。っていうか、そもそも海外を主戦場としていない日本人が「バイト!」とか「ビーライ」とか「ステイ!」とか叫ぶ事自体、恥ずかしい行為だと思うんだけどね。 まあ、人それぞれだし好きなようにすればいいと言われればそれまでだけど、少なくともプロなんだから、多くの人に憧れられ、カッコイイと思われ、お手本になるような行為をして頂きたいと。 そういう意味では、クラブでバッグに八つ当たりするのもどうかと思うんだけどね。賞金王なんだし。20代の若造でもないんだし、ね。 |
一昨日は練習へ。220球。内訳は、 Vokeyのウェッジ(56度)で20〜40ヤード・・・50球 52度のウェッジで40〜70ヤード・・・70球 5アイアン・8アイアンのフルショットと低い球・・・60球 ウッド(7W・スプーン・ドライバー)・・・40球 そう、40ヤード以上のアプローチを52度で打つ事に決めたのだが、コースでうまく打てたためしがない。って練習してないんだから当たり前ですねそうですね。いやだから練習したんだけど。ってたった70球ですかそうですか。だって難しいんだもん。ってお前は二重人格者か? いやだから私が思ったのは、ハーフショットできっちり球に当てる事は意外と難しい、である(それはね、基本ができていないからだよ>俺)。私の場合、球筋は低めで、40〜60ヤード先のグリーンへ下手投げでボールを運ぶイメージで打っているのだが、とってもうまく打てる場合ととってもダフる場合が混在する。 いや、正直に言おう。10回中6回はダフってしまうのだ。・・・orz チョキグリップ(@チョキさん)で打つとうまく運べる確率が高くなる(球は上がってしまうけど)ので、おそらく右手が悪さをしているのだと思うのだが、右手の力を抜こうとするとシャンクしたりトップしたりする・・・orz。 多分、「右手が・・」などと意識しているうちはダメなんだろうなあ。下半身リードで打てればミスは激減する予感はあるのだが、少なくとも大八車一杯分ぐらいは打たないと身につかないと思う。 5アイアンと8アイアンは引っかけ気味。真っ直ぐ低めに出て左へ曲がっていく。体の重心の問題だと思う(違うと思う。練習不足でスウィング勘が鈍っているに100ペリカ賭けよう>カイジ)。 あと、低い球というのは木の下などから脱出する時の練習で、最近1ラウンドに1回か2回はこういうシチュエーションがあるので練習しておこうかなと。右グリップをしっかり持ち、左ひざを動かさないように振るとまあまあよいコンタクトができるようだ。 ウッドはまずまず。先日思い出した「バックスウィングで右へ頭をスエイさせるんじゃない!」を守り、フェードを打つイメージでスウィングすれば安定。 というわけで、しばらくは52度のハーフショットを中心に練習しますはい。 |
2006/10/6 (517102hit) アプローチ黄金の法則
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 梅 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 松 | total |
par | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 36 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 | 72 |
score | 4 | 5 | 3 | 7 | 4 | 4 | 3 | 6 | 5 | 41 | 5 | 4 | 4 | 6 | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 39 | 80 |
− | △ | − | ■ | − | − | − | ■ | − | △ | △ | − | △ | − | △ | ○ | − | − | ||||
putt | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 15 | 2 | 2 | 1 | 3 | 2 | 3 | 1 | 2 | 1 | 17 | 32 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 | *5 | *6 | |||||||||||||||
*1・・・この日2番目のトホホは本文参照。トホホ度3 *2・・・そして、この日最大のトホホも本文参照。トホホ度5 *3・・・この日2番目のウホホも本文参照。ウホホ度2 *4・・・10mの上りのパットを打ちきれず、3パットホホ。トホホ度2 *5・・・14mの上って下るパットを4mもオーバーし、3パットホホ。トホホ度3 *6・・・この日最大のウホホは本文参照ってまた自慢する気かよ。ケッ!ウホホ度5 ウホホ27p(7p+パー1.5p×10+寄せワン1p×5)VSトホホ13pでウホホの勝ち (ウホホ19勝20敗) |
項目 | 今回 | 推移 | 今年平均 | |
アベレージスコア Scoring average | 1バーディ 5ボギー 2ダボ | 80 (+8) | ↑ | 85.2 |
平均パット数 Putting average | 1.778 (32) | ↑ | 1.897 (34.14) | |
バーディー奪取率(%) Birdie average | 5.56 (1/18) | ↓ | 5.89 (1.1/18) | |
パーブレーク率(%) Par braking average | 61.1 (11/18) | ↑ | 41.3 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average | 88.9 (16/18) | ↑ | 82.5 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. | 44.4 (8/18) | ↑ | 36.4 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. | 88.9 (16/18) | ↑ | 83.1 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. | 78.6 (11/14) | ↑ | 63.5 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance | 231.4 | ↑ | 212.5 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling | 55.6 (5/9) | ↑ | 31.9 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. | 78.6 | ↑ | 68.3 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. | 87.5 | ↑ | 63.0 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. | 66.7 | ↑ | 62.0 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. | 76.7 | ↑ | 65.3 |
この日は予報通り朝から雨。一緒にラウンドするはずだった○は昨日のうちにラウンド中止を表明していたので、私は一人でコースへ出かけた。幸いまだ小降りだ。 コースへ着き、スタート室へ行ってみると、同組でラウンドするはずの人がまだ来ていないとの事。メンバーの平均年齢が高いせいか、雨の日のキャンセルは結構多いんだよね、きさいちCCは。 というわけで、また一人でラウンドする事になってしまった。これで3回目である。一人のラウンドは嫌いではない。ただ、ミスショットした時、ナイスショットをして小さくガッツポーズをした時、そして昼食の時にちょっと寂しいだけだ。 さて、この日のラウンドは掲示板でT村さんとYAZさんに教えて頂いた「アプローチ黄金の法則(勝手に名前つけました)」を試す絶好の機会となった。掲示板を見ない読者の方のために解説しておくと、それはダウンスウィングで右ひざを左ひざに寄せるようにするといい感じで打てるという事である。 この動きは下半身始動のきっかけになり、また下半身に意識を持っていく事で腕(特に右手)で打ちにいく事を防ぎ、その結果ハンドファーストでしかもヘッドが走った状態でインパクトを迎え、ボールとソリッドなコンタクトができる(と想像するがよく判らない)という大変理に適った方法である。 それでは、その「黄金の法則」に触れながらラウンドを振り返ってみよう。 梅1番パー4。ティショットは軽いスライスながら残り50ヤード地点まで。いきなり黄金の法則を試す絶好のチャンスだ。何度か素振りをしてイメージを掴み、PSでショット。ほんの少し手前から入ったが◎。ピンハイ3mに付いた。2パットパー。 2番パー4。普段はアイアンだが今日は前もいないしコンペティからなのでドライバーを使う。でも左引っかけで左足下がりの深いラフへ。残り60ヤード打ちおろし、PWで転がそうと思ったがラフに食われて手前エッジへ。そこから黄金の法則でピン奥1.5mに(◎)。しかしこれを外しボギー。 3番パー3は1オン2パットパー。ティアップすれば5アイアンでも結構まともに打てるようになってきた(←レベル低い)。 4番パー5。ティショットを引っかけ、左の深いラフへ。5cm程に短く刈り込まれた野芝にスポッとはまり込んでいる状態だ。2打目はPWで出すだけ。3打目、なんの変哲もない9アイアンを思い切り左に引っかける(1人だったのでもう一度打ち直したら、今度はピンに絡む)。4打目はグリーン横のマウンド途中(つま先下がり)から、下のような状況。 つまり2段グリーンの左手前(下の段)から、右端上の段すぐに切られたピンへ、段を斜めに駆け上がっていくアプローチ。しかもピン周囲は外へ傾斜している。こんな状況寄るわけがない。100回打ってピンそばに偶然1回行くか行かないかだろう。 こういう時は距離が残っても上の段に球を止めるべきであろう。つまり悪くてもボギーで上がれるように考え方を切り替えるべきなのだ。それを、俺というバカは寄せようと欲張り8アイアンのランニングを選択し、案の定ピンの右側のエッジまで。っていうか、一体お前は何様だ?ウッズ様か?ミケルソン様か?え?なんとか言ってみやがれべらんめい。 江戸っ子に怒られながら打った5打目も寄らず(これはウェッジのトゥ打ちをしてショート)、2パットでダボ。ごう慢さとバカさが招いたダボである。 5番パー4。ティショットがよく飛び、ピンまで45ヤード。今度はvokeyで黄金の法則ショット。良いコンタクトをし、方向もばっちり(○)だったが止まらず奥ぎりぎりへ。6mを2パットパー。 6番パー4。ティショットのスプーンは残り70ヤード地点まで。2打目、ピンの頭も見えないぐらいきつい打ち上げの砲台グリーンに向かって、PSで黄金の法則を使うも、右手で打ちにいってしまい超ダフリ(×)。トホホ。しかし次のアプローチが1mに付き、1パットパー。 7番パー3は7アイアンのティショットがややショートするも、今度は黄金の法則アプローチが80cmに付いて(◎)パー。 8番。はいお待ちかねのトホホショーでございます。スプーンのティショットはトップして低い引っかけスライス。しかし200ヤードぐらい転がった。2打目はつま先上がりで左足下がりのライしかも残りは打ちおろしながら180ヤード。この時点でいかにしてボギーで上がるかを考えるべきですね皆さん。 ところが私は底抜け脱線級のバカなので5番アイアンで低く転がしてあわよくばグリーンまで・・・などと考えたんですね。バカですね。アホですね。ボールは狙いよりだいぶ右へ飛びだし、絶対に入れてはいけない巨大バンカーへ。ピンまで優に40ヤードしかも砲台さらにピンはニアサイド。PWでエクスプロージョンを試みるも脱出しただけで深いラフへ。 しかし4打目、黄金の法則で奇跡的なリカバリー(◎)。ピン横70cmへ。でも外すんだよなこれを。お先感覚でポチっと打ったらパターの芯を外してへなへなとボールは転がり、あたかもボールに意志があり私の慢心をあざ笑うかの如くカップを外れたのであった。私の頬をぬらすのは雨かはたまた涙か。 9番、ティショットまずまず。2打目もまずまず。3打目、65ヤードを黄金の法則で。うまく打てた(○)が大きくショートしグリーンにすら乗らず。まだPSのコントロールショットに慣れていないので距離感が掴めない。なんだか大オーバーするような気がするんだよね。しかし次の寄せではまたも黄金の法則が炸裂し、1.5mに寄せて(◎)何とか1パットパー。 というわけで、前半はバカが招いたダボ2つこそトホホだったが、黄金の法則で3ストロークは縮められたと思う。パットも微妙な距離がよく入ってくれた。 1人で寂しく昼食を摂り、午後の松コースへ。もう皆さん読んでいてうんざりしてきたでしょうから、後は駆け足で。 松1番パー4、ティショットはスライスするもフェアウェイ。2打目、7アイアンをまた大きく左へ引っかける。マウンドからのアプローチは黄金の法則で2mに寄せる(○)がこれを外してボギー。 2番パー3。197ヤード打ちおろしを5アイアンで。ピン側に外す。ってミドルアイアンでピンを狙うなんて10年早いんだよって打ち終わって思った。これも黄金の法則で1.5mに寄せる(○)が再び外してボギー。 3番、HDCP1のパー4。ティショットは思い切り引っかけるも、ドッグレッグ曲がり際の木に当たりフェアウェイへ。ラッキー。2打目、残り190ヤード打ち上げを7Wでグリーン横まで。3打目、ラフからのアプローチでまたもや黄金の法則が炸裂し、1mに寄せて(◎)1パットパー。 4番から6番では全てパーオンするも2回も3パットしてしまう。トホホではなくアホホである。 7番パー4。アホホのくせに自慢するという不逞さゆえ、隠します。あの、見なくていいです。ティショットはスプーンでフェアウェイ右サイドへ。2打目は先週と同じシチュエーション、つまり6アイアンと7アイアンの中間の距離が残り、先週と同じように6アイアンを短く持って打ったら何とまあピンを直撃してピン上2.5mに付いてこれを読み通り真っ直ぐ打ったらコロコロ〜ンと音がして嬉しかったです。 8番は3オン2パットのパー。9番、2打目がトホホトップだったけど3打目でまたまた黄金の法則がドッギャーン!ボラボラボラ!ときて(←お前は気が狂っているのか?っていうか、いい歳して荒木比呂彦はないやろ)ピン横1.7m(◎)。そしてこいつが何と入ってくれてパー。 この日はとにかく黄金の法則に尽きる。アプローチのファインショット率は76.7%、しかし黄金の法則に限れば90%の成功率なのだ。もうこれは脅威の成功率と言えるだろう。○の言いつけを私が守る確率とほぼ同じぐらいだから、もう完全無欠と言ってもよい。 T村さん、YAZさん、よいアドバイスを本当にありがとうございました。そして皆さん、これはひょっとしてアプローチにおける最大の秘密の1つかもしれないと思ったので、アプローチに悩む方は試す価値があると思います。 |
というわけで昨日は小雨の中を1人でラウンドしたわけであるが、雨は人を思索家にさせ、また孤独は人を哲学家にさせる(ちなみに○も私を哲学者にさせる)。 どんよりと重い雲の下で黙々と球を打つ私。最終スタートだったので球を打つ前に思う存分素振りをし、そして打った後も反省のため素振りを繰り返しながらホールを消化していた。 また、あまりにも不甲斐ないショットが出た時は、「ミミズも蛙もごめん(←関西男子限定ギャグ)」と言いながらもう一度同じ場所から球を打ったりしたのであるが、そんな、ある意味とても贅沢なラウンドをしているうち、ふと重要な事に気づいたのだ。 そのきっかけになったのは梅コース4番。フェアウェイ絶好の位置から130ヤード。何度も素振りをし、いい感じを掴んだままショットに臨んだのだが、大きく引っかけて狙いより15ヤードは左へ逸れるというスーパートホホショット。そのスウィングは明らかに右手で打ちにいっていると自己分析できた。 そう思って何度か素振りをしもう一度打つと、これがピンに向かって一直線、ピン横2mにオンするんだな。で、つまり何が言いたいかというと、打つ前の素振りや打った後の素振りや練習ストロークではきちんと打てるのに、本番の時だけ右手に力が入るのだ。何故なんだ? その疑問が解けたのが松コースの1番。2打目は160ヤード7アイアン。再び慎重に本番のつもりで素振りをする私。うん、いい感じだ。3回振っても5回振っても芝をこする音がまったく同じ。プロみたいに完璧だ。よし!と思って球を打つとやっぱり右手に力が入って左へ派手に引っかけるんだな。すぐに素振りをする。3回振っても5回振っても芝をこする音がまったく同じだ。軌跡もアウトサイドからでなく、スクウェアにクラブが下りてくる。やっぱり素振りは完璧だ。 なぜ本番だけ右手に力が入るのか?私はフェアウェイを歩きながら思索する。右手は体の中で一番器用である。その右手に力が入るという事は、つまり何とか球に当てよう、大きなミスショットをしないようにしようという不安がそうさせているのではないのか? つまり意識の表層では腕を使わないでも下半身主導でうまく打てると知っているのに、心の奥底では「いや、腕を使わないのはやっぱり恐い。無難に右手で当てにいこう」と考えてしまうのではないか。それで、ついつい右手を使ってしまうのではないのか? そう考えると辻褄が合う。ミスしそうだな・・・と思いながら打つと必ずミスするし、迷いながら打ってもミスする。そして私の場合、そのミスの多くが右手でただ球に当てにいこう、合わせにいこうとして起こっているのだ。 一方、「このホールは得意だ」とか、「ここのパー3は最近グリーンを外していない」というポジティブなイメージがあると、右手はおとなしくなりそこそこの球が打てる。 だとすれば・・・ゴルフのスウィングにおける最も大事な事は、心の底から「自分は絶対にナイスショットができる!」と己を信じきることではないのか? 例えばこういう経験はないだろうか。練習場で1つのクラブを打ち続けると、我ながら惚れ惚れするような当たりが連発する。5球打っても10球打ってもほとんど同じような場所へ同じような球筋で球は飛んでいく。俺って天才?俺って完璧?もうゴルフが判ったぜ! でも、1球でもおかしな球が出ると、その後は何球打ってもトホホな球ばかり。あるいは、アイアンを一番手上げただけで「大丈夫かな?」という猜疑心が生まれ、10球連続のナイスショットなど見る影もない引っかけやダフリが出だす。心の中に小さな不安が生まれ、その不安が今までのスムースなスウィングを一気に壊してしまうのだ。 また、グリーンを狙うアイアンはミスしやすいけれど、フェアウェイにレイアップする時はナイスショットが出る。これも、プレッシャーがかからない為にのびのび自信を持って振れるからだろう。 つまりこれらの現象は、自分のスウィングや技術に対して持つ不信感や不安感が原因なのだ。そうだ。きっとそうだ。そうに決まった。だから、いざというときにそういう不信感が芽生えないよう、日頃から自分のスウィングを信じ抜く事がとても大切なのである。 さて、ここまで読んだ皆様はこう思っているだろう。「そんな事、多くのレッスン書に書いてある事じゃないか。目新しくも何ともない。何が最大の秘訣だ。金返せ。それに、『自信を持て』と言われて簡単に持てるなら誰も苦労せんわ!」 おっしゃるとおりである。しかし、上にも書いたが、ただ単に「信じる」事と「心の底から信じ切る」事とは、大きな隔たりがあるのではないかと思うのだ。体は無意識の思考に大きく影響されるし、ゴルフのスウィングは極めてデリケートである。心の奥底にほんのちょっぴりでも猜疑心があれば、それは大きく増幅されてしまう。 「この素振り通りに打てば、絶対に、ぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ったいにミスなどしない。するはずがない。120%間違いない!!ないったらない!!!」と天六の交差点の真ん中で叫びまくり、警察官3人に確保されながらも仁王立ちになり、さらに2時間ぐらい叫び続けるぐらいの自信を体中にみなぎらせるのだ。 ただし、である。その自信に根拠がなければ無意識という化け物はすぐに牙をむくだろう。無意識を黙らせるためには、完璧な理論武装が必要だ。 その根拠は人それぞれだと思うが、最もオーソドックスで頼りになるのは「今まで私はこんなに練習してきたんだ!」というものだろう。生まれてから今まで、何千球、いや何万球と球を打ってきた。練習は裏切らない。何万球の練習、あるいは素振りによるスウィングを、この体は覚えているのだ。いや、覚えていないはずがない。そう思うのである。 事実、10万球もの球を打ってきた自分が今ここにいるとしよう。今からさらに10万球球を打ったとしたら(体力的な問題などは除外して)、今よりも絶対に上達するはずだ。つまり、10万球の練習というのは初心者に比べてとてつもないアドバンテージであり、財産なのである。 もちろん「私は毎週こんなに(お金や時間を犠牲にして)練習し続けているのだ」という自信の方が心強い事は言うまでもない。そう考えると、練習場とは自信を植えつけるところであり、ミスショットが出だしたらクラブを換えたり休憩したりする方が良いという考え方が出てくる。もっとも、これはある程度スウィングが固まった人でないと逆効果だけどね。 また、「私はクラブを握って何十年のベテランゴルファーだ」というのも良いかもしれない。ゴルフに於いて経験とはお金で買えない財産であり、数多くの状況が自分の血となり肉となっているはずだ。そして、数多く打ってきたナイスショットの1つ1つが、あなた本来の実力なのだ。その何倍もあったミスショットは自信がなかったから生まれただけであり、あなたのスウィングが悪かったわけではないのだ。 「私のベストスコアは●●だ」というのもお勧めだ。一度でもそのスコアでラウンドできたという事は、そのスコアを出せる実力があるという事に他ならない。つまりそのスコアをアベレージで出すゴルファーと比べても、スウィング的には何の遜色もないはずなのだ。よって、普通に実力さえ出せれば同じスコアでラウンドできるはずだ。 さらに、自信家のあなたは「私にはあふれんばかりの才能がある」でもいいだろうし、ホームコースでラウンドする際には「ここで私はフェアウェイセンターへ打てた(オンさせた・ベタピンに乗せた)」などと1ホールずつ考えるのもありかもしれない。 道具に愛着がある人は「このゴルフクラブは、私の持つパフォーマンスを120%に引き上げてくれる」でもいいだろうし、ジンクスやお守りに頼るのもまったく問題ない。理由は何でもいいのだ。自分が思い込めたら勝ちなのである。 繰り返すが、大事な事は心の底から信じ切る事である。そして、結果を恐れず振り抜く事である。そのショットが人生最後のショットではないんだから、気楽に思い切っていこうぜ!Believe Myself! ・・・と自分に言い聞かせる私であった。 |
さて、今日はラウンドの時、徹底的に自分を疑う事について話をしたい、などと書くと「はぁ?なんて?疑え?寝ぼけた事書いてたらしまいに口から手ぇ突っ込んで頭の中から両目をポンポンっと飛び出さすぞポンポンっとわれぇお前昨日自分を信じろって書いたばっかりやないかおらおらオラ悟空!」と言われそうだがまあ聞いて頂きたい。 確かに昨日は「自分を信じ切ってスウィングする」と書いたが、これにはたった1つだけ条件がある。それは、成功する確率が十分高いショット(攻め方)を選択する事である。 ドライバーの飛距離が230ヤードなのに240ヤード先のバンカー越えを狙う。スプーンで池越え220ヤード先のグリーンを狙う。バンカーからロングアイアンでグリーンを狙う。30cmしかない木の隙間からバンカー越えのピンを狙う。ラフからミドルアイアンで170ヤード先のグリーンを狙う。 いくら自分を信じ切っても、アベレージゴルファーなら上のような難易度超Aクラスのショットは成功する確率が極めて低いはずだ(少なくとも私は100回に1回も成功しない自信がある)。それはただのギャンブルであり、勇気でも自信でも何でもない。そう、スウィングそのものに自信を持つ事と、そのショットを成功させる事はまったく別の問題なのである。当たり前だけど。 つまりこういう事だ。ショットをする前には、冷静かつ謙虚に状況を把握し、そのホールを最小ストロークでホールアウトするための策、即ちミスショットを極力避けうるクラブと攻略ルートを考える。今自分が行おうとしているショットが、果たして十分成功率の高いものなのかを自問自答するのだ。これが、自分を疑うという事である。 そして、こういうショットで攻めようと決めた瞬間から、このショットは絶対に成功する!と信じ切るのである。 こういうプロセスを経る事で、ショットの成功率は高くなり、それが次の自信につながっていく。逆に、ショットの前に自分を疑わず、闇雲にギャンブルショットを繰り返した場合はショットの成功率がどんどん低くなり、技術的な問題がないにもかかわらず自分に自信が持てなくなってしまう。こうなると待っているのは悩みの森か袋小路か巨大迷路か腰痛だ。自分でゴルフを難しくする必要はないのだ。 こう考えると、練習だけでなくラウンドでも極力ミスショットになるような選択は避けた方が良いという結論が導き出される。 例えば、OBになりやすい(あるいは実際に何度もOBを打っている)苦手なホールを攻略するためには、徹底してOBを避ける事が重要になってくる。フェアウェイウッドや5アイアン、いや7アイアンでティショットを打てばいいのだ。そのホールが400ヤードのパー4だとしても、よっぽど大きなミスをしない限り、7アイアン2回で残り100ヤード付近まで持っていけるはずだ。そこから乗せて2パットでもボギー。 OBを打った時より1打も2打もストロークを縮められただけでなく、OBを打たなかったという経験を手に入れる事ができる。もし、3オンに失敗してダボになっても、4オン3パットのトリプルボギーになっても、OBを打たなかったという経験は何物にも代え難い。そして、そういう成功経験を繰り返す事によって、苦手意識は薄まり、ゴルファーとしてレベルアップする事に繋がっていく。 初めてのコースでも、ティグラウンドに立って何となくイヤな予感がした時は、迷わずクラブを替えるべきだろう。左右にOBがある狭いホールではOBを打たない事が、池越えのパー3では池に入れない事こそが成功であり明日につながる経験なのである。 極論を言えば、プライベートなラウンドではスコアなどどうでも良いのだ。重要なのは、自分のコースマネージメント通りにプレーできたかである。 従って先ほどの例で言えば、無理矢理ドライバーを持って球を曲げ、結果オーライで木に当たってフェアウェイへ戻ってきて偶然パーが取れた、あるいは池に入るかなと思ってショットをしたら力んで思い切り引っかけて、でもグリーン左端にオン、2パットのパー・・・というごるふをしていると、いつまでもショットに対する自信がつかないだけでなく、運任せで両耳の間を使わないヘボゴルファーで終わってしまうだろう。 打つ前は自分を疑い、打つ時は自分を信じきる。これができれば、スコアなんて放っておいても良くなる・・・・と思うのだが、きっと「うだうだと偉そうにぬかしやがってそういうお前こそスコアにこだわって無茶なショットばっかりしてるやんけそんなヤツがいくら偉そうな事書いても全然説得力ないんじゃ!このスットコどっこい大作!」・・・などとと思われてるだろうなあ。 |
一人でのラウンドは、本当に色々な事を教えてくれる。「打つ前には自分を疑い、そして打つ時は自分を信じきる」という今年最大の発見のほかに、小さな、しかしとても重要な発見を1つした。 それは、集中力を持続する方法である。 ラウンドが始まってすぐやスコアがよい時などは、特別に意識しなくてもショットに集中できる。しかし、ラウンドの終盤、疲れてきたりミスショットが重なったり大叩きしたりすると、どうしても精神が散漫になり、緊張の糸が切れ、ただホールを消化しがちにならないだろうか? 私は特に小学生の頃から注意力散漫でむらっ気があり飽きっぽく根気が無く、最近は老眼も進み物忘れは激しく、頭の毛は抜けトイレも近くなり、いよいよ機械の体と最新式CPUを搭載した頭脳に交換しついでにOSをWinhiros63からWinhiros-XPにバージョンアップしなければいけないと思っているぐらいなので、集中する事は苦手中の苦手なのである。 そんな私が考えついた集中力の持続方法とは?気づいてしまえば「なるほど、そういうことか」というモノである(そして次の瞬間、「なーんだ、そんなことか」というモノである)。 それは、ショット毎に、絶対に忘れないように、ただ1つだけ、注意点を守るという事である。 例えばドライバーを打つ時は、 ★頭を動かさない ★トップから下半身始動でフィニッシュまで振り抜く ★ティをなぎ倒すようにスウィングする ★トップ位置を大きく ★打つ前に大きく深呼吸を2回する などの注意点のうち、自分が一番気をつけるべきもの、あるいは忘れやすいもの、またその日のラウンドで試しに注意したい事などをたった1つだけセレクトし、ドライバーを打つ時にはその事だけを注意し、最終ホールまで忘れずに守るのである。 この最終ホールまで守る、というのがなかなか難しい(えっ、お前だけだって?)。調子が良ければ良いで慢心して忘れてしまうし、悪ければ悪いでふて腐れて忘れてしまう(えっ、やっぱりお前だけだって?)。 ちなみに、アイアンを打つ時なら以下のような注意点が考えられる(あくまで私が考える例です)。 ★ターゲットラインにフェースをまっすぐセットする ★ダウンスウィングで右肩が下がらない ★球を上げようとしない ★スパットを見つけ、スウィング始動直前にそれを見る また、アプローチの時はこんな感じかな。 ★かならず落下地点をきっちりと決め、そこを見ながら2回素振りする ★左足体重を維持 ★切り返しのきっかけは「黄金の法則」で ★ヘッドアップしない ついでにパターの例も書いてしまおう(といいつつ、実は自分に言い聞かせている) ★プレパットルーティンをきっちり守る ★左手首を固定する ★ブレイクを読んで仮想カップを想定した後は、そこだけしか見ない ★トップからインパクトに向かって加速! 「注意点を守る」なんて事はどう考えても当たり前の事であり色々なレッスン書にも載っている事であり皆さんご存じである事は百も承知である。しかし、肝心な事は、一度決めたら、ラウンド中は徹底してそれを守るという心構えなのである。 例外を作ってはいけない。後ろがつかえているとか、ミスショットが続いて急いているとか、簡単なショットだからしないとか、うっかり忘れてたとか、そういう事で1回でもその注意を忘れてしまうと、その時点で集中力が切れてしまうと思うべきなのだ。 また、1つの事に集中する事で、雑念が入ったりすけべえ心が起きたり飛ばそう寄せようという欲が出たりスコアを数えたりダボを取り返そうと焦ったり取らぬスコアの皮算用をしないで済む、という効果もある・・・ような気がする。 愚直なまでにその事を最後まで守り抜けたなら、気がつけば最終ホールのパットだったというぐらい集中したラウンドができるかもしれないし、あなたのスコアカードには今まで見た事のないような素晴らしいスコアが並んでいる、かもしれない(こういう、陳腐な事を偉そうな文章で書くくせに最後は腰が引けてしまう私って、お茶目でかわいくて憎めないヤツだと思うって自分で書くなよそんな事)。 |
2週ぐらい前になるが、週刊新潮に連載されている青木功プロの「おれのゴルフ」というコラムに興味深い話が載っていた。今手元にないので細かい部分は間違っているかもしれないが、こんな話である。 青木プロがあるジュニアゴルファーとラウンドしたのだが、そのアマチュアがそこそこ上手なのにとにかく球が上がらない。それを見て、青木プロは「インパクト以降、もう少しだけ球を見続けてごらん」とアドバイスをするとアラ不思議、球はドライバーからアイアンまでしっかり上がるようになったという。 そのジュニアはスウィング中に少しヘッドアップしていて、それがヘッドの軌跡を微妙に狂わせ、その結果ボールがスイートエリアの下に当たっていたのが球が上がらない原因だったと青木プロは続ける。 ジュニアのスウィングの癖を一目で見抜き、的確なアドバイスで直してしまうプロの眼力はすごいと思ったが、興味深かったのはその内容だ。そう、私も持ち玉はへっぽこトップだし、多少まともに当たっても球が上がらないし、ドライバーなどフェースの下3分の1に打球痕が付く事もしばしばなのである。 ひょっとして私もまたヘッドアップをしているのか・・・と思って気をつけてみると、実にいい感じなんだこれが。特にドライバーとアプローチで特筆すべきナイスな感触。しかし、30年もごるふをしていて今頃ヘッドアップに気づくって・・・orz さて、先週行われた日本女子ツアー(SANKYOレディースオープン)で、藍、さくらに次いで世のおやぢたちのアイドルである諸見里しのぶがプロ初優勝。バックナインで6つスコアを落とすという薄氷の勝利で、これを世の評論家や解説者どもが「まだまだ本当の強さじゃない」とか「精神的に弱い」とか言っているようだが、そういう事は少なくともプロツアーで優勝したりHDCPがプラスになってから言うべきであり、むしろ最終ホールでパーを取り、1打差で逃げ切った事こそを誉めてやるべきなのである。 ただ、藍ちゃんのタフさに比べると、やはりまだまだ若いと言いたくなる気持ちも判らなくはない(っていうか、藍ちゃんが特別なんだろうけどね)。さくらにしてもしのぶにしても、父親(良郎氏)やコーチ(江連プロ)がべったり付きっきりで指導してきた(いる)という弊害が出てきているのではないかと私は推測する。 キャディは試合中唯一の味方だけれど、代わりに球を打ってくれるわけではもちろん無く、頼れるのは最終的には自分の力だけなのだ。キャディや指導者が出しゃばりすぎると、無意識に頼ってしまって心の強さがレベルアップしないような気がするのだが。 特にしのぶと江連プロの関係は端から見ていて異様だと感じるのは私だけではないと思う。女性選手が男性コーチに疑似恋愛感情を抱く例はスポーツの世界ではよくある話しだし、そこまでいかなくてもコーチの特別扱いや過保護がしのぶの伸び悩みを色々な面で増長させていた事は十分に想像できる話である。 そして、この過保護ぶりは、小学生の頃からゴルフだけをさせ、礼儀もルールも一般常識も勉強もおろそかにして上達させる事だけしか眼中にない、自分の息子や娘をプロゴルファーに仕立て上げようと血道を上げている世のアホ親たちの行動とどうしても重なってしまうのだ。 つまり、この2人の関係は、日本の腐りきったごるふ界の象徴として映ってしまうというその事実が、その異様さというか違和感の元になっていると私は思うのだ。 (あくまで象徴として感じるだけで、諸見里プロが礼儀やルールや一般常識がないと言っているわけではない。念のため) |
今年8月の末に開催された日本オープン予選会でスコア改ざんをし、なおかつ故意ではなかったと開き直ったあの中西雅樹の続報である。 JGTOが9月25日に下した、「5年間のジャパンゴルフツアーの出場停止及び200万円の制裁金」という決定は、通達後7日以内に本人からの不服申し立てが無かったため、10月3日に確定した。 この件について、中西雅樹本人は自分のブログで「時期がきましたらお話させて頂きます」と書いたまま沈黙。結局不服申し立てをしなかったという事は罪を認めたという事なんだし、人間としての気持ちが少しでもあるのなら、日本中のゴルファーに対して早く謝罪しろと思うが、まあこのまま沈黙を続けるんだろうな。卑怯者のチキン野郎だし。 しかしそれにしても、この事件やその経過についてJGTOがウェブ上で初めて発表したのは、やっと処分が確定し、さらに2日経った10月5日。それも、最低限の事実を記載するのみ。とにかく全てが遅すぎるし怠慢極まりない。 つまりこいつら、説明責任を果たそうとしない、ウェブの重要性も理解できていない、隠蔽体質が見え見え、とにかく評価できる部分が一切感じられない。中西雅樹とまったく同じ人種だな。あっ、だから除名処分にしなかったのか。なるほど。 輪をかけてひどいのが日本オープンを主催したJGAである。事件が起こって6週間、さらに明るみに出て3週間経つのに、未だにウェブには何のコメントもなし。このまま冷蔵庫の裏へ逃げ込んだゴキブリのように身を縮め、皆が忘れてくれるのを待つつもりだろう。 結局この事件では、PGAの長田力による議事録偽造・誘拐事件の時と同じく、日本ごるふ界の根っこが腐っているという事が再認識されただけで、アンダーグラウンドとの癒着もいびつなジュニアアマチュアごるふ界の問題点も金権体質もなんら改善される事はなかった。 それともう一つ、ジャパンゴルフツアー選手会もこの件に対し何の公式コメントも発表していない。ごるふの事しか、いや、スコアの事しか興味を抱かず育ち(育てられ)、常識も平衡感覚も持ち合わせないで大人になった彼らにそこまで要求するのも酷かもしれないが、22人も理事がいる(下の一覧表参照、JGTOのウェブページより)中で1人や2人はこの件について積極的に解決していこうという人間はいないのか? ・・・いなんだろうね。ふー(ため息)。
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2006/10/13 (519674hit) O谷さんとのラウンド
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 西 out | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 東 out | sub total |
par | 4 | 5 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 5 | 36 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 3 | 5 | 4 | 36 | 72 |
score | 4 | 6 | 4 | 6 | 5 | 3 | 4 | 4 | 6 | 42 | 6 | 5 | 5 | 4 | 5 | 6 | 4 | 5 | 4 | 44 | 86 |
− | △ | − | ■ | △ | − | − | △ | △ | ■ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | − | − | ||||
putt | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 20 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 18 | 32 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 | *5 |
hole | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 東 in |
total | par72 換算 |
par | 4 | 5 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 36 | 108 | 72 |
score | 5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 6 | 3 | 5 | 8 | 42 | 128 | 85.3 |
△ | ○ | − | − | − | ■ | − | − | +4 | ||||
putt | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 2 | 2 | 3 | 19 | 57 | 38 |
topics | *6 | *7 | *8 | |||||||||
*1・・・2打目、フェアウェイからの5アイアンを10cmダフる。おまけに3パット。トホホ度3 *2・・・スプーンのティショットを手で打ちにいって左に45度曲げる。トホホ度4 *3・・・200ヤード先で直角に左にドッグレッグしているパー4。ティショットの距離が足りず、2打目はレイアップ。3打目は何とか乗せるも、またも3パット。トホホ度3 *4・・・6ホール連続で寄せワンを逃す。トホホ度5 *5・・・ティショットをチョロし、左つま先下がりのラフへ。残り150ヤード、6アイアンで超ロングランニングアプローチのつもりで打ったらエッジまで。うまく打てました。ウホホ度1 *6・・・ティショットまずまず。2打目、残り210ヤードを7Wでグリーン奥のラフまで。ハーフロブのアプローチが80cmに寄り(いえい!)、何とか沈めてこの日初めてのバーディ。ウホホ度5 *7・・・忘れた。何の変哲もない素ダボ。トホホ度3 *8・・・ティショットはスプーンで完璧以上のショット。そして2打目、グリーンを狙った9アイアンは・・・シャンク!!!OB。打ち直しは左引っかけでバンカーへ。乗せて2パットでダボか・・・と思ったら3パットしてしまいまちた。ぼくわ、やっぱり、へただとゆーことが、よくわかりまちた。ばう゛ー。おわり。トホホ度5 ウホホ24.5p(6p+パー1.5p×11+寄せワン1p×2)VSトホホ23pでぎりぎりウホホの勝ち (ウホホ20勝20敗) |
項目 | 今回 | 推移 | 今年平均 | |
アベレージスコア Scoring average |
1バーディ 11ボギー 3ダボ 1トホホ |
85.3 (+13.3) |
↓ | 85.2 |
平均パット数 Putting average | 2.111 (38) | ↓ | 1.904 (34.28) | |
バーディー奪取率(%) Birdie average | 3.70 (1/27) | ↓ | 5.81 (1.0/18) | |
パーブレーク率(%) Par braking average | 44.4 (12/27) | ↑ | 41.4 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average | 85.2 (23/27) | ↑ | 82.5 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. | 48.1 (13/27) | ↑ | 36.6 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. | 92.6 (25/27) | ↑ | 83.3 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. | 61.9 (13/21) | ↓ | 63.4 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance | 227.1 | ↑ | 212.8 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling | 18.2 (2/11) | ↓ | 31.2 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. | 73.7 | ↑ | 68.5 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. | 70.0 | ↑ | 63.2 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. | 54.2 | ↓ | 61.7 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. | 75.0 | ↑ | 65.6 |
昨日は大学時代の先輩、O谷さんとのラウンドである。O谷さんのホームコース(といっても3年ぶりと仰っていた)である加茂カントリーにお誘い頂き、久しぶりに1.5R堪能した。 ここ加茂カントリーは東18ホールと西18ホールがあるのだが、土壌補強材としてフェロシルト(2005年10月に産業廃棄物と認定)を使用してしまったため、現在西のインコースはその撤去待ちのせいかクローズされている。従ってラウンドは西アウト→東アウト→東インという27ホール。 午前中は曇りながら秋の気持ちよい気候で快適、午後からは日が照ってきてやや汗をかくぐらいだが風が気持ちよく、素晴らしいごるふ日和の1日だった。おまけに気のおけない(といっても、もちろん先輩として心から尊敬はしてますはい)O谷さんとのラウンド。張り切らないわけはない。 相変わらずドライバーは好調。19ホール中チョロが1つ、左引っかけ(チーピン)が3つあったが、他はまあ及第点で飛距離も十分出ていた。フェアウェイウッドもまずまず。ラフからのてんぷらが1回あったけど。 フェアウェイからのアイアンは2回に1回しかまともに当たらず、ダフリ、引っかけ、こすり球、シャンクとオールスター大集合だった。自分を信じるのは意外と難しい(←あれだけ偉そうなこと書いておいてそれかよ)。アイアンも、ティショットなら自信を持って打てるんだけどなあ(結果はともかく)。 しかし今回はもうとにかくパットがダメダメだったんだよ全然。色々なグリーンに慣れていないという経験不足もあると思うけど、とにかく真っ直ぐ打てない、読めない、距離感悪いの3ない運動を展開してしまった。 1〜3mを外すこと数知れず。それも、その距離からカップをかすりもしないで通過するってどんだけヘタクソなの?アプローチは4回中3回思い通りに打ててるのに、寄せワンがたった2個(11回中)。そしてパット数が27ホールで57、つまり1ラウンド換算で38。3パット5つもトホホだが1パットが2つしかないという事の方がショック・・・・・orz まあでも、パットは水物だし、その日その日の調子で一喜一憂してたら余計におかしくなるし、それに言い訳じゃないけどパットがおかしかった理由に思い当たることもあるし、加茂のグリーンは難しかったのもあるし、楽しかったし、最後のハーフで良いパーがけっこうあったし、お昼にステーキなんか食べちゃったし、0谷さんに丹波のおいしい黒豆(枝豆)をたくさんもらったし(ありがとうございました!)、まあ良しとしよう。 |
独特の文体とトホホなゴルフでおなじみ、「ごるふな日々」の編者であるhiro氏が、昨日ウェッジを購入していたことが明らかになった。 氏が購入したウェッジはクリーブランドのCG10・ブラックパールで、スペックは56度のローバウンス(12度)、シャフトはNS−PRO950GH、長さ35インチ、ウェイトD3、総重量は452gだそうだ。 (クリーブランドのウェブより) 氏は2年5ヶ月前にVokeyの256−10を購入してずっと使ってきたが、アイアンセットとPSのシャフトがNS−PRO950であるのに対し、このVokeyのシャフトがDG−S200であったため、コントロールショットはともかく、フルショットでうまく打てないとよく言い訳をしていた。買い替えはそのためだと思われる。 最終的にこのウェッジに決めた理由を、氏は次のように語った。 「もともとVokeyを使い出して2年以上経っていて、そろそろ溝がすり減ってきたかなあと思っていたんです。そして7月、o.kayamaさんに掲示板でPSと56度の重量差について指摘して頂き、気になって二木ゴルフで調べてもらったらやはりVokeyが圧倒的に重い。これはいかんと(笑)」 「それから色々と考え、Vokeyはハーフショット以上で打たないようにしていたのですが、やはりちょっといびつな使い方になるし、PSのハーフショットがまた難しい。慣れた56度で80ヤード以下を狙いたい。そう思って、買い替えを決断しました」 「で、第1条件はシャフトがNS−PRO950である事。第2に、1万円前後で買えること。第3に、ウェッジで名前の知れたメーカー製のものであること。その条件でゴルフダイジェストオンラインで検索してみると、候補はフォーティーンのMT-28 V2(1)、クルーズのトリプルソール(2)、ブリヂストンのツアーステージX-ウェッジ02(3)、ミズノのMP Tシリーズ(4)、クリーブランドのCG10・ブラックパール(5)などに絞られました」 「その中で、(2)と(3)は値段の問題で却下。(4)はデザインが気に入らなくて却下。最後に(1)と(5)で悩んだのですが、(1)はスピンが良くかかるけれど、ボールの表面がすぐに削れてしまうという事で却下。というわけで、クリーブランドにしたのです」 「ゴルフは、道具だ」というキャッチコピーがあったが、それはあくまで練習を積み、基本的な技術を習得して初めて生きてくる言葉であり、自分の腕の悪さをカバーしてくれるものではない。そのあたりを氏はどのように考えているのか、今後の氏のラウンドに注目だ。 |
というわけでクリーブランドのウェッジを手に入れた私であるが、実はまだ1球も打てていない。というか練習に行けていない。ここ数日、忙しいのと体調の問題と仕事上の夜更かしと昼寝とワンダと巨像とトリスタンとイゾルデとソドムとゴモラが私の生活に侵入し、どうしても練習場へ足が向かないのだ。 かくして私は仕方なくTV観戦をするのだが、チャンネルは男子ナショナルオープンを放映する某国営放送ではなく、藍ちゃんのテレ朝系列に合わせてしまう。何故か。簡単だ。女子の試合の方が面白いからだ。 圧倒的な強さを誇示する藍ちゃんはその期待を裏切らない(昨日など後半9ホールで9パットで6アンダー!)し、韓国勢も皆強く、藍ちゃんに対するヒール役として絶妙なポジションでいい仕事をしているし、実力者の大山志保や不動裕理は何かしてくれそうだし、ベテランの福嶋晃子や服部道子も期待に応えて上位にいるし、横峯さくら、上原彩子、諸見里しのぶの若い3人のプレーも見応えがあるし、今回は予選落ちしてしまったけどミポリン(古閑美保)はカワイイし。いや久保樹乃(復活してきたね!)もカワイイ。 そう、つまり役者が揃っていて、色々な層(ごるふが好きな若者からすけべえなオヤジまで)のギャラリーに夢と希望と感動を与えてくれるのだ。いや、もっとはっきり書こう。中年のオヤジにとって、若い女性がハツラツとしているのを見る事は、この上ない幸せなのである。 フィギュアスケートがあれだけ人気になったのも、女性たちが若くそして美しいからであり、男性として本音を言えば、そこにいくばくかのすけべえ心は確実に存在するのである。顔をしかめる貴方、文化の本質とはそういうものなのだ。人間の美しさや生の素晴らしさを表現する文学や芸術やスポーツと、すけべえ心は切っても切れないのである。 もちろんそれが100%ではない。レベルの高いプレーや駆け引きを楽しむことがメインであり、人並み以上にすけべえ中年である事を自認する私とて、プレーそっちのけでプレイヤーの●や■ばかり見ているわけではない。 でも、男なんだもん、やっぱり好きなプレイヤーがアップで映されると、目を細めたり涎を垂らしたりするぐらいは許して頂きたい(ただ、写真を集めたり録画して何度も見たりするほどのマニアではないので念のため)。 それに比べると、男子ツアーの面々と来たら・・・むさ苦しい髭面だったり、いつも不愉快そうな顔だったり、目つきが悪かったり、いかにも成金の性格悪そうなアホ面だったり。深堀圭一郎とか横尾要みたいに男前なら男前で何となく腹立つし(逆恨みですはい)。 ちなみに私が好きな男子プロは中嶋常幸(スターだった)、伊澤利光(強かった!)、鈴木亨(朴訥で真面目そう)、谷口徹(同士よ)、矢野東(アヴァンギャルドな態度が好きだ)、星野英正(いい顔になった)、宮本勝昌(スウィングが好きだ)、川岸良兼(怪物への畏怖)、手嶋多一(個人的に縁がある)、横田真一(性格が似ているような気がする)、すし石垣(最高である)など。このプレイヤーたちがもっと活躍してくれたら、男子ツアーももっと見るんだけどなあ。 そう、人気があるかないかは、結局はプレイヤーに魅力があるかないかなのである。つまり魅力あるプロになるための努力が、男子プロには決定的に足りないのである。 ただ強いだけではダメなのだ。 |