2006年8月4日〜15日
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3日間日記をお休みさせて頂き、家族旅行として北海道へ行って参りました。今回は諸般の事情により全日程ごるふは全くなしという悲しい旅行でしたので、ごく軽めにご報告させて頂きます。 初日、全日空で伊丹から新千歳へ。レンタカーを借り、まずは札幌へ。軽く昼食(選んだ末に結局チェーン店の寿司屋に入ったのだが、そこそこの味で安かったっす)をとり、北海道大学へ。 緑があふれ、美しく広大なキャンパス内を散策し、クラーク像に挨拶をし、博物館を見学したのち富良野へ。 約2時間でホテルに到着。120kmを2時間で走れるんだから、さすが北海道だ。ホテルは新富良野プリンス。無難な選択である。夕食は家族連れの喧噪を避けてフランス料理を。でもあんまりおいしくなかった・・・・ 2日目。今回の旅行のメインである旭山動物園へ。富良野から一般道で60km、やはり1時間で到着。楽だ。動物園は夏休みという事もあり、とにかく人・ヒト・ひと・・・・何十分並ぶような事はないが、お目当ての「アザラシの筒内移動」や「ペンギン遊泳」や「シロクマジャンプ」などは人垣を介して遠くで見るような感じ。TVで見る方がよっぽどはっきり判る。 この日は気温が30度近くまで上昇し、その暑さのせいか昼寝をしている動物たちがほとんど。しかしここの動物園、素晴らしいのはとにかく動物と人間との距離が近い事である。ペンギンなど、手を伸ばせば届く位置にいるし、猛獣もアクリル越しながらすぐ目の前で観察できる。子供たちは大はしゃぎ、大人たちもみな童心に返っていたようだ。 北海道へお出かけの際は是非訪れて頂きたい。その価値は十分あるだろう。 すべての動物を見終わり、お土産屋さんを冷やかし、美味しいアイスクリームを食べ終わったのが3時間後。小腹が空いたので市内のラーメン村へ。お目当ては旭川らうめん「青葉」であったが、店から外だけでも10人以上並んでいる状態で、たかがラーメンを食べるのに並ぶほど根性のない私たちは4番目ぐらいに混んでいる「山頭火」へ。ここもチェーン店だったのね(入ってから気付いた)。トホホ。しかも日清のカップ麺と同じ味。トホホホ。これは日清を誉めるべきか、それとも・・・ 気を取り直し、再び富良野方面へ。途中、美瑛で花畑を見学。ぜるぶの丘という所である。 このあたりの観光地は全て入場無料で、つまり見るだけなら全くお金がかからない。では何で生計を立てているかというとお土産と食べ物なのである。ラベンダー関連の香水やポプリ、富良野ワイン、アイスクリーム、富良野メロンなど。特にメロンは全国に発送する事もでき、お土産の定番と言えよう。 紫色のラベンダーは8月上旬までが見頃で、一面の紫を見て、ラベンダーの香りをかいでいると何だか目と頭がちかちかしてくるのであった。 ああ、1日で終わらそうと思ったのに・・・またしても安易に続く。 |
ラベンダーの香りとメロンの甘さにすっかり毒気を抜かれた私たちは、再びホテルへ。まだ夕食には時間が早かったので、ホテル横のロープウェイ(冬はスキー客でにぎわうのだ)で山頂まで上がったり、ホテル横にある、森の中のお店群(変な言い方だがそうとしか言えないのだ。下の写真参照)を冷やかしたり、倉本聰のドラマ「優しい時間」(私もよく知らない。そもそも、倉本聰自体あまり見ない。「北の国から」も興味ないし・・・)に出てきた喫茶店でコーヒーを飲んだりしたのであった。 そうこうしているうちに夕食だ。今日はジンギスカンを食べるのだ。今回初めてまともに北海道へ旅行へ来たのだが、その目的の1つが「美味しいものをたっぷり食べる」であった。具体的には、海の幸、アイスクリーム、牛乳、チーズケーキ、トウモロコシ、そしてジンギスカンである。 ホテルのロビーで美味しいジンギスカンのお店を聞くと、上富良野に有名なチェーン店があるとの事なので、再びR237を北上し、22km先の「松尾ジンギスカン」を目指す。晩ご飯のために22km走るというのも大層だが、幻の味(喰った事がないのだ)ジンギスカンのためなら20kmや30kmは大した距離ではない。まあ20分ぐらいだし。 しかし・・・店に着いたのは8時前だったのだが、オーダーストップが7時半!つまりもう閉店!っていうか終わり!だから喰えない!そりゃ無いぜセニョール(古いっていうか歳がバレる)!!!まだ宵の口じゃん!ていうか腹減ってるから余計に原辰徳!!ジャイアンツ最下位!!みたいな。 仕方なく、ホテル方面へと帰る私たち。この時の心境はまさに落武者。いや敗残兵。ところが、人生とは往々にして塞翁が馬であり、災い転じてジンギスカンなのであった。次に我々が向かったのは富良野駅近くの焼き肉屋さん。正式なジンギスカン鍋(あの中央が盛り上がったヘルメットみたいなヤツね)ではないが、美味しい肉が食えるならもう何でもいい!と落武者の我々は考え直したのであった。 その店、「YAMADORI」に到着したのは8時40分頃。我々の空腹はOB杭をまさに越えんとしていた。 空腹のためブレている・・・わけではない 店の雰囲気は良さそうだ。そして待望のラム肉が、ついに我々の目の前に現れた。 我々がメインで注文したのは肩ロースを使用した「フレッシュジンギスカン」で、これは驚くべき事にタレにつけ込まれているのではなく生のままの肉を焼き、それに岩塩をつけて食べるのである。臭みがあるといわれているラムを岩塩だけで食べる。これはよほど肉に自信がないとできない所行だ。幅30ヤードのフェアウェイにドライバーでショットするようなものだ(無理矢理ごるふネタに持っていかなくていいって>俺)。 そしてその味は・・・深く複雑な旨味が噛むたびに口の中に広がる。肉質はごく柔らかく、それでいてしっとりとした噛み応え。そして独特の匂いは芳香となり鼻腔を満たす。予想より数倍美味しい!まるで200ヤードそこそこしか飛んでいないと思ったドライバーが260ヤード飛ん(もういいって>俺)。これだけ美味しい肉が6枚(150〜200gぐらい?)で630円なのだ。 さらに我々を驚かせるサプライズが我々をびっくりさせた(くどい)。上富良野特産の地養豚というのも頼んでみたのだが、これがまた「 」という感じなのである。つまり言葉にならないような美味しさなのである(くだらん>俺)。 部位はサガリ、関西ではハラミつまり横隔膜の肉である。牛のハラミも大変美味しいが、店によって味に差が出やすい所らしい。そしてここのハラミは天下一品、国士無双か九連宝灯、ホールインワンかアルバトロスといったところである。間違いなく私の生涯食べた中で一番おいしい豚肉だった。 牛肉は確かに王道だろう。フェアウェイセンターからグリーンセンターへ打つショットのようなものだ。しかし、チョー美味しいラム肉(フェアウェイのバンカーからミドルアイアンでピン筋にオン)や豚肉(木の真後ろからスライスをかけてハイピッチを放ち、ピンの真上からボールを落とす)を知ってしまうと牛肉がすっかりかすんでしまう。 事実、豚サガリ、牛サガリ、ラムの3種盛りを食べ比べてみると、味の奥行きや旨味の複雑さは間違いなく牛肉よりも豚肉やラムの方が上である。嘘だと思ったら是非YAMADORIへお出かけ頂きたい。って、北海道に住む人以外は簡単には行けないヨ!でも機会があったら出かけてネ!ちなみに会計は3人で死ぬほど肉を食ってワインを飲んで(僕はノンアルコールビールだったヨ!)10000円で十分お釣りが来たヨ! 何の日記かさっぱり判らなくなってきた。元に戻そう。2日目はそういうわけで就寝。さて最終日。朝からこの旅行のもう一つのメイン、ラベンダー畑ではもはや一人勝ち状態のファーム富田へ。いやあ、広大な敷地が一面の紫色。さらに色とりどりの花。ラベンダーソフトクリームにメロンソフトクリーム。メロンライスにガムライス。ポプリに香水。43歳の中年男もすっかりメルヘン気分である。 いやあ、美し・・ん?この写真、昨日の「ぜるぶの丘」と同じだって?・・・・・そうなのである。実はですね、ここへ着いた瞬間デジカメが故障して写真を撮れなくなってしまったのだ。ラウンドしたかった名門コースについて車のトランクを開けるとごるふバッグが入っていない状態みたいな。まあこういう事もあろうかと○もデジカメを持っていったのだが、それは息子が車の中へ置いてきてしまった。だから写真は無し。がちょーん。 ちょっとショックを受けながら1時間ほどでファーム富田を後にする。時刻はお昼。飛行機は17時40分、新千歳までは2時間30分だからあと1時間ぐらいの余裕がある。何かやり残した事は・・・・牛さんだ。北海道といえば牧場。牧場といえば牛さんと戯れる。急遽観光牧場を探すと、空港の近くで箱根牧場というのを見つけた。ちょうど帰路である。北海道なのに箱根というのがちょっと気になったが、とにかく行ってみる事に。 2時間ちょっとで到着。まずはお約束。 昼食がまだだったので隣接のステーキハウスで腹ごしらえをし、息子に牛の乳搾り体験をさせ、子牛と戯れ、ポニーと戯れ・・・ 動物たちと心を通わせているうちに、いよいよ時間がやってきた。 北海道の人はオープンで親切だった。 北海道の道は広くて走りやすかった。 北海道のレンタカーはカーナビが付いてて便利だった。 北海道の夏は湿度が低くて過ごしやすかった。 北海道の食べ物はみな美味しかった。 でも・・・やっぱり・・・ごるふしたかったよ〜! (グラウンドごるふでもよかった・・・) つまらない家族旅行の長々とお付き合い下さり、ありがとうございました |
2006/8/6 (490716hit) 全英女子オープン3日目
私が北海道旅行の余韻に浸っている間に、ロイヤルリザム&セントアンズでは美しきアマゾネス達が丁々発止と戦っていた。しかし、今回の相手は人間ではない。神が作りたもうたリンクスという美しくも恐ろしい闘技場である。 っていうか、何あのカチコチで速いグリーン?何あのうねり?何あのブラックホールの如くボールが吸い込まれるバンカー?っていうか197個のバンカーと一口に言うけど、1ホール平均で11個あるという事でしょ?それって無茶苦茶っていうか入らない方がおかしいのでは? そんな中で、上位グループに上がってきたのはやはり実力者たち。−7で1位のスタインハワーはよく知らないが、−4の2位グループにはオチョア、グスタフソン、インクスター。−3の6位グループにはN.ガルビス。以下、B.ダニエル、C.キム、クリーマー、ソレンスタム、L.デービースなどが続く。 我らが不動は+2で23位タイ、さくらが+4で32位タイ、藍ちゃんが+5で38位タイ、パープレーでラウンドした天沼が+7で51位タイとなっている。 面白かったのはさくらと良郎氏のインタビューで、良郎氏曰く、「こんなグリーン絶対に読み切ってやると思ってたけど、(実際に回ってみたら)全然判らん。5年は通わんといかん」と言っていた事。これは良郎氏のスキルが低いのではなく、それほどロイヤルリザム&セントアンズのグリーンが複雑怪奇で難しいという事なのであろう。 藍ちゃんもショットはまずまずなのだがとにかくパットが入らない。3パットもいくつかあったようだ。グリーン上で首をかしげたり肩を落とすシーンがずっと続いている。 そりゃあ、100年分の歴史がグリーンの芝や大地に堆積しているんだから、素直に転がるわけがない。完璧に読み切ったと思っても外れることは日常茶飯事なんだろう。そういう意味では運を天に任せるような所もあるに違いない。 しかし、いくら複雑でもいくら運不運があっても、うまい選手は入れているのだ。現に6アンダー、7アンダーを出している選手がいるんだから。それに、最初に書いたとおりビッグネームが上位にキチンと上がってきているではないか。 さらに、解説の岡本綾子プロも、さくらの終盤のプレーを見ていて「グリーンのタッチがまだ読めていない。3日目で読めていないのは致命的」と言っていた。これは、裏を返せば、「他の選手はもうグリーンのタッチを掴んでいる」という意味である。 という事は、善戦しているとはいえ、やはり藍やさくらにはロイヤルリザム&セントアンズを攻略するにあたって決定的な何かが欠けていると言わざるを得ないのではないか。 それが精神的なタフさなのか、集中力なのか、技術なのか、パワーなのか、それとも経験なのかは判らない。また、その全てが少しずつ足りないのかもしれない。 ここからは素人の推測だが、私は経験不足が30%、集中力の足りなさが70%ではないかと思う。アニカにしろ、ポーラにしろ、インクスターにしろ、みな目を吊り上げ、恐ろしいほどの闘志をむき出しにしてリンクスと格闘しているように見えるのだが、この2人からはそういう死に物狂いという雰囲気がどうしても伝わってこないのだ。 「そんな事はない。私たちは必死に、それこそ100%の力を発揮して頑張っている」と当人たちは言うだろうし、事実そうなのだと思う。しかし、上位のプレイヤーは120%、150%の力を発揮しているように見える。それが死に物狂いという意味なんだと私は思うのだ。 ああ、藍ちゃん、さくらちゃんファンの人、石投げないで〜!僕も本心では応援してるんだよ〜! |
2006/8/7 (491029hit) 全英女子オープン最終日ほか
宮里藍さま、横峯さくらさま、関係者の皆様、ご家族の皆様、そしてファンの方々。私が間違ってました。ごめんなさいってば。<m(__)m> この通りっす。 最終日、藍とさくらは素晴らしいプレーをしてくれた。藍ちゃんが6バーディ1ボギーの67。これは最終日のベストスコアである。またさくらも4バーディ3ボギーのアンダーパー。2人ともバックナインでスコアを伸ばしたというのは、集中力を最後まで維持できたという事だろう。だからごめんなさいってば。 圧巻は藍ちゃんの17,18番とさくらの18番。3日目までの鬱憤を晴らすかの如く、2〜5mのパットを完璧にねじ込んだ。夜更かししてみていた甲斐があったというものである。一流プロの底力を見せて頂きましたはい。しかし誰だ?この2人は死に物狂いじゃないなんて言ったヤツはハイごめんなさい私です私が悪うございました。 で、優勝したのはシェリー・スタインハワー。私と同じ43歳、さらに誕生日はたった17日違いというオバサン(失礼)である。あの、昨日の日記でよく知らないなんて書いてごめんなさい。ツアー21年目のベテランである。LPGAの試合では6勝している実力派だが、メジャーの優勝は初めて。 ちなみに去年の賞金ランクは54位。仮に、日本ツアーでこのあたりの位置に居て、しかも優勝経験のあるベテランを捜すと、日本LPGAなら原田香里(54位)、北田瑠衣(60位)の当たりになる。男子だと佐々木久行 (60位)、桑原克典(69位)ぐらいのランクだ。 つまり何がいいたいかというと、ごるふファンには認知されていて名前も顔もなんとなく出てくるが、そういえば最近TVに映らないなあ・・・という立場のプレイヤーなのだ、シェリー・スタインハワーは(多分)。そんな彼女が初めてメジャータイトルを獲ったのだから、喜びもひとしおだろうなあと。 そして、中年でも最近ブイブイいわしている若いモンを蹴散らして頂点に立てるのだという事を知らしめた事で、世界中の中年に元気と勇気と希望を与えてくれたと言えよう。 よーし、俺も頑張るか!(腰痛いけど・・・・) |
2006/8/8 (491506hit) 常識では考えられない事件
ここ大阪では連日35度を超え、暑いなんてもんじゃなく、生きていくのが精一杯である。だから練習に行く気力がどうしても湧かない。つい室内で吾妻ひでおの新刊を読んだり(私はオタクでもロリコンでもありません)、ぼうっとTVを眺めたり、一生懸命昼寝をしたりしてしまう・・・なんて書くと、自分の根性無し加減につくづく愛想が尽きて泣きたくなるが事実なんだから仕方がない。 さて、日常にはとんでもない危険が潜んでいるもので、市営プールに死の罠が潜んでいたり(責任者の足に紐を付け、同じ目に遭わせて1分後に回収し、それを死ぬまで続けるがよろしい)、出会い系サイトに監禁が待ち受けていたり(あえて言おう。出会い系サイトなど利用するから恐い目に遭うのだ。でも、この監禁男もライオンの檻につり下げ、死にそうになったら引き上げて治療するのを一生続けるのがよろしい)、大学のサークルに変態カルト教団が紛れ込んでいたり(つかまえて去勢して市中引き回しの上両手足をパラフィン包埋し、ミクロトームで0.01mmづつ1万回削り取るのがよろしい)するご時世であるが、ごるふ場に死へのショートカットが待ち受けていたのはさすがにショックである。 栃木県のエヴァンタイユゴルフクラブで、池に転落した57歳の女性が溺れて亡くなってしまった。謹んでご冥福をお祈り申し上げたい。 地元警察の発表によると、その女性(Sさん)は仲間9人と3グループに分かれてラウンドしていたが、最初に同伴競技者の女性がボールを池から拾おうと転落。Sさんは、その人を助けようとしてクラブを差し出したが、滑って転落したらしい。 この2人を、後の組の仲間も含めて数人で助けようとしたが、Sさんだけはおぼれてしまった。池はすり鉢状になっており、傾斜が約45度あった上に表面がゴムのシートで覆われ、藻が生えていて大変滑りやすかったそうだ。 TVで池の状態を見たが、確かにすり鉢状になっており落ちてしまったら一人で上がるのは容易な事ではなさそうだ。池の最大深度は3mあったと言うし、滑りやすい池なら何らかの対策ができなかったのだろうか?また今まで、誰かここに落ちて溺れかけたという事は一度も無かったのだろうか?そんな事はあるまい。コース側の管理責任は免れないだろう。 もちろんラウンドする側も立派な大人なんだから、近づいて良い所と悪い所ぐらいは自分で判断すべきだ。危険な池からボールを拾おうとし、最初に池に落ちた女性の行動は軽率すぎた。しかし、世の中にはとんでもない事をしでかす人間がたくさん居るのだ。 ごるふぁーに限っても常識では考えられないような事件や事故を起こすバカは多い。朝からハイテンションになりクラブハウスで転倒して骨折するヤツ、異性やライバルの前で張り切りすぎてぎっくり腰になるヤツ、フェアウェイではしゃぎすぎてバンカーに転げ落ちるヤツ、ふらふら歩いていてバンカーレーキの先を踏んでしまい、テコの原理で勢いよく立ち上がった柄の部分で顔面を強打するヤツ、素振りで人の体を打つヤツ、素振りで人の体に砂を当てるヤツ、人に球を当てるヤツ、人が打つすぐ前に立つヤツ、人がティショットをするすぐ横で大声で笑う後続組、300ヤード近く残っているパー5の2打目を、前の組がグリーンに乗らないと打たないヤツ、カートを運転していて事故を起こすヤツ、カートごと谷底へ転落するヤツ、カートで人を轢くヤツ、クリークを飛び越えようとしてはまるヤツ、ご婦人の前で立ち小便するヤツ、コース内のどこでもつばを吐くヤツ、グリーン上で暴れて芝をボロボロにするヤツ、ホールを壊しながらボールを拾うヤツ、ホールを壊しながらピンフラッグをさすヤツ、昼食時に飲み過ぎ、酔っぱらってごるふどころではなくなるヤツ、キャディさんに平気でセクハラするヤツ、キャディさんと喧嘩をし同伴競技者の気分を悪くするヤツ、5回も10回も素振りをしてチョロするヤツ、バンカーの砂を均さないヤツ、毎回素振りでディボットホールを作って放ったらかしのヤツ。 こういう輩は、夜明けから四つんばいになってディボットホールの補修とボールマークの補修をそれぞれ360個ずつ行い、その後グリーンキーパーさん日没までにこき使われればよろしい。っていうか、私も上に挙げたバカを2つはしているので、その時はお供します。 |
2006/8/9 (491986hit) 下りのフックライン
今日は久しぶりに真面目な話題を。っていうか屁理屈を。っていうか大したことじゃないですしひょっとしたら当たり前の事で「何今頃こんな事をバカじゃないのお前」かもしれませんのであまり期待しないでね。 かのサム・スニードは「私には勝てないものが3つある。雷とベン・ホーガン、そして下りのパットだ」と言った(ちなみに私にも勝てないものが3つある。○と嫁さんとワイフだ)。 自由奔放なプレーと流れるようなナチュラルスウィングを武器に活躍し、20世紀の偉大なプレイヤーの一人に数えられる彼もパットには苦労した。多少ごるふの歴史を知っている人なら(あるいは「プロゴルファー猿」の熱心な読者なら)サム・スニードのサイドサドル・パッティングはよくご存のはずだ。つまり、あんな不格好なスタイルをしなければいけないほど彼はパッティングに苦労したという事だ。 サム・スニードだけではない。プロアマを問わず、多くのごるふぁーが事パッティングに関しては悩み続けてきたのだ。これを書いている今も、世界中で50cmのパーパットを外したり、60cmのバーディパットを外したり、ロングパットを大オーバーしたり、あるいは大ショートしたり、1mをビビって打てなかったり、下りのパットをその2倍もオーバーしたりしているのである。 まあアマチュアの場合はそのほとんどが練習不足による自業自得なのであるが、ごるふにおいて最も難しいストロークが入れ頃外し頃のパットである事に反対する人は少ないだろう。ちなみに私にとって入れ頃外し頃(2回に1回は入る、とここでは定義することにする)というのは1mぐらいのパットである。 で、そのパットがストレートなラインだったり上りのパットであれば、動悸もてのひらにかく汗も少なくて済む。しかしそいつが下りのブレークするラインだったら・・・ドキはムネムネし、タラがアセアセと流れ、ヘロがコシコシになり、ヨロもアシアシして気がついたときには頭が真っ白な状態で打ち終わっており、ボールはホールまで半分しか転がらないかはるか遠くまでイっちゃっているのである。 私は右利きでスライサーなので、まだスライスラインはイメージが出しやすい(イメージを出せるのと入るのは別問題だけど)。問題はフックラインなのだ。特に速いグリーンにおける下りのフックラインは、○に勝るとも劣らないぐらい恐い。 何故なら、下りのブレイクするパットはライン(ブレイク)とタッチ(強さ)を両方合わさなければ入らないからだ。 ラインとタッチを両方合わせるとはどういう事か。別の言い方をすると、強く打てばあまり曲がらないし、弱く打てばよく曲がるという事であり、即ち入るラインが複数本(というか理論上は無限に)あるという事である。これが迷いの第一歩。 またそもそも、下りのパットはあまり強く打てないという心理状態が働くため、どうしても弱めに打ってしまう(カップの上1mからのパットを5mも6mもオーバーさせ、口をあんぐり開けた経験、あなたにもあるでしょ?)。そうするとボールの直進性が損なわれやすく、また芝目に影響されやすくなる。このことでさらに迷いは増幅されるのである。 しかし先日。ホームコースのラウンド中、あるホールで下りのフックするラインを打とうとして、ラインとタッチを読んでいた(というか悩んでいた)時の事。私の頭の中に突然電灯が灯った。 「そうだラインとタッチの両方を一度に読もうとするから難しいし悩むのだ。だから最初にラインを自分で決めてしまえばいいのだ。そうすればあとはタッチだけに集中して打てばいいじゃないか俺!!」 つまりこうだ。まず、強すぎず弱すぎず、適度な強さで打たれた時に通ると思われるラインを想定し、そのラインにボールの線(私は5年前からLINE-A-PUTTを愛用している)を合わせる。次にそのラインにボールを転がすためにはどの程度のタッチで打てばよいか想像する。あとはその強さで真っ直ぐ打つだけだ。つまり、この方法のポイントはラインとタッチを同時にではなく順番に読むところにあるのだ。 もちろん読みが外れていれば入らないが、この方法だとタッチに集中できるので今までより入りやすい気がするし、またこれを繰り返していく事でグリーンの読みやパットのタッチがだんだん掴めるようになっていく・・・ような気がする。 っていうか、これってやっぱり当たり前すぎて噴飯ものですか?フランス人だったら噴パンですか?当たり前田のクラッカーですか?「養老院産婆!」と唄っていたのはアリスですか?グリコのキャラメルを一粒食べて300m全力疾走する子供はもう現代には居ませんか?っていうか貴様は何を書いてるんですか? えっと、明日は大阪パブリックへ行ってきます。 |
2006/8/11 (492923hit) すごい同伴競技者
来る9月7日、まるさんに教えて頂いた「西日本パブリックミッドアマチュアゴルフ選手権」の予選が大阪パブリックで開催される。昨日はその下見を兼ねてラウンドしてきた。 大阪パブリックは大阪の東、生駒山系の上にあり、家から20分ぐらい。でも今まで行った事がなかった。全長が4956ヤード(レギュラーティ)でパー70、箱庭のようにこぢんまりしたコースである。 左が大阪パブリック。すぐそばにあるゴルフクラブ四条畷と 比較してもその小ささが判る。googleearthより ヤーデージは以下の通り。
パー3が5個、パー4が10個、パー5が3個という変則的なレイアウト。また、10個あるパー4のうち、300ヤードを超えるものが2ホールだけ(フロントティから)で、パー4の平均ヤーデージは266.1ヤードという短さである。いつも行くきさいちCC(松竹Aグリーン・白ティ)のパー4の平均ヤーデージが358.7ヤードだから、1ホールにつき90ヤード以上も短い事になる。 ここまで短いと「たまにドライバーが使える、ちょっと長めのショートコース」という趣がないではない。現に、去年のミッドアマ選手権では予選通過者の成績は2アンダー68までであった。 100ヤード1打の法則(100ヤード飛距離が伸びると1打余計に叩く)によると、いつものラウンドより10打から11打少ない打数でラウンドできるはずだ・・・と捕らぬ狸の皮算用をしつつ、スタート室へ。 ところで、パブリックだから、というわけではないだろうが、ここは1人でのエントリーを嫌がるようだ。実はこの日も前もって電話で問い合わせたところ、1人では予約すら出来ないとの事だった。こういう時友達がいない私は損である。ああでも、どうして僕には友達がいないのだろう。なにか性格に致命的な欠陥があるのかもし(落ち込みそうなので割愛)。 当日もし2バッグや3バッグがあればそこへ入れてもらえるという話だったので、今日の朝一番で電話をかけて確認し、出かけてきたのである。 で、同伴者は60代と思しき権兵衛氏(名前すら言わなかった)と奥さんではなさそうな妙齢の 10年前ならぶち切れてたと思うが、もちろん俺は大人である。心の中で「知るかオッサン!俺に文句言うてどうすんねんボ●。文句あるんやったらコースに言わんかいア●が。っていうかそんなに2人で回りたいんやったら最初から4人分のプレーフィー払えやダ●ォ!それか2バッグ確約してくれるメンバーコースにでも行けやスットコドッコ●!あと、まだお盆と全然違いますが?」と思いつつ、「そうですか・・・それは申し訳ないです」と返事をした。 この手のバ●はこちらが下手に出るとつけ上がるもので、スタートまで10分ほどの間、あと2回同じ話を繰り返し(さすがにこの時は後ろを向いて完全に無視したけどね)、遅れてやってきた 一応礼儀として婦人の方にも「お邪魔するような形になって、申し訳ありません」と頭を下げる大人の私。「はぁ・・・」と同じように顔をしかめ、まるで俺が悪い事をしたかのように非難の目を向ける でも、コース側もコース側だ。この日は40人ぐらいしか来場者が居ず、12〜13組ぐらいとガラガラの状態。臨機応変に2人や1人でラウンドさせるようにすればいいのに。カートのガソリン代なんてたかがしれているだろうし、何かあったら携帯があるご時世なんだし。 ただ面白いもので、こんな人たちであっても、一緒にラウンドし一言二言言葉を交したりボール探しを手伝ったり(大人である)ナイスショットと言い合っているうちに嫌悪感が薄らいできた。相手も同じ気持ちだったのだろう。数ホール経過した頃には、結構積極的に話しかけたりしてきた。 そうなると、まあ私も実際に2人の邪魔をしているわけだし、私の頭の中にある「いつかぶっ●す野郎リスト」から抹消し、「友達にはなれないヤツリスト」に書き換えた。と同時に、さっき心の中で叫んだ暴言の、最後の1文以外を取り消す事にした。 人の印象まで替えてしまうごるふの力は、やっぱり偉大である。 (ラウンドの結果は・・・また明日という事でよろしくお願いいたします) |
2006/8/12 (493355hit) 下見ラウンドの結果
8/10・大阪パブリックゴルフ場・Par70(コースレート?)・晴れhole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | out | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | in | total |
par | 4 | 4 | 5 | 4 | 5 | 3 | 3 | 4 | 3 | 35 | 4 | 3 | 3 | 5 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 35 | 70 |
score | 4 | 6 | 6 | 4 | 4 | 2 | 3 | 5 | 3 | 37 | 5 | 3 | 3 | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 | 5 | 36 | 73 |
− | ■ | △ | − | ○ | ○ | − | △ | − | △ | − | − | ○ | △ | − | − | ○ | △ | ||||
putt | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 16 | 2 | 2 | 1 | 2 | 3 | 2 | 1 | 0 | 2 | 15 | 31 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 | *5 | *6 | |||||||||||||||
*1・・・ドライバーが大きくスライスしてOB。トホホ度2 *2・・・ドライバーが力まず打てたときは2打目もアプローチもうまくいく気がする。ウホホ度3 *3・・・PSのティショットが80cmに。はい、たまたまです。ウホホ度2 *4・・・2打目、打ち上げのアプローチをショートしてバンカーへ。ラフからの距離感が全然判らない。トホホ度3 *5・・・これもたまたまなんだけど、フェアウェイウッドで思い通りのラインが出たら鳥肌モノですな。ウホホ度4 *6・・・240ヤードぐらいのパー4。ワンオンを狙うも当たりが悪くグリーン手前ラフへ。そこからのウェッジショットがまたショートしてグリーンにすら乗らず。でも次のアプローチがたまたま入ってバーディ。1打目2打目が実力なんだから喜んではいけない。トホホ度1 ウホホ25p(9p+パー1.5p×8+寄せワン1p×4)VSトホホ6pでウホホの勝ち (ウホホ13勝16敗) 短いコースとはいえ、4バーディは初めてだぜぃ! |
項目 | 今回 | 推移 | 今年平均 | |
アベレージスコア Scoring average | 4バーディ 5ボギー 1ダボ | 73 (+3) | ↑ | 86.7 |
平均パット数 Putting average | 1.722 (31) | ↑ | 1.918 (34.52) | |
バーディー奪取率(%) Birdie average | 22.2 (4/18) | ↑ | 5.56 (1.0/18) | |
パーブレーク率(%) Par braking average | 66.7 (12/18) | ↑ | 37.5 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average | 88.9 (16/18) | ↑ | 79.5 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. | 55.6 (10/18) | ↑ | 32.6 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. | 94.4 (17/18) | ↑ | 80.5 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. | 69.2 (9/13) | ↑ | 62.7 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance | 208.5 | ↑ | 209.3 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling | 44.4 (4/9) | ↑ | 29.8 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. | 87.5 | ↑ | 67.2 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. | 100 | ↑ | 62.9 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. | 53.8 | ↓ | 60.5 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. | 56.7 | ↓ | 64.2 |
というわけで初ラウンドとなった大阪パブリック。箱庭のようなコースだと昨日書いたが、その心は「狭い・短い・どこに打ったらいいか判らない」である。 クラブハウスから10番ホールを臨む ティショットの落とし所はただ飛べばいいというものではなく、フェアウェイの広いところを狙ったり2打目が打ちやすい所を考えて狙ったりする必要があった。また、ブラインドホールも多く、安全な場所に運ぶ感覚で打ちたくなる。 12番・133ヤードパー3。とてつもない打ち上げ。2番手上げた 従って、パー4のほとんどはアイアンか7WのティショットでOKという感じである。ちなみに、ティショットと2打目に使ったクラブを書き出してみよう。
このうち、明らかに失敗と思ったのが2番のドライバー。170〜180ヤード地点にあるバンカーを越そうとドライバーを持ったのだが、力んで失敗。7アイアンでその手前に刻むべきであった。従って、本番ではアイアンのティショットが5回、7Wのティショットが3回、ドライバーショットは16番と17番の2回だけにするつもりだ。 16番・303ヤードパー4。落下地点がブラインド。ここも刻んだ方がいいかも しかし、それより何より重要なのは2打目である。10回中7回、ウェッジのハーフショット(40〜60ヤード)なのだ。本番はバックティからになるし、10〜30ヤードの飛距離増はあると思うが、それでもウェッジのコントロールショットだろう。つまりこのウェッジのハーフショットを制するものが大阪パブリックを制する、といっても過言ではない。 といっても私の腕では50ヤードから寄せワンを取れるなんてまず無理なので、目標は「ミスしないでグリーンにオンさせる」になる。パー4は寄せツーのパーで十分だ。つまり、このコースでは耳と耳の間をいかに働かせてプレーするかが試されるのである。OBは厳禁。フェアウェイキープ命。パーオン必須。そして守るホールと攻めるホールをはっきりと区別する。なかなか面白いコースだ。 で、そのウェッジショット7回中、1回ぐらいピンの近くに寄ってくれるか、あるいはパットが決まってくれれば・・・・そして、短いパー3と短いパー5でもしチャンスがあれば・・・予選通過も決して無理ではないと感じだ(またそんな事書いてるよ。よせばいいのに)。 でもまあ、緊張感を持って、楽しく、礼儀正しくラウンドできるのが一番だけどね(お得意の偽善丸出しの結論)。 私が生まれる5ヶ月前、このコースで初めて打たれたボールたち |
まだしつこく木曜日の話は続く。ラウンドを終えたのは午後2時過ぎ。もうハーフラウンドしようと薄暮を申し込むと、一人では受け付けてくれないとの事。残念である。 という訳で、7月に掲示板でo.kayamaさんにご指摘頂いてからずっと気になっていた「クラブの流れ」についてチェックしてもらおうと二木ゴルフで行く事にした。 バッグを担ぎ、平日で人もまばらな二木ゴルフ寝屋川店へ。工房へ行き、「あの〜ちょっとやっかいなお願いがあるんですけど・・・」と切り出し、全てのクラブとバランスをチェックしてもらうようお願いする。 しかし、この手間ばかり掛かって儲けにならない仕事を、工房の人はイヤな顔をせずして下さった。皆さん、二木ゴルフ寝屋川店は親切です。みんなで行こう二木ゴルフ寝屋川店!というわけで出来上がった一覧表とグラフが下の通り。
飛距離はもちろん理想というかうまく当たったときの数字であり、いつも出せるわけではありませんハイ。 ちなみに、私の各クラブの使い方だが、 ★ドライバー、3Wはほぼティショット専用。 ★7Wはフェアウェイ8割、ティショット2割 ★4アイアンはよっぽどライが良くない限りフェアウェイからは使わない(打てない) ★PW、PSはほとんどフルショットのみに使用 ★Vokeyのウェッジはコントロールショットが8割、フルショットが2割 ★バンカーショットは別のSW(クリーブランド ツアーアクション)を使用 という事になっていて、気になるのはo.kayamaさんがご指摘下さった3W〜7Wの流れと、PW〜PS〜ウェッジの部分である。 まず総重量の方だが、PSを除いてまずまずの結果が出た。ドライバーは3gほど鉛を張っているので3Wとの重さの差が9gぐらいしかない。しかし同じシャフトだし、同じバランスで振れるので良いかなと。 懸案の7Wは、重量・バランスともちょうど3Wと4アイアンの中間になっていて、工房の人が言うにはまあ悪くはないとの事。ただ、スプーンとのつながりを重視するなら、教えて下さったとおりNS-PRO850にリシャフトしてもう少し軽くするのもアリかなと思う。ただ、フェアウェイからのショットをメインとして考えるなら、逆にもう少し重くする方が良いのかとも思ったり・・・でもシャフトを重くするとバランスが・・・ああ、難しい。 で、問題のPSである。何とPWより軽かったのだ。こりゃあいかん。バランスはD2で良いんだけど、もう少し重くしないと気持ち悪い。またVokeyのウェッジもやはり重い気がする。 次にバランス。驚くべき事に、8アイアン〜PWが長いアイアンよりバランスが効いていなければいけないのに逆に軽めになっている。特に9アイアンのD0は酷い。そう言われれば、8アイアンと9アイアンの飛距離にずいぶん差があると薄々思っていたのだ。 問題のVokeyだが、D3.5ぐらいに合わせたつもりだったのに今回の結果はD4と出てしまった。D3ぐらいまで落とすべきか・・・でも、ヘッドを削ると今まで培ってきたイメージが壊れるような気がするし、シャフトを重くすると総重量が上がりすぎるし・・・あちらを立てればこちらが立たず・・・ 工房の人は「とにかくショートアイアンのバランスを出しましょう。リシャフトはそれから考えればどうでしょうか?」と言ってくれた。クラブの事に無頓着というか無知というか気にしない私は、とりあえずお願いする事にした。 20分後。鉛を張られたクラブが出来上がった。改めて計測された数値は下の通り。赤字部分が変更のあった所である。
アイアンが見事に揃った。PSは総重量でPWをわずかに上回り、バランスはD3弱に落ち着いた。しかしこうなってくるとPSのフルショットも難しくなるのでは・・・・と一抹の不安も感じるが、とにかく練習場で打ってみよう。 私は工房の人にお礼を言い、1500円支払って練習場へ向かったのであった。 |
2006/8/14 (493907hit) クラブの流れ・その2
いつもの練習場へ到着し、さっそくバランス・重量調整したクラブのフィーリングや飛距離をチェックする。飛距離については、いつも練習している打席からなので、落ちる場所が違えばすぐに判るはずだ。 もう一度番手別の飛距離を正確に把握しておこうと、まずは7アイアン。うまく当たれば(3球に1球ぐらい・・・(^^;)155ヤード近辺に球が集まる。ランを入れても160ヤードまでだろう。OK。 次に8アイアン。0.5g増だから、2cmx1.5cmのほんの小さな鉛しか張られていない。もちろん重くなったなど判るはずもない。飛距離は140〜145ヤード。これもOKだ。 で、9アイアン。さすがにバランスが1違ってくると、振ったときに何となく違うような気が・・・(気のせいかもしれない)。で、打ってみると、今までより明らかに飛んでいる(思い込みかもしれない)。普通で125ヤード、当たって130ヤードが精一杯だったのだが、落ちる場所が今までより先に伸びている気が(錯覚かもしれない)。 うん、5ヤード増かな・・・と結論づけようとしたが、5ヤードなんて微妙な差が私ごときの腕で分かるわけないと言う気もする。フェースのどこに当たったかでも5ヤードぐらい簡単に変わるし。っていうか、そもそも毎回同じヘッドスピードで同じスウィングで振れるほどお前はうまいのか?と皆さんもお思いになるだろう。自分でもそう思う。でもそれを言い出すと今回バランスや重さを量った事が全て無駄になるので、無理矢理でもそう思い込む事にしたのでどうかご了承下さい、みたいな。 PWはあまり差が判らなかった。もともとうまく打てないし。ははは。ウェッジのフルショットって難しいですよね、ね?!えっ?私だけ? そして問題のPS。何となく重い気がしなくもないが、思い込みのせいだろう。しかし、振ってみるとやっぱり今までとは違う気がする。何というか、ヘッドが効いているぶん腕力に頼って振り回せないというか、トップからヘッドが帰ってくるタイミングをちょっと変えなければいけないというか、キチンと下半身主導のスウィングを要求されるような気がする。 ・・・あ、そうか。ウェッジがうまく打てないのは、キチンとしたスウィングができていないからだったのか。なるほど。ははは・・・・(涙) |
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 梅 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 松 | total |
par | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 36 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 | 72 |
score | 4 | 4 | 2 | 5 | 8 | 5 | 3 | 4 | 7 | 42 | 4 | 4 | 3 | 6 | 4 | 4 | 5 | 6 | 5 | 41 | 83 |
− | − | ○ | − | +4 | △ | − | − | ■ | − | △ | ○ | △ | − | △ | △ | △ | △ | ||||
putt | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 2 | 14 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 2 | 2 | 3 | 19 | 33 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 | *5 | *6 | |||||||||||||||
*1・・・5アイアンのティショットが久々にナイスでした。ウホホ度3 *2・・・やっちまった事件その1。トホホ度5 *3・・・2打目、何の変哲もないウェッジのハーフショットをウルトラスーパーダフリ。トホホ度3 *4・・・やっちまった事件その2。トホホ度5 *5・・・HDCP1のこのホール、本グリーンでのバーディは初めてかも!ウホホ度4 *6・・・アプローチはことごとくショート、パーオンしたときは3パット。ヘタすぎるぜ俺。上がり4ホールでトホホ度8 ウホホ19.5p(7p+パー1.5p×7+寄せワン1p×2)VSトホホ21pでやっちまった事件によりトホホの勝ち (ウホホ13勝17敗) |
項目 | 今回 | 推移 | 今年平均 | |
アベレージスコア Scoring average |
2バーディ 7ボギー 1ダボ 1やっちまった |
83 (+11) | ↑ | 86.5 |
平均パット数 Putting average |
1.833 (33) | ↑ | 1.915 (34.47) | |
バーディー奪取率(%) Birdie average |
11.1 (2/18) | ↑ | 5.73 (1.03/18) | |
パーブレーク率(%) Par braking average |
50.0 (9/18) | ↑ | 37.8 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average |
88.9 (16/18) | ↑ | 79.7 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. |
50.0 (9/18) | ↑ | 33.1 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. |
88.9 (16/18) | ↑ | 80.7 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. |
50.0 (7/14) | ↓ | 62.3 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance |
219.3 | ↑ | 209.6 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling |
28.6 (2/7) | ↓ | 29.7 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. |
73.1 | ↑ | 67.4 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. |
87.5 | ↑ | 63.7 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. |
75.0 | ↑ | 61.0 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. |
61.1 | ↓ | 64.1 |
13日の日曜日。その日ホームコースでは「盛夏杯」という競技があった。ちょうど仕事がお盆休みに当たっていたので、いそいそと予約し、のこのこと出かけてきたのである。 ショットはここのところまずまずの調子をキープできている。とにかくアドレス時の頭の位置をスウィング中キープするつまりスエイしないという点をスウィングの最重要注意点にしてから、数ヶ月トホホ続きだったドライバーが当たるようになり、数年来トホホだったアイアンがだいぶまともに当たるようになってきている。まあ、まともに当たるといっても私のレベルではたかがしれてるんだけどね。 つまり今まではスウィング軸がぶれまくっていたのであろう。そりゃあ軸がぶれてたらダフリ・トップ・チーピン・スライス・シャンク・チョロなど五目炒飯並みに出るわな。 そこそこ芯に当たってくれるようになると、思い切って振れる。思い切って振れると真っ直ぐ飛んでいく確率が上がる。真っ直ぐ飛ぶと判っていると、また思い切って打てる。良循環だ。その成果はファインショット率(ドライバー73.1%、フェアウェイウッド87.5%、アイアン75.0%)にはっきり現れている。 というわけで順調にラウンドしていたのだが、やはり事件は起こった。さすが俺。まずは前半5番ホール・355ヤードパー4。ここは距離が短いがフェアウェイが極端に狭く、右は法面で飛びすぎるとバンカー、左へ引っかけるとOBという狙い所の難しいホールである(下イラスト)。 旧きさいちCCのウェブより おまけにフェアウェイが左へ傾斜しているので、220ヤード以下のショットは狭いフェアウェイのさらに右サイドか法面を狙って打たないと左のバンカーに入ってしまう。いつもティショットに悩むところなのだ。この日は悩んだ末、朝からまずまずのドライバーを選択したのだが・・・・ 左へ引っかけてOB。競技会なので打ち直し。暫定球の宣言をしてもう一発・・・・ほとんど同じ軌跡、同じ弾道で再びOB。ボールを置きにいって手打ちになるというヤツですな。ここでやっと7Wに持ち替え、フェアウェイセンターへ(遅いって)。結局+4になってしまいまちた。トホホ。 次のホールでは2打目を10cmダフってボギー。しかしその後何とか持ち直し、4オーバーで午前の最終ホールへ。ところが、ここで今日最大のトホホが待ち受けていたのである。 たまたまオナーは私。いつものようにティアップし、慎重にショット。やや左へ引っかけるもフェアウェイキープ。よし、いい感じだ。その後2人目、3人目とティショットが済み、4人目のFさんがティアップしようとしてその動きが止まった。そして一言。 「あれ、ここ、白ティですなあ」 そうなのだ。本来競技ティからプレーすべき所を、オナーである私が間違って白ティから打ってしまったため、2番目に打ったM君とTさんも間違えてしまったのであった。誤所からのプレーという事で今のショットは帳消し。さらに2罰打。つまり我々はOBを打ったのと同じ扱いになってしまったのである。 プライベートのラウンドなら「ま、いっか」で済ませるところだが、今日は競技である。しかもセカンドオナーのM君、実は中学2年生でおまけに十分優勝のチャンスがある成績だったので余計に申し訳ない事をしてしまった・・・・orz キャディさんは「気付かなくてすいません」としきりに謝ってくれたが、もちろん悪いのは100%私である。自分のトホホで自分がトホホな結果になるのは自業自得だが、人にまでトホホを伝染させるとはトホホの風上にも置けないトホホ野郎である。ったく、しっかりせんかい!! 後半、ショートゲームでいかんなく実力を発揮(アプローチは大幅ショート、最初のパットがノーカン、3パット2つ)した私であったが、好調なアイアンに助けられ41というまずまずの数字でホールアウト。しかしグロスでは入賞とは全く関係のない数字になり、ホッとしたのであった。 だって、大ヒンシュクもののトホホをしておいて入賞なんかしたら、申し訳なくてもう二度と競技に出られんではないか。きっと、ラウンドするたびに「あの人、トホホで人を蹴落として入賞したhiroさんよ!」とか言われるだろう(←自意識過剰)。 というわけで、私のトホホワールドがいけない方向へ向かいつつあるのを何とか阻止せねば!と思った1日であった。 |