日記316
(2020年10月)

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2020/10/1 (1605650hit)  「ごる日々」開設20周年記念日記・ゴルフの終活


 2000年2001年10月1日。軽い気持ちでホームページを作ってみた。その当時はヘタクソすぎて、カタカナ表記できちんと「ゴルフ」と書くのが何とも気恥ずかしく、ひらがなで「ごるふな日々」と名付けた。

 気がつけば20年。20年も続くなんて夢にも思わなかったが、その間、色々あった。ハンデキャップは17から8になった。三大競技にも挑戦した。キャプテン杯では2回3位に入賞した(これが最高成績)。月例で優勝した(5年掛かった)。

 レッスンプロは3人に教えてもらった。ドライバーは11本目(最後のは7年以上使ってるけど)。アイアンセットは(長く使ってるのは)3セット目。サンドウェッジは7本目、シューズは9足目、パターは8本目、キャディバッグは5個目。

 怪我も一通り経験した。ゴルフ肘、足首の捻挫(2回)、膝の靭帯の部分断裂、ラウンド中の肉離れ(2回)、頚部痛(慢性化)、腰痛(数え切れず)、手首の異常、左手母指CM関節症、40肩、50肩(継続中)・・・それでも騙し騙しラウンドを続けた。

 ラウンド数は2000年10月1日から丸20年で1133ラウンド。でも、こんなにラウンドしてるのにほとんどうまくなってないのが絶望的に悲しいところだけどね。

 また、仕事関係のゴルフ仲間に加え、ホームコースの月例や薄暮で一緒にラウンドさせてもらううちに仲良くなった仲間がたくさん増えた。元々友だちが少ない(だからちまちまウェブなんてやってるんだよ!)私にとって、本当にかけがえのない友人だ。




 現在50代後半。今後20年、ゴルフができるかどうか微妙なところだ。でもまあ、せっかくだし、20年後までゴルフをすることを目標に頑張りたい。

 しかしそれはあくまで理想で、人生は何があるかわからない。もし、強制的に人生の終わりが来るとしたら、私はどんな「ゴルフの終活」をするだろうか。

 そこで、仮に余命1年と診断されたら、その1年をどう過ごすか、どこのコースを回りたいか。これを「ゴルフの終活」とし、ちょっと真面目に考えてみた。オーガスタとか廣野とか、そういう実現不可能なところは除外して、あくまで現実的にね。







 早春は川奈。一ヶ月ぐらい滞在し、ゴルフをしない日はホテルでのんびり。伊豆半島の美味しい魚を堪能しつつ。


公式サイトより拝借)



 春になったら渡米しフロリダあたりからレンタカーで数ヶ月掛けて名コースを巡り、最後は西海岸へ。ペブルビーチで締めくくる。


公式サイトより拝借)



 夏は青森の夏泊ゴルフリンクス。1人手曳きカートで黙々とラウンドするのもいいし、ライバルと真剣勝負もいい。夏泊を堪能したら、その後北海道へ。有名なコースをしらみつぶしにラウンド。2ヶ月ぐらい掛かるかな。


公式サイトより拝借)



 秋の気配を感じだしたら関東に移動し、紅葉の中プレー。紅葉を追いかけ、日々北上。最後はボナリ高原GC。


公式サイトより拝借)



 冬はやっぱりスコットランド&イングランド。ターンベリー、ロイヤルリザム、セントアンドリュース、カーヌスティ、ロイヤルドーノック、ミュアフィールド・・・簡単には回れないコースもあるだろうけど、3ヶ月ぐらいで30コースぐらい回れたら最高だねー。


公式サイトより拝借)


 で、帰国したら、関西の思い出深きコース、有馬カンツリー、奈良国際、大阪GC、大阪パブリック、ザ・サイプレス、ゴールデンバレー、パインレーク、鳴尾、神戸GC、瀬田西コースなどを回り、そして。

 締めくくりにホームコースを1回ラウンドしておしまい。みなさん、色々とお世話になりました。えーっと、2000万円ぐらいあったらできるかな。ないけど。誰か付き合ってくれるかな。友達少ないけど。




 というわけで、21年目。今まで以上に肩の力を抜いてぼちぼちいきますんで、どうぞよろしくです。


2020/10/3 (1605835hit)  1134ラウンド目は伏尾GCへ


 というわけでウェブの方はフライング更新で20周年を迎えたわけだが、本体(私ね)は朝早く起きて大阪池田市の伏尾GCへ行ってきた。同業先輩で上級者のH田さん、友達K藤くん、そして仕事関係で知り合い、ゴルフが大好きだということで意気投合し、初めてご一緒するMくんと3人で。



 2ヶ月ほど前Mくんと初めて会った時、2時間ほど待ち時間ができて話をした。その時「へたくそですがゴルフ大好きで」「バンカーが苦手で全然出せない」などというMくんの言葉を真に受け、だいぶ年上の私は偉そうに彼に教えたりしていたのだが・・・

 Mくん、だいぶ上手かった。前半は(私の)ドライバーが左引掛けばっかりで、アイアンも引っ掛けばっかりで、Mくんに1打負けてしまった(笑)。これ、むっちゃ恥ずかしいやつ。穴があったら入りたい。



 後半、負けないよう必死に頑張った。ドライバーがちょっとマシになり、アイアンもまっすぐ飛ぶようになって。
 


 なんとか面目を保つことができた。良かった・・・

 ちなみにアイアンは半分以上のショットが番手の間の距離になったんだけど、結果的にコントロールショットが大変うまく打てた。距離と方向が合うのは(私には)めったに無い事だからね(いつも両方合わない)。



 本日のトホホコーナー。

 東2番のダボはティショットチーピンでOB、と思ったら木に当たって法面まで出てきて、2打目(200y)レイアップ、3打目ハーフトップでバンカー、4オン2パットの素ダボ。トホホ。

 東5番は打ち下ろしの名物ホール、4Wは派手に左へ引っ掛けてOB杭ギリギリ、2打目9アイアンの距離から手持ちの8アイアンでグリーンを狙うも、引っかかってオーバーしてOB。トホホ。




 あと、業務連絡。コンピュータの入れ替えをするので、1週間ほど更新が滞る可能性があります。ご了承ください。


2020/10/5 (1605928hit)  はげます会@ホームコース


 怖くてなかなかコンピュータの入れ替えができない編者です。更新はもうちょっと続くのじゃ。


 昨日はクラブ選手権予選非通過の私をハゲます会、いや励ます会をN條さんが企画してくださって、同じく薄暮友達のN井さんと3バッグでラウンド。励ます会ということで2人が私のプレーフィー、昼食、残念賞の賞品をプレゼントしてくださった、という事は残念ながらなかったけれど、その気持だけで嬉しかった(でもあったらもっと嬉しかった)。

 実際のLINEのやり取りでは「勇気づけますのでプレー代金はお願いします」と逆に請求されそうになったんだけど。



 そんなこんなで、気持ちよく楽しくラウンドできた。お二方ありがとうございました。一言も勇気づけるような言葉はいただきませんでしたが、逆に「(クラブ選手権の事に)一言も触れなかった」という気遣いをしてくださったんだろうと好意的に捉えさせていただきます。

 それに、むちゃくちゃナイスガイで(私のように)根性がネジ曲がった所がまったくないと思っていたN井さんが、意外と腹が黒いんだ(笑)という新たな一面も知ることができ、心が軽くなりました。



 さて、この日のテーマは「構えたらすぐ打つ」「体に任せて振る」であったが、それがなかなかいい感じで。



 3m以内のバーディパットを3つぐらい外してこの数字だから、今季ベストに近い内容だった。やっぱり同伴競技者が良いとスコアも良くなるんだね(と心にもないことを書いておく)。


 良かった点

 パーオン率61.1%(11ホール)は今年ベストタイ。今年平均が36.6%(6.6ホール・・・低いなー)なので、いつもよりだいぶアイアンが良かったことになる。まあ短い梅コースだったのもあるけどね。

 3パットなし。短いパーパットを外さなかった。これはなにげに高得点である。


 トホホな点

 梅5番、ティショット(4アイアン)の引掛けOBは仕方ないとして、4打目のウェッジショットを10cmぐらいダフる。たまにあるんだよね、この地底人が怒鳴りに出てくるようなダフり。頭を残そうと必死になってクラブが振れてないときに起こる気がする。

 パーオンできなかったのが7ホール、そのうち寄せワンのチャンスがあったのが6ホール、でも寄せワンが取れたのが2ホール。竹の5番はバンカーに入ったから仕方ないけど、同6番はグリーン手前から30yを寄せきれず、7番はアプローチをハーフトップ、折り返しての梅7番はティフトン芝に埋まったライから距離感を出せず(5mオーバー)。しかしまあ、2年前は30y以内からでもグリーンにさえ乗らなかったんだからだいぶマシだよね。




 ラウンド後、駐車場で3人集まっていると、N條さんのゴルフ仲間で以前一度ご一緒させていただいた、S木さん(女性でしかも美人である)とお会いした。「毎日欠かさずブログ見てますよー!」と仰っていただく。

 実生活で読者の方とお会いするのは大変嬉しい。実は今日ご一緒したN井さんもごる日々を読んでから私とお近づきになってくださった1人である。ただ、嬉しいんだけど、なんだかすごく恥ずかしい。

 こういうウェブとかブログは心の中をさらけ出している(しかもあんまり何も考えずに日々書きなぐっている)のと同じなので、まるでパンツ一丁でいるところを見られたような気持ちになるのである。逆だったら、つまり私という人物を知っていて後からブログを見ていただく分には何も感じないんだけど。

 ホームコースも公表してるし、頭髪が多少不自由なことも額が頭頂部まであることも(あ、同じか)HDCPもキャディバッグもヘッドカバーも全部公表してるので探そうと思ったら簡単に探せるし、それは全然構わないんだけど。まあ実際、多少の承認欲求はあるしね。

 でも、見つけても指差して「わーいわーいごる日々野郎~!」とか「このハゲー!!!」などと言ったりするのはどうか勘弁してください。見つけたら、そっと手紙(いつも楽しく拝見してます的な)に1万円札を添えてポケットにねじ込んでくださるだけで結構です。


2020/10/7 (1606138hit)  すし石垣プロと山本道場で目から鱗


 前回の日記で私はこう書いた。

 さて、この日のテーマは「構えたらすぐ打つ」「体に任せて振る」であったが、それがなかなかいい感じで。


 これをしようとしたきっかけは数日前に遡る。夕食後、いつものように惰性でTVを見ていたんだけどジャパニーズティーヴィープログラムのあまりのくだらなさに辟易とし、クロームキャスト(アイフォンのYou Tube動画などをTVで見る機械)でYou Tubeを見ていた。

 で、以前書いたかもしれないけど、お気に入りのチャンネルの中に「ゴルフTV山本道場」というのがある。兵庫県の山本誠二プロが主催するゴルフスクールのレッスン動画なんだけど、それを見ていたら


(画像クリックでYou Tubeに飛びます)

 すし石垣プロが出てて、すしプロが苦手なスプーンのレッスン動画が。これが衝撃的だった。上の動画で、左利き云々という台詞があるが、これはこの動画の前に「左用のドライバーでショット練習をしてみる」という前段があるためだ。

 左でスイングすることにより、ナチュラルで、飛ばそうという欲も出ず、上手く打とうとかドローを打とうという余計なことも考えず、ただただ本能に任せて(すしプロによると「テキトーに」)振れるようになる。

 そして、ここからが大事なんだけど、そのイメージのまま右で打ってみるのだ。つまりレフティのフィル・ミケルソンが右のドライバーを打つがごとく、右でもテキトーに打ってみる。すると、苦手なスプーンなのに1発目からほぼ完璧なドローボールが。

 そう、脱力し、何気なく、テキトースイングで完璧なショットが出るのであった!これは見ている私も衝撃だった。大袈裟に言うとパラダイムシフト的な(書いてる本人がよくわかってないけど)。




 この時、山本プロが指摘するのが

「スイング開始のときに余計なことを一切していない」「素振りのようなスイング」

 私は思った。これこそスイングの完成形なのだと。これこそ目指すべき形なのだと。




 もちろん彼はプロゴルファーだからスイングが完成してて、そのポテンシャルを引き出すための「シンプルスイング」であり、私のように悪癖があったり練習不足のへっぽこゴルファーが真似ても上手くいかないかもしれない。

 しかし、あれこれ悩んで気持ち悪いスイングでミスするぐらいなら、

 気持ちよく体に任せて思い切り振り抜いた方が、OBが出ても諦めがつくではないかと。

 というわけで、(特にティショットは)構えたらすぐ打つ。何も考えない。




 でも、もし考えるとしても、右が嫌な時はほんの少し手を早く動かすとか、1つだけにしよう。


2020/10/9 (1606321hit)  茨木国際GCでなんかスゴイ事が


 昨日は1日中雨の予報。仕事仲間のコンペで、私より年上の方が多いので多分中止(キャンセル)になるんだろうな・・と思いつつコースへ着いた(幹事なのに一番遅く到着)ら、私以外の全員がレインウェアで完全装備してスタンバイしていた。

 なんて素晴らしいゴルフバカ達だろう(褒めてます)。私は軽く感動してしまった。と同時に、基本はラウンドしたいんだけど「この雨ならキャンセルでも仕方ないかな」と思っててしまった(最近すぐそんな事を思ってしまう)私自身を深く反省し、これからは大雨でも台風でも雪でも隕石でもキャンセルはしない!回れるなら回るぜ!と思い直した私であった。

 さて、その雨だけど、予報では1時間に3ミリとか4ミリという結構まとまった量になるということだったんだけど、幸いそれほどひどくもなく、レインウェア1日+傘半分、という感じでラウンドできた。



 雲は1日中厚かったけど。



 そんなコンディションだったので、スコアを期待せずにラウンドしたんだけど、この日は何故かアイアンが筋りまくって、しかもラッキーもたくさんあって。



 なんと5バーディ!!(3ボギー2ダボ1トリプル)で77!!

 茨木国際はグリーンが難しく(嫌がらせかと思うぐらいのアンジュレーション、見ただけではわからない順目逆目)、過去5回のラウンドではパット数が36・39・40・36・37と全然ダメだった。

 しかし今回、むちゃくちゃ優秀なキャディさんが付いてくれて、そのとおり打ったら1パットが9つ!!3パットも2個あったけど、入れたいパットは9割ぐらい入ってくれた感じだった。T坂さん、ホントにありがとうございました。



 だから今回苦労したのはグリーンではなく雨に濡れたラフからのアイアンショット。どれぐらい距離が落ちるのかのジャッジができなかった。短めに刈ってはいるんだけど、ちょうどボールが沈む高さで、場所によっては1m以内へ行かないと見つからないって感じ。

 ウェッジショットならまだいいんだけど、8番でギリギリ、7番だと相当思い切って打たないと芝に負ける。フライヤーは、えなにそれ揚げ物作るの?(くだらん)っていうぐらい出なかったし。



 でも、5バーディなんてめったに無い(っていうかパー72のコースでは最高記録)からね。ラッキーにしても嬉しい。

 東3番は左奥のピンに対し左サイドのエッジから6mをパターで。

 4番は短いパー3、140yを8番のクォーターショットでピン手前2mに。

 6番はそこそこ距離のあるパー3、5アイアンでピン右上5mにオン、たまたまラインに乗って。

 8番はちょっとダフった7アイアンがグリーン手前に落ち、ナイスキックでピン方向へ、1.5mにオン。

 西8番は4Wのティショットで左足下がりのラフ、ライは薄芝で砲台グリーンまで85y。99%ダフるだろうなと思いながら打ったらショットオブザ・デイでピン下4mに。登って大きく左へ切れ、ピンを超えたらだらだらと下っていく難しいライン、合わせるだけのつもりがラインに乗ってカップイン。入るときはこんなものなんだねー。



 トホホもたくさんあったけど、今日はあえて書かずにおこう。


2020/10/12 (1606498hit)  パットがすべて


 先週の茨木国際では29パットでスコア77。つまりショット数は48ということになる。

 一方昨日のラウンド、ショット数は51。OBが1つあったので実質49。つまりほとんどショットは変わらなかった。なのに結果は大台突破。そう、

 3パット5つもしたからね。

 この3パット5つがなかったら今年の平均スコアになるし、前回と同じ29パットだったらあと一歩で70台の大満足ラウンド。結局のところ、ゴルフはいやスコアは

 いくらショットが良くてもパットが入らなければただのヘタ

 ってことだね(そんな当たり前のことを今さら)。




 この日は秋の競技シーズンということもあり、グリーンが重いことで有名なホームコースにしてはだいぶ速かった。9以上出てたんじゃないかな。でも、鈍感な私は練習グリーンでそこまで感じられず(N條さんはしきりに「速い」って言ってたのにね)、ほぼノーマークでスタート。

 そしたら5~10mぐらいのパットをオーバーしまくり、返しを外しまくり、パーオン3パットボギーが2つ、ボギーオン3パットのゴールデン素ダボが2つ、アプローチミスからのダボオン3パットというビギナーズトリプルボギーが1つ。



 最終ホールは集中力が切れちゃってドライバープッシュスライスOBからのシャ◯クありのOBボギー。ま、練習ラウンドなんでいろいろ試したからというのもあるけど、

 ゴルフは気を抜いたらすぐヘタになるね。

 ・・・・・いや、これが真の実力か。


2020/10/13 (1606596hit)  いろいろ試す


 昨日の日記で私はこう書いた。

 ま、練習ラウンドなんでいろいろ試したからというのもあるけど、(後略)


 いろいろ試したというのはこんな感じ。特に一昨日は選手権が行われてて青ティ使用禁止だったせいもあるので、普段できないようなことをいっぱいした。

 ドライバーを振りちぎりまくる、とか。

 パー3であえてギリギリ(か届かない)クラブを持って届かせにいく、とか。

 ドッグレッグのセカンドでインテンショナルショットに挑戦する、とか。

 左が危険なパー5で思い切り右を向いてフックを掛けてティショットしてみる、とか。

 残り240yから2オンを狙う、とか。

 コントロールショット(スリークォーター)を多用してみる、とか。

 あえて苦手な距離、苦手なライのアプローチで、苦手な普通のウェッジショットに挑戦する、とか。

 いつもアイアンでレイアップする短めのパー4で4Wを持ってみる、とか。

 小田孔明打法(パンチショット気味のアイアン)に挑戦する、とか。




 やっぱり練習場ではできないことをコースで試すのは大事だよね。いつもいつもスコアをまとめる、スコアを作るためのラウンドをしてると面白くなくなっちゃうし疲れるし何より楽しくないもんね。

 もっと割り切って、スコアを付けないでラウンドする、あるいは記録に残さないというふうにしてもいいかもしれない。ただ、スコアを付けないということにしちゃうと真剣味も必死さもなくなっちゃうから諸刃の剣だけどね。



 ちなみに、上の実験結果を書いておくと。

 ドライバーを振りちぎりまくる・・・打ち下ろしホールではいい結果が出るが、打ち上げホールはダメ

 パー3であえてギリギリ(か届かない)クラブを持って届かせにいく・・・引っ掛けてえらいことになる

 ドッグレッグのセカンドでインテンショナルショットに挑戦する・・・フックならそこそこ打てる

 左が危険なパー5で思い切り右を向いてフックを掛けてティショットしてみる・・・フェースの先に当たるミスだけど結果オーライ

 残り240yから2オンを狙う・・・芯は食ったけどそれでもまあ届くわけないよね

 コントロールショット(スリークォーター)を多用してみる・・・平らなライなら良いけど、ライが悪いと手打ちになりがち

 あえて苦手な距離、苦手なライのアプローチで、苦手な普通のウェッジショットに挑戦する・・・2勝3敗ぐらい

 いつもアイアンでレイアップする短めのパー4で4Wを持ってみる・・・意味なかった

 小田孔明打法(パンチショット気味のアイアン)に挑戦する・・・気持ちいいけど右へ飛ぶ



 これだけ収穫があったんだから、90叩いた甲斐があったかな(と強がり)。


2020/10/14 (1606698hit)  ドライバーへの鉛


 「ごる日々」レギュラーメンバーのN條さんから、先日驚くような(&知らなかった)ルール改正について聞いた。それは、

 ドライバーヘッドに鉛を貼ることはルール違反(になる可能性が高い)

 というもの。皆さん、知ってましたか?私は知らなかった。なぜなら、この改正は普通のルールブックに載っておらず、今年の1月1日付けで発行された「用具規則」という本にしか書かれていないからだ。



 御存知の通り、2019年に歴史的なゴルフルール改正があった。そのときに同時に改正されたらしいが、かいつまんで書くと、

 ドライバーヘッドに鉛を貼ると慣性モーメント(MOI)が制限範囲を超える可能性がある(超えてないことを証明しなくちゃダメ)なのでやめたほうがいい

 ということだ。詳しくは「ドライバーヘッド 鉛 違反」とかでググってください。



 っていうか、これってほとんど知られてないよね。皆様、お気をつけください。


2020/10/16 (1606878hit)  初めてのチャレンジ


 勝手知ったるホームコース、きさいちカントリークラブ。メンバーになって20年を超えたが、この日初めてのチャレンジをすることにした。それは、

 赤ティからのラウンド。

 普段立つことのないティイングエリアから、コースがどんなふうに見えるのか。

 どういう攻め方が要求されるのか。

 ヤーデージの変化(6,695y→5,665y)で、どれくらいスコアが縮まるのか。



 これらを検証、って言うほど高尚なものではなく、まあ純粋に好奇心だよね。ラウンド前の予想としては、

・新鮮な気持ちでラウンドできそう
・ドライバーを持てないホールがいくつか出てくる
・ドライバーを持つホールでは、逆に力が入ってミスしそう
・よって、大幅なスコアの向上はない(せいぜい5打ぐらい?)

 という感じだ。よって目標スコアは80、70台が出たらまあ成功と考えてラウンドすることにした。

 そうそう、この日の同伴競技者Mの会の女性3人。だから赤ティから一緒にラウンドするという企画が上がったんだけど、ハーレム状態でプレーさせていただいた。今度からスカートはいてきなさい、と怒られたけど(笑)



 で、まず回ってみた感想。

 1つめ。想像以上に新鮮だった。別のコースラウンドしてるみたいで、久しぶりにティショットを打つときにワクワクした。

 2つめ。パー5が488y、442y、456y、448yと長めのパー4ぐらいになるので、4ホール中3ホールで2オンを狙えた。これは面白かった!自分がトッププロになったような気分というか、ティショットで300y以上打ってる疑似体験というか、とにかく気持ちよかった。

 3つめ。1オンを狙えるパー4がいくつか出てきて、むちゃくちゃ盛り上がった。

 4つめ。総ヤーデージが短いということはドライバーがむっちゃ飛ぶ(単純計算で40y余計に飛ぶのと同じ)のとある意味同義だけど、ここまで飛距離のアドバンテージがあると流石にだいぶ有利だなと思った。つまり、ドライバーが300y飛ぶ人はこんなにゴルフが簡単になるんだな、と(まあ実際にはそんなに単純じゃないんだろうけど)。でも、逆に10yや20y飛んでもあんまり変わらないんだろうなという気もした。

 5つめ。いくら短くなっても、結局スコアをまとめるのはパット。当たり前すぎる、水戸黄門の印籠みたいな結論だけど。




 で、赤ティからのラウンド、実際どうだったのか?あまりにも面白かったので久々に全ホール解説。

 松1番(青ティ383y→赤ティ333y、差は50y、以下同じ)。ティショットはドライバー。普段入らない(届かない)バンカーに入れ、2打目は花道、アプローチを60cmに寄せるもこれを無造作に打って外してボギー。

 2番パー3(217y→155y、62y)。普段4アイアンのところ7アイアンでティショット。1オンするも3パットボギー。

 3番パー4(392y→321y、71y)。普段2打目は5番や6番、ちょっとミスしたら4番とかユーティリティとかなんだけど、この日は最短距離に飛んで2打目は105y。嬉しすぎてウェッジ持ったら打ち上げとアゲンスト分を計算するのを忘れてて10y以上ショート。アプローチは2mに、入らずボギー。

 という感じで、出だし3ホールで3連続ボギー。いやあ、まあこんなもんだよねと思いながら迎えた次のホールからちょっと風向きが変わる。

 4番パー5(529y→488y、41y)。左ドッグレッグで右突き抜けが怖い。日和って4Wを持つが、やっぱり右を怖がって軽いプルフックで左足上がりのマウンドへ、残り140y。



 348y飛んだわけではなく、たまたま最短距離方向へショートカットになった。2打目は9アイアンフルショットでグリーンオン、しかしファーストパットを大オーバーして3パットパー。

 ここまで4ホールで10パット(笑)。でも、ショットは好調だ。

 5番パー4(374y→346y、28y)。ここはセカンドが2番手ぐらいしか変わらない。普段8~9アイアンのところ、100y弱から50度のウェッジで。6mのパットはカップをかすめ、2パットパー。

 6番パー3(149y→119y、30y)。スコアカードの表示はこんな感じだけど、青はいつも8~9アイアン。この日の赤は120yで、PW。ピン左奥へ外し、ウェッジで80cmに、これは何とか入れてパー。

 7番パー4(393y→340y、53y)。打ち下ろしなのでグリーン方向を狙う。



 なんとか狙い通りの方向へ飛ぶも、さすがにオンせず。残り40y地点へ。苦手な距離が残る。予定通りトップし、奥から2mに、何とか入れてパー。トホホ。

 8番パー5(581y→442y、139y)。442yのパー5と考えると簡単だけど、パー4と考えるととたんに難しくなるよね。ティショットは今日イチでフェアウェイ左サイド。2打目は残り200yで、ユーティリティで狙うも大きくフックして手前のバンカーへ。3オン2パットパー。

 松最終(352y→263y、89y)打ち上げのパー4。ティショットはリキんで左ラフ。2打目ダフりながらも何とかエッジまで、2パットパー。

 というわけで前半は18パットで39。短いパットを2つ外したのと、パー5の2オン3パットが痛かった。うーん、まあこんなもんか。


 後半は竹コース。

 1番(410y→344y、66y)パー4。グリーンまで打ち下ろしです。ティショットはちょっと引っ掛けて左(サブ)グリーンのガードバンカーへ。バンカーから60y、ウェッジのクォーターショットがうまく打てて2オン、2パットパー。

 2番(152y→129y、23y)パー3、いつもは7番ぐらいだけど今日はピンが奥だった(135yアゲンスト)ので8番で。ピンハイ2mにオン、バーディ。やっと来た!

 3番(401y→356y、45y)、難易度の高い左ドッグレッグのパー4。ここはティショットが打ち下ろしになるので右突き抜けが怖く、さすがにドライバーは持てない。4アイアンがいい感じで打てて、フェアウェイキープ。2打目8アイアンで押さえ気味に打つもショート、残り20yからのウェッジが1mに寄ってくれて寄せワンパー。

 4番(520y→456y、64y)、だらだら打ち上げていくパー5。レディスティがフェアウェイ右端にあり、まっすぐ立ちにくい。だからっていうわけじゃないけど、ティショットは思い切り左へ引っ掛けて狙いより50yぐらい左のラフ。ちょうど広くなってるところで良かった。2打目は6アイアンでレイアップ、3打目80y、56度ウェッジでピン下5mにオン、これが入ってくれて後半2個めのバーディ。

 5番(380y→317y、63y)はまっすぐのパー4。ティショットは右プッシュするも残り60y地点のラフ。ウェッジのコントロールショットはちょっと緩んで10mのパットが残り、2パットバー。

 6番(235y→205y、30y)超打ち下ろしのパー3。5アイアンのティショットは体が突っ込んで右のサブグリーンにオン、40yのアプローチは両手首を骨折する寸前ぐらいダフってエッジまで、そこからパターが2mオーバーし、返し入らず素ダボ。ヘタだねー。

 せっかく後半2つ潜ってたのに逆戻り。でもまだ(後半)パープレーだからね。

 7番(381y→319y、62y)パー4。ここはレディスティからのショットを楽しみにしていたホールである。左の林とマウンドの間を抜けば、グリーンの近くまで持っていけるドッグレッグなのだ。青ティからはさんざん煮え湯を飲まされてきたリベンジだ(赤ティだけど)。



 前の組がグリーンへ上がったのを確認し、4Wでティショット。やや左へ飛ぶも、何とか狙う方向へ飛び出し、軽くフックが掛かった。サブグリーン手前ぐらいかな・・・と思ってボールを探すも見つからない。進行のためとりあえず暫定球(4打目)を適当な位置から打ち、グリーンへ乗るとボールが5つある。そう、ワンオンしてたのだ!わーい!!嬉しいぜー!

 でも、前の組に完全に打ち込んでるよね。動揺しながら打った長いファーストパットは5mもオーバー。また3パットパーか?と思ったら返しが入ってくれて後半3つ目のバーディ。

 ホールアウトしてすぐ前の組に謝りに行き(むちゃくちゃ上手い女性3人組だった)、お許しを頂く。すいません。

 8番(542y→448y、94y)パー5。やや打ち下ろし。ティショットは芯を食ってフェアウェイ真ん中、2打目は190y、ただし強めのアゲンスト。4アイアンとユーティリティで迷い、ユーティリティ軽めで。これがショット・オブ・ザ・デイで、グリーン真ん中から軽いドローで
ピン方向へ。これはイーグルもあるかー?と思ったらピン横に着弾して奥へこぼれる。

 そう、ここはグリーン奥に高い木が生えているので、アゲンストの影響を受けないのであった。何年きさいちラウンドしてるねん!(20年です)。奥からは乗せるのがやっと、2パットパー。

 最終9番ホール(304y→244y、60y)パー4、打ち上げだけど花道が緩やかなので場合によってはワンオンのチャンスもある。前の組がホールアウトするのを待ち、最後のマン振り!

 ・・・思い切り引っ掛けて隣のホールへ(セーフ)。

マン振りすると手打ちになるので左へ飛びます。腰を回しましょう。

 隣のホールから林越え、しかし70yを切ってるのでウェッジで。グリーン左ラフへ。何とか70cmに寄せて1パットパー。



 というわけで。


(赤ティはスコア管理ソフトに入れてないので白ティ、6390yになってるけど、実際は5665yです)



 結果、3バーディ3ボギー1ダブルボギーの2オーバー。検証としては、

 ティショットはフェアウェイへ置くショットとできるだけグリーンに近づけるショットの2種類が明確になる。つまり攻めるホールと守るホール。青ティからのラウンドでも本当はそうなんだろうね。

 パー5の2オンは気持ちいい!

 でも、パー5で実際にバーディが取れたのはレイアップしたホールというのが面白い。

 2打目がショートアイアン以下になると、さすがにパーオン率が上がる。

 でも、やっぱりスコアの要はショートゲーム。


 というわけで、40yを練習します。



 いやー、しかし面白かったー!!しかも学ぶことがたくさんあった。赤ティからのラウンド、皆様も機会があれば是非トライしてみてください。強くオススメします!!(え、そんなヘンタイ行為するやつなんていないって?)
 

2020/10/19 (1607106hit)  いつものこと


 本来(?)ならクラブ選手権準決勝に出場していたはずの昨日。そのために仕事をやりくりして休みを取っていた私のため、今週もN條さんがお付き合いくださった。真剣に心から感謝してます(っぽい)。いつも軽口ばかり叩いていますが、本当はすごく嬉しく思っています(みたいな)。N條さん、これからもお付き合いよろしくお願いします(的な)。


 
 さて、この日は濃霧のためスタートが1時間強遅れるというハプニングがあり、ラウンド前から疲れてしまった。選手権当日ということで先週に引き続く白ティから。それでも6400y弱なんで、フロントティにしてはまあまあ長いほうだと思うんだけどね。

 ちなみに近所にあるコースで比較すると、

 コース  フロントティ(y) レギュラーティ (y)
きさいちCC
(松竹)
6390 6695
交野CC
(開場47年)
6059 6321
枚方CC
(井上誠一) 
6213 6655
枚方国際GC
(PGM)
5837 6046

 こんな感じ。15年ぐらい前はキャディ付きでないとメンバーでさえフロントティからしか回れなかったぐらいお高く止まってたうちのコースも、アコーディアになり、セルフプレーのみになり、今では自由にティを選べるようになった(フルバックは除く)。

 だからこのまえ赤から回ったんだけどね(笑)。違うか。



 さて結果は。



 この日はなんとなくスイングがギクシャクしてて球へのコンタクトがうまくいかなかった(まあいつものことなんだけど)。ダフったり、トップしたり、右へ飛んだり左へ飛んだり(まあいつものことなんだけど)。

 前半はそれでも白ティからということもあり、砂イチのパーや良いパットもあり、4オーバー。


 しかし後半、なんとなく集中力が欠けた感じになってしまう(まあいつものことなんだけど)。2番で3パット、3番で「しっかり腰を回転させてスイング」などと余計なことを考えてティショット引掛けOB。

 4番パー5が特にひどかった。ティショットは(前のホール引っ掛けたのを警戒して)どプッシュ、OB一直線・・・と思ったら木に当たってセーフ。2打目、左足上がりのラフから木の枝を避けて低いスライスが要求されるところ、6アイアンぐらいでレイアップすりゃいいのに4Wで強振し、ダフリ気味に入って枝にぶち当て20yしか前進せず。3打目もう一度4Wを強振、今度は頭を叩いてチョロ。20yしか前進せず。4打目もダフリ気味ながら何とか残り80y地点まで、5オン。パットはわずかにショートして素ダボ。

 頭が悪すぎる。未だに「出来ること」と「やりたいこと」の区別がついていない・・・

 5番パー、6番ボギーで迎えた7番。同伴競技者のオッサンに焚き付けられ(いや自分が悪いのは重々承知してるけど)、ショートカットを狙ってロストボール。半分遊びのラウンドとは言え、いつ何時でも自分のスタイルを崩してはいけません、という教訓。その場の空気を壊すということなら、きちんとティショットを打ってからお遊びで練習球として打ったら良かった。

 8番はフェアウェイバンカーに2回入れながらもパーを拾い、最終ホールはバーディパットがカップを覗いてのパー。


 技術もそうだけど、心の未熟さを突きつけられたラウンドでしたってことで(まあいつものことなんだけど)。


2020/10/20 (1607216hit)  またアマチュアがズル(超毒舌)


 本日の日記は、ゴルフ仲間のKさんからのリクエストにお応えするものです。Kさん、また一緒に回りましょうねー!




 もうホンマにいい加減にしとけよ、と思う。

 先日の日本オープンに出場した日本体育大学の3年、河本力が、3日目のプレーに対しペナルティを食らった。内容はこう。

 3日目の13番パー4のグリーン上。ボギーパットを外した河本は一旦マークして球を拾い上げ、リプレースする際にマークからボール半個ぶん(2cmちょっと)ほどホールに近づく場所にボールを置き、プレーした。

 当日はそのまま終了したが、次の日の朝、河本とチーフディレクター市村氏らで13番のプレーをVTRで確認。河本は誤所からのプレーを認めたため、2罰打が課せられた。



 実は3日目の18番でも河本はマークした後、横にずれた場所にボールをリプレースしプレーを再開しようとしたが、チーフディレクターの市村氏がそれに気づき現地のレフリーに連絡、介入して正しい位置に置き直したという。

 つまり時系列では

1、3日目の13番で河本がペナルティの行為

2、18番でも似たような行為

3、それをチェックしていた市村氏が注意し、リプレース

4,ラウンド後、市村氏が13番をVTRでチェックし、ペナルティを確認

5,4日目の朝に河本本人に確認させ、2罰打で4日目スタート


 となる。


 ちょっとおかしいよね。チーフディレクターがプレー中に現地のレフリーに連絡するのも異例だし、そもそもなぜ市村氏は18番でそんなに迅速に連絡ができ、止めることができたんだろう。っていうか、止める(注意する)行為自体も極めて異例。

 ここからは推測だけど、恐らく市村氏は1、つまり13番の時点で「おかしい」と認識していたのだろう。あるいは、誰かに「河本がおかしな行為をしている」と連絡があったのか。それで、ずっと河本のプレーを注視していたに違いない。そうでないと、プレー中に連絡し、注意なんてさせられないよね普通は。

 では、18番でなぜわざわざ「注意」したのか。あまりにも目に余る行為だったので我慢できなくなったのか?これ以上「日本の期待を背負ったトップアマ」がズルをするのを日本中に中継させるわけにはいかないと考えたのか?

 私は恐らく後者なんだと思う。1回なら「ついうっかり」で済んでも、2回なら「(いわゆる)確信犯」になる。そうなれば失格になるだけでなく、対外試合出場停止などのペナルティは避けられないだろう。

 そう、私は市村氏やJGAが河本や日体大に忖度し、「ついうっかり」で済ますために18番で注意したんだと思う。っていうかそうとしか思えないんだけど。そうでないなら理由を教えてほしい。
 



 さて、この「マークよりちょっと前に置く」「マークの横にボールをプレースする」というセコい行為は、トップアマレベルの試合では日常茶飯事らしく、ふーんとしか思わない。5cm近づいたらどれだけカップインの確率が上がるのか、5cm低い方に置いたらどれだけ曲がりが緩やかになるのか、恐らく誤差の範囲だろう。

 つまり、こういう細かいズルをするのは「心のビョーキ」なのである。その「心のビョーキ」は、ジュニアの頃から「ゴルフの素晴らしさ」ではなく「勝つこと」が大事であると教わってきた事により、何年も掛けて心の中で育てられてきたモンスターであり、本人には自覚がない、あるいは悪いことをしているという意識がないことがほとんどだと思う。

 ちなみに、まっとうな両親、まっとうな指導者に育てられた子にはこのビョーキは発症しない。もし両親にそう育てられても、中学校か高校か、あるいは大学か、そこでまっとうな指導者に当たっていればそのビョーキは完治させられるものである。


 そう、私が言いたいのは、河本のようなプレーヤーを育ててしまった指導者、高校、日体大、そして日本のジュニアゴルフ業界はズルすることを見て見ぬ振りしてきた、最低最悪の大人の集まりである、という事である。

 だって河本は20歳ですぜ。20歳の頃なんて、「ちょっと悪いほうがカッコいい」って思いたい年齢じゃないっすか。回りがみんなやってたらそりゃやるよ。5cmボールをカップに近づけるという、何の役にも立たない行為がゴルファーとして一発アウト、それまで積み重ねてきたものを一瞬で失いかねない行為だってことすらわかんないバカなんだし。

 そういうバカには、コンコンと、幼稚園児に諭すように教えなきゃダメなんだよ日体大ゴルフ部部長の木◯祐二先生(武士の情けで伏せ字にします)。これは、あんたの責任だよ。教育者として、「勝つことより大事なことがある」というアタリマエのことを教えられなかったあんたの。




 GDOの記事では今回の件についてこう書かれている。

 前日13番のグリーンでダブルボギーパットを打つ際、拾い上げていたボールを本来戻すべきマーカーのすぐ前ではなく、ずれた場所に置いたのがペナルティの理由。

 「高ぶっていたというのもあったけど、僕が子どもでした。意識せずにやっていて、これからはちゃんとリプレースします」と事実を認め、反省した。


 記事でも「ホールに近づけた」と書かないで「ずれた場所に置いた」と書いてるところが忖度ですな。素晴らしきジャーナリズム精神(皮肉です)。まあそれはいいとしても、本人のコメントを私なりに翻訳すると、

 「テレビカメラで映されてることをつい忘れて、いつもみたいにズルしちゃいましたテヘペロ。今までずーっと無意識にやってた事なんで、ダボで頭が真っ白になってつい出ちゃったんですよねー。まだまだ甘いっすねー私も。これからはちゃんとTVで映されてるかどうか確認しまーす」

 ってことになるのかな。きついようだけど、もう治らんでしょ。それに、今後プロになっても応援する(まっとうな)人はいないでしょ。第二の人生、頑張ってください。


 え、そんな事言いきっていいのって?そういう人には次の言葉を贈ります。

李下瓜田

 河本くん、もしわかんなかったらグーグルで検索しようね。あ、インスタのハッシュタグ検索じゃ出てこないと思うよ。


2020/10/24 (1607618hit)  第78回GB月例@山の原GC


 山の原ゴルフクラブは以前つるやオープンが開催されていたトーナメントコース。私自身、山の原は9年ぶり。アコーディアなんでビジターでも簡単にエントリーできるし近いんだけど、何故かラウンドする機会がなかった。今回はトーナメントも開催された山の原コース(18ホール)を。



 この日、グリーンスピードの表示は8.5ftだったんだけど、芝目がある感じで、順目の下りなんて触っただけで2mオーバーとかざらで、苦労した。ケチらずにキャディさん付けてもらったら良かった。



 前半は9ホール中6ホールでパーオン、5ホールパーの40。相変わらずパー5の2つともボギーにしてるのが情けないけど。

 後半インコース、左右にバンカーがありフェアウェイが狭いホールが続く。



 そのため実力を遺憾無く発揮し、セカンドOBからのトリプルボギー1つ、素ダボ(3オン3パット)1つ、ティショットプッシュスライスOBからのダボが1つ。



 フェアウェイのバンカーはアゴがそれほど高くはないけれど、入ると私の腕ではパーオンの確率はがくんと落ちる。なかなかタフなコースだった。



 グリーン右手前の2連の池が印象的な17番パー5。ここもきっちりボギー(ティショットチーピン、木に当たってセーフ→2打目5アイアンダフリ、3打目5アイアンハーフトップしてショート、4打目アプローチはピンの上につけて2パット)でしたわはは。



 パーオン率が上がってきてるのが唯一の救いかなあ。


2020/10/26 (1607744hit)  入口と出口なんだよなあ(10月月例)


 アイアンとアプローチはだいぶ人並みになってきたと思う。

 アイアン。ゴル◯ィア香里園校のS水プロのレッスンでダウンブローに入るようになり、距離も出るようになり(10yほど伸びた)、ラインも出るようになった(調子いい時限定だけど)。

 アプローチもS水プロに習った、イップス撲滅のための打ち方(右に置いて打ち込んで終わり)とウェッジを替える(クリーブランドのRTX-4。これほんとにいいですぜ旦那)ことで必要最低限の事(30y以内からパーパットが打てる所まで持っていく)はできるようになった。




 でも、入り口(ドライバー)と出口(パット)がダメならスコアにはならんのだよなあ。

 前半は短い梅コースという事もあり、ドライバーを使用したのは3回だけ。その3回中、ナイスショットは1回だけであとはプッシュOB(ダボ)とチョロに近いダフリフック(ボギー)というステキな出来だったけど、他のホールがまあまあ(1バーディ2ボギー)で40。

 しかし巻き返しを誓った後半、いきなりパーオン4パットダボ。3番も2打目がグリーン手前の樹の下へ行き、3打目のアプローチで難しいところに乗せてしまい3パットの素ダボ。

 4番パー5では2オンに成功し、難易度Sクラスの長いパットが奇跡的に寄ってバーディゲットするも、5番でもったいないボギー(ウェッジショットが乗らず、アプローチが大オーバー)、6番で3mのバーディパットを決められず、7番も2mのバーディパットを外して迎えた8番。左引掛け痛恨OB。全く成長していない・・・・



 2OB、3パット2個、4パット1個。これだけで8ストロークだもんね。

 OB1個、3パット1個は仕方ないと思うよ。想定内。でも、OB2つ目が出た瞬間、「試合終了」のブザーが鳴るよね頭の中で。大事なもの、決定的な何かが切れるよね頭の中で。ブチッて。




 この日は「掌屈」にいきなりトライした(近日詳細)ということもあり、またクラブ選手権決勝でグリーンスピードが9ft以上出てたってこともあり、たしかに難しかった。

 でも、もうちょっと18ホール継続して集中力を保てないかいhiroくんさんよ?っていうか、アタマが悪いんだよやっぱり。


2020/10/27 (1607851hit)  まっすぐ打て


 日曜日の月例競技。それなりにいいパットもあった(アホほど強い傾斜の横からのラインでカップをなめること数回、とか。いや入ってないやんそれ)けど、これは入れとかなあかんやろ、というのを2つ外した。



 1つめは後半スタートホールの4パットのシーン。ティショットは260yフェアウェイつまりほぼ完璧、2打目135y打ち上げから9番でピンやや手前の広いサイドにオンつまりこれも完璧。

 で、やや登りのスライスライン6mのバーディパットという状況だったのだが、ココから1.5mオーバー。強すぎたけどまあこれはある意味仕方ない。バーディパットだし。で、返しが下りのフックになり、強く打てずアマラインに外れる。これもファーストパットのミスなので仕方ない部分もある(納得できる)。

 でも、ジャストタッチで打ったつもりが下りなので止まらず80cmオーバー。そして3パット目。心の整理がつかないまま打ち、ピンに当たって弾かれて入らず。これだよこれ。

 一呼吸置くか、ピンを抜いて打つべきだった。これは油断が生んだミスパット。



 2つめもティショット4W、練習場でもめったに出ない芯喰いショットのドローボールで240y。完璧中の完璧ってやつ。普段のドライバーぐらい飛んでた。2打目、145y打ち下ろし、9番で行けそうだったけど手元に7番と8番しかなかったので、8番でコントロールショット。これも100回に1回しか出ないようなパーフェクトショットでカップの横50cmに落ち、ピン奥2.5mにオン。

 触るだけに近い下りのバーディパットだけど、ラインが微妙だったんだよね。どちらにも曲がりそうだし、でもピンの左上なんで軽いスライスにも見えるし。

 さて、ここでの正解を考えた時、10人中9人は「まっすぐ打つ」と答えると思う。「ラインがわからないときはまっすぐ打て」って宇賀神さんも言ってたし(適当)。

 でも、私はどう考えたか。「まっすぐだと思うけど、曲がるとしたらスライスだろう。カップの左、ボール半個外して打とう」そう、保険をかけたっていうか、曲がると思いこんで狙いを決めたんだよね。

 そして結果は。カップ左をすり抜けて2パットパー。つまりまっすぐが正解だった。



 いや、パーやったらよろしいやん、という声が聞こえてきそうだけど、問題はそこではない。まっすぐ打つのが一番確率が高い(どっちに曲がっても入る可能性がある)のに、なぜ私は最終的に右へ曲がると読んだのか?これを考えてみた。

 上に書いたように保険をかけた?それもあるけど、正解の本質ではない。

 このグリーンの右サイドにはマウンドがあり、それが影響すると考えた?そう見えただけで、その時のラインにはマウンドはほぼ関係なかった。

 まっすぐ打って外れたら悔しいから?うーん、近いけどなんか違う。

 ・・・などと考えているうちに、正解にたどり着いた。

 まっすぐを曲がると読み、それでカップインしたら「まっすぐにしか見えないラインの曲がりが見えた俺ってスゲー!」と自己満足、あるいは自慢できるから

 というのが多分正解だと思う。



 ・・・・あんたはあほですか?はい、あほです。

 まっすぐ打て。


2020/10/28 (1607935hit)  掌屈に挑戦してみた


 掌屈。ゴルフでは、トップ~インパクトにかけて左手首を手のひら側に折る動作。

 昔、つまり腕のローテーションを積極的に使うパーシモン時代の打ち方では(左へすっ飛んでいく)ダメな動きとされていた。しかし現在、ドライバーヘッドの大型化とそれに伴う慣性モーメントの上昇により、できるだけヘッドのローテーションを抑えるようなスイングが主流になりつつある(ようだ。よくわかんないけど)。

 つまり、今どきのドライバーはバックスイングでフェースを開いてしまうとスクエアに戻りにくく、それを無理に戻そうとすると腕を変にこねくり回すような無駄な動きが入るためスイングが不安定になってしまう(のかな。よく知らないけど)。

 そこで、できるだけフェースの向きをスイングプレーンに対して真っ直ぐに保つために考えられた概念が掌屈なのである(と理解してるけど、自信はない)。



 オールドスイング(掌屈しないスイング)の場合、トップでクラブヘッドは正面(おへそ方向)を向く。


こちらからお借りしました)


 しかし、ニュースイングでは完全に空を向く。ダスティン・ジョンソンなんか典型だよね。


こちらからお借りしました)

 まあダスティンの掌屈は極端にしても、私はどちらかと言えばトップで右手に力が入り、つまり右手首がまっすぐになりやすく、その結果左手首は背屈(甲側に折れ)、フェースが開くタイプである。手応えはナイスショットなのに、プッシュやプッシュスライスが出ることが多く、その理由がわからなかったが、きっとこのせいなんだろう。

 よって、少し掌屈を意識するというのは理に適っているんだろう、と思う。


 今から遡ること18年前。初めてプロのレッスンを受けた時私は「捕まった球が打ちたい」と先生にお願いした。東香里ゴルフセンターのT辺プロは色々と教えてくださったが、その中で、

「トップで右の手のひらを空に向けなさい」

と言われた事を思い出す。今思えば、これこそ掌屈だよね。

 それに、今や某名門コースのHDCP3まで上り詰めた、仕事仲間のN谷くんも「ハンドファースト・シャローイング・掌屈」というニュースイングが科学的に正しいと証明されている、って言ってたし。

 つまり、掌屈にトライする動機づけは十分に揃ったということだ。で、やってみた。どうだったか。


 その前に一言。ここからは、知識も理解もしてないへっぽこゴルファーが、とりあえず「掌屈」的なことをスイングに取り入れてみた、というだけの話になりますので、まあ話半分に聞いてくださいね。


 どうだったか。結論から書くと、すごくいいです。っていうか、背屈が(私のスイングの)諸悪の根源だったかも。


 掌屈のいい点。

1,スイングプレーンがシンプルになる

 これは実際にやってみるとすぐわかるけど、左肩-左腕ークラブークラブフェースがずっと同じ面(スイングプレーン)を動く感じが出て、余計な動きがなくなる。クラブヘッドが最短距離で最高効率で動く感じ。

2、スイング自体が簡単になる

 コックやアンコック、腕のローテーションなどを意識しないでいいのでスイングがよりオートマチックになる。

3、トップ位置が決まる

 掌屈すると左サイドの自由度がなくなる。といっても悪い意味ではなく、クラブが正しい位置へしか上がらないという感じ。

4、勝手に捻転される

 掌屈を意識しながらバックスイングすると、左肩-左腕ークラブに心地良い張りができるため、勝手に左肩が入る、つまり上半身が捻転する。逆の言い方をすると、掌屈すると手だけでクラブを上げにくくなる。

5、スイングがコンパクトになる

 背屈スイングだと左の肘が曲がりやすくオーバースイングになったり力が入りやすいが、掌屈すると左肘が勝手に伸び、トップが正しい位置までしか上がらなくなる。つまりコンパクトになる。でも、3で書いたように上半身はきっちり捻転しているので無問題。

6、距離が出る・勝手にドローボールになる

 フェースが開かないから当然だけど、スライスは出にくくなる。うまく当たれば普通にドローボールになる。そしてシンプルでプレーンに沿ったスイングなので芯に当たりやすく、結果飛距離も伸びる。



 まあ全部のショットがすぐ完璧になるわけではない(当たり前だ)けど、掌屈を意識して悪いことはほとんどない。強いてあげれば、トップが小さいので「あれ、こんなんでちゃんと飛ぶのかな」と考えてしまい、力が入ってミスするという場面はいくつかあった(パー5のティショットとか)けど、これは掌屈の副作用というより私の心の弱さだからね。

 というわけで、今後も掌屈していきたいと思った。


2020/10/30 (1608122hit)  4バーディ


 朝の練習グリーンで。「今日はパットがうまく打てない」と感じる日がたまに、いや時々ある。(本当は頻繁にある)。

 そういう日はやっぱり本番でも全然ダメだったりするんだけど、ただ、練習グリーンで調子が良くても本番はダメダメ、ということもよくあるので、結局は単にヘタなだけなんだなあと思っている。そりゃそうだ。パットはほとんど練習してないんだもん。

 しかし、昨日は大変珍しい状況だった。練習グリーンでは全然ダメだったのに、本番はけっこう良かったのだ。

 


 この日もクラブ選手権が終わったばかりということもあり、グリーンは9ft以上出ていたように思う。下りなんて触るだけどころか場所によっては加速してカップ付近に止めることもほぼ不可能的な。いや、ここカップ切ったらあかん場所やん的な。

 そういう状況で、1番こそ3パットしたものの、他は1パットが8つ。そのうちバーディが3つはともかく、パーが2つ(つまり寄せワンが2つ)、残り3つはボギー(アプローチ大ミスからのリカバリーボギー)とかダボ(OBからの寄せワン)っていう、耐えまくった的な内容。

 バーディは下りの速いラインがたまたまカップに向かって転がった(ピンに当たってなかったら5mオーバーしてた)、4m上りの軽いスライスという狙いやすいラインに付いた、8mぐらいの大きくスライスする下りを寄せにいったらたまたま入った、ユーティリティの転がしアプローチ(8m)が入ったという、ラッキーてんこ盛りのものが多かったけど、でもまあそこそこ思い通りにパットできたと思う。



 最初のダブルパーはティショットOB、打ち直しバンカー、バンカーからダフって乗らず、アプローチ寄らず、そこからダボを狙いにいって3パット。

 2番もティショット(4アイアン)左引掛けOB。

 でも、今回一番の反省は前半9番のダボ。ティショットドヒールで右ラフ、2打目7アイアンは思い切り捕まえてしまいOBまであと10cmの法面。でもこのショットはいいねん。

 3打目、カート道のすぐ横のマウンドみたいなところで、距離は40y、左足上がりながら下が硬い薄芝、バンカー越え、ピンはバンカーのすぐ先。犯人は「このライからふわっと上げてベタピンに寄せようと思った」などと供述しており、その身勝手で頭の悪い行動に関係者一同は呆れています、的な。

 当然のようにチャックリしてバンカーイン、バンカーから出して4オン2パットでダボ。



 何回も何回も書いてるけど、なぜこの状況で「奥に乗せてボギーでいい」と思えないのか。なぜ出来もしないことを出来ると思い込むのか。傲慢だからか。脳天気だからか。状況判断ができないからか。

 いや、やっぱり、単にアホなんだと思う。



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