日記270
(2016年12月)

去年までの日記

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2016/12/2 (1448048hit)  一八会@きさいちCC


 今年も残すところあと1ヶ月。いよいよ冬がやってきた、てな事を先月も書いたような気がするがまあ細かいことは良いとして。



 昨日は同業の諸先輩主催のコンペ。持ちハンデによるストローク戦。場所はホームのきさいちCC、ティは白ティ。6390yパー72。

 珍しく朝から練習して臨んだんだけど、ドライバーもアイアンもイマイチの当たりばっかり。どうしてもコースへ出るとドライバーを思い切り振れず合わせにいってしまう。アイアンは先っぽにばかり当たって打感がこの上なく悪い。アプローチもまだチャックリしちゃう。

 でもパットはそこそこ良かった。そしてスーパーラッキーが2つ。

 1つは9アイアンで思い切りトップした球が転がってピンハイ3mに付き、これが入ってバーディ。ボギーを覚悟してたので2打も得した。

 もう1つは3打目のアプローチをトップし、奥からのアプローチも再びトップ!するもピンに当たってパー。普通なら良くてダボ、たぶんトリプルパターンだったので3打もラッキー。

 てなことがありつつ、寄せワンも3個決まり。



 今年ベストタイ&最小パット数キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



 今日の教訓:練習は裏切らない



2016/12/3 (1448208hit)  タイガー・イズ・バック


 15ヶ月ぶりというけれど、まるで3年も5年も待たされたような気がする。

 世界中が待ち望んでいたタイガー・ウッズの復活。普通は勝負の世界での「復活」という言葉は、勝利や優勝した時に使われるんだけど、彼の場合は、試合に出場しただけで復帰じゃなくて復活だもんね。スーパースターだわやっぱ。

 で、「満を持して」出てきただけあって、全盛期を彷彿とさせるショット、パットが随所に見られた。初日こそ後半崩れたものの、2日目はだいぶ良さそう(まだ見てないからわかんないけど)。

 彼の凄さは、飛距離・ショットメイク・ショートゲーム・パットのすべてが高次元であることもそうだけど、「総合的なゴルフ力が高い」という部分が誰よりも秀でていたと思うんだよね。

 だから今後、体に優しいスイングに改造しても、飛距離が落ちても、スイングに迫力がなくなっても、彼は「強いタイガー」として復活できると思う。もう一度体を壊さない限りは。



 ところで初日、あるパー5でタイガーがチャックリしたんだけど、その時解説の内藤コーチが

「クラブがインに上がって、ヘッドが下から入ってますね。そうなるとバウンスが使えないのでリーディングエッジが刺さってチャックリするんですよね」

 と言ってた。チャックリのプロである私は、

「そうかということはクラブをアウトに上げヘッドを上から入れるとバウンスが使えてちょっとダフってもチャックリしないということだな」

 と真理に気づき、早速練習してみたらあらイイ感じ。

 クラブをアウトに上げるとは、クラブヘッドを胸の正面でキープするということ。つまり上半身とクラブは同じだけ回転し、左手親指はずっと胸の正面で上を向いたまま(右に傾かないよう)上げていけばいい。

 ヘッドを上から入れるとは胸の正面でまっすぐ上に上がったグリップとクラブがそのまま真っすぐ下に降りるだけで、腕で飛球線方向へ振りに行くとダメ


 ということ・・・え、何言ってるのかわかんない?要は、


 上半身は回転運動、腕は上下運動で打て


 だなと。クラブを回転させる意識を持っちゃダメだなと。そう改めて感じた。うん、内藤くんはなかなかいいことを言うじゃないか(←何様?)。



2016/12/5 (1448395hit)  もっとシンプルに


 一昨日の日記で私はこう書いた。

(アプローチは)上半身は回転運動、腕は上下運動で打て
 
 これね、もっとシンプルに考えられとわかったのだ。結論から書く。

 (アプローチは)上半身の回転だけで打て

 つまり腕の上下運動は考えなくていいと。



 なぜか。上半身は前傾しているからである。つまり、前傾したものを回転させると、自然に(斜め)上にクラブは上がっていくので、無理やりクラブヘッドを持ち上げたり下ろしたりする意識をもたなくてもいい、と気づいたのが理由その1。

 理由その2は、「腕を動かす」という意識を持ってしまうと、どうしても腕主体というか腕リードというか腕だけでひょいと打ってしまいがちになるのだ。そりゃ何十年もそんな打ち方してたんだからその癖はなかなか抜けないよね。

 理由その3。腕をまったく動かさないつもりで打っても、必要最低限は「勝手に・自動的に」動くし振られるのではないかと。その証拠に、腕を動かさなくても普通に打てるんだよね面白いことに。


 この気付きは、今までプロや上級者に色々と教えてもらった事が全て理解できるという点でたぶん正しい。

 K見師匠曰く、「脇を締める意識で、もっとヘッドがアウトに上がらんとあきませんよ」

 某プロ曰く、「クラブヘッドは飛球線に対してまっすぐ上がっていく」

 T辺プロ曰く、「ヘッドの重みを感じて振らなあきまへんで」

 K竹さん曰く、「クラブをどこへ上げるかなんて考えたことない。勝手にしかるべきところに上がる」

 M岡くん曰く、「きちんとコックして、コックを維持したまま体で振る」





 シンプル・イズ・ベスト。あとは練習して体で覚え、コースでできるようになるだけだ。まあ何十年か頑張ればできるようになるだろう。



2016/12/6 (1448575hit)  松山英樹が


 松山英樹がまた勝った@ヒーロー・ワールドチャレンジ。


(ゴルフネットワークより拝借)

 非公式戦とはいえ、タイガーはじめ名だたるビッグネームを向こうに回し、3日目独走からの4日目逃げ切り。かつてこんなに高い次元でゴルフをする日本人が居ただろうかいや居ない。

 これだけ結果を出し続けると、アンチ松山である私もさすがに黙らざるをえない。この期に及んでもまだアラを探してやる!とババ色の根性で観戦してたんだけど、残念ながら(残念ながらじゃねーし)見つからなかった。

 強いて挙げるなら最終日オーバーパーのラウンドだった、バックナインでオーバーパーだったぐらいだけど、それでも難しい上がり3ホールをパーでまとめ、最後のアプローチでステンソンに参ったと言わしめたんだから私の完敗である(いや勝負じゃねーし、そもそも勝負にすらなってないし)。




 松山英樹、おめでとう。



2016/12/7 (1448720hit)  飽きない


 私は小さい時から落ち着きと集中力がなく、もし世が世なら間違いなくADHDと診断されていた(いや今も大人のADHDだけど)と思われるような子供だった。

 何事にも打ち込むことができず、熱しやすく冷めやすく、思いついたらすぐ行動するくせに飽きるのも早く、旅行などでは行く前が一番嬉しくて当日の朝にはもう疲れ切ってぐったり、みたいな感じだった。

 そんな私だから習い事も水泳半年習字1年そろばん2年、公文は友達がいたので奇跡的に4年ほど続いたが今から思えばこんなクソガキ子供をよく親は我慢して育てたものである。

 で、この「飽きっぽい」というのはやはりというか当然というか大人になっても治らず(大人のADHDだからね)、高い買い物をしても買っただけで満足したり、何かを始めようと準備しているうちに興味がなくなってしまったりと思えば無駄の多い人生を送ってきた。もしその無駄使いをすべて貯金していればきっと日本の国家予算の半分、と言えばさすがに大げさだな、パプアニューギニアの国家予算の100億分の一ぐらいは貯金できていたと思う。



 しかし、そんな私でも何故かゴルフ(とアレ)は飽きないんだよね。不思議な事だが。え、アレは何だって?アレですよアレ。そんな事聞くなんてエッチだなあもう。

 なぜ飽きないかっていうのは当然分かっていて、本能に基づく行動だからもうね、うふふ・・・・え、アレじゃなくゴルフの話?ええそうでしょうとも。ゴルフもなぜ飽きないか分かってますとも。


 これはもう、全然思い通りにならないから、それに尽きるかと。ちょっと小洒落た書き方をすると「努力に見合う報酬がなかなか得られない」ということから来る、難しさ・悔しさ・満たされない気持ちによるところが大きいと思うんだよね。

 たとえばランニングだったら、体調による好不調はあるだろうけど練習すればするほどタイムは伸びるし、そこそこのタイムでも大会を完走することで達成感は得られると思うんだよね(ハイレベルの人は別として)。

  ゴルフと並んで二大趣味の一つでもある釣りは、道具や釣り方に対する工夫はするけど「基礎反復練習」みたいなことはしないよね。まあもともとゴルフとはぜんぜん違うと言えば違うけど。

 しかし、ゴルフは「大の大人」が「趣味として行う」スポーツの中で、「時間も費用もたっぷりと練習(=努力)に費やす」んだけど、その努力が報われることはあんまりなくて、ほとんどの場合は空振り、あるいは空回り、でなければ現状維持、的な結果しか出ないんだよねー。


 注:ここで「え、練習したらしただけ上手くなるじゃん、練習したことはコースでちゃんと結果として出るじゃん」と思った人はこの先読まないほうがいいです。っていうか読むな。


 私の場合、本格的にゴルフを再開した18年前から2年間はとにかくまともに球が飛ばず(当然100も切れず)、16年前から真剣に練習しだす(週5回とか)+会員権を購入してちょっとマシになったけど(100を切ったり切らなかったり)まだまだ満足できず、プロに習うようになってもコースでそれがまったく再現できず、もがいてるうちにドライバーのチーピンに悩み、アイアンはずっとヘタで、パットもずっとヘタで、そうこうしているうちにアプローチに深刻な病気が出て・・・・と、次々と課題っていうか問題が出てきて、その都度不本意な気持ちになって・・・という事を繰り返してきた。

 こうやって課題をクリアしてもすぐ別の課題が出てくるから飽きないんだろうね。



 でも、アプローチイップスの時なんか大袈裟に言うともうゴルフやめますか?それとも人生やめますか?という二択まで考えたけど、それでもゴルフをやめなかったのは

いつか努力が報われる日が来るかもしれない

 という、祈りにも似た気持ちがあるからだなんだろうと。いや、

このまま終わってたまるか、今までの努力を無駄にしてたまるか

 という、意地なのかもしれない。



 その意地のおかげか、アプローチについてはやっと、しかし確実に明かりが見えてきたと思う。でも、そうなったらなったでまた新たな悩みが出てくるんだろうなあ。

 まあ、終わりのないのがゴルフ。終わりが無いんだから飽きようがないよね。



2016/12/9 (1449023hit)  プライベート(練習)ラウンド@きさいちCC


 昨日は一人でホームコースへ。お馴染みのK瀬さん、O嶋さんの組に入れていただいた。今回は思うところあり、大胆にスイングをいじってみてのラウンド(詳細は明日)。だからスコアは二の次として。

 この日はサブグリーン+白ティ。だから実際には6097y。



 以降、全てニュースイングによるショットである。

 松1番は そのニュースイングでいきなり右プッシュOB。で3打目はフェアウェイバンカー、残り95y。バンカーからのウェッジショットが完璧、1ピンにオン。まあ外してダボだったんだけど。

 2番は8番アイアンのニュースイングでトップ、バンカーからホームラン、3打目を50cmに寄せてボギー。

 3番、ドライバーダフリで220y、2打目PWはトップ、3打目アプローチは上手く寄って1パットパー。

 4番パー5、ティショットプッシュで右ラフ、2打目4Wはハーフトップ目ながらまあまあ、3打目50yのウェッジショットは10yショート、花道から1.5m上に付けてしまい、外してボギー。

 5番パー4、ティショットストレート、2打目ウェッジショット(65y)はイマイチの当たりで手前にオン、2パットパー。

 6番パー3、105yで2段グリーン上の段、50度のフルショットではなくPWの3クォーターで。いい感じで打てるもわずかにショート、下の段。2パットパー。

 7番パー4、ティショットストレート、左足下がりから110y、8アイアンのコントロールショットが超トップ。寄せも4mショートしてボギー。

 8番パー5、ティショット強めに叩くが軽いプルフックで左ラフ。2打目ユーティリティで低いフック、3打目100yアゲンストで50度フルショット、上手く打てたと思ったけどショート。 ピン位置が一番手前の時はとりあえずセンターまで打ったほうがいいね。エッジから2パットでパー。

 9番ティショットプッシュで右ラフ、2打目は残り110y打ち上げ、本来ならPWなんだけど9番のコントロールショットで狙ってみる、と右へ飛んであごの深いバンカーへ。そこからホームランOB、結局トリプルボギー。


 ・・・とハーフを終わっていいショットと悪いショットの差が大きい感じ。でも、ドライバーのスライスなし、アイアンもそこそこラインは出てる(けど距離はショートが多い)し何より打感がいい。


 後半もいいショットと悪いショットの差が激しいけど、いいショットはきちんと球が上がるし、気持ちよく振り抜けるし、なかなかいい感じだった。スコアは別として。



 もう少し慣れればいい感じで打てそうな気がする。で、どんな感じでスイングをいじったか、なんだけど・・・・(明日に続く)



2016/12/10 (1449186hit)  ボールがフェースの先のほうに当たる問題


 クラブフェースの芯に当たらない。これはいろいろな意味でダメである。

 その1、思うような距離が出ない。
 その2、打感が悪い。
 その3、打音が悪い。
 その4、自分がヘタだということをその都度思い知らされる。

 で、私がまさにそのタイプで、ドライバーからウェッジショットまで高い確率でフェースの先のほうにボールが当たる。しかも悪いことにコースでは特にその傾向が強くなる。



 いろいろ考えたり治そうとしたのだが、どうしても上手くいかず、悩んだ末に約1年前、信頼のおける某プロの方に相談した。すると、プロは実際にスイングを見ないとなんとも言えないと前置きした上でこう教えてくれた。

 ダウンスイングで捻れがゆるんでいるせいではないか?

 いろいろなことがストンと腑に落ち、そう、やはりポイントは「捻転差」だったのだと理解。それから「捻転差キープ」についていろいろ考えながら練習してきた今年であった。のだが、なかなかうまくいかず。



 そんな中、先日の練習でまたしても偶然の出会いが。私の打席の横で打っていたのが高校生と思しきジュニアゴルファーとその父親。高校生は荒削りながら見事なスイングでハイボールを打っているが、惚れ惚れするような捻転差を作っている。一方の父親も上手いんだけど、捻転差という点においては雲泥の差がある。

 そしてそのジュニアゴルファーと、私(や父親)のスイングで一番違う点が何かというと、その

 スピード感

 なんだよね。ジュニアゴルファーはアドレスからフィニッシュまですべてよどみなく、体のすべてのパーツが流れるように動いている。そしてそのスイングスピード(テンポ)も速い。

 一方私は、ごくゆっくりバックスイングを上げていき、トップでほんの少し間があり、そこから加速していくイメージ。で思った。このゆったりしたテンポそのものが合ってないんじゃないかと。



 スイングのテンポには正解がない。松山や宮里聖志みたいにゆっくりの人もいれば、近藤共弘やニック・プライスみたいに電光石火でスイングを終わる選手もいる。でもね、この時考えたたのは、

 ゆっくりしたスイングテンポで捻転差を作るためには、相当な筋力(あるいはセンス)が必要なのではないか?

 ということだ。そう言えば、昔は俺ももっと速くスイングしてたよなあ。



 そして、その頃はもっと芯を食っていたような気がしないでもない。というわけで、

 スイングのテンポを変える(速くする)事で捻転差が簡単に(と言うか無意識に)作れないかなあ?作れそうな気がする。たぶん作れる。うんそうしよう。

 という大胆な変更をすることにした。



 その結果が一昨日のラウンド。まあ良いこともあれば悪いこともあったけど、結果的にはメリットが上回るかなあと。というわけで、速いテンポ(といってもたぶん人並み)で打つように当分頑張ってみますわ。



2016/12/12 (1449378hit)  毒舌2016年12月版


 久しぶりに毒舌など。




 ここ何日か、隣の国の大統領がどーちゃらとかなんちゃらとかの報道ばっかり。あの、ここは日本なんですが、なんで単なるいち外国(しかも日本のことが大嫌いな国)の政治ニュースをトップに据えたり延々と特集したりしなあかんのかな?もっと大事なこといっぱいあるでしょ?中継班まで出たり、某国営放送でも大きく取り上げたり、何なの?

 その国のことなんて、俺、興味ないから。





 ネットのまとめサイトに嘘とコピペが氾濫。検索サイトでトップだから信用した・・・って、あんたらネットを何だと思ってたの?こんなもの、90%がウソで9%が広告だってこと、ほとんどの国民は知ってるんだけど。知らないのは幼稚園児か後期高齢者ぐらいでしょ?

 それを報道するアホTVどもよ、そもそもお前らも半分がコマーシャルで半分が偏向報道じゃねーか。最初からウソって認知されてるネットのほうがお前らマスコミよりはるかに健全だっちゅーの。

 ポータルサイトやSNSに流れてくるニュースをすべて真面目に受け取るような、ネットリテラシー(ネット情報の真贋を正しく把握する能力)のない人は一生ヤフーのトップページだけ見てなさいってこった。




 某俳優がコカイン疑惑で週刊誌に叩かれ、すったもんだの挙句俳優を引退するとのこと。最初は法的措置って言ってたのに、この変わり身の早さは何かちょっとすっきりしないよね。

 でも、ホントにやってないんだったらやめる必要ないし、ちょっとメンタル弱すぎちゃうかと。信じている人に裏切られたって言うけどそんな事多くの人が経験してることだし、それでも一般人は食うためには働かにゃならんわけで。

 セクシャリティがどうこうというのも、昨今珍しい話ではないしだから何なの?って感想しか無い。違うならきちんと弁明すればいいし。っていうか、そうやってプライバシーをある程度晒されるのは芸能人にとって当たり前っていうかそれあっての芸能人じゃね?と。だからこそ1つの作品に出演して何百万も何千万ももらえるわけだし。

 「やっぱりやってました」ってなことにならなければいいけどね。





 アコーディアがMBKファンドの傘下に入り、上場廃止。結局村上ファンドに乗っ取られないようにするためにそういう選択をするに至ったみたいだけど、年1回、たった数千円の株主優待券を楽しみにしていた泡沫貧乏株主(俺とか)が結局損をするわけだ。

 昔「儲けることはそんなに悪いことですか」と吐いた村上よ、お前のしている商売ってのはつまりそういうことだ。人の不幸を自分の糧にしてるという事と、合法・非合法ってのは全然関係ないんだよ。ルール違反はギリギリ犯さないけどマナーが最低最悪のエセゴルファーみたいなもんだわな。

 村上よ、せいぜい強がって今を謳歌してなさい。お前には天網恢恢疎にして漏らさず、って言葉を送っとく。





 高齢者の運転ミスによる交通事故多発問題。一番の問題は肝心の高齢者のうち、判断力も理性もあってつまり事故を起こさなさそうな人ほど免許を返納し、頑固だったり軽くボケてたり性格が悪かったり自己中心的だったりつまり事故率の高いやつほど「俺だけは大丈夫」「車は必要」「若いものには負けん」と意固地になって乗り続けるという現象である。つまりこれ、社会の縮図なんだよね。

 うちの親ももう全然、まったく言う事聞かないもん。こういう連中に「強制返納」とか「年1回の講習」とか義務付けても無駄。だって駄々っ子と同じだもん。

 もう車側で何とかするしかない。「運転支援システム」を全車に義務付け、それが無いと車検に通らないようにすればいいのだ。ついでにドライブレコーダーも義務付け。酒気帯び検知器も。あと、時速120km以上出したら自爆装置が作動するようにすれば完璧。

 そこまで来ると全車にネットワーク組み込んで、IoTで様々なことができる。自動化運転&自動走行まであと一歩だし。

 コスト掛かる?大丈夫。10年後か15年後かわかんないけど、全ての車に運転支援システムが付いたら事故は10分の1ぐらいになるだろうし保険料も数分の1になるだろうし、ひょっとしたら交通事故っていう概念が過去のものになるかもしれない。それに伴って社会的損害や各種費用が浮くから絶対損しない。

 偉そうな保険会社は潰れるだろうけど、チョーいい気味だ。






 この世で一番醜いのは、利己的な目的で政治家をしている野郎どもである。日本を壊すために政治家やってるやつ(R舫とかT本とか)はそれ以前に論外。




 日立3ツアーズチャンピオンシップを見た。例年に増して華がなく、何だか地味に終わっちゃった感あり。お祭りなんだからもっとさ、みんなさ、ハッチャケようよ。年に1回のことなんだしさ。

 しかし、いくらオフシーズンのエキシビションマッチだからって、プロが池ポチャ続出、オーバーパー続出ってのはどうよ?マルちゃんは(プロでも集中力が切れちゃうと。・・・なんて)庇ってたけど、これ、逆に、最初からアンダーが出るようなセッティングにすべきだったんじゃない?スティンプ13フィートにする必要なんてない(女子ツアーを優勝させまいとする嫌がらせか?)し、コンパクションももっと落とすべきだったんじやね?

 誰がトーナメント仕切ってたのか知らないけど、レギュラーツアーが易しくて、エキシビジョンが激難セッティングって訳わかんない。
 





 今年、松山のおかげもあってPGAツアーはじめメジャーの試合、ライダーカップ、オリンピック、WGCなんかをいっぱい見たせいか、もう日本ツアーの試合がつまらなく思えて仕方ない。申し訳ないけど。

 その理由はたった1つだけ。すごくシンプル。日本のプロは下手すぎる。お前が言うなよって話ではあるけれど。アメリカの下部ツアーはおろか、アジアンツアーにも完敗してるよね。

 立て直す方法はたった1つ、日本ツアーを丸々アジアツアー(出来ればオーストラリアとも)に取り入れてもらって、アメリカ、ヨーロピアンに次ぐ「環太平洋ツアー」としてやっていく事ぐらいしか無いんじゃない?

 だって、選手の側に危機感全然感じられないんだもん。あの倉本プロや青木プロが孤軍奮闘してるのに、良くなる兆しがまだ見えない。ここでも「既得権の壁」「老害の壁」「バカの壁」「電通の壁」が分厚いんだろうなあと思う。

 老人の頑固さ、保身の頑なさってのはどうしようもないね。もう、60歳で全員隠居したらいいねん。



 などと思った(毒舌は程々に)。
 


2016/12/13 (14495559hit)  薄暮で新スイングの練習など


 最高気温が一桁の中、日曜日の午後にまた薄暮へ。ホールアウトしたのは6時過ぎ。寒かったし真っ暗だった(アホだ)。



 でも、日没直前にはこんな景色も見れるんだから、冬の薄暮も捨てたものではない。



 さて今回は現在練習中の「思い切ったスイングテンポ変更」で9ホール回ってみた、その結果。

 1番パー4
 1打目ドライバー×、ダフリチョロ(笑)
 2打目ユーティリティ×、ヒール引掛け
 3打目90y、ウェッジクォーターショット◯

 2番パー3
 1打目ユーティリティ×(引掛けOB)
 前進4打からのアプローチ◯

 3番パー4
 1打目ドライバー◯
 2打目6アイアン(レイアップ)◎
 3打目アプローチ◯

 4番パー5
 1打目ドライバー◎
 2打目7W◯
 3打目50度フルショット△(右プッシュ)

 5番パー4
 1打目ドライバー△(プルで左ラフ)
 2打目7アイアン◯
 3打目アプローチ◯

 6番パー3
 1打目8アイアン×(ティアップせず→ダフリ)
 2打目アプローチ◯

 7番パー4
 1打目ドライバー◯
 2打目8アイアン△(左足下がりからスライス)
 3打目アプローチ◯

 8番パー5
 1打目ドライバー◯
 2打目7W◯
 3打目9アイアン◯

 9番は真っ暗になったので略。

 ということでまとめると、

 ドライバー 4○1△1×
 フェアウェイウッド 2○
 ユーティリティ 2×
 アイアン 5○1△1×
 アプローチ5◯


 とまあすごく良くもないけど今までに比べたら(そして改造中にしては)マシかなって感じ。ユーティリティはダメ。だけどつま先下がりと左足下がりから距離出したい時は便利なのでバッグから抜けないんだよね。



 というわけで、今後も「捻転差」+「速めのスイングテンポ」+「クラブを胸の正面でさばく」をやっていきたいと思った編者であった。
 


2016/12/14 (1449720hit)  うっかり置き忘れたクラブを受け取る方法


 グリーン周りにウェッジなどを置き忘れたまま、次のホールへ向かってしまう。

 ゴルファーなら1回や2回はあるこのミスだが、何だか初心者っぽいしうっかり者みたいだしなかなか気恥ずかしいものである。ちなみに私は常習者で、三大競技中にやったこともある。まいったか。

 これ、なぜ恥ずかしいかというと、うっかり者という目で見られる以外に「あ、こいつはクラブを忘れるほどそのホールで大叩きして動揺してたんだな」と邪推されるからである。そんな例は98%ぐらいしか無いにもかかわらず。

 さて、今回はそんな「置き忘れのベテラン」である私が編み出した、置き忘れたクラブを恥ずかしくないように受け取る方法である。これさえ知れば、あなたのプライドと自尊心を守りながらクラブを取り戻すことができる。早速明日からのラウンドで使ってみよう。



 初級編

 一番単純な方法は、最初から「自分はお調子者なんですよ、だからクラブたまに忘れちゃうんですー」と相手にカミングアウトしてしまうやり方である。開き直って相手の懐にすっと入ってしまうわけだ。これによリ、「気恥ずかしい」という気持ちを払拭させる。

 クラブを取りに行く段階から、ビートたけしを彷彿とさせるがに股の小走りで相手に近づいていく。もちろんスキルがある人は「欽ちゃん走り」や「アホの坂田歩き」でもかまわない。

 で、相手がなにか言う前に「いやーウェッジ。ウェッジっすよね?ね?いやいやいやすいませんすいません。そうなんですよもううっかりしてて。そのホールでもうとんでもない大叩きして。いやーすいません。え、バンカーのすぐ横に。そうなんですよバンカーで数え切れないぐらい打っちゃって。出たときにはもうすっかり。いやーお恥ずかしい。すいません。ありがとうございました。1割お礼を(とグリップを剥きながら)え、いらない?そうですかそうですか。すいません。いや〜助かりましたどーもすいません」と最後は林家三平の真似まで出来ればパーフェクトである。

 ここまで下手に出ると、相手は自尊心を満たされ、すっかり自分のことを気に入ってくれるため、「クラブを置き忘れる情けないやつ」とネガティブには思われなくなる。ただし、その後クラブハウス等で会った時にほぼ間違いなく「あの時の欽ちゃん走りの人」と言われるので、ホームコースではしないほうがいい。



 中級編

 クラブを受け取った時、自然にヘッド部分を1秒ほど確認し「あ、たぶんこれで間違いないと思います、ありがとう」と声をかけるのだ。このアクションと「たぶん」「と思います」を付け加えることにより何が起こるか。そう、相手は「この人が忘れたんじゃなくクラブを忘れた他の人の代わりに取りに来たんだな」と思ってくれるのである。

 このテクニックは嘘をついているわけではないのに、忘れたのが自分ではないと相手に誤解させることができるという点において大変優れた方法である。もっとも重要なポイントは「あくまで自然に」クラブを確認するという部分である。

 演技力に自身がない人なら、これと同じテクニックとして、グラブを受け取ってお礼を言ったあと、自分のカートに向かって「クラブありましたよ〜!」と大声で呼びかける、という方法もある。上と同様、クラブを忘れたのが自分ではない、自分は善意の第三者である、と背中で語ることができる。

 ただしこの場合、同伴競技者に「意味不明の報告を大声でする、小学生みたいなメンタリティのヤツ」というレッテルを貼られるが、後ろの組に対するプライドは保つことができる。

 もし同伴競技者に後輩や年少者(仮に金銅くん、とする)がいる場合はもっと簡単だ。カートに向かって「おい、金銅、これからはちゃんとクラブ見とけよ」と言うだけでいい。あ、金銅という後輩がクラブを忘れたんだなということで万事丸く収まる。

 「なんでぼくが先輩のクラブを見とかんとあかんのですか〜!」などと返答するだろうが、空気の読める後輩ならそういうことは大声では言わないものだ。したがって後ろの組には聞こえない。大声で言ってしまうような後輩の場合は黙って首を絞めればいい。


 上級編

 さて、いよいよ上級編だ。上級編と行っても、実は一番簡単である。

 最初からそのクラブを無かったものとして、13本でプレーするのである。後ろの組の人が持ってきてくれても、「いや、うちのじゃありません」と言えばよいし、もし目ざとい同伴競技者が「え、それhiroさんのウェッジじゃなかった?」と言われても「いや、似てますが違います」と言い切る。大事なことは「自信を持って、ハッキリと断定する」ことである。

 同伴競技者もあなたのクラブの本数や中身なんて興味ないし、本人がそう言うならそれ以上は詮索しないだろう。

 14本が13本になってもどうせスコアなんて変わらないのだ。プロじゃないんだし、ウェッジ1本なかったから100万円損するわけでも世界ランキングが落ちるわけでもない。

 え、じゃあどうやって回収するんだって?それも極めて簡単。ホールアウトしてゆっくり風呂に入り、解散してコースを離れ、コース周辺に車を止め、30分ほど時間を潰し、同伴競技者も後ろの組もコースからいなくなった頃を見計らってコースに電話をかけ、「あのー、ウェッジの落とし物無かったですか?」と聞いて取りに戻ればいいのだ。

 これであなたのプライドは保たれ、気恥ずかしさを感じる必要も後続組に情けない部分を見せることもなく、クラブを回収することができる。



 以上のテクニックを駆使することで「クラブを置き忘れるような粗忽者」という不名誉と恥ずかしさから逃れることができる。ただしその代わり「あの人って変わってるよなあ・・・」と思われるかもしれないが、そんなことは、置き忘れたクラブを返してもらう時のあの形容のし難い情けなく惨めな気持ちを考えるとごくごく些細な事なのである。
 


2016/12/16 (1450006hit)  みたび交野カントリー


 今年一番の冷え込みとなった昨日。いよいよ冬のゴルフである。家から15分、O谷さんのホーム交野カントリー倶楽部へ。K嶋さんと3人で。



 アプローチミスが6つ、パー5でセカンドOBが1つ、3パットが3つあり、そしてそれが全てだった。スティンプメーター10ftになると、ラインと強さを両方キチンと合わせないと入らない。

 というわけで。


(実際はフロントティ6059y)


 ニュースイング(速いテンポの)、ちょっとだけイメージが出てきたかな。ドライバーが3発ほどいい当たりで打てて、18番では打ち下ろしながら260yほど飛んだ。打ち下ろしだけど地面が湿っててランがほとんど出ない状態だったので上等だ。10年前の飛距離が戻ってきた。

 アイアンもちょっとだけ雰囲気が出てきた。あとはアプローチですな。練習でうまく打ててもコースでそれを再現できない。そのあたりがイップス持ちならでわ、なんだけどね。



 冬の練習は次の夏に実を結ぶという。この冬頑張って、来年の夏にはコースでも上手く打てるようになってるといいな。



2016/12/17 (1450176hit)  上級者への道


 昨日の日記で私はこう書いた。
 
 アプローチミスが6つ、パー5でセカンドOBが1つ、3パットが3つあり、そしてそれが全てだった。

 アプローチミスはもう深く考えない(ビョーキだから)。パー5のセカンドOBも、プライベートなラウンドだったので狙ったけど、普段ならレイアップしてたと思うし、5分ほど待たされた後に打ったのでまあまだ許せる。

 3パット3つも、スティンプ10に体が対応できず、また中途半端なパットを繰り返してしまったと反省点は明確だ。

 しかし、自分のセンスの無さを証明する、ちょっと惜しいミスがもう少しあったのだ実は。


 1つめ。ティショットがラフへ飛び、ちょうど松の木がスタイミーになったことが2回あったのだが、樹の下には1mぐらいの高さのスペースがあり、そこを抜くとグリーンまで花道を使って乗せられるような状況。

 120y打ち上げから5番アイアン、90y打ち下ろしから6番アイアンを使ったんだけど、低い球で抜けたまでは良かったんだけど両方ともだいぶショート。もちろんオーバーよりはいいし、練習してないショットで方向性と距離の両方を合わせることなんて贅沢だろって言われそうだけど、こういうショットでグリーンにきちんと乗せることができたらカッコイイんだけどなあ。

 え、グリーン近くまで行ったら上出来だろって?そこから寄せりゃいいじゃんって?それができないから、つい我儘を言いたくなるんだよね。



 2つめ。交野CC4番は距離が短い(332y)けどちょっと狭いパー4で、左は林で横はすぐOB、右は受けててちょっと広め。グリーンは砲台で手前左サイドに深いバンカー。つまりティショットが左へ飛ぶとパーを取るのが非常に難しくなる。

 ティショットは4Wで右サイドのフェアウェイを狙ったんだけど、右へ飛び出してさらにスライスしてしまい、ラフに生えた木に当って法面へ。2打目はグリーンエッジまで実測130yだったんだけど、打ち上げ+ピン奥で160y必要。ショートアイアンなら何とかなるかも、と思ったんだけどそんなに距離が残るなんて想定外。

 で、つま先上がりのラフ+6アイアンのショットは当然というかやっぱりというかまともに当たらず、結局ダボ。傾斜地になるととたんにショットの精度が落ちる。ヘタだ。ヘタすぎる。



 3つめ。18番ホールは打ち下ろして打ち上げるパー5。ティショットはまあまあ、2打目7Wのレイアップもまあまあ、3打目は花道から残り45yのアプローチ。何の障害もない、ライも悪くない、ノープレッシャーのアプローチ。ショットしようとすると、私の正面に立ったO谷先輩がぼそっと「チャックリしたらあかんで〜」と愛のムチ。

 で結果は、45yなのに35yしか打てずグリーンにさえ届かず。慎重に打とうとしすぎてスイングが小さくなってしまったんだね。

 プライベートなラウンドで失うものなど何もないのに、なぜそんなにミスを怖がるかなあ。情けない。意地悪なO谷先輩も憎いけど、ビビリの自分がより憎い。



 でもね、こういう、普通でない状況の時、例えば良いショットが2回続いてバーディのチャンスが高いとか、流れが悪くなりそうなトラブルショットとか、難しいアプローチを1mに寄せたパーパットとか、ダボを叩いた後のティショットとか、勝負どころのアイアンショットとか、そんな時に出るショットこそ本当の実力なんだよね。

 つまりそんな時にミスしてるというのは、そこまでの腕前ってことなんだよね。上級者への道は遠いわ。



2016/12/19 (1450366hit)  今年最後の月例


 かつて、ヒロ・トホホビッチはこう書いた。

 「しゃくなげ杯(ヒロにとって重要なコンペ)は前日(の早起き)から始まっているのだ」

 と。

 その言葉を借りるとすれば、こうなる。

 「真冬の月例競技は、(良いティオフ時間を予約する)3ヶ月前から始まっているのだ」

 つまり、

 真冬の月例競技で朝7時スタートっていうのはやっぱりキツイよね、

 という話である。



 12月の5時半といえば、まだ真っ暗。しかも気温は2度。そんな中一人起き、まずガスストーブを付ける。コーヒーを淹れるための湯を沸かし、何重もの防寒着で身を固め、それでもすぐに出発できるわけではない。

 駐車場の車は凍てついているので、しばらく暖機運転が必要。バケツに水を汲み、フロントとリアガラスに掛ける。サイドのウィンドウもきちんと拭く。そうして、やっと出発だ。

 コースへ着いても体が温まるまで動的ストレッチを行い、体がしっかり動くようになるまで持っていく。しかし、クラブハウスから外へ出た瞬間、その寒さに帰りたくなったりする。練習グリーンでも寒さをこらえながらパット。ショットに臨むにも、やっぱり体が回らない。

 いや、そこまで言うならやめたらいいのに、と言われそうけど、やめたらやっぱり後悔するんだよね。



 などと陳腐な言い訳はそのあたりにしておいて、昨日の月例である。幸いなことに風もなく、グリーンは凍っていなかったが、まだ日が昇りきっていない中スタート。この日はネット2オーバーぐらいで回れたら上出来だろう、と思っていたのだが。



 数字的にはまずまず。ダボ2つはいただけないが。



良かったことその1:アイアンの良いショットが多かった(筋ってたし、距離感もまあまあ)

 コックを多めに、手首緩まないよう、捻転差に気をつけたらそこそこ良いショットが多かった。それにしてはパーオン率低すぎなんだけど。

良かったことその2:3パットがなかった

 もともと重いきさいちのグリーン+朝露でスティンプ7ぐらいしか出てなさそうだった。でも3パットなしは嬉しいね。

良かったことその3:アプローチがすごく良かった

 ライが良かった(枯れ芝に浮いてるような感じ)のもあったけど、バンカーを除き、30yぐらいのアプローチの成功率が7割ぐらい(体感的に)まで上がってきた。1m以内に寄ったのが5回もあった。まだおっかなびっくり打ってるので実力とはいい難いんだけどね。それにしても半年前の私からしたら別人のような変化である。

 コースで打つアプローチで気をつけた点は1つだけ。また捻転差の話なんだけど、バックスイングは上半身から動かし始め、腕はそれにつられて遅れて始動する。切り返しも上半身が先に回転しだし、腕はそれにつられて遅れて回転する。そしてその動きをちょっと大げさに意識しながらアプローチする。これを意識するとアプローチイップス的な動きが抑えられる気がした。

 まあライが良い時はどんな打ち方でも成功率があがるんだろうけど。

 あと、転がす時は50度、スピンを期待したい時は56度ときっちりクラブを使い分けたほうが絶対にいいなと改めて思った。

良かったことその4:久々のチップイン

 完全に偶然なんだけど。ティショットOBのあと、特設ティ(きさいちCCは月例競技のエントリー数が多いため、日が短くなる冬は日没で競技不能を避けるため前進4打の特設ティを使用するのであるトホホ)から110y打ち上げ、PWで打った球が直接カップイン。私史上最高に派手なパーである。



 でもまあ良かったことがあれば当然悪かったこともあるわけで。

悪かったことその1:OB2発

 1つはプッシュスライス、1つはプルフック。捻転差を作るためのスイング改造(スイングのテンポを速くした)のせいで、上半身や腕が振り遅れるとプッシュやスライスが、腰を切る事を忘れるとプルフックが出る。両方出るのは由々しき問題なんだけど、まあ改造中だしね。

悪かったことその2:パーオン率が低すぎる

 27.8%ということは18ホール中たった5ホール。きさいちのバックティは結構距離がある(約6700y)ので、ティショットが当たり損なうと2打目が5アイアンとか4アイアンとかユーティリティになるからそれなりにパーオンは難しい。それにしても、18ホール中、OB打った2ホールを覗いても16ホール、そのうち半分はやっぱりパーオンしたいよね。

 アイアンのミスは相変わらずダフリで、これも捻転差が作れない(つまり思い切りが足りない)のと手首が緩む(つまり思い切りが足りない)せいということはわかってるんだけど。



 もうちょっと強靭な手首とメンタルがほしいぜ、と思った。


 そうそう、ネット1オーバーはホールアウト後1時間経過した段階で3位。グランドマンスリー出場は今年も叶わなかった。



2016/12/20 (1450534hit)  今年の重大ニュース2016年度版


 12月といえば私にとって「今年の漢字」でも「流行語大賞」でもなく、「今重」つまり今年の重大ニュース@私。読む人はおそらく何の興味もないであろうこの自分語りを、今年も大々的に行っていきたい。


1月

 17年ぶりにダンロップゴルフコース(兵庫県)をラウンド

 「アプローチは体の回転で打つ」ということに気づく

2月

 自宅の仕事場でアプローチの練習をしだす

 飛鳥カンツリークラブ(奈良)初ラウンド

3月

 奈良カントリークラブ(奈良)初ラウンド

4月

 スプリットハンドグリップからのテンフィンガーグリップでアプローチがちょっといい感じ
 
 サイプレスで天罰覿面(100近く叩く)

 「すべてのショットをミスショットでパープレーを目指す」という目標を掲げる

5月

 ウェッジ(MP-R5W 56度)を購入

 第28回VGA一木会を主催・そして優勝

 今年の月例で5回目にしてやっとネットパープレー(でも7位)

6月

 ワンスピード スイングマジック(緑)を購入

 9年ぶりに鳴尾ゴルフ倶楽部をラウンド

 月例でネットアンダー(69)、5位入賞

7月

 某ゴルフ侍に感化されL字パター(ロッサ・マラネロ)を再び使い出す

 城陽カントリー倶楽部(京都)初ラウンド。難しかった。

 キャプテン杯予選通過からの、3位入賞!(グロス124)。でもハーフで50とか叩いた。

8月

 シューズ買い替え(ミズノGENEM006)

 中古のタイトリストAP2(2009年モデル)アイアンを買い、しばらく使う

 坐骨神経痛に見舞われる

 花吉野カンツリークラブ(奈良)初ラウンド

9月

 茨木国際ゴルフクラブ(大阪)初ラウンド

 「アプローチは切り返しをゆっくり丁寧に行う」という気付き

10月

 クラブ選手権予選通過(グロス120)、決勝戦は一回戦で大敗(4&3)

 7年ぶりにタラオカントリークラブ(滋賀県)をラウンド
 
 Si学会コンペで5本ラウンド、大叩き

 「捻転」の重要さに気づく

11月

 スイングテンポを速くして捻転差を生むスイングを模索

 所属業界の大コンペ(比良カントリー)で2位入賞

 しゃくなげ杯でベスグロ(2年連続)

12月

 チップインパー(OBイーグル)を達成

 ゴルバカ月例で年間王者獲得

 「捻転差」をベースに本格的にスイング改造



 で、今年の最重大ニュースは・・・やっぱり、

 クラブ選手権予選通過

 かなあ。ベタだけど。うちの場合は8人だから、我ながらよく残れたと思う。




 ちなみに、年頭で挙げた今年の抱負だが、

基本理念:謙虚にラウンドする・・・すぐ忘れちゃう、すぐいい気になっちゃう。反省

数値目標:平均ストローク80台前半
・・・達成!(83.8)

努力目標:クラブ競技(月例)で優勝
・・・優勝はできなかったけど、善戦はした

願望:アプローチイップスをどうにかする
・・・どうにかできそうな気がしてきた!

 まあまあだったかなと。




 というわけで、来年もたくさん楽しいことがありますように(まだ終わりません)。



2016/12/21 (1450691hit)  今年の成績・2016年度版


 今日は成績を振り返る。まずはラウンド回数など。



 今年は私史上最もラウンド回数が多い年となった。上の数字(69.5ラウンド)はワンハーフも含めてなので、実際は67ラウンド、マッチプレー1回を入れ、さらにあと2回ラウンド予定なので実質70ラウンド。実に5日に1回の計算だ(薄暮プレー除く)。この贅沢者!古市プロじゃないけど感謝しないといけないね。

 でも、ワンハーフ回ったのはたった5回。2年前で10回、3年前なんて17回もあったのに。歳をとってきたってことか。


 ラウンドしたコースだけど、飛鳥CC、奈良CC、花吉野CC、茨木国際CC、城陽CCと初ラウンドのコースが5つ。ダンロップとかタラオとか鳴尾とか、久しぶりに訪れたコースもあった。

 ホームのきさいちCCへは32回。半分弱は多いのか少ないのか。少ないか。



 次は平均スコア。



 2013年の83.6にはわずかに届かなかったけど、去年より3打も縮小できた。これはOB数の減少(1ラウンド平均1.3個→0.9個)で0.8打、平均パット数(35.2→33.7)で1.5打、その他(たぶんアプローチ)で0.7打という計算になると思われ。

 パット数の減少もアプローチに寄るところが大きいので、イップスからの脱却(道半ばだけど)がそのまま数字に現れてる感じ。

 ちなみにホームの平均スコアは83.4。年間平均スコアとほぼ同じ。普通は勝手知ったるホームだったらもう少し良くてもいいはずなんだけど。けっこう初物(初コース)得意だからか。


 ベストスコア。



 去年一昨年の低迷がよく分かる。まあ70台が出れば大満足なんだけどね。

 ワーストスコア。



 特に感想なし。

 平均パット数。



 初めて33台を達成。今年もカラーからのパットは95%ぐらいはアプローチではなくパット数として計算したので、実際はあと1ストロークぐらい少ないかも。L字のロッサ・マラネロがええ仕事しよったと思う。計算してないけど3パットも確実に減った。


 パーオン率とパーセーブ率。

 パーオン率は40%ちょい、18ホール中7ホール。ちょっと少ないか。



 パーオン率は去年とほとんど変わってないのに、パーセーブ率は、



 42.7%(7.7/18h)から48.9%(8.8/18h)に増えてる。寄せワンが成功してることを示唆してるよね。

 ざっくり計算してみると、去年は1ラウンドでパーオン率とパーセーブ率の差が2.3ポイントしか無かった、この差は「寄せワンの成功率−パーオン3パットボギー」の数値だから、去年はいかに寄せワンが少なくて3パットが多かったかだよね。

 で、今年はパーオン率とパーセーブ率の差が8.3ポイント増えてる。1ラウンドにつき1.5ストローク寄せワンが増えて0.5回3パットが減ったぐらいの計算になる。こうやって数字に出ると励みになるね。


 スコアとパットの相関グラフ。



 グラフの右へ行くほどスコアが悪く、上へ行くほどパット数が多いというグラフなんだけど、まあ緩やかな右肩上がりは当然として、33パットぐらいでも90以上叩いてるケースもあれば、36パットで80そこそこというラウンドもある。今季ベストスコアで回った時もパット数は34と27だし。

 ま、それだけショットもパットも調子が日替わりってことなんだろうね。上級者はこのグラフがぎゅっと左下に寄って、こじんまりした感じになるはずだし。


 バーディ数ほか。



 67ラウンドでバーディ53個は、たぶん同じぐらいのHDCPの人と比べると少ないと思う。まあ私のゴルフスタイルは「超守備的」だからこれでも多いぐらいと思ってるけど。

 それにしてはダボ以上が14%つまり1ラウンドに2.5個。まあ素ダボ1個、OB1個ぐらいは仕方ないよね。

 右の棒グラフはパー3、パー4、パー5でどれくらいパー(以上)を取ってるかの数値。パー3が苦手、パー5のパーをもっと増やさんとあかんね。パー3で2回に1回、パー5で4回中3回パーが取れたらあと一段上へ行けるんだろうな。

 


 というわけで、来年も今年を上回る成績が出せるよう、ショートゲームの練習を続けていきたいと強く思う編者であった。



2016/12/24 (1451084hit)  ラス前?のラウンド


 イブも仕事をしている編者ではある。メリークリスマース!!!(やけくそ)


 火曜日・水曜日と今年のまとめ的な日記を書いたらもう1年が終わったような気がして、更新する気が起こらなくなってしまった・・・というのは半分ウソで、本当は一昨日のラウンドがあまりにも酷かったから不貞腐れて更新しなかったのであった。

 どう酷かったか。すべてが酷かった。評論する価値なし。ドライバーは2回に1回トホホだし、アイアンは10回に9回トホホだし、アプローチも3回に2回トホホだし、パットも全然入りそうになかった(3パット3個)。

 で、こうなる。



 寒い、風が強い、体調イマイチ、慣れていないサブグリーン、その割にそこそこのスピードが出てる(8.8-9.2ぐらい?)、などと悪い条件が・・・・って言い訳ばっかりで情けないやっちゃのー的な。

 良かったのは残り90yからのバンカーショットが1ピンに付いて(*1)パーをゲットした竹の7番と、ティショットをドライバーでグリーンエッジ付近へ運び、アプローチが1mについてバーディが取れた梅の5番ぐらい。ほかは全部トホホ。

 調子が悪くなればなるほど大事にスイングしようとして肩が回らなかったり腰が切れなくなったりするんだよね。それがわかってるのに、つい置きに行ってしまう。競技でもなんでもないのに。ヘタレ野郎だ。


 ま、こんな日もあるさってコトで。



 *1・・・フェアウェイバンカーからはコック早目、バックスイングで怖がらずに捻転して打ちましょう。



2016/12/26 (1451320hit)  天国と地獄(その1)


 最高の季節、例えば晩秋の小春日和。気のおけない仲間たちと最高にコンディションが整った名コースを回り、ラウンド後はレストランでのゴルフ談義に時を忘れ、その後も場所を変えて昼間のラウンドを肴に美味しい料理と酒を酌み交わす。そしてそんな日がずっと続く。

 また、金に糸目をつけず、世界中の名コースをラウンドして回る。あるいは、素晴らしい景色や満開の桜、見事な紅葉を愛でながらコースを回る。

 最終ホールをパーで上がればベストスコア更新。ティショットがフェアウェイに飛び、2打目のアイアンショットがピン方向へ。グリーンへ上がってみると、タップインの位置にボールが・・・・


 ゴルファーにとっての天国というものがもしあれば、そういうものを想像するだろう。

 逆に地獄の方はシンプルだ。ラウンドできない、それだけでゴルファーは羽の折れた鳥のように自由を奪われてしまう。

 さて、これから語られるのは一人のゴルファー、G氏の物語。その主人公がいきなりこの世に別れを告げたところから始まる・・・・







 どうやら俺は死んでしまったようだ。死因?そんなことはもうどうだって良い。後ろを振り返っても戻れないし、俺のモットーの1つは「常に前向き、後悔しない」だからな。

 俺が死んでしまったと感じたのは、深い霧が立ち込めた、得体の知れない場所に立っている状態で目覚めたからだ。目覚めたというより、いきなり意識が100%戻った感じ。地面はしっとりと湿った土のような感触だが、あまりに霧が濃すぎて立った姿勢からでも確認できない。

 動こうにも動けず、とりあえず大声で「おーい」と叫んでみる。反響はない。野原にいるような感じだ。とりあえず危険はなさそうだし、もしあってももう死んでるんだからこれ以上悪いことは起きないだろうと思い、そろそろと歩き出した。

 あの世でも時間の経過があるのかどうかわからないけど、10分ほど歩いたところで水が流れるような音がしてきた。お、噂に聞く三途の川か?と俗っぽいことを考えながら歩みをすすめる。すると、霧が少し晴れ、オーガスタの13番左サイドに流れるクリークそっくりのこじんまりとした川が目の前に現れた。

 これはたぶん俺自身が作り出した「川」のイメージなんだろうな。ゴルフが好きで、仕事も家庭も疎かにしてゴルフにうつつを抜かした人生だったものな。などと考えつつ、浅瀬と岩を足場に向こう岸へ渡る。え、そんなに簡単に渡っちゃていいのかって?俺のモットーの1つは「思い立ったら即行動」だからな。

 なんとか渡りきる。気づけば霧がだいぶ晴れてきて、遠くにぼんやりと建物のようなものが見えた。とりあえずそっちへ行ってみようか。



 現世に置いてきた嫁さんと子どもたちはどうしてるだろうな、などと考えているうちに建物に到着。ギリシャの神殿っぽいと言われたらそんな感じだし、寺って言われればそんな雰囲気もするし、まあこれも自分の「死後の世界の建物」のイメージが投影されてるってことだろうな。

 で、門的なところには鬼的なものが居て、気がつけば周囲には私と同じような死者的なものがぞろぞろと歩いているのだが、皆ぼんやりしていてよく見えない。なんとなく、その死者的な群れと同じ方向に歩いていく。

 そうこうしているうちに、目の前にひときわ大きな人物が見えてきた。ほぉ、たぶんこいつが閻魔大王的なもので、ここで天国とか地獄に振り分けられるのだろうな、と思ったらまさにそのとおりだった。あの世も意外と陳腐である。

 「Gよ、これからお前に審判を下す」


(続く)



2016/12/27 (1451488hit)  天国と地獄(その2)

(続き)


 「Gよ、これからお前に審判を下す」

 来たよ。しかしこのベタな展開、まさに想像通り。これも俺の想像の産物か?

 「まず、お前の罪だが、スコアを誤魔化すこと12回。これには意図せず過少申告した7回が含まれる。次にライの改善をしたことが31回、ちょっと多いほうじゃな。それから」

 「いやいやいやちょっと待ってください大王さん。なんでゴルフの事なんですか?しかもいきなり。普通は人を傷つけたとか、道徳的に悪いことをしたとか、そんなことのほうが大事じゃないですか?」

 「ん、そうだな。だがお前の頭の中はゴルフの事ばっかりみたいだからな。間違えたわい。お前の人生全般のことについては、すでに天国行きが決まっておる」

 「まじっすか?!良かったー!!」

 「お前の普段の行動については−28,804点、家庭や家族のことについては−4,686点、他人への関わりについては−6,319点、良いところはまったくなかった」

 「えー、そんなに酷かったんですか?」

 「酷かった。まあ1,000人に1人のマイナス点じゃな。しかし、仕事を熱心に行い、多くの人たちに夢と希望を与えた点。これがプラス40,251点で、かろうじて天国行きが決まったのじゃ」

 「そうですか。まあ天国へ行けるならいいか」

 「しかしここからじゃ。天国といっても色々ある。いや、100人人間がいれば100個の天国があると言って良い。それぐらい天国とは個人的なものじゃ」

 「そりゃそうでしょうね。家族と平穏に過ごすことが第一って人もいれば、延々と酒が飲めたら後は何もいらないって人もいるでしょうし。おっぱいの大きい女の子が」

 「お前の天国はゴルフができるかどうかである」

 「仰るとおり。ノー・ゴルフ・ノー・ライフ、が私の座右の銘でしたからね」


 「で、お前がその『ゴルフができる天国』に行けるかどうかが、これから審判されるのだ」

 「あ、そこで最初の話になるわけか。そりゃ大丈夫でしょ。憚りながらハンデは片手、ホームコースでインターの選手にもなったし、ゴルフ仲間もたくさんいたし、マイナス点なんてこれっぽっちもないはずだけど」

 「どうかな。それを今、全て明らかにしてみよう」

 「どうぞどうぞ」

 「上の続きだが、そうやってズルをした回数は合計で92回。920点減点じゃ」

 「多いのか少ないのかわかんないけど」

 「92回という数はまあ、お前のゴルフ歴を考えると多くも少なくもない。次にゴルフに対する姿勢じゃ」

 「一生懸命やってたけどなー」

 「まず、コースを意図的に傷つけたことが119回、スタートの遅刻をしたことが54回、同伴競技者を不快な気分にさせたことが2,177回」

 「ちょ、ちょっと待って!コースを傷つけたのは認める。遅刻も認める。でも最後のは何かの間違いだ。しかも二千回以上って」

 「閻魔大王に間違いはない。例えば、コースで大声を上げたことはなかったか?前の組のスロープレーに悪態をついたことは?ミスショットに対して周囲が引くほど怒りを爆発させたことは?」

 「そりゃ多少はあるかもしれないけど、二千回以上って」

 「まあ1ラウンド平均にすると0.9回ぐらいになるな。それぐらいならあるだろう」

 「そんなに無いと思うけどなあ」


 「これで減点23,500点じゃ」

 「そんなに無いと思うけどなあ・・・・」

 「次。自分が上手なことを鼻に掛け、自分より下手なプレイヤーをバカにするような発言や行動をしたことが301回」

 「いやいやいやいや、それは無い。絶対にない」

 「お前が無いと思っていても相手はそう思っていないのだよ。何なら1人づつ名前を上げていこうか?」

 「いいですよ、どうぞ」

 「お前のホームコースの大先輩、S氏に対して。20xx年x月x日、12番ホールの2打目地点。S氏が打とうとした時、お前はすぐ横のカートで自分の荷物をいじってガチャガチャ音を立てた。S氏が『静かにしてくれんかね、G君』と声を掛けたことに対し、お前は『スイマセン、でもこれぐらいの音が気になるメンタルではシングルにはなれませんよ』と言った」

 「いや、それはSさんのことを思ってですね・・・」

 「コースの理事であるSさんは相当腹を立て、『あの失礼な若造を除名にしろ!』と理事会で話が上るまでになった」

 「それは私の本心が曲解されてですね・・・」

 「その問題を解決するのに、お前の友人が何人骨を折ってくれたことか。そのことは知っているだろう」

 「そう言えばそんなことをチラッと注意された事があったような、なかったような」


 「つまり君は自分の問題行動をまったく自分でわかっておらんのだ。それは一番の罪だ」

 「そんなつもりはなくて、私はただSさんにもっと大らかなゴルファーになってほしくて」

 「・・・・。もういい。次は他人のミスを笑ったり、ミスを責めたりしたこと」

 「たまには笑うでしょう。でもその笑いは嘲笑じゃなくて、場を和ますためであって」

 「そういうのを閻魔用語で『言い訳』という」

 「いやいや、言い訳じゃなくてですね」

 「楯突く気?閻魔大王様に?」

 「はいはいはい。どーぞ続けて。じゃあミスを責めるって?」

 「グリーン上でラインを踏まれた時、『それはゴルファーとしてどうなんですか?』と言ったり、『ちょっと注意力が足りないんと違いますか?』と言ったり」

 「いや、そんなの、いつもじゃないですよ」

 「現に、その棘のある言い方で非常に立腹した人が4人もいるのは事実だ」

 「それは踏むほうがそもそも悪いし、注意に対して怒るなんて逆切れじゃないですか」

 「お前の言っていることはたしかに正しい。しかし、正しいことが全て『正解』とは限らないのだ」

 「いや意味わからないし。正しいことはいつも正しいでしょう」

 「お前は容姿を気にしている女性に『あなたは酷いブスだからもっと化粧をうまくしたら?それより思い切って整形したら?そのほうが人生うまく行くよ』と言うのか?」

 「いや、そりゃ知らない人には言いませんよ。でも親しい人になら言ってあげたほうが親切じゃないですか」

 「そういうのは閻魔用語で『大きなお世話』という」

 「そうですか。正直に生きることが正解じゃないなら、僕はその正解を否定したいですね」


 「というわけで、減点は合計で8兆2144億7796万2858点だ」

 「はぁ?なんですかその天文学的数字?絶望的じゃないですか。じゃあゴルフのできない天国行きなんですねはいはい」


 「まあ待て。あとは加点がある」

 「8兆って」

 「まず、同伴競技者が楽しい思いをした。1,902点」

 「8兆って何なん」

 「ゴルフというスポーツに真摯に向かい合った。15,688点」

 「桁が何桁違うねん」

 「真面目に努力し、人々の模範となる言動を取った。93点」

 「誤差やん」

 「そして」

 「もうええわ」


 「コースに咲いた一輪の草花を避けてショットした。1兆点」

 「どんなシステムやねん」


 「最後に」

 「いまのがオチとちゃうんかい」

 「8人のゴルファーに対する良きライバルとして君は居た」

 「その点数は?」

 「7兆点ちょっと」

 「なんで帳尻合わすねん。バラエティ番組か。で、結局どうやねん!!」

 「君は」

 「僕は?」

 「練習場しかない天国で功徳を積み、1000年後にまたここへ来なさい」


 「何それ?それ天国ちゃうし」

 「練習し放題の天国だな」

 「・・・・」

 「以上」

 「判った。それなら、1000年間練習し続けて」

 「?」

 「天国一上手いゴルファーになってやる!!」






 彼が天国一上手いゴルファーになれるかどうかは、1000年後に結論が出る予定である。

(終わり)
 


2016/12/28 (1451642hit)  今年最後の更新(予定)はやっぱりアプローチの事


 というわけで押し迫ったというかとどの詰まりというか終わりの始まりというかカウントダウン開始というか、今年もあと数日。

 何だね、こういう「区切り」っていうのは生きる知恵でもあって、区切ることで良かった事はしっかり思い出し、悪かったことは水に流すというシステムなんだよな、なんてジジくさい事を考えつつ最後の更新を。あ30日は元気だったら更新します。

 で、最後の話題もやっぱりアプローチでしょう。毎日家で練習してる1yのアプローチ、いや最近はちょっと腰が痛いとかを言い訳にしてサボり気味で3日に1回とか50球とかしかしてないんだけど、やればやっぱり何らかの発見がある。

 まず、日によって、あるいは練習し始めと終わりで、下手すると20球単位で(1回に20球球を並べ、それを打ち終わってからまた20球出すため)うまく打てたり打てなくなったりするんだよね。

 うまく打てる時は、

 ・続けてうまく打てている時
 ・練習の中盤
 ・毎日打っている時
 ・新しい発見があった時


なんかで、うまく打てない時は

 ・久しぶりに打つ時
 ・練習の最初
 ・練習途中で小休止したあと
 ・何か工夫をしている時
 ・2球ミスが続いたあと
 ・最後の1球


という感じ。だから何なの?って言われたら困るんだけど。

 まあ要は、「体がアプローチの正しい動きをまだきちんと覚えていない」という事と、「メンタルの問題ですぐにミスが出る」という事かな。



 で、うまく打てないと色々工夫っていうかチェックポイントを確認しながら打つんだけど、そのチェックポイントが毎回日替わりで困るんだよね。何が一番正しいねんという。ちなみにチェックポイントは

 ・全体のリズムとテンポ
 ・切り返しのタイミング
 ・きちんと体を使えているか
 ・腕や手首を使いすぎていないか
 ・下半身が動きすぎていないか


などといくつもあるんだけど、ある時は下半身に気をつければうまく行き、またある時は切り返しのタイミングが狂っていることに気づき、という感じで悪いところが定まらない。だからまだまだ練習不足って言うことなんだろうね。

 いやもちろん全部大事なんだけど、コースへ出たらどうせ1つの事しか意識できないし、その「ここさえ押さえてたらまずアプローチは大丈夫@俺」っていう1個を見つけたいじゃん、やっぱ。





 でも、だんだんその一番大事な部分が整理されてきたような気はする。とにかく腕から先がちょっとでも出しゃばるとダメで、基本は、

 バックスイングで体(上半身)が先に動く→その動きに伴って腕とクラブが動き出す→切り返しも体から→遅れて腕とクラブが降りてくる

 と言うのは絶対に守らんとあかんなと。つまりアプローチでは「上半身」と「腕+クラブ」の捻転差を作るわけだね。

 だから、手でひょいとクラブを持ち上げてスイング始動してしまった瞬間、失敗は約束されてしまう。それはわかってるんだけど、ついつい手が動いちゃうんだよね。特に切り返しで。まあ何十年も悪い癖で打ってきたわけだから、一朝一夕で治るもんじゃないのは分かるんだけど。




 で、どういうイメージをすれば体主導で打てるか。それを日々模索しているのだが、腰を意識したり、腹筋を意識したり、へそにクラブヘッドがひっついているイメージで打ったり、両脇を固めて打ったり、左手グリップ(特に小指薬指中指の3本)が緩まないようにしたり(これは基本だ)するんだけどこれらも日替わりで良かったり良くなかったり。



 そんな中、今一番しっくりきているのは、

 両肩の後方に仮想の直線を引き、それをスイングプレーンに沿って回転させる

 というイメージ。その、仮想の肩の線を頭のなかでビジュアライズして動かすことだけ考える。このイメージが今のところ一番良い。それだけできちんと球に当たり、ダフリが少なく、トップも出ず、分厚いインパクトになり、スカタンなアプローチとおさらば、彼女もでき、宝くじに当たり、酒池肉林の人生を歩むことができるのであります。



 では皆様良いお年を。


(来年は6日から更新予定です)



2016/12/30 (1451877hit)  最後のラウンド


 良いお年をと言った舌の根も乾かぬうちに更新。昨日のラウンドのことを書く。何故か。その1、内容がすごく良かったので早く発表したい。その2、内容がすごく悪かったので来年年明け一発目にそんな更新をしたくないからもう更新して厄払いをしておきたい。その3、日記のネタにしなければ済まないようなとんでもない事件が起こった。


 まあ答えはご想像どおり2なんだけどね。

 昨日は9時40分からホームの空いているところに入れてもらい、ゆっくりラウンドする予定だったんだけど、前日にN谷くんから、

 「明日の予定は?」(意訳:ホーム一杯やから回られへんねん、一緒に回って)

というメッセージが入って7時に取り直し。というわけで気温1度の中でスタートとなった。



 梅1番。ティショットは軽く。2打目ラフのディボット跡から70y、うまく打ててオン、2パットパー。

 しかし良かったのはここまでってたった1ホールだけかい!みたいな。

 2番ではティショットを引っ掛けてフェアウェイバンカー、2打目はレイアップ、3打目ウェッジショットは加減しすぎてショート、アプローチ寄らずで素ダボ。

 3番パー3、ティショットはプッシュスライス、アプローチはまたショートして乗らず。3オン1パットボギー。

 4番パー5、ティショット・2打目とも良かったのに3打目60yのアプローチで大ダフリ、ボギー。

 5番パー4、ユーティリティでスライスを打とうとしたのに(←傲慢極まりない)逆球が出てOB。3打目4アイアンでフェアウェイバンカー、残り105yからPWで乗せる(このショットは良かった)も2パットダボ。

 最近フェアウェイバンカーからちゃんと打てる確率が上がってきた。「早めのコック」「捻転差」「左グリップしっかり」がキーワードか。

 6番パー4、ティショット2打目とも良かってパーオンするも大きく切れる横からのパットを打ちきれず3パットボギー。

 7番パー3、ティショット、冬・アゲンストということで1番手大きめのクラブを持つも届かず手前のバンカー。2番手上げなアカンのか。バンカーからエッジまで、エッジから狙いにいって4mもオーバー、入らず素ダボ。パー3で素ダボはあかんやろ、と思ったのだがこの後のラウンドはそんな生易しいものじゃなかった。

 8番パー4、アプローチが1mに付くも入らずボギー。

 9番パー5、ティショット、2打目、3打目ともほぼパーフェクトながら3m上りのパットがかすりもせずパー。


 というわけで前半は46。後半巻き返しを誓うが、巻き返すどころかさらに緩んでいくのであった。


 松1番パー4、ティショットはどチーピン、2打目薮から出すだけ、3打目ユーティリティはダフり、4打目80yを50度のコントロールショットで何とか乗せるも上からのパットを打ちすぎて返しも入らず素トリ。

 2番パー3、ティショットの7Wが20y右へ飛び、2オン2パットボギー。

 3番パー4、ティショットまずまず、2打目残り180打ち上げ、ユーティリティで左へ引っ掛けないよう気をつけながら打つと右プッシュして突き抜けOB。打ち直しはグリーン左手前、50度で横2mに付け、そこから3パット。ダブルパー。

 4番パー5もパーオンさせて3パットでボギー。

 5番はティショット「ど」左、2打目ラフのディボットから5アイアンなんてうまく打てるはずもなく当り損ない、3打目40yのウェッジショットは5yショートして砲台グリーンの手前へ。そこから上につけて2パット。また素ダボ。

 6番ダフったティショットがギリギリオン、登りまっすぐの4mをショートさせ、2パットパー。

 7番でやっと後半初めてのパーがくるも。

 8番パー5でティショット引っ掛けフックでOB。5打目、残り40yのアプローチをウェッジでうまくピンハイ2mに持っていくも入らずまたダボ。

 最終ホール、2mのパーパットを外してボギー。大台に乗せる。


 というわけで。



 とにかくパット。あとOB。それと練習不足。さらに集中力の欠如。加えて傲慢すぎる性格。そこへ冬の寒さなんかが加わって「今年最低に近いラウンド」の出来上がり。

 このラウンドはすぐ勘違いする私に気持ちのいい冷水を浴びせかけてくれた、という一点において価値のある物だった、と情けない結論で来年に続く。


 では、改めて皆様良いお年を。


(もう6日まで更新しません)




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