日記271
(2017年1月)

去年までの日記


2017/1/6 (1452430hit)  新年の挨拶と初ラウンド


 あけおめでおま。今年もよろしくでんがな。

 えー、今年のスローガンは「原点回帰」でいきたいなと。10年前に初めてプロに習った時に教わった、「きちんとしたアドレス」「下半身を踏ん張る」「肩を死ぬ気で回す」、にもう一度取り組み、去年末からの懸案である「捻転差」「緩まない」というのをもう少しモノにしたいなと、かように思う編者であります。


 というわけで毎年恒例のやつを。



 ちなみに年末年始はこんな感じで過ごした。即ち29日は打ち納め、30日は仕事のち忘年会、31日うだうだ、1日うだうだのち練習、2日ホームの新年杯、3日うだうだのち薄暮、4日仕事のち練習のち仕事、5日ラウンド。まあまあハードであった。練習しすぎてあちこち痛い。

 で、2日の新年杯なんだけど。



 パーオン率16.7%ととにかく2打目がグリーンに乗らず、ほぼボギーペース。真冬の6700yはホームコースでもキツイっすわ。

 後半持ち直すも、17番(竹8番)でOB打って万事休す。アプローチもまだ競技ではミスが多い。長いパットが3つぐらい入ったからこの数字だったけど、内容は90オーバーでもおかしくない感じだった。

 冬はさすがにグリーンが速めで、8.6ぐらい出てたと思う(え8.6で速いの?と言うなかれ。夏のきさいちは6ぐらいなのだ)。よってパターをロッサ・マラネロから#7に変え、それが良かった気がする。3パットなしの31パットはまあまあ。でも1パットボギーと1パットダボが1つづつあるというのは、アプローチがスカタンだったってことなんだよね。

 いよいよ冬本番になって芝が枯れ、そういう場所からはやっぱり昔の悪い病気(手打ち)が出てくる。難しい時期は失敗体験を重ねないよう、できるだけウェッジは使わないほうが良いかもね。


というわけで、ことよろでおます。



2017/1/7 (1452577hit)  飛鳥カンツリーで大事件


 木曜日、飛鳥カンツリー倶楽部へ行く・・・予定だったんだけど。


 朝7時30分、この日一緒にラウンドする予定のI上さんから電話。「今飛鳥カンツリーの前についたんやけど、休業になってるねん」

 急遽、飛鳥のメンバーで今回お誘いくださったKさんに連絡。「いや、そんなはずは・・・確かにエントリーしたんですが。ちょっとコースに連絡してみます」

 で、休業日にも関わらずコースが間違って予約を受け付けていたことが発覚。いやあ長いことゴルフしてるけど、こんな事は前代未聞。恐縮するKさん。でももちろんKさんが悪いわけではない。

 というわけで、急遽もう一人の同伴競技者であるK嶋さんに連絡をし、奈良国際をエントリーしていただいた。



 この寒いのに喜々として集いしゴルフバカ(注:褒めてます)4名。



 朝は雲が厚かったんだけど、途中ほんのパラパラと雨が降ったりもしたんだけど、



 昼前にはすっかりいい天気。上は池越え180yをユーティリティでピン奥へナイスオンしたKさん、後ろ姿が誇らしげである。

 で結果は。



 新春ご祝儀2バーディ、初30台、3パットフリーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 ドライバーはトップ位置に気をつけたらすごく安定して芯を食いだした。この時期なのにアゲンストホールで230yぐらい出てたのが数回。

 アイアンはまだ良いショットより悪いショットのほうが多いんだけど、無理しなかったぶん、逆にグリーンに引っかかる確率が上がった。パーオン率50%はフロントからにしても上出来。

 アプローチは良いのと悪いのが極端。チャックリ率は25%ってところ。それでもボギーで収まってるということは、ミスするにしても大ミスが中ミスになってる、と思いたい。

 パットは#7に変更していい感じが続いてる。2mぐらいがいくつか入ってくれるとその数だけボギーがパーになるもんね。



 教訓。やっぱり練習はしなあかんなと思った。



2017/1/9 (1452751hit)  2017年1発目の気づき


 今年も年末年始のゴルフ特番は数えるほどしかなかったね。



 30日の「所さんの楽しいゴルフ」と「The世界力〜渡辺謙x錦織圭x松山英樹〜」、年が明けて2日の「タイガースゴルフ2017」ぐらい。あ、遼と松山とイ・ボミと松森彩夏が出てた「とんねるずのスポーツ王なんちゃら」もあったね。今年は芸人<<プロだったのでそんなに煩くなかったのが良かった。

 あ、ビートたけしと遼+松山が出てる番組は見逃した。何でだろう。

 そんな中、一番見ごたえがあったのが某国営放送BSでやっていた「松山英樹が語る 世界ナンバーワンへの道」だった。湯水のように受信料を使える某放送局だけあって、取材も徹底しているよね。

 田中秀道プロが進行役を務め、インタビュー形式で進んでいくこの番組を見て私が感銘を受けたのが、世界トップクラスの松山英樹ですら「(クラブを)どう振っていいのかわからなくなる」時があったり、「そこそこ調子が良いのにさらに高みを目指してスイング改造」したり、「シーズン中にも関わらずスイング改造に着手」したりと、その努力というか、

うまくなりたいという意識ちもやはり世界トップクラスなんだなと。

 そう、あの松山でさえ自分のスイングに疑問を抱き、吐くほど練習しているじゃないかと。へっぽこスカタン野郎の俺なんて、松山の10分の1いや100分の1も練習していないじゃないかと。それで良いスコアを出そうなんて、傲慢を通り越してお笑いじゃないかと。そう思ったわけだ。




 で、心を入れ替えて年末年始はちょっと練習の増やした私であるが、やっぱりたくさん球を打って初めてわかってくる事ってあるよね。

 まず1つ。トップで右手(手首)に力が入りすぎてて、シャフトクロス気味になってた。トップでクラブがプレーンから外れてたらそりゃあ芯にも当たらないしヘッドスピードも上がらないよね。で、

 テークバックで軽くコックを使い左手親指が指す方向へクラブを上げていき、トップでその親指が飛球線を向く
 
 というイメージを持つようにした。

 2つめ。ミドルレンジのアプローチ(40〜70y)で、どうしても体やグリップやスイングの緩みが出てしまう。稲川淳二じゃないけど、「おかしいな〜どうしてかな〜いやだな〜」と考えていたら、何の事はない、

 アドレスで股関節からのきちんとした前傾姿勢が取れていなかった

 ということが判明。基本中の基本じゃん。いやあ知らない間にすぐに楽をしようとしてしまうんだよなあ。これに気をつけるとちょっと体に張りが出てきた感じ。

 3つめ。最近バンカーショットが超下手になってるんだけど、テークバック初期に早めのコックを入れることでちょっとマシになることが判明。いやあ、コックってやっぱり大事だね。



 というわけで、「股関節」と「左手親指」、そして「コック」を大事にしたいと思った。



2017/1/10 (1452828hit)  久しぶりにレッスンを受ける(その1)


 3年ぶりにいつも行く練習場でNプロのレッスンを受けた。で思った。

 気づきその1:レッスンは定期的に受けなきゃダメ!

 なぜなら、ほとんどのアマチュアは自分のスイングを客観的に判断できないから。自分で動画を撮って見るとしてもどこが悪いかわからないかもしれないし、もし分かっても、その「悪いところ自体を直すべき」なのかそれとも「他に原因があって悪い状態になっている」のかわからないし、そして直し方も知らないし分からない。

 つまり、初心者であろうが中級者であろうが、定期的にプロにスイングを診てもらうというのは絶対に必要なことなんだと。調子が悪い時は特に。

 まあそりゃそうだよな。プロでさえ第三者に見てもらったりコーチつけるんだから。へっぽこトホホ野郎である私なんか絶対レッスン無しで上達なんてできないし、できたとしてもすごく遠回りすると思う。




 実は今回、雨で暇な時間帯に練習場ヘ行くと、ちょうどNプロが仕事始め。挨拶と少々会話したあと、Nプロは私が打っているななめ後ろにあるストーブに当って私のスイングを見てたんだよね。

 で、私はそこそこ上手く打てるようになった(と自分では思っていた)アプローチを練習してたんだけど、5分ぐらいしてまたプロがストーブのところに来た。で、また私のスイングをチラチラ見てるような感じ。これはひょっとして私のスイングにおかしいところがあって、教えたくてウズウズしてるのかも?(自意識過剰)と思い、思い切って先生に声をかけると空いているとのことで、急遽レッスンスタート。

 まずアプローチなんだけど、やっぱりスイングに緩みが出てるとの事。でその原因は目からウロコのフィニッシュの位置。30yのアプローチなのに、フィニッシュが50yの位置まで行ってるとのこと。

 つまり先生から見てスイング(フィニッシュ)の大きさは50yなのに30yしか飛ばそうとしていない。これはつまり緩んでるってことだよね。で、30yなら腰から腰まで、特にフィニッシュを腰の位置でピタッと止める(緩みなく持っていく)という事に注意すると、気持ちよく加速して打てるんだよねこれが。

 50yは肩から肩、同じようにフィニッシュ位置を意識してそこまでしっかり振る。いい感じ。ちょいダフっても行ってくれる感じ。いやあびっくらポンですわ。

 気づきその2:スイングの緩みはダウン〜インパクトではなくフィニッシュの問題だった!


 次にアイアンのフルショット。こちらも、自己流のせいでとんでもないことになっていたのであった続く。

 


2017/1/11 (1452982hit)  久しぶりにレッスンを受ける(その2)


 レッスンの続きである。

 「コースでアイアンが芯を喰わない、いやそれどころかトゥ(先)にばかり当たる」という私に対し、先生が教えてくださったのは

 スイングプレーンからグリップもクラブも外れてて、ひどいアップライト&クロスのトップになってる

 というショックなものだった。



 この写真の、アンちゃんのイメージで振ってたんだけど、これよりもグリップがインに入り、クラブが立ってて、ハーフウェイバックで「まともに振れるほうがおかしいわな」って雰囲気がひしひしと。っていうか、スイングプレーンが歪んでて、ひとことで言うと

 醜いスイング

 になってた。やっぱり自己流&徒手空拳でスイングいじっちゃダメだね。せめて動画でチェックしながらとかでないと。

 で、ハーフウェイバックで左肘が前(顔の向いている方向)を向くようローテーションする、トップでレイドオフ気味のイメージを持つ、膝の位置にヘッドを保持し、そのまま素振りするなどの矯正方法を試すことに。

 でも、今までが今までだったのでなかなか正しい位置に上がらない。苦労してると、Nプロが逆手に持ったクラブのグリップを構えた私のクラブのネック部分に当て、私の始動と同時に勢いよく補助してくれた。

 これは、スイング始動からクラブが一番上がりやすい位置(=正しい位置)に勝手にあがるようにするドリルだと思うんだけど、これが何とも気持ちいいんだよね。

 このドリルで分かったこと、それは

 スイングは要所要所のチェックも必要だけど、やっぱり大事なのは「勢い」「スムースな流れ」「緩まず振り抜く」ってところなんだよなと

 つまり

 テークバックからあれこれ考えてたらアカンと。体のスムースな動きを頭がスポイルしたらアカンと。

 あれ、これって・・・



 やっぱりそこか。そこなのか。



 うーん、考えすぎても、考えなさすぎてもゴルフはアカンのだなあ。



2017/1/13 (1453281hit)  1人で練習ラウンド


 今日は憚りながら私の誕生日。ついにサザエさんの波平と同じ年齢になってしまった。サザエさんが新聞に連載され始めたのは70年近くも前なので今とは「おじいちゃん」の概念がだいぶ違うとはいえ、ちょっといやだいぶショック。



 まあ、波平さんよりは俺のほうがちょっと髪の毛多いけどね。



 さて、昨日はホームコースへ1人で。団塊の世代の男性3人の組に入れてもらう。あれこれと考えながらっていうか、先日習ったことを確かめながら、のつもりだったんだけど、スイングのイメージを変えたらなかなかきちんと打てないよね。だって、

「あれこれ考えないでスッと上げてサッと打つ(クォンタムスイング)」

と、

「レイドオフ気味にクラブを上げることを注意するしながら打つ」

のを両立させるって、二重人格でもない限り無理だし。考えながら考えないって、禅問答ですか?みたいな。

 まあ、「直前素振りでは考えながら、本番では考えずに」というのが正解なんだろうけど、そんな器用なことができるなら今頃日本アマに出場してるだろう(優勝してるだろう、と書かないところが私の奥ゆかしいところである)。


 スイングテンポの変化はアプローチなんかにも微妙に影響を及ぼし(言い訳)、あれだけ当たってたドライバーも右へ左へ大乱調(言い訳)、アイアンはほとんどがダフり、パットもイマイチで、短いサブグリーンだったからスコアはそこそこ誤魔化せたけど、内容は決して満足できるものではなく。



 アウト、インとも1番のバーディはダフリショットがたまたま1〜2mに付いただけ。最後のチップインも3打目のアプローチをトップして、グリーン奥から開き直って打ったものがたまたまラインに乗っただけ。スコアカードにはミスショットを表す「×」の記号がこれでもかと並んでいるのであった。


 まあ、頑張って練習します。春までには一段階レベルアップしておきたいな。
 


2017/1/14 (1453445hit)  パットで気をつけていること


 思うところあって、私がパットで気をつけていることを箇条書きにしておく。

 上級者にとっては当たり前のことだったり、一般的でないこともあるかもしれないけど、自分の調子が悪くなった時に思い出すためなので「そんなこと常識じゃん(異端じゃん)。それを何いちびって書いてんの?偉そうに」というご意見はどうかご容赦頂きたく。


 1,ラウンド前

・練習グリーンで「普段のホームコースの転がり(=自分の基準)」と比較して、速めか重めかを判断する。出来ればスティンプメーターの数字もチェック、あるいは(主観でもいいので)想像しておく。

・普段より速い場合は「弱く打つ」のではなく「実際の距離よりも短く狙う」事で対処する。逆もしかり。

・速いグリーンではヘッドの挙動が安定するネオ・マレットを、重めのグリーンではしっかりヒットできるL字型のパターを使う



 2,ライン・強さを読む

・グリーンの一番高い場所と低い場所を確認する

・他の人が先にパッティングをする場合、転がりや強さをチェックする

・上り、重いライン、短いパットは少なめに、下り、速いライン、長いパットは多めにブレイクを読む

・カップを狙わず(見ず)、仮想カップをめがけて打つ

・素振りをして、その感覚が消えないうちに打つ



 3,打つ

・上半身の回転だけで打つ。手首は原則使わない

・自分の癖(短いのを引っ掛けやすいとか、下りで緩みやすいとか)を知り、そういう状況の時は注意してから打つ

・打つ前に「上り・下り」と「(いわゆる)スライス・フック」を必ず把握してから打つ

・「寄せるパット」と「入れるパット」を明確に意識して打つ。アドレスも変える。

・「寄せるパット」はできれば次のパットが楽なところに残るよう気をつける

・「入れるパット」は壁ドンのつもりで

・触るだけのパットは芯を外して(トゥ寄りで)打つ



 4,その他

・自分のスタイル(強気で攻めるのか、ジャストタッチを信条とするのかなど)を決め、それをどんなラウンドでも徹底する

・大事なのはとにかく距離感。方向はアドレスで勝手に決まる

・調子が悪い時が続いたら気分転換にパターを変える

・距離と方向をきっちり決めないと入らないライン(速い下りの強く曲がるラインなど)は、構えたらすぐ打つ(=本能に任せる)

・極端なライン(2段グリーンとか、90度ブレイクするラインとか、超ロングパットとか、速い下りの順目とか)を機会があるたびに練習しておく

・OKをもらわない。必ずホールアウトする癖をつける(ケースバイケースだけど)

・短いパットも真ん中からカップインさせる(漫然と真ん中に打たない)

・まっすぐのラインを無理やり曲げにいかない

・バーディパットは無理して入れにいかない

・体と球の位置関係は常に把握しておく(意外と変わりやすい)





 でも、こういうことを書くと、とたんにパットが不調になったりするんだよなあ。



2017/1/16 (1453645hit)  偉そうにしたらあかん


 ゴルフの女神は気まぐれでかつ気難しい。そして、傲慢なゴルファーが大嫌い。

 ゴルフはミスが出て当たり前。練習場のナイスショットはコースで出なくて当たり前。パットは入らなくて当たり前。木の後ろに球が行った?そんなところに打つほうが悪い。バンカーは出たら御の字。

 腕前にかかわらず、そういう気持ちを持っているゴルファーに女神は微笑む。そして、不平不満ばかり言ったり、言い訳をしたり、人のせいにしたり、「上手い=偉い」と勘違いしているゴルファーには鉄槌を下す。それがどんなレベルのゴルファーであっても。




 賢明な読者の皆様はもう私が何を言いたいかお分かりだろう。そう、昨日の「ゴルフ侍!見参」に出場したIKプロ(以下Iプロ)のことである。



 Iプロは66歳。ツアープロで、というよりも一本足打法の「飛ばし屋」として、またレッスンプロとして、「間違いだらけのゴルフクラブ選び」の著者として、さらには「カエデボール」の発案・販売者として有名なプロゴルファー。まあ異色の経歴を持つプロといえるだろう。

 3年ほど前にもこの番組に出場しておられるが、その時は2連勝。今回も楽勝かと思われたのだが。



 スタートホールのティグラウンド、打順を決める時のプロの言葉に耳を疑う。

 「どうぞ(1番は)先に行ってください、どうせ後は私が先に打つんだから」

 冗談にしては出来が悪すぎるし、口による攻撃だとすれば情けないし、自分を鼓舞するセリフとしても嫌らしい。そして本心だとしたら極めて傲慢。ア、コノヒト、コンナコト、ヘイキデイウンダ、フーン。という感じ。

 侍は笑顔の絶えない穏やかそうな人であったが、この無神経な一言で火が付いたのではないか。


 序盤はドライバーが安定しないプロ。しきりに練習できなかったこと(当日、コースの練習場はドライバーショット禁止だった)を愚痴る。イヤ、ソレハ、サムライモ、オナジジョウケン デスガ。

 ミスが続くIプロに対し、サムライは堅実なゴルフを貫き、ショートゲームでパーを拾う。一方プロは終盤になっても「ドライバーが(練習で)打てないコースなんてダメだよ」と後ろ向きの言い訳を繰り返す。アイアンを引っ掛け、風のせいにする。起死回生の一本足打法も不発。饒舌なIプロもだんだん寡黙に。ソリャ、フキゲンニモ、ナルデショウネ。

 そして7番ホール、寄らず入らずのプロに対し、アマチュアはきっちりパットを沈めて3&2で侍の勝ち。とにかくプロの傲慢さと侍の勝負強さが際立った一戦だったかなと。




 ゴルフ侍の放送が始まって5年目。220回近く番組を見続けてきたけど、スタート前に自慢したり偉そうにしたり、人を小馬鹿にするような言動を取る側がほぼ負けるよね。

 そう、ゴルフの女神はすべてまるっとお見通しなのである。



 だから、お前も気をつけろよ>俺。



2017/1/17 (1453805hit)  イップス撲滅!アプローチ最新版


 健忘録です。面白くなくてスイマセン。

 注:ここでいうアプローチは数y〜40yぐらいまでの「下半身を止め、上半身の捻転だけを使ったショートアプローチ」を指します。



 ・クラブは短く持つ

 ・アドレスは極力狭く

 ・ボール位置は真ん中かやや右側

 ・ハンドファーストに構える

 ・ややウイークグリップ NEW!
 (注1)

 ・上半身(肩)の回転だけで打つ。クラブは胸の正面にキープ

 ・まず体の回転があって、腕とクラブはそれによって「振られる」イメージ

 ・体重は左に6.5、右に3.5

 ・体重移動しない

 ・クラブをどこに上げるとか、どれだけコックするとか考えない

 ・手首は固定、コックはあくまでナチュラル

 ・フォローの大きさを決め、そこで止まるように NEW! 
(注2)
 

 注1:説明しよう。私はそこそこのフックグリップなのだが、それだとヘッドが下から入る&手を使ってしまうような気がする。違和感はあるけどウイークに握ったほうが腕から先がおかしな動きをしないことに気づいたのだ。っていうか、アプローチでウイークグリップって昔からある有名なコツだった。

 注2:この「フォローの位置をきっちり決める」というのはインパクトに集中しがちな意識をフィニッシュへ持っていき、「スイングプレーンの中にたまたまボールがある」というイメージを出しやすくするという点でも秀逸である。


 方向性は間違っていないはずだ。


 意識・・・練習・・・・プライベートラウンドでの成功・・・・苦手意識の払拭・・・・競技での成功、と道程はまだ長いけど、「ああそんな(アプローチに悩んでた)事もあったなあ」と何年か後に振り返ることができるようになるまで頑張ろー。



2017/1/18 (1453955hit)  ゴルフにおける序破急


 唐突に「序破急」という言葉が頭に浮かんだので、それにちなんで。



序・・・ゴルフを始める

破・・・初めて100を切る

急・・・その後しばらく100が切れなくなる




序・・・話題のドライバーを買う

破・・・コースで打ってみる

急・・・一発も当たらず、中古ショップで叩き売る




序・・・仲間内でゴルフサークルを作る

破・・・広くメンバーを募りだす

急・・・考え方の違いが出てきて解散する




序・・・スタートホールを無難に乗り切る

破・・・2番でトリプルボギーを叩く

急・・・3番でダブルパーを叩く




序・・・ティショットを打つ

破・・・暫定球を打つ

急・・・特設ティへ移動する




序・・・ドライバーショットが左へOB

破・・・暫定球が右へOB

急・・・ユーティリティに持ち替える




序・・・ティショットがフェアウェイバンカーに入る

破・・・フェアウェイバンカーからとりあえず出す

急・・・3打目がグリーンサイドのバンカーに入る




序・・・花道からのアプローチをトップする

破・・・奥からのアプローチをチャックリする

急・・・3パットする




序・・・練習に燃える

破・・・体を痛める

急・・・ラウンドでトホホ




序・・・ネット動画で開眼する

破・・・練習場で確かめる

急・・・でもラウンドではトホホ




序・・・レッスンを受けて開眼する

破・・・練習を積み重ね、いい球が出だす

急・・・でもやっぱりラウンドではトホホ




序・・・レッスン関連の本やDVDを買い漁る

破・・・ゴルフエッセイやメンタル関係の本を買い漁る

急・・・同じ本を何度も買ってしまう




序・・・トップ位置に悩む

破・・・アドレスに悩む

急・・・フィニッシュに悩む(以下、「徐」に戻る)




序・・・スイングのタイミングで悩む

破・・・スイングのリズムで悩む

急・・・スイングのテンポで悩む(以下、「徐」に戻る)




序・・・ちょっと冒険して派手めのウェアを買う

破・・・妻にダメ出しをされる

急・・・タンスの肥やしになる




序・・・ゴルフのホームページを始める

破・・・そこそこ読者の方が増えてきて、ちょっといい気になる

急・・・いい気になりすぎて炎上する



 以上、皆様もお気をつけ下さい(何を?)



2017/1/20 (1454236hit)  2週間ぶりの奈良国際でダボの法則を発見


 先々週に続き奈良国際へ。いつものK嶋さん、同業先輩のT橋さん、同業同級生のM岡くんと。曇っててそこそこ寒かったけど、我慢できないほどではなくて良かった。数日前の予報では雨マークも出てたから上々の天気と言えなくもない。

 で、この日のラウンドではダボを5つ叩いてしまったのだが、全部よく似たパターンだった。学習能力のないおバカってことだな。



 アウト1番パー5、ティショット・2打目ともちょいミスで距離が残り、3打目は160y打ち下ろし。ピンが奥だったので大きめの6アイアンを持つも、トップ目に当たってグリーンオーバー。奥からのアプローチを失敗し、いきなり3パットダボ

 イン14番パー4、ティショットはまあまあ、2打目8アイアンが初心者級のトップ。3打目右サイドやや奥からのアプローチはそこそこ上手く打てた、と思ったらカップの横をすり抜けてコロコロ転がり、手前のバンカーに転がり落ちる。ダボ。

 15番はインで一番難しいパー4。ティショット完璧、2打目170y打ち上げ、5番と4番で迷うがピン奥だったので4番で。ちょっと当たりは薄かったもののピンにまっすぐ、バーディチャンスか??と思ったら奥へこぼれてる。砲台グリーンの奥から、急激な下りグリーン、しかもピンはすぐそこというアプローチは加減しすぎてグリーンに乗っただけ。そこから3パットして素ダボ。

 16番220yパー3、4Wのティショットは右サイドのバンカーへ。そこからホームランして反対のバンカーへ、出して2パットでダボ。

 17番は2打目で花道、奥のピンに向かってのアプローチは下4mにつけるもファーストパットでパンチが入ってまた3パットの素ダボ


 ここからダボ(を避けるための)法則がはっきり見えてくる。


 1,グリーン奥へこぼしたらダメ。

 開場して何十年も経っているコースは長年の目土によりグリーンがほとんど砲台になってる。加えて、冬はヘッドスピードが落ちるし芝が薄いのでアイアンの高さが出ない。さらに散水をあまりしないのでグリーンが固めになる。そう、だから絶対グリーン奥へ打ったらいけないのだ。

 冬はグリーン手前、あるいは花道を狙う癖をつけるべきだね。


 2,ハザードは極力避ける

 私の腕ではバンカーからの大叩きは十分ありうる。距離の長いパー3なんて乗せようとせず、安全なところに打つという選択肢も視野に入れるべき。まあこの日はプライベートなラウンドだったので狙ったけど。


 3,3パットは論外

 ボギーオンした時は精神的に落ち着いていないケースが多い。よって普段のパットと心構えを変えるべきなのかもしれない。即ち無理やりパーパットを入れにいかない、最初のパットに保険をかける、上りを残す、という気持ちで望むこと。




 後半スタミナ切れした(奈良国際は歩きなのだ)のもあるけど、4連続ダボはちょっとね。



2017/1/21 (1454398hit)  防寒グッズ・2017年度版


 防寒グッズをいくつか買ったのでご紹介。


 私は貧乏性というかコスパ重視というか質実剛健というか格好を気にしないというか、まあコテコテの大阪人気質なので、ゴルフメーカーのロゴが付くだけで値段が倍になるような防寒具は買わない。量販品というか汎用品というか、どこにでも売ってるようなもので使えるものを探すのが大好きなのである(ただのケチとも言う)。


 で、今回は「モノタロウ」という事業者向け通販サイトでこんなものを買ってみた。1つめ。



 ミトン。外は合皮、中はアクリル起毛。1090円なり。あ、もちろん両手(一双)の値段だよ。ロゴも何もなくシンプル。


 (参考商品:スリクソン 片手用ミトン 某所で1400円)




 2つめ。レッグウォーマー。



 ズボンの下に着用する。膝から下をカバー。靴下的な素材ではなく、ストレッチ素材&裏ボアという高性能さで1290円。

(参考商品  ル・コック アンダーレッグウォーマー 靴下っぽい。 3000円前後)



 3つめ。保温用インソール。



 上(表)はフェルト、底(裏)はアルミ素材で寒さをシャットアウト。549円。これに足裏用カイロを使えば靴の中はハワイ。



(参考商品 ミズノ 低反発インソール 2000円前後 ゴルフ用の防寒用インソールって無いのね・・・)




 以上、3品で3000円弱。これでワンシーズン暖かく過ごせるんなら安いよね。

 昨日届いたばかりなので使い心地はまだわからない(わからんのかい!)けど、こういう消耗品的なものや季節商品は使う期間や日数が限られているし、安いほうが良いよね。でも安かろう悪かろうではなく、現場で使われるものなので品質もそこそこ良いだろうし。


 というわけで、明日使ってみてまたレポートします。



2017/1/23 (1454575hit)  1月月例


 1月22日午後3時、コースがスキー場になる。



 午前中は早い時間から雨。前半のハーフを終わってリタイアが続出する中、後半は同伴競技者を組み替えてスタートという異例の月例となった。

 後半がスタートする頃には雨も小ぶりになり、「(前半で止めて)帰った人は悔しがってるだろうな・・・」等と話していた矢先。後半の6番ホールティグラウンドで遠雷、そして横殴りの吹雪が襲来。慌ててすぐ横の茶店に避難(すぐ横が茶店でよかった。でないと本気で遭難してたかも)。

 そして15分で上の写真のように。一面の銀世界、フェアウェイもラフも真っ白。



 当然グリーンも真っ白。



 そしてカート道も真っ白。けっこうアップダウンがあるコース故、一時はクラブハウスまでの帰還も危ぶまれたが、20分ほどで吹雪は止み、日も出てきた。



 というわけでカートは自動で送り、歩いて帰還。



 幻想的な光景である。まあ貴重な経験と言えなくもない。

 競技はもちろん続行不可、前半ハーフのみで成立となった。ってコンペかよ!まあ前半リタイアして帰宅した人からも競技費をすでに徴収済みだし、コースとしては中止ってわけにはいかなかったんだろうけども。ハーフって。コンペかよ!(あまりに情けないので2回書きました)。

 で、そのハーフの成績はって?いやあそんなもの見ても面白くないですよ。真冬の雨のラウンドでまともなラウンドができるような腕前じゃないし。まあでも、笑ってやってくださいな。



 ボギーペースでいいやと思ったら本当にボギーペースになってしまったぜ。しかし調整能力ないねー。内容に関しては触れる価値もないけど、やっぱりトゥヒットばっかりでまともに当たらない、とだけ書いておこう。

 あーあ、あちらを立てればこちらが立たず。難しいねえ。



2017/1/24 (1454749hit)  防寒グッズの使い心地


 先日買った防寒グッズの使い勝手など。

 まずはミトン。



 ゴルフ用よりちょっと小さめだけど全然問題なかった。左手もグローブをはめたまま着脱可だし。防水なので雨でも大丈夫。これだけでも温かいけど、もっと寒い時・風が強い時は中にカイロを入れておくとそこはもうパラダイス。小さな幸せを感じられるぐらい温かい。

 2つめ。レッグウォーマー。



 私はいわゆる「ズボン下」的なものは履かない(履くと気持ち悪い、昼食時に暑すぎる)ので、これだとお尻周りがゴワゴワせず、付けてる感触もほとんどないのに下半身を風から守れる。でも蓄熱・保温素材ではないので温かい、まではいかない(寒くない、程度)。

 3つめ。保温用インソール。



 今回は足先用カイロ無しで使用してみたが、効果は感じられた(足の裏・足先が冷たいと感じることはなかった)。後半、雪の中を1ホール歩いたけれどその時も大丈夫。ただこちらも「寒さを遮断する」もので「暖かくする」ものではないので、地面が凍っているときはカイロ併用推奨。

 問題が1つ。底の部分に当たるアルミシートが滑るんだよね。今回は踵に当たる部分だけ両面テープを使ったんだけど、底の全面を貼り付ける必要はあるかなと思った。


 以上、それなりに使えるというお話。



2017/1/25 (1454891hit)  2cmの差


 先日の日記で私はこう書いた。

(アイアンショットが)やっぱりトゥヒットばっかりでまともに当たらない

 で、それはスイングのせいだとばっかり思ってたんだけど(で実際そうだとは思うんだけど)、別の観点から考えてみた。



 アイアンのフェースの、溝が掘られている部分(スコアライン)の横幅はクラブにもよるがだいたい5〜6cmぐらい。


ダンロップのウェブサイトより拝借)

 重心付近に球が当たれば一番打感もよく飛ぶのは当たり前。しかし私の場合、外側のバーチカルラインのあたりに打痕が残ることもあるんだよね。酷いですねーヘタですねー何年ゴルフやってるんですかねー。

 しかし、先日のラウンドでふと思ったのだ。「これ、芯からどれぐらいずれてるんだろう」って。で、計算してみた(といっても小学生の算数だけど)。すると、2cmぐらい外にズレているという結果になった。

 アイアンのフェースだけを基準に考えると、2cmと言うのはとてつもなく大きな数値である。そりゃあ(球が当たる部分の)横幅が5cmしかないんだから、ほぼ40%だ。ところがである。

 アドレス全体、つまり体とボールの位置で考えるとどうか。足先からボール位置まで、私の場合7アイアンで45cmぐらいだった。45cmと2cmはたった4%の誤差ということになる。おまけに、体とボールの位置関係は前傾角度やライやスタンスの広さなどで正確に合わせるのが非常に難しい。

 つまり私が何をいいたいかというと、

ひょっとしてボールと体の位置が2cm遠いからトゥヒットするんじゃね?

 という、非常に単純かつ盲点的な部分のミスじゃないのかと思い立ったのである。


 コースへ出るときちんと当てたい、あるいは飛ばしたい、さらにはシャ●クしたくないという気持ちから、気持ちやや遠くへ球を置いて打ちたくなる。また、結果も気になるからインパクトで体が起きやすいつまり前傾姿勢を保ちにくくなる。よって、トゥヒットする。

 「いや離れて打ったらトップするべ?でもお前さんの持ち球はダフリだべ。それはどう説明する?」簡単である。体が本能的に「トップしそう」と悟り、それを避けるためにダフるように動いてしまうのだろう(のような気がする)。


 もちろんスイングの問題が一番なんだろうけど、たった2cmの事だ。十分あり得る話ではないだろうか・・・・というお話。今度コースで検証してみよう。



2017/1/27 (1455090hit)  ゴルバカ月例@ダンロップGC


 えー、言い訳はしません。



 ダンロップゴルフコース。パブリックで距離はちょっと短めだけど、良いコースです。



 気温は低めだったけど風もなく良い気候でした。



 もっと練習します。



2017/1/28 (1455347hit)  ミスチョイス


 といっても雀荘ではない(分かる人は45歳以上)。一昨日のラウンドにて。

 1つめは、9番352yパー4。



 ティショットはスライスして軽い右ラフ。結構あごの高いバンカー越えの2打目が残る。バンカーのすぐ先に切られたピンまで105y、風はフォロー。私の50度ウェッジの飛距離は100〜105y、PWの飛距離は115y。

 夏だったら50度でも大きいぐらいだけど、真冬だし50度だとギリギリ乗るかな?という感じ。でもPWだと風に乗ったらグリーンオーバーだしな、まあ50度で越えるだろう、と思って打ったらバンカーのアゴに突き刺さり、ダボ。

 オーバーしてもボギー、あるいはパーで上がれるチャンスがあったのに、ピンを狙ってダボ。自分の実力を理解せず、そして欲に負けたミスチョイス。




 2つめは10番パー4のティショット。

 午後からニギることになって(ごく軽くね。コーヒー代ぐらい)、それまでそこそこ上手く打てていたティショットが急に不安になり、スライスボールでフェアウェイへ置きにいってしまった。結果2打目が打ち上げを入れて160yも残ってしまい、3オン。焦ってパットを入れにいって3パット、素ダボ。

 ここのミスチョイスはティショットで弱気になったこと。9番と逆で、自分を信じられなかった。たかがコーヒー代ぐらいでメンタルが揺さぶられてるようではアカンやろ。




 3つめは11番パー5。

 ティショットはさっきの弱気を反省し、叩く。235y先のフェアウェイへ。で、2打目は残り260y、できるだけ近くへ持っていって3打目を楽にしたい。しかし右サイドはOBがあるし、OBに向かって傾斜になっているので、フェアウェイ左のサブグリーン(SG)狙いで。



 結果は右プッシュしてOB。見事に罠にはまる。持ち球がスライスなんだから、右に打ってはいけないときはもっと考えて打つべきだったのだ。アイアンでレイアップして100y残すか、もっと左を向いて打つか、フェースをかぶせて低いフックを打つか。引っ掛けのゴロを打つか(この期に及んでまた見栄張りましたスイマセン)。

 ナイスショットできるという奢りが産んだミスチョイス。



 自らゴルフを難しくして、自分で大叩きする方を選択して、自滅してるね。うまいへた以前の問題。



2017/1/30 (1455515hit)  ミスチョイスを如何になくすか


 やっぱり冷静になれてないか、何も考えていないかなんだよね、しょうもないミスが出るときって。私ごときだと「ミスありき」でショットを組み立てるべき(全ショットミスでパープレー!が目標だからね)なのに、つい「うまく打てるんじゃないか」って欲が出る。

 で、どうすればこういうアホみたいなミスを減らせるか考えてみた。やっぱり一番いいのは「二重人格作戦」かなと。

 つまり、「hiro」というスカタン阿呆ゴルファーが最良の選択と最良のスコアを出すため、冷静な「賢者ヒロ」が脳内で指導・助言するというシステムだ。

 たとえば、ゴルフ歴が長いのにどうしても100を切れない人(A氏)がいて、上級者のB氏がつきっきりでラウンドして指導し、A氏に100を切らせる。そういう状況を頭の中で作るのだ。



 具体的にはこんな感じ。昨日書いた、

 夏だったら50度でも大きいぐらいだけど、真冬だし50度だとギリギリ乗るかな?という感じ。でもPWだと風に乗ったらグリーンオーバーだしな、まあ50度で越えるだろう

 と考えてるスカタンhiroに対して、

 最悪の状況を避ける事が一番とちゃうか?グリーン奥へこぼしても悪くてボギー、あわよくばパーもある。でもバンカーに入ったら、あのピン位置から考えて良くてボギー、パーは限りなく難しい。しかもお前、アイアンヘタやん。芯食って105y飛んで、ベタピンっていう確率はすごく低くないか?

 前回ラウンドした時もお前あのバンカーにショートさせて入れてるよな。つまりここはショートしやすいってことや。ちょっと打ち上げがあるし、砲台グリーンやし、何より真冬やし、そんなことを計算に入れたらフォローでもPWでちょうどぐらいやと思うけどな。


 と賢者ヒロになりきって指導するのだ。脳内一人二役。思考の二人羽織。



 昨日の薄暮でも、

 薄暮だしちょっと短めのクラブ持ってグリーン手前を狙ってアプローチ練習しようっと。

 と考えるhiroに対し、

 それだと、アイアンでミスっても別にいいやっていう、緊張感のないショットになるよね。そんなショットして何の練習になる?練習ラウンドでは本番でなかなかできないこと、思い切ったことをすべきとちゃうか?

 残り140y打ち上げ、8番がキチンと当たったらギリギリ乗るよね。今のテーマは「最後まで振り切る」なんだから、8番で100%のショットをして100%の飛距離を出してグリーン狙ったほうがええんちゃう?アプローチはミスした時に考えたらええやん。

 と叱咤激励。


 こういう思考を癖にすることで、パー5のティショットをアホほど飛ばそうとしたり、狭いホールでビビって弱々しい球を打ったり、いつもピンを狙ったり、他人と比較したり・・・・ということがなくなり、狭いホールでものびのびとティショットができたり、安全に花道やグリーンセンターを狙ったり、バンカーから脱出最優先で打ったり、チャックリしないアプローチが打てるように・・・なったらいいなあ。



2017/1/31 (1455693hit)  2mオーバーさせる???


 「みんなのゴルフダイジェスト」というウェブがある。ここね。そこで、とんでもない(?)パッティング理論が紹介されていた。


 日本獣医生命科学大学運動科学教室のM部浩一教授は、元ゴルフインストラクターという経歴でゴルフを研究テーマにしている。その教授が調べたところによると、

1.5〜2メートルのパットは、1.5〜2メートルオーバーするタッチで打つと一番入る

んだそうである。

 え、それって強すぎない?と思うよね。私も思う。ゴルフの常識では40〜50cmぐらいオーバーさせるぐらいがちょうどいい、という話ではなかったか?なのに同じだけオーバーさせろってか?

 大学の教授がいうことというのはつまり、仮説から実験を経て実証されたものであるはずなので基本的には正しいんだろう。実際、この教授がその気持でラウンドしたら、1mは百発百中、2mも80%入ったそうだ。すごい。


 しかし、こういう話はえてして「ただし、」という注意書きが付く。この場合は、

 「ただし、きちんとラインを読んでまっすぐ打てた場合に限り」

だよね。強めに打って入るのは、あくまで「正しいラインに正しく打ち出された場合」である。2mから、いついかなる時もカップ半分以下の誤差で打てる人であればこの理論は完璧だ。あと、ラインの読みを間違えないというのも大前提となる。

 つまり、「ほぼストレートなラインか、ラインの読みにある程度自信があるり2mならほぼ狙ったところへ打て、押し出したり引っ掛けたりというパットミスもほぼない」人なら試す価値は十分あるということになる。


 あともう1つ。

「ただし、下りは要注意」

 当然といえば当然。そこそこの下りで同じだけオーバーさせるイメージで打つと、もし外した時にその2倍から3倍転がってしまう。もちろん下りだから全てジャストタッチ、というわけではないだろうけど、同じイメージは危険だ。

 この教授、同じウェブページに「13フィートでもお構いなし!」というエントリもアップしていて、11フィートでも13フィートでも怖いのは下り。11フィートで1度(人間の目では認知不能)の下り傾斜は22フィートになる(!)という実験結果を公表されている。

 つまり11フィートでも登りは問題ないが、1度という見た目ではわからない傾斜(1mで高低差が1.75cm)であっても2倍転がるようになるとの事なので、下りはいついかなる時でも要注意なのだ。



 ちょっと否定的な感じの感想になったが、編者の意識は逆である。ヘタレでパットをショートしがちな私にとって、この教授の言うことはきっとダイアモンドの鉱山に匹敵する大ヒントになると思うのだ。

 「50cmのパットを1mオーバー」は打ててると思う。いわゆる「壁ドン」だ。だから1m〜2mのパットでも同じ気持ちで打てば良いのだ。まあ、言うだけなら簡単で実際のラウンドで(特に競技とかで)打てるかどうかはわからないけど。



 でも、やってみたらまっすぐ打てなくて3パット・4パット連発ってところがオチなんだろうなあ。よって、まずは1mのまっすぐを1mオーバーで打てるようにするのが現実的な落とし所だろうね。




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