2016/4/1 (1411369hit) スプリットハンドドリルからの、テンフィンガーグリップ
先日の日記で私はこう書いた。 さあ、あとはきちんと(アプローチを)打てるようになるだけだ。 で・・・・これ、いとも簡単に解決しちゃいました。なんてこった。今まで悩んだ10年は何だったんだって感じ。 ある日あるゴルフ雑誌をパラパラとめくっていると、アプローチの練習として「スプリットハンドドリルをしましょう」という記事があった。で、やってみた。 スプリットハンドドリルとは右手と左手を離してグリップして打つやり方ね。下の写真はパーゴルフのウェブより拝借。 クラブは58度、距離は50y。最初はとんでもなくダフったりして全然ダメだったんだけど、体をきちんと捻転してしっかり肩を回すようにしたらきちんと当たるようになってきた。そして、両グリップの感覚をだんだん縮めていくと・・・ ボールの下をヘッドが加速して抜けていくような、フェースにボールがしっかり乗っかるような、今まで経験したことのない、なんとも小気味いい感触が。 これは気持ちいい。最高に「ハイ!」ってやつだァァァ! 恐らく、ヘッドがきちんとした入射角、そしてインサイドからボールに当たっているのだろう。その証拠に、もう少ししっかり振るとボールはやや右へ飛び出し、フック回転で目標へ戻ってくる。しかも球の高さも十分に高い。スピンも掛かってる。 なんてこった。普通に打つよりこっちのほうがむしろきちんと打てるじゃないか。しかし安定性と方向性に掛けるのは事実なので、少しづつ右グリップと左グリップを近づけていった。すると、指の幅一本分ぐらい離した状態ならだいぶ安定して打てることを発見。これはちょっとすごいかも。 いや待てよ。この指の幅一本分の隙間をなくせば、ほとんど普通のグリップに近い状態じゃないか。っていうか、 それってテンフィンガーグリップじゃね? そうなのであるテンフィンガー、別名ベースボールグリップという、マイナーだけどれっきとしたグリップの完成。それでアプローチしてみると、 フェースはきれいに走るわ、ヘッドの重さは感じられるわ、インパクトのつっかかり感はないわ、右手首は折れにくいわ、何よりインパクトが気持ちいい。 いいことづくめなのである。 もちろん多少の違和感はあるが、アプローチぐらいの小さなスイングならほとんど気にならないし、今のところウェッジのフルショットまでならそのグリップで対処できそうだ。 というわけで、フェースを返すというイメージがわからない方、ヘッドの重みを感じたことのない方、スライスに悩む方、目標より右に出て帰ってくるいわゆる「捕まった球」を打ちたい方、そして何より、アプローチが壊滅的にヘタできちんとフェースにすら当たらない、何をやってもうまくいかない、イップスでゴルフをやめる寸前まで悩み、時には気が狂い、諦めの境地に達し、それでも一縷の望みは持っている方。 スプリットハンドドリルからのテンフィンガーグリップ、とりあえず騙されたと思ってやってみていただきたい。 いや、ホントにホントなんだってば!!!! |
2016/4/2 (1411558hit) 業界コンペ@サイプレス
昨日は「エイプリルフールなのに嘘か本当かわからない微妙な内容にして、結局は本当のことで、ずっと嘘を書き続けてきた自分と読者の皆様に嘘をつく」という高度なネタに挑戦してみました、というのも嘘っぽいですが本当です(手抜きともいう)。あ、テンフィンガーももちろん本当です。 あ、唯一の嘘は、冒頭の、 先日の日記で私はこう書いた。 さあ、あとはきちんと(アプローチを)打てるようになるだけだ。 の部分。そんな日記は書いていません(笑)。 では本題。 またここへ帰ってきた。 ザ・サイプレスゴルフクラブ(ピンボケ)。 丹波には珍しく、晴れて最高の天気。 普通に回ったら総額4万円近いプレーフィ。おいそれと行けるところではない。 毎年この時期に開催される、業界のコンペである。ここ4年、2位・5位・5位・3位と上位入賞させてもらっているし、去年はベスグロを取れた。そんな私は、ラウンド前にとんでもないことを考えたのである。 正直に書くとドン引きされて私の腐った性根が公になるので言いたくないのだが、自分を戒めるために書くことにする。軽蔑する用意をしてからお読みください。 「あんまり同じ大会で上位入賞ばっかりしてたら疎(うと)まれるなあ。変に目立ちたくないし、あいつゴルフばっかりしてて仕事してないと思われるのも嫌だし。今回は手を抜くわけじゃないけど、スコアはどうでもいいからドライバーをできるだけ持って(注1)攻めるゴルフでいこう」 注1:サイプレスはほぼ全ホールが両サイド林になので、少し曲がったら2打目が出すだけになる。よって飛距離よりフェアウェイキープが最重要なのだ いやあ酷いですねえ傲慢ですねえ思い上がるにも程がありますねえ。こんな腐った根性のやつなかなかいないですねえ。そんなクズ野郎に 天罰覿面。 フェアウェイには4回しか飛ばず、パーオンはたった4ホール、パーも5個。ダボが3つ、トリプルが1つ、ダブルパーが1つ。いい勉強させていただきましたありがとうございました(土下座)。 スタートホール10番パー5は左足下がりの3打目をトップし、奥からワンクッションのアプローチが乗らず5オンのダボ。 その後5ホールは3オーバーとまずまずだったものの。 16番はグリーン右奥にピンが切られ、その手前にバンカーがある状況。2打目が2m足らずバンカーへ。そこから3打目をホームランしてグリーン奥へ。4打目は見事なチャックリ、エッジから5打目をPWで転がすもトップに入って再び同じバンカーに入れる。6オン2パット。 2打目をピン方向ではなくグリーンの広い方(左サイド)へ打っていたら3パットでもボギーで上がれていた。一応広い方を向いて打ったんんだけど、心がピンを向いてたんだろうね。 18番もティショットが林、2打目は木に当たるも何とかラフまで出る。3打目レイアップ、4打目もクリーク手前にレイアップ(のつもりが大ダフリ)、5打目で乗らず、6打目寄らず。パットが入ったからダボですんだけど、トリプルボギーパターンだった。 後半アウト。1番はティショット左ラフ、2打目190y打ち上げ。7Wで狙うも木に当たって80y先へ。3打目9アイアン捕まらず右へショート。アプローチはピンの上に行ってしまい、そこから3パットのトリプルボギー。 2打目を無理せずフェアウェイへ戻していれば最悪ダボでは上がれたか。こうやってミスがミスを呼ぶパターンが多いってのはヘタの、いやアホの証明だな。 その後3ホールは2オーバーと我慢してたけど、5番347yと短いパー4。左にクリーク、右にバンカーがある。突き抜けての右バンカーを避けるため4Wを持つも、左へ引っ掛ける(そりゃそうだ)。2打目は出すだけ、3打目クリーク超えの左足下がりからまたトップ。40yも林の中を転がる。そこからスーパーリカバリーでグリーンオンさせるも、3パットでトリプルボギー。 左足下がり+クリーク超えという状況から球を上げに行ってるんだろうね。そういえば1番の3打目も同じ(左足下がりからシビアなピン位置をウェッジで狙う)だった。打ち終わってから分析するのは誰でもできる。打つ前にそういうミスを想定しとかなきゃね。 6番パー5。ティショット左ファーストカット、2打目4Wはスライスして右の林の中。引掛けを怖がってあわせにいくスイングになってる。3打目、一番広いところではなく斜め前を狙って木にぶち当てさらに奥へ。4打目はチャックリ。5打目でやっと出し、フェアウェイからの6打目がOKの位置について(もう頭真っ白の状態で半ば適当に打ったのがOKに寄るんだからゴルフは面白い)ダブルボギー。 失意の中ティショットした7番パー3、ティショットを思い切りダフる。2オン2パットボギー。 8番でやっと8アイアンが思い通り打ててピンハイ3m、でも入らずパー。最終ホールは4Wチョロから始まり2打目はダフリ3打目は乗らず、4オン1パットボギー。 結局、林に入れること4回(林の中から打つこと6回)、アプローチのミスが5回(ただし良いアプローチも5回)、3パットが3個。それを差っ引いても81なんだからやっぱりサイプレスは難しい。いや、そうじゃない。 傲慢なゴルファーには天罰がくだるということですな。これからは心機一転、明鏡止水の心と不撓不屈の精神で行雲流水のごとくラウンドしていきたいと思った。 |
2016/4/4 (1411747hit) 己を知る・パート2
なんか、何度も同じようなことを書いてるような気がするけど。 3月12日に「己を知る」という題で自分の技術と腕前を冷静に理解し、それを18ホール忘れずプレーるべきだ的なことを書いたが、それは技術的なことだけでなく、コース攻略でも同じことが言えるよね。 乱暴な一般論だけど、HDCP0〜5(A)ならパーが、HDCP16〜23ぐらいのプレイヤー(D)ならボギーが、HDCP35前後のプレイヤー(F)ならダボが実際の規定打数、つまり「自分目線のパー」になる。 ただ、上の分類に入らない、HDCP6〜10の「なんちゃってシングル」(B)やHDCP11〜15の「ちょっとうまいアベレージ」(C)、そしてHDCP24〜32ぐらいの「アベレージゴルファー」(E)は規定打数が整数にならない。つまりホールごとに目標を定めないといけないからちょっと中途半端だ。 ここは距離が短いからパーを取りたいとか、ここはHDCP2のホールだからダボでいいや、とかいろいろ考えなければいけない。それが結構厄介だったりする。 つまり、ティグラウンドに立った時点で「ここはボギーでも十分」「ここはダボを叩いてもいい」と自分で決めておく。もちろんティショットの結果でその戦略は変わる事もあり得るけど。そうやってホールごとの目標スコアを決め、合計のスコアに繋げていく。 そういうわけでコース戦略というのはHDCPとコース、そしてホールの難易度で大きく変わるものなのだ。そして、私のような「ある時点からHDCPが下がらない」ゴルファーというのは、その戦略を立てるのがヘタだったりわかっていなかったりするんだよね。わかっていてもコースでバカなことをしてしまうというか(私のことです)。 例えば、ティショットがフェアウェイバンカーに入った。ライは良く、前方のあごは気にならない。グリーンまで150y。グリーン右には深めのバンカーがあり、ピンは右手前つまりバンカーのすぐ横。ただ花道は広い。こんな時、 グループA(HDCP0〜5) ほぼ100%「右バンカーに入らないよう気をつけながら2オンを狙うが、最悪花道でもおk」という攻め方をするだろう。 グループB(HDCP6〜10) 正解は「グリーン左サイドか花道を狙う」だと思うが、多くのプレイヤーはグループAと同じ攻め方をしてしまう(私も含めて)。 グループC(HDCP11〜15) 「良くてパー・悪くてもボギー」がデフォなので、3打目を考えて「右バンカーに入らないクラブを持つ」というのがたぶん正解。でもグリーン狙っちゃうんだよね。 グループD(HDCP16〜23) 「ボギーでよし」なんだから、「とりあえずバンカーから確実に出す」、あるいは「フェアウェイの一番広い所を狙う」とか「花道方向へフルショット」などいくつかの選択肢がある。いろいろな選択肢から自分の得手不得手を考えて戦略を練れる、まあ一番楽しい(やりがいのある?)グループ。 グループE(HDCP24〜32) グループDと同じだけど「とりあえずバンカーから脱出」推奨。 グループF(HDCP35前後) もう一択。「サンドウェッジを持ってバンカーからフルショット(バンカーショット)で脱出」これしかない。でも、このグループのほとんどのゴルファーはミドルアイアンを持ち、グリーン、いやピンを狙う。 もちろんこれは一例だし私の独断だけど、前のホールで大叩きしたり、目標スコアが見えててパーを取りたい!とか考えちゃったりすると冷静な判断ができなくなるんだよねー。つまり願望でプレーしてしまう。 「こういうゴルフがしたい」という願望でプレーするのはロマンはあるが進歩がないし数字もついてこない。ゴルフはやっぱり「できることを積み重ねる」という地に足がついた戦略が結局近道になるんだよね。 で、「できること」、つまり ・木を避けるインテンショナルショット ・枝の下を抜くような低い球で距離を出す ・林の中からピッチングで3mの木の間を抜いてフェアウェイに出す ・砲台グリーン奥からのハーフロブ ・左打ち(笑) なんかは、それを想定して地道に練習する事が大事だよね。まあ練習したからといってコースでできる保証はないし、私のレベルだと本当はそこまで必要ないんだけどね。 と相変わらずくだらなくて当たり前でレベルの低い内容ですいません。 |
2016/4/5 (1411915hit) 「会得する」ということ
最近あるブログで以下のような話を読んだ。 「技能を会得する」ためにはどういう方法が一番合理的か。 例えばピアノを習う場合、先生を決め、時間を決め、運指や鍵盤の叩き方などを「言葉で」説明を受け、それを頭で理解して練習をし、調整や理解をしていく。つまり「言葉」から「理屈」を学び、それを「体」に覚えこませていく。 この方法は論理的であり、最短、最小の労力でピアノを会得することができる方法の1つである。 しかし別の方法もある。例えば落語を学ぼうとする時、落語家に「弟子入り」をする。そしてその落語家の家に「住み込み」をし、何年もの間「家の用事」や「洗濯」や「買い物」や「師匠の身の回りの世話」をして生活をする。その段階では落語を教えてくれるわけではない。 遠回りである。しかも落語と何の関係もない雑用ばかりで、非論理的であり、前近代的ですらある。しかし、この方法は落語というものの周囲の空気、意識、概要などが言葉を介してではなく「直接体に染み込むように」蓄積されていく。 そして、ある時期が来ると、体が落語を自然と受け入れるように変化する。これを「カンが働き出す」と表現する。こうなって始めて、落語を学ぶ体制ができたと考えるわけだ。するとスタートは遅くても「本物の落語」が会得できる可能性が高くなる。 つまり何が言いたいかというと、「一流の」技術を会得しようとすると、「教えられた言葉を頭で理解」するのではなく、自分で「カンが働き出す」までその世界にどっぷりとはまり込まなければいけない。 ただし、言葉だけで「カンが働く」人間もいるし、何年もその世界にハマり込んでいてもちっともカンが働かないような鈍感な人間はいる。身も蓋もないが、やはり才能は大事だ。 この文章を読み、私が何を言いたいかは賢明な読者の皆様ならおわかりだろう。そう、 「言葉」で「理屈」を学ぶ方法(レッスン、本、メディア)には限界がある という事と、 最初から才能のある人間には何倍も努力しないと追いつかない という事と、 ゴルフの才能がまったくない編者は、せめて「カンが少しでも働き出す」ようになるまで(何十年も?一生?)ゴルフにどっぷりと浸かり続けなければいけない という、ある意味絶望的(蠱惑的?)な感想を持ったということである。 それと、この話が示唆することはもう一つ、 他人から教えられた技術は身につくのが難しく、自分で「分かった」事はダイレクトに自分の血となり肉となる という事と同義なのではないかと。そう、私がずっと暗闇でもがいていたアプローチも、テンフィンガーグリップでやっとその暗闇からの出口が見えつつあるのだが、それは、確かにきっかけは言葉だったのが、自分で練習し、自分で創意工夫し、そしてたどり着いたものだからこそ価値があるのではないかと思うのだ。 そう、とにかく(ゴルフのことを)考え続けること、だよね、マッツ。 |
2016/4/6 (1412080hit) アプローチの距離感
先日のラウンドでとんでもないことに気づいた。 30yぐらいのアプローチを打つ時だが、最近の私はライが良かったりピンが近かったら58度、逆にライがよくなかったりピンが奥なら50度のウェッジ、そしてエッジにワンクッション入れて乗せるときはPWや9番を使うようにしている。 その58度や50度を使うアプローチをする時、エッジからちょっと先のグリーン面を狙うわけだが、まあほとんどの場合がダフってショートするんだけど、きちんと打てた時でもやっぱりショートするんだよね。 で、きちんと打てたのにショートする原因はスピンが効きすぎたりグリーンの転がりを計算し間違えたというのではなく、キャリーが足りないケースがほとんど。そして、ここからが本題なんだけど、その落ちどころが、 グリーン面の狙ったところではなく、手前のカラーに落ちる事が多い ということが判明したのだ。 「そりゃショートしてるんだからカラーに落ちるだろ」という声も聞こえてきそうだが、それにしてはあまりにも図ったように、高い確率でカラーに落ちる。手前の花道でもなく、グリーン上でもなく。 つまり、私はショートレンジアプローチをする時、あらかじめ決めた落とし所ではなく、 無意識にカラーを狙ってしまっているのではないか? と思い当たったのだ。で、無意識にせよ狙ったところに落ちているということは、つまり、こんな私でも、 アプローチの絶対的距離感を持ってるんじゃね? ということなのだ(よくもまあこんな都合のいい解釈ができるなあ)。 ということは、落とし所にもっと集中し、きちんと打てさえすれば、もっともっと寄って寄せワンが増えるのではないかと。これは絶望だらけの私のアプローチにとっては地獄に仏っていうか闇夜の灯火っていうか、久々に明るいニュースかなと。 さて、あとはきちんと打つだけだ(4月1日の日記に続く)。 |
2016/4/8 (1412402hit) 3オン6パット(2016年マスターズ初日雑感)
前日の晩までラウンドする気満々だったんだけど。 朝起きて外を見てさすがに断念。雨も強いし、さらに風がミニ台風並み。ゴルフにならないどころか、体調を崩す可能性も加味して涙の撤退である。 10年前なら絶対行ってただろうなあ。気候のせいでゴルフを休むなんてひどい堕落だ。これが大人の分別なのか。つまらない大人にはならないつもり(ガラスのジェネレーション@佐野元春)だったのになあ。 というわけで昨日はhiroゴルフセンターでアプローチの練習をいつもの2倍おこない、あとは録画したゴルフ番組などを見て過ごした。そして夜9時には床につき、早起きしてマスターズを見る。 「ついに(日本人が)優勝する時がやってきた」「あの男が、覚醒する」「世界最高の夢舞台」など書くのも恥ずかしいような煽り文句がどの局よりもダサいTBSである。でも、初日から地上波で完全中継してくれるんだから贅沢を言ってはいけない。感謝しなければ。 (この後、結果含みます。録画楽しみにしてる方は気をつけてください) スピース、マキロイ、ローズは順当に上位。スピースが頭2つぐらい抜けてるけど、初日だからまだ分かんない。 松山は後半2つのボギーを叩くも18番で見事なパットを沈めて1アンダー。あのパットを沈める当たりが並の日本人選手と違うところか。 ベテラン勢。ミケルソン、ランガーはイーブンパー。ウェストウッド1アンダー。ラブ三世は1オーバー。マスターズ男のポールターが3アンダー、カブレラもぼちぼち。 デイは14番までで5アンダー。しかし調子良すぎて油断したのか、15番ボギー、16番池ぽちゃでトリプルボギー、17番もボギーで貯金を吐き出す。オーガスタはこういうことがあるからおもしろ・・・いや、恐ろしい。 貯金を吐き出すといえばババ・ワトソンも。8番まで3アンダー。そこから10ホールで6ボギー1ダボ(2バーディ)で6オーバー。世界トッププロがダボを叩くからオーガスタはおもしろ・・・いや恐ろしい。 しかし恐ろしいといえばやっぱりエルスの6パット。それは1番パー4で起こった。 2打目をグリーン左へ外したエルスは、そこから18yを完璧なアプローチでピンまで2フィート(60cm)に付ける。60cmですぜ旦那。しかし。 その60cmのパーパット(4打目)はイップス特有の弱々しいストロークで左へ外れる。 ボギーパット(5打目)は下から3フィート(90cm)、これもカップの左を通過。 3パット目(6打目)も3フィート、また左へ引っ張って外す。 ここで一度マークするエルス。しかし悲劇はまだ終わらない。 4パット目(7打目)は2フィートぐらいあったように見えたけど、記録によると10インチ(25cm)。プッシュして外す。 5パット目(8打目)、11インチ(28cm)。流石に大丈夫だろうと片手でポコンと打ってカップに蹴られる。 6パット目(9打目)、2フィート(60cm)をカップ反対側から引き寄せるように打ってやっとホールアウト。 TBSの実況によると、パーパット、つまり最初のパットを打つ前に5回(!)仕切りなおし、その間に2回キャディを呼んでラインを確認したそうだ。つまりその段階でもう彼は悪魔に取り憑かれていたことになる。 解説の中嶋常幸プロはえるすの6パットのビデオを見たあと、「(僕だったら)逃げたくなる」「死にたくなる」「両手を引きちぎりたくなる」と表現していた。そりゃそうだろう。マスターズの初日の1番で、メジャー4勝の、世界ランク1位にもなった稀代のゴルファーが1m以内を5回連続で外しているのだ。 恥ずかしいとか、情けないとか、悔しいとか、怖いとか、ありとあらゆるネガティブな感情がエルスを支配したはずだ。しかし、そこからのエルスは凄かった。 18ホール回りきっただけでなく、最後まできちんとプレーを続け、2つバーディを奪い、8オーバーでホールアウトしたのだ。この姿勢、精神力、そして克己心。それだけでなく、明日もまた悪魔が巣食う18ホールに立ち向かうと明言。「(明日も)トライする。立て直すことを(自分自身に)期待している」と彼は言う。すごすぎる。これほど立派で素晴らしいゴルファーがいるだろうか。 上手いゴルファーはゴマンといる。そして、調子がいい時は誰でも模範的ゴルファーになれる。しかし、調子が悪い時、大叩きした時に人を感動させられるゴルファーはめったにいない。 今後、4パットしたりOB3連発を打ったりチャックリ6連発をしても、エルスのようにただ淡々と、自分のベストを尽くせるゴルファーになりたい。いや、ならねばならぬ。それがエルスにもらった感動に対する答えだ。 いやあ、それにしてもTBSに負けず劣らずの美辞麗句の並んだ偽善的な日記だこと。 |
2016/4/9 (1412587hit) 録画も見ずにマスターズ2日目雑感
マスターズ2日目の結果に触れます。ご注意ください。といってもまだ録画見てない(笑)ので概要だけ。見たら追加するかもですが。 ババ・ワトソンは最下位で辛くも予選通過したものの、大物選手の予選落ちが相次ぐ。何とミケルソン1打足らず予選落ち。他に予選落ちした有名どころとしては、今回が最後の出場となるトム・ワトソン。お疲れ様でした。 他には南アフリカのシュワーツェル、私がちょっと好きなザック・ジョンソンもカット。それと、リッキー・ファウラーも初日の80を挽回できずカット。初日風強かったからね。 昨日我々に「カッコイイ(ゴルファー)とは、こういうことさ」という事を教えてくれたロッソ、じゃなくエルスは1オーバーにまとめるも3打及ばず。 今年のオーガスタは何かが違うような気がする。初日の風と、大叩きの続出、エルスのイップス、バックナインの難易度、相当魔女の機嫌が悪いのか。12アンダーぐらいが優勝ラインと誰か言ってたみたいだけど、もっと下がるかもね。 で、上位陣。スピースがスコアを落とし、上位陣の差が狭まる。いよいよ面白くなってきた。松山は3つのボギーが先行するも後半巻き返し、イーブンパーで1アンダーを守る。 上位陣で2日間アンダーパーなのはマキロイだけ。史上6人目のグランドスラムに夢が膨らむ。 デイも1オーバーでまだまだ巻き返し可能。もちろん松山も。 事件が起こりそうな予感のする今年のマスターズ。50過ぎた体にはだいぶキツイんだけど、早起きして見る価値あるかも! |
2016/4/11 (1412802hit) 2016年マスターズ終了
一昨日の日記で私はこう書いた。 事件が起こりそうな予感のする今年のマスターズ。50過ぎた体にはだいぶキツイんだけど、早起きして見る価値あるかも! こう書いた以上はやはり責任をもって早起きし、起こるとやらの「事件」を目撃せねばなるまい。ちなみに私が予想していた事件とは、 1,ランガー、デービスラブ、ラリー・マイズといったオールド・ゴルファーが大爆発して最年長優勝記録を更新する 2,松山が日本人で初めて4大メジャー初制覇を成し遂げる 3,とんでもない事件が起き、どんでん返しでチャンプが決まる 4,16番の池から女神が顔を出し、「あなたが今打ち込んだのは金のボールですか?それとも銀のボールですか?っていうかあなたはK嶋さんですか?」と聞く というものだが、当たったのは3番目だった(4番目でなくてよかった)。そう、優勝はスピースでも、マキロイでも、デイでも、松山でも、ダスティン・ジョンソンでもランガーでもなかった。 個人的にはウェストウッドとジョンソンを応援してたんだけどなあ。 ずっと風が強い日が続いたけど、最終日は一点穏やかな天気に。だから優勝スコアは伸びると思ったんだけど、結局5アンダーでダニー・ウィレット(誰?)。イングランドの28歳。印象は「トンビに油揚げさらわれる」って感じか(←失礼だろ)。 しかし、スピースがあのまま行くと思ったけどなあ。あの12番は油断だったのか。「トップの人間はどこにピンが切っててもグリーンセンター(グリーン前後にあるバンカーの間)を狙うのが鉄則」と中島さん。 オフィシャルウェブページのトラッカーで改めてレイアウトを見てみたら分かるけど、12番ってそうとう斜めからクリークを横切る形になってるんだよね。だからちょっと当たりが悪いと(あるいは風に押されて右へ出ると)クリークの餌食になる。 スピースは2年前の自分を克服するためピンを狙ったのか、あるいは単なるミスか、それは本人のみ知るだろうけど、2度の池ポチャはあまりにも悲しい事件だった。 でも、こういう精神状態の時ってプロでも池越えってイヤだろうね。私も過去に何度も同じ思いをしてる(オーガスタの12番で、ではない)けど、永遠に池を越えられないんじゃないかなって思うもんね。 松山。前半の3オーバーよりも、後半の、「3m以内のクラッチパットを5つも外した」ことが敗因だよねやっぱり。それが技術的なものか精神的なものか経験的なものかは素人にはわからないけど。 それで7位タイ(トップと5打差)だったんだから、それ以外のレベル(ショット・マネジメント)は完全に世界トップレベルにあるってことだよね。あとはバックナインの、やっぱり精神力になるのかなあ。 でも、松山と同じように、マキロイもダスティン・ジョンソンもパットが決まってなかったよね。ジョンソンは元々パットがあんまりうまくない(失礼)からあれだけど、マキロイはもう、終始一貫して、ことごとくカップの横を通過してたよね。これはいつもに増して速いと言われた今年のグリーンのタッチを最後まで掴めなかったのか。 解説の中島さんが言ってた。「ガラスのポテトチップス・グリーン」と。こんなのにアジャストできる方がヘンタイだと思うんだけどね。 というわけで、今年のマスターズ、早起きして見た価値はあった、かな。松山が勝つのはおあずけだね。 |
2016/4/12 (1413023hit) ドライバーの飛距離は9番アイアンの2倍、ではない
昨日、今年のマスターズで起こった最大の事件を書き忘れてた。いやあ歳はとりたくないのう。 16番パー3で最終日3人がホールインワン。うち、ウーストヘイゼンのものは先に打ったホームズのボールに当ってからのカップイン。パー3コンテストならともかく、本戦でしかも最終日にこんなことが起こるなんて、何百万、何千万分の一の確率なんだろう。 で、ボールを拾い上げようとしたらカップから女神が出てきて「あなたが今打ち込んだのはV1Xですか?それともZ-STARXVですか?正直者にはクリスタルカップを与えます」と言ったらしい。さすがオーガスタ。 では本題。ゴルフには、その歴史や精神性を反映してか、色々な「言い伝え」っていうか「法則」的なものがある。 いっぱしのゴルファーになるにはトラック一杯分の球をうたないといけないとか。 シングルプレイヤーは仕事や家庭を疎かにしているとか。 フックとスライスに7回づつ悩んで初めて一人前とか。 ティショットを(その組で)一番飛ばしたプレイヤーはボギーになりやすいとか。 OBを叩いたホールでは3パットしやすいとか。 (ちなみに最後の2つは不肖ワタクシが考えた法則です) で、上の法則以外でよく聞くのが、 ドライバーの飛距離は9番アイアンのちょうど2倍 という法則がある。結構有名だし皆さん聞いたことがあると思う。でもね、これ、実は最近変わってきてるらしいのだ。どう変わっているか。それは、 ドライバーの飛距離はピッチングウェッジのちょうど2倍 という方が現代では正確らしいんだよね。 ちなみに私の9番の飛距離は125y。PWが115y。従来の法則だとドライバーが250y飛ぶ計算になるが、もちろんそんな訳はない。せいぜい230y。だからやっぱりピッチングのほうが正しいと思われる。 で、その理由だが、これはもう「アイアンのロフトが立ってきているから」に間違いないだろう。つまりストロングロフト化っていうやつね。 アイアンの番手はどう変わってきたか。パーシモンの時代と、現代の一般モデル、そしてストロングアイアンのロフトを一覧表にしてみた。
30度(赤字)で比べてみるとよくわかるが、長いアイアンはほぼ一番手づつずれていることがわかる。しかし、注目して欲しいのは45度前後(青字)のクラブ。パーシモン時代の9番が45度で、それに最も近いロフトを持っているものが現代の一般モデルもストロングアイアンも両方ピッチングなのだ。 よって、9番で145y飛ぶのにドライバーが260yしか飛ばない、本当は290y飛ぶはずなのに・・・・とか、ドライバーが200yしか飛ばないけど9番で115yも飛んでしまう、これはアイアンの打ち方ががおかしいのでは?と思ってる方、それが正しい飛距離です。悩む必要ありません、と思う。 |
2016/4/13 (1413196hit) 1年後に実を結ぶことを信じて
何度か書いたが、hiroゴルフセンター(自宅だね)で毎日アプローチの練習をしている。100球弱だけど。 ボールは10年でいつの間にか集まったロストボール。アルタスニューイングとかハイブリッドとかレイグランデとかスリクソンAD333とか初期のツアーステージV10とかDDHツアースペシャル(懐かしい)とかJ'sのJOE(懐かしい)とかピナクル・ゴールドプレシジョンとかゴルフ5のコルウィンとかツアーステージamzとか、とにかく色々なメーカーのディスタンス系で柔らかい打感のものを選んでいるのだが、ボールによって挙動が全然違っているのが面白い。 ニューイングなんかは打ったらポコンという感じで上に上がるし、どこのメーカーかわからないSUPERSHOTというロゴの入ったボールはぐにゃっと潰れて高さが出なかったり。 本当はいつも使っている銘柄のボールで練習するのがベストなんだろうけど、ロストボールでも80球揃えたらラウンド3回分ぐらいになっちゃうので勿体ないと思っちゃうんだよね。それよりも、今ある86球のロストボールの処分が困る。 10球づつぐらい練習場へ持っていって打っちゃえばいいんだろうけど、見つかったら怒られるだろうしね。 と、ボールの話はさておき。 1ヶ月ほど毎日アプローチの練習をしていると、へっぽこ鈍感ゴルファーの私でも流石に「あ、アプローチってこうなんじゃね?」というのがおぼろげながらわかってきたりするわけで。 すごくだいじ ・終始一貫、体の回転で打つ。腕は使わない(意識しない) ・クラブヘッドは「結果的に」開いて閉じる だいぶだいじ ・リズムよく打つ、イコール、ヘッドの自然な挙動を感じる、イコール、微妙な体重移動があって下半身が動いて上半身が動いて腕が振られてグリップが下りてきてヘッドが走るという一連の流れがスムースにできること たぶんだいじ ・アドレス、ポスチャー・ヘッドの置き方 ・ボールの先(右利きで左側)を見て打つ ちょっとだいじ ・ヘッドアップしない という感じ。もちろんテンフィンガーグリップは継続中。これをしたことでヘッドの重さや動きがちょっとマシになったと思うし。 で、こうなった。 ちょっとトップ目に当たってるし大きさもまだまだだけど、以前の私にしたらもう月とスッポン、タイガーと猫ひろしぐらい違う。 とはいえ、まだまだコースでの再現性は低く、相変わらずチャックリやトップばっかりしてるけど、1年後にはきっとコースでも練習の時と同じように打てるようになると信じて、今日も球を打つ編者なのであった。 |
2016/4/15 (1413521hit) 大叩きはショートゲームから
昨日はゴルフ仲間のI上さんとK藤くんをさそって神戸市のダンロップGCへ。 ようやく芝も緑色になり、見た目には美しいのだが・・・・ この時期はまだ芝が薄く、またフェアウェイにこれでもかっていうぐらい砂が撒かれていて、おまけに前夜の大雨で地面は湿っているという、とても難しいライコンディション。だから、と言ったら完全に言いわけだけど、やっぱり酷い大叩きホールがいくつかあった。 1パットが4つ、チップインが1つあったけど、チップインは思い切りトップしたアプローチがピンに当たって入っただけなので全然自慢にならない。 ダボ3つのうち2つは3パット。この日はスティンプ8.8と手頃な速さだったんだけど、4月20日にパブ選が開催される事もあってか、結構固く仕上げられていて、数字以上に速く感じた。特に下りは9.5ぐらいの体感速度。それでなくてもダンロップのグリーンはコンディションが良く、どっちへ曲がるかわからない微妙なアンジュレーションがあるので苦労した。 ショットは上に書いたように「薄芝・砂・雨の後」という三重苦でトホホ炸裂(パーオンは5ホールだけ)。アプローチは相変わらず全滅。寄せワン取れた2ホールは両方バンカーから。これからはわざとバンカー入れたろかしら。でもそんなフザケたことをするとバチが当たるのは目に見えてるしね。いいんだ、1年後にはきっと、たぶん、おそらく。 しいて良い点を挙げるとしたらドライバーとフェアウェイウッドかな。OBなし、逆球なし、終盤もダレず。ミスは全部右だったし(想定内)。長物は古閑美保みたいな力感のないスムースなスイングがいいね。どうせそう思っててもリキむんだし。 それと、今回7時37分のトップスタートで、ちょうど空きがあるということでスルーでラウンドできた。アウト2時間弱、インはさすがに前が居たので2時間15分ぐらい、終わったら12時過ぎ。中国道も混んでなくて、午後から2つあった用事もゆっくり済ませられた。トップスタート&スルー最高。 |
2016/4/16 (1413691hit) 下手の考え何とやら
私はアイアンがヘタだ。ヘタというより苦手意識がある。 これはもうゴルフを始めた頃からずっとで、「地面の上にある球にコンタクトするためにはきっちりヘッドを入れなければいけない」「きっちり打たなければまともに飛ばない」「ダフったら全然飛ばない」「トップしたら格好悪い」「グリーンに乗せたい」などという雑念というか恐怖感というか強迫観念を感じながらスイングしていると言っても過言ではない。 たぶんアプローチイップスもその延長線上にあるんだと思う。アプローチの場合「距離が短いからきちんと打てて当たり前」「すぐそばのグリーンに乗って当たり前」「30yだから寄って当たり前」「長年ゴルフしてるんだからうまくて当たり前」という意識で深層心理がパニック障害を起こしてると思われる。 アイアンの話に戻る。まあそんな事をいつも感じている私であるので、だからこそ練習したり色々なプロにレッスンを受けたり知識を蓄えたり有名なレッスンプロのドリルをしたりしてるわけだが、それでもコースで「ナイスショット」が打てる事はほとんど無い。 プロでも納得の行くショットはラウンド中一発か二発と言われるが、私の場合はそんなレベルの話ではなく、99%がミスショットである。練習で球を打っている時のショットの内容は まずまず2割、イマイチ5割、へっぽこ2割、「もうゴルフやめたら?」1割 という感じだが、コースではこれが まずまずゼロ、イマイチ1割、へっぽこ4割、「もうゴルフやめたら?」5割 という確率になる。誇張ではない。もうゴルフやめようかな、といつも思う。 さて、一昨日のラウンドではいつもに増してアイアンが当たらなかったので、途中から真剣にもうゴルフをやめようと思ったりしたのだが、やめる前に開き直ることにした。アドレスとポスチャーをきっちり決めたら、 な〜んも考えずに即打つ。 肩を入れるだとか、体の前で振るとか、縦コックするとか、右肩を突っ込まないとか、そんな重要(と思っている)事を全て忘れ、構えたら間髪入れず打つ。イメージは倉本昌弘プロ。 すると、 まずまず1割、イマイチ3割、へっぽこ4割、「もうゴルフやめたら?」2割 という驚くべき(?)好結果(?)が出たのであった。そう、下手な考え休むに似たり。考え過ぎたらアカンのですなやっぱり私のような性格の者は。 あと、この「なん即打ち」のメリットはもう一つある。っていうかこっちのほうが大きいかもしれないけど、 ミスしても尾を引かない んだよね。ミスして当たり前、だからチャッチャと打つ、ミス、ふーんあっそうだから何?って感じ。つまり精神衛生上非常に良い。これからはこれで行こう。競技で27ホールの長丁場になったりしたらこれは大きなメリットになるしね。 でもすぐ忘れちゃうんだろうなあ。 |
2016/4/18 (1413898hit) ミスを受け入れよう>俺
アプローチを練習していて、つくづく思う。「ああ、これがコースで打てたらいいのになあ」と。そう、イップスの私だが、最近ではやっと(たった1〜3yのキャリーだけど)そこそこの確率できちんと打てるようになってきた。 しかし、コースでは99%ミスになる。誇張ではない。今までで900回ぐらいラウンドし、一万五千回ぐらいアプローチをしてるけど、思い通りに打てたアプローチは3回だけである。 実際、昨日の薄暮でも4回ほどアプローチの機会があったが、練習通り打てたのは1回もなかった。それだけでなく、目を覆いたくなるようなトップとチャックリが1回づつ。トップしたアプローチなんか、打つ直前まで「体の回転だけで打つ」という意識と素振りをしてるのに、実際のショットでは似ても似つかないパンチの入った手打ち。完全にビョーキである。 (ゴルフ煮っころがし@もとみやあゆみさんよりお借りしました) まあコースでいつでも練習通り打てたら今頃プロになってマスターズで優勝してるだろうから、そんなことは誰にも(世界トッププロでも)できないのは分かってるんだけどね。ミスは絶対に起こるしね。にんげんだもの。 では、なぜミスするのか。ちょっと考えてみた。大きくわけて5つ原因があると思う。 1,アドレス、ポスチャーの問題 ナイスショットがOB方向に真っ直ぐ飛んで行ったり、手応えのあるショットがグリーンを外れたり、つまりスイングが正しいのに結果が悪いのは球の位置や狙いが悪い場合もある。これはショット以前の問題。でも意外と多い。編者の得意技。 2,体調の問題 体のどこかに痛いところや悪いところがあって、そこをかばってスイングが変になる。意識しているならまだいいが、無意識だとスイングをいじったりいろいろ工夫したりして余計にスイングがおかしくなってしまったりする。編者の十八番。 3,技術的な問題 練習不足、理解不足、スイングに根本的な欠陥があるなど。編者の最大の課題。 4,知識・経験不足 様々なライ(つま先上がりや左足下がりなど)に対応するアドレスや打ち方を知らない。バンカーショットの原則(バウンスを使う)を理解していない、グリーンの傾斜や芝目を読めないなど。編者もすぐ忘れてしまう。 5,メンタルな問題 だいぶ少なく見積もって、全ゴルファーのすべてのミスのうち約99.9999%を占めると思われる。ゴルフにおける諸悪の根源にして最大の懸案。悪の枢軸。ゴルフをゴルフたらしめているもの。編者のミスも350%がこれである。つまり1つのミスショットに3つ以上メンタルな問題があるというわけだ。 飛ばしたい、乗せたい、寄せたい、入れたいというスコアに対する欲。 エエカッコしたい、スゴいと思われたい、尊敬されたい、見返したいという対人関係からくる見栄。 練習の成果を出したい、自分の理論を証明したい、という自己肯定につながる欲。 打てもしないのにドロー、ろくに練習してないのに低い球、知識だけで打てる気になってロブショットなどという自己分析能力の欠如によるミス。 ミスショットしたくない、OB打ちたくない、池に入れたくないという消極的な思考からスイングが縮こまってしまう自己保身的ミス。 あと10y飛ばしたい、あわよくば2オンしたい、風に負けないような球が打ちたいという時に「つい力が入ってしまう」ミス。 こういうものが単独あるいは複合的に組み合わさって練習場での伸び伸びしたスイングをスポイルするんだろうね。つまり、やっぱり、 な〜んも考えずに即打つ。 っていうのが一番いいんだろうな。だって、練習で打てるショット以上のショットをコースで打つなんて無理だし、練習場でも絶対何割かミスするのに、その確率をコースで減らすことなんて絶対不可能なんだから。 だから、私の場合、スライスとかハーフトップとかちょいダフリとかこすり球とかでスコアメイクすればいいんだよ。アプローチはグリーンに乗れば100点、不安だったら外からでもパターを使う。それでボギーペースなら、 それが本当の実力なんだから。 結局、自分が一番自分を過大評価してたってことで。 |
2016/4/19 (1414106hit) イhiroーの20の言葉
他人の褌(ふんどし)シリーズ。 アメリカ国内で吉田潤喜氏(ヨシダソースの人)に次いで有名な日本人、メジャーリーガーのイチロー。野球と努力の才能にあふれ、あふれすぎて天才というより変人という感じもする彼だが、そのイチローの「人生の教訓となる」言葉が某サイトに紹介されていたので転載させていただく。 黒字がイチローの言葉、そしてその後の青地がイhiroー(イヒロー)の言葉である。 1. 努力せずに何かできるようになる人のことを天才というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを天才というのなら、僕はそうだと思う 努力せずに何かできるようになる人のことを天才というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを天才というのなら、僕はやっぱりそうじゃない。 2. 特別なことをするためには、普段の自分でいられることが大事です 特別なことをするためには、普段の自分でいられることが大事だが、普段の自分でいられたためしがありません。 3. 4000の安打を打つには、8000回以上悔しい思いをしてきた 400個のバーディを取るために、800回以上ダボを叩いてきた 4. キライなことをやれと言われてやれる能力は、 後でかならず生きてきます 地道なドリルをやれと言われてやれる能力があれば、今頃もっと上手くなっていただろう 5. やってみて「ダメだ」と わかったことと はじめから「ダメだ」と いわれたことは、ちがいます スイング改造をやってみて「ダメだ」とわかったが はじめのスイングも「ダメだ」とわかった 6. 壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている 壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。でも、壁を超えようとするとまったく別の壁が立ちふさがる。家庭とか仕事とか懐具合とか。 7. 今自分がやっていることが好きであるかどうか。それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず ゴルフは、いくら好きでも、いくら自分を磨いても、前に進もうとしても、思い通りにならない 8. 努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念。第三者が見ていると努力に見えるが本人にとってはまったくそうではない、という状態になくてはならない そう、努力は報われない。しかも凡人は努力をする努力もない。 9. 結局はどれくらい野球が好きか。僕大好きだから。そういうものに対して半端な気持ちで向かえない。ありったけの自分で向かいたい 好きという気持ちだけで向かっていけば手痛いしっぺ返しを食らわされるのがゴルフ。 10. 準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく。そのために考え得るすべてのことをこなしていく 言い訳の材料を排除してしまったら、怖くてラウンドできません。 11. 僕は天才ではありません。 なぜかというと自分が、 どうしてヒットを打てるかを 説明できるからです 僕は天才ではありません。 なぜかというと自分が、 どうしてOBを打ってしまうのかを 説明できるからです 12. 自分を支えているのは良い結果ではない。屈辱が自分を支えている 同感。チャックリ3連発した時の屈辱ったらもう・・・・ 13. どんなに難しいプレーも、当然にやってのける。これがプロであり、僕はそれにともなう努力を人に見せるつもりはありません どんなに簡単なショットも、当然のようにミスする。 これが私であり、やっぱり努力がたりないんだろうなあ。 14. 同じ練習をしていても、何を感じながらやっているかで、ぜんぜん結果は違ってくるわけです 同じ練習をしていても、「一球いくら」と気にしながら打つことで、全然真剣味が違ってくるのです 15. 夢がだんだん近づいてくると、 目標に変わってきます 夢が近づいてきたな・・・と思ったらまたすぐ遠ざかるので、目標はずっと同じ。 16. 少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事 少しづつ前に進んでいるという錯覚は、ゴルファーとしてすごく大事 17. しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない しっかり練習もしていないけど、競技に出る資格があるから一応出てる 18. なりふり構わない自分でいたい。ナイスガイなんかにはなりたくない なりふり構わない自分でいたいし、ナイスガイなんかにはなる気もない。けど、チッパーやグラファイトアイアンやグローレは使いたくない 19. 他人の記録を塗り替えるのは7割、8割の力でも可能だが、自分の記録を塗り替えるには10以上の力が必要だ ボギーおばさんと仲良くするのは何とか可能だが、パーおじさんと互角に渡り合うためには人智を超えた力か、よっぽどの偶然か、奇跡の力が必要だ。 20. 小さいことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道 こつこつと練習を積み重ねることが、とんでもないミスショットを失くすただ一つの道 まあ所詮言葉遊びなんでイチローファンのかたは目くじら立てないでね。 |
2016/4/20 (1414294hit) ジョジョの奇妙なアプローチ
もうアプローチの話はええわ、という方はスルーして下さい。基本自分語りなんで。 もう世界中の人が知っていると思うが、私はアプローチがヘタだ。ヘタというより超ウルトラ究極アルティメットスーパーレジェンドハイパーヘタだ。 で、(これも何度も書いているが)ここ1ヶ月ぐらい毎日100球弱アプローチだけ練習してるわけだが、毎日それなりに気づきがある。 体の捻転で打たなアカンとか。 手(特に手首)を使うと絶対ミスするとか。 右手首の角度キープし続けるとか。 インサイドインの軌跡で球を捕まえるように打つとか。 リズムが大事とか。 打ち急ぐときは手打ちになってて、変なコック使うからミスするとか。 ハンドファースト気味に構えたほうがイメージ出るとか。 でもね、やっぱりまだ「決定的なもの」が見つかってないような気もするんだよね。つまりまだアプローチの根幹が分かってないというか。歯車がガッシリとかみ合ったのを実感してないというか。 それに、いくら練習できちんと打てるようになっても、コースでは切り返した瞬間に悪霊が憑依してへっぽこアプローチになるのだから、そんな心の闇(ビョーキ)を正攻法の練習だけで抑えこむのは難しいんじゃないかと思ったりする。そこで、発想を変えてみた。 悪霊退治その1:わざとミスショットを打ってみる。 わざとトップから打ち急いて手打ちをし、そんな打ち方になってしまうメカニズムを客観的に解析してみる。無意識の動作を意識的に再現するのは難しかったが、何とか再現させて分かったことは「腕と手首だけが動いて体が全然動いていない」という当たり前の結果だった。 悪霊退治その2:トップ位置で数秒止め、そこからおもむろに体だけを回転させて打ってみる 悪霊が憑依する瞬間にスタープラチナで時を止め、一呼吸置いて冷静になり、体の回転だけで球を捉えようという作戦である。これだと手首の角度(キープ)を意識しやすいし、打ち急いだりしないのでそこそこきちんと当たるし。本番もこれでいこうかとすら思う。 悪霊退治その3:完全手打ちにトライ じゃあ逆に完全に手だけで打ってみてやれと。気分は青木プロである。いや実際のところプロ(特にシニアプロ)のアプローチとか見てたら「腕だけで打つ派」と「体使う派」がいるよね。具体的には、前者は肩を回さない、後者はきちんと肩を回す。レギュラーツアーつまり今時のプロはほとんど後者だけど。 で、肩を回転させず、腕と手首だけで打ってみた。結果は百発百中!でミスになる。まあそりゃそうだ。よっぽど器用か練習しないとこの打ち方は難しいと思う。ということは・・・ 悪霊退治その4:完全体打ち(ショットの延長)にトライ 今まで練習してたアプローチは、基本「左足体重で固定し、下半身を使わず、腕も振らず手首も使わず、上体の捻転で打つ」という、フルショットとは違う独特の打ち方をしてたわけだ。 しかし、フルショットの延長線上で考えればどうかなるだろうと。つまり、 イメージは体重移動もして(ごくわずかだけど)、下半身も止める意識をなくし(ただ積極的に動かすわけではない)、ショットのように体全体を連動させてヘッドを「振る」。「打つ」という意識は持たない。 すると、ちょっと良いイメージで打てるような気がするんだよね。まだ100球ぐらいしか試してないから何ともいえないけど、ひょっとして「アプローチはこう打つべし!」って考えすぎてたのかなあ。 でも、「普通に打つ」でアプローチイップスが直ったら苦労せんよなあ。 なんだか振り出しに戻っただけのような気もするけど、ま、これからもいろいろ工夫していきたい。11ヶ月後にはコースでも打てたらいいな。 |
雨のラウンド@ホームコース。 天気予報では午後から大雨、さすがにキャンセル続出だったようで、コース団体のベテランさんのコンペもハーフで中止になるぐらいのコンディション。そんな中、1人でエントリーした時に何度かご一緒しているK瀬と2バッグで。 K瀬さん、本当は仲間3人とラウンドする予定だったのだが、そのうちの2人は雨の予報でキャンセル。しかし、私が1人で同組にエントリーしていたのでキャンセルせず来てくださったとのこと(1人になると基本的にはラウンドさせてくれない)。誰かわからない他人(誰がエントリーしたか、誰が同じ組に入ってきたかは教えてくれないからね)の為にお付き合い下さったK瀬さんは漢である。侍である。仁義である。こういうゴルファーになりたいね。 さて、この日はK瀬さんにお付き合いして白ティから。サブグリーン使用だったので6097y、コースレート69.1、スロープレート122というセッティング。ただしグリーンには砂がいっぱい入っていて、雨とあいまってとっても重かった。 ただ、ラッキーな事に珍しくスルーでラウンドできたため、本降りになったのは上がり3ホールぐらい。それまではレインウェア下+傘で問題なかった。 この日のテーマは「構えたらすぐ打つ」「ミスが出ても気にしない」という感じで。その結果は。 長いのはまあまあ。アイアンもミスりながらだけど距離が短いのに助けられて12ホールでパーオン。でもアプローチは相変わらずで、8ショット中うまく打てたのは1回だけ、半分は目も当てられないへっぽこトップ。でも、ミスがチャックリじゃなくトップになってきてるのは好転反応だと思いたい。 パットは相変わらずヘタだねー。1番で50cmを外した(適当に打ってしまった)のを皮切りに、3パットが4つ。芝目か砂で変に曲がって入らなかったのもあったけど、37パットは酷すぎる。まあ練習してないから酷いなんて言う資格ないんだけど。 「構えたらすぐ打つ」っていうのはやっぱりいいね(何を今さら)。結果云々よりも、精神的に楽だわ。あと、「ミスが出ても気にしない」だけど、この考えを発展させた大発見(例によって大したことじゃない)をしたので、近日公開予定。期待せず待て! 雨のラウンドは段取りが増えるので面倒くさいけど、緑の中で雨に濡れるのもまた乙なもんだな、と思った。 |
2016/4/23 (1414805hit) 「マイ傘」の9つの効用
一昨日のラウンドで、私はマイ傘を持っていった。普段の少々の雨ならコースが貸してくれる傘を使うんだけど、しっかり降ることが分かってからね。 で、改めて「マイ傘」を使ってみて、これは考えている以上にメリットが大きいなと思ったので皆様にもオススメしたく。その理由を列挙してみようと思う。 (こういうのはちょっと高い) マイ傘メリットその1:機能的に優れている 値段にもよるが、市販の傘は大きい、軽い、持ちやすい、カラフルなどと機能上のメリットが大きい。少し大きいだけで濡れる面積がだいぶ違うし、開いたり畳んだりを繰り返す場合もやりやすさが違う。雨の日はただでさえやることが多くなるので、そのアクションでストレスが減ることは想像以上のアドバンテージがある。 レインウェアで十分と考える人もいるかもしれないが、レインウェア特に上着はスイングの邪魔になるし暑いし外が濡れると思った以上に不快。傘を使うことで、多少の雨なら下(パンツ)だけレインウェアを着て、上はそのままという使い方も可能である。これならほとんどスイングを邪魔しないしね。 マイ傘メリットその2:置き忘れない コースの傘はしょせん借り物なので、扱いがぞんざいになりやすい。結果、ティグラウンド周囲やグリーン周りに置き忘れたりしがち。忘れても後続が拾ってくれるけれど、大雨の時なんかその後困るよね。自分が置き忘れたのに他の傘使うわけにもいかないし。 マイ傘メリットその3:他人の傘と間違えない コースの傘だとどれを使っても基本的には一緒なんだけど、全部同じ傘だったら、地面に複数本置かれたりカートの座席に載せたりした時に、「あれ、これ、俺(が使ってた)傘だっけ?」と迷う時がある。そんな悩みも「マイ傘」で解消! マイ傘メリットその4:他人に使われない メリット3と似てるんだけど、例えば、私がわざわざグリーンとカートの間に置いた傘を、先にホールアウトした無神経な人が勝手に拾って使い、私はその無神経な人が花道に置いた傘を取りに行かないといけなくなる、なんて事があると腹立つよね。 え、そんな無神経な奴いないだろって?いるんだなこれが。コースの傘を借りてたら全部同じだから「それ私の傘です」って言うのも何か変だし。そんな些細なことで腹立つ自分にも腹立つし。でも、マイ傘にするとそんな事はまずなくなる。 マイ傘メリットその5:タオルを掛けておける プロみたいに、傘の内側にタオルを掛けておくとたいへん捗る。これは強力にオススメしたい。キャディが付いてくれるプロでもやってるんだから、我々がセルフで回るときは雨の必須アイテムといえる。 でも、コースの傘でこれをしてしまうと「この傘は俺専用!」って事になるからちょっと顰蹙。マイ傘なら遠慮せず堂々とできる。 マイ傘メリットその6:上手い人に見られる(笑) あくまで見られるだけで、実際に上手くなるわけではありません。 マイ傘メリットその7:コーディネートはこうでねぇと メーカー、カラーなどをコーディネイトする楽しみができ、しかもお洒落である。レインウェアに合わせるもよし、自分のイメージカラー似合わせるもよし、シューズやキャップや雨用タオルに合わせるもよし。やっぱりゴルファーたるもの、ウェアはユニクロでもおしゃれを楽しむ心の余裕は持っていたいよね(なーんて)。 マイ傘メリットその8:日傘としても使える 最近の傘はその多くがUVカット仕様になっている。つまり雨の日だけでなく、5月〜10月の紫外線がきつい時期に日焼け防止のため、そして酷暑期には熱中症予防のために抜群の効果を発揮する。 「男のくせに日傘みたいな女々しい物が使えるか!」という人は、熱中症の恐怖を知らない。最悪死ぬんですぞあーた。「今まで熱中症になったことがないから大丈夫」というのは「今までエアコンなんて使ったことがないから今年の夏も大丈夫」と言って倒れる独居老人と同じ精神構造だと思う。 マイ傘メリットその9:雨が楽しみになる 恐らくこれが最大のメリット。憂鬱な雨のラウンドが、お気に入りのマイ傘で少しでも明るく楽しいものになるのなら数千円は安い、と思うんだけどな。 ちなみに、大きさに関しては、好みはあると思うけど開いた時の長径が110cm〜120cmあればいちおう十分、140cmになるとだいぶ大きいと思われる。プロ仕様のは1万円近くするけど、5000円前後のものでも十分使えるし(私は7800円のが3980円に値下げした時に買った、下のプーマの色違い)、メーカーにこだわらないなら量販店とかで晴雨兼用が2000円ぐらいで買える。 ゴルフが大好きで、買うものもないのにショップへ行ってしまう人、クラブもウェアもたくさん持ってて、もう何も買い足す必要はないけど、それでも何か買いたい人(笑)、ネットショップのポイントが溜まってる人、コンペの賞品に迷っている幹事さん、「マイ傘」、オススメです。 |
4月の月例競技@ホーム。朝はまだ雨が上がったばかりで霧も出てたけど、 午後には晴天。暑いぐらいの気温と日差しだった。 さて結果は。 最近忙しくて全然練習に行けてなかったんだよね。2−3yのアプローチは毎日打ってたんだけど。そしたら、アイアンがもう完璧に初心者に戻ってしまった。 何の変哲もないフェアウェイから50cmぐらいダフったり。ちょっと大げさだけど。ほとんどミスだった。まあいいけど。 そんなアイアンを象徴するように、OB5発が全てアイアンショット。こんなにアイアンが下手な野郎はいまだかつていないというぐらいヘタだ。もう簡単なアイアンに買い換えよう。 1番は2打目70yからのウェッジショットをハーフトップしてグリーンの奥にOBしかも2連発。 7番は155yパー3、6アイアンを左へ引っ掛けてOB。ちょっと大きめだから右サイドのピンに対してグリーンセンターから軽くカットで、なんてできもしない願望を無謀にも志望したために滅亡。何十年ゴルフをしてて「したいこと」とで「できること」の区別すらつかないキャリアグランドスラム級のバカである。 後半は2番、217yパー3。打ち下ろしを見て195y。4アイアンでプルフック2連発、2連発OB。左を嫌がって体が止まってるのか、ビビって捻転が浅いのか、怖くて手打ちになってるのか、あるいはその全てか。競技になると普通に体が動かなくなる。メンタルの弱さよ。 8番パー5もひどかった。アゲンスト打ち下ろしのティショットはティを低くして短く持って低めの弾道で240y。我ながら完璧。しかし2打目左足下がりからの4Wは絵に描いたような頭叩きチョロ、3打目200yは7Wで狙うも今度はダフリ、4打目は一番手前に切られたピンまで65y、ウェッジのフルショットでいいのにピンに寄せようと力が抜けて10yショート。寄らず入らずでダボ。パー5で素ダボ打ってるようじゃ 競技になんて出る資格ない。 ただ、ティショットはまあまあ良かった。これも左へばっかり飛びがちだったけど逆球は出なかったし、あらかじめラフを狙った場合を除き、ミスでフェアウェイを外したのは3発だけ。それも全部スライスして右。つまり想定内。 パットも3パットは1個だけで、1m前後はほとんど入った。ボールではなくカップを見ながら打つ冗談パッティング、いや違ったジョーダン・スピース・パッティングはやっぱりいいね。その代わり普通に打った5m以上は全部外れたけど。 あーあ、ホントにいつまでもヘタだねえ。 |
2016/4/26 (1415214hit) ミスは当たり前→ミスを受け入れる→そしてその先へ
先日の日記で私はこう書いた。 だから、私の場合、スライスとかハーフトップとかちょいダフリとかこすり球とかでスコアメイクすればいいんだよ。 そう、コースではミスが出て当たり前、ミスを前提に攻略していこうと。先日そんなつもりでラウンドしていると、もっとスゴい天啓が下りてきた。 「汝、全てのショットをミスショットしてパープレーを目指しなさい」 そうなのである。才能もなくメンタルも弱く練習も足りない中年のオッサンである私は、ナイスショットを追い求める必要など1ピコグラムもないのだ。ナイスショットなんてコースで打てない。 いやむしろナイスショットすべきではない(そこまで言うか)。 ドライバーはへっぽこ引っ掛けスライス。フェアウェイウッドはハーフトップ。アイアンはちょいダフリのヘロヘロスライス。アプローチは操り人形ショットでも8番使ってでもグリーンに乗れば良し。そんな「ミスショットでも結果がまずまず」というのが、私が数字を出すための最大の武器になるのではないかと。 大ミスショットつまりOBとか林の奥深くとか池ポチャとか大ダフリとかこぼしてはいけない場所にこぼすとか、つまりリカバリーに1打以上掛かるようなミスはダメだけど、ショットの小さなミス、つまり多少芯を外そうがヒールショットだろうが多少ダフろうが多少トップしようが、 そんなの出て当たり前いやむしろそのミスが出ることを前提にラウンドすると。 そう考えるとあら不思議、ドライバーでヒール球が出たらフェアウェイへ行ったと喜べる。アイアンでダフっても「これが持ち玉ですが何か?」と平穏でいられる。アプローチでトップしても「グリーンに乗った。大成功!」と思える。つまり心に余裕が生まれ、「我慢ゲージ」が減らないのだ。そしてその余裕をグリーン上で使う。 そう、パッティングだけは例外。ミスパットはそのまま1ストロークのダウンにつながるので、パットだけは本気出す。 hiroよ、お前はヘタなのだ。プロや上級者やK見師匠やM岡くんやN谷くんのようなスマートで理想的なゴルフなどお前には不可能なのだ。やっとそれに気づいたか。そうだ。それでいい。そして、いつか、 「汝、全てのショットをミスショットしてパープレーを目指しなさい」 冗談ではない。100%本気である。 Pigはどう頑張ってもFighting Dogにはなれないのだ。 |
2016/4/27 (1415378hit) アプローチ、発想の転換
ドライバーショットからアプローチまでスイングの基本は同じ。体の回転がヘッドを加速させる。手はそれによって「振られる」けど、正しいポジション(軌跡)上を動くよう、手首の角度やグリッププレッシャーを「制御」する必要がある。 その上で、パッティングとショットの最大の違いはその「手首やグリッププレッシャー」にあるのではないかと思う。ショットは手首(コック)を使い、グリッププレッシャーがゆるめでないとまともに当たらない。しかしパッティングの場合、コックは原則使わないし、グリッププレッシャーも最大限に強めてもいい。 つまり、 ショット・・・体の捻転・手の振り・手首のコックを使いグリップはゆるめ パット・・・体の捻転・手の振りは使うが手首のコックは使わずグリップも固める という差があると思う(異論は認める)。 で、アプローチ。これも同じなんだけど、30y以上のミドルレンジになるとショットのイメージで打つほうがいいと思うが、問題はそれ以下のショートレンジアプローチ。私は今まで、これもショットのイメージで打っていた。 もちろんそれはそれで間違ってはいないと思うのだが、でもその打ち方は、器用で才能があってアプローチが上手く打てる人用の打ち方なのではないか?と思うようになってきた。 そう思うようになったきっかけは家でのアプローチ練習。確率は上がってきているものの、どうしてもダフったりトップしたりというミスが3球に1球は出る。こんな確率だとコースではたぶん90%はミスになる。 で、いろいろと打ち方を試しているうち、ふともう構えからパットと同じにして打ってやろうと思ってやってみた。具体的には、 前傾姿勢を弱め、やや立ち気味にアドレス 両肘特に左肘を突っ張るのではなく、軽く肘を曲げる。 腕とクラブは「yの字」ではなく、「Yの字」。つまりハンドファーストを弱め、シャフトを地面と垂直に近づけ、軽くクラブを釣る感じで持つ ヘッドを「上から打ち込む」のではなく「パットのように払う」 加速するのではなく、等速に近いイメージで、打つのではなく「振る」 とすると、あら不思議、ボールコンタクトが格段に良くなった。 この打ち方はなんだか初心者臭くて敬遠してたんだけど、実際打ってる姿を見るとそんなに変じゃない。いやむしろ今までのほうが変だったと思われる。 というわけで、これからはグリーン周りからは「Y」でいきます。 (Special thanks to Mr.S) |
2016/4/29 (1415719hit) GB月例@有馬カンツリー
予報では1日じゅうまとまった雨。口の悪い仲間たちからは「お前が傘のことなんかブログに書くからだ」と集中砲火を浴びたが、そしたら何ですかい?私がブログに書いたことは実現するとでも?じゃあ試しに書いておこう。 アンダーパーで回る クラブ選手権で優勝する 宝くじで5億円当たる ***な@@@@と◯◯◯なって×××する これが実現しなかった場合、私を雨男呼ばわりした人は反省していただきます。 さて、仲間内の競技会@有馬カンツリー。午前中はさすがにレインウェア+傘のフル装備だったが、午後からは全然降られることなくラッキー。 今回ついてくれたキャディくんは男の子だったんだけど、まあテキパキ動くは残り距離は1ヤード刻みで教えてくれるわ、パターカバーはその都度外して渡してくれるわ、ラインは前後からしゃがんできっちり読んでくれるわ、まさにかゆいところに手が届く仕事っぷり。 有馬のキャディさんはみなレベルが高いけど、惚れそうになったわ(笑)。さて結果は。 アウトもインも上がり3ホールで大叩き。これはまあ今後の課題として。 この日はドライバーがほぼノーミス。1インチほど短く持ったら方向性が抜群に良くなった。私は身長が低いので、いつも短く持ったほうがいいかもね、と今更ながら思ったりする。 アイアンは相変わらず半分ぐらいミスだけど、ミスでいいいと思ってるから全然ストレス無し。パーオン50%は逆に出来すぎだね。 アプローチの方はどうだったか。記号はアプローチそのものの結果ね。 1番は3打目手前ラフから15yが2mに付いて(◯)寄せワン1個目。 6番パー3は5アイアンを左に引っ掛け、50度の寄せは長めのラフに負けてショート(△)、2パット。58度のほうが良かったか。 7番はバンカーから25y、18yぐらいしか打てず2パットボギー。 8番はセカンドOB、4打目は残り60yのウェッジショットをトップして(×)バンカー、バンカーからピン上3mに付けるも入らず。 9番は花道から30y、50度で3mに(◯)、でも入らず。 13番は手前ラフから20y、5mほどオーバーする(△)もこれが入ってパー。寄せワン2個め。 16番、花道右ラフから30y、50度でちょいダフリ(△)。8mぐらいショート。でも乗ったから良し。 17番パー3、花道左足上がりから10yぐらい、チャックリに近いショート(×)。 18番、3打目残り110yをハーフトップして奥へ、ライが良かったのでピッチショット(○)。いわゆる「うまく打ちすぎ」てショート。下りのパットは打ちきれずボギー。 バンカーショットを除き、8回中◯が3個、△が3個、×が2個、寄せワンが2個。まあこんなもんでしょう。芝が元気になってきてライも良かったしね。 競技の方は雨のせいか皆成績がイマイチで、なんとネットパープレーで優勝。クラブの月例では勝てないのに、仲間ウチではそこそこってどんだけ内弁慶やねん、って話でした。 えー、明日から1週間ほど休みします。ごめんなさい。 |