日記260
(2016年2月)

去年までの日記

今年の日記

1月


2016/2/1 (1402076hit) 私の何がいけないの?


 と火曜サスペンス劇場のセリフのような題だが、「競技で大叩きするのはなぜか?」という事を考えてみたい。


 もちろんヘタだからに決まっているのだが、ダラダラとボギーを叩いてしまうのか、大叩きホールがあるのか、上がり3ホールがトホホなのか、そのあたりを考察しようと言う趣向である。

 まず総論。最近も書いたが、去年(2015)年、ホームコースをラウンドした時(28回)のスタッツはこうだった。

アベレージスコア 85.8

アベレージパット 34.2

1ラウンド平均3パット数 1.97(58/29.5ラウンド)

パーオン率 39.4%

パーセーブ率 44.6%

1ラウンド平均OB数 1.4


 これが月例競技(2015年2月〜2016年1月の12回)になるとこうなる。

アベレージスコア 84.8(ネット75.8・・・hdcp9で計算)

アベレージパット 34.5

1ラウンド平均3パット数 1.58(19/12ラウンド)

パーオン率 42.6%

パーセーブ率 45.8%

1ラウンド平均OB数 1.3


 意外だ。月例のほうが成績がいい(1打だけだけど)。まあそれだけ気合入れてラウンドしてるから、っていうより普段のラウンドは練習兼ねて回ってるからね。

 パーオン率もパーセーブ率も上回っている。しかし、普段のラウンドでパーオン率とパーセーブ率の差が5.2%(ラウンド換算で1ホール弱)、月例でも差はたった3.2%(同0.6ホール)。これはどういう意味かというと、

(パーオン3パットボギーを除き)普段から寄せワンが1ラウンドに1個以下、月例では2ラウンドに1回!!

 酷いねー。これだけ酷いとは思わなかった。



 次はOB数。これは両方ともほぼ変わらないので、ドライバーに関しても大きな差はないと思われる。

 パットに関しては面白いデータが出ている。パット数は月例のほうがわずかに多いのだが、3パットの数は明らかに少ない。これはつまり月例では1パットが少ない、即ち寄せワンやバーディが少ないということだな。

 ここから導き出される課題その2は。

 月例ではアプローチが輪をかけてヘタになり、パットも消極的になっている

 ってところだな。


 次にホールごとの数値。厳密に調べるのは大変なので、「平均ストローク」と「上がり3ホールの平均ストローク」を「プライベートラウンド」と「競技」で比較してみよう。

 プライベートラウンドの場合

 平均ストローク 85.2
 上がり3ホールの平均ストローク +2.5


 月例競技の場合

 平均ストローク 84.8
 上がり3ホールの平均ストローク +1.7


 うーん、競技だから上がり3ホールで大叩きしてるというわけでもない。逆に月例のほうが最後まで集中力が維持出来てるらしい(レベル低いけど)。しかしプライベートの2.5は酷いね。+5が2回と+6が2回あるからだけど。一方月例では-2ってのがあるし、悪くても+3だから(いやそれヘタだし)。


 ではやっちまったホール(大叩き)はどうか。ダブルボギー以上のホールの割合を見てみよう。

 プライベートラウンドの場合

 大叩きホール 16.7%
 1ラウンド平均の大叩きホール 3ホール


 月例競技の場合

 大叩きホール 14.7%
 1ラウンド平均の大叩きホール 2.6ホール


 ここでも「月例だからやっちまった」というわけではない事がわかった。むしろ慎重にラウンドしてる分減ってるのかな。しかしヘタだねー。

 
 では逆にバーディの数はどうか。

 プライベートラウンドの場合

 バーディの割合 5.0%
 1ラウンド平均のバーディ数 0.9個


 月例競技の場合

 バーディの割合 4.6%
 1ラウンド平均のバーディ数 0.8個


 気持ち少ないけどまあ誤差の範囲だね。

 というわけで、ここでの結論。

 月例だからと言って、特別に大叩きが増えたり上がり3ホールでコケたりバーディが少ないわけではない。


 というわけで、結局は

 ショートゲームの消極性を何とかする

 という何の変哲もないありきたりの結論になってしまったわけだが。じゃあどうするか。


 月例での目標スコアはネットイーブン、つまり81ストローク。4つ縮めるためには、

 3パット・・・1ラウンドで1.58から1に(0.58ストローク減)

 アプローチ・・・寄せワンを1ラウンド0.6回から3回(2.4ストローク減)。

 OB数・・・1.3回から1回(0.3ストローク減)。

 気合い・・・0.7ストローク減



 これで完璧な机上の空論の出来上がりである。まあ、とりあえずアプローチでも練習しよう。


2016/2/2 (1402292hit) ドライバーショット好調


 最近、ちょっとだけドライバーの調子がいい。

 芯を喰う確率はあんまり変わらない(笑)んだけど、とりあえず2打目が打てるところへ飛んでくれている。

 去年1年間のデータと比較してみると、

 2015年(59ラウンド)

 フェアウェイキープ率 58.8%
 1ラウンドのOB数 1.3


 2016年(6ラウンド)

 フェアウェイキープ率 69.2%
 1ラウンドのOB数 0.9


 母数が全然違うんであれだけど、フェアウェイキープ率の10%向上は、ラウンド換算すると14ホール中8.2ホールだったのが9.7ホールになってるってことだ。まあ結構アバウトに付けてる(狙い通り飛んだショットがキックが悪くてちょっとラフに入るとか、ナイスショットが突き抜けてファーストカットに止まる、なんてのもフェアウェイキープとみなしてるからね)ので実際はもう少し低いんだけど、まずまずの数字だ。

 あとOB数も3割減。3割は大きいですぜ旦那。年間78個失くすところを54個で済んでるわけだし、スコアに換算しても0.6打だしね。


 で、何故か考えてみた。実は思い当たることが大ありなんだよね。その理由1。



 勘の良い人はすぐ分かるだろう。そう、

1,プレショットルーティン(プリショットルーティン)

である。

 それは去年の秋、ある晴れた日のラウンドで。あるホールでちょうど太陽が背中にあり、目の前の「アドレスする自分の影」がとんでもなく歪んでいる事に気づく(その時の日記にも書いたけど)。



 その時から、アドレスに入る時、左肩が上がらないよう「右手で左肩を押さえる」というルーチンを取り入れた。さらにボールと体の距離を一定にするため「ボールとヘッドを合わせたあとで右手をグリップする」という動作を、最後に手先でクラブを上げないよう「スイング直前にハーフウェイバックまで体をねじって予行演習」して、間髪入れずにスイング始動することにした。

 文字にすると長いが、スムースにこなせば15秒ぐらいだし、長くなっても30秒を越えることはない(いやそれだいぶ長い。すいません。できるだけ短くします)。

 これでドライバーのミスは確実に減った、と思う。


 理由その2。

 冬を迎え、寒くなってきてドライバーが飛ばなくなってきた。すると球筋も変わってくる。私の場合高さが出なくなってくるのだ。特にドライバーは中弾道〜低弾道で「どろーん」と飛んで行くような球しか打てなくなる。

 これはヘッドスピードが落ちているということだと思うのだが、自分ではなぜそうなるかがわかっていなかった。厚着や季節のせいだと思い込んでいた。で、いつも以上に肩を入れたり、フィニッシュまで加速させる意識を持ったりしたがやっぱり飛ばない。

 そこでドドメ色の脳細胞をレッドゾーンまで回転させ、やっと原因を突き止めた。わかってしまえばごく簡単で単純で基本的なことだった。それは単にグリッププレッシャーが強すぎただけであった。寒さで無意識に力が入る、グリップガチガチ、ヘッド走らない、飛ばない、さらに力入るという悪循環。

 ああhiroよお前は何十年ゴルフしてんねんと。一番最初に教わることやないかと。ドラクエで言うならホイミやないかと。ジョジョで言うならサンライトイエローのオーバードライブやないかと。で、

2,切り返し直前にグリップを緩めてみる

 と、高弾道でそこそこのヘッドスピードキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 ただしこれは体が突っ込むとヘッドが遅れてプッシュスライス即OBになる両刃の剣でもあるので、絶対にトップから打ち急いではいけない。絶対にだ。そして、そのための理由その3。


3,ヘッドが気持ちよく加速するように、リズムを重視し歩くようにスイングする

 「歩くように」とは抽象的だがそうとしか説明のしようがない。まあ自然な体の動きの中で、結果的にヘッドが「勝手に走っている」ような動きができれば最高なんだけど。

 というわけで結論。ドライバーは

1,プレショットルーティン
2,グリッププレッシャー
3,歩くように振る


 でいこう!


2016/2/3 (1402463hit) アプローチイップスからの脱却・続報


 毎度毎度アプローチのことばっかり書いてすいません。でも私にとっては人生の根幹にも関わってるくる問題なもんで。


 先週悟った、

左上腕部を脇腹にくっつけたまま上半身の回転だけで打つべし!

 であるが、これだけでは、ともすればぎこちない動きになってしまう。上半身の回転で打つにしてもやはり腕は最低限使われるべきだし、コックも入れないと「ヘッドがインサイドから(つまり下から)入る」ような軌道になってしまう。

 上手い人はアプローチでもやっぱりヘッドが上から入る、つまりダウンブローにボールを捉えている。すくい打ちがダメなのは当然だが、横から払うように打つ、つまりレベルを意識しすぎてもトップしやすかったりスピンが安定しなかったりするような気がする。

 で、上からヘッドを入れるためにはどうするか。ここでこの2つが効いてくるんだよね。

1,


2,


 そう、昨年末に悟った、

手首の角度をキープ(1)してクラブヘッドを体の正面でさばく(2)

 である。つまりヘッドをインに引かず、

 左手親指方向に(勇気を持って)コックを入れながら(ヘッドが右ではなく上に上がる意識の)バックスイング、そして左脇をきちんと締めつつ、そのまま手首の角度を変えないで(勇気を持って)ヘッドを上から下に落としながら腕ではなく上半身で振る。

 これをすることで、今までとぜんぜん違う、気持ちいいインパクトの感触が得られるのだ。大事なのはヘッドを右からではなく上から(チャックリしそうだけど勇気を持って)コンタクトさせることかな。

 さらに球の高さも揃ってくる。フェースを閉じれば低い球が出る(当たり前だけど)し、フェースを開いても球を右に置けば低い球でスピン掛かり、球を左に置けばフワッとした球が打てる。

 以上のことから、今回の悟りはきっとイイ線いってると思うのだ。

 今までなんてあーた、フェースを開けばトップ、閉じればチャックリ、普通に打ったらダフリ、右へ置いても左へ置いても当たり損ないだったからね。アプローチでまともに当たるのはまあ30球に1球ぐらい。これが謙遜でも誇張でもない事は私と一緒にラウンドする人ならよく知っているはずだ。


 あとはこの打ち方を固める練習と、距離感を合わせる練習、コースでもそれで打てるよう(病気が出ないよう)経験を積むこと、そして最終的にはプレッシャーの掛かった場面でもその打ち方ができるようになること。

 ともあれ、まだイップス終焉は始まったばかりである。


2016/2/5 (1402793hit) 一八会@きさいちCC


 昨日は2-3ヶ月に1回開催される同業者のコンペ。持ちハンデ(分不相応に6)なので優勝は難しいけど、ホームでの開催だし、アプローチの不安が消えつつあるし、ちょっと期待しながらスタート。天気はこの時期にしては最高で日差しが暖かく、途中は上着も脱いでプレーできた。最近木曜日晴れ続きで嬉しい。

 この日はティがフロント、そして短いサブグリーンだったのでそこそこの数字は出したいところ。ただ、フロントティからだとティショットが普段届かないバンカーに入ったりドッグレッグで突き抜けるホールもあり、そのぶんだけ頭を使うんだよね。

 さらにサブグリーンは小さくてクラウネッド型(真ん中が高くて傾斜が四方に流れている)が多く、グリーンを狙うショットの難易度が上がる。ちなみに下の写真は松の4番。右がBグリーン。なかなか乗せられないし、乗ったと思ってもすぐ奥にこぼれちゃうんだよね。



 松1番。4Wでティショット、2打目残り140y、8アイアンがナイスショットすぎてグリーンオーバ。早速アプローチの出番だ。ちょっとキャリーの距離が足りずショート、2パットボギー(1トホホ)。

 2番パー3は逆にオーバーを警戒しすぎてグリーンやや左手前のラフ。12yぐらいのアプローチはみごとにチャックリしてボギー(2トホホ)。まだ悪い癖が出てくる。

 3番は2打目のウェッジショットを盛大にダフるも何とか乗ってパー。

 4番パー5、ティショット右ラフ、2打目4アイアンでレイアップ、3打目100yの左足上がりで上の写真のグリーンを狙う。50度フルショットかPWコントロールかで悩んで、後者を選択。ちょっと噛んで手前ラフ。ヘタ。アプローチはみごとにトップして反対側のエッジへ(3トホホ)。ボギー。

 とそんな感じで開眼と練習を生かせず、それでも5番・6番パーで迎えた7番パー4。ティショット左バンカーのあご手前、2打目レイアップして3打目60y、今まで一番苦手な距離だったけど「体を突っ込ませずにヘッドを走らせる」イメージでピン下5mにオン。そこそこうまく打てるようにはなってきてるけど、ショートレンジもミドルレンジもほんのちょっとづつショートするんだよねー。で入らずボギー。

 8番パー5、3打目40yバンカー越えのウェッジショットが1mに付き、やっと寄せワン1つ目。午前最終ホールは2打目を左横に外し、15yのアプローチが横80cmに付くもこれを外す痛恨のミスパット。まっすぐ強めに打ったつもりなんだけどなあ。曲がりやがった。まあサブグリーンだから仕方ない、と自分自身を慰める。

 結局前半は5ボギー41。アプローチ3トホホ、パーオン率33.3%だったらこんなもんだよね。でもあと1つ2つショートゲームで縮められるはず。


 気を取り直して後半。1番パー4でまたしてもバンカー越えのアプローチ、ライが良かったのでピン奥3mについてくれて幸先良く寄せワン(2つめ)パー。

 2番パー3はティショットダフリ(ティアップした7アイアンで・・・・orz)、アプローチは珍しく突っ込めて奥1.5m、でも下りのスライスラインで入らずボギー。

 3番、2打目の8アイアンがピン奥5mに。速い下りのパット、触るだけでラインに乗ってくれてラッキーなバーディ。

 4番パー5はまたしても3打目80y、50度のコントロールか52度のフルショットか迷って今度はフルショットを選択。思い切りダフる。あーヘタだ。っていうか、ウェッジはフルショットしてはいけませんな。何とか1mに付けて1パットパー(3つめ)。

 5番。左足下がりのウェッジショットがハーフトップするもグリーンに止まり(こういう時ウレタンカバーのボールを使っててよかったと心底思う)、2パットパー。

 6番は203y、とんでもない打ちおろしのパー3。きさいちの名物ホール。打ち下ろしを35y見るんだけど、いつもどおりこの日もアゲンスト。いつもピン奥なら5アイアン、センター〜手前なら6アイアン、風が強いと1番手上げる感じ。

 で、この日はピンセンター。アゲンスト風が強めだったベテランしキャディさんも「190y打ってください」との事だったので4アイアンを選択するが、それはやっぱりいくら何でも大きかった(っていうか良い当たり過ぎた。こんな時に限って)。

 グリーンをダイレクトでオーバーし、運悪くスプリンクラーヘッドを直撃。「カーン」という金属音を残し奥のOB杭を越え・・・・たボールは気を取り直してセーフゾーンへ転がり戻ってきた。ああよかった。

 一難去ってまた一難。2打目のライはベアグラウンドの左足下がり、グリーン面は下り傾斜。ここでウェッジを持つ勇気もスキルもない私は8アイアンで転がし。奇跡的にうまくいってカップ下1mに。これが入ったのがこの日のハイライト、かな。まあほとんど結果オーライみたいなもんだけど。パー(4つめ)。

 しかし7番、2打目でグリーン手前残り20y、そこから上1.5mに付けるも最初のパットが2m行っちゃって痛恨の3パットダボ。まあこんなこともあらぁな。

 8番はまた左足下がりからのウェッジショット(60y)がハーフトップ気味に飛ぶもピン上1.5mに止まり、でも入らずパー(やっぱりボールはウレタンカバー)。

 あまりにも短いのを外しまくる私を見て哀れに思ったのか、キャディさんが「1.5m以内はラインを読んじゃダメ!真っ直ぐ打つの!」と教えてくれた・・・・。トホホ。ありがとうございます。

 最終ホールも何とか2オン2パットパーで上がり、1バーディ1ボギー1ダボの38!上出来じゃね?前半はアプローチ3トホホ、後半は寄せワン3個。この差がしっかりスコアの差に現れてるよね。

 というわけで。今年初70台キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


(表示はバックティだけど実際はフロントティ・6097y)

 優勝は逃す(ネット68の人がいた)も、マンスリー(去年の優勝者による勝負)では優勝!ベスグロポイント、ニアピンポイントも獲得し、K嶋さんとN谷くんとのニギリにも勝利し、懐ホカホカで家路についたのであったが・・・・・

 コースを出て10分後。嬉しさのあまりスピードを出し過ぎてカーブを曲がりきれずガードレールに激突、なんてことが起こらないよう慎重に運転して帰宅した私は、いい気にならないよう自戒をこめていつものアプローチ練習(キャリー2yのチップショットを83球)をしたのであった。


2016/2/6 (1402974hit) 防寒・冬・ゴルフ


 私は冬生まれのせいか、どちらかと言えば寒さに強いほうだ。それでも齢五十を過ぎ、地味に冬のゴルフの寒さが身にしみるようになってきた。

 最近は機能性下着が安く手に入るようになり、冬でも着膨れしないで快適にスイングできるようになったが、それでも氷点下に近い気温や風が強い時などはそれなりの対策をしないとゴルフも苦行になり悟りを開いてしまいそうになる。

 今日は変な悟りを開かないよう、私が最近見つけたナイスな防寒グッズを紹介させていただこう。ポイントは「安い」そして「末端」である。

 体幹は、それこそブレスサーモやヒートテック、腹巻き、貼るカイロで武装できるが、体の末端つまり頭・顔・手先・足先の保温は限界がある。

 基本的に、肌を出す部分は最小にする。首が寒いならネックウォーマー、足首が寒いならパンツの下に隠れるように薄手のレッグウォーマー。それでも頭と手はむき出しだ。そこで。


 頭はこれ!



 耳あて付きのキャップもあるが、頭にフィットしにくい(個人差もあるけど)という欠点がある。これはサウスフィールドというアウトドアブランドのニットキャップで、しっかり頭と耳にフィットする。裏地がフリース素材なので耳が大変暖かい。

 ニットキャップを目深に被って耳を隠すよりも100倍優秀だ。暖かく感じてきたら垂れている部分を上へ折り曲げ、耳を出すこともできる。

 まあ欠点を上げるとしたら「似合わない可能性がある」「あんまりお洒落じゃない」って点かな。まあ真冬にお洒落を優先させるような歳じゃないからね。健康第一。

 アルペングループ(スポーツデポ)で購入。1000円前後だったと思う。回し者ではない。
 


 次に手。ミトンが最高なんだけどブランド物は高いしいちいち外すのが面倒。そこでこれ。



 手甲。てこうと読むらしい。知らんかった。これも高いのは3000円ぐらいする(アホか)が、安いものは1000円を切っている(ミズノとか)。ホントに寒い時はこれをしてるとだいぶ違う。そのままでもスイングできるし。ただ、指先はむき出しなのでどうしようもない。パンツの右ポケットに小さいカイロを入れてそれを握りしめる。

 あ、お金持ちはミトンを買ってその中に小さいカイロを入れれば完璧だと思うよ!



 最後に、一番無防備な足。私はこの冬、素晴らしい物を見つけたのだ。それがこれ。



 その名も「靴の中敷き ぬくぬくくん サーモ」!いわゆるインソールで、適当な大きさに切って靴の中に敷く。値段も一足分で200円。しかし3000円分ぐらいの働きをしてくれるんだこれが。



 これを見つけるまで足先用のカイロを愛用したたんだけど、ほとんど要らないぐらい。感じ方に個人差はあると思うけど、外を歩いても地面の寒さを感じにくいし、昼食時なんて足の裏が床暖してる?ってぐらい温かい。

 おすすめですぜ旦那。もちろん女性用もあります。(回し者ではない)



2016/2/8 (1403164hit) 松山2勝目


 つくづく肝の座った男である。大試合になればなるほど、プレッシャーが掛かれば掛かるほど、逆境になればなるほど実力を発揮する。いちど頭を割ってどんな思考をしているのか見てみたいね。

 2ちゃんねる風に書くと、

 松山>>>>>>>遼>(越えられない壁)>日本のトッププロ

という感じか。スピースやデイ、マキロイ出てなかったとはいえ、世界4位のファウラーに競い勝っちゃうんだもんね。今や世界トップ10、いやトップ5の実力はあるだろう。

 いよいよメジャー優勝が現実味を帯びてきた。逆にいうと、あと1〜2年で絶対獲らなきゃいけないよね。


 今回の勝因はパターか。前半は5mぐらいがことごとく外れてたけど、終盤になって神憑り的に入れてたよね。とくに72ホール目のバーディパットは全盛期のタイガーを思い出させる凄みがあった。鈍い私でもストロークやタイミングが完璧と感じた。完全に芯をとらえた、コントロールされたパット。

 やっぱりゴルフはパットなんやね。ティショットヒール球で210y、2打目ハーフトップでグリーン手前、3打目アプローチがイマイチで寄らず(注:私のことです)でも5mのパットを入れたらパー。

 一方、ティショット完璧、2打目ショートアイアンがピンを刺し2mにオン、でもそこから入れにいって3パットしたらボギー。ミスを重ねての汚いパーでも、ベタピンから3パットのボギーに勝つんだもんね。

 昨日やってた「ゴルフ侍」でもHDCP3の侍と73歳の安田春雄の何が違ってたかというとやっぱりショートゲムなんだよね。大きなショットは侍の方がむしろ良かったし。それでも安田プロの圧勝だったもんね。

 ドライバーなんて(OBにさえならなければ)どうでもいい。アイアンショットも(大きく曲げなければ)ヘタでもいい。結局ショートゲームが良ければ70台を出すぐらいのレベルにはなれる。


 でも、そうと分かっててもパットの練習はなかなかしないんだよなあ。もう少し病が進行して、75切るぐらいを目指すようになってきたら絶対必要だと思うんだけどね。


2016/2/10 (1403525hit) アプローチイップスからの脱却・その3


 毎日自宅で200球ほどアプローチを練習している。



 で、毎日気づきがあるんだよね。

・球を右においてフェースを開いてアドレスする

・リズム(=腕と体のシンクロ)、打ち急がず上半身と腕を一体化して打つ感じ。

・体の回転で打つ。手を使っちゃダメ。

・ヘッドを上から下へ丸く動かす。右へ引いて左へ出す感じではない。

・左手首の角度死守する。そのために左手の小指をしっかり握る。

・インサイドに引かない。

・バックスイング小さめでインパクトに向かって(体で)加速するイメージ。バックスイングが大きいと緩む。

・ヘッドをどう動かすかではなく、グリップを、角度を変えないで飛球線後方にまっすぐ引くイメージ


 今ここまで。パターマットで3yのランニング、5yぐらいのキャリーで10yぐらいを狙うピッチエンドランはだいぶ確率が上がってきた。これが自然にできるまで、そしてコースで病気が出なくなるまで頑張る。それまで腰が持てばいいんだけど。


2016/2/12 (1403810hit) 建国記念日杯(予告編)


 昨日はホームの建国記念日杯。最近調子いいし、心中密かに期するところはあった。まあそんな時に限って大叩きするのがゴルフの面白いところなんだけど。



 出だし1番。ティショットはバンカーに入るも、残り60yの2打目はうまく打てて何とかグリーン奥に止まる。長いバーディパットが1mに寄ってホッとする。グリーンはまだ凍っていて霜が浮いている状態。練習グリーンで重い、ほとんど切れないという事をしっかり確認していた私は、迷うことなくまっすぐしっかりヒット。幸先良くパー発進、と思ったらいつも通り曲がってカップに蹴られる。

 思えばこのパットがこの日の調子を象徴してしたんだよね。

 で、2番からさらにドタバタトホホラウンドが始まるのだが、残念ながら今日はどうしても忙しくて更新できないので続きは明日。ごめんなさい。



2016/2/13 (1403997hit) 建国記念日杯(本編)


 というわけで建国記念日杯の続き。1番は短いパットを外して3パットボギー。


 2番パー4。2打目をダフり、3打目のアプローチは4mに。左へ切れるパーパットは80cmオーバー。ここまではいい。返しは右へ切れるはずなのに、何故か左へ曲がって3パットダボ。これでもうパットのイメージが全然出なくなってしまった。

 3番パー3、ティショットがややショートしてベアグラウンドに。54度はトップしてグリーン奥のカラー。でそこからまた3パットをやらかす。連続の素ダボ。

 4番パー5、は3打目80yのウェッジショットがトップしてグリーン奥へ。寄らず入らずのボギー。5番も2打目のウェッジショット、今度はダフって3オン2パットボギー。

 家でスーパーショートレンジのアプローチだけ練習してたけど、大きいのは全然練習してなかったツケが出てきた。

 6番、7番でやっとパーが来て、これからという8番。ティショットは力が入って振り遅れ、スライスしてOB。さらにミスが重なりダブルパーの大叩き。

 最終パー5もウェッジショット・アプローチとも大きなミスでボギー。結局フロントナインでウェッジのフルショットのミスが5回、アプローチのミスが4回。3パットが3回。その数字の合計がそのままオーバーパー。トホホ。

 気を取り直して後半。1番パー4。80cmのパーパット。どう考えても右へ曲がるはずが左へ曲がって3パットボギー。このまたしても物理法則を無視した現象にしばし立ち尽くす私。これは試練なのか?(左へ引っ掛けてるだけというふうには考えない)。

 2番パー3、アプローチが3mに寄るもボギー。

 3番でやっと寄せワンが来て、4番はバーディ逃しのパー。

 5番パー4、砲台グリーンへの左足上がりのアプローチをミスしてボギー。平らな場所からはいいけど傾斜地からのアプローチはまだまだ改善の余地あり。

 6番パー3はバーディ逃しのパー。

 7番は2打目が風に流されてバンカー、バンカーから上り4mに付けるもカップをなめてボギー。

 8番パー5、またしてもグリーンを狙うショットがスカタンでバンカーイン。奇跡的に1mに付くも、またまた絶対に右へ曲がるはずが左へ曲がって入らず。1日に3回もこんなこと起こるか?

 いや、だからそれ引っ掛けてるだけとちゃうん?と思ったりもするんだけど真っ直ぐ左を抜けるんじゃなくて絶対曲がってるんだけどなあ。

 最終もピン左奥からマウンド越えの速い下り、という難しい位置からのアプローチ、狙った所に落ちるも反対にキックして乗らず、2パットボギー。

 まあこんな日もあるさ、でもそれが競技の日に出なくても、いや競技だからこそ出るのかなあ、と思いつつ、というわけで。



 ウェッジショットとコントロールショットを練習せんとあかん。っていうか、

 冬はフルショットじゃなく、短く持って一番手上げてコンパクトなスイングでアイアンショットしたほうがいいのかもね。


2016/2/15 (1404223hit) アプローチイップスからの脱却・その4


 10日の「アプローチイップスからの脱却・その3」で気づきをたくさん(8個も!)書いたんだけど、まあたくさん注意点がある、イコール迷走してる、いや本質がわかっていないとも言えるわけで。

 で、それらを考えつつ練習していると、ふと自分の間違いに気づいた。っていうかまったく逆だった。っていうか完全に勘違いしてた。

 つまり「正しく打つためには、AとBとCを意識してDに注意する必要がある」という思考ではダメなのである。じゃあどういう思考が正しいのか。簡単だ。まさに前提と結論が逆だったのだ。

 「ここさえ意識すれば(自ずと)正しく打てる」と考えるべきだったのだ。その「ここ」とはいったい「どこ」か。はい皆さんアプローチイップス脱却の佳境ですよ。では発表。










第4腰椎をねじって打つ。それ以外はな〜んにも考えない!


 解説しよう。上の言葉は「体(上半身)の捻転のみで打つ」という事。え、今まで何度も書いてるじゃんと言われると思うが、もうレベルというか徹底度というか本気度というか、とにかくケタが違うのだ。

 アドレスでバランスよく立ち、インパクトの姿勢を作り、その形をキープしたまま、

肩から先は一切動かさず腰の捻転だけでスイングする。

 なぜか。腕をどこに上げるとか、手首をどうするとか、リズムをキープするとか、ゆっくり振るとか、そんな些細な事は

徹底して体の捻転で打てば勝手にできちゃうからだ。

 イメージはこれ。


こちらから画像を拝借しました)

 知っている人ならわかると思うが、昔あった「パーフェクトゴルフ」というゲームの人形で、上半身のみが回転して球を打つ構造になっている。この人形のように「徹底して腰以外を固めて」球を打つことが正解だったのだ。

 だから、

・球を右においてフェースを開いてアドレスする →球をどこに置こうが、どんなアドレスをしようが、きちんと振ったらきちんと当たる

・リズム(=腕と体のシンクロ)、打ち急がず上半身と腕を一体化して打つ感じ。 →リズムは作るものではなく勝手に生まれてくる。正しく体で打てば。

・ヘッドを上から下へ丸く動かす。右へ引いて左へ出す感じではない。
 →ヘッドは勝手に正しく動く。意識しない。

・左手首の角度死守する。そのために左手の小指をしっかり握る。 →意識しないでいい。っていうか手に意識がいってる時点でアウト。

・インサイドに引かない。 →ヘッドは勝手に正しく動く。意識しない。

・バックスイング小さめでインパクトに向かって(体で)加速するイメージ。バックスイングが大きいと緩む。
 →きちんと体で降れば勝手に加速する。意識して加速するのはダメ。

・ヘッドをどう動かすかではなく、グリップを、角度を変えないで飛球線後方にまっすぐ引くイメージ
 →だからグリップなんぞに意識持っちゃダメなんだってば。


 細かい枝葉ばかりに気がいき、幹の部分が見えなくなっていたのだ。アプローチ、とくにスーパーショートレンジ(10yまで)やショートレンジ(30yまで)のアプローチスイングの本質とは「ただ捻ったものを戻す」だけでよかったのだ。

 いや、クラブを50度やPWに持ち替えれば70yぐらいまで対処できるだろう。つまり

 すべてのアプローチは腰だけで打つ

が正解なのだ。



 さて、、その気付きが正しいかを確かめるため昨日薄暮に。この日もできるだけアプローチが残るようにプレー。そこで驚くべき結果が。

1番、パーオン3パットボギー。
2番、ティショットOB、前進4打の30yから2mに寄って1パットダボ。
3番、3打目上り傾斜40yからグリーンオーバー、奥から15yを下2mについて1パットボギー。
4番、3打目55yをピン下4mについて1パットバーディ。
5番、上り傾斜25yからOKに寄って1パットパー。
6番、パー3の2打目、ライの悪い12yをトップすして6mオーバー(も1パットパー)
7番、花道から20yがOKに寄って1パットパー
8番、パーオン2パットパー。
9番、グリーン手前から30yのランニング、ピン左上1mについて1パットパー


 なんと9ホール中7ホールで1パット。薬師寺さん、事件です。まあ力が入ってオーバーしたりライが悪くてトップしたりはもちろんあるけど、少なくともいいライのところから初心者のようなミスが出ることはなかった。

 ちなみに使ったクラブは、

ピンが奥、グリーン面が受けてる・・・・50度(4回)
左足上がりから砲台グリーンを狙う・・・54度(2回)
距離が短い、ピンが近い、ライが良い、スピンを効かせたい・・・・58度(2回)


という感じ。50度と58度だけ、あるいは50度と56度の二本にしてもいいかも。



 というわけで、アプローチイップス脱却は第二段階へ突入。まあ、完全脱却まではあと十段階ぐらいあると思うんだけどね。



2016/2/16 (1404397hit) ショットもアプローチと同じ?


 というわけでアプローチの本質が「腰の回転だけで打つ!後は動かさない(特に肩から先)!」であるとわかった賢明な私は、これはひょっとしてアプローチだけではなくスイングの本質でもあるのではないか?と考えた。そして練習へ行った。

 もちろん広い意味で「動かすところは思い切り動かし、止めるところは必死に止める」というのはスイングの肝だ。だからアタリマエのことではある。

 また、アプローチの打ち方で100%のフルショットを打つことはできない。アプローチで重要ではないがフルショットに絶対必要な動きはちょっと考えただけでも体重移動、コック、ニーアクション、捻転差などたくさんある。


 しかし、いわゆるビジネスゾーンと呼ばれる、腰から下の動きは共通しているのではないかと。つまり、「バックスイング始動からハーフウェイバックまで」と「ダウンスイング後半からインパクトそしてフォロースルー前半」はきっと「腰の回転で打つテイスト」を応用できるはずだ!と思うのだ。

 具体的にはこうだ。

1,バックスイング始動からハーフウェイバック

 腰の捻転だけで始動していく。その際、両手特に右肘をできるだけまっすぐ伸ばしたままでハーフウェイバックまでキープする


2,ダウンスイング後半からインパクトそしてフォロー

 ダウンスイング中とインパクトは意識的な動きはできないので、フォロースルーでできるだけ両手特に左肘を伸ばしたままキープする


 そう、古典的に言うと「両手でできた三角形をできるだけキープする」という、これもアタリマエの動きに行き着いたのだ。なぜ今更そんな基本事項か。それは、

 いつの間にか肘をすぐにたたむ小さなスイングになっていたからなのである!!

 きっと加齢により体の柔軟性が落ちてきて、無意識に体に負担の掛からない楽なスイングになっていたんだと思う。その事にアプローチの本質が気づかせてくれたのだ。


 ただし、この考えは体に負担をかけたり腰を痛めたりしやすい両刃の剣であり、またやり過ぎるとスイングのバランスが崩れてしまう(腕に意識がいきすぎて肩が回らなくなったりね)恐れがあるので、検証と研究が必要である。


2016/2/17 (1404562hit) 性格とゴルフとイップス


 「天才とキ●チガイは紙一重」という言葉があるが、キチ●ガイまでいかなくても、その世界を代表するぐらい功成り名遂げた人の中には、昔で言う「変わり者」、今で言う「境界型人格障害」だったり「アスペルガー」だったり「自閉症気味」が結構な割合で居たりするらしい。

 もちろんそういう人たちは「変わり者」ではあるが「病気だから異常」「治療が必要」「異常者」というわけではない(よってネガティブな方向やバカにする趣旨で今日の日記を書いているのではないことはご理解いただきたい。でも悪く取る人もいると思うので極力伏せ字で)。



 古くはアインシュタインやエジソン、有名なところではスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツもそうだし、芸能界にもそういう人格を持つ人は多いよね。K柳徹子さんとかSかなクンさんとか。

 また、学習障害が絡むことも多いせいか、音楽家や芸術家、学者、作家にもそういう人は多い。ベートーベン、モーツァルト、ゴッホ、ダリ、レオナルド・ダ・ウィンチ、山下清、太宰治など。

 そしてスポーツ選手。N嶋茂雄氏を筆頭に、Mイケル・ジョーダン、Bーブ・ルース、水泳のMイケル・フェルプスなど枚挙にいとまがない。噂レベルになるとそりゃもう。

 で、そういう人は「好きなことへのこだわりや執着が異常に強い」「極端な負けず嫌い」「天然」「細かいことを気にしない」「人の目を気にしない」「他人に興味が無い」「空気が読めない」「記憶力に優れる」「マニアック」という特徴を持っている場合が多い。それが芸術や文学や学問、そしてスポーツに活かされるんだろうね。



 で、ここからが本題。賢明な皆様はもう薄々何を言いたいかわかっていると思う。そう、アメリカで今活躍している日本人ゴルファーの事なんですねー。

 鈍感力も世界レベル、肝の太さはピカ一、大試合やプレーオフになるほど実力を発揮するM山英樹。日頃のプライベートラウンドでも緊張してOBを連発する小心者の私からしたらもう宇宙人かヘンタイにしか見えない。

 しかし今回、ペブルビーチであのミケルソンと最終組なのに「(レフティなので)どっちに立ったらいいか(じゃまにならないか)わからない」と真顔で答えたI田寛もとんでもない変わり者なんじゃないかと。

 そういえばあの世界一だったゴルファーも助平では人並み外れていたし、やはり世界トップレベルに立つ人には常人とはかけ離れた「何か」を持っている事が多いのかなあと。

 I田寛も4位になったことよりも優勝できなかったことよりも「自分が肝心なところでミスをした」というその点が許せなかったみたいだし、その素質(?)は充分あるんじゃないかと。あの、茶化してるんじゃないよ、世界トップで戦える素質があるってことね。



 イヤイヤちょっと待て、世界一のプレイヤーでも常識人はいっぱい居るじゃないか、王貞治氏をはじめ、ゴルフでもジョーダン・スピース、グレッグ・ノーマン、ジャック・ニクラウス。皆素晴らしい人格を持っている(ように見える)じゃないかと。

 もちろんそれは正しい。しかし彼らには、「有り余る才能」「素晴らしい親やコーチという出会い」「思う存分練習に打ち込める環境」「強靭な体力」そして「人の何倍もの努力ができる精神力」が備わっていたのだ。

 逆に、ジョーダン・スピースやグレッグ・ノーマン以上の才能や環境や体力を持ちながらも世界一になれなかったゴルファーも星の数ほど存在する。それは何かが足りなかった、例えば「身長」だったり「丈夫な体」だったり「環境」だったりするが、中でも多いのが「心の弱さ」なんじゃないだろうか。

 練習ラウンドでは誰にも負けない球を打ち、10アンダーでも出せるような怪物が試合ではパープレーさえ怪しくなる。緊張で別人になってしまう。そんなプロゴルファーはゴマンといる(、らしい)。

 その「心の弱さ」の象徴がイップスという化け物だろう。イップスはプロ・アマ問わず真面目で常識あるゴルファーに取り憑き、ゴルファー生命を脅かす。



 今アメリカで戦っている3人の日本人の中で、多分イップスに近い状態で苦しんでいるのは遼だろう。3人の中では一番常識があるように見えるよね、インタビューの受け答えを聞く限り。だからこそ、彼は苦労しているのだろう。考えすぎて迷宮にハマっているような気がする。

 逆に松山と岩田がイップスになるか?と言われると、可能性はないとはいえないが限りなく低いと思う。なぜなら

イップスとは「(自分や他人からの)期待に応えたいという欲」が引き起こす

と私は思うからだ。少なくとも私はそうだった。シングルになった直後から「シングルとして恥ずかしくないゴルフをしなければ」という思いからアプローチ失敗恐怖症に陥り、イップスまで進行した(まあ、もともとヘタだったんだけどね)。

 ということは、他者にあまり興味が無かったり、他者との関係がもともと希薄である「変わり者」にとっては関係のない話だし、また「自分はこうあるべきだ、こうありたい」という気持ちも最終的には他者や第三者に評価されたいという部分につながってくると思うんだよね。

 だから、人にどう思われるかなんてどうでもいい、他人の目が気にならない、他人に興味が無い、という「変わり者」はイップスにもなりにくいし本番にも強いだろうし、やっぱりゴルファーに向いている、と思う。



 結論。岩田と松山は今後も活躍する(と思う)。遼は皆から忘れ去られた頃、もっと自由にプレーできるようになればあるいは(と思う)。


2016/2/19 (1404873hit) 初めての飛鳥カンツリー倶楽部(その1)


 昨日はN谷くんの知り合いのKさんにお誘いいただき、M岡くんと共に飛鳥カンツリー倶楽部へ。飛鳥CCは奈良で2番めに歴史がある(1959年開場)、隠れ家的名門コースである。設計は名匠上田治。ちなみに奈良で一番古いコースは奈良國際(1957年)、ここも上田治が設計している。



 なかなかラウンドできないコースなので、ちょっと丁寧にホールバイホールなど。そうそう、ラウンド前にキャロウェイマニアSpunkyさんのウェブ内の名門ゴルフ場 & 上田治氏設計コース訪問記を攻略の参考にさせていただきました。ありがとうございます。
 
 ちなみにこの日は朝の気温こそ零下だったものの、昼からはほとんど風もなく絶好のゴルフ日和だった。

 アウト1番392yパー4。



 一度見たら忘れない、豪快な打ちおろし。フェアウェイは見た目以上に広いけど、打ち下ろしのぶん曲がるとキツイ。もうこの景色にやられちゃうんだよねー。で、8時前、トップスタート。このとおり霜で真っ白、グリーンはカチンコチン。そこへ



 この砲台グリーンにバンカー、そして奥へ行ったら大叩き確実。どうやって攻めろというのか上田治。奈良の冬を想定してないぞ上田治。

 ティショットをウェッジの位置まで飛ばしておきながらしばし固まる私。いちおうピンを切ってる周囲はマットで保護されてるも、そこ以外に着弾したらコーンと奥へ跳ねてダボ以上確定。仕方なく右手前の花道を狙うも引っ掛けていきなりバンカーイン。

 ああ、ここもダボ確定コースじゃん・・・と思ったらバンカーは凍ってない!ラッキー。4mに付き、これがポコンと入ってパー。

 2番209yパー3。



 まっすぐ、右のバンカーだけ気をつけて、と思ってたのにバンカー方向へ。ぎりぎり超えてラッキ。でも、近くに行くとここも砲台グリーン、しかもピンはすぐそこ。2グリーンなのでグリーンが小さい、だから難しい。シビアなライだったので8アイアンで土手にワンクッション、もミスして奥へ8m。2パットボギー。

 3番338yパー4。写真は2打目地点からの打ち上げグリーンの様子。



 FWやアイアンで左サイドに刻んでも良かったのに、広そう&遠そうに見えた(オサムちゃんマジックだ)のでドライバーを持って右OB。4オン2パットダボ。

 4番409yパー4。



 写真で見ると改めて右へ飛んで行くように設計してるよね。左からのプレッシャーが強くて、ティグラウンドも右向いてる。4人中2人が右へ。私は引っ掛け気味が幸いして左サイドフェアウェイ。2打目6アイアンは当たりが悪く、グリーンに乗っただけ。

 ところがピンは一番奥。しかもここは飛鳥カンツリーで1・2を争う縦長グリーン。約35mのパット、やけくそでフルショットしたら1.5mに付き、またしてもこれが入ってくれて奇跡的なパー。この日はこんな感じでパットに救われる事が多かった。

 5番503yパー5。



 ティショット打ち上げのパー5。広いのだが、右へ飛ぶと2打目が狙いにくい、という心理的効果にまんまとやられ、左真っ直ぐ(いやそれヘタなだけ)でカート道のまだ左へ。桜並木の後ろ。サクラは枝ぶりが良いので下も上も狙えない。ウェッジで出すだけのつもりがガキっとトップ(やっぱりヘタやなあ)、60y転がる。3打目7Wは思い切り左へ引っ掛け、サブグリーンのさらに左へ。トホホ。

 4打目55yのウェッジショットはバンカー越え。こういう時ふわっと打てればカッコイイんだけど、カッコ悪いパンチ気味のショットになりグリーン奥のバンカーへ。ホンマにヘタだ。ダボパターン。バンカーショットも寄せられず万事休す、と思ったら6mぐらいのパットが入ってボギーで済んだ。マジラッキーっす。

 自分の下手さを噛み締めながら、続く。 


2016/2/20 (1405036hit) 初めての飛鳥カンツリー倶楽部(その2)


 飛鳥CCのラウンド、続き。

 6番377yパー4。池を越える名物ホール。



 左がイヤな感じ。右へ逃げたくなるよね。ちなみにこの池には白鳥が住んでる。ここで生まれたから北へ渡らないらしい。



 右プッシュスライスもバンカーの先。何の変哲もないラフから6アイアンがフェースの先にあたって手前花道。アプローチそこそこうまく打つも寄らず入らずボギー。

 7番159yパー3。HDCP17の、一見何の変哲もないホールだが・・・・



 けっこう極端な2段グリーンで、この日のピンは右奥。6番で奥センターを狙い、珍しく狙い通りにオン。8mぐらいのスライスライン、何を間違ったのかカップに沈む。バーディ。

 8番547yパー5。HDCP1。最高難度を誇るそのホールは。



 ティグラウンドからは距離が長いだけでそんなに大したことないように見える。右を避けたくなるぐらいか。ティショットは左まっすぐ(どんだけヘタレやねん)、アンラッキーにも木の横(いやそんな所に打つほうが悪い)。左足下がり+ベアグラウンドいやむしろ凹んでいる+木が邪魔、という三重苦のライ(自業自得)から4アイアンで叩き出すもチョロに近い当たり。

 3打目7Wはダフって120y残し、4打目左足上がりのライから8アイアンのコントロールショット、などと小洒落たことを考えた罰でダフる。でも転がって乗ってるかも・・と一縷の望みを持って歩いて行くとまた砲台グリーン。上田治は結果オーライがお嫌いらしい。またダボパターンか。アプローチはキャリーが1m足りず、でも3mぐらいのパットがまたまた入ってくれて5オン1パットボギー。

 9番330yパー4。グリーン手前の池が印象的。



 フロントティから260yで入るから関係ないんだけど、中途半端な距離を残したくない&左サイドから打ちたいので4Wで。ここは予習が生きた。左ラフ。2打目残り80y、54度フルショット、ちょっとダフり気味だけどなんとかグリーンオン、2パットパー。

 こうして前半はまずまずの5オーバー。でも長いパットが入ってくれたからこの数字で、でなかったら完全にダボペースだった。

 後半、だいぶ暖かくなってきた。

 10番408yパー4。打ちおろし。



 グリーンは左に振られている(上の写真で見えてるのはサブグリーン)ので、できるだけ右へ打ちたい。右バンカー左狙いもスライスしてバンカー奥のラフ。2打目140y、8アイアンまたしてもフェースの先の当り損ない。お前は初心者か。左肘が引けてるのか、左サイドが流れてるのか、トップが浅いのか。全部だったりして。アプローチは見事なチャックリ、3パットももれなく付いてきていきなりのダボ。

 11番312yパー4。短いけどHDCP6。その理由は。



 ごっつい打ち上げ。アドレスの時点で左肩が上がってたんだろう、下からあおり打ち、チーピン。OBは免れるも2打目はレイアップ、3打目ウェッジショットをトップ。いつものトホホ野郎が出てきた。アプローチは寄らず入らずまた3パット。トリプルボギー。ヘタにも程があるねー。

 12番148yパー3。HDCP18。写真なし。

 確かわずかに打ち下ろしで、グリーンが右から左に傾斜。左のピンに対してこすり球が右サイドにオン。マウンドの掛かる微妙な下りのパット、打ちきれず2m手前から下へ落ちるも、これを必死で入れてやっとパー。

 13番514yパー5。イン唯一のパー5。



 S字に曲がってるのでできれば左サイドに打ちたい。フック打ちは目標(真ん中の木)があっていいけど、スライサーにはキツイ。やけくそでフルショット。木の左を軽いフェードで抜けていってくれた。2打目残り220y、4W強振するもスライスして残り50y地点へ。なんとか乗せて(中途半端な距離が一番嫌いなんだよね)2パットパー。


 もう1回だけ続く。


2016/2/22 (1405259hit) 初めての飛鳥カンツリー倶楽部(その3)


 飛鳥CCのラウンド、最終回は14番から。

 14番238yパー4(写真なし)。短いんだけど2打目が打ち上げ。2打目のアイアンショットをミスってバンカー、2パットボギー。2打目のアイアンをことごとくミスってる。

 15番387yパー4。ここで悲劇が。



 ティショットまずまず。2打目8アイアンミス、距離のあるバンカーに。そこからホームラン、奥のバンカーへ。そこからもう一回トップして行ったり来たり。5打目でもう一回反対側へこぼれ、6打目逆目のライからチャックリ、2パットダブルパー。バンカーから寄せたいという欲がこういう結果に。謙虚さを忘れたらいけません。

 16番189yパー3。打ちおろしで景色の良いホール。



 ピン奥・アゲンストだったので5アイアンで突っ込んでピンハイエッジ。2パットパー。

 17番278yパー4。ここも短くて打ちおろして打ち上げて左ドッグレッグで砲台グリーン。14番に似てる。



 5アイアンで右バンカーの手前にレイアップ、2打目9アイアンでピン右横にオン、下りのパットは合わせただけで2パットパー。ここの打ち上げて+砲台グリーンは飛鳥で一番勾配がきつかった。下の写真でその凄さがわかっていただけるだろうか。



 そして18番452yパー4。左に90度曲がって打ち下ろしていく名物ホール。ティショットは今日イチだったのににここまで。



 前へ少し歩いて行くとこんな感じ。グリーンは右ね。



 つまり最初の写真で言うと、左コーナーギリギリに打っていかないといけない。190yを6アイアンで。これがやっとまともに当たった(遅いわ)んだけど、惜しくも届かず手前ラフ。5アイアンで打つべきだった。アプローチはいつも通り(いまいち寄らず)、パットも入らずボギー。

 というわけで。



 1バーディ・6ボギー・2ダボ・1トリ・1ダブルパーの87(15オーバー)。前半パットが入ったからこの数字だけど、90叩いてもおかしくない内容だった。特にアイアンがへっぽこ過ぎた。ティアップを除きまともに打てたのは2発ぐらいだもんね。

 しかし、グリーンがこれだけ砲台でしかも小さいとアイアンがスカタンではどうしようもない。飛鳥はアイアンの精度が要求されるコースだね。またリベンジしたい。


 そのアイアンだけど、何でコースではダフるか先っぽにしか当たらないのか、これを練習で突き止めなくては未来はない。


2016/2/23 (1405467hit) お利口さんとおバカさん


 久しぶりの直球毒舌。


 TVという箱に映される世界には、たくさんの「お利口さん」と少数の「おバカさん」が生息していると常々思っている。

 「お利口さん」は色々なことを知っていて、色々なことをしゃべり、そして我々に色々なことを教えようとする。一方「おバカさん」は変わった格好をしていたり変わった言動で視聴者を笑わしてくれたりするが、時には文字通りバカにされることもある。

 で、私は当然「おバカさん」が大好きであり、ほとんどの「おバカさん」を心から尊敬している。そして逆にほとんどの「お利口さん」は大嫌いなのである。

 それはもちろん自分が「お利口さんではない」からでもあるが、最大の理由はTVなどに出てくる「お利口さん」の多くが「お利口さんの皮を被ったアホ」だったり「人間の皮を被った妖怪」だからであり、「おバカさん」の方がよっぽど素晴らしいからである。

 たかがアナウンサーから政治家になり、役人に踊らされ、既得権益の俗物と化した道化師。

 自分の親分にはすぐ土下座するのに、有権者には嫁に指示されないと謝れない議員。

 狭い見識の「学術的事実」を「絶対的普遍的真理」と信じて押し付ける学者。

 芸も話術も特技もなく、原稿を大声でしゃべるしか能のない芸人上がりの司会者。

 「本物の文化と芸術」を知らないのがバレないよう、必死に偉そうに振るまう評論家。

 「愛されてナンボ」のはずがいっぱしの芸術家や文化人を気取る芸人・歌舞伎役者。

 インチキ宗教の普及のために芸能活動をしている本末転倒・二枚舌の信者たち。

 人の道に反することを平気で行い、嘘を嘘で塗り固める厚顔無恥なタレント。

 「キャラ」という錦の御旗を掲げ、人を不快にさせる言動を垂れ流すゲーノージン。

 タレントより、スポンサーより、局より、もちろんファンよりも偉い芸能事務所。

 自分たちは特別だという意識を持ち、公共性も公平性も忘れ去ったマスコミ。

 視聴者は白痴と決めつけ、世界一ゲスで低俗で没個性のバラエティを作るディレクター。

 歪んだ主義主張と差別意識を公共の電波に乗せて日本を牛耳っているつもりのキー局。

 「受信料」という不労所得を湯水のように使い、自分たちを特権階級と勘違いしているNHK。


 ちょっと考えるだけで山のようにゲスな「お利口さん」の顔が浮かぶ。TVはもうニュースと「ゴルフ侍」しか見ない(笑)私だが、たまにチャンネルを合わすとまあこれだけ性格の悪い奴らがよく集まったもんだといつも思う。

 ちなみに私が好きな「おバカさん」は、さかなクンさん(さんを付けないと失礼に当たるらしい)、武井壮、マツコ・デラックス、志茂田景樹氏、江頭2:50、黒柳徹子、明石家さんま(昔は嫌いだったけどね)、高田純次、ジミー大西。

 あ、松岡修造氏は「おバカさん」側だけど、ジ・オープンの演技がウザすぎるので好きくないです。


2016/2/24 (1405644hit) ゴルフの基本


 長いことゴルフやってると、つくづく基本が大事ってわかってくる。っていうか基本を疎かにしてると確実に壁にぶち当たって詰む。特に(前も書いたけど)「俺は◯◯だから□□という基本ははできない(しない)のは仕方ない」って考えるのが一番ダメだね。ダメダメな言い訳に過ぎない。

 ちなみに○○には「背が低い」「歳をとってからゴルフを始めた」「練習する時間がない」「非力」「体力がある」「指が短い」「腰痛持ち」「運動オンチ」「センスが無い」「センスがある」「頭が悪い」「まだ初心者」などが入る。(ほとんど俺じゃねーか)

 そして□□には「ちゃんとしたグリップ」「ちゃんとしたアドレス」「レッスンプロが言うこと」などが入る。

 で、その基本は何かってのを原点に戻って考えてみた。もちろん「頭が悪く」「まだ初心者レベルのミスを繰り返す」自分自身に言い聞かせるためである。



 ドライバーショットからパットまで「体の大きな筋肉を使って打つ」という基本は同じ

 手が主導するのではなく、まず腰回り〜背中の捻りがあって、腕はそれに寄って「動かされる」。下半身は上半身の捻じれを支えるため「必死に動かないよう我慢する」。

 アドレスは大事

 静的な形だけでなく、スイングした時に軸がブレないような柔軟性、緩みが出ないような筋肉への力の入れ方など「動的なアドレス」を意識。

 グリップはもっと大事

 グリップが緩むとナイスショットは偶然の産物になる。美しさや基本も大事だけど、「ズレないようにきっちり握れる自分なりのグリップ」を模索する。私の場合は「左手の小指付け根にグリップが当たる」。これ大事。

 飛ばしたいときは強く振る?大きく振る?速く振る?

 この中で一番マシなのは「大きく振る」かな。「速く振る」は論外。「強く振る」と凡人は手に力が入るし軸がブレるからダメだよね。

 楽器の演奏と同じ

 ヴァイオリンは「弦を押さえる左指はかっちり、弓をひく右手は柔らかく」。ピアノも「弱い音だから弱いキータッチ」、とは限らない。スイングも体の中で力を入れるところと抜くところを制御するのが大事。

 徹底する

 以上のことを練習場で徹底して反復練習し、コースでは素振りの時に思い出し、実際のショットの時はすべてを忘れて(1つぐらいはいいか?)気持よくスイングする。

 諦めない

 うまくいかなくても1年後のためと思って地道な練習は続ける。続けることが大事。



 文章にすれば簡単なんだけどね。まあ書いたようにできれば5下ぐらいにはなれるだろう(理論上は)けど、実際にはそんな甘いモノじゃない。

 ゴルフ侍なんかではすごいスイング(褒め言葉ではない)でHDCP3とかいくらでもいるけど、やっぱりそういう人は途中で信じられないようなミスや自爆する確率が高いしね。つまり本番に弱いってことだ。

 本番に強くなるのも、やっぱり基本を抑えた上でってことなんだと思う。


2016/2/26 (1405990hit) GB月例@伏尾ゴルフクラブ


 仲間内の競技会、GB月例も24回め。昨日は大阪池田市の伏尾GCへ。HDCP2のK見師匠、O谷さん、I上さんというメンツ。



 相変わらず師匠に色々教えてもらいながら。体だけ使うアプローチは「二度打ちしそう」とダメ出しもありーの。やっぱりまだ何か変なんだろうなあ。加速が足りないのか、それともフォロー出しすぎか。自分では松山英樹のつもりなんだけどなあ(ここ笑うところじゃなく真剣に)。



 相変わらずスカタンなショットが続くが、パットでなんとか踏ん張った。3パット1個、1パット3個。



 後半はOB級の当たりが3発、その3発ともギリギリセーフだったりとラッキーもあり。



 この時期にしてはまあまあ、いや上出来。前(白ティ)からで短いというのもあったしね。西コースなんてパー3を除く7ホール中4ホールでドライバー持たなかったし。石橋を叩き壊すような結果にならなくてよかった。

 しかし練習場で打ててる球の1割もコースで打てないんだよなあ。ドライバーはかろうじて前に飛ぶだけで右へ曲がりまくるし、フェアウェイウッドもまともに当たらないし、アイアンなんて9割ダフリだし(恐ろしいことに事実である)、アプローチはチャックリがないだけで乗せるのがやっと。いや、ミドルレンジは酷かった。全部ハーフトップ。

 コースへ出たら怖くて体や肩が回らない、クラブが下から入る、きちんと打てない、という機序かと。まあいずれにせよヘタすぎますな。

 HDCP2の師匠とはアイアンの音も球筋もスイング安定感も銀河とPM2.5ぐらいの差がある。せめて太陽と小石ぐらいの差になりたいと思う編者であった。


2016/2/27 (1406169hit) キャディさん


 ここ数ヶ月の間で、珍しくキャディさん付きのラウンドが何度かあった。


 初めてのコースだったり、トリッキーで狙い所が難しいコース、そしてグリーンの目がキツくて読むのが難しいコースなどはやっぱりキャディさんが付いてくれたほうがいいよね。

 しかし、キャディさんには当然当たり外れがある。私が思うに、良いキャディさんは

・プレイヤーの質問の意図を正確に汲みとってくれる

・プレイヤーの技量や癖に合ったアドバイスをしてくれる

・余計なことは言わない(言われたことだけに答える)


 つまり、プレイヤーがキャディさんに何を求めているのか、例えば「とにかく楽をしたい」のか、「番手選びまでアドバイスして欲しい」のか、「グリーンの読みだけしっかりして欲しい」のか、「できるだけ放っておいて欲しい」のかなど、千差万別の要求を最初の数ホールで理解し、それに沿ったサービスをしてくれるのが良いキャディさんではないかと。

 しかし、もちろんそんなキャディさんは残念ながら少数派なわけで。上で挙げた逆、つまり

・質問に対し自己流の、あるいは頓珍漢な答えしかできない

・マニュアルに沿った行動やアドバイスしかできない

・しゃべりまくる、聞かれてもいないのに指示を出す(特にグリーン上)


 といった、「うーん」と唸らざるをえないようなキャディさんも少なからず存在する。とくに3番目、聞いてもいないのに「ここに打て」といわんばかりに足揃えて立つのはどうか止めていただきたい。自分で考えて自分で決めたいし、分からなかったらこちらから聞きますので。しかも大抵浅すぎるし。

 あとこんなキャディさん。

・距離のアドバイスや風やグリーンの読みが不正確

・目が悪いのか、ボールの行方がわかんない

・急かしたり、理由もなくパットしてる最中にグリーンから離れたり、カートに乗ってばっかり


 とかね。そして、そういう「うーん」な人の多くが大ベテランのキャディさんだったりするんだよね。

 大ベテラン、即ち日本特有の接待ゴルフ全盛期にその業務を覚えたキャディさんたち。つまり、「とにかくお大尽フルサービスが当たり前、世話を焼けば焼くほど喜ばれる」とか、「グリーンを読むのは100%キャディの仕事、いや逆にグリーンでアドバイスをしないと叱られる」という時代にキャディ業務を覚えた人たちである。

 だからおせっかい的な振る舞いもまあ分からないではないのだが、長年やってきているがゆえ自分のやり方に変な自信を持っていて、ともすれば自分より年下のプレイヤーに対して「自分のほうがベテランだ、だから偉い、正しい」という態度で仕事をする人も中には居るわけで。

 年齢による衰えがあるのは仕方ないとは思う。ボールの行先がわかんない(眼が見えにくい)とか、カートに乗りまくる(歩くのが辛い)とか、眼のせいで距離のジャッジやグリーンの読みが不正確になるとか。でも、そういう事に対して「私はベテランだし歳だから当たり前、しかたない」と思っているのか「それでも出来るだけプレイヤーの役に立てるよう努力しよう」と思っているのかはプレイヤーサイドから見てたらわかるよね。


 間違えないで欲しいが、「プレイヤーは客だから無条件にキャディより偉い」「キャディは客の言うことを全て受け入れ、100%満足させなければいけない」と言っているわけではない。

 キャディさんの仕事は大変だ。ワガママで自分勝手、威張り散らしたり八つ当たりするゴルファーはゴマンといるだろう。そんなゴルファーと呼べない人種に対しても「言いたいことを必死で我慢して」、笑顔で1日付き合わなければならないのだ。そりゃストレス掛かるだろうし、実際にそれが辛くてやめるキャディさんも多いと思う。

 しかし、ボールを拭くだけなら小学生でもできる。ティグラウンドでマニュアル通りの事を話すだけならウェブを見れば済む。残り距離を言うだけならGPSナビで充分。グリーンで「下りですか」と聞いて「右へ切れます」なんて見当違いなことを言うぐらいなら黙っててくれたほうがまし。


 だから、やっぱり、キャディさんは若くて美人のほうが絶対いい!(←台無し)
 

2016/2/29 (1406370hit) 2月月例競技


 先週の木曜日からちょっと変だなーとは思ってた。寒気がするっつーか、体がだるいっつーか。そしたら本格的な風邪。熱は38度止まりだからインフルエンザではないと思ういや思いたい。

 アホさにおいては日本のゴルフブロガーのうち5本の指に入るであろう私が風邪をひくとは、特別に悪いバイキンでも流行しているのだろうか。頭が痛いのも、咳が出るのも、鼻が詰まるのも苦しいが、何が辛いかってなかなか熟睡できず、寝られたと思ったら悪夢を見るのが辛い。ドライバーが全然当たらないとか、アプローチで何度もチャックリするとか。あ、それっていつも通りか。

 日曜日の朝、まだ微熱と咳が止まらず棄権も考えたんだけど、天気も良さそうだから強行出場。そう、月に一度の月例だからね。


 体のキレも集中力もいつもの半分ぐらいの感じ。とにかく無理しない、90切れたらいいや、って感じでスタート。軽ーく撫でるようなティショットで普段よりも10y飛び、2打目60yが1mに付いてバーディ発進。嘘やろ?

 っていうことは、普段いかに無駄な力が入っているかってことだよね。


 しかしそんな偶然が続くはずもなく。トホホはパットからやってきた。3番パー3、ピン奥カラーからショートして3パットボギー。4番パー5、2段グリーンすぐ上に切られたピンに対し、手前エッジから6mショート・3mオーバー・入らずの4パットダボ。5番も3パットダボ。6番も短いのを外して3パットボギー。

 そう、たった4ホールで13パットしてしまうのであった。それでもショットがそんなに悪くなかったので前半は42。まあコンディションを考えれば善戦だ。

 インターバルは1時間40分。家まで10分で帰れるので、午後スタートの30分前にタイマーをセットして一時帰宅し、横になって休憩。そして少し早めに家を出て、練習グリーンに向かうと・・・「hiro様〜hiro様〜松コースティグラウンドにお越しください」とアナウンスが。

 そう、なにをボケていたのか、30分も時間を間違えていたのだ。幸い前の組がグリーンに到達するかしないかぐらいだったので数分の遅刻で済んだみたいだけど、同伴競技者に平謝りでスタート。やることなすことトホホですな。

 その後半も特筆スべきことはなく、ドライバーだけは相変わらず良いんだけど、アイアンはまともに芯に当たらず(え、いつも通りだろって?)、アプローチはチャックリ連発(やっぱりいつも通り)、3パット2個。

 というわけで。



 今日の気付き:ゴルフはメンタル(>フィジカル)なスポーツです

 今日の反省:集中力がないとパットはショートする

 今日のトホホ:スタート時間は守りましょう






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