日記167

2008年9月1日〜15日


去年までの日記

今年(2008年)の日記
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  2008/9/1 (746374hit) 深呼吸


 ミスをしたら深呼吸をしろ。昔から多くのプロゴルファーやレッスンプロが言ってきた事である。呼吸を整える事は、ミスでパニックを起こした大脳にたっぷりと酸素を供給し、冷静にさせ、ミスの連鎖を防ぐ働きがあると。

 この至極まっとうな事を、我々アマチュアトホホゴルファーはしかし、なかなか出来ない。そんなに我々は記憶力が悪いのだろうか?私は違うと思う。心の底から深呼吸の重要性を信じていないだけなのではないか。

 即ち、呼吸でナイスショットが出るなら苦労しない(1)、深呼吸をしてもミスショットしか出ない(2)、いや、頭に血が上ったら本当に忘れてしまうんだ(3)・・・こういう風に考える人は多いだろう。私もそうだった。しかし、今ではそのひとつひとつに反論する事ができる。

 (1)、深呼吸だけでナイスショットが出るとはいえないが、ひどい呼吸でミスショットを出すのは簡単である。100m全力疾走して息が上がった状態でスイングするとか。つまり、呼吸は大事なのだ。

 (2)深呼吸してもミスが出るのは、正しい深呼吸をしていないか、他に原因があるか、元々ミスの確率が高いからであって、深呼吸をしないとその確率はさらに上がってしまうだろう。

 (3)リストバンドかグローブに「深呼吸」と書いてみよう。要はやる気の問題だ。


 ・・・なんて偉そうに書いているが、実は深呼吸の重要性(というか真実)に気づいたのは、つい最近のある事件がきっかけだった。

 ある日あるコースのあるホールで、私は空振りに近いチョー恥ずかしいミスをした。あわてて30y先のボールへ向かう私。その時、「そうだこういう時こそ深呼吸だよく思いだした俺偉いぞ俺」と心の中で考え、深呼吸をしようとした。しかし、

 深呼吸ができないのである!!

 はぁ深呼吸ができないってどゆこと?そんな事あるわけないっしょ。落ち着けよ・・・と思われるかもしれないが事実である。ゆっくり息を吸おうと思うと苦しくてたまらなくなり、すぐ息を吐いてしまうのだ。逆に、ゆっくり息を吐こうと思っても、吐いている途中で同じく息苦しさが頂点に達し、すぐに息を吸ってしまう。

 これは、頭がパニック状態にある時、自律神経のうち激しい活動や興奮している時に活動する交感神経が極度に活性化し、ゆっくりとした呼吸ができなくなるからと思われる。つまり、速く浅い呼吸は体の自律的な防御反応なのだ。

 クラブでヘヴィメタルを大音量で聞きさらに激しく踊りながら、とうとうと「千の風になって」を唄う事が不可能(だよね?)なように、あるいは暖炉の前で静かにロッキングチェアーに身をゆだね、目をつぶってリラックスしながらのども張り裂けんばかりの大声を出す事が考えられないのと同じように、ミスショットでパニックになってしまった体に深呼吸を求めても不可能なのである。

 ではどうするか。深呼吸できないならできないなりに、それでも一生懸命深呼吸をしようと努力をするのだ。そうやって呼吸に集中する事自体が、ミスの悔しさを忘れさせ、自律神経を安定させる・・・ような気がする。

 確か中部銀次郎氏が書いていたと思うが、日頃からラウンド中はゆっくり深呼吸するように心がけ、できるだけ交感神経を活性化させないようにしておくという方法もありだと思う。そうする事で、ミスで頭に血が上っても、そのスタート地点が低いのだからじき沈静化するだろうという考えだ。

 競技ゴルフの世界にどっぷりと浸かっていた中部氏は、常日頃の生活でもゆっくりと深呼吸し、心が揺れないよう、極度に興奮したり落ち込んだりしないよう気をつけていたという。まあ私のような中途半端なアベレージゴルファーはそこまでする必要はないにせよ、コースではできるだけ興奮しないようにしておく、平常心を保つ、という事は試してみる価値があるかもしれないなと。

 だから、気のおけない仲間と楽しくラウンドする時は、成績を諦めるか、それとも意識して深呼吸をするか、あるいは一人孤高を気取り、バカ騒ぎする仲間から少し距離を取った方がミスの連鎖を防ぐ事ができるかもしれない。

 ただし、そうやって一人静かにプレーして良い成績を出し、仲間に「あいつは面白味のないヤツだ」とく疎まれても責任は取れませんので念のため。っていうか、やっぱり友達とラウンドする時は楽しい方が良いよね(一貫性のない結論)。

  2008/9/2 (746872hit) 美しいアドレス


 18世紀のフランスで美食家として知られた司法官のブリア=サヴァラン。彼は食についてたくさんの著書を残しているが、彼の言葉でもっとも有名なのは、20のアフォリスムとして記されたうちの、この言葉だろう(・・・なんてスかして書いてるけどすべてネットで調べた。インターネットって便利だ)


 どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう。


 この言葉を、もしゴルフに当てはめたとすれば以下のようになるであろう。


 どんなアドレスをとっているかしてみたまえ。君がどれほどの腕かを言いあててみせよう。


 そう、アドレスはプレイヤーが自分の意志でコントロールできるほとんど唯一のものであり、そしてその重要性は私のようなトホホ野郎に改めて言及されるまでもなくチョーマジで重要なのである。ショットの9割はアドレスの段階で決定されている、って言うしね。

 つまりだ。上級者は例外なく良いアドレスをしているし、良いアドレスができていない人即ち上級者ではないと断言しても間違いではないのである。


 今さらそんな当たり前のことをなぜ書くかというと、先日の練習で非常に美しいアドレスを取る若者がいて、そして彼はもちろん素晴らしいスイングから素晴らしいショットを繰り出していたのだが、ここで私は気づいたのだ(またかよ・・笑)。そう、

 美しいアドレスをチョー意識して取れば、美しいショットが打てるに違いない、と。


 私が思う美しいアドレスとは、こうだ。


 アドレスへ至るまでのルーチンに無駄がなく、動作が優雅である

 上半身(特に腕)は極限までリラックスしているが、下半身はどっしりとして力がみなぎっている

 前後左右から見てバランスが良い

 背筋が伸び、股関節から上体が前傾している

 腕は肩から自然と垂れていて、グリップの位置が体に近い

 首の角度は背骨と一直線で、頭(あご)が下がりすぎていない


 目線からつま先まで飛球線に対しスクエア


 これが完璧にできれば、少なくともアドレスだけはプロ並みになれると思う。そして、ナイスショットが打てると思う(理論上)が、完璧にマスターする方法が判らないのが悩みのタネだなあと思った。等身大の鏡を正面と前方と天井に張り付けた素振りルームのある一戸建てが必要かなとか思った。そのためには3000万円ぐらい必要だなと思った。

 って無理だなと思った。

  2008/9/3 (747189hit) ゴルフに対する20の警句

(昨日の日記とネタ的に思い切り重複してるんだけど、全然気にしない編者は・・・そう、O型である)


 〜ブリア=サヴァランと全てのゴルファーに捧ぐ〜


1.ゴルフがなければ人生もない。そして人はみな、クラブを気が狂ったように振り回す。

2.ダッファーは球を打ち、上級者は球を運ぶ。教養ある人にして初めて、ゴルフのなんたるかを知る。

3.人生の充実度は、スコアの充実いかんによる。

4.どんなクラブを使っているか言ってみたまえ。君がどれほどの腕前かを言いあててみせよう。

5.ゴルフというゲームは、ゴルファーへ1つのナイスショットを与えるかわり、幾万ものミスショットとそれに伴う狂気を要求する。

6.ホールインワンは誰の身の上にも起こる可能性がある。よって我々は、パー3のホールで、むやみと興奮し、冷静さを失い、そしてシャンクするのである。

7.ラウンドにおける快楽はどんな年齢、腕前、年期のゴルファーにもある。スコアだけでなく、ドライバーのバカ当たりや、ロングパットがたまたま入ったという快楽もあるし、それらすべてがなくてもライバルのOBがわれわれを慰めてくれる。

8.練習場こそは、ゴルファーがその初めから決して退屈しない唯一の場所である。

9.憧れのコースでのラウンドは、ゴルファーにとって、異性と初めて一夜を共にする以上の幸福である。

10.6インチリプレースしたり、自分勝手なルールでプレーするプレイヤーは、ゴルファーとは呼ばない。

11.ラウンドにおけるクラブの重要度の順序は、最も短いクラブから最も長いものへ。

12.上達の順序は、最も長いクラブから最も短いものへ。

13.クラブを買い換えれば何とかなる、と思うのは幻想である。新しいクラブに掛けられた魔法はじきに解ける。およそ3ラウンド目からあとは、あれだけ入ったパットも、あれだけ真っ直ぐ飛んだドライバーショットも幻となる。

14.寄せワンのないラウンドは、デザートのないディナーと同じである。

15.誰でもシングル・ハンデキャッパーにはなれる。だが、スクラッチプレイヤーは生まれつきである。

16.ゴルファーに必要欠くべからざる特質は判断力である。これは特に、パー5の2打目で必ずスプーンを持ったり、どんな状況からでもピンを狙っていくようなプレイヤーが持たねばならぬ特質である。

17.見つかりそうにないロストボールを長いこと捜すのは、その日そのコースでプレーする全てのゴルファーに対する非礼である。

18.後輩や部下、年下の人と同組になった時、偉そうな態度を取ったり自慢したりする輩はゴルフをする資格のない人である。

19.打ち終わったらクラブを手に持ったままカートに乗らねばならず、ボールの位置へはクラブを数本持って駆けつけねばならない。

20.ゴルフをするということは、ゴルフを通じて人生を学び、知り、崇高な精神を身につけていくということである。


 以上、自戒を込めつつ。

  2008/9/5 (747806hit) やっぱりハーヴィー・ペニック

9/4・きさいちCC・竹梅Aグリーン・白ティ・Par72(コースレート68.8)・曇り時々晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 72
score 4 5 3 5 5 3 5 6 4 40 4 4 3 5 4 3 2 5 6 36 76
put 2 2 1 2 2 2 2 3 2 18 2 2 2 2 2 1 1 2 2 16 34
topics   *1 *2         *3               *4 *5 *6 *7  

*1・・・ティショットは左ラフ。浮いていたのでハーフロブで・・・と思ったらトップしてグリーンの反対側のラフへ。一番恥ずかしいパターンですな。
トホホ度3

*2・・・2打目、当たり損ないの8アイアンが偶然ピン奥2mに付く。ウホホ度1

*3・・・2打目で残り40ヤードの地点まで来て、そこからトップ+3パット。ヘタだ。トホホ度4

*4・・・本文参照。ウホホ度4

*5・・・7アイアンのティショットが久しぶりの会心で1.5mに付く。ウホホ度4

*6・・・深いラフから9アイアンの2打目。球が上がらずショート。ここまでは仕方ない。3打目のアプローチ、うまく当てる事ばかりに気を取られて大ショート。何年ゴルフしてるの?
トホホ度2

*7・・・2打目で残り40ヤードの地点まで来て、そこからショートして乗らず+さらに寄らず2パット。ヘタだ。。
トホホ度5

ウホホ22.5p(9p+パー1.5pX9+寄せワン1px0)VSトホホ14pでウホホの勝ち(ウホホ23勝14敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
3バーディ
5ボギー
1ダボ
76
(+4)
82.7
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.860
(33.48)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
16.7
(3/18)
7.07
(1.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
66.7
(12/18)
52.4
(9.4/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
94.4
(17/18)
86.2
(15.5/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
72.2
(13/18)
46.0
(8.3/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
85.5
(15.4/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
68.1
(9.5/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
227.9 226.0
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
0
(0/5)
33.2
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
75.0 74.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100 65.0
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
66.7 65.4
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
50.0 64.9

 朝晩はようやく涼しい風が吹き出した大阪だが、水曜日の雨や雲が多い天気の影響もあってか蒸し暑い中でのラウンド。

 実は最近、ハーヴィ・ペニックの本(レッドブック)を読み返しているのだが、いやあ、やっぱりこの人はすごいわ。ゴルフ歴が長くなればなるほどこの人の凄さが判るというか、言ってる事がだんだん判って来るというか。特に、ハーヴィーのビッグ・スリーと言われる(っていうか今勝手に名付けた)教えである、

 1,死ぬほど目標を定めよ(テイク・デッド・エイム)

 2,ダウンスイングはヒールアップした左足かかとを降ろす

 3,コースでは、必ず枯れ葉などの目標に向かって素振りをする事


 はそれぞれ、アドレスの究極、スイングの究極、素振りの究極といっても過言ではないかと。実際、この3つをチョー意識してプレーしたパー3では、3ホールで完璧なアイアンショット(5アイアンx2・7アイアンx1)が打て、そのうちの1回がバーディだった(って、たまたまですねはい)。

 それより何より、パーオン率72.2%が全てを物語っているではないか。いやあの、自慢ではなく、ハーヴィー・ペニックがスゴイ!という事を言いたいのだ。


 さて気をよくした私は、後半、さらに彼の教えを思い出してラウンドの待ち時間にトライしてみた。それは、

 4,ゆっっっっっくり時間を掛けて、ちょっと工夫を入れた素振りをする

 というものである(どんな工夫かはぜひ本を読んで頂きたい)。すると・・・


 36キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


 くどいようだが自慢ではない。ハーヴィー・ペニックが(以下略)。でも、ひとつだけ自慢させて頂けるなら(結局自慢するのかよ>俺)、このホールだろうか。

梅コース6番
234ヤード・パー4

ごくごく短いパー4だが、全体が急激な上りになっていて、グリーンはさらに過激に砲台っている。しかもこのグリーン、想像を絶する受けグリーンになっており、上からのパットはそよ風が吹いても転がる(ちょっと大袈裟)。

今までは7Wや3アイアンでできるだけグリーンに近づけ、50y前後のアプローチでグリーンを狙うという攻め方をしていた(Aグリーンの場合)。でも微妙な距離だからいつも難しく、なかなかパーが取れなかったんだよね。

しかし昨日は長いアイアンを引っかけ気味だったので、もう少し安全に攻める事にした。

 で、どうせ距離を残すなら2打目のことを考えて、ということで5アイアンでティショットし、残りは70y打ち上げ。ウェッジのフルショットの距離である。

この作戦がバッチリ功を奏し、ピンハイ2mにオン。これを沈めてこのホール久しぶりのバーディ。

 わーい・・・って、ちょっと待てよ。今気づいたけど、これ、今までの攻め方がスカタンだっただけじゃあ・・・・今まで200回以上もこのホールをラウンドしてて、フルショットの距離を残すなんて当たり前の事に気づかなかった俺って一体・・・・・orz


 自慢が一転、自分の間抜けを証明する事になり、私は大変遺憾に思うます(もはや誤字を正す気力もない)。

  2008/9/6 (748123hit) 「パットは強気?」の検証ラウンド


 思い返せば一週間前のラウンド。弱気のパットで1m弱を2回外し(って私にすれば珍しい事ではないんだけど、その外れ方がチョー悔しかったのだ)、自分のパッティングスタイルに大いなる疑問を抱いた(っていうか単なるヘタレ&練習不足)私は、実験に実験を重ね(ってたった2時間転がしただけ)、「ショートパットは強気でGO!」という普遍の真理を発見し(って当たり前)、全世界に発信(ってウェブに書いただけ)した。

 そして臨んだ一昨日のラウンド。そのショートパットはどうだったのか?


 ・・・結論から書こう。強気でGO!は正しかった。


 パット数こそ34と平凡だったけど、18h中13hでパーオンし、寄せワンが1つもなかった(これはこれでチョートホホだけど)事を考えると、もう最高に近い数字かと思われる。

 でその内容だが、強気で打ったパットがカップに蹴られたり大きくオーバーして3パットになる、即ちデメリットよりも、数少ないバーディパットや流れ的に入れたいパーパットが入るメリットの方がはるかに大きかったのである。まあ、たまたまかもしれないですけどはい。

 特に、きつい下りを除く1m前後は、強気でGOでほぼノーミス!3発のバーディパットも、それぞれ2mの下りまっすぐ(やや強気で)、1.5mの下りスライス(だいぶ強気で薄目に)、そして2.5mの上りスライス(ほとんどまっすぐのつもりで強気に)と、強気でなければきっと全て外れていたであろうと思われるラインのパットであった。いやあの、たまたまですけどねはい。

 まあその分、3m〜6mのパットで5cmショートしたり(しかも2回も・・・orz)、10m以上のパットを1m以上ショートしたりもしたけれど、そんなのはいつもの事だし。

 あと、3パットの状況はこう。アプローチをミスしてピン奥から、約7mの下りのパット。想像以上に転がって約1.5mオーバー。返しは当然強めにまっすぐ・・・のはずが5cmショート。心と体は別物なのか。っていうか、まあラウンドに1回ぐらいはこういう事があってもまったく不思議ではないですな(いや、1回で済んだのが奇跡だろ)。

 おまけに、この日ご一緒したけっこうベテランのおぢさんにも「ショートパットをそれだけ強めに打てるといいですね」とほめて頂いた(ほめたんじゃなくてその無謀さに呆れてたんだよきっと)。

 というわけで、これからもショートパットは強めでという事を忘れないように(これが一番大事)しようって思った。

  2008/9/7 (748319hit) どうせまた知らぬ存ぜぬでしょうな、JGTOも関係者も


 「甘々ゴルファーのゴルフ徒然草」というブログをご存じだろうか。甘々ゴルファーさんは、ゴルフにはまって1ヶ月後、初めてのクラブを買うに当たってオーダーメイドのクラブを作るという選択をされたという、大変クレバーでスマートな方である。名前とは大違いなのである。

 そのスマートさは、文章を読んでも一目瞭然。書き方も内容も、とにかく面白くドラマチック。読む側の気持ちをこれだけおもんばかって書けるブロガーは100人に1人居るか居ないかだと思う。ぜひ最初の「ゴルフ夜明け前」のシリーズから読んで下さい。「師匠」との会話は、一気に読まされます。

 さて、そのゴルフ徒然草に、大変興味深い記事が載っていた。その記事とは、別の「ある人」のブログに書かれた文章に対する意見である。

 その「ある人」とは片山晋呉プロのマネージャーをしている人である。片山プロといえば、出場資格のあるジ・オープンを故障を理由に2年連続欠場。にも関わらず、その前後の週は日本でプレーするという不可解な行動によってR&Aの逆鱗に触れてしまい、その結果来年から日本の出場枠が削減される事になった張本人である。

 で、このマネージャー、ブログ上でその事件とたくさんの批判に対し、片山プロの擁護をしているのだが、この援護射撃がとんでもないトンチンカンで、いきなり攻撃してきた方向と正反対、つまり味方の部隊に向かって自動小銃をぶっ放し、最後には自分の頭の上、90度の角度で地対地ミサイルを撃ってしまうというハチャメチャな事になってしまうのであった。


 甘々ゴルファーさんのご許可も頂いたので、まあとにかく全文読んで頂きたい。ちなみに、マネージャー氏のブログに、今現在この文章はない。速攻で削除したようである(そら削除するわな)。ちなみに「大きい赤字の強調」は私が独自で行ったものである。また、読みやすいように改行を加えた。



■2008年8月27日 (水) JGTOに対する不信感

昨日の朝刊、そしてインターネットのトピックにも掲載されていた「片山晋呉の欠場による全英オープン出場枠削減」の記事

大変お騒がせをしております。

反論、そして言いたいことは沢山ありますが、事を荒立てたくないのでここで7年勤めた片山晋呉のマネージャーとしての意見を書かせていただきます。

本来ならば選手を守るべき立場のツアーが、一人のプレイヤーに責任転嫁するような発言、非常に残念です

まだ本人同士(会長とシンゴさん)で話をしていないので、真相や本音を聞いていません。だからまだ反論を控えさせていただきます。

しかし、この場をお借りしてファンの皆様には以下のような状況を理解していただきたいと思います。

今年のシンゴさんはワールドランキング50位以内という資格で出場権が与えられていて、JGTOの出場枠を使用していません

メジャーを出れるのに出ないなんて信じられないと言う意見も多数寄せられていますが、今年は海外トーナメントのスケジュールが大幅に変わり、かなりハードになりました。

連続で

全英→セガサミー→サン・クロレラとWGCブリヂストンインビテーショナル→全米プロ

ご覧いただけたようにかなりタイトなスケジュールです。

だから今年はあらかじめ1年間のスケジュールを立てていて、その中で移動距離、寒さ、帰国後の時差ボケなど、懸念される全英オープンを視野に入れていませんでした

だから去年の様にエントリーをしてドタキャンするのは、失礼に値すると言う事で今年は予めエントリーすらしていませんでした。

しかしツアーのアドバイスにより、背中痛を理由に欠場をしたほうが良いと言われ、その様にし、R&Aのドーソン会長宛にお詫びの手紙まで出してました。

補足
(トーナメント(メジャー含む)に参加するには、そこまでの交通費、エントリーフィー、宿泊や食事などの滞在費、キャディーの経費などなど、全てが自己負担です。

そして予選を通らなかったら賞金が「0」なのでそのすべての経費が赤字です。

だからこそ、試合の出欠の選択権は本人にあるものと認識しています。

去年の全英オープンではエントリーを済ませていましたが、試合直前で持病の背中痛が悪化して出場を断念しました。

その際、飛行機代のキャンセル料やホテルの宿泊費全額、そしてハウスキャディーの保証金など数百万を負担しました。プロ野球などと違い、現実経費は自己負担です。)


しかしプロゴルファーは世界に出てファンに夢を与えるのも仕事ですし、ファンの「日本人選手がメジャーで活躍している姿が見たい」と言う気持ちもすごく良く分かります。

僕もがんばって欲しい気持ちでいっぱいです。しかし無理をして以前メスを入れたヘルニア手術の後遺症が悪化したら、選手生命に関わります。

そしてメジャーに出場するどころか、もうゴルフができなくなるかもしれません。

シンゴさんは2歳半からゴルフを愛し続けてきました。彼がゴルフをしている時、新しいクラブを試す時、新たな練習方法を考えたり、ジュニア達を教えている時がたまらなく楽しいそうです。

そんなシンゴさんからゴルフを奪いたくありません。だから体調面でもスケジュールを管理するのが僕の役割だと思っています。

今年は賞金王を奪回して欲しいし、体に無理の無いスケジュールを僕が考えました。それで日本ツアーの出場を優先していました。

それなのに・・・。

R&Aのドーソン会長にしてみればシンゴさんに2年連続でプレーしてもらえなかったのは残念だと思いますが、そのドーソン氏の言葉を、シンゴさん本人と話し合う前に、JGTO側がそのままメディアに伝えるのはどうかと思います。

僕は正式にJGTOに抗議文を提出する予定です。


メジャーを休んで日本の試合に参加してる事も問題視されていますが、2年連続で欠場、ディフェンディングの試合、及びに海外メジャー大会参加後に、参加しなければ100万円罰金を支払う試合も存在しており、特に今年の日本ツアー選手権はディフェンデングチャンピオンでしたので、この試合の不参加は有り得ない状況でした。

選手にとってマイナスなルールばかりが増える昨今、今後ツアー自体がどうなっていくな非常に不安です。

とりとめもなく書きましたが皆さんが現状を少しでも御理解頂ければ幸いです。




・・・・もうね、ツッコミ所満載。っていうか、これだけ勘違いしてる人間が7年もマネージメントしてるっていう事は、片山プロも輪をかけて勘違いしてると思われても仕方ないよね。

 で、ほとんどの部分は、甘々ゴルファーさんがブログで完璧に突っ込んでくださっているので、さらに付け加える事はない。

 よって私は、この文章から推測される、「マネージャー氏が言いたかった事」をひと言に要約してみよう。こうだ。


 片山晋呉は神。だから下々の愚民ども(JGTO、R&A、ゴルフファン)は文句言うな。


 ・・・やんぬるかな。


(追記)
 わざわざ本人が削除した文章をこのような形で公表するのは、マネージャー氏や片山プロを糾弾するためではない事をお断りしておく。この文章からは日本のプロゴルフ界の問題がクリアに透けて見えるため、こうして話題にする事で、。日本のゴルフをダメにした各団体上層部のスカタン野郎たちに何かを考えさせたいのである。ってまあそんな頭持ってないと思うけど。

  2008/9/8 (748482hit) 減煙(その1)

 きっぱりと止める事が重要である事は知っている。だから本数を減らしてもほとんど意味がない事も承知ではある。が、ある事がきっかけで、1日30本ほど吸っていたセブンスターを、三分の一まで減らしている編者である。

 そのきっかけとはもちろん、Nさんはじめ多くのネット友達、そして知り合いが禁煙をしだしたからだ。それに関連して、いくつかの禁煙支援サイトをのぞき、ああぼちぼち俺もやっぱりタバコをやめんといかんなと、おぼろげながら考えるようになった。

 しかし買い置きのタバコはまだたくさんある。仕事が終わった後の一服は何物にも代え難いし、タバコという文化も愛している。そう、健康被害だけで推し量れないからこそこれまで非難を受ける中のみ続けてきたのだ。だからまあ、とりあえず軽く減煙から様子を見てみようかと。

 昔からの読者の方ならご存じだと思うが、実は私、一度ウェブ上で節煙に挑戦したのだが、ものの見事にJTに返り討ちにあった。よって今回は、その轍を踏まないため必要なアイテムを前もって揃えておく事にした。シュガーレスガム、超刺激グミキャンディー、ニコレット(ニコチンガム)、禁煙パッチなどをドラッグストアで買い込み、準備万端。


 ・・・そして3日間が過ぎた。で、どういう変化があったかというと、


 意外と我慢できる(ニコチンの身体依存より、ただ単に習慣で吸ってたという事だな)

 極限まで我慢して吸うタバコは、たいへんうまい(爆)

 しかしそれもつかの間、吸ってもおいしくなくなってくる(おいしいのは1日のうち3本ぐらいか)

 一服したくなる要求がもっとも強いのは、食事直後

 ガムやキャンディーやおやつの摂取が激増し、2日間で2kg太った(・・・orz)

 1日中ガムを噛んでいるので、口の中がニチャニチャする。

 虫歯も心配だ(口の中で虫歯菌を培養しているようなものか)



 という感じである。そんな中、昨日はいつものように薄暮のハーフラウンドへ。大雨雷注意報が発令され、バケツをひっくり返したような雨と雷鳴が轟く中、コースへ(←バカだ)。もちろん、Nさんにあやかってタバコ無しでラウンドしてみようという魂胆である。

 1時間ほど雷雲が去るのを待ち、ラウンドした結果は・・・

2バーディ3ボギーの37(P16)

全く影響なし・・・

むしろスコア良かったじゃん(ノ´∀`*)


(Nさん、あえてコピペさせて頂きました・・・すいません)


 っていうか、調子が良かったからイライラせず、よってタバコを吸う必要がなかったと言えなくもないか・・・と思ったりした。


 結論:人生がうまくいっているうちは禁煙できる

  2008/9/9 (748901hit) 減煙(その2)


 一昨日ご紹介させて頂いた甘々ゴルファーさんのブログが、一夜にして600アクセスを突破してしまった。結果ブログランキング35位に入り、その影響で昨日のアクセスは何と1600オーバー(同23位)。何だかご迷惑をおかけしてしまったようで・・・ホントすいません。

 で、このアクセス増加はもちろん甘々ゴルファーさんのブログが面白いからなのだが、きっかけを作ったのは私が何気なくウェブでご紹介したからであり、改めて自分のウェブの人気に驚き置かれている立場を再認識させられた。

 っていうか、「バカが!」とか「キ●チガイかこいつは」とか過激な毒舌とか、ちょっと考えて書いたた方がいいかなって思った。その気になれば個人を特定できるヒントもいっぱい書かれてるし。

 いや、自分の事だけでなく、知らないうちに第三者に迷惑を掛けてしまう可能性も考えなければ(ゴルフ仲間の写真をぼかしているのもその一環です)。うーん、気をつけよう。



 さて、減煙シリーズその2である。

 あるブログで紹介されていた(もう書きません)、禁煙関係のブログ、Living with COPD(ここはアクセス数が増えて困る事はないと思うので)。

 COPDとは「慢性閉塞性肺気腫」のことで、長年の喫煙により肺がボロボロになってしまう病気であり、数年前は全世界の死亡率の3位だったにもかかわらず、タバコ業界の圧力(?)で大々的に報道も問題視もされていないという、大いなる陰謀を感じさせる状況であるらしいのだ。

 で、そのブログで紹介されていた、カナダの禁煙関係の協会による「タバコを止める利点」を今日は紹介させて頂きたい。

 禁煙のデメリット(イライラする、面倒くさい、寂しい、確実に太る、おやつ代が増える、虫歯が増える?→歯が抜ける?→入れ歯になる?→飛距離が出なくなる→スコアが悪くなる)ばかり考えるとイマイチ踏み込めないんだよね。そこで、禁煙によるメリットを考え、減煙そして禁煙までモチベーションを高めていこうという作戦である。

 その禁煙協会の調べ(っていうか元になった論文)によると、タバコを止めた場合、

 8時間で・・・・

体内の一酸化炭素レベルが低下
血中酸素濃度が正常レベルへ上昇


 48時間(丸2日)で・・・・

心臓発作のリスクが減り始める
狂っていた嗅覚と味覚が改善してくる


 72時間(丸3日)で・・・・

狭くなっていた気管が拡張し、呼吸が楽になってくる
肺活量が増加し、正常に近づき出す


 2週間から3ヶ月で・・・・

血行動態(全身の血液の流れ)が改善してくる
肺機能が30%以上も改善する


 6ヶ月で・・・・

セキ、鼻づまり、慢性疲労、息切れが改善してくる

 1年経つと・・・・

タバコによって増加した心臓発作のリスクが半減する

 そして10年経つと・・・・

肺ガンで死亡するリスクが半減する

 さらに15年経ったら・・・・

心臓発作で死亡するリスクが、タバコを吸わない人と同レベルになる


というメリットがあるのだ。10年も禁煙してやっと肺ガンのリスクが半減するだけか・・・なんて考えてはいけない。15年禁煙してやっと吸わなかったのと同じになるのか・・・などと後ろ向きになってはいけないっ!15年なんてあっという間だ(でも人生もあっという間だ・・・なんて考えてたらアカンって)。


 協会は、他に禁煙するメリットとして、

 子供たちに対する良いお手本となる

 喫煙により周囲の人たちへ与えていた健康被害がなくなる

 1日1箱吸っていた人は、1年で10万円以上の節約となる

 タバコによって削られていたエネルギーを、あなたが好きな他の事に注げる

 生命保険料が下がる

そして、

 生活がタバコに振り回される事が無くなる

 と説く。最後のひとつは、喫煙場所を求めてうろうろしたり、飛行機や電車の中で必死に吸いたいのを我慢したり、出かける時にタバコとライターを忘れないよう注意したり、夜中にタバコが切れて雨の中を買いに行ったりするのは馬鹿馬鹿しいでしょ?という事だね。

 というわけで、禁煙を考える皆様、参考になれば(ってお前はどうなんだよ!)。

  2008/9/10 (749241hit) 最下点で打つ


 午前中に2〜3本、昼から夕方までは0〜1本、夕方から夕食まで2〜3本、夕食後に1〜2本。合計5〜9本に減煙中の編者ではある。まだ禁煙パッチを張る勇気がない(張ったら1日中吸えない)。14歳の乙女のように心乱れる今日この頃。

 さて、昨日は久しぶりに練習へ。私のアプローチのトホホが練習不足からきている事は火を見るよりも火事なので(意味不明)、とにかく練習しかない。しかし不安なまま練習しても効果がない。よって私は、もう一度アプローチを基本メカニズムから学ぶ事にした(理屈から入るタチなのだ)。

坂田信弘「クラブ別レッスン」ウェッジ編 DVD版 

 数年前に購入し、DVDラックで埃をかぶっていた(坂田大明神、すいません)「クラブ別レッスン・ウェッジ編」である。そう、理屈を言わせればこの人にかなう者はいない(坂田大明神、悪口じゃないです褒めてます)。

 で、DVDの中で大明神はこう仰った。

 「ウェッジのアプローチは最下点で打つんです。最下点は人によって違うんです。だから自分の最下点を見つけなきゃいかんのです。でないといつまでたっても上手くならんのです」


 これだ!と思った(単純な)私は、さっそく坂田プロに教えて頂いた方法で最下点を調べた。すると、自分が思っているよりも左足寄り(目標方向)、左足かかとからボール半個ぐらい内側に私の最下点あることが判明したのである!!じゃーん!!

 いままではウェッジといえば両足の真ん中、低い球を打つ時はさらに右側へ置いていた。しかし私の場合、それでは右過ぎたのだ。その場所に球を置きアプローチしてみると・・・・


 ナイスチップキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

(ってこれ書くの何回目だ俺?確か両足の裏を地面に吸い付かせるようにして打つベタ足打法(7月23日)の時も書いたような。まあいいけど)

 というわけで、明日はコンペだし、しかも憧れのピートダイ設計のコース、ウェストワンズカンツリー倶楽部でのラウンドだし、準備は万端だと思った。でもそういう時に限ってトホホなラウンドになりやすいので気を引き締めろよ俺って思った。

  2008/9/12 (749901hit) 素晴らしきウェストワンズカンツリー倶楽部


 ザ・プレーヤーズ選手権が開催されているTPC・アット・ソーグラス。17番のアイランドグリーンがあまりにも有名なこのコースは、アメリカのゴルフコース設計家であるピート・ダイの手によるものである。

 ピートダイの設計哲学は「タフネス(難しさ)」、「ハイ・ストラテジー(高い戦略性)」そして「アーティスティック(芸術的な美しさ)」といったところで、即ちリンクスコースをその理想として考えている。とにかく、そんじょそこらにある箱庭的あるいは接待的なコースとは一線を画しているのである。

 今回ラウンドしたウェストワンズカンツリー倶楽部(兵庫県加東市)は、近畿で唯一のピートダイ(と息子のペリー・ダイ)設計コースだ(あと、三重県にも2つある)。大阪市内から車で1時間、自宅からは1時間30分という距離は、関西圏に済む私にとっては遠出の部類に入るが、そんな欠点をものともしない素晴らしいコースだった。

 これでもかというぐらいに配置されたマウンドや、

コースのウェブより拝借)

 これでもかというぐらいに大きなバンカー(あるいはウエイストエリア)、

(同上)

 そしてこれでもかと(略)大きなウォーターハザードである


 ティグラウンドから見ると、マウンドによってフェアウェイ面がほとんど見えない(どこへ打ってもラフやバンカーに入りそうな気がする)ホールが多かったり、ウォーターハザードに沿って非常に狭いエリアにティショットを打たなければいけないように見える(でも実際にセカンド地点へ行ってみると充分広い)レイアウトが、ただ前へ打でばいいという風な気の抜けたティショットを拒む。

 素晴らしい点はまだある。グラスバンカーの多さ(入ればほぼ1打のペナルティ)、ラフの深さ、グリーンのアンジュレーションの厳しさ(長いパットは上って下りとかフックしてスライスとか上って下ってフックしてスライスしてとかになる)、グリーンにきつい目がある(順目の下りと逆目の上りでは同じグリーンとは思えないぐらいスピードが違う)など、挑戦意欲をかき立てる細工がてんこ盛りで、ワクワクしっ放しであった(ダボもいっぱい打ったけど)。

 しかしそれでいて、随所随所に美しい石垣や名物の枕木を使ったバンカーが点在している。


 また、コースの造詣だけでなく、OBが少ない(ほぼコースの外側のみ、隣のホールはセーフ)事、そして前進4打や池に入った時の特設ティなどという無粋なものが皆無であるという事も大変素晴らしい。

 そして、私がもっとも感激したのは、これほどの名コースでありながら、従業員の皆さんもキャディさんも大変親切で、我々のようなビジターのコンペに対してもバックティでのラウンドを許可してくださったり、支配人や副支配人さんが先頭に立ち、素晴らしい笑顔で接客をしてくれた事である。なかなかできそうでできない事である。っていうか、そういう事ができていない他のコースが異常といえば異常なんだけどね。

 当たり前の事ができないコースが多数を占めるのは、エチケットやルールを軽視するゴルファーが大多数である日本のゴルフ事情を正確に反映しているのかもしれないなと。



 で、プレーフィーがキャディさん付き+昼食+ワンドリンク+ラウンド後の会食+ワンドリンクで何と12000円強。本当はGDOで13000円少々だったのだが、この日は特別な割引デーということで安くして頂いた。もう文句の付けようがないのである。

 ただ残念なのは、これだけ素晴らしい条件が整っているためかエントリー数が多くてラウンド時間が長い(前半のハーフが3時間!)点と、エチケットをわきまえないバカも集まってきてしまう事だ。

 あるホールで我々がグリーン周囲に着き、1人がまさにアプローチをしようとした時、隣のホールから打ち込んてきたプレイヤー(50歳代のおやぢ)が何の挨拶もコミュニケーションもなく勝手にグリーンに上がり、グリーン上のボールをのぞき込んだり、我々を無視したままグリーン横の自分のボールをいきなり打とうとしたのである。ちなみに、その間我々はアプローチもできず、その呆れ返るほどの傍若無人に固まったままであった。

 もちろんこれはコースが悪いわけではない。逆にそのバカに対し、我々の組に付いてくれたキャディのN田さんは、毅然として「まだ(私たちの組が)プレー中です!」と注意してくれた。なかなかできそうでできない事である。


 というわけで、接待コースに飽き足りなくなった中級者以上の皆様、グリーン上でPGAツアー並みのパットに挑戦したい方、クオリティの高い接客とトップクラスの難易度を誇るコースを体験したい方にとって、ウェストワンズカンツリー倶楽部はチョーお薦めの素晴らしいコースだと思った。

 でも、2回に1回はティショットを隣のホールに打ってしまう初級者、人とコミュニケーションが取れずエチケットをわきまえない大バカ、深いラフから5アイアンでグリーンを狙い10ヤードしか進まない事を繰り返す未熟者などはコースのためにも二度と来るな!って思った。

 あっ、コンペの結果はまた明日ね。
 

  2008/9/13 (750266hit) 第14回VGAクラシック

9/11・ウエストワンズCC・青ティ(6684y)・Par72(コースレート72.0)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 5 3 4 3 4 4 4 4 5 36 4 3 4 4 3 5 4 4 5 36 72
score 7 3 4 5 4 4 5 5 5 42 5 4 4 4 3 7 6 4 6 43 85
put 2 2 1 2 2 2 3 2 2 18 2 2 1 2 2 2 2 2 3 18 36
topics *1     *2                       *3 *4      

*1・・・本文参照。
トホホ度5

*2・・・ティショット7アイアンを左へ引っかけてラフへ。2打目、ピッチショットが大きすぎて反対側のラフへ。3打目で80cmに付けるも、これを弱気のパットで外す。ヘタレだ・・・。
トホホ度4

*3・・・本文参照。トホホ度5

*4・・・ティショットがラフへ。2打目、グリーンの手前まで。30ヤードのアプローチをトップ!4打目を1mに付けるも、またこれを弱気のパットで外す。何やってんの?
トホホ度5


ウホホ15.5p(0p+パー1.5pX9+寄せワン1px2)VSトホホ19pでトホホの勝ち(ウホホ23勝15敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
5ボギー
4素ダボ
85
(+13)
82.7
平均パット数
Putting average
2.0
(36)
1.864
(33.54)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 6.89
(1.2/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
50.0
(9/18)
52.3
(9.4/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
77.8
(14/18)
86.0
(15.5/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
50.0
(9/18)
46.1
(8.3/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
77.8
(14/18)
85.3
(15.4/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
50.0
(7/14)
67.6
(9.5/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
227.6 226.0
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(2/6)
33.2
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
77.8 74.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
50.0 64.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
59.3 65.4
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
59.1 64.9

 きょうは、だい14かいVGAクラシックという、こじゃれたなまえのコンペです。みんな、あさからたのしそうです。



 みんなわらっています。ぼくもわらっています。ゴルフをみんなでするだけなのに、どうして、こんなにたのしいのでしょう。どうして、こんなにわくわくするのでしょう。ぼくは、このコンペをきかくしたかんじさんがゴルフというすぽーつが、すばらしいからだとおもいます。



 きょうまわるコースは、あめりか人の、ピート・ダイさんというひとがつくった、むずかしいコースです。たとえば、うえのしゃしんは、13ばんホールです。いけがひろがり、フェアウェイがすごくせまいです。ぼくはへたれなので、5ばんアイアンで、ティショットしました。

 それと、ここはラフがむずかしくて、ちいさなマウンドがいっぱいあります。だから、ラフにはいると、つぎでグリーンにのせるのがとてもむずかしい。ティショットがラフにいったホールは、ぜんぶで7ホールありました。そのうち、つぎでグリーンにのせられたのはたった2ホールでした。へただなあ。

 それと、グリーンもむずかしかったです。「め」があるので、50cmのパットもきがぬけません。しっかりうたないとカップのてまえで「へろっ」っとまがるのです。このひ、ぼくは、1mいないのパットを3かい「へろっ」とはずしました。まっすぐしっかりうてば、どうってことのないパットだったのに、ついついよわめにラインをだしてうってしまったのです。

 つよきでうつべきだとわかっていたのです。でも、かまえたときに「つよくうって2mもオーバーしたらどうしよう。3パットや4パットになってしまう」とかんがえてしまったのです。ぼくは、ほんとうにへたれやろうです。

 それと、ぜんたいてきにへただとおもったのは、1ばんホールと15ばんほーるです。

1ばんホール、539ヤードのパー5です。

 ティショットはじぶんではよし!とおもったのですが、ちょっとだけきょりがたりなくて、みぎのふかいラフにとまってしまいました。

 そこから8ばんアイアンでフェアウェイへだそうとしたら、ちゃんとあたらなくてまたラフです。まだ200ヤードぐらいのこっています。

 こんどはかるめのラフだったので、5ばんアイアンでうちました。でも40ヤードもてまえのバンカーにはいってしまいました。

 そこからじしんをもってアプローチのうちかたでうったのですが、トップしてグリーンをオーバーしてしまいました。どんなじしんやねん!とおもった。

 けっきょく、おくからもよらずに、5オン2パットでダブルボギーはっしんになってしまいました。とほほです。

15ばんホールは549ヤードでうちあげのパー5です。たいへんタフなホールです。

 ドラコンホールだったので、いいきになってうてもしないドローをうとうとして、ひだりへひっかけてしまいました。ぼくはばかですね。

 ボールは、たいへんふかいラフにしずんでいます。ここで9ばんアイアンをもつことができればほんものなのですが、みえをはってちゅうとはんぱに7ばんアイアンなどをもってしまいました。

 ざざざざざ。ほとんどチョロです。ぼくは、じぶんのばかさかげんにあきれ、そしてはらをたてました。もういちど7ばんアイアンできょうしんします。

 どかっ!こんどは、めのまえのマウンドにあたって50ヤードしかとびませんでした。でもようやくボールはフェアウェイです。

 ぱー5で3かいうったのに、まだうちあげで190ヤードものこっています。もうゆうちょうにあそんでいるばあいではありません。3ばんウッドでグリーンのすぐよこまではこびます。

 アプローチを5mにのせ、そこから2パットで、またすダボになってしまいました。とほほです。

 

 というわけで、OBもなし、いけポチャもなかったのに、ダボを4つもうってしまいました。でも、れいせいにかんがえてみると、ピートさんのむずかしいコースをはじめてラウンドして、6684ヤードとながめのティから、ことしのへいきんスコアと3だぐらいしかちがわないのは、がんばったほうかな、とおもいました。

 そのしょうこに、ふだん80だいそこそこでラウンドするおともだちが、みんな85いじょうたたいていたので、やっぱりピートさんのコースはむずかしいんだなあとおもいました。

 また、おもしろいコースにいきたいとおもいました。

  2008/9/15 (750705hit) 死闘


 日は昨日。時間は午後3時。場所はきさいちCC竹コース。この運命の日時と場所において、ついに好敵手N君との9ホールの死闘が始まったのであった(注1)。

 注1:っていうか、N君といつもの薄暮でマッチプレー。この日はN君の友人、S君と3人でラウンド。

 スタートホール、私は右へ大きく曲げ隣のホールへ。N氏はフェアウェイをキープ。私は9アイアンでグリーン手前へ運ぶ。一方N君はナイスショットがグリーンオーバーしてしまい痛恨のOB。楽勝・・・・と思った刹那、私のアプローチがチャックリする(注2)。4打目で2mに寄せ、何とかボギーで1アップ。

 注2:ラフに軽く沈んだ球を、フェースを軽く開いてピッチショットしようと思ったらインパクトでゆるんで5mしか飛ばず。何年ゴルフしてんねん。

 2番パー3では、私が気の抜けたショットで(注3)バンカー、N君がナイスショットでパーオン。私がボギー、N君がパーでオールスクエア。

 注3:7アイアンと8アイアンの中間の距離だったので、7アイアンで軽くと思ったら中途半端なスイングになってスカ当たり。何年ゴルフしてんねん。

 3番、私はパーオンしてパー。一方のN君はティショットを痛恨のOB(注4)。再び私の1アップ。

 注4:N君の名誉のために書き添えると、彼は今スイング改造中で色々と試行錯誤しているのである。

 4番パー5では両者パー。5番、再びN谷くんがOBを打ってしまい私の2アップ。ここで余裕の一服を・・・と思ってタバコをくわえ(注5)たところ、N君に「(あれだけウェブに書いてたのに)全然禁煙してへんやん。中途半端なヤツ!!」と蔑まれたので吸うのを止める。

 注5:この日もコースへはタバコとライターを持って行かなかったのだが、キャディバッグの中に1箱予備が入っていて、そいつが「吸って吸って私を吸って〜〜」と念力を掛けてきたので、ついフラフラと封を開けてしまったのである。でもライターがなかったのでどっちにしても吸えなかったんだけどね。

 6番、200ヤードを超える打ち下ろしのパー3。私はへっぽここすり球でサブグリーンにオン。N君はナイスショットでグリーンを捉える。私の2打目は手前10cmをダフってバンカーへ(注6)。バンカーからピン3mの位置へ3オン。しかし、ここからN君が3パットに対し、私が3mをねじ込み、このホールは分け。2アップ変わらず。

 注6:もうね、何ていうか、笑わなしゃーないよね。

 7番パー4、HDCP2の難ホール。両者とも3オン2パットのボギーで分け。2アップ変わらず。そして8番パー5、ドーミーホールを迎えた。

 打ち下ろしのフェアウェイに向かってのびのびとスイングする私。今日イチの感触で270ヤード地点のフェアウェイへ。追い込まれたN君、完璧なドライブで295ヤードのフェアウェイへ。

 2打目、先に3アイアンでグリーンを狙う私。ここはグリーンに向かってなだらかに打ち下ろしになっているため、残りが240ヤードでも届くのである。ショット一閃、ボールは芯を食った感触を残し、グリーンに向かって飛び出した・・・直後に右へ曲がりだし、最終的にはOB杭の10cm外に鎮座していた。その後もアプローチミスと3パットで9(注7)。一方のN君は無難にパーでついに1アップ。

 注7:えっと、もういいよね、説明しなくても・・・(涙)。

 最終ホール。ここで素晴らしいドラマが待ちうけていた事を我々は知るよしもなかった(注8)。私はティショットをフェアウェイセンターへ。N君は右のラフへ。2打目、2人とも100ヤード前後の打ち上げ。先に打ったN君のボールは、磁石で引き寄せられるかのようにピンに向かっていく。ピン下1mにオン。スーパーショットである。バーディ確実だ。

 追い込まれた私は、軽いパニックになりながらショット。するとこれが今日イチの感触でピンに向かう。ピンハイ1m強にオン(注9)。俺たちってスゲー!とお互いのナイスショットを称えながらグリーンに上がる。

 そして運命のバーディパット。これを入れれば私の勝ち。軽いフックだが気合いでまっすぐ打つ。完璧だ。そしてボールは・・・・カップに蹴られた・・・・orz(注10)。一方のN君は真ん中から沈め、私の楽勝と思われた死闘は引き分けに終わったのであった。

 注8:知っていればエスパーである。

 注9:なぜ良いショットが打てたのかまったく判らない。誰か教えてください。

 注10:マジチョー完璧に打ったんだヨ!

 夕陽が差し込む9番グリーンの上。我々は感動の涙を流しながら堅く抱き合い(注11)、お互いの栄誉を2時間にわたってたたえ合い(注12)、そして再戦を誓ったのであった。

 注11:ウソです。

 注12:ウソです。

 っていうか、アプローチの練習をしようと思った。

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