日記163

2008年7月1日〜15日


去年までの日記

今年(2008年)の日記
1月前半 1月後半
2月前半 2月後半
3月前半 3月後半
4月前半 4月後半
5月前半 5月後半
6月前半 6月後半
7月前半

  2008/7/1 (729383hit) HDCP改正


 実は、US女子オープンの最終日を見たのは昨日の深夜、つまり昨日の日記を書いた後だった(ごめんなさい)。で、今回のハイライトは、アニカの最終ホールのイーグルだね!と、メリーさん(ご本人のウェブの感想)やnさん(掲示板での話題)と全く同じ事を考えたのでありました。


 ちなみにメリーさんウェブによると、アニカが直接放り込んだ3打目は199ヤードのショットだったらしい。この距離を、メジャーの最終日最終ホールで、しかも自身最後となるUSオープンで入れてしまうんだからごるふの神様も粋なことをする。

 でも本当にスゴイのは、このシチュエーションでベストショットができるアニカ本人である事は間違いない。打った後良さそうな感じのアクションしてたし、「Be Right」って言ってたし。集大成のショットだったんだろうね。

 イーグルが決まってからグリーンまで歩く間のアニカの表情、カーが自分のことのように喜ぶその姿、、そして割れんばかりの歓声とスタンディングオベーション。ゴルフというゲームの素晴らしさが凝縮された、最高の数分間でありました。涙うるうる。



 さて、話はいきなり矮小になる。年に2回しかないHDCP改正のハガキがホームコースから届いた。今年1月の10.5からちょっとだけ下がって、四捨五入したらかろうじてヒトケタな数字。やっぱり嬉しいっす。

 でもね、ホントに何度も書くけど、自分がhdcp9.4なんてホントに信じられないしウソだろって思う。だって未だにティショットでチョロしたりアイアンで2連続トホホミスしたりアプローチでチャックリしてるんだから。ティショットでチョロするシングルなんていないっ!

 まあ先はまだまだ長い(でも人生は短い)。体力は衰えていくだろうけど(実はもうすでに衰え始めている)、あと20年は上達し続け(いや無理だろ)、恥ずかしくないごるふぁーでいたい(いろんな意味で)。そのためにはやっぱり練習だ、というわけで昨日に引き続き行ってきました150球。


 でね、何て言うか・・・切り返しのタイミングが未だに判らない。素早く腰を切るイメージがよい時もあるし、今日はトップで十分待っておもむろに切り返す感じの方が良かったし。自分のスイングのリズムやタイミングすら判っていないシングルなんて(以下略)。

でも今日の収穫は、

「トップから(目標に)背中向けたまま(のイメージで)ダウンスイング」

でした。

  2008/7/2 (729757hit) 2008年上半期を振り返る


 2008年もなかばを過ぎた。恒例の見返り美人、じゃなかった振り返っての反省会をしてみよう。数字は6月末現在のスタッツね。

 1,ラウンド数 去年 23 → 今年 26

 薄暮のハーフラウンドを除く数字だが、去年より3ラウンドも増加。1日2ラウンドというアホな事もしたので、実質は4ラウンド増だ。いい感じ。


 2,スコア 去年1年間 83.0 → 今年 83.3

 27ラウンドして0.3ストローク増というのは、27ラウンド合計で8ストロークの差。実はOBが去年より3発増えてるので、まあその差かなと。っていうか、全然上達してないということだな。


 3,平均パット数 去年1年間 1.894(34.08/18h) → 今年 1.840(33.11/18h)

 今年もっとも成長している数字だ。1ラウンドでほぼ1パット縮まっている。ヒマができるとコースへパットの練習へ行っている(2週間に1回ぐらいだけどね)成果が出ているものと思われる。パットに関してだけは、練習は裏切らない、と思いたい。


 4,パーブレーク率  去年1年間 52.2 → 今年 50.4
   パーオン率     去年1年間 44.9 → 今年 42.7


 微妙に下がってるけど、まあこんなもんでしょう。


 5,ボギーキープ率   去年1年間 84.0 → 今年 84.5
   ボギーオン率     去年1年間 85.2 → 今年 84.0


 つまり1ラウンドに3回もボギーオンすらできず、ダボ以上を叩いているということだな。やっぱりヘタだ。素ダボとOBはせめて1ラウンドで2回ぐらい(88.9%以上)にしたいかと。


 6,フェアウェイキープ率 去年1年間 62.6 → 今年 67.8

 67.8%は14ホール中9.5ホールフェアウェイキープ。少なくともタイガーよりは上手い(笑)。ちなみにタイガーは57.86%でUSツアー155位。さらに蛇足を書くと、私のパーセンテージはUSツアーでは39位、日本ツアーではトップ!の数字となる(フィールドが違う事、プロとアマのフェアウェイキープ率を比べる無意味さは承知しているので批判は受け付けません)。


 7,ティショット平均飛距離 去年1年間 226.3 → 今年 224.7

 ショボイの一言。でも言い訳させて頂けるならアイアンでのティショットが1ラウンド平均で4回ぐらいあるので・・・。特に今年は3アイアンのティショットが増えたので・・・。ちなみにタイガーの今年のドライヴィング・ディスタンスは294.3ヤードってもういいですかですね。


 8,アプローチリカバリー率 去年1年間 37.8 → 今年 33.9

 ヘタの一言。言い訳はありません。パーオンを逃したホールで3回に1回しか寄せワンが取れてないのだ。パーオンが18ホール中約8ホールだから、残り10ホールのうち3回しかパーが取れない。つまり7ホールはボギー確定。それだけで79ストロークいっちゃうんだもんね。それにOB、3パット、チャックリが加わると・・・そら80切れんわ。


 9,ファインショット率  略

 (他人がどんなショットしてるかなんて、興味ないでしょ?ね?)



 というわけで、後半戦は2回に1回寄せワンを成功させ、3パットは1ラウンドに2つぐらいに抑えて、OBも1個ぐらいに留めて・・・というのはあくまで結果だからあまりこだわらず、楽しくしかし真摯にラウンドしたいなと、やや偽善の匂いはするもののそう思う私であった。

  2008/7/4 (730401hit) 練習の成果?

7/3・きさいちCC・梅松+竹・Aグリーン・Par72+36(コースレート68.7+33.6)・曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 3 5 4 6 3 4 5 39 5 3 4 6 4 3 5 8 4 42 81
+3
put 2 2 2 1 2 2 1 2 2 16 2 2 2 3 1 2 2 2 1 17 33
topics *1       *2   *3     *4     *5       *6    
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total 換算
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 108 72
score 5 4 5 6 5 4 4 5 4 42 123 82
put 2 2 2 2 3 3 2 2 2 20 53 35.3
topics         *7 *8        

*1・・・グリーンまで50yのアプローチを大ダフリでバンカーイン。
トホホ度3

*2・・・3アイアンのティショットが完璧と思ったら排水溝に直撃して30ヤード戻ってラフへ。そこからのウェッジが大ダフリその2でオンせず。3打目、今度は大オーバー。何やってんの俺?
トホホ度4

*3・・・練習している左足下がりのライから165ヤード、6アイアンでかいしんのいちげき!グリーンセンターにオン。
ウホホ度4

*4・・・ティショットはへっぽこ引っかけスライスで右ラフへ。2打目6アイアン、20ヤード左へ飛んで左足下がりのラフ。アプローチはチョーうまく打てて1.2mに付けるも、これを外すんだな。
トホホ度2

*5・・・いくら下りだからといって、8mのパットを3mもオーバーさせるって、どんだけノーカン野郎なんだ俺は。トホホ度3

*6・・・ティショット左引っかけでOB。先週OBした所と全く同じ場所即ち白杭の10cm外へ。5打目のアプローチをトップするおまけ付き。トホホ度5


*7・・・3mからバーディを狙いに行って3パット。アホだ。
トホホ度3

*8・・・15mのバーディパットを5mオーバーする。どんだけノーカン野郎なんだその2。
トホホ度4


ウホホ30.5p(4p+パー1.5pX15+寄せワン1px4)VSトホホ24pで何とかウホホの逃げ切り勝ち(ウホホ16勝11敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
107ボギー
1ダボ
1トリプル
82.0
(+10.0)
83.2
平均パット数
Putting average
1.963
(35.3)
1.851
(33.32)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 7.21
(1.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
55.6
(15/27)
50.6
(9.1/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
92.6
(25/27)
84.8
(15.3/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
51.9
(14/27)
43.1
(7.8/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
92.6
(25/27)
84.3
(15.21/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
85.7
(18/21)
68.5
(9.6/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
231.9 225.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(4/12)
33.9
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
73.1 73.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
50.0 62.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
76.3 64.2
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
50.0 66.7

 雨は朝のうちに止み、昼前から33度を超える晴れとなった。思い切り日焼けしたけど、久しぶりの1.5ラウンドを堪能。その内容は・・・

 ドライバー:17ショット中芯を食ったのは3発、当たりはイマイチだけど許容範囲が8発、誰が見てもミスショットやろというのが5発、トホホが1発。まあ俺にしたら悪くない。

 3アイアンのティショット:短く狭い梅コースで4回使用。1回はハーフトップだったけど、ダフリトップに曲がりなしでフェアウェイセンターしかも下り傾斜をずんずん転がって259ヤードも飛ぶ(本当)。どんだけラッキーやねん。

 残り3回は「背中向けたままダウンスイング作戦」でまずまず。ダイレクトにカート道に落ちて269ヤード飛んだ(本当)ショットがあったと思えば、ダイレクトに排水溝に当たって170ヤード地点まで戻ってきた(本当)もあってプラマイゼロ。っていうか珍しいねこういうのが続くのは。

 アイアン:練習の成果が出たのかファインショット率72.4%。でも超スカタンなショットが29ショット中5つもあった(5つしかなかっただろ>俺)。その5つのうち4つが、何故かナイスショットのティショットに続いて出てるんですがこれって油断でしょうか?

 アプローチ:トホホダフリとトホホトップが1つずつ。あとはまずまずだった。それなのに寄せワンのチャンス12回のうち4回しかモノにできなかったのは・・・次項参照。

 パット:3m〜5mのバーディパットがことごとく入らず。っていうかかすりもせず。3パットは1.5Rで3回だから多くも少なくもない、というか許せる範囲だけど、3つともパーオンした時なんだよね。長いパットが残ったんなら仕方ないけど、何の変哲もない5mとかから3パットするなよと。

 まとめ:パットは水物をもっと練習しましょう。

  2008/7/5 (730735hit) nさんと勝手にコラボ


 キモ男「俺さ、女の子にモテるためにゴルフ始めることにしたんだ」

 右側男「もう〜チョ〜気持ち悪い〜。廣野に予約無しで行ってつまみ出されて〜」

 キモ男「でさ、アスリートゴルファーを目指そうと思って」

 右側男「何それ〜真冬のリンクスで半袖半ズボンでプレーして〜」

 キモ男「やっぱアスリートといえばタイトリストだよね」

 右側男「ねぇ〜〜頼むから練習場の100ヤード地点に迷彩服着て立ってて〜」

 キモ男「しかもマッスルバックのアイアンがデフォルトでしょ」

 右側男「も〜タイガーと全財産賭けてスクラッチでニギって〜

 キモ男「あとね、パターはキャメロンのツアー流出モノがいいね」

 右側男「もうやめて〜200ヤード地点のバンカーで1日中砂遊びしてて〜〜」

 キモ男「それでね、日本アマを目指すんだ」

 右側男「お願い〜ドラコン選手権にドライバー忘れていって〜〜」

 キモ男「そこで優勝して、第二の石川遼って呼ばれるんだ」

 右側男「も〜石川遼君のドライバーショットを顔面で受け止めて〜〜」

 キモ男「そしてマスターズに招待されるんだ」

 右側男「お前さ〜前を回ってるヤクザの組に至近距離から打ち込んで〜」

 キモ男「ところで、マスターズって何?」

 右側男「お願いだから室内練習場のネットの的に生まれ変わって〜〜」


(注:今日の日記はギャグであり全くの冗談です。また、このネタの、ザ・パンチ以外の無断使用を禁じます。nさん、私もザ・パンチ大好きです(^_^) )

  2008/7/7 (731167hit) 七夕様


 昨日は久しぶりにN谷くんと薄暮ラウンド。21ショット・17パット(3パット1)と上出来。やっぱり練習はするもんだ(って言うほどしてないんだけど)。

 そのN谷くん、竹コース8番ホール(パー5)で見事なイーグルを達成!!したので、ここにご紹介させて頂き、その栄誉を称えさせて頂く。N谷くん、勝手に載せてごめんね。



ティショットは芯を食って325yドライブ!

2打目は軽いラフから、7Wが完璧な当たりでグリーン
に落ちて30cmしか転がらないというスーパーショット。

そして12mのイーグルパットをど真ん中からねじ込み、
伝説達成。おめでとう!



ちなみに私はティショットが先っぽに当たり(トホホ)
右ラフ。

2打目は7Wか3Iかで迷い、ナチュラルフェードが出や
すい3Iでグリーンを狙うも左へ真っ直ぐ飛んでバンカーイン(注:打ち下ろし)。

バンカーから10m残し、2パットでパー。



 さて今日は七夕。太陽暦になって梅雨のまっただ中に星に関係する行事を行うという、現代社会の矛盾をくっきり表している(ってそんな大層な話ではない)この行事だが、年に一度の事なので星に願ってみることにした。

 ティショットのチョロが無くなりますように・・・・・

 フラットなフェアウェイという絶好のライから打つ時に限って目も当てられないようなミスが出るクセが収まりますように・・・・・

 フェアウェイのバンカーからダフるクセが直りますように・・・・・

 ショートウッドでフェードが打てるようになりますように・・・・・

 2m以内のパットを真っ直ぐ強めに打てる勇気を私に下さいますように・・・・・

 突発的に1m前後を「お先」といって外すごう慢な性格が直りますように・・・・・

 人が使っているドライバーが欲しくなるクセが直りますように・・・・・

 1.5Rしたら関節が痛くなるトホホな体が丈夫になりますように・・・・・

そして・・・・・

 ごる日々を読んでいる皆様に幸せが訪れ、皆様に幸せを願う私にもっと大きな幸せが訪れますように・・・・・
 

  2008/7/8 (731580hit) コースマネジメント


 このところ何故か仕事が忙しく、連日夜になってのやっつけ更新が続いておりますが、さてごるふにはコースマネジメントというややこしいモノが存在してまして、上級者は上級者なりの、ダッファーはダッファーなりの攻め方というものがあるんでございますな。

 熊「ご隠居さん、では私から先に逝かせて頂きます」

 ご隠居さん「いきなり2ちゃんねるですか。まあいい。では打ちなさいよ・・おいおい、いきなりスタートホールのティショットで7番アイアンかね」

 熊「へえ、ご隠居さん、これこそコースマネジメントっていうものですよ。実はあたしゃ朝イチのショットが苦手で。10回打ったら7回はOBで」

 ご隠居さん「ふん」

 熊「2回はてんぷらで、残りの99回がチョロ」

 ご隠居さん「何だか計算がヘンだね。まあろくな結果にならないと」

 熊「へえ。で、ごるふ雑誌を読んだら『一番自信のあるクラブで打て』と書いてあったので」

 ご隠居さん「まあその気持ちは分からないでもないが」

 熊「ホントはパターで打ちたい所で」

 ご隠居さん「ティグラウンドからパットするヤツがいるかい。まあその雑誌に書かれていることは一理ある。一理あるが二理はない」

 熊「ご隠居さんには髪がない」

 ご隠居さん「イヤなことを言うねこいつは。いいかい、一番良いショットが出る確率の高いクラブを持つのは良しとしよう。で、次はどうする?」

 熊「次はボールが飛んでった所へ行ってから考えます」

 ご隠居さん「そんなのはコースマネジメントじゃねえ。行き当たりばったりじゃねえか」

 熊「ご隠居さんはフグに当たりばったり孤独死」

 ご隠居さん「喧嘩を売ってるのかい。いいかよく聞け。ごるふの目的は何だ?」

 熊「そりゃあ、メジャーのタイトルを獲ることで」

 ご隠居さん「お前はPGAツアープロか?そうじゃないだろ。できるだけ少ない回数でホールアウトすることだ。お前さん、ハンディキャップは?」

 熊「へえ、おつむがちょっと弱いところで」

 ご隠居さん「そういう意味じゃない。羞恥心じゃないんだから。確か15だったね。つまり18ホールすべてボギーが基本で、やさしいホールで3つだけパーを取ればいいわけだ」

 熊「ボギーでいいなんて後ろ向きの考えは持っちゃあいませんぜ。あたしゃいつもバーディ狙いで」

 ご隠居さん「だからダメなんだよ熊さんは。自分の実力を知る、そしてトータルの目標スコアを設定し、各ホールの目標スコアを考える、それがコースマネジメントの第一歩なんだよ。」

 熊「ご隠居さん、あたしゃいいんだけど、読者の皆様が『何を当たり前のことを書いてるんだこの陳腐なご隠居野郎は』って思ってると思うよ」

 ご隠居さん「陳腐なのは作者が悪いからであたしが悪い訳じゃない。それに物事には順番がある」

 熊「じゃあ続けてよし」

 ご隠居さん「偉そうだねこいつは。つまりだ。スタートホールは、熊さんにとってはボギーで上出来ということだな。逆を返すと、ダボ以上を打たないためにはどうすればいいか考えればいいわけだ」

 熊「ダボを打たないためには、OBはダメですね」

 ご隠居さん「そう。そのためにでもそれだけじゃない。熊さんのHDCPだと、素ダボも多いだろ」

 熊「へえ、1ラウンドで4つは素ダボを獲れます」

 ご隠居さん「手柄みたいに言ってるよ。いいかい、素ダボはね、アプローチミス、バンカーイン、3パットがいくつか重なって起こる事が多い。この3つの共通点は判るかい?」

 熊「作者の得意技ですな」

 ご隠居さん「正解・・・いや、そうだけど、もっと判りやすい共通点がある」

 熊「うーん、じゃあ明日までの宿題と言うことで」

 ご隠居さん「ひょっとして、作者もこの続きをまだ考えてないのかもしれんな」

 熊「図星でしょうね」

 作者「うるさーい!明日までに考えればいいんだろ!」

 熊「こんな中途半端で陳腐な日記は久しぶりだ」

 ご隠居さん「忙しいって言ってるのも眉唾だな」

 作者「っていうか、今は、これが精一杯.」

 熊・ご隠居さん「ルパンか!」

  2008/7/9 (731961hit) コースマネジメント(その2)


 さて昨日の続き。しっかりオチまで持っていけるのか、前編の陳腐すぎる理屈を覆すことができるのか、乞うご期待。


 ご隠居さん「さて、どこまで話したかな?」

 熊「ルパンがカリオストロの城に忍び込んで、クラリスに」

 ご隠居さん「それは編者得意の苦しまぎれのオチじゃろう。素ダボの出る要因についてじゃったな。アプローチミス、バンカーイン、3パット、これらの共通点は、『グリーン周りで起こる』じゃ」

 熊「なるほど。そう言われればそうですね」

 ご隠居さん「バンカーはそうでない場合もあるがのう。で、つまりじゃ。素ダボを避けるためには・・・」

 熊「ドライバーをチョロしない」

 ご隠居さん「そう、だから7アイアンでティショット・・・って違う!何を聞いてるんだお前さんは。グリーン周りを重要視する、これが素ダボを避けるコースマネージメントなのだよ」

 熊「だったらティショットはチョロでいいんですかい?」

 ご隠居さん「いいとは言わんが、重要度で言えば屁じゃ」

 熊「はぁ・・屁ですか」

 ご隠居さん「へぇ。ってなにを言わすんだい。いいか。プロやトップアマならともかく、パー4が350ヤード前後のセッティングが多い我々の場合、ボギーで上がるための設計図は3オン2パットとなる。よって必要条件は3オンじゃ。従って、350ヤードを3オンするのにドライバーの250ヤードショットはまったく必要ない」

 熊「でも、ドライバーの芯に当ててぶっ飛ばす快感は捨てがたいンですが・・・」

 ご隠居さん「だから、そんな100点満点のショットを狙う事自体がごう慢なのじゃ。己を知れ」

 熊「チョロもダメ、100点もダメ、じゃあどうすればいいんですかい?」

 ご隠居さん「バカだねお前さんは。50点を狙って打つ、これじゃよ。」

 熊「はぁ?そんなこと、どんな雑誌にも載ってませんよ」

 ご隠居さん「そうじゃろう。これはあまり知られておらんティショットの極意じゃ。低い引っかけスライスだろうがトップだろうが、とにかく200ヤード先のフェアウェイに運べば大成功なのじゃよお前さんのレベルなら。いやむしろ積極的にそれを狙うべきなのじゃ。ナイスショットを狙ってOBを打ったり、大きく曲げて林に打ち込んだり、飛ばそうと大振りしてチョロするのは愚の骨頂じゃ」

 熊「でも、そんなティショットばっかり打ってたらストレスが溜まるし、第一皆にヘタと言われそうですけど」

 ご隠居さん「そこだ。お前さんはヘタなんだ。もう、箸にも棒にもかからないぐらいヘタ。それを自覚できていないから分不相応なナイスショットを追い求め、自滅するのじゃ。」

 熊「うーん、あたしゃヘタなのか・・・・」

 ご隠居さん「そうじゃ。自分はうまいはずだと思いこみ、敷居を上げて、充分なショットをミスだと悔やみ、落ち込み、その状態で2打目に向かう。精神衛生上こんな悪いことはない。ごるふは自分がヘタだと認めてたところから上達が始まるのじゃ。だから認めなさい」

 熊「わかりやした認めます。じゃあ、引っかけスライスで200ヤード。でその後は?アイアンでピンの真上からドン」

 ご隠居さん「全然判ってないねぇ。3オンでいいって言っただろ。それに、ここからがさっきも言ったとおり大事なんだよ。アプローチミス、バンカーイン、3パットを避けるためにはどうすればいいか。これが2打目の極意になる」

 熊「判りましたから早く教えて下さい。詳細キボンヌ」

 ご隠居さん「取って付けたように2ちゃんねる用語を挟むんじゃない。まずパーオンを狙わない簡単な方法は、グリーンまで届くクラブをあえて持たない事じゃ。そして花道を狙う。これによって、グリーンの端や奥に乗り、長いパットや下りのパットがなくなる、よって3パットが減る」

 熊「そんな・・・わざと乗せないんですかい?」

 ご隠居さん「もちろん、自分の腕を正確に把握できていて、奥へ乗せても3パットしない自信があったり、グリーンに確実に乗せられるクラブや距離だと思うなら狙ってもいいじゃろう。しかし熊さんの腕なら、150ヤードからグリーンのセンターへ打てるのは10回中せいぜい2回ではないかな。つまり2打目でグリーンに届くクラブを選択した時点で、80%もダボが約束されるようなものじゃ」

 熊「何だか消極的で面白みのないゴルフですね」

 ご隠居さん「そもそも、2割しか狙ったところに打てないないのはゴルフとは言わん。それに、お前さんはパーオンのためにゴルフをしてるのかね?スコアのためじゃろう。だったら割り切って花道を狙ってみなさい。ワシの言うことを最後まで理解してきちんとラウンドすれば、きっとベストスコアが出るじゃろう」

 熊「そんなもんですかねぇ」

 ご隠居さん「もう一つ、乗せなくて良いアイアンショットはミスの許容範囲が大きいし、プレッシャーも掛からないし、結果的にナイスショットに結びつきやすい。だから、グリーンに乗らないというストレスも意外と感じないのじゃ」

 熊「わかったよご隠居さん」

 ご隠居さん「さて、花道を狙うと必然的にグリーン周りのバンカーにも入らない。もちろん入りそうだったら入らないクラブを選択するんじゃぞ。次は3打目じゃ。ここでアプローチのミスが出れば全て台無し。次は2パット圏内に乗せなきゃいかん」

 熊「そうなんすよ。ここからトップしたりダフったりすると心底凹むんで」

 ご隠居さん「グリーンが近づくとミスの許容範囲が狭くなるし、ミスがそのままダボに繋がるからのう。しかし、2打目までうまく攻めてきたとしたら、熊さんのボールは花道で残り30ヤードから50ヤードぐらいのはずじゃ」

 熊「まあ理屈ではそうでしょうね」

 ご隠居さん「ここから3打で上がればボギーじゃ」

 熊「2打で上がればパー、チップインすればバーディ」

 ご隠居さん「またそんなことを。その考えがダボへのシベリア超特急じゃ。ここで考えるべき事は、グリーンに確実に乗るショットは何か、そして2パットで済む場所がどこかを考える事じゃ。寄せワンにしようとか、入れようとか、絶対に考えてはならん

 熊「またヘンなこと言い出したよこのジジイは・・・

 ご隠居さん「ん?何か言ったか?とにかく、熊さんの技術や練習量などにもよるが、少しでも自信がない距離の場合はグリーンセンター狙い、自信のある距離だったらピンの下に付ける事を考えてショットするのじゃ」

 熊「だから、その自信が無いんですってば。どうしてもトップしたりチャックリしたりしちゃうんです」

 ご隠居さん「こればっかりは地道な練習しかないのう。練習場で30ヤードと50ヤードの2つの距離を打ちまくるのじゃ」

 熊「そんな当たり前のこと言っても面白くも何ともない」

 ご隠居さん「事実なんだから仕方ない。まあ、禁断の奥の手がない訳ではないがのう」

 熊「そうそう、そういうのを読者は求めてるんですよ」

 ご隠居さん「どうしても聞きたいか?」

 熊「流れから言って、話のオチみたいだから期待はしないですけどね」

 ご隠居さん「判った。あるメーカーがとんでもないクラブを開発したのじゃ」

 熊「もう言わなくても判ったけど、一応聞きます」

 ご隠居さん「それは、あなたの心です」

 熊「だからぁ、それは銭形のとっつぁんだって」

 ご隠居さん「ホントは、マークスマン・X−actで50ヤード以内を全て転がす!!

 熊「あーあ、やっちゃったよ。サイテーのオチだね」

 ご隠居さん「わしは意外と本気なんじゃがのう」

 熊「最終ホールでシャンクしたような気分ですよご隠居さん」

 ご隠居さん「まあ、悪いのは作者じゃからのう」

 作者「意外と本気なんだけどなあ・・・・だめ?」

 熊・ご隠居さん・読者の皆様「全然ダメ!」


 お後がよろしいようで・・・あんまりよろしくないか。っていうか真面目に読んだ人、すいません。でも、意外と本気なんだけどなあ(←まだ言うか?)

  2008/7/11 (732564hit) まあいいや

7/10・きさいちCC・松竹・Aグリーン・Par72(コースレート70.3)・曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 4 7 5 3 4 5 4 41 4 2 4 5 4 3 5 5 5 37 78
put 3 2 2 2 3 2 2 2 2 20 1 1 2 2 2 2 2 2 2 16 36
topics       *1 *2             *3         *4   *5  

*1・・・お約束の左引っかけOB。
トホホ度3

*2・・・お約束の3パット。
トホホ度3

*3・・・ティショットの7アイアンがピンハイ6mに。これがポコンと入る。
ウホホ度3

*4・・・ティショットはチョロですが何か?
トホホ度5

*5・・・ハーフパープレーの掛かった60cmのパットを外しましたが何か?トホホ度4


ウホホ20.5p(3p+パー1.5pX11+寄せワン1px1)VSトホホ15pでウホホの勝ち(ウホホ17勝11敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
5ボギー
1ダボ
78
(+6)
83.0
平均パット数
Putting average
2.0
(36)
1.851
(33.32)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56 7.16
(1.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
66.7
(12/18)
51.2
(9.2/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
94.4
(17/18)
85.1
(15.3/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
72.2
(13/18)
44.1
(7.9/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
84.6
(15.2/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
68.6
(9.6/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
232.6 225.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(1/3)
33.9
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
79.4 73.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
50.0 62.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
72.4 64.6
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
75.0 66.4

 今日のラウンドは9時19分から。8時に起き、朝食を食べているとコースから電話が。

「あのhiroさん、どうかされましたか?」

「えっ?何ですか?」

「今日、8時19分スタートですが

 そう、何故か1時間も時間を間違えていたのだ。時計を見ると8時13分。いくらコースまで近いと言っても6分でティグラウンドに立つのは不可能。謝って時間をずらしてもらう。しかし前日にエントリーして時間を聞いてるのに、何で間違うのか俺(答え:スットコドッコイだから)。

 結局8時半頃コースへ着き、フロントとスタート室へ行って再び謝り、キャディさんたちに会うたびに謝り・・・謝り疲れる俺。というわけで、待機してどこかの組に入れてもらうことにした。

 さて、30分ほど待っている間パッティングの練習を念入りに行い、長いパットは大きめのストロークでゆったり、短いパットはごく小さなバックストロークで直線的にヘッドを動かす、という悟りを得て臨んだラウンド。

 松1番ホール。ドライバーと7アイアンでパーオンするもいきなり3パット(最初のパットを1.5mもショートし、次も入らず)。

 ところで、こういう時「まあスタートホールはボギーがデフォルトだから、まあいいや」と考えるのか、それとも「せっかくパーオンしたのに、そしてあれだけ直前にパットの練習をしたのに3パットってもうサイテー」と思うべきなのか。ちょっと真剣に考えてみた。

「スタートホールはボギーがデフォルトだから、まあいいや」と考えた時の

 メリット

★気が楽になる
★前向きな思考

 デメリット

★真剣味が薄れる
★上達が鈍る


「せっかくパーオンしたのに、そしてあれだけ直前にパットの練習をしたのに3パットってもうサイテー」と考えた時の

 メリット

★自分に厳しくあれる

 デメリット

★たかが遊びのごるふで、そんな簡単に悩むな
★悩んでいいのは普段から練習を積んでいる人だけだ
★お前自分がどんだけ上手いと思ってんねん
★だから3パットで落ち込むなんて10年早いんだよ



 結論:まあいいや。


 松4番パー5。ティショットをまた左へ引っかけてOB。このホールでは、最近5回に3回はOBしてる。飛ばそうとリキむと引っかけるんだよね。っていうか、パー5なんだからもっと気楽に打てばいいのに。俺のバカ。パー3やパー5で大叩きしているようではまだまだトーシローですな。

 松5番パー4。80cm上りという、ある意味一番やさしいパットを打ちきれず外す。ていうか、さっき練習してたことがなぜできん俺?(答え:ラウンド前30分だけ球を転がすのは練習とは言えないから)

 その後はダフリながらパーオンしたり木の下のベアグラウンドから3アイアンが何故かうまく打てたり(答え:たまたまです)して、前半は5オーバー。しかし20パットって・・・・

 後半、アイアンが面白いように右へ飛んだりダフったりしだし、長いパットが残るも奇跡的に2パットで凌ぐ。

 7番、左ドッグレッグパー4。

 「hiroさん、ここはショートカットでっか?」と
同伴競技者の方に言われて狙うも、チョロして
土手に当たって100ヤード先のフェアウェイへ。

トホホホホ。

 しかしボールは岡越えが狙える場所にある。
6アイアンで。ダフったけど腕力で花道まで
持っていく(注:威張れません)。

 3打目45ヤードのアプローチ、軽くダフリ
ながらピン下90cmに。ラッキー。

 で、この90cmを外すんだな。ラッキーを無駄
遣いする男、hiro。

 9番、打ち上げのパー4。ティショットは左へ引っかけてラフ、木の後ろへ。しかしグリーンまでは110ヤード打ち上げ、9アイアンで木の上を越えるのは楽勝、かと思われた。

 はい、しっかり木の枝に当ててオンせず。しかし本当のトホホはここからであった。アプローチはハーフトップながらピンが奥だったので結果オーライでピン上60cmに付く。そして。いくら急激な下りで左へ切れるラインとはいえ、これを外したらアカンやろ。

 でも・・・・まあいいや。

  2008/7/12 (732893hit) アクシデント


 同じく木曜日のラウンドでの出来事。

 昨日書いたように、スットコドッコイで時間を間違えた私は、急遽キャディさん付きの組に入れてもらうことになった(注:普段はセルフプレー)。キャディさんは大ベテランでちょっとした知り合いのTさん(注:頭文字ではありません)。

 事件は2番ホール(パー3)で起こった。我々はティショットを打ち、グリーンに向かって歩いていたが、その時ちょうどグリーン横ではコース整備のおじさんが肩掛け式の草刈機(刈払機)で雑草を刈っていた。

こゆのね(提供:マキタ充電式草刈機)


 グリーン周りへ着き、2打目を打とうとしたその時。おじさんが草を刈っている場所から、バキバキガシャ!!というただ事ならぬ音が。見るとおじさんが倒れ、すぐ横をカートが通り過ぎていく。事故だ。

 すぐに駆け寄るTさん。プレイヤー4人は呆然となり、しばらくその場を動けない。今思えば、まさに「頭が真っ白」状態になっていたのだろう(注:船場吉兆のおかみじゃないんだから)。

 10秒ほど立ちつくしていただろうか。おじさんは起きあがろうとするも、なかなか起きあがれない。ここでやっと体が動いた。おじさんに駆け寄り、声を掛ける。幸いどこにも怪我はないようだ。Tさんを見るとぶるぶると震えて立ちつくしている。やはりショックだったようだ。

 現場へ来て、おぼろげながら状況が判ってきた。カート道のすぐ横で草刈りをしていたおじさん。我々が来たことは把握していたが、カート(無人誘導式)がすぐ後ろまで迫ってきている事には気づかなかった。Tさんも、おじさんが自分たちを把握してくれた段階でカートがすぐ横を通ることは判っているはずだ思っていたのだろう。

 そして、草刈機の先がカート道路の方に振られた時、不運にもカートが通りかかり、回転している刃に接触。跳ね飛ばされた草刈り機の勢いでおじさんはほぼ一回転し、その勢いでカート前面の風防アクリルにもう一度刃が接触したと思われる。

 風防のアクリル板には、まるでヴェロキラプトルが爪で付けたような傷が生々しく残っていた。


この「III」の部分みたいなね(提供:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン)

 つまりおじさんは一瞬でバレエダンサーのように360度回転し、急停止を余儀なくされたのであった(注:ふざけた書き方をしている場合ではない)。

 おじさんは立ち上がり、そして大丈夫だと言ってはいたのだが、少し頭が痛い(当然ヘルメットは着用していたけどね)ということだったので、我々は他のおじさんに声を掛けて様子を見てもらった。幸い大事には至らなかったようだ(注:こういう時に限って携帯電話を忘れていくんだよね)。

 しかし、一歩間違えば大怪我どころか首チョンパの可能性も(注:だからぁ、ふざけてる場合じゃないだろ)あったと思われる。大事に至らなくて本当に良かった。


 教訓:アクシデントは、そんなこと起こりそうもない状況でいきなり起こる。油断禁物。

  2008/7/14 (733366hit) 悪い癖


 私には悪い癖がある。といっても、手癖が悪いとか女癖が悪いとかそういう類の話ではなく、もちろんゴルフにおけるクセだ。

 それは、自分のショット後、それがミスショットだった場合に間髪入れずそれを解説してしまう事である。例えば、

 「噛んだ!」とか、

 「こすった!」とか、

 「ダフッた〜〜〜〜!!」とか、

 「当たり悪い!!」とか、

 「引っかけたぁぁぁぁ〜〜!」とか、

 「体が止まった〜〜〜〜〜〜!!!」とかである。

 これはもう見苦しいというか聞き苦しいというか、情けないというか格好悪いというか、鬱陶しいというか五月蠅いというか、往生際が悪いというか人間が小さいというか、とにかくスーパー最低なクセなのである。

 そして、こういう事を言ってしまう深層心理は、

「あのね今のはミスショットでありつまり失敗でありだからたまたまなんですよ私の実力はこんなもんじゃないんですだから今のを私の本来の力だとは思わないで下さいねたまたま出たミスショットなんだから」

 という、ゴーマンで偉そうで勘違いで鼻持ちならなくてお前ウェブで言うてる事と実際に思てる事と全然違うやんけこの偽善者野郎が!!的心理が透けて見え、恥ずかしさ一杯なのである。皆さんそうなのです私はミスショットが出た時、心の中で「そんなはずはない」と思っているサイテー野郎だったのです。

 というわけで性格は直らないのでせめてこのクセを払拭し、サイテー野郎だとバレれないようにしたいと(いやもうバレましたが)。そう、男は黙ってプレーすべし!クールにそして寡黙に!と思っているのだけど今日もまたやっぱりミスをすると無意識に「薄い!!」とか「ヒールだ!」などと叫んでしまうのですが一体どうすれば直るでしょうか?っていうか性根を直さないとダメでしょうかやっぱり。

  2008/7/15 (733611hit) 今年最大の「再」発見


 土曜日の練習ですごいことを発見した(注:あくまで私が言ってることなので、真に受けないで下さい)。


 その「すごいこと」は、あの中部銀次郎氏も著書の中で書いておられたし、以前にちょっとだけやってみたこともあるのだが、それをすると何故か球が真っ直ぐ飛びそしてミート率がアップするのである(注:当社比)。その「ある事」とは、

 バックスイング始動を、とてもゆっくり行う

 これだけ。これだけで、なぜミート率が上がりナイスショットになるのか。上半身のリキみがなくなるから?あるいはリズムが良くなるからか?丸1日考えたがよく分からない。そこで、先日の薄暮プレーではその点に気をつけてスイングし、そしてそのスイングを撮影(デジカメ+ミニ三脚で自分撮り)してみた。それが下の写真である。お目汚し失礼。

7月6日(改造前)
7月13日(改造後)

 写した角度やスタンス幅が少し違うが、頭の位置に注目して頂きたい。改造前はアドレスとトップで、ほぼ頭1個分右へスエイしている。ところが、改造後は頭が半個分しか右へ流れていない。これにより、腰に力感が出て上半身のねじれも強くなっているのがはっきり判る。誰が見ても右のスイングの方がカッコイイではないか(って自分で言うなよ)。

 元々私のスイングは左右のスエイが酷かった。これは体重移動を意識してのことだけど、スイングで一番大事な背骨の軸がぶれていたということだ。このスイングだと、タイミングが合えば飛ぶがズレれば(ってその方が多かったんだけど)目も当てられないミスショットが出るという事である。

 ここ数年で少しずつましにはなってきていたが、それでも頭1個は動きすぎであろう。それが「バックスイング始動をとてもゆっくり上げる」という極めて簡単なことで直ってしまうとはもう私自身が一番驚いているのである。

 スイング始動を「じわじわっ」と始めることで、「飛ばすぜ飛ばすぜガンガン飛ばすぜ〜〜〜〜!!」という意識が払拭され、右への体重移動が抑えられ、結果的に頭が動かなくなるのだろう。っていうか、今まではどんだけリキんでバックスイングしてたの?って事ですな。

 またそれだけではなく、トップから切り返し、そしてダウンスイング直後の動きも、ゆっくり焦らず急がずになり、結果スイング全体のリキみが取れるような気もする。これって結構大事かも(裏を返せば、いくらバックスイングをゆっくり始めてもトップから力任せで打ちにいってはダメだということだね)。


 結果はすぐに現れた。ハーフランドでフェアウェイキープは7ホール、即ち100%、ショットもドライバー6発中5発がストレートに近いフェードという、私の理想に近い弾道だった(1発は引っかけスライスだったけど、それもフェアウェイセンター212ヤード、結果オーライ)。

 平均飛距離も3アイアンのティショット(189ヤード)も含めて237.3ヤード。今年平均より12ヤード増。ドライバーだけだと245ヤード。地面が柔らかくてほとんどランが出なかった事を考えると、驚異的な数字である。ゆっくり軽く打つと飛距離が伸びるのだ(って、そんなこと200年前から知られてますが)。

 とここまで書いて思いついた。最近マイブームの左足下がりドリルも、その姿勢によって頭が動かないから良いショットが出るのではないか?きっとそうだそうに違いない。


 しかし、ごるふ歴35年でやっと「頭を動かさない」事の重要性に気づく俺って・・・

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