日記165

2008年8月1日〜15日


去年までの日記

今年(2008年)の日記
1月前半 1月後半
2月前半 2月後半
3月前半 3月後半
4月前半 4月後半
5月前半 5月後半
6月前半 6月後半
7月前半 7月後半
8月前半

  2008/8/1 (738499hit) 第13回VGAクラシック(その1)


 というわけで久しぶりのVGAクラシックである。仕事関係の知り合いで和気あいあいと、しかしゴルフは真剣に、というこのコンペも丸4年。私のような頼りない幹事に付き合って下さって本当にありがとうございます皆様。



 舞台は大阪の南部、だんじりで有名な岸和田の山間部に位置する岸和田カントリー倶楽部。初めてのコースである。天候は晴れ時々薄曇りという、この時期にしては絶好過ぎる空模様。気温も31度ぐらいまでしか上がらず、まさに幹事の日頃の行いが(略)。

 ただ、今回は遠慮して白ティからのラウンドにした(キャディさんに聞くと青ティからでも回らせてくれたとの事。トホホ・・・)のだが、距離が短くなりすぎてアイアンのティショットを多用する羽目に陥ってしまった。こういうところがまだまだ幹事として半人前である。ごめんなさい皆様。


スタート前のひととき。コンペではこの瞬間が大好き。


初出場のT橋さんと奥様。相変わらずダンディ&淑やかでございます。


皆さん、子供のようにはしゃいでおります。嬉しいです。

 で、内容はM田さんが初の70台!を出されてベスグロを獲得されたり(おめでとうございます!)、I田さんが1年3ヶ月前の第9回の時より37打も縮めたり(驚異の上達!!)と、おめでたいことが重なった素晴らしいコンペになったのでありました。



素晴らしい景品の数々

 優勝はM岡さんで、ネットで注文寸前まで行って我慢したショットナビポケットを見事ゲット(我慢してよかったね!)。私はハンデに恵まれず、8位で帽子をゲットしたのでありました。


 では特別企画。

 M田氏の挑戦 〜70台への道〜 

 M田さんは前半を1バーディ1ボギー1トリプルボギーの39でホールアウト。そして後半もバーディ発進。何かが起こりそうな予感。

 2番・3番はパー。4番でOBを打つもダボで抑え、5番もバンカーから脱出に失敗するピンチを1パットボギーで凌ぐ。

 6番でビッグドライブ、ナイスアプローチとつなぎ、再びバーディ。この時点で1オーバー。70台が見えてきた。ここでもう一人の同伴競技者であるT村さんと余計なプレッシャーを掛けないよう確認し合い、リラックスできるよう2人で見守る。

 7番、左ドッグレッグパー4。ティショットが右へ出てしまい、正面の山肌へ。そこはOB・・・・しかし行ってみるとギリギリセーフ!深いラフだが、草の上にちょこんと浮いている。M田さんはドライバーではたき落とすようにショットし、左ラフへ。ナイスセーブだ。3打目で確実にグリーンに乗せ、2パットでナイスボギー。

 しかし次の8番パー3。緊張のせいかティショットをダフってしまう。ただ盛大にダフッたため、逆に手前のバンカーまで行かず。そして40yほどのアプローチを・・・ピン下50cmへスーパーショット!見事にパーをゲット。2オーバーのまま最終ホールを迎えた。

 500ヤードパー5。ここでダボ以下なら生涯初の70台。流れからいってまず問題なくいけるだろう・・・と思われた。ティショットはほぼ完璧。2打目は打ち上げの190ヤード、彼の力だとユーティリティで届く距離だ。完璧なフェード。花道方向からピンへ向かうボール。誰もが2オンを信じた次の瞬間、ボールは無情にもバンカー上のあごに当たり、転がり落ちた。あと1mだったのに・・・

 しかしまだまだ余裕はある。バンカーショット。とにかく出るだけでいい・・・皆の願いもむなしく、1発目はグリーンにわずかに届かず、再びバンカー内へ。しかし4打目、脱出に成功。

 ここから3打で上がればいいのだ。彼は自分のすべき事、即ち目の前のボールをカップに近づける事に集中した。ファーストパット。力強く打たれた球はカップに近づき、1.5m上で静止。そして。

 見事2パットで収め、後半40ストローク、合計79ストロークでM田氏ホールアウトす。

 今ここに、1人の70台プレイヤーが誕生した。



  2008/8/2 (738834hit) 第13回VGAクラシック(その2)

7/31・岸和田CC・松竹・白ティ・Par72(コースレート?)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 5 5 3 4 4 4 4 3 4 36 5 4 3 4 4 4 4 3 5 36 72
score 8 4 3 7 3 4 4 3 4 40 5 5 3 5 6 4 3 3 5 39 79
+3 +3
put 1 1 1 3 1 2 2 2 2 15 2 3 2 2 4 2 1 2 2 20 35
topics *1 *2   *3 *4                   *5   *6      

*1・・・書きたくないけど本文参照。
トホホ度5

*2・・・たまたまです。ウホホ度2

*3・・・忘れたいけど本文参照。
トホホ度5

*4・・・HDCP9のごく短いパー4です。ウホホ度3

*5・・・無かったことにしたいけど本文参照。トホホ度4

*6・・・グリーンセンターを狙ったウェッジショットが偶然ピン方向へ飛んだというラッキーです。
ウホホ度2


ウホホ24.5p(7p+パー1.5pX11+寄せワン1px1)VSトホホ14pでウホホの勝ち(ウホホ19勝13敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
3バーディ
2ボギー
1ダボ
2トリプル
79
(+7)
83.1
平均パット数
Putting average
1.944
(35)
1.858
(33.45)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
16.7
(3/18)
7.30
(1.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
72.2
(13/18)
50.5
(9.1/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
83.3
(15/18)
85.4
(15.4/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
77.8
(14/18)
44.9
(8.1/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
84.7
(15.2/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
57.1
(8/14)
68.7
(9.6/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
222.1 225.9
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(1/3)
32.3
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
77.8 73.9
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100 63.2
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
72.7 64.4
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
64.3 65.2

 さて私である。スタートホールのティショットから、いきなり中途半端な合わせにいくスイングで左引っかけ。ボールは何の問題もなく軽々とOB杭を超えていった。

 何年ゴルフやってますか俺。

 前進4打からは変なダフリ球で100ヤードしか飛ばず、5打目は右へ飛びすぎてバンカーへ。

 ちょっと落ち着いたらどうですか俺。

 距離のあるバンカーからエッジまで運び(6打目)、そこから何とか1mに付け(7打目)、1パット。

 コンペの出だしからトリプルボギー叩いてるのは私です。

 2番は瓢箪から駒(つまりたまたま)でバーディ、3番パー3はワンオンせずアプローチも寄らず、でもパットがたまたま入ってパー。ここで俺はゴルフの奥義を掴んだ。

 ボギーでいいか、と本心から思って打てば何故かパーパットは入る

 多分、そのリラックス感がスムースなストロークをさせ、良い結果につながるのだろう。でも本気でそう思わなくちゃダメだ。よって「ボギーでいいや、と思ったら入る」と意識してしまうのは本心からボギーでいいと思っていなくてパーを取りたいという欲があるからダメだ。って判りにくいですね。

 奥義を掴んだ私は、しかし続く4番でまたオモローな事をやらかす。ティショットはスライスして右ラフ。ボールは2本並んだ木の真後ろで、そのあいだを抜けそうな気が一瞬したが思いとどまり、横へ出すだけにした(ミスしてフェアウェイまで行かなかったけど)。

 3打目、謙虚な選択をしたのでうまくいくはず・・・・などというのは幻想であり願望であり、腕を正確に反映してグリーン左へこぼす。4打目、ピンが近くなのでフェースを開いて柔らかく・・・などとできもしないことをやって(アプローチヘタなのに)、色に例えると蛍光ピンクぐらい派手なトップを打つ。

 パー4で2つも3つもミスが重なった段階で、

 何故ダボでいいという謙虚な気持ちになれませんか俺。

 そんな私に贈る言葉。

 自分がトホホであると認めないトホホ野郎は、もっともタチが悪いトホホ野郎である(B.ダーウィン・・・嘘)

 グリーンの反対側から3パットして素トリ。わはは。その後は持ち直し、ラッキーなバーディもあって前半は2バーディ2トリプルで40。

 そして後半、自分の事よりM田さんの70切りに集中してたためか、1バーディ2ボギー1ダボ(4パットとかしましたが何か?)であれよあれよの39。私がM田さんに感謝せねばなるまいと言えよう。

 というわけで、最後に名言を一つ。

 謙虚な判断と正しいスイング。それ以外は考えるな

 って思った。

  2008/8/4 (739266hit) 全英女子オープン雑感


 全英オープンのことはThe Openとかジ・オープンって書くのに、女子の方は「全英女子オープン」って書くのは、RICOH Women's British Openって書くのが面倒くさいだけという、面倒な事が大嫌いな編者ではある。

 というわけでワクワクの4日間が終了したわけだが、「なんだhiroって陳腐じゃん平凡じゃんダメじゃん幻滅ぅ〜」と思われるのを覚悟で正直に感想を書こう。今年は3日目まで「嬉しい誤算でもワクワク」、最終日は「やっぱり・・・」っていう感じ。

 「一番悔しがっているのは見ている側でなくて本人だ」という声も、「メジャーで3位と5位と7位。結果的には善戦したじゃないか」という声も、「申智愛が強すぎた」という意見も承知である。でも、でも・・・・やっぱり勝って欲しかった!!

 今回ほぼライブで不動と藍ちゃんのプレーを見た(衛星放送だったので桃子はあんまり映らなかった)が、申智愛や韓国勢と日本人選手の差はほんの紙一重、でも、その紙1枚が無茶苦茶分厚いんだよね。

 あと1つだけ勝負所のパットを沈めるとか、あと1ホールだけティショットをフェアウェイへ運ぶとか、あと10cmパットを強く打つとか・・・書いてしまえばそれだけなんだけど、それこそが世界で勝つものとそうでないものとの差なのかなあと。

 そしてその「紙一枚」は、スコアにはっきりと現れている。下の表は、8位までのプレイヤーが最終日のフロント9とバック9をいくつでラウンドしたかを表したものである。

Position Player Front9 Back9 day4 total
1 シン ジエ -3 -3 66 -18
2 ヤニ ツェン -2 -4 66 -15
3T チ ユンヒ -3 -2 67 -14
3T 不動 裕理 0 -1 71 -14
5 宮里 藍 -2 0 70 -13
6 C.カー -1 -1 70 -12
7T R.オチョア -3 0 69 -11
7T 上田桃子 -2 -1 69 -11

 結果論になるかもしれないけど、上位3名の韓国・台湾人選手と日本人3人には、最終日だけで2〜4打の差があるんだよね。バックナインに限ると、上位3人の平均スコアが-3なのに日本人選手はイーブンパーか1アンダー。

 この爆発力というか気合いというか火事場の馬鹿力というか、それが「紙一重」の差なのかなと思ったりする。もちろん経験や技術もあるだろうけどね。


 特に不動とシンジエは一緒にラウンドしていた分、シンジエのアグレッシブさと比較して不動の淡泊さが目に付いた(ような気がする)。グリーンを狙うショットも、ミスショットだったのかもしれないけれど、結果的には安全な位置へばかり乗ってたような気がするし。

 つまり守るべき所は守り、攻めるところは攻めるという作戦だと思ったのだけど、肝心の「攻める」が不発に終わっちゃったような印象だった。


 そして、試合が終わったあとのコメントを聞いて。藍ちゃんは長い間の不調があったので、「(悔しかったけど)いいプレーが出来ました」「自分をコントロールできた」というのも仕方ないと思う。

 でもね、不動のコメントが「納得できるゴルフだった」「(メジャータイトルは)狙って獲れるものでもない」「自信になりました」「(来年の出場権が得られて)嬉しいです」というもの。

 心の中では気が狂いそうなぐらい悔しいのかもしれないし(多分そうだろう)、よってこれらの言葉は本心ではないかもしれない。ただもし、この言葉を真に受けるとしたら、負けて納得してるという事だ。それってどうよ?っていうか、

 6年連続賞金王が今さら「自信になった」は無いんじゃぁ・・・?


 不動にはもっと「ふてぶてしさ」があってもいいんじゃないかと思った。
 

  2008/8/5 (7396854hit) アスリートゴルファー


 アスリート。英語ではathlete。辞書では運動選手、スポーツマン、スポーツ愛好家、スポーツ選手、競技者という意味だ。

 これが、いわゆるアスリート(系)ゴルファーという言い方になると、定義は以下のような感じになるだろうか。

 競技ゴルフを主体にラウンドをするアマチュアゴルファー。あるいは、ひたすら上達することを目的に、真摯にストイックにゴルフに打ち込む者

 でね、ここからは完全に私見なんだけど・・・・

 アスリート(系)ゴルファーっていう言い方、何かだいぶ恥ずかしくね?

 それはあたかも「カリスマ●●」のような、そして陳腐な「●●王子」のような、あるいは「巨匠」や「匠」や「〜の魔術師」系の、インチキマスコミでよくある煽(あお)り言葉に近いものがあると思うのだ。

 ゲーノージンが通い、ちょっと有名になっただけで「カリスマ・ヘアアーティスト」の一丁上がり。若くてイケメンだとすぐ「王子」扱い。奇抜でとても住めない家を建てる「建築界の魔術師」に、たかがラーメン屋のオヤジが「スープの匠」って、聞いてる方が恥ずかしくなる。

 百歩譲ってその「匠」が素晴らしい仕事をしているとしよう。で、誰ともなく「あいつはまさに建築界の魔術師だ」とか「あのスープは匠の技だ」などと言うのはまだ理解できる。でもね、ホントに仕事をまっとうにしている人なら、そんな気恥ずかしいニックネームを付けられて、迷惑に思う事はあっても喜ぶなんてまずあり得ないと思うのだよ私は。

 ましてや、自分で「カリスマ〜」や「〜の匠」を名乗ったり看板に書いたりするって・・・・失礼だけど、自意識過剰の恥知らずって思っちゃうんですけど。


 で、そこまで大袈裟ではないにせよ、「アスリート(系)ゴルファー」という言葉にもそういう匂いがするんだよね。だって、仮にもアスリート(ゴルファー)と名乗るからには、

 仕事は金儲けの手段、ゴルフに人生のエネルギーの殆どを費やしている

 毎日のランニング、週3回のジムワークは欠かさない

 競技にピークを持って行くため年間計画を立てる

 大事な試合には、泊まり込んで複数回の練習ラウンドをこなす

 もちろん練習はほぼ毎日最低500球、プロにいつもチェックしてもらいながら打つ

 家庭を犠牲にする事もまったく厭わない


 ぐらいの事は軽くして頂かないと、「アスリート」の名がすたる、と思うんだけど。


 えっと、しつこいようだがど、これはあくまで私が「アスリート」という言葉で思い描くイメージであって、月例に欠かさず出て、ノータッチでラウンドする自分を「アスリートゴルファーだ」と思っている人にいちゃもんを付けるつもりは全くない。


 ただ、どうか私の事を「アスリート」だとか「ドライバーの匠」だとか「炎のバンカーショッター」だとか「ロングアイアンの魔術師」だとか「カリスマゴルフブロガー」などと呼ばないで下さいお願いします(←誰が呼ぶかっ!!)。

  2008/8/6 (740058hit) スクエアに立つ


 「スクエアに立つ」という言葉がある。スクエアにも色々なレベル・定義があると思うが、ここは一番シンプルな「飛球線に対して平行に立つ」と考えて頂きたい。

 これは、ゴルフのスイングにおいてできそうでできない事の一つらしいのだが(プロでもいつもスクエアに立つのは難しいらしいね)、それ以前にアマチュアの場合、スクエアに立つ意識が希薄だったり、その重要性に気づいていなかったり、気づいていても黙殺してたり、できていると勘違いしているケースが非常に多いのではないかと思うのだ(もちろん私もそうだ)。

 レッスン書はスクエアに立つ方法として「足・膝・腰・肩のラインを揃える」とか「背中を飛球線と平行にする」なんて事を平気で書くわけだが、毎日コーチに見てもらいながら練習できるプロじゃあるまいし、背中に眼が付いてるわけでもないし、アマチュアがそんな事を本気でしようとしたらそれだけで短い一生が終わってしまうだろう。

 それに、上にも書いたが「そんな事考えなくても、ずっとゴルフをしてたら何となく(スクエアに)立てるようになるんじゃないの?」という思いこみがあるような気がするし(もちろん私がそうだ)。

 でもその思いこみは全くの間違いである事に気づいたのだ。きっかけはこうだ。

 私はスライサーなので、練習場で特に長いクラブを持った時、マットに平行ではなく軽くオープンスタンス(左足をやや後ろに引いて)で構える。で、マットにの平行に対してアウトサイドイン(足に対しては平行)にクラブを振るクセがあるのだが、ふと思いついて肩のラインに注意を払ってみると・・・

 肩が全然オープンになってないのだ!

 そう、下半身は左を向いているのだが、上半身は無意識にマットに平行のまま!つまり肩が飛球線より右をむいていて、上半身だけクローズになっていたのである。

 イメージはオープン、足もオープン、肩はクローズって・・・まともな球が打てるはずがない。

 その後、できるだけ肩を両足のラインに合わすようにしてみると、そこそこ思い通りの方向へ球が飛び出した。っていうか少なくとも逆球は出なくなった。っていうかほんの気持ちだけど。


 結論:少なくとも両足のラインと肩のラインぐらいは合わせてみましょう。

  2008/8/8 (740676hit) 奈良万葉カンツリー倶楽部(その1)

 仕事関係のコンペで奈良万葉カンツリー倶楽部へ。

 奈良市内を臨む若草山。その南部に位置する奈良万葉CCは、名匠・上田治設計で、40年の歴史を誇る落ち着いたコースである。

 土地選びに厳格であった井上誠一と違い、上田治は頼まれればどんな土地にでもコースを造ったという。そういう気風が「静の井上、動の上田」(←適当に書いたら間違ってた)「柔の井上、剛の上田」という設計思想の違いを生んだ。

 この奈良万葉CCも丘陵地に位置し、決してゴルフコースとして恵まれた土地ではない。距離も長いとはいえないし、多くのホールは山肌を縫うようにフェアウェイが横切り、無心にドライバーを打てるホールは数えるほどしかない。

 しかし、実際に2打目地点へ行ってみるとフェアウェイはあっけないぐらい広い。上田マジックである。グリーンまで見渡せるホールも多く、狭くてもフェアな設計は何度ラウンドしても飽きないと思われる。

スタート室前からは奈良南部を一望できる


 さて、というわけで今日はできるだけ多くのホールを解説してみよう。インスタートだったので10番から。

10番・320y・パー4

 軽い打ち下ろし。

 左の林ぎりぎりを狙えばウェッジのコントロールショットになるのだが、左のように俯瞰でみるのとティグラウンドから見るのとではそのプレッシャーの度合いが全く違う。つまりどうしても右へ逃げてしまう。

 ティショットは3アイアンで当たり損ねのトップスライス、右の山裾斜面。

 2打目、ラフから9アイアン。右を狙って打つも、芯を食わずやっぱり左へ。でもキックが良くてラッキーなパーオン。

 2パットでパー。

11番・365yパー4

 グリーンまでなだらかに打ち上げていて、実際より20〜30yは長い。

 ティショットは久しぶりにチョロ。トホホ。でも池に入らずラッキー。2打目、7アイアンでレイアップ。

 3打目はPWでうまく打つも、狙いより8yほど右へ飛んでグリーンをこぼす。グリーンセンターを狙うんちゃうんかい俺。

 アプローチが奇跡的に寄ってボギー。ここをボギーで踏ん張れたのは大きかった。


13番・300yパー4

 この日は白ティから260ヤード。1オンも狙えるサービスホール。

 ティグラウンドとグリーン面は平行だが、途中が谷になっていてフェアウェイは打ち上げ。左が恐い。

 ティショットは狙いよりちょっと右へ出てラフ(ただし狙い通り・・・爆)。ボールが見つからずロストボールか・・と思ったら、全員で捜してくれてT田さんがちょうど枯れ葉の下に潜り込んでいたボールを見つけて下さった。多謝。

 その恩に応えるため、ウェッジで会心のパーオン(って40yですが)。

 2パットでパー。

14番・140yパー3

 この日最大のトホホホール。

 右端手前に切られたピンに対し、ぎりぎりの9アイアンで狙うも軽くふけてバンカーイン。

 ニアピンホールだからピンを狙ったんだけど、中部銀次郎でさえパー3はセンター狙いに徹するのに、お前は何様かと。

 バンカー内のボールは目玉、しかも胸まであるあごのすぐ後ろ。薪割りの要領でぶっ叩くも当然出ず。まあここまでは仕方ない。

 3打目は何の変哲もないバンカーショットだったのに、10y先のピンに寄せようとこの期に及んで欲を出し、砂を深く取りすぎて乗らず。このあたりがトホホ野郎の真骨頂である。

 4打目で寄せて1パット、ダボ。

16番・580yパー5

 インコースでもっとも印象に残る、面白いホール。

 ティショットはなだらかに打ち下ろしていき、230〜250yで崖(OB)。2打目は打ち下ろしで落下地点のフェアウェイは狭く、そこへ左足下がりのライから打っていかなければいけない。

 ティショットは3アイアンでフェアウェイ左。2打目、7Wがうまく打ててフェアウェイやや左のベストポジションへ。

 3打目は14番でショートした9アイアン。打ち上げの135ヤード。無意識に「また届かないのでは・・・」と考えたのだろう、渾身の力みまくりショットで左引っかけでグリーン左端にオン。トホホ。

 ここは長いパットが残るとグリーンが難しい、というのは言い訳で、ただ単にヘタなパットで3パットボギー。

 ショットが良くてもパットがダメな私はいつまでたってもトホホごるふぁーから脱却できない。

 17番、140ヤードパー3。パーオンするも短いパットを外して3パット。

 18番もティショットは良かったが2打目のウェッジショットを派手にダフリ、グリーンに乗っただけ。2パットでパー。

 というわけで、前半は3ボギー1ダボの41。スコアはそう悪くないけど、7回パーオンして18パット(バーディなし)はちょっとクヤシイ、っていうかヘタなんじゃないの、パット?はい。

(後半に続く)

  2008/8/9 (741000hit) 奈良万葉カンツリー倶楽部(その2)

8/7・奈良万葉CC・松竹・白ティ・Par72(コースレート?)・晴れ
hole 10 11 12 13 14 15 16 17 18 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 4 5 4 3 4 5 3 4 36 5 4 4 3 5 3 4 4 4 36 72
score 4 5 5 4 5 4 6 4 4 41 5 4 4 3 5 3 4 4 5 37 78
put 2 1 2 2 1 2 3 3 2 18 1 2 1 1 3 2 1 2 3 16 34
topics   *1     *2           *3   *4   *5     *6 *7  

*1・・・昨日の日記参照。
トホホ度3

*2・・・昨日の日記参照。トホホ度4

*3・・・本文参照。
トホホ度1

*4・・・本文参照。トホホ度3

*5・・・本文参照。トホホ度2

*6・・・HDCP1の名物ホールでパーは嬉しい。
ウホホ度3

*7・・・完璧だった。グリーンに乗るまでは・・・
トホホ度1


ウホホ26.5p(3p+パー1.5pX13+寄せワン1px4)VSトホホ14pでウホホの勝ち(ウホホ20勝13敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
4ボギー
1ダボ
78
(+6)
83.0
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.862
(33.51)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 7.09
(1.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
72.2
(13/18)
51.2
(9.2/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
94.4
(17/18)
85.7
(15.4/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
66.7
(12/18)
45.5
(8.2/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
84.8
(15.3/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
68.8
(9.6/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
212.6 225.5
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
100
(4/4)
33.3
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
81.3 74.1
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100 64.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
86.4 65.1
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
60.0 65.1

 前半を終わって5オーバー。後半も同じような感じで行ければいいな(でももうちょっとパットが入って欲しいな)と思いつつスタート。

 1番・460ヤードパー5。

 広々とした、軽い右ドッグレッグのパー5。

 しかしティグラウンドに立つと、正面に林が立ちふさがり、右には広くて深い窪地が目に入る。

 それらは引っかけとスライスの両方を拒絶しているように見えるため、冷静なジャッジをしないと罠にはまってしまうのだ。恐るべし上田マジック。

 ティショットはまずまず、2打目の7Wもパーフェクト。

 しかしアプローチをトップして奥へこぼす。トホホ。4打目が何とか寄ってパー。

3番・320yパー4。

 ここもも短くて狭い。ヘタレの私は迷わず1280円の初級者用3アイアンを持つ。

 右がOBなので左ラフからフェードのイメージ(志だけは高く)で打つもフェードが掛からずそのままラフ(珍しい事ではない)。

 ラフから打ち上げの2打目。80yもあるのに、ピンが手前だからと56度のウェッジを持ち、案の定届かず。

 何度同じ過ちを繰り返すのか。俺はアホか?
 

5番・500y・パー5

 グリーンまでずっと打ち上げの右ドッグレッグ。

 ティショットはこの日一番の手応えでフェアウェイやや右。

 2打目、打ち上げの190ヤード。3アイアンの距離だけど右奥が危険という事で4アイアンを持とうとしたが4アイアンはフェアウェイから打てないので花道狙いで5アイアンを選択。

 でね、こういう時に限って良いショットが出るんだよね。珍しく真っ直ぐ飛んでグリーン手前にオン。

 奥のピンに対して25yのイーグルパットは、4ヤードショート・・・orz。

 当然これも入らず、3パットパー。

 さて、ここから鼻持ちならない自慢が始まりますので、するっとスルーの方向で(だったら書くなよ)。

8番・385y・パー4

 HDCP1の最難関ホール。ティショットは220〜230yで池へ。ティグラウンドから見えない、狭い右フェアウェイを狙うか、それとも池の手前にレイアップするかの選択が迫られる。

 もちろん根性なしの私は見えるところへ3アイアンでレイアップ。まずまずのショットだけど、当然もろ池越えの2打目が残る。

 2打目地点へ行ってみると、フェアウェイのライはなかなか良い。ラッキー。残り180yを5アイアンで。

 これがまあ、出来過ぎで会心の一撃でサイコーにナイスなショットで、ピンハイにオン。

 2パットのパー。嬉しいナリ。

 8番ホールを終わり、後半はあれよあれよのパープレー。どうなる最終ホール?!

9番・410y・パー4

 8番より長くて難しい気がするのになぜかHDCP7のホール。

 220y以上で谷底、右は池、左はOB、フェアウェイは30y程度の幅という、プレッシャーの掛かるティショット。

 伝家の宝刀・1280円の(もうみんな知ってるって)3アイアンが火を噴き、フェアウェイ右端のフラットライという絶好のポジションに、たまたま飛ぶ。最高にラッキー。

 2打目、残りは190y打ち上げで、本来なら3アイアンだけど右へミスしたらバンカーが難しそうだし、4アイアンでも行きそうだけどシャンク・引っかけ・ダフリ・トップなどどんなミスでも出そうだったのでさっきのホールでうまく打てた5アイアンを選択。やっぱり自信が大事だ。

 奇跡は二度起きた。なぜかグリーンに真っ直ぐ飛ぶボール。転がってグリーンオン。

 残り22yのパット。っていうかなぜ今日に限ってピンを奥に切る?

 ファーストパットは思いっきり芯を外して5ヤードもショート。トホホホホホホ。次も入らず、ちょっとクヤシイボギー。

 結局最終ホールボギー、でも久々の37はチョー嬉しい。コンペの結果も、5位入賞で米+日本酒+天然塩のセットをゲットしたのでありました。でもベスグロには一打及ばず。やっぱり最終のパットが・・・


 

  2008/8/10 (741224hit) 奈良万葉カンツリー倶楽部(その3)


 もう一日だけお付き合いを。

 一昨日私は、「奈良万葉CCはドライバーを無心に打てるホールが少ない」と書いた(あの、決して悪口じゃないです)。具体的にはどうだったのか、私がティショットで使ったクラブを列記してみよう。

ホール クラブ 理由
10 3アイアン 左が狭くて短いから
11 ドライバー
12 ドライバー
13 ドライバー 短いけど広い
14 パー3
15 ドライバー
16 4アイアン 210ヤードで谷
17 パー3
18 ドライバー 短いけど広い
1 ドライバー
2 3アイアン 短いから
3 3アイアン 短くて狭いから
4 パー3
5 ドライバー
6 パー3
7 ドライバー
8 3アイアン 220yで池
9 3アイアン 220yで池

 ここで説明しよう。hiroのドライバーは基本スライスだが、時々気が狂ったような左引っかけが出る(チョロもする)ので、根性無しの彼は左が恐いホールや左ドッグレッグでは間違っても左へ行かない(スライスしか打てない)3アイアンを持つのである。


 当日、白ティからのプレーだった事もあり、パー3を除く14ホール中、半数に近い6ホールでアイアンのティショットを選択した事になる。だから面白くなかった、のではない。だから面白かった、のだ。

 短いとか狭いとかで3アイアンを使うのは私が単にヘタレだからであるが、奈良万葉CCの場合は短くてもドライバーの方が簡単な場合もある(13番、18番)し、ティショットの是非で2打目の難易度が極端に変わるホール(8番、9番、16番)などもある。

 つまりティグラウンドで2打目以降の事を考えて打たないと、ボールの所まで歩いていって途方に暮れる事になるのだ(まあ私の場合考えてもその通り打てる確率は低いのだが)。これはドライバーぶっ飛ばし+次はウェッジ、いう単調なコース(どことは書かない)よりもはるかに面白い。

 ちなみに、彼が設計したコースは、関西の代表的なコースに限っても

小野ゴルフ倶楽部(兵庫)
播州東洋ゴルフ倶楽部(兵庫)
花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫)
加西インターカントリークラブ(兵庫)
下関ゴルフ倶楽部(山口)
大山ゴルフクラブ(鳥取)
若松ゴルフ倶楽部(福岡)
古賀ゴルフクラブ(福岡)
富士カントリー可児クラブ 可児ゴルフ場(岐阜)
宇治カントリークラブ(京都)
奈良カントリークラブ(奈良)
近鉄賢島カンツリークラブ(三重)


など、非常に多い。さらに、殆どのコースがGDOで予約できる。というわけで、今後も上田治氏設計のコースをラウンドしていきたいと思った。

  2008/8/11 (741411hit) 準備ができているか


 最近よく思う。ゴルフがうまい人とは、準備ができている人なんだと。

 この準備には色々な意味がある。例えば、ラウンドの前日は疲れるようなことをしない、極度にワクワクしたりもしない、つまり肉体的にも精神時にも、次の日にラウンドする準備ができている。

 ラウンドの朝、時間の余裕を持って起き、余裕を持ってコースへ着く。つまりラウンド前にあたふたしない心構えができている。コースへ着いてもティオフまでにすることを自分で決めているので、あわてない。自分なりの、朝の決められたルーチンが判っているのだ。

 ティグラウンドに立つ。今日のラウンドは何が目標なのか?スコアか、ショット内容か、楽しむことか。その答えも上級者ならすでに出ているはずだ。

 そしてティオフ。朝イチのショットでは何に気をつけるべきか。どういう事に気をつけてスイングするのか。どういう球を打つのか。そしてどういうショットを組み立ててスタートホールを攻略するのか。無意識のうちに上級者は考えているのではないだろうか。

 いろいろなショットについてももちろん例外ではない。バンカーに入ったら何に気をつけて打つのか、左足上がりならどうすべきなのか、こういうライからのアプローチの注意点は・・・と、色々な状況で自分なりの答えがすぐに出てくる

 ミスしても、トラブルショットになってもあわてたり動揺したりしない。なぜなら、ゴルフではそういうことがあって当然だという心の準備ができているから。そして気持ちを切り替える方法、具体的なショットの方法、そしてこのトラブルから最小限のストロークでホールアウトする方法を自分の引き出しから出してくる。つまり引き出しに準備してる。

 逆に、もし苦手なクラブがあったり、練習不足だったりした場合は徹底的に練習する。練習して、コースで打てるようになるまで打たない。あるいは安全な状況でしか使わない。それもひとつの準備だ。


 「ゴルフは記憶力のゲームだ」という言い方があるが、「ゴルフは準備のゲームだ」とも言えると思う。ラウンド、スイング、ショット、トラブル、いやな同伴者、天候など色々なことに対して、どこまで自分なりの、きちんとした答えを出せる準備ができているか。それこそがうまいゴルファーの証ではないかと。

 準備不足の行き当たりばったり(注:私のことです)では、良い時は良いけどちょっと歯車が噛み合わなくなったらとたんにガタガタと崩れてしまい、薄暮のハーフプレーとはいえ出だしでトリプルを叩いたり7Wで2連続暫定球を打ったり(しかもご丁寧に2つあるパー5の打目で2回とも)してハーフ45も叩いてしまうのである。

  2008/8/12 (741733hit) トホホなラウンドから学ぶ


 球聖・ボビー ジョーンズはいくつかの名言を残しているが、もっとも有名な言葉の1つはこれだろう。

 「人間は、自分が敗れたときこそ種々な教訓を得るものだ。私は、勝った試合からはかつてなにものをも学び得たことはなかった。」

 そう、敗れた時は自分のミス。そしてゴルフはミスのゲーム。つまりミスショットこそ明日のナイスショットのヒントであり、己を知る第一歩であり、コースマネジメントの勉強なのである。

 というわけで、試合でも負けたわけでもないけど超トホホだった一昨日の薄暮プレーを、明後日のために振り返ることにしよう。カッコ内の青地は私の心の声&反省である。


 1番パー4(383y)。ティショットは先っぽで右プッシュ(1番ホールはボールとの位置が遠くなりがちなのか、先っぽに当たってのプッシュスライスが多い。気をつけよう)。2打目、9アイアンを軽くダフってショート(想定内)。3打目、何の変哲もない花道からのアプローチをトップ(アプローチがヘタだ)。奥から2mに寄せるも、これが入らず(根性なし。石にかじりついてもボギー死守せんかーい!)ダボ。

 2番パー3(217y)。ティショットは3アイアン。右スライスでグリーンを外す(この日は青ティからラウンドしたので、左が恐い2番で右に外すのはまあ仕方ない)。アプローチはピン下4m(せめてワンピンに寄せられんか?)。2パットボギー。

 3番パー4(392y)。

ティショットは右ラフ(狙いより10y右。想定内)

 2打目、軽いラフでつま先上がりという悪いライから3アイアンで打てるかどうか試してみるも、チョロ(100年早かった)

 3打目、何の変哲もない110y打ち上げ、しかもフェアウェイからPWで変なトップボール(ヘタだ)。グリーン奥の法面へ。

 4打目、ダフるがグリーンオン。上から6m、ファーストパットを打ちきれず1m残し、次も入らず(下りのパットでショートしていてはいけません)

 4オン3パットでトリプルボギー(ヘタだ)

4番パー5(529y)。

ティショットはやっと会心で304y(相当な打ち下ろしです)。2打目残り220y、いつもなら大きなバンカーの手前にレイアップするんだけど、練習のつもりで(言い訳)7Wで狙ってみるが・・・

 左に真っ直ぐ飛んで木に当たる(左のA)。打ち直しはさらに左へ飛んでさらにOB臭い(C)

 3発目は3アイアンに持ち替えて思い切り右を狙う(E)

 結局Aはセーフだったのだが、打ち直しでよけいにひどい球が出るのはちょっと如何なものかと(球を左へ置きすぎていたのと、打ち急いでトップが浅くなりクラブが先に降りてプルしたものと考えられる)

 7Wのフルショットはフェードで狙える所でないと打てないという事だな(ヘタだ)

 5番パー4(374y)。2打目、ラフから115y打ち上げ。9IかPWかで悩み、9Iで軽めに打つと大正解(ラフからは力任せに打たない方がよいという事か)、ピン下1.5mに(でもこれを外すんだな)。パー。

 6番パー3(149y)。8アイアンのティショットは手打ちで左引っかけ(ヘタだ)。アプローチをまたトップ(2回目です)。2パットボギー。

 7番パー4(393y)。3アイアンのティショットは開き直って会心(いつもそれくらい思い切って打てよな)。でも2打目の8アイアンは軽くダフってスライスしてグリーン右ラフ(8アイアンではちょっと大きいという頭があって、合わせにいくようなショットをしてしまった。なぜティショットと同じように思い切って振り抜けないのか俺?ナイスショットしてオーバーしたっていいじゃないか俺)。トップ目のPWが偶然50cmに寄って(アプローチミス3回目)パー。

8番パー5(581y)。

 ティショットはちょっと叩いてストレートボール(軽く左へ曲げるつもりの方がまっすぐ行く・・・スライサーなんだから当たり前か。っていうかチーピンを恐れず、思い切って左へ振り抜きましょう)

 2打目、再び7Wのリベンジ。でも今度は右へ(A)。さらに暫定球も右へ(C。さっきのホールみたいに左へ行かないよう、ボールを真ん中に置いて打ったらこんどは右だよ。トホホ)

 ラッキーな事に最初の球が木に当たってセーフ(綱渡りだ)。PWで1.5mに付けバーディーチャンス。

 このパットが入ったかどうか、書かなくても判るよね(入りませんでした)

 9番パー5(352y)。ティショットまずまず、2打目8アイアンでダフリ(3回目)、3打目のアプローチをまたまたトップ(アプローチミス4回目)、奥から何とか寄せて1パットボギー(こればっかり)


 というわけで、

 アイアンは振り抜こう!

 7Wを使う時は過信しない


 アプローチいい加減に何とかせえよ俺。

 そして、

 左ドッグレッグのホールには注意しよう!!(今回たまたま?)

 という事を学んだ私なのであった。

  2008/8/13 (742015hit) シンプル・イズ・ベスト


 アドレスでは

軽くあごを上げ、
両足裏の内側に体重を掛け、
肩の力を抜き、
両手グリップに一体感を持たせ、
特に左手小指はしっかり握り、
両足と両肩の線を飛球線に合わせ、
もう一度肩の力を抜き、
右肘は軽く体に近づけ、
腰は股関節から前傾し、
背筋は伸ばし、
もう一度あごを上げて下目使いでボールを見て、
右足内側に55%〜60%ぐらい体重を乗せる。


 そしてバックスイングは

頭が動かないようゆっくりヘッドを動かすことから始め、
トップまでを3とすればそこからインパクトまでは1のリズムで振るように心がけ、
グリップはできるだけ体から遠くへ離すように上げ、
コックはそんなに意識せず、
右腰が流れないように気をつけ、
右ひざの位置もできるだけ動かさず、
アイアンの場合は左ひざも動かさず、
トップまで決してあわてず、
トップ直前に下半身はダウンスイングを開始し、
トップで左手首はアドレスの位置をキープし、
右手首は脱力して甲側に折られ、
左腕はかるい緊張感を持って伸ばされ、
切り返しの始動もあわてず、
右手にヘッドの重みを感じるため、一瞬右手のグリップを脱力し、
しかし左手特に小指薬指中指はしっかり握りながら、
ダウンスイングは下半身を鋭く回転させるイメージで、
ただし上半身が左へ流れないよう
即ち頭の位置は不動
かつ飛球線に背中を向けたままグリップを真下に引き下ろすイメージで、
さらに腰は上半身より先行させ
右腰のすぐ横をグリップが通り過ぎる事によってインサイドからヘッドがボールに近づくよう留意し、
そしてそのためには右腰の横というか右足の上で振るようなイメージを持ち、
インパクト直前では力まないよう、
つまり腕は脱力したままでボールはあくまで通過点という気持ちを持って振り抜き、
その時も頭は動かさず視線を上げず、
インパクト後も上体の角度をキープし、
フィニッシュへ向かってよどみなく加速を続け、
フォローでは上体の角度をキープしたままヘッドが左へ抜けるよう気をつけつつ、
体重は十分に右足へ掛けながら、
そして左足は右足へ多少近づくような気持ちで、
後はフィニッシュまで振り抜く。



 ・・・っていうのを、練習場ではスイングの間に考えているのだが、あんまり長いのでコースではアドレスしたら

 ゆっくりヘッドを動かすことから始め、飛球線に背中を向けたまま振り抜く

 しか考えてませんが何か?

  2008/8/15 (742424hit) 生まれて初めての

8/14・きさいちCC・梅松・白ティ・Par72(コースレート68.7)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 6 4 5 4 4 4 3 4 6 40 4 3 4 5 5 3 4 5 4 37 77
put 2 2 3 1 1 2 1 2 2 16 2 1 2 1 2 2 2 2 2 16 32
topics *1   *2 *3         *4         *5 *6          

*1・・・2打目60yのアプローチをわざわざ刃で打つ(トップ)。ヘタだ。
トホホ度4

*2・・・2打目30yのアプローチを再びトップ。ヘタだ。トホホ度4

*3・・・短い(417y)パー5。2打目でグリーン手前のバンカーへ。バンカーショットはコン!って音がしてホームランしたと思ったらただ砂が異様に少なかっただけでピン上2mにオン。これを気合いで沈めて24ホールぶりのバーディ。ウホホ度3

*4・・・2打目のFWをダフリ、3打目110yからグリーンを外し、アプローチも寄らず。ヘタだ。トホホ度2

*5・・・3打目35ヤードのアプローチをみたびトップ。トホホ度2

*6・・・2打目、ラフからのPWが気合いの入ってない打ち方で下をくぐって20yショート。
トホホ度3



ウホホ26.5p(3p+パー1.5pX13+寄せワン1px4)VSトホホ15pでウホホの勝ち(ウホホ21勝13敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
2ボギー
2ダボ
77
(+5)
82.8
平均パット数
Putting average
1.778
(32)
1.859
(33.46)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56
(1/18)
7.04
(1.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
77.8
(14/18)
52.0
(9.4/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
88.9
(16/18)
85.8
(15.4/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
55.6
(10/18)
45.8
(8.2/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
85.1
(15.3/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
69.1
(9.7/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
237.4 225.9
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(4/8)
33.8
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
83.3 74.3
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
0 63.4
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
79.5 65.6
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
50.0 64.7

 PGAチャンピオンシップや、オリンピックや、終戦記念日や、内閣改造や、石油先物価格下落や、高校野球など、世間は相変わらず忙しいようだがまあそれはそれとして・・・

 3週連続の70台!!もちろん生まれて初めて!わーい!!


 1回はまぐれでも出る。2回も偶然に偶然が重なって起こりうる。でも3回はちょっと嬉しいかも(なんて書いてて、次大叩きしたりするんだけどね、俺の場合)。

 相変わらずアプローチを3回もトップするわ、アイアンは全部狙いより10y〜15y右へ飛ぶわ、ドライバーもおっかなびっくり振ってるわとトホホ満載ではあるものの、トップしたあとのアプローチがうまくいったり、アイアンもミスしてもグリーンの端かエッジに留まってくれてたり、ドライバーも大きなミスがなかったりしたことから、パーをたくさん拾う事ができた。

 まあ私のようなトホホ野郎でも、これだけの数ラウンドしたらそりゃあ上達するわなと思ったりもするけどね。で、調子に乗ってあんまり書くと自慢みたいに思われるかもしれない(いや、充分自慢してるってアンタ)が、70台が出る時って、落ち着いて考えてみると

 ドライバーは絶好調ではない(だから無理しない)

 アイアンも狙い通り飛ばないけど、同じ球筋が出る

 100y以上はグリーンセンター狙い(バーディはたまたまと割り切る)

 5m以上のパットを無理に入れようとしない→3パットが少なくなる

 1m前後のパットを必死に沈める


 という、どちらかというと謙虚な姿勢で淡々とラウンドした方が良いみたい。好調な時って、

 ドライバーをつい飛ばしたくなる(そしてOB・・・)

 アイアンでピンを狙いたくなる(そして入れてはいけないバンカーへ・・・)

 5m前後のパットを入れに行く(そして3パット・・・)

 気持ちに余裕がないから1mも外す(そして3パット・・・)


 という、ゴーマンなゴルフになってしまいがちだ。というわけで、


 ゴルフは調子がちょっと悪い時の方が成績が良いと思う。

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