日記362
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2024/8/2 (1677668hit)  真夏のGB月例@ディアーパークGC


 気がつけば8月。振り向いても、前を見ても、暑い日が続く。



 恒例の競技会、GB月例。2ヶ月に1回のこのコンペも115回目。

 昨日は奈良の山中、ディアーパークGCへ。このコースは4回目だけど、過去77・83・86と相性はまずまず。

 アウトは広くてドライバーをのびのび振れる気持ちいい9ホール、インは一転、アップダウンやドッグレッグが印象的なテクニカルなホールが続く。グリーンもこの時期なのに9ft出ていて、整備も素晴らしい。

 そのせい(どのせい?)か、真夏の珍事が。



 18ホール中11ホールでパーオン、2バーディ、前半パープレー、アウトインとも30台!


 すごく自慢したいところだけど、とんでもないラッキーなホールが5つもあった。

 3番では2打目残り190y、ユーティリティは引っ掛けてグリーン左へ、それが法面に当たり2mに(でも外す)。

 4番は3打目60yアプローチがちょっとダフリ気味に入って、それがたまたま1mに付く。

 8番パー5、この日初めて持った4Wを思い切り引っ掛けるも、OB杭ギリギリでセーフ。

 13番では2打目がダフリ引っ掛け、しかしバンカー先のマウンドに当たってピン方向へ、1.5mに。

 最終18番、この日一番へっぽこなティショット(大プッシュスライス)が左キックして一番広い部分のOB杭ギリギリに止まってくれた。レイアップして3打目が2mに寄ってくれてガッツパー。

 きっと女神が付いてくれてたんだろう。この5ホールで7打得してるもんね。

 暑さも大阪の平地に比べると3~4度涼しかったし、久しぶりの仲間とのラウンドは楽しかったし、いい1日だった。



 ・・・しかし、必死になって練習してた頃より調子いいんだけど、これを喜ぶべきか悲しむべきか・・・



2024/8/4 (1675300hit)  100を切る(90を切る)マネジメント(1)


 (ちょっとだけ調子がいい)今なら書けるシリーズその2。構想4ヶ月、大作です。




 100を切る、あるいは90を切るためのマネジメント術。

 「え、マネジメント?そんなものは上手い人がすることじゃないの?」

 そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。



 堀川未来夢プロ@YouTube曰く、「全てのショットを思い通りに打てるならマネジメントなどいらない。思い通り打てることが少ないから、マネジメントするのだ」

 つまり、



 つまりはまあ、そういうことだ。




 一言でマネジメントと言っても、ゴルフのマネジメントには実はいくつか種類がある

 コースマネジメント・・・ゴルフのマネジメントと言えば基本これ。コースをどう攻めればスコアが減るか考える

 セルフ(メンタル)マネジメント・・・自分の感情をコントロールする

 クラブマネジメント・・・戦略的にクラブをチョイスする


 と書いたはいいが、私も本当は詳しくは知らない(何やねんそれ)



 マネジメントについて書かれた本はたくさんあるけど、それでも技術論やスイング論に比べるとはるかに少ないし、ほとんどがコースマネジメントだけで終わっている。

 また、最初に書いたように多くのアベレージゴルファー(平均スコア100前後のプレイヤー)はその重要性について理解していない

 というわけで、私が50年のゴルフ人生で見聞きし、あるいは実践して確実に役に立ったマネジメントについて紹介しようかなという、極めておこがましい企画である。偉くもないのに偉そうに書く。ごめん。




 マネジメントは、本気でスコアを出そうと経験を積めば自然に覚える、あるいは自分なりのマネジメントを構築していくものである。が、アベレージゴルファーはその多くが無頓着で考えた事もないというケースが多い。つまり上級者とそうでない人の差がいちばん出る部分がここだと思う。
 
 だから今日からの(偉そうな)シリーズは、100を切れない人、90を切れない人にとってはひょっとしたらほんのちょっとは参考になるかもしれません。

 でも、80を切りたい人は回れ右してもっと上手い人のブログを見に行ってください。70を切りたい人はアメリカかオーストラリアにゴルフ留学してください。60を切りたい人は転生するか、悪魔と契約するか、二次元キャラになるか、R&Aの会長になってホールカップの直径を1080mmの大きさに変更してください。

 というわけで、本編。しつこいようだけど、アベレージゴルファー向けだからね。



 コースマネジメント

・ラフ>バンカー>林>池>OB

 ティショットで避けるべき場所の優先順位。右側へ行くほど避けるべき場所になる。フェアウェイ右がラフ、左がバンカーなら左のバンカーを避ける。バンカーと林なら林を避ける。

 理由はわかるよね。ラフならよっぽど深くない限り0.5打の損ぐらいで済むが、バンカーや林ならほぼ1打は確実に多く叩く。池は入った段階で1打以上が確定。OBは1打罰と距離の罰で2打損する。

 そんなの、あたりまえだのクラッカーだろって?そうなんだけど、例えば狭いホールで右が池、左がOBという状況で「OBを避けるため、最悪池に入っても仕方ない」とまで考えて打ってるだろうか?

 なんとなく入りそう(に設計されている)なバンカーを避けるため、反対側の林やOBに打ち込んだりしてないだろうか。大事なのは「きっちり決めて、その通り打つ努力をする」という確固たる意思である。

 だから、OBを避けた結果バンカーに入っても、池を避けた結果反対のラフに行っても、そのティショットは成功。それがショットマネジメント。


・パーオンにこだわらない(ボギーオンを目指す)

 何度も何度も書いているが、多くのアベレージゴルファーが一番誤解している点。パーオンしなくてはいけないという呪縛が大叩きへの序章。

 「ボギーオンでいい」と思ったらどれだけ楽にゴルフができるか考えよう。420yのパー4ですら、170y+170y+80yでいいのだ。ユーティリティ2回にウェッジショット。クラブマネジメント的にも同じクラブを2回続けて使えるというメリットは大きい。

 上の狙い方は一例で、当然200y+150y+70yでもいい。140y+140y+140yでもいい。つまり自分の得意クラブ、得意距離を残すだけでミスの確率は大幅に下る。もちろん、いつも計算通りいかないかもしれないけど、そういうことを考えてラウンドすることが大事ってことね。

 アベレージゴルファーの大叩きのパターンとして、「ティショットで大きなミスをして、それを取り返そうとして無理をする」「やみくもにパーオンを狙ってトラブルを招く」というのがあるけど、パーオンにこだわらなければそれを回避できる。

 言っておくけど、これ、ヘタだからパーオン狙うなっていう意味じゃないからね。上級者も、プロであっても、戦略的レイアップはいつも選択肢に入っているのだ。 



・残り距離を考えてから打つ

 上級者はティイングエリアから2打目のことを考えている。アベレージゴルファーならその必要はないが、せめて2打目以降はしっかり残り距離を考えてプレーしよう。

 「いや、ちゃんとGPSや距離計で測ってますけど?」それ、ピンまでですよね。で、単純に「届くクラブ」とか「できるだけ近くまで行くクラブ」を選んでません?それがダメなんですよと。

 上に書いたように、あなたに必要なのはボギーオン。だから一番ボギーオンの確率が高いクラブの「組み合わせ」を考えないといけないんですよ。

 あくまでケースバイケースだけど、100yからでも「50y+50y」という組み立てが必要な場合もある(手前のハザードを避けるなど)。120yから110y+10yもありうる(バンカーに入らないよう、奥に乗せないようにあえてエッジまでの距離を打つ、など)。

 これが200yぐらいになると、上の「パーオンにこだわらない」でも書いたように無限の組み合わせがある。大事なことは、3打目のグリーンを狙うショットで一番確率の高い(得意の)距離を残すこと。100yフルショットでも、80yでも、60yでも、50yでもいい。

 え、100y以内で得意距離がない?大丈夫です。世の中には、続けて何発打っても怒られない施設がありますから探してみてください。練習場っていいます。


 長いので続く。



2024/8/5 (1679795hit)  100を切る(90を切る)マネジメント(2)


 リオオリンピック。辞退者続出した大会だったね。

 男子金はローズ(イギリス)、銀はステンソン(スェーデン)、銅はクーチャー(アメリカ)
 女子金はパク・インビ(韓国)、リディア・コ(オーストラリア)、銅はフォン・シャンシャン(中国)

 日本勢は男子が池田勇太(21位)と片山晋呉(54位)、女子は野村敏京(4位)と大山志保(42位)


 東京オリンピック。松山が満を持して。

 男子金はシャウフェレ(アメリカ)、銀がサバティーニ(スロバキア)、動がハン(台湾)
 女子金はネリー・コルダ(アメリカ)、銀が稲見萌寧(日本)、動がリディア・コ(オーストラリア)

 日本勢、松山は惜しくも4位タイ、星野陸也38位、女子のもう一人は畑岡奈紗、9位タイ。


 そして復活三度目のパリオリンピックで、ようやく念願の。

 金が圧巻の逆転劇で世界ランク1位のシェフラー。神がかってたね。銀は最後まで試合を引っ張ったフリートウッド。そして我らの英樹が銅メダル。ノーバーディも、バックナインでシェフラーぐらいパットが入ってたら・・・



 でも、こんな顔めったにしないもんね。マスターズで勝ったときより嬉しそう(笑)。おめでとう。

 マキロイは一歩及ばず、ラームはパー5のダボで自滅。オーガスタだけでなく、オリンピックにも魔物がいるんだね。あと、中島啓太は49位。



 8日から始まる女子も頑張ってほしいね。







 さて、コースマネジメント続き。

・バンカーを避ける

 アベレージゴルファーの大叩きトップ3に確実に入るのが、バンカーでの大叩き。プロや上級者ならともかく、一般的にバンカーではアクシデントが起こる可能性が高い。アベレージゴルファーなら尚更である。

 何発打っても出ない・・ということを幾度も繰り返していると、どんどん苦手意識が膨らむし、しまいにはバンカーが目に入っただけで普通のスイングができなくなったり、バンカーに入れたくない思いがミスを呼び、逆にバンカーに入れてしまう羽目に陥ったりする。

 知り合いのゴルファーは、あまりにバンカーで大叩きするため、バンカーに入るたびに草の種を撒き、バンカーを地道になくす活動をこっそりしている(もちろん嘘である)。

 もちろんバンカーショットを練習すればいいんだけど、バンカーからの脱出にはある程度きちんと打てる(狙ったところにクラブを落とせる)スキルが必要なので、アベレージゴルファーは徹底的に避けるのが基本戦略となる。

 フェアウェイバンカーはとりあえず出すこと最優先で、しかも出す場所が広いフェアウェイなのでここでは考えない。で、グリーン周りのバンカーの避け方だけど、単純に入らない距離を打つのが一番手っ取り早い(だからボギーオンなんだよ)。

 アイアンショットに多少の自信があれば反対側(グリーンの右にバンカーがあれば左サイド)という選択肢もあるだろうけど、右を狙って左へ行くのがアベレージゴルファーや私のようなアイアントホホ野郎だからね。
 


・パッティングのことを考えてアプローチする

 さて、ようやくグリーンのそばまで来た。残り30y。大きなミスをしていなければ次は3打目、ここから寄せられればパーだ・・・なんて考えてはいけません。寄せようなんて10年早いんです。あるいは10万発芝の上からアプローチ練習してから思うことです。

 いつも「できるだけピンに寄せよう」と思ってるなら、もうちょっと考えて打とう。とにかく上りの真っ直ぐを残すことが最優先。オーイ!とんぼで紹介されてた「よだれかけ」だよね。



 受けグリーンの手前からならオーバーさせない。横からならブレイクを考えすぎない(パットよりアプローチのほうが曲がりが少ない。当たり前だけど)。奥からならピンをオーバーさせる。これだけで1ラウンドで2打か3打は節約できる。1パットが増えるというよりも、アベレージゴルファーが多い3オン3パットが減るはずだ。

 「そんなん言うけど、狙ってできたら苦労せんわ。思い通り打てないことのほうが多いのに意味ないやん」という反論はごもっとも。でも、何も考えずに打つより確率は上がるでしょ?何度も書くけど、大事なのは「考えて打つこと」で結果ではないのだ。それが次に繋がるのだから。

 結果を求めてゴルフしたらろくなことにならないの、知ってますよね?



・上りか下りか、どちらへ曲がるラインか「きちんと」考えてから打つ(パッティング)

 これもやってる人からしたら当たり前だけど、「スタートからホールアウトまで」「どんなに短くても」徹底して考えているアベレージゴルファーは少ないんじゃないかな。

 特にショートパットを外した直後とか、ミスが重なった時とか、大叩きして気落ちした後とか、お先の時とか、何も考えずポコンと打ってしまう(そして外す)ことは意外と多い(経験者が言うんだから間違いない)。

 その1打が、100と99、90と89を分ける1ストロークになるかのしれないのだ。



・1mより短いパットは、死ぬ気で入れにいく

 ゴルフで一番難しいストロークは60cmとか80cmとかの、普通に打てばほぼ入るパット。入って当たり前ってやつね。これを外してしまうとストローク的にもメンタル的にもダメージが大きい。いや、その日のスコアを作るうえでも致命的になりうる。

 もちろんアマチュアだから外れることもある。プロなら1mだと99%以上の確率で入れるだろうけど、アベレージゴルファーなら8割といったところだろうか。でもこれを限りなくプロに近づける「努力をする」のだ。

 練習すること、自分なりの「真っ直ぐしっかり打つ」テクニックを磨くことも大事だけど、この距離を外すのはメンタルの影響が大きい。外してはいけないという思考が体のスムースな動きをスポイルするのだ。

 弱々しく打ってカップ直前で曲がったり、結果を知りたくて体が動いてプッシュしたり、強気に打ちすぎて引っ掛けたりリップしたりするミスはすべて技術ではなくメンタルの問題だ。

 上に書いたように、短い距離でもどちらへ曲がるか考えて打つことはもちろんだけど、その上で、どんな打ち方をするかきちんと決めて打つ事が大事だ。強めに打つ、入口を決めて打つ、保険をかけるか考えて打つ、曲がる前に入れる。

 短いパットは基本方向性が命だけど、1m以内でもカップを外さないといけないラインの場合は距離感(というか球の転がるスピード)をイメージして打つとか、ケースによって考えることはたくさんある。

 もし、苦手意識が強すぎてこじらせてしまった場合、かつてのジョーダン・スピースのようにカップ(狙い所)を見たまま打つというのも効果的だと思う。絶対ヘッドアップしない(ヘッドアップした状態で打つからね)し、強気で打てる。


 もうちょっとだけ続く。




2024/8/6 (1679841hit)  100を切る(90を切る)マネジメント(3)


 パリオリンピックプチ雑感その2。

 ヨーロッパの歴史は「戦争と殺戮」であり、モットーは「自分たち以外は敵、敵は人に非ず、皆殺しがデフォ」だった。なので、勝負とは勝つか負けるかではなく、殺すか殺されるか。そこには「正々堂々」とか「相手を称える」とか「武士道」とか「リスペクト」とか「ルール」なんてものはない。ただただ生き残ったもの、勝ったものが正義。

 つまりはまあ、野蛮な未開人なんだよ。

 だから選手村でフランス選手団の部屋だけエアコンを設置して他国の部屋には入れなかったり、政治力を使って自分の有利なようにルールを変えたり捻じ曲げたり、審判にあからさまな白人贔屓・フランス贔屓をさせたり誤審させたり、インチキがいくらでもできるデジタル抽選(柔道団体のね)なんかをしてもアイツラはな~んにも思ってないのだ。何をしても勝てばいいんだよ。後ろから刺そうが打とうが。だって負けたら死ぬもんねー。

 白人(フランス人・欧米人)だけが人間。他の人種は犬や猫と同じ動物扱い。LGBTはお文化的に容認しても、人種差別はDNAに刻まれているので息を吸うように差別できる。

 このオリンピックで、フランスがさらに嫌いになった。この野蛮人どもには、あと1000年経っても「人としての正しさ・美しさ・プライド」なんて理解できないだろうね。




 3日目。セルフマネジメントについて


 セルフ(メンタル)マネジメント

・見栄を捨てる

 アマチュアゴルファー最大の敵、それは見栄。見栄には2種類ある。

 あいつより飛ばしてやろうとか、一番(グリーンの)近くから打つんだから一番ピンに寄せないといけないいとか、バンカーから寄せたいとか、林から低い球でグリーンに乗せてやろうとかいう積極的な見栄。

 もう一つは、ミスしたくないとか、皆ドライバーを握ってるのにユーティリティでティショットしたくないとか、こんなところで刻むのは恥ずかしいとか、届くクラブがあるのにグリーンを狙わないのは格好悪いとかの、「ヘタレと思われたくない」見栄。


 まず、誰もあなたのゴルフに興味ありません。あなたがどんなクラブ持とうが、レイアップしようが、セカンドオナーになろうが何とも思ってません。ゴルファーは基本、自分のことしか興味ないんです。

 次に、無理して7とか8叩くよりも刻んだ結果のダボのほうが、誰が何と言っても価値が高いんです。いやむしろ、無謀な責めの結果オーライで取れたボギーより、戦略的に取れたダボ(そしてそれを恥ずかしく思わない事)のほうがカッコイイんです。

 アベレージゴルファーはラッキーボギーよりナイスダボを目指すほうが上達する。はい名言出ました。ナイスダボは次に繋がり、ダボがボギーに、そしてパーに進化するのだ。

 そしてさらに。仮に無謀な攻めが奇跡的に上手くいってパーが取れても、周りの人はラッキーだったと思いこそすれ、「上手い」とか「すごい」とは絶対思いません。なぜならあなたの普段のゴルフを知っているから。加えて、あなた自身に対しても「前回うまくいったから今回も攻めてみよう」と無謀な挑戦をさせてしまうため、百害あって一利なしなのです。



・パーにこだわらない(泥臭いボギーを目指す)

 コースマネジメントの「パーオンにこだわらない」とよく似てるんだけど、もう少し広い意味になる。

 ティグラウンドから、いやラウンド前から「自分にとってパーは10年早い、パーを狙う必要はない」と考えていると、無理する必要も力んで飛ばす必要もアプローチを寄せる必要もなくなり、肩の力が抜け、楽にラウンドできる。多少ミスをしても何の問題もない。ボギーでいいのなら。

 そんな中で、ビッグイニング(アベレージゴルファーならトリプルボギー以上)を作らないようにだけ気をつけてラウンドするのだ。パーにこだわらないとは、ボギーやダボを受け入れるということだからね。

 ティショット、セカンドがチョロなどの酷いミスでも3打目で乗せれば2パットでボギー。3打目で乗らなくても、もしエッジからパターで寄せられれば4オン1パットボギー。寄らなくてもダボ。これでいいんだよ、アマチュアは。

 また、大きなミスがでたら全力でダボを取りに行く、そもそも大きなミスを避ける(OBとか池ポチャとかね)、ミスを次のショットや次のホールで取り返そうとしない。

 こういう事を書くと消極的とか面白くないと言われる事が多い。ゴルフはロマンだと。でも、スコアにこだわることが最終的には一番ロマンティックだと思うんだけどなあ。



・自分の得意、不得意を見極める

 何をするにしても自分のことがわかっていないと成功はおぼつかない。得意・苦手なクラブ、状況、ライ、ホールをどう切り抜け、また苦手をどう避けるか。球を打つ前からミスを避けることは十分可能なのだ。



・練習場のショットは再現不可能と思え

 ホントにそう。練習場と同じ球が打てたら世のゴルファーの9割は80を切れるだろう。練習場で出る一番スカタンなショットがコースで出ると心得よう。



・諦めない

 これは自戒も含めてだけど、朝から調子が悪い、気持ちよく振れない、何故か力んでしまう、全然当たらない、パットもまっすぐ転がらない、短いのすら入らない・・・という日はある。

 そういう時、アベレージゴルファーは「今日は何をやってもダメだから、もういいや、練習ラウンドにしよう(スコア度外視で色々しよう)」と考えがちである。それを否定するつもりはないが、こういうクセが付くと「石にかじりついてでもいいスコアを出す」というメンタルを鍛えられなくなる。

 そりゃそうだよね。待ちに待ったせっかくのラウンドなのに、やること全てうまく行かない時は神を呪いそうになる。投げやりになり、落ち込み、破壊衝動すら起きてくる。もう今日はやる気なくなった、ってなる気持ちもわかる。

 でも、ゴルフって調子が悪い、うまく行かない、当たらない、というのがデフォ(フツー)だから。何をやってもうまくいくことなんてめったにないでしょ?調子が悪い時に諦めてたら、ラウンドの殆どを諦める気持ちでプレーすることになっちゃう。

 どんなに調子が悪いときでも諦めず、目標を定め、1ストロークでも縮める努力をする。それが、いつか来る「何をやってもうまくいく日」につながると信じて。


・Simple is Best

 とまあ色々書いてきたけど、振り方、打ち方はもちろん、グリーンの狙い方からパットまで、できるだけシンプルに考えたほうがいい。ゴルファーは足し算の思考をしがちだけど、コースでは引き算をするぐらいがいいと思う。

 ティショットは次に打てる場所へ、2打目はストレスなくグリーンを狙える場所へ、アプローチショットはピンの下かグリーンセンターへ。パットは寄せにいくか入れに行くかどちらか。トラブルショットは脱出最優先。これだけを考えて遵守するだけで確実にスコアは縮まる。

 「そんなん、うまく行かないほうが多いのに無駄だ」と思いがちだけど、考えてその通りにならなくてもいいのだ。何回も書いてるけど、大事なことは「考えてゴルフをしてるか」だからね。それがマネジメント。耳と耳の間でするゴルフ。

 考えなければ答えは出ない。でも「ヘタな考え休むに似たり」でもダメなのだ。

 
 もう一回だけ続く。



2024/8/7 (1679879hit)  100を切る(90を切る)マネジメント(4)


 最終回。クラブマネジメントについて



 クラブマネジメント

・ミスが多いクラブをバッグから抜く

 アベレージゴルファーの、いちばん簡単なスコアを減らす方法がこれ。

 1ラウンドで3回はチョロしたりOBが出る?ドライバー抜きましょう。フェアウェイウッドで2回に1回は大きなミスをする?抜きましょう。6番アイアンはうまく打てたためしがない?抜きましょう。ウェッジでいつもチャックリする?バンカー専用にして、9番で転がしましょう。

 100前後のプレイヤーは、きちんと打てる確率が高い5本~7本ぐらいでプレーしたほうが絶対スコア縮まります。保証します。

 ・・・って書いても、アベレージゴルファーの9割は絶対やらないんだよねー。やらない人はいろいろな理由(格好悪い、ドライバーを打ちたい、コースで使わないと上達しないと思う、お前の言うことなんて信じない)をつけてやらない。で、永遠に上達しない。大叩きして言い訳する人と同じ。

 まあそこまで言うなら騙されたと思ってやってみるわ、っていう人が残り1割の上達する人なんだけどねー。



・ドライバー以外に、ティショットで200y、(ドライバーより)確実に打てるクラブを作る

 ドライバーを抜いたらティショットどうするの?の答えがこれ。アベレージゴルファーがラウンドするのは、大体フロントティだよね。6000yちょっとから、長くて6300yぐらい。

 そのヤーデージでボギーオンベースでプレーするとしたら、ティショットは200yで十分。いや180yでもいい。何なら160yでもいい。だって、OBの確率を半分にするだけで2打から4打減るんだよ?

 いや、2打目の距離が残るじゃん、って思ってる?それが間違い。仮に380yのパー4を考えよう。ティショットが最高にうまく打てて230y。残り150y。150yからアベレージゴルファーが2オンする確率は10%以下。つまりほぼ3オンになる。変に狙うとバンカーに入ったりして大叩き。

 だったら、ティショット160yでセカンドが220y残っても、220yを2回で行くのと同じじゃん。110y2回でもいいし、140y+80yでもいいし、160y+60yでもいい。安全なところを狙っていく。確実な3オンでボギー。

 これこそがマネジメント。



・グリーンを狙うクラブは一番手大きいものを持つ

 私がかつてアベレージゴルファーだった頃の記憶から、そして様々なアベレージゴルファーとラウンドして思うことだが、アベレージゴルファーはグリーンを狙うアイアンショットで99%ショートする

 それは、うまく芯に当たらない、ダフる、薄く当たるなどの理由もあるが、もっと単純に自分のアイアンの飛距離がわかっていないというケースが多い。

 いや、練習場できちんと確認してるよという方へ。アベレージゴルファーよくやる間違いだけど、練習場で出る「最大飛距離」が自分の飛距離ではありません。こういうことね。



(数字は無視してください)

 あと、マットから打つ飛距離とコースで実際に出る飛距離では、後者のほうがどうしても短くなる。コースでは練習場みたいに振れないからね。

 で、それらが複合的に重なり、ショートするのだ。

 言い換えれば100回に1回のスーパーナイスショットを夢想し、99回オンの機会を逃しているわけだ。だからアベレージゴルファーはミスしてもいいように、いや、ちょっとしたミスを見越して1番手クラブを上げる事をおすすめしたい。



 番手を上げるべき理由はもう一つある。アベレージゴルファーは風や傾斜を過小評価するのだ。

 ちなみに傾斜の過小評価とはどういうことか。打ち上げ、打ち下ろしの計算も甘いし、ボールが置かれているライの傾斜について考えない、っていうか無知。

 例えば、1mでたった7cm登っている傾斜(左足上がり)に球が止まっているとしよう。そこで傾斜なりに構えると、アイアンのロフトは当然増える(空を向く)。その時、アイアンのロフトは何度増えるか。丁度4度つまりほぼ1番手下がるのだ。

 つまり、7番を持ったつもりがロフトが8番になるということだ。おまけに傾斜地からはフルショットできない。打ち上げを見越して大きめの番手を持ってもショートするのは、つまりそういう事だ。

 結構な打ち上げの場合、打ち上げ分で一番手、傾斜で一番手、アゲンストならさらに一番手。9番の距離を6番で打つ勇気が試される。

 ちなみに、打ち下ろしは風にもよるけど、シビアに番手を落とさないでいいケースも多い。

 ラウンド前に知っておくべき事を知っているだけで、数打縮まる。それがマネジメント。


・ハーフショットで7割の飛距離

 フルショットも満足に打てないのに、ハーフショットなんて練習する意味ない。まだ早い、使うことなんてない。フルショットも変になりそう・・・そんな反論に答えます。ハーフショットを練習すると、

 スイングの軌道など大事なことがわかりやすい
 スイングがシンプルになる(かもしれない)
 フルショットもうまく打てるようになる
 ハーフショットがうまく打てない場合は自分のスイングがどこかがおかしいと考えていい
 飛距離をちょっと落としたい時に使える(かもしれない)
 アゲンストで低い球を打てるようになる(かもしれない)
 林からの脱出などで実際に使える
 ハーフショットでもうまく打てば9割ぐらいの飛距離が出るので、力まないで打てるようになる(かもしれない)
 コースでハーフショットが打てればカッコイイ

 最後のは冗談だけど、練習する価値はあると思いますぜ。




 というわけで、長く書いてきた、偉そうで自分勝手なマネジメント。これであなたも夢の100切り(90切り)!

・・・ができたらいいね。



2024/8/9 (1679963hit)  38度の晴天のMの会


 気温こそ38度近かったが、湿度が低く適度に風もあったためか、比較的楽なラウンドだった。といっても、2回は水かぶったけどね。

 さて、3週連続70台なるか。



 まあね、そんなに甘くはないよねー。



 OB2つ、3パット1つ、バーディパットはことごとく入らず、後半はショットも乱れがち(パーオン1ホール)になり。何がいけないかって、いい感じで打ててるのが18ホール続かないってことだね。

 梅5番のOBは4アイアン、左が浅いのでそれを嫌がりすぎてプッシュしてスライスしてアウト。

 松5番のOBは普通に振ったつもりが下半身が止まって左45度に球が飛んでいってアウト。

 松3番の素ダボはティショットフェアウェイ右のちょいラフ、ユーティリティは打った瞬間左30度に飛んで樹の下へ、3打目45y、9アイアンの低い球で転がし上げて一番奥のピン右横6mへナイスオン、そこからファーストパットを1.5mショートさせて(だって傾斜がきついグリーンの横からだから、強すぎたらどこまでも転がっていくんだもん。しかも夏だからスティンプ7ftぐらいだったもん)3パット。

 までも、全体的にはそこそこいい感じでは回れてるので、良しとしよう。(10段階評価の6~7ぐらい)


 ただ、直接対決でN川弟子が良いゴルフをして、師匠の座から陥落。リベンジを誓う。



2024/8/13 (1680067hit)  パリオリンピック雑感その3(ほぼ女子ゴルフの話)


 なんかいろいろなインチキが多すぎて。だんだん見なくなってるんだけど、パリオリンピック。


 とにかく、審判や独自のルールが絡むといくらでも恣意的に操作できるもんね。スポーツクライミングで、身体が小さい日本人選手が不利になるようアンカーを設置したり(品性下劣)。

 その点、ゴルフはまだ比較的フェアな戦いになりやすいので見ていて安心できる。まあ畑岡奈紗のボール捜索事件とか、意地悪しようと思えばできるんだけどね。



 女子ゴルフ。山下美夢有、一時はメダルに手が届いてただけに16番の池ポチャは痛恨だった。インタビューでは今まで見たこともないような、むちゃくちゃ悔しそうな顔をしていたね。

 あれだけの技術を持った選手でも、0.1秒タイミングがずれたり3mmインパクトがずれたら天国から地獄。でもその0.1秒とか3mmは、技術ではなくメンタルなんだよね。結局は心と心の殴り合いだよねゴルフって。



 優勝したリディア・コ。5歳からゴルフを始め、そのたった1年後、6歳のときに家族でニュージーランドに移住。その時点で根性と気合が違う。6歳からメンタル鍛えてるんだもん。で、アマチュア時代には記録を次々と塗り替え、14歳でプロの試合で勝つ。

 そんな「物心ついてすぐにゴルフに人生を捧げてきた彼女」が、金メダルを取るのはある意味必然だったかもしれない。これでリオの銀、東京の銅と続き、念願の金。嬉しかっただろうね。「メダルスラム」って言われてるらしい。彼女のためにこんな造語が作られるのも名誉。


 結局、技術なんてそこそこでいいんだよ(えー編者は頭がちょっとおかしいので鵜呑みにしないでください)。鋼のようなメンタルとゴルフ脳さえあれば、ゴルフなんて簡単なんだよ(同上)。



 そう、ゴルフ脳。優勝するためにどういう攻め方をするべきか。リディア・コは終始、ラフと池を徹底的に避ける作戦でプレーしてたよね。右に池、左にラフだったら左のラフから持ち球のフェードでフェアウェイ左サイドを狙う。間違っても池へ行かないよう、保険をかける。

 ショットも飛距離を犠牲にしてフェアウェイキープ命。素振りかと見間違うぐらいの力感のないスイング。そして切れ味のあるアイアンで安全な場所へオンさせ、2パットでパー。ショートアイアンより短いクラブを持った時はピンを狙う。そして強気のパットでバーディ。

 ある意味王者のゴルフだよね。往年のタイガーを彷彿とさせるような。若干27歳で殿堂入りも快挙だし。


 というわけで、ゴルフはやっぱり耳と耳の間でするスポーツだなって思った。



2024/8/16 (1680162hit)  お盆に午前スルー


 お盆ということでMの会は休み。代わりに薄暮月例友達の4人が久しぶりに揃った。すなわちT石さん、N井さん、そしてN川さん。切磋琢磨し合う4人である。

 この日は早朝スルー、朝6時45分スタート。前半ハーフは雲も多く、この時期にしては最高のコンディションだったが、昼からは太陽も出てきて恒例の氷水チャレンジで身体をクールダウンさせながら。

 で、結果はこんな感じ。



 数字からするとまずまず。微妙な距離のパットをいくつか沈め3パットなし、OBは1個だけ(それもアンラッキーなキックで)、ダボはそのホールだけ。後半は30台も出たしね。

 ただ、相変わらずパーオン率が壊滅的に低い(今に始まった話ではないけど)。セカンドショットのアイアンがまともに打てないことが多すぎる(今に始まった話ではないけど)4ホールって。せめて6ホールはパーオンしたいなー。

 あと、数少ないバーディチャンスをことごとく失敗(のも今に始まった話ではないけど)。強めに打ててはいるけど、読みが下手。っていうか真っ直ぐを曲げにいってそのまま抜けるパターンが多い。中途半端に下手なやつがやるパターン。


 では、印象に残ったホールを。

 竹3番、ティショット4Wはあたり底内プッシュで右ラフ。きついつま先下がり&そこそこのラフだったのでレイアップ、3打目50yは感じを出しすぎてショート(自分のメンタルのアホさと下手さを痛感する)、4打目でかろうじて寄せて1パットボギー。

 竹4番、ティショットはまた振り遅れて右バンカー。ライがよかったのでユーティリティ、フェースを開いてスライスを打つも140yぐらいしか飛ばず(それはダフってるっていうねん)。3打目180y打ち上げ、もう一度ユーティリティで。右へ出てグリーン横の深いラフ。寄せられず2パットでボギー。

 パー5はパー取りたいけど、竹の4番はだらだら登りで520yあるので、ショットで1つでもミスするとなかなかパーオンしないんだよねー。

 名物6番パー3はティショット右グラスバンカーの縁、2打目下りを怖がりすぎて3mショート、入らずボギー。

 7番パー4、左ドッグレッグの嫌なホール。4Wのティショットはちょっと右へ出て、コース内に着弾したんだけどなにかの縁に当たったのか思い切り右へキックし、ボールは行方不明(OB)。打ち直さなかったので前進4打から100y、ベタピンでボギーだ、と思ったら力みすぎて30yも左へ。アホだ。アプローチは2.5mまでしか寄らず、でもこれを沈めてなんとかダボ。

 8番パー5、振り遅れプッシュスライスで右法面のラフ、、2打目ユーティリティはダフリ天ぷらで170y残る。3打目6アイアン、乗らないよねー。グリーン手前ラフ。アプローチはオーバーを恐れて6yもショートさせ、またボギー。

 アプローチをショートさせるのは前世からのクセだからもう直らない。フック回転で打つ、56度ではなく50度で打つ、バックスイングを大きめに上げる、なんかやってるんだけどねえ。


 後半梅コース、アホみたいなミスで3ボギーも何とか頑張って他のホールでパーを拾いまくり39。


 というわけで、N川さんに預けてた師匠の称号は奪還できず。N川さん、後半40のナイスラウンドだったもんなー。それでは勝てないよね(ハンデあり)。


 まあでも、楽しく無事ラウンドできたから最高の1日だった。



2024/8/19 (1680243hit)  順番


 しょーもないことで、なんとなく感じたこと。

 スイングはリズムやタイミングがすごく重要だけど、リズムとかタイミングを構築するのに「順番」っていう概念が不可欠なんじゃないかなって。



下半身

 スイング中、下半身は上半身より「常に先」に動く(先行する)が、大きく動かしてはいけない。

 下半身はスイングのスタート地点であるが、どちらかというと「動かさない」ように力を使う

上半身

 次に上半身(肩・胸)が腕をリードする。腕が先に動いてはいけない

 上半身はギリギリまで捻転させる



 腕はクラブに先行して動く。でも、あくまで上半身に「動かされる」イメージで

 腕はできるだけ脱力させる

グリップ

 グリッププレッシャーは緩めに、ただし左手小指側3本は適度に力を入れておく

 グリッププレッシャーはインパクト付近で自然に強くなるので、過度に強くする必要はない。でも緩んでもいけない

クラブ

 クラブは一番最後に動く

 遅れてきて、結果的にインパクトでぎりぎり間に合う


そしてインパクト

 インパクトでブレーキをかけるイメージを持つ

 そのためには、インパクト直前でどこかを止める動きが入るはずだ(けど、難しいね)

 フォローとフィニッシュは結果なので、無理やり作らなくていい

 むしろインパクトに全集中


 異論は認める。



 えっと、明日から25日まで夏休みとなります。更新は26(月)再開の予定です。よろしくっす。



2024/8/26 (1680458hit)  Mの会の夏休み旅行・信楽カントリー


 毎年恒例、Mの会のゴルフ旅行。今年は1月にベトナムへ行ったけど、まあそれはそれとして国内旅行もいいよね、気軽だし。


 場所は家から1時間半ぐらいの信楽カントリークラブ、杉山コースと田代コース。田代コースのクラブハウスに宿泊施設があって、部屋によってはコースビューが楽しめる。

 2日目の朝は雲海が出て、それはそれは幻想的できれいだったそうだ。



 ま、私の部屋は喫煙所ビューだったんだけどね(笑)


 というわけで、暑いけど最高の天気の中、杉山コース北コーススタート。



 コースはこんな感じ。
 


 広いけど池が効いていて結構アップダウンもあり、ラフもそこそこ深くて、挑戦しがいのあるセッティングだった。今回はほぼ初めての挑戦だったので白ティから、6064y。コースレート69.8、スロープレート124。

 スコアはまあ、予定通りっていうか予想通り?



 OB3発で84は、白ティから回ったおかげかな。パーオンも11ホールあったし。でもバーディは1つも来ず。バーディパット結構打ったんだけどなー。



 ロバート・トレント・ジョーンズ恐るべし(何が?)



 信楽焼の狸に挨拶して・・・



 夕食を食べて・・・



 カラオケルームで2時間ほど飲んで・・・(けっこう酔っ払った)

 呼吸困難になるぐらい堪能して、信楽の夜は更けていったのでありました。



 明けて次の日。田代コースをラウンド。田代はリー・シュミット設計で、今年の7月にリニューアル。ここも抜群に面白いコースだった。暑くてフラフラだったけど。



 広くてのびのび打てるホールもあれば、左右にハザードがありプレッシャーが掛かるホールもあり、池もあり、アメリカ的というかなんというか。

 こちらもレギュラーという名の白ティから。コースレート69.1、スロープレート124だから難易度的には杉山と同じぐらい。

 内容はもう暑すぎて覚えてない(笑)。スコアはこんな感じ。



 スタートホール、10番のダボはショットが全部ミス+3パット。

 13番はOB。

 後半8番はティショットが左のバンカーへ、2打目PWでレイアップ、3打目4アイアンがへっぽこトップスライスで右バンカー手前、4打目打ち上げの70y、バンカーすぐ上のピンを狙ってしまって距離が足りずバンカーイン、5オン2パット。

 それでも白ティからだったからパーオン50%、ショットバーディも1つ出て、何とかまずまずのスコアでまとめられた。次挑戦する時はバックティかな。



 というわけで、1年で最大のイベント、Mの会・夏旅行は終わった。寂しいなあ。また来年!



2024/8/27 (1680503hit)  8月月例


 というわけで木・金と暑い中連チャンラウンドをこなし、土曜日は1日ゆっくりするつもりだったけど夕方から練習へ。軽く70球ぐらい打って終了。せっかくの休みだしね。

 そして迎えた日曜日、8月の月例競技。ちょっと体重いけど(そりゃそうだよ)。メンバーはいつものN井さん、N川さん、そして何度かご一緒している、スマートなN山さん。



 前半は信楽での好調さをそのまま維持し、2オーバー38で終了。まあ短い梅コースだったしね。

 しかし後半、ついにあの男が覚醒する(悪い意味で)。

 1番こそパーオン2パットパーだったけど、2番200yのパー3。いつも引っ掛けフックてOBになるホールで、例のごとく。工夫しろ工夫を。その、首の上に付いてるのはマネキンの頭か?3パットのおまけ付きでトリプルボギー。

 3番は花道からのアプローチがうまく寄って1パットパー。

 よし、どこかでバーディを1つ取ればまだまだ大丈夫、と思った矢先のパー5で事件勃発。

 間違っても左へ行かないよう、ティを低くしてティショット。放たれた球は、気持ちいいぐらいの、そして絵に書いたようなチーピンで林方向へ。暫定球は右ラフ、これは仕方ない。しかし、この右ラフへ行った球がいくら探しても(3分以内だよ)見つからない。ちょっとラフ伸ばし過ぎちゃいまっか?

 競技だし、仕方なく打ちに戻る。後ろ2組、8人が見守る中ボールは何とかフェアウェイへ。でもこのホールはOB+ロストボールで9。終わった。

 その後5ホールを3オーバーと全く良いところなく終わり、師匠もたった2日で返上。


 というわけで。



 まあいずれにしてもツメが甘いね。どっちかにしか曲がらないドライバーの打ち方、どこかに売ってないかなあ。
 


2024/8/28 (1680550hit)  無心の境地 VS 工夫する


 昨日の日記で私はこう書いた。

 どっちかにしか曲がらないドライバーの打ち方、どこかに売ってないかなあ。

 今日はこれについて。



 ティショット(ドライバーショット)。いつもきちんと打てるなら苦労しない。フェアウェイが広くても狭くても、真ん中狙って打てばいいだけだもんね。

 多少曲がるとしても、15ヤード幅のフェアウェイなんて我々がラウンドするようなコースにはまず存在しないから、まあ左右20ヤード、40ヤードの間にさえ打てればまずフェアウェイをキープできる。

・・・はずなんだけどそれが難しいんだよね。20ヤードどころか30y、下手すると40y、50yも曲げてしまう。

 いやいや、50ヤードは大げさでしょうという貴方、実際の曲がりだけでなく打ち出し方向がずれたら50ヤードなんて楽勝で曲げられるんだぜ(威張るな)。



 これはホームコース1番なんだけど、左サイドのバンカー狙ってるのに右の林にぶち込むなんて日常茶飯事ですから。



 さて、反省はともかく、どうすべきかだ。私もゴルフ歴が長い。今まで散々工夫したり考えたりしてきた。そのメリットとデメリットを考えてみよう。

1、あれこれ考えず真ん中を狙ってまっすぐバーンと打つ

 推奨派の意見:王道。調子が良ければこれで問題ない。自信を持ってしっかり振れば曲がりにくいよね。あれこれ考えるから余計に曲がるんだよ。無心の境地。これ最強。

 否定派の意見:いや、いつもそのつもりで打っても、曲げてOBになるんですが。っていうか自信なんてないから悩んでるんだし。曲がるからあれこれ考えるんじゃないですか。

 考察:人による


2、クラブを代える(ドライバーを持たない)

 推奨派:ドライバー持って曲がるなら、スプーンやショートウッドやユーティリティ持ったらええやん。へっぽこスイングでも曲がり幅も小さくなるし、飛距離も落ちるから曲がってもOBまで行かないでしょ?

 否定派:飛距離が落ちて2打目が長くなる。後ろ向き、逃げてる、弱気みたいでイヤだ。そもそも根本的解決になっていない。

 考察:もっとも現実的かつスマートな解決方法。根本的解決になってないって言うけど、要はOB出さなければいいんでしょ?


3、打ち方を工夫する(保険を掛ける)

 推奨派:一番ロマンティックな方法じゃね?ヘッドスピード落として置きにいくとか、短く持ってコンパクトに打つとか、安全性が高いローフェードを打つとか、どちらかにしか曲がらない球を打つとか。プロや上級者はみんなそうしてるよ。

 否定派:いやプロでも上級者でもねーし。それに練習が必要だし、練習場で打ててもコースで打てなきゃ意味がないし、コースで打てなかったら「やっぱりバーンと打ったら良かった」って後悔するし、そもそも考えて打つほうが難しいから結局ミスするし。

 考察:ヘタクソは策を弄したらあかん


 おわかりだろうか。そう、上の赤字の部分で悩んでいるのだ。何も考えずに打つといつものOB。工夫すると結局ミスショットが出てOB。で、結局競技なんかでは2のクラブを代えるで対処しているのである。

 しかーし。本当にいつまでもこのままでいいのか?あるいは、プライベートのラウンドではどうするべきか。それがこの問題の本質である。



 「いや、本音は3なんでしょ?で、1の選択肢は多分なしって思ってるでしょ?自信なんてすぐできるわけでもないし性格は変えられないんだし。それに、2も嫌なんでしょ?だったら、練習して3をマスターするっていう結論しかないんじゃね?」

 そうなのである。私はロマンティックなのだ。プロでも上級者でもない(エセ上級者である)が、どうしてもドライバーで小細工したいのだ(細工しなくても打てないくせに)。


 というわけで、置きにいくドライバーショットを絶賛練習中のバカ編者であった。


 だって、ドライバーのコントロールショットってかっこいいじゃん!←バカ丸出し



2024/8/31 (1680662hit)  Mの会で置きにいくドライバー


 というわけで、いつものMの会。

 台風で雨の予報だったけど、13人でのラウンド予定から1人欠席しただけでスタート。幸い雨に振られたのは最初の2ホールぐらいで、あとはずっと曇り、午後からは晴れ間も出てきて風もそこまで強くないという、この時期にしては最高のゴルフ日和となった。

 で、ドライバーのコントロールショット(置きにいくショット)だけど、ティを低くしてローフェードを打つイメージで打つ。具体的には、

・力加減は普通
・クラブを短く持ったりしない
・ティは低め
・気持ちアウトサイドインのイメージ
・球の位置は左足かかと(いつもよりやや左側)

 つまりはまあ、私が昔打っていた、左へ打ち出してやや右へ逃がすような球を打つイメージである。

 で、その結果はこんな感じ。

打感 飛距離 弾道 方向 総合点/10
竹1番 △(10y減) 低弾道プル 左ラフ  8
竹4番 低弾道プル 左フェアウェイ 9
竹5番 △(15y減) 低弾道プル  左フェアウェイ 7
竹9番 △(10y減) 低弾道ストレート センター 8
梅1番 △(ヒール) 低弾道プル 左ラフ 8
梅2番 低弾道プル 左ラフ 8
梅4番 低弾道フェード 右フェアウェイ  9
梅5番 低弾道プル 左ラフ  8
梅6番 低弾道ストレート グラスバンカー
(センター)
9
梅8番 △(10y減) 低弾道スライス 右フェアウェイ 8
梅9番 △(10y減) 低弾道スライス 右ラフ 7

 明らかなミスショットはなし。1発だけあきらかなヒールショットはあったけど、それ以外はほぼノーミス。ここ1年で一番良かったかも。

 っていうかとにかく打感が気持ちいい。真喰ってるって感じ(たまたまかもしれないけど)。

 この打ち方の最大の利点は、左を消せる(と言いつつ左へ行ってるんだけど。すごく左へは行かないって意味ね)ので、思い切って振り抜けるという点である。

「思い切り振ったら曲がらない」という真理は、自分が気持ちよく打てるクラブパスとイメージと構え方が前提なんだな、ということが理解できた。

 打感がいい割に飛距離が出てないのは球が低いからだと思う。ラフに着弾したりするとランも出ないからね。

 でも、もうドライバーこれで十分じゃね?って思う。



 この表から言えること

・置きにいくとはいえきちんと当たればそこそこ距離は出る
・終始一貫して低弾道。これはこれでありだな(安全)
・疲れてきて体に粘りがなくなるとスライスするけど、低弾道だから大怪我にならない(飛距離は落ちる)
・プルが多いのは、ボール位置で調整できるかも
・とにかく曲がりが少ない。振れば振るほど曲がらないって感じ

 うん、もうドライバーこれで十分じゃね?(2回目)



 「ふーんよかったね。じゃあ、これだけティショットが良かったら楽勝で70台出たんだよね?」



 4W持った3番で振り遅れダフリスライスOB。

 ドライバーを普通に打った竹8番で右と左に1発づつOB。

 3パット2つ(ロングパットのノーカン)。

 短いパットを4つぐらい外す。



 まあ、何かが良ければ何かが悪いってのはよくあるしね。ははは(ははは、じゃねーよ)



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