スコアと道具 100を切ったので、自分へのご褒美に新品のドライバーを買った 90を切ったので、アイアンを買い替えた 80を切ったので、スコッティ・キャメロンを買った 70を切れたけど、もう買うものが無くなった スコアと練習 100を切るために、とにかくたくさん球を打った 90を切るために、ドライバーを練習した 80を切るために、アプローチを練習した 70を切るために、パットを練習している 同伴競技者とスコア 友達とラウンドして、100が切れるようになった ライバルができて、90が切れるようになった 自分より上手い人とラウンドするようになって、80が切れるようになった マネジメントとスコア ドライバー以外のティショットを覚えて、100を切れるようになった パーオンにこだわらなくなって、90を切れるようになった パーにこだわらなくなって、80を切れるようになった 70を切るために、再びパーオンとパーにこだわるようになった ショートゲームとスコア アプローチで大きなミスが出なくなり100が切れた バンカーの苦手意識が無くなって90が切れた グリーンの読みとパターの距離感が良くなって80が切れた バーディパットを強気で打てるようになって70が切れた スコアと配偶者 100を切ったと言ったら、妻(夫)は喜んでくれた 90を切ったと言ったら、「ふーん。良かったね」と言われた 80を切ったと言ったら、無反応だった 70を切った今、妻(夫)はもういない 以上すべてオリジナル。無断転載不可。 |
昨日はいつものN川さんと、久しぶりにチャンプT石さんと3バッグで、午後スルー。T石さんの理事長杯対策の為フルバック(7021y)から。暑かったけど風も強かった(西風3~4m)。 反省点すべきは3ホール。フルバックからとは言え、ダボ以上が3つはあかん。 松1番~3番はいつも通りの乗らず寄らず入らずでボギー。 4番でやっと寄せワンのパーが来て。 5番パー4。ティショットはいつも左バンカー方向を狙うんだけど、バンカーよりさらに左へ引っ掛け、バンカーの左サイドへ。つま先下がりのライから残り170y、7アイアンでいい場所にレイアップのつもりが、左足下がりあるあるで引っ掛けて入れてはいけないサブグリーンのバンカーへ。 3打目、5mぐらいのアップヒルから45yのバンカーショット、PWでエクスプロージョンしたら上手く打ちすぎ?て大オーバー。4打目で乗せて2パットダボ。2打目で無理せず花道方向へ打ってたらボギーで済んでたかもなのにね。 6番はいちばんやさしいパー3。7アイアンのコントロールショットは引っ掛けローボールでバンカーへ。バンカーから5mに、2パットボギー。 7番はティショットがやっと当たり、2打目135y打ち下ろしアゲンスト。8アイアンのコントロールショット(今日はコントロールショットの練習)はわずかに足りず、花道から60度のウェッジショットが1mに付いてパー。 8番パー5、派手に引っ掛け、OB杭のすぐ横ベアグラウンド。2打目6アイアンでフェアウェイへ、3打目260y、4アイアンで180y打つつもりが派手にダフって160yしか飛ばず、4オン2パットボギー。 最終ホールパー4、ティショット右ラフ(想定内)、2打目4アイアンはへっぽこスライスで右手前へ、45yから60度のウェッジショットをダフって乗らず、4オン2パットダボ。 というわけで、前半はパー2個、ダボ2個、あとはボギーで45。ヘタだねえ。ちなみにパーオンは1つもなしです。ヘタだねえ。 後半竹コース、アプローチとパットで拾いまくり、寄せワンのパーが4つ。 惜しまれるのは3番。得意(なはず)の4Wで引っ掛けフックOB。まあ、フックしたらいいなあと思いながら打ったので、ある意味狙い通りとも言える(結果は最悪だけど)。 竹の最終ホールもフルバックから、だらだら登りで実質420yぐらい。ティショットを左サイドの木に当て、2打目は190y打ち上げ。4Wで乾坤一擲、低めのスライスボールはグリーン手前のマウンドを駆け上がり見事2オン。 そこから3パットはまあ御愛嬌ということで。右奥の傾斜の強いところにピン切ってたからね。 そんなこんなで。 フルバックからの目標は81~83なんだけどね。っていうか、フルバックからとは言え、 18ホールでパーオンたった1回ってどうよ? |
知らないうちに男女ツアーは春の大試合が開催されていた。 女子は国内メジャー、サロンパスカップ。若手、超若手、ベテラン入り混じったトップ集団から抜け出したのは韓国の15歳のアマチュア(!)リ・ヒョンソンだった。 最終ホールで人生で一番価値のあるイーグルを奪い、気がつけば優勝というちょっとだけラッキーな勝ち方だった。それにしても勝みなみの史上最年少優勝を更新したんだからスゴい。 しかし彼女がスゴかったとはいえ、ベテラン勢は何をしてたんだと言う気がしなくもない。バックナイン、33を出したリに対し、2位の佐久間は17番でボギーを叩いて35、山下美夢有は4ボギー40、申ジエも36で伸ばせず。 こんなことを書くと今どきのポリコレ勢に攻撃されるかもだけど、これだけのメンツが揃ってるんだから日本人に頑張ってほしいね。 一方の男子ツアー。65年の歴史を誇る中日クラウンズ@和合、だったんだけど・・・私は月曜日に録画で確認するにとどまった。ナショナルチームで名を馳せた米澤蓮(24歳、東北福祉大出身、金谷拓実の1学年後輩)が初優勝。まあ、プロ3年目で歴史ある試合に勝ってよかった。 でも、和合って熟練のショットメーカーが勝つイメージだったんだけどなあ。今回のトップ10を見ると、 24歳、26歳、22歳、27歳、27歳、25歳、25歳、29歳(稲森)、31歳、31歳、32歳と殆どが20歳台。 日本男子ツアーもパワーと勢いで勝てるようになった、といえば言い過ぎなのかもしれないけど、ほんとにスター不在だよね。小粒っていうか、どんぐりの背比べというか、個性がないというか・・・ まあ表面だけ見て悪口的なことを書くのは性格の悪さがバレるからあんまり書かないけど、圧倒的王者も、安定感のある業師のベテランも、それに食い下がる若手の逸材も、超新星的な新人も今はいないもんなあ。 あくまで私の個人的嗜好だけど、3日目が終わって首位にいるから最終日は絶対見よう!と思えるプレイヤーは宮里優作、堀川未来夢、石川遼ぐらいだもんなあやっぱり。 え、ただのミーハー野郎じゃないかって?ミーハーは黙ってろ?失礼しましたー |
2ヶ月に1回の持ちハンデ戦、一八会。昨日は大阪の名コース、交野CCにて。 白(フロントティ・6059y)、コースレート69.3、スティンプ9.0ft、刈高3.4mm。 北風がちょっと冷たかったけど、最高の天気だった。 前半アウトコース、ドライバーは暴れるものの、アイアンとアプローチがそこそこ当たり、フロントティからということもあって4ボギー40。 珍しくお昼の写真。石焼ビビンバ。美味しゅうございました。 しかし後半、いつものようにアイアンが全く当たらなくなり(ひどいトゥヒットかダフリ)、パーオンしなくなり、素ダボ2つ。後半なんとか持ち直したものの。 (上はレギュラーティのヤーデージだけど、実際は6059y) フロントティからだったらもうちょっと頑張らなあかんよね。2打目がショートアイアン~ウェッジなんだから。 ダボ2つの解説。 11番はHDCP4、距離は短いけどフェアウェイがS字になってて、右はバンカー、左は林とティショットにプレッシャーが掛かる。ティショットのミス率70%(当社比)。 そのティショット、プッシュ気味もなんとかフェアウェイ右サイド。2打目は100y打ち上げ、ブラジルだけでなく、チリの人まで起こすぐらいダフって手前のバンカー。バンカーは砂が少なく、あごに当たってエッジへ。エッジから15y、入れてやろうと思ったら顔が上がってトップ(笑)、2パットダボ。3つもミスしたらダボになるよねー。 16番パー4、ほぼ真っすぐで2打目から打ち上げ、でも320yぐらいしかないサービスホール。グリーン手前20y地点に枝振りの良い広葉樹(下の赤丸)が生えていて、パーオンを阻止する。 ティショットはユーティリティでフェアウェイセンター、2打目130y打ち上げアゲンスト、7アイアンで(木を超える)高い球を打たないと、と思ってインからクラブを入れるイメージで打ったらそのまま右へ出てバンカー。30y近いバンカーショット、厚く入って出ただけ、4オン2パット。 というわけで、アイアンショットを100万球練習します。 |
というわけで、いつものH田ゴルフセンターへ行ってアイアンを100万球打ってきた。 いつものドリルとアプローチ練習を軽めに済ませ、50度と8アイアンを50万球づつ。 まずは50度。 見よこの見事なバラつき具合。引っ掛け大オーバーが3発、こすり球大ショートが数発。ワンピン以内は50万球のうち3球と言ったところであろうか。そりゃバーディ出んよなあ。 中心より左サイドが多いのは、この日に限ってフック球が出ていた(後で理由を述べる)のと、打席の問題(だいぶ右サイドの打席からさらに右のグリーンに向かって打った)からだと思う。 ただ、ほとんどのショットが横幅20y、縦距離で15yの幅には止まっているので、グリーンには乗っていると前向きに捉えよう。 次に8アイアン。 傾向は同じで、ほとんどがセンターより左サイド、狙いより20y近く左へ飛んだらグリーンには乗りませんな。50万球打ったうちの9球だけど、9球中そこそこの球が4球、左奥と右手前にオンが2球、左へこぼれたのが2球、左サイドのバンカーが1球ってところかな。 ラン込みの飛距離+ボール補正ありなので150y前後だけど、たぶん1割は多く出てると思う。実際はキャリー135y、ラン5yってところだと思う。 うーん、もう少しバラつき少ないと思ってたけど、こんなもんなのかなあ。 さて、上に書いた「この日に限ってフック球が出ていた」なんだけど、ちょっと面白いことに気づいたので明日詳しく。 |
この日に限ってフック球が出ていた、の理由。 アイアンを続けて打ってる時、あまりの打感の悪さ(トゥヒット)とスライス(こすり球)に嫌気がさし、同時にどことなく体に緩みがあるような気がして、何気なく、左手の肘を外旋(反時計回り)させ、 左肘を(外ではなく)体に向けてみた これ、結構大事だと知ってたんだけど、「肘に余裕をもたせたほうが良い」「腕を突っ張りすぎるのはよくない」というイメージがなぜか芽生えて、いつの間にか疎かになってたんだよね。 で、そうやって打ってみたら、芯に当たるか確率が爆上がりし、しかもフォローで左肘が自然に畳めるせいか、球が捕まるようになった。捕まりすぎて困るぐらい=フック球。 そう、へっぽここすり球しか打てなかった私が、アドレスの肘の向きだけで簡単に球を捕まえられるようになったのだ。しかもあれだけ忌み嫌っていたトゥヒットも出ない。インパクト付近で左肘が引かれなくなって、しっかりボールに届くようになったんだよね、たぶん。 というわけで、久々の金鉱発見。 アドレスで左肘を体に向ける 今年最大の(再)発見になるかも。次のラウンドが楽しみ(←振りではありません) あ、これだけで終わるのはあまりにも短すぎるので。 先日写真を撮った新緑のきさいちカントリー。どこのホールかすぐわかった人は偉い! 答え:松3番ホールのAグリーンからフェアウェイを振り返ったところ |
最近腰が痛い。 忙しくて練習できていない。 ◯◯が痛いから、練習したくてもできない。 私には生まれ持ったセンスがない。 昨日はあまり寝られなかった。 このコースは合わない。 今日は花粉症がひどい。 暑い。寒い。 雨は嫌いだ。 ライが悪かった。 ディボット(ホール)に止まってた。 左足下がりは苦手だ。 ラフが深すぎた。 グリーンが速すぎる、重すぎる。 こんなグリーン、キャディがいないとわからない。 眼が悪くなったからグリーンを読めないんだ。 昔は◯◯で優勝した事もある。 昔はこのバンカーをキャリーで越えていた。 昔は仲間の中で一番の飛ばし屋だった。 昔は上手かったんだ。俺は上級者だったんだ。 今上手くないのは、歳のせいだ。 歳のせいで上手く打てないだけで、本当は上手いんだ。 でも、歳には勝てないから今はこのスコアで我慢しているんだ。 調子が良くて本気が出せれば、お前なんかに負ける腕じゃないんだ。 私は上級者なんだ。ダボなんて叩くことなんて、まずなかったんだ。 だから私を馬鹿にするな。敬え。100叩こうが、ドライバーが180yしか飛ばなかろうが、上手いんだ。 「老害」と陰で言われないよう、自戒を込めて。 |
西風6~7m。 台風並みと書けば大げさだけど、突風が吹けばティアップしたボールがティから落ちる、空中のボールが途中で止まってそこからほぼ真下に落ちる、グリーンの上でボールが揺れる、パターヘッドがストローク中に風で持っていかれる、体も揺れるという風が吹くなか、いつものMの会。 ちなみにAIによると、 風速3m/sのときは、普段より5ヤード程度飛距離が落ちることが多くなります。 風速5m/sでのアゲンストでは、15ヤード前後飛距離が落ちると考えておきましょう。 風速6mは冬のゴルフ場ならよくある風ですが、球筋には大きな影響があります。風に慣れていてコントロールが良いプレーヤーでも球筋は10m以上前後左右にずれることに。 ということである。 「コントロールが良いプレイヤーでも10m以上ずれる」んだから、コントロール皆無の私がこの状況でラウンドしたらどうなるか。はい、大爆発するんですねー。 もろアゲンストのホール。ティショットは飛距離が落ちることより曲がるほうが怖い。少しでも曲がると曲がり幅が3倍ぐらいに増幅されるからね。 かといって低い球を狙って打つ技術など持ち合わせていないので、普通に打つ。曲がる。3倍曲がってOB杭の彼方へ。 それならばと、練習場で何球も打って初めて打てる、低い球にトライする。失敗して曲がる。3倍曲がってOB杭の彼方へ。 というわけで、風は自分の下手さも3倍に増幅してしまうのであった。 もう細かいことを書く気にもならない。あーあ。 いくら練習をしてもずっとヘタなまま。もうつかれたよパトラッシュ。 |
実はここ2週間ぐらい掛けて「本気で競技を獲りにいく」というエントリーと、マネジメントについての大作(3~4回の続き物)を書いて完成させてたんだけど、90以上叩くヘタクソがそんな事書いても、 馬鹿だし間抜けだし恥知らずだしお笑いだし誰も読んでくれないし信憑性ゼロだし、お蔵入りすることにした。 まあ、また調子が戻っていい気になったら出すかもしれません。 で、今回はなぜ下手なのかをホンキで考えてやろうかと。 下手な理由 ・ヘタだから 終わり。いや、そうだけど、それで終わるわけにはいかないから。 ・練習不足 昔に比べたら練習量はたしかに減ってる(週1.5回ぐらい)。でも、昨日も書いたけど現状維持どころかどんどん下手になってるし。 ・歳のせい 体が思うように動いてくれなくなった。でも練習場ではそこそこ打ててるので、主な原因ではない(と思いたい)。 ・考え方の問題 本命。客観的に考えても、練習場のメンタルとコースのメンタルはだいぶ違う。そしてスイングも違ってる。具体的には、 1、コースでは出力が落ちる これは、「しっかり振る」よりも「きちんと当てたい」という欲が勝つため。だからアイアンショットでも良い当たりをしたにも関わらずコースではショートするのかもしれない。いわゆる「振れてない」ってやつね。 2、小細工をする 何も考えずに振ったらいいのに、「スライスしないように」とか「ちょっと抑え気味に」とか「できれば右から回す」とか、出来もしないことをしてしまう。出来もしないことをしたらミスするのは当たり前。 3、結果を気にする 結果を気にすると微妙に体が起きたり顔が上がったり、器用な手(腕)がしゃしゃり出てきて練習場のスイングとは似ても似つかぬものになってしまう。っていうか、欲が出ると絶対あかん、絶対。 4、平らなところがない 数度でも傾斜があると、スイングは無意識にフルショットより小さくなる。あるいは、悪いライからフルショットしようとする。するとリズムやタイミングも変わりミスが出やすくなる。飛距離も出ない。 ちょうど、矢野東ゴルフTV(youtubeチャンネル)でまさにそういう事を言っていた。仰る通り。 まあこんなところだろう。ではどうすればいいか。解決編。 1、コースでは出力が落ちる 何も考えずに振り切れ。 2、小細工をする 何も考えずに振り切れ。 3、結果を気にする 何も考えずに振り切れ。 4、平らなところがない 何も考えずに振り切・・・ってはいけない。なぜか。傾斜地から100%のスイングをするとミスが出るからだ。ではどうすればいいか。上記の矢野東プロはこう言い切ってた。 「(フェアウェイからは)コントロールショットをしましょう」 ・・・・さて困った。実際、コントロールショットをすれば(フィニッシュまで)振り切れない。振り切ろうとするとコントロールショットではなくなってしまう。 これを解決する方法はたった1つ。そう、たった一つの・・・単純な答えだ。平らなライが約束されているティショットではきちんとフィニッシュまでしっかり振る。しかし、フェアウェイではよっぽどライがよくない限り、 コントロールショットで、緩まないように振り切る。 そういう練習をしないといけないんだね。わかった。ハーフショットでフィニッシュをきっちり決め、9割の飛距離が出るようなスイングを構築すればいいのだ。 まあ、わかったからと言って「できる」には程遠いんだけども。 |
レッドリストとは、国際自然保護連合(IUCN)が制定した地球上の絶滅危惧種をリスト化したものである。 さてゴルフにおいても、昭和・平成・令和とそのあり方が大きく変わり、昭和の時代にゴルフ場で当たり前に見られていたものが姿を消しつつある。 私は先日それに気づき、それを危惧し、絶滅する可能性のあるゴルフ文化(?)をここに記録し、後世に残そうと決心した。願わくばこの文章が22世紀にまで残っていますように。(というわけで、このエントリは出典付きで転載可とします) 構成するに当たり、「道具編」「コース編」「文化編」と分けて記載することにした。ちなみにあくまで個人的チョイスなので、批判はお許しいただきたい(シャレだからね~)。また、これを入れなあかんやろ、というのがあれば教えて下さいませ。 道具編 準絶滅危惧種 ・毛糸のヘッドカバー パーシモン時代はヘッドカバーは付属していなかったので、こういうものを手作りしたり既製品を買ったりして使うのが普通だった。ウッドが金属ヘッドになり、大型化し、ヘッドカバーが付属するようになって、毛糸で編んだヘッドカバーはほとんど見ることが無くなった。まだ売ってるけどね。 ・スチールシャフト まずドライバーから、そしてフェアウェイウッド、さらにはアイアンも。近年ではプロもアイアンのシャフトをカーボンにする時代。10年後には鉄のシャフトは完全に絶滅しているかもしれない。最後の砦、パターも時間の問題か・・・ 絶滅危惧種 ・キャッシュインタイプのパター 私が知る限り(昭和45年以降の日本だけど)、パターで最初にブームになったといえばこのキャッシュインタイプだったんじゃないかな。それまではL字がスタンダードだったけど、このパターは形状からT字型とも呼ばれる。ヒールに伸びた部分が安定したストロークを生んだ。 2002年、2ボールパターが発売された当時、1組の4人全員が2ボールパターというのも珍しくないという事もあったが、このキャッシュインも一時期本当に多くのプレイヤーが使っていた。つまり一番スタンダードなパターだったのだ。 L字のときにはイントゥイン(アーク)が当たり前だったパッティングのストロークにも変化が起き、よりストレートに近くなってくる(ような気もするが間違ってるかもしれない)。 そしてこのタイプの延長線上にピンのアンサータイプが登場する(と思うけど、違ったらごめんなさい)。 キャッシュインパター、今でも探せば新品があるみたいだけど、中古ショップでも見かけることは少なくなった(その代わり、親の世代がゴルフをしていた家には1本や2本転がってるんじゃないだろうか?)し、使っている人もめったに見なくなった。 ・ブラッシー パーシモンの時代でもウッドといえばドライバー(1W)・スプーン(3W)・バフィー(4W)が一般的で、クリーク(5W)はたまーに見かけても2Wであるブラッシーはめったに見なかった。 金属ヘッドの時代になり、ショートウッドが(7W、9Wなど)が幅を利かせるようになっても、ブラッシーを使う変わり者はジョン・デイリーぐらいで、ほぼ忘れられたクラブであった。 しかし近年、ドライバーの大型化に伴い、大きなヘッドをうまく使えない人向けにスプーンに近いヘッド体積で12.5度とか13度のブラッシー(いわゆる「ミニドライバー」)が市場に出てきて(テーラーメイドとかね)、絶滅を免れている。 ただ、ミニドライバーを買った人の多くは、結局お蔵入りにする(か売る)らしい。なぜかはわからない。 絶滅種 ・パーシモンのウッドクラブ オールドクラブ好き、よっぽどの変態ゴルファー、沖田圭介(風の大地)、そしてニッカーボッカー同好会の人が意識して使う場合を除き、一般ゴルファーのキャディバッグからパーシモンのクラブが消えてもう何万年たったであろうか。 20年ほど前までは中古ショップの店頭で大量のクラブと共に100円均一、500円均一で売られていたこともあったが、今ではその悲しい風景すら見ることも無くなった。 LINEで愛を確かめあう時代に便箋と封筒が廃れるが如し。 ・ヒッコリーのシャフト これは私も振ったことがない(見たことはある)。ガッターパーチャーボールと同じぐらいの、博物館級の代物。でもフェザリーボールには勝ってる(勝ち負けの問題か?) ・糸巻きバラタボール ガッタパーチャボールとかフェザリーボールの話をしておいて糸巻きについて言及するのはあれだけど。あのびっくりするぐらい柔らい打感、バラタカバーの弱さ(トップしたらボールが裂けてたもんね)、ちょっとだけ懐かしい。 家に転がってるけど、まあもう使えないよね。1個(その当時でも)数百円して、1つ1つ箱に入ってたり、紙に包まれたりしてたもんねー。 ・ドライビングアイアン 遼くんや小達敏昭プロが使ってた、ユーティリティ的な0番アイアンのことではない。現代の、中空の1~2番アイアンでもない。あくまでアイアンと同じ製法同じ流れで作られた1番アイアン。 ロフトは15度あたり、つまりスプーンと同じぐらいが正式なものになると思う。ジャック・ニクラウスとか使ってたよね。すべてのクラブの中で一番難しいといっても過言ではないだろう。 今やアイアンは6番や7番からというプロも珍しくない。5番は確率が落ちる、とはっきり言う男子プロもいる。ドライビングアイアンを使えた昔のプロは、今のプロよりむちゃくちゃ上手かったってことなんだろうか。 明日はコース編。 |
ゴルフ・レッドリストの続き。 コース編 準絶滅危惧種 ・キャディさん 「昔は、アマチュアの一般のプレーにもキャディさんが付いて、クラブを持ってきてくれたりボールを拭いたりアドバイスをしてくれて、ゴルファー4人の世話をしてくれたんだよ」と孫の世代に語り継ぐような時代がもうそこまで来ている。 今の若い世代なら、キャディさん付きのゴルフを経験したことがない人もいるのではないだろうか。 しかし、昔のキャディさんは怖い人もいた。今となってはいい思い出だけど、コースに出たての我々に色々なことを教えてくれる貴重な存在だったんだよね。 ・接待ゴルフ 日本のゴルフは接待ゴルフと切っても切れない関係にあった。高度成長期、芝生の上でのコミュニケーションが仕事を円滑に、契約を確実に、担当者同士を円満にする重要な手段だったのだ。 その功罪はあるものの、日本が世界第三位のゴルフ場保有国になり、現在、大の大人が1日遊んで1万円以下というありがたい状況になっているのはそのおかげといっても過言ではない。 ヨイショ、手心、キャディさんの気遣い、昼食時の生ビール・・・まあ、ある意味いい時代だったよね。 ・先輩と後輩 「クラブ3本持って走れ!」というのが先輩の教えだった。先輩はとにかく格好良かったし上手かった(今になって冷静に考えればそんなに上手くないんだけど)・・・ そんな優しくも厳しい先輩だったけど、今は自分が後輩たちを教える立場になって、先輩の教えを後輩たちに教える側になっている・・・ 先輩たちに教わったことを、後輩に教え、またその後輩がその下の者に教え・・・こうしてゴルフのマナーやエチケットは伝承されてきた。 今は同世代でラウンドすることが多くなり、それには良い面もあるけど、良いことを伝承していく、上級者に憧れて頑張るというシチュエーションもなくなりつつある。 まあ、反面教師にしかならないような先輩も中には居たけどね。 ・師弟関係 先輩と後輩という仕事などの上下関係の他に、純粋にゴルフだけの師弟関係も存在する。コースの上級者、ゴルフ仲間やサークルのうまい人、レッスンプロや所属プロ。 弟子は師匠に1からゴルフとは何かを教わっていく。それこそ、技術だけではなくルールも、マナーも、不文律も。その関係は仮に弟子が師匠をスコアで越えたとしても続く。師匠も弟子に負けないよう、必死に研鑽をする。 まあ、えてして、ゴルファーとして尊敬するのと人間として尊敬するのは別だったりするんだけどね。 絶滅危惧種 ・大規模コンペ 100人以上の人数を集め、コースを貸し切りにする勢いで行われてた大規模コンペ。幹事はもちろん複数いて、プレーできない、あるいはしないでコンペを取り仕切っていた。 準備に何ヶ月もかけ、賞品の搬入には大きなバンが使われ、表彰式は外が真っ暗になるまで続けられた。 私もそんなコンペには数回しか参加したことがないが、独特の連帯感とお祭りムードがあって嫌いじゃなかった。しかし一般ゴルファーにとっての大規模コンペは絶滅しつつあるのが現状だ。 ・ジャケット着用 名門コースですら、夏季はジャケット着用が免除されている現在。このまま気温が上がり続けると6月から9月までだった免除期間は5月から10月になり、4月から11月になり、じゃあもういっそ撤廃しようか、となっていくだろう。 ネットでビジターのみでも気軽にメンバーコースをエントリーできる現状で、やれクラブライフがどうとかコースの決まりがどうとかいうのもちょっとズレた話で、ジャケット着用は今後ますます形骸化していくと思われる。 でも、だからこそ、ジャケットを着ていくことがオシャレなんだという気持ちが(矯正されるのではなく、自然と)出てきてくれたら嬉しいな、と思ったりする。 ・シャツイン ここ10年ぐらいで急速に絶滅に向かいつつあるシャツインだけど、若者の間では「シャツインしている方がオシャレ」という流れもあり、復活の兆しを見せている。 シャツをインすることが大事なのではなく、カッコイイ服装でプレーしたい(だらしなく見られたくない)という、ある意味本質を知っているのは、意外とオールドゴルファーではなく若者たちだったりする。 しかし、オールドゴルファーがコースを去るであろう、あと10年後ぐらいになると、シャツを隠しようが外へ出そうが誰も何も言わなくなっているのではないだろうか。 ・ジーンズ禁止・スエット禁止 今はまだ言語道断だけど、ジーンズもおそらくなし崩し的に問題なくなるだろう。実際、ジーンズのようなパンツやスエットのようなパンツを着た女子プロや若者は多いし、それを作っているのはれっきとしたゴルフメーカーなのだ。 少し前の女子の試合から。これなんて完全に上下スエットだよね。 ・スラックス 30年前、40年前はジーンズは当然として、作業ズボンであるチノパンなどもご法度だった。ゴルフといえばスラックス。ピチッとした折り目のついた、ゴルフ専用のズボンが当たり前だった。今では考えられないけどね。 まあそんなドレスコードも今はなく、せいぜいカーゴパンツ禁止や短パン+ロングソックスという程度にまで緩和されている。折り目のないチノパンももちろんOK。 カーゴパンツはポケットが多くて便利なんだよ。 名門コース以外、実質解禁中だもんね。 明日は最終日、文化編をお送りします。 |
ゴルフ・レッドリスト最終回。 文化編 准絶滅危惧種 ・◯年◯組 3オン2パットのことを3年2組、という。我々より上の世代のゴルファーなら普通に使っているけど、絶滅のカウントダウンは始まっている。 ・チャー、シュー、メーン 「あした天気になあれ」というちばてつや作の漫画の主人公、向太陽がショットの時にタイミングを取るため(漫画的な表現のために考え出されたと思われる)に叫ぶ言葉。 少年マガジンに連載されていたのは実に40年以上前の1981年から1991年まで。そりゃ若い子知らんよね。 今はスマホアプリで読めるけど、今読んだら少年誌に連載されていたことを差し引いても表現がスゴい。なんせ主人公はグリーンを狙うショットで3回に2回はピンにぶち当てるのだ。ありえへん。 ・イヤンバンカー(フィンチ) 「ふとんがふっとんだ」レベルのゴルフオヤジギャグの代表。イアン・ベーカーフィンチをもじったとされる説と、「イヤンバカァン」という女性の艶めかしいセリフをもじったものという2つの説がある。前者はオールドゴルファーが使い(その場合はいやんバンカーフィンチ、まで言うらしい)、後者は明石家さんまが言い出したとか。 ・噛んだマサキ(神田正輝)、噛んだウノ(神田うの) ダフった時に言う定番のセリフ。ちなみに日本で一番言ってる人間はたぶん私だと思う。 ・トップアマ トップした時「俺はトップアマだからな」と続ける。もはや定番すぎて誰も言わない。ほぼ絶滅。 ・銀座の花屋(新地の花屋) 低い球がでた時のセリフ。その心は「蘭(ラン)で(飛距離を)稼ぐ」。なかなか洒落た言葉だけど、さすがに手垢がつきすぎてもう使えないよね。 ・ナイスちょっと 相手がチョロした時に慰め半分、揶揄半分で掛ける言葉。これもほぼ絶滅は時間の問題。 ・高速道路 カート道を使ってボールが跳ね、遠くまで飛んだ時に「高速道路使ったね」という使い方をする。これもド定番だけど、なんとなくまだ言っちゃう。 ・木の下さん 読んで字のごとく、木の下にボールが止まった時に言われる。だから何やねん、と言われればそれまでなんだけど。 ・ダボチンスキー ストラビンスキー、チャイコフスキー、ドストエフスキー、そしてウクライナの大統領、ゼレンスキーなど、ロシア系の名前に~(ン)スキーと着く名字が多いが、それをもじったもの。 ダブルボギー → ダボ → ダボちん(ちょっと可愛らしく) → ダボチンスキー、と変遷を遂げてきたと推測できる。だから何やねん、と言われれば以下略。 ・「(男性が)レディスティから回りたい」「じゃあスカート履いてきな」 「ほなホンマにスカートはいてくるで」「ええよ、そのかわり家からやで」「なんでやねん」までが関西ではセット。だから何やねん以下略。 絶滅危惧種 ・わいは猿や ご存知(え、知らない?)、藤子不二雄A氏による「プロゴルファー猿」の主人公、猿谷猿丸の決め台詞。少年サンデーに連載されていたのは1974年から78年まで。上に紹介した「あした天気になあれ」よりもさらに昔だ。 私が11歳の頃連載開始しているが、これは私がゴルフを始めた頃と一致している。そう、ワイが猿や!(違うって) ちなみに、家に転がっていた木片と何かの棒を釘で止めてドライバーを作り(サルも手作りのドライバーを作っていた)、1発打ったら粉々に砕けたというのは私の実話である。 ・ノーズロ ゴルフは紳士のスポーツであるが、紳士は一皮むけば助平なのである。というわけで、結構際どいゴルフスラングも多い。 かつての紳士たちは、グリーンの外から直接カップインするつまりチップインのことを指してノーズロと言っていた。ノーズロとはノー・ズロースという意味で、すなわちズロース(女性用下着)を履いていない。だから直接ホールに放り込む事が・・・ ああ、お下劣。 ここからは人物が絡むもの。「噛んだ正輝・噛んだうの」は若者でも知っているが、以下の人物は多くがレジェンドや過去の人であり、絶滅危惧種にした。 ・巻いたきよし(真板潔) ・あわや乗り子(淡谷のり子) ・三浦届かず(三浦友和) ・弱気いさお(青木功) 意味は大体わかるよね。古くは江戸時代いや平安時代から続く言葉遊びを源流とする、日本語の高度な技法、「洒落」である。 そして最後に。 ・スタイミ~スタイミ~(スタイリー) 1975年頃のTVで印象的なCMソングを流していた健康器具、それがスタイリー。私と同世代の人は何度も聞いたことがあるはずだ。 変なガイジン(当時の言い方です。他意はありません)が出てきて、片言の日本語で「ワタシニデンワシテクダサイ、ドゾヨロシク」と締めくくるのが狙っていたと言うか面白かったと言うか。 そのスタイリーと、飛球線上に障害物が存在する「スタイミー」を掛け、スタイミーになったらそのCMソングを歌うというのがこれまた昭和のゴルファーの定番だった。 しかし、改めて文章にして説明したら、これ何がおもろいねんって感じだけどね。 以上、これらをゴルフ・レッドブックに掲載します。 |
ヘタをこじらせてしまったようだ。 この一週間練習に行けなかったので、水曜日、ラウンド前日だけど練習へ。そこでまた色々試し、迎えた昨日。朝起きていつものように布団の上でストレッチをしていると、右首に違和感。ストレッチで体をほぐすはずが筋を痛めてしまう。何やってんの。 その後色々ほぐそうとするも、やればやるほど痛みが増してくる。諦めてホームコースへ。いつものMの会。コースへ行ってスイングしてたら何とかなるやろ。 はい、何ともなりませんでした。 ・・・ドライバーは大暴れん坊将軍、アイアンはトップランナー、アプローチはへっぽこ時代に逆戻り、パットもノーカン&ショート(特にバーディパット10cmショートが3回。情けない)。 で、前半は驚異の49。OB1つでこれ。 後半、1番でOB(ダボ)。右に80yぐらい曲がり、隣のホールの真ん中ぐらいまで行ってた。 こういう時は開き直らないと。とにかく引き算だ。あと、頭ではなく体でショットするんだ。体に任せるんだ。具体的には バックスイングで右ひざ我慢 これだけ考えて、あとはもうな~んにも考えない。そしたら、3番から7番までパーで3オーバー。 8番は1.5mのパーパットを外し、9番は3打目トップして奥から寄らず入らずボギーだったけど、ちょっとマシになった。 でも、大台突破(いや、もはや珍しくも何ともないやん)。 あまりの不甲斐なさにラウンド後すぐ練習へ。もう頭を空っぽにして、50yをひたすら打つが、またこの距離が全然打てなくなってた。やばいね。やばいよ。 もうね、今までの色々をすべて忘れて、スイングのリセットが必要だと思う。 |
日曜日。本来なら月例競技に出場する予定だったのだが、ちょっとした理由で出られなくなってしまった。残念。でも、こんな状態で出てもきっと100叩くだろうからよかったのかもね。 というわけで、暇を持て余した私は神々の遊びとして練習へ。いつもなら2籠(100球ぐらい)しか打たないんだけどこの日は時間があり余るほどあったので5籠、250球。 といっても、7割ぐらいはウェッジのコントロールショットだけどね。 で、できるだけシンプルに、先日書いたバックスイングで右ひざ我慢だけ気をつけたんだけどこれだけではダメで(やっぱりな)、もっと基本に戻ることにした。それは、 胸の前にクラブをキープする これだけ。すなわち、ハーフウェイバックまではしっかり上半身を捻転させてグリップを胸の前にをキープし、フォローでもしっかり上半身を回転させハーフショットのフィニッシュで胸が目標を向くまで回転させる。もっと簡単に書けば、 (バックスイング)右向け、(フォローは)左 この「右向け、左」でハーフショットつまりウェッジのコントロールショットが抜群に上手く当たるようになった。いつまで続くかわからないけど。 ・・・つまり、クラブが体の中心から外れてたってことね。そら当たらんわな。っていうか、考えすぎて変にこじらせてたんだろうね。 で、これは中途半端にやってはダメで、右を向く時はバックスイングで右ひざ我慢し、ハーフショットの段階でも体が悲鳴を上げる寸前まで肩をフルに捻転させ、ギチギチにパワーを貯める。そう、昔やってたけどもう歳だししんどいからまあいいか、とやめていた重要ポイントである。 そうすると、下半身とかP6とかを意識しなくても勝手にフォローまでクラブが走ってくれる。もうこれだけでいい。っていうか、もうこれだけしかするな。絶対するな。 でもこれね、怖いんだよ。視界から球が消えそうになるので、空振りとかとんでもないミスショットが出たりしそうで、すごく恐ろしい。実際、タイミングが狂えばむちゃくちゃ変な当たりになるし。 しかし、自分を信じ、その恐ろしさを克服した先にしか正しいスイングはないのだ。 あでも、あともう一つ大事な点。ハーフウェイバックの段階できちんと手首はフルコックさせること。コックが浅いのは私の悪癖なので、これもちょっと意識すべき。 というわけで、今後、技術的なことは 右向け左、フルコック しか考えません。絶対。 |
今日は生殺与奪という言葉を使いたいがために書く厨二病的日記。 ちなみに、 生殺与奪・・・生かすも殺すも、与えるも奪うも、どの様にしようと思うがままであること だそうです。 コースでのラウンド中に起こる天国から地獄。あるいは地獄に仏。それは、ゴルフの女神が哀れな子羊であるゴルファーの生殺与奪を発揮する(あるいは天罰?)からにほかならない。 練習場で必死に練習して、けっこう自信があるショットに限ってミスをする。 久しぶりのラウンド前日。ウキウキワクワク。すると家族が高熱を出し、泣く泣くラウンドをキャンセル。 コンペの組み合わせでいちばん一緒の組で回りたくないあいつと同組になるも、そいつがぎっくり腰になり前半ハーフでリタイアする。 ティショットで今日イチの球を打たせ有頂天にさせといて、セカンドショットでは周囲の空気を瞬時に氷点下までさげるぐらいひどいミスショット。 あまりにも調子が悪く、もうどうにでもなれと開き直って何も考えずに打つと良いショットが出たが、それを再現しようとして打った次のホールでは元の木阿弥へっぽこショット。 グリーンを狙うショットが完璧な手応え、完璧な弾道でピンに向かって飛んでいく。ああ、恍惚の時・・・と思ったらほんのちょっとショートしてバンカーの顎を直撃。大目玉。ダブルボギー。 グリーン花道からの何の変哲もないアプローチ。寄って当たり前、あるいは入れちゃう?と思って打ったらトップして8mもオーバー。でもこの8mが入ってガッツパー。 三大競技直前、練習ラウンドでは70台。今年は仕上がったな、行けるな、と思ったら朝一番のティショットでOB、あとはまったく良いところなしで予選すら通らず(実話)。 前回の反省を活かし、入れ込みすぎず体調も万全にして臨もうと思ったらエントリーし忘れる(実話)。 ゴルフの女神よ。どうかお慈悲を。 (生殺与奪って言うより悲喜こもごもって感じだね) |
練習場ではそこそこいい感じなんだよね。 トップトレーサー・レンジの「12球打って自分のゴルフ力を診断する」というモード。 推定ハンデ+6.2。マスターズに出られるレベルである(笑)。 っていうか、こんなものは練習場だから打てるわけで、ドライバー3球がフェアウェイへ飛んで300yも行くはずないし(この機会はランが異常に出る)、9球のアイアンショット全てでグリーンを捉える球が打てるならコースでアンダーが出る。 つまり、練習場とコースではこれだけ乖離があるといいたいわけだ(自慢したいわけでは決してない)。 では、コースでこれを再現するためにはどうすればいいか。 まず、練習場では多少ダフってもマットでそこそこ飛んでくれる。実は上のモードでも2球ほどダフったショットがあった(なのにグリーンに乗ってる)。そもそも、私のミスは99%がダフリだ。そこで私は考えた。 練習場ではあえてハーフトップで打つ練習をする。 マットの上からはティアップしてしかアイアンを打たないというプロもいるそうだし、石川遼はアプローチでウェッジのどこの溝で打つかまで考えて打ってるらしい(フェースのどの高さに当てるかってことね)。 つまり、コースでダフりたくなければ普段から刃で打つイメージで練習しておく、あるいは絶対マットでダフらさないよう注意して打つ、ってことね。もちろんわざと変な打ち方でトップを打つのではなく、ダウンブローでボールを捉えてトップめに打つ。 まああくまで努力目標で簡単にできることじゃないけど、ハーフトップでもスピンは掛かるしクソダフリよりマシだし、9番~7番ぐらいまでならハーフトップでもグリーンに乗ってくれる可能性は高いしね。 次に、練習場とコースの違いは気持ち。軽い気持ちでポンポン打てる練習場と違ってコースでは一球勝負で気合も力も入る。だから、コースでは構えたらすぐ打つクセをつける。これ、なかなか簡単そうで難しいんだけど。 昔に比べたらちょっとマシになったと思うけど、プレー速い、と言われるぐらいになりたい。自分のためにもね。 そして最後に大事なこと。 右向け左、フルコック まあでも、つべこべ言わずに練習しろってことだけどね、結局は。 |
いつものアレ。 今週と来週はメインのAグリーンがエアレーション作業のため、短めのBグリーン。どれぐらい短いかというと、今回ラウンドした梅松の場合、青ティからだと メイン(A)グリーン 2839y + 3370y = 6209y サブ(B)グリーン 2668y +3156y = 5824y と、400y弱も短くなっている。これは ただ、サブグリーンは距離こそ短くなるものの、グリーンが小さくセカンドが難しくなる、圧倒的にラウンド回数が少ないのでグリーンが読めない(忘れている)というデメリットもありつつ。 あと、サブグリーン周りのバンカーは砂の量が極端に少なくて(ちゃんと管理してくれー)、バンカーショットの難易度が跳ね上がる。1cmほどの砂の下は硬い地面。構えた時分かればそれなりの心構えもできるけど、アドレスした段階ではなかなかわからないこともあり、今回3度バンカーに入れたけど2回は跳ねてグリーンオーバーしたよ。 とまあそんなこんなで。 今週は忙しくて、日曜日以降練習にいけなかったので、朝早起きして近くの練習場で60球。右向け左の復習。まあまあいい感じ。 で、そのイメージのまま出だし5ホールはこれ以上ないスタートだったんだけど、6番のワンオンが狙えるパー4で大プッシュスライスOB、7番パー3は1mのパットを外しボギー、8番はティショットが木の後ろへいってしまい2オン狙えずボギー。 最終ホールは2打目、左足上がりからの4Wが引っかかってOB。集中力と謙虚さをかいた上がり4ホールになって41。 後半松コースはアプローチがまあまあよくて、1パットが5つ。しかしバンカーからの大叩き(上に書いたやつね)が2つあり、40を切れず。 とまあ短いサブグリーンとしてはまあこんなもんかなって成績だったんだけど、肝心の「右向け左」はどうだったか。これね、久々の大ヒット。ミリオンセラー。超バズり。エモい。 バックスイングで捻転差を作り、パワーを貯めるのがこんなに重要だとは(何億回目やねん)。で、実際にこのスイングをするにあたり、 今までよりゆっくりバックスイングを上げ、きちんと捻転を作り、限界が来たら切り返す イメージにしたらすごく打ちやすくなった。リッキー・ファウラーではなく、片山晋呉でもなく、 宮里優作のイメージ。 これからは優作でいきます。 |