日記341
(2022年11月)

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2022/11/1 (1652735hit)   金田久美子11年ぶりに優勝


 埼玉で開催された三菱電機レディス。今回優勝争いした金田久美子と川崎春花、雰囲気がもう対照的というか正反対という感じで興味深かった。結局金田が逃げ切り、11年ぶりに優勝。11年ぶりというのは新記録だそうである。


(JLPGAのウェブサイトから)

 憑き物が落ちたようないい笑顔。

 ちなみに私、金田久美子に対してはネガティブな感情しかなかった。昔ボロクソに書いたこともあるし(ググらないでください)。

 でも、11年間諦めず(って言葉で書くのは簡単だけど並大抵じゃないよね)、努力を重ね、苦労した末に掴んだ涙の優勝はアンチのオッサンの心を鷲掴みするのに十分な破壊力があった。あの、今までごめんなさい。



 それこそ10勝ぐらいしててもおかしくない才能を持ちながら、そのファッションや言動から多くの誹謗中傷やアンチ(お前やんそれ)を生み、それが彼女のゴルフ人生にとってはマイナスに働いたんだろうな、という事は容易に想像できる。

 しかし彼女はその自己主張をやめず、そしてゴルフへの情熱も捨てず、ついに2度めの勝利をたぐり寄せた。芯の強い、素晴らしいゴルファーだと思う。

 きっと私のように思っている(思い直した)ゴルフファンはきっと多いだろう。これからも彼女がますます活躍することを心から願いたい。

 樋口会長もこのやんちゃ娘には苦労しただろうけど、その会長の名前が冠になっているトーナメントで勝ったというのもなにかの巡り合せかもね。会長ももらい泣きしちゃったって放送で言ってたもんね。



 ところで、最終日最終組の組み合わせを見てちょっとしたことに気づいた。



 川岸が28歳で1勝、川崎が19歳で2勝、金田が33歳で1勝と年齢は違えど生涯成績的にはよく似ているが、全員電子機器のメーカーがスポンサーという偶然。トーナメントも三菱電機がメインスポンサー。なかなかのシンクロ率ですな。だから何やねんっていう話だけど。

 スタンレー電気は嬉しかっただろうね。


2022/11/2 (1652735hit)   3つの「め」


 パットには大事な3つの「め」がある。

 1つめはカップをオーバーさせる勇気、つまり強「め」。(おいおい弱めでも「め」じゃん、というツッコミは編者が困ってしまうのでやめてあげましょう)

 カップに届かないと入らないのは絶対的な真理であり、弱めあるいはジャストタッチはケースバイケースで必要だけど、おおむね弱く打つ人よりも強く打つ人のほうがパット数は少ないと思う。



 2つめはラインを読む「目」。いくら狙った通り打てても、強めに打てても、ラインが読めないと入るパットも入らなくなる。ラインは技術と経験、そして知識によってブラッシュアップできる。例えば、練習グリーンで読みが外れたとき(まっすぐのラインを探して打ってみたら曲がったとか)、それが何故なのかを考えるだけでレベルが2つぐらい上がるので考えてみよう。

 一般的なラインの読み方、傾斜の考え方は巷にたくさん出てるのでそちらを参考にしていただくとして、ここではちょっとマニアックな傾斜の話を。

 それはコース(あるいはホール)の全体傾斜。これ、案外忘れがちだし錯覚を引き起こす原因にもなるんだよね。富士山近郊のコースでよく言われる「富士山から順目」というのは、芽が順目なのではなく全体傾斜によるものと考えられる。富士山の裾野ってむちゃくちゃ広いからね。
 


 だから、関西によくある「山の斜面に作られたコース」では、グリーンは谷の方向に向かって傾斜していると基本考えた方がいい。コースが東西南北どちらの斜面に作られているか(南向きが多いとは思うけどね)を知るだけで、グリーンを読むヒントになるのだ。

 また同じ理由で、打ち上げのホールのグリーンは受け傾斜が強く(つまり奥から速く)、打ち下ろしのホールでは手前から奥へ速い事が多い。あくまで傾向で、意地悪な設計家はあえて逆の傾斜をつけたりすることもあるけどね。




 そして最後、3つめの「め」は・・・諦(あきらめ)の「め」。毎日マットで100球カップインの練習をしても、傾斜や芝目が読めるようになっても、毎回パターの芯に当たるぐらいの技術を身につけたとしても、パットは入る時は入るし外れる時は外れる。

 目に見えないぐらいの傾斜やスパイクマーク、砂粒1つや芝一枚で入るパットが入らなくなることもある(逆はめったにないのが不思議だけど)。だから、入っても浮かれない(バーディパットが入ってガッツポーズをするなんて恥ずかしいですよあーた)、外れてもくよくよしない。ある種の悟りというか諦めをもってパットをしないと、心を病んでしまう。

 できるだけのことをしたら強めに打つ。あとは運を天に任せ、日頃の行いを良くし、ゴルフの女神に感謝の気持を忘れず、左耳でカップインの音を聞くまでその永遠と思えるようなドキドキした時間を味わうのが正しいゴルファーのあり方なのだ。



 以上、facebookで「3つのナントカが大事」という文章を読んで30分ぐらいで適当にでっち上げたんだけど、どう?(どう?じゃねーよ)


2022/11/4 (1652933hit)   会場記念日杯で・・・・・


 毎年11月3日に開催される会場記念日杯。今年は丁度(私の仕事が)休みの木曜日に当たったので、何年かぶりに参加。

 昼食付き、お土産(参加賞)付き、ティは青か白のどちらでも可、成績はダブルペリアとまあお祭りみたい(事実お祭りだけどね)な競技なんだけど、Mの会のN川さんと、そのお友達で上級者のK嶋さん、O畑さんとの4バッグで。

 K嶋さんもO畑さんも(たぶん)私よりちょっと上の女性なんだけど、タイトルも取っておられるしむちゃくちゃお上手だった。この日は後半疲れからかいくつかミスがあったけど、それでも余裕で80半ばのスコア。距離の長い赤ティからと考えると、男性の70台半ばの価値があるスコアだと思う。

 それでいて威張らず驕らず、「私なんてまだまだ」とおっしゃる。ゴルファーとしても人間としてもお手本にすべきお二人だった。また機会があれば勉強させてください。

 で、スコアの方なんだけど。



 内容はともかく、41・41の82なんだよね、どう計算しても。でも、



 何故か過少申告してる・・・・(はあと)

 カートナビに入れる成績表で出したんだけど、40とばっかり思いこんでたからホールバイホール確認しなかったよ・・・・・・・今日コースに連絡して、失格にしてもらいます・・・・・・・俺の20000ポイントが・・・・200万円(嘘)が・・・・・・6回薄暮いけてたのに・・・なんで俺はこうへっぽこ野郎なんだ・・・・自分が嫌いになるよ・・・・・




 余談。午後のスタートホールで、2つ後ろの組?でラウンドされていたご夫婦の奥様(N川さんらのお友達)が私に話しかけてきてくださった。

「hiroさんって、ブログやってますよね?夫婦でいつも拝見してます」

 嬉しい。でもちょっと気恥ずかしい。目立たないようにしてるつもりなんだけど、見る人が見たら判っちゃうのか。ホントに悪い事できない(いやしてないしするつもりもないけど)(いや過少申告してるやん)なあって思った。

 Fさん、いつも読んでくださってありがとうございます。どうか生暖かい目で見守ってやってくださいませ。



 教訓。ホールバイホールもきちんと確認しましょう。


2022/11/5 (1652990hit)   アプローチの球筋とグリッププレッシャーの関係


 金曜日、会場記念日杯の過少申告を申し出にコースへ。競技委員長は(当然)いなかったので、支配人に理由を告げ、失格にしてもらうようお願いしてきた。

 コースにしたら面倒くさい話で、そのまま黙っといてもらったほうが手間がかからないし丸く収まると(コースなら)思うだろう。でも、名誉だけならともかく、ポイント(お金)が絡むことだし、昨日日記に書いてしまったし、なにより嘘をついたままメンバーを続け競技に出続けられるほど私は心が太くない。

 2万ポイントは勿体ないけど、きちんと処理してもらったほうが精神衛生上良いからね。っていうかこれでポイントもらったらただのズルだ。でも・・・黙っといてもよかったかなあ・・・という気持ちが無いといえば嘘になる(笑)。




 さて、せっかくコースへ来たので、ついでに練習でもしようとアプローチ練習場で100球ほど。そこで、ちょっとした、トンデモない、今世紀最大の発見をした(ただし上級者は当たり前に知ってることだと思う)。


 きさいちCCのアプローチ練習場は奥行きが15yしかないので、キャリー5yぐらいのスピン系アプローチとキャリー10yのロブ系アプローチを練習した。ちなみに私の打ち方だけど、基本56度のウェッジを使い、

スピン系はボールを右に置いて上からぶつけて終わり

ロブ系は体を使って大きく、クラブをゆっくり動かす感じ


で打つ。


 で、ここからが重要。スピン系の場合グリップをゆるめにしたほうがイメージが出やすいよね。グリッププレッシャーが強いと強い球になってランが出すぎる。

 で、ロブ系でも今まではグリップをゆるめにしてたんだけど、全然うまく打てない。基本ダフる。そこで思ったんだけど、だったらいっその事ロブ系では逆にしっかり握ってやれと思ってやってみたら、これが(当社比だけど)大変上手く打てるんだな。

 まあ考えたら当たり前で、スピン系はヘッドを加速して当てたほうが良いし、逆にロブ系は体の回転で等速にクラブを動かすんだから手首が変な動きをしない方がいい、のでグリップを固めてもOK。

 つまりこういうことだ。

 スピンの効いたソリッドな球を打ちたいときはグリップをゆるく。

 逆に、

 ふわっと上げる高くて柔らかい球を打ちたいときはグリップを固める。


 フツーに(何も考えずに)イメージしたら、スピンの効いた勢いのある球を打つときはグリップを固めたくなるし、ふわっと柔らかい球を打つときはグリップもゆるゆるにしたくなるけど、まったく真逆だよね。つまり本能に逆らわないといけない。



 ゴルフを初めて半年ぐらいの初心者がグリーン周りで高い球をいとも簡単に打つのは、きっとグリッププレッシャーが強いせいなんだろう。また、プロが鋭いスピンショットを打てるのは、手首(グリップ)を想像以上に柔らかく使っているからなんだろう。

 クラブを握り始めて50年。ジュニアゴルファーならたぶん数ヶ月で気づくであろうこの真理にやっと気づいた。遅すぎる(し鈍感すぎる)けど、きっとこれからは今まで以上にアプローチが上手くなっていることだろう、なんて書くとプレッシャーがかかるからちょっとだけでもへっぽこなアプローチがマシになったらいいな。


2022/11/7 (1653057hit)   きさいちカントリークラブのパー3


 今日は誰得な健忘録を。ホームコース(きさいちCC)のパー3の正確な距離と、選択するクラブをご紹介。ちなみにティはすべて青ティ、グリーンはすべてAグリーン。

 青ティでも5~10yぐらいは変動があるから、まああくまで参考にってことで。



 松2番。距離の長い打ち下ろしのパー3。HDCP7だけど、青や黒からだとなかなかパーが取れない。松はこの2番と3番(パー4)が難しいんだよね。



 エッジまで200y、センターまで218y、奥エッジまで235y。打ち下ろしは10y~15yぐらい見る。

 守るならグリーンエッジまでのクラブ(私の場合4アイアン、以下同じ)、攻めるなら4U(200)y。



 松6番。きさいちのパー3で一番距離が短い。右は受けているが左はOBが浅い。前後より左右の精度が求められるが、グリーンは奥へ傾斜していて奥へ向かって速い。



 エッジまで120y、センターまで135y、奥エッジまで150y。

 ピン位置、風によって8番か9番。ちなみに松2番と方位はほぼ同じ。



 竹2番。グリーンが小さく幅がないのでなかなかオンさせ難い。砲台グリーンで左右へこぼすと2オンの難易度も高い。



 エッジまで140y、センターまで150y、奥エッジまで160y。数ヤードの打ち上げ。

 普通は7番、アゲンストの時は6番。



 竹6番。きさいちの名物ホール。高所恐怖症の人なら足がすくむ、はるか40yの打ちおろし。



 エッジまで210y、センターまで230y、奥エッジまで245y。打ちおろしは25y~30y見る。

 無風なら190yのクラブ(4アイアン)で丁度だけど、普通はアゲンストで4Uを持つ。雨の前はフォローになり、5アイアンで届くこともある。竹コースのパー3も方位は2ホールとも同じ。



 梅3番。谷越えだが115yで越える。問題は谷を越えてからグリーンまで上り傾斜になっているという点。手前に着弾したらそこで止まるか戻ってくる。理想は高いスピンの効いた球だけど、大きめのクラブで低い球を打ってワンクッションで転がし上げるという攻めもあり。



 エッジまで165y、センターまで175y、奥エッジまで185y。打ち上げ数ヤード。

 奥へ行くと難しいので、花道狙いで6アイアンかゼクシオクロスの7アイアン、アゲンストなら4アイアンか4Uで転がしあげる。



 梅7番。こちらも谷越えだが、きっちり140yは必要。谷を越えてもバンカーがある。グリーンの奥行きが無いのでてできればここに入れたくない。右手前の花道が安全なルート。



 エッジまで150y、センターまで160y、奥エッジまで170y。ほぼフラット。

 6アイアンかゼクシオクロス7アイアン。


 以上、ニッチすぎる情報でした。


2022/11/8 (1653122hit)   トップトレーサー30


 トップトレーサー・レンジのコンテンツの1つ、トップトレーサー30。実戦形式で30球打って、どれくらいの腕前か判定してくれるプログラムなんだけど、やっとHDCP以下で回れた。



 出だし(2球目)いきなり右プッシュOBからリカバリー。アイアンショットがキレキレだった。

 9アイアンのステップ打ちのイメージと、アドレスで左肘を脇につける(ひじの曲がるほうが正面を向く)のと、左手をしっかり伸ばしてバックスイングするのと、ヘッドを低く長くバックスイングするのと、手首の力抜くのと、背中向けたままダウン~インパクトと、長いクラブはフラット目のスイングと、シンコペーションのリズムで切り返しでいい感じ。

 注意点が8つもある(奇しくもHDCPと同じ)ようじゃコースではまだまだだろうけどね。


2022/11/9 (1653171hit)   2022年女子プロテスト合格者


 今年も過酷なサバイバルレース、女子プロテストが終わった。スケベジジイとしてはいちおうチェックしておかないとね。




 20人中、タイから1人、台湾から1人、韓国から2人。TVで何度か見かけた子もちらほら。残念ながら、日本女子アマを獲った寺岡沙弥香ちゃんは1打足らず(4オーバー)で合格できなかった。あと個人的に応援してた識西諭里も涙をのんだ。


 ここからまたニューヒロインが誕生するんだろうね。彼女たちの人生に幸多からんことを、と内容のない日記ですいません。


2022/11/11 (1653286hit)   2OBと4パット


 いつものMの会。いい気候、良いゴルフ仲間、最高でした。


 ショットは結構いい感じで、ドライバーは2発OBがあったけど気持ちよく振れているし、何よりアイアンが生涯最高に良い感じなんだよね。何が良いのかわからないけど、考えられるとしたら「9アイアンのステップ打ち」のイメージでショットしてることぐらいかなあ。その肝は(繰り返しになるけど)、

・バックスイングで左サイドを緩ませない、ヘッドを低く長く上げる
・切り返しで背中向けたままクラブを下ろす
・トップからグリッププレッシャーをゆるめにし、レイトアンコックからインパクトへ向かってクラブヘッドを「びゅん」と加速する


 という感じ。まあ今までいろいろな先生に教えてもらったことばっかりなんだけどね。

 そのお陰か、パーオン率は44.4%(8ホール)、エッジから2回パターを使ったので実質55.6%。私にしては驚異的な数字だ。


 それなのにスコアが平凡だったのは3パット1つ、4パット1つ、アプローチがいまいちだったから。1つ目の3パットは右手前のピンに対し左奥から、マウンドを越えていく長いパットだった(梅7番)ので仕方ない。

 としても、4パットは受け傾斜の強い松3番、ピン下7mからオーバー、返しのむちゃくちゃ速い微妙なスライスがカップ横をすり抜け3mもオーバー、これを打ちきれずという超へっぽこなもの。めったにバーディが取れないホールでのバーディパットで気合いが入れすぎたせいだけど、まあアホですな。


 アプローチは最近新しい打ち方を練習してて、それを何度か試してみたせいもあるんだけど、まあ基本下手なんで仕方がない。

 というわけで。



 いくらドタバタしても45は切らなあかんね。以上。


2022/11/14 (1653413hit)   雨の日の過ごし方


 昨日は久々の雨。この季節、薄暮プレーは流石に無理。

 さて、雨でゴルフの予定が中止になった時、一端のゴルファーならどう過ごすべきか。半分本気、半分おふざけで考察してみた。



1、練習へ行く

 うん、普通。まっとう。いつもより多めに球を借り、普段できないような練習やドリルをする。いつも行くH田ゴルフセンターにはトップトレーサー・レンジが入ってるのでそれで色々なゲームやバーチャルラウンドをしたりする。セントアンドリュースをラウンドしたり。

 ちょっとだけこっ恥ずかしけど、これが意外と練習になるんだよ。バカにしたものではない。本番のような緊張感がショットに生まれるし、1回1回クラブを変えるし、球筋とかミスしてはいけないところも考えるし、自分の苦手が浮き彫りになるからね。

 「練習は本番のように、本番では練習のように打て」というのを実践できる。

 ただし重要な点が一つ、必ず屋根のある練習場へ行きましょう。まあ、あえて屋根のないところへ行き、レインウェアを着て練習する(雨の日のラウンドを想定して)と言うのもアリだけど、そこまでやると立派なヘンタイです。え、私?さすがにそんな奇行は5回ぐらいしかしたことありません。

 ちなみに昨日は4かご、181球を2時間11分掛けて打ちました。



2、ゴルフショップへ行く

 心の中にくすぶるゴルフ熱を冷ますため、用事もないのにゴルフショップへ。細心のドライバーを(買いもしないのに)試打したり(ショップの人すいません)、ワゴンセールを冷やかしたり、フェイスブックで紹介されていた練習器具を手に取ったり。

 で、結局ティなんかの小物だけ買ってお茶を濁す。こうしてティがどんどん増えていくのであった。使い切るには何年掛かるんだろう。



3、中古ショップへ行く

 ここでも(買いもしないのに)ドライバーやフェアウェイウッドを見て、試打なんかして過ごす。お店の人はたぶん冷やかし客とそうでない客はすぐわかるんだろうね。冷やかしで出かけたときはほぼ放っておかれる。まあそれのほうが良いんだけど。

 でも、30回に1回ぐらいこれ!というクラブに出会うことがあるので中古ショップの冷やかしはやめられない。私は人との出会いもクラブとの出会いも縁のものだと思ってるので、その日その店に行って出会ったのが運命、と思えるような出会いがあるんだよねやっぱり。

 そしてその運命は、次のラウンドでそのクラブを使ったときに単なる思い込みだったことが判明するのだ。結婚と同(ry

 ちなみに昨日は家に転がってたパター(オデッセイ#7)を1本買い取ってもらったんだけど、2000円だった。こんな事なら誰かに5000円で売ったらあげたらよかった。



4、YOUTUBEのレッスン動画を見まくる

 一番やりがちで、一番安易で、でも一番やったらあかんやつ。知識ばっかり詰め込んでもゴルフはうまくならない。むしろ害悪。付け刃の開眼でボールを数百個は無くし、ストロークも数千打無駄にした私が言うんだから間違いない。

 ちなみに昨日は横田真一チャンネルの森守洋の回となみきゴルフのハーフベスト更新?とチェケラーゴルフで堀川未来夢がゲストの回と吉田一尊のシャフトの逆しなりを理解するというのとDaichiゴルフの最大効率スイングと山本道場の最新アップのやつを見た(お前もアホほど見とるやないかい!)



 
5、自身のウェブページやブログにくだらない駄文を書く

 はははは。

 ・・・・・。

 (また同じオチ・・・・)




2022/11/18 (1653670hit)   大人の遠足・遙かなる淡路島(1)


 淡路島。瀬戸内海の兵庫県と徳島県の間に位置する、日本で6番目に大きい島である。関西在住の人間からすると「ちょっと足を伸ばせば行ける、ちょっとしたリゾート地」的な場所だ(関東でいうと湘南とか?しらんけど)。

 ただリゾート地、と言えるようになったのは最近で、明石海峡大橋・鳴門海峡大橋がなかった頃(つまりフェリーでしか行けなかった頃)は陸の孤島というかひなびた田舎というか里山というか、大変のんびりしたところであった(関東でいうとアクアラインができる前の木更津とか?しらんけど)。



 で、今回はホームコースで毎週木曜日にプレーしているMの会のメンバー7人で、初日に淡路カントリー倶楽部、2日目にスプリングゴルフ&アートリゾート淡路をラウンドするというゴルフ旅行。

 天気は最高。朝7時に大阪を出発し、9時過ぎに淡路カントリー倶楽部到着。



 50年の歴史を感じさせる、地元密着的なコースである。カートナビも導入していて、セルフプレーで。山の上にあるので景観は最高。私のラウンドしたコースの中で、景色は3本の指に入る。



 コース自体はそこそこの(=相当な)山岳コースだった。特にインコースはなかなか面白かった(=すごいアップダウン)。100yの打ちおろしホールとか(3番パー5)。



 お昼は「生」しらす丼。これもゴルフコースで食べた昼食の中でベスト3に入る美味しさ!これを食べるためだけに淡路カントリーへ行ってもおかしくないぐらい。

 写真では生しらすは少なそうだけど、もうこれでもか!というぐらい入ってた。周囲の刺し身も新鮮で最高。



 後半、こういう谷超えのプレッシャーを感じつつ、OBを2発出しつつ。
 

(15番パー4)

 結局こんな感じでホールアウト。



 前半と後半で別人ですが、まあいつもの事なので。

 ちなみに前半のバーディ解説。

 3番は最高のティショットで残り210y地点まで(350yドライブ!とてつもない打ち下ろしだけど)、2打目4アイアンで花道まで、アプローチが1mに寄ってバーディ。

 7番も短いパー5、ティショットフェアウェイ、2打目220yを4Wでグリーン手前まで、アプローチで上手くスピンが入って80cmに。

 後半のダボ3連発。

 14番がティショットのプッシュスライスOB、15番がティショット完璧から2打目6アイアンをとんでもなくこすってトホホ、16番はアプローチミス2連発。



 ラウンド後は日本の夕陽百選にも選ばれた北淡町からの夕日を眺めつつスプリングゴルフ&アートリゾート淡路島へ移動。風呂に入り、夕食&部屋飲み。全員が健康優良不良中年なので11時にはお開き、疲れもありすぐに寝たのでありました。


続く。


2022/11/19 (1653727hit)   大人の遠足・遙かなる淡路島(2)


 2日目は朝6時半起床。美しい朝日を眺めつつ食堂へ。フツーの朝食膳を食べ、同じ敷地内のスプリングゴルフ&アートリゾート淡路へ。

 リゾートホテル併設のコースなので、ハワイとか沖縄のリゾートコースのイメージを勝手に期待した私が悪かったんだけど、まあ、何というか、普通のコースでした。

 敷地内にアート作品があるのが「アートリゾート」を感じさせるけどね。




 アート作品の前で小学生のようにはしゃぐ中年男女。

 でも、リゾートコースを標榜する(ビジター中心・お気楽に楽しくラウンド)なら、カートナビぐらいは付けといてほしかったなあ。隠れた溝とか(1番)、斜めに池を越えていくパー4とか(2番)、打ち下ろしで着弾地点にクリークが横切ってるパー5とか(10番)、そこそこのドッグレッグとか、ティグラウンドからどこへどれぐらい打ったら良いのかが初見ではわからないホールが多かった。

 その典型が前半7番。どこへどれぐらい打ったらいいの?4Wを持ったけど、左へ引っ掛けてOB。まあ私が下手なんだけどね。


 
 景色はここも良かったけどね。



 アウト9番。ティショットは左のネットにあたってセーフ、2打目ゼクシオクロス7アイアンでレイアップ、3打目PWでピンハイ1mに、この日唯一のバーディ。



 インのスタートホールパー5。ここはなかなか面白いレイアウトだった。




 180y~210y地点に斜めに20y幅の溝が切ってあり、入るとほぼ出すだけになる。打ち下ろしなので普通に打てば越えるけど、無意識に力が入ってミスを誘発する。はい、リキんでプッシュスライスOBでした。素直やな俺。

 そして最難関13番。



 ティショット打ちおろし、240y地点から80y(実質120yぐらい?)の谷越え、3打目から左ドッグレッグ打ち上げ。

 ドライバーを使うと谷に入る可能性があるので4Wで。ちょっと天ぷら気味で、右の法面からフェアウェイへ。しかし2打目が残りすぎて谷越で200y近く打たないといけない。それも、左足下がりのライから。もう一度4Wで・・・力入ってヒールトップで谷底へ。さようなら。特設4打目からグリーン手前まで、寄せワンでボギー。

 ここはリベンジしたい。


 
 ホームホール。だらだら打ち上げの右ドッグレッグパー4。正面のホテルがリゾート感を醸し出している。



 ティショットフェアウェイ右サイド、2打目PWでちょっとダフってグリーン手前にオン。奥のピンに対し20m近いパットをなんとか寄せてパー。

 というわけで。



 この日は3パットを2回してしまったのが悔やまれる。あとOBが3つ、池ポチャが1つあったらこんなもん(13オーバー)ですな。パーオン率が高いのは距離が短い(6074y)せいだけど、ショートアイアンは相変わらずいい感じ。

 しかし、2日連続ラウンドは慣れていないせいもあってかきつかった。体が全然回らないし、筋肉痛だし(どんだけボロい体や)、ドライバーは制御できないし(もとからやん)、アイアンは一番手飛ばないし。



 楽しい時間はあっという間に過ぎる。また、何の変哲もない日常へ戻っていくのだ。淡路のサービスエリアで早めの夕食(しらすと玉ねぎのかき揚げ丼)をとり、成績発表とお土産タイム。淡路の玉ねぎスープを必ず買って帰るのだ。



 そして御堂筋のイルミネーションが今回の旅行の終わりを告げたのでありました。あー楽しかった。皆さん、ありがとうございました。


2022/11/21 (1653792hit)   OBを減らしたい、捕まったアイアンショットを打ちたい


 日曜日に用事や雨などが続いたため4週間ぶりの薄暮。N井さんに誘っていただいて。薄暮友達のS井さんと、上級者のI次さん(見る人が見たらすぐわかるな)とご一緒に。



 前回のラウンドで安定しなかったティショットのOB(プッシュスライス)、アイアンが捕まらないという2点を何とかすべく、「ドライバーの置きにいくショット」と「捕まったアイアンショット」というのを課題にラウンド。

 ドライバーの置きにいくショットは、短く持ってボールを気持ち右に置いて低いスライスを打つ感じ。捕まったアイアンショットは体を突っ込ませないでインサイドアウトに振る。まあ言うのは簡単なんだけどね。で、どうだったか。


 まずドライバー。

 置きにいくショットはまあまあ使えそう。飛距離はナイスショットの10y減ぐらいだけど、そもそもフルショットで芯を食うことはめったにないので、結局飛距離はいつもと同じ。もう全部置きにいくショットでもいいかも。

 ミスの傾向。ボールの微妙な位置の違いによって左右へ散る。具体的には、左へ置きすぎると左へまっすぐ、右へ置きすぎると軽いプッシュスライスが出る。ちょうどの位置が難しい。たぶん上に書いたとおり、フルショットの位置より気持ち内側(右側)でいいと思うんだけど、ボール半個~1個ぐらいの差だと思うのでこれは慣れてしっくりくる位置を覚えないといけないかな。

 球の高さは十分抑えられてて、アゲンストとか打ち下ろし、狭いホールで威力を発揮しそうだ。



 そして捕まったアイアンショット。これは10球中1球ぐらいしか成功しない。良くてプッシュ、ほとんどプッシュスライス。でも出球が(目標より)右というのは希望が持てる。インサイドから入ってるってことだからね。

 まっすぐ出て右や、引っ掛けて戻ってくる(アウトから入る)よりはいいよね。たぶん。

 しかし、これでもか!というぐらいインから入れてフェースを返してるつもりなんだけどそれでもフックにならないのはまだ手のローテーションが弱いのかなあ。もっと積極的に手、あるいはコックを使わないといけないのかもしれない。



 今までとまったく違う球筋にするんだからもっと思い切って体の動かし方も変えないといけないね・・・と、しなくていい改造をしてせっかくのいい調子から大スランプに陥るというヘタクソゴルファーあるある。
 

2022/11/25 (1653997hit)   第101回GB月例


 仲間内だけの毎月第4木曜日の競技会、GB月例も101回を迎えた。めでたいことである。まあでも、特別になにかするわけではないんだけどね。

 ホームコースきさいちCC、白ティから。白からなので70台出したいところだったんだけど。



 この日はパットがダメダメDayだった。短いの(1m以内)を3つ外したし、できれば入れたいパット(2~3m)もことごとく入らずって感じ。まあそんな日もある。

 アプローチも悪くないけど寄り切らず、パット外してボギーが7ホールもあった。まあそんな日もある。

 アイアンは良いのと悪いのの両極端だった。まあそんな日ばっかりだけど。

 ドライバーは2発ほど派手なプルがあったけど、それ以外はまずまず。高さを抑えたコントロールショットはマジ使える。ドライバーだけ満足。


 ダボはなかったけど3パット2つ、10回あったバーディパットをモノにできたのは1回だけ。(ショートゲームが)いい方に転んでたら75ぐらい出てた内容だっただけにちょっと残念な1日だった。


2022/11/28 (1654128hit)   2022年11月月例競技


 よかったこと。パーオン率50%、終盤の2バーディ。

 あかんかったこと。OB2つ、そして3パット4つ。



 3パット4つには思い当たることがある。いま、コースのグリーンは1年で最高の状態に仕上がっていて、おそらくスティンプ9ftぐらい出てると思う。おまけに、普段より固めに仕上がっている。

 でも、普段のきさいちは7~8ftぐらいなのでどうしても強めに打ってしまうのだ。5mぐらいまでならともかく、それ以上長い距離だとファーストパットを大オーバー、返しを外すというパターン。これが1つ目。そんなん1回打ったら調整せえよ、というご批判は受け入れる。

 あと、この日はトラススパイダーではなく久しぶりにキャメロンのパターを持っていった。「たまには私を使って・・・」と言う声がファントムXちゃんから聞こえたのだ(変な薬使ってるわけではありません)。私ほどのベテランになるとクラブからの声が聴こえてくるのである(変な薬使ってるわけではありません)。

 そのファントムXの転がりがよすぎてオーバーというのが2つ目。そんなん調整せえよ、というご批判は以下同文。

 3つ目は短いパットをポロポロ外したこと。1m以下を3つぐらい外した。単にヘタなだけ、という以下同文。

 そして4つ目、パーオン率が上がると長いパットが残りがち。それで3パット。以下同文。

 最後の5つ目、パーオンするということはバーディパットということ。やっぱり狙っちゃうじゃん、無意識に。そしたら強めになるじゃん。バーディパットをショートしたくないもん。で、返しの1mちょいを外すというパターン以下同文。


 ラウンド前の練習グリーンで「ちょっと速いな、普段より優しめだな」とちゃんと判ってて、さらに本番でもちゃんと理解して狙いどころや強さを確認してるのに、いざ打つ時になると目から入った情報と記憶のまま打ってしまうという、いわば「ホームコースあるある」であって・・・え、単に頭が悪いだけ?言い訳?そのとおりですはい。


  アプローチも突っ込みがち。グリーンが固くなるとこんなにスピンって入らないの?(何年ゴルフやってんねん以下同文)。

 梅4番、3打目でグリーン左手前へ、右奥のピンに対してのランニングアプローチ、ちょっとスピン入れたつもり(はい出ました出来もしないことをさもできるかのような記述。見栄っ張りですねー)がグリーンを横断して反対側にこぼれる。

 松2番、ティショットをいつものように左引掛けでOB(もう松2番は絶対に引っ掛けないクラブで打つ!)し、3打目はグリーン左手前ラフから45y(ピンがすごく奥だったのだ)。40yキャリー、5yランのつもりで打ち、35yキャリーだったにも関わらず15y以上もランが出てグリーンオーバー。ベアグラウンドからのアプローチをミス、5打目で載せて2パットの7。えここパー5だったっけ?いやパー3です。

 とまあ色々言い訳してるけど、結局は単にヘタなだけで。 



 グロス14オーバー、ネット6オーバー、6オーバーはOB1つと3パット2つとアプローチミス1つ分って感じ。

 ショートゲーム以外、つまりドライバーとアイアンのいい感じは何とか続いている。たまにとんでもないへっぽこ球は出るけど、これはタイミング(上半身と下半身の動きがずれる)とかメンタル(OBを打ちたくない、左へ曲げたくないという消極性がスイングに出る)で、技術的なものはだいぶ安定してきたと思う。ステップ打ちドリルのお陰だと思う。

 ステップ打ち(ドリル)・・・8番か9番アイアンで普通に構え、左足を右足に揃える→と同時にバックスイング→ハーフトップ寸前で左足1本で元の位置へステップ→前傾を保ちながらインサイドからインパクト→頭を残したままハーフショットのフィニッシュ(ゴル◯ィア香里園校のS水プロに教わりました)

 パーオン率50%がその成果を物語っていると思う。あとはパター(距離感)とアプローチ(精度を上げる)と発作的に出るOB(メンタル)だね。

 あ、ちなみにバーディ2つは得意の8アイアンで思い通りに打てた結果なので、これは素直に嬉しかった。でもそれ以外はまだまだ以下同文。


2022/11/29 (1654194hit)   OKパット問題(1)


 パットにOK(コンシード)を出す。あるいは出される。これ、ずっと前にも書いたけど意外に難しい。そして、OKには、たまに「モヤッとした気持ち」を引き起こす事があると思うんだよね。



 この話題を書こうと思ったきっかけ、それはツイッターに、

「ボギーパットにOKを出した。しかし出された人はそのパットを打って外した。そのホールはボギー?ダボ?」

という書き込みがあって、OKを出したんだからその時点でボギー確定という意見、ストロークしたんだからダボになるという意見、「練習さしてもらいます」と言ってから打って外したのなら大丈夫(ボギー)、いや時間短縮のためにOK出してるのに打ったので懲罰的にダボなど、あらゆる意見が出てて面白いと思ったからだ。


 これ、どうして答えが出ないのかははっきりしてる。ストロークプレーではOKが正式なルールじゃないからだ。

 マッチプレーの場合、OKは正式に認められておりOKが出た段階でスコアは確定なので、打とうが入れようが外そうがボギー。しかし、ストロークプレーの場合、OKはあくまで仲間内だけの、そしてプレーファストのためのルール。OKそのものが非公式なローカル(的)ルールなんだよね。

 だから色々な考え方があって当然。でも、マッチプレーと同様基本的には「OK出した時点でホールアウトでスコア確定」が一番シンプルじゃないかなと思うんだけどね。だって、OK出したボギーパットを無造作に打って、カップに蹴られて2mオーバーして、そこから3パットしたら8にするの?それこそプレーファストの精神に反するんじゃね?(ちなみに私はこういうのをよくやる)

 あと、OKを出してやったのに打つなんて偉そう・傲慢・自分勝手などという意見もあった。で、この意見というか考え方こそがこのOKパット問題をややこしくしてる要因の元凶なんじゃないか?と私は思うのだ。


 OKって出してあげるものなの?出してもらうものなの?

(続く)


2022/11/30 (1654257hit)   OKパット問題(2)


 昨日の続き。

 一般論として、OKは、競技者の腕前や全体の状況、進行などをしっかり把握した人、つまり「上級者・年長者・ゴルフ歴が長いプレイヤー」が、「そうでない人」に出すケースが多い。

 100を切れないゴルファーが自分よりはるかに上手い者にOKを出す、平社員が部長にOKを出す(まあこれは別の意味でありかもしれないけど)、ゴルフ歴2ヶ月の人がゴルフ歴40年のベテランに「それOKっす」と宣言するという状況は、まったくないとは言わないけどレアケースだ。

 そう、つまり、OKはどうしても出す側が上から「出してあげた」、受ける側は「出してもらった」というニュアンスを含むことになる。

 だってOKを出すというのは「その短いパット、もう打てなくても入ったことにしてあげるよ」という慈悲の気持ち(?)とか、「それ外したら8?9?もう可哀想だからOK出したるわ」とか、ひどい場合には「お前の80cmが入ろうが外れようがどうでもいい。早くどけ」など、ある意味究極の上から目線で人のストロークを支配するという側面があるわけだからね。

 もちろん「あなたのような上手い人がそんな短いのを外すことはないでしょう。だからOKですよ」というリスペクトを含んだOKもあるだろうけど。つまり、

 結論1:OKには「出す側」と「出される側」で力関係が存在する。



 別の観点。ゴルファーにはOKを出されて嬉しいプレイヤー(OK好き)と、嫌がるプレイヤー(OK嫌い)の2種類が存在する。どちらでもいいという人もいるだろうけど、簡単な判別方法がある。1mのパットにOKを出された時「1mを打たなくて済んだ!」と無条件で喜ぶ人はOK好き、少しでも引っかかる気持ちが出る人はOK嫌いである。

 そして、エンジョイゴルファーはOK好きが多く、競技志向が強くなるほどOK嫌いが増えていく傾向があると思う。いや、はっきり書こう。上級者ほどOK嫌いで、上手くない人ほどOKを喜ぶ。

 で、OK好きは自分がOKを出してほしいので人にもOKを出す場合が多い。っていうか、OKを出して「あげる」とどんな人も無条件に喜ぶ、と思いこんでいる人もいる。

 結論2:エンジョイゴルファーはOK好きが多く、皆OKを喜ぶと思いがちでOKを出したがる。



 しかし、OK嫌いからすると、OKを出されることは上に書いた通りプレーの機会を奪われることであり、また短いパットにこそゴルフのエッセンスというか本質があるということを知っているため、OKを出されるというのは大きなお世話だったりする。

 いや、好意で出してくれてることはわかるしリスペクトしてくれてるのもわかるけど、基本放っておいてほしい(10cmとかならともかく)。横からの70cmは外すには十分の距離だし、気合を入れて沈めたいパットなんだよ。スロープレーにならないことが大前提で、バッチリ読んでトライしたいんだよ。その緊張感を楽しみたいんだよ。

 ただ、競技志向ゴルファーの中でも温度差はある。「お前らは俺様に70cmのパットを打たす気か?」などと考える上級者や、コンペや競技でなければ自分で勝手に(OKと判断して)ピックアップする人もいる。まあそういう人は(いい意味で)放っておけばいいと思うけどね。

 結論3:競技志向ゴルファーはOK嫌いが多くOKを出してほしくない。ので基本人にも出さない。




 さて、ここまでの結論から導き出されること、それは何かというと、

 上級者は、自分はOKは不要だけど、他人には出す立場になる。ただ人のプレーにはあんまり干渉したくないし自分も干渉されたくないので本音は出したくない。一方、エンジョイゴルファーは自分には出してほしいので皆にも出したいけれど自分の立場を考えると簡単に出せない。

 この矛盾が、OKにまつわる「モヤッとした気持ち」の正体だと思う。


 
 最初に「今日はワングリップOKで行きましょう」とか「私はOK出してもらわなくていいです」などと言っておくというのも一つの手だけど、たかがOKでそこまで必死になるのもなんだか違う気がするしね。

 さらに、仕事関係の上下や人間関係の好き嫌いやちょっとした善意や悪意が絡んでくると話は余計にややこしくなる。あと、空気が読めない人とか仕切りたがりとか。

 これ以上書くと悪口になる可能性があるので止めるけど、まあ要は、OKを出すときはちょっとだけ考えて、脊髄反射的に「寄ったからOK」というのは止めましょうね、という事でどうかよろしくお願いします。



 ちなみに、私は極力OKを出さない、出してほしくない派で、「OKです」と言われてもそれが十分に外れる可能性がある長さ(40cm以上)や状況(下りだったり、横からだったりする時)なら断って打たせてもらう。

 でも、あまりにも短いパット(30cm以内=ワングリップ)はOKをもらうし、人にも出すことが多い。あと、その人がOKを欲しがっている素振りが見られたらできるだけ出すようにしてる。でも基本はワングリップまでだよね。

 えっと、こんな結論でOK?



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