日記337
(2022年7月)

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2022/7/2 (1646347hit)  今年前半の反省点


 6月の最終木曜日(30日)は野暮用でラウンドできなかった。只今ゴルフの禁断症状で気が狂いそうである。


 さて、今年も半分が過ぎた。半期のゴルフを軽く振り返ってみよう。


 
 ラウンド数。半年で36ラウンド。1ヶ月で6ラウンドだから恵まれているよね。一緒に回ってくれる仲間をはじめ色々なことに感謝しないといけない。

 スコア。36ラウンドで70台が4回。これはちょっとしょぼすぎる・・・3ラウンドに1回とまではいかなくても5ラウンドに1回は70台出したいなあ。一方、30台は8回/72ハーフ。こちらは9回(のハーフ)に1回の割合。

 ちなみに40が9回あるから、この時に1打でも縮められてたら満足なんだけどね。39と40の間には深くて暗い川がある。


 平均スコアが85.2。去年の平均が85.9だったから一応上向き。1月から2月にかけて4連続92ストロークというトホホな記録を作った割にはだいぶ盛り返してきているところだ。しかし過去最高だった2013年の83.6とはまだ1.6ストロークも差がある。70台連発しないと今年も抜けないかなあ。

 黄色のラインを引いた6回は月例で、その平均スコアは83.2。つまり、いつも月例ぐらい気合を入れてラウンドすれば自己最高平均スコアを更新できる可能性があるのかもしれない(それは希望的観測がすぎる)。あと、赤ティとか白ティでラウンドするとかね(こっちのほうが現実的・・・っていいのかそれで?)

 ベストハーフ33(5/26)が光っているが、これはまあ交通事故みたいなものだからね。それよりもその後の44を反省すべきだ。

 パット数の32.7は記録してる過去25年のうちではベストな数字。パットが良いというより、ショートレンジアプローチがうまく打てるようになっ(て寄せワンが増え)たことが大きいと思う。


 パーセーブ率45.8%は8ホールちょっと。欲を言えば10ホールぐらいあってほしいけど、理由ははっきりしている。パーオン率の致命的低さ(30.7%、5.5ホール/ラウンド)のせいだ。寄せワンが取れる確率はせいぜい4割だろう。しかしグリーンに乗りさえすれば8~9割の確率で2パットつまりパーで上がれる。

 だからパーオンを2ホール増やせばスコアは1打、4ホール増やせば2打は縮まると思われる。でもパーオン率50%はたぶんいや絶対無理なので、できれば8ホール、せめて7ホールパーオンしたいね。

 バーディ数は・・・少なすぎて恥ずかしい(23個、0.6個/ラウンド)けど、ま、まあ私はせ、積極的にバーディ取りに行くタイプじゃないからねっ!


 フェアウェイキープ率は58.3%。コースによって、またラフの深さによってこの数値の重要性は変わってくるのであんまり気にしてないけど、アメリカのゴルフダイジェスト社の統計ではHDCP9のプレイヤーで57.1%ぐらいらしいので平均的かなと。

 OB数が1.2個・・・これは頑張って0.5ぐらい、最低でも1以下にしたいね。でもOBを恐れて振れなくなるのも怖いしね。



 というわけで、後半戦も人生もまだまだ続く。


2022/7/4 (1646405hit)  午後スルー・フルバック


 待ちに待ったラウンド。午後スルー、キャプテン杯を想定しフルバックから。先週月例でご一緒したN井さん、N川さん、そして久しぶりに関東から帰ってきた薄暮仲間のT石さんという最強のメンツで。

 この日はラウンド前に球を打つ時間がなかったので筋膜リリースを念入りに行い、雨模様だったので以前使っていたミズノのジェネシス009を履き、N井さんに頂いた靴下を履き、準備万端で。

 その筋膜リリースが良かったのか、ソフトスパイクが付いたジェネシスのグリップが良かったのか、同伴競技者が良かったのか、それとも靴下の魔力か、良いスコアが出た。



 出だし3ホールはボギー(アプローチが上についた)、ボギー(ティショットが30y右へ)、ダボ(3パット)と散々の出来だったんだけど、まあフルバックだからね。焦らず慌てず。

 4番パー5では2打目、3打目とミスりながらも2パットパー。5番はティショットが左からスライスのつもりが右プッシュスライス、2打目出すだけの3オン2パットボギー。

 しかし次の6番パー3、7アイアンのティショットがまずまずでグリーンオン、長いファーストパットを2mショートするもこれを何とか入れ、パー。


 ちなみにT石さんは5番と6番をナイスショットとナイスパットを連発、文句のつけようがない、絵に描いたようなバーディ、しかも2連続。すごい。上手い。かっこいい。でも、カートナビのスコアカードに並んだバーディのマーク(◯)を見て、「この◯・◯っていったい何なんですかね?」と小ボケ的な自慢をしてきた。く、悔しい。


 7番パー4、ティショット低いスライス【一応狙った)でフェアウェイキープ、2打目6アイアン、ハーフトップ球が転がってグリーンオン、下りスライスラインがポコンと入ってラッキーなバーディ。ラッキーも実力のうち。

 8番パー5、ティショットは右へ逃げすぎてバンカー、バンカーからユーティリティ(この日一番のショットだった)でフェアウェイセンター、3打目135y、8アイアン、ちょっとダフリ気味ながらグリーンセンターにオン、上りスライス5m、こいつがまた偶然入る。連続バーディ。

 両方ともミスショットがたまたまグリーンに乗り、たまたまピンの近くについてパットが入ったただけという、T石さんのようなきれいなバーディではないんだけど、バーディに貴賤はなし。

 最終ホールもアプローチで2mに、パットも決まって1パットパー。前半3ホールで4オーバー、中後半6ホールで1アンダーの39。


 キャプテン杯に向けてその1:出だし最悪でも諦めずに頑張ろう

 キャプテン杯に向けてその2:アイアンは振り抜けばダフってもグリーンまで届いてくれる

 キャプテン杯に向けてその3:バーディは忘れた頃にやってくる



 後半竹コース。フルバックからだと松よりもタフなコースになる。特に4番パー5、6番パー3、7番パー4、9番パー4はパーを取るのが難しくなるのだが、今回そういう長い距離のホールでパーを取るヒントを得る。

 1番パー4、打ち下ろしなのでドライバーは短く持ってコンパクトに低いスライスボール、飛距離を落とし確実性重視で。2打目つま先上がりのラフから引っ掛けてニアサイドのバンカーへ、しかし1.5mについてくれて1パットパー。

 2番パー3は花道から20y、1mに寄せてパー。

 3番パー4、4Wでフェアウェイキープ、2打目はショートするも花道から25yを1m以内に寄せられてパー。

 4番パー5、ティショットは低いスライスで右ラフ、2打目4Wで残り160y地点まで、3打目6アイアンで花道まで、10yから1.5mに寄せられて1パットパー。

 5番パー4、ティショット低いスライス、2打目7アイアンは当たり損ね大ショート、3打目花道から15yのアプローチ、ちょっと上につけてしまうが何とか1パットでパー。

 6番パー3、ピンハイだが遠いサイドのラフ。25yぐらいを50度で2.5mに、最後のひと転がりで入ってくれて1パットパー。


 ・・・・お気づきだろうか。ここまで6ホールすべてパーオンに失敗、しかし寄せワンですべてパー。松9番も入れたら7ホール連続寄せワンパーという記録を達成したのである。長い間アプローチでビョーキレベルのスカタンをしていた昔の私からすれば考えられない快挙である。いや、奇跡である。いや、ミラクルである(一緒や)。

 7番はバンカー越えでピッチショットという難しい状況から寄せられずボギー、8番は後半唯一のパーオンでパー、最終ホールは奥から下りニアサイドのアプローチ、打ち急いでトップ(素振りとテンポが違ってましたよ、とT石さんが指摘してくださった。なんて優しいんだT石さん)しボギーとなるも、竹フルバックベストタイの38。

 というわけで。あ、その前に。


 キャプテン杯に向けてその4:竹はパーオンしなくても花道からならパーは取れる

 キャプテン杯に向けてその5:だからティショットを飛ばす必要はない。パー5でもだ



 改めて、というわけで。



 良きライバルと良きアドバイスと靴下のお陰ですね。みなさんありがとうございました。


2022/7/5 (1646469hit)  大西葵プロ・大江順一キャディ問題


 JLPGAの処分がきちんと出てからと思ってたんだけど、きちんとした状況説明もなされないまま適当な処分(両者を口頭で厳重注意とかね)で終わりそう(ですよねー得意技ですもんねーLPGAさん)ので、一応書いておこうと思う。

 なお、状況については報道をもとに書いているので正確ではないかもしれません。ご了承ください。



 6月23日から開催されたアース・モンダミンカップ初日。17番で大西葵プロ(27)はシャンクをしてしまい、球はレッドペナルティエリア方向へ。

 その段階で「1,元の場所から1ペナで再開」「2,最後に横切った時点から2クラブレングス以内にドロップ」「3、最後に横切った場所とピンを結ぶ後方線上にドロップ」「4、ペナルティエリア内からそのまま打つ」などの選択肢があった。

 大江キャディは「1」の選択肢を頭に入れて2打目地点にキャディバッグを残し、大西プロとボールを探しに行く。これには「ここから打つかもしれないのでティショットはまだ打ってこないでね」という後続組への意思表示という意図もあった。

 で、ペナルティエリア付近に2人がいる時に、同伴競技者の福田 真未か森井あやめのキャディが「気を利かせて」置き去りにされたキャディバッグをペナルティアリアの方へ運んできた

 それを見かけた大江キャディが、大声で「置いておいてほしいんだよな」とそのキャディに言った。大江キャディはゴルフ場は広いので大声でないと声が伝わらない」と言っているので、たぶんペナルティエリアに到着前のことだったのだろう。

 しかし、それを聞いた大西葵プロは、(わざわざキャディバッグを持ってきてくれたのに)「ありがとうと言ったら終わりじゃん」と大江キャディに対して怒った。


 18番のティグラウンドで。説明しようとする大江キャディに対し、感情的に大江キャディを責める大西プロ。このあたりのやり取りはYoutubeで見ることができるのでご存じの方も多いだろう。

 そして、大西プロが競技委員に「キャディの交代ができるか」と問い、OKが出たのでロープの外にいた石井忍コーチと交代。大江キャディはキャディバッグ内の私物を出し、コースを後にした。

 18番のティショットに望む大西プロは感情の高ぶりからか涙を流し、しばらくティショットを打てなかった・・・・

 で、この騒動に対し、ほとんどのマスコミは「大江キャディが切れて職場放棄」と報道。しかし大江キャディが文春オンラインで上記のような真相を話し、一転して大西葵プロ叩き、マスコミ叩きが始まったのであった。



 ・・・というのが今日までの流れ。

 私も最初は報道を鵜呑みにした。大江キャディは以前にもやらかしてる(プロアマで藤田光里プロと口喧嘩し職務停止処分)し、評判も良くない(という報道だった)し。顔もいわゆる「オラオラ系」だし。「やっぱりな」と正直思った。

 しかし、Youtuneの会話などを聞くと、その第一報は完全に誤報で、大江キャディの職場放棄どころか大西プロが切れて一方的にキャディを首にしていることがはっきりわかる。終始大江キャディは我慢しながら大西プロに接し、大西プロが勝手に感情的になってるよねどう聞いても。

 つまり今回はラウンド中にちょっとしたボタンの掛け違いがあり、それに対して大西プロが切れた、というのが真相なんだろう。



 マスコミのクズさ、間違っても謝らない厚顔無恥さは今に始まったことではないので言及はしない。まあ騒ぎを一番大きくした張本人だけどね。

 若くて可愛い女子プロが泣いている。こりゃあニュースになる!キャディと喧嘩?しかもあの大江じゃねーか。あの悪人顔だ、大江が悪いに違いない。よし、見たままで記事書いちゃえ!

 こんな事はマスコミにとっては日常茶飯事だ。捏造、偏向、恣意的な隠蔽、ミスリーディングが9割だからね。だから、マスコミが悪いというのは当然ではあっても今回の事件の本質ではない(別の問題である)。



 一番悪いのは大西プロだよね、どう考えても。バッグを置いてきた意図もわからず、つまりペナルティエリアの処置さえうろ覚えで、注意した大江キャディに対してその無知をさらけ出しながら逆ギレし、説明しようとする大江キャディの言葉を聞こうともせず、感情的になり、他のプレイヤーがティショットを打つ時にも喋って邪魔をし、一方的にキャディ交代を決断、そして泣く。プロフェッショナルとしてあるまじき行為。

 そもそも、強面オラオラ系のキャディを選択したのは自分である。ちょっと声が大きいというだけで感情的になってどうすんねん。

 大西プロには猛省していただきたいところである。


 では、大江キャディに非はないのか?

 私は以前から思ってたし何度か書いてるけど、何でプロキャディにはオラオラ系というか、やんちゃ系というか、いきり系というか、チンピラ系(失礼)というか、私のようなふわふわ小動物系の人間からしたら見るだけで目を背けたるなるような見た目のやつが多いのか?と。

 自由業だし、外見は関係ないし、茶髪でも金髪でも髭面でも誰かに怒られるわけでもない。ナメられたくないという意識もあるのかもしれない。だから自由と言えば自由なんだけど、言動までオラオラだったらそりゃただの半グレじゃん。

 特に大江キャディは以前にやらかしてるわけで、「前科あり」(ここでいう前科とは以前キャディで問題を起こしたという意味です。犯罪の前科ではありません)「見た目オラオラ」「言動もオラオラ」だったら、

そりゃ色眼鏡で見られても仕方ないでしょ?とは思う。

 色眼鏡で見られたくなかったら日頃から身だしなみとか言動とか服装とかに気をつけるべきじゃねーの?



 もちろん、大江キャディの今回の言動に大きな問題は無かったという気持ちは変わらない。

 責められるとしたら大声で「置いておいてほしいんだよな」と言ったところぐらい。ただし、この言葉も後から大江キャディがインタビューで話したセリフであり、実際にどれぐらいの大声で、どれぐらいのニュアンスで、どれぐらいの感情を込めて言ったのかわからないから判断が難しいんだけどね。

 だから、過失割合としては大西9、大江1。せいぜい大西8、大江2といったところだと思うんだよね。



 というわけで、重い腰がいまだに上がらないJLPGAの皆様、処分を下すなら大西プロに対して、そしてプロキャディの品格や言動に対しても基準や声明を発表していただきたいと強く願う、ふわふわ小動物系の編者であった。


2022/7/8 (1646633hit)  廣野はテーマパークである(1)


 辞書によると、テーマパークとは「一つの主題に基づき、ショーや乗り物や展示物が統一されたレジャー施設」ということだが、廣野ゴルフ倶楽部はまさに「ゴルフのテーマパーク」だった。



 歴史と伝統を感じさせるクラブハウス、エッジの効いたアリソンバンカーのベージュとゼブラカットされたフェアウェイのうす緑、木々の濃い緑、碧い水、青い空、白い雲。陳腐だけど「絵に描いたような」という形容がぴったりの景色が広がっている。



 アトラクションとしてゴルフミュージアムもあるしね。



 正真正銘の、アリソンバンカー。背丈ぐらいは普通で、3m近い段差があるところも。
 


 5番パー3、グリーン方向からバンカーを望む。こんなバンカーに入ったら最悪だよね。入れたけど。



 いちばん有名な景色、アウトのホームホール。 ディボットホール1つないフェアウェイがこのコースの特殊性と格式を物語っている。



 さて、このコースの特徴をトホホゴルファー目線で一言で表すと、「グリーン周りが特別に難しい」だ。それは大きさもそうだし、異常なほどのアンジュレーションもそうだが・・・・



 (前述の9番グリーン。写真でこれだけの傾斜がわかるというのはもはや異常である。ホールを切れる位置はグリーンの半分もないんじゃないかな)

 それよりも、昭和7年に開場して90年間砂をまかれ管理され続けた事により他に例を見ないぐらい砲台化されたその形状、これがグリーン周りの難易度を上げているのだ。

 それに加えて、グリーン周囲を覆うようにバンカーが配置されている。まるで嫌がらせレベルで。例えば15番パー5。



 花道は全幅の3分の1、グリーンはうねうね、異常なぐらいの砲台。これは何を意味するかというと、

 とりあえずグリーンセンターや広いところを狙う → 3パット以上確定

 ピンを狙う → 少しでも外へ外すとバンカーイン、ニアサイドからのバンカーショット(=ボギー以上)確定

 花道にレイアップ(ボギー狙い) → ボギー確定


 という地獄の三択となる。正解は「距離も方向もぴったり打つ」しかないのだ。実際、右サイドから100y、ピンを狙って打った私の3打目は8yほど左へ飛び、グリーンの左エッジ付近に着弾、傾斜を転がり落ち、7丁目のバンカーへ(3)。背丈ぐらいのバンカーからは縁に出ただけ(4)、45度の傾斜のラフから5打目のアプローチは3mまでしか寄らず(5)、結局ダボ。100yから5打掛かった。いや、私がヘタなだけなんだけども。

 つまり、結局何が言いたいかというと、このゴルフ場はプロレベルの精度のアイアンショット(か距離感抜群のバンカーショットとパッティング)が打てる人でないとボギーではなくダボが簡単に出てしまうコースというわけだ。



 罠はグリーン周りだけではない。フェアウェイは広いのだが、ティグラウンドからすぐ目の前にウェイストエリア(か大きなバンカー)が広がるホールが5つもある。3番、6番、8番、16番、18番がそうだが、例えば8番のティグラウンドからの眺めはこんな感じ。



 もちろんドライバーが普通に当たれば何の問題もなく越えていくのだが、見た目のプレッシャー、フェアウェイを狭く見せる効果、そして狙いを絞らせにくくする効果があると思う。恐るべしアリソン。どSなのかアリソン。

 さらに。90年で木々は大きく成長し、フェアウェイの左右が絞られているのだ。ここは12番のパー5なんだけど。



 左ドッグレッグで池越え、右へ打ちすぎると突き抜けるが、左サイドには大きな木があってフェードヒッターやスライサーに絶望感を与える仕様になっている。

 あと、少しラフにはいると木々の枝ぶりが良いので直接グリーンを狙えないという状況になりがちである。これは「歴史のあるコースあるある」だけどね。

 まだある。このコースのラフは経験したことがないぐらい葉が強く、フライヤーが出そうなライからショートアイアンを持っても芝の葉に負けてショートする(そしてアリソンバンカーに入る)という経験を何度かした(学習しろよ)。



 ね、いかにも硬そうでしょ。ボール半分浮いてるのに、相当な力で振らないときちんと飛んでくれなかった。



 つまり廣野というコースは、ティイングエリアから見た目のプレッシャーを跳ねのけてフェアウェイにきちんと置き、2打目は高い球でデッドにピンを狙い、背の高いバンカーから正確な距離を打ち分け、とてつもないポテトチップグリーンを神の目で読み切るという高いスキルの持ち主でないと良いスコアが出せないという超難関コースであったのだ。

 ただし、決して無理をせず、ティショットを一番安全な場所に運び、パーオンを狙わず花道に2打目を置き(それがたとえパー3のティショットでも)、アプローチでピンの下にボールを運び、2パットでボギーを取ろうと考えると大変簡単なコースに変わる。

 テーマパークだと最初に言ったのはつまりそういう事で、ここは決して「フェアで適度な難易度の」コースではなく、古典の絵画を楽しむというか、散歩しながら緑の絨毯と鳥の声とちょっとした冒険を楽しむというか、あるいは何十年も掛けて攻略していくというか、アリソンの手のひらで遊ぶというか、まあ普通の(つまりほとんどの)ゴルファーが気楽にラウンドするようなコースづくりとは一線を画しているんだなと。



 佇まいは小野や鳴尾や茨木によく似ているけれど、いい意味でも、そして悪い意味でも廣野は「ゴルフコース」ではなく「廣野」という唯一無二の存在なのだと思った。

 「廣野を見て死ね」というのはつまりはまあ、そういうことなんだろうね。


2022/7/9 (1646699hit)  廣野はテーマパークである(2)


 昨日はスカタンゴルファーの底が浅い、そしてちょっと痛い系(自己陶酔系?)のコース感想だけだったが、今日はラウンドの事しか書きませんので安心してください。

 ちなみに、廣野をラウンドできるようになった経緯はこう。大学の先輩であるO谷さんの同級生のO村さんが兵庫の某コースのメンバーで、そのコースのある事情から、期間限定で廣野をラウンドできるという権利を得て、そこに同伴させていただいたのだ。O谷さん、O村さん、本当にありがとうございました。

 では、130枚撮った写真から厳選しつつ、全ホール解説、いきます!



 第一章 ダボダボスタート


 正直に告白すると、ラウンド前は廣野をナメてた。6454yと距離はまあまあだけど、フェアウェイは予習の時に思ったほど狭くないし、所詮は老舗の名門コース、つまりは年寄り向けコース、グリーンを除き難易度的にはそれほど高くないだろうと。80台前半では回れるだろうと。

 ただ、そうやっていい気になってると必ずしっぺ返しを食らうので、一応謙虚に目標スコアは89に設定しスタート。


 1番488yパー5。真っすぐで気持ちいいスタートホールだ。



 ティショットの落ちどころ左右に2つづつバンカーがあるが、フェアウェイは広い。予習通り4Wで220y地点へ(どうせ3オンだから)。幸先よし。2打目7アイアンでレイアップ、のつもりが大ダフリで左サイドラフ。3打目130y、8アイアンで花道を狙うも弱々しい球で右バンカーへ。出しただけ、からの3パットでダボスタート。策士策にハマる。


 2番410yパー4。ここもほぼ真っすぐ。バンカーがフェアウェイを横切っている(まさにクロスバンカー?)ようにみえるけど左サイドのバンカーは200yで越え、右サイドのバンカーは230yで入る。



 予習では右バンカーに入らないよう4Wで打つつもりだったけど、左サイドが広そうだったのでドライバーで(左バンカーの向こうにも隠れたフェアウェイバンカーがあるのだが、それが思ったよりだいぶ左だったので)。振り遅れて右ラフ。

 2打目、残りは200y以上、右バンカーの手前から。木が邪魔でスライスを掛けないと花道方向へ打てない。4Wでナチュラルにフェード、のつもりがラフに負けてチョロし、目の前のバンカーへ。この時の私に言いたい。廣野のラフは見た目以上にきついからきっちりレイアップしろと。

 3打目、バンカーから9アイアンで出すだけ、4打目8アイアンでオン、2パットダボ。

 出だし2ホールでドタバタしてダボダボスタート。ダメダメである。もうちょっと真面目に丁寧にラウンドしろよぜ。


 3番401yパー4。グリーンの右サイドが池、HDCP2のホール。



 ティショットはヒールスライスながら一応フェアウェイへ、2打目165y、6アイアンはハーフトップでグリーン手前花道、アプローチがそこそこ寄ってくれて1パットパー。

 4番377yパー4。ここもランディングエリア左右にバンカー。



 右バンカーを狙って4Wで。まあまあ。2打目145y、7アイアンはいい感じで打てたけどわずかにショート。砲台だからちょっとショートしたら乗らないんだよね。アプローチは2.5mショートするも、これを沈めて連続予寄せワンパー。

 うん、ちょっと調子出てきたぞ。パーオンしないけど。




 第二章 パーが取れない

 5番139y、パー3。名門コースはパー3が美しい。



 遠目で見てもバンカーの深さがわかるよね。しかもグリーンを外したら全部バンカー。花道はない。特に左サイドのバンカーは深そう(伏線)。

 8アイアンのティショットは引っ掛けてその左バンカーへ。とりあえず脱出最優先、2パットボギー。

 6番396yパー4。またしてもウェイストエリア。その一番先に小山(矢印)があり、その上を越えていくとベストポジション。



 ティショットは小山に真っ直ぐ出るもややスライスしてフェアウェイ右サイド。今日はヒールスライスばっかり。2打目は195yも残ってしまい、ユーティリティで。うまく打てて奇跡的にグリーンオン。しかもピン右上6mに。しかし、ここから3パット。記憶が曖昧だけど(悪いことは忘れる質なのだ)ファーストパットを大オーバーしたような気がする。ボギー。初めてパーオンしたらこれだよ。トホホ。

 7番、173y(この日は150yぐらい)パー3。予習ではどこにピンが切ってあってもグリーン左エッジを狙うと決めていた。右は絶対ダメ。これだもん。



 左へ外してもOK、左端に乗れば100点。バンカーはもちろん不合格。キャディさんも「左手前を狙ってください」とのこと。やっぱり。で、7番アイアンの渾身のショットは・・・ペラって右バンカー。アホだ。どれだけ予習していっても、どれだけ考えても、そのとおり打てないんだったら意味ないじゃん。

 そして高さ3mのバンカーショット。これね。



 身長100cmぐらいのキャディさんがミニチュアのレーキを使ってるわけではなく、高低差があるからこんなに小さく見えるんですって分かりますか分かりますよね。

 ギリギリ脱出に成功したけど、グリーン奥まで。何とか2パットでボギー。


 8番、332yパー4。距離は短いけどグリーン右手前に池が広がるホール。池まで260yぐらいなのでティショットは関係ない。右サイドにはバンカー。



 フェアウェイを拡大。



 先行組が歩いているところより右が池になっている。しつこいようだが260y飛ばないと入らないのでほぼ関係ない。なのに、怖がって左へ引張り、左端のマウンド方向へ。幸いキックが良くてフェアウェイへ。260y飛ぶわけないのに、アホなの?

 2打目85y、50度のウェッジのコントロールショット、うまく打てたと思ったけどピン奥10mぐらいまで飛んでしまう。パーオンすると3パットの法則発動。ボギー。これでハーフ3つめの3パットだ。


 ここまで4連続ボギー。最終ぐらいパーを取りたい。

 9番491y、パー5。昨日も紹介したが、廣野を象徴するようなホール。



 緩やかに右ドッグレッグしていて広く、スライサーにはたいへん打ちやすいホールだ。フェアウェイバンカーもそれほど気にならない。ティショットは頑張って叩いて今日イチ、推定飛距離260y右サイドフェアウェイ。

 2打目は打ち下ろしを入れて210y、ユーティリティでグリーン手前、あわよくば転がって2オンを狙う・・・も力が入りすぎてダフって100yも飛ばず。相変わらずトホホは健在。3打目はもろアゲンスト、8アイアンはちょっとダフってグリーン手前。



 うーん、ここのグリーンの佇まいはやっぱり別格だね。乗せられなかったけど。けっこうな砲台グリーンに対し、左足上がりのライから20y、50度でピン上1mに、何とか入ってパー。



 というわけでハーフが終了。ダボ2つとボギーが・・・4つで44。3パット3つは残念だったけど、とりあえず(目標の89に対して)最低ラインはクリアか。

 よし、後半頑張ろう。暑いけど。その前にお昼ごはんだ。



(続く)


2022/7/11 (1646769hit)  廣野はテーマパークである(3)


 第三章 昼食

 レストランというより食堂。懐かしい落ち着く空間だ。



 あんまりいい写真がないんだけど。



 名物の焼飯、それとコンソメスープ(冷)を注文。ウェイトレスがスプーンでストップを掛けるまで入れてくれる。6杯まで入れてくれたところで「まだですか?」と言われたので、意地汚い私は「もうちょっと」と答え、7杯目を入れてもらったところでストップ。写真は6杯目を入れてもらったところ。7杯でもそんなに多い量じゃない(やや大盛りぐらい)んだけどね。本当は10杯ぐらいいきたかった(貧乏性)。

 ちなみに焼飯は1100円、スプーン1杯157円也。コンソメスープ650円(!)也。あ、味の方は大変美味しゅうございました。もう少し塩が効いてたほうが(夏のラウンド中に食べるのなら)良かったかな。



 第四章 後半スタート

 7杯で我慢したお陰でちょうど腹八分目で後半へ。さすが廣野の従業員、ここまで読んでストップを掛けてくれたのか!(違う)。

 10番は334yと短いパー4。アウトスタートと違い、インスタートはバンカーてんこ盛りのフェアウェイへ打っていく。



 左サイド、230y地点に入れてはいけないバンカーがあるので4Wで。ややスライスして右ラフ。見た目はやっぱりフライヤーになりそうなライで130yを9アイアンで狙うも、やっぱり打ち負けてショートし手前のバンカーへ。ラフ難しい(いや学習能力)。バンカーからは出ただけ、4打目50度で寄らず入らずでまたダボスタート。

 11番、389yパー4。ここだけ写真撮るの忘れたのでグーグルアースから拝借。



 右サイドに2つバンカーが並んでいるけど、あごの高さを考えると手前のバンカーには絶対入れたくない。ティショットはドライバー、ややスライスして(やばい)先のバンカー。2打目は残り160yぐらいだったんだけど、中から見るとやっぱりそこそこの顎の高さがある。

 上級者なら6番とかで狙えるだろうけど、全く自信のない私は9アイアンでレイアップ。無理したら碌なことないからね。3打目93y、50度のウェッジコントロールショットはピン方向へ飛び、偶然1mに。1パットパー。やっぱり身の丈に合ったゴルフをすれば結果はついてくる。

 12番パー5。HDCP1。ここから難易度の高い池絡みのホールが続く。廣野も本気を出してくるのであります。



 昨日紹介した、スライサーがすごく打ちにくいホール。無理してフックを狙うが、右へ真っすぐ飛び、わずかにラフへ。まあでも出球、ショット自体は良かった。2打目4W、まずまずも狙いより右へ。3打目残り100y右ラフ、大きな木が邪魔をしてグリーンを狙えない。7アイアンで木の下を通そうとするも当たり損ないで60y残り、ウェッジコントロールショットは50y
しか飛ばずボギーオンもせず。

 またダボか?と思ったけど5打目のアプローチがあわやチップイン、タップインボギー。助かった。

 13番、日本で一番美しい(と私が勝手に決めた)パー3、140y。



 8アイアンはピン方向へ飛び、ピン下4mにオン。バーディパットはカップ横を通り過ぎ、2パットパー。

 ちなみに、ここのティグラウンド横にある四阿に有名なこの看板が掲示してある。



 誰がどういう意図で掲示したのか興味深いところではある。廣野のメンバーの矜持からか、あるいは委員会の判断か。


 14番、ここもひと目見たら絶対に忘れないホール。




 むちゃくちゃ広い(ラフを入れると一番広いところで横幅100y)が、真ん中の蛸壺バンカーより左手前は急速な傾斜地になっていて、ボールがすべて下まで落ちてきてしまう。狙い所は蛸壺バンカーの右サイドなのだが、グリーンが左奥にあるのでゴルファーの本能として左へ打ち出してしまうんだよね。

 私はバンカーからスライスのイメージで打ったんだけど、打ち上げなので体重が右へ残りへっぽこトップボールでバンカーにまっすぐ。バンカーのだいぶ手前に着地し、そこからコロコロと転がってはるか左下まで落ちてきてしまった。



 2打目地点からはグリーンはおろか旗も見えない。距離は120y打ち上げ、8アイアンでグリーン方向を狙ったが、ここも酷いことに左右3個づつ、合計6個もグリーンサイドバンカーがあり、きっちり右奥のバンカーへ入ってしまった。パーチャンスを残すなら花道付近にレイアップするのが正解だったのかもしれないけど、ショートアイアンを持てる距離でレイアップというのも逆に勇気がいるよね。

 バンカーから何とか脱出、2パットボギー。

 15番500yパー5。白ティからだとフェアウェイが250yで途切れて谷越えになる、名物ホール。



 アゲンストの中のティショットはこの日一番の当たりでフェアウェイ右サイド240y地点へ。これは最高のショットだった(伏線)。2打目は100y残すべくゼクシオクロス7でレイアップ。ややスライスして右ラフ。

 その後の顛末は7月8日の日記をご覧ください。ダブルボギー。

 インコースは6ホール終わって2ダボ、2ボギー、パーが2つで6オーバー。一筋縄ではいかないわ(いやお前がヘタなだけ)。


 第五章 上がり3ホール

 さて、廣野の上がり3ホールはタフだ、と誰かが言ってた(誰かは忘れた。インターネットの中の人だったと思う)。果たして80台は出るのか?

 16番、373yパー4。風は西風に変わり、左からのアゲンスト。距離は短いが左ドッグレッグで左サイドの木が気になる。



 ティショットは正面に見えるバンカー方向へ。ややスライスして右ラフ。2打目135y、ラフの打ち方はこれだけ打ってたらさすがの私でも学習する。ここもグリーン左右にバンカーがあり、ピンは右バンカーの上。ピンではなく花道狙いのつもりだったのに右バンカー方向へ。やべえ。しかしギリギリ越え、ピン上2mにオン。

 「ピン指してましたね!」とO村さん。「花道を狙ったので、たまたまです」と正直で謙虚な私。この謙虚さが廣野の女神に届いたのであろう、パットは読みどおり決まってくれて、記念すべき廣野での最初(で多分最後の)バーディ。

 17番、廣野のパー3といえばここ。池越え、200y。特別出演はO谷さんの同級生のT本さん。



 ここ、手前は池、右手前にバンカー、奥は砲台グリーンだから当然ダメ、そして左にはバンカー+別の池。花道はあるけど、横幅は15yぐらいしかない(左右数ヤードはバンカーに入る傾斜だから)。200y先の15y幅に、190yキャリーで持っていかないといけないのだ。それより先に景色にやられるよね。

 実は後半の途中から軽い熱中症なのか軽く頭がぼうっとしてて、まあ普段からぼうっとしてるんだけど、ここもユーティリティを持ったは良いがどう振ろうとかどういう球筋でとか考えず、ただ花道にまっすぐアドレスして無心で振っちゃったんだよね。その結果は・・・ピンを刺し上2.5mにオン。この日最高のショットだった。



 証拠写真という体(てい)の自慢。

 何も考えないで最高のショットが出た。この時、hiroはゴルフの極意を掴みかけていた。がそれに気づくのはまだ少し先の話である。

 2パットパー。そしていよいよ最終ホール。長いようで短かった廣野ともお別れだ。18番、374yパー4。



 右のバンカーには220yで入る。ここまでそこそこドライバーが良く、15番で狙い通りのショットが打てたこともあり、無謀にも右バンカーからドローで、などとできもしないことを考えてしまった。ハーフトップチーピンで手前のバンカーへ一直線に!ぎりぎり越えるも、バンカー先の土手で止まった。

 色々考えすぎて、しかもできもしないことをやろうと無理をして最低のショットが出てしまった。この時もhiroはゴルフの極意を逆の意味で掴みかけていた。が、それに気づくのはやっぱりまだ少し先の話である。

 2打目はウェッジでレイアップ、3打目PWでオン、2パットボギー。しかし地獄の上がり3ホールをパープレーでラウンドできた。

 第六章 というわけで

 結果。



 スコアは平凡だけど、目標クリア、バーディも取れたし、上がりも良かったし、1パットも6つあったし、真夏の歩きラウンドで、初コースで、90年の歴史で、廣野で、14オーバーはがんばりました!だよねと。

 反省点はダボ4つ、3パット3つ、臨機応変さの不足、ラフへの対応、バンカーショットの精度(高くて距離を出す打ち方)、そして余計なことを考えてショットするといういさぎよさの欠如。

 54ビジョンじゃないけど、アドレスに入る前に決断を終え、その後は無心で振らないとあかんね。



 というわけで、2022年の真夏の大冒険・廣野編は終了。3回にわたってお読みいただきありがとうございました。



 あとは川奈、ボナリ高原、夏泊ゴルフリンクス、セントアンドリュース、ロイヤルドーノック、ペブルビーチ、オーガスタナショナルで私の野望は達成だ。もう少しだぜ!


2022/7/12 (1646850hit)   キャプテン杯想定ラウンドその2


 日曜日は午後スルー。この日もキャプテン杯を想定したラウンド。黒(フルバック)ティから。同じくキャプテン杯に出場するT石さんと、Mの会(断じてドエムの会ではない)のN川さんとの3バッグ。

 午後スルーは1時20分スタートだったんだけど、この日は12時までの仕事が長引き、終わったのは12時40分。10分で昼食をかきこみ、12時5分にコース到着。グリーンでボールを転がす暇もなく、ストレッチする時間もほとんどなく、頭の中はまだ仕事モードのまま、素振り数回でティアップ。

 で、この時私は思った。「力いっぱい振らず、いいリズムといいタイミングだけを考えて振ろう」と。そしてティショット。ボールは1mも左右にブレることなく、フェアウェイにまっすぐ飛んでいった。こんなに美しい放物線は金メダル級、栄光への架け橋レベルである。飛距離も十分。

(あれ?これって・・・・)

 2打目65y、ウェッジショットは3mに、2パットパー。

 2番のユーティリティ(ティショット)は少し力が入って引っ掛け。3番はパー3、ユーティリティのコントロールショットで右すっぽ抜け、でも打感、感触は良かった。

 4番パー5では4Wで頭叩きOBからの色々あって5打目、ウェッジショットが中途半端な距離(70y)だったので短く持って無心でフルショットしたらワンピンに、バーディ、いやOBバーディ(ボギー)。

 なんだかショットが調子いい。出力を少し下げ、つまり具体的には8割ぐらいの力加減で、ダウンスイング直後からフル加速するのではなく切り返しをきもちゆっくり丁寧にする感じが良いようだ。

(これなのか・・・?)

 5番はティショット4アイアン、2打目8アイアンは両方ともいい感じ。パーオン2パットパー。

 6番もティショットユーティリティ(フェアウェイ右サイドストレートボール)、2打目85y打ち上げを50度のウェッジでピンハイ、2パットパー。

 7番パー3はクロス7で大きなミス(トップスライス)が出たものの、苦手なミドルレンジ(45y)のウェッジショットがピン奥1.5mに付く。きれいなピッチショットが打てた。入らずボギー。

 8番もボギーになったけどティショット(4W)、2打目とも「気持ちゆっくりショット」でコンタクトはいい感じ。

 最終パー5もまずまず、ナイスショット、ナイスショットでらくらくパーオン、パー。

(やっぱりこれだ。「飛ばそう」と考えないでリラックスし、出力を落とし切り返しを丁寧にする。これが廣野で感じたスイング安定のコツだ!)

 後半もまずまずのショットが続き、ダボが1つ、3パットが1つあったけど41。HDCP8のわたしがフルバックからなら十分なスコアだ。パーオン率も44.4%(8ホール)と出来過ぎ。



 ただ、練習ラウンドだからできたけど、本番になるとまたとんでもないことが起こるのがゴルフだからね。油断せず、奢らず、リキまず行こう。


2022/7/13 (1646915hit)   「ゴルフはミスのゲーム」のほんとうの意味


 日曜日の薄暮では、スイングで工夫しただけでなく、コースの攻め方についても工夫してみた。

 グリーンを狙うショットだが(ってパーオン率が災害級の私が書くのもアレだけど)、私は基本ピンは狙わないという気持ちでいる。無意識に狙ってしまうこともよくあるが、そういう場合大抵ダボになる。

 ユーティリティやミドルアイアンは当然、ショートアイアンでもウェッジでも、30y~70yのミドルレンジのアプローチでさえ広いところかピンの下を狙うし、さらには10y~30yのショートレンジアプローチでも基本上りまっすぐのパットが残るよう考えて打っているつもりだ(実際にできているかどうかは別にして)。ピンを狙うのは10y以下つまりエッジからのアプローチだけ。

 で、そうやって漠然と「一番広いところ」「グリーンセンター」「ハザード(バンカー)を避ける」「花道方向を狙う」「上りのパットを残す」という感じだったんだけど、これ、ピン位置によってはもう少し狙い方を工夫したほうが良いのかなあと思うようになった。



 例えば、ホームコースきさいちCCの梅コースはグリーン奥からが難しく、また奥へ向かってグリーンが速いところが多いので、「手前から」というのが大原則。

 なので、ピンが手前に切ってある場合でも花道から、手前からって感じで狙ってた。けどよく考えると多くの場合で「砲台グリーンのニアサイドへのアプローチ」という難しい状況になるんだよね。これだとたとえ10yでも1m以内やピン下に持っていくのは難しい。

 それなら、たとえ下りのパットが残ってもオンさせるほうがはるかにパーを取れる確率は上がるよね。つまり花道ではなくもう少し積極的にグリーン手前つまりピンそのものを狙うほうが正解ではないか、と思ったのだ。すなわち「ピンを狙うことが逆に一番安全(パーを取れるチャンスが大きい)」だということになる。

 同じような例で、横長のグリーンがあり、右手前にバンカー、左サイドが花道。右サイドのバンカーの先にピンがあれば左サイドを狙うのが正解だけど、左サイドにピンが切ってあればあえてセンターを狙うのではなく、ピンを狙うほうが結果的にパーのチャンスは増えるんじゃないかと(あるいはニアサイドに外さないよう、ピンが奥なら左サイドの短めとか)。

 つまり、グリーンのどこを狙うかはピンの位置によって臨機応変に変えないといけないってことだ。このホールは花道狙いでOK、とか、とりあえず真ん中狙い、というだけでは取れるパーも取れなくなってしまう。




 とまあここまではある意味当たり前の話なんだけど、狙ったところにほぼ打てる上級者やプロならともかく、私の場合はミスが高い確率で起こるわけで、考えたように事が運ばないほうが多い。っていうか、狙ったところに打てるのは1ラウンドに1回あるかないかぐらいだ。調子のいいときでも3回ぐらい。

 ということはつまり、上に書いた「理想的な安全策」に加えて「出やすいミスも加味した攻め方」というものを考えないといけないということだ。



 ほとんどのアベレージゴルファーは、2打目のグリーンを狙うクラブでショートする。これは「その番手の最大飛距離で狙っている」「練習場とコースでは飛距離が違う」「ティショットとフェアウェイからでも飛距離が違う」という勘違いもあるし、「奥へ行ったら難しい」「グリーンオーバーは恥ずかしい」という思い込みや心理的な問題もあるだろうけど、最大の原因は「きちんと当たっていない(ミスショットしている)」、つまりナイスショットが出る前提で打っているせいだと思うんだよね。

 私もそうだけど、ミスのほうが多いんだからそのミスを加味したクラブ選択をし、狙い所を決めるべきだろう、という事。具体的には、

・当たり損ないを計算し、大きめのクラブで打つ。といってもいつも一番手上げるというわけではなく、迷ったら大きいクラブを持つ、ピンが手前ならグリーンセンターまで飛ぶクラブを持つという感じ(大きめのクラブを持って軽く打ちすぎてショート、っというのもよくやっちゃうんだけどね)

・どこにピンが切ってあっても、手前にハザードがあればグリーン奥エッジまでの距離を打つ

・つま先下がりで右サイドにバンカーがあるなら左エッジよりさらに左を狙う

・打ち上げなら1番手ではなく2番手上げる。ただしピンが奥なら1番手に留める(打ち上げのホールで奥へこぼすと下り傾斜のニアサイドになりやすい)

・縦長のグリーンで左右にバンカーがあれば、花道狙い(バンカーに入らないクラブを持つ)のが正解の状況もあるだろう

 これらの対処に共通していることは、ボギーやダボになるような状況をできるだけ避けるということだ。もちろんいついかなる状況でも安全第一にというわけではないけど、考えたらわかる、頭の悪いミスで簡単にダボを叩かないようにしましょう、という事。



 結論。ミスは仕方ないけど、ミスがナイスミスになるよう、失敗が結果オーライになるよう打つ前に考えておくのも重要なんじゃないかなと。

 ナイスミスも腕のうち、というのはそういう事だし、ゴルフがミスのゲームという言葉のほんとうの意味は、ゴルフはミスして当たり前だから気にするな、というだけはなく、ミスをも味方に付けられるよう打つ前に考えろ、って事なんだろうね。

 以上、ミスのプロ、ダフリが持ち球の私が考えた戯れ言でした。


2022/7/15 (1647020hit)   19回目の交野カントリー倶楽部


 昨日は廣野をラウンドできる機会を作ってくださったO谷さんのホーム、交野CCへ。O谷さん、O谷さんのお知り合い2人の4バッグで。

 雨を覚悟してたんだけど、幸いほとんど降られることなく午後2時過ぎにホールアウト。ラッキーだった。

 この日は皆さんに合わせて白(フロント)ティから。6321yとちょっとだけ短め。でもパーオンは相変わらず7回、そのうちパー3が3個なので、パー4+パー5の14ホールで4回しかパーオンしてない事になる。寄せワンが6つあったのでそこそこのスコアになったけど、アイアンの壊滅的なヘタさは変わらない。

 スティンプメーターは8.6と交野にしてはやや重め、そのせいで下からのパットをだいぶショートしたり、逆に意識しすぎてオーバーしたりというのがいくつかあったけど、3パット2つはいずれも1m以内のごく短いのを油断して?外したもの。1~3mぐらいのパットはそこそこ入ってくれたのでまあ良しとしたい。



 反省点はダボ2つ、6番HDCP1のパー4と、14番HDCP2のパー5。難しいホールで「やっぱり」というミスをしている。

 6番は谷越えでずっと打ち上げで右ドッグレッグ、交野の名物ホール。ティショットは左へ引っ掛け、あわやOB。2打目ラフから190y、つま先上がりのライ。ハードなホール、タフなライなんだからレイアップしてボギー狙いでいくべきだった。ユーティリティで狙って、当たり損ないショットは右のグリーンサイドバンカーへ。

 バンカーショットは1発目でハーフトップしてあごに直撃、2発目で2mに寄るもこれを外して素ダボ。レイアップしていればボギーでは上がれただろうに。あと、やっぱりバンカーに入れたらどんな事件が起こるかわからないのでハザードは極力避けよう。

 14番パー5は打ち下ろして打ち上げ、504yと距離はそんなにないけど何となく苦手なホール。ティショットはまっすぐ飛び出すもスライスして右の林へ。ボールは松の根っこが張り出したベアグラウンドで、しかも飛球線方向に松ぼっくりがくっついている。動かそうとするとボールが動くのでそのまま打つも、10y先のラフまでしか飛ばず。

 3打目は木の梢が邪魔でまともに狙えず、8アイアンでレイアップ。4打目は深いバンカー越え、打ち上げ、ピンは一番奥で(打ち上げを入れずに)150yという状況。以前なら7番で思い切り打ってたと思うけど、6番を少しだけ短く持ってフルショット。ちょっとダフったけどバンカーをぎりぎり越えた。転がっていい感じでピンに寄ってるか?と思ったらバンカーとグリーンの間のスプリンクラーの凹みに捕まってた。残念。30yのアプローチを斜め上につけてしまい、アマサイドに外して素ダボ。

 ここは置かれた状況でベストを尽くしたつもりだったけどダボになった。パー5は事件が起こりやすいので気をつけよう。

 本日のベストショット。13番、180y打ち上げのパー3。ゼクシオクロス7アイアンでピン下4mにオン、まっすぐのラインで1パットバーディ。お助けアイアンはホンマにええ仕事してくれますわ。

 というわけで。



 ドライバーがスライスするのは左へ振っていくのが怖いのと振り遅れ。右が嫌なホールでは短く持って対処するように。


2022/7/16 (1647080hit)   第150回全英オープン


 第150回記念の全英オープンが開催された。



#全英オープン
#theopen
#ロゴかっこいい
#150回ってすげえ
#第一回目は日本では桜田門外の変の頃
#やっぱりセントアンドリュースは別格
#フェアウェイが茶色い
#フェアウェイ硬そう
#ラン100yってまじ?
#400yのパー4ワンオン
#グリーンのアンジュレーションエグい
#日本人は桂川と松山の2人が予選通過
#松山2日目伸ばせず
#松山調子悪そうではないんだけどね
#松山あと2日間で爆発できるか
#桂川18位タイ
#桂川目指せトップ10
#金谷、中島啓太、星野、比嘉、今平が予選落ち
#タイガー辛そうだった
#タイガー泣いてた
#タイガー後頭部光ってた
#タイガーまた戻ってきて欲しい
#ジョン・デイリー「年中クリスマス」ワロタ
#たまにカモメ
#青木さんフライング問題
#青木さんに誰か指摘しろ
#青木さん指摘されてるけど忘れて同じことしてると思われ
#もうマイク切っとけ
#ミケルソン予選落ち
#ほとんど映してもらえない
#最終ホールも拍手少なかった
#ミケルソンかわいちょ
#グリーン難しそう
#マルちゃんいわく「入る気がしなかった」
#優勝者はマキロイ
#パットが決まり続ければキャメロン・スミス
#いやいや、シェフラーでしょ

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以上、インスタ的ハッシュタグ付きの(手抜き)日記でした。


2022/7/18 (1647146hit)   2022年キャプテン杯予選


 キャプテン杯予選の感想。






 です。




2022/7/19 (1641829hit)   キャプテン杯雑感


 敗者の弁。

・緊張も興奮もしてないつもりだったけど、普段の50%ぐらいのパフォーマンスしか出せなかった

・その原因は、一言でいうと「自信」がなかったから

・自分の技術に(100%とは言わないまでも)80%ぐらいの自信があれば、普段どおりのスイングができてたかも

・具体的に書くと、ドライバーが曲がらないように、フェアウェイウッドがきちんと当たるように、アイアンがおかしな方向へ飛ばないように、アプローチがうまく打てるように、ロングパットの距離感が合いますように、ショートパットが真っ直ぐ打てるように、という願いというか恐れを持って(つまり後ろ向きの気持ちで)振っているということ

・そうではなく、こういうスイングをすればショットは成功する、思い通りのところへ打てる、きちんと距離感が合わせられる、まっすぐしっかり打てる、という自信(つまり前向きの気持ち)がないということにほかならない

・その自信はもちろん技術に基づく確固たるもののほうが良いんだけど、ある意味思い込みでもかまわないわけで、要は「自分が未熟であることを理解した上での自信(開き直り)」があるかどうか

そう、開き直れなかったんだよ

・だから、普段ならめったにOBを打たないところでOBが出たり、いつもと違う方へ曲がったり、いつもなら無理してでも避けるフェアウェイバンカーに入れたり、自分の癖的に考えられないようなミスが出たり、ノーカンパットが出たり、短いのを押し出したりするのである

・ただねえ、優勝のチャンスがある四大競技のキャプテン杯は年に1回だけ、そこで平常心で開き直ってラウンドしろと言われてもなかなか難しい

・現に、名だたる上級者、五下の人、研修会の面々でさえ何人も90近く叩いたりしてるわけで

・でも、対外試合に出てる人や本当の修羅場をくぐってきた人はきちんと結果出してるし

・技術を磨くのも大事だけど、並行して競技に臨む姿勢を見直さなあかんなと

・いや、自分自身のゴルフや攻め方そのものを考え直さないといけないかもしれない

・というわけで、結論はただのヘタクソ、ということで

・Q.E.D


2022/7/20 (1647264hit)   キャプテン杯雑感その2


 今回同伴競技者としてご一緒した、S崎さん。HDCP5で、学生時代からゴルフをされていた。体が特別大きいわけではないが、おそらくヘッドスピードは50m/s前後、ドライバーは280yぐらい飛ぶ。きさいちでも指折りの飛ばし屋だ。

 その人のスイングと私のスイングの一番大きな違いは、体の回転スピード。トップからフィニッシュまで、一瞬のよどみもなく加速して回転している。つまりインパクトが点ではなくゾーンなんだよね。

 インパクト重視、ビジネスゾーン、スインガー、ヒッター、スイングには色々なイメージがあってどれが絶対正しいというものはないけれど、S崎さんはとにかく躊躇なく回転させるその思い切りが素晴らしかった。 

 もちろん私が単純にS崎さんの真似をしてもミート率が落ちて球がどこへ飛ぶかわからなくなるに決まっているのだが、ことドライバーに関しては「スムースさ」「思い切りの良さ」「回転の速さ」などは大いに参考にすべきだと思った。

 やっぱり自分より上手い人とラウンドすると勉強になるよね。




 ところでここで問題。上級者の良いスイングを見て、自分より優れている部分、自分にないもの、真似したいところなどがあった場合、真似をして取り入れるべきかどうか?

 もちろん自分より優れているわけだから取り入れた方がいいと言うのは正論だ。しかし、その優れている部分が「ゴルフの本質に近い部分で、無理してでも真似すべき」ものなのか、それとも「その人の個性、あるいは身体能力に依存する部分があり、簡単に真似できない、あるいはしてはいけない」ものなのか、その見極めって難しいよね。

 よく言われる「男子プロのスイングは参考にならない」という話と根本は同じなんだけど、自分の癖や体や練習頻度と照らし合わせ、自分に合ったスイングを模索するのは本当に難しいなあと思ったお話。



 まあ、細かい技術や体の微妙な使い方なんかはもう改造したり変えたりする必要はない(迷宮にハマる)、っていうかできない(もう体がついていかない)ので、まあ真似するとしたらそのスピリッツというか考え方なんだろうね。

 まあ、ハーフで50以上叩くような ヘ タ ク ソ なんで何をどう変えても一緒ですけどね(まだ引きずってる)。


2022/7/22 (1647372hit)   いつものMの会


 いつものMの会。



 OB2つと、短いパットを2つ外したのがなければ、あとパーオン率がもう少し(2.5倍ぐらい)高ければほぼ思い通りのラウンドだったんだけどなー。

 ショットはそんなに悪くはなかった(え、パーオンたった3つなのに?)。大きなミスは松3番のティショット天ぷら(珍しい)左OBと、竹7番のティショット(得意の4Wで空振りレベルのヒール)、2打目レイアップ、3打目ラフからユーティリティが振り遅れスライスでサードショットOB。

 アプローチはすごく良かったわけではないけど微妙なパットがいくつか決まってくれて寄せワンパーが何と8個。29パットは大満足。



 とまあまずまずのラウンドだったはずなんだけど、後半叩いたのでそこは大反省。まあ、ハ ー フ で 5 0 以 上  叩 か な く てよかったけどね(まだ引きずってる)。

 やっぱり大きなミスを取り返そうとすると余計に酷いことになる。ミスしたときほど謙虚になろう。


2022/7/23 (1647437hit)   ニューパター導入


 実は木曜日のラウンドはあるニューパターのデビュー戦だった。

 おいおいhiroよ、お前は1年ちょっと前に高い高いクソ高いキャメロンを手に入れたばかりではないか。それ以外にオデッセイ#7とテーラーのL字というスーパーサブも持っているではないか。それなのにまた買ったのか?

 そうなんです。今回は、なぜか「これを買っておかないと絶対後悔する」と思って。強迫観念的に。根拠はないんだけど。



 スパイダー GT ブラック TM1 トラスヒール パター

 スパイダーとトラスが融合。前評判はすこぶる良い。カッコイイ。しかし、7月15日発売だったのに、発売日からもう予約販売終了で手に入らない。何とか手に入れたいと思っていたら、私が一番良く行く場所にさりげなく置いてあるではないか。幸せの青い鳥はすぐ近くに居てたのだ。灯台下暗し。

 もう見つけた瞬間衝動買いってやつですぜ旦那。ちなみにエイプリルフールでも冗談でもない。



 まず見た目。

 思ったよりヘッドは小さい。つや消し黒は高級感があり、質感はまずまず。ヘッドは少し重め、つまりヘッドはそこそこ効いてる。裏の赤地に金色のロゴ部分はちょっと中華っぽくてあんまり好きじゃないけど、まあ目に入る部分じゃないからね。

 トラス部分も同じ黒塗装なんだけど、ここはパターカバーに覆われてないので傷が心配。角から塗装がはげそう。

 グリップはスーパーストロークの細めで派手なやつで、手汗が多めの私が持つとちょっとネチャネチャするのでこれもマイナスポイントかなあ。でも、敏感すぎず鈍感すぎずなのでパターとの相性は悪くないと思う。


 練習グリーンで感じたこと。

 方向性は抜群に出る。さっと構えてすっと打てば思い通りの場所に転がる感じ。パットが入らなかった時は読みが外れただけだと思えるぐらい。簡単というか、外しようがないと言う表現をすべきか。

 
 次に実際にラウンドで使った感想。

 29パットだったので新車効果を差し引いても予想以上に良かった。だって、いい加減に打って60cm位を2つ外したので、それが入ってれば27パットだからね。

 下りの大きく切れるフックの2mとか、微妙に切れる4mぐらいの上りのパットとかがいつも以上に入った気はする。イメージのまま転がってくれる感はある。


 細かい部分。

 転がりの良いパターではない。長い距離(5m以上)はそれなりにしっかり打つ必要がある。しかしそれはデメリットではなく、私のようなヘタレビビリ野郎にとっては「長いパットはしっかり打たないといけない」と教えてくれるというか、大オーバーがないというか、そんなメリットがあるといえなくもない。

 逆に短いパット(1m前後)は伸びがある球が打てる(ような気がする)。球がよれないというか。直進性が良いせいかもしれない。ただ、手首や腕で雑に打とうとすると引っ掛ける傾向がある(あくまで私の場合)が、きちんとストロークすれば問題ない。

 トラスの効果、すなわちオフセンターヒットの時にフェースがブレないというフィーリングは正直良くわからなかった。これは私が鈍感なせいで、オフセンターヒットしないという意味ではない。速い下りのパットなど、わざとトゥで打ったりすることがごくたまにあるけど、そういう時にフェースがブレずに打てるメリットはあるかもしれない。試してないけど。



 というわけで、生涯で20本ぐらいはパター使ってきたけど、性能的には今までの中で一番優れていると思う。もしパターを変える予定があるならば、候補に入れるべき一本かと。

 名器というより「ニュースタンダード」って感じかなあ。初めて2ボールパターを使った時の感じに似てる気がする。ただ、オデッセイほどたくさんは作らないと思うので、同伴競技者4人が4人とも2ボールパター、みたいな現象は起きないだろうね。


2022/7/25 (1647512hit)   2022年副キャプテン杯、またの名を7月月例


 昨日はキャプテン杯決勝、の予定だったんだけど謙虚な私は裏開催の副キャプテン杯へ出場。っていうかごめんなさいただの月例競技です。

 この日は薄暮友達のT石さん、何度かご一緒している上級者の女性2人と。



 この日は後半、パットが決まりまくった。それも3mぐらいまでのミドルパットだけでなく、5mとか10m近いのも入った。ハーフ11パットは自己最小パット記録タイだ。

 あんまり入るもんだから、同伴容疑者が「それ違反パターやろ」とか「何か仕掛けがついていて入るようになってるんちゃうの?」と本気で聞き出したぐらいである(本当)。

恐るべしトラススパイダーTM2。



 え、あれ?買ったのTM1だよね?って?はい、えーと、実は、どっちが合うか分かんなかったので2本とも買いました。だって、このパター、後から欲しくなっても絶対に入手困難手になると思ったんだもん。流石に妻には言えない。でもどっちかは最終的には売ると思う。

 パットはパターだけでなく打ち方も変えたんだけど、これについてはまた後日。


 ただショットの方はいつも通りっていうか前半はグダグダで、後半になってやっとスイングの奥義を極めた(本当。これも後日)んだけど時すでに遅し。

 結局前半の44の影響でネット2オーバーで終了。入賞は無理だろう。でも、最終ホールのバーディでT石さんにグロスで追いついたので、佳き日だったなと。



 そんな佳き日に水を差す出来事が1つだけあった。詳細を書いてもアホらしいので書かないが、一言だけ。

 古参のメンバーで280y飛ばすから、またその取り巻きだからといって、前の組に打ち込んでもいいルールなんてない。「よく飛ばすでしょ、ヘヘヘ」というのは許した後でこちらが言うセリフであって、百億歩譲っても打ち込んだ側が言うべき言葉ではない。しかも笑いながら。クズか。

 打ち込んだと認識していたのはバレバレ(打ち込んだ後はずっとこちらに近づいてこなかった)なんじゃボケが。しかも「カートを見えるところに置いておかないほうが悪い?」だ?自分がどれだけアホかを証明する言葉だな。ブラインドホールで、フェアウェイ乗り入れ可で、全部カートを見えるところへ置いとくバカがどこに居るんだ?そのためにカートナビに前のカート位置を表示してるんだろうが間抜けが。え、カートなんて見えなかった?見えなかったんじゃなくて見なかったんだろスカタンが。

 それ以前に、どんな理由があろうと打ち込んだほうが1000%悪いんじゃ滓が。

 打ち込むだけでもゴルファー失格なのに、素直に謝れない、逆ギレする、嘘をつく、人を見て(こちらは女性2人と美少年2人だ)偉そうにする。あ、ゴルファーではなくチンピラでしたか。そんなにオラオラしたいならチンピラ専用の、飛ばしたいならゴリラ専用のコースでラウンドしてください。世界中探したらどこかにあるでしょチンピラゴリラ専用コース。少なくとも品位ある当コースには今後、二度と、来ないでいただきたい。っていうか競技委員長には今回のことしっかり書面で伝えさせていただきます。


 以上、簡単に。


2022/7/26 (1647578hit)   好調なショットの理由


 昨日の日記で私はこう書いた。

 ただショットの方はいつも通りっていうか前半はグダグダで、後半になってやっとスイングの奥義を極めた(後略)

 そう、私はショットの奥義を極めてしまったのである。ただしこの奥義は、練習・素振り・本番のショットを含め生涯で何十万回とゴルフのスイングをやってきて、そこそこの球が打てることもたまにあり、体に故障がない人むけであり、初心者、まだスイングが固まっていない人、腰などに持病がある人には難しいかもしれない。

 また、その奥義が炸裂したのはハーフの9ホールだけなので、例によって私の思い込みである可能性も否定できない。でも、スイングに悩み続け、トップ位置や腕のローテーションやクラブパスなどに悩んでいる人、何度も同じミスで悩み続けている人、あと一歩で70台が出ない人、スイングはキレイと言われるのにスコアが出ない人、Youtubeのレッスン動画を見まくっているけど結果が出ない人などには役に立つ、かも知れない。



 さてでは早速。ちなみにこの「スイングの奥義」はコースでナイスショットをするためのものである。

1、今まで習ったこと、スイング中注意していること、自分の悪い癖などは全て忘れる

2、アドレスとポスチャーは今まで以上に神経を使って行う

3、4のイメージの素振りをする

4、上半身全体でバックスイングしたら、上半身や腕のことは完全に忘れて(ないものとして)、腰を素早く切ることだけに集中する

5,球がどこへ行っても気にしない



 解説しよう。

 木曜日の月例では、前半のあまりのスカタンさにムカフーン状態になり、「もう後半は球がどこへ行ってもいいや、ただ思い切って振るだけにしよう」と開き直ったのだ。そしたらナイスショット連発。まあ1球大ダフりしたけど。そこで悟った。

 ゴルフ歴が長く、練習もそこそこして、レッスンも受けているのにコースで思い通りの球が打てない、ミスばっかりしてしまうという人(私だ)、大人になってゴルフを始めた人が陥りがちな罠は、頭(大脳)でスイングしてしまうという点だ。

 練習場では大脳をフル回転させて体の使い方を模索するのは良い。自分のスイングの弱点がどこにあり、どこを直すべきか考えて練習しなければいけない。

 しかしコースでは、特別な練習ラウンドなどを除き、スイングは何も考えず、ただ体を正しく動かすことに徹するべきなのだ。何故か。もう自分の体の中にはナイスショットできる下地があるからだ。だって、何十年もゴルフして何十万回とスイングして何千回とナイスショットしてきてるんだよ。できない訳がないではないか(これが自分を信じることなのだ)。その証拠に素振りだと素晴らしいスイングができるんだから。

 つまりスイング中に「あれをこうしよう」「ここをこういうふうに保とう」などと考える事がミスショットの最大の原因なのである。

 だから、狙いを決める時、アドレスに入る前、アドレスまでは頭をフル回転させ、素振りで頭を空っぽにし、そのまま本能の赴くままに振り抜く。これが奥義である。

 って今さらそんな事に気づいたんかいっ!


 ちなみに、4の「腰を素早く切ることだけに集中する」というのは私独自の考え方で、きちんとスイングできる(思い切って振れる)上級者はこれさえ必要ないと思う。

 そして最後の5だが、これが実は大事でどんなにミスが出てもコースでは頭を空っぽスイングをやり抜くこと。結果を気にするとあれこれいじりたくなる(頭で考えたくなる)し、ミスを連発してもやり抜くことで頭空っぽスイングを固めていくのだ。

 どうしても当たらない日もあるだろう。練習不足だったり体調不良だったり。だってアマチュアだもの。でもそんな日は潔くその日のショットを諦め、ショートゲームで頑張る。決してその場で修正しようと思ってはならない。こっちのほうが奥義の重要な部分かもしれない。




 そういえばずっと前に「フォースの力を信じて振り抜く」なんて言ってたこともありましたよねえ。何度同じ発見をすれば覚えるんですかねえ。そういうところで頭を空っぽにしてるんですねえ。逆ですねえ。アホですねえ。

 スイングはちっぽけな人間の努力、でも飛んでいく球は神の領域なのだ。


2022/7/27 (1647636hit)   入りまくるパットの理由


 一昨日の日記で私はこう書いた。

 この日は後半、パットが決まりまくった。それも3mぐらいまでのミドルパットだけでなく、5mとか10m近いのも入った。ハーフ11パットは自己最小パット記録タイだ。

 (中略)

 パットはパターだけでなく打ち方も変えたんだけど、これについてはまた後日。


 そう、スパイダートラスTM2が自分史上最高に良かったこともある。しかし実は、このパターだからこそできた打ち方があったのだ。



 甲野善紀さんをご存知だろうか。古武道の精神を現代に伝える、本物の武士(もののふ)である。掌屈や△スタンス理論などという軽薄な思いつきの屁理屈ではなく、学術的、歴史的、そして実践的に体の使い方=生き方を模索しておられる、日本の宝のような人である。国民栄誉賞と大勲位菊花賞とノーベル賞を同時受賞してもおかしくない功績だと個人的には思っている。

 活躍は多岐にわたる。その合理的で理に適った考え方は合気道や柔術だけに留まらず、スポーツ全般、さらには介護の場などにも静かに革命を起こし続けている。



 私ごときが生半可な知識で古武術について語るのはおこがましいが、とにかく体を効率的に使う、無駄なく使う、そのためには体幹の力と体重移動が重要になってくるのだ、と甲野さんは言う(ちがってたらごめんなさい)。

 体幹と体重移動、そう、ゴルフでもキーワードになる言葉だ。実は甲野さん、ゴルフについてもその著書で言及されている。スイングに対しては高度すぎてついていけなかったが、パッティングについては、実は一時期実践していた教えがあるんだよね。それは、

目標(カップ)を見ながらストロークする(ノールック打法)

 というもの。ターゲットスポーツはほぼ例外なく目標を見ながら投擲や打擲をするが、唯一ゴルフだけはターゲットを見ないでショットをする。ターゲットを見ながらショットが出来ればもっと正確に、もっと本能的に、もっと簡単にできるはずである、と甲野さんは言う。ショットは難しいかもしれないけど、パットならできるはずだと。

 実際、上級者でカップを見ながらパットする人はたまにいるし、かつてのジョーダン・スピースもショートパットでカップを見ながら打っていた。

 ちなみに、ノールック打法のメリットはもう一つある。それは頭の位置が動かないことだ。ミスパットを誘発する原因の1つに「(結果を知りたくて)頭が早く上がってしまう」というのがあるが、ノールック打法ではその心配がゼロである。だって、最初から頭がカップの方を向いている(ヘッドアップしている)のだから。



 それほど素晴らしいノールック打法だが、なぜ皆がそれをしないのか。きちんとインパクトできないという不安があるからだ。ショートパットならともかく、長いパットになりストロークが大きくなるとオフセンターヒットの確率が上がり、結果転がりが悪くなる(ショートする)可能性がある。だからほとんどの人はやらない。

 そう、だから・・・

オフセンターヒットに抜群に強いスパイダートラスなのである!!


 日曜日のラウンドの後半、私はほとんどのパットをカップを見ながらストロークした。1m以内はもちろん、5mでも10mでもだ。そして結果は12パット。同伴競技者に違反パターだと言わしめたぐらい入りまくったのは、パターが良かったのもあるけれど、トラススパイダーによってヘッドアップ打法が可能になったからではないかと思う。

 もちろん、たまたま入ってくれたパットが半分だったと思うけどね。

 ヘッドアップ打法、最初は気持ち悪いし不安があるけど、少し練習したら誰にでもできる。だって、私ができてるんだから。とにかく何も考えずに打ったら寄る。ラインが出る。

 ただこの場合も「オーバーしたら返しが下りだ」とか「さっき大ショートしたな」などと大脳が変な横槍を入れるとミスするけど、要はカップを見て素振りをしたそのままで打つんだから絶対にボールを見て打つよりはイメージが出るはずなんだよね。


 ショートパットも、カップ真ん中とか、左内三分の一とか、そこを凝視しながら打つ。けっこう強めに出る傾向があるのでカップに蹴られたりピンに当たって弾かれたりすることもあるけど、「外しから嫌だな」というストレスからは解消される(ピンを見て打つことが大義なので、入るか入らないかはそんなに気にならなくなる)ので、そちらのメリットが大きいかも。薄めに読めるしね(ただし下りのパットは要注意)。

 hiroよ、じゃあカップを外すぐらい切れるラインはどうするんだ?どこを見るんだ?と思われるだろう。これはまだ模索中だけど、アドレスさえきちんと取れば、目線はカップでも仮想カップでのどちらでもいい気がする。その時の雰囲気かなあ。

 しかし、寄せるパット(大きく切れる下り、距離が長くて2段グリーンなどの場合)は仮想カップを想定しそこを狙ったほうがいいかもしれない。

 難しいのは極端な上りや下りだけど、これも原則的にはカップを見て打つほうがいいと思う。なぜなら、上りや下りという情報さえ見た目で勝手に補正できると考えるからである。だって、2階にいる人へボールを投げる時、三階を見て投げる人はいないよね。本能が勝手に計算して強弱をつけてくれるはずだ。



 というわけで、スパイダートラスによるノールック打法、これは長いパッティングの歴史に革命を起こすかもしれない!いや私はここで予言する。

 2022年はノールック打法元年になると!!(マジです) 


2022/7/29 (1647372hit)   晴れの淡輪で大事件勃発?!


 Youtubeの煽りサムネイルみたいな題名だけど。

 こんな事が起こりました。



 9年使っていたドライバーのシャフトが折れた。折れたのは17番のティショットで、18番がパー3だったので実害はなかったんだけど。

 別にティイングエリアに叩きつけた(松山か)わけでも、シャフトでショットした(ヘタクソか)わけでもなく、普通に打って普通に折れた。ボールは左へ飛んでいったけど(セーフ)。

 いちおう保険で直せるとは思うけど、ぼちぼち買い替えかなあ。

 さて、大阪ゴルフクラブである。



 大阪が誇るシーサイドコース。天気が良かったので景色はいつも以上に最高だった。暑かったけど。



 このコースはコーライグリーンで、数年前に全面張り替えしており、目も傾斜も以前とちょっと違ってて全くわからなかった。この日は競技が開催されててキャディさんが出払ってしまっていて、セルフプレーだったのでグリーンが全然読めなかった。1mでも確信を持って読めない、そして打てない、イコール入る気がしない。

 せっかくのトラススパイダー&ノールック打法も不発に終わった。いやでも、3パット1つだけだったからそれでもまだましな方だったのかな。

 ショットの方は、前半は右へ、後半は左へばっかりだったんだけど、とんでもないショットは3発ぐらいで、パーオンは7個。私にしては平均的。

 ドライバーはまずまず、アイアンも昔の日記を読み直して思い出した「腹筋に力入れる」と「トップからしっかり左へ回転する」でダフリは少しマシ。アプローチはいまいち、パットはダメダメ、という感じだった。

 というわけで。



 前半は難しい2番で素ダボ、あとはほぼボギーオン2パットのボギー。このコースは絶対無理したらあかん。寄せワン取りやすいところを基本狙っていくイメージでないと、ちょっと無理してちょっと曲がったらすぐダボ。

 後半はちょっとショットが良くなって、ミスしても寄せワンでしのいで(2ホール)、何とか30台。

 17番のパー5はシャフト折りティショットで左の林、2打目出すだけ、3打目160y打ち上げ、ゼクシオ7アイアンで無理に狙ったら(学習してないやん)ラフで引っ掛けて隣のホールへ。4打目崖の下から花道へ何とか出し、5オン、ボギーパットは一筋違って素ダボ。

 無理したらあかんのはいつでもどこでも一緒だけど、名設計家が作ったコース(ここは上田治)ほどその傾向が顕著になるような気がする。

 「毎回80点以上のショットを打てないんだったらボギーを受け入れなさい」って事なんだろうね。 


2022/7/30 (1647806hit)   ごる日々アーカイブス・100を切るための18の質問


 15年前、こんなに面白いことを考えついて書いてたんだなあ(自分で言うな)。っていうかどんだけ暇だったんだ?というわけで、昔の日記から目についた迷作を発表するゴル日々アーカイブス、今日は2007年4月1日の日記から。エイプリルフールのネタにしては出来が悪いけど。




 100を切るための18の質問

 はるか昔(といっても15年ほど前だが注1)、私が大学の電子計算機センターでこっそりネットサーフィンをしていた頃、大変面白いテストを発見した事がある。「100を切るための18の質問」と名付けられたその質問は、確かアメリカ人のオリフ・オホホットさんという研究者のウェブ上にあった。

注1・・・その当時の15年前なので、2022年の30年前になる

 で、最近大学時代の書類を整理しているとそのウェブをプリントアウトした紙が偶然出てきた(ずっと捜していたのだ!)ので、今日はそれを皆様にご紹介しようと思う。

 ただし、オリフさんの正体は今になってはまったく不明(何かの研究をしていた研究者だという事は判っているのだが)で、当然今ネットで検索してもウェブはおろか名前すら出てこないので連絡の取りようがなく、従って無断引用になるが、しゃれの効いたオリフさんなら許してくれるだろう。



 なお、以下のテストは原則として生涯で1回も100を切った事がない人が対象であり、コンスタントに100を切れる人がテストをしても正確な結果が出ない事をお断りしておく。また、際どい質問や辛辣な答えが出てくるがそれは全てオリフさんが考えたものであり、私はただご紹介しているだけですので、苦情・文句は私にいわないでね。でわどーぞ。


質問1 あなたはごるふを始めて何年ですか?

 a、半年以内・・・・・・・・・・・・・・・・・・答え:あなたは経験不足です。
 b、5年以内・・・・・・・・・・・・・・・・・・質問2へ
 c、5年以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・あなたは練習不足です。質問2へ


質問2 あなたは週に何回練習しますか?

 a、1回以下・・・・・・・・・・・・・・・・・・答え:あなたは練習不足です。
 b、1~3回・・・・・・・・・・・・・・・・・・質問3へ
 c、4回以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・あなたの練習方法は間違っています。質問6へ。


質問3 あなたは月に何回ラウンドしますか?

 a、1回以下・・・・・・・・・・・・・・・・・・答え:あなたはラウンド(実戦)不足です。
 b、1~3回・・・・・・・・・・・・・・・・・・・質問4へ
 c、4~7回・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君、ひょっとしてビルゲイツ?
 d、8回以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・答え:あなたにはごるふのセンスがまったくないか、ラウンドしているコースがパインハーストNo.2(編者注:アメリカ屈指の難コース)であるか、4歳未満か、フェザリーボールを使っているか、極度の上がり症か、ラウンド前日にフルマラソンを2時間台で完走しているか、右利きなのに左利き用のクラブを使っているかのどれかです。


質問4 あなたの得意なクラブは何ですか?

 a、ドライバー・・・・・・・・・・答え:1ラウンドでOBを3発以上打つのは得意とは言いません。
 b、アイアン・・・・・・・・・・・・質問5へ
 c、パター・・・・・・・・・・・・・答え:1ラウンドで3パットを5つ以上するのは得意とは言いません。


質問5 では、あなたの苦手なクラブは?

 a、全部・・・・・・・・・・・・答え:悪い事は言わないからレッスンプロに習いなさい。
 b、ドライバー・・・・・・・・答え:バッグからドライバーを抜いてプレーしなさい。
 c、アイアン・・・・・・・・・答え:あなたに必要なのはレッスンプロではなく精神科医です。
 d、ウェッジ・・・・・・・・・・質問6へ
 e、パター・・・・・・・・・・・質問6へ


質問6 練習について。1回の練習で何球打ちますか?

 a、50球以内・・・・・・・・・・・・・答え:あなたが極度の貧乏か故障があるなら別だが、どちらでもないなら、あれこれ考えないでトラック一杯球を打て!!話はそれからだ。
 b、50球~300球・・・・・・・・・質問7へ
 c、300球以上・・・・・・・・・・・・・答え:「ゴルフは耳と耳の間のゲーム」って意味、判る?


質問7 練習で、一番多く球を打つクラブは?

 a、ドライバー・・・・・・・・・・・・・・・・答え:ウェッジショットを練習しなさい。
 b、色々と満遍なく・・・・・・・・・・・・答え:ウェッジショットを練習しなさい。
 c、ウェッジ・ショートアイアン・・・・・質問8へ


質問8 練習で、50ヤードを狙った時、10球打って何球ぐらいまともにに打てる?

 a、1~3球・・・・・・・・・・・・・・・・・・答え:ウェッジショットを練習しなさい。
 b、4~6球・・・・・・・・・・・・・・・・・・質問9へ
 c、7~10球・・・・・・・・・・・・・・・・・もう一度、正直に、質問1から答えなさい。


質問9 1ラウンドの平均パット数は?

 a、36以下・・・・・・・・・・・・・答え:ウェッジショットを練習しなさい。
 b、36~40・・・・・・・・・・・・・質問10へ
 c、41以上・・・・・・・・・・・・・・答え:あの、ひょっとして、スコッティ・キャメロンの限定モノとか、ベティナルデのツアー流出モノとか、PINGのゴールドパターとか使ってないですよね?もしそうだったら、2ボールパターに買い替えなさい。


質問10 パットの練習ってした事ある?

 a、熱心にしている・・・・・・・・・答え:だからぁ、レッスンプロに習えって!!
 b、熱心にはしていない・・・・・質問11へ
 c、ない・・・・・・・・・・・・・・・・・でしょうねえ。そうだろうと思った。質問11へ


質問11 1ラウンドでしでかす3パットは平均何個ぐらい?

 a、1~2個・・・・・・・・・・それがもし本当なら、どこで大叩きしてるの?ねえ?ねえって?
 b、3~4個・・・・・・・・・・質問12へ
 c、5個以上・・・・・・・・・答え:5mと10mのパットを打ち分けられるようにしましょう。


質問12 1mのまっすぐのパット、入れる確率は?

 a、30%以下・・・・・・・答え:まっすぐ1mを、パターの芯で打つ練習をしましょう
 b、30%~60%・・・・・答え:5m、10m、15mから1m以内に寄せる練習をしましょう
 c、60%~90%・・・・・答え:ねえねえ、どうやって入れてるの?僕に教えて!お願い!!
 d、90%以上・・・・・・・答え:間違ってたらごめんなさい。あんた、友達に「すっげーやな奴」って思われてるよ。だって、大嘘つきだもん。


(以下の質問は全員が答えて下さい)


質問13 バンカーからの脱出に平均何打費やす?

 a、1.5打未満・・・・・・・・・・・その「えいや!」という思い切りをフェアウェイでも。
 b、1.5打~2.5打・・・・・・・あの、ひょっとして、ピンに寄せようとか思ってないよね?
 c、2.5打以上・・・・・・・・・・・・・答え:とにかく徹底的にバンカーを避ける事!(あなたの庭にバンカー練習場があれば別だけどね)。


質問14 ダフリとトップ、どちらが多い?

 a、ダフリ・・・・・・・・・・・・・・まさかとは思うけど、ディボットはきちんと目土してるよね?
 b、トップ・・・・・・・・・・・・・・答え:グリーンが見えてきたらチッパーを使おう。
 c、どちらも一緒ぐらい・・・・答え:やっぱりレッスンプロに習った方がいいと思うな、うん。


質問15 あなた自身は100が切れない技術的な原因って、何だと思う?

 a、ドライバーのOB・・・・・・・・・・・答え:バッグからドライバーを抜いてプレーしなさい。
 b、アイアンが当たらない・・・・・・答え:18ホールトップばっかりでも100は切れます。
 c、アプローチで行ったり来たり・・・・答え:ウェッジショットだけを3ヶ月間練習しなさい。
 d、パットがヘタクソ・・・・・・・・・・答え:質問10から12をもう一度。
 e、とにかく全てが悪い・・・・・・・・答え:なぜそこまでレッスンを受けるのを嫌がるの?レッスンプロの中にも、いいヤツはきっといるよ。100人中3人ぐらいは(編者注:アメリカでの話です)


質問16 じゃあ、環境的な原因は?

 a、時間がない・・・・・・・・・・・・・・答え:1日5分でいいから素振りをしようね。
 b、お金がない・・・・・・・・・・・・・・・答え:1日30分の素振りと柔軟体操とスクワット。
 c、やっぱり家庭が大事だし・・・・・答え:100を切るのは無理です。諦めましょう。


質問17 100切るためなら、何でもする?

 a、はい・・答え:この18個の質問で得た答を守れば、間違いなく切れます。1年以内に。
 b、いいえ・・・・答え:貴重な人生の時間を無駄にしちゃいましたね、お互いに。
 c、その内容による・・・・あの、テニスとか、水泳とか、すごく楽しいよ。


質問18 ところであなたって、人のいう事を素直に聞くタイプ?

 a、はい・・答え:身近な上級者に付いてもらい、彼のアドバイスを100%聞きながら一緒にラウンドすれば、その日に100が切れます。保証します!
 b、いいえ・・・・あの、だったら、何でこんな質問に答えたの?


あの、しつこいようですけど、苦情はオリフ・オホホットさんに言って下さいね。




 以上アーカイブス終わり。気取った書き方とかウザい言い回しとか数字が全角とか色々あるけど、若気の至りということでご容赦を。


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