ダンロップの悲劇から3日。私は基本に立ち返ることにした。一番調子が良かった2013年頃、どういう事を考えてラウンドしていたか振り返ってみる。 その年は某練習場のNプロのレッスンを受け始め、アイアンとドライバーとユーティリティを買い替え(ちなみに全部今も使っている)、でもアプローチはビョーキの真っ最中で、そして・・・今より9歳若かった。 若返ることはできないので、クラブを全部替えればいいんだ・・・・というのは半分冗談(半分本気)。でもそろそろ全取っ替えしてもいいかもね。歳も歳だし。 スイングの注意点としてはこんな感じ。 ・きちんとしたグリップ(右手をやや上から) ・きちんとしたアドレス・ポスチャー(方向・体とボールの距離) ・ゆるめのグリッププレッシャー(クラブヘッドの重さを感じる) ・軸、頭を動かさない(スエイしない) ・リズムよく振る(打ち急がない) ・前傾を維持したまま腰を切る(右腰の位置キープ、左腰を引く) ・腕をきちんと振る(振り遅れない) この中で、すっかり忘れていたのが赤字の2行、ゆるゆるグリップと腕を振る、である。グリップをゆるゆるにすると振り遅れるので、その分一生懸命腕を振る。もちろん体の捻転を使うのは大原則で。 そして昨日、この2つを気にしながら薄暮プレーに行ってみた。薄暮プレーは完全に練習と割り切ってて成績を残さない(スコアは付ける)ので、のびのびとプレーでき、その成果普段でないようなドライバーの飛距離やナイスオンやナイスアプローチやナイスパットが生まれたりする。これを薄暮仲間では「薄暮マジック」と称している。 あと、今回の薄暮ではコンペでもらったゼクシオイレブンというボールを使ってみた。これはプレミアムディスタンス系に分類される3ピースボールで、たいへんお高い(1個600~700円)。ウレタンカバーのツアー系ボールのようなスピンは期待できないが、「飛んで曲がらない、高さで止める」というボールである。 どうせまともに打てないんだから何を使っても一緒だろう&スピンが効かなくてストロークが増えても薄暮だからいいや&余ってるボールだからOB連発でなくなってもいいか、という気持ちからである。 松1番パー4。ティショットはトップ目ながらまずまず(フェアウェイ)。2打目7アイアン、ピン奥5mにパーオン、2パットパー。 2番パー3、ユーティリティは右からナチュラルなフックで狙うも、真っすぐ飛んでグリーン右サイド。30yのアプローチは上手く打てるもポコンと上がって5mショート、2パットボギー。 3番パー4、ドライバーは想定内の軽いスライス(右ラフ)、2打目ユーティリティはダフリめに入って50yショート、アプローチは上手く打ててピン奥5mに、2パットボギー。 4番パー5、ドライバーは数カ月ぶりのバカ当たりでフェアウェイセンター280y(打ち下ろしです)。2打目はクロス7であえてレイアップ、3打目80y、56度でピン下3mにパーオン、2パットパー。 5番パー4、ティショットはちょっと引っ掛け気味で左ラフ(想定内)。2打目145y打ち上げ、7アイアンでグリーンオーバー。ラフからだったので余計にスピンが効かなかったか、あるいはゼクシオパワーで飛びすぎたか。奥のラフから上手く寄せられて1パットパー。 6番パー3、PWで中途半端なショットをシてしまい、ハーフトップスライスで20y右。バンカー越えのアプローチ、ふわっと浮かすつもりがダフってバンカーイン。バンカーから10y、上手く寄せられて1パットボギー。 7番パー4、ティショットは左ラフ、バンカー外のマウンドに。左足上がりからの打ちおろし130y、9アイアンでクォーターショット、ピン横1mに。高さが出るぶんランも少ない。バーディ。 8番パー5、この日唯一ドライバーでフックを狙うも、そのまま真っすぐ飛んで右ラフ。2打目4Wで残り115yのラフ、3打目PWでピン手前4mにオン、2パットパー。 9番パー4、今度はスライスボールを打とうとするが、そのまま真っすぐ飛んで左バンカー。バンカーから145yプラス打ち上げ15yで160y、ゼクシオクロス7アイアンで、ダメ元で。奇跡的に上手く当たり、グリーン横まで。ゼクシオクロスアイアンはソールが広いのでフェアウェイバンカーから打ちやすいんだろう。OKに寄ってくれてパー。 というわけで、1バーディ3ボギー38、14パット、寄せワン率50%(2/4)、パーオン4つ(44.4%)と嘘のような好成績が出たのでありました。 で、一番良かったのがドライバー。 こんな感じで、結構芯に近いところに当たってる。これでも見る人が見たらヘタクソなんだろうけど、今までは 練習場でさえこんなんだったからね。 結論:ゆるゆるグリップで腕を振る、は使える。 ゼクシオのボールもなかなか良かった。スピンもそこそこ掛かるし、飛距離も出るし、ドライバーも曲がらない気がするし、高さも出る。アプローチの距離感が合わせにくいのとちょっと打感が重い(フェースに乗ってる時間が長い?)感じがするのがマイナスポイントだけど、さすがプレミア系ボールだ。 遊びのラウンドなら十分使えるしむしろアプローチが高く上がるので安心感があるよね。これからも好き嫌いせずディスタンス系使ってみようかな。 |
2022/5/6 (1643430hit) ゴルフ三昧のGW
1日薄暮、3日薄暮、4日午後スルー、5日ラウンド。5日間で3ラウンドという地獄、いや天国の一週間だった。ちなみに8日も午後スルーラウンドの予定。 1日の薄暮は2オーバー、3日の薄暮は9オーバーとうまいんだかヘタなんだかわからない状態で迎えた4日、久しぶりにこっちへ戻ってきたT石さんと。 この日は短いサブグリーンで、アウトの梅は(上は3099yになってるけど実は)2668yと河川敷並み。だからというか何というか、バーディが3つも出た。まあ長いパットが偶然入ったりしただけなんだけどね。 で、「ゆるゆるグリップで腕を振る」+「体幹に力を入れて」でこの日もラウンドしたんだけど、少しづつ物になってきた感じ。アイアンはまだ恐怖心からダフったり体が起きたりしてダメだけど。 特にティショットがだいぶ復調してきた。フェアウェイに適度な高さで飛んでいくし、多少曲がっても芯に当たってくれてるので気持ちいい。ここ数ヶ月激不調だったからねー。もう一回書いとく。 やっぱりアドレスはマジ大事 ゆるゆるグリップで腕を振る この日のラウンドで年間平均スコアは0.5良くなった。サブグリーンばんざい(そうじゃない)。 明けて次の日。今度は裏Mの会。上級者N川さんと、月例で何度かご一緒したK夫妻と4人で。 ショットは昨日に増していい感じ。長いのはここ半年で一番良かったし、アイアンもダフリやトップは少なかった、がこすってショートかそれを嫌がっての引掛けのどちらかしか出ず、パーオン率は安定の20%台。 それでも寄せワン5つで何とかしのぎ、ギリギリ合格の84。アイアンであと4打、アプローチで2打、パットで1打は縮められると思うんだけどね(楽観的)。いや、縮めなければいけない。 この日は40yのアプローチで2回大きなミスが出た。一番練習してない40y。50y~70yは確率も上がってきたし、20y~30yもぴったりとはいかないまでもパーパットが狙える場所へそこそこの確率で打てるようになってきたので、あとは30y~50yだね。 あと、バンカーショットが最近ダメダメ。ハーフシャンク的に低く出て大オーバーか、深く入りすぎて大ショートとかばっかり。もう一度基本に戻って「出たらOK」と思ってバシッと打たないとね。 |
2022/5/7 (1643486hit) なぜYouTubeのレッスン動画は役に立たないか?
今日はYouTubeのレッスン動画について語りたい。 うん。ごくたまに役に立つ時あるよ。目からウロコって思うのもまれに。金科玉条みたいな教えに遭遇する時もないことはない。 でもね、やっぱり根本的には「参考程度」にしか役に立たないと思うんだ。所詮は絵に描いた餅。何故か。スイングに対するアプローチが180度違うから。 (イメージです) どういう意味か。もともと運動神経が良くてスポーツのセンスがあり考えなくても正しいスイングができる。あるいは子供の頃から体でゴルフを覚え呼吸をするようにスイングできる。そういう「才能がありスイングを体で覚えた」レッスンプロが、後付けの理屈で「なぜ打てるのか」「なぜ打てないのか」と考えて教えてるからだ。 これ、順番が逆じゃないかと。 私のように運動センスもなく、思ったように体も動かず考えてもできないような人間にとっては「すでにできる人が考えた理屈」をいくら再現しようとしても無理じゃないかと思うんだよね。 例えるなら、象という生き物を実際に見た事のある人が、いくら言葉で「すごくでっかい生き物で、足が丸太のように太くて、鼻がホースのように長くて、耳もうちわのように大きくて、ゆっくり歩く灰色の哺乳類」などと説明したとしても、見たことのない人にとってはモンスターであり正確な形を思い浮かべるのは無理。 センス良く微に入り細に入り教えたとしても完全に象の形を再現するのは不可能だろう。つまりはそういうことなんじゃないかなと思うのだ。 もちろんレッスンやスイング動画、打ち方のコツをすべて否定するつもりはない。でも、やっぱり、「無料」の「万人向け」の動画では限界あるよね。「有料」の「オーダーメイド」なレッスンにはかなわないと思う。 っていうか、苦労して手に入れた自分独自の「スイングの肝」の部分は無料では公開しないよね。ヒントは出しても。 結論。「始めからできる人」の教えは基本的には「できない人」に動画で説明してもなかなか届かない。それが有名レッスンプロやプロゴルファーのYouTube動画が「なるほど」と思っても実際にはうまくいかない理由だと思う。 ・・・・ま、できない人間のひがみなんだけどね。YouTubeはそのまま鵜呑みにしちゃいけないよね、ってことー。 |
2022/5/9 (1643548hit) GW最終日もゴルフ
日曜日。この日も午後スルーラウンド@ホームコース。8日間で5ラウンド(うち2回は薄暮ハーフだけど)は自己最高記録である(アホである)。 薄暮友の会で月例チャンプのN井さんと。ほかは大変上手な女性でメンバーのM川さん、ビジターでまだゴルフを初めて2年という年配男性の4バッグ。日曜日はバラエティに富んだ同伴競技者になる事が多くて面白い。 この日、先に来ていたN井さんがテーラーメイドのステルスドライバーをコースから借りていたので、3回ほど使わせてもらった。シャフトがSRだったので普通に振ったら捕まらず右へ行く傾向があったけど、打感や音、振りやすさ、飛距離などは特に気になるような点はなかった。つまり飛び抜けていいという感じはなかったので、まあおおむねYouTubeなどの評判通りかなあと。 前半松コースは4番の1mパットを外す、5番のドライバーのど引っ掛け(ただし想定内)、9番の2打目8アイアンが右ペラ、続く3打目のウェッジショットをふわっと上げるつもりがどトップ、の4つ以外はほぼノーミスという実力以上のラウンドで1バーディ3ボギーの38。 しかし後半、いつものようにパーオンを逃し続け、パーオンしたと思ったら3パット(短いパットを2つぐらい外す)というイヤな流れでなかなかパーが取れず、アプローチもだんだんへっぽこを露呈し、素ダボもあり、43。70台のチャンスを逃す。 でもショットはだいぶいい感じなのでこのまま7月のキャプテン杯まで好調を持続していきたい。スイングは余計なことを考えたり、新しいことにトライしたり、考え過ぎて迷路に迷い込んだり、オーバードゥになったりしなければ大丈夫だと思うんだけどね。 |
2022/5/11 (1643691hit) 渡辺裕之さん追悼
二枚目俳優でゴルフが大好きだった渡辺裕之さんが亡くなった。享年66歳。 渡辺さんといえば深堀圭一郎プロと出演していた「ゴルフの真髄」が思い浮かぶ。とにかくストイックで努力の人で、ゴルフも本当に上手かったよね。プロが呆れるぐらい練習をしてたり。芸能人(がけっこう本気でやってそうな)ゴルフ大会、叙々苑カップでも何度か優勝したりもベスグロ取ってたし。 芸能人・俳優は虚を売る仕事だから、よっぽど精神が図太いか逆に鈍感でないと生き残れないのかなあ。渡辺さんはむちゃくちゃ真面目そうでストイックだったから、きっと「渡辺裕之」という虚像が年齢で押しつぶされていくのに耐えられなかったのかなあと思ったりする。 具体的な原因について憶測が出ているけれど、ここでそれに触れることはしない。ただ謹んで冥福をお祈りすると同時に、私もあと数年で同じ年になる(奇しくも上島竜兵も同じ60代・・・・)。老いと戦うのではなく受け入れていく準備をきちんとしておこうと思った。 ま、私はストイックでも真面目でもないので大丈夫だけどね。 |
2022/5/13 (1643808hit) 33回目の有馬カンツリーラウンド
朝6時。曇天の中、暗い気持ちで車を走らせる私。前線の影響で大雨の予報が出ていて、7割方諦めながら向かったのは兵庫県三田市の有馬カンツリー倶楽部。 いつもお誘いくださるI上さんのホーム。関西随一のホスピタリティとコースメンテナンス。大好きなコースだ。 コースへ着いてみると駐車場はガラガラ。6組ぐらいしか入っていないらしい。そりゃあ大雨の予報が出てるんだから普通はキャンセルするよね。 しかしそのおかげでスタートが少し早まり、しかもスループレーでサクサク回れ、お昼すぎにはホールアウト。雨もスタート時はパラパラ、途中止み間もあり、しっかり降ってきたのは上がり3ホールだけ。レインウェア無しで何とか回りきれた。超ラッキー。やっぱり足掻いてみるといい事あるね。 朝はこんな感じだった。 さてこの日は朝からちょっとバタバタして、コースへ着くのが25分ほど遅れた。そのせいで朝の練習はろくにできず、ぶっつけ本番でスタート。 で、いきなり振り遅れプッシュスライス2連発OBスタート。2番パー4もティショット4Wがダフり天ぷらでボギー、3番でやっとパー、4番のティショットはチーピン、3オン2パットパー。 5番・6番でちょっと落ち着いてパーゲット。 7番は446yと距離が長くHDCPも1の難ホール。ティショットまずまずで左ラフ、2打目ユーティリティは右を怖がって左へ引っ掛けてバンカー、距離のあるバンカーからホームラン、4オン2パットダボ。 8番は3打目の40yをダフって4オン1パットパー、9番は2打目が195yで再びユーティリティ、今度は少しだけ上手く打てて奇跡的にパーオン、今まで32回のラウンドで1回もバーディが取れていない9番、6mのバーディパットはカップをなめて入らず。 というわけで前半は44。出だしの2連続OBが悔やまれる。ただしパットの調子だけは良い。 そのままインコースへ。 10番はティショットまたプッシュスライス、OB杭まであと1mのラフへ。2打目残り160y、ゼクシオクロス7アイアンで花道へ、うまく寄せられてパー。 11番、230yキャリーで越えるバンカーがフェアウェイの3分の2の幅で横たわるパー5。いつもユーティリティで刻むんだけどこの日はバンカー越えにトライ・・・・はい、大プッシュスライスOB。トリプルボギー。振りにいこうとすると振り遅れるのをなんとかしたい。 12番はティショットを引掛け、2打目175yただし木の後ろ、低く出すためユーティリティのコントロールショットがバッチリで2オン、2パットパー。 13番HDCP2の難ホールパー4、ティショットはほぼ完璧。2打目170y、クロス7アイアンでぴったりだったのに何を怖がったのかインパクトで合わせるような打ち方をして右。バンカーの縁の砂地に。そこから絵に書いたようなチャックリ、4オン2パットダボ。 14番は8番アイアンのティショットをダフって(どんだけヘタなん?)乗らず寄らずボギー。15番短いサービスホールパー4、2打目60yがまたしても軽いダフリで乗っただけ、2パットパー。こういうとこやね。 16番はティショット今日イチのあたりだったのに2打目190yのユーティリティでまた力入りすぎて低いフック。自分を信用してない。寄せきれず2パットボギー。 今日の反省点 ・グリップゆるゆるのドライバーショットをブラッシュアップする ・グリーンを狙うロングショットは怖がらず、自分を信じて振り抜く ・アイアンのダフリは手が悪さしてる。要練習 ・ミドルレンジアプローチのダフリも同じ。要練習 まだまだ課題が山積みですな。 |
2022/5/16 (1643935hit) 真面目に練習(その1)
先週の木曜日はドライバーで3OB。日曜日の薄暮でもドライバー不調が続く。なんてこった。最高に調子良かったゆるゆるグリップは2ラウンドしか持たなかった。 というわけで、新たにドライバーの打ち方を模索すべく練習場へ。 元々ゆるゆるグリップにトライしたのは二重振り子スイングをするためだった。しかし、2つ目の振り子すなわちグリップにばっかり意識が行き過ぎて、大元の振り子すなわち体(下半身と上半身)の振り子のほうがうまく機能してないんじゃね?と聡明で賢明なバカである私は思いついた。 ゆるゆるグリップは目的ではなく二重振り子のための手段。それが目的化していちばん大事な事(大元の振り子)を忘れてるんだろうと。 だったら、大元の振り子をきちんと構築し直すため、腰先行というか上半身の我慢というか肩が突っ込まないようにというか、とにかくそれを意識したハーフショットで何十球か打ってみた。もちろんこのときはゆるゆるグリップは一旦置いておいて。 これに関しては何度もやってきてるので、私には秘策がある。大げさにそして大胆にやることだ。具体的には、トップに向かって捻転された上半身を、切り返しの瞬間さらにもう一捻りする。言葉にすると難しいし、実際に限界近く捻転した上半身を切り返した瞬間さらに捻るなんて無理なんだけど、そういうイメージを持つことである程度上体が突っ込むのは防げる。 で、大事なのは切り替えした瞬間からはパワーではなくタイミングで球を打つ事。この時腕に力が入ると全て台無しだからね。上手くタイミングが合えば、そこそこいい球が打てる・・・・練習場では。 そういくら練習場でできてもコースでできなければ絵に描いた餅、取らぬ狸のなんとやら。ミスを恐れず、大胆不敵にこのショットがコースで打てるかどうかがカギなのだ。 ただしこの打ち方、アイアンやフェアウェイウッドぐらいまでは何とかなるんだけど、ドライバーはプッシュやプッシュスライスが頻発する。ドライバーだけは短く持って、さらに左を向いてプッシュかドローを打つ(いや、君、ドローなんて打てるのか?)ぐらい大胆な気持ちで打とう。っていうかいい加減ドライバー買い替えかなあ。 |
2022/5/17 (1644005hit) 真面目に練習(その2)
練習の続き。110球「もう一捻りショット」を練習し終わった後、最後の55球(1カゴ)は40yのアプローチ。自慢じゃないが、もし世界40ヤードアプローチ選手権があれば世界で42億5千万番台ぐらいになるぐらいの腕前である。40yを制するものは世界を制する、とあの青木さんも言っていたしね(嘘です)。 というわけで、いちばん苦手な40yだが、なぜ苦手か。 10y、20yならほぼグリーン周りだからイメージが出せる。30yも開き直って50度で低い球を打てばワンクッションでもパーパットを打てるぐらいには寄る(、こともある)。 逆に50yだったらハーフショットだし練習してるしそこそこ打てる。60~70yもクォーターショットなので何とかなる。 でも、40yはクッションを入れて転がすには長すぎるし、かといって普通にショットをするのは中途半端だし、ちょっとハーフトップ気味に入ればグリーンオーバーもある(っていうかほとんどグリーンオーバーだったりする)。 理想は軽くスピンが効いたピッチショットに近いエンドランであるが、これがぜんぜん、まったく、ダメ。基本的にこの距離なら腕を使わないボディターンだけのアプローチでいけるんだろうけど、一番ミスする率が高い。 で、色々工夫してみたところ、ボディターンで打つとっておきの方法を発見した。それは、 左肘を胴体の(横ではなく)斜め前にくっつけて、そのまま振る というもの。この時、ひじの裏側(凹む方)は体の正面に向け、スイング中もやや突っ張りめ(左肘を伸ばしきって)に保持するといい感じで打てるんだよね。それともう一つ、 切り返しで決して慌てず、等速にクラブを動かす。これチョー大事。 ボール位置はセンター、アドレスはやや狭め、左足体重、フェースはわずかにオープンのほうがバウンスが使えそう。これで9時3時の振り幅で振る。もちろんグリップ固定、フォローでもしっかり体を回転させる。 ボールを止めたいときはフェースが空を向く感じ、少しランを出したいときはフェースが左を向くようになフィニッシュにすると微妙な調節も効く。 50球ほど打ったけど、けっこういい感じで成功率も高い。スピンもそこそこ効いてくれる。 これで、42億5千万番台から1億番ぐらいはランクが上がりそうだ。でも、やっぱりコースできちんとできるかどうかなんだよねえ大事なのは。練習場で10球打って9球いい球が打てても、コースではそのミスした1回のショットが出ちゃうからね。 |
2022/5/20 (1644170hit) 何やってんの?
いつものMの会、いつものホームコース。ライバルNさんと、いつも明るいHさんとの3バッグで。 この日は調子が良いんだか悪いんだかわからないような内容だった。 竹コーススタートで、2番パー3ではグリーンエッジから10y以上のパットがポコンと入りバーディ。 しかし4番パー5ではグリーンを狙う3打目でPWを持ってバンカー(ラフに食われた)、バンカーからホームラン(砂が薄かった)、5オン2パットの素ダボ。 竹6番はアプローチが寄り切らず(ショットのミスではなく距離感のミス)ボギーオン2パットボギー、7番はティショットの4Wがダフり天ぷらでボギー、8番パー5は3打目60yから8yもショートさせてパー。 最終9番ではラフからの2打目、左足上がり打ち上げなので思い切って1番手上げてピン奥6mにオン、そこから強めに入って3mもオーバー(下りだからね)、3パットボギー。 というわけで41とバーディがあった割には残念なスコアに。 後半梅コース、今度はウェッジでドラマが。 1番3打目は薄いライ(と言うよりベアグラウンド)からチャックリしてダボ。4番パー5は3打目ウェッジフルショットと絶好の位置にレイアップしたのにちょっとトップ目に入って奥エッジ、2パットパー。スピンが効くショットってきっちり当たらないと打てないねー。 5番パー4、ティショットのユーティリティはヒール球、方向良し距離悪し。2打目8アイアン、ディボットからダフってグリーン手前のバンカー、バンカーから一旦グリーンに乗るも転がり落ちて10mのアプローチが残る。手にはバンカー用のボーケイ58度。これでアプローチしたらなんとチップイン(パー)。派手なパーだわ。 さて、本日最大のトホホホール6番パー4。ティショットユーティリティでナイスショット、ピンまで60y。ただしスーパー打ち上げ&砲台グリーン、ピンは手前。ここのグリーンは相当強い受け傾斜なので奥へは付けたくないんだけど、ピンが手前に合ってもグリーンセンターを狙うのが定石、絶対なのだ。なぜなら、数ヤードショートしても戻ってくるから。 私の前に打ったNさん、「グリーンセンター狙い」と言っておきながらショート。そうなのである。そう考えていてもショートしてしまうのがこのホール怖いところなのである。そして私。ダフってショート、手前にもどってくる。3打目15y、ピンを狙ってショート。戻ってくる。4打目13y、ピンを狙ってショート、戻ってくる。 何やってんの俺? 結局5オン2パットの素トリ。いやあ、久しぶりに自分のアホさを堪能しました(するな)。 最終ホール(短めのパー5)も2打目でグリーンエッジ付近まで打っておいて寄らず入らずのパー。70台出せたラウンドだったのに、攻め方と慢心で平凡なスコアに。 でもね、もう一捻りショットがいい感じだったから、まあいいか(自分に甘く)。 |
もう一息、あと一歩、あと一握りの勇気なんだけどなあ。 パーオンは7個。あと1個、欲を言えば2個あったら満足なんだけど。 フェアウェイキープ率はまあまあ(9/14)。だけど、内容はOB級の当たりが2つ。たまたまセーフになっただけ。 アイアンはダフリ多し。まあこれはいつも通りだけど、もうちょっとまともに打ちたいね。せめてティショットした時にダフるのだけはやめよう。 アプローチ、寄せワンが4個で悪くはないけど、とんでもないミスが1つ(トップ)、メンタルからのミスが1つ(後述)。昔のへっぽこ時代からしたらだいぶマシとはいえ、少しでも不安要素(ライが悪い、ライが良すぎる、シビアな距離感)があるととたんにギクシャク、あたふた、ドキドキしてダメなんだよなあ。勇気がない。 パット、短いパットのミスはなかったけど、バーディパットはあと一筋が数回、中距離もほとんど入らず。1個ぐらい入ってたら流れが変わってたかもなんだけど。33パットは平凡。 グロス9オーバー、ネット1オーバーでは入賞もならず。あと2打は縮めたかった。特に上がり4ホールの連続ボギーは情けない。メンタルのスタミナ切れか。 この日を象徴するホールが前半梅3番のダボ。175yパー3。 6アイアンでちょうどなんだけど、きちんと当たる確率が低いので最近はゼクシオクロス7(170~180y)で打ってる。そのクロス7は捕まらずサブグリーンの奥目にオン。奥へドロップ。 サイドの奥、しかも薄芝のいかにもチャックリしそうなライから、ラフを経由して強い受けグリーン(つまり速い)へのアプローチが残る。ピンはグリーンセンター。グリーンへ乗ると大きく左へ落ちていく35yのアプローチ。 ショートさせて上へ付けてしまうとパーのチャンスはなくなるが、オーバーさせるとグリーンをこぼれ落ちて同じぐらいのアプローチが残るという、力加減が微妙なアプローチ。 直接グリーンに乗せると100%転がり落ちるので、PWを持ち、上の画像のようにワンクッションで勢いを殺して惰性で寄せるようなイメージで狙ったんだけど、インパクトが少し強くなり狙ったところに落ちたのにグリーンを横断して反対側にこぼれてしまった。そこから寄らず入らずのダボ。 「え、狙い通り打ててるんでしょ、ちょっと強かっただけで。だったらこの状況だと仕方ないんじゃね?俺様は本当はもっとうまく打てるぜアピール?うざくね?」とお思いの方もいるだろうが、違うのだ。 このダボの反省すべきは部分3点。1つめ、大きめのクラブで奥へこぼしてしまったティショット、2つめがワンクッションで(いつもの50度ではなく)PWを持った(つまり保険をかけた)点、そして3つめ、PWを持ったにも関わらず手前のラフで食われてショートしたくない(格好悪い)という恐怖心からインパクトが強くなってしまったこと。 この3つの反省点に共通すること、それは消極性だ。慎重、確実と言えば聞こえはいいが、戦略的に前向きな消極性ではなくミスしたくない、あるいは恐怖心からの消極性はダメだろ。質が違う。 ティショットを平常心で振れないのも、アイアンが微妙にダフるのも(いやそれいつもや)、アプローチが微妙にショートするのも、インパクトが強くなるのも、大きめのクラブを持つのも、ぜーんぶ 悪しき消極性のせいだ! 自信がないから消極的になり、普段のラウンドと同じショットができない。思い切って振れない。それが月例の精神構造。こんな事では人生なんてすぐに終わってしまうぞ。がんばれオレ。 |
2022/5/21 (1644549hit) 上がり5ホール
いつもの仲間内のコンペ、GB月例@奈良国際GCレギュラーティ(黄色)、で珍事が起きた。 この日はいつもどおりちょっと寝不足、朝の練習は24球(調子はよくも悪くもなく)、アプローチ20分(マットの上からだから調子はよくわからず)、バンカー5球(まあまあ)、パット練習10分もまあ普通、というコンディション。ちなみにスティンプ9.2ft、程よい速さだけどエアレーションの跡がちょっと残ってた。そして、カート無しで歩きの18ホール。 1番パー5、ティショット(ドライバー)、2打目(ゼクシオクロス7アイアン)とも左へ飛ぶも3オン2パットパー。 2番は2打目から打ち下ろしながら432yもあるパー4。ティショットいい感じでフェアウェイセンター、2打目190y打ちおろし左足下がり、いつも強振して右へ外して大叩きするので、花道でいいと思ってユーティリティのコントロールショットで低めに。打感方向バッチリで、花道から偶然にもピンへ寄っていく。1.5mを沈めバーディ。ラッキー。 過去30回奈良國際をラウンドしてるけど、ここのバーディは初めて。 3番200yパー3、ユーティリティのフルショットはやっぱり左へ、バンカーへ。ニアサイドバンカー、越えて下り傾斜、ピンに寄せようがない状況。素直にボギーでいいや、と思って打ったら・・・入っちゃった。バンカーからチップインバーディ。 このとき、この日は何かが起こりそうな気はしたんだよね。 4番パー4も2打目7アイアン、ちょっとこすりながらも2オン、2パットパー。 5番はバンカーが効いていてちょっと苦手なパー4、ティショットフェアウェイ右サイド、2打目7アイアンでオン、2パットパー。 6番は右側がずっとレッドペナルティエリアのパー5。ティショット今日イチ、2打目4Wはダフリトップで140y残るも、3打目8アイアンでセンターにオン。2パットパー。 7番も左サイドのフェアウェイに大きなバンカーが見えているパー4。4Wでレイアップはヒール球で200yしか飛ばず。2打目165y、ゼクシオ7番で花道へ。芝が薄いのでユーティリティで転がして1.5mに、入ってパー。 2ホール残して2アンダー。しかもボギーフリー。久々にハーフアンダーの予感。いやいや、まだ終わってない。 8番は145yパー3。7番と8番で迷うが、この日はイケイケなので8番で。珍しくピン方向へ飛び、ピン横2.5mに。ほぼ真っすぐのライン、これも入って3アンダー。マジか?マジです。 午前最終ホールは左サイドがずっと池のパー4。 (コースのウェブページより拝借) 今まで何度も辛酸をなめてきたホールである。前日のイメージラウンドではドライバーの調子が良ければA地点を、調子が悪ければ4WでB地点を狙う作戦を立てた。この日は・・・当然、ドライバーでA地点狙い。B地点の左に生えたヤーデージの木に向かってショット。ちょっと右へ出る(怖がったね)も、何とかA地点の右端、ファーストカットへ。 2打目つま先上がりのライから130y、8番コントロールショットか9番フルショットかで悩むが、この日はフルショットがいい感じ(というより、オーバーしたらダボもある)なので9番で。いい感じで当たるも、ちょっと力が入った+つま先上がりでグリーン左にオン。 ピンは右上で、20y近いパットが残る。3パットも仕方ない状況だけど、せっかくここまでボギー無しできたんだから最後までいきたい。ビビってショートだけはしないよう、しっかり打つ。ボールはカップ横を素通りし、上横1.5mに。1.5mだけどカップ4個ぐらい切れるライン。5回に1回ぐらいの確率のパットだけど入れたい。入ってほしい。入った! というわけで前半、奇跡の3バーディ・ノーボギー、33。3バーディは偶然だから、どちらかというとノーボギーのほうが嬉しい。 同伴競技者のO谷さんには「同伴競技者のお陰やな」と、同じくI上さんには「ビール奢ったるわ」とお祝いの言葉?を掛けていただく。人生で3本の指に入るぐらい美味しいビールだった。 で、後半。ここまでくればアンダーパープレー!・・・とは思わなかった。っていうか、正直に言って「アンダーパーを出すチャンス」という頭はまったくなかったんだよね。何故か。アンダーパーなんて(パー72のコースでは)出したことがないし、出せるとも思ってなかったし、そういう発想すらなかったし、そして多分、アンダーの世界が怖かったから。 情けないことに「46叩いても70台だ」などと、すっごく後ろ向きに考えてしまった。っていうか、自分なりに平常心を保とうとしてたんだと思うんだけどね。でも、これがやっぱり失敗だったと思う。 後半出だし10番パー5。3オン2パットパー。 11番パー4、計画的に3オン、1パットパー。 12番短いパー4、2オン2パットパー。 13番距離のあるパー3、ゼクシオ7アイアンで1オン、2パットパー。 14番パー4、ティショット右ラフ、つま先上がりで花道方向には林、左サイドにはバンカー。この時点でボギーでいいと諦める。2打目7アイアン、クロス7でナイスショット、だったんだけどいい当たりすぎて奥のバンカーへ。脱出最優先で10mのパット。60cmに寄せ、計画通りボギー。 のはずが、この60cmを無造作に打って引っ掛けて外す。ダボ。 ぷちん。はい、このダボで緊張の糸が切れました。 15番パー4、2打目がグリーン左横、アプローチ寄せきれずボギー。 16番パー3、ユーティリティのティショットはいい感じだったけどアゲンストだったのを読めずショート、花道からのアプローチは突っ込めず(必要ないスピンが掛かって)3mショート、入らずボギー。 17番池越えパー4。平常心で打ったつもりがダフり天ぷらで池ポチャ。ダボ。 最終パー5、ティ所とはまた先っぽでプッシュスライス、OBにはならなかったけど2打目は出すだけ、3打目4Wで残り100yの左足下がりの地点まで、4打目せめてパーで上がりたい、という思い虚しくトップして乗らず、5打目アプローチは今日一番のミス(いつものやつ)で乗っただけ、2パットダボ。 というわけで。 上がり5ホールで8オーバー。 上にも書いたけど、結局未知の世界が怖くて自分からスコアを崩してしまったんだろうね。でも、次は倒れるならば前向きに、の精神で(でも次はあるのか?) |
2022/5/28 (1644614hit) 「3アンダー」のち「8オーバー」の考察
というわけで最初の13ホールで3アンダー、その後の残り5ホールで8オーバー。別人に入れ替わった(もちろん後半が本来の私)わけだが、今日はそのあたりを振り返ってみようと思う。 前半3アンダー ・バーディは全て偶然、たまたま(当たり前である)。 ・調子は普通だった。イケイケで攻めたわけではなく、どちらかというと「ティショットは決めたルーチンと打ち方を守ることだけ考えて」「アイアンはグリーン手前でもいいや」「アプローチは一番リスクの少ない方法で」というディフェンシブなゴルフだった。 ・ラウンド前の練習を1時間、フルショット、アプローチ、バンカー、パットと全てまんべんなくできた。 ・3バッグだったので歩きだけどサクサクと回れた。待つこともなくラウンドのペースも良かった。 ・ドライバーがそこそこ飛んでくれてたので、セカンドがほとんどショートアイアン、あるいは7番、長くてもゼクシオクロス7番だった。 ・午後からの出だし4ホールも(ビールの軽い酔いで)気負いなくスタートでき、ショットもいい感じを維持できてた。 後半8オーバー ・14番の2打目、155yつま先上がりラフ。ホントにボギーでいいと思ったなら、8番か9番で右手前の花道を狙うべきだった。助平心が出てクロス7を持ち、ナイスショットしすぎてグリーン奥のバンカー。 ・バンカーから確実に出したまでは良かったけど、60cmのボギーパットを引っ掛けて外す。心の底で(せっかくノーボギーで来てたのに)ついにボギーを打ってしまった、という落胆があったんだと思う。心から「ボギーでいい」と思ってなかった。だから外した。 ・15番はそこそこ難しいホールなのでボギーやむなし、かな。 ・でも、この15番ぐらいからドライバーショットが少しづつ右へ曲がりだし、力が入って、それで余計に右へ曲がるという悪循環。 ・16番パー3はユーティリティでナイスショットだったのに20yショート。アゲンストを全く読めてなかった。アプローチも突っ込めなかった。それはディフェンシブではなく臆病。 ・17番のティショット。いつものルーチンで打ったつもりなのに、この日最低のへっぽこショット。こういう時に「ルーチンを守る」だけではなく、「確実にミート率を上げる打ち方」をしないといけないのか?それとも余計なことを考えず愚直に頭を空っぽにして打つべきなのか?難しいところだ。 ・最終ホールは悪いところが全て出た。良かったのは3打目の4Wのみ。やっぱり集中力が切れちゃってたんだろうね。 ・後半、歩きのラウンドで疲れも出てたんだと思う。 ・前半の3アンダーで満足してしまった。それにより、後半は目標が不明確になり(70台出たらいいや)、集中力も欠如していたと思う。逆にアンダーパーを狙ってプレーしたほうが緊張感が持続したかもしれない(もっと大叩きしてた可能性も高いけど)。 以前の月例で、出だし4ホールで6オーバー、残り14ホールでパープレーというのはあったけど、これの逆のパターンだ。でも今回の5オーバーのほうが10倍悔しい。 18ホール集中力を切らさずプレーするのってホントにしんどい。でも「もういいや」って思ってしまったらそこで試合終了だからね。 そうだ!心のスタミナを保つためにエナジードリンクとか使ってみよう(ちょっとズレてる)。 |
2022/5/31 (1644734hit) 堀川未来夢チャンネルより
「YouTubeなんて役に立たない」と言いながらもYouTubeばっかり見てる、矛盾だらけの編者である。 いちおう説明(言い訳)させてもらうと、役に立たない(と個人的に思っている)のはレッスンプロのレッスン動画で、再生数を稼ぐため、あるいは自分の生徒を増やすため、「こうすればスライスが直る」「上体が起き上がるのを防ぐためには」など、始めに「目を引くような大きなテーマありき」で動画を作っているから。 例えばスライスの原因なんて何十個もあるだろうし、たった数個の原因を羅列してもそれがその人に合うとは限らないし、仮に合ったとしてもそれを直すドリルを何ヶ月も愚直に続けないと意味ないし、直ったと思ってもコースへ出たら昔の悪い癖が出るのがアマチュアだし、ひどいチャンネルになると直し方を指摘しないものまである。 念の為もう一回言っておくけど、レッスン動画や動画を上げているプロをすべて否定したりディスったりする意図はない。ぴったりハマれば、長年の疑問を氷結させる魔法の言葉になる可能性もある。たとえ100人に1人にしか合わなくても、10万人が見れば1000人のゴルファーが開眼できるのだから。 また、ゴルフ歴がまだ浅い人にとっては、我流でやるよりは確実に正確な羅針盤となってくれると思う(色々浮気さえしなければ)。まあ、要は視聴する側の取捨選択と努力は必須ってことだね。当たり前だけど。 さて、ここからが本題。レッスンプロの動画に対し、トーナメントプロのレッスン動画は実践的、すなわち練習の仕方やメンタルの部分やゴルフのエッセンスなど、ゴルフ歴の長い人に対しても、いや歴が長い人だからこそ役に立つことがたくさんある。 矢野東プロ(硬軟色々)、横田真一プロ(話長い)、小達敏昭プロ(レベル高い)のチャンネルは気に入って毎日のように見ているが、今回紹介したいのは以前も書いた堀川未来夢プロのチャンネル。 現役トーナメントプロの言葉はやはり重く、そして深い。今日ご紹介したいのはこれ。 これはこの日の本題に入る前にさらっと言った言葉なんだけど、うーん、やっぱりそうか、そうなんか、そっちが正解だよねやっぱり、って思うよね(え、私だけ?)。 スイングは窮屈なもの。これ、理屈でわかってても意識しているアマチュアは何人いるだろう。ほとんどのアマチュアは「体に負担の掛からない、コンフォートなスイング」をしてしまっていないだろうか。私もそうだ。 大原則ってやっぱりそうなんだよね。捻転の力をつかって遠心力を出すわけだから、どこかに支点を作らないといけない。支点とは体を止めるところ。止める部分があって、動かすところがあって、捻転の力が生まれる。すると体はぎりぎりとねじられる。そりゃあ窮屈だ。当たり前だ。 でも、窮屈なスイングを作るためにはやっぱりパワーがいる。筋力不足、痛み、怪我、老化、疲れなどでパワーが落ち、捻転できなくなる。それが一般のアマチュアゴルファー。 ここで、どちらを選ぶか。理想を追求し、窮屈なスイングを目指すのであればある程度の筋力を維持し、努力をしないといけない。それが難しいならば、窮屈なスイングと飛ばしを諦め、アマチュア向けのコンフォートなスイングでいくのか。 今まで楽なスイングをしていたら、いきなり窮屈にしても当たらなくなるし、故障する可能性も出てくるし、なかなか難しいところだ。 ま、私の場合、日本アマに出るわけでも全米オープンに出るわけでもないので、「トレーニングなど具体的な努力をしないで、できる限り捻転を作るよう気をつけてスイングする」という中途半端でどっちつかずの方法が一番いいんだろうな(多分一番あかんやつ)。 |