そう、私のような腕前の人間が技術論について語っても
信憑性も説得力もないのは百も承知である
お前は一体何様だゴルァ!
しかし、ヘボゴルフぁーだからこそ、同じような境遇の
人たちの参考になる部分があるのではないか、と思い
あえて技術論を書くことにする
・・・・っていうか、本当は自分のための健忘録です、はい
2011/10/29更新
もくじ
「目から鱗」データベース2008/6/10更新
初出・更新 | 内容 | 信憑性 (5段階) |
2003/6/30 | アプローチの極意 | ★ |
2002/10/28 | 私が受けたレッスンのツボ | ★★★ |
2003/3/2 | バンカーショットの打ち方 | ★★★★ |
2003/3/25 | 「スウィングリズム」の正体 | ★★ |
2004/3/28 | 下半身始動のために(追記) | ★★ |
2003/9/19 | 右手の力を抜く | ★★ |
2004/3/28 | 安定したアプローチのために | ★★ |
2004/9/19 | アプローチの極意に1つ追加 | ★★ |
2005/1/11 | アイアンがトップする理由 | ★★ |
2005/1/12 | アイアンはハンドダウン | ★★ |
2005/1/13 | ウッドは7割の力で | ★★★ |
2006/10/6 | アプローチの極意に1つ追加 | ★★★★ |
2006/10/7 | ゴルフ最大の秘訣 | ★★★ |
2006/10/6 | 高橋勝成プロはすごい! | ★★★★★ |
2008/6/30 | スイングにおける最重要ポイントその1 | ★★★★ |
2008/7/15 | バックスイングを・・・ | ★★★★ |
2008/8/31 | 「パットは強気」は正しいのか | ★★ |
2008/9/2 | ミスショットを連鎖させない方法 | ★★★ |
2009/4/6 | アイアンショット五箇条 | ★★ |
2009/4/15 | アプローチ四箇条 | ★★ |
2009/8/17 | 50y〜80yのアプローチ | ★★★ |
2011/1/29 | アプローチで大事なことを1つ挙げるとしたら | ★ |
2011/8/30 | 諏訪湖で教えてもらったこと | ★★★★★ |
2011/10/29 | 調子のいい理由(ただし俺限定) | ★★★★ |
2012/7/24 | M岡師匠に教えてもらったこと | ★★★★ |
信憑性 ★★★★★・・・私以外による経験的裏づけがあり、万人に効果の高いもの★★★★・・・私以外による経験的裏づけがあり、効果が高いもの ★★★・・・信頼できる第三者の同意(あるいは教え)を得たもの ★★・・・私だけが思い込んでいるかもしれないもの ★・・・眉唾もの 赤字の★・・・まとめ的なもの |
2012/7/21(1149068hit) アプローチの開眼
アプローチ練習5000球目にしてついに開眼した。 今まではこう。手だけで打ってる感じ。 で、変えてからはこう。 あくまでイメージだけど、常に胸の正面にグリップがある感じ。 次に、アプローチのチェックポイント。 左足体重キープ ハンドファーストのアドレス 足・腰はオープン・肩はスクウェア バックスイングはコック入れて真っ直ぐ(外へ) 切り返しゆっくり(リズムよく) フェースを開いたままクラブを下ろす (インパクトは右手首の角度保ったまま) 左手グリップしっかり ヘッドアップしない 腕で打ちにいかない そして。 もっとも大事なことに気づいてしまいましたふはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは。 断っておくが、これはもう本当です。完全に間違いないと100%断言できると言い切れます。そして私がなぜアプローチでミスを重ねていたかがほぼ間違いなく完全にわかりましたが何か? では発表しよう。それは(やっと判った本当に大事なことなので、ウザいと思われるかもしれませんが大きなフォントで書きます)。 アプローチ業界では、よく「アドレスでインパクトの形を再現しておく」という事が言われる。それは算数における「三角形の内角の輪は180度」のごとく当たり前の公理だが、言い替えれば、 「グリップ位置(角度)は、インパクトでアドレスの時の位置に返ってこないといけない」 ということである当たり前だが。つまり、逆に言えばグリップがインパクトでアドレスの位置にきちんと戻ってこなければ、ほぼ間違いなくちゃんと当たらない、ということが言える。 さらに別の言い方をすれば、グリップをアドレスの位置に戻すようにスイングすれば、少なくともきちんとボールにコンタクトできるはずだ、とも言える。これも当然だけど。 そう、ここまで書けばもうお分かりだろう。私は、スイング中にグリップをスカタンな位置に動かしてたのであるたぶん。 そりゃあ絶対当たらんし、うまく当たるほうがおかしい。ナイスアプローチができるのは天文学的に低い確率であったのも当然である。 今まで、クラブヘッドや体の動きばかりに気をつけていたのだが、M岡師匠に教えてもらった「ハンドファーストのアドレス」がきっかけとなり、練習中ある瞬間、 「あ俺ってインパクトできちんとアドレスの位置にグリップが返ってきてないかも」 と思いあたったのである。グリップが飛球線から見て前後にずれればトップ。それを恐れて手首のコックを解くとチャックリ。手首を使ったり、グリップが体から離れるとシャンク。 それをきちんと「アドレスの位置へ戻す(正確には勝手に戻る)」と考えただけど、きちんと当たる確率がぐんと高くなったのである。いやあ、これって結構スゴいかも。 もう少し厳密に言うと、「インパクトの時に、グリップを、アドレスで作った位置を正確に通して(正確にはかってに通って)スイングする」ということだ。つまりスイングの動きというか流れの中でグリップがきちんとしたルートを通る。それが私に決定的に足りなかったことなのだ。 具体的にどう注意するかというと、右肘を絞り込む感じだったり、グリップが低く長く左腰にそって動いていく感じだったり、フォローで左脇が閉まって体と一緒に回転する感じだったり、右手首の角度を最後まで変えない感じだったり、微妙に振り遅れる感じだったりするのだが、いちばん大事なのは、 右手とクラブが作る角度をキープしたままフィニッシュまで振る。 こゆこと。では、アプローチの打ち方を三行に要約する。 (トップから) フェース開いたまま、 右肘を体に密着させたまま、 上半身の回転で打つ これで長いトンネルから抜けれそう。 |
2011/10/29(1083627hit) 調子のいい理由(ただし俺限定)
というわけでちょっと復調しつつあるのだが、調子がいい理由というか注意点というか、今気をつけてる事を明日の自分のために是非書いておこうと。どうせすぐまた調子悪くなるだろうし。 1,ドリルBの切り返し(腰をほんの少し切るだけ)を練習しだしてから、腕に力を入れないで振れる 2,バックスイング始動はごくゆっくり、そこから加速し続けて一気にインパクトまで 3,インパクトは左股関節を開かずに受け止める 4,左足上がりはスイング中左膝の角度を動かさずに打つ 5,バックスイングでは左肩が、フォローでは右肩がアゴに付くよう(肩は地面と水平に動かす感じ。決して左肩が下がらないよう) 明日の自分のために解説しよう。 1,は今後もずっとドリルBを続けなさいという意味もあるし、調子が悪くなったらドリルのイメージを思い出しなさいという意味でもあるし、ラウンドの待ち時間にドリルBの素振りをすれば上半身脱力イメージが出やすいよ!という意味でもあるぞ俺。 2,は今までトップで待つ三拍子のスイングをしてたのだが、一気にインパクトまで振るほうがワンピースで力まず振れる感じがするので当分このリズムでいこうぜ俺。 3,は体の軸が動かないようにということだぜ兄弟。 4,は苦手な左足上がりを克服できる方法を思いついたということだぜブラザー。あと打ち急がずコンパクトなスイングだぜメーン(←ちょっとうざい)。 5,は俺のスイングの致命的欠陥だからラウンド中も練習中もずっと気をつけて意識してなよこの野郎(←ネタ切れ) あと、技術的なことじゃないけど、 HDCPが小さいホールは最初からボギー狙い ドライバーを大失敗したときはボギー狙い OB打ったときは全力でダボ狙い グリーンはいついかなる時でもセンター狙い バンカーは脱出最優先 アプローチは下につける (いわゆる)ファーストパットは狙いすぎない ということを徹底しようぜって思った。謙虚な心がスコアを作る。 |
2011/8/30(1059944hit) 諏訪湖で教えてもらったこと
3打目残り80y、ウェッジのクォーターショットで良いはずが思い切りトップ!!そうなのだこれがあるんだよねー、と反省してるとプロが爽やかに 「(トップから)体も頭も右へ傾いてるよ」 と教えてくださった。そう、ラウンド前の練習で教えていただいたのだが、私のミスは左肩が上がって右肩が下がることで起こるというのだ。つまり球を上げようという動作って超初心者かよ>俺。 いや、思い起こせば10年前からそうだったのだ。こんなインパクトしてたんだもん。 この頃からスイングの悪癖は治ってないということか・・・orz 6番パー3は当たり損ない右プッシュスライス・トホホ風味。これも左肩が上がる悪いスイングのせいとの事。まあどうせならプロの前で悪いショットがたくさん出たほうがいいんだ。そうだ。ボギー。 |
2011/1/29 アプローチで大事なことを1つ挙げるとしたら
短い振り幅であっても、 コンパクトなスイングであっても、 ハーフショットであっても、 バックスイングを低く長く、体から遠くに上げて、 左腕をきちんと伸ばし、 そして・・・ 肩をしっかり回す! |
50y〜80yという中途半端な距離のアプローチは SWでなくPSを使う。 なぜなら、SWのフルショットは難しいから。そしてコントロールショットであっても しっかり体を回してバックスイング (体や腰を使ってテークバックすることを特別に意識し、手でひょいと上げない。コントロールショットだからこそ肩をしっかり回す=遠くへグリップを持って行く) またその際、右足先を左向きに回転させ、右足と平行にすると体がスエイしないでいい感じ。 |
アプローチは 1,右足かかとを浮かして左足体重のアドレス 2,左手小指のグリップをしっかり 3,バックスイングは肩をしっかり回す 4,手首ゆるゆるでヘッドを効かす切り返し |
1、ハンドファーストに構える(左腕とクラブが一直線) 2,バックスイングを意識してまっすぐ(真後ろに)上げる インサイドにクラブをひょいと上げてしまうとだめで、これで肩がよく入り、スイングプレーンが安定した(ような気がする)。 3、トップから手首ゆるゆるでダウンスイング開始 4、思い切りインサイドからインパクトを迎えるイメージ 5、アドレスからトップまで下半身を微動だにさせない そう、つまり上半身だけをねじってトップを作るということであり、イメージはトップまで両膝の位置をまったく動かさない感じ。これにより、 下半身の土台をどっしりとさせられる アドレスからトップ位置まで重心を動かさない スエーしない 軸がぶれない が達成できるのだ(理論上は)。 |
ミスをしたら深呼吸をしろ。昔から多くのプロゴルファーやレッスンプロが言ってきた事である。呼吸を整える事は、ミスでパニックを起こした大脳にたっぷりと酸素を供給し、冷静にさせ、ミスの連鎖を防ぐ働きがあると。 この至極まっとうな事を、我々アマチュアトホホゴルファーはしかし、なかなか出来ない。そんなに我々は記憶力が悪いのだろうか?私は違うと思う。心の底から深呼吸の重要性を信じていないだけなのではないか。 即ち、呼吸でナイスショットが出るなら苦労しない(1)、深呼吸をしてもミスショットしか出ない(2)、いや、頭に血が上ったら本当に忘れてしまうんだ(3)・・・こういう風に考える人は多いだろう。私もそうだった。しかし、今ではそのひとつひとつに反論する事ができる。 (1)、深呼吸だけでナイスショットが出るとはいえないが、ひどい呼吸でミスショットを出すのは簡単である。100m全力疾走して息が上がった状態でスイングするとか。つまり、呼吸は大事なのだ。 (2)深呼吸してもミスが出るのは、正しい深呼吸をしていないか、他に原因があるか、元々ミスの確率が高いからであって、深呼吸をしないとその確率はさらに上がってしまうだろう。 (3)リストバンドかグローブに「深呼吸」と書いてみよう。要はやる気の問題だ。 ・・・なんて偉そうに書いているが、実は深呼吸の重要性(というか真実)に気づいたのは、つい最近のある事件がきっかけだった。 ある日あるコースのあるホールで、私は空振りに近いチョー恥ずかしいミスをした。あわてて30y先のボールへ向かう私。その時、「そうだこういう時こそ深呼吸だよく思いだした俺偉いぞ俺」と心の中で考え、深呼吸をしようとした。しかし、 深呼吸ができないのである!! はぁ深呼吸ができないってどゆこと?そんな事あるわけないっしょ。落ち着けよ・・・と思われるかもしれないが事実である。ゆっくり息を吸おうと思うと苦しくてたまらなくなり、すぐ息を吐いてしまうのだ。逆に、ゆっくり息を吐こうと思っても、吐いている途中で同じく息苦しさが頂点に達し、すぐに息を吸ってしまう。 これは、頭がパニック状態にある時、自律神経のうち激しい活動や興奮している時に活動する交感神経が極度に活性化し、ゆっくりとした呼吸ができなくなるからと思われる。つまり、速く浅い呼吸は体の自律的な防御反応なのだ。 クラブでヘヴィメタルを大音量で聞きさらに激しく踊りながら、とうとうと「千の風になって」を唄う事が不可能(だよね?)なように、あるいは暖炉の前で静かにロッキングチェアーに身をゆだね、目をつぶってリラックスしながらのども張り裂けんばかりの大声を出す事が考えられないのと同じように、ミスショットでパニックになってしまった体に深呼吸を求めても不可能なのである。 ではどうするか。深呼吸できないならできないなりに、それでも一生懸命深呼吸をしようと努力をするのだ。そうやって呼吸に集中する事自体が、ミスの悔しさを忘れさせ、自律神経を安定させる・・・ような気がする。 確か中部銀次郎氏が書いていたと思うが、日頃からラウンド中はゆっくり深呼吸するように心がけ、できるだけ交感神経を活性化させないようにしておくという方法もありだと思う。そうする事で、ミスで頭に血が上っても、そのスタート地点が低いのだからじき沈静化するだろうという考えだ。 競技ゴルフの世界にどっぷりと浸かっていた中部氏は、常日頃の生活でもゆっくりと深呼吸し、心が揺れないよう、極度に興奮したり落ち込んだりしないよう気をつけていたという。まあ私のような中途半端なアベレージゴルファーはそこまでする必要はないにせよ、コースではできるだけ興奮しないようにしておく、平常心を保つ、という事は試してみる価値があるかもしれない。 追記 アーシュさんから貴重なご意見を頂いた。要は交感神経の興奮を静め、拮抗する副交感神経の働きを強めればいいわけだから、水を飲み、胃腸を動かす事で外から副交感神経を興奮させる(消化器は副交感神経がにより働きが増強する)事も効果的だという事である。まったく目から鱗、盲点をついた方法である。 というわけで、興奮しすぎている時、緊張している時、ミスで頭に血が上った時は 水を一口飲んで深呼吸。 |
ショートパットを強気に打ったばあい、平均パット数はどうなるだろうか。結果的に3パットが増えて悪くなる?あるいは1パットが増えて良くなる? この問題を解くカギは、 ★ショートパットを弱め(ジャストタッチ)で打って入る確率 ★同じく強め(1mオーバーする感じ)で打って入る確率 の、どちらが高いかという点に集約されると思う。そこで私は、色々なシチュエーションにおいて、ショートパットが入る確率を壮大な実験によって求めてみたのである(どんだけ暇やねん)。 実験は簡単だ。きさいちカントリーの練習グリーン(スティンプメーターで7〜8ぐらい・・・あくまで想像だけど)で、1)フラット、2)上り、3)下り、4)左右どちらかに切れるパットの4通りのラインを想定し、弱め(ジャストタッチ)と強め(50cm〜1mオーバー)を12球ずつ打ち比べ、どちらがより多くカップインするかを調べたのである。 なお、距離は1)と2)では1m、1.5m、2mの3通り、3)と4)では1mと1.5mの2通りの距離からパットした。3)と4)で2mを省略したのは深い意味はない。飽きた(というか気力が続かなかった)だけである。だって、全部で240回もパッティングしたら誰でもイヤになると思う。 また、ケアレスミスを極力排除するため、ボールの箱をラインにまっすぐになるように置き、オートマチックに打てばストレートに転がるようにした。 では結果である。まずは一覧表から。
これでは何の事か判らないので、1つ1つ考察してみよう。 1,フラットでストレートなライン 全ての距離で、弱め(ジャストタッチ)でも強めでもほぼ同じという結果が出た。意外といえば意外である。フラットなストレートラインは、強さはあまり関係なく、ただまっすぐ打つ事に神経を集中すればいいという事だ。 ただし、フラットでストレートなラインなんて、1ラウンドに1回か2回しかないと思うのであんまり参考にならないかも。目のきついグリーンだったら強めに打った方がよいかもね。 1mと1.5mがほぼ百発百中、2mでも7割入っているが、ストレートでフラットなところをわざわざ捜し、箱を横へ置いて(つまりある意味ズルをして)打っているので、あの、特別上手いわけではありません(って知ってますよね皆さん)。 2,下りのストレートなライン どれくらいの下りかというと、フラットなつもりで打ったら倍ぐらい転がる感じ、即ちそこそこきつい目の下りである。また、ここの「弱め」は、トロトロと転がって最後のひと転がりでカップに沈むイメージ、「強め」は1mオーバーするイメージである。ただしあくまでイメージであり、私の腕では12球全てを同じ力加減で打てるはずもなく、そのあたりは大目に見て頂きたい。 ここでは面白い結果が出た。下りは、1〜1.5mでは明らかに弱めの方がよく入っている。これは、私の技術の拙さもあるが、強めに打った時にカップに蹴られる事が非常に多かった事が理由ではないかと思われる。 さらに、いくら実験だと判っていても、下りを強めに打つのは精神衛生上キツイため、インパクトがゆるんでしまったり、無意識にヘッドアップしたりしたせいもあるような気がする(それは強さ以前の問題では・・・)。 ところが、2mになるとこれが逆転するんですねぇ。面白いですねぇ。たまたまかもしれないけど。これは推測するに、2mをジャストタッチで打つのは技術的に難しい(あくまで打ってるのは私ですから)という事が1つ、そして、距離が長くなると、ジャストタッチでは芝目やボールマークやスパイクマークによってボールの転がりに影響が出やすくなるという事ではないかと思うのだ。 実際、カップのすぐ手前でカップを避けるように曲がったり、転がっている最中に球に方向転換したりするパットもいくつかあったし。 よって、下りでも2m以上の距離の場合や芝目が強いグリーンでは強めに打つべきだと思われる。 3,上りのストレートなライン 「上りをジャストタッチで打つ」なんてのは、もう考えただけでトホホであるが、実験結果もまさにその通りになった。1mのまっすぐが入らん!12回のうち5回もミスしてる(爆)。主に手前で止まるか、カップの直前で、まるで球が意志を持つかの如くカップを避けて左右に曲がるんだよね。 1.5mの方が成績が良いのは、1,たまたま、2,ジャストタッチで打つ技術が無く、ちょっと強めに打ってしまったから、3、上りのパットに慣れた(何じゃそら)、という理由だと思われる。つまりこの11/12は成績が良すぎで、実際にはまあ半分強ぐらいではないかと。 一方、強めに打った場合は1mでも1.5mでもほとんどカップイン。フラットでストレートなラインと同じ結果が出た。というわけで、上りのストレートは何も考えず強気でドン!でいいかと。 4,右へ曲がる(いわゆるスライス)ライン やや下りのスライスライン。本当はフラットなスライスラインで実験したかったんだけどこの日はサブ(練習)グリーンしか空いてなくて、しっかり曲がるラインは下りしかなかったんだよね。 で、どれくらい曲がるかというと、1.5mジャストタッチでカップ1個半〜2個、強気でカップ1個だからけっこう曲がる(ちなみに、カップ1個切れるラインって、カップ半個だけ外を狙うという事でいいんだよね?だって、カップ半個切れるという事は半径分曲がる、即ちカップの縁を狙うという事だし)。 結果の方は・・・・超ヘタ!!死ぬほどヘタ!!ジャストタッチだったら1mでも4回に1回しか入らない!1.5mになると6回に1回しか入らない!!これはヘタすぎる。っていうか、曲がるラインで距離を合わせて打つのがいかに難しいか思い知らされた(まあ下りだという事も関係あるんだろうけど)。 しかーし!!曲がるラインも強めに打てば、1mならほとんど入る!!今回の実験でもっとも実戦的かつ有意義な結果が出た。でも1.5mになると3回に1回しか入らなんだけどね。ヘタだね。それでも、距離を合わせて弱めに打った時より2倍も入ってるというのは特筆すべきだろう。 というわけで曲がるパット(つまりラウンドにおけるほとんどのパット)は強めに打て! 5,強さ別のカップイン率 距離を無視して、強さ別のカップイン率を出したのが下の表。
この表から言える事は、今までと重複する部分もあるけど 下りは弱めに、上りは強めに、曲がるラインは断然強めという当たり前の結論であった。 6,距離別のカップイン率 これは私自身のパットの分析なのであんまり参考になりません。全てのラインで、距離別に入る確率を出してみると以下のようになる。
あまり意味のある数字には思えないが、少なくとも1mは強めに打った方が絶対にいい!!という事だけは言えると思うぞ俺。 7,総括 というわけで、壮大な240パット(ってよく考えれば威張るほどの数字じゃないね)の実験結果をまとめてみよう。 ★1.5m以内のまっすぐの下り以外、ショートパットはイケイケどんどんでおk ★特に曲がるパットは薄目にガツンと!例えそれが下りでも!! 以上、ご静聴多謝。 |
練習ですごいことを発見した(注:あくまで私が言ってることなので、真に受けないで下さい)。 その「すごいこと」は、あの中部銀次郎氏も著書の中で書いておられたし、以前にちょっとだけやってみたこともあるのだが、それをすると何故か球が真っ直ぐ飛びそしてミート率がアップするのである(注:当社比)。その「ある事」とは、 バックスイング始動を、とてもゆっくり行う これだけ。これだけで、なぜミート率が上がりナイスショットになるのか。上半身のリキみがなくなるから?あるいはリズムが良くなるからか?丸1日考えたがよく分からない。そこで、先日の薄暮プレーではその点に気をつけてスイングし、そしてそのスイングを撮影(デジカメ+ミニ三脚で自分撮り)してみた。それが下の写真である。お目汚し失礼。
写した角度やスタンス幅が少し違うが、頭の位置に注目して頂きたい。改造前はアドレスとトップで、ほぼ頭1個分右へスエイしている。ところが、改造後は頭が半個分しか右へ流れていない。これにより、腰に力感が出て上半身のねじれも強くなっているのがはっきり判る。誰が見ても右のスイングの方がカッコイイではないか(って自分で言うなよ)。 元々私のスイングは左右のスエイが酷かった。これは体重移動を意識してのことだけど、スイングで一番大事な背骨の軸がぶれていたということだ。このスイングだと、タイミングが合えば飛ぶがズレれば(ってその方が多かったんだけど)目も当てられないミスショットが出るという事である。 ここ数年で少しずつましにはなってきていたが、それでも頭1個は動きすぎであろう。それが「バックスイング始動をとてもゆっくり上げる」という極めて簡単なことで直ってしまうとはもう私自身が一番驚いているのである。 スイング始動を「じわじわっ」と始めることで、「飛ばすぜ飛ばすぜガンガン飛ばすぜ〜〜〜〜!!」という意識が払拭され、右への体重移動が抑えられ、結果的に頭が動かなくなるのだろう。っていうか、今まではどんだけリキんでバックスイングしてたの?って事ですな。 またそれだけではなく、トップから切り返し、そしてダウンスイング直後の動きも、ゆっくり焦らず急がずになり、結果スイング全体のリキみが取れるような気もする。これって結構大事かも(裏を返せば、いくらバックスイングをゆっくり始めてもトップから力任せで打ちにいってはダメだということだね)。 結果はすぐに現れた。ハーフランドでフェアウェイキープは7ホール、即ち100%、ショットもドライバー6発中5発がストレートに近いフェードという、私の理想に近い弾道だった(1発は引っかけスライスだったけど、それもフェアウェイセンター212ヤード、結果オーライ)。 平均飛距離も3アイアンのティショット(189ヤード)も含めて237.3ヤード。今年平均より12ヤード増。ドライバーだけだと245ヤード。地面が柔らかくてほとんどランが出なかった事を考えると、驚異的な数字である。ゆっくり軽く打つと飛距離が伸びるのだ(って、そんなこと200年前から知られてますが)。 とここまで書いて思いついた。最近マイブームの左足下がりドリルも、その姿勢によって頭が動かないから良いショットが出るのではないか?きっとそうだそうに違いない。 |
スイングする時、もっとも気をつけるべき重要な点はいくつかあるが、これは間違いなく最重要ポイントに入るだろう。特に、いきなりとんでもないトップをしたりダフったりシャンクをしたり、つまりスイングが安定しない人はチェックして損はないかと。 そのポイントは、 スイング中、左手の小指を緩めない お試しあれ。 |
2006年11月から2007年1月にかけて、N●K(某国営放送)の「趣味悠々」で放送された 高橋勝成プロの「中高年のための ゴルフのこころと技を教えます」。 これがまあ判りやすくシンプルで理に適っていて、これまでのどんなゴルフレッスン番組よりも素晴らしいと感じたのであるのだ私は。特に傾斜地からのショット、バンカーショット、アプローチがまあ何というか目から鱗どころか目から王蟲の抜け殻といった感じで、アプローチミスが減り(距離感が合わないのは私のせいである)、バンカーショットは楽しみになり(それと寄るのとはまた別だが)、傾斜地からのショットも得意になりつつある(特に左足下がりのショット)。 その教えを何とかきちんと覚えようとして作ったのが下の表。あでも、これはあくまでエッセンスに過ぎないので、ご興味をもたれた方はぜひDVDを購入してお確かめ頂きたい。
*2・・・同じくボール1個分下がっているなら、ボール1個分球を右足寄りに置く
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2006/10/7 ゴルフ最大の秘訣
(同日の日記より転載)
というわけで昨日は小雨の中を1人でラウンドしたわけであるが、雨は人を思索家にさせ、また孤独は人を哲学家にさせる(ちなみに○も私を哲学者にさせる)。 どんよりと重い雲の下で黙々と球を打つ私。最終スタートだったので球を打つ前に思う存分素振りをし、そして打った後も反省のため素振りを繰り返しながらホールを消化していた。 また、あまりにも不甲斐ないショットが出た時は、「ミミズも蛙もごめん(←関西男子限定ギャグ)」と言いながらもう一度同じ場所から球を打ったりしたのであるが、そんな、ある意味とても贅沢なラウンドをしているうち、ふと重要な事に気づいたのだ。 そのきっかけになったのは梅コース4番。フェアウェイ絶好の位置から130ヤード。何度も素振りをし、いい感じを掴んだままショットに臨んだのだが、大きく引っかけて狙いより15ヤードは左へ逸れるというスーパートホホショット。そのスウィングは明らかに右手で打ちにいっていると自己分析できた。 そう思って何度か素振りをしもう一度打つと、これがピンに向かって一直線、ピン横2mにオンするんだな。で、つまり何が言いたいかというと、打つ前の素振りや打った後の素振りや練習ストロークではきちんと打てるのに、本番の時だけ右手に力が入るのだ。何故なんだ? その疑問が解けたのが松コースの1番。2打目は160ヤード7アイアン。再び慎重に本番のつもりで素振りをする私。うん、いい感じだ。3回振っても5回振っても芝をこする音がまったく同じ。プロみたいに完璧だ。よし!と思って球を打つとやっぱり右手に力が入って左へ派手に引っかけるんだな。すぐに素振りをする。3回振っても5回振っても芝をこする音がまったく同じだ。軌跡もアウトサイドからでなく、スクウェアにクラブが下りてくる。やっぱり素振りは完璧だ。 なぜ本番だけ右手に力が入るのか?私はフェアウェイを歩きながら思索する。右手は体の中で一番器用である。その右手に力が入るという事は、つまり何とか球に当てよう、大きなミスショットをしないようにしようという不安がそうさせているのではないのか? つまり意識の表層では腕を使わないでも下半身主導でうまく打てると知っているのに、心の奥底では「いや、腕を使わないのはやっぱり恐い。無難に右手で当てにいこう」と考えてしまうのではないか。それで、ついつい右手を使ってしまうのではないのか? そう考えると辻褄が合う。ミスしそうだな・・・と思いながら打つと必ずミスするし、迷いながら打ってもミスする。そして私の場合、そのミスの多くが右手でただ球に当てにいこう、合わせにいこうとして起こっているのだ。 一方、「このホールは得意だ」とか、「ここのパー3は最近グリーンを外していない」というポジティブなイメージがあると、右手はおとなしくなりそこそこの球が打てる。 だとすれば・・・ゴルフのスウィングにおける最も大事な事は、心の底から「自分は絶対にナイスショットができる!」と己を信じきることではないのか? 例えばこういう経験はないだろうか。練習場で1つのクラブを打ち続けると、我ながら惚れ惚れするような当たりが連発する。5球打っても10球打ってもほとんど同じような場所へ同じような球筋で球は飛んでいく。俺って天才?俺って完璧?もうゴルフが判ったぜ! でも、1球でもおかしな球が出ると、その後は何球打ってもトホホな球ばかり。あるいは、アイアンを一番手上げただけで「大丈夫かな?」という猜疑心が生まれ、10球連続のナイスショットなど見る影もない引っかけやダフリが出だす。心の中に小さな不安が生まれ、その不安が今までのスムースなスウィングを一気に壊してしまうのだ。 また、グリーンを狙うアイアンはミスしやすいけれど、フェアウェイにレイアップする時はナイスショットが出る。これも、プレッシャーがかからない為にのびのび自信を持って振れるからだろう。 つまりこれらの現象は、自分のスウィングや技術に対して持つ不信感や不安感が原因なのだ。そうだ。きっとそうだ。そうに決まった。だから、いざというときにそういう不信感が芽生えないよう、日頃から自分のスウィングを信じ抜く事がとても大切なのである。 さて、ここまで読んだ皆様はこう思っているだろう。「そんな事、多くのレッスン書に書いてある事じゃないか。目新しくも何ともない。何が最大の秘訣だ。金返せ。それに、『自信を持て』と言われて簡単に持てるなら誰も苦労せんわ!」 おっしゃるとおりである。しかし、上にも書いたが、ただ単に「信じる」事と「心の底から信じ切る」事とは、大きな隔たりがあるのではないかと思うのだ。体は無意識の思考に大きく影響されるし、ゴルフのスウィングは極めてデリケートである。心の奥底にほんのちょっぴりでも猜疑心があれば、それは大きく増幅されてしまう。 「この素振り通りに打てば、絶対に、ぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ったいにミスなどしない。するはずがない。120%間違いない!!ないったらない!!!」と天六の交差点の真ん中で叫びまくり、警察官3人に確保されながらも仁王立ちになり、さらに2時間ぐらい叫び続けるぐらいの自信を体中にみなぎらせるのだ。 ただし、である。その自信に根拠がなければ無意識という化け物はすぐに牙をむくだろう。無意識を黙らせるためには、完璧な理論武装が必要だ。 その根拠は人それぞれだと思うが、最もオーソドックスで頼りになるのは「今まで私はこんなに練習してきたんだ!」というものだろう。生まれてから今まで、何千球、いや何万球と球を打ってきた。練習は裏切らない。何万球の練習、あるいは素振りによるスウィングを、この体は覚えているのだ。いや、覚えていないはずがない。そう思うのである。 事実、10万球もの球を打ってきた自分が今ここにいるとしよう。今からさらに1万球球を打ったとしたら(体力的な問題などは除外して)、今よりも絶対に上達するはずだ。つまり、1万球の練習というのは初心者に比べてとてつもないアドバンテージであり、財産なのである。 もちろん「私は毎週こんなに(お金や時間を犠牲にして)練習し続けているのだ」という自信の方が心強い事は言うまでもない。そう考えると、練習場とは自信を植えつけるところであり、ミスショットが出だしたらクラブを換えたり休憩したりする方が良いという考え方が出てくる。もっとも、これはある程度スウィングが固まった人でないと逆効果だけどね。 また、「私はクラブを握って何十年のベテランゴルファーだ」というのも良いかもしれない。ゴルフに於いて経験とはお金で買えない財産であり、数多くの状況が自分の血となり肉となっているはずだ。そして、数多く打ってきたナイスショットの1つ1つが、あなた本来の実力なのだ。その何倍もあったミスショットは自信がなかったから生まれただけであり、あなたのスウィングが悪かったわけではないのだ。 「私のベストスコアは●●だ」というのもお勧めだ。一度でもそのスコアでラウンドできたという事は、そのスコアを出せる実力があるという事に他ならない。つまりそのスコアをアベレージで出すゴルファーと比べても、スウィング的には何の遜色もないはずなのだ。よって、普通に実力さえ出せれば同じスコアでラウンドできるはずだ。 さらに、自信家のあなたは「私にはあふれんばかりの才能がある」でもいいだろうし、ホームコースでラウンドする際には「ここで私はフェアウェイセンターへ打てた(オンさせた・ベタピンに乗せた)」などと1ホールずつ考えるのもありかもしれない。 道具に愛着がある人は「このゴルフクラブは、私の持つパフォーマンスを120%に引き上げてくれる」でもいいだろうし、ジンクスやお守りに頼るのもまったく問題ない。理由は何でもいいのだ。自分が思い込めたら勝ちなのである。 繰り返すが、大事な事は心の底から信じ切る事である。そして、結果を恐れず振り抜く事である。そのショットが人生最後のショットではないんだから、気楽に思い切っていこうぜ!Believe Myself! ・・・と自分に言い聞かせる私であった。 |
ウッドクラブの方がアイアンより軽く振らなければいけないの法則を発見した。ここで言う「軽く」はもちろん「腕の力を抜いて」という意味である。 必死になって振り回すのは絶対ダメだ。クラブが長くなればなるほど、軽くテークバックし、力まないトップを作り、トップからは渾身の力を込めて振り下ろす・・・のではなく、逆にゆっくりとダウンスウィングを開始するようなつもりで切り返し、右腰の外側あたりから「ビュン!」と加速してインパクトを迎える ・・・・つまり、右腰からインパクトまでの加速感が最も重要である、という事に突然気づいたのだ。実際、そうして振っても十分な飛距離が出る。 私はこのイメージを体感するために、以下のような素振りを考案した。っていうか前からやっていたけど、グリップの力を抜くイメージには最適だなと思った。 スリークォータのトップから、腰を入れて下半身からダウンスウィングを開始する。その時、上半身やグリップの位置をできるだけ動かさないまま、腰だけをチョー意識して先行させる。そして一瞬遅れてから上半身でダウンスウィングを開始する(ああ、書いていてもどかしい。わかりにくいですか?ですね)。 さらに、グリップが右斜め上からではなく右腰のすぐそばをすり抜けながら最短距離でインパクトへ向かうイメージをもって振り、インパクト直後の最も加速のついた瞬間でスウィングを止めるのだ。この素振りでは、腕にはほとんど力を入れていないにもかかわらず異常にヘッドが早く走る感触が味わえるのである。 この時、うまく下半身が先行すれば、クラブヘッドはグリップよりもだいぶ遅れてインパクトに近づき、グリップが右太ももの前に来たあたりから急激に加速するはずだ。でもやっぱり判りにくいですね上の説明。動きを正確に文章にするのは難しい。あの、右腰の当たりから急激にヘッドが「ビシュッ!」っと音を立てる感じです・・・ってもっと判りませんねごめんなさい。 別の言い方をすれば、ヘッドがインサイドから地を這うようにボールに向かって加速していくイメージという感じか。私の場合、何人かの上級者のスウィングを見て、ああ、ヘッドがインサイドから地を這うようにボールに向かって加速しているなあ(そのままじゃん)と思い、それを再現するためにこの素振りを考案したのであった。 この素振りを何度か連続して繰り返し、下半身でヘッドを送らせるイメージを体に植えつけ、7割の力ですぐ球を打ってみるとあら不思議。全然力を入れていないのに球は快音を残して真っ直ぐ飛んで行くではないか。 急激なボディーターンを伴うのでぎっくり腰にならないよう注意が必要だが、ティグラウンドでこの素振りを何度かすると、けっこう上半身の力が抜けるような気がするのだ。 遠くへ飛ばしたい時は、力を抜け。この格言の本質に少し迫れたような気がする。 |
私はこれまで、スウィング中の手首のコックについてはほとんど気にしないようにしてきた。しかし、確認してみるとバックスウィング途中の左腕が地面と水平になる時、左手の親指は飛球線後方(上30度ぐらい)を指し、クラブはまだ寝たままになっていた。これではコックをしなさ過ぎである。 それに気づき、多少のコックを意識的に入れてみるがしっくりこない。やはり意図的にコックを作るのは間違っているのだ。 コックとは左手首の角度を指す。つまり、シャフトと左腕の角度である。スウィング中はここの角度を意図的に変えるべきではない。そう、コックは作られるものではなくそこに最初からあるものなのだ。 そう考えれば簡単な話だ。最初から、つまりアドレスからここの角度をもう少し深くしてやればよいのだ。そう、するべき事はハンドダウンだ! 普通に構えた状態から、肩の力を抜くような気持ちでグリップを心持ち下げる。この状態でバックスウィングを開始すると、腕が水平になった時、きちんと親指が上60度ぐらいを向くではないか!これだ!これでタオルグリップの時のコックを再現できた!そしてその状態でスウィングすると・・・いい!いい感じだ!イメージ的には手嶋多一プロのバックスウィングの形に近い気がする。 この形でスウィングすると、ヘッドの重さを感じやすく、そして下半身始動によるレイトアンコックのイメージがとても掴みやすいのだ。しかも、グリップが体の近くを通るせいか、自然とインサイドアウトの軌跡になり、方向性が良くなった。こすり気味だったアイアンショットも、しっかり捕まりだした。 さらに、フォロースルーでもクラブが立ちやすく、つまり左サイドへ振り抜きやすく、左脇が開いてチキン・ウイングになる事も防止できる。グリップを下に押し下げる事で、左腕も自然と伸びる。一石二鳥どころか三鳥も四鳥もあるようだ。 アイアンはハンドダウン。っていうか、左手首の角度が重要というのがこの話の肝である。 |
私のアイアンの持ち玉はフェードでもフックでもなくトップである。コースではトップが9割という高い確率で出る。ゴロフである。 何年もその理由について悩んでいたのだが、アーシュさんが教えて下さった「タオルグリップ打ち」(詳しくは2005年1月11日の日記を参照)でやっと悟った。その理由は、グリッププレッシャーが強すぎてヘッドが走らない、そしてフェースが極端にかぶったまま球にコンタクトしていたというものであった(と思う)。 さらに、コースでは飛ばそうという意識からかボールと体の位置が離れすぎていて、ボールの上っ面を叩く事もその原因の1つになっていたと思われる。 従って、トップボールが出る場合、 グリップ(特に右手)をゆるゆるにするイメージでスウィングする ボールをややヒールよりにセットする 事で、トップボールが出る確率が低くなった(私の場合)。 グリップをゆるゆるにするイメージは、上のリンクの「愛しのショルダーストローク」を参照してみて欲しい。 アーシュさん、良いドリルをありがとうございました! |
「スウィングはリズムが大切」と言われる。では、その本質は何なのか? スウィングのスピードを一定にする事か?切り返しのタイミングを同じにする事か?そう言われても、漠然としていてどうやって捉えれば良いのか解らない人が多いのではないか。 私は、「体、特に上半身と下半身を上手くシンクロさせ、正しいインパクトを迎える為のタイミングの構築」であると考える。別の言い方をすれば、切り替えしで、下半身と上半身の捻転をほどくタイミングのずれを認識すると云う事になる。 もっと判りやすく書けば、トップから腰を「くいっ」とねじり戻すイメージを音符で顕在化させると云う事に他ならない。つまり、 1、 バックスウィング 2、 トップ 3、 ダウンスウィング開始(=腰の先行) 4、 インパクト 5、 フィニッシュ この5つをどういうリズムでスウィングの1小節に当てはめれば上手くスウィングできるかを知る事である。一番大切なのは、3のダウン開始がイコール腰の先行である、という事であり、この腰の先行をいかに自分自身で意識として顕在化するか(音符化するか)という事である。また、この腰の先行は瞬間的に行われる為、3は短い音符になる。 私の場合、バックスウィングがゆっくりで、トップで気持ち間があったほうが良いショットが打てるようなので、以下のような1小節になると思われる。 いち(四分音符) バックスウィング にい(付点八分音符) トップ ト(十六分音符) ダウンスウィング開始(=腰の先行) さん(八分音符) インパクト しい(四分音符) フィニッシュ 楽譜で書くと、こんな感じ(なんか、ずっと昔にもこんなの作ったような・・・・)。 詳しくは、2003/3/25の日記も参照されたい。 |
このTipは、高野さんのウェブページで紹介されていたもので、私が実戦で試してみたところ、効果抜群でした。詳しくはこちらをご参照下さい。で、内容は、要約してしまえばとっても単純。 「インパクト以降、手首を返さない」 これだけ。 ただし、イメージが湧かない人、初心者の人、バンカーに入ると嫌な汗が出る人は、上のリンクページをご覧になりじっくりと研究、練習する事をお勧めします。 |
2002年4月から、意を決してプロ(H香里ゴルフセンターのTプロ)のレッスンを受ける事になった。日記にも書いたが、ここではそのレッスン内容の要約を書いておこう。しかし、やっぱり我流はダメだわ。
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私が血と汗と涙を流し、多くの物と時間とお金を犠牲にし、自分の力で悟りを開いたアプローチの極意の数々である。アプローチに悩む全世界141,421,356人のトホホゴルファーの福音となるべく、ここに公開するものである。 でもやってみて上手くいかなかっても怒んないでね。所詮素人の言うことだし。
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一般的に、短い寄せでは体重移動は厳禁である。遠くへ飛ばす必要がないチップショットでは正確さが第一であるから、下半身は極力不動のままがよい。そう、パッティングのイメージである。そしてそのためには、両足をできるだけ近づけて立った方がよい。 しかし、分かっていても、そしてそこまでしても体重移動してしまうのがアマチュアであり私なのである。あまりに体重移動したがる体に呆れた私は、最後の手段に出る事にした。それは、「左足一本で立ち、右足は膝で軽く曲げて後ろへ引き(つま先立ちし)、膝から上を密着させるてアドレスする」事である(下写真)。
この方法は、練習場で左足一本のアプローチを練習しているときに思いついた。片足打法で短いアプローチをすると、ボールとのコンタクトは格段に良くなる。だったら、本番でもそれに近い方法で打てばいいじゃないかという非常に安易で適当な考えであったが、本番でついつい頭が真っ白になってしまう私には合っていたようだ。 で、この秘法、ライが悪くてチャックリしそうなときには抜群の効果を発揮する。地面が湿っているとき、ベアグラウンド、薄い芝などでダフったりトップしたりする確率が激減するはずである(ただし、腕で打ちにいかない、打ち急がない、手首を使わない、左手首の角度をキープする、極力鈍角に近いスウィングプレーンを維持する、ヘッドアップしないなど、基本をおろそかにしないで、という条件付きだが。ちなみに私は3回に1回はヘッドアップする。トホホ。) アプローチは苦手だけれど、こんなアドレス格好悪くてイヤダ!という方(私も毎回必ずしている訳ではない)は、練習場でこのうち方を試し、左足体重をキープするイメージを練習して頂ければ良いかと。 という訳であるが、最後まで書いて、「このTip、誰かが同じ事をきっととっくの昔に言ってたりするんだろうなあ」と改めて思ったりするが、もしそうならどうかご容赦頂きたい。 (3/28の日記より) |
今まで私は相当ゆっくりクラブを上げ、トップでわずかに間を感じでダウンスウィングに移行するようなスウィングをしてきたのだが、それだとトップで下半身が踏ん張り切れず、結果的に腕から打ちにいくという状態であった(ように思う)。つまり、ダウンスウィングのタイミングがうまく掴めなかったのだ。 何とか下半身始動のダウンスウィングができるよう努力してきたのだが、きわめて簡単にできる方法を発見した。それは、 バックスウィングをすばやく上げ、間髪を入れず切り返す という方法である。この方法で、上手く下半身始動ができる(ような気がする)し、ヘッドスピードが5m/sは上がった(ような気がする)。しかし正確性が犠牲になるため、現在猛特訓中である。 これで夢の300ヤードショットである(夢見るのはヘボゴルファーの特権)。 2004/3/28 追記 この方法は、今のところ大変うまくいっている。特にドライバーショットでは飛距離が伸びた。ただし、力で打ちにいくととんでもないプルフックが出る。「8割の力で振れよお前」と毎回自分に言い聞かせる必要がある。 200/10/9 追記 タイミングが難しい。うまくハマればよいが、安定性に欠ける。腰も痛めやすいような気がする。よって、向き不向きがあるともいます。ちなみに私は今はあまり意識しないようにしています。 |
体のターンや胴体の大きな筋肉でスウィングする、即ち腕、特に右腕で叩きに行かないという事は極めて重要であるが、そう思っていても右手で叩きにいくのが素人の浅ましさ。そこで、グリップに工夫を加えてみた。 イメージ1:親指と人差し指のりきみあり イメージ1が今までの握りで、右手親指と人差し指の腹でしっかりグリップをはさんでいる。これを、イメージ2のように両指の側面でつまむような形に変えたのだ。 人差し指は鉤型して中指から離し、親指は(自分から見て)少し左にずらす。これで、手首が柔らかく使え、右腕に余分な力が入らず、ヘッドが走るようになった(ような気がする)。 |