日記64

2004年5月16日〜31日

  2004/5/16(108101hit) 開眼その2


 金曜日の練習で、ジム・フューリック打法以外にも、もう一つ大変な発見をしてしまった。それは、何故30〜60ヤードのアプローチショットが本番で超ダフったり超トップしたりするかである。この発見は月でモノリスが発掘されたのと同じぐらいの、いやそれ以上の価値と興奮と感動を私に与えてくれた。っていうか、そうだったらいいな。

 この日のアプローチの練習でも、Vokey君はやっぱりご機嫌斜めで10球に1球しかまともに当たらない(コースではもっと当たらない)。何度かダフリが続いた後、私はついにプッツンして「お前なんて大っ嫌いだぁぁ〜!!」と叫びながらスナップを効かせ、50ヤードの看板めがけてVokeyを投げ捨てたのであった。Vokey君はきらきらと回転しながら空を舞っていく。その姿をスローモーションのように見る私。しかしまさにその時、Vokey君の回転する姿がとんでもない啓示を私にもたらしたのだ、というのは嘘で、ただ単にボールを打つのをやめてしばし考えた。

 クラブが悪い、クラブが合っていないと言ってしまうのは簡単である。しかしシャフトは重いとはいえ、バランスも調整したし打てないはずがない。そして聡明で謙虚で馬鹿な私は基本に立ち返る事にした。そう、この日にマスターした、左足にほとんどの体重をかけた姿勢で打つ方法である。この打ち方で5ヤード、10ヤード、20ヤードと打っていく。ここまではほぼ完璧である。

 では、いっそのことこの状態を保ったまま50ヤードを打てばよいのではないか?ただし、片足立ちでは腰よりクラブを上げた時に非常に不安定になってしまう。そこで、両足をほとんど揃えて立ち、ひざを軽く曲げ、ほとんど体重移動しないで打ってみる事にした。トップでわずかに間をおき、ヘッドの重さを感じる事も忘れてはならない。

 1球目。「カツン」という快音を響かせてボールは高く舞い上がり、50ヤードの看板近くに落ちた。2球目、同上。3球目、同上。4球目、同上。5球目、以下略。おおおおおおおっとおお!!!これかぁぁぁぁ!!

 つまり私の場合アプローチのミスの原因は不必要な体重移動とそれに伴う左右へのスエイだったのだ。スエイを無くし、体重移動を大幅に制限する事で、クラブに仕事をさせる振りかたが自動的になされるようになったのである。そう、トップ位置から重力で打つ打ち方。高野さんご推奨の、アプローチの極みである。

 両足をほとんど揃え、振り子になった気持ちで振っていく。これだぜ!(心の中で「ホントか?」という声が聞こえるような気がしないでもないが、まあいいや)

本日の体重・・・68.6kg(頑張ってるつもり)

  2004/5/17(108400hit) 1,文句言いオヤジ 2,久しぶりにレッスンを受ける


 今日は豪華二本立てである。中身が薄いのを数で誤魔化そうとしているな?なんて皆思うかもしれないが、それは大当たりである。

1,文句言いオヤジ

 昨日の日本プロゴルフ選手権。深堀圭一郎が追い、S.K.ホが逃げ、そして勝負は18番ホールのパットまでもつれ込むという面白い展開だった。結局S.K.ホがバーディーパットを見事ねじ込み、逃げ切りで日本プロ初優勝。(←天晴れ!)

 ホ選手は一去年のこの大会では3位、去年が2位だっただけに喜びもひとしおだろう。彼の落ち着いたプレーは、まさに日本プロのタイトルにふさわしいと思う。(←天晴れ)

 しかし、その名勝負を台無しにしていたのが、またしても放送局のスットコドッコイである。何度も書いている事だが、ゴルフを知らないアナウンサー(ナイスショット、ナイスオンと叫ぶだけなら子供でもできる)と、不正確な解説が目立つ解説者。(←喝!)

 さらには「(S.K.ホ選手が)これを外せば1打差になります」「(深掘選手が)これを入れれば逆転で優勝です」といった、深掘選手が優勝する事を期待し、S.K.ホ選手の失敗を心待ちにするような偏重報道。自分たちの差別意識が丸見えになっている事にきっとご当人たちは気づいていないのであろう。恥ずかしい事である。(←渇!)


2,久しぶりにレッスンを受ける

 さて同じ日曜日。正確に言うと昨日。もっとはっきり書くと西暦2004年5月16日日曜日午後3時14分51秒。とうとう田辺先生のレッスンを受けに、東香里ゴルフセンターへ行ってきた。

 実はレッスンを受けるのは半年ぶりで、白状すると足繁く通っていたのは去年の11月のコンペ直前だけで、それ以降はずっとサボっていたのである。そしてレッスンでは、見事にそのバチが当たったともいえる内容だった。先生に指摘された悪い点は、

 ★フォロースルーでクラブをインサイドに引き込んでいる
   →アウトサイドに投げ出すように

 ★ダウンスウィングで上体(上半身)が突っ込み、軸がぶれている
   →頭を動かさず、腰だけをスライドさせる

 ★フィニッシュで体重が左側に乗らず、体が最後まで回っていない
   →左足一本で立つぐらい、右肩を回してフィニッシュの姿勢を作る

 また、アプローチでも、

 ★ヘッドの重みを感じていない(手で打ちにいっている)
   →バックスウィングでは手首を使わず肩からクラブを上げ、切り返しで自然に右手がコックされるのを感じる

 ★すくい打ちになっている
   →フィニッシュまで右手首の角度を保つ


 と散々であった。自己流の開眼は百害あって一利なしである。暫く特訓の日々が続きそうだ。しかしまあ、悪い癖のついたスウィングを改善させるのは本当に大変である。トホホ。

本日の体重・・・68.5kg(まあまあ)

  2004/5/18(108793hit) アプローチはこう打つべし!決定版


 日曜日のレッスンで久しぶりに凹んだ私であるが、その夜は悶々として10時間しか寝られず、意に反してさわやかに目覚めてしまった。これではいけないと思い、月曜日(昨日)も練習に行ってきた。重点的にアプローチを練習するのだ。

 悩める小錦・・・ではなく子羊である私に、先生は切り返しでヘッドの重さを感じ、しかもすくい打ちにならないTipsを教えてくれた。それは、右手一本で10ヤード先のターゲットに向かってアプローチする、という方法である。

 何球か打っているうちに、何となくイメージが沸いてきた、ような気がしてきた。それは、あえて文章にするとすれば以下のようになる(「あえて」と言ってもマヨネーズ等でサラダを作るわけではない事をあえて補足しておく)。昨日と重複する部分もあるが、そのあたりはご了承頂きたい。

 1,左足体重で構え、体重移動しない(頭を動かさない)

 2,バックスウィングは低く長く取るイメージで

 3,同じくバックスウィングでは
肩をしっかり回し、手首をこねない

 4,
切り返しまで右グリップ・右手首は最後までゆるゆるに保つ

 5,切り返しではグリップが先行(ハンドファースト)し、ヘッドの重さを感じる(これが出来た時は
自ずと下半身始動になっている)

 
5’,ダウンスウィングで右ひざは前方ではなく、左ひざ方向へ動く。

 6,インパクトで
緩まない(特に手首・左グリップ。トップからの加速感を維持(でも腕力で打ちにいかない)

 7,フォローで右手首を返さず、
手首の角度をキープ

 8,フィニッシュは腰より下で、手首をロックしたまま、
左脇を締めるイメージ

 9,リズムよく振る(切り返しは一瞬のイメージ)


(5/19に青字部分を追加)

 こうして書けば9つにもなってしまうが、本当に大事なのは赤い字で書いた部分だ。私が数日前嬉しそうに「開眼した!」などとほざいていたのは枝葉にすぎなかったのだ。しかし、切り返しまでは手首をゆるゆるにしておき、インパクトでその手首が緩まないようにする、というのが難しい。

 そういえば、昔週間ゴルフダイジェストか何かのレッスン記事で、マルちゃんが「インパクトでグリップをぎゅっと握る」という風な事を書いていたような気がする。つまり、そんな感じである。

 しかし、この9つの約束が全て守られた時、球はかつて経験した事がないぐらい正確にVokey君のスイートエリアにヒットし、小気味よい感触と打球音を残して狙った所に狙った高さで飛んでいくのである。本当だ。今度ばかりは本当だ。冷静に書いているが、実は結構感動しているのだ。

 しかし、ここまではっきりと我流(手で打つ:今までの私)と本流(下半身で打つ:これからの私?)の違いを実感させられると、スウィングにやはり王道があり、王道をマスターしなければいつまでたっても迷いの森から抜け出せないんだなあと改めて思うのであった。

本日の体重・・・68.4kg(100gづつでも良い)

  2004/5/19(109152hit) 安直なアンチョコ


 昨夜も練習に行ってきた。燃えているのである。アプローチ100球、アイアン50球。あんまり同じ事ばっかり書くのもあれなので、内容については触れない。ただ、昨日の「アイアンの打ち方9箇条」を
ほんの少し変更させて頂いた。昨日の日記の、青字で追加した部分がそれである。

 いやはや、こんなにたくさんの事を注意せねばならないとは、やっぱりちょっと大変だ。何か根本的に間違っているのだろうか?それとも、これらの注意点を無意識に出来るようになるまで、1つ1つ練習でマスターしていくべきなのだろうか。

 まあいずれにせよ、「解る」から「モノにする」までには相当の努力が必要だろう。スウィング中に10個の注意点を反芻するなんて不可能だし、またコースでアプローチする前に、いちいち10個の注意を思い出していたのでは時間がいくらあっても足りないからだ。
 
 そういえば、先日書いた中部銀次郎氏語録の紹介で、「アドレスしてからスウィングを始めるまでの間というのは、ある意味では魔の時間と言ってもいい。モジモジしている間に、感性はどんどん鈍っていくのだ」というものがあった。

 私はもともとこの魔の時間が長く、それは優柔不断で頭でっかちだからと自己分析しているわけだが、10個も反芻しているとその時間がもっと長くなってしまう。そこで、反芻する必要がないように最低限の注意点だけを覚える事にしようと思う。

  
ぎグリップをゆるゆるにしてたをしっかり回しながらくくバックスウィングして半身で切り返してだりグリップの角度を変えないでインパクトしてフォローで左脇を締める。

 よし。あとはアプローチする前に「みかひかひフォ」とつぶやけばよいのだ。

 しかし、完璧と思えるこの作戦にも難点がある。そもそもこの変てこなキーワードを覚えることができるかどうか疑問だし、覚えても例えば「みかひかひフォ」の2番目の「か」が何だったか思い出せない可能性もある。さらに、アプローチのたびに「みかひかひフォ」と呟くごるふぁーは、格好悪いを通り越して不気味であるという事だ。っていうか、こんな事を考えること自体がおバカ丸出しである。

 まだある。この手のキーワード、実は昔に一度だけ設定したことがあるのだが、本番ではアホらしくて一回も使わなかったのだ(今回も書いただけで使わないような気がしてならない)。どうやら私の中には理想を追い求めるごるふぁーと現実にプレーをするごるふぁーの2人が存在しているようだ。

 そして、現実のごるふぁーである私の方が、結果はともかく理に適った行動をすることが多いので、こうして文章を書いている、理想を追い求める私はちょっと寂しい気持ちになるのであった。みかひかひフォ。

本日の体重・・・68.5kg(増えたらアカン)

  2004/5/21(109878hit) やっぱりトホホ、でも薄明かりが

5/20・きさいちCC・梅松(Aグリーン)・曇のち雨
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 5 4 8 4 4 4 7 6 47 4 3 5 6 5 3 5 6 5 42 89
+3 +3
topics       *1   *2   *3       *4         *5       
putt 2 2 2 2 1 1 2 2 3 17 1 1 2 3 2 2 2 2 2 17 34
*1・・・残り100ヤード地点から6打費やす。全て寄せのミス。トホホ度5

*2・・・ワンクッションのアプローチが狙い通り決まってウレピー!
ウホホ度3

*3・・・ティーショット、狙いとは逆球でOB(←思い上がり)。トホホ度2

*4・・・やっと寄せのイメージが掴めてきた。ウホホ度3

*5・・・本文参照。

ウホホ6 VS トホホ7 でやっぱりトホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
11ボギー
2トリプル
89
(+17)
86.2
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.905
(34.3)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.5
(0.8/18h)
パーセーブ率(%)
Par saving average
27.8
(5/18)
40.0
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
88.9
(16/18)
80.7
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
16.7
(3/18)
34.1
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
82.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
71.1
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
226.8 222.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
44.4
(4/5)
29.6
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
80.8 74.8
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 68.6
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
50.0 60.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
77.8 67.6

 予報では台風が接近中。朝から70%の予報であったが、幸い午前中は降らず、午後からもしとしと程度の雨で済んだ。

 さて、今日はアプローチの事を書こう。午前中は新しい打ち方を意識するあまり、距離感や方向性が全然ダメで、残り30ヤードから左へ引っかけてグリーンを外したり(梅1番)、残り50ヤードから手前のバンカーへダイレクトに入れたり(梅4番)、絶好の花道から4mショートしたり(梅7番)と、もしその場に江戸川コナン(工藤新一)が居合わせたら、目を細めて「おいおい・・・」とシニカルな笑いで呆れられるところである。って居合わせないか。

 しかし、後半に入るとようやくイメージが掴めてきて、真っ直ぐ打てるようになってきた。9回中4回の寄せワンはまあ上出来だろう。結果オーライもあったけど。

 しかし、パーオンが3ホールしかなくて、つまり残り15ホールのうち寄せワンの機会が9回とは少なすぎるんじゃないの?と思われる方もいるだろう(実際にはそこまでチェックして見ている人など絶対にいないだろう)。実は、なんと6ホールでバンカーに入れてしまったのだ。トホホ(ちなみにバンカーショットは寄せワンのカウントには入れない。私が決めたルールである)。具体的には、

 梅2番・・・セカンドでダフって手前のバンカーへ →寄せツーのボギー
 梅4番・・・上の文参照 →出ただけでさらに寄せツーのトリプルボギー
 松1番・・・距離のジャッジミスで奥のバンカーへ →アゴのない締まったバンカーだったのでVokey君のヒールを立ててランニング →寄せワンのパー
 松7番・・・セカンドでトップしてバンカーへ →寄せツーのボギー
 松8番・・・3打目を引っかけて左奥のバンカーへ →寄せツーのボギー
 松9番・・・セカンドをダフって手前のバンカーへ →寄せツーのボギー

 と言うわけで、ほとんどが寄せツーのボギーである。バンカーに入れるとパーは取れないという事である。逆に、バンカーに入れてもグリーンに乗りさえすればボギーでおさまる、とも言える。

 特に、今回ボギーだった4ホールでは、セカンド(又は3打目)のアイアンショットショットもスーパートホホショットでちっともまともに当たっていないのである。つまり、セカンドショットのトホホミス→バンカーというパターンでも欲を出さなければボギーで上がれるという事だ。

 これは、やはりパットの精度が上がっている事が大きい。5m、10mのパットを少なくとも1m以内に寄せられる確率が上がり、それがバンカーショットを気楽に打てる(ボギー狙いなら無理に寄せなくても良い)事につながり、思い切ってクラブを振れる要因にもなっているのだろう。

 OBが1つ(思い切って振らなかったため曲がった)、3パットが2つあったが、雨の中でレインウェア着用、砂がまかれたグリーンという状況を考えると目標の90切りは達成できたのだから、まっ、いーかぁ。

本日の体重・・・68.2kg(まずまずかも)

  2004/5/22(110291hit) 谷口徹プロのJPGA退会(1)


 <事件>のあらましをまずはおさらいしておこう。

 先週行われた日本プロゴルフ選手権での話である。初日、悪天候の中をプレイヤー達は一旦スタートしていったのだが、トップスタートの組が9ホール消化したところで濃霧のため一時中断。しかし、霧はそのまま晴れる事がなく、結局この日の競技は中止され、プレーはノーカウントとなった。野球で言う「ノーゲーム」であり、つまりこの日のプレーはなかった事にするという事である。

 そして金曜日に第1ラウンドを行い、土曜日に第2ラウンド、そして、最終日の日曜日に、決勝の2ラウンド36ホールのストロークプレーが行われることになった。

 しかし、こういう場合、サスペンデッド・ゲームになるのが普通である。つまり、2日目の金曜日に初日の続きからプレーをするわけだ。でないと、初日のプレーで成績が良かったプレイヤーと悪かったプレイヤーに大きな不公平が生じるからである。

 しかし、この大会を開催した日本プロゴルフ協会(PGA)はそうしなかった。あえて不可解ともいえる不公平な判断を下したのである。

 この理不尽な判断に噛みついたのが、表題の谷口徹プロだ。報道によると、彼はスポーツ新聞の取材に対し、以下のような発言をしたと言われている。

「情けない。中止でノーカウントなんてありえない」
「世界では考えられない。さすがローカルプロ選手権や」
「問題外。3日間やったら5年シードは3.5年や」


 3番目の発言に少し注釈を入れておく。この日本プロゴルフ選手権は日本のトーナメントでも指折りの大きな試合で、優勝すると5年間シード選手として試合に出られるのだ(何と言っても「日本」と名の付く試合なのだから)。そんな格式の高い、メジャーな大会なのに3日間で無理に行うなんて・・・という事である。

 これを受け、PGA側は谷口プロに事情聴取し、そういう煩わしさに嫌気がさした谷口はPGAを退会したのである。

 さて、上の発言を本当にしたかどうか、あるいは公式にコメントしたのか非公式に呟いたのかは別にして、谷口プロが批判した事は間違いない。今日は状況説明で終わってしまったが、明日はその批判の分析とPGAの内情を考察してみよう(っていうほどたいした事は書けないと思うが)。

本日の体重・・・68.2kg(今や1kgの壁が高い)

  2004/5/23(110486hit) 谷口徹プロのJPGA退会(2)


 昨日の続き。谷口プロは何故PGAを批判し、脱退したのか?

 表面上は、今回の選手権における不公平で理不尽な決定に腹を立ててという事になるのだろうが、本当はもっと根が深い問題があるような気がするのだ。

 PGAが初日のプレーをサスペンデッドではなくノーカウントにした背景には、恐らくTVの放映権(即ちスポンサー)が絡んでいると思われる。局側からの要望があったのかどうかは定かではないが、圧力(直接的、間接的、そして無言の)があった事は容易に想像できる。

 予備日を設定しない(できない)のも、プロごるふぁーの権利を守るべきPGAという組織が、スポンサー第一主義で仕事をしている何よりの証拠である(月曜日に試合をしてもテレビでは放送しないし、できないし、コースも丸々1日分の収入−しかも「トーナメント直後のセッティングでプレーできます!」という稼ぎ時−が無くなるわけだし)。

 つまり、今年のプロ日本一をを決めるナショナルオープンでさえ、プレイヤー第一ではなく、スポンサーや運営第一に考える体質。それを、谷口は「退会」という形で批判したのである。

 さて、ここからの話は私の思いこみによる過激発言なので、話半分で聞いて頂きたい。

 スポーツの団体はともすれば利権と権力欲で内情は腐り切っているという例が多い。それは、日本の軍隊式スパルタ教育→コーチや先生や先輩の言う事は絶対正しい→文句を言うなんてもってのほか→選手は自分で物事を考えない→上層部や運営側はやりたい放題という図式である。

 テコンドー団体の分裂を出すまでもなく、そういったケースは枚挙にいとまがない。ドロドロの封建主義がはびこる相撲協会しかり、千葉すずを選ばなかった水泳連しかり、高橋を選ばなかった陸連しかり、野球部に何の関係もない一般生徒の不祥事で大会を辞退させる高野連しかりである。

 運営部のお偉いさんが過去にいくら実績があって偉大な選手であろうが、もともとがそうして育てられた「思考停止・長い物には巻かれろ・先輩絶対主義・スーパー保守的・事なかれ主義」である事に代わりがない。いや、実績があるだけ余計にタチが悪い。「文句があるんだったらワシのように実績を積んでから言え!」と無茶苦茶な屁理屈で自分の意見を正当化するからである。

 谷口は、そう言う日本の腐ったスポーツ界全体に対して、体を張って問題提起したのである。彼に続くような、物事を正しく見られるプレイヤーが増える事を心より祈る。

本日の体重・・・68.5kg(また戻ってる・・・)

  2004/5/24(110732hit) また新たな課題が・・・


 昨日と一昨日の日記を読み返して思ったが、陳腐でつまらない正論を嬉しそうに書き殴る俺って、ホントに人間が小さいなあと(だったら書くなよ)。こういう、どうでもいい独りよがりの意見を正義感ぶって語るようなヤツとは、心底友達になりたくない。自己嫌悪。

 さて、練習だ。アプローチの良い感触を忘れないため、そしてアイアンを根本的に改善させるため、土曜日は一人で、そして日曜日は再び田辺プロの所へ行ってきた。

 レッスンでは、アプローチに関してはまあまあできかけていると褒めて頂いた。ただし、フィニッシュで止めてしまうのではなく、Yayanさんに掲示板で書いて頂いたとおり、フィニッシュでは自然にクラブが立つまでクラブを振っていく方が良い(つまりバックスウィングの大きさと同じぐらい)との事であった。Yayanさん、私が間違ってました。ごめんなさい。

 で、アイアンであるが、新たな問題点がたくさん出てきた。あまりたくさんなので、箇条書きにしないと整理できないぐらいたくさんである。もうたくさんである。すけさんたくさん。(←バカ)

 ★アドレスで、リーディングエッジが左を向きすぎている(フックに構えすぎ)・・・リーディングエッジを飛球線に出来るだけ垂直に構える

 ★同じくアドレスでハンドファーストの度合いを強め、インパクトでは球を横から真っ直ぐ、ないしは下方に押し込むイメージで打つ。

 ★トップでフェースが被りすぎ(左手首が手のひら側に折れている)・・・左手首の角度をキープしてスウィングする。

 これを見て解るとおり、最近はアイアンを左へ引っかける事が増えていたのだ。その原因を修正するのに手一杯。でも、先生に見て頂くとやっぱりそこそこまともに当たるんだよね。不思議だ。

 先生にたっぷり1時間見て頂き、居残ってさらに自分で練習。その結果、

 ★アドレスをやや狭くする

 ★ややアップライトに振る

 事で、だいぶ球とのコンタクトが良くなり、真っ直ぐ飛んでいくようになった。でも、明日になればまた新たな問題点が出てくるんだろうなあ・・・

本日の体重・・・68.0kg(よしよしよしよし)

  2004/5/25(111114hit) 3アイアンのフルショット


 先週のマンシングウェアオープンKSBカップで優勝した三橋達也。日大の片山らと同期生らしいが、悲願の初優勝を成し遂げた。初日から安定したゴルフで、プレッシャーをはね除け、見事な勝利だと思う。

 圧巻は1打差まで詰め寄られた最終ホールパー5。池越えの、230ヤードは残っていただろう長いセカンドショット。三橋はここを3アイアンで果敢に攻めた。結果、見事2オンし、バーディーでみずから優勝に花を添える。

 しかし、1打差で追いかけるJ.M.シンはすでにレイアップしていた。三橋があそこでレイアップしても9割方は彼の優勝だったと思うのだが、それでも何の逡巡もなく狙っていった事には驚いた。いくら練習で百発百中であっても、初優勝目前の最後のショットである。プレッシャーはなかったのだろうか?それとも、プロにとっては230ヤードの3アイアンのフルショットはそれほど難しくないのか?

 恐らく、ミスが出るなどとは微塵も考えなかったのだろう。たいした度胸である。恐い物知らずという気がしないでもないが、つまりそれだけ自分のショットが安定していて、自信があったと考える事もできる。

 また、レイアップするのは「安全策」であり、そちらを選択する事で気持ちが緩んでしまうのを恐れたのかもしれない。「パーでいいや」と思ってしまうとボギーが出るのがごるふ。それで万が一逆転などされるぐらいなら、攻めて池に入れて負ける方がまだ許せる、と考えたのか。

 いずれにせよ、羨ましい限りである。私にも自信を下さい。


 ところで、三橋と同じく最終組でラウンドしていた谷口徹であるが、全くテレビには映されなかった。堂々の3位タイであるにも関らずである。普通は優勝争いはしていなくても、最後にカップインしてホールアウトする時は映してもらえるものだ。

 それなのに、全くの無視。陰湿な嫌がらせである。統括団体が違う(前回の日本プロ開催および谷口が批判・脱退したのはJPGAで、今回のトーナメントの主催はJGTO)のに、裏で根回し(?)してまで個人をいじめるこの体質。さすがである。

 いじめの総大将が誰かは知らないが、こんな子供だましの報復をするなんて最低中の最低である。
 

本日の体重・・・67.9kg(よしよしよし幾三)

  2004/5/26(111484hit) 合わん


 最低の朝だ。俺の1日はいつも二日酔いで始まる。また昨日もウイスキィとシングル・ベッドでおねんねしちまった。そう、この歳になっても独り者の俺には、添い寝してくれるきれいなねえちゃんも、優しく起こしてくれる美人の妻もいねえ。ウイスキィが唯一の慰めってわけだ(ちなみに銘柄はトリスだ)。

 情の深い商売女みたいな頭痛とおさらばするために、舌が焦げるようなコーヒーを煎れ、時間をかけて飲む。その商売女に別れ話を切り出すみたいにゆっくりと、だ(っていうか、一気に飲んだら舌を火傷するってばさ)。


 ・・・とまあアメリカンハードボイルドな書き出しでスタートしてみたが、そしてこの後主人公(誰だ?)にごるふをさせようと思って3000字ぐらい文章を書いたのだが、似合わないどころか違和感がありまくりである。まるでヘヴィ・メタルに釣り竿のようだ(By嘉門達夫)。

 これでごるふとハード・ボイルドは似合わないという事がわかった(ほんとか?)のだが、ついでに他にもゴルフと合わない物を考えてみた(強引な展開だ)。

 礼服とごるふ・・・動きにくい。っていうか打てない。罰ゲームみたい。

 着物とごるふ・・・アドレス自体取れない。振り袖だったらすごく打ちにくい。

 星一徹とごるふ・・・経済的にクリアできても精神的に想像できない。

 幼稚園児とごるふ・・・ものすごいフラットスウィングになるから。

 ドラえもんとごるふ・・グリップ不能。

 泥酔者とごるふ・・・こら!グリーンでゲロッピするんじゃないっ!

 高層ビルとごるふ・・・接点がない。

 ハムスターとごるふ・・・接点がない。

 UFOとごるふ・・・宇宙人はバーディーの夢を見るか?見ない(ただし、ピンクレディーを除く)。



 で、だから何だ?と言われれば答えに窮してしまうのだが、まあ皆さんも幼稚園児になったりドラえもんになったりハムスターになったりUFOになったりしないよう、気をつけて頂きたいと思うのである。

本日の体重・・・68.1kg(私とダイエット・・・意志が弱いから)

  2004/5/28(112170hit) 「あっ!」

(今日に限り、成績表は本文の下)

 最高のお天気の中、気持ちよいラウンドであった。たった一つの事を除いては。

 この日は特別セルフディで、食事付きで7000円という格安のラウンドであったためか、大変な混雑ぶりであった。その数、何と102組。これだけ人が入ってどうして会社更生法なんだ!と思わなかったといえば嘘になる(つまり思った)。

 同伴競技者は69歳の芥川さん(仮名)と、80歳の猪上さん(仮名)。○は腰痛でお休みである。家庭訪問を控え、大掃除をしている時にぎっくり腰になってしまったのであった。腰痛の○を一人残してラウンドするなんて、何てすがすがしい後ろめたい事だろう。

 しかしそれにしても猪上さんである。大変良くおしゃべりになられる陽気な翁で、80歳でかくしゃくとラウンドされる事も驚異だが、実はこの猪上さん、脳梗塞で2回も倒れているらしいのだ。しかも頸椎を手術で取り替えた(本人談)り、心臓も悪くされた事があるという。脳梗塞の後遺症で体の左半身に今も力が入りにくいと同じく本人談。ロボコップみたいなおじいさんだ。そういえば歩く時に心なしか「ウイーン、ウイーン、カシュ」とモーターの音がしていたような気がする。

 「ご迷惑をおかけしますのぅ」と、何度も、しかし本当にそう思っているとは微塵も感じさせない(失礼だろ>俺)ぐらい豪快に笑いながら仰るその姿には、本当にごるふが大好きというすがすがしいオーラが感じられ、本心からあやかりたいと私はその後ろ姿にそっと手を合わせたのであった(だから失礼だってば>俺)。

 さて、私のプレーはというと、大叩きもなくまあ出来過ぎのラウンドと言えるだろう。いきなり3パットのボギーはお約束だし、アイアンの持ち玉(ハーフトップ)で結果オーライのパーオンも4つはあっただろうか。相変わらず運頼みのごるふである。

 しかし、1−2mのパットを何とか沈めながらしのぎ、迎えた最終ホール。例によってスコアをカウントしていなかったのだが、ここで芥川さんが「ここがパーなら後半も39ですな」と余計な一言を(言うなよ!オッサン!!!わざとか?)。

 それでもティーショットはまずまず。8割の力で振る事だけを心がけ、フェアウェイ右サイドの絶好のポジションをキープ。ピンまで残り75ヤードの打ち上げが残った。ピンは手前。グリーン手前も受けている。しかもアゲンスト。

 さて、ここでどう打つか。Vokeyのフルショットだと届かない可能性が高い。しかもこいつのフルショットはほとんど練習していない。かといって、P/Sだと大きすぎる。転がすには距離が遠すぎる。悩んだ末、P/Sのスリークウォータショットを選択した。

 そして運命のセカンドショットは・・・・(下記参照)









今日の教訓:中途半端なショットはミスの元。

本日の体重・・・67.5kg(グレート!)


5/27・きさいちCC・松竹(Bグリーン)・晴時々曇
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 3 5 4 5 3 5 5 4 39 4 3 5 6 4 4 4 5 6 41 80
topics *1     *2       *3             *4       *5   
putt 3 2 2 1 2 2 2 2 2 18 2 2 2 3 1 1 1 2 2 16 34

*1・・・結果オーライのパーオンを生かせず。
トホホ度2

*2・・・砲台グリーンの寄せがうまく決まると嬉しい。
ウホホ度4

*3・・・残り100ヤードの3打目、またしてもトップして転がってパーオン。トホホ度1

*4・・・寄せワンやっと2つめ。ウホホ度2

*5・・・(本文からの続き)シャンクしてボールは勢いよく右へ転がっていき、今年初めての70台も初の両ハーフ30台も白杭の彼方へ。思わず打った瞬間に「あっ!」と声が出ましたとさ・・・
トホホ度999

ウホホ6 VS トホホ1002 でトホホの9回裏2アウト2ストライクからの逆転サヨナラ勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
7ボギー
1ダボ
80
(+8)
85.9
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.905
(34.3)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
4.6
(0.8/18h)
パーセーブ率(%)
Par saving average
55.6
(10/18)
40.7
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
94.4
(17/18)
81.3
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
55.6
(10/18)
35.1
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
82.8
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
71.1
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
235.0 222.7
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
37.5
(3/8)
29.9
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
75.0 74.8
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
60.0 68.1
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
63.3 61.0
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
77.3 67.9

  2004/5/29(112529hit) 本当にあった不思議な話


 今から書く話は、100%間違いなく真実である。いつも嘘やほら話を書いている私であるが、今日ばかりはノンフィクションである。本当です。信じてください(とまるでオオカミ少年のように主張しないと信じてくれないかもしれない自分がちょっと悲しい)。

 私の父親については何度か書いてきたが、もう一度おさらいさせて頂こう。父親は現在、仕事をセミリタイアし、郷里の香川県で釣り・ごるふ・麻雀と好き勝手な生活をしている。古稀を迎えてもまだまだくたばりそうもないぐらい元気で、ごるふも数年前までは平気で80台前半を出し、2年ほど前にやっと勝てたかな、というぐらいの腕前である。

 で、私は毎週木曜日のハーフターンとラウンド後に、その日のラウンドの感想や結果を父親にメールで報告している。これも親孝行である。安上がりだし。

 そして今週、1日遅れで昨日のお昼過ぎ、ラウンドの出来事を下のように書いて送った。

 <最終ホールでシャンクしてOBを打ち、80でした。トホホ>

 すると程なく父親から電話がかかってきた。父親は開口一番、

 「お前、今どこにおるんや?」

 「えっ、家やけど。何で?」

 「お前、わしのラウンドを見てたんか?」

 「はぁ??何それ?(惚けたのか?)」

 「いや、わしは今日ラウンドしてて、今上がってきた所なんや。それで、最終ホールでシャンクしてOBを打ってしもたんや」

 「マジ?」

 「マジや。最終ホールでシャンクしてOBや。で、7叩いてしもた。で、メール見たら<最終ホールでシャンクしてOB>って書いてあるから、わしゃてっきりお前がどこかでわしのプレーを見てたんやないかと思たんや」

 「(そんなわけないやろと思いつつ)いや、俺は昨日の俺のラウンドでの事を書いたんや」

 「そうか。ビックリしたわ」

 「(ちゃんとメール読めよジジイ、と思いつつ)シャンクって、セカンドショット?」

 「そうや。セカンドショットや」

 ここで解説しておこう。私は最近シャンクがやや多いが、それでも今年2回目である。一方の父親は、シャンクなどほとんど打った事がない。つまりそれほど両者にとって珍しい出来事なのだ。

 「いやあ、偶然やなあ。ビックリや」

 「ホンマやなあ」

 これで本当にあった不思議な話は終わりである。世の中には不思議な事もあるもんだ。しかし、<信じてください>とお願いするほどの事でもなかったと書き終わってから思った。

 ちなみに、この話を○にすると、一言「似たもの親子やな」で済まされた事を付け加えておこう。

本日の体重・・・68.0kg(1日天下)

  2004/5/30(112738hit) 93


 古い話で恐縮だが、今日は男子ツアーの開幕戦、東建ホームメイトカップでの出来事を書く。そう、中堅の兼本貴司プロが93を叩いたあの事件である。

 トーナメント3日目。この日兼本プロはアウト41、イン52という信じられないスコアでホールアウトした。これはプロのトーナメントにおけるワースト記録(タイ)らしい。 もちろんトーナメントプロが理由もなく90叩くなんてありえない。その理由とは何だったのか?

 それは、打球事故であった。この日の前半7番ホール、兼本プロはチーピンを打ってしまい、「アッと思ったらロープの外を歩いていたギャラリーの後頭部を打球が直撃するのが自分でもハッキリと見えた」(本人談)らしい。

 幸いその男性はすぐに自分で起きあがったらしいが、念のため病院に運ばれた。残された兼本プロはとりあえずプレーを続けるのだが、

 「当たったのを見た瞬間はもう自分でも何がなんだか分からないほど動揺した。セカンドショットを打つときは震えた。2度と左へ引っ掛けてはいけないと思い、必要以上に右に逃げてしまいそのホールはダボ。そこからはもう訳がわからなくなった。プレー中、もしものことがあったら一生フォローしていかなくては、とかいろいろな考えが頭をよぎった」

 と語る。こうして93というスコアになってしまったのだ。しかし彼はプレーを続けた。

 「たしかに棄権も考えたけど、体のどこにも異状がないのに棄権するべきではないと思ったし、棄権しても何も解決しない。もちろん事故後は体の変な力が抜けないし、集中力を欠いて自分でも何をやっているかわからない状態だった。正直、早く終わりたいと思いながらプレーはしていた。でも、身体が何ともないのに棄権をするというのは、観に来てくれたお客さんに対して失礼だと思った」

 何と素晴らしいプロ魂か。プロ意識の低い三流プロなら、迷うことなく棄権していただろう。事情が分からない人から<プロなのに93も叩いた>という事実だけを捉えられ、今後恥をかいたり、さらに記録にも残るかもしれないからだ(結果的には過少申告で失格となり、記録には残らなかったようだが)。

 それでも彼は最後までプレーした。自分のためではなく、ギャラリーのために。これをプロフェッショナルと呼ばずして何をプロと呼ぶのか。

 朴訥な感じで決して派手なプロではないが、今後兼本プロを応援していく事に私は決めた。雰囲気が大学時代の友人でチューバを吹いていた太田憲一君に何となく雰囲気が似ているのも彼を好きな理由である、って言うのは関係ないし誰も知らないですねごめんなさい。

(文中、兼本プロのコメントはゴルフダイジェストオンラインの記事を参考にさせて頂きました。)

本日の体重・・・68.5kg(何故?何故なの?)

  2004/5/31(112961hit) 色々


 昨日練習へ行ってきたが、アプローチはともかくアイアンはやっぱりトホホである。チェックポイントが多すぎるのかもしれない。アドレスで気をつける事(ハンドファースト・リーディングエッジを真っ直ぐに)はともかく、左手首の角度をキープし、真っ直ぐ遠くへ上げ、インサイドから、頭を動かさないで・・・なんて考えているとスウィングが全然スムースにいかないよなあ。でも、どれか1つに絞ってもやっぱりうまく打てないし・・・何か工夫が必要だ。



 昨日のゴルフ中継。男子の「三菱ダイアモンドカップ」と女子の「廣済堂レディス」が同じ時間帯になって、チャンネルをせわしなく替えながら見る。2画面写せる大型のテレビが欲しいものだ。液晶やプラズマじゃなくても良いし。

 男子の方はこのところ実力をつけてきた平塚が逃げ切って2勝目。追う谷原(襟足に異様なボリュームのあるあのヘアスタイル、何とかならんか?)は中盤まで何とか食い下がるが、17番のセカンドを林の中に打ち込み、結局トリプルボギーとなって終わってしまった。しかし平塚の怒濤の寄せワンは凄かった。ボギーを叩かないごるふはやはり強い。

 しかし、つい最近までツアーを引っ張ってきた片山(31歳)・伊沢(36歳)・谷口(36歳)・手嶋(35歳)・細川(34歳)・横尾(31歳)・藤田(34歳)・深掘(35歳)などに代わり、平塚(32歳)・谷原(25歳)・星野(26歳)・丸山大輔(33歳)・近藤(26歳)・宮里(優作23歳、聖志27歳)・兼本(33歳)・三橋(31歳)などが頭角を現してきた。

 平塚、丸山、三橋、兼本は遅咲きの苦労人という感じだが、ごるふは体力よりも経験が物をいうスポーツだし、これからも活躍するだろう。逆に、最初のグループは20代後半にピークが来てしまったのか、これからが正念場となるのかもしれない(すごく自分勝手で大雑把な捉え方で我ながら「そんなことないやろ」と思ったりする)。



 一方の女子は、不動が貫禄勝ちといったところか。今年8戦中3勝。やはり強い。終わり。

 で、中継を見ていて思った事。千葉廣済堂カントリー倶楽部の最終ホール、グリーン手前にあるあの木(知らない人はここのページの写真(左下)をご覧下さい・・・って、たいしたものではありませんが)を見ると、何となく落ち着かない気持ちになるのは私だけであろうか?

本日の体重・・・68.4kg(夢の跡)



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