昨日は夜に練習へ。最近の私のマイブームは「クラブを如何に正しく使うか」と「手首(グリップ)を如何に柔らかく使えるか」である。以下詳しく。 「クラブを正しく使う」とは、ビジネスゾーンにおけるヘッドの向き、角度などをオンプレーン上で正しく動かすということと考えていただきたい。 でなぜ今さらそんな基本のき、なのかというと、ある雑誌(しかも3年前の!ゴルフ雑誌は毎週毎月買う必要がないってことだな。ニュークラブ好き以外は)に載っていたスプリットハンド・グリップで練習しだしたからである。 スプリットハンドグリップとは文字通り左右のグリップを離して握るグリップで、元々は「アプローチショットのドリル」として書かれていた(だから52度のウェッジでやってるんだけど)のだが、それにより、 ● ボディターンのイメージ ● シャフトが立ったまま下りてくるイメージ ● レイトアンコックのイメージ ● 正しいフェースターンのイメージ がすごく出やすいんだよね。つまり、多くのアマチュアが出来ていそうでなかなか出来てないポイントが、すべてこのグリップではっきりするのだ。これはおすすめですぜ旦那。 論より証拠、スプリットハンドグリップでウェッジのハーフショット(50y)をした後、普通にグリップして打ってみると「カツン!」といい音がして球が飛んでいくんだよね。ただ問題はそのイメージが長続きしない(すぐ忘れちゃう)ことだ(このあたりこそ、運動センスが有る無しなんだろうなあ。トホホ)。 なお、スプリットハンドグリップの練習にご興味がおありの方は、こことかこことかここなどをご参考にされたい。よく知らないけど(←無責任か)。 さて、あともう一つぜひ(自分自身のために)書いておかなければいけないこと。それは、手首をいかに柔らかく使うかであるが、それはまた明日(って1日伸ばすほどのネタではないんだけどね)。 |
2010/6/2(922083hit) 手首(グリップ)を柔らかく
続き。「手首(グリップ)を如何に柔らかく使えるか」について。ってこれについても実は何度も書いてるんだけどね。何度も書くぐらい大事なことだからと言うことで一つ。っていうか何度も書くということはその都度忘れてるということで俺ってアホ? 手首を柔らかく使うにはグリッププレッシャーが弱くないとダメなので手首(グリップ)と書いているが、要は手首のコックである。とにかくスイングにおいて手首のコックをいかに入れていかにリリースするかは大変重要であり、飛距離及び正確性のポイントとなると言っても過言ではない。全体はあくまでしなやかに、それでいて左手小指薬指あたりはきっちりと。 スイングでは切り返しで腰が先行し、その後肩が回転し、それから腕がおりてくるのだが、手首が固いとコックが早くほどけてしまい、せっかくの腕ークラブのタメを活かせない。これではいくら力を入れてもドライバーで200yが関の山である。クラブを立てて下ろせと一回は言われたことがあるとおもうが、つまりはレイトアンコック(=手首が柔らかい)がその正体なのである。 で、その手首のコックとアンコックだが、私は元々ノーコック気味のトップを作る(まるでD.チャンドみたいな)タイプなので、そもそもコック自体が少なかった。そのまま両手のリードで振るとコックもアンコックも不安定。 こんなにコック少ないけど・・・ だからといって無理矢理コックすると、これがもうまったく上手く当たらないんですわ。で、色々試行錯誤して一番うまく打てるのは、 切り返しの瞬間ゆるゆるグリップを意識する事によってダウンスイング直後にコックが深くなり、そのままゆるゆるグリップを維持してヘッドを走らせインパクト ゆるゆるグリップのつもり。あんまり変わってない・・・orz が自分に一番合っているなと。え、何度同じことを書くんだって?だって、これはゴルフの奥義の一つだと思うんですよいやマジで。でもちょっと自信ないかもって思った。 |
昨日は同業者の大きなコンペ。私が所属する業界の、錚々たるメンバーが多く集まるビッグなコンペであった。あったんだけど・・・ 1時間前に到着してアプローチの練習に勤しんだり、スタート第一打がOBになったり、フロントナインはドライバーがずっと左ヒッカケでトホホだったり、アイアンは良い時と悪い時が極端だったけど良い時は練習場通りに打てたので嬉しかったり、アプローチは30分以上練習したのに構えた瞬間に悪いイメージしか出なかったり、その結果チャックりに近いのが2つあったり、でもある構え方のお陰で最悪の事態は逃れたり、グリーンが難しかったり、グリーンがたいへん難しかったり、グリーンがもうとにかく嫌になるぐらい難しかったり、バンカーの砂がフカフカで脱出に失敗してばっかりだったり、昼食後に持病の癪(しゃく)が出てゴルフどころではなかったり、トリプルボギーを2つ叩いたり、その2ホールが見事にハンデホールから外れてダブルペリアのハンデ頭になったり、飛び賞にも全然引っかからなかったり、でもドラコンとニアピンが取れたり、字を大きくして内容が少ないのを水増ししたり、最後の1mのバーディパットをカップに蹴られて外したりしたけどまあ面白かったからいいかなと思った。 あ、詳しくはまた明日ね!(最近こればっか) |
2010/6/5(922920hit) ダ●●リ杯コンペ(その2)
スタートホール。中コース1番パー4。いきなり左に満引っかけOB。キャディさんの「左はOBです」という一言をスルーした自分のごう慢さ(スタートホールで、しかもこんなに広いのにOBなんか打つ訳ないじゃん、という)がOBを誘発したのであった。まだまだ色んな意味で修行が足りん。3パットのおまけ付きでトリプルボギースタート(はあと)。 2番は2打目のアイアンが怒トップ、さらに3打目のアプローチを構えた瞬間心拍数が倍に跳ね上がり(その理由は、ミスしたらどうしようチャックりしたらどうしようトップしたらああああああああああああああああああああああああああ、と思ったから。冗談ではない。完全にビョーキだな)案の定ミスしてボギー。 3番パー3(打ち下し140y)でやっとパー。ああパーってホント難しい。 左右に並んだ2グリーンだったのが1グリーンになって異様な大きさ 4番パー5、相変わらずドライバーは左ラフへ。2打目3打目甲でバーディ逃しパー。 そして5番パー5(2ホール続けてパー5。ちょっと珍しい)で事件その2。広い広いフェアウェイなのにまた鬼のように左引っかけ、木に当たって杭を超える。トホホ。前進4打から当たり損ないでグリーン手前のバンカーへ、そこから2mしか飛ばず当然出ず、さらに2度目のバンカーショットもすぐ先に出ただけ。 今にして思えば右足体重になってたのかなと。砂がふかふかのバンカーは要注意だ。結局7オン1パットで8。5ホールでトリプルボギー2つ目ってあんたそれ。 ここは踏ん張りどころ。6番ティショットがまたしても左ラフ、2打目は正面の木が邪魔で高く上げられないしまっすぐも打てない。2打目9アイアンで低めのフック、これが甲でグリーン奥へオン。20mのパットが奇跡的に寄って2パットパー。このホールのパーは大きかった。 7番、8番とパーオン2パットパー。 9番、打ち上げて打ち下ろすパー4。 ドラ(略)左ラフ。2打目つま先下がりのラフから6アイアンで惚れ惚れするようなチョロ(丁)、フェアウェイへレイアップ。3打目をウェッジでそこそこに付けるも入らずボギー。 というわけで前半は2つのトリプルボギーがボディブローのように効いて44。ダメじゃん。あとはそのトリプルボギーのホール2つがダブルペリアのハンデホールに絡んでくれることを祈るしかない(注:2つとも外れた)。 名物の焼きそばを食べて後半。東は朝の中コースより180y近く長い。たった180yとはいえ、1ホールにつき20y長いというのは結構キツイんだよね。使ったアイアンもミドルアイアンばっかりだったし。 1番410yパー4。ドライバーの打ち方をやっと思い出し(バックスイングで右膝がスエイしてた)、やっとフェードが出て(乙)球は右ラフへ。ってそれ右ラフと左ラフの違いだけじゃん(笑)。2打目6アイアンはまた上手く当たらず頭叩きトップっぽいトホホ球。3オン2パットパー。 2番ドライバーが右のフェアウェイバンカーへ(乙)。8アイアンはダフってすぐ目と鼻の先までしか飛ばず。52度のクォーターショットで上手くリカバリーして3オン2パットボギー。 3番ドラまずまず、でも2打目5アイアン甲もグリーン手前まで。寄せきれずボギー。 4番パー3(180y・5アイアン)でやっとパー(どこかで聞いたなこのセリフ)。そして5番パー5でまたも事件が。 ティショット甲、2打目ブラインドのため5アイアンでレイアップ。スライスするもフェアウェイ右サイドに残る。 で3打目、やや左足下がりのライから砲台グリーンに向かって75ヤード、52度のクォーターショットでピッタリの距離だ。慎重に、打ち急がないよう、手首を柔らかく。 「カシュ」っという音がして、ボールは右45度に飛び出しOB杭を超え・・・だったら面白かったんだけど(ウソです面白くないです)、これ以上ない会心の当たり!私は低いフィニッシュのままボールの行方を見る。これはトン・ツツ・ピタッでバーディチャンスだな,と思った瞬間。 手前のバンカーの、ほぼ垂直な斜面に突き刺さるワタクシのボール。 そうなのだ砲台しかも左足下がりだから球の高さが出ず、完璧と思われたショットはおよそ5yほどショートしたのであった。ってその状況は見たらすぐに分かったはずだし(注意力の欠如)手前のあごの高いバンカーを避けるのは常道(いい気になっている)だしそもそも5y刻みで打ち分けることなんて出来ないじゃん(エエカッコしている)。っていうか初めからもっと強く打てよって思った。 突き刺さったバンカーから奇跡的に脱出でき、球が飛んだ近くにたまたまカップが切ってあり、1パットパー。 6番(パー5)、7番(HDCP1のパー4)とまずまずのショットでパーオンするも2ホールとも最初のパットが大ショートして3パットボギートホホ。あの決してダブルペリア狙いに行ったわけではありません。 8番パー3はグリーンオーバー(弱気になると大きめのクラブを持ってしまうのは悪い癖だ)で奥のバンカーから全然寄らず2パットボギー。 最終ホール、240yでドラコン(スイマセン)を取り、2打目PWがショットオブザデー(またかよはいはい)でピン右1mに。ショートだけはすまいと思って打ったバーディパットは見事にカップに蹴られ、パー(空気読めないやつだ)。 というわけで後半は6ボギーの42とダブルペリアでは一番トホホなスコアとなり、結局16位でお家へ帰ったのであった。 もう少し頑張りましょう>俺。
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映画の宣伝みたいだが、昨日の練習でついに長年考え続けていたスイングの秘密に気づいたので日曜日にもかかわらず更新するものである(ホントは今日書かないと忘れちゃうっぽいから)。 「スイングに力はいらない、力を抜いて振れ」とよく言われる。しかし、「力を抜いたら飛ばないしうまく当たらない」というのもまたある意味で真実である。 私はこの矛盾に長年そう約40年近く悩んでいたつまり初心者の頃からだ。そして「力を抜けっていうけど、それは腕とか上半身の力を抜いたりすればいいんだろはいはいワロスワロス」と考えていた。 しかし違ったのだ。その矛盾を解消する答えは、実は私の足元にずっと転がっていたのだ!(だったら早く気づけよ)。 それは気づいてみれば「なーんだ」というような事であった。っていうか運動センスがある人やテニスや野球をしてた人なら経験的に知ってる事だとは思うんだけどね。 では発表しよう。 ゴルフのスイングにおいてチカラはクラブを振るためではなく、「体の軸を動かさない事」に対して使うのだ!! つまりこういう事だ。スイングというのはクラブを素早く正確に振ることが目的だが、直接クラブを腕力で振り回した場合、そのスピードと正確性には限界があるのだ(これが一般アマチュアのスイング)。 だったらどうするか。「1 体の軸を動かさないようにし、上半身と下半身のねじれを使」って「2 腕とクラブをムチのようにしならせて」クラブを振ることで、ヘッドスピードを最大まで上げながら正確性を出すことができるようになるのである。 上の1が「体の軸を動かさない事に力を入れる」ということであり、2が「力を抜いて振る」という事なので、ここには矛盾は生じないのである。 すげえ。これこそゴルフの究極奥義だ!!俺って天才?! ・・・・・え?そんな事、常識以前の問題だって?初心者を除き、みーんな知ってるって?? ・・・・・。 ・・・・・さーて、今日のお昼ごはんはマクド(「ク」にアクセント)にしようかなっと。 |
△−− −△■ −■○ これは何かというと、昨日まで行われていた日本ゴルフツアー選手権で優勝した、宮本勝昌の最終日バックナインのスコアである。決して縞模様の芋虫がうんちしながら右へ這っていく様子ではない。1バーディ2ボギー2ダブルボギーの40。 終わってみれば完全優勝(初日から一度も首位を明け渡すことなく優勝)、3打差を付けて逃げ切ったわけだが、とにかくハラハラドキドキした試合であった。 最終日。スタート前の練習場では絶好調。「普通に自分のゴルフが出来れば絶対に勝てる」と思いつつスタート(括弧内はJGTOの記事より)。 13番を終わった段階で2位の平塚と6打差。スコアボードでその事を確認した宮本は「守りに入った」と同時に「楽勝で逃げ切れる」と考えてしまった。そしてその直後。 14番で最初のパットをショートして3パットボギー。これで5打差。ここで宮本の記憶が途切れる。「このあとのことは、あまり記憶にない」。ツアー7勝、選手会長までした37歳のベテランが、完全に平常心をなくした瞬間である。 15番パー5では隣のホールまでティショットを曲げ、結局5オン2パットのダブルボギー。しかしまだ3打差。まだ安全圏と言える。 16番でパーを取り落ち着いたかに見えた宮本だったが、宍戸ヒルズ屈指の難易度を誇る池超えの17番(481yパー4)でまたしても事件が起こる。ティショットを左ラフヘ打ち込んだ宮本は、「どんな手を使ってでも勝ってやろう」と池の手前にレイアップし、ボギー狙いを選択。 ところが、1mのボギーパットを外してしまい、最悪のダブルボギー。追いかける平塚がボギーを叩いたため、2打差で踏みとどまるものの「もう何百回深呼吸したか分からないほど震えていた」。ツアー7勝の37歳ベテランがトーナメントの最中に震えるのだ。なんと恐ろしい事か。 最終ホール。祈りながら打たれたティショットはフェアウェイへ。2打目は宮本が得意とするロングアイアンでピンハイ10にオン。これが入ったのは、ゴルフの神様のごほうびか。 とにかく、ゴルフの恐ろしさと面白さを存分に感じさせてくれた試合だった。明るい宮本が最後に涙を流してたのも印象的だったし。では最後に、彼が2年間の選手会長職で学んだという事をご紹介し、このほとんどパクリの日記を終えよう。 「慣れないスーツ姿で政財界をまわり、さまざまな地位の方々と交流するうちに、悟った。『俺は、しょせんただのプロゴルファーだ』と」 だから何やねん?いや、自分が何者かを知るのは大事だね!っていうのが今日の結論。いや違う。ゴルフは恐いねという話だったね。ああゴルフは恐ろしい。 でも、かと思ったら女子ツアーでは未勝利ルーキーの甲田が最後に飛び出し、8バーディ(2ボギー)で優勝。いやあ、ゴルフって簡単だね! ・・・って、どっちやねん!(何だかとても投げやりな終わり方) |
この春から始まった、遼くんが各界の有名人とラウンドするゴルフ番組、「石川遼スペシャル RESPECT」。 番組最初のゲストがビートたけしと所ジョージだったという事からわかる通り、遼くんがホストならどんな有名人でもオファーを受けるだろうなあ、いや自分から「遼くんと回らせてくれ」と言ってくるんだろうなあとその人気に改めて関心していた。 で、最近見た番組の中で、遼くんがラフからのワンポイントアドバイスをしていたのだが、フライヤーについて彼が言ったことに大きな衝撃を受けたのでご報告を。 1つは、野芝にこの時期見られるごく細い小穂がフライヤーを起こす強烈な原因となる事、2つめがフライヤーが起こると1番手どころか下手をすれば2番手も飛んでしまう事、そして3つ目が、 フライヤーはクラブの芯で打たないと出ない という事だ。 (編者注:ヘッドスピードは絶対的なものではないという意見がありますので、訂正します) でね。私、この話、もちろん初耳なのである。今まで30年間多くの雑誌やゴルフ番組やウェブを見てきたけど、この事を教えてくれたプロは一人もいなかったんだよね。で思った。 あの、プロゴルファーって、ゴルフに関するいくつかの真実をわざと隠しているんじゃないのやっぱり?と。なんだか裏切られた感がちょっとするんだけど。 もちろんレッスンプロにしてもTVで教えてるトーナメントプロにしても、ゴルフの技術は企業秘密的な面もあるわけで、だから全てをさらけ出さないのは当たり前であり、特にTV番組で流すレッスンで「究極奥義」を伝えろって言う方が間違っていると思う。 でも、フライヤーなんて純粋な物理学的事実なんだし、それぐらいは教えてくれてもいいんじゃないの?っていうか、芯で打つのが当たり前のプロは知らなかった?アマチュアはクラブの芯で打てない事の方がデフォなんですが?その事実にも気づかなかったの?そんなわけ無いっすよね。やっぱり、出し惜しみしてたんですよね。 いや、まあいいんっすけどね、どうでも。もう知ったし。知ったからって、芯で打てるわけではないし。 |
今日はいつの間にか忘れ去っていたワンポイントを列記し、自分の脳みその棚卸をしたいと思うっていうかさせてください。順不同で。 フェアウェイバンカーからは、右足ベタ足のままフィニッシュ アドレスでは肩の向き(スクウェア)と左肩が上がらないように注意 バックスイング開始と、ダウンスイング開始の瞬間にリキまないよう気をつける。そのためにはその瞬間ボールを凝視する。 ダウンスイングで肩が突っ込むと左へ引っ掛ける。ハーフショットやクラブを短く持ったときほど、背中を向けたままクラブを振るイメージで インサイドから低い球を打つイメージで逆に高い球が打てる スイングはリズム!リズム!リズム!! ショートアイアンは丹田に力を入れ、フォローで前傾姿勢キープ 右手は中指と薬指の付け根でグリップを挟みこむよう握るとしっくりくる 以上、100回ずつ読んでから寝ようっと。 |
2010/6/11(924396hit) ホームコースラウンド
久しぶりのホームコースラウンド。今回はいつものN谷くん、同業で、一回り以上年下のTくん、そして吉本興業が誇る孤高のヤンチャ芸人にして大学で教鞭もとっている、ケツカッチンの和泉修さんとの4人でのラウンドである。修さんはショートゲームの感性が抜群でなかなかしぶといゴルフをされるが、ラウンド中は笑いが絶えず、いつも大変愉快なラウンドとなるのであった。 さて、今回は練習ラウンドということでいくつか課題を持って回る。 1、ドライバーは球筋を意識したり宣言してから打つ。 2、アイアンはできるだけ力を抜いて 3、アプローチは56度のウェッジでバウンスを使って(詳細は後日) 4、パットは強気で これらの課題はうまくいったのか。ラウンドを振り返ってみよう。ってスカした書き方をしなくても振り返らざるをえないのだが。 スタートホールは竹1番、405yだが打ち下しで実質375yぐらいのパー4。ティショットは肩をしっかり回して軽いドローの気持ちで(気持ちだけは上級者)。結果は、クラブの先っぽに当たって結果オーライ的なドロー。そんなんでいいのか?まあいいか。 2打目、左足下がりからの9アイアンがとんでもないミスショットで右隣のホールへ(セーフ)。隣のティグラウンドから木の下を通してうまく打ったけどちょっとオーバーして反対側のバンカーへ。4打目奥へオン。で、こうやってドタバタした時はパットもドタバタするもので、案の定3パットで素トリプルボギー。たった1つのミスがトリを招く。 2番155yパー3、7アイアン軽く当たり損ないでグリーン手前へ。ライはグリーンとバンカーの間で芝の下には砂がたっぷりという最悪のもの。しかし練習だし、SWのバウンスを効かせる打ち方で。・・・はい、どトップしてグリーン横断。またグリーンとバンカーの間で砂が(ryのライからこりずに再挑戦して今度はチャックリ。2パットダボ。 3、ウェッジのバウンスを使う打ち方はライが良いときに限る。 3番、気を取り直して砂一のパー。4番もグリーンを狙うショットが奥にこぼれるも2mにつけてパー。5番はバーディ逃しのパー。6番は15mのパットを80cmにつけてパー。7番は25yのグリーンを横断するアプローチが1.2mに付いてパー。8番パー5はグリーン横からのウェッジショットをまたトップするも何とかグリーンに留まり、20mを気合で2パットパー。最終は1mを外してボギー。 というわけでフロントナインは42、最初の2ホールで5オーバーの割には善戦。 10時過ぎに早い昼食を摂り、後半は短くてトリッキーな梅コース。1番2打目、左ラフの左足下がりライから転がしてグリーンオン。2.5mのバーディパットを外してパー。 2番は苦手な4アイアンでティショット。やっぱり当たり損ないの低いプッシュスライスで右ラフ。2打目打ち下しのグリーンに向かって9アイアンの低い球を打とうとしてボールを右足寄りに置くとそのまま右へ飛んでグリーンを外す。普通に打てないヤツが小細工してんじゃねーよこのヘタクソ野郎が。 ボールは次のホールへの歩行路即ちほぼベアグラウンドに止まったがウェッジはまたもバウンス(ry軽めのチャックリ。3パットのおまけ付きで素ダボ。ティショットからパットまで全部失敗してやんの。 3番から7番まではパーが続き、8番。ティショットスプーン(右へふけると突き抜けるので)で甲、しかし2打目は正面の木が邪魔。7アイアンで低いスライスを打とうとしてヘッポコトッ(ry。普通に打てないヤツが小細工し(ry。3打目バンカーから寄らず、4打目のパットは1mショートして3パット。素ダボ再び。ヘタだな。 最終9番は3打目残り55yからショートしてグリーンにすら乗らず。こういう時だね、お前いったい何年ゴルフしてんねん、と大阪弁で突っ込みを入れるとしっくりくるのは。4打目、バウンスを使ったアプローチがやっと成功してOKパー。 30分ほど軽く休憩して1.5ラウンド目は松コース。暑さと疲れから(って書くともろ言い訳だな)か、ショットパットともに精細を欠き(←よくある陳腐な言い回しだ)、2番パー3で3アイアンの左引っかけOB(腕に力が入った)、4番パー5の2打目、スプーンを左引っかけOB(安全に行こうとして体の捻転不足)、26ホール目でドライバーがプチチーピンOB(疲れてきたらフェードを打ちましょう)とOBを3つも出して8オーバー。 最終でラッキーなチップインバーディがあったものの、振り返ってみればトリプルボギー3つとダボ3つはちょっと情けないやおまへんか。でもボギーも3つだけでパーセーブ率66.7%ということは、大叩きさえ回避できればそこそこのスコアが出るはずで、だから一段とがんばれ俺って思った。
竹梅
そうそう、課題の1と2だが、ドライバーは宣言してから(つまり狙いや球筋をイメージしてから)打つのは相当有効。毎回するべき>俺。2つめは・・・永遠の課題ですはい。 |
2010/6/12(924692hit) サンドウェッジの打ち方
昨日書いたアプローチの打ち方についてさっそく。 そう、12歳の時にクラブを始めて握ってから苦節35年で、ついにサンドウェッジの正しい打ち方が判ったのだ秀樹!!ってどんだけ長く掛かってんねん>俺。っていうか、正確にはサンドウェッジのバウンスを使ったアプローチの打ち方が分かった、という事である。では説明しよう。 先月、同業先輩のK島さんにお誘い頂き、大阪の名門伏尾ゴルフ倶楽部でクラブチャンピオンの方とご一緒させていただく機会があったと日記に書いた。で、そのクラチャンであるH口さん、軽く打って(るように見えて)トンツツッと止まるという、いわゆる低くてスピンの効いたプロっぽいアプローチを多用され、それがことごとくピンそばに止まるんだよね。この前も書いたけど。 で、ギンギラギンにさり気なく、目を皿のようにして氏のアプローチを観察してみたのだが、その殆どがボールに直接コンタクトするのではなく、ボールの手前からバウンスを滑らすように打っておられるのだ。この前も書いたけど。で、便宜上このアプローチを「イッチョ噛みアプローチ」と呼ぶことにする。 たしかにこのイッチョ噛みアプローチは雑誌などでもよく紹介されているものだが、私はこれまでこの打ち方を「難しい」「血反吐を吐くぐらいの練習が必要」「センスも必要」「だから必要ない」「っていうか無理じゃね?」と位置づけていた。事実、ちょっと前にしばらくの間練習してもまったくうまく打てなかったし。よって、長いあいだ「(正しいかもしれんけど)あえて無視」箱の中に入れていたのだ。 ところが、アプローチの「ちょっとした打ち方のコツ」と併用すると、高い確率でこのアプローチが成功することが分かったのだ!このコツとは、 1、クラブを○○○に持ち 2、ボールは右足の前 3、両足は少しだけ間を開けてオープンスタンス 4、フェースもオープン 5、ハンドファースト 6、ヘッドをまっすぐ低く上げて低く出す 7、その際、じゅうぶん加速するが手首はあまり使わない 8、どちらかというとアウトサイドインのイメージで 9、インパクトを意識せず、ボールを打つというよりボールの手前5cmぐらいからバウンスで地面をこするようなイメージでヘッドを動かす 10、フィニッシュは低め 11、打ったあとも手首は固定し、フェースは返さない というものである。げげっ11個もコツがあるの何それバカじゃないの覚えられるハズないじゃんっていうかその時点で非現実的じゃん、とお思いのあなた。最初の5つはアドレスの形なので覚えてしまえばなんてことない。それに、すべて理由があるのだ。説明しよう。 1に関してだけは、ある人から有償で教えてもらった秘伝なので、モラル的にお伝えすることができない。どうしてもお知りになりたい方は、掲示板経由でご連絡いただければどこで教えてもらったかをお教えします。ただ、非常に単純だが極めて効果の高い方法であるということだけはお伝えしておこう。 2は低い球を打つため。あるいは体重移動を制限するため。 3は振り抜きを良くするため+ハンドファーストに構えるため+アウトサイドインに振るため。 4はバウンスを効果的に活かすため。 5はボールに確実に当てるため(←ちょっと自信なし)。 で、うまく(掃くように、あるいは芝の上を滑らすように)打てば、球はやや左に低く出て2バウンド目ぐらいで右へちょっと曲がりながらスピンが掛かり、ピタっと止まる・・・はずだ。(←ちょっと自信なし) もし球が高く浮いてしまうなら、おそらくヘッドの入射角度が急すぎるのではないかと思う(←ちょっと自信なし)。その場合、バウンスが手前で跳ね返ってから(つまり下から)コンタクトするので球が浮き上がってしまうのだ。 そのミスが出たとき、手にはあのおぞましきチャックリ(ダフリ)の感触がある。しかーし!その場合でもバウンスがいい仕事をするため、そこそこ飛んでくれるのだ。いやそれどころか結果オーライの確率も結構高い。これは何を意味するのか。説明しよう(もういいって)。 アプローチにおいて、「チャックりしたらどうしよう、トップしたらどうしよう」という不安感つまり自信のなさこそがミスの元凶と言っても過言ではない(え、それはお前だけだって?)。しかしこの打ち方なら、その不安がとても小さくなるのである。 だって、手前からヘッドを入れるんだから元々ダフってるんだし、もっとダフってもそこそこ行くんだし、さらにダフってもいいと考えるとトップもしにくいし。つまりこの打ち方は、ミスしにくい大きな安心感をあなたに提供するのである。 そしてその安心感こそが自信につながり、のびのびとしたスイングにつながり、ナイスアプローチにつながり、ナイスラウンドにつながり、自己ベストスコアにつながると思うが過信になってしまうとダメだと思った。謙虚がやっぱいいなと思った。 |
2010/6/14(925038hit) シングル検定(その1)
7月号のChoiceで「シングル検定」という特集がされていた。サブタトルは「スコアだけのシングルになりたくない。威風堂々のシングルを目指そう」というもの。 9下を一括りに論じる事はちょっと乱暴と言えなくもない。技術に限って言うと、HDCP13と9の間に本質的な差はないが、9と5の間では大きな差があるし5と0になると天と地ほどの差があるからだ。13と9の差を1とすると9と5の差は10、5と0の差は1000ぐらいだろうか(想像なので適当)。 雑誌の見出しはインパクト命なので仕方ない部分もある(「上級者検定」って書いても面白味がないし)し、技術的なことを重要なファクターではないと捉えているのでいいと考えているのかもしれない。内容そのものは面白ったしね。 で、その中に「18の技術検定」というページがあるのだが、これは陳清波プロと高松志門プロが技術的な課題を9問づつ出題してその水準に達しているかを問うたものである。 ただ、上にも書いた通りシングルと十把一絡げにしているため、ぎりシン(ぎりぎりシングル)レベルでは相当無理がある出題が多いのだ。プロから見るとHDCP9とHDCP5はどちらも「多少上手いといえなくもない」でひとくくりなんだろうか。それとも、定規が大きすぎて細かい差を判別できないのか(あの、陳清波プロと高松志門プロにケンカ売ってるつもりはありません念のため)。 例えば、こんな質問。 Q1 PWのフルショット「一坪範囲」に打てるか 一坪の面積とは3.3平方メートル。あるいは畳二畳分、または1.8mx1.8mの正方形。もっと分かりやすく書けば直径2m強の円の内側。参考までにワンピンとは旗竿(2.4m)ぐらいの距離をいうので「ワンピン以内」とは直径4.8mの円即ち18平方メートル。つまり何が言いたいかというと、一坪範囲とはワンピンの五分の一しかないという事だ。 ・・・あの、これができればトッププロだと思うんですけど。ワンピンにすら付けるのは至難の業なのに、その五分の一の面積って。これはHDCP3まででしょう。5下でやっとワンピン、hdcp9なら3回に1回ワンピンによれば上出来では? というわけで、正真正銘・現役のへっぽこトホホぎりシンの立場から言わせてもらえば、この質問は Q1 PWのフルショットでグリーンオンできるか ぐらいが丁度いいのでは・・・?え?レベル低すぎる?いや、私、それすら多少無理ですが何か? ネタは沢山あるので、まだまだ続く。 |
2010/6/15(925330hit) シングル検定(その2)
Choiceに載っている「シングル検定」 Q3 上りのパットを残す寄せの戦略はあるか ありますとも当たり前ではないですか。エッジまで10y、エッジからピンまで10yの状況で5yショートさせるのはわざと上りのパットを残しているわけで、あの、け、決してミスじゃないんだってば。 それから、こんなの。 Q4 上げて止める。転がす。アプローチは2種類あるか 2種類あればほぼどんな状況にも対応出来るもんね。ただ、私の場合は「トップする」「チャックりする」の二種類ですけど。わはは(涙)。 しかし最後の質問でまた私の目が点になった。陳プロ、マジっすか? Q9 13本、すべての番手でドローとフェードを打ち分けられるか えー、へっぽこトホホぎりシン野郎として自信を持って断言します。こんなことが出来なくてもシングルになれます。っていうか片手シングルにも楽勝でなれると思います。 確かに曲がる球はまっすぐの球より易しいし、持ち球で攻めるのがもっともミスしにくいし、ここ一番のロングホールでドローを打って距離を稼ぎたい気持ちがないわけではない。でもそれは、突き詰めればボギーをパーでしのいだり、バーディを取るための技術ではないかと思うのだ。 バーディを取って当たり前のプロならともかく、1ラウンドに5個ボギーを打ってもいいHDCP5のプレイヤーにバーディは必要ないし、ましてや2ホールに1回ボギーでいい「ぎりシン野郎」は、ドライバーでドローを打ってふだんより20yよけいに飛ばそうとか、7アイアンのフェードで速いグリーンにボールを止めようとか考える必要なんてまったくないと。いやむしろ百害あって一理ありと。わたくしはそう思うわけであります。 もう一回続く。 |
2010/6/16(925606hit) シングル検定(その3)
ども。日本ゴルフ出版界の大物Choiceにケンカを売りまくるhiroです。今日は高松志門プロの9つの質問に対するソボクナギモンを。 えっと、まずはハゲしく同意から。って誰がハゲやねん。 Q11 パーをとるための「ストーリ」があるか この答えは、「ただ飛ばそうじゃなく、ティショットはここに置いて、次はこう狙って、とパーをとるための物語がほしい」となっている。ホールの長さやグリーンやピン位置から第一打を考えろ、もっと簡単に言えばコースマネジメントしろという意味だ。まあ考えてもほとんどそのとおりには行かないんだけどね。 ただ、狭いホールでいつもOB→イヤになってショートウッドやハイブリッドを練習する→200y近辺にボールを安全に置くティショットを覚える→ミドルアイアンを多用→ミドルアイアンも練習する→スイングが安定してくる、という上達法もありかと。 つまりコースマネジメントは単に「どうラウンドするか」を考えるだけに留まらず、スキルアップも付いてくるのである。 Q13 120叩いた同伴競技者のプレー内容を覚えているか 自分が大叩きしていなくて、そのホールが終わった直後という条件でなら覚えている。これは待ち時間が長い分他人のプレーも見ている、競技でマーカーをするクセがついている、単に慣れているだけなどの理由があるが、裏を返せば上級者にはいつもプレーを見られているということである。 Q15 午前と昼で変化するコース状態を見抜けるか 見抜ける。パットを3回ぐらいショートして「おかしいなあ・・・」と思った後でだけど。(そういうのは見抜くとは言わない)。 ではいよいよ他人の褌で相撲をとってさらにその褌にケチを付けるという、チョー根ババ企画の本領発揮編へ。 Q14 風向きに合うショットを選択できるか 狭いホールでは低い球を打ちたいし、球の高さは(シングルさんだったらやっぱり)操りたいよね、と志門プロ。 いや、チョーマジ無理ッスーーー☆☆☆ (注: Q18 ひとつの番手で距離を打ち分けられるか 「一本(のクラブ)で距離を打ち分けられる。これは(ゴルフにおける)基本中の大基本。」だそうです。私、基本中の大基本ができません。フルショットしか打てません。 あ、フルショットしてもダフってショート、トップして大オーバーは出来るけどそれなら・・・え?ダメ?もうその自虐ネタはマンネリ? じゃあ、夏と冬なら同じ番手でも距離が変わ・・え、それは意味が違う?じゃあ今のゼクシオと昔のミズノプロだったら全然飛距離が違・・え、番手は同じでもクラブを変えたらダメ?だったら飛ばし屋N谷くんと僕が同じクラブで・・人を変えてもダメ?じゃあボールを替え・・ダメ? いい加減に真面目にしろ!そんなんだから、奥さんに愛想をつかされて出て行くんだ!だって?そりゃあそうです。 「シングル」の検定ですから。 (注:ホントは奧さんは出て行ってません。念のため) |
2010/6/18(926144hit) GDO選手権@北六甲(その1)
午前6時15分。ラウンド日にはいつも目覚ましが鳴る前に起きてしまうhiroだが、この日も予定より1時間も早く目覚めた。15分ぐらいで身支度を済ますと家の近くの練習場へ車を走らせる。今日は彼にとって久しぶりの競技である。その名も 2010 GDOアマチュアゴルフ選手権 近畿大会 U14クラス Aブロック第2回予選会 という、まあお金さえ払えば誰でも参加出来る競技ではあるが、それでも、普段のプライベートなラウンドとはちょっとだけ気持ちが違っているのだろう。 近所の練習場で50球だけ球を打ち、高速へ。1時間後の午後8時過ぎ、北六甲カントリー倶楽部に到着。今日の予報は晴れ、梅雨の晴れ間で気温は30度を上回る予定だ。暑い1日になりそうである。 エントリーを済ませ、パッティンググリーンでM岡くんと合流。今回の競技会にhiroを誘ったのが実はM岡くんである。hiroの顔に安堵が浮かぶ。やはり多少は緊張しているようだ。一緒の組ではないものの、知り合いがいると心強いのだろう。 そうこうしているうちに、スタートの時間が近づいてきた。彼の組は3人。外見の雰囲気は平塚哲二・スイングは谷口徹そっくりというHDCP8氏と、体系も雰囲気もスイングも宮里聖志に瓜二つのHDCP11氏。 スタートホール、アウト1番は540yパー5。今日の一日を占う重要な第一打だが平塚も宮里兄もフェアウェイをキープ。しかしhiroは左プルを警戒しすぎて右へ大きく吹かせてしまう。第一打がいきなりOB。さすがトホホ野郎である。 打ち直しは何とかフェアウェイへ。心底ほっとするhiroであった。しかし2(4)打目は安全にと5アイアンを選択するも左へ引っかけ、つま先下がりのラフへ。しょっぱなからトラブル続出だ。大丈夫かhiro。 3(5)打目残り135y打ち上げ、8アイアンでグリーン奥へ(フライヤー?)。PSで2mに寄せるも入らず、トリプルボギースタートだ。 しかしhiroは考えていた。ショットそのものは悪くないし、ボギーペースで考えればまだ借金2だ。パーを2個取ればいいんだ。まだまだ大丈夫だ。 2番ホールはHDCP1で409yの難ホール。ここはボギーで良しだ、とhiroは考える。ティショットはやや左引っかけでつま先下がり、左足下がりのラフへ。2打目は池超えとなるタフなショットだが球は軽く浮いていたのでグリーン近くまで行けばよし。池を避けるため、軽くスライスするイメージで打たれた6アイアンはそのまま真っすぐ行ってバンカーへ。 砂が少ないバンカーから何とか3mに付け、2パットで予定通りボギー。ホッとするhiro。 3番も392y、HDCP5とタフなパー4。フロントからだと346yと3アイアンでティショットしても何てことないホールなんだけど・・・ボギーでいいけど、ぼちぼち一つ借金を返したい(パーが欲しい)とhiroは思っていた。 ティショットはやっと狙い通り飛んでフェアウェイセンター。やっぱり彼はフェードが打ちやすいのだろう。2打目7アイアンで145y、軽くダフってグリーン手前花道へ。 9アイアンのランニングで1.2mに付け、カップ半個分右へ切れるライン。このパットを入れれば乗っていける。真っ直ぐしっかり打って、曲がる前に入れてやる! ・・結果は右プッシュで80cmオーバー。右へ曲がるラインでプッシュしたらそら絶対に入らんぞhiro。またもボギー。 4番パー3は185yでHDCP9。5アイアンはハーフトップながらグリーンオン。はあ、ようやくパーが取れそうだ・・・と思ったhiroだったが3パットボギー。何をしているんだhiro! トリプル・ボギー・ボギー・ボギーと4ホールで6オーバー。いかんぼちぼち何とかせねばと焦りだすhiro。次はHDCP17とやさしいパー5だ。ティショットさえ当たれば2オンも可能な495y打ち下し。しかし。 またしても右に大きく吹けてOB。これから・・という時にダメ押しのOB。競技では絶対に避けないといけないOB。普段何も考えない脳天気なhiroだが、さすがにこのOBはダメージが大きいようだ。緊張の糸が切れる音が周囲にこだまする。ブチブチブチッ!暑い。今日はなんて暑いんだ。 「がんばれ、俺」。hiroは小さくつぶやく。打ち直しは左ラフへ。そこから7Wでグリーン手前、さらに52度で5mにオン、2パットダボ。よし、最小限の傷で済んだ。しかし、試練はまだ続く。 6番、420yで打ちおろし左ドッグレッグ池超え砲台グリーンと特徴ありまくりのパー4。HDCPは7。ここでhiroのティショットはチーピン。ここまでかhiro?もうだめなのかhiro?同伴競技者2人が気を遣ってくれている。いかん空気が悪くなってきた。何とかせねば。なにか面白いことを言うhiro。しかし空気はさらに重くなっただけだった。 2打目は木の後ろから出すだけ。3打目は左足下がりのラフから池越え165y。ショートを警戒し、6アイアンを短く持ってショット。しかしグリーン方向へまっすぐ出た球は、そのままグリーンを超えてしまう。6アイアンで約190yも飛んでしまった。ここのラフはフライヤーしやすいのだ。 奥からの30y近いアプローチ、相当な下りのラインだ。52度でピッチエンドランを試みるhiro。しかし持って生まれたヘタレさが炸裂し、完璧なショートで半分までしかいかず。 「 終 わ っ た な 」 誰もがそう思った。ここでダボを叩けば、前半は45どころか50叩きもありうる。そうなれば後半30台を出さないと80台は無理。サッカーなら後半ロスタイム終了のホイッスルが鳴ろうとしたまさにその瞬間。 15mのパットを、hiroがねじ込んだのであった。本人はこのパットについて後にこう述べている。「そう、あのパットは私の全てをかけたパットでした。私がこれまで入れた中で3番目に長いパットでしたね。いやあまあ、やっと実力が発揮できたと(以下省略)」。 しかし私は知っている。本当はhiroは「うわ入ってしもた。こんなことあるんやなあむっちゃラッキーやん。ちょっと気恥ずかしいけど。ボギーで済んだ。よかったぁ」と考えていたのである。 崖っぷちで踏みとどまるhiro。しかし、さらなる試練が彼にふりそそぐ。まだまだラウンドは中盤である。ちなみに6ホール消化した時点で平塚氏は1オーバー、宮里兄氏は5オーバー。hiroは9オーバー。これからどうなっていくのか、お楽しみに。 (続く) |
2010/6/19(926426hit) GDO選手権@北六甲(その2)
前回までのあらすじ:北六甲CC西Cで行われているGDOのACSに出場したhは6H消化して+9とNさけないS績でH7をMKET(迎えた)。 さて、6番のロングパットが偶然入った事で流れが変わるか?7番ホール。390y打ち上げのパー4。ティショットはまだ先程のチーピンのイメージが残っているようで、フェースの先に当たって190yしか飛ばず。しかしフェアウェイだしまあいいやと思うhiro。 2打目残り200y、バンカーに囲まれた狭いグリーン周りに向かって7Wで少しでも距離を稼ぐべきか、それともいい位置から3打目勝負に出るべきか。悩んだ結果、hiroが選択したのは7Wであった。もしバンカーに入っても今日はバンカーショットがうまく打てているので問題ないだろうと判断したようだ。 グリーンの左はOBが浅い。引っ掛けないようにだけ注意してショットすると、ボールはグリーン右のバンカーへ。想定内だ。バンカーからピン下5mに付け2パットボギー。何とか徳俵上でこらえるhiro。 8番155yのパー3。池越え以外、何の変哲もないホールである。ティショットはピンハイ5mにオン。最初のパットが60cmに寄り、ああやっと始めてのパーと思ったらこれをヘロっと外す。打った瞬間右へ飛び出したような気がして、パターのフェースを眺めるhiro。そんな事をしても右にプッシュしたのはバレてるぞhiro。またしてもボギー。 hiroの談話:いや8年以上使ってる2ボールパターのフェースの表面がハゲて、って誰がハゲやねん!いや、白い樹脂が剥がれてフェースに段差が出来ているんだよね。だからそこに当たったのかなと。もう買い替えの時期じ(略) 今日はパーが取れない日なのか?パー無しのまま、ついにフロントナイン最終ホールへ。ここはフェアウェイが広く距離も350yしかないためティショットが打ちやすい。打ち下しということもあり、hiroのドライバーショットはやっと今日イチの当たりで239y。ここまでくると2打目は115yとショートアイアンの距離だ。9アイアンでピンハイ6mに。 しかし最初のパットを2mもショートさせてしまう。そんなに速くないはずなのに(スティンプメーター8.7)、どうも打ってしまうと止まらないイメージが抜けない、とhiroは言い訳するが本当はただのノーカンである。 あーあ、前半はパー無しか。トホホホホホ。と思いつつパット。で、そういう時に限って入ったりするんだこれが。hiro君良かったね。我慢したご褒美のパーか。後にこのパーが大きな意味を持つ事になるのだが、その時のhiroは知る由もなかった、みたいな。 というわけで前半は47、ボギーペースマイナス1〜2が目標だったので、結局は最初のトリプルボギーの分だけオーバーしている事になる。うん、まだ終わっていない。後半42で上がればなんとかなるだろう。しかしこのペースだと全ホールご紹介するのにあと1週間ぐらい掛かるだろう。もうちょっとペースアップしろよ、とhiroは食堂への階段を登りながら思った。 ちなみにM岡くんも大叩きのホールがいくつかあって私と同スコア。M岡くんは何度も70台を出したことがある上級者で、ドライバーの飛距離も260yオーバー。そんな彼でも叩いてしまうんだからやはり競技は難しい。 あと、同伴競技者の平塚氏は7番で事件があって(ティショット完璧→二打目ちょっとダフってグリーン手前→3打目トップしてグリーン奥のバンカー→4打目バンカーからホームランして手前のバンカー→5打目再びグリーン奥のエッジへ→6打目寄らず→2パットでダブルパー)43ストローク。この事件は他山の石として後のhiroに大きな影響を与える事になるのだが、その時のhiroは知る由もなかったパート2。宮里兄氏は44とセーフティゾーン。 昼食は無難なカレーを選択。っていうかあんまりお腹いっぱいにならない方がいいしね。宮里兄氏の飲むビールがチョー美味しそうだったけどここは我慢だhiro。 というわけで、たった3ホールだけ紹介して終わる(←アストロ球団か!)。で続く。 |
2010/6/20(926599hit) GDO選手権@北六甲(その3)
世間ではUSオープンなる競技が開催されているようで、石川某という若い選手が予選を通過した。っていうかすげえええ!落ち着いた感じを見てると、なにか起こしてくれそうである。最終日最終組とか。とまあそれはさておき。 前回までのあらすじ:北六甲CC西CにてGDOのACSがKSされhはF9を+11とトホホでカレーで横目でビール。 インスタートの前に緻密な戦略を立てる。HDCPが大きい、つまり易しい3ホール(10番:16、12番:14、17番:18)で確実にパーをとる。そして残り6ホールは最初からボギー狙いであわよくばパー。これで42の計算だ。しかしこれは机上の空論であったことをその時のhiroは知る由もパート3。 その易しいイン10番は396yのパー4。左はOB、右セーフのティショットは打ちやすいので大好きだとhiro。ティショット甲、セカンド120y打ち下し、9アイアンはわずかにダフってわずかにショート。手前のピンに対しPWでランニングアプローチ、軽くトップ目も1.5m奥、これが何とか入ってなんと今日はじめての寄せワンパー。遅いって。 11番は谷越え打ち下ろし、2打目からはきつい打ち上げの難ホール(HDCP2)。 ここはボギーで良しつまりティショットは谷を超えればおk。まずまずのショットも受けフェアウェイでランがまったくです218y。2打目はきつい打ち上げ、145yを7アイアンで。グリーンやや奥にオン。何とか2パットでパー。おお!貯金1。 よしこの調子だ。いいイメージが出てきたと浮かれるhiroであったが、その浮かれ気分でロックンロールは長く続かなかった。12番はパーが欲しいパー5。ドライバーを持っていったん構えるも、何だかイヤな予感がして3アイアンに持ち変える。何故か。左ドッグレッグでフェアウェイが狭く見え、右へ吹けるとアウトだからである。うーん、コースマネジメント。 念には念を入れ、右へ行かないよう気持ちフックグリップの度合いを強くして3アイアンのショット。 はい、左へOB。 なんのための3アイアンだhiro。っていうかグリップで小細工するなんぞ1000万年早いんだよ!打ち直しは左バンカー。7Wでトップさせ、PWのスリークォーターで乗せて2パットダボ。 いかんいかんいかん。いやいや。いやいやいや。貯金1から借金1になっただけだ。あと6ホールの間に1つ余分にパーをとればいいのだ。 13番405yパー4。HDCP4とタフなホールが続く。しかし「タフ=ボギーでいい」だから、逆に楽だとhiroは考える。右がOB、左はセーフだけどバンカーがある。戦略はバンカーへ入れて3オン2パットボギーだ。ティショットはバッチリバンカーへ。2打目9アイアンでグリーン手前。よし、作戦通り。あとはここから9アイアンで砲台グリーンへ転がし上げて・・・ はい、チャックリ。 その瞬間、hiroの戦略はガラガラと音を立てて崩れた。いや、結局は次が寄って1パットボギーだったんだけどね(じゃあいいじゃん)。 14番、380yながら打ち上げで実質400yはあるホール。フェアウェイ右が谷になっていて、落ちればOB。ただしフェアウェイは広い。ここはもう思い切り左を向いて打つべし。というわけでティショット甲(やっと当たりが戻ってきた)、2打目150yのきつい打ち上げ、7アイアンの距離だが1番手上げて。そしたら当たりが良すぎて奥へこぼれる。 しかし52度で1mに付け何とかパーをゲット。これでやっと寄せワン2つ目。アンド借金返済。hiroの顔に再び安堵の色が浮かぶ。 後半5ホール終わって3オーバー。残り4ホールを3オーバーで行けばぎりぎり80台、できれば1つぐらい余裕が欲しいところだ。よし、このまま予選突破いくぜいくぜいくぜ〜〜!と浮かれるhiroだったがここからまたしても事件が起こる事をその時のhiroは知る由パート4。 (あのもう一回で終ります) |
2010/6/21(926729hit) GDO選手権@北六甲(その4)
藍ちゃんすごいスゴイ凄すぎる。チョーマジぱねえ(←馬鹿か?)。4勝目おめ。おぢさんは嬉しい。ところで、全米オープンまだ見てないんだけどすごい風が吹いたの?まあ、遼くんはとってもいい経験をしたと思うけど。タイガーは・・・やっぱり試合勘なのかな。というわけで。 前回までのあらすじ:14ホール消化してぴったり14オーバー。残り4ホールを3オーバーでおk?ってほんとにレベル低いなおい。 さていよいよ終盤である。暑さはピーク。集中力を維持するのがやっとのhiroに、新たな試練が?! 15番199y打ち下しのパー3。4アイアンで甲、8mのピンハイへ。しかしまたしても最初のパットを2m近くショートし(hiroはラウンド終盤になるとパットがショートするヘタレである)、危機一髪。ま、でもここは3パットボギーでもいいんだった。・・・と思ったら入るんだよね不思議なことに。 16番パー5。ここは550yと距離がたっぷり。HDCP6。つまりボギー上等。っていうか、この左右にうねるフェアウェイ、何とかならんか?(なりません) ティショット特甲でフェアウェイセンター。やっぱりhiroはフェードのイメージで打った方がいいようである。2打目軽いディボットから7W、ちょっと左へ飛んでつま先下がりのラフ。3打目120打ち上げ、手前のバンカーには入れたくないやと8アイアンで軽めに。ショットは良かったけどちょっと奥へこぼれた?このあたり記憶があいまいで4オン2パットボギー。 よしあと2ホールボギーでも目標達成だ。17番182yパー3。5アイアン、軽くトップ目に入ってひやっとするも「ダフリトップに曲がり無し」でピン奥にオン。2パットパー。貯金1! そして迎えた最終ホールは、HDCP8だがホームホールにふさわしい難易度の高いホールであった。谷を超え、打ち上げていく392yパー4。 (北六甲CCのウェブより) ティショットはバンカー超えが理想だがキャリーで230y必要。バンカー手前にレイアップすると160〜180yの登りが残り、ヘタするとウッドが必要。ところがグリーン左右のバンカーは深く、そして砲台グリーンで2オンは至難のわざだ。 ボギーでいいならレイアップだが・・・ここでhiroはふと思った。「おそらく今、カットラインギリギリにいるだろう。だとすれば、カウントバックで最終ホールの成績がモノを言う。万全を期すならここはパーが欲しい。よし、ドライバーでバンカー左を狙おう!」 調子が戻ってきたドライバーで左ラフからフェード狙い。そして運命のティショットは?CMの後だ!! (CM) (CM終わり) さて、ボギーでいいならレイアップだが・・・「よし、ドライバーでバンカー左を狙おう!」ドライバーで左ラフからフェード狙い。そして運命のティショットは? ナイスショットキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! (思い切り肩すかしすまそ) 狙った場所へストレートボール。ランがほとんど出なかったので飛距離はヘボいが、ここ一番で狙い通りのドライバーショットはまさにカ・イ・カ・ン(←古い)。 二打目地点に到着。ピンまで160yの打ち上げ、170yは欲しいところだ。6番(165y)と5番(175y)で悩んだ末、hiroが選択したのは6番。ショートのほうがまだまし、というよりも6番アイアンの方がきっちり打てる確率が圧倒的に高いというだけであろう。 慎重に狙いを定めて。リキまずしかし緩まず。音はいい。当たりも悪くない。よし! と思ったら思い切り左へ引っ掛けてますが? ここ一番で引っ掛ける、というのはやはり腕に力が入るんだろうな。修行が足りん。左のバンカーへ。しかし30yのバンカーショットを6mに付け、パーパットこそ入らなかったものの50cmに。 ああ、これでやっと長い1日が終わ「へろっ」え?何外してるの?外したらダボですが?カウントバックのホールで、カットラインギリギリでダボって・・・・いちおう89だけど・・・・ 「お わ っ た な・・・・・orz」 教訓:家へ帰るまでが遠足
結果は・・・ほぼ最下位で予選通過でした。チャンチャン! |
ども。大作(ってたかだか4回続きだろ)を書いてちょっと気の抜けたhiroですが何か。 いやあ、つくづくゴルフの怖さ、そして難しさを感じた一週間だった。え、USオープンの遼くん?いやいや、それもそうなんだけど、世界最高の舞台USオープンで18歳ながら日本の賞金王となった彼がどんな気持ちで戦いそして80を叩いたのかなんて私には分かるはずがないので、その事ではない。 今回のGDO選手権でご一緒させて頂いた、平塚哲二・・・に雰囲気が似ていた某氏の事だ。その平塚氏はHDCP8と数字こそ私と同じぐらいだが、ドライバーもアイアンもアプローチもパットもすべて私より安定感があり上手で、今回の予選も楽勝かと思われた。 事実平塚氏はスタートホールから5連続パーと危なげないゴルフで、最初の6ホールを終わった時の成績は、
ともうとんでもない差がついていたのだ。っていうか私がトホホすぎますか?ですな。しかし、7番で事件が。他人のミスをこういう場で(しかも本人の許可も得ずに)書くというのは見方によるとたいへん失礼なのだが、これは平塚氏を貶めるためではなくそこから前向きな何かを学びたいという気持ちなのでどうかご了承いただきたい。 その事件の概要とは、先日も書いたが、3打目のアプローチのミス(グリーン手前花道から40yをトップ)→4打目グリーン奥のバンカーからホームランして手前のバンカー→5打目再びホームランしてグリーン奥のエッジへ→6打目寄らず→2パットでダブルパーというものであった。 つまり1発のアプローチミスが連鎖し、行ったり来たりしてしまったのだ。たしかにバンカーは砂が少なく、ホームランしやすい状況ではあった。しかし平塚氏の実力からすると出すだけならまったく問題なかったと思うのだ。その時の平塚氏の気持ちは当人しかわからない。ただ単にミスが重なっただけかもしれないし、実はバンカーが苦手だったのかもしれない。 ただ、推測するに、スタートホールから5連続パーとあまりにも調子良く来すぎたところに6番で始めてボギーを叩いたため、、ここ7番では無意識に「ここはパーを取って好調を維持しなければ」という気持ちが出たのではないかと私は考えた。つまり欲が出たんですな(あのあくまで推測です違ってたらマジすいません)。 まあ第三者の立場で後からこうやって論評するのはズルの極みではあるが、こういう時は3打目のアプローチをミスして奥のバンカーへ入った時点でダボ狙いに気持ちを定めるべきなんだろうね。つまり脱出優先、ピンを狙わずとりあえずグリーンに出す。 えっと、しつこいようだけどこれはあくまで推測の話で、その時平塚氏はダボ狙いだったのにたまたまミスショットしたのかもしれないのでその辺はホントは分からない。あくまでモデルケースとして考えて欲しい。 で、この話でもう一つ頭に入れておかなければいけないことは、いくら上級者でバンカーに慣れているいっても、バンカーはやはりハザードであり、とんでもないミスが頻発する可能性がなくはないということである。 だから簡単に「最悪バンカーに入ってもまあいいか」などという気持ちで打つのはやはり危険をともなうということを覚えておかなければいけないってこれは私自身に言い聞かせてます。 平塚氏は次のパー3でも短いパットを外しダボ(始めての3パット)。最終ホールはパーとしたものの、9ホール終わった段階ではこういう成績となった。
私は少し持ち直し、平塚氏は3ホールで6オーバー、宮里兄氏は安定してボギーペース。三人三様のラウンドはそして後半に続くのであった。 (続く) |
2010/6/23(927339hit) ゴルフの怖さ(その2)
ども。明日は北神戸GCで開催されるミッドアマ選に出場するhiroですが何か。っていうかさっそく続きを。 多くの競技会で見られる例に漏れず、食事時に色々と話をして仲良くなった我が組の3人(平塚氏、宮里兄氏、そして 最初3ホールは全員2オーバーで無難に終わり、成績はこう変化した。
ちなみに(残り●)というのは、80台でラウンドするためにあといくつ余裕があるかを示した数字である。この段階では平塚氏も宮里兄氏も楽勝で、私が崖っぷちであることがよくわかる。 後半4ホール目の13番、平塚市がバーディをもぎ取る。私と宮里兄氏はそれぞれボギー。差がさらに広がる。14番は私だけパー、あとの2人がボギー。15番は私と平塚氏がパー、宮里兄氏がボギー。 というわけでいよいよ終盤。あと3ホールを残し、成績はこう。
平塚氏の圧倒的有利は変わらず、宮里兄氏もほぼセーフティ、私はまだ崖っぷちどころか足元から石がパラパラ落ちてる状態(笑)。 ところが、16番パー5でまたしても事件が。私と宮里兄氏は順当にティショット。しかし、ここまで完璧だった平塚氏のドライバーが暴れる。左へOB2連発でなんと9ストローク。我々2人はボギー。その結果成績はこうなった。
2打差に3人。って3人しかいないけど。ただしあと2ホール。まだまだ楽勝、平塚氏の優位は揺るがないかと思われた17番パー3。私がパーオンしてパー。宮里兄氏が難しいところにグリーンを外し、短いパットも外してしまって痛恨のダボ。平塚氏はもパーオンを逃しアプローチもややミスし2パットボギー。最終ホールを前に成績はこう。
ここでついに私が宮里兄氏をとらえる。しかし宮里兄氏はここでボギーなら80台、私はダボでも80台、そして平塚氏はトリプルボギーでも80台。全員そろって80台で予選を通過できる可能性が高まってきた。 そして最終ホール。宮里兄氏は2オンするも3パット、しかし見事ボギーでまとめて89。私は一昨日も書いたとおり2打目バンカー3打目でオン4打目50cmにそして5打目外してトホホのホー。帳尻合わせのダボ。 しかしいくらなんでも楽勝と思われた平塚氏にまたしても事件が(えっと、前も書いたとおり貶める意図はありません。事件から学びたいという真摯な気持ちですのでご了解を)。 平塚氏のティショットはやや当たりが悪く右バンカーへ。2打目は残り145y打ち上げ、アゴが遠いのでミドルアイアンを持ってグリーンを狙うも、なんと空振りに近いチョロ。あれほど安定していたアイアンショットなのに・・・。気を取り直して3打目、今度は右へ出て谷底へOB。まさにオーマイガーである。私も宮里兄氏も必死で祈る。ドンマイ!がんばれ! 5打目でやっとバンカーを脱出。6打目はスーパーショットでピンハイ1.5mに付けるも、これが入らず結局8ストローク。その結果、最終成績はこうなった。
いやあ、ゴルフって、ホントに(一寸先が闇だしいくらパーを積み重ねても崩れるときは一瞬だし最後のパットを沈めるまでまったく一瞬たりとも油断できないし)怖いなって思った。 あと、上手に刻むって技術的にもメンタル的にも一番難しいなあって思った。 (登場人物は架空ではないものの、いくぶん脚色や演出が含まれています) |
2010/6/25(927936hit) ゴルフの怖さ(その3)
え、「ゴルフの怖さ」ってまだ続くの?いえいえ、これはまた別口。っていうか、昨日のラウンド(ミッドアマ選手権予選)でゴルフの怖さについて改めてイヤというほど知らされたんですが何か? いやね、77ストロークで予選通過でしたよ、あたしゃ。ただしもし3パット4つとOB5個がなかったらの話、だけどね。ふっ。 というわけで今日はあんまり話したくない気分。だから写真でも見てておくれ。 天気だけはほんっとに良かったんだけどね。 あれ、どうしてこんなにも美しい夕焼けなのに滲んで見えるんだろう・・・・・・ P.S.M岡くん、ナイスラウンドおめ! |
2010/6/26(928241hit) 第4回全日本パブリックミッドアマチュアゴルフ選手権競技
北神戸ゴルフ場は三宮から30分、大阪北部からも30分で到着する林間のパブリックコースである。 特徴は、距離が短い(といってもフルバックからで6397yだから極端に短いわけではない)分、ちょっと狭い、ブラインドが多く初見ではティショットの狙いどころが難しい、2グリーンを1グリーンに改造したのでグリーンが大きくうねりがキツい、砲台グリーンが多い、というところだろうか。 パー4の平均ヤーデージが362.1y(ちなみに先週の北六甲は398.7y)なので、ある意味ね、ちょっと舐めてかかってたとところがあったんだよ正直言って。ティショットをバーンと打てばあとはウェッジだ、みたいな。それに、短くて狭いコースは嫌いじゃないしむしろ得意だし。初物も嫌いじゃないし。 でも、なめてかかるには100年早かったぞと。猛反省しろよ馬鹿野郎と。っていうか、あれだけゴルフの怖さを語ってたのは一体なんだったんだと。全然判ってないんじゃんお前と。 ・・・・とまあ反省はこのあたりにして、ラウンドを振り返りたいのだが、その前に同伴競技者の話を少々。今回の同伴競技者は、鈴木宗男氏に似て、チョー競技慣れした感じのY氏(50半ば)、今田竜二に似たナイスガイU氏(40代前半)、そしてオーラのない宝田明氏という感じのI氏(60代)という同伴競技者だ(あくまでイメージです)。 鈴木宗男氏は競技ラウンドのコツなどを色々教えてくれたし、今田竜二君も明るく気持ちの良い青年という感じだったし、スコアは別にして本当に楽しくラウンドできた。 で、宝田明氏も気さくで明るいおじさんだったのだが・・・・思いついたことをすぐに口にするタイプで、もうとにかく機関銃のように喋るシャベルしゃべる。いや、いい人なんだよ。いい人なんだけどだからそれが ドライバーがまっすぐ飛べば、それがどヒールであってもひっかけスライスであってもどトップであっても「ナイスショーーーーーット!!」。人がミスしたら間髪入れずチョー大声で「ドンマーーーイ!!!」。パットが入りそうになったら「惜しいーーー!!!」。大きなグリーンの右端のピンに対し、左へひっかけて反対の端に乗ったら「ナイスオーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」(注:実話です)。 いや、ありがたいし嬉しいしそういうふうに言ってくださる気持ちにケチを付けるなんて言語道断だし思い上がりだし悪気はないのは分かってるし、その都度丁寧に「ありがとうございます」と返答はしてたよ。してたんだけど、あの、えっと、おっちゃん、どーでもええけどもうちょっとテンション下げて。っていうかウルサ(ryしウザ(ryって思った。 っていうか、世の中にはいろんな人がいるなって思った(あのけなしてませんよ別に。ええ。いやホントに)。 |
2010/6/28(928636hit) 第4回全日本パブリックミッドアマ(略)その2
本題に入る前にちょっと毒舌を。 大相撲の そんな団体に財団法人格を与えた国もまあいわばヤ●ザの親玉でありその証拠に官僚などは皆その特権意識と権力を振りかざし庶民をいたぶるというチンピラや構成員まがいのことばかりしている。 今後日本相撲協会からは財団法人の法人格を剥奪し民間組織に戻すのは当然であるが、これまで優遇されてきた税金も返還させるべきだろう。それが世間一般の常識というものである。 あと、理事や角界を甘やかしてきた企業や相撲ファンは猛省し、名古屋場所を意地でも見に行かない、TVも見ないという断固たる姿勢を貫くべきである。 でも、「取り組みは別」だとか「これからは真面目にしてくれることを信じてます」だとか「●●は賭博をしていないからさらに応援しなきゃ」などという脳みそに虫が湧いている相撲ファンがいっっっっぱい居るんだよね。お前らが間接的に今回の事件を引き起こしたということが何故判らんのだ? ゾウリムシより馬鹿なお前らに教えてやろう。今後も相撲を見続けるために、また●●が好きだからこそ、心を鬼にして観ないようにするのではないか。その「本気度」をファンが見せない限り、ヤ●ザ大相撲の体質改善なんて絶対に無理。まあ見せても100%無理だろうけど。だって、 大相撲で私腹を肥やしてる偉くて悪い人たちがいっっっっっっっっぱいいるんだもーん では本題。西コース1番306yパー4(HDCP8)。 ティショットはやや引っ掛ける(乙)も、残り80yのラフ。52度でコントロールショット、しすぎてグリーン手前にオン。15m登りのパットを3mもオーバーさせて3パットスタート。今考えれば、このオーバーが後々ボディブローのように効いてくるのであった。 2番395yパー4(HDCP1)。ちょっと狭くて距離がある。ティショット245y甲、2打目砲台グリーンに8アイアンでオン、しかし奥からの10mを2mショートさせてまた3パットボギー。 3番332yパー4(HDCP4)。フェアウェイが斜め右に横たわり、狙いどころが難しいホール。 ティショット3アイアンで。右を怖がりすぎて左のラフ(上の写真の左端ぐらい)。ラフから155y、フライヤーを考えて8アイアンを持つも芯に当たらず大幅ショート。だって奥へ行くと即死(OB)なんだもん。35yのバンカー超え砲台グリーンへのアプローチは当然寄せるなんて不可能で奥5mにオン、2パットボギー。 4番382yパー4(HDCP6)。右ドッグレッグ打ち下し。グリーンは観覧車方向。 ティショットはフェードのイメージで打つも、ハーフトップの低い引っ掛けスライスという初心者球(でも宝田明氏は「ナイスショーーーーーット!!」って叫ん(ry)。右バンカー付近220y地点へ。2打目7アイアン甲、ほぼグリーン左ピンサイドにオン。7mのパット、やっとパーが来たかと思ったら1mショートしてこれも外す。トホホ。4ホールで3パット3つ目。トホホホホホ。 ってショートばっかりしてるのは1番ホールでノーカンパットして大オーバーしたからであるって言い訳ですかですね。でもグリーンが前日までの大雨のせいかとにかく重くて全然届かないんだよねってこれも言い訳ですかですね。ただ、この日は慣れた2ボールパターではなく鉛を張って調整したセイバートゥースを持っていったんだけどそれが重いグリーンにはまったく合わなくて全然ダメだったっていうのも言い訳ですかですね。でも他の組のHDCP1のオジサンが「今日のグリーンは速そうでまったく速くない。難しい」と言っていたそうなので仕方ないってこれも言い訳ですかですね。 4ホール終わって4ボギー。うーん、このグリーンだと乗せりゃあいいってわけではないな。大きいしほとんど2段グリーンだし、これは積極的にピンを狙っていかないといかんなと思って迎えた、 5番165yパー3(HDCP9)。 ピンは左の一番奥で2段グリーンの上。右手前に乗っただけではまた3パット必至と思われたため、6アイアンでグリーンセンターからドローのイメージでショット。すると出だしがピン方向、そこからインテンショナルにもほどがあるフックがバッチリ掛かって哀れボールは林の中へ。っていうかOBですがですね。ドローを打とう、ピンに寄せようなどという思い上がりに天が罰を下したのである。トリプルボギー。 っていうか、こうしてパットの不安がOBを生むのである。パターって大事だね。 6番376yパー4(HDCP5)。やや狭いけどまっすぐで何の変哲もないホール。 ティショット左フェアウェイ225y乙、2打目145y、7アイアンではちょっと大きいと思ってほんの少し軽めに。完璧な手応えでボールはピン向かって真っすぐ飛び、そしてグリーン手前のグラスバンカーへ。フルショットで良かったのか・・・・・orz 寄らず入らずでボギー。 またパーが取れないパターンなのか・・・次第にウツになるわたくし。いやいや、これからだ。 7番479yパー5(HDCP2)。2打目地点からグリーン方向がブラインドになっていて、さらに左サイドの谷(OB)がフェアウェイに食い込んでいる、狙いの難しい左ドッグレッグ。 ティショット甲でフェアウェイセンター。ボールがフェアウェイに食い込んでいたため、マーカーの宝田明氏に確認してもらうと、氏は一目見て「ああこれは食い込んでます。確実に食い込んでますはい。間違いなく食い込んでいますはいはい。大丈夫です食い込んでいますはいはいはい」と言ってくださったのでリフト&ドロップ(注:一部演出のための過剰表現があります)。 そして左足上がりのライから6アイアンのショットを打つわたくしであったが、これがもう今日一番のトホホショット(ダフリヒッカケ)で左サイドの谷(OB)ヘ一直線。気がつけばトリプルボギー。何だか演歌の題みたいだな、「気がつけばトリプルボギー」。追いかけてヨコハマみたいな。長崎は今日も雨だったってこれは違うか。 8番185yパー3。池越えでこの日はアゲンスト。 4アイアンで見事パーオン、というのはウソ(4アイアンのティショットは「2日目のサバ」でその心は「当たるか当たらないかは食って(振って)みないと判らん」のである)。でも10m以上のパットが残り、この日4つ目の3パット。もうこのパター使わない(物にあたるのはゴルファーとして最低です)。 アウト最終ホール。503yパー5(HDCP3)。 ティグラウンドから受けてるフェアウェイへティショットを打ち、グリーン方向は右のジャスコ方向。つまりブラインド。 ティショット開き直って今日イチの甲、推定飛距離255y。2打目7W で右へ出るも傾斜を落ちてきて残り35yのラフ。52度のウェッジショットは7mもショートするも、そこから2パットでこの日始めてのパー。先週のGDO選手権とまったく同じ展開(前半最終までパーなし)ですが何か?12オーバーですが何か?え?なんでそんなにヘタなのって? あの、自分でも分かりません(涙)。 人のスイングの欠点は一目でわかるが、自分のスイングの欠点は永遠に分からない(H.トホホビッチ)。 |
2010/6/29(928962hit) 第4回全日本パブ(略)その3
今日は早速本題。後半は南コース3279y。1番353yパー4(HDCP4←9ホールでね)。 ティショット甲。2打目7アイアン甲でピン奥8mにオン。2パットでパー。あれだけ取れなかったパーがいとも簡単に。ほんとゴルフって摩訶不思議。 2番411yパー4(HDCP3)。距離が長いだけで何の変哲もない(←伏線)ホール。はい、左ひっかけOB(3個目)。変哲がないからこそ考えずに打ってしまう。これでは宮里優作を笑えない(*)。つい10分前に最高のドライバーショット打っててこれだもんね。摩訶不思議ダボ。 *・・・5位以内に入るとジオープンヘ出場できるミズノクラシック。最終ホールまで4位タイで来ていた宮里優作はバーディも狙える18番ホールでパーでもほぼ出場権を獲得できたのにティショットを無造作に(と私は見えた)打ってOBを叩き、一度は掴んだセントアンドリュースへの切符を手放してしまった。この事件は後に「よみうりの悲劇」として宮里家に代々語り継がれていくことになるのである。 3番503yパー5(HDCP8)。左ドッグレッグ。フェードヒッターには狭く見える。 「右に突き抜けると気持ち悪いホールは刻む(スライサーhiroの法則)」により、ティショット3アイアンで甲(210y)でフェアウェイ。宝田明氏が「いやあアイアンでよう飛ばしますなあすごいですなあ私のドライバーより飛んでますわいやあすご」と褒めてくださる。しかしこの何気ない一言が狡猾な罠である事をこの時のhiroは知る由もなかったのであった(注:この物語は原則ノンフィクションですが、やや演出上のフィクションが混じっています)。 2打目7Wは地面が割れるぐらいダフって(丁)155y。3打目135y8アイアン、どトップ(丁)してオン。2パットパー。3回のショットのうち2回トホホショットでパーとはやはり摩訶不思議なり。 4番199yパー3(HDCP7)。空が広いのは打ち下ろしを表現したかったからであるが、あんまり意味ないな。 打ち下ろし分10yとピン手前分5yとフォロー分10yを引いて174y、5アイアンで。我ながら甲でピンハイ5mにオン。2パットパー。アイアン調子いいな最近(←伏線)。 5番351yパー4(HDCP9)。南コースでもっとも易しいホール。左に急激にドッグレッグしていてドッグレッグの内側(フェアウェイ左)はずっと小高い丘になっている。 スライサーhiroの法則により、3アイアンで山の中腹を狙う。その時、宝田明氏の言葉がふとhiroの頭によみがえった。「いやあ、アイアンでよう飛ばしますなあ」で私は考えちゃったんだよね。 「よしまた宝田明氏の度肝を抜くぐらい3アイアンで飛ばしてやろう(←バカ。っていうか言い訳。っていうか宝田氏には何の罪もありません。たぶん)」って。 ばし!当たりは良かったけど左へ思い切り引っ掛け(当たり前だリキんでるんだから)、山の頂上付近へ。トホホ。中腹まで降りてきたので、そこから110y(ショートカットだからね)を9アイアンハーフショットで。ぺち。まともに当たらずしかも左引っ掛け大ショート。アイアン調子いいってどの口や言うたんは?え?いちばんやさしいホールで3オン2パットダボ。 気を取り直して(今日いったい何度気を取り直してるだろう)。6番374yパー4(HDCP1)。HDCP1なんだけど写真取るの忘れたのでまったく覚えてない。ティショット丙、2打目6アイアン乙でオン。2パットパーらしい。 7番341yパー4(HDCP5)。下の写真は2打目地点へ向かっているところ。 ティショットはまた左ひっかけながらギリギリセーフ。でも200yぐらいしか飛ばず。2打目残り130yラフ、9アイアンでフライヤーを計算して(←言ってみただけ)。やや左へ飛ぶも何とかオン。2パットパー。あれだけ前半苦労したパットが問題なく決まる。摩訶不思議なり。那由他阿僧祇(←なんとなくファッションで入れてみました)。 さてあと残り2ホール。ところが8番のティグラウンドへ行くと・・・ カート4台、人16人が一同に(笑)。いや、うちの組を入れると5台20人だ。何故いきなり詰まってるのか?お答えしよう。 ここは185y谷越えのパー3(HDCP6)。ティグラウンドからグリーンまでは谷を大きく迂回して移動するので時間がかかる、距離が長くグリーンに乗りにくい、乗っても大きな2段グリーンで3パット必至と詰まる要素がてんこ盛りなのだ。 ここで待つこと約25分。体はカチンコチンに固まり(←言い訳)、前も後ろも多くのギャラリーがいるという状況でのオナー(←言い訳)で気合が入りすぎ(←言い訳)、5アイアンのショットはトップ目のスライスというトホホショットで右手前バンカーへ。 やれやれここまでいい感じだったのに・・・とちょっとがっかりしつつ(←いや、それこそが実力ですが何か)、それで肩の力が抜けたのが良かったのかバンカーショットは甲で2mにオン。でこの2mがやっと入って(この日初めてのワンパット!!!ってどんだけトホホなんだか)砂イチのパー。 というわけで迎えた最終ホール。お?ここまで3オーバー、最終ホールさえクリアすれば後半はそこそこのスコアじゃん(←伏線)。541ヤードパー5(HDCP2)。 第一印象は「え?フェアウェイどこ?」であった。で、そう思ったら迷わず3アイアン「ティグラウンドで気持ち悪いと思ったら必ず刻む(ヘタレhiroの法則)」のはずだったのだ。しかし、 「ま、最後だしドライバーぶっ飛ばすか」 なんて思っちゃったんだよねほんっとに馬鹿な俺は。この一言がどれくらい馬鹿かじっくり検証しよう。 「ま、」・・・投げやりな気持ちが漂っている。ラウンド中投げやりになるとは、まさに言語道断! 「最後だし」・・・18ホール目は18分の1であり、まだ競技の最中であり、最後だから何をしても許されるわけではなく、逆に次回のラウンドや競技に向けて重要といえる締めくくりのホールなのだ。それをないがしろにするような考えはまさに鬼畜! 「ドライバーぶっ飛ばす」・・・ドライバーはその名の通り「ドライブ(運ぶ)」するものであり、ぶっ飛ばすものではない。っていうかぶっ飛ばせないだろお前の腕では10回に1回しか。っていうか打つ前からリキんでどうする。まさに笑止! 「か」・・・偉そうに威張り散らしやがってお前何様?まさに極道! はい天罰。一打目ははるか右へOB、2打目は左へひっかけてOB。3アイアンに持ち直してようやくスルーザグリーンへ。上がってみれば9ストローク。90オーバー。 教訓:最後まで 謙虚に真面目に ひたむきに |
(注:今日の日記はわざとハチャメチャに書いています。え、それにしては中途半端だって?・・・orz でも、まあ、とにかくそういう事なのでまああのその。) スポーツの多くは、そのルーツに戦争や狩りなど、いわゆる「極限状態での人の振るまい」を内包している。従って娯楽色の強いスポーツと言えど、突き詰めていけば肉体の限界だけでなく、精神の限界へも近づいていくことになる。 精神の限界とは何か。それは己を知り、己が持つ経験や知識を総動員し、そして最終的には哲学あるいは東洋でいう「禅」の思想へ行き着くことに他ならない。 ドイツの哲学者オイゲン・ヘリゲルはその著書「弓と禅」において「弓道は己自身を射る」と看破している。 自分自身を射るためには地球を一周するぐらい強力に弓を射て背中から自分の矢に射抜かれる(この場合、途中で未確認飛行物体として他国領空内で迎撃されたり、矢自身が高速運動に耐えられず空中分解したりする可能性があるがここでは考えない。そこまで考えだすと今日の日記が終わらなくなるからである)か、若しくは地面と垂線方向に矢を射、落下地点で待っている(この時立ったままでは的が頭頂部、両肩という非常に狭い範囲に限られるので、大地に寝転がり大の字になるのが正しい待機方法であるが、この方法の欠点はもし矢の着弾位置がズレた場合素早く移動できないことである)という方法が考えられるが、此処で言う「己自身を射る」と言うのはもちろんそういう意味ではなく、精神的・観念的な意味である。 つまり、的は己自身の中にすでにある、と言える。あるいは、飛んでいく矢は結果であり、射る前の心構えにてすでに的に当たるか外れるかは決定されている、とも言える。また、己の弱さや後ろ向きな心に正面から立ち向かうことこそが的を射るという事そのものである、という者もいる。 これらのことから考えると、スポーツを技術的な観点からのみ突き詰めていくことは不可能でありまた技術のみに固執しているのは愚かであると言わざるをえない。即ちスポーツにおいては、一定水準の技術の習得の後には必ず精神即ち己の心との対話が必要になってくるのである。 こんな経験はないだろうか。道を歩いていて、自分の好みに対しど真ん中ストライクの異性が前から歩いてくる。すると未婚者なら「どうやってお近づきになろう」と考えるが、既婚者の場合は「ああ俺はなんて早まったことをしたんだろう」と思うはずだ。この事から分かるのは、人生は取り返しのつかない事があるということであって、精神とか己の心との対話とは何の関係もなかったのである。注意が必要だ。 また、こんな経験もしているはずだ。道を歩いていると落とし穴に落ち、落ちたところにたまたま石があり、それに頭をぶつけて気絶し、気がついたら悪の組織に拉致されていて手足を縛られ、ついにはバッタとのハイブリッド人間に改造されてしまう・・・・そうなったら大変であるが、これも己を射る話とは直接関係ない(ただし、間接的にも関係ない)。 つまり私が言いたいことは、「サムライブルーだァ?ちょんまげもしてないし刀も持ってないのになんで侍なんだ?」という問への答えなのである。「サムライ」とは心のあり方であり、斬るのは己自身であり、己の心のなかで対象物を斬るのであり、だから刀など必要ないのだ。 だから、 |