去年までの日記
今年の日記
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正直に書く。練習場では、そりゃあもう惚れ惚れするような球「も」出るのだ。 ドライバーはやや右へ飛び出し、中弾道でドローが掛かり、目標方向に正確に着弾。飛距離はキャリーで230yぐらいだからランを含むと260yぐらいか。 アイアン。5番であろうがPWであろうが目で追えないぐらい高い弾道のショットは、軽くドローしてほぼおなじ所に落ちる。 アプローチだけはスカタンだけど、3球ぐらいまでなら連続して、「ドフッ」という音でなく「カシュッ」という音が出る。しかもスピンもバキバキに効いてる。 バンカーはほとんど練習できないけど、コースでは何度も思い通りのショットが出て、自分では上手いと思い込んでた。 だから、知らないうちに「コースでもそういう球がいつも打てるはず、いや打てないとダメ」って思い込んでしまっていたのだ。でも、それは大きな間違い。いや、大きな勘違い。 練習場で出る、一番スカタンなミスショット、イコール自分の実力。つまりそのショットこそコースで当たり前のように出るショットなのだ。そしてそれが自分の実力なのだ。そんな当たり前のことを私は忘れていた。いや、わざと「忘れようとして」いた。なぜなら、「昔よりうまくなっている」と思い込んでいたから。 誤解を恐れず書けば、上手くなっているはずなのだ。というか、上手くなっていないとおかしい。だって、1年に50ラウンドして、100回以上練習場に行き、10000球以上球を打ち、200日以上はクラブを握り、300日以上ゴルフのことを考えて生きてるんだから。 問題はたった1つ。自分が「上手くなっている以上に上手いと思い込んでいる事」だ。つまりそれって、 鼻持ちならない慢心なんだよね。 これからは、コースで球を打つとき、「自分は自分が思っているよりちょっとだけヘタクソなんだ」と思ってから打つことにしようと思う。だから、 ティショットは「打てるところへ、そこそこ」飛べばいい。 アイアンショットは「グリーン周りへ飛んで、行ってはいけないところだけ避ければ」いい。 アプローチは「大きなミスをしなければ」いい。 そうやって、もういちどやり直そう。 (ドリルB:1575/10000) (アプローチ:6250/10000) (素振り:560/10000) |
やり直すため、倉本昌弘プロの本を読み直している。 この本は誰にも教えたくなかった。なぜなら、アベレージ80台〜90台で足踏みしている中級者がなぜそこから上手くなれないかの答えがこの本には書かれているからだ。 どういうことかというと、この本には「どんなに酷くても90を叩かない」「平均スコアを85以下にする」「70台を出す」ための、「技術的な方法」ではなく「道(ルート)」が書かれているのだ。 道、つまり考え方だから練習する必要もない。かといって「コースマネジメント」という単純なものでもない。あえて言うなら、「コースにおいて、自分の実力を数倍に高める方法」が書かれていると言えばいいだろうか。 例えば、ドライバーのティショット。ハンデキャップが下がれば下がるほど、スコアメイクに対するOBのダメージは大きくなる。よってOBが怖くなる。また、コースの罠や打ってはいけないところがよく見えるようになってくる。 その結果、初心者の頃はのびのびと打てていたティショットがだんだん怖くなってくるのだ。その「怖がる」感覚自体は悪くないのだが、怖がった結果スイングが萎縮してしまい、ドライバーが振れなくなってくるともっとOB方向へ球が飛び出す。そして悪循環に陥ってしまう。 そんな悪循環を、すごくわかりやすく簡単にコントルールできる方法(ちょっと練習する必要はあるけど)がこの本には書かれている。興味ある方はぜひ買ってご確認いただきたい。ちなみにヒントは「リズムが一定ならテンポは可変」である。 そして特筆すべきは、倉本プロの教えの、その根本的な部分には「気持よくスイングする」「楽しくゴルフをする」というクォンタム的精神(わからない人は「クォンタム・ゴルフ」をオススメします)が流れていることである。 (私見だが、クォンタム・ゴルフが推奨するスーパーフルーイドスイングの肝は、「足から始動させたパワーを、順番にスムースにヘッドに集中させる」ことではないかと考えている) 倉本プロといえば、その明晰な頭脳から「理論派」と思われがちだが、そしてもちろんそういう側面もあるが、彼は究極の「感覚派」なんだろうな、という事がこの本を読めばよく判る。 この本で、溶けたバターのようにスムースな、ニュースイングを目指すのである。 (ドリルB:1595/10000) (アプローチ:6300/10000) (素振り:560/10000) |
同業先輩で、私と同じようにゴルフの虫に噛まれたT中さんにこんな本を教えていただいた。 普段練習していて、これだ!と閃くことはよくある。まあ、えてしてその閃きは次の日にはもう何の効力も発揮しなかったりするのだが、中には「このフィーリングは絶対に忘れてはダメだ」という事も稀にあるわけで。 しかし、悲しいかなそういう重要な閃きはすぐに忘れてしまったり、新たなどうでもいい閃きに埋もれてしまったりする。私の場合、文章にして携帯電話から自分自身のコンピュータへメールしたりするのだが、それでも受信ファイルに埋もれたり、あるいはその時のニュアンスを正確に思い出せなかったりする。 そこで、このノートである。まあ普通のメモ帳でも全然構わないんだけど、私のような粗忽者はそれでも散逸したり無くしたりしてしまうので、こういう「専用のノート」というのは悪くないかと思い、買ってみた。 で、中身はどんな感じになってるかというと、ちょっとした理論・練習場メモ・ラウンドメモ・ルール・用語集などと盛り沢山だが、理論やルールはあくまでおまけ。練習場ノートがメインである。その練習場ノートはこんな感じ。 色々工夫してて努力の跡は伺えるんだけど、もうちょっとシンプルな方が良かったかな。でも、日付を入れてその日気づいたことを書いておくだけでも価値はある。 ちなみに、最初(一昨日)に書いたのはこれ ミドルレンジアプローチは オープンスタンス+膝並行で左足体重 ゆっくりリズム+乙武(肩を回す) 判ったよなわからないような書き方だけど、自分が判ればいいからね。 (ドリルB:1615/10000) (アプローチ:6340/10000) (素振り:560/10000) |
毎日パラリンピックを見て涙腺のパッキンが壊れてしまった編者ですって別に良い人ぶるつもりはないんだけど。 さて、人間、1つの物事に対し真剣に向き合い続けると、ある程度までは精通・上達してくる。そして究極的には人間離れしたテクニックを身につけたりする。 例えば、ピーマンを袋詰めするおばちゃん。両手で5つ掴んで、それが50グラムなのか49グラムなのかを瞬時に判断する。もちろんそこへ行くまでには長年の研鑽が必要だろうし、習得するのに個人差もあるだろうが、その人間離れした感覚は地道な努力の賜物であろう。 こういう「人間離れした超絶技術」はありとあらゆる所に転がっていて、最初に挙げたパラリンピックの選手たちもそうだし、もちろん一般のプロスポーツ選手、技術系の仕事、外科医、自動車の運転やラジコン等の操縦、職人の仕事、楽器の演奏、ゲームの操作など、数え上げれば枚挙に暇がない。 もちろんどんな人でも超一流になれるわけではないが、やればやるほど上達するという意味では、努力というのは必ず報われる(ある程度、だけどね)ものであるといえるだろう。 さて、ここからは当然ゴルフの話になる。300y先の30yの幅にボールを打つことも、200y先のグリーンにボールを乗せるのも、100y先のピンのすぐ近くにボールを止めるのも、30yのパットをokの位置に止めるのもそれこそ超一流の「努力の賜物」だと思うが、アマチュアでもそこに近づくことはできる。 しかし、今日私が言いたいのはゴルフのテクニックではなく、「他人のスイングを見る目」についてだ。私は元々才能がないのか粗忽なせいか見る目がなさすぎるのか、他人のスイングの善し悪しが全然分からない。 もちろん練習場で見てて「あ、この人はせいぜいHDCP30止まりだな」とか「上手いなあ。シングルでも5〜6ぐらいだろうな」などというのは何となく判る(いや、いちいち聞いて確認したわけじゃないけど)。でも、具体的にどこが悪いとかどこを直したら良くなるとかどこが素晴らしいとか、そういう評価はまったくできなかった。だから、私はレッスンプロには絶対になれない(いや、それ以前の問題だろ)と思っていた。 しかし。最近ちょっとだけだけど、何となくスイングが見て分かるようになってきたような気がしないでもないのだ。PGATOURでプロのショットを見ていて、ミスした時にどっちへ飛んだのかが分かるようになってきたし、練習場で打ってる人を何となく見ていて「あ、この人はダウンスイングで右手に思い切り力が入っちゃってるな」って感じられたり。 先日見たゴルフ武勇伝(TV番組)でも、岡崎公聡氏が朝イチ(と思われる)ティショットを打った時、肩が全然回ってなくて右へ大プッシュしたのが判ったし(ハイビジョンの番組が増えたせいもある?)。 えっと、自慢したいわけではなく、つまり何が言いたいかというと、見る目がない私であっても、何年もスイングを見続けたりしてるとちょっとづつでも分かってくるのかなと。そしてそれは自分のスイングにも色々と応用っていうか関連してくるのかなと。 だから、今の仕事がだめになった時は、レッスンプロになれるかもしれないなと思ったけどそんな甘いものではないですかですね。 (ドリルB:1630/10000) (アプローチ:6380/10000) (素振り:560/10000) |
昨日は月ヶ瀬CCでコンペ。幹事のO田さん、ありがとうございました。賞品のフルーツ、素晴らしいアイデアでしたね。 しかしそれにしても、 情けない。 前半はミスショットが2つ、ミスアプローチが2つあったけどズル(コンペだったので前進4打必須)があったりパットの調子が良かったりして久々の30台。これで久しぶりに出るか70台、と思ったら。 後半3パットが5つ、23パットもしてたらそりゃあスコアにならないわけで。9ホール中5ホールでパーオンしてるのにだぜ。 スティンプ8インチとだいぶ遅いグリーンだったということもあり、ロングパット(12m以上)がことごとく大ショート。かと思ったら4mもオーバーしたり。やっぱり2ボールパターは高速グリーンでないとロングパットのタッチが合いにくいのかなあ。でも前半、10m前後まではそこそこ合ってたんだけどなあ。メンタルの問題もあるんだろうなあ。しかしそれにしても なんという体たらくか。 後半7ストロークも増えてるって。パー1個だけって。ほんとに心からがっくり。でもね、一番ショックだったのは、 「いつもよりだいぶチカラがはいってた」(byM岡くん) って教えてもらったこと。自分ではリラックスしてラウンドしてるつもりだったのに・・・orz。そんなもんなのか、俺って。その程度の野郎なのか。 いろんな意味でショック。はぁ。 (ドリルB:1630/10000) (アプローチ:6380/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/8(1163210hit) 月ヶ瀬カントリークラブ
月ヶ瀬カントリークラブ。京都の最南端、というより京都と奈良と三重の滋賀の県境にそのコースはある。このあたりは、今日本女子プロゴルフ選手権が行われているタラオカントリークラブまで直線距離で7km。ゴルフ武勇伝でお馴染みレイクフォレストリゾートから4km、そして難コースで有名なセントレイクスやオークモントも10km圏内という、関西のゴルフ銀座の1つでもある。 歴史あるコースで、山の中にあるのでアップダウンはきつくてフェアウェイも狭いが、レイアウトがチャレンジングであり、さらにグリーンがの出来が良くてとても面白い。挑戦意欲を掻き立てられるコースである。私の拙い経験でいうと、コースそのものは愛宕原や枚方国際に雰囲気が似てるかな。 さてスタート。10番パー5。打ち上げて左ドッグレッグ、2打目からは打ち下ろしていき、グリーン右に小さいながらよく効いている池がある(下写真)。グリーンは変則2段。パーは容易だが、バーディはなかなか難しい。アプローチの距離を残さないようレイアップしてパー。 11番はグリーンの傾斜のきついパー3。9アイアンでピン横エッジへ。2パットパー。 12番はフェアウェイが大変狭く見えるパー4。363y。 右へ逃げると、つま先上がり・深めのラフから左が狭く絞られたグリーンへ打たないといけなくなる。その罠にまんまとはまって右ラフから右バンカー、乗せて2パットボギー。 13番、見るだけでOBになりそうなパー4。 ええ、左を怖がりすぎて右へOBしましたとも。前進4打から6mにつけてボギー(ズルい)。しかしこういうところで平常心でティショットできないところが私の小さいところである。 14番、ランディングエリアが見えない打ち下ろしのパー4(343y)。ドライバーで打つと右がバンカー、左に飛びすぎければ池。写真はグリーンからティグラウンドを望んだもの。ちなみにティグラウンドは赤矢印の林の向こう。初見ではどこへ打っていいかまずわからないホール。 5Wでバンカー手前を狙うも、なんとてんぷらで150yしか飛ばず。こういうところで平常心でティショットできないところが私の(ry。2打目は190y打ち下ろし、5アイアンでグリーンエッジ。アプローチを大失敗するもパットが入ってパー。 15番、やや距離のあるパー3。グリーン手前は急激な斜面で結果オーライを跳ね返す。。この日のティからは打ち上げで180y。4アイアンで奥にこぼれて、アプローチがまた大失敗(笑)。2パットボギー。 16番、まっすぐやや広めで打ち下ろしのパー5。 ティショットがよく飛び、2打目は左の軽いラフから5アイアンで。これが偶然花道方向へ飛んでくれて(いや、ホントに謙遜じゃないんだって)2オン。2パットバーディ。 17番(パー4)は印象が薄いな。2打目がPWで2オン2パットパー。 18番、そこそこ距離の長いパー4。ここも広いので思い切ってドライバーを振る。左ラフも残りウェッジの距離まで。 110y、51度フルショットでグリーン手前にオン、2パットでパー。という訳で前半は1バーディ3ボギーの38。しかしこの時の私は、後半に3パットを5つもすることなど知る由もなかったのであった。 1番パー5。やや打ち上げ、まっすぐのスタートホール。パーオンするも3パットボギー。 2番、200y以上ある打ち上げのパー3。実質210yぐらい。3アイアンでも届かない。 手前のバンカーが深そうなので、オーバーさせるつもりで5Wを持つも、力が入って左ラフへ。アプローチは全然違う方向へ打って10近いパットが残る(どんだけヘタやねん)も、気合いで2パットボギー。 3番も名物ホール。ティショットは谷底へ打っていく感じで、2打目地点からとんでもない打ち下ろし。 右端を狙っていくと下のフェアウェイまで行くんだけど、案の定引っ掛けて上の段にとどまる。上の段から見るとこんな感じ。 人が蟻のようだ(笑)。ラフから200y。14番、16番に続き、また5アイアンで見事オン。俺ってなかなかすごいじゃーんと思ったらまたまた3パットボギー(2回目)。アホか。 4番パー5。3打目PWがダフリトップという大ミスもピン横2mに(笑)、そしてこれを外す。オーバーしたから良しとした。パー。 5番またブラインドのパー4。3アイアンで(今日はじめて)ティショットするも、思い切り当り損ないで150yしか飛ばず。トホホ。 しかし2打目またまたまたまた5アイアンでナイスショット(4回目)で2オン。でもまたまたまた3パットボギー(3回目)。書くの嫌になってきた。 6番、距離の短いパー3。9アイアンでピン下6mにオン。はあ、やっとパーが取れそうと思ったらまた(中略)3パットボギー(4回目)。短いの引っ掛けてる。 7番だらだら打ち上げ、実際以上に距離のあるパー4。 ティショットバッチリ(240y)、2打目残り150y+打ち上げで実質170y。今日だけ得意な5アイアンでグリーン横まで。しかし深いラフからアプローチをお約束のチャックリ、最初のパットは1mショート、そんでこいつをまた引っ掛けてカップに蹴られる。3パットダボ。 8番はドライバーが右ホールへ(1ペナ)、110yからPWで4mに寄せて2パットボギー。こんなに広いのにね。 最終9番。だらだら打ち上げ372y。ティショットは良かったけど2打目をダフってエッジへ、そこから奥のピンに対してアプローチはそう、アンタが思ってるとおりだよ。ボギー。 7ボギー1ダボ。内訳はアプローチのスカタンが3つ、パットのスカタンが5つ、ティショットの1ペナが1つ。前半が終わって楽勝と思われたN谷プチ師匠に逆転負け。あー悔しい。 ・・・・・もう一生ショートゲームだけしか練習しません(ちょっとウソ)。 (ドリルB:1630/10000) (アプローチ:6380/10000) (素振り:560/10000) |
女子ツアーは日本女子プロ。いわゆる「女子メジャー」と呼ばれる(日本国内でだけね)試合を、初めて有村智恵が獲った。試合前からこのタイトルを狙っていたという彼女、今回はなんというか気迫というか顔つき・眼つきがもう全然違ってたよね。オリンピック女子柔道の松本薫じゃないけど、完全に肉食獣のそれだった。 実は今回、ゴル友のK嶋さんがタラオCCへ試合を見に行っておられたのだが、ラウンド後の智恵ちゃんが「まったく同じリズムで、ほとんど力を入っていないようなスイングで、10y刻みで175yまで打つ練習を淡々とこなしていた」と感心されていた。 圧倒的な練習量と克己心。やはり、勝つ人は勝つ理由があるのだ。 さて、一方の男子ツアー。今週の女子の試合より賞金総額も優勝賞金も少ない大変珍しい男子トーナメント、TOSHINゴルフトーナメントでは前代未聞の事件が起きた。 このトーナメント、去年は石川遼が「左肩の違和感」という理由で急遽欠場した事に対し、スポンサーであるトーシンの石田社長が表彰式のあいさつで優勝者に触れる前に石川の欠場に対する文句を言ったり、「(3日前に欠場を表明するなんて)マナー違反だ。罰則を強化しないともう男子プロの試合から撤退する」とJGTOを脅迫したりという曰くつきの大会。 それを見ていた神様が何か思う所があったのかどうかわからないが、今年の大会では連日雷雲接近による中断が相次ぎ、最終日もプレーオフが決まった段階ではもう午後6時前。プレーオフが開催される18番ホールには投光器が投入されたが、それでもプレーオフ1ホール目が終了する頃にはもう真っ暗になってしまったようだ。 すると、2ホール目(?)は同じ18番のグリーンまで145y地点のフェアウェイにペットボトルが2本置かれ、それをティーマークとしてそこからのストロークプレーを要求される池田勇太と呉阿順。 (GDOの記事より) これ、バラエティ番組の収録ですか? 3ホール(?)目は100y付近から、そしてついにはピンまで45yという「アプローチ対決」に。そこから2打でホールアウト(?)した呉阿順が結局優勝した。 で、呆れるのがこの余興プレーオフを決断した、ツアーディレクターの中島和也氏のコメントだ(ちなみに中島和也氏は中嶋常幸プロの弟で、元プロゴルファー)。氏いわく、 「アドレスが見えないとショットにならないので、グリーンに近づけてくるしかなかった。優勝者を決定するためにやった。遊びでやっているわけではないので」(ALBAネットの記事より) 「あの時間からのプレーオフですから、こうするしかなかったと思います。過去には例がないですが、選手には18番でやると通達してあったので、ルールはその場で説明しました」 (GDOの記事より) 苦肉の策だったことは判る。天候のせいで、誰のせいでもないことも判る。責任者は何らかの形で決断しなければいけないことも判る。でも、 前もって、予備日を1日設けておくだけで全て解決する話じゃないの?っていうか、次の日の朝早くに、ギャラリー入れないで2人のプレーオフしたら良かったんじゃ? だって、当日真っ暗になっちゃったんだから、どうせすべて撤収するのに次の日1日ぐらいは掛かるじゃん。 朝7時から一般ギャラリーが入ったとしても、18番まで来るのは早くて90分後だろ。プロならパー5を2バッグでホールアウトするのに15分もあれば十分だろうし、6ホールぐらいで決着が付く可能性は95%ぐらいじゃないか? 万が一、一般プレイヤーが追いついたとしてもギャラリーに回ってもらえばいいだけの話で。 それぐらいの危機管理が出来てなくて、偉そうに「遊びでやってるわけではない」「こうするしかなかった」って開き直るって・・・ 「遊びでやってるわけではない」と言いたかったのは池田勇太と呉阿順だっちゅーの。 (編者注:この話については、次の日の日記で再び言及してます。そちらもご覧ください) (ドリルB:1630/10000) (アプローチ:6380/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/11(1163805hit) ボーケイ54度ウェッジ
最初に一つ。昨日書いた男子ツアーの件だが、某メールマガジンに信ぴょう性の高い裏話が載っていたので、ここにいくつか訂正させていただく。 まずツアーディレクターの中島和也氏は、今回急遽代役で現地入りしたそうだ。従って、彼に「事前の準備不足」に対する責任はない事になる。 次に、予備日云々の話だが、トーナメントを牛耳っているのはスポンサーでもツアーディレクターでもなく、マスコミでもなく、ましてやJGTOでもなく、スポンサーが出した予算の半分から三分の二をピンはねしている広告代理店だというのだ(そういえばこの手の話を昔hideさんに聞いたような・・・)。 この、広告代理店様がツアーの首根っこを掴んで支配しているというのだ。そりゃあ、一介のツアーディレクターが現地で決断できる話ではないわな。 つまり、今回の場合電●か博●堂か知らないが、諸悪の根源はこの広告代理店であったという、日本の文化及び経済の構造上の問題であったのだ。そしてさらにタチが悪いのは、広告代理店が悪のラスボスであるという事が、ほとんどの人にはゼッタイにわからないよう巧妙に振舞っていることである。 日本を悪くしている元凶と言っていい広告代理店。日本最大のタカリ屋組織にして、プライドの欠片もないダニの集団。もうね、お前らね、全員雷に打たれて●んでしまえ。 というわけで、昨日の日記でスポンサーやツアーディレクターやコース関係者が悪い!みたいな書き方をしてすいませんでした。反省してます。 さて本題。アプローチがプロみたいに上手いM岡師匠にアドバイスを貰い、54度のウェッジを買った。中古だけど。 Vokey SM4ウェッジ 54-11 ブラックニッケル ソールグラインドタイプ USモデル (写真はクロームメッキ) 半年ほど前から使っていたツアーステージの58度がやっぱり私には難しすぎるので、原点回帰である。っていうか、実はほとんどグリーン周りは51度を使ってたんだけどね。それでもうまくいかないので。 これを入れて58度を抜き、グリーン周りはとりあえずこれだけにしようと思う。あ、バンカーはもうちょっとバウンスのあるクリーブランドの56-14を使う。 このボーケイ、高槻の中古ショップ(ゴルフ●ートナー)で見つけた。ほぼ新品で価格は8980円。これに、ポイントが2000円分溜まっていたのと、もう使わないであろうクリーブランドのCG15(ブラックパール)52度と56度の2本を3000円で下取りしてもらったので、実質3980円。なかなかお得感がある。 で、買ったその足で高槻の薄暮プレーへ。この日は雲行きが怪しかったせいか、薄暮は1組だけで、前も後も居ず、2時間半で18ホールラウンドできた。その時一緒にラウンドしたおじさんがなかなか妖怪だったのだが、これはまた別の話。 高槻GCは260y〜350yのパー4がほとんどなので、ティショットを加減すれば三分の二ぐらいのホールでウェッジのコントロールショット(40y〜90y)が練習できる。で、その距離をすべてこの54度Vokeyで打ってみたのだが、ヘッドが重たいため手打ちにならずとてもいい感じ。そして、私はついに、アプローチ打ち方についてとんでもないことに気づいたのであった(続く)。 (ドリルB:1630/10000) (アプローチ:6400/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/12(1164071hit) ついに終止符か?
(昨日までのあらすじ:VokeySM4の54度という重いウェッジを買った私は、それを振っているうちにとんでもないことに気づいた。それは、アプローチショットの根幹を揺るがすものであった) 勿体ぶってもアレなので、結論から書く。 私のアプローチのスイングは、開始の瞬間からスイングプレーンを外れていたのだ。そりゃあまともに当たるわけがない。っていうかまともに当たるほうがおかしいよね。 時系列で書こう。今まで使っていたブリヂストンのウェッジはD3。ごく普通の重さ(バランス)のものであった。しかし今回D5というVokeyを手に入れ、振ってみるとこれがなかなか手にしっかり重い。最初は今まで以上にグリッププレッシャーを強めたり、手首を固めて打ってみたのだがうまく打てない。 色々試行錯誤するうちに、いっそ逆に手首を限度まで緩めてはどうかと思いついた。つまり、非力な女性がドライバーを上げる時のように、バックスイング開始直後ヘッドが垂れ下がるぐらいのイメージである。実際に手首がくの字に折れ曲がるまではいかないが、バックスイング開始直後にヘッドよりグリップが先行して上がっていく感じと言えばいいだろうか。ごくごくわずかだけどね。 すると、50y前後のミドルレンジアプローチショットがなんというかもう感動的にうまく打てるのである。最初は偶然かと思ったんだけど、高槻GCの練習場で10球ほど、そしてコースで10回前後打った感じがほとんどすべて成功。 手首をグニャグニャにを緩めるだけでどうしてそこまで良いショットが頻発するのか?確かにこの打ち方をすると、切り返しの時にヘッドの重みを感じやすいし気持よくヘッドが走る感触がある。でも、それだけでは私のガンコなアプローチスカタン病が治る説明にならない。 私は、今までのアプローチの打ち方と新しい打ち方(手首ゆるゆる打法)とを比較してみた。そして、両者の決定的な違いを見つけたのである。 今までのスイングは「ヘッド→グリップ→肩」の順番で始動していた。しかし手首をグニャグニャにするとスイングが「体→肩→手首→ヘッド」という順番でしか始動できないのだ。そう、何てことはない、結局基本ができてなかったって事なのだ(トホホ)。 そして、前者と後者の決定的な違いは何かというと、前者はヘッドから動き出すがゆえにスイング開始直後からヘッドが体の正面を外れてフェースも開いてしまい、あさっての方向へ動いていたのである。そしてそれこそが、私のアプローチ超スカタントホホの原因だったのではないかと。 ただ、悪いところが判ったとしても、「それを地道に治していく」「オーバードゥしない様にする」「体に覚え込ませる」「忘れない」「無意識にできるようになる」「コースでできるようになる」「さらにプレッシャーの掛かった状況でもできるようになる」といくつもハードルは存在するので、手放しには喜べない。 現に、昨日も練習へ行って色々と試行錯誤したのだが、 「あくまで手首ゆるゆるのイメージを貫く」・・・30-40yはこれでおkなんだけど 「ただ単に肩をしっかり回すイメージ」・・・・ハーフショットの50-60yなら何とか 「体を先に動かすイメージ」・・・とんでもないミスショットが出ることも 「グリップを体の正面にキープするイメージ」・・・これもやり過ぎるとリズムが悪くなるし 「クラブ自体を体の正面にあげて正面に下ろすイメージ」・・・手首ゆるゆるがおろそかになる 「アウトに上げてそのまま下ろすイメージ」・・・理想形だけど一足飛びには無理 と早くも迷っている。1つ判れば3つわからなくなる。兎角ゴルフは悩ましい。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6490/10000) (素振り:560/10000) |
アプローチに一筋の光明が見えた昨日、関西では珍しい井上誠一設計の枚方カントリーへ。 この日は同業者が集うハンデ戦。ここ数日の練習&日曜日の薄暮で調子が良かったから、ちょっと期待してたんだけど。 もう何をやってもダメ。年に何回か、体のキレが悪いっていうかスイングに違和感があるというか地に足がついてないというか体の芯がズレてるというか、とにかくやる事なすこと全てうまくいかない日ってあるよね。え、いつも通りじゃんって?ぎゃふん。 アプローチだけはチャックリが2回であとはそこそこだったからまだ良かったものの、もしアプローチまでスカタンだったら今期ワーストが出てもおかしくない内容だった。 ドライバーは入れてはいけない(2打目でグリーンを狙えない、あごが高い)バンカーに入りまくり、バンカーからはまたその先のバンカーへ入れたり、出すだけがラフまでしか出なかったり。 アイアンはきちんと当たったのが1発だけで、あとはもう全部芯を外すか軽くダフるか引っ掛けるか。自分ですごく余計な力が入ってる事は自覚できるんだけど、そして力を抜こうと思うんだけど、何故かトップから切り返す瞬間「あ、これはとんでもないミスになる」と危険信号が出て、力任せに打ちにいってしまう。それもスタートホールから最終ホールまでずっと治らないんだよね。 自己分析するに、たぶん練習しすぎ(日曜日は歩き+担ぎで河川敷を18ホールラウンド、火曜日は150球練習、水曜日も室内でアプローチ練習)だと思うんだけど、まあこんな日もあるだろうということで。 しかし、いつまでたっても上手くならないなあ。っていうか、ここ数年は着実にヘタになってる。いかんなあ。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/15(1164565hit) 妖怪「今日耳日曜」
北海道で行われているANAオープン。3日目を終わって久しぶリに役者が揃った感が。 先日のKBCオーガスタで初優勝した上り調子のキム・ヒョンソン(-14)をトップに、池田勇太・宮里兄弟・上井・石川・浅地といった若手と、藤田・室田・近藤・片山というベテランが入り混じったカオスな状態。 首位と4打差か5打差ぐらいまではチャンスがあるかな?っていう感じなんだけど、できれば4打差3位タイの宮里優作にそろそろ勝ってほしいなあ。毎回同じ人が勝つのは面白くないしね。 海の向こうでは、オリンピックのせいで例年より1ヶ月遅れで開催されている全英リコー女子オープン。2日目が強風で中止になったんだけど、その中継で藍ちゃんが1人黙々と短いパットを練習しているのが映されていた。 ボールを2球だけ使い、強風の中1mのパットを何度も繰り返し入れているその姿は、コースを廻る時と同じぐらいゆったりと、それでいて遠目からでも真剣さが伝わってくるものであった。 単純ですぐ飽きちゃうそういった練習を世界のトッププロでさえやっているのだ。我々アマチュアがろくに練習もせず「今日はパットがダメだ」とか「タッチがどうこう」などと口が裂けても言ってはいけないなと思った。でもまた言っちゃうんだよなあ。アホだから。 さて、話題はいきなり卑近になる。先日ラウンドした高槻GC薄暮プレーでは珍しく2バッグだったのだが、そのお相手が久しぶりに出ました妖怪 今日耳日曜(今日耳日曜がわからない人はぼんちおさむに聞こう)。 まずティグラウンド付近でファーストコンタクト。この妖怪には珍しく向こうから話しかけてきた。「hiroさんですか?」私は「はい、hiroです。●●番(高槻は番号でスタートを管理している)の方ですか?」と答える。すると普通なら「●●(名前)です。よろしく」となるはずだが、相手は「はい」と返事を返すのみ。 そう、初対面で自分の名前を言わないというのは、妖怪今日耳日曜の大きな特徴なのである!! ラウンドが始まり、2人で歩き出す。思ったとおりだ。私の「ナイスショット」「ナイスパット」「ナイスパー」という言葉をことごとく無視する妖怪今日耳日曜。頷くでもなく、ちらと目をやるでもなく、もちろんお礼をいうわけでもなく完全無視。 一般社会でなら つまり、人に対して気を遣う必要がない仕事や、周囲のほとんどが自分より立場の弱い人間という特殊な職場に居たり、無理に鷹揚に振る舞うことで必死に保身してきた人間の成れの果てがこの妖怪今日耳日曜なのである。それがどんな仕事なのかは書かないが、日本人の17%が今日耳日曜予備軍と言われている。 話は戻る。この日の今日耳日曜も悪気がないその証拠に、数ホール目には私に対し普通に話しかけてきた。そしてその後は、私の「ナイスショット」に対しささやき声ぐらいで「ども」と返したり、私に対しても「ないすしょっと」などと言うようになってきた。 そう、きっとこの妖怪は、現役時代に一緒にラウンドしてくれていた人が、リタイア後に何故自分を避けるようになったのか、なぜゴルフ仲間から誘いの電話があまりかかってこないのか、そして家庭内でも奥さんや子どもになぜ邪険にされるのかが自分ではわからないのだ。そんな可哀想で惨めな妖怪、今日耳日曜。 この妖怪が教えてくれることは、自分が知らぬ間に妖怪「今日耳日曜」や「けむり男」や「しゃべりオヤジ」や「教え魔」や「自慢しいサー」や「スコア餓鬼」や「アマゴルファーKY」などにならないよう、常に自戒しておけよ、ということである。 特に非常識でKYな編者なんて、一歩間違えたら簡単に妖怪になっちゃうんだから>俺。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/17(1165152hit) 全英リコー女子オープンの感想
最初に書いときます。なんかすごく偉そうな、上から目線の感想になっちゃってすいません。 藍ちゃん。いつインタビューを受けても「自分のゴルフに徹する」「目の前の一打一打に集中する」ということしか言わなかった彼女が「目標はメジャーを獲ること」と言ったのだからやはりそれなりの自信と手応えは感じていたのだろう。 そんな彼女にとって、あそこまでの風雨はやっぱり想定外だったんだろうなあ。最終日36ホールで12オーバー。57ホール目の9ストローク(+5)がすべてだった。目標にしてた試合で、最終日に+5叩いてがっくりこない人間がいたらそいつはロボットだ。人間じゃない。だから藍ちゃんを責めないでくれ。責めるやつはロボットだ。人間じゃない。 すべてはゴルフの女神の気まぐれ。たった1ホール、たった1打で終わったしまうゴルフの恐ろしさ。 美香ちゃんもあの状況下で最終日+5だったのはきっと現時点では満足できる成績だったんじゃないかなと思う。経験とか、精神力とか、技術とかすべてにいろいろな課題はあるにせよ。 それにしても申ちゃんの強さである。技術は言うまでもなく、それを100%発揮する精神力と、どこで身につけたのかあのリンクスの風雨に対する適応力。1人別次元だった。最終日5つバーディ取ってるんだぜ。一人旅になったバックナインをアンダーパーでラウンドしてるんだぜ。信じられない。 というわけで、申ちゃんは世界一の精神力の持ち主と断言します。っていうか、その強さの秘密をヘタレの私に教えてくださいお願いします。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
連日某国のデモがえらい騒ぎになってるわけだが、どんどんデモをしてエジプトやリビアのように「中国の春」という流れになったら面白いなと思う。あれだけ大きな国で民主化運動が起こったらそりゃあもうとんでもないお祭りになるだろうしね。 さて今日の話題はその話ではなくもっとスケールの小さい話。昨日書いた、申ちゃんの強さにも関連してくるんだけど。 数少ない日本ツアーはいよいよ秋の大きな大会を控え、賞金王争いも佳境に入りつつある。先日輪厚で行われたANAオープンは藤田寛之が逆転で今季3勝目をあげた。トップのキム・ヒョンソンが自滅気味だったとはいえ、最終日4アンダー(6バーディ2ボギー)はやはり安定感の藤田の面目躍如かと。 というわけで、今の日本で心技体共に最も安定しているプレイヤーを1人選ぶとすると、やはり藤田プロの名前が挙がると思う。池田勇太や藤本佳則やブレンダン・ジョーンズでもいいんだけど。 しかし世界を基準に考えた時、現時点で日本一のゴルファーである藤田プロでさえアメリカではまったく歯が立たないのが現実なのである。USオープンは51位タイ、全英とPGAでは予選落ち。 ただし、これは藤田プロがヘタだとか日本のプロ全員がダメだとかそういう事ではないと思う。日本ツアーそのものが世界基準とは程遠いのだ。ちょうど、日本のプロ野球がつい2年前までメジャーリーグよりはるかに「飛ぶボール」を使っていたように。日本の音楽ヒットチャートが作られたキワモノアイドルよってに占拠されているように。 そう、普段から「白ティ+打ちやすいラフ+柔らかグリーン(注:例えです)」でプレーしている人間が、いきなり「フルバック+出すだけが精一杯のラフ+かちこちグリーン」でまともに戦えるわけがないのだ。 JGTOがJPGAから独立してもう13年目。でも、結局日本ツアーはスポンサーとマスコミ、イコール広告代理店の私腹肥やし装置であることは変わりなく、選手が世界で戦えるとか、ゴルフの地位向上なんて二の次。いや逆に「客寄せパンダは世界に出ていくな、日本の試合に出ろ」と足を引っ張る始末。 そう、ぬるいレギュレーションも甘いスポンサー契約も「世界で戦えない選手」を大量生産するためにわざとそうしているのではないか?という疑惑さえ浮かんでくる。 古くはジャンボや倉本昌弘プロから、川岸良兼や市原武彦などの大型選手、星野英正や宮里優作のような天才肌のプレイヤーがもし最初から海外(アメリカ)で戦っていたら、きっとメジャーの1つや2つや3つは取っていたと思うんだよね。 だから、遼もそうだけど松山英樹や藤本由則といった新世代のプレイヤーも是非世界で戦って欲しい。狭くて澱んだ日本ツアーなんて、最初から相手にしちゃダメだよ! (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
月曜日の祝日、飽きもせずまた高槻GCの河川敷へ。先週もそうだったけど、今週も暑さと雨の予報のせいか、薄暮プレーを希望する人が数えるほどしかおらず、この日も2バッグで18ホールラウンドできた。 担ぎだったら18ホール3900円ぽっきり(日没までにラウンドできればだけど)。きさいちへ行くと9ホール6000円(ビジターフィー)だからコストパフォーマンスは抜群である(大阪人は何よりもコストパフォーマンスを大事にする人種なのである)。 この日は5W、6−9アイアン、PW、54、SWの8本。ちなみに先週はウッドは7W1本だったんだけど、これをティショットで何度も打っていい感触がつかめた(やっぱり実戦で使って初めて分かる事も多いね)ので「柳の下のどじょう作戦」である。 5Wのティショットは7Wに比べると右へ左へ大きくぶれた。カーボンのRシャフトだから合わせにいくようなスイングだと逆に曲がるのかもしれない。後半、思い切って振りぬくようにするとまっすぐ飛ぶようになり一安心。 アイアンは「下半身を積極的に使う、ただし小さく使う」作戦でラインが出だす。「極力使わない」ではなく「小さく使う」っていうところがミソなんだよなあ。難しくてなかなかできないんだけど。 パターは「速めのグリーン用」の2ボールを持っていったんだけど、エアレーション中で転がりが悪くて大失敗。マラネロの方がよかった。 で、アプローチ。やっぱり高槻へ行くと成功率が高く、グリーンエッジから(30y以内)もミドルレンジ(30y〜80y)も両方気分良く打てる。ミスは1回づつくらい。これは私にとっては信じられない数字。 で、だ。何で高槻では成功するのかをつらつら考えてみた。するといくつかその理由が思い浮かんだ。 1,スコアを付けない(記録に残さない)のでのびのびと振れる(ミスしても何とも思わない) 2,知らない人ばかりなので気楽。気楽だからミスを恐れないで振れる そして最も大きな原因は、 3,芝が厚いので安心して打てる 1・2に関してはもう説明不要。プレッシャーに弱いんだよ私は。そして3番だけど、今の時期、河川敷の芝生ってフカフカでしかも腰が強いので、ほとんどすべてのライがティアップしたような状態なんだよね。だからほぼノープレッシャーでスイングできる。これがとっても大きいのかなと。 そういえばM岡師匠が「アプローチはライによって全然(難易度が)違いますよ」って教えてくれたけど、まさにそのとおりなんだろうなと。そういえば、私がひどいチャックリをした時は、ほぼ決まって雨上がりで、薄い芝が申し訳程度に生えてるけどほぼベアグラウンドに近いフェアウェイ(冬の砲台グリーンの花道みたいな)からか、密度の薄い沈んだラフとかからだもんね。 そう、だからライが悪い時はミスしても仕方ないと思えばいいのだ。俺が悪いんじゃない。ライが悪いんだ。そうだきっとそうだ。そう思おう。思った。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
昨日は仕事関係でお世話になっているK高さんをきさいちにお招き、◯と3人のラウンド。そんなに暑くなく、雲が多くて湿度が低く、大変快適なラウンドだった。◯もいい成績だったし。うん。楽しかった。すごくね。 2OBと7チャックリを除いては。 コースへ出ると、気をつけていてもアプローチの体が硬直し(1)グリップも硬直し(2)テンポが早くなり(3)リズムもむちゃくちゃになり(4)手打ちになり(5)ヘッドアップする(6)。 で、結果は空振りに近いトップかボールの手前10cmを打つかどちらか。5回に1回は偶然その中間にクラブが下りてハーフトップしたりチョイ噛みショットになる。まともに当たるのは50回に1回かな。 ちなみに謙遜でも誇張でもない事は私と一緒にラウンドした人ならお分かりだろう。ここまで酷いと、いくら練習しても一生治らないんじゃないかなって思うよ。 上の6つ、これを予防する方法は今までと完全に打ち方(のイメージ)を変えるしかないと思うのだが、それも恐いんだよなあ。パターだったらグリップを変えたり中弱や長尺に替えるっていう手もあるんだけどな。 ちなみに打ち方を変える方法としては、右手一本で打つのが1つ。これだとミスしても自分を責めないで済む(笑)。っていうか、強制的に体を使わないと振れないので、2・5あたりが改善されるのだ真面目な話。 あとは肘から下を完全に固定して体の回転だけで打つという方法。これだと多少リズムやテンポがおかしくても当たってくれそうな気がする。グリップが硬くても何とか当たるだろうし、いやむしろグリップは固めてしまうんだけどね。でも、体を無理やり回転させるとなぜかそのままヘッドアップしちゃうんだよね。 本気で長尺ウェッジを開発しようかな、と思う今日この頃。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
ごくまれにしか要求されないショットというのがある。例えば左打ち(右利きの人で)だとか、エッジからスプーンのアプローチとか、砲台グリーンへのワンクッションのアプローチとか、30yを超えるパットとか。 こういうショットを練習するのはちょっと気恥ずかしい。なぜなら、「まともなショットやアプローチもできないくせにあんな練習して、自分がどれだけ上手いつもりだ?ぷぷぷっ」と陰口を叩かれそうな気がするからである(そう、私は自意識過剰なのだ)。 あと、練習しない理由は他にもあって、こういうショットは「まともなショットが打てるようになってから練習すべきだ。だから私にはまだまだ早い」と考えてしまいがちである。でも、一般ゴルファーは「まともなショットが打てるようになる事」なんて一生ない(上手くなったらなったで、いくらでも課題や気に入らない部分が出てくる)ので、つまり一生練習しないまま人生が終わる可能性もある。 というわけで、こういうショットは思い立った時に練習したほうが良いと思われる。それに、これらのショットはちょっと練習するだけで結構できるようになるような気がするのだ。 何だか拙い文章で何を言いたいのか解りづらいので、もっとわかりやすくグラフにしてみよう。 灰色のS字型のグラフは学習曲線と呼ばれるもの(らしい。よく知らないけど)で、勉強やスポーツなどを習熟していく過程を示したものである(らしい)。 最初はなかなかうまくならない(覚えられない)が、ある時期から急激に習熟してきて(うまくいくようになって)、ある程度上達すると再び上達が遅くなる、という事を表している(と思う)。この曲線はゴルフ全般に関しても同じことが言えるのではないかと。あくまで一般論だけど。 え、じゃあ「ちょっと練習するだけでうまくなる」わけじゃないじゃん、嘘つき!と思われるだろうけど、ここで赤のグラフを見て頂きたい。私が思うに、最初に書いた特殊なショットの学習曲線は一般のそれと違って「始めたら急速に上達していく」んじゃないかなと思うのだ。 理由その1。一般的な学習曲線は「ゼロからのスタート」だけど、特殊なショットは「ある程度ゴルフがわかっている段階からの応用編」なので、最初の「初心者が慣れていく」という過程をすっ飛ばすことができるんじゃないかと思うのだ。 理由その2。特殊なショットは「習熟していく」というよりも「コツを掴む」「慣れる」「体験して理解する」という感じだと思うんだよね(ただし特殊なショットでも、ロブショットやバンカーから距離を調整するショットなどは単にコツうを掴んだり理解するだけでは上手くならないと思うので別)。だから、「ちょっとやってみる」だけである程度効果があるんじゃないかと。 実際、ワンクッションのアプローチなんて「どのアイアンを使ってどれくらいの強さでどこに当てるか」というのは10分も練習すれば分かるし、一度そういう基準を作っておくと「ラフが深そうだから強めに打とう」とか「傾斜がきついから9番で打とう」とか応用が効くしね。 スプーンのアプローチにしても、一度打ってみるとその弾きと転がりの良さに驚くと思う。ティグラウンドの待ち時間などに、遊びで数球転がすだけでもやらないよりはるかにマシな経験になるのではないかと。 え、偉そうに言うお前こそ、普通のアプローチを普通に出来るようにすべきだろって?ははー!(平伏)仰るとおりです。 (ドリルB:1650/10000) (アプローチ:6540/10000) (素振り:560/10000) |
先日、極東の島国である日本という変わった国で開催されている男子ツアーでの出来事。最近ずっと調子が悪かった「リョー・イシカワ」というスター選手が、2日目に6ストローク伸ばして69位タイから12位タイまで順位を上げ、予選を通過した。 すると3日目の中継の冒頭、アナウンサーは「この男がついに覚醒の時を迎える!」と雰囲気たっぷりにアナウンス。まあホストプロだし国民的スターだし、気持ちはわかる。でもね、 2日目にたかが6アンダー出してたかが12位タイで予選通過して何が「覚醒」だ。 案の定、3日目はスコアを伸ばせず、最終日はさらにスコアを3つ落として急降下。目を覚ましたの一瞬でまた寝ちゃいましたが?「ついに」「覚醒」っていうのは最低優勝してからだろ?聞いてんのかTBS、お前のことだよ。 この煽り文句考えた奴(アナウンサーかプロデューサーかしらんけど)はニワトリより頭が悪いか、「最近の遼は1日や2日は良い成績が出せても次の日には別人のように荒れたゴルフをしてしまったり肝心のところでパットがショートしたりドライバーを大振りして自滅したりと優勝争いに絡みそうで絡めないちぐはぐなゴルフをしているのだがこれはなにか根本的な部分に問題があるのではないだろうか例えば父親との確執とかキャディとかコーチに付いていないせいだとか。このままでは大事な日本の宝が萎れてしまう。来季アメリカを主戦場にすれば数年間は苦労しても結果的には世界で戦えるプレイヤーになれると思うけど取り巻きがそのままだったらそれも難しいだろうなあ」ぐらいのことを多くのファンが考えているという事を知らず、「石川遼のファンは皆腐れ脳みそのミーハー追っかけばかりで2日目だろうが何であろうが6アンダーも出せば鼻血が出るぐらい騒いでぬか喜びしてやがるだろうしここは『覚醒』とでも叫んでそういうバカどもにサービスしてやろう」と考えているのだろう。 そう、視聴者を思い切り馬鹿にしている発言なのだよこの「ついに覚醒」という言葉は。 もういい加減にしておかないと、いくら温厚な日本人でもやる時はやるぞ。DoCoMoとかJALとかNECとかSHARPみたいに既得権益に胡座かいて顧客をバカにし続けた結果がどうなったか、よーく復習しとけよ。明日は我が身やぞ。聞いてんのか?電通、お前のことだよ。 (ドリルB:1670/10000) (アプローチ:6570/10000) (素振り:560/10000) |
アメリカではプレーオフシリーズの最終戦であるツアーチャンピオンシップが行われていたが、勝ったのはウッズでもマキロイでもフューリックでもワトソンでもローズでもドナルドでもシンプソンでもメイハンでもガリガスでもなく、ブラント・スネデカー(この10人のうち、顔と名前が一致するのは何人?私は6人)。 彼がスネデカー。可愛い顔してるけど、ビッグネームが軒並みバックナインでスコアを落としてるのに1人3バーディ1ボギーと抜群の精神力。とくに前半ダボとか叩いてるのに復活逆転優勝だもんね。というわけで、この1勝で彼に入るマネーは約10億円。遼、松山、藤本、世界が待ってるぜ。 さて、今日の本題は「河川敷で会ったすごい人」。といっても今回は今までとは別の意味で。 数日前、某河川敷ゴルフ場に薄暮プレーへ。この日は3人組で、1人は以前ご一緒したことのある50代の寡黙な人、そしてもう一人が今回の主役。仮にTさんとしよう。 Tさんは40代半ばぐらいか。体格が良く、顔は高田延彦に似た男前、綺麗に五分刈りにした頭と口の周りの薄い髭が只者ではない雰囲気を漂わせている。しかし服装はいかにも派手でチャラチャラした感じ、キャディバッグも流行りのスカルがデザインされた蛍光色。 それを見た私は「あっちゃー何だか態度デカそうなやつだなあ無神経なチャラ男だったらイヤだなあ」と思いながらあいさつ。すると外見には似合わず大変物静かで誠実に挨拶を返してきた。 それからホールを重ねるに連れ、私の第一印象は大きく間違っていることに気付かされる。とにかくニュートラルで明るく、嫌味にならない程度に話しかけてきてくれ、そして楽しく、大変気遣いのできる人だったのである。ナイスショット!などの掛け声も、なんというか書き方が難しいんだけど「誠実に」「お世辞や社交辞令ではなく」本心から言ってくれている事がはっきりわかるというか。で、それが作られた感じがせず、とてもニュートラルなんだよね。それでいて、イヤミじゃないのだ。 初対面の人にニュートラルに接するというのはできそうでなかなかできないことだ。何となくうわべだけっていうか、適当に接するよね。1回しか会わない可能性が高い河川敷の薄暮プレーだと尚更である。 特に私は人見知り&人嫌い&根性がねじ曲がっているので、初対面の人はとりあえず「敵」の箱に入れ「近寄ってくんな話しかけるな」オーラを出すという、三流の対人関係しか構築できない人間である。特にTさんのように外見がちょっと尖ってる人を見ると、もう無条件に「自分とは合わない、キライ」と考えてしまう。 そんな私から見ると、Tさんのそのニュートラルさはもうとてつもなく素晴らしく羨ましく眩しく、逆に自分自身がとっても矮小でくだらない人間に思えてちょっと落ち込んだ。でも、今さら無理してTさんの真似とかできないし、してもそれは自分じゃなくなるしね。 でもせめて、人を見た目だけで判断しないようにしようと思った。 (ドリルB:1670/10000) (アプローチ:6570/10000) (素振り:560/10000) |
「トリトリ教の教祖」さんが掲示板に書いて下さった「クラブヘッドで芝生の表面をブラッシング」を練習すべく夜10時からドライビングレンジへ。 30y以内は結構うまく打てるのだが、ミドルレンジ(40y〜70y)になるとやはり恐怖心からどうしても球に当てにいってしまい、なかなか「偶然そこにボールがあって」というイメージが出ない。コースでライが良ければもう少しリラックスできると思うのだが・・・・トリトリ教の教祖さん、私の恐怖症は相当根深いようです。でももう少し頑張ってみます。 トリトリ教の教祖さんは打ち方の問題はないのでは?と書いて下さったけれど、やはり技術的な問題もあると思う。特に体ではなく腕(手)を使って打ってしまうのは致命的である。それはわかってるんだけどなあ。 しかし、だからといってゴルフ武勇伝の岡崎公聡コーチ(この人もアプローチイップスである)のような「ドジョウすくいアプローチ」(命名:編者)はしたくない。それならチッパーを使うほうがいい。でもチッパーなんか使ったらK見師匠に破門されるだろうしなあ・・・・ 手打ちにならないためにはバックスイングを肩で上げる。これがまず絶対的最低条件だよね。 で、半ば諦めて最近ハマっている80%スイングでアイアンとウッドを練習。これは倉本昌弘プロ推奨の、スイングスピードをわざと80%に落としてコントロール重視のショットをするというやつである。つまりリズムはそのままでテンポだけを80%にするということだ。メトロノームでいうと100から80に下げる事になるので、これは想像以上にゆっくり振らなければいけない。まああくまでイメージなんだけどね。 80%スイングにすると、ダウンスイングで力が抜けるし、インパクトでヘッドが返ってくるのを待てる感じが出てくるしとてもいい感じなのだが、ちょっとでも飛ばそうと思うと腰と手がばらばらになってとんでもなく引っ掛けたりするのが玉に瑕。 しかし、飛距離の欲を捨てて上手く打てば、ドライバーは低めの球でキャリー210yぐらい出るので普通のホールではもうこれで十分なんだよね。さらに、ありとあらゆるミスが出るフェアウェイウッドも、80%スイングを試してみて自分が今までいかにリキんで打っていたかがよく判った。フェアウェイウッドこそゆっくり、特にダウンスイングではゆっくり。 で、ここまできてやっと、魯鈍な編者は思い当たったのだ。 あ、アプローチも80%のスピードで打ったらいいじゃんと。 試してみると、やはり今まではだいぶ打ち急いでいたということがよーく判った。特に切り返しのタイミングとダウンスイング。ここをどれだけ我慢できるかが鍵のようだ。 そう、トリトリ教の教祖さんも、M岡師匠も、先月きさいちの薄暮で教えてくれたおっちゃんも、みんな言ってくれてたことじゃん。それに、アプローチで「バックスイングとダウンスイングのスピードを一緒にする」というのはもうローマ帝国が栄えていたぐらい昔から伝えられていることではなかったか。 というわけで、今日の結論。 アプローチは肩で上げてゆっくり下ろす でも、アプローチをゆっくり打つって難しいんだよなあ。 (ドリルB:1690/10000) (アプローチ:6620/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/28(1167938hit) ベニーカントリー(その1)
昨日はK見師匠のホーム、ベニーカントリーで2組のラウンド。私・◯・K見師匠・T中さんの組とN谷くん、K藤くん、I上さんの2組。全員ゴルフを三度の飯にしているような人たち(ちょっと違うか)である。 今日はフルバックから(6669y・パー72)。アウトスタートは競技をしているのでインスタートから。久しぶりにショットナビを使ってみた。
何ホールか端折ってるけど、あんまり気にしないでください。続く。 (ドリルB:1690/10000) (アプローチ:6300/10000) (素振り:560/10000) |
2012/9/29(1168212hit) ベニーカントリー(その2)
ハーフが終わった段階で10時半。すぐに出れるということなので、スルーでアウトをラウンドすることにした。
どうも「無理せず」っていうのがパーを取る秘訣みたいだなって今さらですかですね。
ここから、しばらく記憶が途切れる。
いやあ、グリーンが早くて(スティンプメーター9.0)硬い(コンパクション9.6)となかなか面白い。寄せもパットも普通に打ってたら入るどころかカップに寄りさえしないし。 いやあ、勉強になりま・・・え?端折ったホールはどうだったかって?それに、結局いくつで回ったかって? いいじゃんそんな瑣末なことは。 (ドリルB:1690/10000) (アプローチ:6300/10000) (素振り:560/10000) |