日記83

2005年3月1日〜15日

上から下に読んでください


去年までの日記


今年(2005年)の日記
1月前半
1月後半
2月前半
2月後半

  2005/3/1 (250588hit) ハワイてくてく旅行記・その7


 ついにその7まで来てしまった。あの、正直に告白しておきます。今回のシリーズ、ちょっと体調不良&精神不安定のため、あんまり面白くありません。だんだん飽きてこられている方も多いと思います。ごめんなさい。

 散々な(でも楽しい)ラウンドを終え、キッズプログラムに預けていた息子を回収しに行く。今日のプログラムはプール遊びだったから、十分に楽しめたとおもうのだが・・・。 4時に到着すると、息子はプレイルームの中で一人寂しくジュニア用のビリヤードをしていた。「どうだった?」と我々が声をかけると、「うん、ちょっと・・・」と寂しそうな顔だ。ひょっとしていやな目にあったのか?


トホホな時間が待っているとも知らず、キッズプログラムに向かう息子。ごめんな!


 話を聞いてみると、7時間のプログラムのうちプール遊びはたった30分ぐらいしかなくて、あとはずっとプレイルームの中で紙粘土でイルカを作ったり、それに色を塗ったりしていたらしい。これでは幼稚園である。ちなみに息子は小学5年生。そう、あまりに幼稚すぎて、またプールの時間が短すぎて、彼には面白くなかったようなのだ。

 これは我々両親のミスである。キッズの受け入れは5歳から12歳までではあるものの、実際には幼稚園児や小学校低学年の学齢を対象にしたものであったようだ。もうすぐ12歳の息子にはあまりにも幼稚すぎ、何度も江戸川コナンのように「おいおい・・・」と心の中でツッコミを入れたに違いない。悪い事をした。

 ゴルフに打ち興じる鬼畜両親ではあるものの、こんなに可哀想な事を顔を見れば父性本能、母性本能がむくむくと芽生えてくる。時間はもう4時だったが、もう一度息子をプールへ連れて行ってやる事にした。

 ここのホテルにはいくつかのプールがあるが、息子はウォータースライダーに乗りたいという。さっそくそこまでモノレールに乗って移動。水は冷たかったが、愛する息子のため一緒に入る事にした。ちなみに○は「この年で水着は辛い」と自意識過剰しおらしいセリフを吐き、プールサイドで写真係となった。


溺れているわけではありません


 30分ほど体を慣らし、息子はウォータースライダーへ。私はあと15秒泳いだら過労死するぐらい疲れたので、息子の監視を○と交代しプールサイドのデッキチェアーに横になる。ああ、至福の一瞬。


小学生の頃はこんなものでもムチャクチャ面白かったんだよなあ

 その後息子はキッズプログラムの鬱憤を晴らすかのように、30回以上ウォータースライダーを滑り降りたのであった・・・・

 明日はいよいよオアフへ戻る。最後の1日は家族でごるふ&仕事(私)&ショッピング(○)である。今年も○の物欲眼光ビームは炸裂するのか?息子は無事ラウンドできるのか?あの、あんまり期待しないで待ってて下さい。

  2005/3/2 (251163hit) ハワイてくてく旅行記・その8


 季節はいつの間にか3月。歳をとるのは仕方ないが、果たして俺は精一杯生きているのだろうか?俺の人生は間違ってはいなかったのだろうか?なーんて。

 午前4時半、部屋に備え付けの目覚まし時計が鳴る。そう、今日はハードな1日なのだ。午前6時20分の飛行機でオアフへ飛び、ラウンドし、レンタカーを借り、ごるふショップへ行き、仕事の店へ行き、ティファニーへ行き、バリーへ行き、カラカウア大通りを濶歩し、美味しい晩ご飯を食べる。考えただけで気が狂いそうだが、旅先という緊張感と目一杯楽しまなければという貧乏症の考えがある限りどんな日程もこなせるだろう。

 ホテルに前もってチェックアウトの時間を言っていたので、朝起きた時にはすでに支払いも済み、領収書がドアの下から差し込まれていた。そこには天文学的数字が並んでいたが、これからの志気に関わると思い見て見ぬふりをする事にした(えっ、心停止したんじゃあ・・・)。

 さて、大きな荷物を転がし、ホテルの棟を出る。時刻は午前5時。最初に書いたとおり、ここヒルトンワイコロアビレッジは4つの大きな建物が半円状に並んでいて、我々が宿泊したオーシャンタワーはメインロビーから最も離れた位置に存在する。実際には船やモノレールの3駅分離れているのだが、モノレールの乗り口へ着くと真っ暗。イヤな予感を抱きつつ表示板を確認すると、

「モノレールの運行は午前6時からだよ〜ん」(訳:編者)

 と書いてある。実は前の日の晩、○が、「モノレールは朝早くからちゃんと動いてんの?」と私に聞いていたのだが、私は大して調べもせず「んなもん動いてるに決まってるやんけ」と思い込んで答えていたのだ。恐る恐る○の顔を見ると、普段は天女の顔をした○が攻撃型第一形態である鬼の形相に変わっている。

 私は平謝りに謝り、我々家族は仕方なく長い道のりを重いスーツケースを転がしながら歩きだした。しかし、歩いても歩いてもメインロビーは遠い。廊下にゴロゴロとキャスターの音を響かせながら、我々3人はてくてく歩く。黙々と歩く。ただ歩く。後ろから○の憤怒眼光ビームが照射され、私の背中をじりじりと焦がす。ビームで私の背中に「怒」という文字が数百個刻まれた頃、やっとメインロビーに到着した。早足で15分ほどかかったので、恐らく1500ヤード以上はあっただろう。

 早朝から疲れ切った我々だったが、○の肩をもむ暇もなく飛行場へ急ぐ。飛行機の時間まであと1時間なのだ。そしてここから飛行場まで20分。間に合うのか?

 19号線を時速70マイル(約112km)ですっ飛ばす。しかし私には勝算があった。なぜなら、このレンタカー会社がオープンするのが5時30分。つまり5時30分にレンタカー会社に着きさえすれば、朝一の飛行機にはタイミング的には間に合うと踏んでいたのだ。

 時計で2〜3分の余裕は生まれそうな事を確認し、私は車を路肩に止める。まだ周囲は真っ暗。それも家の明かりも街灯さえもない漆黒の闇だ。私の気が狂ったのかと不安そうな○と息子に、私は「空を見てごらん」と言う。

 見上げれば、日本の2倍も3枚も強く輝く星たちがまたたき、星座たちが自己を主張している。しばし見とれる我々。○の形相が平静モードにレベルダウンした事を確認し、再び車を走らせた私であった。たった1〜2分だったが、一生忘れない星空になった。


飛行機を待つ人たち。写真が無くて寂しいので入れてみました


 さて、もくろみ通り無事飛行機にも間に合い、オアフへ到着。ここからは毎度お馴染みのアイランド・ゴルフサービスの野村さんにお任せだ。空港で待ち合わせ、リムジンに乗ってコーラルクリークゴルフコースへ。初めてラウンドするコースである。


リムジン内で早朝から疲れ切る息子と平静を取り戻してくれた○


 ああ、たった3時間の出来事を1回分の日記にネタにするなんて!我ながら自分のウェブ運営方針に異論を唱えながら続くのであった。

  2005/3/4 (252312hit) ハワイてくてく旅行記・その9


 春である。命の息吹があちこちで感じられ、心がうきうきしてくる春。しかし花粉がの飛散もあちこちで感じられ、鼻がむずむずしてくる春でもある。嬉しくもあり悲しくもあり。


 ホノルル国際空港から車で走ること40分。オアフ島のよかわ、ハワイの千葉県と呼ばれる(呼んでいるのは私だけであるが)エヴァ地区に到着。ちょうど真珠湾を挟んで空港の反対側になり、頭上を戦闘機や旅客機が行き交う。

 ここにはカポレイ、ハワイプリンス、ニューエバビーチ、そしてコーラルクリークと4つのゴルフ場がひしめいている。比較的新しいコースが多く、中でも今回ラウンドするコーラルクリークは最も新しく、まだ開場して6年目である。パスパラムという芝をグリーン・フェアウェイに使用しており、大変打ちやすいという評判であるが、さて実際はどうだったのか?


逆光だが芝の美しさはご理解いただけるだろう。10番ホールティグラウンドにて

 インスタートはいきなり池越えのショートホール(140ヤードパー3)である。昨日のワイコロアと違い、回りは日本人ばっかり。前の組も後ろの組も日本人。特に後ろは3組ほどが同じ仲間のようで、とても楽しそうだ。

 昨日ラウンドした事で体が慣れたのか、はたまたコースが易しいのか、まずは寄せワンでパースタート。息子も朝イチのショットはうまく当たりすぎて飛びすぎのOB。○は2オン2パットのボギー。

 しかしこれで調子に乗り過ぎた私は、次のパー5で9も叩いてしまう。3打目をシャンクしてバンカーに入れてしまい、バンカーからは土手のラフへ出すだけ。そこからのショットもダフって10ヤードしか飛ばず。おまけに3パットホホ。バンカーとラフは意外とくせ者だ。気をつけなければ。

 その後は持ち直し、ハワイで生涯初めてのバーディも取り、前半は何とか44(1バーディ・5ボギー・+4が1個)で折り返す。ちなみに○の調子も良さそうで、パーを2つ含む46。息子は後ろがつかえそうになった2ホールをパスして7ホールトータルで61。

 パスパラムがとっても打ちやすいというのは本当であった。まあ、コース自体もそんなに難しくないし。なんせ、ミドルティ(白)から5912ヤードしか無いんだもん。コースレートは68.5、スロープが123だし(スロープレートはよく知らないけど、アベレージごるふぁーにとっての難易度を示す指標らしい)。

 こっそりバックティ(青)から回ろうと思ったのだが、この日は白ティと青ティが全く同じ場所に刺されていた。きっと私のような輩がたくさん居て、自分の腕も考えずバックティからラウンドし、スロープレーになるのを防ぐためだろう。チャンピオンティからラウンドする勇気はさすがになかった。


ホール表示はこんな石なのだ


 ハーフターンで売店に立ち寄り、スパむすびとアイスティーを食べる。スパむすびってどうしてこんなに美味しいのだろうか?日本でも売り出したらきっと売れると思うんだけどなあ。特に天むすのある名古屋とか。でも○は「アホかあんたこんなんここで食べるから美味しいんやんか日本で食べても美味しないに決まってるわ」と全く正しい意見を言う。その通りなんだろうけど、男のロマンにそんな正論で反論しなくても・・・


コースにいた犬。純粋なハワイアン・シープドックだ・・と言うのはもちろん嘘である


 しかしスパむすびのお陰か、後半も好調は持続し(というかやっぱりコースが易しく芝が打ちやすくグリーンが素直だったからだろう)、5ボギーの41。合計85で、昨日の100叩きを何とか挽回できたかな?という感じだった。 また○は48で合計94。これも素晴らしいスコアだ。


葉っぱに願い事を書くとその願いが叶う木?を見る息子


 そして息子は6ホールで56。合計118だが18ホールに換算すると163。短いミドルで3オンし、パーチャンスが1回あったのが一番嬉しかったようだ(3パットしてダボだったけど)。しかし15ヶ月前のマカハバレーでのラウンドと比較すると、飛距離も出るようになったしミスショットも減ったしスウィングもキレイだしやっぱり子供の成長力というのはすごい。きっとあと2年もすれば抜かされてしまうんだろうなあ。


家族3人の中で一番美しいスウィングである事は間違いない・・・親ばかでスイマセン

 というわけで、次はごるふショップへGO!

(あと2〜3回で終わるはずです、はい)

  2005/3/5 (252817hit) ハワイてくてく旅行記・その10


 気分良くラウンドを終えた我々一行は、野村さんのリムジンで再びホノルル国際空港へ。そこでレンタカーを借り、ニミッツハイウェイを西へ。ワイキキへはH1(高速道路)を使用した方が早いのだが、その方が気分がでるし、ワイキキへ行く途中でPro-Amごるふショップへ寄り道したかったのだ(っていうか、その為にレンタカーを借りたといっても過言ではない)。

 途中でカピオラニBlbd.に入り、アラモアナショッピングセンターが見える直前にPro-Amごるふショップはある。しかし、実は「どうしてもここで買いたいもの」は無かったりする(なのにわざわざレンタカーを借りた私って・・・)。


スタンドバッグの山・・・というか群れ

 そう、初めて訪れた時は物珍しさと浮かれ気分で山のような買い物をし、2回目となる前回もお土産を買うという目的があったし○も私もクラブを買ったし息子用のセットを買ったりもした。しかし今回、目新しものは何もなく、心もあまりときめかず、クラブも買いたいものが無く、あっても日本で買うのと同じぐらいの値段であり、さらに唯一買って帰ろうと強く心に思っていたキャップクリップ付きボールマーカー(80を切る!ってやつね)が全て売り入れていて、がっかりしたのであった。

 「大人になるとは興奮しなくなる事だ」と言ったのは新野新氏だったか。確か、今では伝説となった「ぬかるみの世界」という深夜ラジオ番組での名言であった。今私は、氏の言葉を噛みしめながらごるふショップに立ち尽くすのであった。


ニューアイアンにも興味はイマイチ


 するとお土産コーナーで○が「これいいんちゃう?値段も手頃やし・・・面白そうやで」とある物を見つけた。それは、そのコーナーの一番下の段、つまり最も目立たない場所に20個ばかり乱雑に置かれていた。


お土産コーナーで「それ」を手にする○

 その「ある物」とは、「パターキャディ」だった。私は○に事情を説明し、何だかとっても悲しい気分になったのであった・・・・・(話がわからない人は、雑記のコーナーをご覧下さい)

 人生の夕暮れを感じつつショップを後にし、ワイキキジョイにチェックイン。部屋でしばらくのんびりし、夕食を食べに出る。私は中華料理かエスニック料理、それも何故か海老の炒め物系がとっても食べたいと思ったのだが、息子がいるので辛い物はダメと○が却下。

 結局、歩いて20分ほどのホテル・ルネッサンス・イリカイ・ワイキキ内にある「カヌーズ・アット・ジ・イリカイ」という魚介類がメインのリージョナル・キュイジーヌ(よく解らないが何だか新しい料理らしい)へ行く事にした。で、ここが大当たり!

 ちょうど日没の時間帯で、ヨットハーバーをバックにハワイアンサンセットを堪能し、美味しい料理を堪能し(海老もあった)、ワインを飲み、この旅行の締めくくりにふさわしい素晴らしいディナーとなった。


明日への活力

 おまけに、我々がデザート堪能している時、すぐ横のヒルトンラグーンで打ち上げ花火が上がった。すぐ横でしかも超低空で繰り広げられる花火に、とっても幸せな気分に浸るhiro家。

 さて、このまま終われば最高の旅行だったのだがそうは問屋が卸さないのが私である。この最高の瞬間から2段階に渡ってどん底の気分を味わう羽目に陥るとは、この時のhiro家の誰もが予想していなかったのであった・・・って、まだ続くのかよ!
 

  2005/3/6 (253198hit) ハワイてくてく旅行記・その11


 ついにその11。11回もエピソードを披露したのに、まだ最大の山場は先である。どんな旅行や。

 夕食を食べ終えた我々一行は、長い1日を終えようとしていた。あとはホテルまで歩いて帰って○の買い物に付き合うだけである。思えば今日は朝5時から重い荷物を転がして歩いたのだ。心地よい疲れを感じながらワイキキビーチに向かう。行きはヒルトン・ハワイアンビレッジの中を通ってきたのだが、帰りはもう暗くなっていた事もありカラカウア大通りを通って帰る事にした。

 大通りに出て右折し、心地よい風に吹かれながら歩く。途中でアラワイ運河を越えると、人通りが少なくなってきた。ホノルルといえどもアメリカである。危険が無いかどうかしっかり周りを見渡しながら歩く私。

 20分ほど歩いたろうか。○と息子の歩みがだんだん遅くなってくる。息子は3分に1回「まだぁ?」と言ってくる。そのたびに「もうすぐや」という私であったが、行く手になかなかカラカウア通りの華やいだ明かりが見えてこない。さっきハードロックカフェを通り過ぎたからもうすぐのはずなのだが・・・

 不安になった私は、そこで初めて大きな過ちに気づいた(早く気づけよ)。なんで往路で渡らなかったアラワイ運河を越えてるんだ?あわてて地図を確認すると・・・・

 正反対の方角に歩いてますが、わたしたち。

 何故だ?ワインに方向感覚麻痺作用でもあるというのか?海老に幻想を起こす物質が含まれていたのか?それとも、デザートのチョコレートに・・・・と冷静に状況を分析していると、背中に焼け付くような痛みを感じた。恐る恐る振り返ってみると、○の口は耳まで裂け、体中がデコボコになり、しっぽが生え、背中には服を突き破ってヒレ状の板が成長しつつある。

 いかん!○の攻撃第二形態、ゴラジ・メタモルフォーゼだ!!5年に1回程度しか表さない怒りの変身である。そしてその大きく開かれ、キリのように尖った歯の間から吹き出される放射能が私の背中をみるみるケロイド化しているのであった。

 私は呼吸運動と心臓の拍動以外の全生命エネルギーを謝罪のエネルギーに変え、地面にひたいをこすり舗装を剥がしながら謝り、2時間37分かけてようやく○の怒りを静める事に成功した。人生で最も長い2時間37分であった(たぶん2時間37分息を止め続けてもこの時より長くは感じないだろう。っていうか、死ぬだろう)。

 その後、私はホテルまで太鼓持ちの如く○のご機嫌を取りながらてくてく歩き、ホテルに着いたのは○のゴラジ・メタモルフォーゼが解けて25分後だった。そして私はただ○の後に従ってティファニーへ入り、BALLYに付き合い、財布を空にし、カードのサインをしまくったのであった・・・・


怒りを物欲に替え、一心不乱に獲物を探す○

 こうしてハワイの最後の夜は更けていった・・・・


(今日の日記にはわずかに脚色があります)

  2005/3/7 (253568hit) ハワイてくてく旅行記・その12


 2週間にわたって続いた旅行記もいよいよ佳境。果たして今日終わるのか?最近ヒット数が激減しつつある事をちょっと気にしながら、さっそく本題にはいるのであった。

 爽やかな朝。ハワイは今日も晴れだ。ワイキキ・ジョイ・ホテルのコンチネンタル・ブレックファースト(っていうかパンとフルーツと飲み物の食べ放題・飲み放題)で英気を養い、今日のお昼までの予定を考える。飛行機は2時だから、空港にはお昼に着けばよいのだ。


我々家族が思い出に浸る以外の何者でもない写真

 すると○が、「私買い物したいねんけど」と言い出した。昨日の事もあり、顔で笑って心で泣きながら○の買い物に付き合う事にした。息子はホテルで留守番(ゲームボーイをするんだと)。

 ○はお目当ての靴屋で靴を二足買い、その買い物とお土産を入れるために40ドルで安物のバッグを買い、そうこうしているうちにいよいよワイキキとお別れする時間が近づいてきた。

 レンタカーを返却し、空港へ。そしてチェックイン。今は全て機械でチェックインできるので楽だ。クレジットカードを通し、さくさくとチェックイン・・・・ん?画面には「チェックインは24時間以内じゃないとできないよ〜ん」との表示が。何度やっても同じだ。何故だ?まさか・・・

 背中に冷や汗を流しつつ、係員に英語で「私チェックインしたいカード入れるダメどうして?おしえて」と聞いてみた。「えっと、あんたさんの名前は?」と係員。「hiroっていうんやけど・・・えいち、あい、あーる、おーのhiroですわ」と私。

 しばらく端末をいじって、彼曰く。

 「今日のフライトリストにはhiroはんのお名前はありまへんで。ホンマに今日でっか?」

 そんなはずはない。●ースウエストのおねーちゃんは確かに20日着、4泊6日と言ったのだ。いやしかし・・・・私は「どうかちぇっくしてください明日の便を」と聞いてみた。後ろでは○が今にも変身しそうな雰囲気だ。空港で変身し、暴れ出したら武装警官が駆けつけてくる。ヤバイ。一所懸命○をなだめていると、係員が悲しそうな顔をしながら言った。


 「オー、あんたさんの飛行機は明日やわ」

 それを聞いた瞬間、○は不気味に微笑む。こぼれそうな笑顔だ。そして、「#%#&〜〜〜〜〜〜〜!!!」と人間とは思えない叫び声を上げる。

 一種にして静まりかえる空港ロビー。○に光が集まってくる。いや、○が光を発しているのだ。そして地響き。○はさらに微笑みながら両手を広げ、今や身長は3mを越え、まばゆく輝きながら鋭い超音波を発している。このような形態は結婚してから一度も見た事がない。まさか、AKIRA化?

 私はこれから起こるであろう大惨事に恐れおののきながら、息子の手を引き後ずさりした。そして「逃げろ!」と周囲の人たちに叫んだ。今や○は直径5m程度の光の球と化している。もはやまぶしくて正視できない。ついに○が本当に覚醒する時が来たのだ。

 健康優良不良中年である私は覚悟を決め、「飛ぶぞ!」と叫んで息子の手を取り3kmほど離れたビルの屋上まで飛んだ。そして一瞬のちに起こる大爆発。キノコ雲。私は再び飛ぶ。・・・・・ホノルル国際空港と周囲20kmはがれきの山と化した。

 どれくらい時間が経っただろうか。もはや大きなクレーターと化した空港に私と息子が戻ってきた時、○はその爆心地に無傷で立っていた。「どうしたん?一体何があったん?」と○。どうやら覚えていないようだ。私はこのことは一生○には黙っていようと思った。そして同時に、○に対する忠誠を今まで以上に誓ったのであった。


多くの犠牲者を出した事を後悔する私と平常に戻った○と放心状態の息子

(今日の日記にもごくわずかに脚色があります)

  2005/3/8 (254178hit) ハワイてくてく旅行記・その13(最終回)


 旅行日程そのものを間違えるなんて、まあ良くある事だ。特に海外旅行では現地出発日と帰国日が1日ずれるわけだから間違えやすいのだ。統計によれば、海外旅行者の9人に1人は日程を間違えるらしい(嘘)。オーストラリアへ行くのに、空港で「ビザ(査証)はちゃんと取ったか?」と言われて三井住友VISAカードを誇らしげに出した人もいる事だし。まあいいか。

 記憶を失っている○には空港で爆発があり、フライトが明日へ延びたと説明して事なきを得た。っていうか、「まあ、もう1日伸びたんやし、ええやん。逆(「お前の飛行機は昨日のだよ〜ん」という事態)やったら大変やったけど。それに、また買い物できるし」と言ってくれたのを「事なきを得た」とするのは微妙だが、まあその場は何とか収まった。


本家BigBoyでハンバーガープレートランチを食す。って食事ばっかりだな


 仕事関係の知人に電話をし、宿の手配をしてもらってとりあえず荷物を置いた。さて、あと20時間をいかに過ごすか?もうレンタカーは返しちゃったし・・するとその知人が、好きな所へ送って下さるという。お言葉に甘え、我々はアラモアナ・ショッピングセンターへ行く事にした。

 そこで繰り広げられた惨状については、もはやこれ以上説明の必要はないだろう。ちなみに私はキャップを整理・収納する「CAPRACK」と言う商品を買った(日本で買えば7000円前後、そこでは$24.99だった。でも上のリンク先では$19.99だった。トホホ)。これで30個ほどあるキャップは美しく収納されるだろう。

 さらにカギや携帯電話に取り付け、本体のボタンを押せば電子音でそのありかを教えてくれるキーホルダーのセットも買った($69.95)。これで出かける直前に「カギがない!」と探し回る事もなくなるだろう。

 その夜、ワイキキのホテルではなく空港近くのモーテルに宿泊。アメリカ映画に出てくるような質素で味のあるモーテルであった。値段は質素じゃなかったけど。


プールと椰子の木がなければただのアパートである


 次の日。本当の最終日だ。アパートみたいなホテルにずっと居ても仕方がないので、とりあえず空港へ行ってチェックイン。空港は昨日の惨劇が嘘のように(って嘘だろ誰が考えても>俺)再建されていた。恐る恐るクレジットカードを通す。今度はきちんと名前が出てきた。良かった。

 さて、時間は9時。残り3時間であるが、ビーチへ行くにも中途半端だし、かといってまたワイキキ方面へ戻っても仕方ないし・・・結局、○の一存で再びお買い物へ行く事にした。そう、ワイケレ・アウトレット・ファクトリーである。カードの限度額を気にしつつ、タクシーに乗る。

 K-mart、Comp−USA、Office Maxなどをひやかし、忘れていたお土産を買い、うろうろしているうちにあっという間に時間は過ぎていった。


トロリーで移動する我々。っていうか、何故○だけが離れた所に?

 再びタクシーに乗り、今度こそ飛行機に乗るために空港へ。1回の旅行で5回も同じ空港を訪れる我々って一体・・・。でも、離れるとなるとやはり寂しい。旅の終わりはいつも寂しいものだが、今回はそれに虚脱感と敗北感がミックスされ、複雑な気分である。


さよなら!ワイキキビーチよ

 今回の旅行は本当にたくさん歩き、また最後にどんでん返しもあり、忘れ得ぬものとなった。今度はいつになるかわからないけど、私が行く限りそこにトホホは必ずついて回るであろう(○の変身もついて回るだろう)。でもいつかはとんきちさんのように5泊7日8ラウンド、といったようなごるふだけの旅行もしてみたいものだ。

 長らくおつきあい頂き、本当にありがとうございました。っていうか、とっても自己満足な日記になり、スイマセンでした。心から感謝と謝罪を書いてこのシリーズを締めくくらせて頂きます。


この旅行記は、1月23日に虹の橋へ旅立ったゴンちゃんに捧ぐ

  2005/3/9 (254687hit) ハワイのラウンドは?

2/17・ワイコロア・キングスコース・Par72(コースレート68.6)・晴れ(強風)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 10 11 12 13 14 15 16 17 18 in total
par 4 5 3 5 4 4 3 4 4 36 4 3 4 4 5 3 4 4 5 36 72
score 5 8 4 7 5 5 3 6 5 48 4 5 5 7 6 4 8 6 7 52 100
+3 +3 +4
putt 2 2 2 2 1 3 1 3 2 18 1 3 2 2 2 2 2 3 3 20 38

 さて、今日は蛇足のような企画である。旅行記でさらっと流したラウンドについて、もう少し触れてみたい。

 ハワイ島ワイコロア地区は、ゴルフコースを中心に発展したリゾート地である。ここにはワイコロア・ビーチコース(R.T.ジョーンズ.Jr設計)とキングスコース(T.ワイスコフとJ.モーリッシュ設計)がある。性格は、ビーチコースが典型的リゾートコースで易しめ、キングスコースがトーナメントコースでやや難易度が高いという感じだろう。



 ハワイ島のゴルフ場といえば、ラフのすぐ外は真っ黒な溶岩が広がり、そこへ打ちこむと自動的にワンペナというイメージがあるが、ここはそれほどタフなコースではない。ホール間も綺麗に芝生が植えられており、コース外周にのみ寂寞たる岩石地帯が広がっている。


コースの外は岩以外何もない空間が広がる

 で、コースの印象であるが、まずティショットはほとんどのホールでのびのびと打てる。OBは少なく、フェアウェイと同じぐらいの幅があるラフが広がるので大きく曲げてもセーフ。これは精神衛生上大変良い事だ。リゾートティからだとフェアウェイのバンカーもさほど気にならない。

 しかしセカンドショットはハザードがたっぷり用意されている。池越えのグリーン、大きなバンカー、うねる花道、フェアウェイ真ん中のマウンドによるブラインド。こういう状態で、しかも強風の中グリーンにオンさせるのは至難の業である。っていうか、18ホール中1ホールしかパーオンできなかっトホホ

 じゃあ寄せワンでパーを取ればいいじゃん、と思うだろうがグリーン回りは難易度ウルトラA。平らな花道はあまりなく、マウンドと傾斜で真っすぐ転がらないし、だだっ広いコースに距離感は狂わされるし、2m以内に寄せるなんて私の腕では72年早いと思われる。


フェアウェイの真ん中で口を開けるバンカー・鎮座する溶岩

 例えば16番パー4。3打目はマウンド越えのアプローチで残り40ヤード程度か。池ぎりぎりに切られたピンに向かってピッチエンドラン。ボールは花道でワンバウンドし、理想的な強さと軌跡でピンに近づいていく。自分で言うのも何だが、快心のアプローチだ。

 しかし3秒後、ディボットをなおしグリーンの方に再び目をやると、まだボールは動いている。そしてランし始めた時と同じ速度で転がり続けたボールはついにピンを通過し、減速することなく池の中へ吸い込まれていった・・・・ダブルパー。

 そう、このことから判るように、グリーンはとっても速い。そして大きい。さすがトーナメントコースである。3m以上のパットは距離感を合わすのが精一杯で入る気がしない。しかし芝目は強く、逆目だと全然転がらない。たとえ上からでもしっかり打たなければ近づきさえしないでショートする。

 11番パー3。バンカーから奇跡的に2mにオンするも、そこから3パットホホ。こういうグリーンでは
速いラインでもしっかり打つ勇気が何より必要なのだろう。




2/18・コーラルクリーク・ゴルフクラブ・Par72(コースレート68.5)・晴れ
hole 10 11 12 13 14 15 16 17 18 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 3 5 5 4 4 5 4 4 4 36 5 3 4 4 5 3 4 4 4 36 72
score 3 9 4 5 3 6 5 4 5 44 6 3 4 5 6 4 5 4 4 41 85
+3
putt 1 3 2 2 1 3 2 2 2 18 3 2 2 2 2 2 2 3 2 20 38

 こちらも18ホール中13ホールで池が絡む美しいコースだ。しかしリゾート地にあるコースらしく、チャンピオンズティーからでないとそのハザードは機能せず、私がラウンドしたフロントティからは拍子抜けするほど簡単なコースになってしまう。



 フェアウェイは広く、多少曲げてもラフに留まってくれるのはワイコロアと同じ。しかしここのラフは手強かった。先日も書いたが、パスパラムという芝はフェアウェイからだと大変打ちやすいのだが、芝が密集して伸びているラフからのショットではアイアンではなく鎌が必要だ(まあ、そこまでひどく伸ばしてはいなかったけど)。

 コースはフラットでゆるやかなマウンドが点在する。またほとんどのホールでティグラウンドからグリーンが見えるという設計もあり、大変リラックスしてラウンドできた。

 しかしここもグリーンが大きく、ピンと反対側に乗ったりすれば30m〜40mのパットが残ったりする。なんせ、最も奥行きのあるグリーンはフロントエッジから奥まで47ヤードもあるのだ。そう、乗っても全然油断できない。今回4パットが無かったのは奇跡といっても良いだろう(そのかわり3パットを量産したけど)。


ホールの左側に住宅が並び、「事故の時は自己責任で」の看板が

 上の写真のように、コースのすぐ横が住宅地という所もあるけれど、基本的には景色が良く、ハワイらしさが楽しめるお勧めのコースだ。


緑色の天国に点在するマイルストーン、みたいな

 ただし、空港のすぐ近くで飛行機の発着ルートの真下に位置するため、結構な騒音がある。それだけが興醒めだが、戦闘機が編隊を組んですごいスピードで上空を去っていく姿もまたハワイらしくていいかもしれない。


戦闘機は速すぎて写せなかった


 というわけで、ラウンド紹介というよりコースの紹介という感じになってしまったが、これは編者のさすがにもうこれ以上トホホをさらしたくないという心理がなせるわざであるとご理解頂き、長い目で見て頂ければこれに勝るしあわせはないという事で終わりとさせて頂きます。


おまけ:家庭内での私と同じく、腰が引けたスウィング

  2005/3/11 (255884hit) トホホホホホホホ

2/24・ゴールデンバレーGC・レギュラーティ・Par72(コースレート71.3)・
hole 10 11 12 13 14 15 16 17 18 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 5 4 4 4 3 4 3 5 36 5 4 3 4 4 4 5 3 4 36 72
score 7 6 4 6 4 4 5 7 6 49 9 5 4 5 5 5 7 3 6 49 98
+3 +4 +4
topics *1     *2       *3     *4           *5   *6
putt 3 1 2 3 2 1 2 2 2 18 3 1 2 2 2 2 2 2 1 17 35

*1〜*6・・・本文参照。合計トホホ度30

ウホホ6点( パー2点x3 ) VS トホホ30点 でトホホホホホホホホホホ。

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
9ボギー
3ダボ
1トリプル
2トホホ
98
(+26)
88.7
平均パット数
Putting average
1.944
(35)
1.926
(34.7)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.4
(0.8/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
16.7
(3/18)
36.7
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
66.7
(12/18)
77.2
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
16.7
(3/18)
32.2
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
55.6
(10/18)
80.6
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
62.1
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
220.0 230.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
0
(0/4)
29.2
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
71.4 69.6
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 70.6
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
47.2 53.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
65.8 68.5

 昨日、何とYAZさんとラウンドしてしまったのである。そして、とっても楽しかったのである。さらに、YAZさんは晴れ男で、しかも幸運を呼ぶ人だったのである。YAZさん、ありがとうございました。ラウンドリポートは明後日にお送りする予定です。


 さて、今日は去る2月24日に行ったゴールデンバレーのラウンドについて。せっかくゼクさんに割引券を頂き、リベンジに燃えて行ったのだったが・・・・

 この日は仕事仲間4人でのラウンド予定だったのだが、キャンセルが入り2バッグでのラウンドになってしまった。コースはビジターの2バッグは許可していないとの事だったが、何とかお許しをいただき、Nさんとレギュラーティからのスタート。

 が・・・ご覧の有様である。トホホ。まあ何が悪かったかというととにかくアイアンが悪かった。いや、この書き方は正確ではない。えっと、アイアンがいつも通りトホホだった。そして、そのためにR.T.ジョーンズJrの罠にはまり、何と18ホール中8ホールでセカンドショットをバンカーに入れた。我ながらすげえぜ。威張るな。で、当然スコアなどまとまるわけがない。

(以下、お急ぎの方は読む必要ありません。トホホを笑いたい方のみお読み下さい)

 スタートホールの10番、セカンドショットをグリーン横のバンカーに入れ、1発で出ず、しかも3パットしてトリプルボギー。早くもトホホフルスロットルである。

 11番、レイアップしたのに4打目をバンカーへ。わしゃ阿呆か?

 12番、HDCP16のサービスホールでやっとパー。

 13番、2打目をバンカーに入れ、うまく出したのに3パット。トホホとしか書きようがない。

 14番、2オン2パットのパー。

 15番、ティーショットが乗らず(パー3)、アプローチをミス。いつもの調子だ。

 16番、PWのセカンドショットをシャンク。アプローチもミス。やれやれ。

 17番、池越えの美しいパー3。PSのティーショットはシャフトに当たってごきという音と共に池へ。ある意味ミラクルショットだ。っていうか、なぜ当たるシャフトに?打ち直しの3打目、ダフって再び池へ。力が入りまくり。再びの打ち直しでようやくグリーンオンして2パットで+4。処置なし。

 18番、名物の池越えパー5。2打目までは何とか池を避け、パーオンのチャンスを掴むも3打目でまたバンカーイン。4オン2パットのボギー。ヘタクソだ。

 食事後、キャディさんが代わる。「去年の夏はバックティからラウンドさせて頂いたんですよ」と言うと、2バッグだった事もあってかバックティからラウンドさせてくれた。こういうのを身の程知らずという。

 1番。グリーンを狙った3打目を左に引っかけ、ロストボール・・・・3パットのおまけ付きでまた+4。

 2番〜6番もちょっと悪かったりだいぶ悪かったりでボギー進行。

 7番、フェアウェイ左側にずっと池があるパー5。1打目、2打目はまずまず。3打目、ゲンの悪いPSでまたミスショットしてバンカーへ。そしてホームラン。やっと乗せて2パットのダボ。

 8番、パー3で今日初めて1オン2パットのパー。

 9番、1打目、2打目ともイマイチで、残りは約70ヤード。Vokeyで打たれた球は左へそれ、崖下に位置する1番ホールのティグラウンドへ。も一回ハーフ回ってやろうかと思った。結局5オン1パットのダボ。

 総括:きょうのごるふで、ばんかーにいれたらだめだということがわかりました。っていうか、しょーとあいあんとうえっじがまともにうてないとトホホだとおもいます。でも100をきれて、よかったです。っていうか、ぼくはやっぱりへたくそだ。

  2005/3/12 (256377hit) トホホホホホホホその2

3/3・きさいちCC・竹松Bグリーン・バックティ・Par72(コースレート70.3)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 6 7 5 4 6 7 6 50 7 6 5 6 4 4 5 7 5 49 99
+3 +3
topics     *1 *2     *3 *4 *5   *6 *7         *8 *9  
putt 3 2 3 2 3 1 2 2 3 21 2 2 2 2 2 3 1 2 2 18 39

*1・・・セカンドショットの7アイアンをシャンク。トホホ度3

*2・・・ティショットを引っかけ、フェアウェイウッドを木に当て、5オン。トホホ度4

*3・・・3打目のアプローチをトップしてバンカーイン。トホホ度4

*4・・・セカンドの7アイアンをシャンク。トホホ度3

*5・・・ティショットOB。トホホ度2

*6・・・セカンドショットの7Wをチョロ。トホホ度3

*7・・・ティショットOB。トホホ度4

*8・・・ティショットOB。トホホ度5

*9・・・ティショット・セカンドショット・サードショットと3連続ミスショット。トホホ度5

もう、とにかくトホホホホホホホホホホ。

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
9ボギー
6ダボ
2トリプル
99
(+27)
89.6
平均パット数
Putting average
2.167
(39)
1.995
(35.91)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.0
(0.7/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
5.6
(1/18)
33.8
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
55.6
(10/18)
75.3
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
22.2
(4/18)
31.3
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
55.6
(10/18)
78.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
63.0
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
217.9 229.0
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
0
(0/8)
26.3
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
57.1 68.3
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
58.3 68.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
60.0 54.6
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
61.8 67.5

 今日は先週のラウンドを。久しぶりのきさいちCC、しかしバックティからのラウンドになった。

 が・・・先週に引き続き、私の実力が十分に出た非の打ち所満載のトホホなラウンドであった。どうか笑ってやって下さい。

 確定申告で練習していないとは言えそれはいつもの事だし、ちょっと落ち込む事があったのだがそれも言い訳。落ち込んでいるならごるふをしなければいいだけの話だ。ごるふに失礼な事をしてしまった。その罰がこのスコアだ。

 OBを3つも叩いているし、3パットが5つもあるし、寄せワンが1つもないし、パーが1つしかない。まったく救いようのないヘタクソである。この日は○とO嶋さん(HDCP3)、A子先生(HDCP5)とご一緒させて頂いたのだが、ヘタレのラウンドでご迷惑をかけてしまった。反省。

 ところで、昨日書いたゴールデンバレーにはティーショットのOB対策としてC4を持っていった。その甲斐あってOBはなかったし、フェアウェイキープ率も64.3%と私としてはまずまずだったが飛距離は平均でスリクソンよりも10ヤード劣っていた

 しかし、この日のラウンドではその飛ばないC4が入ったままになっていて、しかもバックティからという事もあり、飛距離を稼ごうと無意識に大振りしたのだろう、その結果がドライバーでの2OB。2つとも左へ引っかけるミスショットだった。何をやってるんだよ俺は。

 しかし何より恐ろしかったのはこれだけ大叩きしてもあまり悔しくなかった心のありようである。大丈夫なのか俺?もうダメなのか俺?どうなるごる日々?・・・でも、たぶん大丈夫だろう。なぜなら、落ち込んでいる事もその心のありようですらもきっとすぐに忘れてしまう俺だからである。

  2005/3/13 (256711hit) YAZさんとのラウンド

3/10・きさいちCC・松竹Aグリーン・Par72(コースレート68)・曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 5 6 4 3 4 5 4 40 3 5 4 6 3 3 3 5 4 36 76
topics     *1 *2       *3     *4 *5 *6   *7   *8    
putt 2 2 2 3 1 2 2 2 2 18 1 2 2 2 1 1 1 2 2 14 32

*1・・・セカンドショットのPSを盛大にダフる。トホホ度2

*2・・・3打目のPS(またか)が狙いより20ヤードも右へ。トホホ度3

*3・・・3打目のアプローチをまたダフる。トホホ度2

*4・・・5mのパットが偶然入る。ウホホ度3

*5・・・ティショットは当たり損ない、バンカー越えのアプローチをトップしてバンカーへ入れる。トホホ度5

*6・・・6アイアンのセカンドショットがトップしてピン下3mに付くも、ショートして入らず。トホホ度3

*7・・・偶然が二度続く。ウホホ度3

*8・・・二度ある事は・・・ウホホ度3

ウホホ29(9p+パー2px9+寄せワン1px2) VS トホホ15でウホホの勝ち

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
3バーディー
5ボギー
1ダボ
76
(+4)
88.5
平均パット数
Putting average
1.778
(32)
1.968
(35.42)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
16.7
(3/18)
5.1
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
66.7
(12/18)
36.6
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
94.4
(17/18)
76.9
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
61.1
(4/18)
33.8
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
79.6
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
63.7
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
238.6 229.8
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
28.6
(2/7)
26.4
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
71.4 68.6
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
66.7 68.6
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
63.9 55.7
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
72.2 67.9

 3月初旬ながら最高気温19.6度と4月下旬並みの暖かさだったこの日。YAZさんと初めてのラウンドである。YAZさんと私は何かと共通点が多く、初対面という不安はあったものの、きっと楽しい日になるという予感があったが、まさに最高の1日だった。

 朝、クラブハウスへ入っていくとYAZさんの方から声をかけて下さった。私より年上だが大変お若く見える。その若さは外見だけではなく、ラウンド時もきびきびと動かれ、クラブを持ってボールへ走っていかれる。私もカートばっかり乗ってないでせめて歩けよ、と思ったのであった。

 しばらくお話しをして、ティーオフ。YAZさんは私よりもだいぶスマートで、その体を十分に生かしたダイナミックなスウィングをされる。そして球筋がドロー回転でいつも安定しているのだ。私がプッシュスライス、軽いスライス、引っかけスライス、ハーフトップ、トップ、チョロ、たまーにドローと七色の変化球でティーショットを打つのと大違いである。

 また、グリーン回りからウェッジを使ったランニングの技が見事で、低く飛び出したボールが軽く減速しながらピンに向かっていき、OKの位置まで寄る事数回。この絶妙な距離感、私も盗ませて頂こうと思った。ポイントはダウンブローとインパクトへの加速感と見ましたが、YAZさん、如何でしょうか?

 しかしYAZさんと私たちは本当に共通点が多い。一番驚いたのは、お互いに小学5年生の子供がおり、その子供たちが同じ系列の塾に通っていて、つい先日フェスティバルホールであった「出陣式」に揃って出席していた事だった。ひょっとしたら会場でYAZさんと○が会っていたかもしれないのだ。いやあ、世間は狭い。

 今回、きさいちCCのふかふかバンカーととんでもない傾斜に悩まされたYAZさんは、きさいちへのリベンジを誓い、来月また御一緒させていただくこととなった。次回もどうかよろしくお願い致します。


30台でも通じるYAZさんの若々しいご尊顔である

 さて、私はと言えば、「YAZさんに恥ずかしいラウンドは見せたくない」「ここで120とか叩いたら、今まで日記に書いた事や80を切った事がが全てデタラメで私の事を大嘘つきと思われるかもしれない」「ちょっとは謙遜してトホホと言っているのかと思ったら本当に心底トホホだなこいつはなどと思われるのではないか?という一心で集中してラウンドしたお陰か、初めてハーフパープレーを達成できた(嬉しいよ〜!)。

 これはもう間違いなくYAZさんという素晴らしい同伴競技者のお陰で、YAZさんがそういう幸運を運んできて下さったのである。でないと、2週連続100近く叩いている人間がベストスコアタイでラウンドしたり、余程の偶然がないと入るはずのない4〜5mのバーディーパットが3つも入るはずがないのである。そういう意味でも、

YAZさん、本当にありがとうございました!

  2005/3/14 (257098hit) (ハーフ)パープレーの理由


 あのすいません決して自慢するつもりではないんです。自分でも偶然に出たスコアだと思っているし、それが今の私の実力だなんて爪の先ほども思ってはいません。YAZさんのお陰で、たまたま結果オーライもあって、運も味方して出た成績だと本心から思ってます。

 でもやっぱり嬉しいし、50叩いた時に理由があるように36が出たのもちょっとは理由があるような気がするので、それを忘れないうちに冷静に考えてみたいのです。この件について、1回だけ日記のネタにする事をお許し下さいどうかよろしくお願いします・・・でへへ(←謙遜が台無し)。

 まずは精神的な事から。

 1、YAZさんとのラウンドだった

 何度も書いているが、ネットで知り合った方とラウンドするのはYAZさんが初めてだった。小心者の私は「恥ずかしいラウンドは見せたくない」という見栄っ張りな気持ちがあったが、同時に「トホホなラウンドでもきっと喜んでいただけるに違いない」という開き直りも同時に感じており、それが相殺されてほどよい緊張感が持続できたのだろう。もちろん、YAZさんの気さくなパーソナリティがプラスに働いたのは言うまでもない。

 2、大叩きの後で好スコアを期待していなかった

 私的な悩み事があったとは言え、2回連続で100近く叩いた次の週である。好成績を取ってやろうなどという気持ちは微塵もなかった。つまり欲がなかったのだ。また、この時期のきさいちCCはフェアウェイに大量の砂が撒かれており、「アイアンはミスショットしても当たり前」と思いつつショットしていた事も結果的には力が抜ける要因だったと思われる。

 次に技術的な事。

 3、バックスウィングを速くする

 去年高野さんのウェブで教えて頂き、悟ったはずの「ツアーテンポ」をいつの間にか忘れていた。スウィングのテンポ、特にバックスウィングのテンポが元のゆっくりな状態に戻っていたのだ。これを速くし、スウィング中に「コックをどうするか」などの余計な事を考えられないようにし、さらにスウィングをテンポアップする事で下半身始動がナチュラルに行えるようになった(○が「今日は腰がいつもと違って切れてたよ」と言ってくれた)事でスウィングが安定したと考えられる。

 4、左ひざの高さをキープする

 田辺先生とのラウンドレッスンの時、アイアンのミスショット(トップ)は球を上げにいくために起こっているという事が判明して以来、ダウンスウィングからフォローにかけて体の左半身が伸び上がらないよう気をつけてきた。具体的には、左ひざの角度や高さをずっとキープしながらフォローまで持っていくという方法である。これにより、しっかりターフが取れダウンブローに打てるように(ちょっと)なった。でも3回に1回はダフるのが玉に瑕。

 5、下りのラインが多かった

 私はヘタレで根性なしなのでパットはオーバーするよりショートする方が圧倒的に多い。我ながら情けないのだが、そういう私だからこそ下りのパットの方がフィーリング良く打てるのだ。特にきさいちのグリーンはそんなに速くないので、下りのパットがどこまでも転がっていくという状況は少なく、距離とラインを合わせやすい。10日のラウンドでは思い切って突っ込んだせいか下りのパットが残るケースが多く、それがバーディーにつながったのかもしれないなと。

 とまあそういう訳で、まとめてみるとやはり色々な要因が重なっての偶然という感が強い。中部銀次郎氏は次のように言った。

 「アベレージごるふぁーのバーディーは、その100%が偶然である」

 この言葉を胸に、今日の日記を締めくくろう・・・・ああ、何てかっこいい日記だ!(←大馬鹿野郎)

  2005/3/15 (257696hit) プロゴルファーのチョロ


 と言うわけで、「夏休みが終わって1週間経ちようやく宿題を全て提出し終えた」ような気分の編者である。今日から通常の日記へ戻るのだが、今まで書く事が山ほどありそれをまとめるだけという作業を繰り返していたせいか、ネタがゼロの状態から何かを考える能力が退化してしまった(というか元々なかった)ようでつまりは何を書こうかなと。

 しかしまあフォードチャンピオンシップ。メリーさんが詳細なリポート(ゴルフ日記3月6日)をすでに書いておられるので二番煎じになってしまうが、あまりに面白かったので書く。いや書かせて下さい。

 タイガーとミケルソンの一騎打ちは久々に見応えのある試合だった。ミケルソンはアイアンが冴えまくり、一時はタイガーのイーグル(12番)で2打差を付けられたものの次のホールからの連続バーディーで再び追いつき、この段階ではミケルソンが有利に見えた。顔も嬉しそうだったし。

 しかし終盤、勝負所の17番と18番で大事なパットを入れたのがタイガー、外したのがミケルソン。紙一重の差が1打のストローク差となり、優勝と2位を分けた。タイガーのパットはホントに良かった。

 でも、この試合で一番面白かったのはお互いにボギーとした16番であろう。1オンが狙えるこのパー4で、オナーのミケルソンはスプーンで安全に行こうとして気が緩んだのかバンカーへ。一方のタイガーはドライバーを無茶苦茶振り回してラフへ。

 両者結局ドタバタしてボギーにしてしまうのだが、このタイガーのドライバーショット地元のTV局も面白がってスローで何度も映されていたぐらいの大振りだった。インパクト直後に左足が浮き、つま先が90度以上外へ開いてたもん。これを見て私が思った事は、

 「ふふふ。タイガー君もまだ若いな」(すごく偉そうなコメント)

 という事と、

 「あれだけ無茶振りしてどうしてチョロしたりテンプラしたりしないのだろうか?」

 という事だった。

 1つめはともかく、2つめは本当に疑問だ。いくら我々とは練習量が違うからとはいえ、万が一にでもチョロしたらどうしよう・・・とか思わないのだろうか?(思わないってタイガーは) でも、プロでもビッグトーナメントの初日のティーオフなんかでは緊張するって言うし、一般のプロでは絶対無いとは思えないんだけどなあ。シャンクはプロでもよく突然出るみたいだし。

 それと、とてつもなくアガったり緊張したりした時、例えばいきなり宇宙人が地球を侵略してきて、超一流のプロに「お前がここでフェアウェイキープできればこのまま帰ってやる。でももしラフへ打ったら地球を滅ぼす」などと言われた場合、チョロしたりしないだろうか。これはすると思うぞ(人による思うが)。

 あるいは「お前がこのアプローチを1m以内に寄せたら○と子供の命は保証する。しかし寄せられなかったら、○のクローン人間を100人作る」とか言われたら・・・成功するのは多分女子プロだけになってしまうだろう。少なくとも私は考えただけで・・・・・



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