2007年3月16日〜31日
1月前半 | 1月後半 |
2月前半 | 2月後半 |
3月前半 | 3月後半 |
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 梅 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 松 | total |
par | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 35 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 | 71 |
score | 6 | 6 | 3 | 5 | 6 | 6 | 6 | 4 | 5 | 47 | 4 | 5 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 5 | 39 | 86 |
■ | ■ | − | △ | ■ | ■ | +3 | − | − | − | ■ | − | − | − | − | − | − | △ | ||||
put | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 4 | 1 | 2 | 20 | 2 | 3 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 16 | 36 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 | *5 | *6 | |||||||||||||||
*1・・・残り50ヤードから5打費やす。トホホ度5 *2・・・残り100ヤードから5打費やす。トホホ度5 *3・・・残り80ヤードから5打費やす。トホホ度5 *4・・・残り40ヤードから5打費やす。トホホ度5 *5・・・残り10ヤードから5打費やす。トホホ度5 *6・・・ティショットが左バンカーへ。2打目は6mにオン。そこから3パット。トホホ度4 ウホホ19p(0p+パー1.5p×10+寄せワン1p×4)VSトホホ29pでトホホの圧勝(ウホホ9勝6敗)。 |
項目 | 今回 | 推移 | 2006年 | |
アベレージスコア Scoring average |
2ボギー 5ダボ 1トリプル |
86 (+15) |
↓ | 82.4 |
平均パット数 Putting average |
2.0 (36) |
↓ | 1.849 (33.28) |
|
バーディー奪取率(%) Birdie average | 0 | ↓ | 6.67 (1.2/18) |
|
パーブレーク率(%) Par braking average | 55.6 (10/18) | ↓ | 56.4 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average | 66.7 (12/18) | ↓ | 81.0 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. | 33.3 (6/18) | ↓ | 44.1 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. | 83.3 (15/18) | ↓ | 83.7 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. | 64.3 (9/14) | ↓ | 68.3 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance | 230.7 | ↑ | 227.2 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling | 40.0 (4/10) | ↓ | 40.5 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. | 95.5 | ↑ | 75.3 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. | 100 | ↑ | 58.9 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. | 69.4 | ↑ | 66.0 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. | 44.7 | ↓ | 60.9 |
さて史上最悪のチーピン地獄から抜け出せないまま迎えたラウンド。ドライバーを封印しようかとも考えたが、競技じゃあるまいし、たかがチーピンでドライバーを使わないというのもシャクだ。 もうこうなったら、チーピンが出ないよう小手先の工夫をするのではなく、「チーピンが出る事を前提に、ホールの右ぎりぎりに向かってアドレスする」というある意味開き直りともいえる作戦で行く事にした。もうこうなったら14ホール全部でチーピンを打ってやる。 ・・・と固く自分に言い聞かせてティオフ。そして。以下は、ドライバー(とスプーン)を使ったティショットの全記録である。
チーピンを打とうと断固たる決心で臨みながら打ったのに、結局チーピンはゼロ。ほとんどがアドレスの方向にまっすぐ出ていく合格ショット(この日はチョロ、チーピン、大スライス、逆球以外は合格と敷居を下げた採点方法を採用した。しかもスライスは文句なしで○)。 っていうか、何なんだ一体これは?しかも、あれだけ打ちたかったスライスまで打ってるし(意図せずだから誉められた話ではないが)。まったく、ごるふとは摩訶不思議にして思い通りにいかないものである(いや、お前が変なんだって)。 この奇跡の復活劇の理由、思い当たる事が1つある。ショットの時、正しいポスチャー(姿勢)を作る事に集中したのだ。実はラウンド前、メールでhideさんに腰の位置や構え方や体重移動のヒントを頂き、それを実践してみたのだが、これがぴったりはまったと思うのだ。hideさん、心から感謝感激、感動感涙でございます。<m(__)m> さて、そういうわけでティショットはよかったのだが、にしてはこのダボの大盤振る舞いは一体何?はいそうですショートゲームなんです。 前半はもうグリーン周りからのアプローチが壊滅。とにかく1発もまともに打てない当たらない当然寄らない。君はどこ?ここは誰?みたいな。後半、やっとアプローチのリズムが早くなっている事に思い当たって持ち直したが、久々に大台を突破(しかもOBなしで!)しそうな勢いであった。 さらに、それに輪を掛けてパッティングがグチャグチャ。おまけに4パットとかしてるし(それも3mぐらいから行ったり来たりで)。でもまあ、これはグリップを替えたせいで1m前後をまっすぐ打てなくなったためだと(自分で勝手に)思っている(いや、思い込もうとしていると言うべきか)。後半、短いパットだけ以前のグリップに戻したらちょっと持ち直したし、まあいいやと。良いパットもあったし(パーパットだけど)。 というわけでごるふの奥深さとhideさんの偉大さを改めて噛みしめたラウンドであったのだが、問題が1つ。実は今日、マグカップすら持ち上げられないぐらい左肘が痛いのだ。2週間ほど前からちょっと痛みがあったのだが、昨日のラウンドで本格的に壊れた・・・ような気がする。 どうするよ俺?どうすんのよ! (続きはウェブで・・・じゃなくって、ホントにどうしよう・・・・) |
ゴルフ肘。正式には左上腕骨外側上顆炎(又は内側上顆炎)、というらしい。 ネットで調べてみると、松永医院さんが作っておられる「ゴルファーの障害」というページが簡潔で判りやすかったので、今日の日記はそこを参考にさせて頂く事にする。 これは筋肉が骨とくっついている場所(外側上顆、内側上顆)に炎症が起きて出てくる痛みで、私の場合もまさに左肘の外側の、骨の出っ張り部分つまり、まさに上腕骨外側上顆に痛みがあるのだ。ちなみにテニス肘も症状としては全く同じだが、テニス肘の場合は右手が、ゴルフ肘の場合は私のように左手がなる場合が多いらしい。 この病気は、 ★そのうち治るだろうと思っていてもなかなか治らない ★ステロイドの注射や温熱療法にある程度反応するが、完治しにくい というあまりありがたくない特徴を持っている。筋肉を休め、冷やしたり(急性期)暖めたり(慢性期)して炎症を抑え、時にはマッサージや鍼が有効との事。まあ、いずれにせよ過度な使い痛みなわけだから、休めるのが一番いいのだ。というわけで、当分練習は自粛し、湿布薬を貼りながらマッサージをしている私である。 さて、使い痛みとは言ってももちろんただ使っているだけで痛みが出るわけではなく、それなりの原因がある。つまり私は肘の筋肉に負担を掛けるようなスウィングをしているという事だ。これはいかん。 2年ほど前、今回より軽いゴルフ肘を経験したが、その時、同じきさいちのメンバーである上級者の歯医者さんに「正しいスウィングをマスターすれば肘の痛みはなくなるよ」と教えて頂いた。つまり裏を返せば肘が痛いということは今の私のスウィングに欠陥があるという事だ。 待てよ・・・という事は・・・?! 肘痛を利用したスウィング改造ができるのではないか?つまり、スウィングして肘が痛ければそれは間違ったスウィングだという証拠つまり肘の痛みは私の生体に備わった生身のスウィングセンサーとして機能するはずだ!だから、肘が痛くないようにスウィングできれば、それは正しいスウィングだという事だ!すごいぜ俺!転んでも八起き!砂をつかんでただでは起きない!もらえるモノは只ならもらえ!(ちょっと違う) よーし、さっそく練習だ〜〜〜!!(注:よい子は決して真似しないで下さい。っていうか、冗談ですはい) |
肘のほうは2日間の湿布とマッサージでだいぶ痛みが引いてきた。金曜日朝の痛みを10とすると、今は6ぐらいか。掲示板に書き込みして下さった皆様、ご心配おかけしました。ありがとうございました。 さてアメリカツアー、アーノルド・パーマー・インビテーショナル(元ベイヒル・インビテーショナル)の初日。スロースターターのタイガーが初日から珍しく飛ばし、7バーディ1ボギーのトップタイ。この初日の様子、ダイジェストながらたまたまゴルフセントラル(ゴルフ専門チャンネルのゴルフ専門ニュース)で見たのだが、アイアンの切れもパットも抜群で、これはどこまでアンダーパーを伸ばすのかと楽しみにしていたら・・・(ここから2日目の3日目の結果を書きます) 2日目は2バーディ3ボギー1ダブルボギー(しかもパー5で!)と3打も後退。つまり初日64で2日目73と、たった1日で9ストロークも違っているのだ。この類の事は我々アマチュアなら日常茶飯事だし、前半のハーフと後半のハーフで9打違う事も珍しくはないが、トッププロいや世界一のプレイヤーでさえもこれだけ調子の波をコントロールできないとは・・・ 3日目も1バーディ1ボギーでイーブン。トップとは5打差の10位タイ。ちなみに、この3日間のタイガーのデータ(スタッツ)は
初日はパットが入りまくっていただけでなく、グリーンに乗りまくってフェアウェイをキープしまくってドライバーも飛びまくっていたという事が数字からも伺える。パーオン率94%(17/18)でパット数28は驚異的だ。 しかし2日目、8ホールでパーオンを逃し、残り10ホールで19パット。ドライバーの飛距離も20ヤード以上落ちている。何があったのか?3日目も数字から察するにアイアンとパットが全くダメダメだったようだ。 順位の方を見ると、パーオン率はそれでも6位タイだからコースそのものは難しいのだろう。しかしそれでパーオンした時のパット数が30位タイ、1ラウンドのパット数が52位タイなんだから、パーオンしていてもピンから遠くに乗っている(アイアンが悪い)のか、とにかくパットが入らないのか。いや、フェアウェイキープ率も49位タイだから、ドライバーも悪いのか・・・って、いい所無しじゃん。 とにかくオーバーパーを打つタイガーは珍しい。去年から第二期の絶頂期を迎えたといわれている彼だが、どうもエンジンがスムースに回らない感じだなあ。故障とかでなければいいのだが。 しかし、やっぱりごるふは魔物である。世界一のプレイヤーでさえ自分の調子をコントロールできないんだから。 つまり、アマチュアでろくに練習もしない私の調子が乱高下するのはもっと当たり前であり、「今日は調子が悪い」とか「どうもいつもと違う」とか「昨日の練習ではあれだけ調子良かったのに・・・」などと考えたり落ち込んだりするのは100億年早く、調子が悪くても淡々とそれを受け入れるぐらいの気持ちでいた方が、精神衛生上も心臓にも脳の血管にも高血圧にも寿命にも頭髪にもいいという事だなと自分に言い聞かせ、今日の日記は終わるのであった。 |
今日でクラブを握らない日は4日目に。肘は昨日の6(/10)から4(/10)まで復活。 昨日なんて良い天気で、いつもの高槻GCへ行きたくてウズウズしていたら、その高槻のインコースから直接電話がかかってきた。 「ねえひーさん(私の事)、どうしたん先週来ぃひんかったやん。今日は来てくれるんやろ?」というから、「アカンねん肘痛めてもうてやぁ(←微妙に泉州弁入ってる)。それに、あさってからグアム行くねん。そこでラウンドするから無理できひんし・・・」とうっかり答えたからさあ大変。コース心(?)は乙女心のように傷つきやすいのを忘れていた。 「グアムでラウンドぉ?!何それ?・・・・ふーん。いいねぇ。グアムのコースはさぞ綺麗なんやろね。リゾートコースで、椰子の木なんか生えたりしてるしね。どーせ私なんか河川敷やし、グリーン小さいし、パーも70しかないし、立派な乗用カートもないし、近所のおっちゃんが犬散歩させてるし」とチョー険悪な空気に。 「いや、あの、えっと、だから、今回は仕事で・・・」 「仕事でラウンドなんかすんの。ふーん。ええよ別に。おもいっっっっっっっきり、楽しんできたら?!!」 とコースに嫌われてしまった私であった。今度高槻へ行ったら、打った球が全部ディボットホールに入りそう・・・ というわけで、明日から2泊3日(実質2泊2日)という超駆け足でグアムへ行ってきます。理由は上に書いたとおり、急遽仕事上の都合で行かざるを得なくなったのです。1日だけゴルフをする予定ですが、現地滞在時間は42時間ぐらい。 従って、明日火曜日(20日)から木曜日(22日)まで、日記はお休みさせて頂きます。ごめんなさい。 (今日の日記の前半部分はフィクションであり、コースが直接電話してきたり拗ねたりするなんて事はありません。夜のお店のオネーチャンっぽく書いたのは演出上のテクニックであり、実体験に基づいているわけではありません。ホ、ホントだって!!) |
しかしそれにしても、だ。なーんにも悪い事をしていないはずなのに、どうして我々にだけ不幸がベタピンで訪れるのか? 話は19日、つまり旅行前日に遡る。ネットで航空券を手配していた私は、オンライン・チェックインをするために航空会社のサイトへアクセスした。すると、なぜか 「このフライトにはキャンセルになっております。こちらでご確認下さい」 とのアナウンスが。もちろんキャンセルなんてしていないしつい3日前までは問題なかったはずだ。不安に思いつつ「こちら」のリンクをクリックすると、グアム行きの我々が乗る飛行機に、なんと欠航の文字が。 「えらいこっちゃえらいこっちゃ」とつぶやきながら、お問い合わせ下さいと書いてあるフリーダイアルに連絡すると、今度は「営業時間は午前9時から午後6時までとなっております」とのアナウンスが。時計を見ると午後6時15分。えらいこっちゃ。一体どうすればいいのか? そのページをよくよく見てみると、振り替えとして名古屋発のコンチネンタル航空への搭乗が提示されている。つまり行きは名古屋から、帰りは関空へという変則スケジュールだ。これだと空港まで車で行くわけにはいかない。名古屋まで、電車で3時間かけて行かなければいけないのだ。 百歩譲って名古屋へ行くのは仕方無しとしよう。でも、行ったは良いが本当に乗れるのか?とにかく航空会社へ連絡せねば。関空・セントレアの両空港に連絡し、関空のノースウエスト事務所の連絡先をなんとか聞きだした。しかし、何度かけても呼び出し音は鳴るが出る気配無し。えらいこっちゃ。 旅行と飛行機が大好きな同業者の先輩に電話をかけ、色々と聞いてみる。連絡がつかないんだったら、名古屋へ行ってみるしかないだろうとの事。もし飛行機に乗れなかったら味噌煮込みうどんでも食べて帰ってらっしゃいと温かいお言葉を頂いた。 というわけで翌日、大きな荷物を転がし、6時に家を出てセントレア空港へ到着したのが午前9時。それにしても寒い朝だった。夏仕様の服装にトレーナーだけを上に着た我々は、ずっと震えながら3時間を過ごしたのであった。しかも、旅行カバンをつい左手で持ってしまい、痛めていた肘に自ら追い打ちを掛ける私。あほである。 セントレアではさっそくノースのカウンターへ行き、事情を説明。一応話は通っていたらしく、なんとか11時30分発のコンチネンタルを押さえる事に成功した。 しかし、私のようにネットで欠航が事前に判った旅行者は良かったものの、もし気づかずに関空へ出かけていたら、夜にソウルへ一旦飛び、そこから深夜にグアムへ向かうという羽目に陥っていたかもしれなかったのだ。ただでさえ短い滞在時間がほぼ1日短くなるところだった。 というわけで予定より1時間遅くはなったが、我々は機中の人となり、現地時間午後4時(日本時間午後3時)、無事グアム国際空港に到着したのであった。 (続く。今日からしばらくはグアム旅行記ですが、いつもに増して面白くなかったり日本語が変だと皆様が思われたとしたら、その理由は最終日に明らかになります。っていうか、今日の日記にその伏線が・・・) |
さて、1年振りのグアムは、まるで雨季(6月〜12月)のような湿度の高さであった。去年の3月に来た時にはもう少しカラッとしていたと思うのだが・・・聞けばこの1週間はずっと雲が多く、雨が降ったりやんだりであったようだ。ここにもガルシア・・・じゃなくってエルニーニョの影響が。 仕事関係の知り合いに空港まで迎えに来てもらう間、立て続けにタバコを3本ほど吸い(去年6月に新禁煙法が施行されたが、空港を出たところには変わらず灰皿が置かれてあった・・・??)、目的の事務所へ。たっぷり30分以上もかけて仕事の買い物を済ます。これでようやくグアムへ来た主目的を済ませる事ができた。肩の荷が下りる・・・ってメチャ早いなおい。 その後、その知り合いは車で25分掛かるホテルまで送って下さったのだが、無理を言って1件のゴルフショップに寄っていただくことにした。今晩も明日も、レンタカーがなければ行けないゴルフショップ。それは、グアム・プレミア・アウトレットの「アイランド・ディスカウント・ゴルフ」でもなく、マイクロネシア・モールの「モール・マイクロネシア・ゴルフ」でもなく、Golf USAというゴルフのチェーン店である。 グアムのgolf USAは、タモン地区からプレミア・アウトレットへ向かう途中にある。去年、レンタカーで走っていて偶然看板を見つけたのだが、この偶然が1年たって実を結ぶ事になる。 店内に入った私が目指すのはあれ。そう、夢にまで見たあれだよ、あれ! じゃじゃ〜ん!! 以前に写真を紹介した、オリジナルのシャグバッグ(下の写真のやつね)ではないけれど、取っ手も筒の部分も金属でできていて、折りたたみはできないけれど堅牢そうである。想像よりずっと大きく、ボールは75個収納できる・・・って、そんなに練習するの?と根本的な疑問をぶつけられると、「多分・・・」としか言いようがないのだが。 ホントはこれが欲しかったんだけどね・・・ ちなみに値段は約25ドルつまり3000円ぐらい。golf USAのウェブショップでは約20ドル、オリジナルのもので約40ドルだったから、まあグアムという地理的条件を考えると妥当な値段と言えるだろう。 あと、金属部分が全てプラスチックでできていて、折りたたみのできる一回り小さなシャグバッグも同じ値段(約25ドル)で売っていたが、地面に押しつけて使用するモノだし、やはり丈夫な方が良いかと・・・・っていうか、実はれふてぃ noriさんのブログでシャグバッグを知り、そしてシャグバッグが壊れてしまったのを知っていた私は、noriさんのアドバイスに従い、丈夫そうな方を買ったのであった。レフティnoriさん、あの、ありがとうございました。 というわけで、グアム国際空港について1時間も経たないうちにほとんどの目的を済ませてしまった私は、上機嫌でホテルに向かったのであった・・・って、これ、旅行記と違うぞ>俺。 |
2日目。この旅行で最大にして最高の楽しみ・・・じゃなかった、仕事が1日目に(しかも30分で)終わったのでヒマになったこの日は、まあせっかく目の前にごるふ場もある事だし(笑)、他にする事もないし(笑)、ごるふなんかしちゃう事にした(爆笑)。 ここスターツ・グアム・ゴルフ・リゾート(以下SGGR)にはイースト・ウエスト・ノースの27ホールがあり、最初の予定ではその全てつまり1.5ラウンドをこなす予定で午前8時にエントリーした。 クラブハウスからの光景。曇ってるなあ。 今回はレンタルクラブなので、できれば練習をしたい。クラブはウッドもアイアンもパターもミズノのゼファー。グラファイトシャフトのレギュラーフレックス。年季は入っているし、グラファイトのアイアンも久しぶりだが、元々クラブで成績が変わるほどシビアなごるふはハナからできないのだから全く問題ない(むしろ簡単なクラブの方が成績が良かったりすると思ったり)。 練習場のボールを買うにはコインが必要。コインはコースのフロントへ行かなければいけない。10ドル札を握りしめ、再び階段を上がってフロントへ行くと、そこにはちょうど大型バスが到着しており、東洋の某国(頭文字がJの、マナーを守らない事で有名な国だ)の団体客が受付をしていた。そして、ここでちょっとした事件が起こるのである。 その列に並ぶ私。5分ほど待ってやっと前のおぢさんが受付を済ませ、一歩前へ出ようとすると、それまで私の後ろに並んでいた50代ぐらいのご婦人が年齢を思わせない俊敏さで私をオーバーテイクし、受付嬢に話しかけようとしたのである。 旅の恥はかき捨て。赤信号みんなで渡れば恐くない。普段なら「やれやれ・・・」としか思わない温厚な私だが、同じJ国民として、その海外でも当たり前のように炸裂させる無神経さに無性に腹を立てたその時の私は、そのご婦人に向かって「ちょっとちょっと!!」と声を掛けた(っていうか、睨みつけながら叫んだ)。 するとそのご婦人、即座に飛び退いて「あごめんなさい知らなかったわ」と言った(こういう反応をする事自体、気が優しそうで文句など言いそうもない私の順番をすっ飛ばしてしまえと思っていた証拠である)。そこでそのご婦人が大人しく引き下がれば、あの大惨事は起きなかっただろう。 私は改めて受付に向き合い、「ワタシハレンシュウシタイ。コインヲ2ツクダサイ」と話しかけようとしたまさにその瞬間。そのオバハンが私にちょうど聞こえるようにつぶやいたのだ。 「だって、並んでるって知らなかったのに・・・あんなに怒らなくても・・・・」 ほな何かオバハン?お前の前で5分間立ってた俺を、全然気づかへんかったちゅーんか?え?気づいてたに決まっとるやろ。ほな俺はなんのためにこの行列に並んでたんや?え?俺はマネキン人形か?俺は空気か?それとも自縛霊か? それをきっかけに、後の地元の新聞に「日本人同士が大乱闘!重軽傷者17名、行方不明3名」と載る事となった、私対バス団体客20名の、血みどろの闘いが始まったのであった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、お前は筒井康隆か?(こういうのを、旅のウソはつき捨てという) さて、練習場は20打席、250ヤードの立派なもの。3ドルでロストボール40個ほどを練習した。グラファイトシャフトはヘッドがよく効いているので、なまった体には楽だ。ドライバーも叩けば叩くほど左へ行ってしまうだろうし、それに元々チーピンが持ち玉の私だし、6割の力で振る事にした。もし280ヤード飛ばしても、誰も誉めてくれる人は居ないのだから(いや、打てないけどね)。 練習場。ちょっと空が明るくなってきた。 そうこうしているうちにスタート時間だ。我々はノース→イーストの順にラウンドする事になった。ノースのティグラウンドに着くと、前には家族連れの3人が。我々が2バッグという事を知り、先に行かせていただけることとなった。 ティショットはお約束のフックで左サイドのラフ。まあ、チョロしなかったから良し!(←謙遜ではない。本気でそう思っているのだ)。その1番ホール、青ティからでも345ヤードしかなく、2打目からの景色はこんな感じ。 まだ空は暗い。この後シャワーなんかが降ったりした。しかしこうして写真で見ると、思ってたより 特徴のないコースだなあ・・・ 2打目は左足下がりから9アイアンがうまく当たってピンハイ5mにオン。2パットのパーで上々の滑り出し。やっぱりクラブなんて何でもいいのか?俺。ちょっと悲しい。 こうしてオバハン対俺の仁義なき戦いを除くと、スムースにスタートしたはずのプレーであったのだが、次のホールで最大のピンチが訪れようとはこの時の私は知る由もなかったのであった。 |
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | north | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | east | total |
par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 4 | 5 | 4 | 3 | 36 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 36 | 72 |
score | 4 | 4 | 3 | 6 | 4 | 4 | 5 | 6 | 4 | 40 | 7 | 7 | 4 | 4 | 5 | 7 | 3 | 5 | 6 | 48 | 88 |
− | △ | ○ | △ | − | − | − | ■ | △ | ■ | +3 | − | △ | △ | +3 | − | △ | △ | ||||
put | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 16 | 4 | 3 | 1 | 3 | 2 | 2 | 2 | 3 | 2 | 22 | 38 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 | *5 | ||||||||||||||||
*1・・・2打目が結果オーライで2mに付く。ウホホ度2 *2・・・2打目がバンカーへ。3打目でエッジまでしか出ず、次も寄せられず。トホホ度4 *3・・・イーストコースに入った途端、4パット。トホホ度4 *4・・・確かこちらもバンカー絡みだったような・・・?トホホ度4 *5・・・ティショットを左へ引っかけロスト。トホホ度3 ウホホ15.5p(2p+パー1.5p×7+寄せワン1p×3)VSトホホ15pでウホホの辛勝(ウホホ10勝6敗)。 |
項目 | 今回 | 推移 | 2006年 | |
アベレージスコア Scoring average |
1バーディ 7ボギー 2ダボ 2トリプル |
88 (+16) |
↓ | 82.8 |
平均パット数 Putting average |
2.111 (38) |
↓ | 1.868 (33.63) |
|
バーディー奪取率(%) Birdie average | 5.56 (1/18) | ↓ | 6.58 (1.2/18) |
|
パーブレーク率(%) Par braking average | 38.9 (7/18) | ↓ | 55.2 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average | 77.8 (14/18) | ↓ | 80.7 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. | 44.4 (8/18) | ↑ | 44.1 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. | 83.3 (15/18) | ↓ | 83.7 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. | 64.3 (9/14) | ↓ | 68.1 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance | − | − | 227.2 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling | 28.6 (2/7) | ↓ | 40.5 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. | − | − | 75.3 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. | − | − | 58.9 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. | − | − | 66.0 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. | − | − | 60.9 |
2番ホールは171ヤードパー3。池越えで、左手前に大きなバンカーが待ち受けている、打ちおろしのホール。風が吹くと難しくなりそうだが、今はほぼ無風。 曇っていると印象悪いなあ。特にリゾートコースは・・・ バンカーを避けすぎて右奥へこぼれ、ティフトンからのアプローチをチャックリして2パットボギー。そうそう、このもじゃもじゃしたラフは難しいんだよね。 で、次のホールへ向かおうとした時、○が「あれっ!6アイアンがない!」と言いだした。バッグを見ると、確かにアイアンが9番、8番、7番ときて次が5番。数を数えてみると11本あるが、○は最初の本数を正確に覚えていなかったので、これだけでは何とも言えない(元々○には言いたい事は言えない)。どこかに置き忘れたのか? しかし、○は「6アイアンなんて使った覚えはない」と断言するし(○はいつも断言する)、まだ2ホールしか消化していないので間違いないだろう(○の言う事はいつも間違いない)。カートをUターンさせ、後ろの組に聞いてみるも、見ていないとの事。 仕方ない。最悪、何十ドルかの実費を請求されるだろうが、何十ドルのために喧嘩をしてもつまらない(もし○と喧嘩をしても、どうせ負けるのだ)。 3番、358ヤードパー4。フェアウェイ中央のココヤシが特徴のパー4。ティショットは、ココヤシ越えがターゲット。フェアウェイは右下がりなので左に打ち出すのがベスト。ショートヒッターは、右池に落とさないように(以上、公式ウェブからの転載) ティグラウンドは改修中で、ほとんどがこんな感じだった。 2打目がハーフトップで手前バンカーの土手に当たり、うまく転がって(はい、結果オーライです)、ピンハイ2mに。これが入ってくれてラッキーバーディ。ここ、HDCP1のホールなんだけど、距離も短いしハザードもないしグリーンもそんなに難しそうでもなかったし。よく判らん。 4番(パー5)は解説によるとバンカー越えのティショットになるはずなのだが、そのバンカーは全て埋められていた。スムースにラウンドさせるためだろうか。 正面〜右の陰影がバンカーだった名残。この頃までシャワーが断続的に降っていた 左へ引っかけて上の写真左端に見えるバンカーへ。ここからだと2打目は池越えになってしまう。バンカーから確実に池を越えるショットが打てるはずもなく、右へ大きく逃げる(逃げすぎて右ラフ)。3打目は残り160ヤード、わずかに右へこぼれてまたもアプローチが寄らず、2パットのボギー。 5番、6番の短いパー4はスプーン&ウェッジで無理せず。フェアウェイキープ&グリーンセンター作戦でたまたま&結果オーライによりパー&パー・・・って、もういいですな私のラウンドなんて。 以下、写真を中心に。 ノース7番、池越えで一番印象に残ったパー5。やっと空が晴れてきた。 イーストコースは言い訳するつもりはないけどグリーンがメンテナンス中でコンディションが悪く、ただでさえ転がりの悪い逆目など、どんなに打っても届かない(それを見越して強く打てばいいだけの話ですねはい)。 これは何かというとグリーンなのである。エアレーション中だったのである。 おまけにフェアウェイもコンディションが悪いところが多くなり、ちょっと残念だった(いや、それが48も叩いた理由ではないんだけどね)。 これはどこかというとフェアウェイなのである。 48叩いた理由は、ロストボール(1個)とバンカー絡みの大叩き(2回)とパット(3パット3回、4パット1回で何と22パット)なのである。赤土のバンカーは砂が軽いようで重く(いや、細かいのかな?)、日本の川砂の2倍ぐらいの力加減で打っても半分ぐらいしか飛ばないのであった。しかしそれが判ったからもショートしまくってたわけだから、やっぱりヘタクソなのであった。 というわけで、18ホール終えた我々は、当初の予定通りあとハーフ追加しようかどうかしばし悩んだのだが・・・・イーストコースのコンディションの悪さに辟易とした(とその時は思った)私は、面倒になって1ラウンドでやめる事にした。まだ12時過ぎなのに。 今思えば、いくら印象に残るホールが少なかろうが(設計者の宮澤長平さんごめんなさい)コンディションが悪かろうが貸しクラブだろうが、もうハーフラウンドすべきだったと思う。帰ってきてよくよく調べてみると、今回ラウンドしなかったウエストコースが最も距離も長く池も絡んで面白そうなコースだったのだ。 でも、その時はどうしてもあとハーフラウンドする気にならなかった。私は堕落したのか?そうではなかった。その理由は、次の日になって判明するのであった!(いや、別に「!」を付けるほどの事じゃないんだけどね)。 そうそう、○がなくしたと言っていた6アイアンだが、当初から入っていなかった事が判明。つまり最初から5アイアンの次は7アイアンというセッティングだったのだ。ややこしいセッティングをするんじゃねえ!!っていうか、そんな出来損ないのセットをレンタルすんなよ、SG●R!!(今さら伏せ字にしてどうする) |
部屋へ帰り、○がシャワーを浴びる間の約20分、冷房が効いた部屋で軽くうたた寝。うーん、幸せ(でもちょっと寒かった)。○が出てきたので私もシャワーを浴びる。温かいシャワーが気持ちいい。 明日の早朝にはもう帰国だ。お土産を買うため、再びタモン地区へ。今回は旅行前からずっと「貧乏だ〜貧乏だ〜」と言い続けていたので、○の物欲眼光ビームは発射されずに済んだ。それに気をよくして、「もうティファニーも卒業やな」と言うと、○は「ティファニーを卒業という事は・・・次はブルガリかエルメスやね(はあと)」とにっこり笑ったのであった。 夕食は定番中の定番、サムチョイズへ。ここはハワイの本店を含めて4度目だが、これまで一度も外れがない。冷凍でない海老のぷりぷり感と、日本ではお目にかかれないジャイアントクラブを堪能。量は多いが、1皿を2人でシェアしたいと言っても快く引き受けてくれるので小食の人も大丈夫。 ガーリックバターソースがまた肉厚のカニ脚に合うんだな・・じゅるる・・・ ビールの酔いも手伝って、軽い酩酊気分。頭はちょっとぼうっとするし、体はだるいし、ノドが痛い。・・・ん?ノドが痛い?ちょっとイヤな予感を感じつつ、最後の夜は更けていったのであった。 次の日は飛行機の都合で午前3時30分にチェックアウトだったのだが、早起きのプレッシャーのためか寝られず、うとうとしたと思ったら変な夢を見、1時間ごとに目が覚め、起きるたびに体がだるくなってゆく。午前3時に起床した時、○も体調不良を訴える。 そんな2人の体調不良が決定的になったのは、空港でチェックインして飛行機に搭乗するまでの2時間。空港内がとにかく寒い!!!軽い冷房をかけているのだろうが、建物内は逃げ場が無く、また外へ出るわけにも行かず、我々2人は雨に濡れる小鳥のように肩を寄り添いながら2時間震え続けたのであった。 前日のラウンド。4〜5時間の買い物。短い睡眠時間。さらに寒い場所での2時間の待機(しかも椅子に座って)で私の腰は限界に近かった。それに追い打ちを掛ける体調不良。この状態で飛行機に乗り(軽食もキャンセルして機内では熟睡した)、バスに乗り(2時間半熟睡した)、タクシーに乗り、車(家から一駅先の駅前のタイムスに車を止めていたのだ)に乗り換え、ボロボロになって家へ到着した。 しかしもう、とにかくだるさが尋常ではない。私も○も、体を1mmも動かしたくない状態が丸1日続いた。○など、39度以上の熱が出ている・・・・これはもう間違いなくインフルエンザだ。 思えば薄着で大阪から名古屋へ行った時、ウイルスに暴露されたのだろう。ラウンドを18ホールで切り上げたのも、4パットしたのも、帰りの空港で尋常でないぐらい寒かったのも、全てインフルエンザのせいだ。間違いない。私はもうろうとする意識の中、「えらいこっちゃ・・」とつぶやきながら半睡半夢の3日間を過ごしたのであった。 これを書いている今、ようやく体調も食欲も80%ぐらいまで回復した。でも体重は2kg落ちた。今回の駆け足グアム旅行が我々にもたらしたモノ、それは「もう歳なんだし、旅行の時はあんまり無茶な計画を立てず、ケチらず、余裕を持って動けるようにしろよ」という教訓であった。 いやね何がしんどかったって次の日からフルに働いたのがもう・・・・ |
というわけで、今回は(いや、いつもだろ)いまいちパンチが効いていない旅行記になってしまったが、それは病魔のせいでありまた某米国系航空会社のせいであり、皆様からの苦情・苦言・損害賠償の請求・お詫びとしてマイレージの要求・かかった交通費の実費請求・インフルエンザの治療費の請求などは航空会社へお願いいたします・・・ってそれは俺だ。 さて、帰国後私が苦しんでいる間に、世間ではタイガーが優勝したり、そのトーナメントで日本の賞金王がタイガーと30打差で最下位だったりしたわけだが、今日はやはりこれに触れないわけにいかないだろう。 「これ」とはそう、あれである。タイガーのダブル・レイアップ。もう皆様のブログや日記ではすっかり語り尽くされた感があるが、頼むから俺にも言わせてくれい!レベルの低いたわごとを! 同組のB.ウェタリックと3打差のトップで迎えた最終ホール。世界一のプレイヤーは、世界一難しいホームホールであるドラールの18番(467ヤード・パー4)を迎え、この「青い化け物」をどう攻略するかに注目が集まった。ウェタリックはアイアンが切れていて、バーディの可能性が十分ある。一方のタイガーは、初日にボギーを叩いている。 ここで彼が選択したのは、「絶対にダボ以上を叩かないマネジメント」であった。つまり、左に広がる池を徹底的に避けるという事だ。ティショットは2アイアン(ひょっとしたら3アイアン)でフェアウェイ220ヤード地点へ1度目のレイアップ。2打目はショートアイアンで残り110ヤード地点へ2度目のレイアップ。3打目のウェッジショットは、左側の池を避け、右奥にオン。そこから(凡庸なプレイヤーなら)難しいラインを完璧に読み、80cmに寄せて目論み通りのボギー。 一方のウェタリックは完璧なショットでバーディチャンスを迎えるも、タイガーのパットで心の中に白旗が上がったのかこれを外し、結局2打差で優勝したのであった。 つまり彼は、いや、彼ほどの男でも徹底してボギーオンのボギー狙いで勝ちにいくというのは、彼が勝利の難しさを世界中のゴルファーの中で一番よく知っているからなのだろう。 さて、このダブルレイアップで私が思った事。これをいくつか書いてみたい。レベルの低い話になるが、レベルの高い話はすでにメリーさんやアーシュさんが書いておられるのでそちらをご覧下さい。 1,プロにとってはやっぱりドライバーよりアイアンの方が絶対的に確率が高いの? これはドライバーの安定性に欠けるタイガーだからかもしれないが、去年の全米プロ(だったっけ?)で最終ホールにミケルソンが自滅したり、1999年のジ・オープン最終日最終ホールでバンデベルデがとんでもないところにティショットを打ったり(これがきっかけで彼は「メジャーチャンプ」の称号を失う)したのも全てドライバー。 これは、プレッシャーの掛かった時は少しでも短いクラブの方が良いという意味なのか、それともドライバーショットを思い通りのところに打つ事ってやっぱり基本的に難しいのか、どっちなんだろうと。もし後者だとしたら、我々でもベストスコアが掛かったりミスしたくない状況の時は迷わずドライバーを捨て去るべきだと思うのだが如何でしょうか皆さん。 2,プロのパッティング技術の卓越性 今回タイガーは3オン2パットのボギーを計算したわけだが、ボギーオンしてボギーで済ませるためには当然2パットが絶対条件。特に今回のような難しいパットが残っても、彼は計算通り2パットで終わらせた。まあ世界一なんだから当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、これはパッティングにはアクシデントが起こりにくいという事を意味している。 つまり、練習すればするほど、パッティングの技術は比例して上がっていくはずなのである。これはプロ・アマチュアにかかわらず言える事であろう。もちろん精神的な問題もあるが、それも練習量である程度カバー可能と思われる(イップスなどは例外だしね)。 ということは、我々が平均スコアを下げたいと考える時、パッティングの練習はいくらしてもし過ぎる事がないという事だ。スコアが良くならない・・・と嘆く前に、パットの練習をしようそうしよう。 3,勝てば官軍 今回のダブルレイアップを、浅はかな人間は批判するだろう。プロらしくないとか、王者らしくないとか、カッコ良くないとか。特にヒーロー大好きのアメリカ人なら、「俺は失望しちまったぜ。そう思わないかい?ジョン?!」などと酒場で話をしているかもしれない。 しかし、やっぱりカッコイイのだ。そんな事を言われるのは百も承知で、アマチュアのような(表面上だけね)クラブ選択をして最初からボギー狙いができる彼はやっぱり世界一のプレイヤーであり、世界一のゴルファーなのだ。 だから、やさしいドライバーを使おうが、やさしいキャビティアイアンを使おうが、チッパーを使おうが、デルンダを使おうが、1打でも少ないスコアで上がった人間の方がうまいのだ。 「ごるふは結果が全てじゃない」「ドライバーを気持ちよく振るのもごるふの醍醐味」と考えてる人も、やっぱりスコアを気にしてるはずだし、1ラウンドで1回300ヤードショットが打てたら150叩こうが200叩こうが気にしない・・・と言うのなら、それはもはやごるふではない。 というわけで、私も明日からは大きな顔をしてレイアップしようと思ったのであったが、レイアップしてトリプルボギーを叩いたり、チーピンが出るのがいやだからドライバーを持たないというのは本末転倒だとも思った。 |
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 竹 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 梅 |
par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 36 |
score | 4 | 3 | 4 | 7 | 4 | 4 | 5 | 4 | 4 | 39 | 5 | 4 | 3 | 5 | 4 | 5 | 3 | 5 | 5 | 39 |
− | − | − | ■ | − | △ | △ | ○ | − | △ | − | − | − | − | △ | − | △ | − | |||
put | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 1 | 2 | 19 | 3 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 17 |
topics | *1 | *2 | *3 | *4 |
hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 松 | 27H total |
18H 換算 |
par | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 | 108 | 72 |
score | 3 | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 | 5 | 6 | 4 | 38 | 116 | 77.3 |
○ | △ | △ | ○ | − | − | △ | △ | − | ||||
put | 1 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 2 | 16 | 52 | 34.7 |
topics | *5 | *6 | *7 | |||||||||
*1・・・残り100ヤードから5打費やす。内容は本文で。トホホ度5 *2・・・2ホール連続3パットは学習能力なしだ。トホホ度4 *3・・・50ヤードのアプローチが50cmに!でもこの日の「快心のアプローチ」はこれだけ。ウホホ度4 *4・・・グリーン奥のカラーからまた3パット。トホホ度3 *5・・・ダフリ目の2打目がピン下5mに付き、これがポコンと入ったりする。ウホホ度3 *6・・・3打目、50ヤードのアプローチがピン奥2.5mに付き、これがするっと入ったりする。ウホホ度4 *7・・・本日4発目の3パットは20m近いパットが残ったせいでそれはつまり2打目が悪かったのだと。トホホ度4 Aグリーンでの70台、嬉しいッス! 1.5Rのベストスコアっす! ウホホ37p(11p+パー1.5p×14+寄せワン1p×5)VSトホホ16pでウホホの勝ち!(ウホホ11勝6敗)。 |
項目 | 今回 | 推移 | 2006年 | |
アベレージスコア Scoring average |
3バーディ 9ボギー 1ダボ |
77.3 (+5.3) |
↑ | 82.5 |
平均パット数 Putting average |
1.926 (34.7) |
↓ | 1.874 (33.73) |
|
バーディー奪取率(%) Birdie average | 11.1 (3/27) | ↑ | 7.04 (1.3/18) |
|
パーブレーク率(%) Par braking average | 63.0 (17/27) | ↑ | 55.7 | |
ボギーキープ率(%) Bogey keeping average | 96.3 (26/27) | ↑ | 81.7 | |
パーオン率(%) Green in regulation Pct. | 66.7 (18/27) | ↑ | 45.5 | |
ボギーオン率(%) Green in my regulation Pct. | 96.3 (26/27) | ↑ | 84.5 | |
フェアウェイキープ率(%) Driving Accuracy Pct. | 81.0 (17/21) | ↑ | 68.9 | |
ドライバー平均飛距離(yard) Driving Distance | 240.5 | ↑ | 228.2 | |
アプローチリカバリー率(%) Scrambling | 50.0 (5/10) | ↑ | 41.3 | |
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%) Driver-shot achievement Pct. | 84.2 | ↑ | 76.3 | |
ファインショット率・フェアウェイウッド(%) FW.-shot achievement Pct. | 87.5 | ↑ | 61.2 | |
ファインショット率・アイアン(%) Iron-shot achievement Pct. | 68.0 | ↑ | 66.2 | |
ファインショット率・アプローチ(%) Approach-shot achievement Pct. | 81.3 | ↑ | 62.4 |
約3ヶ月ぶりのA(メイン)グリーン(エアレーションでボコボコだったけど)。これで張り切らないやつがいるだろうか?いやいまい。 とはいえ、病み上がりで1週間クラブを握っていないのだから過度な期待は禁物だ。シンプルなごるふを心がけよう・・・と思ったのが良かったのか、この日はやることなすこと全てうまくいった。自分でも恐ろしくなるぐらいに。 シンプルなごるふと書いたが、まあこれは後付けの理由であって、自分でも何がシンプルなのかはよく判らない(何と無責任な)。要は、 ★ドライバーはチーピンが出る事を前提に、思い切って右を向き思い切って振る ★アイアンは下半身を暴れさせず(足の裏に意識を集中)、フォローまで前傾姿勢を保つ ★アプローチは一番簡単なハイブリッド・アプローチを多用 ★パッティングは芯で打つ事だけを心がける というところである。 今回は何度もご一緒させて頂いているメンバーのM谷さんとの2バッグで、淡々としかものんびりとラウンドできたのだが、そういうリラックスできる環境要因、そして病み上がりだから・・・という謙虚さ、肘の痛み(力任せに打てない)など、色々な要因か重なって「飛ばそうとしない、寄せようとしない、入れようとしない」という無欲の境地に達し、いつしか私はゾーンに入っていたような気がする。(ホントかよぉ?) 打つ前、ラインを読んでいる間、そしてアドレスに入るまでは頭をフル回転させて集中力を高める。しかし、全てが決定した瞬間、心を空白にして素振り通りのスウィング・パッティングをする事だけに集中する。それが自然とできたような気がするのだ(後からなら何とでも言えるわな)。 唯一のダボを叩いた竹コース4番ホールは、2打目までうまく打てたものの、3打目のAWをトップしてグリーン奥へ。これは仕方ないとして、左足下がりの難しいラフから「寄せようと」してチャックリ。5打目で2mに付けるも、これを「入れようと」してダボ。パットで入れようという意識(気合)は大事だが、それ以前にちゃんと芯で打てよって話ですな(それがお前の実力なんだよ!)。 1ラウンド終え、あまりの調子良さにお代わりをする事にした私は、家に電話を掛け、「ハーフぐらいだったらラウンドできそうだけど・・・(1ラウンドは自信ない)」と言っていた○を呼び出し(何と麗しい夫婦愛)、あと9ホールは○と2バッグで。 このころになってやっと、エアレーションでボコボコのグリーンに慣れ(遅いって)、まっすぐしっかり、いつもより薄目のラインで打つようにしたらパットも決まりだした(2バーディはまぐれだけど)。しかし肘は限界を超え、片手でクラブを持ち上げられない状態、しかも古傷のヒザまで痛み出し、ボロボロの体で27ホールをラウンドし終えたが、OB級の当たりが3発もセーフになったり、ダフったアイアンが2回もグリーンオンしたりというラッキーも手伝い(やっぱり実力じゃないじゃん)、終わってみれば2オーバー。27ホールで8オーバーは1.5Rベストスコアであり、嬉しくて1日中ニヤニヤしていた(はいはい判った判った)私であった(終わり?自慢これで終わり?良かったね。っていうか、お前の自慢なんてどーでもいいし。さーて、屁でもこいて寝るか)。 |
「ちょっと成績が良かったら偉そうに自慢しやがって。何がゾーンだ、ボケ。いい加減にしろ」と思っておられる方も多いだろうが、あのですね、成績が良かった時はですね、書く方もですね、すごく苦しみながら書いている(大叩きした時はどれだけ楽か!)という事を、あの、判って下さいますれば嬉しいのですが・・・・(自慢しすぎても謙遜しすぎてもイヤミだし、かといって結果オーライがいっぱいだから本当に自慢できる事も少ないし、淡々と書いても面白くないし)。 え?そんな事は知ったこっちゃ無い?トホホあってのお前だろうって?・・・・まあその通りなんですが・・・ でも実際、自分では何か特別に変わった(上達した)という意識は全くないのだ。昔と比べて、そりゃあ確かにドライバーもアイアンもアプローチもパットもほんの少しずつは良くなってるんだろうけど、3年前(HDCP13)や5年前(HDCP16)と比べて、特にメンタル面では全く変わってないというか進歩していないというか。 でもそれだと話が終わってしまうので、数年前と今で何が変わったのかを無理矢理考えてみた。ちなみに、グラフは、ここ8年のファインショット率の変動である。 1,マネジメント 無理にパーオンやパーを狙わなくなった。特に大きなミスが出た時は、どうやったらボギーでおさまるかだけを考えるようになった。例えばティショットをチョロしても、2打目で100ヤード以内へ持っていけば3オンの可能性は高い。またそういう状況で3オンを狙う時、ピンを狙わずグリーンセンターを狙うようになった。 2,ティショット OBは絶対NG!狭いホールや350ヤードぐらいまでの短いホールの場合、最初からドライバーを持たない事が増えた(スプーンを練習し、安定して210〜220ヤードぐらい打てるようになった事が大きかった)。しかし、いざドライバーを持ったら、OBを恐れず思い切って振っていく。つまり中途半端なスウィングをしないように気をつけている。 3,フェアウェイウッド ハーフトップでOK。ゴロであろうかライナーであろうが、180ヤードぐらい転がってくれれば大成功。つまりナイスショットの敷居を下げたのだ。それにより、よりリラックスして打てるようになった・・かな?(でも、グラフを見ると実際ヘタになってる・・・orz) 4,アイアン 何度も書くが、「逆ハの字アドレス」と「腹筋に力を入れフォローで前傾姿勢を保つ」で格段に安定した。グラフもそれを物語っている。また、ハーフトップしようが軽くダフろうが、ヘッドが走った正しいスウィングさえしていれば大幅に着弾点がずれないという事を知り、思い切ってスウィングできるようになった。 5,アプローチ こればっかりは全然上達していないんだよね(いやむしろどんどんヘタになってますが)。全く自信がないし、練習場でできる事がコースでできないし、ダフったリトップしたり・・・・でも、いやだからこそ、極力、確率の高いアプローチを選択するように心がけるようになった。最近の標語は、「上げるより転がすかワンクッション」。 6,パット 一番着実に上達しているのはパットだろう。上のグラフは1ラウンドの平均パット数で、ここ4年は横ばいだが、パーオン率が上がっている事を考えると、実際にはグラフの数字以上にうまくはなっているはずだ。 パッティングで一番変わったのは、入れ頃外し頃と言われる1m〜1.5mのパットを薄目にまっすぐ打てるようになった事だろうか。とはいえ、熱心に練習しているわけでも何かを悟ったわけでもなく、ただ単に「何年も続けてたらそらどんなボンクラでも多少はパットもうまくなるわな」というレベルだが。 というわけで、結局「俺はうまくなっているのか?」という問いに対しては「そら何年も同じコースで毎週ラウンドしてたらそこそこ小器用にラウンドできるようになるんとちゃうの?」と言う結論しか導き出せなかったのだが、まあそんなもんだろう。 |