日記19

2002年7月1日〜15日

 

 2002/7/1(7232hit)  ボギーの取り方・パーの取り方(4)

 せっせと○や×を書いているうちに、季節は7月である。まるで浦島太郎にでもなった気分だ。

 さて、このシリーズ、書いている本人もすでに飽きてきたが中途半端で終わらせるのは悔しい、ただそれだけの為にもう1日だけ我慢してお付き合い頂きたい。今日はパー4のホールの解析であるが、パー3の時のようにまんべんなく書いて行くと800行ぐらいになると思われるので大幅にカットして書く事にする。パットは省略する。

表5:パーを取るパターン(パー4の場合)
- ケース ドライバー アイアン アプローチ パット
2オン2パット A - 2
B
C
D
E
F
G ×
H ×
3オン1パット I 1
J
K ×
L ×
M
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W ×
X ×
Y ×
Z ×
AA ×
AB ×
4オン0パット AC ×◎ 0
AD × ×◎
AE △×
AF ××
AG ×◎
AH × ×◎
AC △×
AD ××
AE ×◎
AF × ×◎
AG △×
AH ××
AI × ◎△
AJ × ○△
AK × ×◎
AL × △△

 しかし、作る前は本邦初の画期的な表だと思ったが、誰も作らなかった訳がようやくわかった。こんなに労多くして実り少ない作業も珍しい(そういう意味では画期的と言えなくもないが)。まるで結婚前にバラ色の生活を夢見ていて、結婚後にそれがバラバラに打ち砕かれた時のような気分である。あるいは、100万円のハイビジョンプラズマディスプレイを買ったのに、電波状態が悪くてテレビ放送の映りが悪いとか、子供の成長記録を5年かけて完璧にビデオライブラリーにして残したけどうっかりベータ方式で残してしまったとか、新製品のアイアンセットに一目惚れし、それを買うために禁煙して禁酒して毎月の小遣いを少しづつ貯めてやっと買ったら自分に全く合わなかったとか、そんな気分である。えーい、もう少しだ。自分に鞭打ち、無意味な作業を進めよう。

 パー4でボギーを取るパターンの表(注:あまりに馬鹿馬鹿しすぎるので、別ページに移行しました。どうしても見たい方はこちらへどうぞ。でも、見ても全然面白くないことは私が保障します)


 ・・・・もう、疲れた。やり場の無い怒りがふつふつと湧いてくる。こういう時、妻だったら私に当たる事も出来るのだが、私はそんな事できない(今度生まれ変わる時は妻になりたいものである)。もう、しばらく◎や△は見たくない。解析する気力も失せた。でも一応書いておこう。

 ドライバーはOBさえ打たなければOK。アイアンはグリーンの近くに行けばOK.。そして、ドライバーやアイアンを練習する暇があったら50ヤード以内のアプローチやチップショットやパターを練習しろ。以上!

 

 2002/7/2(7284hit)  編者と読者の愛の往復書簡(1)

 大きな仕事を成し終えたような気持ちにも関らず、何故か充実感も満足感も得られずただ疲労困憊している編者である。さて、私の記憶が確かなら、6/25の日記に私はこう書いた。
 
 読者に問いたい。私の日記はこのままでいいのか?聖域無き構造改革が必要なのか?猪俣氏をメンバーとして招聘すべきなのか?請うご意見。

 それに対し、おなじみのアンクルパーさん高野さんが掲示板にご意見を書き込んでくれた。本当にありがたい事である。世界は一つ、人類は皆兄弟、渡る世間に鬼はなしである。今日は、御二方のご意見を最大限に尊重し、ここにその偉業を留めることとする。無論、日記のネタが増えてしめしめなどと云う不純な動機は全くない。あると思われる心の狭い方はどうかその根拠・証拠を示して欲しい。

 まずはアンクルパーさんの書き込みへの返事である。青字がアンクルパーさんの書き込み、緑の字が私の返事である。

 拝読しています。

 いつもありがとうございます。

 率直な感想ですが、その多角的視点、着目、感性の鋭さに感服することしばしばです。

 おほめの言葉の数々、恐縮です。でも、ご遠慮なさらずに、もっとほめて下さってもかまいません。「しばしば」ではなく「いつも」を使っていただいてもかまいませんし、「世界一だ」、「人生観が大きく変わった」、「ゴルフのWebページ界のタイガーウッズだ」「いやベッカムだ」「いやデーブ大久保だ」等の最大限の賛辞の言葉を書いていただいても私は照れません。

 またスコア、技術的分析なども参考になります。

 自分のプレー内容など、第三者にとってはあまり面白くないとは思うのですが、心を鬼にして、皆様に少しでも参考になればと書いています(ただし悪い参考例としてですが)。

 hiroさんはホームコースもお持ちで目標は勿論シングルHDだとおもいますが、

 白状します。このウェブを始めた去年10月頃は、「シングルなんて1年でなってやる」と思っていました。8ヵ月後の今も実はその気持ちに変わりはありません。それどころか、来年も再来年も、ひょっとしたら10年先も「シングルなんて1年後にはなってやる」と思っていることでしょう。ですから、恥ずかしいのでできるだけ「シングル」という言葉は使わないようにしています。

 現在のスコア、技術についての(苦闘の?)記録は、めでたくシングルHDに到達された暁には、その(赤裸々な)日記は後進らには貴重な文献となると思います。

 西暦20XX年、ついにシングルハンデを獲得した私は、過去をいつくしむように○十年分のウェブ日記を読み返しだした・・・。しかし、読み終わるまでに寿命が尽き、力果てた・・・てな事がないよう、せめてエージシュートを達成できると思われる140歳ぐらいまでにはその時が迎えられたら、と思っています(それとも、今際の際のうわごとで「つ、ついに・・・しんぐるじゃ・・・」と幻覚を見るのが関の山かもしれません)。

 と云うわけで、アンクルパーさん、本当にありがとうございました。日記のネタが1日分助かりこれからもヘボゴルフぁーの成長記として、また皆様のお笑いの種となるべく、このまま続けていきます。

 その2に続く。

 

 2002/7/3(7342hit)  編者と読者の愛の往復書簡(2)

 さて、今日は高野さんへのご返事である。昨日と同じく、青字が高野さんの書き込み、緑の字がそれに対する私の返事である。高野さんの書き込みはボディーブローのように体の深い所へ直接届いてくるので、気が抜けない。斎戒沐浴し、この日に望んだ。

 「良いものは直すな」という言葉があります。良いスイングはいじらない方がいいという意味です。「ゴロふな日々」もカウンター増加率が激減しない限り悩む必要はないんじゃないでしょうか?訪問者がある以上、それは興味が持続していると解釈すべきです。

 つまり、要約すると「大変素晴らしい。非の打ちどころが無い。このまま続けていけば、ゴルフ「80を切る!」日記と同じぐらい、いやそれ以上の素晴らしいウェブになる」と云う事で宜しいでしょうか?ありがとうございます。

 カウンターを毎日チェックするようになって、どうしても読者の増減が気になるようになってしまいました。どれくらい気にしているかと言うと、妻の機嫌と同じぐらい気にしていますので相当かもしれません。全く、妻のご機嫌ときたら(以下自主規制)。


 私個人はhiroさんのレッスンに興味を持っていますが、リポートが少ないですね。レッスンの回数をケチっておられるのでしょうか?私は英会話の個人教授に「エイヤッ!」と80万円(一年分)を一度に前納した経験があります。本気でやるのならケチっていては駄目です。英語もゴルフも一生もんですから、投資して損はありません。

 これについては全く仰る通りです。レッスンにはいつも日曜日の午後に出かけているのですが、最近副業の本業の雑用(?)の方が忙しく、日曜日の午後もずっと用事が入っていたのです。しかし、高野さんからのご指摘を受け、先日の日曜日は用事を済ませた後に夕食も取らずにレッスンを受けてきました。近いうちに久しぶりのレポートをお届けできると思います。

 また、費用の点ですが、ちゃんと8回分1万円を前納していますのでご心配なく。ただ、高野さんの英語ぐらい熱心にするつもりなら640回レッスンを受けなければいけませんね。まだまだ修行が足りません。


 その3に続く。

 

 2002/7/4(7397hit)  編者と読者の愛の往復書簡(3)

 長くなってしまったが愛の往復書簡、3日目である。いよいよ話は佳境に入ってきた。さて、高野さんの真意は果たして編者に届いていたのか?

 ついでですので書いちゃいますが、「ドロー、ドロー」と大騒ぎしているのは何故でしょうか?プロの世界ではフェードでないとコントロールが出来ないので、世界一流の連中はみなフェードです。Tom Lehmanはドロー系ですが、御存じのように凋落の一途です(故障もありますが)。ドローは距離は稼げるものの、ゴロンゴロン転がるので、ナイスショットがOBに転ずることも珍しくなく、非常に危険です。レッスン・プロが「フェードにしたら?」という記事がありましたが、彼の云う通りです。

 こういうご意見を待っていました!実は、いつ、どういうきっかけでドローをやめようか考えていたのです・・・・と云うのは大袈裟ですが、確かにドロー系の球は危険過ぎます。分不相応と云うか、私のレベルのゴルフには必要ないといえます。引っ掛け、チーピンと紙一重だし、もともとスライサーが左へ曲がる球を打つようになると云う事は、左右どちらにも球が曲がる危険性があるわけで、極めて危ない。

 しかし、それでもあえてドローを教わっている理由はいくつかあります。球を捕まえるスイングをマスターすること。極端なこすり球(7アイアンで30度右へ飛び出し、100ヤードしか飛ばない)を撲滅させたいこと。歳を取って飛ばなくなった時のために少しでも備えておきたい、そして、臨終の際に「一度でいいからつゆをたっぷり漬けて左へ曲がる球が打ちたかった・・・」と後悔を残したくないこと、などです。

 ただ、先週のラウンドを見て頂ければわかるように、いいショットが出た時はフェードなのです。練習場ではドローまがいの球が打てていても、自分のモノになっていないのだと思います。

 最終的には完璧なドローヒッターを目指すわけではありません。目標は、インサイドからクラブが降りてくるスイングをマスターすること、即ち「しっかり球がつかまったフェードを打てる」事です。その上達過程の1つとして、またスイング矯正の手段としてドローを習っているとご理解いただければ嬉しいです。


 毎日更新という凄いことにトライされているわけですが、毎日ゴルフが上達するわけはなく、開眼するわけでもありません。我々読者もそういうヒントを得ようとして読ませて頂いているわけではありません。そういうのは「80を切る!日記」で十分です:-)。

 はい、全くその通りです。技術的な事に関しては、「80を切る!日記」には小指一本で逆立ちしてもかないません。でも、「我々読者もヒントを得ようとして読んでいるわけではない」と完璧に言い切られてしまうと私の立つ瀬が・・・・せめて「反面教師にだけはなる」とか「初めてクラブを握って3日以内の人か、超スイングオタクなら参考に出来ないわけでも無い」とか、「クリケットをする人には大いに参考になる」とか書いていただければ嬉しかったのですが。


 マンネリをお悩みですが、古典落語などというのは毎回同じことを喋っています。ネタは同じでも、芸で聞かせるわけです。私などはゴルフ・ネタの落語を作ろうと思っているのですが、hiroさんの日替わりゴルフ漫談を堪能出来るので、自分で作る必要がなく、助かっています。

 ゴルフ漫談・・・最高の誉め言葉です。また、大阪人のスピリッツとして、吉本新喜劇の偉大なるマンネリ、その素晴らしさを忘れてはいけないと再認識しました。そう、「ネタではなく、芸で笑わせる」ですよね!座右の銘とさせて頂きます。

 もっと奥さんを登場させて頂き、盛り上げて下さい。


 妻の事を書くのはロシアンルーレットと同じです。読んでいる分には面白いのでしょうが、いつかはばれる時が来る。回数を重ねるごとに高くなるリスク。その時を考えるだけでドライバーをチョロしてしまいます。しかし、読者のためにはあえてトリガーを引き続けるしかないのでしょう。それが、私に課せられた使命なら。

 と云うわけで、高野さん、本当にありがとうございました。

 最後にお二人に。書き込みを勝手に日記のネタにしてしまった件、もしご立腹ならご容赦下さい。将来この日記が本になった際(結構本気?)、謹んでサイン本を進呈させていただきます。風呂の焚き付けぐらいには使えます。

 

 2002/7/5(7440hit)  なついあつがやってきた

きさいちCC・竹梅(Bグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 71
score 4 4 5 7 4 4 6 5 5 44 5 4 4 5 4 4 3 4 5 38 82
putt 2 2 2 2 1 3 2 1 2 17 2 2 2 2 2 1 2 1 1 15 32
項目 今回 今年
アベレージスコア Scoring Average 7ボギー
2ダボ
82
(+11)
87.7
(+15.7)
平均パット数 Putting Average 1.778
(32)
1.975
(35.55)
パーセーブ率 50.0%
(9/18)
36.0%
(6.5/18)
ボギーセーブ率 88.9%
(16/18)
77.2%
(13.9/18)
パーオン率 Greens in Regulation Pct. 27.8%
(5/18)
32.5%
(5.9/18)
ボギーオン率 88.9%
(16/18)
80.9%
(14.6/18)
フェアウェイキープ率 Driving Accuracy Pct. 57.1%
(8/14)
62.5%
(8.8/14)
ドライバー平均飛距離 Driving Distance 207.9yard 205.9yard
アプローチリカバリー率 Scrambling 45.5%
(5/11)
25.2%
ファインショット率 Driver 61.5% 68.6%
ファインショット率 F.Wood 83.3% 64.8%
ファインショット率 Iron 68.4% 63.4%
ファインショット率 Approach 80.0% 66.1%


 4月からスイング改造に取り組んで来たわけだが、一時期少し良くなったものの、最近は油断多忙による練習不足でいまいちである。特にドライバーががたがたで、これは改造して余計に悪くなった。それでも、自己最高となる7ラウンド連続80台を達成すべく、酷暑の炎天下をラウンドしてきた。

 ちなみに今日の大阪の最高気温は32.8度であった。私も相当バテながらラウンドしたが、特に妻は最後の3ホールぐらいはへろへろになっていた。今なら不意をついて後ろから首を絞めれば勝てるな、と思ったが、元気を回復した時の手ひどい復讐が頭に浮かんだので思うだけにしておいた。

 さて、ラウンド結果の方だがまずまず満足のいくものだった。1ヶ月ぶりのハーフ30台である(短い梅コースでパー35だけど)。今日のラウンド、実はコンディションは最悪であった。と云うのも、前日仕事関係の会合で家へ帰ってきたのが午前2時半、それから5時ごろまで胃痛と胸焼けで寝られず、睡眠時間は4時間で、おまけに3日前に罹った夏風邪が悪化し、鼻水が止まらず喉が痛い。微熱もあるようだ。それなのに、この成績とは。思い切り言い訳しようと予定稿まで書いていたのに、驚きというか拍子抜けというか不可解というか。

 では、今日の分析を。

 良かった点

 1、ショートゲームが冴えていた
  スクランブリングの数字が45.5%と、今年3番目に高い数字であった。今日はたまたまエッジなどからの易しい寄せが多かったと云う事もあるが、1m前後のパットが結構入ってくれた事が大きい。これは、見た目の大きさよりも軽い、オデッセイ2ボールパターに鉛を張った事が効を奏したのかもしれない。2ボールパターでショートする人はトライしてみては如何だろうか?

 2、ドライバーを思い切って振れた
  調子が悪くなるとどうしても思い切りが不足し、合わせに行きがちのドライバーショットであるが、今日はこいつにも1ポイント分鉛を張り、ヘッドを効かせ、ヘッドを走らせる感覚で思い切って振る事にした。相変わらずチョロ1回、トップ1回、どスライス1回とミスショットもあったが、少しコツをつかんだ。
 ドライバーの場合、ボールにヘッドをぶつけに行って終わり、というスイングをしてしまいがちだ(私の場合)。スイングプレーンを意識し、左手首をスイングプレーンに沿って(つまり手の甲側でも手のひら側にも折らないで)親指側にのみ曲げ、そのままリリースしてやるという、無駄な関節の動きを極力なくす方法で結構上手く打てるようになった。重要なのはスイングプレーンを意識し、切り返しで打ち急がないイメージを持つ事である(判りにくい文章だ。恐らく後日読み返しても自分でも判らないだろう)。

 3、アイアンの新打法
  コースに出ると不安定なアイアンであるが、最近グリップをゆるめに握ってヘッドを走りやすくする事でナイスショットの確率が高くなってきているような気がする。グリップをゆるめに握ると、自然と手首もゆるゆるになり、ヘッドの走りや手首の返りがスムースに行えるのだ。基本中の基本だが、改めて再認識した次第である。
 
 悪かった点

 1、ダボが2つ、しかもポカミスでのダボ
  竹の4番は500ヤードのパー5であるが、ティーグラウンドからグリーンまでずっと打ち上げていくHDCP1のホール(つまり、ずっと左足上がりのライが続くのだ)。いつもここでは大叩きしてしまう。11回の平均スコアが6.73、何とパーを1回も取れていない(ボギー5、ダボ4、トリプル2、それ以上が3)。この日は珍しくドライバー、2打目のFWがまずまずながら3打目が150ヤードも残ってしまった。それを左へ引っ掛け、グリーン手前のバンカーへ。4打目はトップしてしまいグリーン奥へ。5打目で何とか乗せるも2パット。いつもこのパターンである。ライが悪い(きつい左足上がり)のだから、3打目で無理せず花道において置けばよかった。

 もう一つ、竹の7番は左に90度ドッグレッグのこれもHDCP2のホール。4Wでのティーショットはトップして右のラフへ。2打目残り190ヤード、無理して狙わず、アイアンでフェアウェイ左のバンカーを避けて打ったつもりがトップしてまさにそのバンカーへ。バンカーからグリーン横のヘビーラフへ、何とか乗せて2パット。ここも2打目のグリーンへのアイアンのミスが元凶である。残り190ヤードなら、100ヤード+90ヤードで十分なのに、左足上がりのラフから7アイアンなんか持つからこういう事になるのだ。刻むなら中途半端は禁物である。

 2、胃が重いのに昼食にカレーなどを食してしまった
  さらに胃が痛くなった。

 3、妻と2人きりのラウンドだった
  もっと胃が痛くなった。

 

 2002/7/6(7490hit)  6回目のレッスン


 前回のレッスンから3週も間が空いてしまったが、先日の日曜日、6回目のレッスンに出かけてきた。いつものH香里ゴルフセンター、Tプロによるレッスンである。イニシャルにしているのは、私のあまりの上達の遅さに先生の名誉を傷つけないため・・・・ではなく、単に了解をとっていないからに過ぎない。

 さすがに3週間空くと、記憶力の悪い体は元に戻ってしまっている。打てども打てども、先生からは「外!」というお言葉。と言っても外へ出て行けといわれているのではなく、クラブが外から、つまりアウトサイドから入ってきているということだ(と思う。本音はどうか判らない)。当然ボールは派手に右方向へ・・・

 Tプロが言うところによると、バックスイングで右ひざの我慢ができていないのが元凶らしい。つまり、

- 良いスイング 私のスイング
テークバック 右ひざを動かさない 右ひざが右へ流れる
トップ 十分な捻転ができる 上半身と下半身の
捻転差ができない
切り返し 捻じりがリリースされ、自然と
下半身が飛球線方向に
スライドする
上半身から始動
ダウン開始 遅れて(つられて)
上半身が下りてくる
頭・肩が先に突っ込む
ダウン クラブ・グリップが
自然な軌跡を通る
クラブが外から入る
インパクト インサイドから捕まる アウトサイドイン

 という事だ。切り返しで、本来下半身から戻るべきねじりが腕から戻ってしまい、結果肩の捻転がほどけるため、アウトサイドから入るスイングになっているのだ。そして、その原因の1つが右ひざの踏ん張りの無さであるらしい。

 しかしそれにしても人間の体とは何と覚えが悪いのか。また、何と不器用なのか。頭でわかっていても、また気をつけているつもりでも全く言う事を聞いてくれない。全く言う事を聞いてくれないと言えばまるで(ピー)のようだが、(ピー)と違って体は私に茶碗を投げつけたり「お昼ごはん買ってきて」とか命令したりしないからまだましかもしれない。

 背中を飛球線に向けたままインパクトを迎えるつもりで振る、意識してインサイドから降ろす、切り返しでまず腰と膝をぐっと飛球線方向にスライドさせる、色々なイメージを教わるのだが、意識してもできない・・・たまりかねて先生に尋ねた。

 「先生、どうすればできるようになるのでしょうか?」

 すると先生は、練習場で一球打つごとに素振りをすることと、もう一つ素敵な方法を教えてくれた。それは、

 「数打たなアカン」

 ・・・・ごもっともです。
 

 

 2002/7/7(7520hit)  七夕


 7月7日、七夕である(本来は旧暦の7月7日だけど)。夏の夜空は大好きだ。ロマンティックでノスタルジックな気持ちにさせてくれる。日頃、生活に追われて夜空を見上げることなど無くなってしまったが、今日は夕涼みがてら外へ出てみようと思う。でも曇りだったりするんだ、これが。

 ちなみに、七夕の物語はもともと中国が起源らしく、天の川をはさんで位置する織姫(こと座のヴェガ)と彦星(わし座のアルタイル)が1年に1度だけ会える、その逢瀬にあやかって?願い事をするという良く考えればあまり理論的ではないお祭りである。「七夕様」と云う人が天から降りてくる、という話もあるらしい。どうやら色々な起源の話が一緒になってしまったため、笹飾りや短冊が出てくるようになったのだろう。

 私の住んでいるK市には、「天野川」「機織神社」「星田」などの地名・神社が残る。奈良時代から七夕伝説と関係の深い土地だったらしい。だから何だ、というわけではないのだが。

 さて、七夕でお願いをするなら何をお願いするか。ずっと前の日記でも同じような事を書いたような記憶があるが、私も忘れているぐらいだから読者も忘れているだろう。強引に話を進めていく。もし、下の4つのうちどれか一つをくれるとしたら、貴方はどれをもらうだろうか?

 1、250ヤード飛んで曲がらないドライバー

 2、狙った距離をきっちり打てるアイアン

 3、5ヤード刻みで正確なショットが打てるウェッジ

 4、2mを90%外さないパター


 どれを選択するかでその人のゴルフ感が浮かび上がってくるような気がする。以下の寸評は、独断と偏見で適当に考えたゴルフぁー像である。

 1番を選んだ貴方は、見栄っ張りで夢想家。スコアは100-110の間。OBが多いのが悩みの種で、練習場でもドライバーを良く練習するが10球に1球会心の当たりが出れば満足するタイプ。練習のたびにウェッジで50ヤードと100ヤードを30球ずつ打てば、3ヶ月で100を切れますぞ。

 2番を選んだ貴方はフィーリング重視のエンジョイ派。スコアは90-100の間。たまに出るダックフック(又はどスライス)が悩みの種で、易しいアイアンに買い替えようかどうか悩んでいる。レッスンを受けて、スイングを固めていくのが70台への近道では?

 3番を選んだ貴方は中級者でそこそこの腕を持つ。スコアは80-90の間。何度か70台を出してはいるが、たまには100近く叩く事もある。ショートゲームの重要性に気づいてはいるものの、どう練習すべきか今ひとつ判らない。練習の8割を50ヤード以内のショットとパットに費やせば、1年後にはシングルか?

 4番を選んだ貴方は上級者。Aクラスの月例で優勝を目指している。目標は片手シングルだが、自分には何かが足りないのを自覚している。パット数を30前後にまで下げれば夢に手が届くはずだと色々な練習器具を使ってパットの練習をするにも関わらず、あと3ストローク縮められない。練習あるのみ?

 まあ、一例と云う事で、お遊び企画であるからあまり本気に取らないように。私も本気で考えて書いているわけではないので。

 え、私?

 もちろん、全部欲しいに決まっているのだ・・・と云う言葉を聞くや否や、金のドライバーと銀のアイアンを持った沼の神様はキャディーバッグごと沼の中へ帰っていきましたとさ。

 

 2002/7/8(7556hit)  新HDCP


 7月4日に10枚貯まったコントロールカードを出したのだが、昨日その結果が帰ってきた。やっと1つ縮まって15になった。嬉しいのだ。

HDCP


 思えば一昨年の6月にメンバーになり、去年の4月に初めてもらったHDCPが17、7ヵ月後の11月には16になったものの、それからは出せども出せども16から微動だにしない8ヶ月間であった。今回も10枚のうち5枚はオーバーパーだったので微妙だと思っていたのだが、ここ数回の良いスコアがうまく反映された(正確には、最新のディファレンシャル20枚の内、スコアの低いほうから10枚を採用する)。

 まあ、月例にも公式競技にも出られないのに、無理矢理出してもらったようなプライベートのハンディキャップなので正確に成績を反映していると言っては語弊があると思う。あくまで参考程度のHDCPだが、それでも嬉しいものは嬉しい。

 しかし、難しいのはここから先だろう。今年の目標は13だが、コースレートから考えると白ティからのラウンドでは80前後のスコアが要求されるはずだ。おいそれとは上がらないと思う。

 あまりHDCPに振り回されるのは下品で嫌だが、客観的な数字として自分の実力を評価されると言うのは判りやすくていい。まだ15、もう15、やっと15。そういえば私の父親はHDCP13-14ぐらいだったはずだ。もう一歩である。

 と思っていたら、父親が最近プライベートコンペでハーフパープレーで回った、と云うニュースが飛び込んできた。
敵もさるものである。早く上手くなってこてんぱんにやっつけたいものだ。

 

 2002/7/9(7595hit)  HDCP再考(1)


 と云うわけでめでたくHDCP15までこぎ着けた編者であるが、実際にはどれくらい実力を反映しているものなのだろうか。昨日も少し書いたが、HDCPの査定方法をここでもう一度おさらいしておこう。以下の査定方法は、(財)日本ゴルフ協会発行の2002年ゴルフ規則の別冊、「JGAハンディキャップ規定」からの引用である。なお、文章は多少省略をしているので詳しい原文はこちらをご覧いただきたい。

 1、JGA公認のコース・レーティングのあるコースでプレーした18ホールのスコアで、かつゴルフ規則に適合したスコアカードを1枚とする。

 2、ストロークコントロール(注1)で修正されたスコアとする。

 3、3年以内にプレーされた最近のスコアカード20枚中のベストディファレンシャルカード(注2)10枚を用いる。

 4、10枚のディファレンシャルを合計し、その数値に「0.096」を乗じ、小数点以下第一位を四捨五入した整数の数値がハンディキャップである。


 注1・・・簡単に書くと大叩きしたホールはボギーやダブルボギーまでに調整するというもの。具体的には、HDCPが15の場合、ダボは15ホールまで、残りの3ホールはボギーまでをスコアの上限とする。つまり、トリプル以上を叩いてもダボにしてしまうと云うものである。

 注2・・・注1で調整したスコアから、そのコースのコース・レーティングを引いた数。つまりコースレートよりいくつオーバーしているかを出した数

 以上の例からわかるように、大叩きのホールをボギーやダボまで(HDCP1-18までの場合)に調整する、20ラウンドのうち悪い10ラウンドのスコアは使わない、という二段構えで調子が悪い時のスコアを排除しているのだ。

 つまり、極端に書いてしまえば、20回ラウンドをした時、85で20回ラウンドした人(1)と、80で10回、100で10回ラウンドした人(2)の場合、平均スコアは(1)が85、(2)が90となるが、HDCPは(1)が13になるのに対し、(2)は8になってしまうのである(ディファレンシャルやコースレートを考えないで単純計算した場合)。

 何となく不公平なような、ずるいような気がしないでも無い。ここまで調子が悪い時のスコアを排除するシステムになっているということは、一体何を意味しているのか? 明日、もう少し突き詰めて考えてみよう。

 

 2002/7/10(7659hit)  HDCP再考(2)


 さて、調子が悪いラウンド及びホールのスコアを調整・排除するHDCPのシステム、その理由をウェブで色々と探してみた。しかし、HDCPの説明はあってもそう設定された理由や根拠は書いていなかった。JGAに問い合わせてみても良いのだが、そんな面倒な事は嫌いなのでもし奇特な方がおられたら私の代わりに聞いてみて頂きたい。従って、例によって独断で理由を考えるのだ。

 一番信憑性の高い理由は、どんな上級者でも簡単に大たたきしてしまうゴルフの難しさある、という事は間違いないだろう。1ホールで8や9を叩くのは簡単だが、1や2のスコアはまぐれでもなかなか出ない(ホント、気がつけば8叩いてるなんて事はしょっちゅうだもんね)。1ホールに限ってもそうだし、1日トータルのラウンドで考えても然りである。

 ボウリングの試合で、プロがガーターを出すのはまあ稀であろう。余程きわどいスプリットを取りに行くとかの特殊な状況でないと考えられない。テニスでプロが絶好のリターンに対してリムショットしてしまう事も稀だろう。しかし、ゴルフではプロでさえミスショットを連発する。それも、何のトラブルも無いティーショットや50cmのストレートのパットでも。

 もちろん、アマチュアのようにOBを打ったりチョロしたりすることは稀だが、素人が一目見て判らない程度の小さなミスショットは頻発しているはずだ(タイガーでさえ1年のシーズンを通じて満足行くショットは数球だと言う)。そうでなければ、ドライバーは全てフェアウェイ中央だろうし、100ヤード以内のウエッジショットなどプロの力からすればみんな1m前後に寄せられるはずである。それができないのがゴルフの難しさであり、面白さである。

 また、その難しさの元になっているのがメンタル面の重要性であろう。何度も書いていることだが、ゴルフほど強靭な精神力を要求されるスポーツは他にないと思う。私は何を隠そう中学校時代に卓球部に所属していたのだが、卓球は素振りを繰り返して体にその形を染み付かせたら、あとはボールに体を自然に反応させる事で球をそこそこ打ち返す事ができるのである。それは反射神経であり、メンタルなデリケートさはあまり必要とされない(もちろんプロレベルでは話は別だが)。

 つまり、ゴルフは心・技・体ともぎりぎりの部分で争う、非常に過酷なスポーツであるといえる。この過酷さに匹敵するのはフォーミュラ1(F1)のレースぐらいである、と云うのはいくらなんでも言いすぎであろう。サーカスの綱渡りぐらいかもしれない。

 いかん。今日の日記は駄作だ。内容もつまらないし、HDCPの話だけに「下げる」のが難しい。
 ・・・おあとがよろしい様で。

 

 2002/7/11(7704hit)  グリップを調整する


 先週の日曜日、7回目のレッスンに行ってきた。前回はレッスンの間が空いてしまったのでインサイドアウトを忘れてしまっていたが、今回は1週間で、その間に2回練習し、さらに1回ラウンドしたので調子はまずまずである。

 この日は、ドライバーショットを中心にチェックしてもらったのだが、チーピン(ダックフック)の連発である。先生は「おかしいな」と言いながらチェックする。そして、クラブヘッドとグリップに目が止まった。

 Tプロ「ちょっとフェースをかぶせすぎでっせ。もうちょっとスクウェアにした方がええんとちゃいまっか?」

 と言いつつ、グリップを少し変えるように言われた。具体的には、

 1、3ナックルを2ナックルに(・・・先生が3ナックルぐらいフックグリップにしろと言ったのに・・・)

 2、左手親指をショートサムに(昔直したのだが、また知らぬ間にロングサム気味になっていた)

 3、左右のグリップの一体感を高める(右手を心もちかぶせる)

 4、右手の中指・薬指をしっかり握り、親指と人差し指はゆるゆるにする(すっかり忘れてた・・・)


と言ったところである。ちなみに、私はインターロッキング・グリップである。握力は人並みだが手が小さく、指が太いのでオーバーラッピングではしっくりこないのだ。で、どう変わったかと言うと、こうなった。(左が以前のグリップ、右が新しいグリップである)

   


 だらしない感じだったクリップが、きちっとした。見た目でも飛びそうである。フックグリップはあまり矯正されていない様に見えるが、実際はすこしスクウェアに戻っている。しかし、こんなにだらしないグリップをしていたとは・・・お恥ずかしい。

 で、上記4項目を気にしながら、気持ちフェースを開き気味にして打つと、確かにしっかり球が上がり、良く飛ぶようになった。球筋は右へのすっぽ抜けであるが、右へ飛び出すという事は少なくともアウトサイドインの軌跡は是正されているという事だ。

 Tプロが言うには、これでフェースがうまく左へ戻って行くようになると綺麗なドローが出るとの事。その為には、フォローで左肘が下を向くよう、そしてヘッドが体の左後方へ走っていくようになれば良いらしい。

 でも、このグリップにこの打ち方だと、コースでは無茶苦茶曲がりの酷いスライスが出そうだなあ・・・

 

 

 2002/7/12(7751hit)  フェードか?ドローか?


 レッスンの話の続きである。練習もほぼ終わって雑談。今後のスイングイメージについて先生とすり合わせをしておこうと思い、素直な気持ちをぶつけてみた。

 私「先生、今はドローを練習してますけど、将来的には『しっかりつかまったフェード』を打ちたいのです。そういうことって、できるのでしょうか?」

 すると、Tプロの顔に何とも形容しがたい複雑な表情が浮かぶ。困ったような、呆れたような、苦笑するような・・・
 
 Tプロ「フェードって・・・今hiroさんが一生懸命練習しているのはフェードをドローにする練習ですやん」

 その通りである。私は、初めにTプロに教えてもらう時、「こすり球を何とかしたい。スライスを直したい」とお願いしたのだ。それで、「じゃあドローをマスターしましょうか」と云う事になったのだ。先生にしてみれば、ずっとドローの打ちかたを教え、少しづつドローの球と体の動きがわかってきたところなのである。そこへいきなり「フェードが打ちたい」と言われた日には、驚かれるのも無理はない。

 「しっかり球がつかまったフェード」なんていう複雑でややこしい概念は、素人のたわごとなんだろうか?そんな複雑怪奇に考えるから、いつまでたっても上達しないのだろうか。

 Tプロの困った顔を思い出すと、自分の無知と浅墓さをたしなめられたようで憂鬱な気持ちになるのであった。

 

 2002/7/13(7795hit)  彼の自慢と私の言い訳はどちらが醜いか

きさいちCC・梅松(Aグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 4 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 6 6 6 4 4 5 7 49 8 4 6 6 6 3 4 6 6 47 96
+3 +4
putt 3 1 1 2 2 2 2 2 2 17 3 2 3 3 4 1 1 2 2 21 38
項目 今回 今年
アベレージスコア Scoring Average 5ボギー
6ダボ
1トリ
1爆発
96
(+24)
88.0
(+16.0)
平均パット数 Putting Average 2.111
(38)
1.980
(35.64)
パーセーブ率 22.2%
(4/18)
35.5%
(6.4/18)
ボギーセーブ率 61.1%
(11/18)
76.6%
(13.8/18)
パーオン率 Greens in Regulation Pct. 22.2%
(4/18)
32.1%
(5.8/18)
ボギーオン率 72.2%
(13/18)
80.5%
(14.5/18)
フェアウェイキープ率 Driving Accuracy Pct. 64.3%
(9/14)
62.6%
(8.8/14)
ドライバー平均飛距離 Driving Distance 210.7yard 206.1yard
アプローチリカバリー率 Scrambling 33.3%
(3/9)
25.5%
ファインショット率 Driver 64.3% 68.5%
ファインショット率 F.Wood 40.0% 63.0%
ファインショット率 Iron 63.9% 63.4%
ファインショット率 Approach 68.8% 66.2%

 この日(7/11)はひどいラウンドだった。思い出したくも無いが、今後の為にはしっかり言い訳分析して精神安定を図る反省する事が必要である。それにしても、(ごく最近どこかで読んだような記憶があるが)ゴルフはまさにメンタルなスポーツである。気持ちの持ち方ひとつでこれだけスコアに影響があるとは。どういう事かと云うと、私のメンタル面での安定を妨害する多くの理由があったのだ。

 この日のひどいスコアの原因として、以下の言い訳理由が考えられる。

1、体調が最悪
 夏風邪(10日も経つのにまだ治らないのだ)の影響か、練習していて、50球も球を打てば筋肉がきしむような体調だった。これほど根気と筋力が続かないのは珍しい。おまけに胃の調子もずっと悪く、この1週間の主食はコンビニの冷凍うどんとおでんの大根だった(それ以外胃が受けつけないのだ。しかし、ちょっとダイエットできたと思う。今計ってみたら1週間前に比べて1.5kg減であった)。・・・あ、言い訳だな。

2、グリップを変えた事による影響
 一昨日の日記に書いたとおり、先週日曜日のレッスンでグリップをバージョンアップした。このグリップだと、クラブがきっちりインサイドから降りてこないと、惚れ惚れするようなスライス絵に書いたようなプッシュアウトが出る。で、はい、その通り。出まくりました。惚れ惚れするようなドライバーのアレが2発(うちOB1個)、絵に書いたようなナニがアイアンで5割。見よ、このパーオン率の異常な低さを!という感じ。まあ、どんなに成績が悪くても新しいグリップで行くぞとOB(2個)やミスショット覚悟のラウンドではあったのだが、6ダボ+ダブルパー1個はこの日に匹敵する酷さ。ここまでひどくなるとは・・・でも、言い訳だな。

3、パット最悪
 何も申しますまい。前半からロングパットが距離感が全然会わず、3mショートや2mオーバーを何度かねじ込んでこの数字。後半松コース、出だし5ホールはもう撃沈。グリーンの上を何度気まずい沈黙が流れたことか・・・やっぱり私、パター下手すぎですか?言語道断ですか?極度のウルトラスーパーだめですか?で、ハイパーウルティマ無才能ですか?

4、同伴者が・・・
 本当は書きたくない。品性が疑われるし、不愉快に思う人もいるだろう。悪口を書くのは良くないと何度も今まで反省してきた。こんな事を不特定多数が見るウェブに書くのは良くない。・・・でも面白いので書く。

 昨日の同伴者は一人。Zさん(仮名)は自称69歳。朝の挨拶が終わるや否や、それは「来年70歳ですが、若い頃はずっとサッカーをやっていて体力には自身があります」という一言から始まった。それから、昼食をはさんでラウンドが終わるまでずっと喋りっぱなし。喋っていないのはZさんか我々が球を打つときだけで、それ以外は見事なぐらい話す、話す、話す。まるで機関銃のようにと云う形容詞がぴったり。あんたは大阪のオバハンか!

 しかも、その話の99.9%が自慢なのだ。曰く、

「サッカーで会社勤め(実業団チームと云う意味か?)していて、なかなか止めさせてくれなかった」

「私は左足が利き足で、3000人に1人の珍しさだ。孫3人も左足が利き足だ」

「若い頃は100mを10秒6で走った。その頃の世界記録は10秒3だった。父親は10秒3で走った」

「父親は妾を3人持っていた」

「息子・娘は全員東京の大学へ行った」

「M(電機メーカー最大手)に25年勤め、役員クラスの待遇だったが役員ではなかった」

「Mをやめたあと、従業員1000人の会社の取締役だった」

「その時は、所得税を60%、住民税を18%払っていた」

「関東にもう一つ自宅があり、どっちに住もうか考えている」

「父親は80歳まで現役だった(何の?)」

「私は週に1回がせいぜい。ふぉっふぉっふぉ(だから何の?)」

「来週から軽井沢の友達の別荘に行く」

「私も温泉つきの別荘を買おうと思っている」

「20キロの減量に成功した」

「尿酸値が上がったので酒をキッパリ止めた」

「60歳を過ぎてはじめて四十肩になった。医者が驚いていた」

「頼まれて38組の仲人をした」

「全世界へ旅行した(どこへ行かれたのですか?という質問には『世界中』と答えられた)」

「南アフリカの友人宅にはメイドや運転手が6人ほどいた(って、あんたの自慢ちゃうがな)」


 思いつくだけでこれだけの自慢が飛び出した。まるで自慢のガドリングガンである。しかも、何度も同じ話しを繰り返す。平均4回は同じ話が出たぞ。でも年長者だし、無下に無視するわけにも、ないがしろにするわけにもいかない。しかし、それをずっとラウンド中繰り返されたら集中力や精神力をどうやって維持しろというのだ。同情してくれ。キャディも逃げ回っていたぞ。逃げるなよ、プロなんだから。・・・・でもやっぱり、これも言い訳だな。

 妻も一生懸命聞き役に回っていたが、実は完全に引いてしまっていて、「あの人、(ピー)大丈夫なの?」とラウンド後に言っていたぐらいである。その妻の台詞が大袈裟に聞こえないほど、インパクトの強いキャラクターだった。

 まあ一つだけ確実に言える事は、もし今後不幸にもZさんと同伴したとすれば、腹痛か何かの仮病でラウンドを取りやめる、という事である。

 でも、ホントにまいった。

 

 2002/7/14(7837hit)  こんなヤツとは回りたくない


 と云うわけでしばらく同伴者恐怖症に陥りそうな編者である。しかし、ただ転んでいるだけでは面白くない。今回の事件を教訓として、ゴルフの同伴者として特に嫌われるパターンを考えてみよう。もちろん、自分がそうならないための戒めとして考えるのであり、特定の人物を糾弾したり笑いものにするために書くわけではもちろんある。

1、言い訳ばかりするヤツ(回りたくない指数50/100点満点)
 「ディボットからは難しいよな」「最近腰が痛くてしばらくクラブを握ってなかったんですよ」「クラブを替えたばっかりなんです」「深酒しちゃって寝不足でねえ」「グリップを先生に言われて最近変えたんですよ」言い訳をしたくなる気持ちは確かに良く判る。でも、口に出した瞬間、陳腐な人格がバレてしまう。自分は間抜けです、と吹聴するのと同じ。「今日は調子が悪い」と言うのも立派な言い訳。こういう台詞は、人に言われるもので自分で言うものではない。

2、臭いヤツ(回りたくない指数55)
 にんにくの臭いはまだ許せるが、臭いの強いポマード(というか丹頂チックか?)をべったり付けてカートの前の席へ乗るのは止めていただきたい。後ろの席は直撃である。気分悪くなったこと数知れず。

3、むきになって挑んでくるヤツ(回りたくない指数60)
 こういうやつに限って平気で6インチ動かしたりするんだ、また。

4、人の迷惑を顧みないヤツ(回りたくない指数85)
 色々なパターンがあるが、根は同じ。マナーをわきまえないヤツ。どうでもいい事を延々喋るヤツ。笑えないオヤジギャグや屁のような駄洒落を言い続けるヤツ。同伴者を完璧に無視してわが道を行く上級者。大叩きすると不貞腐れるヤツ。スコアばかり気にしてピリピリしながらラウンドするヤツ。グリーン上でスコアを付けるヤツ。前の組に打ち込むヤツ。みんな、幼稚園から人生やり直しなさい。あなた、フェアウェイで携帯電話は格好悪いですぞ!

5、コースを大事にしないヤツ(回りたくない指数90)
 素振りで芝を削る。ディボットをほったらかし(せめてターフを戻せよ)。ミスショットしてクラブを叩きつける(お前の頭を叩け)。ティーグラウンドで思い切り、しかも何度も素振りをする(足の裏の芝生が泣いている)。ボールマークを直さない。抜いたピンをグリーン上に放り投げる(ガシャン!)。カップインしたボールを拾う時にホールのすぐ横を無造作に踏む。ホールアウトしてピンを立てる時にホールの縁を削る。君たちは18番グリーンの横で2時間正座しなさい。

6、自慢するヤツ(回りたくない指数95)
 年配者に多いパターンが、自分のベストや過去の成績を自慢するヤツ。「若い頃はドラコンをたくさん取った」「ベストスコアは78です」「この前はここでバーディーを取った」「今年は去年に比べてバーディーの数が増えた」など、たった一度の偶然やたまたま上手く行った事を自慢げに話す。だから、聞いてないって。

7、教え魔(回りたくない指数∞)
 何もいう事はありません。ゴルフ社会から消えて下さい。

 如何であろう。「おお、いるいる」と思われたのではないだろうか。ただし、人を糾弾する前に自分の言動をよく振り返って考えてみよう。はい、すいません。

 

 2002/7/15(7872hit)  上半期の総括(1)


 本当は6月が終わった段階でしようと思っていたのだが、諸事情で遅くなってしまった。そう、上半期の総括である。年始めに色々な目標を立てたわけだが、ここでその達成状況を簡単に検証してみよう。

1、アベレージスコア
去年 今年 目標
89.4 88.0 85.0

 去年より4ストローク以上伸ばしてやろうという野望であったが、無謀であった。何かの陰謀に違いない。スイング改造をしての数字だから、まあ希望通りといっても良いかもしれない。絶望するには早いだろう。今後の展望は願望でもあるが中坊の如く要望を叫ぼう。「せめてもう1ストローク伸ばすぞ〜」

2、パット数
去年 今年 目標
1.993
(35.87)
1.980
(35.64)
1.880
(34.00)

 全然上達していないといっても過言ではない。むしろ下手になっている、といっては過言だろう。見通しは暗い。パットに関しては、本能の赴くままに打ったほうがむしろ成績が良いような気がする、などとほざいているようではいつまでたっても上達しないといっても過言ではない。しかし考えすぎ、狙いすぎがいつもショートする原因であることも過言ではない。何を書いているのか判らなくなってきたといっても過言ではない。

 パーセーブ率やボギーセーブ率は結果に過ぎないので省略する。書いてもいいが、見て喜ぶ人がいると思えないしそもそも考えたりするのが面倒である。自分が面倒でも他人が喜んでくれるならやる気にもなるが(逆でも同じ)、自分も他人も喜ばない事を一生懸命するのは人格の崩壊を招く恐れがあるので注意すべきだろう。唯一の例外は、エアクッション(精密機器等の保護剤として使う小さな空気のぷちぷちが付いたシート)をぷちぷち潰す事ぐらいだろう(それをしている間はやはり一時的に人格が崩壊しているという噂もある)。

3、フェアウェイキープ率、ドライバー平均飛距離

項目 去年 今年 目標
フェアウェイキープ率 56.0%
(7.8/14)
62.6%
(8.8/14)
64.3%
(9/14)
平均飛距離 220.1yard 206.1yard 220yard

 ドライバーは一時期の好調さは無いものの、フェアウェイキープ率は上昇している。しかし、これは全体的に飛んでいない事が1つ、そしてトップしてフェアウェイにかろうじて届いたとかヒールに当たって低いスライスボールが結果的にフェアウェイ中央に落ちた、というケースが増えていることがもう1つの理由だろうと考えられる。いずれにしてもレベルが低い話である。

 続きは明日。

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