日記306
(2019年12月)

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2019/12/2 (1578868hit)  いよいよ大詰め


 月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり。あと1ヶ月で新年なり。あー、今年もあんまりゴルフ上手くならなかったなり。コロ助か。



 女子ツアーは最終戦。申vs鈴木vs渋野の三つ巴の戦いはやはりというか流石というか鈴木が最終日にきっちり追い上げて貫禄勝ちだったものの、今年はこの3人がずば抜けていたよね。

 申ジエの平均ストローク60台(69.9399)は女子ツアー初の快挙。あの不動裕理でさえなし得なかった数字だ。調べてみたら、不動裕理が年間10勝(!)した2003年でも70.2727。

 もちろん16年前と今を単純に比較できないけれど、プロゴルファーが実は一番嬉しいのは年間平均スコアで一位になることらしいし(ゴルフの上手さの絶対的評価だもんね)、そういう意味でも申ジエ選手は「稀代の名手」ということになるだろうね。



 鈴木愛の7勝もすごい。彼女は今年怪我の影響もあり25試合しか出場していないので、勝率は28%。出場4試合に1試合以上は勝ってることになる。3〜5mを高い確率で入れてくるパッティングはもちろん練習の賜物なんだろうけど、それを実際の試合でしかも大事な場面でできるというのはやっぱり才能だよね。賞金女王おめ。

 で、上記2人に比べると、やっぱりシブコはショット力もパッティングスキルもアプローチの引き出しも経験もまだまだなんだろうね。本人もそれを分かりすぎるほどわかってるから、賞金女王に手が届かなくてもある意味仕方ない、と思ってたんじゃないかなあ。ロッカー室で悔し涙の1つも流しただろうけども。



 申ジエ31歳。鈴木愛25歳。シブコ21歳。いずれにせよこの3人が来年以降も日本女子ツアーを牽引してくれることは間違いないだろう。鈴木愛もシブコもトーナメント中に日が暮れるまで練習してるんだから、強くなるよね。


alba.netより

 その3人に、実力のある韓国の選手と黄金世代、プラチナ世代がどれだけ食い込んでくるか。女子ツアーはますます楽しみである。




 あ、そうそう、男子ツアーのカシオワールドは久しぶりに実力者のキョンテが逆転勝ち。キョンテも復活優勝だよね。おめ。賞金王レースは来週のJTカップに持ち越し。今平の調子が落ちてるのが気になるけど、頑張って欲しいね。


2019/12/3 (1578868hit)  スイングVer.3.0


 前回のレッスンで「トップですこし待つことでリズムが悪くなっている(意訳)」とS水プロに指摘されたことを受け、大幅なスイングのバージョンアップ(意識改革)をすることにした編者である。

 具体的には(スエイを気にせず)体重移動をしっかり意識、スイングのテンポをだいぶ早め、トップで待つのではなくトップに上りきる前に下半身はダウンスイング始動する感じ。ワンピースなスイングというか、クォンタムゴルフというか、流れるような、そして振り抜くスイング。

 イメージ的には今平周吾プロ、そしてつい先日ゴルフ侍に出ていた塚田好宣プロの流れるようなスイング。とにかく頭で考えない。振り抜く。フォースの力を信じる。



 先月も書いたけど、やっぱりこれに尽きるんだよねー。


 で、このイメージで打ったら、2ホールでドライバーで自己最長飛距離をまたも更新。松4番529yパー5、まあたまたま芯に当たってダウンヒルに落ちてなんだけども、2打目が残り200yだった(注:ドッグレッグなので329y飛んだわけではありません)。しかも何も考えなくても軽いドローになる。今までスライスしか打てなかった私なのに。

 アイアンも条件が良ければ8番キャリーで145yぐらい。やっぱり振り抜いてるから飛ぶんだろうね。短いのなら、ちょっとダフっても振り抜いてたらそこそこ距離出てくれるし。



 11ヶ月かかったけど、レッスンで習ったことがやっと色々と結びついてきた気がする。だったらいいなぁ。気のせいじゃなければいいなぁ。

2019/12/6 (1579360hit)  12月一八会


 昨日は同業先輩方と、2ヶ月に1回の持ちハンデによるコンペ@ホームコース。白ティから。今回も「OBが怖くてゴルフができるか!振り抜き命!行き先はボールに聞いてくれ!」という気持ちで。

 その気持を裏切らず、パー5でOB2連発はあったけど、それ以外はまあまあ良くて。微妙な距離のアプローチも「絶対緩まない」ということだけ気をつけてほぼノーミス(私にとってのレベルが低いノーミスだけどね)。パットもまあまあ。というわけで。



 白ティからだったけど、これで3ラウンド連続で30台が出た。しかも3バーディ(、は半分まぐれだけど)。いい感じじゃん。

 松4番の11はこう。ティショットチーピンでOB、打ち直しも狙いより左へ出て左へ曲がってOB。前進6打からユーティリティで残り90y、50度のアプローチはちょっと大きくてグリーンオーバーして左足下がりのラフ、そこからすぐのピン(グリーンは超下り)を狙いすぎて乗らず、次は乗せるも5m以上オーバー、9オン2パット。

 松7番はこう。ティショットは4Wでちょっとフックし、スタンスはバンカー、ボールはラフ。そこから150y、インテンショナルフックでグリーンを狙うとたまたまピンを刺し奥4mにオン。これが偶然入ってのバーディ。

 竹4番はティショット2打目は良かったのに3打目ラフからの115y、PWが止まらず奥へこぼれ、寄らず入らずのボギー。このホールのように最近ショートアイアンが飛びすぎる傾向が出てきた。いい傾向だと思いたい。

 5番はティショットがまたラフからだったので今度は無理せずグリーンセンターへ。下りフック10mが残るもこれがまた偶然入ってのバーディ。100回に1回の偶然だけどこれは気持ちよかった。

 6番パー3は5アイアンをダフり引っ掛けで手前ラフ、ピンまで28y、そこから緩まない左一本足打法(56度のウェッジ)で2mに、1パットパー。こんなパーが取れるなんて、2年前の私には全く想像すらできなかった。感慨無量。

 7番も20yのアプローチが2.5mまで寄るも、そのパットを外してボギー。

 8番パー5、ティショットはまずまず、2打目230y打ち下ろし、4Wで2オンを狙うもダフって(力むとダフるね)45y残る。ピンは手前。

 こういう状況から、去年までなら平均3.8打ぐらい掛かってた。最高にうまく打ててグリーンセンターにオン、ミスってショートして乗らないが4割、トップしてグリーンオーバーが4割、チャックリして5yしか飛ばないが2割って感じだった。

 しかし昨日の私は違う。アプローチも打ち急がずしかも緩まないことだけを考えてハーフショット。グリーンエッジに落ちた球はスピンが効いて50cmに止まる。私にしては奇跡、いやこんなにうまく打てたのは生まれてはじめてと言っても過言ではない。

 緩まないように振れば50yでもスピンが掛かるのか!すげえ!などと(今更ながら)と思った一打だった。



 ハンデ戦は11人中4位だったけど、ま、後半いいラウンドができたしいっか。


2019/12/9 (1579577hit)  スコアをまとめるために必要なもの


 昨日の薄暮は先月の月例競技でネット8アンダーというとんでもない成績で優勝したT石さんと。安定感があり美しいスイングの持ち主。私より上手いのに私よりHDCPが多いというズルい人でもある。

 2バッグだったので色々と話しをしながらラウンドしたのだが、そんな中で思ったこと。スコアをまとめる(私の場合は70台を出す)ために何が必要か。その優先順位は?逆にいらないものは?このあたりを整理してみた。

 何回も書いてることだけど、自分に言い聞かせるために。



 いらないもの

 スーパーショット(250yを超えるティショットやベタピンに付けるアイアン、チップインしそうになるアプローチ、5m以上のパットを入れるなど)。これらはむしろ害悪になる。なぜなら自分の力を過信してしまうから。自分が上手い、上手いはずだと誤解してしまうから。で、同じようなシチュエーションでその「たまたまうまく行ったショット」を再現しようと無理をしてしまうから。

 助平心・虚栄心(あいつより飛ばしたいとか、ギャラリーに称賛されたいとか、皆にさすがと言われたいとか、びっくりさせたいという気持ち)。これで何回泣いてきたか。これをコントロールするだけで平均スコアは3打は変わってくるだろう。



 できればあったほうがいいもの

 そこそこきっちり当たって200yちょっと飛ぶクラブ。
 3割のパーオン率。
 バンカーからとりあえず1発で脱出できるスキル。
 20y・30y・40yの距離感が出せるアプローチ。
 10m以内から1m以内に合わせられるパット。
 1mを4回に3回入れる技術。



 必要なもの

 謙虚な心。すなわち、

 出来ないこと、成功率の低いショットを選択しない愚直さ。

 ダボを叩かないためにボギーを積極的に取りに行く潔さ。

 1パットを捨て、代わりに3パットの確率を極力下げるロングパット(上りを弱めに、下りを強めに、そして曲がるラインをアマラインに外す勇気)。



 いやそんなのわかってるよ。当たり前じゃん。そう思う人も多いと思う。しかし私もそうだけど、実際にコースへ出るとついつい「スーパーリカバリーショット」にトライしたり(でダボやトリプルになる)、無理なところからパーオンや花道を狙ったり、長いパットを蛮勇で狙って3パットしたりするのだ。

 5mのパーパットを狙いに行って3パットしてダボ打って「狙いに行ったから仕方がない」と強がりを言っていいのは、1日2時間パッティング練習してる人だけです。よーく覚えておくように>俺。


2019/12/11 (1579777hit)  飛び系のクラブを使わない理由


 今日の日記は私独自の考えであり、異論を排除するものではないことをお断りしておきます。



 私も気がつけばシニア競技に出られる年齢になった。目はかすみ、体のあちこちは壊れ、筋力も落ち、若いのは気持ちだけという現状。

 いつまでSシャフトのドライバーやキャビティアイアンを使っていられるのか、いやもうとっくにグローレやゼクシオやポケットキャビティや飛び系アイアンを使う時が来ているんじゃないのかと考える毎日ではある。

 そもそも、私のような下手くそがハードスペックのクラブにこだわり続けるのは例えるなら240yのパー3でワンオンを狙うぐらい滑稽でありゴールデンバレーで70台を出せると思うぐらい恥ずかしい事なのではないか、もう年相応に易しいクラブにすべきではないか。そう思っていた。



 しかし、最近になって、ゴルフのスイングでいちばん大事なのはやっぱり(体幹に)力を入れてしっかり振ることであり、緩まないことであり、インパクトで瞬間的爆発的に力を集中させるタイミングではないかと再発見(何回目やねんって話やけど)。

 つまりこれはどういう意味かというと「スイングで楽をしてはいけない」という事なのかなあと。腹筋や下半身の踏ん張りを効かせてちゃんとカロリーを消費させながら振る。手抜きしないでしっかりヘッドスピードを上げる事が大事だと。ドライバーのヘッドスピードは44m/sを死守したいと。



 さて、そういう気持ちであるにも関わらず、振らなくても飛んでくれるクラブ、ヘッドスピードを落としてもそこそこ行くクラブを使うとどうなるか。そう、体が楽を覚えてしまうのではないかと思うのだ。人間楽に流れるからね。私なんて特に。

 体のどこにもテンションが掛からず、手でひょいとクラブを上げてタイミングだけ合わせてポーンとヘッドを合わせ、ボールを運ぶ。こういうスイングに慣れてしまうと、筋力の低下、柔軟性、瞬発力がどんどんなくなってしまうような気がするのだ。今は楽でも、5年後、10年後にはもっと飛ばなくなるのではないか。そう思うのだ。



 つまり、クラブのスペックを下げたくないというのは老化に対する抵抗であり最後の悪あがきでありゴルフ寿命を伸ばしたいという気持ちで、決して上級者ぶりたいわけでもエエカッコしたいわけでもないんだと。私はそう主張したいわけであります。


2019/12/13 (1579934hit)  有馬カンツリーで冬ゴルフ(1)


 昨日はI上さんにお誘い頂き、有馬カンツリー倶楽部へ。良いコースですぜ旦那。

 心配された寒さはそれほどではなく、しかしダウンを着てしっかり対策するも、太陽が当たると汗ばむぐらい。午後は風が出てきてちょっとだけ寒かったかな。でも12月中旬にしては最高のラウンド日よりだった。



 幻想的な朝もやの中、インスタート。

 最初の2ホールはほぼ完璧で、パーオン2パットパー。しかしそれが続かないのが下手な証拠。3ホール目2打目で早くもメッキが剥げる。

 ティショットは右ラフ、木がスタイミーになる場所から8アイアンで狙い、樹の下を通ってグリーンオン。でもこれ、実は木の上を越そうと思った結果オーライ。球筋が違うというより完全なミスショット。

 13番は長いパー4で、ティショットは力が入って引っ掛けて左ラフ。2打目9アイアンでレイアップのつもりがチョロし、3打目8アイアンはリカバリーするもグリーン奥へ。ユーティリティで1m弱に寄せるも、緩んだクソパット(失礼)をしてしまい素ダボ。絶対やったらあかんやつやんそれ。

 14番打ち下ろしのパー3、7アイアンのティショットは力が入って(なぜ打ち下ろしのパー3で力む必要があるのだ?)左へこぼす。アプローチが奇跡的に寄ってパー。

 15番短い(300y)パー4、ティショットでアプローチの位置まで、2オン2パットパー。

 16番は長い(425y)パー4、ティショットはイマイチの当たりながらフェアウェイセンター、2打目残り185y、4アイアンでチャレンジショットするも当たりは悪く捕まらず右手前へ。そこからウェッジショットを大ショートさせ、実質4パットでトリプルボギー。短いのを2連続で外した。パター買ってやる。

 失意のまま17番パー3、ユーティリティのティショットはチョロしてOB。トリプルボギー。

 18番パー5はティショットマン振りからの振り遅れという最低のショットで右ラフ、しかし2打目のリカバリーがうまくいき、ユーティリティで残り100y地点まで。3打目グリーンセンターにオン、パットはカップを覗くも入らず、2パットパー。

 というわけで前半はパーが6ホールあったのに他の3ホールがダボ・トリ・トリで44。上手いのか下手なのかわからん(いやそりゃあ下手なんでしょ)。


 スイマセン、今日はここまで。後半は明日更新します。


2019/12/14 (1580048hit)  有馬カンツリーで冬ゴルフ(2)


 アリカン続き。後半9ホールはアウトコース。

 1番はティショットが30度左へ、隣のホールとの境ぐらいまで。2打目レイアップ、3打目95y、50度でグリーンセンターにオン、2パットボギー。

 あとのホールは「以下同文」と言いたいぐらい同じような感じだった。ティショット左へ、2打目レイアップ、3打目グリーンオン、2パットボギー。

 2番は短いパー4、スプーンはフックして左ラフ、2打目125y、9アイアン。ダフるもグリーンやや手前にオン、2パットパー。

 3番は155yのパー3。ティショットはフックして左へ外し、アプローチ寄らず入らずでボギー。

 4番は打ち下ろし右ドッグレッグのパー4。左へ曲げると突き抜けるのでスプーンを持つも、また狙いより左へ飛び左ラフ。ライが悪く、ハーフトップして右手前バンカー。3打目乗っただけ、2パットボギー。

 5番は谷越えのパー5。ティショットはヒール球で左ラフ、2打目ユーティリティは飛びすぎで50yという中途半端な距離を残してしまい、3打目は砲台グリーン奥のピンに距離を合わせられず奥のラフ。何とか1mに寄せて1パットパー。

 6番は155yのパー3。7アイアンでちょうど、と思いながらも自分を信じきれず(ショートするんじゃね?という恐怖)また力が入って左へ引っ掛ける。なんて心がヘタなんだ。奥から下りが思ったより転がらずショート、2パットボギー。

 7番はアウト最難関、479yパー4。ティショットフック、左ラフ、レイアップ、グリーンオン、2パットボギー。またかよ。

 8番もシグネチャーホール。逆S字、打ち上げのパー5。ティショットはまたスプーンで、220y地点へ。2打目6アイアンでドッグレッグ地点を狙い、うまくフックが掛かってフェアウェイセンター。3打目9アイアンはこすり球ながらグリーンオン、2パットパー。

 最終ホールも距離が長く(400y)打ち上げのパー4。ティショットは最短コースのバンカー越え、イマイチの先っぽフックながら何とか越える。2打目は右のバンカー越えのピン、この位置は絶対に狙ったらダメなやつである。左の花道狙い。左足上がりから6アイアンでフック、最高にいい方向へ。ボールは左グリーンエッジ。

 3打目、ユーティリティで20yの転がし。1mに寄せる事ができた。これを入れてたら最高の上がりだったんだけど。引っ掛けて外す。ヘタクソ!!パター買ってやる。

 というわけで。



 まあ真冬だし、YOUTUBEを見ただけで一度も練習せず山本道場の魚突き打法を試したにしてはこんなもんでしょう。


2019/12/16 (1580164hit)  12月月例


 ほら、言わんこっちゃない。Youtubeを斜め視聴してわかったような気になりいきなりコースで試したりするから、スイングがバランバランになるのだ。

 ゴルフの大事その1:ゴルフ理論をかじるだけで実践するのはやめましょう。

 そりゃね、うまくいく時もある。1発のバカッ飛びもある。でも、それは百害あって一利なしって最近誰かが書いてたじゃん。でも全部がそれじゃないよね。肝心なときにミスしてたらプラスどころか逆にマイナスになるよね。っていうか、そもそもお前はレッスンプロに習ってるんじゃなかったか?

 ゴルフの大事その2:一人のプロに習ったら浮気するのはやめましょう。

 そんなこんなで、バチが当たって。



 きさいちには珍しくグリーンスピードが9ft前後出てて、しかも嫌がらせのような位置にピンが切られているホールがいくつもあったため、パット数が今年平均より3ストローク弱多かった。しかし、そんな事が些細なことに感じられるぐらい内容がひどかった。

 ティショットは酷いミス(チーピン・天ぷら)が3つあったけど、幸いOBは免れ、それ以外はまあまあ。それなのにパーオン率はたった22%(4ホール)、パーセーブも28%(5ホール)。

 それでも前半はバーディもあり、アプローチも距離のミスはあるもの(いやそれって致命的では・・・)きちんと打て、長いものもそれなりだったんだけど。

 後半は入れたい3m以内のパットをことごとく外し、アイアンはどんどん力が入ってきて、アプローチミス+3パットというゴールデン素ダボパターンも出てきて、7番の3パットでもうちょっと集中力が切れてしまった。いや、やっぱり練習不足ですな。

 ゴルフの大事その3:練習しないとヘタになる。


2019/12/17 (1580277hit)  ゴルフという名の器(うつわ)


 というわけで、山本道場は面白いけど純粋に娯楽として楽しむことにした。



 しかし、なぜわざわざプロに習ってるのにそれ以上の創意工夫(?)をしようとしてしまうのか?

 それは、いくら習ってもショットがうまくいかなくて(コースで結果が出なくて)、私に欠けているなにか重要なピースがどこかに落ちていないか、即効性のあるコツが何かないか、レッスンプロが教えてくれない「秘密の教え」を誰かがそれとなく提示してくれているんじゃないか、そういう邪(よこしま)な気持ちが「安易で悪しきスイング改造」をさせる元凶なんだと思う。

 ゴルフの上達に王道も近道も裏口もなく、ただただ正しい知識と正しい目(プロの目)で練習するのみ。それはわかっているつもりなんだけど、今日もまたYoutubeを見てしまう。懲りないやつだ。



 ゴルファーは皆、「ゴルフの器」を持っていると思う。コースに出たりするとその器は一杯になるが、下手くその器には穴が空いているのでしばらくすると中身が漏れてまた空っぽになってしまう。そしてまた、その器を一杯にしたくなってコースに出たくなる。



 しかしそんなに頻繁にコースに行けないので、練習に行ったりレッスンを受けたりして「ゴルフの何か」で器を一杯にする。その「ゴルフの何か」はレッスン動画を見ることだったり、プロトーナメントの中継だったり、ゴルフ雑誌を読んだりすることも含まれるので、我々ゴルファーはYoutubeのレッスン動画を見てしまうのである。家の中に座って満たすことができる手軽さと、なんと言ってもお金が掛からないというメリットによって。

 そして同じような理屈で、目先の新しいゴルフ理論にすぐ飛びついてしまう。古くはレッドベターやブッチ・ハーモン。坂田大先生のショートスイング。桑田泉のクォーター理論。スタック&チルト。内藤雄士。青山薫。佐久間肇。4スタンス理論。芹沢メソッド。安楽拓也。

 でも、それらレッスン本を1冊読んで2〜3回練習しただけで、「これは俺には合っていない」と勝手にやめてしまう。1年ぐらい続けたらそれなりに容器の底の穴は塞がるのに、3ヶ月も我慢できない。思い当たること、ありますよね。特に俺。

 こうして、アベレージゴルファーは永遠に塞がらない穴の開いた容器に「新しい何か」を注ぎ続けるのだ。




 「そんなこと言っても、今習ってるレッスンプロや理論が本当に穴を塞いでくれるのかわからないじゃないか。穴が塞がったら卒業なんだから、生かさず殺さず、穴をちょっとだけ小さくする材料しか提示せず、生殺し状態で放っておかれるのではないか、そういう不安があるから自分で色々研究したり考えたりしてるのだ」

 そう考えていたことが私にもありました。でもね、こういう風なことを言う人って、えてして、圧倒的に、やっぱり、

練習が足りないと思うんだよね。

 週3回、基本的なドリルを3ヶ月続ける。そんなことすらしないで「このプロはだめだ」「この先生は合わない」「この理論は向いてない」という人が圧倒的多数。もちろん私も含めて。




 「いや、そんなの無理だし。時間もお金も体力も続かないよ」

EXACTRY(おっしゃる通り)!!現実は厳しい。

 だから、最近の私はもう、積んでは崩す賽の河原状態であるこの「ゴルフの器」の存在にちょっと疲れ、軽くうんざりしているのである。


2019/12/20 (1580558hit)  冬の関西名コース探訪シリーズその2・交野カントリー倶楽部


 昨日は大学の先輩、O谷さんにお誘いいただき、知る人ぞ知る大阪の名コース、交野カントリー倶楽部へ。いつものK嶋さんと3バッグで。ちなみにその1は先週の有馬CC、その3は来週の大阪GC淡輪の予定。


 この日はスティンプメーター10ftとなかなかスリリングなグリーンで、3人ともが仲良く4パットを1回づつやるという結果に。しかし3〜5mぐらいのパットが3つぐらい入ってくれて、総パット数は33で収まった。

 インスタート。

 10番はティショットがこれ以上ないトゥショットながらもフェアウェイセンター、2打目ウェッジショットをダフって右バンカー、無理せずピン奥5mに出し、これがポコンと入ってラッキーなパー発進。

 しかしここから4ホールは酷かった。

 11番はティショットが打ちにくいパー4。フェードを打ってた時はまだマシだったけど、フックが出るようになってからは右の林へ打ち込んでばっかり。



 左のバンカーに向かって220y打てばいいのに、つい右ギリギリを狙っちゃうんだよねー。打ち直しは右の林の上からフックが掛かってフェアウェイセンター、4打目PWは捕まらずに右手前、寄らず入らずでトリプルボギー。

 12番は広いパー4。ティショット右バンカー方向、バンカーの右縁。スタンスはバンカー内でボールは膝の高さ。7アイアンのハーフショットで花道から転がし乗せる作戦がちょっと強すぎて奥へこぼれる。3打目、逆目のラフからのアプローチを大ショートさせ、そこから4パットで連続トリプルボギー。

 13番は打ち上げ190yのパー3.4アイアンのティショットはチョロし、2打目は120yからグリーンオーバー。8yダウンヒルのアプローチを必死で寄せて、何とか1パットでボギー。

 14番は2打目地点から打ち上げのパー5。ティショットはチーピン風味のフックで左ラフ。2打目は木が邪魔でレイアップしてフェアウェイセンター、3打目220y打ち上げ、4Wで強振するもチョロ(笑)。4打目8アイアン、今度はハーフトップしてグリーン右手前、結局5オン2パットでダボ。

 ここまで5ホールで9オーバー。しかしここから踏ん張った。15番から18番までパー。特にイン上がり2ホールのパーは我ながらナイスである。折り返して1番から3番もパーオン2パットパー。

 4番は3打目のアプローチがトップしてボギー、5番はティショットが乗っただけで長いパットを寄せきれず3パットボギー。このへんはまあ仕方ない。でも6番、谷越えHDCP1のホール。



 無理せずスプーンで狙うも、左を嫌がって右の法面へ。2打目レイアップ、3打目7アイアンは力が入って左へ引っ掛けて乗らず。4オン2パットのダボ。ここはやっぱり難しい。

 しかし上がり3ホール、無理せず安全運転に徹し、ティショットで4Wのチョロとか砂イチとかがありながらもパーで上がり。



 ダボが2個、トリプルが2個あったにしてはまあまあじゃない?10ftのグリーンで1パット6個、パー11個は頑張ったほうじゃない?終わりよければすべてよしということで。


2019/12/23 (1580782hit)  2019年の出来事


 全然師走感がないまま、今年もあと1週間あまり。恒例の、今年を振り返ってみるってやつを。


1月

 インドアの練習場(ゴル◯ィア香里園校)でS水プロのレッスンを受け始める

3月

 ザ・サイプレスで100近く叩く 

 S水プロに左一本足アプローチを教えてもらい、コースでもそれを貫く

4月

 ホームコースで100叩く

 S水プロに「スイングでいちばん大事なのはリズム」と教えてもらう

5月

 大阪パブリックGCで3連続バーディを含む6バーディ3ボギーの3アンダー(67)が出る

6月

 パッティングのアドレスを変える(スタンス狭くしてハンドアップ)

 大雨の中、小野GCをラウンド。キャディさん大外れだった。

 ドライバーでフックを打とうと迷走

7月

 キャプテン杯、ネットアンダーが出て3位入賞

8月

 HDCPが10から9へ

 S水プロに教えてもらった、クロスハンドのドリルを練習しだす

 いつも行く練習場にトップトレーサー・レンジが導入される

9月

 1人予約で十数年ぶりに阪奈ゴルフクラブへ行く

 2年ぶりにホームコースでアウト・インとも30台(3連続バーディ含む)


11月

 「緩まず振り抜く」を再々さいさい・・・(以下400回続く)発見

 しゃくなげ杯で連覇・通算6度目の優勝(ダブルペリア)

 S水プロに1月に教わった「きちんと体重移動して打つ」を再度注意し、月例で79(ネット70)で5位入賞



 というわけでまとめると、

S水プロに習うようになってアプローチの不安がだいぶ減り自分の悪いところもわかりスイングの重要なこともわかり生まれて初めてアンダーパーで回ったり30台が増えたりしたけど総合的な数字はあんまり変わってないからやっぱりゴルフは難しい。

という感じですありがとうございました。


2019/12/24 (1580896hit)  ラウンド1回につき練習1回


 最近は練習サボってるなあ。今年何度も「練習しろ」と(自分に向けて)書いたけど、全盛期(一番練習行ってた頃)の3割ぐらいしか行ってないと思う。


 まあ、インドアでレッスン受けだした(月2回)というのもあるし、日曜日の午後に練習ではなく薄暮プレーばっかりしてるせいもあるんだけど、それでも継続的にドリルをしたり定期的に練習場で球を打つことは絶対に必要だと思うんだよね。ヘタだから。

 一番いいのはラウンド後その足で練習に行くこと、つまり復習することなんだけど、風呂に入ったり疲れたりするとつい億劫になってしまう。そんな事言ってるからいつまで経ってもうまくなれないんだけどね。

 逆に、一番ダメなのはラウンド前日に練習してしまうこと。調子が悪いとつい打ちすぎてしまうし、疲れも残るお年頃だし、逆に調子が良すぎてもいい気になってしまう。


 頻度はどうか。多分週1回だと現状維持がやっとだろう。打ち方を思い出すだけで終わってしまう。ドリルをしたり、復習をしたり、基礎練習をしたりするためには週2回ぐらいは練習場へ行くのが望ましいと思う。本当は毎日練習するのがいいんだろうけど、金銭的にも体力的にも時間的にも無理だからね。
 
 では実際のところ、私はどんなタイミングでどんな頻度で練習へ行くべきか。



 私のスケジュールとして木曜日には必ずラウンドするので、金曜日に練習に行くのが一番いい。さらに日曜日は月3回ほど薄暮でハーフラウンドするので月曜日に練習へ行く。つまり、

日曜日:薄暮プレー(+パット練習)
月曜日:練習
火曜日:休養日
水曜日:休養日
木曜日:ラウンド
金曜日:練習(またはレッスン)
土曜日:休養日


というスケジュールがベストだと思われる。あ、念のため書いておくけど、木曜日以外はきちんと仕事してます。休養日っていうのはあくまでゴルフクラブを握らないという事なので。

 これだと、年間52週としてラウンド67回、薄暮プレー30回、パット練習も30回、練習100回、レッスン24回をこなせる計算になる。練習では1回につき100球〜150球打つので、練習だけで1年間に15,000球ぐらい打つことになるね。

 ああ、なんだかすごくうまくなれるような気がしてきた!


2019/12/25 (1580985hit)  2019年のスタッツ


 今日も適当に流し読みしてください。今年のスタッツ。

 1,年間成績

 スコア平均は85.6。、ここ4年ほどちょっとづつ悪くなってて、特に去年からはど1打増えてる。遠い目標の平均スコア80切りは無理だけど、自己ベストの83.6は抜きたいなー。



 パット数。去年より0.4悪化して33.2に。後述するけどパーオン率が下がり、逆にアプローチが少しマシになったにもかかわらずパット数が増えてるというのは純粋にパットが下手になっているということだね。パター買い換えよう(言うばっかり)。



 パーオン率。全般的にショットのクオリティが下がってるのか、年々下がって34.5%に。1ラウンド6ホール強。一番良かった2013年の42.6%は1ラウンドで8ホール弱だったから、相当ヘボまってきている(byスタパ齋藤)と言える。
 


 パーセーブ率。これも去年より2%近く下がった。そりゃあパーオン率も下がりパット数も増えてるんだから仕方ないとはいえ、アプローチがだいぶストレスなく打てるようになったのに数字には現れないもんだね。




 あと細かいことを書くと、OB数は変わらず、フェアウェイキープ率は6%下がってる。いや、フェアウェイキープ率ですらこの4年でどんどん下がってるじゃん。ドロー打つとか、迷走してたからかもしれないけど。

 しかし、2013年は何があったのか?一度検証する必要がありそうだ。



 では、年始に挙げた目標の達成率はどうか。

 平均スコア 83.4以下 ・・・85.6で達成ならず

 平均パット 32.7以下 ・・・33.2で達成ならず

 パーオン率 40%以上 ・・・34.5%で達成ならず

 上がり3ホールを1オーバーでラウンドする・・・65ラウンド中、上がり3ホールの平均スコアは2.46オーバー。トホホ。しかもそこまでの15ホールの平均スコアよりも悪い。トホホ。パインレークで3刈り3ホールで8オーバーとかあったし。

 OB数 1ラウンドに1つ以下・・・1ラウンド1.2個で達成ならず

 3パット数 1ラウンドに1つ以下・・・3パット1個以下のラウンドが数えるほどしかなく、計算するまでもない

 バーディ数 1ラウンドに1つ以上・・・バーディ率5.3%(67ラウンドで64個)、惜しくも達成ならず


 1つも達成できてないけど、まあこんなもんでしょう。


 2,スコアの内容



 ダボ以上が多すぎる。1ラウンドで3個以上(3.37)。2個ぐらいまでにしたいよね。あと、パー5でパーを取れない率が異常(に高い)。最低でも6割ぐらいはパーを取らんといかんだろ。来年の目標にしよう。


 まあこんな感じで、今年はあっさり終わります。


2019/12/28 (1581281hit)  冬の関西名コース探訪シリーズその3・大阪GCただし雨


 というわけでラス前のラウンドは大阪の最南端、岬町の大阪ゴルフクラブ。上田治渾身の名コース。曇り時々雨の予報で、午前中は途中から傘が必要だったけど午後からは上がってくれた。



 さて、内容についてはまあ相変わらずなので軽めに。



 2番はティショット左、バンカーの縁でスタンスはバンカー内、球の位置が膝の高さ。手元に5番と6番(アイアン)しかなかったので仕方なく6番で。80yぐらい転がすつもりだったんだけど、低いフックで1つ前のバンカーに。ウェッジに持ち替えないのならせめてフェース開いて打てよ。

 3打目、キャディくんが「クラブ大丈夫ですか」って聞いてくれたのに見栄を張って大丈夫と答え、6番で脱出を試みるもあごに当たってやっぱり出ず。ここで出すだけという選択ができれば大人なんだけどねえ。4打目ダフって90y残り、ここでやっと冷静に。グリーンセンターにオン。そうやって謙虚になるとご褒美があるんだよね、難しい下りのフックラインがジャストタッチで入ってくれてダボ。

 大きなミスをした時に「すぐ取り返そう」と思うと90%ミスになる。+2でいいから+3にならないようにしよう、と思うべきなんだよね。

 3〜6番を2オーバーでちょっと落ち着いてきたな、と思った7番。いちばん苦手なホール。打ち上げでフェアウェイが凸担ってて左右がアウトで、OBのイメージしか出ないんだよね。案の定、私が2番めに嫌いなミスショット(チーピン)でOB、ダボ。

 8番は狭いけど距離の短いパー4。ティショットは4W持ったのに、私が一番嫌いなミスショット、すなわちチョロでOB、ダボ。最終ホールも2打目レイアップがトップ、3打目数ヤード足りずに乗らず寄らず入らずのボギー。

 後半、10番はバーディ逃しのパー、11番は短い打ち上げのパー4、また4Wで。今度はチョロじゃなかったものの、私が4番目に嫌いなミスショット、プッシュスライスでOB。なんのために4Wを持ったのかって話ですな。3打目も同じく右、4打目フェアウェイへ出すだけ、5打目ダフってショート、6オン2パットでダブルパー。

 その後ちょっと落ち着いたけどグリーンを狙うショットがダフったり右へこすったりで全然駄目で、90切るのが精一杯。ま、悪い意味で今年を象徴するような1日だった。



 その後、難波へ出て忘年会。久しぶりに痛飲。夜は濡れながら駅から家へ。そして昨日は仕事が忙しくて更新どころじゃなかったので今日になりました。


2019/12/29 (1581351hit)  2013年の謎


 4日前に書いた「2019年のスタッツ」の中で明らかになった、2013年の平均スコアが突出してよかった謎について考えてみた。これ、以前もやったんだけどすっかり忘れてるのでもう一回。ちなみにその成績とは、

平均スコア:83.6(過去10年で一番良かった)

平均パット数:34.1(過去10年で5番目)

パーオン率:44.6%(過去10年で突出して良かった)

パーセーブ率:48.7%(過去10年で最高だが、2016〜2018年と極端に変わらず)


OB数:1ラウンドで1.1個(例年並み)

 というものだ。

 OB数とパット数は変わらず、パーセーブ率も突出していないけど、パーオン率だけが良かった。この事から推測できることは、2打目のアイアンショットが非常に良かったという事と、大叩きのホールが少なかったという事である。それを前提に、振り返ってみよう。

 2013年は、

・H田ゴルフセンターでNプロのレッスンを受け、「腕をしっかり振る」事を教えてもらう

・アイアンをMP-64に買い替えた(え、もう6年も使ってるの?)

・ドライバー(ツアーチャンプ)を替えた(え、もう6年も以下同文)

・ユーティリティ(ロケットボールズステージ2・#4)を入れる(え、もう6以下同文)

・パターのグリップにスーパーストロークを導入(え以下同文)

・ハワイ旅行へ行った(いや、それは関係ないやろ)

・コースで右足ふくらはぎの肉離れをやり、左一本足打法を発見・開眼する

・競技ゴルフ(ミッドパブとか)にいくつか出場

・M岡くんにアプローチのレッスンを受ける


 というのが主な出来事。


 うーん、クラブを換えたのと、試合(競技ゴルフ)という目標に向かってという名目でよく練習に行ってたよなあ。今の2.5倍ぐらいは行ってたかなあ。

 あと、Nプロに基本のおさらいをしてもらってたのも大きかったと思う。「腕を振れ」って教わったのはNプロが最初だしね。ただ、大幅な改造ではなく、その時のスイングを調整するっていう感じだったので、習いに行かなくなったら元に戻ってしまったのかもしれない。

 今習っているS水プロには、もっと根本的な改造をお願いしているので、まだまだ結果に結びつかないんだと思う。



 こうやって考えると何が一番良かったのかわからないけど、たぶんもっと練習しろ、というのが正解なんだろうね。やっぱり。いっつも同じ結論。



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