日記301
(2019年7月)

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2019/7/1 (1563595hit)  たかが0.1、されど0.1


 半年に1回のHDCP改正ハガキが来た。HDCPは9.9から10へ。0.1増えた。

 まあ今までがお情けっていうか温情HDCPだったから。ここ半年、月例で全然結果出せてない(1回もアンダーパーが出てない)から仕方ない。そりゃあアプローチでウェッジ使えない病なんだから、そこ(ヒトケタ)にいてたこと自体が奇跡みたいなものだったしね。

 こんなことなら大阪パブリックのスコア出しよきゃ良かった。

 で、二桁になるのはそういう訳で納得なんだけど、この数字だと10月のクラブ選手権に出られないんだよね。でも、10月の日曜日は全部開けてる(笑)し、何とか出たい。

 そのためには、今月のキャプテン杯で優勝するか、来月の月例で優勝するしかない。過去にキャプテン杯3位、月例は2位になったことはあるけど、それでもHDCPは変わらなかった。



 気がつけばそのキャプテン杯まで2週間。ハンデ戦なのでチャンスはある(大叩きしなければ)。よって、もう一度初心に戻って

 超ディフェンス型ゴルフ

を極めていきたいと思う。まず、

「私はフィールドで一番ヘタなプレイヤーだ」と自覚する。次に、

「基本ボギーペースでいい」と考える。さらに、

「ダボを叩かないようにするにはどうするか」を突き詰める。加えて、

「パーオンしなければボギーでいい」を徹底する。あと、

「パーはハーフで3つか4つあれば十分」とハードルを下げる。最後に、

「何があってもバーディなんて狙わない」と腹をくくる。


 この考え方で、41・41・41で回れればネットパープレー。予選は通るだろうし、うまく行けば上位入賞もあるだろう。十分勝算はある。

 でも、思ったようにいかないのがゴルフなんだよねーホント。


2019/7/2 (1563723hit)  2019年度上半期流行語


 ネットやTVで話題になっている物どもについて。



 タピオカ入りミルクティー・・・おやぢ世代が絶対に手を出さない、出してはいけない飲み物。実はカロリーがやばい。そして店に行ったりしようものなら思い切り浮く


 闇営業・・・プロゴルファーがその筋の人たちとラウンドして、法外なご祝儀をもらうラウンドのこと


 黄金世代・・・太ももが黄金のように眩しく輝いてみえる女子プロゴルファーたち


 あいみょん・・・きゃりーぱみゅぱみゅの亜種。え、ちがう?


 ディスる・・・マナー知らずの若者と存在自体がうざいおやぢが、相互に抱く感情


 バズる・・・ゴルフ関連の事でバズることは珍しいが、フレループは未だに検索ランキング上位である


 TikTok・・・年頃の娘がいるお父さんに心配の種を撒き散らすアプリ


 令和・・・数字に直すと018、つまり18ホール。だから何やねん。


 10連休・・・いざ実施されると迷惑という声があちこちから聞こえ、つくづく日本人はワーカホリックだと思った。


 人生100年時代・・・保険会社、証券会社が儲けのために考え出した脅し文句


 高血圧の基準緩和・・・薬品会社、医者がさらなる儲けのために緩和した数字


 老後に2000万円・・・薄々感じていたことをあえて言うことで不安を煽る、一種の炎上商法


 

 明るい話題が少ないですなあ。今年の後半は1つでも明るい話題が増えますように。


2019/7/5 (1564091hit)  入口と出口がダメ


 昨日は同業先輩たちとのコンペで井上誠一設計の名門、枚方カントリー倶楽部に。大雨の予報もちょっとずれてくれて、スタート時には曇り空、午後には薄日さえ差してきて良いゴルフ日和となった。



 さて、ドライバーは最初に使うから「入口」、パターは最後に使うから「出口」って言い方がある。昨日のラウンドはその入口と出口がダメだった(まあいつものことだけど)。

 まずは入口。ドライバーが1発もまともに当たらず、あまりに酷かったので途中から4アイアンとスプーンでティショットした。

 どれぐらい酷かったかというと、14ホール中ドライバー使ったのが8回でそのうち芯に当たったのは1回もなく、かろうじてフェアウェイへ行ったのが2回、引掛けが4回、プッシュスライスが3回。左右どっちにも曲がるので質が悪い。

 今は体重移動と横振りを意識してるんだけど、体重移動を意識しすぎると体が先行しすぎて腕の振りが遅れてプッシュスライス、腕を振ろうとすると体重移動が疎かになって捕まって左という「どっちに転んでもミスショット」スパイラルから抜け出せない。スプーンを持ったらまだマシなので、力が入りすぎだと思うんだけどね。


 そして出口。9ftということだったので中尺使ったんだけど、短いのをポロポロ外して全然ダメ。最初の5ホールで13パットした(平均2.6パット/ホール)のでスパイダー中尺からロッサ・マラネロ(L字)に替えた。その後は3パットなし(1.85パット/ホール)。

 当日は雨のせいか転がりが少し悪く、8.5ぐらいの感じ。でも、表示は9ftになってて、頭にそうインプットされてるので下りが怖くて打てない。ラインに乗ってる寸止めパットが4つぐらいあった。って言い訳ですなですね。

 でこの日確信したんだけど S水プロに教わった新しいパッティングフォームとパターは、やっぱり私には合わない。短〜中距離は今までどおり前傾姿勢強めで、長い距離だけ体起こして打とうっと。



 フェアウェイがフカフカなのでアイアンショットはまあまあだった。パーオン50%は久しぶり。大きなミスは3つだけ。ただ、アイアンでも普通に振ると捕まらず、捕まりを意識すると最初から左へ行くというのはドライバーと共通。つまりミスの根本原因は一緒なんだろうね。またプロに見てもらおう。



 アプローチは朝の練習でチャックリしか出なかったので、よっぽどライのいい時以外は40yでもユーティリティで転がした。パーは取れないけど、パーパットが打てるのでダボにはならない。

 まあそれでもダボを量産したんだけど。



 5番は1オン4パットでダボ。最初の長いパットを4mぐらいショートして、次を入れに行って1mちょいオーバー、返し入らず。

 9番はティショットが右の林の中へ、2打目出すだけ、3打目左足下がりのライから6アイアン、必死に捕まえようと打ったのに捕まらず右バンカー、4打目でようやくオンして2パットダボ。

 後半出だし10番は打ち上げの苦手なホール。ティショットがチーピン、2打目欲を出してチョロ、3打目ラフからユーティリティで下をくぐって天ぷら、アプローチは50度の左一本足打法で5m奥にオン、2パットのダボ。

 16番もちょっと打ち上げブラインドのパー4。ティショット左サイドラフ、2打目左足下がりのライから6アイアン、必死に捕まえようと打ったのに捕まらず右手前のバンカーのエッジへ、アドレスが取れないライから強引に打って空振り寸前のショットでバンカーイン、バンカーから3mに、2パットダボ。

 最終打ち下ろし18番、最後だからとドライバーを持つもド派手にプッシュスライスしてOB。トホホ。前進4打からダフルも何とか4オン、2パットダボ。



 打ち上げホールのティショットはチーピンか左。打ち下ろしホールのティショットはプッシュスライス。左足下がりのフェアウェイからは捕まらず右すっぽぬけ。なんてバカなんだ俺。何年ゴルフしてるんだ。

 っていうか、もっと徹底して体の動きをコントロールしなきゃいけないんだろうなあ。何もかも中途半端だわ。

 こんなことではいけない。理事長杯まであと10日。今日も練習に行こう。


2019/7/8 (1564360hit)  七夕の戦い


 昨日は七夕。だからというわけではないだろうけど、「久しぶり」な出来事が。


 日本プロゴルフ選手権、石川遼が「3年ぶり」に優勝。良かったね。

 最終日に36ホールというレギュレーションは彼がアマチュアで初優勝した時(マンシング)と同じだから、ひょっとして・・・という予感はあったけど、まさかほんとに逆転優勝するとは思わなかった。きっと、ああ見えて(失礼)肉体的にも精神的にタフで、集中力を持続させたりコントロールしたりする能力に長けてるんだろうね。

 それが、彼がよく言われた「(何かを)持ってる」という点に繋がってくるんだろうと思う。18番ホールでのバーディ率の高さ。ここ一番で出すスーパーショット。昨日も本戦(3ラウンド目・最終日の2回)とプレーオフ、合計3回の18番でバーディ・バーディ・イーグルだもんね。

 ハン・ジュンゴンが17番でダボを叩いてくれたとう棚ぼたもあったけど、本戦18番のドライバーショットも素晴らしかったし、同じくプレーオフ18番のティショットがカート道に当たってラッキーキックした事などは「集中力が呼び寄せた幸運」って気がするよね。

 やっぱり、ゴルフの女神は「地道に諦めずに練習しつづける」人にしか微笑まないんだなーと。



 一方、女子ツアーの方は新設された資生堂アネッサレディス。イ・ミニョンの逃げ切りで決まり、と思ってたらこちらも彼女が信じられないダボで渋野日向子に追いつかれ、プレーオフで敗れる。渋野日向子強い。終盤で20mのパットをガツンって決められたらそりゃイ・ミニョンも戦意喪失するよなあ。

 渋野日向子は笑顔がトレードマークで、好感度の高いプロだよね。それでいて小気味いいスイング、強気のパット。ああいうキャラクターにはおぢさんたちは弱いのだ(←気持ち悪いんですけど)。初優勝から2ヶ月で2勝目。これからまだまだ勝つだろうし、人気ももっと出るだろうね。いつも不機嫌な顔をしてラウンドする女子プロは、彼女の笑顔を見習ってほしい。




 でも台風並みの風が吹くあの状況では、トッププロでもダボを叩いちゃうんだよね。まあ比較するのはおこがましい(私なんて快晴無風、何の変哲もないフェアウェイセンターから気がつけばダボ、ってのが1ラウンドに2回はある)んだけど、彼、彼女たちから学ぶべきことは、

・ハザード(ペナルティエリア)は絶対に避ける(池へ入れたらそれだけでダボ・トリ確定だもんね) 

・バンカーも避ける(たとえ自信があっても何が起こるかわからない)

・深いラフや林に打ち込むぐらいなら距離が残ってもフェアウェイがいい

・不安だったり迷ったら安全な方を選ぶ

・連続ダボを叩いても諦めない



 まあ結局、いつも言ってる事と同じなんだけどね。つまりは全然成長してないってことか。昨日の薄暮でもつま先下がりのフェアウェイからプッシュして右へOBを打ったり、きついつま先上がり左足上がりから空振りしそうになったりしてるもんなー。

 成長どころか下手になってるんじゃね?


2019/7/9 (1564488hit)  14回目のレッスン


 ゴル◯ィア香◯園校でのレッスン。いつものS水プロに。今回は日本一トホホなアプローチショットと、プッシュスライスが出るドライバーを見てもらった。


 まずはアプローチ。どうしてもダフるんだけど、何球か私が打った後に一言。

 「硬いね〜」

 手首のことかと思ったら、とにかく全身が硬いらしい。

 打った後、目の前の画面にショットが再生されるんだけど、そこには壊れかけたブリキのおもちゃそっくりの動きをするへっぽこトホホ野郎が映っていた。関節という関節がすべて固定され、ぎこちなく、不自然に動く「何か」。そりゃあこんな体の動きじゃあ柔らかいアプローチなんて打てないわなあ。

 長年、自分のアプローチスイングに違和感を抱いていたんだけど、その原因かやっとわかった(鈍すぎるだろ)。そう、ミスを怖がるあまり、ガチガチに体を固めて打ってしまっていたのだね。そうか、

 硬いのか。

 というわけで、ひざ、手首、体の捻転をもう少し使って柔らかく振るようにしてみたら、画面に映る「何か」は壊れかけたブリキのおもちゃから油の切れた産業用ロボットぐらいまでましになった。でも、まだスイングには程遠い。人体でもない。ロボットだ。

 例えが適切かどうかわからないけど、池田勇太みたいに「フニャッからのスパッ」って感じのアプローチスイング目指そう。



 あと、こんな話も。

「フルショットなら勢いで体をスムースに使えるけど、スイングが小さいアプローチの場合、体の使い方や力の入れ方、抜き方が難しい。だからショットの前に何度も素振りをしてスイングの大きさやリズムや体の使い方をしっかりリハーサルし、できるだけ時間を開けずに本番に望む事が大事

 本番でミスを減らすためのいい方法だと思う。リズムが大事。それだけでもレッスンを受けた甲斐があった。

「hiroさんがミスする時は体が先に開くか左肩が上がる。その傾向をしっかり理解し、そうならないように注意しながら振らなければいけない。そういう人におすすめなのはクロスハンドで球を打つドリル。左肩が上がったらまともに球に当たりません」

 やってみたら確かに全然当たらない。面白いぐらい当たらない。餓鬼誤記壁という音ばかり。思い切り意識して体を開かないように打って初めて当たる感じ。1mだけのショットなら家の中でもできるので、今日から始めよう。




 それからドライバー。そんなに悪くないとのお言葉をいただくが、やはり私が思っていたとおり、

・コースへ出るとつい球の近くに立ってしまう。だから横振りできず、詰まって酷いプッシュスライスや(それを嫌がって)引掛けが出る。

・アプローチと同じで、ミスする時は左肩が下がってヘッドが下から入ってる。それを避けるためには、振り遅れを恐れず、思い切って左へ体重移動(腰を左へスライド)させましょう

・フォローで前傾姿勢を保つために、クラブを左後方へ低く出していきましょう

・右が恐い時は、ドライバーを少し短く持って振るか、スプーンやバフィを使いましょう




 やるべきことは見えてきた。あとはやるかやらないかだ。


2019/7/10 (1564614hit)  パッティングのアドレス


 先日私は日記にこう書いた。

 短〜中距離は今までどおり前傾姿勢強めで、長い距離だけ体起こして打とうっと。

 今日はこのあたりについてちょっと詳しく(といっても自分用の健忘録なので面白くないです)。



 パットは「寄せるパット」と「入れるパット」に分けて考えなければいけないと思う。

 寄せるパットは距離感が第一。ラインはだいたいでいい、といえば言い過ぎだけど、極端に長かったり複雑なラインの時を除き左右に数メートルずれることはまずない。でも、前後に数メートルずれることはよくある。私は特によくある。

 そういうミス、特にショートのミスを減らすためにはきちんと芯に当てることが最重要で、そのためには体はできるだけ動かさないほうがいい。また、構えた時にできるだけ高い位置から俯瞰で見たほうが距離感が出やすい。よって、

 長いパットの時は足を揃え、高く構えて打つ。


 入れるパット、といっても正確には「入れたい、入って欲しい」パットのほうだけど、これを上の打ち方で打つと私の場合全然イメージが出ないんだよね。

 グリーンの仕上がりがよく、速さも9.5ft以上出てるのならラインに乗せるだけで入ってくれるからまだいい。だけど、私がいつもラウンドしている「普通のコース」の場合、速さは9ft以下、下手をすると8ftも出てない場合もあり、芝もバンピーだし硬さもそれほどでもないし、つまりジャストタッチで入れるような打ち方では高い確率で球がよれて転がり、最後にへろっと切れて入らなかったりする。

 つまり、まっすぐ強め薄めに打つ必要がある。そのためには打ち出す方向が命。緩まないことも重要。よって、

 短いパットの時は足を開いてどっしり構え、肘を脇に引っ付けて背中で打つ



 変則的だけど、プロみたいに毎日1時間も2時間も練習できないし、この方法が私には一番良さげだ。まあパットは結果がすべてだから、どんな形でも入ればいいしね。

 こういうアドレスでこういう打ち方が一番入るんだ!と自分に言い聞かす(自分を騙す)のも大事だしね。


2019/7/12 (1564831hit)  ラウンドしない木曜日


 昨日はホームコースに一人でエントリー。2人か3人の組に入れてもらってのラウンド。

 家を出た時点で風はそこそこ強かったけど雨はしとしとぐらい(1mm)で、あまり酷くならなければ十分回れるな、予報では2〜5mmぐらい降るということだけどたぶんそこまで強くは降らないだろうな、と思いながらコースへ車を走らせていた。

 ちょうど中間地点あたりでコースから電話。私が入る予定だった組の全員がキャンセルして、1人で入れるところが無いとのこと。まあそうだろうねこの予報じゃ。一人で回ろうかとも思ったけど、電話の向こうからはキャンセルして欲しい雰囲気が濃厚に伝わってきたし、ゴネるのも大人げないので大人しく諦めることにした。



 踵を返し自宅へ戻る。といっても5分ぐらいで着くんだけど。時間は9時。さて、丸一日暇になってしまった。もう一度コーヒーを淹れて一服し、10時を過ぎた時点で車のディーラーへ。延び延びになっていたカーナビソフトの更新をしてもらい、待ち時間にユニクロへ行き夏用のチノパンとポロシャツを数点購入。もちろん安くなってるやつしか買わない(ケチと言うより貧乏なのだ)。アダム・スコット監修の感動パンツも安くなってから買うのだ。いや、ユニクロでも調子に乗って買ってたらすぐ諭吉が飛んでいっちゃうからね。

 ディーラーを出ると12時前。一人でお昼ご飯。くら寿司で適当に色々と。そして1時からはまたゴル◯ィア香◯園校へ行き、30分ほどパットの練習(無料)をし、その後2時間、アプローチを中心に練習した(座席料2時間2160円)。いやあ、なかなか柔らかくスイングするのって難しいね。


 というわけで、ラウンドしない木曜日だったけど用事も済ませたし練習もしたし(身についてるかどうかわかんないけど)良かったかな。くら寿司も行けたし(笑)



 そうそう、雨は結局しとしと程度しか降らなかった。それどころか雨が上がってる時間もけっこうあって、キャンセルすんなよ根性なし!(誰か知らんけど)って思った。



2019/7/13 (1564942hit)  卑しきシングル


 「卑しいシングルになるぐらいなら、正直なダッファーであれ」

 ボビー・ジョーンズの格言だ。生涯アマチュアでいた彼だからこそ言える言葉だよね。ゴルフをすればするほど、そして腕が上がれば上がるほど、ゴルファーははっきり2種類に分かれてくると思う。

 ゴルフから何かを学ぶものと、球の打ち方しか学べないものの2種類に。

 自分が芝の上からショットできるのは真夏も真冬もメンテナンスしてくださっているグリーンキーパーさんたちやコース関係者のお陰だ。コースを大事にしよう。目土をしよう。ゴミがあったら拾おう。そういう気持ちが、自然とゴルフを離れた日常の生活にまで広がってくる。感謝の気持ち。謙虚な気持ち。

 綺麗ごとかもしれないけれど、少なくとも私は「ゴルファー」として恥ずかしくないような振る舞いをしたい。コースではもちろん、日常生活でも(実際に出来てるかどうかは自信ないけど)。

 しかし、ゴルフが上手くなる→自分は偉いと錯覚する→威張る→自分よりヘタなゴルファーをバカにする→世の中をバカにする、という(エセ)ゴルファーが世の中にはたくさん存在するのも事実。







 さて、以下は独り言です。上に書いた事と関係あるかないかは皆様のご判断におまかせします。


・会長(?)の腕を取り、満面のドヤ顔で「僕がいなきゃクラチャンになってる人(会長のこと)。ヒャヒャヒャヒャ」それを聞いて会長苦笑い。本人は悪気がないつもりの発言なんだろうけど、「こいつ、俺よりヘタでんねん。ヒャヒャヒャ」と言ってるのと同じ。

・「ショートゲームの天才、特にアプローチは神業」→アプローチでクラブ選択ミス多発。ゴルフ侍の法則発動。

・1ダウンしてるだけの中盤、アプローチをミスして「終わっちゃったな」と独り言。この時点で白旗上げる意味がわからん。俺様がこんなところでこんなくだらないミスをするなんて今日は最悪の出来だ。だから勝てない。という意味か?

・「プロ(そのパット)OKでいいっすよ」すごい言い方ですね。俺様が特別にOKを出して「やる」という事ですね。

・林の中、樹の下から「左(打ち)も上手いんだよ」からの、素振りもせずに背面打ち、をミスショット。その後普通にアプローチしてグリーンオンし、キャディ君に「(最後のアプローチ)うまかったよね」。1つめ。左「も」上手い、と言うのは「右打ちは当たり前のように上手い」と言いたいわけですね。2つめ。キャディ君に「うまかったです」と言ってもらってよかったですね。プライド傷つきそうでしたもんね。

・終盤、456yパー4の2打目、残り230yからスプーンで見事2オン。プロがナイスショット!素晴らしい!と声を掛け、回りのスタッフやギャラリーからも拍手と歓声が上がる・・・・のに本人はそれに応えず、一言「距離が足らない」。そうなんですね貴方は230yのショットをほとんどいつもピンハイまできちんと打てないと不満なんですねーお上手ですねーその辺のプロより上手いんですねーアメリカPGAツアーに挑戦なさったらいかがですかー(棒)。

・そんな侍も、明らか調子が悪いシニアプロに完敗。あれ、アメリカPGAツアーレベルじゃなかったでしたっけ?

・試合が終わり、プロが勝因として「侍はいつもの調子じゃなかったです」に対しての返事が「攻めすぎましたね」いや、ミスショットばっかりして「ありゃ」とか「あかん」とかほぼ毎回毎回言ってませんでした?




 最後に。見ず知らずの上級者の悪口を自分のブログに書き連ねる行為の、どこが「ゴルファーとして恥ずかしくない振る舞い」だ?はい、私、正直だけど腹はまっ黒なんです。


2019/7/15 (1565077hit)  2019年度キャプテン杯予選(1)


 試合では思いもよらないことが起こる・・・良い事も悪い事も。しかし紆余曲折あっても、結局は自分の実力通りの結果になるのだ。(ニュードラ・イバスグ・キズツクー ポーランド 1963〜)





 キャプテン杯。ハンデ戦なので、ムチャクチャ大叩きをしなければ予選は通過できるだろう・・・と腕に覚えのある50名が全員思っている中で、上位20名が決勝に進出するという予選。

 当日、数日前の予報では雨、前日の予報では曇り、そして当日はレインウェアがいらないぐらいの雨とまあ例年の酷暑地獄に比べるとだいぶ楽なワンハーフだった。グリーンが異様に重かったのには辟易したけど。6ftぐらいしか出てなくね?あれ。

 私は梅コーススタート(梅松竹の27ホール)の最終組。最終組はギャラリーがいないのですごく気が楽だ。ただ、梅スタートだと「得意の梅→普通の松→苦手な竹」と後になるほどタフになるのでスタミナ切れが心配。その心配は予想以上に早く現実のものとなる事を、このときの私はまだ知るよしもない。

 ちなみに、目標スコアは梅40・松41・竹42。グロス123、ネット108つまりパープレー。この目標がいかに傲慢だったかものちほど思い知らされることになるのだが、このときの私は、やはりまだ知るよしもない。




 梅1番、ティショット左引っ掛け、あわやOB、のところから2打目はフェアウェイへ出すだけ、3打目8アイアンでグリーンを狙うもわずかにオーバーして右奥へ、4打目で乗せて2パット。いきなりダボ発進だよおい。

 まあ、まだ(4オーバーまでには)2つも貯金がある。楽勝楽勝、と言い聞かせる。

 2番はユーティリティでティショット、フックして左サイドフェアウェイ。2打目9アイアンで安全に右奥へ2オン、2パットパー。ダボの後ですぐパーが取れたのは良かった。

 3番は距離が長く難しいパー3。4アイアンでティショットするも右プッシュでサブグリーン手前。この日はアイアンの右プッシに悩まされることになる。ライが良かったので50度のアプローチは1mに付けられて寄せワンのパー。ラッキー。

 4番パー5、ティショットは予定通り左ラフ、2打目7アイアンでレイアップ、3打目110y、PWのパンチショットは少し左へ、傾斜でグリーンをこぼれる。湿った薄いライからユーティリティでピン下1.5mにつけ、1パットパー。3番・4番でパットが入ってくれたのは本当に大きかった。

 5番は左が即OBのパー4。ティショットはユーティリティで。ちょっと左へ飛ぶが何とかラフで止まる。2打目8アイアンで2オン、2パットパー。

 6番は短いけど超打ち上げのパー4。ユーティリティはハーフトップながらフェウェイセンター、ウェッジフルショットの距離へ。ラッキーが続く。50度のウェッジでピンハイにオン、登って下る微妙なラインだけど何とか2パットでパー。

 ここまで5連続パー。いい感じだけど7番・8番は難しいホールが続くので気が抜けない。

 その7番パー3、165yの谷越え。6アイアンでセーフティな右エッジを狙うも、大きく右へ出てサブグリーンにオン。やっぱりアイアンが右へ行く。



 実はこの日、「トップで作った捻転をキープしたまま手を振る」という課題を1つ自分に課した。これは上半身が突っ込まないための工夫である。バッチリハマれば、あるいはアプローチとかショートアイアンとかならうまくいくんだけど、クラブが長くなってくると振り遅れて右へ行ったり、それを嫌がると下半身が止まって左へ行ったりとどちらに曲がる球も出ちゃうんだよね。

 で、7番より長いアイアンは全部右へ。ユーティリティやウッドはどちらにも曲がるという状態だったのだ。え、大事な試合の日に何でそんな事をしたんだって?してもしなくてもへっぽこスイングは同じなので、どうせなら前のめりに玉砕してやろうかと。



 ラウンドに戻る。アプローチは30y、ラフを越えてエッジからピンまで10yという、上げることもスピンを聞かせることもできない私には極めて難易度の高い状況。せめて20y(10y+10y)なら・・・と思いながら打ったアプローチは少しダフってキャリーが出ず、グリーンに届かず。あーあやっちまった。でもここをボギーでもまだ3オーバー、貯金が1つあるからまだ全然終わったわけじゃない。ダボさえ打たなけれ






















 チップインパーきたー!!!

 年に1〜2回しか出ないチップインがここで出るか?これをミラクルと言わずして何と言う?え、ラッキー?ラッキーだな。6連続パー。

 8番はHDCPこそ3だが、梅コースでパーを取るのが一番難しいパー4(私の場合)。ティショットをスプーンで安全に、ちょっと右へ出たけどまずまず。2打目190y打ち下ろし、5番でちょうどぐらいだけどグリーンの奥や右へこぼすとダボ・トリプルもありうるので安全に6アイアンで。軽いフェードで花道に。うまく打てた。3打目50度でエンドラン、突っ込みきれず5mショート、2パットボギー。でも想定内。ここでパーを取れるほど巧くはない事は十分自覚している。


 ここまで3オーバー。梅の最終ホールパー5、一旦スコアを忘れて全力でパーを取りに行く。


 打ち上げの苦手なティショット、引っ掛けて左ラフ。でも想定内。しかしライを見ると予想以上にラフが深く、ボールが半分以上埋まっている。しかも雨で重く濡れている。ユーティリティでしっかり叩き出す、も抵抗に負けて右へ。右法面方向、OBは浅い。ヤバイ!が何とかギリギリ法面を転がり落ち、右ラフに。

 3打目115y、ピンは入ってすぐ。根性なしの超ディフェンス型ゴルフが信条の私としてはエッジまでの距離を選択(奥へ乗ったりオーバーさせると3パットもダボもありうる)。ちょっとだけまともに打てるようになってきた、PWのパンチショットで。わずかに届かず
グリーンまで3y、ピンまで8yのアプローチ。56度のトゥ浮かしパット打ちで80cmに、1パットパー。



 というわけで梅コースはダボスタートながら1ボギー1ダボの39で貯金1。出来杉君であろう。何といっても8番のミラクル、いやラッキーチップインパーが大きかった。ああいう状況から平気でダボ叩いてからねえ。ダボだったら借金1。貯金1と借金1だったらこのあとの気持ちがぜんぜん違うからね。

 10分ほど待って、松コースへ。でも長くなったので続く。


2019/7/16 (1565159hit)  2019年度キャプテン杯予選(2)


 1mのパットを決める力は技術でも読みでもなく、精神力である。(パットユルン・ダラマ・ガリマンネン オランダ 1963〜)




 次のハーフは距離の長い松、そして竹。フルバックからだと松竹7021y。当然パーオンは限られてくる。つまりショートゲーム特にアプローチショットがスコアをまとめるための鍵となる。

 しかし皆様ご存知かどうか知らないけれど、私の場合、アプローチは得意な方ではない。いやむしろ苦手である。はっきり書くとどヘタである。詳しく書くとビョーキである。さらに書くと相当深刻な末期状態である。本音を書くと世の中からアプローチを根絶させたいぐらい憎んでいる。

 つまり、よっぽどその日ショットの調子が良くないとパーは取れないし、それどころか41とか42でラウンドするというのも簡単なようで実は極めて難しいのである。

 と今になって冷静に考えればよく分かる(え、普通に考えればわかるだろって?)。



 松1番、ティショットはまたしても引っ掛け、左ラフ。2打目は170y、フックを掛けないとグリーンには届かない。普通のゴルファーならレイアップして30〜50y付近から寄せワンを狙うんだろうけど、私の場合できるだけグリーンに近づけなければボギーどころか簡単にダボもある。というわけでフェースをかぶせて打つも、まっすぐ抜けてグリーン右奥のラフ。

 砲台グリーンに向かう35y、50度で転がし上げるつもりがラフに負けて乗らず。そりゃそうだよここはピッチショットでないと寄らない場所だ。4打目を必死で寄せ、パットを必死で入れてタイトロープボギー。

 2番は240y打ち下ろし、実質220yのパー3。左へ飛ぶと即OB、右も200yで突き抜けOBなのでユーティリティを持つのは危険だ。花道狙いで4アイアンを持つも、左を怖がりすぎたせいか右に40yもすっぽ抜け。サブグリーン手前に。一番苦手な50yウェッジショット、何とかトップもせずダフリもせずグリーンへ。奥から6mのパットが残る。ここでファーストパット(下りのスライス)が緩んで打ちきれず、痛恨の3パットでダボ。この3パット以降、パッティングのフィーリングが微妙に狂っていく(まあもともとノーカンなんだけど)。


 松の2ホール終了して4オーバー。41で回るためにはあと1つしかボギーを出せない。早くも崖っぷち。


 3番は409y打ち上げ、実質430yぐらい見るパー4。HDCP1である。ティショットは先に当たるも何とかフェアウェイをキープ、2打目は残り200y、打ち上げを入れて220y。貯金があるならレイアップしてボギー狙いだけど、もうそんな悠長なことは言ってられない。4Wでグリーンオンを狙う。やや薄い当たりながらピン方向へ。しかし砲台の斜面で止まる。

 3打目15yのアプローチ。ライが悪く(芝が薄い)、56度のウェッジは(怖くて)使えない。50度で上から。ちょっと強く入ってピン上2mに。ここは傾斜が強いので下へ付けたかった。ほぼ触るだけのパットは左へ外れてボギー。まあ仕方ない。


 3ホール目で早くも松のオーバーパーは終了。梅で作った貯金1つが頼りに。


 4番パー5。最初からスプーンで打とうと決めていた(飛ばしてもどうせレイアップだし)。しかし、今度は右へ。OBラインギリギリに飛ぶボール。木に当たる。OBなら、この日の調子から相当な窮地だ。暫定球を打ち、セカンド地点へ。同伴競技者のF井さんがバンカーにあるボールを見つけてくれた。

 バンカーからユーティリティ。ダフるも、3打目で何とか狙える位置に。もう1打の猶予しか無いのでボギーオンとか言ってられない。残り190y、ユーティリティで狙うも、また右へ出て大きくスライスしてサブグリーン方向へ。引っ掛けるのを怖がってるのがありありと。馬の背越えのアプローチ、50y(苦手な距離)、何とか上手く当たるも7yショート、2パットボギー。パーが取れない・・・(いや、それだけミスしてたら当たり前だろ)。



 梅の貯金もここで吐き出す。あと5ホールを全部パー、いけるか?(いや無理)



 5番は比較的やさしいパー4、398y。フェード狙いでこの日最初にして最後のドライバーナイスショット。2打目155y打ち上げ、6アイアンはやや当たりが薄くて手前ラフ。25yのアプローチ、50度で上手く打てたと思ったのに5mもショート。へたすぎる。転がす時はもっとフェースを閉じていったほうがいいのかな。パーパットは一筋外れてまたボギー。

 6番パー3、7アイアンのクォーターショットで。やや左に飛ぶが手前の土手で右へ戻ってきてくれた。左へキックしてたらOBだったから、まじラッキー。2パットでやっっっっと松コースはじめてのパー。よしこれから。

 しかし7番、いいティショットからの2打目6アイアンはいい当たりをするもまた右へ飛び、バンカーへ。ボギー。勿体無い。っていうかアイアンが右へばっかりいくのは左へ振り抜く勇気がないんだろうなー。

 8番パー5。ついにここで出てしまった。左引掛けOB。1ラウンド持たずに閉店ガラガラなのか?打ち直しは大きく右へ。左を嫌がっての右なんだろうけど、よく考えれば無意識にでもそういう球が出るっていうことは打ち分けられるってことじゃん。この当たりを意識的にできればあと1つ上に行けるだろうに。

 右ラフからユーティリティ、また右30度に飛び、同じようなラフへ。しかも今回はきついつま先上がり。グリーンまでは170y、迷った挙げ句レイアップすることに。なぜなら、

・ピンは2段グリーンの右奥。ここからピンそばに乗る可能性は1%以下、いやもっと少ない

・仮に乗ったとしても場所によっては3パットの可能性がある。その時のダメージは大きい

・無理に狙うとさらなる大叩きがあるし、そうなると本当に終わってしまう

・だったら一度フェアウェイに戻して次で勝負しよう

・苦手な50y近辺のアプローチ、今日は3回連続で成功している

 ということで、6アイアンのハーフショットでフェアウェイへ。6打目、50yのウェッジショットは奇跡的にピンハイ2mに、そしてこれが入ってスーパーナイスダボ(笑)。ダボでこんなに喜ぶことはなかなかない。



 そしてこのナイスダボが、松最終ホールで実を結ぶ。



 ティショット右ラフ(想定内)、カート道に当たって前へ跳ね、推定飛距離は打ち上げなのに250y(想定外)。2打目、一番良い角度からの130y超打ち上げ、7番のクォーターショットと8番フルショットで迷い、8番フルショットを選択。理由はピンが手前だったこと、奥へ行くと3パットがあること、そして「いい流れの時は小細工せず普通に打ったほうがいいと思った」こと。なぜこんなことをわざわざ書くかというと、このホールがこの日のハイライトだったからである(つまり自慢したいわけだ)。

 その8番で打たれた球は、ラフのせいでちょっと左へ飛ぶも軽くフライヤーが掛かってくれてカラーへ。そしてカップ2個切れる上りの6m、何となく入る気がしてたら本当に入ってバーディ。



 時すでに遅しかもしれないけど、良い上がり方だった。ボギーが続こうが、OB打とうが、やっぱり諦めたらあかん。で結局松は44ストローク、41の予定が3つオーバー(梅での貯金を入れると2つオーバー)でなんとか我慢することができた。まだワンチャンあるでー。
 


 いよいよ勝負の竹コース。題して「トリプルボギー地獄から復活できるのか?」乞うご期待。



2019/7/17 (1565282hit)  2019年度キャプテン杯予選(3)


 守りは重要だ。しかし、攻めることをしないで勝った者はいない。(ツウオンフ・オパット ギリシャ  1963〜)



 あれだけボギー量産してダボ2つ(OB1つと3パット1つ)も叩いたけど、借金2。最後のバーディがやはり大きかった。

 さて、目標達成のためには難しく苦手な竹コースを42ではなく40でラウンドしなければいけない。ちょっと無理。いやたぶん無理。絶対無理。でも、予選通過(+5ぐらいか?)という条件に標準を合わせるときっと気が緩んで大叩きしてしまうだろう。だから私は攻める。ゴルフの内容は超ディフェンシブでも、気持ちの上では攻める(いやちょっと何言ってるのかわかんないです)。


 1番、打ち下ろしのパー4。フェースの下、トップ目ながらフェアウェイセンター。2打目絶好の位置から7アイアン、何も考えずに打ってしまい当たり損ないの右プッシュして乗らず。集中力切れかけてるぞ俺。寄らず入らずのボギー。


 2番、横へ外すとダボになるパー3。競技の時は花道狙いと決めてたはずなのに、ピンまでのクラブを持ってしまいプッシュスライス、入れてはいけないバンカー方向へ。バンカーの縁に止まる。スタンスはバンカー、ボールはラフにすっぽり、バンカー越えの15y先にピン。絶望的な状況。緩んで芝に負けてチョロ、ボールはバンカーに。グリーンオーバーさせて3打目で勝負するぐらいの思い切りが必要だった。バンカーからグリーン奥のエッジへ、そこからパットが3つ掛かってトリプルボギー。

・ティショット、花道でもいいと決めてたはずなのにグリーンを狙ってしまった

・ティショットをミスしたのにまだパーを取ろうとして無理をした

・打ったことのないライだったのに上手く打てると思い込んだ

・ミスショットを消化しきれないままパットに望んだ

 技術・判断・気持ちその全てが未熟だ。



 3番はティショット打ち下ろし、セカンド打ち上げ、左ドッグレッグの難しいパー4。3Wのティショットは当たり損ないで右ラフ。でもここはOBでなければOK。2打目は210y打ち上げ、左足下がりのラフ。レイアップか狙うか迷うが、今日はアプローチがそこそこうまく打てているので4Wで狙う。低い球で右へ出るも、サブグリーン手前のラフまで。上出来。

 3打目50y、今日ミスってない距離だ。上半身が突っ込まないことだけ気をつけてショット。上手く打ててピン下5mに。この距離が乗ったらほんまに嬉しい。そしてこいつがポコンと入ってくれてパー。このパーは自分で言うのも何だけどほんとにナイスパーだった。ちなみに私より上手い同伴競技者3名はボギー、トリプル、ダブルパー。このホールのパーがいかに価値があるかわかっていただけると思う。いや自慢じゃなくて。


 このままいい流れをキープしたい。そんな思いで臨んだ次のパー5で、私は実力を遺憾なく発揮する事になる。もちろん悪い方に。


 4番558y、けっこうな打ち上げのパー5。ティショットはヒール引っ掛け、カート道に止まり、30yほど戻ってくる。レディスティの横。ドロップして2打目、4Wは天ぷら気味で左へ、150yぐらいしか飛ばず。3打目もう一度ラフから、まったく同じ天ぷらショットで今度は右ラフへ。そろそろ肉体と精神の限界が近づいているのか?いや、単にヘタなだけだろ。

 4打目は残り145y、7アイアンで。これを乗せられればボギーで上がれる・・・と思ったら、シャ◯ク!!ここへ来てシャ◯ク!!何年もコースで出てなかったシャ◯ク!!ボールはOB杭の外へ!!顔面蒼白。絶望。

 ・・・・と思ったらコロコロと転がり落ちてきてくれた。ホントにラッキー。しかしボールは20cmぐらいのラフの中にすっぽり。グリーンまでは90y、しかも木の枝で高い球は打てない。ピンチは続く。

 手元には8アイアン。高さが出せないので丁度いい。こいつではたき出す。チョロだけは止めてくれ、と思いながらショット。いい感じで球は出た。グリーン手前にワンクッション、しかし止まらず奥へこぼれる。この段階で5ストローク。次が6打目。

 アプローチは56度で、そこそこうまく打ったつもりだったけど下り傾斜でグリーンをこぼれる。7打目、もう一度ウェッジで。何とか2mに寄ってくれて8打でホールアウト。素トリプルボギー。

 思えばティショットから力が入りすぎ。実質600y近いパー5なんだから、最初からボギーのつもりでいかないといけなかったのだ。何でもかんでもパーオンを狙うからそういうことになるのだ。



 4ホール終わって7オーバー。あと5ホール全部パーでも43。目標どころか、予選通過も危うくなってきた。しかし、絶体絶命になってからがゴルフの醍醐味である(強がり含め)。それを私は今までの経験で知っている。



 5番は比較的やさしいパー4。ここでパーを取って気持ちを立て直したい。気合のティショットはしかし、この日最低の当たり。トップ&スライス(フィッシュ&チップスみたいだ)して、150y先のラフ。残りは220y、4Wで打つにはあまりにライが悪く、困ったときのユーティリティ。しかし甘かった。踏ん張りが効かなくなってきてるのか、それとも気持ちが萎えてきてるのか、チョロ。

 3打目、フェアウェイセンターから150y、いつもなら8アイアンだけど、この状況、この雨なので迷わず7アイアン。これが、この日5回ぐらいしかナイスショットが出なかったうちの1つでピン下5mに。ごく軽いスライスライン、もし入れられたら2つのミスが帳消しになる。結果は・・・ラインに乗ってるのに10cmショート。やっぱり集中力が切れてる気がする(いやだからヘタなだけだって)。ボギー。


 6番は240yの超打ち下ろしパー3、左引掛けOBが多いホール。左へのミスがあるユーティリティではなく、ミスっても右の4アイアンで。うまくコンタクトするも、風と思い切りの弱さでスライスしてサブグリーン手前に。ピンまで40y、ピン左奥8mにオン、2パットボギー。



 竹コース9オーバー。いま崖っぷちなのか、それとももうとっくに崖から落ちてるのかわからない。でも、どんなに体のキレがなくなっても、集中力が切れそうでも、今やるべきことをやる。それで予選落ちしたら仕方ない。そう、「敵はぜんぶ自分」なんだ。かかってこいよ(>俺)。


 7番、竹最難関、いや、きさいちCC最難関ホール。右はOB、左には小山、ボギー谷、さらにマウンドがあり、左右へ曲げられない。そしてフルバックからだと最低でも230yのショットが必要で、しかも200y先は30yしか隙間がない。真っ直ぐ遠くへ打つティショットが必要なホール。



 刻んで寄せワンのパーを取ろうと考える自分に打ち勝ち、ドライバーで。ただし少し短く持って右を消す。トップ目ながら真っすぐ飛んでくれた。ぎりぎり2打目が狙えるところまで。その2打目、打ち上げを入れて200y。ただグリーンは奥へと早く、奥へこぼれるとパーが難しい。190y打つつもりでユーティリティ。これも少しトップ目だけど何とかグリーン方向へ。ツークッションでグリーンへ。

 奥へこぼれたかも、と思ったけど何とかグリーンの真ん中に残ってくれてた!2パットパー。フルバックからのパーオンは初めてだ。パーも過去12回中2回だけ。頑張った。


 8番556y、いつも左へ引っ掛ける、打ち下ろしまっすぐのパー5。「絶対に左へ打たない!」と宣言してからティショット!するも、右手に力が入ったんだろう、やっぱり左へ出てフック。どんだけヘタやねん。

 バックティからだとOB区域の池に入るんだけど、フルバックからだと止まってる可能性もある。予想通り、手前の三角ゾーンに止まっていた。ラッキー。



 2打目はフェアウェイ方向へ出すだけだとパーオンできなくなる。最低でも150yは打ちたい。右ラフを覚悟して、軽いギャンブルショット。6アイアンでフックを狙う。コンタクトよし、方向よし、しかし少ししかフックが掛からず、右バンカー方向へ。バンカー入らないで!



 ギリギリセーフ。純粋にラッキーだった。本当は7番ぐらいで打つべきだった。でも、3打目は170y打ち下ろし、つまりもう一度6番アイアンの距離が偶然にも残るというラッキーが。ライもよく、グリーンセンターに3オン。2パットパー。



 下手をすればダボやトリプルもあったパー5を、ラッキーが重なりパーで凌げた。いよいよ最終ホール。もう大事なのはいくつで上がるかではない、どれだけ自分との戦いに徹するかだ(←何ええカッコしてんねんチョロ野郎が)。



 竹9番、392ヤード打ち上げのパー4。セカンド地点までダラダラ、そこからグリーンまで急激に打ち上げているので、実質440yぐらいはある。フルバックからはなかなかパーが取れない難ホールだ。

 ティショットは想定内の左サイド、キックがよくてフェアウェイ端に。2打目は直線距離で200y、打ち上げを入れると220yは必要。4Wでもぎりぎりか。アプローチの次にフェアウェイからのロングショットが苦手な私だが、でも打つしかない。

 もうどうやって打ったのか覚えてないけど、球は奇跡的にグリーン方向へ。でも高さが出てない。グリーン手前40y近辺に着地、そのまま転がって見えなくなった。ひょっとして乗ったか?

 グリーンセンターにある、白のZ-StarXVの5番は紛れもなく私の球だった。やったぜ。でもまだ終わったわけではない。ここから4パットするのが私の得意技だ。

 カップは右奥のマウンドの上に切ってある。上りのラインで、最後1mはさらにマウンドで登っている。相当強く打たないと届かない。しかしオーバーさせると微妙に切れる下りという、極めて厄介なラインが残る。慎重に距離を合わせパット。しかしインパクトの瞬間、ほんの少し緩んだ。オーバーを恐れたのだ(自分に負けとるやないかい)。ボールはラインに乗り、少し右へ曲がりながらカップの1m手前で止まった。

 そしてパーパット。弱ければわずかに右へ切れる。でもしっかり打てば真っ直ぐ。まっすぐ強めに打とうと決めた。本当はおっかないけど。

 ガシャン。ピンにぶつかって、ボールはカップイン。



 スコア的には予定より5打も悪かったけど、そしてトリプルボギーを2つ、ダボを3つも叩いたけど、上がり3ホールは肉体的にも精神的にも限界が近い中、我ながら本当に頑張ったと思う。胸を張って実力で3連続パーを取った!とは言えないけどね。ラッキー8割、気合1割、実力1割って感じか。

 でも、最後まで諦めなかったことだけは自分を褒めてやりたい(ボギーペースで褒めてやりたいって、レベルの低い話やのう)。



 予選は20人中14位で通過。しかしあと2ストローク落としていたら予選落ちだった。気分はギリギリだ。そしてトップとは6.5打差。来週の日曜日、きさいちCCにキレイな花は咲くだろうか?


2019/7/19 (1565529hit)  フルバックからの練習ラウンド


 ここまできて今さら練習ラウンドでもないんだけど、コースでしかできないことを試す最後のチャンスなので。あと、バックとフルバックでまったく違うホール(松2番、6番、竹4番、7番、9番)を少しでも慣れておきたい。

 フルバックからのラウンドは原則禁止で、研修会に入らないとラウンドできない。でも、競技シーズンは進行さえ気をつければ多少なら見て見ぬふりをしてくれる(こともある)ので。本当はいけないんだけどね(コースの皆さんごめんなさい)。

 予報は曇のち雨だったけど、1ホールだけにわか雨に振られたぐらいで済んだ。でも下はウェットだったから、今度の日曜日(雨の予報)の予行演習にはもってこいである。

 で結果は。



 上に書いた松2番、6番、竹4番、7番、9番の5ホールで1オーバー。いい感じだぜ。スコアも81。リラックスして回れる練習ラウンドだったら、こうやってネットアンダー出たりするんだよねー。本番ではこうはいかないだろうけど。


 今回、グリーンエッジからは練習のつもりでウェッジのパット打ち(本来なら絶対にパターを使う状況でも)をしたんだけど、イメージ的に2回は寄せワン、1回は距離合わずって感じ。56度だとスカって全然飛ばないことがあるけど、50度だと強く入ってオーバーしがち。なかなか難しい。でもこの打ち方が今は一番安定してる。


 また、ドライバーをちょっとだけ短く持つことでティショットの安定感が増すことを再認識できた。高さが出ないので距離は多少落ちるけど、打ち下ろしや下り傾斜なんかだったら逆にこっちのほうが(普通に打って芯外すより)飛んだりする。

 短く持つのはほんの1インチ(2.5cm)だけど、それでもぜんぜん違うんだよね。もうドライバー持つ時は全ショット短く持ってもいいかも。


 芝が元気になってきてるのでフェアウェイからのアイアンはすごく打ちやすい。っていうか、やっとレッスンの成果が出てきてるような気がしなくもない。アイアンが関西で2番めにヘタな私だけど、5番目ぐらいにヘタまでランクアップしたかも。


 あと、フルバックからだと残りがちな、170〜180yの2打目。ライが良ければ5アイアンだけど、ラフからだときちんと打てないのでユーティリティを持つことになる。でもユーティリティをフルショットすると190y〜200y。

 そこで、ここでも少し短く持ち、クォーターショットで低い球を打ち、グリーン手前から転がしあげる球が有効になる。状況に応じてだけど、松の3番、9番、竹の3番、7番、9番などでうまく使えれば難関ホールでもパーオンを狙える。パーオンしなくても方向性が出やすいので、大怪我もしにくい。

 現に昨日、竹7番。ティショットは短く持って低い球で240y、2打目170y、ユーティリティのクォーターショットがピン横4mに付く(もちろんたまたまうまくいっただけなんだけど)。それが入ってバーディというおまけも。



 ドライバーを短く持つ。ユーティリティで170y。アプローチは左片脚打ちとパット打ち。ロングパットは目線高く、ショートパットはスタンス広めで前傾深く。

 準備は整った。あとはまあ、リラックス&集中だ。


2019/7/21 (1565727hit)  2019年度キャプテン杯決勝(1)


 実は、今回のキャプテン杯はひょっとしたらひょっとするかも、と思っていた。まあ、やる前から「勝てそう」なんて言うとその言霊が自分の首を絞めるので誰にも言わなかったけど(自慢したり慢心するとひどい目に合う説)。理由はいくつかある。

 理由その1。レッスンの成果が少しづつ出てきてて、アイアンショットの調子が上向きだったこと

 理由その2。アプローチイップスに対する準備ができていたこと

 理由その3。予選で、スコアは良くはなかったけど内容的に良かったこと(特に「竹の上がり3連続パー」)

 理由その4。直前のラウンドで松・竹フルバック(7021y)のベストスコアが出たこと

 理由その5。腰や肩など、体の悪いところがなかったこと

 理由その6。パットの調子がまあまあいい感じだったこと


 理由その7。1インチ短く持つドライバーショットが絶好調だったこと

 理由その8。何となく


 とはいっても、相手のあることである。しかも予選は14位。それこそ奇跡とミラクル(同じやん)と盆と正月と宝くじの当選とモテ期が同時に起こらない限り優勝は無理だろうとも思っていた。

 というわけで、今回の目標はネット1アンダー、グロス122(梅40・松41・竹41)とし、この数字を出すことを目標にしてラウンドすることにした。




 しかし。現実はそう甘くなかった。最初のハーフ、得意なはずの(できれば30台を出したい)梅コース、いきなり3パットボギーから始まり、乗らず(パーオン2回)、寄らず入らず(寄せワン2回/7回)とショットがずーっとちぐはぐな感じ。ついには終盤のパー3で素ダボを叩いてしまい、最終ホールもごく短いパーパットを外してボギー。



 結局30台どころか目標の40からも程遠い43。もう7オーバーやん。難しい松竹18ホールを前に、貯金をほぼ半分使ってしまう。これがやっぱり俺の実力なのか、一生トホホはついて回るのか、読者の皆様はさぞ喜ぶだろう、特に私のウザさが鼻についている人たちは・・・・・(自覚はあるんだけどもう治らないと思う。ごめんね)。



 と思っていたら、とんでもないドラマが待っていたのであった、というのは本当なのか、それともいつものホラで結局このままズルズルとトホホを引きずるのか、全ては明日はっきりする。


 っていうか今日はもうほんっとにマジで疲れたのでこれぐらいで勘弁して下さいお願いします。


2019/7/22 (1565794hit)  2019年度キャプテン杯決勝(2)


 失意(ってほどでもないけど)のハーフを終え、次の松コースのティイングエリアへ。するとカートが8台も待っている。聞けば一時間待ちだとのこと。

 キャプテン杯は27ホール競技なので、午前中にスルーで18ホール、食事後に9ホールラウンドするのだが、そのスルーで回れるはずのインターバルが1時間待ちって。こんな事は初めてである。

 アコーディア(というパブリックライクなメンバーコース)とは言え、仮にも三大競技当日。こんな日にまで一般ビジターやエントリー数を優先させ、年に何度もない特別な競技を疎かにするというのは如何なものか。

 誤解してほしくないが、「競技しているものは偉い。だから最優先でラウンドさせろ」と言っているのではない。安くない金額を払ってメンバーになり、年会費も払っている。それは誤解を恐れず言えば「競技に出る権利」を買っているということだ。それがメンバーの大きな権利の1つである。

 その競技の、円滑なラウンドよりも金儲けを優先するという会社の態度に不信感を抱くのである。今回のこの仕打ちはさすがに酷いと思ったのか、競技終了後、偉い委員の方々がコースと話し合っていた。そりゃそうだ。三大競技参加者はクラブの顔役みたいな人ばっかりである(私を除く)。そんな、コースの功労者(私を除く)に対してこの仕打ち。ほんま訳わからんわ。

 親会社の方針なんだろうから、コースの人は悪くない。でも、いくらなんでも酷いので何とかしてほしい。


 

 とまあそんな事はさておき。

 この前代未聞の1時間待ちという事態だが、それが逆に、スカタンだった梅のラウンドをリセットしてくれることになった。具体的には、30分ほどいた練習グリーン上で、パッティングの大きなヒントを得たのだ。それにより、17パットだった梅から一転、松で15パット、竹では11パットという奇跡を生む。

 ラウンド前の練習グリーンで新しい気づきがあるなんて、まるで試験の10分前まで教科書を見直すような悪あがきだけど、やってみるもんである。ちなみにそのヒントはごく個人的なことなので、公表できるようなものではありません。

 ちなみに、この日月例に出ていたT石さんとその練習グリーンでお会いしたのだが、研修会の知り合い同士が和気あいあいと話しているのを横目に、ひとり孤独にプレーしていた私にとって、T石さんは地獄に仏、というと大げさだけど、話ができてちょっとホッとした。

 脱線ついでに。競技の時は緊張しすぎても緊張が抜けすぎても良くないと思う。でも、適度な緊張感を保つのは難しい。私の場合、待ち時間などで茶店に入って椅子に座ってまで雑談をしたり、仲間とゴルフと全く関係ないような話をしたり、バカ話で笑ったりしてしまうと緊張の糸が切れてしまう。

 だから、基本的には皆と距離を置き一人で過ごすことが多いのだが、逆にまったく喋らないでストイックにゴルフだけに集中できるほど心は強くない(寂しくて泣きそうになる)。だから練習グリーンでT石さんと喋れたのは本当にいい気分転換になった。高石さん、あの、「頑張って!」効きました!ありがとうございました。今度茶店でコーヒーご馳走してください。いや、させてください。




 さて、ようやく松のスタート時間。

 1番、右のOBを警戒しすぎて左ラフ。2打目、前回無理にグリーンを狙ってミスしたので花道にレイアップ、のつもりが当たりが良すぎて右手前バンカーに。出して2パットボギー。まあでも、想定内。

 2番240y打ち下ろしのパー3。4アイアンで花道狙い。少し当たりが悪く、40yのアプローチが残る。50度の左足一本足打法で打つも、ややハーフトップ気味に入り、左ピン上にオン。4mの速い下りのパット、大オーバーしないように距離を合わせて打つと、偶然ラインに乗ってカップイン(ラッキーその1)。パーを拾う。

 3番難しい左ドッグレッグ打ち上げのパー4。ティショットは右ラフ、木の後へ。無理に狙うかどうか迷ったけど、グリーンまでは220y。狙ってグリーンに乗る可能性は0.1%ぐらいだろう。で、ダボやトリプルになる確率は99%ぐらいだろう。レイアップを選択。3打目は残り150y打ち上げ、7アイアン。この日一番の(やっとアイアンが当たった!)ショットでピン上2mに、これも速い触るだけのパット。お触りは得意である。流し込んで思わずガッツポーズ(恥ずかしー)。でもバーディに匹敵するナイスパーだった。

 松の出だし3ホールは2オーバーの計算なので、1オーバーなら上出来だ。

 4番パー5。ティショットはまずまず、2打目6アイアンでレイアップ、がダフって140y残る。3打目8アイアン、クォーターパンチショットのつもりが良い当たりすぎて奥へこぼれる。深いラフからのアプローチ、下り傾斜で止まらず、上り6mから2パットでボギー。もったいない、けどまあこんなもんだ。

 5番、まっすぐのパー4。ティショットヒール目ながら右の浅いラフ、2打目160y上り、6アイアンでまずまずも砲台斜面に阻まれて手前のエッジ。でも奥へ行くと難しいからね。パターでカップ下1.5mに、1パットパー。このあたりのパットが本当によく入ってくれた。

 6番、150yのパー3。右のピンに対し右へ外してしまうも、ライが良かったので伝家の宝刀ユーティリティの転がしで。偶然OKの位置まで寄ってくれた(ラッキーその2)。タップインパー。

 この時点でのユーティリティのアプローチの成功率は2/2、100%。2年前から取り組んできた成果が出てる。それよりも、ユーティリティを使ったほうが寄るな、という鼻が効くようになってきたというのが大きいかな。

 6ホール終わって2オーバー。何とかこのまましのいでいきたい。我慢だ。慢心するな。

 7番は打ち下ろし411yのパー4。ティショットはやや先で引っ掛けるも、カート道で大きく跳ねて下の段まで(ラッキーその3)。2打目は残り80y、ウェッジフルショットの距離だ。でもこういう何の変哲もない所からミスするのがhiroクオリティ。中途半端な手打ちになり、10y近く引っ掛けてセンターのピンに対しグリーン左端にオン。

 でもめげない。なぜなら私にはこんな事日常茶飯事だからだ。パットは登って下りのスライスライン。難しいがセカンドパットのことを考え、とにかくオーバーさせる。1mオーバー、返しは微妙なフックライン、登り。パットは技術じゃない、腹を括れるか括れないかだ、と自分を鼓舞し、まっすぐピンにぶつけるつもりで。打てた。パー。

 8番パー5。左へのOB率50%、右のバンカーに入れる確率60%、計算が変だけどつまりまあほとんどどフェアウェイへ行かない(私の場合)ホール。しかもフルバックからだとティショット打ちおろしとはいえ600y弱。2打目以降の距離を考えるとフェアウェイに置きにもいけない(すいません見栄を張りましたドライバーで置きにいくショットなんて打てません)。

 それでもOBよりはましだと右狙い。そのままバンカー方向へ。しかし最後のキックでバンカーを避けてくれた(ラッキーその4)。2打目はユーティリティで。つま先上がりのラフというちょっと気持ち悪いライながら、最高にうまく打ててフェアウェイセンターへ。3打目130y、9アイアンフルショットと8アイアン押さえ気味で迷い、少しでもラインが出る8アイアンを選択。これがハマってややダフりながらグリーンを捉える(そういうのはハマった、とは言わない。結果オーライというのだ)。2パットパー。

 最終ホール、打ち上げ356y、実質390y。ティショットは左のバンカーを避けるため、ドライバーを長く持っていつものフェード狙い(注:あくまで努力目標で実際に打てることは少ない)で行くか、それとも今までどおり短く持ったままセンター狙いで行くか。やはり流れは大事だと思い、短く持ったまま真っ直ぐ立つ。これが吉と出た(ラッキーその5)。芯を食ってフェアウェイセンター。

 2打目は140yきつい打ち上げ、この距離から、いつも7番なら届かず、6番だとダイレクトにオンして奥へこぼれる。今日のピンは手前なので、奥へこぼすとダボもある。クォーターのコントロールショットは7番までは練習してるけど6番になると確率が下がる。

 ショート覚悟で7番。左足上がりだけど体重移動を意識して。するとこれが嘘みたいなナイスショットで、ピンを刺して飛んでいく。ピン3m手前に着弾し、8m奥にオン。打ち上げを入れると160y近く飛んだことになる。ひょっとしてアリナミンが出た?(井戸木プロのギャグ)。慎重に寄せて2パットパー。



 というわけで、終わってびっくり、2ボギーの38。松フルバックからのベストスコア。まあラッキーが5つもあったから、下手すると43ぐらいだったのかもしれないけど、とにかくパットがよく入ってくれた。アプローチもうまく打てた(グリーンを外した5ホール中3ホールで寄せワン)。微妙なラインも多かったけど3パットもなかった。

 というわけで息を吹き返し、43・38の81ストローク。予定では40・41の81だったけど、俄然やる気が出てきた。次は難関の竹である。ぼちぼち体も固くなってきた。気持ちもいっぱいいっぱい。そんな中、あと9ホール我慢できるのか?でも41でいいんだ、パー4つでいいんだ、ボギーを5つも出せるんだ(ただしダボはダメ)、と考えると少し気持ちも楽になった。


 そろそろ飽きてきてると思うけど、もう一回だけ続くのじゃ。よろしくお願いします。


2019/7/23 (1565944hit)  2019年度キャプテン杯決勝(3)


 やっと昼食。しかしここでもインターバルは1時間15分。うんざりだけど仕方ない。軽い昼食をとり(お腹いっぱい食べるとスイングにも自律神経にも悪影響が出る、ということを3年前の競技で教えてもらった。その代り、ラウンド中におやつを食べるのだ)、30分ほど委員のT林さんのお話を聞き、再び練習グリーンへ。

 和気藹々と喋りながらパッティング練習する者。一人黙々とボールを転がす者。しかし私は違う。1ラウンド終了し、食事をし、1時間弱座り続け、体は副交感神経が優位になっている。つまりぼんやりしているのだ。そんな体に活を入れるため、十分なストレッチをする。涙ぐましいセコさであるが仕方がない。そんな事でもしないと猛者たちと戦えない若輩者で臆病者で虚弱体質なのである。

 最後の5分だけパッティングをし、勝負の竹コース、いよいよスタート。



 復習しておくと、私の場合、竹で難しい(パーが取りにくい)のは2番、3番、4番、6番、7番、9番。つまりフツーにラウンドしたら42がせいぜいなのだ。つまり目標の41でラウンドするためには、その難しい6ホール中で1つはパーを取らなければいけない。え、他のホールでバーディ取ればいいじゃんって?バーディを取る、なんて考えた時点でダボになりますから。これは謙虚なのではなく現実である。

 パーが欲しい1番、420y打ち下ろしのパー4。ティショット右ラフながらまずまず、2打目165y打ち下ろし、奥は難しくOBが浅いので花道狙いで7アイアン軽め。うまく打ててグリーンまで5yほどの花道へ。ピンは奥。ライが良いので、50度左一本足打法で、フックすると思ってピンやや右を狙う。うまくコンタクトできたが、球はピン左へ。

 しかし何ということでしょう。ボールは軽く右へ曲がっていき(笑)、そのままカップイン。チップインバーディ。今日一番のラッキーが出た(その6)。

 2番。先週ピンを狙ってトリプルボギーを叩いた轍を踏まないよう、今日は1番手落としてく花道狙い。しっかり素振りをし、ルーチンを完了し、いざ打とう、と思ったらボールに虫が。追い払うのに5秒ぐらい掛かる。

 ここはいったん外してもう一度素振りからするべきだった。しかしオナーだし、前の組はグリーンを開けて待ってくれている。これ以上待たせるのは悪い(そう、私、すごく気が小さいんです)。そう思い、ろくにルーチンもしないままショット。思い切りダフってボギー谷(グリーンの横の窪地)へ。ってこれ、おもいきりいいわけだな。



 やっちゃったことは仕方ない。ボギーで上がれる可能性はまだある。ボギーなら良しだ。2打目地点、ピンまで16yぐらい、ボールのライは悪い。直接グリーンに落とすと反対側まで転がり落ちる(砲台しかも馬の背っぽいグリーンで左右の幅が狭いのだ)。

 スピンを掛けるような腕もなく、グリーン上に止める距離感もない私はワンクッションでグリーンに転がしあげる作戦に出た。9アイアンで。完璧にうまく打てた!と思ったけど1yキャリーが足らず、さらにボールは思った以上にラフに食われて乗らず。3打目も寄らず、パットも入らず、ダボ。ここはいつも鬼門なんだよなー。

 しかし1番のチップインバーディがあったお陰で、2ホールで1オーバー。目標通りじゃないか。気を取り直して次だ。しかし、一度悪くなった流れは止まらない。

 3番左ドッグレッグパー4。ティショットは思い切り右へ。OB杭まで2mのベアグラウンドへ。幸いなことに湧き水のせいでカジュアルウォーター扱いにできた。ましなライにドロップ。しかし、前方には大きな木が二本生えていて、10y先の左と50y先の右の木の間にグリーンが。



 この画像を見たらよく分かる。無理に決まってるよね。プロじゃあるまいし。120%レイアップだよね。でも、なぜか「近くまでは持っていける」なんてアホな判断をしちゃうんですねーバッカですねー傲慢クソ野郎ですねー。

 ユーティリティを強振。まあ当然のように右の木に当て、ボテッと木の横に。ここでやっと自分がバカなことをしでかしたことに気づく。このホール、レイアップしてボギーでもまったく問題なかったのに。

 つまり、「ダボ叩いたけど1番2番の2ホール合計で1オーバーだから想定内だ」と口では言っても、本当は「せっかくバーディ発進だったのに、ダボなんて叩いてしまった。このホールで取り返してやる」と心の中では考えてたんですな。救いがたいおバカさん。

 3打目、7アイアン、まあこういうときのショットはえてしてミスになるよね。右奥へこぼす。4打目下り傾斜のグリーンに対しウェッジショット、ちょっと強く入って5mのパットが残る。やっぱりというか当然というか、外してダボ。連続ダボ。

 ・・・・と思ったけど、hiroくん頑張った。薄め強めで、気合のパット!カップ真ん中から入った!スーパーウルトラ(ミラクル)ナイスボギー(自分で言うな)。


 あとから思えば、このパットが分水嶺と言うかこの日のクラッチパットだった。この後、俄然流れが良くなる。


 4番、558y、グリーン手前まで打ち上げのパー5。実質600y弱。ティショットはこの日最悪の引っ掛け、左OB方向へまっすぐ。99%ダメだ、と思ったら木にまともに当たってラフへ戻ってきてくれた。150yしか飛んでないけど超ラッキー(その7)。

 2打目、やや沈んだライからユーティリティで。うまく打てた。190y。3打目残り220y、打ち上げを入れて240y。3オンの確率は1%以下だろう。5アイアンでレイアップ。ちょっと当たりは悪かったけど想定内。そして4打目、100y打ち上げ。PWで頭を残すことだけを考えてショット。手応えはよし。あとは距離だけだ。

 グリーンへ上がってみるとピンハイ5mにオン。ここまで上手くいくと、このパットも外れる気がしない。のぼりややフック、今度も強め薄めで。思い通りのラインを描き、カップに沈む。ハイパーウルティメット(ミラクル)ナイスパーだ!!


 教訓。やっぱり勝負するよりレイアップしたほうが結果がいい。それはきっと心の問題なんだろう。


 難しい4番をパーで上がり、5番ホールは一息つけるまっすぐのパー4。ここで、ドライバーが覚醒する。トップからの切り返し、左足の踵を下ろすことだけを考えでスイングするのだ。そしたらオートマチックにヘッドが降りてくる。

 ティショットは240yまっすぐ。2打目6アイアン、ダフるもエッジから2mに。ピンまで20y、ユーティリティで転がし、1mのパットを沈めてパー。ユーティリティ転がし成功率100%だぜい!(3/3)。同伴競技者のT林さん(HDCP3)が褒めてくださった。嬉しい。


 そろそろ体は限界に近いが、ここからきさいちのアーメンコーナーだ。最難関、40y打ち下ろしのパー3と左90度ドッグレッグのパー4。この2ホールを2オーバーで切り抜ければ、目標達成が見えてくる。inゼリーのバッタモン(amazon.com)で栄養補給し、オラに元気を分けてもらう。


 パーなんかいらない、ボギーでいい(でもダボは絶対ダメだ)と自分に言い聞かせながら、6番のティショットは4アイアンで。引っ掛けて左OBだけはダメだ。でも左を怖がって大きく右へいくとダボもある。怖がらず、4アイアンで捕まえにいく・・・も、やっぱり怖かったんだろう。出球は良かったけれど、左へ曲がらずまっすぐ。グリーン右手前のグラスバンカーに。

 2打目、ほんの少し左足下がりだけど球はラフに浮いている。これならピッチショットが打てるかも(←「かも」と考える時点で駄目だよね、そんなショットを選択したら)。フェースを開き(ボギーでいいんだからら普通に乗せるだけにしとけ)、コックを使い(頼むからやめとけって!)、ふわっと上げるイメージ(無理だって!!!)で15yのアプローチ(ダメーーー!!!!)。

 さくっ!という音は聞いた。球は?上にはない。低くまっすぐ出てる。あかん、大オーバー・・・?と思ったらピン奥3mに止まった。

 解説しよう。ダルマ落とし的にコンタクトし、ヘッドスピードが足りなかったので高く上がらず、逆に柔らかく出ていわゆる「死んだ球」になり、完璧に結果オーライになったのであった。ラッキーその8だ。そして、このパットも奇跡的に入って超結果オーライのパー。相変わらず綱渡りである。
 


 7番、私的にきさいち最難関ホール。RPGで言えばラスボスである。ついに対峙する時が来た。この緊張感と高揚感、これこそが競技の醍醐味だ。

 先週も書いたとおり、230y以上飛ばし、かつ200y先の30y間に打っていかなければいけない。おまけに右は即アウト。左はボギー谷。上級者にとっては簡単なことかもしれないが、私の腕では90点以上のドライバーショットが要求される。

 でも、ボギーでもいいとは言え、ティショットからミスを恐れて刻むという選択肢はない。ここは自分の勇気と向き合う試金石といえるホールなのだ。



 そのティショット。たまたま私がオナー。緊張感は最高潮。でも、5番ホールで覚醒したドライバーショットがある。怖がらずに振り抜くのだ。勇者hiroよ!

 カシッ!かいしんのいちげき!やや低めの、ごく軽いフェード。ボールはカート道のやや右、240y地点のラフへ。ラスボスに対する先制攻撃としてはこれ以上無いショットだ。

 2打目、残り200y打ち上げ、軽いラフからということを見越してユーティリティで。ややヒール寄りの当たりでグリーンに届かず。思いきり振れなかった。ちょっと合わせにいっちまった。

 3打目は花道から25yのアプローチ。今年に入って練習している、50度ウェッジの左一本足打法でちょうどの距離だ。打ち急がず、しかし緩まず。練習通り打てた!ちょっと強いか・・・?いや、スピンが効いてホールに向かっている。ラインも出た。まさか?

 ボールはカップの10cm横に止まった。ただミスしたくないという気持ちで打っただけなので純粋に偶然である。ここへきてこんなラッキー(その9)が起こってくれるなんて。タップインパー。ラスボスを倒した!



 これで5連続1パット、2オーバー。しかし実は、竹コースはここまでパーオン0回なんだよね。どれだけ(偶然の)アプローチとパットに助けられてるかってことだ。



 さて、ラスボスは倒したが、まだ終わったわけではない。あと2ホール、そこでスカタンをすれば水の泡。最後にやらかすのは私の得意技。ここからは気力だけを武器に戦っていく。

 8番、556y。打ち下ろしまっすぐのパー5。ティショット、左へ引っ掛けないよう、リキまないよう体重移動だけで打っていく。良いショットが打てた。しかも、フェアウェイ右サイドのカート道に着弾し、大きく前へ跳ねる。もうなんかツキまくってて怖いんですけど(ラッキーその10)。

 2打目、240yなだらかな打ち下ろし。「ここからなら2オン狙えるね」とT林さん。「いえいえ、さすがに無理ですよ」と私。4Wで、あえて軽めに、楽に打つ。でないと絶対にリキんでとんでもないミスを出すのが私である。

 すると、手ごたえ、球の高さ、軽いフェードの弾道、そのどれもが今年一番、いや10年に一度の会心。ひょっとしたら・・・・手前のダウンヒルでうまく跳ねてくれたんだろう(ラッキーその11)、ボールはグリーンの一番手前にオン。2パットでバーディ。ちなみにイーグルパットは80cm左へ曲がり、この80cm、この日一番緊張したパットだった(笑)。


 最終ホール、池越え390y打ち上げパー4。ティショットさえ失敗しなければボギーでは上がれる。ボギーでいい、いやむしろボギーを取りにいこう、なぜならここで調子に乗ってパーとかを狙うと7とか8を叩くののが私だからだ。

 ティショットフェアウェイ右、2打目ユーティリティで右バンカー。はい来たバンカー。大叩きへの落とし穴。30y近いバンカーショットだけど、とにかく思いきり振って脱出第一!頼むから出てくれ!ちょっと厚めに入るも、なんとかグリーンオン。ファーストパットは1mオーバー。

 最終ホールのパットは強めに、と宇賀神さんは言ってた。緩んだパットで入れるより強気で外すほうが悔いが残らないと。ピンにぶち当ててナイスボギー。



 戦いは終わった。



 グロス119(11オーバー)、ネット104(4アンダー)、フルバック27ホールのベストスコア更新。特に後半18ホール、7021yパー72を38・38で回れたのは奇跡に近い。そして結果は・・・




 3位でした。ありがとうございました。


 優勝者はHDCP11の予選トップの人でネット7打差(54ホール)。2位の人とはネット6打差(同)。予選14位じゃ、流石に無理だったよなあ。2位の人なんてHDCP6なのに決勝で109(グロス1オーバー)でラウンドしてるもんなあ。そりゃ勝てん。

 でも、グロス119は21人中4位だったから、ちょっとは胸を張れるかな、と。去年は130叩いて予選落ち。一昨年は決勝の直前にギックリ腰を発症しやっぱり130。その前の年は松で50叩きながらも124ストロークで3位。2度めの3位ということになる。



 今回、とにかくラッキーが頻発したのはツキ以外の何物でもないけど、0.1%ぐらいは1月からレッスンを受けてる成果が出てくれたかなと。しかし、それより何より、一番不安な50y〜60yのミドルレンジアプローチが1つもなかった事が大きかった。もちろんその距離が残らないよう気をつけてはいたけど、それでも2つや3つはあるもんだしね。これこそが最大のラッキーだったかもしれない。

 というわけで、ラッキー7割、頑張り3割という、まずまず満足なキャプテン杯はこうして幕を閉じたのであった。6番ホールぐらいから「風の大地」か!みたいな長々とした描写になってしまいすいません。


2019/7/24 (1566060hit)  ゴルフサバイバルあるある


 というわけで夏の大イベントが終わったわけだが、改めてここ2週間の日記を客観的な目で読み返してみると、

 はいはい良かったねー頑張ったねーはいはい。ま、あんたは満足だろういいスコア出せて。でも読んでる方は自慢を垂れ流されてるだけで全っ然面白くないんですが。

 という声が聞こえてくるような気がしないでもない。

 やっぱり読む方としては、勝負どころでOB3連発したり、パットを外しまくってパニックになったり、アプローチイップスが再燃して気が狂ってウェッジを折ったり、怪我をして途中リタイアしたり、最終ホールの短いお先を外した結果一打足らずに予選落ちしてトホホホホとつぶやいたり、ペナルティ食らったり、最下位になって落ち込んだりしないと面白くないよね。

 他人の不幸は蜜の味。誰が他人の自慢を読みたいものか。




 さて、人の不幸といえばゴルフサバイバル。出場10人中、最後まで生き残る100万円獲得者は1人だけ。つまり見方を変えれば残り9人が不幸になる番組とも言えるが、だからこそそこにドラマが生まれるといっても過言ではない。今日はそのゴルフサバイバルを1回目から欠かさず見続けているスケベおやぢ、いやサバイバルファンの私が感じた「あるある」を。


 カメラマンは番組推しの可愛いプロをアップで映しがち

 やたらローアングルにこだわるカメラマンが2〜3人いる

 そして、スカートの下ががちらっとでも映ると、おぢさんだいぶドキドキ(アンダースコートなのに・・)←超キモい

 グリップのアップを映しているという体(てい)で太もものアップを映す

 そして舐めるように足全体を、いや、ヘッドとボールにパンしていく。



 出演者の中に1人はお調子者がいる。

 さらに、1人は不思議ちゃんがいる。

 サラブレッドもたまに居る。

 最年長(30歳前後)のプロは10代の子から「え〜若く見えますよね〜」と言われる(社交辞令?)




 5週ある月の最終週を再放送にするぐらいなら、移動中の会話とか脱落した子たちの会話とかも流せよって思う→最近は改善されてきたね。

 視聴者は彼女たちのナイスショットよりもミスショットが大好き。

 そして「ナイスショット!」の掛け声に対する、「ありがとうございまーす」という返事フェチがいる、必ずいる。

 ホールインターバルの、カートでの会話はけっこう本音が出て面白い。



 脱落直後の、男子プロとの会話(反省会)が最大の見せ場。っていうか、出演者が泣くシーンがこの番組のクライマックス。視聴者(のおやぢ)も彼女たちが泣くシーンを待っている。

 だから、ご意見番のプロは優しい人ではなく青山プロのような辛口ゴルファーが適任。

 挿入歌の趣味はなかなかいい。特に今の「かかってこいよ」は大好き。中年おやぢの心に刺さる。




 ゴルフ侍が硬派なので、ぜひ今の軟派路線を貫いて長く続いて欲しい(←超キモい)


2019/7/26 (1566275hit)  GB月例@ジャパンビレッジゴルフ倶楽部


 昨日は初めてのコース、ジャパンビレッジゴルフ倶楽部へ。仲間うちのコンペで。なかなか景色の良いコースで、ホールはバラエティに富み面白かった。

 ジャパンビレッジゴルフ倶楽部といえば、関西の方にはお馴染みだろう。 サンテレビで放送されている、「中西清起・小林佳則の熱血!!ゴルフ塾!」で何度も出てくるコースである。



 で、昨日のラウンドで確信した。私は、自分と戦うのは得意だけど、人と争う(人を意識する)ととたんにダメになると。

 前半、初めてのコースなのでとにかく無理せず、ティショットはでフェアウェイセンターあるいは危険な方を避け、2打目はグリーンセンターを狙い、無理せず手前から、パットも距離を合わせて・・・という気持ちでラウンドしたら1バーディ1ダボの37。

 あ、ダボはティショットチーピン、2打目ユーティリティダフり、3打目50yのアプローチチャックリ、4打目アプローチ寄らずの2パット。

 しかし後半、同伴競技者のM田くんがむちゃくちゃいいゴルフをしていて(結局M田くんは後半1オーバー!)、そのM田くんを意識した途端にドライバーが暴れだし、OB3つでフェアウェイには3回しかいかず。アイアンにも大きなミスが出だし、3パットもして、前半のナイスラウンドをファ◯クするような結果に。



 いや、M田くんのせいにしてはいけない。後半東コースの大叩きは、その多くが傲慢さから必然的に出たものだからだ。

 例えば東1番、ティショットは引っ掛けて左ラフ。2打目、けっこうなつま先下がり&けっこうなラフ。残り距離が120yぐらいだったのでPWで強引にグリーンを狙い、思い切り引っ掛けて左のさらに酷いライへ。3打目も無理にグリーンを狙い、バンカー手前の酷いライへ。4打目でグリーン奥へ。5オン2パット。

 典型的な「自分の力を過信した無理な狙いからの自滅」だよね。2打目で花道を狙ってたら、悪くてもボギー、うまくいけばパーも取れたのに。

 そのトリプルボギーが2番の強引なバーディパットからの3パットを呼び、5番のスプーンを持っての右2連続OBにつながり、8番の力みドライバー左引掛けOBに続いたというわけだ。



 一体いつになったら謙虚さを学ぶのか。自分の実力どおりのラウンドができるのか。自分がうまくないと理解するのか。本当に、ゴルフはうまくなったと思ったときから下手になっていく、ですね、宇賀神さん。Sさん。


2019/7/28 (1566483hit)  矛盾と欲


 以前にも同じようなことを書いたと思うけど・・・

 ゴルフは矛盾のゲームだと言われる。力を抜いたほうが飛んだり、左を向けば向くほど球が右へ飛んだり。でも、最大の矛盾は、

良いスコアを出すには、(逆に)スコアのことを考えて回ってはいけない

 ということに尽きるんじゃないかな。




 まあ考えてみれば(考えなくても)当たり前のことで、パーやバーディは単なる「結果」であり、ラウンド中の「目的」は、狙ったところに正確に球を運ぶ、だ。

 正しい戦略を立て、正しいスイングをする。プレイヤーが考えるべきなのはそれだけなのだ。どこへ飛んで行った、いくつで上がったという事は、投げて出るサイコロの目のようなもので、コントロールできるものではない。


 それなのに、コースへ出てしまうと、そんなアタリマエのことをすっかり忘れ、

「まっすぐしっかり芯に当てて転がそう」ではなく「このパットを入れたらパーだ」

とか、

「バンカーからは脱出最優先」ではなく「ワンピンに寄せたらまだパーのチャンスが残る」

とか、

「つま先下がりの深いラフ、難しいライだから花道を狙おう」ではなく「何が何でもグリーンオンさせてパーだ」

とか、

「フェアウェイキープしよう」ではなく「バーディを取るためにはできるだけ飛ばして2打目を楽に打てるようにしたい」

とか考えてしまう。

 ティグラウンドに立ってる段階からスコアのことを考えてどうする?ねえ、アホなの?バカなの?



 つまり「スコアに対する欲」を出しすぎて大叩きしているのだ。謙虚さを忘れ、自分の力を過信してしまう原因は傲慢さではなく、いいスコアを出したいという欲に取り憑かれているからなのだ。

 良いスコアを出したいではなく、その都度正しい判断をすること。それが、スコアをまとめる最大の武器になるのだ。


2019/7/29 (1566544hit)  15回目のレッスン


 今日はキャプテン杯後初のレッスン。3位に入ったことを報告。S水プロも喜んでくださった。お礼にアクエリアス1箱を渡す。次は秋のクラブ選手権で予選突破したら缶ビールを1ケースを持っていこう。



 さて、いつもの左一本足打法を10球ほど見て(「いいですねー」という言葉を)いただいたあと、ドライバーを。この日のトピックスは、

・バックスイングで右ひざ我慢、ダウンスイングで左ひざ我慢

・バックスイングでは100%右足に体重移動

・横振り、その場で回転

・前傾姿勢キープ

・腰を切れば懐が深くなってグリップが浮かない


 このあたりはいつものやつね。で、新しいやつは、

・グリップは長く握る時でも0.5インチ(膨らんでいる部分)は手に掛からないよう

・アドレスでフェースが閉じているのが気になる。それがあるから手が先行して右肩が上がりやすくなるのかも



 そうなんだよねー。長くスライス打ってきたせいか、フェースを閉じてスライスが出ないよう小手先で誤魔化してきた。だから、普通にヘッドを置いてスクエアに構えると右へすっぽ抜けそうな感じしかしないんだよね。実際、スクエアにしてナチュラルに打つとプッシュスライスが出る。

 でも、この打ち方だとずっとフェースローテーションを殺すようなスイングになるし、そのスイングをしてたら悪癖の「手が先行して右肩が上がる」というのは治らない。この打ち方だとやっぱりスライスする。

 さらには、手に力が入るとクラブが外から降りてきて左一直線もあるし、その上に体が止まるとチーピンが出る。木曜日はそんな球が止まらなかった。



 「スクエアなフェース」という違和感に打ち勝ち、しっかり球を捕まえにいかない限り右にも左にも曲がるのでいつまで立っても同じ位置から上へ行けない。

 で、フェースの向きをきちんと直す途中経過として、

アドレスは左を向いて構え、フェースの閉じ具合を今までの半分ぐらいにし、真っ直ぐ左へ打つ

 というイメージで打ってみようかと。これならフェースを閉じてないので左へ出て左へ行く球は少なくなるだろうし、プッシュスライスが出ても何とかコース内には残ってくれるだろう。これも小手先の誤魔化しみたいだけど、まあ、少しづつ直していく過程ということで。


2019/7/30 (1,566,690hit)  スイングの奥義


 今日の日記はあくまで私の独断と偏見、いや妄言です。あと、あえて偉そうな書き方をしているのは仕様です。ご了承ください。




 スイングに「奥義」はあるのか?

 それに気が付かないままだと、上達が止まってしまう、安定してナイスショットができない、大事なところでミスが出る、プロとアマのスイングにある決定的な違い、センスが無いと絶対に気づかない体の動き、そんな「奥義」は。

 私はあると思う。




 アベレージゴルファーが、なぜ毎週同じようなことしか書いていないゴルフ雑誌や、顔も見たことのないレッスンプロのウェブや、毎週色々なプロにが出演するレッスン番組や、Youtubeのレッスン動画を見たくなるのか。

 そして、なぜ盛りのついた動物の如く、次々と新しい理論を試したり流行りに乗ったりするのか。

 それは、ひょっとしたらゴルフスイングの「奥義」がそこに書かれているのではないか、その動画でこっそりと教えてくれるんじゃないか、という淡い期待を抱いているからである。

 では、本当にそんな事はあるのか。キラキラと宝石のように煌く、これさえわかったら一気に上級者になれる「奥義」は、その辺の雑誌やYoutubeで、ひっそりと、あるいは大々的に提示されてそこに「ある」のだろうか?

 私は、それもあると思う。



 実際にその奥義は存在し、すでに紹介されている。ただそれは1つではなくいくつも存在するだろうし、また人によってその奥義は微妙に違うものかもしれない。でも、それは厳重に隠されているのではなく、すでに我々の目の前に間違いなく提示されているのだ。



 ただし。その「奥義」が間違いなく「奥義」であることを、悲しいかなアベレージゴルファーは解読できない。宝石に、茶器に、あるいは絵画にどれくらいの価値があるのかを素人が見てもわからないのと同様、目の前に「ゴルフの奥義」をぶら下げられたとしても、ゴルフの素人であるアベレージゴルファーは分からないのだ。

 だからアベレージゴルファーはいつまで経ってもアベレージゴルファーのままであり、雑誌は同じ特集を毎年繰り返し、Youtubeでは毎日のように新しいレッスン動画が紹介され続ける。

 「奥義」がわかる上級者にとっては、「ああ、この人いいこと言ってるな」「こんな事まで無料のYoutubeで言っていいのかな」と簡単に理解できる。でも、わからない人にとってはそのままでは永遠にわからない。だから、「奥義」が「無料のYoutubeで大胆に提示され」ていても、「レッスン本にさり気なく書かれてあって」も、レッスンプロにとっては痛手にならないのである(わからない人が対象のため)。




 さて、長くなったがここからが本番である。「奥義」が「奥義」であると理解できない人つまりアベレージゴルファーがその奥義を見極める方法はあるのか?少し面倒だけど、それは確実にあると思う。


 1、スイングの基本を理解する

 奥義を知るためのファーストステップは、基本を構築しておくことだ。スイングの基本とはすなわち正しいアドレス、正しいグリップ、そしてスイングの理屈を理解すること。

 といっても難しいことではない。クラブはスイングプレーンに沿って動く、そのために一番合理的な体の動かし方とは何か。クラブを正確に早く動かすためには、体のどこを、どういう順番で動かすのがいいのか。また、どこを止めればいいのか。そういう部分を、おぼろげながらでも理解していることが最低条件。少しでもできるなら、なお、いい。

 基本を理解していなければ、いくら奥義を提示されても頭の中は??だらけになり、心から信じられず、結局あなたの目の前を素通りしていくことだろう。


 2、自分の欠点を知る

 人に比べて自分は何が劣っているのか。飛距離なのか?アイアンショットなのか?安定性か?調子に波があることか?そして、それがどこから来ているのか。パワー不足なのか、練習不足なのか、スイングのことが分かっていないのか、それとも変な癖がついてしまっているのか。つまり自分には何が足りないのか、どこが悪いのかを分かっておく。わからない人はレッスンプロに見てもらえばはっきりするだろう(レッスンを受けるというのはそういう側面もあるのだ)。

 それによって、自分が「どういう奥義」を必要としているのかを絞ることができるのだ。


 3、いつもアンテナを張っておく

 アンテナは全方向性であることが望ましい。新しい理論、昔からある理論、プロゴルファーを教えるレッスンプロ、アマチュア専門のレッスンプロ、練習場のコーチ、HDCP3より下の上級者、ベテランゴルファー、ブログ、Youtube、TV番組。その全てを覚える必要も理解する必要もないし、試す必要もない。でも、そうやって間口を広げていることが、次の最も大事な事項に繋がっていくのだ。


 4、同じ1つのことを、多くの人が色々な言い回しで語っている場合、それは奥義である可能性が高い

 例えばグリッププレッシャー。「ガチガチに強く握ったままスイングしろ」という人はほぼいない。つまりこれは、グリップをゆるめに握るということは奥義の1つである、という証明になる。

 え、そんなありふれた、当たり前のことが奥義なの?と思うだろうが考えてみて欲しい。あなたの周りの100を切れない人で、グリップをゆるめに、かつしなやかに使ってスイングしている人がいるかどうかを。いるとしてもごく例外的少数だろう。

 つまりほとんどの人は、グリップはゆるめに握ったほうがいいという「奥義」を知ってはいるし何度も聞いているにもかかわらず、それが奥義だと理解できないからガチガチのグリップでゴルフをし続けているのである。

 そう、あなたがすでに知っている、あるいは何度も聞いたことがある、しかし色々な理屈をつけて「俺には関係ない」「俺にはできない」「それはあんまり重要じゃないと思う」と勝手に思い込んでいるあの事やその事がゴルフの奥義である可能性は高い。





 また例えば、10冊のレッスン本を用意する。その本の中から重要と思われる部分を書き出す。部位別、スイングフェーズ別(アドレス、バックスイング、ダウンスイングなど)、ショット別(ティショット、アイアンショット、バンカーショット、アプローチショット、パットなど)に分けてもいい。

 それを10冊分やり、同じようなことを違う書き方で、あるいは持って回ったような書きかたで提示している事をピックアップしていく。

 そう、そうして集まったいくつかの事項、それがゴルフの奥義、あるいは奥義に最も近いヒントなのである。

 なぜ持って回ったような書きかたをしているかというと、「そのものズバリを書いてしまうと手品の種明かしになる」からである。レッスンプロにとって「そのものズバリ」は飯の種なので、それを書いてしまうと自分の首を絞めるだけでなく世界中のレッスンプロから恨まれる事になるのだ。大げさで大胆な推測だけど、あながち間違っていないはずだ。




 というわけで、方法は提示した。騙されたと思って、上に書いたことをやってみて欲しい。そして、奥義がわかったらこっそり私にだけ教えろくださいどうかよろしくお願いします。



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