なんてこった。もう10月ではないか。3ヶ月後にはもう正月だ。早すぎだろ。 さて、かつて宇賀神さん(@風の大地)はこう言った。 「ゴルフはな、上手くなったと思ったときから下手になっていく・・・」 これは主にメンタル面での事を言っているのだと思う。そこそこ球が打てるようになり、練習場ではプロのような球も出る。ドライバーも、アイアンも、アプローチショットも、パッティングも、全て卒なくこなせるようになった。しかしスコアに反映されない。どうしてだろう。 それは、ショットのことはある程度判っても、大局つまりゴルフというゲームのことが判っていないからなんですねー。ゴルフがミスのスポーツだということを、魂の底から理解しているかどうか。パットは外れるものなんです、と某番組で言い切った丸山茂樹プロの言葉を、言葉ではなく心で理解しているかどうか。そういう部分だと思うのだ。 私はさらにこう思う。ちょっとニュアンスは違うけど。 「ゴルフは、やればやるほど自分の下手さを思い知る」 必死で頑張って努力して90を切れるようになった。たまに30台、70台も出るようになった。それなのに、いつまでたっても初心者のようなミスをしてしまう。スイングに対しての悩みが減らない。安定しない。スイングの要(かなめ)がわからない。自分の思うような球筋が出せない。つまり、何一つ確固としたものを持ち合わせていない。 しかも、自分よりさらに上手い人が世の中にはゴロゴロいる。もっと努力して、もっと考えて、もっと練習しないとここから上にはいけない。 登山に例えるとわかりやすい。頂上を目指し、今までそうとう高い位置まで登ってきた自負はある。しかし見上げてみると、それでもなお頂上ははるか雲の中にかすみ、あとどれぐらい登れば到達するのか、いや見えてくるのかさえわからない。そもそも、頂上があるのか、自分が登っている、または登ってきた道が本当に正しいルートなのかすらわからない。 そういう、先の見えない漠然とした不安、いつまでこの登山道が続くのかという不安、周囲を覆っている霧はいつ晴れるのかという不安、ルートを間違っていないかどうかという恐怖などが渾然一体となり、上達を難しいものにするのだ。 実際、ルートが間違っていることもよくある。登り始めてまだ日が浅い初心者の頃なら、なだらかな道を少し戻ればいいだけだ。しかし、ゴルフ歴(登山歴)が長くなればなるほど、間違ったルートと気づいた時に戻る距離は長くなり、その険しさも増す。当然疲労度も増す。 ある程度うまくなるということは、知識を得、経験を積むということでもある。するとスイングのチェックポイントや自分の弱点もたくさんわかってくる。そういう状況で不調になった時、多くのポイントをチェックしなければいけない。しかも、その沢山のチェックポイントの多くをいつの間にか忘れている。そしてふりだしに戻る。 そういう悪循環というか、元の木阿弥というか、繰り返しというか、いつまで経っても先へ進めない状況を打破するためにどうするか。これはもう、結局のところ、 すべてのことをいったん忘れ、自分を信じ、シンプルに、本能でスイングする しか無いのかなと。 考えてナイスショットするのも大事だけど、ミスしてもいいから、自分を信じて本能のままスイングすることも必要なんじゃないかなと、ちょっとそう思った。 |
2019/10/2 (1572989hit) クラブ選手権の反省会
とっくに終わったことだけど、一応反省会をしておこう。 スタートホールのOB、からのティショットほぼ全滅状態 最近は場数も踏んできてるし、競技の朝イチショットに苦手意識はなかった(はずだった)。しかし今回、「予選通過できるかもしれない」という欲、前の2人が素晴らしい球を打った、直前のラウンドで4OB、ドライバーショット改造に伴う不安などがあり、つい「大事に、置きにいって」しまった。で、最低のへっぽこ当り損ないプッシュスライス。 結局最初の9ホールで右と左に1発づつ、次の9ホールでも右に2発、合計4つのOB。1つぐらいは仕方ないけど4つはあかんわ。技術の問題4割、心の問題6割ってところか。 アイアンのトホホ 今に始まったわけではないけど、とにかく不安があると腕力に頼ったスイングになってしまう。腕力で打つとダフるし、うまく当たっても引っ掛けて飛びすぎる。この日のアイアンショットのクオリティはHDCP30レベルだった。最後のハーフではだいぶマシになったけど。 ショートレンジアプローチの打ち方が1種類しかない 20y〜40yのアプローチは、今のところ左一本足打法しか打てない。球を右の方へ置く関係上、膝ぐらいの高さしか球が上がらない。そうなると、直接グリーンに落とせないでワンクッションしか選択肢がなくなる。 普通に打ったらええやん、失敗を恐れずトライすれば?とお思いだろうが、大事な試合での失敗体験は深刻なダメージの積み重ねになり、更にトラウマを深くするのでダメなのだ(半分意地になってるところもあり)。 今回は3回ぐらい、私の打ち方では寄せることが物理的に不可能なライがあった。そのうち2回ボギー。まあ、1年間はこの打ち方で辛抱する。 ミドルレンジアプローチがヘタすぎる 40y〜60yから乗せるのがやっと(それでもマシになったほうだ。以前はほぼ乗らなかったからね)なので、2打目をミスるとボギー確定。 反省会と言いつつ大したことは書いてないけど、ま、一言でいうと心も技もへっぽこすぎる、ってところだね。 |
2019/10/4 (1573221hit) 一八会@茨木国際ゴルフ倶楽部
昨日は2ヶ月に1回の持ちハンデコンペ、一八会で茨木国際ゴルフ倶楽部へ。雨が心配だったけど、殆ど降られることなく終わってラッキー。 茨木国際ゴルフ倶楽部は今年の3月、LPGAのTポイント・エネオスゴルフトーナメントが開催された事で覚えておられる方もいると思う。ちなみにそのときは上田桃子が久しぶりに優勝した。 大阪市内が一望できる素晴らしい景観。 コースはちょっとトリッキーな東(写真は東2番)と、 のびのび打てる西(6番)。 北コースは距離が長く、トーナメントではバックナインとして設定されたんだけど今回はラウンドしていない。トリッキーな東、ごく普通の西、距離の長い北、という感じかな。次は西北にしよう。 たまにはこんなものも。おっさんになると11時の昼食はこんなので十分。 で、ラウンドなんだけど、朝イチから全部のクラブでトゥヒットばかりで、6番ホールぐらいでやっと「上体が突っ込むから先に当たる」という先生の言葉を思い出し(遅いわ)、ショットはそこそこ。 バンカーも4回入ったけど、そこそこいい感じで打てた(砂イチは1回だけだったけど)。最終ホール、3打目のバンカーショットも他人が打った後に転がり落ちてて、バンカー内ディボットみたいになってたんだけどとりあえず脱出できたし。 でもグリーンが難しすぎた。キャディさんがついてくれたんだけど、そして良いキャディさんだったんだけど、キャディさんですら3回に1回は曲がりを微妙に間違える。ほとんど曲がらないと言ったのがカップ半個曲がったり。まあパットの強さにも関係するんだろうけど、ちょっと合わなかったなあ。 グリーンは大きいし、ちょっと遠くへ乗ったらほとんどがマウンド越えかダブルブレイクになるし、芝目もあるし、そんなことで3パット4つ、1パットは3つで37パット。 過去4回のラウンドでもパット数は36・39・40・36だから、未だにパットアンダー(35以下)が出せてないんだよね。イバコクの攻略の鍵はグリーンにあり。 というわけで。 3パット4つにしてはまあ頑張ったほうでしょう。 ちなみに西5番のダボは花道からのアプローチをトップし、更に奥からのアプローチが大ショートという私のルーチンダボ。これから芝が枯れてくるので、またユーティリティのアプローチが活躍する事になるだろう。 さて、トゥヒットのあまりの気持ち悪さを払拭すべく、珍しくラウンド後にインドア練習場へ直行し、1時間基礎練習をした。クロスハンドアプローチ、8アイアン連続打ち、そしてドライバーの特打ち。150yしか飛ばさないつもりで打ったり。これはなかなかいい練習になる。こういう練習はなかなか普通の打ちっぱなしではやりにくいので、打ち放題のインドアならではだね。 ヘタは練習することでしか克服できない。練習できるときに頑張って練習しようっと。 |
2019/10/5 (1573344hit) パッティングの気づき
さて、先日の日記で私はこう書いた。 でも実は(略)土曜日、ホームの練習グリーンへ行き、2時間弱、短いパッティングを練習してたんだよね。そこでいくつかの気づきと閃きがあった(略)。それが結果に結びついたのかもしれない(たまたまかもしれない)。 今日はこの事について。またドヘタ野郎が何か言うとるわ、ぐらいの軽いノリで聞いていただければ。 まず前提として、私はよく3パットをやらかす。1ラウンドで3回や4回は余裕でやるし、何なら4パットすら得意技と言ってもいいぐらいだ。 そのパターンはほぼ決まっていて、ファーストパットを大オーバー(あるいは大ショート)させ、返しの1m〜2mぐらいを外すというものと、1m弱の何の変哲もないパットを外すという2パターン(いやそれぜんぶやん)。長いのの距離感が悪いのはおいといて、とにかく1mぐらいのを外すと地味に堪える。 で、私は今まで、下りやよほど切れるラインを除き、1mのパットは「1mオーバーするぐらい強気で」打っていた(だから4パットするんだけどね)。そして、この方法はグリーンがある程度重かったりバンピー(跳ねる)だったりしたら有効なんだけど、速いグリーンや転がりのいいグリーンだとカップに蹴られたり大オーバーを恐れて緩んで右へ外すなどという弊害もあった。 そう、1mを強気に打ってたのは自信があるからではなく、「弱く打つ勇気(と技術)がなかったから」なのだ。 それに気づいた私は、思い立って「1mをジャストタッチで入れる」という練習をしたのである。具体的には、こう。 この定規みたいなのは、ジョー・ティールというレッスンプロが作った練習器具。35インチ、おおよそ90cm長さがある。形状は定規そのもので、この端に小さな穴が空いていてボールを置き、反対側に向かってまっすぐパッティングをするというシンプルなもの。この定規の上を端まで転がれば、とにかく90cmはまっすぐ転がせたということになる。 これ、そういう単純な器具(っていうかほんとに単なる薄い金属の板)なんだけど意外と難しいんだよね。やや強めに打てば成功率は上がるけど、今回の練習のテーマは「弱く打つ」である。ボールができるだけゆっくり、定規の上を転がっていくようにパットする。90分、腰が限界に来るまで転がした結果。 ・ゆっくりジャストタッチで打つためには、背筋か腹筋か、体幹の捻転で打たないといけない=手打ちでまっすぐ転がすのは難しい ・クラブをゆっくり動かすとゆっくり転がる(当たり前だけど、短い距離だとつい打ち急いでしまうよね)=速いグリーンではゆっくりストロークする! ・グリップが緩むとフェースが開いて右へ(プッシュ)、手、特に右手がでしゃばると左へ(引掛け)のミスが出る ・だから、ゆっくりストロークするときはグリッププレッシャーは強めのほうがいい あと、この練習をして、もう一つ判ったこと。 きちんと打てれば、クロスハンドグリップも前傾を深くする必要もない。 シンプルイズベスト。 というわけでこれからは猪突猛進パットではなく、丁寧に、きちんとストロークする大人のパットをするのだ。 |
2019/10/7 (1573416hit) 白ティからのラウンド
昨日はクラブ選手権決勝一回戦に出るつもりで休みをとっていたのだが、何故かコースから出場案内が来なかったので、裏街道から勝手に「裏」ブ選手権を開催することにした。出場者は私、そして右手が完治し無事両手シングルゴルファーとなったM條さん。 ところが、裏街道ではシニア選手権が開催されていたため、この日はバック(青)ティが使用禁止で、久しぶりにフロント(白)ティから。いつもより何打縮まるかな、と思いながらスタートする。でも、こんな不埒な気持ち(スコアを考えながら)でラウンドすると、えてしていつもと同じぐらいのスコアしか出なかったりするんだよね。 とにかくくだらないミスが多すぎた。パー5で2オン狙ってセカンドOBとか、アゲンストのホールでティショット4W持ってプッスラでOBとか。 午前中は短い梅コース。1番からいきなり2打目をトップさせてボギー、4番でセカンドOB、6番では2打目75y打ち上げから、見栄を張って(誰に対して?)56度で打ってショート、4打目を1.5mに寄せるもそこから3パットで素ダボ。 最終ホールも短いのを外してボギー。真面目にしなさい。 後半、最初の3ホールは最高の出だしだったんだけど4番でまた3パットしてしまい、そこからボギーが止まらず。8番では3打目85yを今度は突っ込みすぎて2段グリーン上からのパットが残り、また3パット。 何の変哲もない、ホームコースで3パット3つって。一昨日の日記をどんなつもりで書いたのあんた? までも、松3番の4アイアンによる2オンからのパー、同7番のOBバーディ、同9番の50yからの寄せワンなど、いいショットもいっぱいあったからまあそのへんは褒めてやろう。 というわけで、短いパットについてはフィーリングが出ないときは前傾深くする以前の打ち方にするとか、臨機応変にいこうぜ>俺 |
2019/10/8 (1573610hit) 世紀の大発見?
大発見をしたかもしれない。早速だが発表する。 長いクラブ、遠くへ打つクラブは軽く(ゆっくり)、短いクラブ、コントロールショットは逆にきっちり力を入れて 説明しよう。長いクラブになればなるほど軽く(ゆっくり)振るというのはこういう理由だ。 ・距離を出すクラブはちょっとでも飛ばしたいので、えてしてリキみがち。だから意識して軽く振る ・シャフトが長いので、しなり戻りを待たないといけない。だから気持ちゆっくり振るほうがタイミングが合いやすい ・遠くへ飛ばすクラブほど芯に当てることが大事。だから丁寧にゆっくり振るほうが良い そして、短いクラブほどきっちり力を入れて振らなければいけない理由。 ・短いクラブはそもそも精一杯振るクラブではないので緩みやすい。だから意識して(緩まないよう)しっかり振る ・ショートアイアンは方向を出そうとしてつい手加減しがちなので、逆にしっかり振る。 どう、一理あると思わない? で、これを裏付けるような記述をどっかで読んだような気がするなあと思ってたら、見つけた。 厳密に言うとちょっと違うけど(いやだいぶ違うだろ)、私はこれを読み、練習場145yのグリーンを9アイアンで狙う、ということを何度かやってみたのだ。 私の9アイアンの飛距離は125y〜130yキャリーなので、普通は「絶対に」届かない。よっぽどいい当たりをしても135yだ。しかし、これを必死で何十球か続けているとどうなるか。はい、体が壊れるんですねー(笑)、というのは冗談で(幸いまだ大丈夫)、 ヘッドスピードを最大限に上げるためにはどうスイングすればいいかを、体が教えてくれるのである! いやこれ、マジすげえっすよ。必死で何球も打ってるうちに、あこれ、画期的な練習方法じゃね?って思ったもの。そしてきっちり当たれば9アイアンで140yまで飛ぶようになったもん(いやそれただのマン振り)。それも高いいい球で(そりゃ何十球に1球は出るでしょ)。 もちろんミスもするけど、今までの普通に、丁寧にするショットよりもそれだけ振りちぎったほうがむしろミスも少ない(たまたまじゃね?)。 それで気づいた。短いのほど、しっかりきっちり打てば良いのだ、と。 もちろん実際にコースで145yを9アイアンで狙うことはない。8アイアンだ。しかし、 9アイアンのマン振りから、ほんの少しだけスピードを緩めて振る ことで、安定して8アイアンの飛距離で緩まないスイングができる(ような気がする。希望的観測)。 ま、いつもの絵に描いた餅なんだけどね。でも練習方法は深堀圭一郎プロお墨付きなので、しばらく続けてみよう。 |
2019/10/9 (1573736hit) そこそこ深いラフからのショートアプローチ
先月の薄暮プレーで。待ち時間にグリーン周りからアプローチ練習をした。 この時期はラフがけっこう長めに伸びていて(といっても足が隠れるほどではなくボールがすっぽり沈む程度だけど)、おまけにグリーン周りのティフトンも元気で、こいつも沈むと厄介だ。 で、こういうところからのアプローチだけど、30y以上ある距離ならそこそこ強く打つことができるのでまだイメージしやすい(ミスしない、というわけではない)んだけど、これが5yとか10yとかになるととたんに難しくなる。 強く打ちたくなるけどピンはすぐそこだから勇気がいるし、逆に雰囲気を出そうとすると緩んでグリーンにすら乗らないということもある。大オーバーも大ショートもあるという厄介な状況だ。 もちろん、ニアサイドのラフなんかに打つほうが悪いんだけど、グリーンセンターを狙っても一番いってはいけないところへ飛んでしまうのがアマチュアのゴルフ(え、お前だけだって?)。そんな時の対処を考えてみた。 1 変な小細工をしない こういうラフからの打ち方として、フェースを開いてソールを使うだとか、バンカーショットのように打つだとか、上から打ち込んで終わりにするとか、色々なテクニックがある。しかしそんなのは5下に任せておく。 「かめはめ波」はサイヤ人である孫悟空が亀仙人のところでとんでもない修行を積んだからこそ出せるようになった。つまり私がそういうショットを選択するという事は、厳しい修行(練習)もしていないのに本気で「かめはめ波」(スーパーショット)を出そうとするようなもので、幼稚園児の思考だ。 よって、こういう時こそ基本だけ守ってショットするのだ。その基本とはただ1つ、緩まない、これだけだ。 2 簡単な打ち方を選択 1と基本的には同じなんだけど、一番ミスが出にくい方法でショットする。私の場合、ヒールを浮かせてパッティングストロークで打つ方法。ラフがあまりにも深すぎると当たり負けするけれど、密生してなくてボールがぎりぎり沈んでるぐらいまでならコントロール可能だ。 まあどれぐらいのラフまで打てるかは人によって、あるいは練習で変わってくると思うけど、普通に打つよりははるかに簡単、イコールミスが出ないと思う。 3 SWを使わない ラフが深いとSWを使いたくなる。しかし、多くのゴルファーが普段忘れている事実がある。SWは難しいクラブなのだ(などと偉そうに書いているが私も普段忘れている)。ロフトがあるぶん、上下のスイートエリアが狭い。それに加え、ラフでSWを持つと無意識にフェースを開いてしまう。するとさらにスイートエリアが狭くなってしまう。 その結果何が起こるか。ボールが思ったより浮いていたり、クラブが下目に入るとだるま落とし。それを怖がるとトップ。そしてシャンク。ミスが出やすくなるのだ。よって、AWとか、PWを使うほうがそういうミスを減らせる(ような気がする)。 カップをオーバーするとすごく困るとか、ごく短い距離のアプローチを除き、SWは使わないほうがいいかも。 4 諦める これが一番肝心だ。寄せるのを諦め、(アプローチの段階では)パーを取るのを諦める。すると、無理に寄せようとして緩んで1mしか飛ばないとか、トップしてグリーン横断、なんて確率は下がる。つまり5mぐらいに乗ればOKと割り切り、その5mに命を懸けるのだ。 でも張り切りすぎて5mのパットを入れに行き2mもオーバーさせ3パットしちゃダメだ(編者の得意技)。 まあ、こんな感じで、3回に1回、いや4回に1回は寄せワンが取れたら・・・いやそうじゃない、ダボを避けられたらいいな、と考えるべきだ。いくら頑張っても かめはめ波は出せないんだからな>俺 |
2019/10/11 (1573964hit) 1人ふらっとホームへ
昨日は一人ホームへ。この日はきさいちCCのレジェンドの1人、T村さんとその息子さんと3バッグ。 T村さんはグランドシニアの年齢なのだが、とにかく上手い。ドライバーは軽いドローで200y以上飛ばされ、アイアンは常に乾いたインパクト音でピンを刺し、アプローチはどこからでもワンピン以内に付け、パットはどんなに長くても全部入りそうになる。 息子さんもお上手なのだが、私はもちろん、息子さんよりもいい成績でホールアウトされた。ティは別だったけど、パーオン率もパーセーブ率も足元にも及ばなかった。その背中は、ゴルフはパワーじゃないよということを雄弁に物語っていた。いい勉強させていただきました。 そんなT村さんに、「良いゴルフをされますね」と褒めていただいて有頂天になりかけたのだが、まあこれには「まだまだショットは下手くそだけど、その割には」という接頭語が付くだろうし、そもそもが社交辞令であろう。 T村さんのゴルフを見ていて、これは絶対に真似をしたい!と思ったことが1つあった。それは、ショットを打ち終わったあと1秒ぐらい地面を見続けるという意志の強さ。 1秒ってとてつもなく長い時間だよ。これぐらい徹底して「頭を上げない」という注意を守っておられる、それだけで尊敬に値する。もちろん、ケースバイケース(どんなショットでも1秒地面を見続けたら首がねじ切れる)だし、長いクラブでは難しいけど、ウェッジショットやコントロールショットなら意志の力で可能だ。 飛んでいく自分の球をついつい見たくなるのがゴルファーの性(さが)。その欲を削ぎ落としてのショットには凄みを感じる。 さて、もはや蛇足だがラウンド結果を。 出だしから2ホール連続OB。でも、それ以外は耐えに耐えたラウンドだった。フルバックからだったしね。 パーオン率16.7%(たった3ホール!!)は距離を考えると仕方ない。それ以外の15ホールのうち、OBを打った2ホールを除くと13ホールだが、寄せワンのパーが5ホールあったのは私にしては良いほうだ。 40y以内は左一本足打法で大きなミスをしなくなったし、一番不安のある40y〜60yも「フルコック・体重移動・リズム・上体を残す・下を見続ける」でそこそこ打てるようになってきた。これが大きい。 ドライバーは相変わらずとっちらかってるけど、でももう一歩なんだよなあ。なんとなく、全体的にショットのイメージが固まりつつあるんだよね。 後は今のイメージを固めていく、徹底することでもうちょっと上へ行けるような気がする。 |
2019/10/12 (1574078hit) 左へ乗りつつ右へ残す
台風19号は50年ぶりという勢力で関東に接近中。関東、特に千葉の皆さん、どうかお気をつけください。 さて、今年の初めから新たにS水プロのレッスンを受けだして9ヶ月。微妙に球筋が変わってきた。 レッスン前つまり去年は、どんなに頑張っても右へ出て左へ返ってくる球はまず打てなかったんだけど、こんな球がたまには打てるようになってきた。 出球が右、着弾が左。これを専門用語でフックというらしい。 ちょっと気を抜くとこんな(チーピン)になっちゃうけど。 100yしか飛ばさないつもりの5割スイングでもドローが出るので、これはドロー検定3級合格かな。 あくまで個人的見解だけど、フック回転の球を打つポイントは、体(腰)の回転と腕(クラブ)の回転をうまくシンクロさせることだと思う。ダウンスイングで体が先行することでクラブが遅れる(=インサイドから降りてくる)が、インパクト付近ではその遅れがきちんと解消される。そこが難しい。腕をきっちり振らないとクラブが返って来ないからね。 ただし、単に体を回転させようとすると上半身(肩)もついていってアウトサイドインの軌道になり、クラブが外から入る。よくてプル、酷いとチーピン。だから、腰は回転させるけど肩はそれについて行っちゃダメなんだよね。 だから、下半身はきっちり体重移動して左に乗り、腰も回転させるんだけど、上半身(肩)はそれについていかないよう必死に右側に残さないといけない。 この、(下半身は)左へ乗りつつ(上半身は)右へ残す、というのがスイングの要になると思うんだけど、このアクロバティックな動きは頭でわかっててもなかなかできないんだよねー。 コースでは思い切って振れないせいか、チーピンを恐がってか、プッシュスライスが出るんだよねー。スライスと言っても曲がりは10yぐらいだからフェードと言ってもいいのかもしれないけど、コースの右ぎりぎりに飛び出して右へ曲がったらアウトになるわけで。 まあ、まだまだ自分のものになってないってことだね。 |
2019/10/15 (1574283hit) 遅ればせながらラグビーの話、とアプローチ練習の話
ラグビー日本代表。TVの前でどれくらい興奮&感動したかというと、しぶこちゃんの全英女子優勝と同じぐらい。つまりほぼ最大限の興奮&感動&涙だった。 ご多分にもれず私もにわかファンだけど、日本選手権とか大学選手権とかの試合はたまに見てたし、スクラムとモールの違いぐらいは分かる(でもジャッカルは知らなかった)。 今回、ラグビーの聖地であるイギリスの二大国、アイルランドとスコットランドを撃破したわけだが、始まる前はこんな結果を誰も予想していなかったよね。でも代表チームのメンバーたちは普通に勝てると思っていたに違いない。 「スコットランドを(借りを返すために)ボコります」と言ってのけたリーチ・マイケル、有言実行が格好良すぎる。今年の流行語大賞おめでとう。もはや侍、などという手垢のついた言葉で形容したくないね。世界に誇る日本男児たちだわ。 リーチ・マイケル以外にも皆キャラが立ってる。稲垣とかもう最高。稲垣が奪ったあのトライは、今大会ベストトライになるんじゃないかな。オフロードパス(タックルされて倒れかけながらのパス)4連続って、漫画でも出来過ぎだろ。 彼らから学ぶこと。それは、練習して、練習して、練習すること。諦めないこと。いつか結果が出ると信じ続けること。そして本番では、その自分の努力を信じること。というわけで、今日も練習に行ってきまーす! 只今帰ってまいりました。火曜日は練習の日、というわけでいつものプロトレーサー@星田ゴルフセンターで110球。でね、今回はパラダイム・シフトと言っていい発見があった。桜の戦士のおかげである。 順を追って話そう。 左一本足打法を(S水プロに学ぶ)→インパクトが強く入りすぎるので、もっとやさしく打つ練習をする→やさしく打ってもきちんと打てることを学ぶ→それを思い出し、コースで良いライからロブショットを打つ練習の際、ゆっっっっっくり振ってみる→なかなかいい感じで打てる→そういえば7アイアンで100yしか打たない練習もしてたな→よし、じゃあいっそのこと、この 等速スイングでいちばん苦手な50yのアプローチもしてみよう→え?むちゃくちゃいい感じで打てるやん←今ここ そうなのである。加速させず、ただし減速するわけではなく、等速のゆっくりスイング。今までは「緩まないよう加速せなあかん」「インパクトをきっちり入れるためにしっかり振らなあかん」という思い込みがあったのだが、それをとりあえずいったん横に置いといて、ドリルのつもりで等速ゆっくりスイング。これで中途半端な距離を打つとこれがもう、なんかとにかくすごくいい感じなのだ。 もちろん振り幅は今までよりも大きくなるけど、ミスしにくいしコンタクトもいいしダフらない。そういえば、アプローチイップスから脱却し始めた頃のキーワードに「(切り返しを)ゆっくり行う」というのがあった。これの発展形かもしれない。 というわけで、久しぶりにいっちゃいますか? 野望にだいぶ近づいてきてる気がする。でも、ゴールがはるか彼方であることも同時に感じてるんだよね。 |
2019/10/16 (1574415hit) OKを出す者、出される者
さて、ごく短いパットに出す、OK。正式にはコンシード、英語圏のスラングではギミー。OKについて色々語るだけでも2時間や3時間は経ってしまうと思うけど、一般的な見解として、 1,OKを出されて嬉しい人と、出される事を嫌がる人がいる 2,OKはどちらかというと目上側が目下に対して出す事が多い 3,OKにはいろいろな種類がある と言えるかと。つまり人によって対処や対応を変えないといけないので、たかがOKとはいえ出すにはコミュ力が要求される事柄である。今日は、このOKについてちょっと考えてみたい。 あ、ちなみに今日ここで取り上げるOKはマッチプレーのそれではなく、普段のプライベートなラウンドの時に出すやつね。 まず、出す側の心理。 一番無難なのは、自分からはOKを出さないことだ(マッチプレーや1対1の握りは除く)。明らかに出されて喜ぶ人には出してもいいと思うけど、その場合でも出すほうが「上から」のニュアンスになる(出してやる的な)事は自覚しておくべきだよね。 「上から」でよくあるのが、無礼な上級者が初心者にOKを出しまくるパターン。50cmどころか、1mでもOKを出す。酷いときには外れた瞬間、ボールがまだ転がっているにも関わらずOK!と言い放つ。これは「お前のような下手くそが3パットだろうが4パットだろうがワシにはどーでもいい。早く終わって俺にパットをさせろ」という心理が透けて見える。これ、ゴルファーとして見られていないということだから出される方は腹が立つんだよね。 あと、たまに初心者が色んな人にOKを出しまくる場合がある。これは「自分は出してくれたら嬉しい」→「みんなも出されたら嬉しいだろう」→「なのになんでみんなOKを出さないんだろう。意地悪だな」→「だったら私がみんなにOKを出そう」という、初心者にありがちの誤解と勇み足から起こることである。初心者あるあるなので、暖かく見守ってあげよう。 ごくまれに、セカンドショットやアプローチがタップインっぽい距離に付いた時、同伴競技者から「これはもうOKですね」と声がかかる「ご祝儀OK」がある。ただ、この場合、出すタイミングに注意が必要で、遠くから見てベタピンに見えても、縦位置の場合は近づいてみたら2mぐらい離れていることもままある。まあ普通はそのままプレーするけれど、「じゃこれOKもらいまーす」と2mをピックアップしたりすると微妙な空気が流れる。 進行の関係上、OKはすべきじゃない?という考えは理解できるし、あってもいいと思う。ただしその場合でも、きちんと仲間内で、あるいは自分のルールを決めて出すほうがいいと思う。例えばワングリップ以内ならOKとか。ただ実際にやってみると分かるけど、ワングリップ(26cm)以内に球が止まることってあんまり無い。近いなーと思っても40cmだったり50cmだったりする。で、50cmって「外すには十分な距離」だったりするんだよねー(注:私の場合です)。 あと、上級者は50cm以内だと自分でピックアップしたりすることも多い。これは考えてみると自分で自分にOKを出しているわけで、なかなか興味深い行動だ。「こんな距離、外すわけない」という自信、「練習する価値もない」という自負、そして「OKを他人からもらいたくない。ので自分でピックアップする」というプライドがそうさせるのであろう。 ちなみに私は上級者でもないし自信も自負もプライドもないので、めったにピックアップはしない。上に書いたとおり50cmも外しまくるし、性格的にも几帳面(=融通が利かない)かつ原理原則を重んじる(=柔軟性がない)ため、よっぽど近い場合を除き完全ホールアウトする事が多い。 周囲に誰もいない、深夜の住宅街で自宅の月極駐車場へ入るときにもウインカーを出すぐらいだからね(つまりそうやって普段から自分を律していないと必ず大事な時にスカタンをやるからだ)。 次に出される側の心理。 出して欲しい人は普段から短いパットを苦手にしていたり、短いパットでビョーキになったことがあったり、OKだろうがなんだろうが1つでもスコアを縮めたいと思っている人だと思う。これはゴルフやスコアやパットに対する考え方の違いで、良し悪しではない。こういう人にはどんどん出していいと思うけど、上にも書いたように出し方によっては「上から偉そうにと」受けとられたりする可能性があるのでそこは注意したいね。 でも、いくら出してほしいからと言っても、短いパットを前に同伴競技者の顔を順番に見るのはちょっとみっともない。そこまで開き直るなら、「これOKちょうだい」とはっきり言ったほうがまだ潔い。 出されたくない人は、「最後までホールアウトしたい」という気持ち以外に、上に書いた「他人に(自分のパットがOKかどうかを)決められたくない」という思いがあるんだと思う。私はどちらかといえば前者の気持ちが強いけど、初めて回るような年上のおっさんに50cmや1mをOKされるとさすがに腹が立つ。俺の1mのパットを、お前に止める権利などない!お前はどうか知らんが、俺は50cmなどいとも簡単に外すことができるんだぞ!(威張るな) で、こういうオッサンには報復として次のホールで5mのパットにOKを出してやる。ただ、そこまですると、グリーン上で殴り合いの喧嘩になったりするのでOKは難しい。 |
2019/10/18 (1570563hit) Mの会、サブグリーン
昨日は木曜日に月一回程度ご一緒させていただいているMの会のラウンド。S藤さん、M田さん、H口さんと。 この日は木曜日には珍しく、久々のB(サブ)グリーン。ちなみにAグリーン(青ティ)のヤーデージは6695y、コースレート71.8、スロープレート130。一方Bグリーンは6384y、コースレート70.4、スロープレート126。 ヤーデージで311y、コースレートで1.4、スロープレートで4の差があることになる。数字にしてみたら小さいけれど、実際にラウンドしてみると3〜4打ぐらいの差になると思う。 さて、というわけで、今回は密かに70台を狙っていたのだが。 3打及ばず。っていうか、相変わらずパーオン率低すぎるね。4つしかパーオンしてないし。でも、アイアンショットが極端に悪かったわけではない。ミスするときは左へ引っ掛ける感じ。以前のこすり球しか打てなかったときよりましだし、より上に行くための進化途中だと思いたい。 松8番は80yから56度で2mに付いて、竹9番は125yから9アイアンで1.5mに付いてのバーディだったから、両方とも(本当に珍しく)いいショットが続いてのバーディだった。最近、アイアンのいいショットがバーディに結びつくことが増えてきた気がする。これもレッスンのおかげかな。以前はアイアンショットの会心なんて月に1回出ればいいほうだったし(謙遜ではない。本当である)。 それより何より、この日はアプローチが大変うまく打てた。 短い距離(15y以内)はヒールを浮かすパター打ちで。 中途半端な距離(15y〜40y)のランニングは左一本足打法で。 球を上げたいとき、それより長い距離(40〜60y)は先日会得した等速アプローチで。 まあたまたまなんだろうけど、ほとんどのアプローチがワンピン以内に寄ってくれた。それにより寄せワンのパーが6個、ピンチを凌ぐ寄せワンボギーが3つ。それ以外にバーディが2個あったので、1パットが11個もあった。これ、パットが良かったのではなくアプローチが寄ったから。以前の私なら考えられないことである。 5年前のアプローチに苦しむ私に言ってやりたい。努力を惜しむな。歩みを止めるな。いつかきっと、そのぬかるみから脱出できる、と。 もちろん反省点もある。ティショットはほとんど左へ巻いていく、中途半端なフック(っていうか軽いチーピン)。これもスイング改造の一時的な弊害だと思いたいけど、コースに出ると思い切って腰を切れないせいかどうしても捕まってしまう。フェースの先に当たる(これは右肩が突っ込んでる証拠)。 左が怖いから、余計に腰が切れなくなってきて、上半身もためられなくなってくる。逆なのにね。ドライバーに関してはもっと練習が必要だ。 あと、ビッグイニングはこんな感じ。 松7番パー4。ティショットはフックして左フェアウェイバンカー。2打目はダフって45y残る。3打目、等速アプローチでうまく打てたと思ったけどラフからだったせいか止まらず奥へこぼれる。アプローチ寄らず、2パットでダボ。 反省点は3打目。等速アプローチの距離感がまだつかめてない。 竹1番、ティショットは右ラフ。つま先下がり・左足上がりの複合ライから球を捕まえられずグリーン右バンカーへ。バンカーから砂が薄くて下に弾かれ、グリーンを通り越してOB。打ち直しでオンさせるも7m、そこから入れに行って大オーバー3パット。つまりクァドループルボギー。 反省点は・・全部だね。2打目は複合ライで難しいんだからグリーンオンではなく花道を狙うべきだった。砂の薄いバンカーからの打ち方を覚える。そして、OB打ったときは3パットしやすい事(取り返そうとして無理に狙いがち)をちゃんと覚えてなあかん。 いい事も悪いこともあった18ホール。だからゴルフは面白い(とんでもなく無難な締めの言葉)。 |
2019/10/21 (1574857hit) 「ゆっくり」と「緩む」
先日の日記で私はこう書いた。 そうなのである。加速させず、ただし減速するわけではなく、等速のゆっくりスイング。(中略)これで中途半端な距離を打つとこれがもう、なんかとにかくすごくいい感じなのだ。 で、実践で試してみてもう久々にというか何年かぶりに、目からうろこドバーレベルで良かったわけだが、記憶力のいい若干名の読者の皆様におかれましてはあれ?という風に思っておられるに違いないと思う。それは、そのことを書いたつい一週間前の日記で私はこう書いているからである。 長いクラブ、遠くへ打つクラブは軽く(ゆっくり)、短いクラブ、コントロールショットは逆にきっちり力を入れて(速く)振る オイオイオイオイ、正反対のこと書いてるじゃん。たった一週間しか経ってないのに、その心変わりは何?っていうか海馬腐ってるの?昔から思いつきばっかり書いてたけど、あまりにもひどくないか? そんな声が聞こえてきそうである。これについて今日は弁明させていただきたい。 まず、10月8日の文章だが、1つだけ訂正させて頂く。 長いクラブ、遠くへ打つクラブは軽く(ゆっくり)、短いクラブ、コントロールショットは逆にきっちり力を入れて振る そう、(速く)という部分を削除させていただいた。スイマセン。 イヤイヤイヤイヤ、それは百歩譲って許すとしても、コントロールショットを「きっちり力を入れて振る」というのと「等速のゆっくりスイング」というのは矛盾してないか? はい、いい質問ですねー!私もこれが矛盾してるんじゃないかと思って考えてみたんだけど、最終的に矛盾しないという結論になった。なぜなら、「等速のゆっくりスイング」と、「力を抜いて適当に振る」というのは似て異なるからである。 何を言いたいかというと、加速して振る」以外に、 「等速でゆっくり振る」というのも正しいスイング(スピード)なのである と思うのだ。もちろん減速する(緩む)スイングは正しくないが、「等速のゆっくりスイング」は減速するスイングとは違う(紙一重かもしれないけど)、ということだ。 これはロブショットや球をの勢いを殺すようなアプローチ、そしてラフからフライヤーが掛からない打ち方に似ているのかもしれない。あるいは、風の大地で出てきた「棒の球」につながるような気がしないでもない。あくまで推測だけど。 とまあ偉そうに、あたかもマスターしたような体(てい)で書いてるけど、昨日の薄暮では2回等速ゆっくりアプローチして2回ともミスってるんだけどね。まあまだまだ練習が必要ってことで。 |
2019/10/23 (1575057hit) 飛ばしは体幹・下半身
ラグビー決勝リーグ。本気の南アフリカに負け、ワールドカップは終わった。いい試合だった、と言いたいところだけれど、スクラムの上手さ、ラインアウトの処理、守備力、そしてモチベーション、そのどれもが相手の方が一枚上だった。 今大会ベスト8を目標とし、スコットランドを倒したことで「夢を叶えて気持ちが一段落した」日本代表と、「予選突破当たり前、目指すは優勝」のチーム、特に2回連続格下に負けるわけにはいかないという本気の気合で望んだ南アフリカとではやはりメンタルの差が大きかったと思う。 それよりも、「5週間連続で(大きな)試合をした経験がない」と代表の誰かが言ってたんだけど、この言葉はきっと体が限界を超えてボロボロになっていたということを意味するんだと思う。その証拠に、殆どの選手が日を追うごとにテーピングだらけになっていったよね。 そりゃあ自分より体の大きな選手に何十回もぶつかったりぶつけられたりするんだから体が無事であるわけがない。きっと決勝トーナメントは皆気力だけで戦ってたんだと思う。ラインアウトで相手にボールを取られたのもそういうところじゃないかなと。 いずれにせよ、やりきったその姿に感動。ゆっくり休んで、また四年後、あるいは後輩たちにその遺産を伝えていっていただきたい。お疲れさまでした。 さて本題。 古江彩佳@プラチナ世代が日本女子ツアー7人目のアマチュア優勝。ジュニア時代から安田祐香や西村優菜らとともに注目されてきた選手だけど、もうすでに風格さえ漂わせてるね。日本代表として場数も踏んでるし、日本国内の女子ツアーの試合ぐらいだとコンペぐらいの気楽さで回れるんじゃないかな。 あの小さな体で飛ばすし、スイングは完成されてるし、女子はこうやってどんどん若いスター選手が増えてきて、結果も出している。好循環だよねー。 飛ばしは身長でも腕力でもなく、体幹だっていうことがよく分かるスイングだ。 ところで、ちっちゃいのに飛ばすと言えば今平周吾。身長165cm+クラブを短く持つという、飛ばしに不利だと思われる条件で平均飛距離ランキングは28位、295yオーバーを誇る。同じ身長の香妻陣一朗や藤本佳則よりも上位だ。 これはもう、ボールストライキング(ショット力)が群を抜いているってことだよね。そんな経験を、私も昨日の薄暮でした。 私の最近のトレンドは「下半身をどっしり」。バックスイングで右ひざを動かさないように我慢し、フォローでは左ひざが伸びないように我慢する、というもの。その中で体重移動や腰を切っていく事も忘れてはいけないのが難しいんだけど。 竹1番、410y打ち下ろしのティショット。それこそ今平になったつもりでドライバーを短く持って、下半身どっしりスイングを試してみた。すると芯のやや上に当たり、推定280yドライブ。2打目が50度のウェッジだったので竹1番の自己最高飛距離だった。 最終ホール(超打ち上げ304yパー4)でも残り距離が75yで56度のウェッジを使えたので、ここも自己最高飛距離。つまり何が言いたいかというと、 下半身の安定なくして飛距離を語るな と。当たり前の結論で申し訳ない。 |
2019/10/25 (1575281hit) GB月例@奈良国際、ただし雨
さて、本日は「下半身の安定をこの日の努力目標に挑んだGB月例@奈良国際、だったんだけど、同伴競技者のN谷くんに体が左右に動きすぎと指摘され、ああちっとも下半身安定してないじゃん・・・」と落ち込んでいる編者がお送りします。 曇りの予報が外れほぼ1日雨の中、歩きの18ホール。ちょっと疲れた。結果から。 雨が降っていた事に加え、黄色ティから、ちょっと長め(6700yオーバー)という状況にしてはパーオン4割弱(7ホール)、パーセーブ6割強(11ホール)はまずまずだったかな、というのが総評。 今回は4アイアンが活躍してくれた。パー3のティショットで2回使って1回乗ってパー。フェアウェイからも2回使って2回とも大きなミスなくまあ狙った方向へ飛んでくれた。フェアウェイから4アイアンなんて打てないと思いこんでたけど、ライが良ければユーティリティより大きなミスが出にくいかもしれない。 パッティング。スタートホールの3パットと40cmのお先パットを外し(て3パットし)たのはスカタンだったけど、2〜3mがいくつか入ってくれて良いパーをいくつか拾うことができた。 その他、アプローチも(ミスはあったものの)、苦手な40〜60yで等速アプローチが何度か思い通りに打て、この打ち方の可能性を示唆した。 しかし。ティショット(ドライバー)は全然うまく行かず、フェアウェイに飛んだのは2回だけ。OB級の当たりも2回。2つともセーフだったのは単に運が良かっただけだ。最初に書いたように体の動きが大きすぎるせいだと思う。 もっともっと、ひざを我慢しないといけないんだろうなあ。でも、ひざの我慢ばっかりに気を取られると今度は上半身や体重移動が疎かになるしなあ。自分の致命的な運動音痴さが恨めしい。 ティショットでバーディを取るわけではないので適当に飛んでくれたらいいんだけど、その適当すらままならないのが今の現状。 あとは良かったホールや悪かったホールなど。 1番はティショットがプッスラほぼOB(ギリギリセーフ)、2打目出すだけ、3打目でグリーン手前バンカーまで運ぶもそこから厚く入りすぎて乗らず(バンカーショットの前にはきちんと素振りしましょう)、寄らず、さらに3パットでトリプルボギー。 2番は2打目残り210y、4アイアンの低いフックがグリーンまで届いた。いつもここは2打目がスライスしてダボになる(右手前はノーチャンス)ホールなんだけど、前へ転がるフックのメリットが出たかな。 3番は4アイアンのティショットがヘッドの先に当たるいつものミスから、ラフに浮いた25yの2打目、等速アプローチが1mに付いてパー。 その後は2打目か3打目をミスしたらボギー、そうでなければパーという感じで進み、最終ホール。一昨年の日本女子アマで安田祐香ちゃんがイーグルを取ったパー5。 ティショットは引っ掛けて左法面、2打目は7アイアンのハーフショットでレイアップ、3打目は残り235y。アプローチに恐怖感があった今までならフルショットの距離を残すために8番や9番で100y弱残すショットを打ってたんだけど、今ならなんとかなるという気持ちがあるのでスプーンでできるだけ近くまで。 ハーフトップは真っすぐ飛び、ピンまで30yの打ち上げ。等速アプローチの出番だ。が、ミスショット。ちょっと手前から入ってちょっと先に当たる。右5mにオン。もう少しシャローにコンタクトしたほうがいいのかなあ。 この5mが偶然入り、安田祐香ちゃんより2打多いパーでホールアウト。 珍しく、アウト・インとも上がり4ホールがパーだったのが良かった。まあたまたまなんだろうけど、雨、歩きと疲れがちなラウンドでこういう結果はちょっとだけ嬉しいね。 |
10月の月例競技@ホーム。この日のことについては多くを語る必要がない。ただ一言、スコアカードの余白に健忘録として書いた以下の文章だけで十分だ。 パット ダメダメ パーオン率はいつもどおりだし、ティショットが右や左に暴れるのも想定内。アプローチもまあいつも通り。それでもパットで何とかしのぐのが私の最近のラウンドの傾向だったんだけど、このパーオン数で36パットはねえ。特に後半。 1m以内を3個〜4個、3m以内も数回外したと思う。アプローチが寄ってもパーが取れない、パーオンしてもパーが取れない、ボギーがダボに、ダボがトリプルになる。 というわけで久々の大台。何も月例競技の時にパットの不調が来なくてもいいのに。いや、競技だからこそ入らなかったのかな。 ぼちぼちパター買い換えよう(←一番安易な解決策)。 |
2019/10/30 (1575798hit) ZOZOチャンピオンシップ
100通りぐらい想定しうる結果の中で、3番目ぐらいにドラマチックで記憶に残るトーナメントになったZOZOチャンピオンシップ。 ちなみに、私が思う一番ドラマチックなのはタイガー・マキロイと同組で競い合って松山が逆転優勝。2番めはタイガーが逆転優勝するというシナリオ。陳腐だな俺。 台風での中止があったにもかかわらず72ホールやり遂げたのはPGAツアーのプライド。それに応えたのが関係者とアコーディアのプライド。きっと、その関係者たちの努力だけでも映画になるような事が裏舞台で起きていたに違いない。試合が終わってから責任者の一人が(無事終わってホッとして)号泣してたって話も伝わってきたしね。そういう意味では、大成功だったんじゃないかと。 放送も初日から生で(地上波とBSのリレー放送ながら)長時間してくれたし、本場のPGAツアーの雰囲気はゲップが出るぐらい堪能できた。まあ欲を言えばもっといろいろな選手を放送してほしかったというのはあるけど。タイガーが歩いてる姿を延々写すぐらいなら他の選手のプレーを見せろよ的な。 でも、関係者の皆様に対し、いいトーナメントにしてくださってありがとうございました、と一ゴルフファンとしてお礼が言いたい気持ちだ。 それにしてもタイガーである。タイガーは体のケアさえすればまだまだやれることを証明してくれた。スイングは全盛期の6割ぐらいしか力使ってない感じだったけど、それでも元々12気筒のエンジン積んでるんだもんね。フェアウェイに置きにいって280y飛ばせたら、もう十分なんだろうね。 特にショートゲームが冴えてたのは、準備や練習がしっかりできていたことを物語ってると思う。そうなるともう彼には死角がなくなるわけで、最終日は久しぶりに勝ちパターンであるクルージングモードに入ったタイガーを見れたて懐かしかった。そうそう、いつもこういうふうに勝ってたんだよなー。 そして松山。ほんとに惜しかったけど、最終的に3打足りなかった。1日につき1つアンダーが多ければ優勝してたかもしれない。例えば1日に1個バーディパットを入れてたりとか。でも、実はそうではないのだ。その理由は数字に現れている。 これは競技終了時のリーダーボードだけど、上位7人のうち松山を除く6人は4日間のうち1日は64つまり6アンダーを出している。6アンダーって何気なく書いてるけど、3ホールに1回以上バーディ取ってるってことだから凄いんだよ。チャンスに付いた8割ぐらいでバーディパット入れてるとか、パー5で2オンしてるとか、そういうことだからね。18ホールでミスは数回ってレベルだよね。 上の表をさらによく見るとタイガーは唯一2回64を出してる。マキロイは3日目に63、7アンダーなんて出しちゃってるし。 まあこれは私が恣意的に「64」と「65」の間に線引したから当然といえば当然なんだけど、つまり何が言いたいかというと、4日間のうち1日、あるいは2日は自分の持つ力の100%を出せるゴルフができないとPGAツアーでは勝てない、ということなんじゃないかなと。「チャージ」「ギアを上げる」「爆発力がある」って言われるものだね。 そして、それ以外の日もいくら調子が悪かったり疲れてたりパットが入らなかったりしても2アンダーや3アンダーで回らなくちゃいけないということだ。1日でもパープレーなんてあれば優勝は無理、オーバーパーなんて論外。そんな世界なんだよね。 偉そうなことを言わせてもらうと、松山は後者の「調子が悪くてもアンダーパーが出せる」という力は十分あると思う。しかし、「ビッグスコアを1試合に1回か2回出す」という力はまだ世界トップレベルに及ばないのではないかと。 そしてそのビッグスコアの肝は、3〜5mを入れまくるパットだと思うんだよね。そう、初日2日目のタイガーのように。逆の言い方をすると、ティショットもアイアンショットもアプローチもメジャー級。 今回パターを変えて(ニューポート2?からスクエアバック)臨んだが、それでも今一歩及ばなかった。松山くん、一緒に(もう一回)パター変えよう。オデッセイのスパイダーなんてどう? |