日記299
(2019年5月)

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2019/5/7 (1557919hit)  4月後半以降のラウンド結果をまとめて


 気づけば前回の更新からもう一週間以上たち、史上最大にして空前絶後のゴールデンウィークももう終わりである。時の流れは早い。令和の次の時代もあっという間に来るだろう(なわけない)。

 4月25日、仲間内の遊びの競技。



 また100叩くかと思った。ドライバーのOB3発、フェアウェイからのOB1発、3パット3個、アプローチミスは星の数ほど。ヘタにも程がある。しかしその後練習に行き、スイングリズムに覚醒する。



 スイング時のリズムだけ考えて臨んだホームコース月例競技。硬くなってるのに重いというグリーンに手こずりながらもパーオン50%は私にしてはまずまず。ネット1オーバーもまずまず。





 で、そのままの勢いで5月2日、ホームコースで「Mの会」という気楽なラウンド。前半は7番までパープレーと絶好調、しかし8番でくだらないミスからボギーを叩き、最終ホールは切り返す瞬間に球が動くというアクシデントで動揺して超ダフリからの乗らず寄らず入らずの素ダボ。後半は全然パーオンせずアプローチも全然寄らずで実力通りのスコアに。





 そしてGWを締めくくる最後のラウンドは5日、薄暮友達3人と午後スルー。



 この日はダメな日だった。たぶん練習しすぎ、ラウンドしすぎで体のキレがなかったのかな?、何をやってもうまくいかなくて(いやそれが本来の実力だって)、ほとんどボギーオン2パットボギーという、とっても平凡なラウンド。

 前半4番の10は谷越え打ち上げのパー5でティショットを2連続チョロOB。後ろの組が2組も見てて、思い切り力入った(笑)。8番のバーディは2打目をとりあえず乗せておいて、下りの大きなスライスラインが偶然入ったもの。こういうパターン、けっこう多いんだよね。


 2打目でグリーンセンターを狙い、気楽にパットすると入るの法則である。

 気合を入れすぎるとアカンってことやね。


2019/5/10 (1558267hit)  10回目のレッスン


 昨日のラウンドでは年に何度もないようなことがあったんだけど、それはさておき。



 6日月曜日。某室内練習場でのS水プロによるレッスンもついに10回目。相変わらず「体重移動」と「フルコック」と「腕を振る」と「シャフトのしなり返しで打つ」ばっかりやってるんだけど、左足一本で立ってのウェッジショットはちょっと形になってきたような気がする。

 S水プロはぐっさんみたいにオラオラ系の顔だけどすごく褒めながら教えてくれる。本当にできてるのか、やる気を削がないために褒めてくれてるのかわかんないけど、まあうまく打てた時はインパクトの感触が今までとぜんぜん違うので少しは進歩してると思いたい。



 で、この日やった1つめは、いつもの左足一本の20yを「インパクトでパンチが入らないように打つ」というもの。実際の現場(コース)では、アプローチ全般で恐怖心からどうしてもインパクトが強くなり、打って終わりになりがちなんだよね。だからありとあらゆるミスが出る。

 そういう事にならないよう、トップから極力「加速させないでヘッドの重さに任せて」打つ。これはこれで緩みそうな恐怖心があるし、力をほとんど使わないので頼りないし気持ち悪い。でも、く重力だけでヘッドがタイミングよく降りてきたら恍惚のインパクトが生まれるんだよね。

 これはこれで別の恐怖感がある(緩みすぎて半分ぐらいしか飛ばないかもとか、チャックリして二度打ちするかもとか)んだけど、アプローチで「やさしく振る」というのは今までまったくした事がなかったので、これをマスターすると新しい世界が開けるかもしれない(明日への伏線)。



 次はショートアイアンのフルショット。コースではどうしてもダフりがち。それを嫌うとトップ。つまりはまあ、全然できてないってことで(笑)。いや、当人的には笑い事じゃない。

 やっぱり基本が大事で、リズム良く振る。恐がらずに体重移動する。それを実現するための準備はすごくシンプル。いいリズムで何度か素振りをし、そのイメージのまま打つという方法。なんだか初心者向けのアドバイスみたいだけど。

 まあゴルフを始めた時から40年以上経つけど、アイアンでの会心のショットは両手で数えるぐらいしかない(これは誇張ではない。繰り返す。これは誇張ではない。本当である)ぐらいアイアンがヘタなので、初心者向けのアドバイスでも十分だということだな。まあ要は、自身を持って落ち着いて打ちなさいと。

 きちんと当たらない、だから飛ばないという恐怖心があるから体重移動を抑えて合わせようとしたり、器用な手先で打とうとしたり、腕力に頼ったスイングをしてしまうのだ。アイアンショットは恐怖との戦いなのだ(それお前だけ)。



 そして最後にティショットのウッド。ドライバーとスプーン。見てもらったところ、ミスする時は縦振りになってるらしい。もう少し横振を意識し、思い切って手を使う。手を使うと左へ引っ掛けそうだから恐いんだけど、体も一緒に回せば引っ掛けないはずだ。



 というわけで、もう少しで本格復帰します。


2019/5/13 (1558521hit)  S井さんを偲ぶコンペ


 5月9日、今年のお正月に70歳の若さで急逝された、同業大先輩であるS井さんを偲ぶコンペが伏尾ゴルフ倶楽部で開催された。奇しくもこの日はそのS井さんの誕生日。

 私はオカルティックなことに対しては完全否定派で、死後の世界も幽霊も心底信じてないけれど、おちゃめなS井さんのイタズラでは?と思わせるようなことが私の組全員に起こった。



 うちの組はパットが苦手なK嶋さん、コンペでよくブービーとメーカーを分け合うO本さんとF原さん(女性)という組み合わせだったんだけど、K嶋さんは5mぐらいのパットをいくつも沈めてドヤ顔から驚き顔、最後には呆れ顔。

 O本さんはS井さんの直系のお弟子さんだったせいかもっとすごかった。いつもなら人の二倍ぐらいショットを打ってコスパ抜群のゴルフを披露してくださるんだけど、この日は打つ球打つ球芯を喰い、フェアウェイを捉え、グリーンに噛みつき、ボギーペース+アルファで前半を終了。後半もスコアこそいつもどおりだったけど、ショットの好調さは維持され、ブービーもメーカーも回避。

 お酒とこんにゃくと女性が大好きだったS井さん。女性のF原さんへの贔屓もすごかった。後半西コース3番パー3。レディスティから90y、F原さんのショットは真っすぐピンに飛び、あわやホールインワン。ピン下1mに。ご祝儀バーディでニアピン賞もゲット。


 で、私なんだけど、年に何度もないようなこと、まあもったいぶって書くようなことじゃないんだけど、それはチップインバーディ。なーんだ、と思うなかれ。アプローチの成功率が、ニュートリノが他の原子と衝突するぐらいの確率である私にとっては奇跡に近い出来事なのだ。

 西コース7番パー4。ティショットは右ラフ、200〜250y付近の谷底やや上り傾斜へ。2打目は6アイアン、右が浅いので左へ打ったつもりが右へまっすぐ・・・転がってOB!になるはずが、木に当たって奇跡的に止まってくれた。

 3打目はニアサイドのピンに向かって10yラフ、2yのフェアウェイ、そして8y受けグリーン。状況は難しくないけど、落とし所がずれると大オーバーも大ショートもある。

 ライはちょっと薄い。っていうかベアグラウンド寄りのラフ。途中にラフがあるのでユーティリティの転がしは使えない。50度のウェッジで、前回習った、インパクトが強くならないピッチエンドランで打つと奇跡的にうまくコンタクトして奇跡的に落とし所もよくてさらに奇跡的にラインに乗って、そして。

 これだけ奇跡が続くとね、やっぱりS井さんが取らせてくれたチップインだろうな、と。



 あとで話を聞いてみると、他の組でもいろいろ不思議な事が起こったようで。まあ、偶然と思い込みと願望によるバイアスがそう思わせてるんだろうけど、そんな杓子定規なことをいうよりS井さんのおかげ、と思ってたほうがハッピーな気分になれるもんね。


 というわけで、少しづつレッスンの成果が出てきたのかも(今日の日記全否定かよ)。


2019/5/15 (1558761hit)  アプローチイップス・新たな局面へ


 イップスとは、「きちんとできていたことが精神的な理由でできなくなること」というのが一般的なイメージ。

 私はいまだかつてアプローチショットが「きちんとできていたこと」などないので、自分がアプローチイップスだと公言するのはおこがましいんだけど、それでも「素振りではできるけど実際のショットではできない」「練習場ではまあまあできるけどコースではできない」「気楽なラウンドならたまにできるけど競技などではほぼできない」「打つ前から極度の緊張感で悪いイメージしか出ない」「バックスイングを開始した瞬間意識が銀河系の彼方に飛ぶ」「インパクトの瞬間、異常な力が入り、リズムもテンポもぐちゃぐちゃになる」「それを意思の力でコントロールできない」「一人二人羽織状態」とこれだけ揃えばこれはもう立派なイップスだろう。

 もう10年ぐらいアプローチに苦労してて、それこそありとあらゆる練習(質・量とも)、本、知識、教え、打ち方、考え方をトライした。ここ2年ぐらいちょっとマシになったけど、根本的な恐怖心というか苦手意識はやっぱり変わっていない。



 そんな中、今年の1月から新しくS水プロに習い始め、メンタル面では

「それだけこじらせていたらちょっとやそっとでは治らない」
「一番簡単なクラブを使う」
「普通の人が普通にしているアプローチショットはまずできないので諦める」
「とにかくコースでミスをしないこと」
「寄せるのが難しい状況の場合は寄せようとしない」
「ウェッジを持たざるをえない時は(hiroさんにとって)大ピンチだから乗れば100点」


という事を心に刻みつけることから始めた。さらに技術的な面からは、

「アプローチでも体重移動。右に残るとチャックリ」
「それができないのなら最初から100%左足に乗せたセッティング」
「スイングリズムを守る=体を正しい順序で動かす」
「ヘッドをむやみに加速させず、やさしく打つ」

 という風なことを教わったわけだが、この最後の「やさしく打つ」というのがちょっと良いかもしれないのだ。そう、5月10日に「明日への伏線」と書いたその部分である。


 具体的にはインパクトでパンチを入れない、ヘッドを加速させないって事なんだけど、これを意識するとどうなるか。

 まず切り返しから打ち急がなくなる。ミスの多くは打ち急ぎから出るので、こうかばつぐんだ。

 つぎに加速させないように打とうとすると、腕力で打たなくなる。加速させる時は腕で「えいっ!」とクラブを動かしがちだが、それがなくなり体(肩や背中)などの大きな筋肉で打てるような気がする。

 あと、やさしく打とうと考えると気持ちも優しくなる(笑)。これは半分冗談だけど、緊張感が減るという意味ではなにげに重要だったりして。


 もちろんデメリットもあって、グリップが緩みそうになったり、減速してスイング自体が緩んでしまったり、インパクトに合わせ打ちしてフォローが出なかったりする恐怖感はある。でも、実戦でやってみると、メリットがデメリットを遥かに上回るんだよね。

 というわけで、アプローチイップスとの戦いは新たな局面を迎えるのであった。 


2019/5/18 (1559126hit)  プライベート練習ラウンド@ホーム


 昨日はいつも月例でご一緒させてもらっているT石さんと2バッグで。T石さんは教科書のようにきれいなスイングと軽く振っているように見えるのにドライバーで250y以上飛ばすという上級者で、もう見ていて本気で嫉妬するゴルファーである。

 「軽く振っているように見えるのに飛ぶ」というのはエネルギー効率が良く、理にかなったスイングをしているということで、これは才能と努力の賜物だと思う。本当に憧れるんだけどなかなかできないよね。私なんて軽く振ったら緩みまくって2番手落ちるかチョロ、思いきり振ったらタコ踊りですわ。


 そんなT石さん、ゴルフを始めてからずっとノートを付けている、という話の流れで、つい「私もホームページしてるんですよ、もう20年になります」と、対抗心丸出しで言ってしまった。ほんとに人間が小さいな俺。

 すると、後にこのウェブをご存知であったことが判明。ブログの方の掲示板にも書き込んでくださった。嬉しいような恥ずかしいような。T石さん、今後とも宜しくお願いします。



 というわけで、昨日のラウンドは明後日から始まる理事長杯の練習ラウンド。私は仕事の都合で出席できないんだけど、一緒にフルバックからラウンドさせてもらった。もちろん、スタートホールにいたキャディさんに一応許可を頂いて。

 普段回る青ティ(レギュラーティ)からは6695y(松竹)、コースレート71.8、スロープレート130。これが黒ティ(バックティ)になると7021y(同)、コースレート73.3、スロープレート135になる。

 関西の有名コースでスロープレートが135前後のコースをピックアップしてみると、奈良カントリークラブ(7146y)、よみうりカントリークラブ(7236y)、奈良国際ゴルフ倶楽部(7077y)、ABCゴルフ倶楽部(7235y)、琵琶湖カントリー倶楽部(7085y)などが挙げられる。まあそこそこの難易度かと。



 そう、難易度高いんだよって言い訳しとかないと恥ずかしいスコアだったりする。 



 パーセーブ50%はいい。パーオン33.3%も総ヤーデージを考えると健闘したほう。でも、ちょっと気を抜くとボギーがダボに、ダボがトリになるんだよね距離が長いと。

 松2番はティショットが50yも右へ(サブグリーンよりさらに右)。バンカーからのショットはうまく打てたけど花道。パターで寄せるも次が入らずダボ。

 3番はフルバックからだから、とティショットをリキんでダフリチョロ。2打目、3打目とユーティリティは右へ飛び、4打目で花道、5オン2パットで7。出だし、特に朝の数ホールは慎重にいかんとあかんね。

 4番パー5、スプーンの低いフック球を打とうとしてプッシュスライスOB。いちびりか。3パットボギー+OBでまたトリプルボギー。

 5番以降は落ち着いて、大きなミスは7番の2打目(7番ダフリショットがナイスオン)、8番の3打目(8アイアン抑え気味が抑え過ぎ)、4打目(ユーティリティのアプローチがパンチ入って大オーバー)の3つ。

 後半竹コースもちょっとマシになったかな、と思ったら3番でまたスプーンの低いフック球を左引掛けOB(まあ仕方ない)、4番パー5でバンカーからホームラン+4パットで9。4パットってあんた。

 まあ貴重なフルバックからのラウンドで色々やってみたので、いくつもスカタンをやらかしたのは仕方ないけど、せめて85〜6で回りたいよね。三大競技の時は82ぐらいを要求されるし。


 T石さんは85を切るスコア。さすが。明日、楽しんでくださいね〜!


2019/5/21 (1559403hit)  「正しいことの白」


 プロゴルフにまつわる都市伝説的な噂は色々ある。


 癖の悪いコーチは教え子の女子プロに手を付けてしまうとか。誰とは書かんが。

 ジュニア上がりの女子プロは世間や異性を知らずに大人になるため、好きな男ができると狂っちゃってゴルフどころではなくなり、消えていくとか。誰とは書かんが。

 未だに地方開催のトーナメントではその地方の反社会的勢力が深く関わってるとか。

 プロ支給品のクラブは市販クラブとは別物の、高反発違反クラブであるだとか。一時飛ぶ鳥を落とす勢いだった某女子プロが急に成績が出なくなったのはそのせいらしい。



 噂として流れてくるということは「まあそういうこともあるだろうな」と思えるけれど、いずれも当事者・関係者しか真偽の程はわからず、当然証明することもできない。

 しかし、4番目の「違反クラブ」について、これ以上ないはっきりとした形で証明されてしまった。


 つい先日、総武カントリークラブで開催された、ダイアモンドカップ2019の練習日。R&A主催の用具テストが実施された。そこでドライバーの反発係数が測定されたのだが、驚くような結果が出た。

 計測は任意で行われたのだが、出場144人中129人が計測所を訪れ、195本のドライバーが計測されたが、そのうち34本が不適合、つまり違反クラブと判定されてしまったのだ。

 195本中34本って、2割弱である。約5本に1本弱の割合で違反クラブが使われてたということだ。これってすごくね?



 もちろん、メーカーから支給されたものをそのまま使ってた、つまり知らずに使っていたプロがほとんどだろう。記事(注)に書かれていたように、使っているうちにヘッドがこなれ、結果的に違反クラブになってしまったものもあるだろう。しかしそれにしても2割弱っていうのは異常な数字だ。中には、(いわゆる)確信犯的に使っていたプロやメーカーもいたんじゃないの?と思われても仕方ない数字であるとも言える。

 まあいずれにせよ、今回のテストでは、「プロの使うクラブは市販品とは別物」という都市伝説を証明した結果になった。まあプロゴルファーは腕一つに生活がかかってるし、メーカーも何億も開発費掛けてドライバー作ってるんだから、両者とも一生懸命なのもわからなくもないけど、「バレなきゃルール違反してもいい」というのはちょっと違うよね。キレイ事かもしれないけど。



 ただ、練習日に自主的にこうやって計測してもらうプロやメーカーはまだ良心的なのだ。問題は、計測所を訪れなかった15人。ただ面倒くさかったとか時間がなかったプロもいるだろうけど、計測したら違反クラブであることがバレるからバックレた、ってやつがいるはずだ。いや絶対いる。間接的証拠(2割が違反クラブ)から間違いないところだろう。

 私が思うに、誰が計測所に来たのか(誰が来なかったのか)、違反クラブはどこのメーカーだったのか、そういう事をきっちり公表すべきじゃないかと。隠すということは後ろめたいことがあるってことだよね。それって犯罪者を幇助するのと同じ考えだよね。業界のダークな部分を、JGAが積極的に残そうという意思表明だよね。



 スポンサー様(クラブメーカー)にどうしても逆らえないということなら、前もって「1シーズンに1度、抜き打ちで試合中に全選手のドライバーヘッドを検査します」と言っておけばいいのだ。そこで違反が出たらこれはもう「不注意」や「経年変化」では済まされないだろ。当然そのクラブを使ってたプロは失格だし、場合によっては何試合化出場停止にしてもいい。

 でも、実際には絶対できない。なぜなら、皆が怖がって適合クラブを使いだしたら、ドライバーの平均飛距離が前年度より間違いなく落ちるから。今はツアーの平均飛距離や故人の飛距離などのスタッツがきちんと測られてるから、今まで違反クラブを使っていたことがもろにバレてしまうだろう。

 すると、スイング改造や故障でたまたま飛距離が落ちたプレイヤーやメーカーがとばっちりをくらうことになる。そう、一部のズルをするやつのために業界全体が悪に染まり、そしてそれを正すことすらできなくなってしまっているのだ。



 バレなければ(何をしても)いい、という考え方は、結局は自分だけでなくその世界すべてを腐らせていくことになる。でも、どの世界もどんな時代でも、とばっちり受けるのはそういう悪いやつではなく、真面目に生きている大多数の正直者なんだよね。

 そういう意味でも、R&AやJGTOやJGAには邪悪な「黒」の世界ではなく、「正しいことの白」のなかにいる、と胸を張って言えるような機関になっていただきたい。



注・・・今日の日記はパーゴルフ+プラスの記事を参考にさせてもらいました


2019/5/24 (1559751hit)  GB月例@交野CC


 毎月第四木曜恒例のGB月例。今回は大阪の名コース、交野CCにて。競技の世界にいる人なら誰もが知る、トップアマの井関さんが在籍しているコースである。

 ただ、3日前の月曜日、仕事中に腰を痛めてしまい、6割ぐらいの力でしか振れない状態であったことを最初にお伝えしておく。まあ腰を痛めてても痛めてなくても同じような成績しか出ないんだけどね。

 そのスカタンな結果から。



 3番は1打目6アイアンがへっぽこトゥショットで手前バンカー、2打目出ず、3打目ホームラン、グリーン奥からなんとか寄せてなんとか入れてのダボ。

 8番は池のある名物ホール。ティショットは右プッシュスライスで池のまだ右、林の中。2打目は出すだけ、3打目170yをユーティリティで軽めに手前から転がしあげて、と思ったら強すぎてグリーン手前から転がってグリーンオーバ。奥からユーティリティでなんとか2mに付けるも入らずダボ。

 9番はティショット左ラフ、2打目7番と8番で迷って8番を持ったのが失敗。当たりが悪くて手前のバンカー。しかもあごの直下に半分めり込んだ状態。89度の角度で200y飛ばす勢いで打たないと出ないやつ。叩き出してバンカー中央へ、4オン2パットダボ。

 というわけで前半はOBなし、3パットなし、パーオン4つもしてるのにほぼボギーペース。なぜだ(花道やグリーンセンターを狙わないからです)。


 後半は12番はドライバーショットがまた右に飛んでフェアウェイバンカーへ。バンカーからまた7番と8番で迷って8番を持って、わずかにキャリーが足りず手前のバンカーへ。学習能力無いんか(ないです)。砂の薄いバンカーからホームランし、一番奥から3パットで素ダボ。なぜグリーンセンターを狙わない?バカなの?(バカです)

 14番パー5がいちばんひどかった。ティショットはまた右プッシュでOBギリギリからのバンカーイン。前は木がせり出していて真横に出すか、低い球を打つかの二択。低い球で。さいわい樹の下は抜けたけど反対側のラフへ。3打目つま先下がりのベアグラウンドから花道を狙って6アイアン、見事なトップボールで60yしか転がらず。ナイスレイアップ(涙)。

 4打目、ラフから90yのウェッジショットはうまく打てたけどランが出てグリーンには乗ったけどピン奥10m。そこからまた3パット(ファーストパット3mオーバー)して素ダボ。7つのストロークのうち4つもミスしてたらダボになるわなそりゃ。

 17番は4アイアンのティショットを打ち急いでチョロ。2打目もチョロ、3打目ユーティリティで乾坤一擲、3オン。いや2連続チョロするようなやつが威張れませんぜ。

 最終ホールは10m以上のパットが偶然入ってパー。純粋にラッキーでも気持ちいい。



 というわけで、相変わらずミスばっかりしております。


2019/5/25 (1559878hit)  11回目のレッスン


 いつもは月曜日に行くレッスンだが、今週は忙しかったので金曜日に変更し昨日受けてきた。

 ちょっと油断するとすぐ左肩が上がり、すくい上げるような動作が出るのがなかなか治らない。あと、体重移動も中途半端で、トップで右に乗せた体重をインパクトに向けて左へ乗せていく際、どうしても上半身が早く開いてしまう。下半身は移動し、上半身の開きを我慢しないといけないんだけど、それがうまくいかない。


 昨日、それがなぜできないのかを教えてもらった。手首のコック(とヒンジ)が少ないのが諸悪の根源だと。もちろん悪いところはそれだけではないと思うけれど、私の場合でいえば、長年小さいコックで打っていた事が上の悪癖を助長していることは間違いないらしい。

 なぜか。

コックが浅い→クラブの遠心力が使えない→シャフトのしなり戻りが使えない→飛ばない。特にアイアン。

コックが浅い→クラブの加速が生まれない→だから体を一生懸命回転させる→肩が開く

コックが浅い→クラブが加速しない→フォローでヘッドが左サイドへターンしない→むりやり左肩をあげてフォローを作ろうとする


 という感じなのだそうだ。だから、

もっと積極的に、手首をフルコックさせるのだ。

 そして、ヒンジ(横方向へのコック)やアームローテーション(グリップが反時計方向へ回転する動き)ができるようになる必要がある。

 ただ、ヒンジとアームローテーションについては(以前もちょっと指摘されたが)コックをしっかり使って正しくスイングすれば自然にアームローテーションも起きるし適度なヒンジも生まれるので、あんまり意識しなくていいかと思う。
 


 コックを積極的に使うというのは、イメージで言えば「体幹の動きは必要最小限、胸の前でクラブが最大限加速する」って感じ。

 別の言い方をすれば、首のつけ根を支点にスイングするのではなく、「首のつけ根とグリップの2つを支点にする、制御された二重振り子でスイングする」イメージだ。



 コックを積極的に使うと、腕やヘッドの運動量が増える。その増えた動きより正確に行うためには、下半身をどっしりとさせなければいけない。足は体重移動するだけで、あまり動かさないようにしなければいけない。そのためには、

バックスイングで右ひざ我慢、インパクトで左ひざ我慢

 がやっぱり必要。我慢というのは伸ばさないってことね。昔は気をつけてたけど、歳をとって筋力が衰えてくると最初に崩れてくるところかもしれない。実際、最近のスイングではバックスイングで右ひざが伸び切り、インパクト直前に左ひざが伸びてしまってた。

 インパクト直前で左ひざが伸びると、前傾姿勢が保てず上体が起き上がるし、左肩も上がる。そりゃ芯に当たらないしトゥヒットするよなぁ。


 ああ、レッスン受ければ受けるほど悪いところが増えていく。スコアもHDCPも増えていく。ああ・・・


2019/5/27 (1560009hit)  5月月例競技


 昨日はホームコースで月例。いつものT石さん、何度がご一緒しているM本さん、元気なI井さんと4人で。

 朝7時過ぎスタートだったんだけど、理事長杯決勝当日だったせいかピン位置が結構シビアで、前半のハーフは2時間半、後半なんて3時間弱かかった。

 でその内容だけど、まあ相変わらず。ネット3オーバー。この、たった3打がなかなか減らせないんだよねー。



 前半1番2番は2mぐらいのパーパットを外してボギー。難しい3番では2打目の、めったに芯を喰わない5アイアンがきっちりあたって3mにパーオンし(たけど下りの微妙なラインで入らず)パー。4番、5番もそこそこ良いショットが続きパー。

 6番パー3は左のOBを嫌がって右バンカー。出るには出たけど2パットボギー。7番の2打目もつま先下がり左足下がりから捕まえきれず右手前バンカー、3mに寄るも入らずボギー。

 フルコックスイングしてるんだけど、思い切り左へすっ飛んでいきそうでどうしても左が恐いところはコックをセーブしてしまうんだよねー、と自己分析。

 8番パー5は7mから痛恨の3パットでボギー。これは勿体なかった。9番、会心のティショット(自己最高飛距離)で残りは110y、絶好の位置から打ち急いで当たり損ないのへっぽこトップ。大きめのクラブでリラックスして打つべきだった。3打目寄らず4打目入らずのボギー。

 上がり4ホールでズルズルとボギーを重ねてしまうところが実力だねえ。2打は節約できてるはず。40なら御の字なのにね。


 後半は3ホールダボ、残り6ホールパーという珍しいパターン。ダボは全部パターンが違った。

 2番パー3はティショットがグリーン横の左足下がりのラフ。ニアサイドのピンに対し、ワンクッションで砲台グリーンに乗せようとしたらショート。もう一度ワンクッション、またショート。エッジから2パットでダボ。

 ・・・・・寄せよう(=パーで上がりたい)と思うからダボになる。長い距離のパットが残ってもいい(ボギーでいい)からとりあえず乗せるべきだった。

 4番パー5はティショットが左に出て左に曲がってOB。パー5の大叩きグセがなかなか治らない。

 ・・・・飛ばして少しでも3打目を近くから打ちたい=バーディを取りたいという欲の現れ。ホントに欲深い。パー5のティショットであえてドライバーを持たない作戦を実行に移す時が来たようだ。

 苦手な竹7番、ティショットはスプーンでまずまず、2打目も7アイアンのショットがグリーンすぐ横まで。しかしニアサイド、しかもマウンド越えのアプローチ。ユーティリティで転がすも、ビビってマウンドの頂点で止まる。絶対やったらあかんやつや。はい、3パット素ダボ。

 ・・・ニアサイドに外れた時点でボギーを覚悟し、5mオーバーさせても上りのパットを残すべきだった。また「パー取りたい病」が招いたダボ。


 こうやってダボを振り返ってみると、全部欲深さ・傲慢さ・勘違いからくるダボだよね。でも、ラウンド中は自分が傲慢な攻め方してることにはなかなか気づかないんだよねー。



 打つ前に深呼吸し、考え、もっと謙虚になりましょう。


2019/5/29 (1560261hit)  ゴルフ侍あるある


 コース紹介で、グリーンキーパー(支配人)の99%は「初心者の方から上級者まで楽しめるコースです」と言う

 キャディさんがカワイイかどうか気になってしまう

 キャディさんと侍が異様に仲が良いと、つい下衆の勘繰りをしてしまう


 
 侍のクラブ紹介では「独自の哲学」「唯我独尊」「個性」「感性」「唯一無二」というキーワードを使いがち。ちなみにそれらの本当の意味は、「変態セッティング」「あきらかにおかしい」「なんとなく変」「統一感なし」「特徴なし」である。

 そして、14本のセッティングのことを「不労」と呼ぶ・・・あ、フローか。



 つい侍のアラ探しをしてしまう

 勝手に「見栄張り侍」「ストロングロフト侍」「ボンボン侍」などと悪口系の二つ名を付ける

 侍が大きなミスをすると、ちょっとホッとしたりする

 でも、プロがミスをすると「どっちがプロかわからんやんけ!」と悪態をつく



 自信満々の侍は負ける

 高圧的なプロは負ける



 金持ち二世侍、金持ちスポーツ侍、自慢侍は負けたらいいのにと思う(完全にひがみです)

 アマチュアをリスペクトできないプロはさらに負けろ!と思う

 クラブ選択にチャチャを入れ、思ったとおりオーバーやショートをしたら「やっぱり」とつぶやく

 「あのホールで勝負の流れが変わったなー」などと反芻し、一人悦に入る



 でも、番組が終わって30分もすると、侍の顔も職業もスイングもすっかり忘れてしまう。なぜかはわからない。


2019/5/31 (1558761hit)  大阪パブリックGCでリハビリラウンド


 序章

 月曜日の夜、なんとなく左脇腹に違和感が。また筋をおかしくしたかな?(50をすぎるといとも簡単に寝違えたり筋がおかしくなったりする。そしてそれは数日治らない)と思って布団に入るが、呼吸をするたびに痛い。我慢して寝るも、次の日も同じような感じ。肋間神経痛だ。

 去年患った帯状疱疹の後遺症っぽい。残っていたリリカ(神経障害性疼痛の薬)を飲み、日課である1000球パット(ウソ)と100球アプローチ(ウソ)と100回のスクワット(ウソ)を中止し、安静にする。

 木曜日、ホームコースのMの会や、某所で行われる予定の某コンペに飛び入り参加しようかなと思っていたのだけれどこんな状態では無理だ。というわけで、楽天GORAの一人予約を利用し、距離の短い大阪パブリックでリハビリラウンドを行うことにした。



 第一章 大阪パブリックGC

 当日は肋間神経痛も我慢できる程度まで落ち着き、快晴無風の中、張り切って1時間以上前にコースへ到着。家からコースまで20分ぐらいなんだけどね。

 大阪パブリックは今年で開場57年、私より年上である。古くから大阪のゴルファーを育ててきた歴史あるコースだ。生駒山の北端に位置し、現在のコースに比べ狭くて短く、アップダウンもそこそこあるけれど、毎年パブリック選手権も開催されている有名なコースである。



 レギュラーティから4711y、パー70。パー3が5つ、パー5が3つ、パー4はすべて300y以下。失礼な言い方になるけれど、ショートコースに毛が生えたようなホールばかり。でもコースやグリーンはきちんと整備されていて、その辺の2流のメンバーコースよりもいい仕上がりになっている。だから、すごく練習になるんだよね。



 第二章 ラウンドスタート

 今日ご一緒させてもらうのはいずれも40歳台で、よく利用されるという女性が1人とその知り合いのおしゃれな男性、そしてラグビーをされていたかっこいい男性の3人。3人ともゴルフが大好きで明るく気持ちが良い方たちだった。

 予定ではインスタートだったんだけど、お昼の時間が短くなるとのことで急遽アウトから。トップスタートで気持ちいい。

 1番、230yでほぼ真っすぐのパー4。無理せず花道に置くつもりでユーティリティを持つ。ちょっと外に当たったけど逆にドローがかかってランがよく出てワンオン。ラッキーだ。2パットでバーディ。

 2番は右サイドに200yで超えるバンカーがある打ち下ろしのパー4。ドライバーでバンカー越えを狙うも、ちょっと引っ掛けて逆にバンカー左のベスポジへ。ラッキーだ(2個目)。ウェッジでピン下8mに、2パットパー。

 3番は506y、パー5。打ち下ろしやや右ドッグレッグ。「パー5になるとリキんでOB打ったり大叩きする病」の治療のためスプーンでティショット。右サイドフェアウェイ。2打目は6アイアンで100y残し。3打目105y、ウェッジでピン下3mに。2パットパー。この日はウェッジショットが真っすぐ飛んでくれる。

 序盤3ホールはすべてパーオン、1バーディの1アンダー。まあまだ始まったばかりだし、ラッキーもあったし、たまにはこんなこともあるだろう。どうせハーフが終わる頃には帳尻合わせて3オーバーぐらいになってるんだろう、と全く意識せず。



 第三章 バーディラッシュ

 4番は打ち下ろし右ドッグレッグ、235yのパー4。ワンオンも可能だけど左サイドは200yで突き抜ける。6アイアンでレイアップ、のつもりがだいぶ右へ。幸い落ちどころが広くなってて、ラフで助かってた。2打目はマウンド越えの30yアプローチ、乗ればいいやと思いながら50度で手前から転がすと、うまくバウンドして2mに付く。ラッキーだ(3個目)。バーディ。

 5番はアウトで一番難しいパー5。距離は410yしかいないけど、ダラダラ打ち上げ、しかもグリーンがだいぶ左に振られていて砲台、2オンはなかなか難しい。ティショットスプーンで右ラフ、2打目7アイアンでハーフトップもナイスミスで残り80y、3打目ウェッジでピン奥3mに。奥はダメなんだよね。寄せるつもりでパットしたら、最後の一転がりで入ってくれた。ラッキーだ(4個目)。バーディ。

 6番は115y、谷越え打ち下ろしのパー3。グリーンが斜めに位置していてピンは左奥。ピンを狙ってショートすると谷底、右へ逃げると突き抜け。当然グリーンセンターを狙ったんだけど・・・引っ掛けてピン方向へ。ちょっと焦るが距離がちょうど合ってたのでピン下1mに着弾し、50cmに。ラッキーだ(5個目)。タップインバーディ。

 5つのラッキーに恵まれ3連続バーディを含む4アンダー。でも、浮足立つことなく。プライベートのお遊びラウンドじゃん、と思いつつ。


 第四章 好調(いやラッキー)は続くのか?

 7番パー3。右奥のマウンド頂点に立つピンに対し、左センターにオン。2パットパー。

 8番、一見どこへ打てばいいのかわからないような、打ち下ろしてから超打ち上げていくパー4。左はOB。ユーティリティで受けている右サイドへ。2打目はPWでピンやや上5mに。下りを弱々しくショートさせ、2パットパー。

 9番パー3。ティショット8アイアン、ちょっと当たりは悪かったけど左手前にオン。上りの8m、ここでパーなら31、しかもボギーフリー、と意識した途端にパットが打てなくなって1mショート。ほんの少し左へ切れるラインだけど、まっすぐ強めに打てば問題ない。はずが緩んで左へへろっと切れる(笑)。ヘタレである。最後に3パットボギー。

 しかしチョー久しぶりのアンダーパー、32(パー35)は出来すぎ。っていうかラッキーがいくつもあったり、ウェッジのフルショットがたまたまピンまでの距離だったりという感じで、ホントにツイてた。あと、9ホール全部パーオンは人生初かも。いや、短いコースだけども。



 第五章 バックナインで本領発揮か、あるいは

 昼食。と言ってもまだ午前9時半なんだけど、ここはバイキングでカレー・チャーハン・白飯はある、ミンチカツ・鶏のから揚げ・白身魚フライ・ローストチキンなんかもある、サラダも当然、コーヒー飲み放題とちょっとハイになるぐらい充実してるので食い過ぎる。10時なのにお腹いっぱい。卑しい豚め。

 ちょっと心配しつつ後半スタート。10番は257y、やや打ち上げのパー4。アプローチの距離を残さないため6アイアンでティショット、2打目50度のウェッジでフルショット、ピン奥4mに。ダウンブローに入っているせいか、思ってるよりちょっと飛ぶ(と言っても5yぐらいだけど)。いい傾向だと思いたい。下りのパット、何も考えずコツンと打ってしまい3mオーバー、と思ったらカップに吸い込まれる。ラッキーだ(6個目)。バーディ。

 11番はそこそこ距離のある(180y)パー3。しかしこの日はティイングエリアが少し前で、打ち下ろしも入れて150y。7アイアンでピン左下、2パットパー。

 12番はとんでもない打ち上げのパー3。120yぐらいしか無いけど、8番で。打ち上げのホールはヘッドアップしないように打つ!って誰かが言ってた。そのとおり打って、ラッキーにも(7個目)きちんとグリーンに乗ってた。これだけ打ち上げだと、どんだけ打てばいいかなんて全然わかんないもんね。2パットパー。

 13番パー5。右側に林があり、フェードが打てなくなった(っていうか、以前はフェードかスライスしか打てなかったんだけど)今の私には打ちにくいホール。スプーンで行くはずだったんだけど、なんとなくドライバーを持って。案の定、チーピンがでた。OB、ああ快進撃もここまで・・・と思ったら木に当たってセーフ。まだラッキーは続く(7個目)。つま先下がり左足下がりベアグラウンドから2打目、無理せずハーフトップでいいや、と6アイアン。ハーフトップでフェアウェイセンター。

 3打目は175y打ち下ろし、距離的には6アイアンだけど、手前にバンカーがあり、左足下がりなので5アイアンで軽めに花道を狙う。やや薄い当たりでナチュラルなこすり球が出て、花道ではなくピンに真っすぐ飛んでいく。ピン下5mにオン。大結果オーライ、ラッキーにも程がある(8個目)。下からほぼ真っすぐ、入ってくれてバーディ。

 後半4ホールで2バーディ、ここまで5アンダー。おいマジか。ここまで来たらアンダーパーで回りたい。とこの時はっきり自覚する。しかしあと5ホールで大叩きしてオーバーパーになったら流石に悔しいだろうなあ。さてどうなるか?



 第六章 チャックリ!

 14番はまっすぐ打ち上げのパー4。右サイドはOB。左サイドにスプーンで低い球で。2打目、ラフから155y。フライヤーが掛かりそうなライ。1番手落として8番で。ラッキーにもセンターにオン(9個目)、2パットパー。

 15番もまっすぐ、非常に狭いホール。4アイアンで右ラフ、2打目70yをウェッジで。ちょっと緩んで2段グリーンの下にオン。ファーストパットはピン横1mにつけるも、想定外に曲がって3パットボギー。終わりの始まりか?

 16番、ここも非常に狭く、右がアウトで、落下地点が見えないパー4。再び4アイアンで左サイドに。2打目バンカー横の薄い芝から、100yのウェッジショット。今日イチの当たりでピン奥3mに着弾し、バックスピンで2.5mに。きちんとダウンブローに入るとバックスピンが掛かる!こんなにキレイなバックスピン、生まれて初めてかもしれない。2パットでパー。

 17番、やや広めでワンオンも狙える(240y)パー4。でも4アイアンで残り70y地点へ。いかん飛び過ぎだ。6アイアンで打つべきだった。砲台グリーンに向かってウェッジでフルショット。ちょっとオーバーさせて奥へこぼす。ピンまではきつい下り。エッジを斜めに横切るアプローチ。当然ユーティリティで。ショートさせないよう気をつけて打ったら5mオーバー。それあかんやつや。しかしこのパットを気合で沈めてパー。

 いよいよ最終ホール。4アンダーキープ。よっぽどのことがないと大丈夫だろう。最終もワンオンが狙えるパー4(250y打ち下ろし)だけど、また4アイアンで。良いショットだけどまた50y残る。っていうかなんで6アイアンで打たない?アホなの?

 砲台グリーンに対し、残り50yピンはエッジから10y、奥行きはない。高くあげて止めるなんてできない。当然転がしで。PWを持つ(今思えば、ユーティリティで転がしたら良かった)。

 2打目50yのバンプエンドラン、今日はじめてに近いアプローチは。あの懐かしの、いつものチャックリ。ここで記憶が途絶える。























 ふと気づくと、スコアカードには5の数字が。3打目を乗せて2パットのボギーだったらしい。チャックリ5連発とかしないで良かったー。というわけで。



 このハンコが押せる日が来るとは思わなかった・・・・嬉しい。



 最終章 アンダーパー

 ラッキーが9つもあったこと。すごく短いコースだったこと。何の期待もせず気楽にラウンドしたこと。肋間神経痛があったので無理しなかったこと。同伴競技者が皆すごくいい人だったこと。そんなことがいっぱい重なって、生まれて初めてアンダーパーで回れた。しかも60台。生まれてきてよかった(笑)。生きててよかった(Kさん風に)。

 アンダーが出ながらも、なぜか淡々とラウンドできたことも良かった。ゾーンと言ってしまうのはちょっとおこがましいけど、やることなすことすべてうまくいくという経験は不思議だった。意識した最終ホールはさすがに平常心では回れなかったけど。

 あと、1月から教えてもらっているS水プロのレッスンの成果が少しづつ身についてきてるような気もする。アイアンの酷いミスが殆どなかったし、きちんとダウンブローで打ててるような気もする。ご一緒した人に「どうやったら(hiroさんみたいに)ダウンブローに打てるんですか?」って聞かれたし。答えられなかったけど(笑)。




 いやでもね、スコアカードのヤーデージ見ていただいたらわかると思うけど、ホントにムチャクチャ短いコースだから。ユーティリティでワンオンできるパー4とか、ミドルアイアンとウェッジで2オンできるパー4とか、そんなのばっかりだから。ドライバー使ったの2回だけだから(しかも1回はOB級の当たり)。

 それでもやっぱり、

 チョーマジ嬉し〜〜!



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