日記116

2006年7月16日〜31日

去年までの日記

今年(2006年)の日記
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7月前半 7月後半

  2006/7/16 (482498it) HDCP7対HDCP13、あるいはゲーノーカイの掟(その2)


 中途半端で終わってしまった昨日の続きである。ちなみに、昨日のあらすじを書いておくと、銀河系パトロール第八分隊隊長である左とん平が、辺境の惑星ゴールフで暴虐の限りを尽くす宇宙超獣タカーダ征伐のため部下であるド・ライバ副隊長とアーイ・アンクラブ軍曹とウェッジ少佐とスコッティ・キャメロン二等兵を引き連れて宇宙狭しと大活躍するのであった。

 さて、タカーダ1打リードで迎えた第2惑星二番目のホールはパー3。ここで左とん平は1オン2パットのナイスパー。・・・パー3は実力の差がはっきり出やすい(ごるふの「あや」その4)

 一方の高田純次は再び奥へこぼしてしまい(高田純次は普段からパー3で大きすぎるクラブを持ってオーバーする確率が99.7%である)、彼は「とにかく乗せるだけでいいや」と言いつつ奥からのアプローチを打つもだいぶオーバーしてしまったが一応乗せる事には成功したにも関らず「大きすぎるよ〜」と文句を言っていたのはやはり本心では寄せたかったのであり乗せるだけでいいやと本当は思っていなかったと考えられそしてそういう言動不一致がミスショットにつながったのだろうなあと思ったって判りにくい文章で何が言いたいのか全然判りませんか?・・・こうと決めたら、あるいは口に出したらその決断に対して迷いなくトライすべきであり中途半端は良くないっす(ごるふの「あや」その5)

 結局そこから3パットしてしまい、高田純次はダボ。1打のリードが逆に1打の負けになってしまった。そして迎えた最終ホール。思いがけない事が起こるのであった。

 左とん平のティショットはほぼパーフェクトでフェアウェイ。2打目も強いアゲンストの中、再びドライバーを手にしてファイン・ショット。左足上がりのライで強いアゲンストだったため、スプーンで吹け上がってしまうと距離が稼げないと考えたようだが、この判断は金子プロも絶賛していた。HDCP7である。・・・上級者は状況判断が適切であり、ミスの確率が少ないごるふを自然に選ぶ(ごるふの「あや」その6)

 一方の高田純次、ティショットを大きく右へ打ってしまい、なんとOB。打ち直しも全く同じところへ2連続。何だか最初から右を向いていたような気がしたのだが・・・「死ぬほど目標を定めよ」は伊達ではない(ごるふの「あや」その7)

 結局左とん平はパー、高田純次はクァドループルボギー(+4)で勝負あった!であった。

 でも、考えすぎかもしれないけど、なーんとなく最後の2連続OBがわざとらしいというか出来過ぎというか予定調和というか・・・そこまで露骨でなくても「OBになってもいいや」みたいな打ち方をしたような気がしなくもないというか・・・・つまりゲーノーカイの大先輩でありごるふが趣味だと公言してはばからない左とん平に気を使って万が一でも自分が勝たないようにしたような気が・・・・

 でも、こういうのを「ゲスの勘ぐり」と言うんだろうね。あんまり良い趣味じゃないね>俺。それに、本当の事がどうであっても、ブラウン管の中での出来事だからまあどうでもいいんだけどね。

 というわけで、今日の更新を終わります。今日は夕方4時からハーフ回ってきまーす!

  2006/7/17 (482770it) 実り多いラウンド


 というわけでコースに着いたのが3時過ぎ。1時間ちかくも早く着いたのはパッティングの練習をしようと思ったからである。到着して受け付けを済ませ、ニューボールを3つ持ってパッティンググリーンへ。4つ切られているホールに向かって、まずは距離感を合わせる練習をし始めた途端であった。

 とつぜんのおおあめ
 とつぜんのおおあめ
 とつぜんのおおあめ
 とつぜんのおおあめ
 とつぜんのおおあめ
 とつぜんのおおあめ
 とつぜんのおおあめ
 かすかなるえんらい
 とつぜんのおおあめ


 と山村暮鳥が乗り移るぐらいの爆裂的な雨である。私の体は1.8秒でずぶ濡れになってしまった。あわててパッティンググリーン横の木の下で雨宿りをしていると、初夏の夕方、体をぬらす自然のシャワー、心地よい風、雨の匂いがまるで私を少年時代に戻ったかのような錯覚を呼び、何となく懐かしくそして贅沢な気持ちになったのであったってスかしてんじゃねーよ>俺。

 さいわい5分ほどで雨は小降りになり30分ほど練習できたのだが、ここで私は最近の不調の原因を突き止める事ができたのである。

 実は最近、ずっとパッティングのアドレスがしっくりこなかったのである。グリーン上で構えると、なぜかいつもつま先下がりのように感じてしまい、よって打てばスライスするような気がし、つい左へ引っかけがちになっていたのだ。

 その原因が判った。ボールの近くに立ちすぎていたのだ。いや、つま先下がりに感じるから近くに立つようになってしまったのかもしれないが、とにかく近くに立ちすぎ、体が起き上がっていたようだ。球半個分ぐらい離れて立つと、その違和感は消え、真っ直ぐ転がせるようになった。いやあ、やっぱり練習はするもんだ(当たり前だ)。

 その後再びダムが決壊したような雨と1.21ジゴワットの電力を十分供給できるほどの雷が20分ほど続き、結局スタートしたのは4時30分ぐらいであった。最後まで回れるのか?

 さて、ラウンドの方だがそれは明日詳しく書くとして(←まあまあだったらしい。判りやすいヤツ)、今日はいくつかの「判った!」を書こう。

 ドライバーの左向いて右へ打つ作戦はまずまず。体の向きは左でも、目線はボールを飛ばしたい方向に向けるのが良いみたいだ。

 でも、眼鏡が曇る程の湿度や、小雨でも雨の粒が大粒なら、ドライバーの飛距離は相当落ちるという事が判った。いつもより5〜10%ぐらいは飛んでなかったもん・・・って、ホンマにそんなにはっきり違いが分かるのかよ?>俺、という意見もありますな。

 で、最近トホホ続きだったフェアウェイウッド。これも、飛ばそうとするあまりかコックが深くなっていたのが悪かったようだ。極力コックしない(アドレスでの手首の角度をハーフウェイバックまではやや意識してそのまま維持し、トップでは自然に無意識にコックしていく感じ)事で当たりが戻ってきた。やっぱりスウィングにはあんまり欲を入れてはいけない。

 アイアンはそこそこ良かった。このまま7月25日の大会まで持ってほしいものである。

 そしてアプローチ。これもナイスな発見があったのだが、これは明日のお楽しみという事でって誰もお前の発見なんて楽しみにしてねーよ>俺。

  2006/7/18 (483098hit) 特報と訂正とどうでもいい話

7/17・きさいちCC・松Aグリーン・Par36(コースレート68)・曇時々雨
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 par72
換算
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 3 5 6 4 3 4 7 4 41 82
putt 2 1 2 3 2 2 1 3 1 17 34
topics       *1     *2 *3 *4   

*1・・・10m以下の距離からの3パットはヘタの証拠です。トホホ度3

*2・・・エッジから10ヤードのチップショットがOKに付く。
ウホホ度2

*3・・・ほとんどミスショットが無かったのに何故ダボになったかは本文参照。
トホホ度2

*4・・・再びラフから10ヤードのチップがOKに。
ウホホ度2

ウホホ13.5p(4p+パー1.5p×5+寄せワン1p×2)VSトホホ4pでウホホの勝ち (ウホホ9勝14敗)

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア*
Scoring average
3ボギー
1ダボ
82
(+10)
87.5
平均パット数*
Putting average
1.889
(34)
1.928
(34.70)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 5.14
(0.93/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
55.6
(5/9)
35.8
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
88.9
(13/18)
77.6
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
33.3
(3/9)
31.4
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
100
(9/9)
79.2
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
85.7
(6/7)
63.4
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
211.4 209.7
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(3/6)
27.9
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
91.7 66.3
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
66.7 60.1
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
93.8 60.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
57.1 64.1
(*・・・ラウンド換算)


 本題に入る前にまずは訂正をと思ったのだがその前に。はるか青森の地から、素晴らしいニュースが飛び込んできました!

とんきちランドのとんきちさんが、2バーディ2ボギーの
パープレーラウンドを達成されました!!パチパチパチ!!ヒューヒュー!!

 いやあ・・・・スゴイっす。すべてのごるふぁーの中で、生涯にパープレーでラウンドできる人は一体何人ぐらいいるだろうか?恐らく1%以下であろう。単にシングルプレイヤーになるよりも難しいはずだ。

 80そこそこのスコアを連発すればなれるシングルよりも、千載一遇のチャンスを活かし、プレッシャーに打ち勝ち、自分を律し、迎えた最終ホール、ここでパーが絶対条件、そういう極限状態の中、フェアウェイへ運び、グリーンにオンさせ、パット沈める!わーい!パープレー!!という方が100倍難しいと思う。

 とんきちさんは今年の2月から半年間、ずっとプロについて猛練習してこられた。こういう努力が実を結んだのであろう。やはり継続した正しい努力は、世界最高のTipにも勝るのである。

 とんきちさん、本当におめでとうございました!


 では訂正の方を。昨日の日記で、私は「眼鏡が曇る程の湿度や、小雨でも雨の粒が大粒なら、ドライバーの飛距離は相当落ちるという事が判った」と書いたが、よく考えればラウンドする直前に大雨が降って地面が柔らかくなっていて、単にランがほとんど出なかっただけだと気付いた。ああ恥ずかしい情けない俺のバカ。穴に入って小さくなりながら訂正させていただきます・・・orz


 さて、そのラウンド内容だが、相変わらず3パットを量産しつつも、良いチップやアプローチパットに助けられ、まずまずのスコアとパット数でラウンドできた。

 しかし、まだまだ詰めの甘さは健在である。特にパー5の2つは極めてトホホっていた。

 4番ホール、2打目でピンまで60ヤード地点へ運んでおいて、そこからのアプローチ。確かにバンカー越えの砲台グリーンという難しい状況だったけれど、腕だけの頓珍漢ショットでかろうじて乗っただけ。(バンカーに入れるかも、という)恐怖心に勝てなかった己の心が情けない。しかも3パットってあーた。

 8番ホール、ティショットはややトップ目ながらフェアウェイセンター。2打目の7W、ノーコック打法でうまく当たるもつま先上がりのライからだったせいか左ラフへ一直線。100ヤードの表示杭のすぐ横だったのでPSだけを持ってボールの位置まで来ると、マウンドの後ろで相当の左足上がりだ。

 ボールが高く上がりショートするからPWの方がいいと思ったがカートははるか彼方。まあいいか、と思いフルショットするも、やっぱりボールは高く上がりショート。アホである。

 花道からの寄せも3mほどショートし、狙って打ったパーパットは1.5mオーバー。ホールは2段グリーンの段の下すぐに切られてあったので下りのパットを残す。で、まあ流れからして当然外す。ボギーオン3パットのダボ。残り100ヤード地点から5打。同伴競技者の女性が「今日は月例だから、難しい位置に(ホールが)切ってますからね」と慰めてくれたが、いえいえ単に私がバカなだけです。トホホ。

 ああ、こうして書いていると己のバホ(バカでアホ)さ加減に呆れ、とてもじゃないけど偉そうにアプローチのナイスな発見など書ける心境ではなくなってしまった。あの、1日たっぷり反省してから書きますハイ。

  2006/7/19 (483592it) 古武道をごるふに活かす


 先月、日テレで放送されている「世界一受けたい授業」という番組に、武術家の甲野善紀氏が出演していた。

 甲野氏を知ったのは2年ほど前で、某国営放送の『人間講座』で「古の武術に学ぶ」という番組をたまたま見た時であった。その、静かな殺気ともいえる気配、緊張感を感じさせる立ち居振る舞いに、私は只者ではない雰囲気を感じたのであった。

 その、古来日本に独特の体術というか体の使い方は、巨人の桑田真澄の投球や世界陸上銅メダルの末續慎吾の「ナンバ走り」にも活かされていて、近代西洋スポーツ学では常識とされる体の動かし方とは違う、体の動きが特徴である。

 例えば、前述した「ナンバ走り」であるが、これは同じ側の手と足を動かすイメージで走る動作で、江戸時代の飛脚が1日に何十キロも走り続ける原動力になっていたものだとされている。一般的な反対側の手足を動かす走り方では上体のブレやねじれというエネルギーロスが大きく、長距離走には向かないというのがその根拠らしい。

 実際、腕を全く振らず腰の当たりに保持し、同じ側の足と肩を同時に前に出すように歩いてみると、体の軸を全くぶらさず歩けると実感できる。どうか皆様も試していただきたい。驚きを感じていただけるだろう。

 で、その番組の中で、甲野氏は「転んでも怪我をしない転び方」「ぎっくり腰にならない重い物の持ち方」「酔っぱらいや寝たきりの人を楽に起こす方法」「重い買い物袋を楽に持つ方法」などを紹介されていた。そのどれもが我々が普段何気なく行っている体の動かし方の常識を覆すもので、さらに感心してしまったのであった。

 そして、「酔っぱらいや寝たきりの人を楽に起こす方法」の中で紹介されていたのが「折れモミジ」という手の形である。詳しくはこちらをご覧頂きたいのだが、中指と薬指だけを曲げる、つまりまことちゃん@梅図かずお先生の「サバラ」の形である。この手の形を意識して作ると、腕が1本の棒のようになり、余計な力を入れないで済むようになるらしいのだ。

 この方法は実際に介護の現場でも応用されているのだが、これ、ごるふでも絶対に応用できるはずだ!と私は考えた。そう、スウィング中の左腕がまさに「余計な力を入れないで1本の棒にする」ではないか

 そう考え、練習場で左手の小指を外し(伸ばし)、親指と人差し指にあまり力を入れないようにし、薬指と中指のみに力を入れる感じでスウィングしてみた。だが・・・フルショットではスウィングプレーンが安定せず、うまくいかなかった。それで一旦は忘れていたのだが・・・

 木曜日のラウンド。雷による中断があったためか、2バッグの我々が6番ホールを終了し、7番ホールのティグラウンドへ向かうとカートが3台連なっている。後ろは4バッグでまだまだ影も見えない。ここぞとばかりアプローチの練習をする私たち。

 下りのグリーン面への微妙な距離感、硬く締まったバンカーからの脱出、そして深いラフからのチップショットなどを練習する。特に深いラフから柔らかいアプローチは非常に難しい。スウィングがゆるむと大ショート、変に力が入ると大オーバー、手首を使うとだるま落とし。

 そこでふと思い出した。ここで「サバラ折れモミジを使ってはどうか」と。で、やってみたら・・・いい感じなんですわ、これが。とっても。

 ヘッドがスッと走り、ふわっと上がる柔らかい球が打てる。深いラフを感じさせない抜けの良さ。そして打感の気持ちよさ。球が上がるので、ランが出すぎる事もない。私は5〜6回そのグリップでラフから打ってみたが、ミスショットは皆無、そしてボールとのコンタクトも球の上がり方も一定している事を確認した。

 さらに7番ホール(ごく浅いラフから10ヤード)と9番ホール(深いラフから10ヤード)で試してみたところ、なんと両方ともOKの位置に寄った(本当)。

 ひょっとして、これは金の鉱脈かも!!えっ?そんなの偶然だろうって?お前のいう事だし、簡単には信用できないって?・・・・そうかも。
 

  2006/7/21 (484499hit) 一人のラウンド

7/20・きさいちCC・松竹Aグリーン・Par72(コースレート68)・
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 3 5 5 4 4 4 6 5 41 4 3 5 5 5 4 5 5 3 39 80
putt 2 2 2 1 1 2 2 2 2 16 2 1 2 1 3 3 2 2 1 17 33
topics   *1   *2         *3           *4 *5     *6   

*1・・・7Wのトップボールがグリーンオン。ダフリトップにOBなし。トホホ度1

*2・・・3打目の9アイアンがトホホトップするも、25ヤードのアプローチがOKに寄る。ウホホ度2

*3・・・
気合いが入るとアイアンがトップするのは心の弱さですか?トホホ度2

*4・・・パーオンした時に限って3パットするのも心の弱さですか?
トホホ度2

*5・・・
っていうか、10mぐらいから3パットするのはパットのトホホですか?
トホホ度3

*6・・・
まあたまには偶然が重なってこういう事もある。っていうか自画自賛ですか?
ウホホ度3

ウホホ21p(5p+パー1.5p×8+寄せワン1p×4)VSトホホ8pで久しぶりにウホホの圧勝 (ウホホ10勝16敗)

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
9ボギー
80
(+8)
87.2
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
1.925
(34.64)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56
(1/18)
5.16
(0.93/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
50.0
(9/18)
36.3
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
100
(13/18)
78.4
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
38.9
(7/18)
31.7
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
100
(18/18)
80.0
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
63.4
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
209.3 209.7
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
37.5
(3/8)
28.2
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
71.4 66.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 60.9
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
76.7 61.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
81.3 64.5

 予報は雨。そして朝起きるとやはり雨。午後からはさらに強くなるらしい。天や気象台や石原良純に歯向かった覚えもないのにこの仕打ちは如何なものか・・・って梅雨だから仕方ないって。

 おまけにコースから電話があって、同組の競技者が軒並みキャンセルということで、独りぼっちのラウンドになるらしい。俺はもちろんOKだ。雨の日の一人でのラウンドは妙に落ち着くし、もともと俺は一匹狼の風来坊、孤独には慣れっこだぜ(全然本題とは関係ないが、ハードボイルド風なのに「独りぼっち」とか「慣れっこ」と言い回しはいかがなものかと思うぞ>俺。あと、「寂しがり屋さん」とか「照れ屋さん」という言い方があるが、これも大のおとなが言うと妙に気恥ずかしいというか情けない気がするのは俺だけだろうかって俺だけですねごめんなさい)。

 とかなんとか言いながらスタート。フェアウェイは半分ぐらいカジュアル、グリーンも水が浮きかけという悪いコンディションなので、今日は「無理をしないで刻んで刻んでみじん切り」で行こうと決める。

 スタートホール、ティショットはスライスながらフェアウェイ右端へ。2打目、残り165ヤード打ち上げ、しかも地面は水っぽい。距離的には5番か6番だが、今日はみじん切りラウンドだしライは悪いし砲台グリーンだし、そもそも朝イチのホールから長いアイアンのフルショットはとてもキツイ(←ヘタレ)。というわけで7アイアンをチョイス。

 グリーン手前の花道でいいやと思ってショット・・・で、こういう時に限って良いショットになるんだよなあ。手応え・弾道・飛距離とも申し分なく、グリーン手前10ヤード地点まで。私に一番必要なのは「まあ適当にグリーンの方向へ飛んでくれればいいやという無欲さ」かもしれない。

 さて、サバラアプローチの出番だ。ピンはエッジから6ヤード、グリーンはやや砲台。落とし所が難しい。うまく打てたが、奥へ5ヤードもオーバーしてしまった。2パットボギー。

 実はこの日、このホールを含めてサバラアプローチの出番は6回あった。その結果を一覧表にしてみよう。

ホール 状況 距離 結果 評価
松1番 やや砲台
軽いラフ
エッジまで9m
+ピンまで6m
5mオーバー ショット○
結果×
松3番 きつい砲台
深いラフ
エッジまで20m
+ピンまで15m
2mショート ショット○
結果◎
松4番 やや左足上がり
軽いラフ
エッジまで2m
+ピンまで20m
30cm ショット○
結果◎
松6番 左足下がり
深いラフ
エッジまで1.5m
+ピンまで12m
5mオーバー ショット△
結果△
松9番 左足上がり
深いラフ
エッジまで7m
+ピンまで18m
4mショート ショット○
結果△
竹4番 花道・フラットライ
フェアウェイ
エッジまで10m
+ピンまで25m
40cm ショット○
結果◎

 我ながら結構いい感じだと思う。特にOKに寄った松4番と竹4番は、手応え、球の高さ、転がり具合などが打つ前にイメージしたとおりになった感じで、思わず自分自身に「ナイスアプローチ!」と声をかけたぐらいだ(1人のラウンドでは自分に話しかけるしかないのだが、言った後に若干の空しさが残るのは否めないところである)。

 他の4回もボールとのコンタクトや球の上がり方はほとんど思い通りで、微妙な距離感だけ合わなかった感じ。とにかくヘッドがするっと走るので、ショートしがちな私にはうってつけなのである。

 サバラアプローチ恐るべし!である。これは末永く使ってきたいと思ったのであった。

 ではラウンドに戻る。この日は珍しく全てのショットが平均点以上で、特にアイアンはトホホトップが3回あったが、それ以外はほぼ思うところに球が飛んでくれた。理由は判らない。たぶん偶然だろう。しかし百歩譲って何か良かった事があるとしたら、「左右の膝をアドレスからトップまでできるだけ動かさない」というイメージかもしれない。来週の大会までこのまま調子を維持したいところである。

 一方、ドライバーは超左引っかけが14回中3回。いずれもラフで留まってくれたりOBゾーンの木に当たって出てきてくれたりでラッキーだった。

 その1回が最終ホール。左のラフへ。残り135ヤード打ち上げ、ピンは奥。「左足上がりだからフックするぞ俺。球を上げようとするなよ俺。左手をしっかり伸ばせよ俺。下半身特にひざに意識集中だぞ俺。コック少なめだぞ俺。手で打ちにいくなよ俺。」と独り言をつぶやきながらショット。手応えよし。

 ボールはピンの上6mにオン。出来過ぎである。このチャンスは活かしたい。「雨で重いぞ俺。ボールから離れて立てよ俺。打った後もボールのあったところを見続けろつまりヘッドアップするなよ俺。これが入ればバーディだ30台だいかんいかんいかんそんな事は考えるな俺。ショートだけはするな俺。真っ直ぐ、確実にカップ1個分左だぞ俺。そうだそれでいいあとはこのまま真っ直ぐ打つだけだ俺」と再び独り言をいながらパッティングすると、ライン通りに球は転がり、ボールはカップの真ん中から入った。バーディである。

 私は一人派手目のガッツポーズを決め、「良し!」と叫んだ。しかし拍手も「ナイスバーディ」の声もない(1人だから当たり前だ)。聞こえてくるのは、ただ雨音ばかり。

  2006/7/22 (484916it) 第135回ジ・オープン雑感


 さていよいよ、1860年に始まった世界最古のトーナメント、ジ・オープンである。1860年といえばあーた、日本ではまだ江戸時代は万延元年。大江健三郎がフットボールをし、井伊直弼が桜田淳子に暗殺された(桜田門外の変)頃なのである。

 海外では、ナポレオン3世がフランスの皇帝に即位し、米国の南北戦争が始まり、ブラームスがウィーンへ移住し、ダーウィンが進化論を発表した頃である。って、全部wikipediaからの受け売りだけど。

 つまり何が言いたいかというと、ジ・オープンは歴史そのものといえるのではないかと。そして、ジ・オープンを観戦する事は、歴史の生き証人になるという事なのである・・・ってちょっと違うか。

 そんな大舞台にふさわしいプレーが今年早くも見られた。まずは深堀圭一郎と谷原秀人の活躍。2日目を終わり4アンダーの22位タイ。ミケルソンらと並び首位から8打差の位置につけている。2人ともイケイケタイプなので、ハマれば上位入賞も夢ではない。

 そして虎ちゃん。初日は世界一上手なリカバリー続出でボギーを1つに押さえ、1イーグル4バーディ27パットの5アンダー。2日目も2アイアンでのティショットがことごとくフェアウェイを捉え、7つ伸ばして通算12アンダーと首位に。

 圧巻は14番のイーグル。205ヤードを4アイアンで直接カップイン。こういうショットをリアルタイムで見られたのは僥倖だと思った。これこそ歴史を目撃する事なのである・・ってちょっと大げさか。

 独走するかと思ったタイガーを追いかけているのが忘れられかけていたエルス、C.ディマルコ、グーセン。さらにガルシア、フューリックが7打差で、デュバル(頑張れ〜!!)、ミケルソンらが深堀、谷原らと並んで8打差で追っている。ビッグスコアが出るコースだけに、3日目の成績如何によってはまだまだ判らない・・・かもしれない。



 あと、テレビ朝日の放送を見ていて残念に思った事がいくつか。解説者やラウンドリポーターはいつもの羽川豊プロ、青木功プロ、戸張捷氏らだが、もう一人、場違い感あふれる人物が紛れ込んでいた。そう、あの燃えすぎて暑苦しいM岡S造氏である。

 M岡氏、とにかく口から出る言葉全てが頓珍漢で、喋るたびにお茶の間には脱力感があふれ、凛としたメジャーの雰囲気が一瞬にして崩壊するのだ。それはまるで、皆に嫌われている、まるでTVドラマに出てくるようなステロタイプな熱血体育教師が、仲間数人とエ●本を隠れて読んでいる部室に突然現れたような気分にさせられる・・・ってだいぶ違うか。

 ごるふに疎い素人感覚での感想を視聴者に伝え、ジ・オープンをごるふをしないような一般の人にも身近に感じてもらいたいという思惑なのか、ただ単なる賑やかしなのか知らないが、深夜枠で放映される、遠い外国のごるふの試合などコアなファンしか視ないに決まっているし、賑やかしは必要ない。つまり彼の存在意義は最初から無いのだ。彼には悪いが、テレビ朝日さまに於かれましてはもう少し彼の使い方を考えて頂きたい。



 もう一つ。良いショットやプレーに対して、それが遠い異国の地から来た名も知らぬプロごるふぁーによるものであったとしても、現地のギャラリーは惜しみない拍手を送ってくれる。それはとても素晴らしい事だし嬉しい事だし感謝すべき事なのだ。

 だから、日本では賞金王とかでちやほやされて好き放題しているかもしれないけど、せめて外国へ出た時ぐらいはファンの声援や拍手に対して手を挙げるなり帽子に手を当てるなりするべきじゃないのかな?それを無視できるほど君は偉い人なの?

 世界一のタイガーでさえ、ギャラリーやファンをあれだけ大事にしているんだよ。君の仏頂面は、全世界に対し君の品性のみならず日本の印象をも下げる事になるということすら判らないの?

 コミュニケーションを取る気がない事は、ルールやマナー、エチケットのはるか以前に、人として失格ではないの?片山晋呉プロ。

 いい加減に気つけよ。まったく。
 

  2006/7/23 (485203it) ジ・オープン3日目


 昨日も午前3時まで見てしまった。お陰で今日は仕事に3分遅刻である。遅刻といえば、高校生の時に女の子との待ち合わせで3時間遅刻して絶交されたり大学の試験に間に合わなくて留年したり社会人になっても週に3回は遅刻して上司に毎回叱られたりしたものだが人間とは懲りないものである(お前だけだって)。

 さて、その3日目。ガルシア、フューリック、谷原らが大きくスコアを伸ばしてくる中、注目の最終組であったタイガーとエルスは精彩を欠き、共に1つスコアを伸ばすだけとなった。もう大混乱・・・じゃなくって大混戦である。

順位 通算 選手名 合計 1st 2nd 3rd
1 -13 T.ウッズ 203 67 65 71
2 -12 S.ガルシア 204 68 71 65
2 -12 C.ディマルコ 204 70 65 69
2 -12 E.エルス 204 68 65 71
5 -11 J.フューリック 205 68 71 66
5 -11 A.カブレラ 205 71 68 66
7 -10 谷原秀人 206 72 68 66
8 -9 M.カルカベッキア 207 71 68 68
8 -9 A.スコット 207 68 69 70
10 -8 A.ロメロ 208 70 70 68
10 -8 G.オーウェン 208 67 73 68
10 -8 P.ロナード 208 71 69 68
10 -8 R.アレンビー 208 69 70 69
10 -8 J.ケリー 208 72 67 69
10 -8 R.グーセン 208 70 66 72

 優勝争いはおまけをして首位と5打差の10位タイグループぐらいまでだろうか。その下の16位タイグループは6アンダーで、今大会ベストスコアの65を出しても13アンダーまでしか届かない。タイガーがメジャーの最終日にスコアを落とす事はまず無いと考えられるので、ノーチャンスだろう。

 ちなみに、優勝予想スコアは17アンダー。タイガーが5バーディ1ボギーか6バーディ2ボギーでラウンドすればまず優勝だろう。2位以下の選手は66以上のスコアが必要。となると、優勝のチャンスは3打差の谷原までが順当なところか。

 強い風が吹けばさすがのタイガーや上位陣のスコアも伸びない可能性もあるが、まあ順当に考えればウッズ、エルス、フューリックのメジャー優勝組で優勝争いが展開される事になるだろう。

 しかし最終組である。ガルシアとタイガーの丁々発止は想像するだけで楽しい。ガルシアの逆転優勝という劇的なシナリオを期待する気持ちも大きいが、「メジャー・最終日・最終組・タイガーと同組」という極限状態で、パッティングに不安がある彼がどこまで開き直れるか。雨が降ってグリーンの芝が落ち着けば十分勝機はあると思うが、予報では晴れ、風は微風とのこと。


 3日目の感想に戻る。それにしても、エルスほどのプレイヤーでもタイガーとラウンドすると平常心でいられないのだろうか?1番では何の変哲もないウェッジショットをショートさせてバンカーに入れたりと、アイアンの切れがイマイチだったような気がする。まあ、直接対決の勝率はタイガーの圧勝だし、ある意味ヘビに睨まれたカエル状態だったのかも・・・とイヤらしい書き方をするのは私がエルスを嫌いだからです、ハイ(だって、暗闇に突然出てきたら卒倒するぐらい顔が不気味だし、何を考えてるか判らない目をしてるじゃん、エルスって)。

 しかしリカバリーの技術はさすが世界トップ10。どんなに困難な状況からでもパーを拾うその美技にため息をついた回数は1度や2度ではなかった。タイガーの呪縛から逃れた最終日、要注意だ。

 そのタイガー君。3パット4回はキツかった。1mほどを外したのが2回ぐらいあっただろうか。長いパットのタッチは完璧なのに、1m前後に迷いがあるというか読みが悪いというか・・・

 解説者の誰かが言っていたけれど、グリーンのコンディションがあまりよくない上に多くの選手に踏まれるため、ホール回りは後の組になればなるほど芝が荒れ、転がりが不整になってくるらしい。その程度がどれくらいかは判らないが、タイガーがこの罠にはまらなければいいのだが。

 他のメジャーと違って得意の夜更かしで観戦できるジ・オープンはあと1日。お楽しみは続く。

  2006/7/24 (485530it) ジ・オープン最終日、あるいは不運な男たち


 C.ディマルコとは何と不運な男だろう。タイガーと同じ時代に生まれたばっかりに、彼はメジャーのタイトルを2つ取り損なっているのだ。それぐらい彼のプレーは完璧、いやそれ以上だった。

 エルスやガルシアも、その不運な男たちの資格が十分あるだろう。彼らの奥さんや親御さんは、きっとタイガーをちょっぴり恨んでいるに違いない。

 そのタイガー。終わってみれば、余力を十分残した横綱相撲。1イーグル・4バーディ・1ボギーの67。私の予想を超える安定感と存在感。140年の歴史を誇るホイレークも、タイガーの前では単に引き立てる舞台に成り下がったというべきか(←表現を懲りすぎて何をいいたいのか判らなくなった典型例)。

順位 通算 選手名 合計 1st 2nd 3rd fin
1 -18 T.ウッズ 270 67 65 71 67
2 -16 C.ディマルコ 272 70 65 69 68
3 -13 E.エルス 275 68 65 71 71
4 -12 J.フューリック 276 68 71 66 71
5 -11 谷原秀人 277 72 68 66 71
5 -11 S.ガルシア 277 68 71 65 73
7 -10 A.カブレラ 278 71 68 66 73
8 -9 C.ペターソン 279 68 72 70 69
8 -9 A.ロメロ 279 70 70 68 71
8 -9 A.スコット 279 68 69 70 72
11 -8 A.ウォール 280 67 73 71 69
11 -8 C.クレイン 280 68 71 71 70
11 -8 S.K.ホ 280 68 73 69 70

 前半は5番のイーグル以外すべてパー。イーグルも完璧だったが、他のホールで絶対にボギーを叩かないコースマネジメントこそ彼が世界一の所以だろう。だって旦那、世界一のプレイヤーがピンを狙わないでグリーンの一番安全なところに打ってるんですぜ。

 もちろん、どんなに難しいラインでも長いパッティングでも2パットで行けるという自信に裏打ちされたマネジメントなんだけど、やはりごるふの基本はバーディではなくパーなのだと思い知らされた。そしてボギーを叩かない事の重要性。

 後半もあれだけアイアンが切れ、パットが合っていればまあ放っておいてもバーディが来る。12番で唯一、心ないバカギャラリーによって集中力が途切れボギーを叩いたが、ここで今回の彼の凄さを象徴する出来事が起こる。

 2打目をグリーン奥へこぼした彼は、アプローチでも6mほどショートしてしまう。そしてこのパーパットを、バーディパットと同じように距離を合わすだけでショートしたのだ。そして何事もなくボギーを取り、なんと観客にクールに手を挙げたのである。

 つまり2打目をミスした時点で、ボギーで上がろうと決めていたのだろう。これは簡単なようでなかなかできる事ではないと思う。だって旦那、メジャーのサンデーバックナインですぜ。しかも2位とはたった2打差ですぜ(直後にディマルコがバーディを取り1打差になる)。

 私はこの切り替えの早さと冷静さを見て、彼の勝利を確信したのであった。

 ウィニングパットが決まった瞬間、彼は4日間、いや2ヶ月間の我慢を開放した。大粒の涙。それは大事な人を亡くした人にしか判らない、世界一美しくそして悲しい涙だった。


 で、谷原。天晴れ!である。5番のティショット(ドライバー)と6番のアイアンはスウィングがあきらかにおかしかった。ボギー・ダブルボギーでこのまま失速だな・・・と思ってしまった私が間違ってましたすいませんと謝らなければいけないぐらいのリカバリー。そこから小股の切れ上がったアイアンと正確無比なパッティングでバーディを4つ奪い、5位タイに。彼には今後もぜひ、世界を舞台に戦って頂きたい。日本で賞金王なんてケチな事考えちゃダメだよ!


 というわけで素晴らしいトーナメントだったのだが、残念だったのは人種差別の怨念が見え隠れした事。欧米の人種差別に対する病根は深い。前述のタイガーに対する心ないヤジやシャッター音による妨害、最終組のタイガーをねらい打ちしたかのような18番ホールグリーンのペンキ(?)による汚染。

 日本のように人種差別が劣等感や優越感から出ていたり、金儲けの手段になったりしているのではなく、宗教、そして何百年(ひょっとして何千年?)も前から続く血に染まった歴史がバックボーンになっているだけに、底知れぬ恐怖と悲しさを感じる。品性の卑しい一部の人間の仕業なんだろうけど、やる事が悪質すぎる。

 願わくば、そういう呪縛が素晴らしいプレーとプレイヤーによって少しずつ駆逐されていきますように・・・


 お知らせ:今日から静岡県に行ってきますので、25日の日記はお休みさせて頂きます。

  2006/7/26 (486520it) GDOアマチュアゴルフ選手権・その1


 いよいよこの日がやってきた。ゴルフダイジェストオンライン・アマチュアゴルフ選手権(U25クラス)決勝@御殿場ウエスト

 思えば去年は、競技ごるふ初体験となった、南山カントリーで行われた予選OB4連発を打って轟沈。己のヘタさ加減と場違い感を痛いほど感じたのであった。

 で、2年目の今年はクラスを落として挑戦。何とか予選に通過したものの、全国の予選会場の結果を見ると80台前半が続出しているようで、これは入賞はまず無理と思い直し、今回は予選の成績(86)を上回る事を目標にする事にした。

 7月24日午後2時に家を出発。私鉄を乗り継ぎ、京都駅まで。そう、今回は車でなく新幹線で行く事にしたのだ。前日に御殿場泊でスケジュールを組んだので、車だと行きはよくても帰りがきつい。そうそう、もちろんキャディバッグは日曜日に宅急便で送っておいた。

 久しぶりの新幹線。ちょっとワクワク(←バカ)。



 1日数本しかない、三島に止まるひかり(418号)がちょうど良い時間にあったのでラッキーだった。午後3時35分、京都を後にする。あっという間に名古屋。やっぱり自分で運転しない乗り物は楽だわ。そして静岡・浜松を経て三島へ。



 関西の人は判らないかもしれないが、静岡はとにかく広い。というか東西に長い。西は愛知県、東は神奈川県と接しているのだが静岡の西(浜松)と東(三島・御殿場)と伊豆半島では人や文化に大きな差があるようだ。私も漠然と「静岡って関東っぽい?」と考えていたのだが、浜松は名古屋圏、三島・御殿場は関東圏というイメージらしい。上の写真でも判るように、新幹線で三島の次は熱海だもんね。

 で、ここから東海道線で沼津へ戻り、さらに御殿場線に40分ほど乗り、午後7時前に御殿場駅へ。到着した時はすでに薄暗くなっていた。で、今回楽しみにしていた富士山(お前は小学生か?それともアメリカ人か?)だが、曇り空でその欠片すら見れず。残念。

 駅から歩いて5分、Sホテルにチェックイン。ここ、ツインルームのシングルユースが6000円弱とかなり割安で、ネットで見た時は結構キレイだしラッキー!と思ったのだが・・・・部屋は陰気だしカビ臭いしベッドサイドのスタンド照明は点かないし何だか病気になりそうだった。ホテルはやっぱり値段をケチっちゃあいけませんな。

 部屋にこもっていると発狂しそうになるので、夕食を食べに街へ。といっても繁華街は200m四方のぐらいで、人もまばら。一番混んでいる焼鳥屋さんに入り、焼酎の水割りと串を食べる。鳥は雑味や臭みがなく、大変美味しかった。知らない街での食べ物屋さん選びはやっぱり混んでいる店を選ぶに限りますな。


ピンぼけでごめんなさい。「残波」という泡盛と「ちょうちょうさん」という紅あずま芋の焼酎を飲む


大変美味しゅうございました

 普段一人で外食する事などほとんど無い自営業者の私は、何だか大人になったような気分だった(って43歳の中年が何を言ってんだよ>俺)。お腹いっぱい食べて3000円。皆さん、御殿場へ行ったら駅前通りを入ってすぐ右手の焼鳥花月へ行きましょう。

 ここで遊び慣れた人や酒飲みの人ならもう一杯、あるいはおネーちゃんのいるお店へ、という事になるのだろうけど、実は私、生まれてから今まで自分の意志で飲み屋やクラブなどへ行った事がないのだ(一人で焼鳥屋へ入っただけで大人になったと感じるぐらいだから当然だ)。カラオケもあんまり好きくないし。

 そんな私が地方の怪しげなスナックなどに入れる根性などあるはずもなく、それにぼったくられる危険、○にバレて命が終わってしまう危険などを鑑み、静かにカビ臭いホテルに帰ったのであった。

 というわけで一人シャワーを浴び、報道ステーションなどを鑑賞し、11時には床についたのであった。でも寝つけたのはやっぱり午前3時頃なのであった・・・・

(続く)

  2006/7/28 (487347it) GDOアマチュアゴルフ選手権・その2


 混沌とした世界を漂っていると、突然枕元の電話が鳴る。モーニングコールだ。午前6時30分。数時間は寝られたようだ。寝ぼけたまま電話の向こうにいるお姉ちゃんに「ありがとう」と言ったが、それがテープの声だとすぐに思い当たり、あわてて「・・みたいな。」と付け加える。ふふふ。今日も絶好調だぜ俺。

 さて、曇りの予報だったお天気の方はどうか?窓を開け確認。すると・・・


「がちょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」って思った

 そう、である。50ヤード先も見えないほどの霧。大阪ではまずめったにお目にかかれないこの濃密な霧を見て、「ああわざわざ休みを取って新幹線を使って来て宿に泊まり宅急便でクラブを送ってまでこの地へ来たのに中止になんてなろうものならそれは悲しすぎるぞ俺。っていうか霧自体トホホな私のせいですか私が出場するから意地悪ですか神様?」と思った。

 しかしここで思い悩んでいても仕方ない。呼んでおいたタクシーに乗り、御殿場ウエストを目指す。市街地はずっと霧のまま。絶望的な気分になっていると、運転手さんが「ここらの霧は層になってるので、下(市街地)が霧でも、コース(富士山の裾野なのでコースは少し標高が高いのだ)は晴れている事も多いですよ」と言って下さる。

 そしてその言葉通り、小さな峠を越えた瞬間、霧は嘘のように晴れた。それは劇的な瞬間であった。7時20分、コース到着。


お約束の1枚。決勝大会・・・うーん、いい響きだ、みたいな

 受付を済ませ、参加賞のカッター&バックのキャップとオリジナルネームタグを頂き、ロッカーへ。さすが太平洋クラブ。ゴージャスである。たまたまロッカーが近くだった人に挨拶を交わすと、その方(M本さん)も兵庫から車で来られたという事で、しばらく雑談。

 スタート時間まではまだ1時間以上ある。コーヒーでも・・・と思って豪華なレストランへ入っていくと、先ほどのM本さんが一人で朝食をとっておられたので相席をお願いする。たわいもない話しかしなかったのだが、それでも多少緊張はほぐれたようだ。M本さんに感謝。


レストランからホームホールを臨む。どうかこの池にボールを入れませんように・・・・

 スタート1時間前。練習場へ行き指定の24球を練習。何度か場数を踏み、本番前の練習の調子と本番での調子には何の関連性もない事を把握しているので、もう一喜一憂しない。たとえ24球中18球がミスショットでも・・・(;_;)

 30分前になり、パッティンググリーンへ。グリーンの速さをチェック。うーん、下りは結構早そうだぞ。要注意だ(のちにこの注意が裏目に出るのだが、この時の私は知る由もない)。


 さて、スタート時間が迫ってきた。カートが止めてあるあたりへ行くと、同伴競技者の方々がすでに集合されていた。雰囲気が田中秀道プロを彷彿とさせるAさん、横峯良郎氏を老けさせたようなOさん、そして巨人の桑田を細面にしたようなMさんの3人だ。

 中でもAさんとは歳も近く、ラウンド直後から話しかけてきてくださり、すぐに意気投合した。さらに私が新幹線で来た事を告げると、帰りに三島駅まで送って下さるとの事。何と親切な人なんだ!っていうか、遠慮しない私が厚かましいと言うべきですよねごめんなさい。でもとにかく、Aさん、ありがとうございました!あなたのご親切は忘れません。本当です。とっても嬉しかったです。


緊張の瞬間が迫る

 1番ホールは右ドッグレッグのパー5。フェアウェイは狭く見える。とにかくチョロとOBだけはイヤだ。チョロとOBだけはイヤだ。チョロとOBだけはイヤだ・・・・と繰り返し唱える私。そんな中、前の組のプレイヤーの一人が右の林へ3連続OBを打ってしまった。気の毒に思う反面、厄を落としてくれたようでほっとした私は人間失格っぽいですか?っていうか総スカン野郎ですか?というよりゴルファーの風上にも置けない自己中野郎ですか?

 いよいよティオフの時間だ。私が1番手だ。とにかく思い切って振ろう。そうだ、チョロしたらしたで、同伴競技者の方々が安心するではないか。という事でショット!手応えからして空振りやチョロではなさそうだ。そう思って前を向くと・・・・(下の画像にマウスカーソルをGO!)


1番・515ヤードパー5

 見事なチーピンが出て150ヤード先の左斜面修理地へ。まあでも、こんなモンでしょう。っていうか、チョロじゃなくって本当に良かったよ〜!!

 こうしていよいよ競技は始まったのであった。

(続く)
 

  2006/7/29 (487772it) GDOアマチュアゴルフ選手権・その3


 チーピンで幕を開けた今年の大会。とにかく一打一打大切に・・・と思っていたのだが、やはり相当緊張していたのだろう。ニアレストポイントを決め、ドロップし、つま先下がりのラフからの第2打は・・・チョロ。ボールの頭を叩いて50ヤード先まで。トホホ。

 3打目は5アイアンで何とか普通に飛んでくれた。そして4打目、ラフからの9アイアンがダフリ気味ながらグリーンを捉える。このショットでやっと落ち着いた。2パットボギー。ミスショットが続いたにしては上出来だろう。

 しかし1番ホールのグリーン上に居るとき、ティグラウンドの方からとんでもないモノがやってきた。白くて大きな脅威・・・そう、白熊の大群である。ってそんなわけないっつーの。ホントは霧である。まるで雪崩の如く、我々に白い固まりが迫ってくる。霧って固まりなのね。知らなかった。

 2番ホールで早くも霧待ち。少し晴れたのを見計らい、ドライバーでティショット。まずまずだ。2打目も8アイアンがまずまずで、霧で見えないグリーンを捉える。いい感じじゃん!と思ったら「お先」の60cmを外してボギー。私の心にも霧が立ちこめる。でもまあ、ボギーだしいいか。

 3番は3Wのティショットを左に引っかけ、林の中へ。2打目、木の間から何とか出し、3打目の9アイアンに望みを託すも左へ引っかけグラスバンカーへ。4オンとなるアプローチも7mショート。万事休す!と思いきや、このパットが何とか入ってボギーを死守。

 4番、池越え、174ヤードのパー3。ここも霧の中、ピンフラッグは全く見えない。


こんな感じ。もう、何が何やら・・・

 5アイアンのティショットは良い感触だったが行ってみると奥の「のり面」にこぼれていた。左足下がり、深いラフ、グリーン面も下り斜面、しかもピンは奥から10ヤード。難しいアプローチだ。

 しかし!ワイにはサバラアプローチがあるんや。ワイの血と汗と、単なる思いつきの結晶、サバラアプローチで寄せたる!サル(本当は私)は深呼吸し、ゆっくりとウッドクリーク(ホントはウェッジ)を引き上げた。バシッ!(ホントはコツッ)放たれた球はエッジでワンバウンドし、まるで生き物の如くピンに寄っていった。どうやミスターX!(本当はミスターXは居ません)どうや紅蜂はん!(紅蜂も出場していません)見たかワイのサバラアプローチ!!(誰も見てませんでした)。1パットパー。

 5番パー4。霧はいよいよ濃くなり、ティグラウンドからは全く何も見えない状態に。キャディの男の子(名前忘れちゃったけど、この子は大変良かった。3ストロークぐらいはこの子のお陰で助かったと思う)に方向だけ指示してもらって打ったティショットがまたいい感じで当たるんだよね。っていうか、前が見えない方がなぜ良いショットになりますか俺?って誰に聞いてるんだよ俺。

 2打目地点。ご覧頂きたい。ここもこんな霧である。


このカッコいいナイスガイこそAさんである

 この霧の中、7アイアンの2打目。キャディ君がばっちり方向をセットしてくれてその方向に打ったら何と乗っていた。やっぱり前が見えない方がナイスショットになるのは私の心の弱さですか?2パットパー。

 6番。皆様お待たせ致しました。1番ホールに続き、ここで2つめのトホホが起こるのであります。

 フェアウェイをグラスバンカーが斜めに横切っているHDCP1のホール。150ヤードぐらいにレイアップするか、260ヤード以上打たないと5回に4回の割合でグラスバンカーに入るという掟破りのホールなのだが、ここもティグラウンドからフェアウェイは全く見えない。

 ティショットはイマイチながら方向はセンター。レイアップしなかったのは、2打目を霧の中へミドルアイアンを真っ直ぐ打つ自信がなかったのと、グラスバンカーなんてまあラフに毛が生えたぐらいのモノだろうとなめていたからである。

 落下地点へ行ってみると、これがあーた、グラスバンカーなんて生易しいもんじゃありませんぜ旦那。人の背丈ぐらいある、しかものり面や底がうねりまくっている溝なんだな。これが100mぐらい続いている(ように感じた)。で、私のボールはその左側面、つまりつま先下がりのチョー左足下がりという世界で一番難しいライに鎮座ましましているのであった。しかもボールがすっぽり隠れるラフ。

 当然第2打は脱出どころの騒ぎではなく、溝の一番底まではたき落とすのがやっと。3打目、再び9アイアンで深いラフから。引っかけてグリーン左奥のラフへ。しかーし!ここでもサバラアプローチが炸裂し、ピン上1mにつける。

 そう、この1mのパットこそ、トホホ炸裂の問題パットとなるのである。状況は以下の通り。



 偶然3人が同じ側にパットを残し、一番遠いのは私。わずかな差で手前側のOさんが後だ。つまり私が先に打つのだが、Oさんのマークが邪魔になるのでアドレスが取れない。仕方なくOさんのマークの外(絵では右側)み足を揃えて立ち、極端なオープンスタンスで構える事になった。で・・・このパットを外してしまう。今日初めてのダボ。

 まあスタンスのせいで外れたわけではなく、単にヘタだから外したと思うべきであり事実そうなのであるが、私は「もし私がOさんの立場なら『先に打ちますよ』と言ってあげるのになあ」と思ったのであった。っていうか本当は、「あんな窮屈なアドレスしてたら声かけるやろ普通?そんなに1打が大事かお前?皆が気持ちよくラウンドできる方が気持ちいいやろ?ちゃうかオッサン?」と考えてしまった私は人間ができてませんか?せんね。っていうかそんな事考えるのは情けないですか?ですね。っていうか自分のミスを人のせいにするサイテー野郎ですか?ですね。っていうかごるふぁー失格ですか?ですね。っていうか自分でもサイテーだと思うのですが、これで私の評判はがた落ちですか?ですね。っていうか軽蔑されまくって明日のhit数は2とかになりますか?かもね。もうごるふをやめたほうがいいですか?という感じで、自分が本心からそう考えてしまった事に対して深く落ち込んでしまったのであった。ああ情けなや恥ずかしや。

 7番パー3では何とか1オン2パットでパー。

 8番は左ドッグレッグのパー5。ティショットはまずまずだったものの、フェアウェイ左側へ。2打目でドッグレッグぎりぎりを狙ってフックをかけようなどと超思い上がったバカな事を考えてしまい、木に当てて林の中へ。今から思えば、ウェッジや9アイアンでドッグレッグの先にレイアップすべき状況であった。ウルトラゴールデンスーパートホホバカである。3打目は出すだけ。4打目の7Wで何とかグリーンの端に乗せるも3パットでダボ。天罰が下ったのである。

 9番、真っ直ぐの比較的簡単なホール。ティショットはイマイチながら215ヤード地点へ。2打目、残り150ヤードややつま先下がり。得意の8アイアンでパーオンだ〜!と思ったら出ましたシャンク!しゃんくしゃんくしゃんく〜と書くとクシャミみたいだ(←気が狂ってきた)。またも林の中へGO!同伴競技者の皆さんが捜して下さって(ほら、みんないい人ばかりじゃないか。だからやっぱりお前が間違ってるんだよ!サイテー!と思ってまた落ち込んだ)何とかボールを見つかったが、1発で脱出できず、4オン2パットのダボ。

 というわけで、前半のハーフは3ボギー3ダボの45。その心は「ごるふの神様はごう慢な人間にバツを下す」であった。

(あと1日続く)
 

  2006/7/30 (488088it) GDOアマチュアゴルフ選手権・その4

7/25・太平洋クラブ御殿場ウエスト・blackティー・Par72(コースレート70.3)・霧のち晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 10 11 12 13 14 15 16 17 18 in total
par 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36 4 4 3 5 4 4 5 3 4 36 72
score 6 5 5 3 4 6 3 7 6 45 5 5 4 5 4 5 5 4 5 42 87
putt 2 3 1 1 2 2 2 3 2 18 2 1 3 3 1 2 2 2 2 18 36
topics *1 *2       *3   *4 *5   *6   

*1・・・ミスショットが2回続いたのにボギーで済んだのはラッキーというほかない。トホホ度1

*2・・・60cmの「お先」を外す。俺のバカ。
トホホ度3

*3・・・俺って心が狭いですか?っていうか根性を叩き直すべきですか?トホホ度4

*4・・・天罰のダボ。己の力量を知れ。
トホホ度3

*5・・・
シャンクさんこんにちは。
トホホ度2

*6・・・
本日の日記参照。9ホール合計で
ウホホ度2

ウホホ14.5p(2p+パー1.5p×7+寄せワン1p×2)VSトホホ13pでまあ競技という事を考えるとぎりぎりウホホの勝ちですが甘いですか? (ウホホ11勝16敗)

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
9ボギー
3ダボ
87
(+15)
87.2
平均パット数
Putting average
2.0
(36)
1.927
(34.69)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.98
(0.90/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
33.3
(6/18)
36.2
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
83.3
(15/18)
78.6
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
33.3
(6/18)
31.7
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
77.8
(14/18)
79.9
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
50.0
(7/14)
62.9
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
192.1 209.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(2/4)
28.6
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
60.7 66.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100 61.9
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
47.6 60.8
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
66.7 64.5

 軽めに肩を落としながらクラブハウスに引き上げる私。しかし冷静に考えてみれば出るべくして出たミスばかりだし、つまり自分が悪いんだし、結果オーライもラッキーもあった。ボギーペースで上出来ではないか。いや、せっかく御殿場まで来て、心地よい緊張感の中、素晴らしい同伴競技者に恵まれ、こうして優勝できた事を大変嬉しく思い・・・違う!優勝スピーチの練習をしてどうする>俺。

 などと一人ボケツッコミをしていると元気が出てきた。昼食にはごるふ場のレストランでは珍しいスパゲティなどを食べ、アミノ酸タブレットで体に活を入れ、後半突入である。霧もすっかり晴れたようだ。

 10番パー4。緑の芝が美しい。



 ティショットはまずまずだったが2打目のウェッジが大きく右へそれ、バンカーへ。いい当たりだったのに・・・・乗せて2パットボギー。狙いにいくと曲がる。もう一度霧が出てほしいとちょっと思った。

 11番、短めのパー4。御殿場ウエストで最もフェアウェイが狭いホールという事でスプーンを持つがチョロしてしまう。トホホ。今日はスプーンを使ったティショットは2戦2敗だ。スプーンを封印する事に決める。2打目、7アイアンでフェアウェイへ。3打目、9アイアンを超ダフるも次のアプローチで何とか寄せて4オン1パットボギー。

 12番、大きなバンカー越えの難しいパー3。距離はたっぷり171ヤード。しかも何故かオナー。さらにここから各ホール2組・3組待ちとなってしまい、後ろにはギャラリーが。緊張するっす。しかし6アイアンのティショットは何とかピン右8mにオン。ホッとしすぎて3パット。ボギー。

 13番パー5。ここでも20分たっぷり待たされるが、ティショットは今日イチが出て推定飛距離250ヤード(でも打ちおろしですはい)。2打目の残りが210ヤード。ここで狙わなきゃ男じゃないぜ!7W、スエイしないようにフルショット!いかん左へ引っかけた!でもちょっと帰ってきてくれてグリーン左エッジへ!でも喜ンだのもつかの間、3パットして結局パー。

 12番といいこの13番といい、最初のパットが大きくショートして3パットになったのだが、それには理由があるのだ。「理由がある」と書くと言い訳みたいだな。とにかく思い当たる節がある。

 ここ御殿場ウエストは最初に書いたとおり富士の裾野のコースであり、芝目が富士山に向かって逆目になっているらしいのだ。で、12番も13番も順目の下りだったのだ。朝の練習グリーンで異常に早い順目の下りを体験していた私は、ビビってしまって打てなかったのである。って、やっぱりお前がヘタなだけじゃん。

 この時期なら午後になれば芝も伸びるだろうし、グリーンはそんなに速くはなかったのだ。考えすぎるのも良くない。っていうか、下手な考え休むに似たりというかゲスの勘ぐりというか・・・お前如きの腕なら、どんなパットも真っ直ぐしっかり打てばいいんだよ!と思った。

 14番、フェアウェイ右に大きな窪地というか谷が横たわるパー4。ティショットは引っかけスライスで170ヤードしか飛ばず。2打目、5アイアンで窪地越えを狙うが、ハーフトップの上にこすり球というシャンクの次にトホホなショットが炸裂!ボールは窪地に一直線!!あぁ!ワイの夢をかけたボールが!・・・・・その時、奇跡が起こった!

 窪地から間欠泉が吹き出し、ボールを押し上げたのだ・・・・というのは嘘で、実際は排水溝のフタに当たりグリーン方向に大きくバウンドし、奥のラフまで跳ねたのである(本当)。そしてこれもサバラアプローチで1mに寄せ、パーをゲット!!「貴様、まさかあの排水溝を狙って・・・?!」「剣崎はん、この排水溝にあるボールの痕を見てみろや!ワイはこの排水溝に向かってボールを何千球と打って、グリーンに乗せる練習をしたんや。」「そんな、信じられん・・・」「あんたみたいな温室育ちのごるふには負けへんでぇ!」・・・・・・・・・・・みたいな。

 アホやってないで次。15番パー4。ラフからのアイアンがトホホチョロで3オン2パットボギー。16番パー5。3打目60ヤードを左に引っかけ、10mにしか乗せられず。でもパー(パーだったら上出来なんだよ>俺。高田るな)。

 17番。池越えの美しいパー3。157ヤード、ややフォロー。



 迷った末に大きめのクラブを選択し、ピン右奥のエッジへ。ここまでは100点。しかし池に向かって打つ下りのアプローチを大きくショートしてしまい、2パットボギー。俺がミスするときはいつも消極的になったときと判っているのに今日も消極的なミスを繰り返す。バカだ。俺はバカだ。

 そして18番。グリーンまで下りで、グリーン手前に池が待ち受けている。有終の美を飾るべく、そして後悔を残さぬよう、ティショットを思い切って振る!ミス!!引っかけスライスで一人林の中へ。アンラッキーな事にボールが鎮座している場所はベアグラウンド(そんなところへ打つ方が悪い)。ああ、今年も最終ホールにトホホなドラマが待ち受けているのか・・・

 さいわい前は開けているので、慎重に池の手前へレイアップ・・・するはずがトップ!!あぁ、やっちまった・・・・・と思ったが何とか池の手前に止まってくれた。3打目、クラブハウスから何十人というギャラリーが見守る中、左足下がり100ヤードのショットが残る。

 ああ見るな見ないでくれどうせお前ら人のミスショットを見て笑いたいのだろう(そんな事を考えるは品性の卑しいお前だけだ)よしお前らがそのつもりなら(皆さんそんなつもりではありません)ピンの真上からピタッと止まるスーパーウルトラカッコイイショットをお見舞いするぜ〜!と思って打ったら普通には当たってくれたけどピンハイ左エッジへ。普通じゃん。

 そこから2パットでボギーというわけで、後半は5ボギー、トータル87という結果に相成りまして、180人中50位というまあそこそこというかフィールドを考えればもう少しガンバレというか目標に2打及ばずというかでも自分的には実力が良い意味でも悪い意味でも発揮できたラウンドだったかなと。

 まあ欲を言えばパットがあと3つぐらい入ってくれてアイアンのトホホが3つぐらい少なくてバーディが1個あって寄せワンももう1つぐらいあって富士山が見えてドライバーが平均260ヤードぐらい飛んで78ぐらいのスコアで優勝して、やはり素晴らしい同伴競技者に恵まれ、ツキやラッキーのお陰もあり、勝てるなんて夢にも思わなかったです。本当にありがとうございましたって書いていて虚しくないか俺?っていうか、今度は競技でも良いスコアでラウンドできるようがんばりたいと思った。ご静聴ありがとうございました、みたいな・・・・と思った。
 

  2006/7/31 (488432hit) ホームコースは楽だ

7/27・きさいちCC・松竹Aグリーン・Par72(コースレート68)・曇りのち小雨
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 3 6 5 4 3 5 8 5 44 5 3 5 6 5 3 5 4 4 40 84
+3
putt 2 2 2 1 1 2 2 3 2 16 2 2 1 2 3 1 2 1 2 17 33
topics     *1       *2 *3                   *4    

*1・・・2打目のトップは仕方ないとして3打目4打目のアプローチがぁぁぁ!トホホ度5

*2・・・ティショットのスプーンをチョロ。チョロ・・・それは悲しい。トホホ度4

*3・・・またウェッジショットとアプローチがぁぁぁ!
トホホ度5

*4・・・
3打目60ヤードのアプローチが80cmに付いたのだがこういう80cmのパットは本当に心臓に悪いといつも思う寿命が18分は縮まってるな多分。ウホホ度4

ウホホ18.5p(4p+パー1.5p×7+寄せワン1p×4)VSトホホ14pでウホホの3連勝 (ウホホ12勝16敗)

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
8ボギー
1ダボ
1トリプル
84
(+12)
87.1
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
1.924
(34.63)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56
(1/18)
5.00
(0.9/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
44.4
(8/18)
36.5
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
88.9
(16/18)
79.0
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
33.3
(6/18)
31.8
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
83.3
(15/18)
80.0
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
50.0
(7/14)
62.5
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
216.4 209.3
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(4/8)
29.2
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
78.6 66.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
70.0 62.3
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
59.4 60.7
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
64.3 64.5

 昨日練習に行ってきた。日替わりで調子が変わるのは今に始まった事ではないが、昨日はウッドクラブのグリップがしっくりこず(極端なフックグリップにしないと気持ち悪かった。たまにこういう日があるんだよね。でもなんで?)ウッドがボロボロ。

 でもその分アイアンがまずまずだった。私の場合(っていうか、たまたま昨日は、かもしれないけど)アイアンをぎりぎり長く持った方がバランス的によく振れるみたい。でも、腕がちょっとでも遅れたら右へ真っ直ぐばびゅーんと飛んでいっちゃう・・・試行錯誤は続く。


 さて、ここ4日間の日記を読み返してみるとまるで分裂症で躁気質のキチ●イが書いた文章のようである。いい加減に落ち着けよ43歳>俺。でもTOPさんやo.kayamaさんに喜んで頂けたのでまあそれでも良かったかなと。

 で、今日は今週木曜日にラウンドしたホームコースでのラウンド結果を。勝手知ったるホームコースはやっぱり落ち着く。同伴競技者は○と三大競技を制覇されたO嶋さん、そして最近何度かご一緒させて頂いているWさん。上級者の知人とラウンドすると緊張する(だから自意識過剰だって)。

 その緊張が悪い方に出たのが松3番。ティショットは最近定番の低い引っかけスライスで190ヤード地点まで。2打目の5アイアンはトップしてコロコロ・・・。3打目、50ヤードのウェッジショットがショートしてグリーンにも乗らず。何やってんの?ごるふ。次も寄せられず4オン2パットの初心者ダボ。

 その後ややショットのイメージは戻ったと思った松8番。ティショット、セカンドともまずまずで残り110ヤード。そこから3打目を打つ直前に気を失い気がつけばボールはグリーン右手前のバンカーへ。ヘタだ。さらにバンカーからホームラン。超ヘタだ。奥からピン5mにオンするも3パット。5オン3パットのトリプルボギー。残り110ヤードから6打費やす。ヘタというより、根性の問題だなもうこれは。

 そう、寄せたいとか乗せたいとかの結果ばかりが気になり、スウィングが疎かになっているのだ。いわば精神的ルックアップと言えよう。正しいセットアップ・正しいスウィングをすればあとの結果は神のみぞ知る、なのに、ついつい結果が気になってしまう。正しいセットアップ・正しいスウィングだけに精神を集中すればよい事は、霧の中でショットをした御殿場で理解できているはずじゃん!何を学んできたのだ>俺>バカ>トホホ。

 まああとは失敗を恐れぬ勇気と思い切りの良さ、さらに愛と謙虚さと道徳心、そして部屋とワイシャツと私と酒と涙と男と女とアリとキリギリスと王様と私と朝寝と朝酒と朝湯が大好きになれば平松愛理になったたり河島英五になったりイソップになったりユル・ブリンナーになったり小原庄助さんになって身上をつぶす事ができるようになるだろう・・・ってつまらん!お前の話はつまらん!!と最後は大滝秀治になってしまいました。

 ・・・やっぱり分裂症だな、俺。


 お知らせ:明日から3日間、北海道に旅行へ行ってきますので日記はお休みさせて頂きます。ごめんなさい。



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