日記108

2006年3月17日〜31日

去年までの日記

今年(2006年)の日記
1月前半 1月後半
2月前半 2月後半
3月前半 3月後半

  2006/3/17 (432868hit) グダグダなラウンド

3/16・きさいちCC・松竹Bグリーン・Par72(コースレート68)・曇のち雨のち暴風雨のち小雨
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 6 8 6 5 5 6 6 51 5 3 5 6 5 4 5 7 5 45 96
+3
putt 2 2 3 2 2 3 2 2 2 20 1 1 2 2 2 3 2 1 2 16 36
topics     *1 *2 *3 *4     *5                 *6      

*1・・・ティショットはチーピンで130m先のバンカーへ。2打目は7アイアンでうまくリカバリーするも、3打目でトップしてグリーン奥のエッジへ。そこから3パット。典型ですな。トホホ度4

*2・・・ティショットをチーピンでOB。さらに50ヤードのアプローチを10ヤードショートしてバンカーへ。絵に描いたようなヘタさ。トホホ度4

*3・・・ティショットはチーピン(もういいって)。2打目がグリーン右のバンカーへ。さらにそこからグリーンに乗らず。4打目の寄せも寄らず。情けない。
トホホ度4

*4・・・パー3。ティショットはわずかに右へ飛び、入れてはいけないバンカーへ。2打目はピンを7ヤードオーバー。そこから3パット。がっくし。
トホホ度4

*5・・・ティショットはチョロ。2打目で何とか残り30ヤードまで持っていくが、アプローチがまた思い切りトップ。2mに寄せるも入らずまたダボですかそうですか。トホホ度4

*6・・・ついにスプーンでもチーピンが出る。そしてOB。さらにアプローチがトップ。
トホホ度5


ウホホ2p(0p+パー1p×1+寄せワン1p×1)VSトホホ25pでトホホの記録的大勝 (ウホホ3勝7敗)

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
11ボギー
5ダボ
1トリプル
96
(+24)
87.9
平均パット数
Putting average
2.0
(36)
1.931
(34.76)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.23
(0.76/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
5.6
(1/18)
31.5
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
66.7
(12/18)
78.3
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
5.6
(1/18)
27.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
72.2
(13/18)
80.2
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
35.7
(5/14)
67.0
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
181.4 209.6
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
11.1
(1/9)
26.8
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
39.3 64.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 61.9
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
75.0 59.2
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
55.3 61.4

 最初の4ホールぐらいは何とか持ったものの、次第に本降りとなり、午後のスタート時には吹き降り。ななめ30度に傘をささないと濡れる状態が5ホールほど続き、残り4ホールぐらいでようやく小降りに、と思ったら終わっていた。

 そのせいとは口が裂けても言わない。なぜなら、雨がまだ降っていない出だしから、とにかくする事なす事すべてダメで、グダグダで、無茶苦茶で、ヘロヘロで、ボロボロだったからだ。

 その中でも特に酷かったのがドライバー。まともに当たったのがスタートホールのみで、何とその後3番、4番、5番、7番、8番と5連続チーピン。9番ではチョロ。これは新記録である。わはは。さすがに後半はずっとスプーンでティショットした。

 アイアンも相変わらず。つまり右へ行ったり左へ行ったりダフったり超トップしたりで、真っ直ぐ以外はすべて打つ事ができた(できたとちゃうやろ>俺)。まあでも後半は何とか持ち直したのでまあ良いかなと(年々満足のレベルが下がってきている気がする)。

 アプローチも酷かった。50ヤード前後は壊滅。20〜30ヤードは殲滅。20ヤード以下はスットコドッコイ。つまり全滅。かつて、これほどひどい状態があっただろうか?(←あった)

 これでパットがマシならばまだ救いもあろうものだが、この日はショートばっかり。自己分析すると、インパクトが緩んでいたようだ。って、判っているならちゃんと打てよという話ですな。

 というわけで、パーが1つだけ。ダボが5つ。パーオンも1ホール。今年ワーストラウンドが早くも来てしまったというわけだが、来週さらにこのワースト記録を更新しそうな勢いである。っていうか、来週はもうグアムでラウンドする予定である。

 でも、こんな調子で大丈夫なのだろうか?

  2006/3/18 (433324hit) ニギリで逮捕


 事の経過はこうだ。

 近畿日本鉄道(近鉄)の技術系社員20人が、去年の9月に職場でゴルフコンペを行った。その時、ウマつまりコンペの1位と2位を当てる賭博を行った。掛け金は一口1000円。

 そのデータの管理をしていたのは40代の男性社員で、自分のパソコンにそのデータを入れていたのだが、そのパソコンにはファイル交換ソフトであるWinny(ウィニー)が入れられていた。そして、そのWinnyを介してその賭けのデータや近鉄の車両に関する内部資料(持ち出しが禁止されている)が表に出てしまったのだ。

 我々ごるふぁーにとっては、それくらいのウマやニギリは珍しくも何ともない。極端な話、それぐらいの事なら、日本中で今日1日だけでも数千件は行われただろう。賭けマージャンと同じレベルである。もちろん私もそういう賭博はした事があるし、ウェブでもごるふでの金銭のやりとりを書いている所はたくさんある。

 では、一体なぜこの事件が大々的に報道されたのか?問題点を整理してみよう。

 1,賭博をしたという事実
 2,内部資料が流出した事
 3,その資料は、鉄道会社の物であった事
 4,Winnyによって発覚した事


 およそこの4点に問題は集約できると思う。1,に関しては上にも書いたとおり日本中で暗黙のうちに行われている事であり、これが問題になるなら警察はごるふ場をもっと積極的に捜査すべきだしそれを見て見ぬ振りしているごるふ場の支配人は全員逮捕されなければならないはずだ。

 これは証拠がないとか人員が足りないとかの問題とは別次元である。弁護士であろうと警察官であろうと、ごるふぁーなら誰でも、ごるふ場内での(ささやかな)賭けやウマについては十分に認識しているのだ。従って、1,の理由には報道する価値も必要性もない事になる。

 2,と3,については、「リメンバー4.25」の流れから報道の価値は一見ありそうな気がする。ただし、今回流出したデータは列車運行の安全に影響を与えるようなものではなく、「内部資料を持ち出した」という社内規定違反の域を脱していない(もちろん「大量輸送する乗客の安全を確保すべき鉄道会社が!」という大衆の感情にはあるていど訴えかけるだろうけど)。従って、これに関しても大きく報道する価値は本当はないのだ。

 そう、つまりこの報道はごるふ賭博のニュースでも、鉄道会社の内部機密漏洩のニュースでもない。「また、【ウィ何とか】とかいうコンピュータ(あるいはインターネット)が悪さをした」という事を大衆に刷り込むためのニュースなのである。

 そういう視点で今回の報道を再び見てみるとおかしな事に気付く。報道機関は「Winnyを通じて流出」とか「Winnyを介して流出」としか書いていないのだが、普通、Winnyから情報が流出する時には「ウイルス」が介在している。

 今回の主人公である40代の男性社員がよっぽど間抜けでコンピュータに疎いのなら別だが、内部のごるふコンペの資料や持ち出し禁止の資料を誰にでもダウンロードできるように設定していたとは普通は思えない。常識的に考えればこの男性社員はウイルスに感染したために今回の事件を引き起こしてしまったのだ。

 つまりWinnyが悪いのではなく、そのウィルスが悪いのである(あるいはウイルス防御を怠るようなスキルの低い人間がwinnyを使うのが悪い、というべきかもしれないが)。

 しかしそのウイルスの事にはどの報道機関も触れていない。なぜか?もちろん、「Winnyこそが諸悪の根源で、悪魔のソフトで、すべての元凶である」と大衆に誤解させるためである。

 政府やマスコミがなぜWinnyを抹殺しようとするのか?賢明な読者ならお解りだろう。Winnyは検閲なしでどんなデータや情報も大衆の手で共有できるからである。政府にとってこれほどの脅威はない。自分たちがコントロールできない大衆はもはや大衆ではないからだ。

 また、マスコミにとってもそういう社会は存在意義の終焉を意味するわけで、まさに天敵なのである。マスコミも確固とした標的(「ホリエモン」とか「共産党」みたいなね)があれば卑怯な手でピンポイント攻撃できるだろうが、大衆全てを敵に回す事は不可能である。大衆こそが自分たちの年収を保証してくれるお得意様なんだから。

 どんな情報も自宅の居間で閲覧できる。全世界の情報を共有できる。これはある意味でユートピアであり、ITの究極の夢であるはずだ。もちろん弊害はたくさんあるだろうが、それを解決していく事こそ人類の叡智ではないか。それを躍起になって否定するというのは、耄碌爺の保身であり、地動説に反対した頑迷で前近代的な地動説の学者と同じであり、人間の可能性を封じ込めようとする自己中心的キチガイの仕業であり、気が狂うほど高価なインクを売ってボロ儲けするプリンタメーカーと同じなのである。

 だから、今回の報道は近鉄の職員もごるふもいい迷惑なのである。

(ちなみに、私はWinnyは使っていない。理由は、「まだ恐いから」である)
 

  2006/3/19 (433666hit) 今日は・・やっぱりこの話題でしょう


 更新できないかもしれない・・・

 何とか頑張って夜までには・・・・いや、12時までには・・・・

 ごめんなさい。

 あっでも、私は元気です。





 ・・・というわけで、ただ今8時。何とか更新できそうだ。

 いやあ、ほとんど見られなかったけど、日本が勝った!今回ばかりはモチベーションの違いが実力の差を跳ね返したと言えるだろう。

 韓国は強かった。二次リーグ3勝負けなしは、実力、気力ともに世界一に最も近かったと素直に思う。今日の勝因はイチローの気迫、上原の好投、王監督の素晴らしい采配、福留のホームラン(よくやった!!)、そして韓国の兵役免除のあまりにも早い発表だったと思う。

 この発表で、韓国選手のモチベーションが下がったと思うのは私だけであろうか?今日の試合では、日本の選手もいつも以上に緊張していたと思うが、韓国の選手(特に打者)は私から見ても油断していたような気がする。

 中盤以降球が高めに浮き出した上原のストレートを結構無造作に打ち、平凡な外野フライで終わったのはどこかに「いつでも打てる」という余裕が緩みにつながったのではないかと思うのだ。

 いやあ、しかし嬉しい。同じ相手に3敗しなくて済んだというホッとした気持ちもあるが、やはり王監督に勝って欲しかった。勝たしてあげたかった。きっと、選手も同じ気持ちだっただろう。

 あと、結果的にはデービッドソン塁審も今回の勝利の立役者だ。二度にわたる政治的審判によって、日本チームが奮い立ち、またメキシコがアメリカに勝ったようなものだしね。

 ここまで来れば優勝して欲しい。頑張れ、ニッポン!(←安易すぎる終わり方だ)

  2006/3/20 (433941hit)  思い切り趣向を変えて


 主人公のフィルはニューヨークに住むややくたびれた中年の新聞記者。ある日、中学時代の同級生であるデビッドから個人的な相談の電話を受け、久しぶりにカリフォルニア郊外の田舎町へ帰る。

 その同級生は地元で中学校の教師をしており、その相談の内容とは「学校で新しく取り入れた教育プログラムに、なにか得体の知れないところがある」というものだった。

 その教育プログラムとは、今度新しく就任した郡の教育長であるデイヴィスが持ってきたもので、学年全員が一斉に参加し、学校のグラウンド全体を使う、鬼ごっことラグビーとTVのクイズ番組を合わせたような不思議なものであった。まるでゲームである。

 ラグビーのゴールに当たる部分は直径が10mほどの円形のシートになっていて、グラウンドの隅に4つほど置かれている。そしてそのサークルは問題によってさまざまな色で発光するようになっている。発信器をつけた生徒たちは、校内放送される問題を聞き、その答えと合致するカラーのサークルに向かってダイブするのだ。そしてその発信器よって、回答までの時間や成績は自動的に集計されるようになっている。

 そのプログラムが取り入れられて4週間、確かに成績は向上し、体を使うせいか生徒たちは学校が終わる頃になるとくたくたに疲れ果て夜も遊びに行かず熟睡するため、父兄の間でも好評だ。同時に犯罪率や犯罪に巻き込まれる数字も激減している。

 しかし、その同級生にある疑惑が芽生えた。そのプログラムに参加している子供たちの目が尋常ではないのだ。いくらゲーム方式だからといっても、中学生にもなった子供たちが必死になって鬼ごっこに興じる姿は異様である。また、遊べないほど疲れ切るのもおかしい。

 そう思っていたある日、1人女子生徒がゲーム中に倒れ、てんかんのような発作を起こした。その話を校長から聞いた郡の教育長は、彼女を精密検査するという明目で病院に収容し、その子は1週間たっても帰ってこず、入院先の病院もなぜか伏せられたまま。そして次の日には2人が同じように倒れ、同じように帰ってこない・・・

 フィルは同級生から以上のような話を聞き、調査を開始する。深夜に学校に忍び込んだフィルは、そのプログラムを管理しているコンピュータのプログラムに某国特有の思想の臭いを嗅ぎつけ、謎の言葉「光が世界を統治する」を見つける。

 大きな陰謀を感じたフィルは、バーの片隅でデビッドにその旨を伝えるが、そこに謎の女、アニカが現れ、2人は睡眠薬入りの酒で昏倒してしまう・・・・


 というところで目が覚めた私は、続きが気になって仕方がない。フィルとデビッドはどうなるのか?陰謀の正体とは?アニカとは何者なのか?デイヴィスが黒幕なのか?そして最後に待ち受けるどんでん返し(あるのか?)は・・・・

 というわけで(←何故?)、明日から土曜日までグアムに行ってきます。更新は早くて日曜日の夜になると思います。では!

  2006/3/26 (436029hit)  グアムてんこ盛り旅行記 その1


 アメリカの州は50個。その中にハワイは入っているけれどグアムは入っていない。そう、グアム島は準州というカテゴリーに入っているのだ。公用語は英語とチャモロ語。17世紀にスペインの宣教師がカトリック教を布教したため、スペインの影響も強く受けている。

 人口構成はグアムの先住民であるチャモロ人が50%弱、フィリピン人が25%、残りがアメリカ人とそれ以外となっている。チャモロ人はフィリピン、インドネシア、サモアなど東南アジア〜マイクロネシアの人たちが祖先といわれ、マイケル・キャンベルに似た人懐こい笑顔が特徴だ。

 フィリピン人が多いのは意外だったが、これは地形的な問題だろう。実はフィリピンの方が日本よりグアムに近いのだ(日本から1600マイル・約2600kmに対し、フィリピンからは1500マイル・約2400km)。

 とは言え、観光客は9割以上が日本人つまり日本人観光客によって成り立っている島なのである。観光の中心地であるタモン周辺ではほぼ日本語が通じる(ただし、日本語がある程度理解できるスタッフがいるというレベルであり、全員が完璧に日本語を理解できるわけではない)。

 さらに太平洋戦争では日米が衝突した激戦地であったことでも判るとおり軍事的要所であり、重要な基地がたくさんある。そのためgoogle earthでも細かい地形は全く閲覧できなくなっている。

 さて、そんなグアムに再び性懲りもなく行ってきました。4泊5日、エアーはノースウエストのエコノミー、ホテルはオンワードというベタなプランだが、今回は息子の進学記念旅行であり彼の希望(プールで死ぬほど遊びたい)をかなえるためだから仕方ない。ごるふも1ラウンドだけ、しかも貸クラブでのラウンドだ。

 関空発は朝10時。6時半に家を出発する。天候は晴れ。申し分ないスタートだ。自家用車を空港送迎パーキング会社(?)に預け、e−チェックインしていったにも関らず何故かカウンターをたらい回しにされしかも15分も待たされ、銀行の両替でも15分待たされ、その癖飛行機は定刻より5分も早く飛び、結局30分も早くグアムに到着した。時間を得したんだか損したんだかよく判らない。


5年振りのグアムである


 ところが飛行機は早く着いてもレンタカーの迎えは定刻通りだ。○が何か言いたそうな眼で私を見る。こういう時は「私はここで休憩してるからあんたが何とかしぃ」というサインである。いきなり柔軟体操も無しに電話で英語をしゃべらなければいけなくなった。しかしここは一家の長(肩書きだけだが)である威厳を見せなければ。

 というわけで、今回ネットで調べてもっとも安かったダラーレンタカーに電話。こういう時、たった1つだけ英文を覚えておけば大抵は片がつく。

「Is There anyone there who speaks Japanese?(ニホンゴ、ハナスダレカ、ソコ、イルデスカ?)」


 こう言って、相手が「wait」 とか「moment」とか言えば成功である。もしそれ以外の長々しい文章をまくし立てられた時は、黙って受話器を置き、別の手を考えるべきであるが、幸いこの時はすぐに保留音に切り替わった。出てきた日本人の女性に事情を説明し、すぐに迎えの車を手配してもらう。

 ○のイライラが紫色のオーラになって周囲2m半径に漂いだした15分後、迎えの車が到着。チャモロ人とフィリピン人のハーフと思しき陽気な運転手が到着し、ホテルロード西寄りのダラーレンタカーに到着。驚いた事に、ここは1つの敷地、1つの建物内にダラーレンタカーとジャパレン、オリックスレンタカーの3社が机を並べて営業していた。

 15分後、カウンターで手続きを済ませ外へ出てみると、カワイイ日本車が我々を待っていた。日本が誇るトヨタのECHO。日本名は知らん。プラッツ(PLATS)の2001年式のようである。


ぱっと見た目はキレイだけど・・・

 でこの車、乗る前に従業員と共に傷のチェックをしたのだが、全てチェックし終わるのにたっぷり5分はかかった。つまり傷だらけ。走行距離は6万キロ、いや6万マイル。でもまあ仕方ないか。1日33ドル、4日間で132ドルだし(でも保険が120ドル掛かった)。

 後部座席にトランクを1つと息子を乗せ、いざホテルまで。ホテルロードを西へ走り、フローレス大司教像のあるロータリーも道なりに走って難なくクリアし、程なくオンワード・ビーチ・リゾートに到着。


部屋に入ってまず景色を確認する貧乏症な我々


 今回はいつもと違ってホテルをちょっと奮発した。部屋とバスルームからアガニャ湾が一望できるタワーの12階。さすがに景色は一流だ(値段も一流だった・・・)。


湾内に浮かぶアルパット島。ここが後に惨劇の場になるとは、誰が予想しただろうか・・・


 チェックインしたのは4時前だったが、愚息は目の前に広がる海とプールを見てスイッチが入り、「泳ぎに行こう!!!!」とはしゃぎ出す。仕方ない。今回は息子のための旅行だ。水着に着替え、さっそくプール(ウォーターパーク)へ。


ホテル併設のウォーターパーク。家族連れが9割(つまり若いオネーチャンがいなかった・・・orz)


 4本のウォータースライダーと絶叫スライダー「マンタ」で1時間半たっぷりと絶叫した(はい、一緒につき合って滑ってました私)のち、K-martに買い出しに行き、ホテルで夕食をとり、そして初日からハードな日程になった我々は、10時にはぐっすりと眠っていたのであった・・・

(続く)

  2006/3/27 (436345hit)  グアムてんこ盛り旅行記 その2


 2日目。どういう訳か午前3時に目が覚めてしまう。時差は1時間しかないのでそのせいでもないし・・・(この理由は最終日になって判明する事になる)。しかも普段ならすぐに二度寝できる私なのに、この時はなかなか寝つけない。やはり息子と同じぐらい興奮しているのだろうか。

 何とか無理矢理眠り、午前8時に始動。ここオンワードビーチリゾートには「ウイング」と「タワー」という2つの棟があり、我々が宿泊したタワーには「タワーラウンジ」という休憩室がある。そこではコーヒー、ソフトドリンク(オレンジ・アップル・パイナップルジュース)、電子レンジ、日本の新聞(1日遅れ)、雑誌、ネットPCなどが置かれており、タワー、あるいはウイングのスイートルームの宿泊者は24時間そこを無料で利用できるのだ。

 また、午前7時から11時まではコンチネンタルブレックファースト(コンチネンタルって、欧風っていう意味だったのね。知らなかった)が、夕方5時から7時にはカクテルサービスがある。貧乏症な私たちは、当然朝食はそこを利用する事にした。


パン3種類・ワッフル・フルーツ3種類・ジュース3種類・コーヒーと必要十分なバリエーション

 温かい料理、例えば卵料理やベーコン、スープなどは用意されていないが、普段から粗食のhiro家にはこれで十分なのである。クロワッサンと焼きたてのワッフルがなかなか美味しかった。また、パイナップルジュースは蛋白質の消化を助けるため、肉を食べ過ぎたと思った時に飲むと胃がすっきりする(ような気がした)。生っぽくて美味しかったし。ちなみに胃が弱い私は毎食後このラウンジに寄り、パイナップルジュースを1杯飲み、非常に快適に過ごす事ができたのであった。

 朝食後。今日はまず海で遊ぼう!という事になり、ビーチへ出た。ここのビーチでは、カヌー、ジェットスキー、シュノーケリング、グラスボート、パラセーリングなどが楽しめる(ちなみに宿泊者はジェットスキーとパラセーリング以外は無料だ)。

 しかしパラセーリングは恐いし(私が)、ジェットスキーは予約が一杯で午後にならないと乗れない。しかも1辺200ヤードほどの正方形に浮かべたブイの回りを30分周回するだけで面白味に欠ける。というわけで、3人乗りのカヌーで500ヤードほど沖に浮かぶアルバット島(昨日の日記参照)へ行き、そこでシュノーケリングをしようと決めた。


注:写真はイメージです


 ただし、もちろん家族3人ともカヌーなど未経験だ。私も観光地の池に浮かぶボートを何度か漕いだ事がある程度。まあ海は遠浅、ライフジャケット着用なので何とかなるだろうと思ったのだが・・・甘かった。

 3人で上の写真のようなパドルを使って漕いでいくのだが、3人の息が合わないとちっとも前へ進まないのだよこれが。つまり1人でもパドルを海に入れるタイミングがずれるとそれが抵抗となるし、左右均等に漕がないとすぐに蛇行するし、蛇行を直そうと片方ばっかり漕いでいると慣性で反対を向いちゃうし。最初のうちは100ヤード進むのに10分ぐらいかかっただろうか。

 私が一番前に座って「右!左!」と合図をしながら漕いでいたのだが、これが大きな間違いだった。我が家ではやはり○がリーダーシップをとった方がうまくいくのだ(後の祭り)。

 しかし、10分も漕いでいるとそれなりにコツを掴むもので、それ以降はゆっくりながらも何とか島に近づいていく。途中、潮の流れやジェットスキーの波で何度も横を向いたり停滞したりしたが、20分程度で島に到着した。そこで1時間ほどシュノーケリングを楽しむ。


注:写真はイメージです

 上の写真のような原色の熱帯魚は全く見られず、灰色や銀色の地味な魚が見られただけだったのが残念だった。でも体長1フィート弱のアオヒトデは1匹つかまえたので、島の海岸で焚き火で焼いて食べた。ヒトデは大変美味しい事で有名だが、特にこのアオヒトデはウニとナマコとカニを足して3で割ったような幻の珍味で、家族3人で奪い合うようにして食べたのは言うまでもない、というのはもちろん嘘である。


アオヒトデ。実際には食べられません

 さて、来たからには帰らなければならない。帰りはだいぶ慣れているし、それこそ20分ぐらいで着くだろうと漕ぎだしてみると、風が正面から吹いてくるではないか!真正面からのアゲンストだ。漕いでも漕いでも進まない。ちょっと休憩しようものなら再び島に向かって流されていく。このまま休憩し続けるとフィリピンまで流されて密入国になってしまう。

 私は必死に漕いだ。腕は張り、腰は悲鳴を上げ、足の付け根は漕ぐたびに痛む。それでも一家の長(肩書きだけだが)として○と息子を密入国させるわけにはいかない。そのうち目はかすみ、喉はオーガスタのグリーンの如く渇き、体は雨の日のバンカーの如く重くなり、心臓がストライキを起こす寸前、ついに我々は岸に帰り着く事ができたのであった。

 安堵感と疲労で波打ち際にアオヒトデのように寝転がる私。その横で○と息子は「あー面白かった。じゃあ次はプールだ!!」と元気いっぱいに言い、歩きだした。何でそんなに元気なの?ちゃんと漕いでた?


波の出るプールでボディボードを楽しむ愚息(真ん中)

 しかしそんな私の苦労を見かねたのか、グアムの神様はプールにご褒美を用意して下さっていた。そう、それは●い●●●の●●ーチャンである。いやあ、眼福、眼福、目の保養。これぞ南の島。これぞグアム。これぞ人生。むふふ(←バカすぎる)。


息子を撮そうと思って偶然映った(ホントだって!)●い●●●の●●ーチャン達。

 そうこうしているうちに時間はお昼を回った。一旦ホテルに帰るのも着替えるのも面倒なので、このままプールサイドのレストラン(スリーピーラグーン)で昼食。ここもルームチャージが利くので、キャッシュレスで利用できる。


プールサイドのレストランにしてはまあ良心的な値段と言えよう


 あまりお腹は空いていなかったので、家族3人でフィエスタプレート($10)とラーメン($8)、そしてビール($3)を2本注文。昼間からビールを飲める、これも休日の醍醐味であるなあ。


フィエスタプレートは、やっぱり1.8人前ぐらいあった

 右端のレッドライス、照り焼きチキン、マヒマヒ(シイラ)は十分及第点。バーベキューリブはぎりぎり合格。トウモロコシ普通。キュウリとキャベツのマリネは予想通りの味。でも今思えば、滞在中このホテルの全てのレストランで食事をしたが、このフィエスタプレートが一番おいしかったような気がする。ラーメンはスープが塩辛すぎるけど麺はまあまあだった。

 昼食後、私は仕事へ。この旅行の本来の目的である、ある買い物をするためにプールを後にする。○と息子はそのままプールに残る事になり、私は一人寂しく部屋に戻ったのであった。

(まだまだ続く)

  2006/3/28 (436817hit)  グアムてんこ盛り旅行記 その3


 仕事を2時間で済ませた私は再びプールへ。プールビクスではしゃぐ○と息子を見て、ふと「亭主元気で留守がよい」というフレーズが頭をよぎる。

 結局、○も息子も6時間ほど海とプールにいた事になる。特に息子は昼食時以外はほとんど日なたで動き続け、泳ぎ続け、滑り続けで体中真っ赤に日焼けし、さすがにしんどそうだ。SPF50のローションを塗りたくっていたのだが、これだけ水に浸かれば落ちてしまうわな。


こんがりとローストされた息子。目がうつろである

 夕方から買い物に行こうと思ったのだが、息子は部屋で休んでいたいとの事。小学6年生が親の買い物につき合う事ぐらい退屈な事はない。その事はよく判っているので、部屋で大人しく寝かせておく(ゲームするかもしれんけど)事にした。いやあ、子供が成長するとはこういう楽もあるのだなあ(注:本当は、アメリカのいくつかの州では12歳以下の子供をホテルや車の中で一人きりにすると保護義務違反か何かで逮捕されます)。

 でまず我々が向かったのがホテルから5分の所にあるグアム・プレミア・アウトレット。オアフ島のワイケレ・プレミアム・アウトレットの姉妹店ではあるが、規模はワイケレほど大きくなく、やや小さめのショッピングモールという感じ。正面入ってすぐ左にご存じABCストア、左にバーゲン・アウトレットという店がある。飲料水やチープなお土産はここでゲット。

 ここへ来た目的は「アイランド・ディスカウント・ゴルフ」と「フェイマス・フットウェア」、そしてスポーツ用品店の「グッディーズ」である。

ディスカウントと名前には入っているが、ごく普通のゴルフショップだった。でも、上のウェブにも書かれているとおり、品揃えはグアム1だった。

2ボールパターが189ドル。あんまり安くない。

ここで息子用の安いゴルフボールと15ドルのポロシャツ、タオルなどを購入。
フェイマス・フットウェア。とにかく数が多く、全部見るのに最低30分は掛かる。

ナイキ・アディダス・ニューバランス・コロンビア・リーボック・コンバース・フットジョイなど、ほとんどのメーカーのシューズが手に入る。値段も安い(と思う)。

あと、ナイキ・フットジョイのごるふシューズも30〜70ドルぐらいで売られていた。

自分用のスニーカー2足と息子のスニーカー1足を購入。

 グッディーズではテニスやジョギング、そしてスイムウェアがたくさん置かれていた。子供に(そして自分も)プールで日焼けさせたくない時は、ここでラッシュガードを買うといいと思う(我が家は迷ったが結局買わなかった。でもやっぱり買っておけば良かった)。ジョギング用のウエストバッグ($10ぐらい)を購入。タバコサイズで、ティやボールを入れるのにちょうどいいと思ったのだ。


こういうの、なかなか売ってないんだよね

 次にマリン・コア・ドライブを東へ走り、初日にきたK-martを素通りし、タモンの東に位置するグアム最大のショッピングモール、マイクロネシアモールへ。

 ここにもゴルフショップがあり、また新しくアディダスのショップが開店したという事でそれを目当てにやってきたのだが、ゴルフショップはお土産屋さんのような感じで触手が動かず、またアディダスのショップも品揃えがイマイチで値段もそれほど安くなく、何も買わなかった。


ヘッドカバーの在庫はグアム一だろう

 それに、何というか・・・モール全体にお客さんが少なく、閑散としているのだ。たまたま訪れた時が空いた時間帯(6時頃)だったのかもしれないが、ガラガラのショッピングモール、それはちょっと寂しい。


人が数えるほどしかいない・・・

 ただ、ここにはゲームセンターや屋内遊園地があるので、プールに飽きた小さなお子様連れの方は重宝するかもしれない。また、映画館やメイシーズ(デパート)、ペイレス(スーパーマーケット)などもあるのでお土産をここで揃えたり化粧品を買ったりするには良いかもしれない。

 結局、グアムに2店しかないクレイジー・シャツでお土産と我が家用のTシャツを10着ほど買い、ホテルに戻った。そして爆睡中だった息子を叩き起こし、ホテル内のイタリア料理店(キャラベル)をチョイス。3人でコース料理($35)を2人前頼むが、現地人ではなく日本人向けの量で全く足りず、ペペロンチーノを追加。味は・・・無難な味。中の上といったところか。しかしアメリカの大雑把な味付けの料理を何日か食べてきた舌にはご馳走であった。


レストランからホテルのプールを臨む。こんな時間(午後8時半)になってもジャグジーには人が。
露天風呂感覚なのであろう


 さて、いよいよ明日はラウンドだ。何だか全く盛り上がりのないまま普通の旅行記が続いているのだが、こんなモノでいいのだろうか?だんだん不安になってきた。でもね、そう毎度毎度トホホなことは起こらないっすよ・・・多分。

(まだ続く)

  2006/3/29 (437241hit)  グアムてんこ盛り旅行記 その4


 ついに来た。やっと来た。グアムに来て3日目、今日はラウンドだ!グアムには軍関係を除き7カ所ごるふ場があるが、我々が5年前ラウンドしたのは、もっとも有名なマンギラオ・ゴルフクラブとタモン地区から最も近いグアム・インターナショナル・カントリークラブの2つ。

 で今回はヘタな息子とラウンドする事から、混んでいなくてやさしそうでリーズナブルなウィンドワード・ヒルズ・カントリークラブ(以下WHCC)をチョイスする事にした。メールで予約し、朝一番のスタートを確保。

 午前6時30分にホテルに迎えに来てくれる予定だったのだが、またもや3時半にぱっちり目が覚めてしまう。ちょっとは落ち着けよ>俺。仕方なく散歩をしたりラウンジへ行ったりして時間を潰したのだが、お陰で神々しいまでの朝焼けを見る事ができた。早起きは3セントの得。


ちょっと画像補整してます

 6時半、コースと提携している送迎サービスのバンが到着。運転手はフィリピン人で、とにかくよく喋るのだがフィリピン・イングリッシュでこれがまた何を言ってるのかさっぱり判らない。っていうか、そもそも英語自体を聞き取れへんやんけ>俺。それでも脳の聴覚中枢をフル回転させ、ようやく慣れてきて相槌だけ打てるようになったころにコースへ到着。幸い道が混んでいなかったので40分のところを30分で着いた。


素朴なクラブハウス

 運転手によると、プレイヤーのうち9割は日本人観光客だという事だったが、この日は我々以外にアメリカ人が2組居ただけで、見た限りでは日本人は我々3人だけのようであった。ゆっくりラウンドできそうだ。

 クラブは2組(ケチったのだ)、カートは2人乗りを1台。本当なら3人だし2台になるところだが、詰めて3人乗った方が間違いなく進行は早くなるだろうから良かった。きっちりした所だったら3人乗りなど許してくれなかっただろう。


貸しクラブは残念ながらやや年季の入った物だったが、25ドルだし、まあ、ね。

 1番ホールのティグラウンドに立つ。FWやアイアンは聞いた事のないメーカー(Briken Golf のXPC3000、フェアウェイウッドが1本$78、アイアンがフルセットで$189!安い!)の物だが、ドライバーはキャロウェイ・ビッグバーサで一安心。・・・・・ん?


マジでたった今気付いた


 CallawayじゃなくってCollection出たー!!(←僕秩風に)

 しかも GREAT BIG BERTHAじゃなくってGREAT BIG CHAMPってあんた・・・・でも、ラウンド中はずっとキャロウェイと思い込んでいた私って・・・・

 えっと、気を取り直してスタートホールである。405ヤード・左ドッグレッグ・パー4。


この写真では何が何だかわからないが、実際ティグラウンドに立ってもどこへ打つべきか
しばらくわからなかった



 この2日間、泳いだりカヌーを漕いだり午前3時に起きたり●い●●●の●●ーチャンを見たりして過ごし、体も心もだらけきった私にとって、戦略とかルートとかそういう問題ではなく、とりあえずボールに当たるかどうかであるが・・・


何という腰の引けたへっぽこスウィングか!


 空振りだけは避けられた。フェアウェイ右の190ヤード先へ力ないスライスがヘロヘロ・・・・。2打目は左に引っかけ、3打目でも乗らず、4オン2パットのダボスタート。

 ここWHCCは高麗グリーンで、芝目がきつくしかもグリーンが小さい。またほとんどのホールでグリーンが受けており、アプローチとパッティングに苦労しそうだ(←早くも予防線張ってますが)。

 2番パー4も385ヤードで左ドッグレッグ。2打目、3打目と失敗するも1パットでボギー。3番、530ヤードパー5は左ドッグレッグって左曲がりばっかりかい!!と怒りながら4オン2パットボギー。

 4番パー3は2オン2パットのボギー。このあたりでようやく体が目覚めてきた。5番パー5、遠くマジュロシナ山を臨む景色の良いホールだが、590ヤードとたっぷり距離がある。ティショット、今日初めての快心。2打目のスプーンは手ごたえは良かったもののゴロに近い弾道で180ヤード(きっとクラブが悪いに違いないそうだそう思おう)。


はるか彼方に小さく見える建物は、とんきちさん達の遠征でおなじみ、レオパレスリゾートである。
いつかは行きたいなあ・・・

 3打目、普段は使わない使えない3アイアンでフルショット!何故こんな無茶をしたかというと、このXPC3000というアイアンがとてつもなくグースネックのアイアンで、とっても簡単そうに思えたからである。で、結果は左へ引っかけるも当たりはまずまずで、傾斜を転がって何とグリーンオン!590ヤードをパーオン!(ただ今編者はレベルの低い自慢をしております。バカ編者が己の愚かさに気づき反省するまでしばらくそのままでお待ち下さい)

 ・・・失礼しました。何とか2パットで今日初めてのパー。これで気をよくした私は、残り4ホールを何と1オーバーでラウンドし、前半は驚きヤシの木気をつけろで42。自分でもびっくりだが、何がびっくりって、

 無名のメーカーの、初めて握る、13本で5万円もしないクラブで42が出るという事は、クラブにこだわるなんていう事は、俺の腕前では全く無意味というか不必要なんじゃないのか俺?

という事だ。ちょっとショックかも。

(金曜日に続く)

  2006/3/31 (438122hit)  グアムてんこ盛り旅行記 その5


 昨日は冬の雨、嵐、風、雷という予報で前の日からイヤな予感がしていたのだが、やはり朝起きてみると本格的な雨。それ以外の別の理由もあり、ラウンドを見あわせる事にした。ああ、だんだん根性がなくなっていくわたし。

 さて、話は花冷えの日本から再びグアムへ。9ホールラウンドした我々は、朝食を食べる時間がなかったためお腹がペコペコ。クラブハウスへ戻って軽い食事をする事にした。サンドイッチ$10。ハンバーガー$8を例によって3人でシェア。あと、$3のビールとコーラ。ちょっと割高かな(こうやって、料金の事を事細かく書いたり考えたりする事は大阪人の特性である)。でもサンドイッチはなかなか美味しかった。


アウト6番。毎度毎度親バカですいませんが右肘のポジションは家族一かも


アウト9番。○様のティショット

 次は後半、インコースだ。ここWHCCはアウトは広くなだらかでやさしいが、インはやや狭く傾斜がきついホールが多い。スタートホール10番はティショットこそ良かったものの、2打目をグリーンを取り囲むように生えている木に当ててしまい、ダボスタート。2番、190ヤード先の小さなグリーンに乗せられず、2オン2パットのボギー。そして運命の3番。

 フェアウェイが大きく左に傾斜しているパー5だ。どれくらい傾斜しているかというと、フェアウェイの右1/4にボールを落とさないと左へ転がってOBになるぐらいである。つまり私が今までラウンドしたコースで、最も傾斜がきついホールといえるだろう。言い換えれば、こんなホール反則だよ!!(←ホールに八つ当たりしてはいけません)

 ティショットはチョロ。2打目、右ラフの椰子の木に向かって5アイアンでフルショット。それでもセンターより左へ転がってしまう。3打目、まだ200ヤード以上あるが、きっっっついつま先上がりなので、ミドルアイアンで同じく右ラフ狙いでショット!ナイス手ごたえ!狙い通りの方向へ球は飛びだした・・・・が途中からフック。いかん!球がぐんぐん曲がり、落下地点はフェアウェイセンター。そのままボールは加速度的に左へ転がっていき、OB杭の彼方へさようなら。こんなホール、やっぱ反則だよ〜!(自分のヘタさをホールのせいにしてはいけません)

 結局次もミスショットし、アプローチもグリーンをこぼれ、9つも叩いてしまった。その後もピリッとせず、ボギー、ダボ、パー、ボギー。フェアウェイもグリーンも硬く、ウェッジでグリーンオンしてもスルスルとこぼれてしまう。手前から3バウンドぐらいでグリーンに乗せる感じでちょうど良いのだが、そんな器用な事はできるはずもなく、大体奥や両サイドからアプローチしてた。

 しかし17番パー5。ティショットはまずまず、2打目はライが良かったのでスプーンでフルショット(し過ぎて右のお尻の筋肉がつった)まずまず、3打目がピン奥7mにつき、これがポコンと入ってラッキーなバーディ。いえい!


何でいきなり牛かというと、アウトの5番と6番のインターバルに民家があり、そこで
この牡牛はペットとして飼われているのである。何かスゴイ。



 そして最終ホール。右へ大きくスライスし、隣の10番ホールへ。グリーンまでは100ヤードアゲンスト、しかし正面に大きな木が。手には8アイアンと9アイアン。9アイアンではデカイと思いつつ、でもカートははるか彼方。まあいいやと思いつつ軽めに打った・・・りしてまともに当たるわけがないですよね皆さん。正面の木にしっかり当たり、しかもロストボール。トリプルボギーで後半は49という私らしい結果になったのであった。


 というわけでこの旅のメイン・イベントは終わりを告げた。WHCCはローカル色溢れる素朴なコースで、絨毯のようなフェアウェイや南国らしい雰囲気はないものの、逆にリゾートコースにありがちなお高くとまっている感じもなく、費用もグアムでは最もリーズナブル(オン・シーズンの平日で$90、ジュニア料金は$50)。穴場的な存在である。

 1995年までは「タカヤマ・ゴルフクラブ」の名称で知られ、グアムで最も古い歴史を誇るWHCC。でも、ラウンドしたコースのロゴ入りボールを集めているので、オリジナルの商品が帽子しか無かったのは残念



 最後に、ここをラウンドする人に重要なアドバイスを。上の看板はクラブハウス内のコース図であるが、アウトは9ホール中6ホールが左ドッグレッグ、インも9ホール中4ホールで左ドッグレッグ。つまり全体の半分以上が左ドッグレッグである。対して右ドッグレッグは1ホール(写真左上の13番)だけ。

 だから、急いでラウンドしたら目が回るヨ!

(下らないオチのまま続く)



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