2013/4/1(1208159hit) ムーンライトIIと球筋矯正効果?
4月である。春である。花粉である。その花粉の執拗な攻撃にも負けず、昨日・一昨日と連続で薄暮へ。バカである。だってこんなにいい天気なんだもん。 一昨日はホームコースきさいちへ。4時半という遅い時間にスタート。桜がちらほら。 ギリギリ9ホールプレーできた。実際は写真よりもっと暗かった。 で、昨日はいつもの高槻河川敷へ。実は家でのんびりしたい気分だったんだけど、これをどうしても試したかったのだ。 ピンのムーンライトII というバッグ。これはキャリーバッグとスタンドバッグの中間的なもので、クラブが7-8本しっかり入り、担ぎやすいのに超軽量(1kgを切ってる。スタンドバッグは超軽量モデルでも2kgぐらい)、地面に置いてもストラップの部分が自立する(左写真)ので持ち上げるのに屈まなくていいという、まさに河川敷をラウンドするために生まれてきたバッグ。これをハワイのロジャーダンゴルフショップ(あとで調べてみると有名なチェーン店みたいだね)で見つけた時は月並みだけど「これだ!」って思ったね。残念ながら日本ではごく限られた輸入ショップでしか売っていない様子。 で、実際使ってみると、もうとてつもなく軽くて楽。たすき掛けにして背中に軽く背負う感じにすると、ほとんど重さ感じない。唯一の欠点は、直接地面に置くので下が濡れてたりすると汚れやすいことぐらいかな。担ぎで、7-8本のクラブが入る軽めのバッグを探している人はお勧めです。 あ、もちろん自立しませんし、乗用カートの後ろに乗せるのも不可(下半分はふにゃふにゃだしね)なので念のため。 久しぶりの高槻GCはコース周囲の雑木がきれいに伐採され、極めて見晴らしが良くなっていた。その分、風も強くなってたけどね。 というわけで楽しくラウンドしたのだが、実際に担いで回って不思議なことに気づいた。右肩から斜めに、つまり右肩から左腰にかけてバッグを担いで歩いたあとは左に曲がる球(ドロー)が出るのだ。 最初は偶然、あるいはたまたまだと思ったのだが、長いクラブでも短いクラブでも同じようにドローになるし、そもそも私は軽いスライサーなので、左ヘ曲がる球には敏感だから間違いない。4ホール目ぐらいでその効果に気づいた私は、パー5でティショットを打ったあと、今度は左肩に担いでみた。そして肩を軽く意識しながら2打目地点まで歩く。 で、運命の2打目・・・は意識しすぎてダフった(笑)のでわからなかったが、次の3打目(もちろんそこまでは再び左肩に担いで移動)。球を打つことに集中して・・・パシッ! フェードキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! その後も、左肩に担ぐとフェードが、右肩に担ぐとドロー気味の球が出る。もちろんスイッチを切り替えるように100%ではないし、担いでしばらく歩かないと効果がきちんと出ない気がするし、それ以前にスイングのミスで右や左へ行ってる分もあるだろうし、そもそも根拠のある話じゃないので「思い込み(つまり気のせい)」かもしれないというのは百も承知だけど、気のせいにしてはあまりにもはっきり効果が出る。 理屈そのものはよく分からない。右に担いだ時は右肩が下がったり右肩甲骨が押されてインから入りやすくなるとか、微妙に筋肉の緊張度が左右で変わるとかそんなところだと思うのだが、これはひょっとしたら大発見、突き詰めて考え商品化したらひょっとしたら・・・ と思ってウェブを検索したら、ここにすべて解説されていたのでありました。残念。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8570/10000) (素振り:1060/10000) |
同じく、日曜日の高槻河川敷での話。今日は嘘はありません。 ここ高槻ゴルフ倶楽部では、薄暮プレーのスタート時間が日没の時間によって変わる。1年を24シーズンに分け、6月下旬から7月下旬にかけてが4時45分スタートと一番遅く、逆に11月下旬から12月下旬が2時15分と、原則1ヶ月-1.5ヶ月で変動するのだ。 で、日曜日、すでに4月のつもり(4月上旬のスタート時間は午後4時である)で3時40分ぐらいに高槻に到着した。しかしこの日はまだ3月31日。つまりスタート時間は3時45分で、私が到着したのはギリギリだったのである。 スタート室に書類を出すと、私が入れる組(3バッグ)はすでにティグラウンドにいるとのこと。慌ててムーンライト2にクラブを詰め替え、支度をし、挨拶もそこそこにティグラウンドへ。そこで気づいた。 「あ、グローブ忘れた・・・」 クラブ。ボール。ティ。グリーンフォーク。ボールマーカー。これらはまず忘れないよね。後の3つは同じ仲間(?)だし、同じ所に入れて場合が多いし。でもグローブだけはキャディバッグのポケットに入れたり口のあたりに干したりするので、つい忘れがち・・・ 仕方なく、十何年ぶりに左手素手でラウンド。最初は違和感があったけど、慣れてしまうとまったく問題ないことに気づいた。あれ、手袋いらないじゃん・・・ そもそも論として、手袋の役割は「滑り止め」「タコが出来ないように」「フィット感が増す」などだと思うが、今回その「滑り止め」としての働きは素手でもまったく問題がないことが証明された。雨の時でも素手のほうが滑りにくいっていうもんね。 あと、タコができやすい体質の人もいると思うが、私は幸いそうではない。日曜日は結局15ホールラウンドしたが、左手はまったく問題なかった。ただ、練習場などでまとめて100球以上打ったりする時はどうなるかわからないけどね。 フィット感については、確かに天然皮革のグローブには独特の引っ掛かり感があると思うが、それはおろしたて〜せいぜい1ヶ月ぐらいの間で、使い続けて乾燥し、少し硬くなったり伸びてきたりする頃には逆にフィット感が素手より劣るような気もする。 思い込みとは恐ろしいもので、「クラブを振るためにはグローブは絶対必要」って思い込んでたんだよね。それははるか昔ゴルフを始めた頃、まだグリップが手になじまず、マメをいっぱい作っていた時の記憶がそうさせるんだと思う。 というわけで私は気づいてしまった。グローブは必ずしも必要なものではないと。計算すると、1枚1000円前後、1年で1万円ぐらいの出費をしていることになる。これを節約出来れば1ラウンド余計に回れるではないか。よし、しばらく手袋なしでラウンドしてみようっと。あでも、買い置きが何枚かあるからそれが無くなってからかな。 でも、こんなことを公の場所に書いたら日本ゴルフグローブ協会から刺客が送られてきたりして。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8570/10000) (素振り:1060/10000) |
今日は純粋に健忘録。しかしそれにしてもiphoneのicloudの便利さは異常。クラウドサービスってのは簡単に書けば「データをネット上のサーバー預けておいて、いつでもどこからでも自由に出し入れできる」ってことなんだけど、例えばiphoneで撮った写真がサーバー経由で自動的にPCの「フォトストリーム」というフォルダに送られるので、PC上で即加工し、ブログに使用できたりする。それが今日の目玉なわけだ。 下の写真は、さっき見てた番組(録画だけど)の「板東英二のゴルフ塾」をiphoneで撮ったもの。それが、何もしなくても(正確には設定が必要だけど)PCに送られるくる。いやあ便利。ちょっと歪んでいるのはご容赦。 何が言いたいかというと、距離のあるバンカーショットは左足体重(ダフリ防止・ソリッドなコンタクトのため)でフォローを小さく(球を上げよう、飛ばそうとすると自然とフォローが大きくなり、ダフりやすくなるため)だぜと。 つぎ。 何が言いたいかというと、高く上げるアプローチは脚だけオープン、腰と肩はスクウェア、ハンドファースト厳禁(グリップは体の中心を指す)でボールの後5cmぐらいからヘッドをボールの下に潜らせるんだよと。 つぎ。グラスバンカーからの打ち方。 特別なことをせず、力も入れず、バンカーショットの要領で手前からヘッドを入れてしっかり振りぬく。 つぎ。これ、今習ってるN先生に同じ事を言われた。 多くのスライサーがこうなってる。右肩が開いて上体が先行し、クラブヘッドが開いて入る。スライスの原因はこの振り遅れ(実際には体の使いすぎ)。これを補正するためには、 右肩を開かず我慢し体の正面で腕を振るイメージを持ち、フィニッシュで左脚1本で立てるぐらいしっかり体重移動。これ、やってみると体にブレーキをかけてるような変な感覚なんだけど、不思議と腕がしっかり振れて、きちんと当たると今まで以上に飛ぶようになるんだよね。 スライス、飛距離不足、球が捕まらない、ダウンブローで打てない、芯に当たらないなどでお悩みの方はぜひお試しあれ(坂田信弘風)。 ああ、また他人の褌で日記を書いてしまった(五右衛門風)。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8570/10000) (素振り:1060/10000) |
まず初めに訂正から。一昨日の日記で私はこう書いた。 私は気づいてしまった。グローブは必ずしも必要なものではないと。 そして、こうも書いた。 日曜日は結局15ホールラウンドしたが、左手はまったく問題なかった。ただ、練習場などでまとめて100球以上打ったりする時はどうなるかわからないけどね。 というわけで、調子に乗った私は、水曜日にグローブをしないで100球打ってみたat練習場。しかも40球がアプローチだったので、フルショットは60球ぐらい。にも関わらず。 その日の晩から腕(前腕)がチョー張った。つまりこれ、ふだんより余計に握力を使ってたってことだよね。というわけで、やっぱりグローブはしたほうが楽。短時間ならあれだけど。ここに謹んで訂正させて頂きます。日本ゴルフグローブ協会の皆様、ゴメンナサイ。 では本題。昨日はN谷くんとK藤くんの3人できさいちCCへ。桜が八部咲き〜満開で、暑いぐらいの気温で、まさにラウンド日和だったぜ。 で、その内容は。 はい、大変調子いいです。すいませんトホホじゃなくて。 ドライバーはツアーチャンプ+ランバックス・タイプSがバッチリ合っているようで、「曲がらない→振っていける→余計に曲がらない」という好循環をキープ。フェアウェイキープ率81%は出来すぎだけどね。スイングは切り返し〜インパクトで右腰を前に出さない(左腰を引く)、ヘッド・ビハインド・ザ・ボールを意識。 アイアンはまだ多少ダフるものの、左腰を引く+腕を振るスイングを教えてもらってからダウンブローに打てるようになってきた。飛距離も0.5〜1番手上がってる。まだ9アイアンでグリーン外したりしてるけど(笑)。 特筆すべきはフェアウェイウッド。今まで思い切りダフるかヒールの引っ掛けスライスかそこそこ当たった時でも低空飛行のライナーばっかりだったんだけど、ほんの少しディボットホールができてしっかり球が当たる、そしてしっかり上がるというショットが増えてきた。きちんと打てるようになってきたということか。 あと、ずっと恐怖症レベルだったアプローチも距離感とかラインのイメージがやっと出せるようになってきた(それまでは「きちんと当たるかどうか」が最大の問題で、距離感とか方向とかは二の次だったもんね)。これはもう「腕以外はインパクトの形で完全固定+腕打ち」と「加速!加速!!加速!!!」のお陰である。それをしだしてから(今年に入って)チップインがいきなり2つ出てる。もちろん狙って入ってるわけじゃないけど。 パット。アプローチが良くなってる分1パットも増えてるのかなと。決してパットそのものがいいわけではないと思う。1m以下を2回外してるし。 というわけで、あと気をつけるのは、オーバードゥと故障と慢心である。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8610/10000) (素振り:1090/10000) |
2013/4/6(1209414hit) 「ゴルフ侍」みたび
調子いいお前なんて読みたくない!もっとトホホを出せ! という全国338名の皆様の心の叫びが聞こえる今日このごろではありますが、私にとってはドライバーの安定とアイアンのスカタン脱出とフェアウェイウッドの初心者並みのミスショットとアプローチ恐怖症とロングパット大ショート病とショートパット下手すぎ症候群はゴルフを始めた時からの懸案というか病気というか長い付き合いでいわば体の一部。ちょっと調子がいいのは一時の気の迷い。きっとまた目のさめるようなトホホを皆さまにお見せできる日が来ると思いますのでどうかご安心を。 今日はまた「ゴルフ侍!見参」の話題を。この番組、やはりたくさん検索されているだけあって大変評判がいいようである。それも、ゴルフ歴が長く、競技志向の強いゴルファーに大変人気らしい。というわけでかどうか知らないが、シニアプロもビッグネームが参戦するようになってきた。 3月3日の井戸木鴻樹プロ(51)に続き、10日には山本善隆プロ(62)が、そして17日と24日には満を持して飯合肇プロ(59)が出場。 しかし9ホールの短期決戦ではやはり何が起こるかわからない。井戸木プロはさすがに圧勝だったけど、山本プロがHDCP2のアマチュアに苦杯をなめたのに続き、レギュラーツアーの元賞金王であった飯合プロは1回めにはHDCP5で60歳のアマチュアに始終押され続け、最終ホールのバーディでやっと引き分けに持ち込む始末。 さすがに次の一戦では3&2と勝利したが、1番ホールでバンカー内のルースインペディメントを「何のためらいもなく」拾い上げるという失態を演じてしまう(規則では、マッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでも2ペナとなる重い罰である)。 まあ、アマが勝ったらプロよりスゴい!とか、プロが負けたらプロ失格、なんて短絡的に考える人はいないと思うけど、こういう事件(ルールを知らない、あるいは意識が希薄)はやはり如実にその人の生きざまを表してしまう。 これをそのまま放送した局と飯合プロはすぐにお詫びを発表した。この点は逆に素晴らしい対応だったと思う。だって、間違いを認めるのは勇気がいることだしね。あの場で元賞金王に「それはペナルティでは・・・」と言えるTVクルーはまずいないだろうし。ただ、残念だが飯合プロの株が下がったことは間違いない。 株が下がったといえば、これまで25回の放送でアマチュアが25人、シニアプロが14名出場したが、いろいろな人がいるものだと改めて感じた。本当に色々な人がいる。皆まで言わんが。 で、25回も見ていると、最近では試合が始まる前にどちらが勝つか大体予想できるようになった。これは皆さんも感じておられると思う。ほぼ間違いなく、 傲慢で偉そうな方が負けるよね。 「プロなんだから勝って当たり前でしょ」みたいな言い方をするプロや、年下のプロに対して闘争心を通り越して敵意を匂わせるような、あるいは無神経な発言をするアマはたいてい負ける。 ただ、アマチュアであんまり謙遜しすぎても萎縮しちゃって負ける場合が多いんだけどね。まあどちらにせよ、ゴルフの女神は ニュートラルがお好きってことで。 「侍」っていうのは、やっぱり腕だけでなく心のあり方が大事だよね。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8610/10000) (素振り:1090/10000) |
TVの話題ばっかりで恐縮ですが。春の大改編期を迎え、新番組(もちろんゴルフ関係の)がたくさん放送される今日このごろである。なかなか良い感じだ。 中でもお気に入りの1つが、水巻プロの新番組。以前「板東英二のゴルフ塾」として放送されていたけれど、さすがにあの脱税の影響で降ろされたようだ。その新番組は、関西テレビ土曜日午前5:50からの「岡田圭右のナイスパァ!ゴルフ」。続編だけれど、今回はリニューアルということで最初は初心者向けからスタート。お笑い芸人である岡田がちょっとうるさいんだけど(笑)。 しかし水巻プロである。水巻プロのレッスンはアマチュアが陥りやすい誤解やスイングのポイントを超シンプルかつ超分かりやすく教えてくれるので、私は大好きなのだ。他のレッスンプロのようにあれこれ理屈もこねないし複雑でもないし情報過多でもない。なんせ10分番組だからね。 つまりレッスン番組を長い時間やるのはあまり良くないってことだよね。教わるのは1回の放送で1つだけ。だって、30分で4つも5つも教わってもぜ〜んぶ忘れちゃうし。しかもそれが10回15回続いても、なーんも残らんよ。 最近思うんだけど、レッスンでいくら正しいことを言ってもそれがレッスンを受ける側に伝わらなかったり理解できなかったら何の意味もないよね。そしてえてして、受ける側は理解していないことが多いのだ。実際に私も、5年前、10年前に教わったことが今になってやっと理解できたりするし。 だから、シンプルかつその人に合ったレッスン(内容だけでなく言い方、説明の仕方、回数も含めて)というのはほんとうに大事だなと。だって、江●や内●とかの有名レッスンプロの番組って「ふーん」とは思うけど全然面白くな(ry だから、不特定多数を相手にしてるレッスン番組なんて、よっぽど考えて構成しないと「見ただけでできた気になって終わり」ってことになるしね。え、それが目的?本当に大事な「スイング最大の秘密」はTVなんかじゃ教えないって? そうだよね〜。それ教えちゃったら、もう誰もレッスン受けないし、世界中のレッスンプロから総スカンを食らうもんね。たちまちみんな失業だもんね。 だからほとんどのプロは、「スイング最大の秘密」の輪郭とか影とかヒントだけ教えて、そのものズバリは教えてくれないんだよね。でも、それらのヒントは断片的に(ジグソーパズルのピースのように)本、雑誌、番組で小出しにして出されるので、分かっている人が見たら「あ、これだ!」という感じで分かるんだと思う(私はほとんどわかってないクチです念のため)。 で、自分でスイングがある程度理解できて初めて、そのピースが全部カチッとはまって「スイングの全貌」が見えるんだよね(きっと)。というわけで。 レッスン番組はジグゾーのピース集めのためのもの と割りきって見ましょうって事でいいでしょうか? (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8680/10000) (素振り:1130/10000) |
最近、巷(ネット上)ではルールの話題がいくつか続いて取り上げられている。 1つは先日もお伝えした、「ゴルフ侍!見参」の収録中、飯合プロがバンカー内のルースインペディメントをごく自然な動作で取り除いた件。「プロだからルールには詳しいだろう、詳しいはずだ」という思い込みを見事に打ち壊してくれたこの事件、言い換えれば良い問題提起になったと思う。 あるメールマガジンに書いてあったが、トーナメントにはかならず競技委員がいるため、ややこしいケースに遭遇すればすぐ競技委員を呼べる。よってトーナメントプロは逆にルールを覚えないでもやっていける、という逆説的な状況が生まれることもあるらしい。もちろん、一流選手は別だが。 私は数えるほどしかプロトーナメントの観戦経験がないが、その拙い経験から言わせてもらっても、プロの世界はほんとうに厳しい。どういうことかというと、ギャラリーが付くのは一部の人気プロと最終組に近い数組だけ。無名のプロや、決勝でインスタートのいわゆる「裏街道」をラウンドするプロには、例え大きなトーナメントであっても、数えるほどしかギャラリーがつかない。 つまり、たとえトーナメントに参加していたとしても、衆人環境にあるとは限らないのだ。そんな中、ルールに詳しくないプロが何らかのルール上のトラブルに巻き込まれた時、正しい対処ができるのかどうか・・・そして、いちいちプレーを中断してまで競技委員を呼ぶのかどうか・・・・どうも勘ぐってしまう。 もう一つの話題は、先々週の女子の試合で起こった。優勝した堀プロが、ローカルルールに対する違反をしたというものだ。 初日、コース状態が不良であるため、協会側は追加特別規則(ローカルルール)の1つとして、 「スルーザグリーンにある球は罰無しに拾い上げて拭くことができる。球を拾い上げる前に、プレーヤーはその位置をマークしなければならない。(マークしなかった場合は1打の罰)」(原文ママ) を発表。この場合、協会側が求めていたのはリプレースつまり元の場所にボールを戻す、であった。ちなみにこの場合の処置は「リフト・アンド・クリーン」と呼ばれる。 しかし、ここからちょっとややこしいのだが、コース状態が悪く、ボールに泥が付きやすい時のローカルルールには、もう一つ「プリファード・ライ」というものが存在し、その場合は拭いたボールは元あった位置から6インチ以内(あるいは1クラブレングス以内)にプレースしていいのだ。 つまり、協会側は「リフト・アンド・クリーン」を求めていたのに言葉足らず(説明不足)、一方の堀は「あ、プリファードライだ」と思い込んで6インチプレースしちゃったと。そういうことなのであった。 実は私も、今回調べてみて初めて「プリファード・ライ」と「リフト・アンド・クリーン」の違いを知った。「プリファード・ライ」の場合はコース状態が極端に悪く、カジュアルウォーターを伴うような場合に適応され、「リフト・アンド・クリーン」はそれほど酷くはないけれど場所によっては泥が付く、という状況の時に使われるらしい。 そして、どちらが一般的かというとこれはもう圧倒的に「プリファード・ライ」らしいのである。だから堀プロはそちらだと思った。 で、指摘を受けた堀が協会側に自己申告、協会は一旦「失格」という裁定を出したものの、友人である諸見里しのぶがローカルルールの不備(リプレースする、という一文がなかった点)を指摘し、それを受けて協会側が「無罰」という裁定を改めて下した。 これに納得出来ないのが他のプレイヤーである。そりゃそうだ。自分たちは正直にリプレースしてたのに、一人だけ6インチプレースして有利なライからプレーし、おまけに優勝争いしてるんだから(そして実際に優勝したし)。 最終日の朝、急遽選手会(緊急ミーティング)が招集され、協会側に説明を求める選手たち。しかし協会側はとにかく非はこちら(LPGA)にあるというスタンスを崩さず、選手会を解散させた(非公式なもので試合時間が迫っていたため)。 次の週、改めて協会から選手に向けて説明があったが、協会の完全なミスであると再度繰り返し、「事実を洗い出して処分と再発防止策を検討したい」と小林浩美会長がコメント。しかし、選手にはまだ不満がくすぶっているらしい。 不満を言う選手の気持ちは判る。男子ツアーだけど、過去に同じようなケースでは深堀プロらが失格になっているという前例もある。 しかし、原文で紹介した上のローカルルールを読む限り、「リフト・アンド・クリーン」か「プリファード・ライ」かどうかの判断は不可能である。それに気づかず、LPGAに指摘もせずプレーしていたその他のプレイヤーもまた、きちんとルールを理解していなかった(けどたまたま処置が正しかっただけ)と言えるのではないか。問題提起するなら、ローカルルールが張り出された直後にすべきなのである。 というわけで、今回の騒動は100%協会側のミスで、裁定も正しいものと私は思う。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8750/10000) (素振り:1150/10000) |
ようやく長い長い、とてつもなく長かったトンネルを抜けたと思われるアプローチ。練習もそんなにしてないのにイップスというのはおこがましいけど、やはり今から考えればイップスと呼べるシロモノであったと思う。 もう一時期は恐怖症の域までいっていたし、真剣にゴルフをやめようとも考えたし、ゴルフをやめて生きていけるのかなんて極端なことも考えた。しかし何度も書いているがNプロに教えてもらった「腕打ち+加速」によって悪いイメージがだいぶ抜けた。 だが、それでもまだチャックリなどのミスがが無くなったわけではない。チャックリする原因(あくまで私の場合)はいくつか考えられる。 1,球を上げようとする(左肘が引けてトップ、右肩が下がってダフリ) 2,「腕打ち」を徹底できず、肩を回しすぎて右肩が下がる 3,インパクトに意識が行き過ぎてフォローが出ない、クラブが減速する 4,ヘッドアップ・過度の体重移動をして体の軸がブレる 5,リズムが速くなる とまあだいたいこういった所である。1と4に関しては精神的な問題なので気をつけるしかなく、2と3に関しては技術的な問題だからこれから練習を積み重ねることで少しづつよくなっていくと思う。特に3が最も大事かと。 ボールはあくまで通過点、フィニッシュまでヘッドをしっかり持っていく。その時、ヘッドは自然と開いて自然と閉じる(手首をナチュラルに使う、っていうかごく自然にコックする)。これを無理にスクエアに保とうとするとうまく当たらない。っていうか上手くヘッドにボールが乗らない。 あと、5の「リズムが早くなる」だけど、練習場ではできてもコースではなかなか自分でわかりにくいことなので難しいんだよね。 リズムが速くなる、特に切り返しのタイミングが早くなるとなぜダフるのかいまいちよく分からないけど、大変高い確率で球の手前を打ってしまう。きちんとハンドファーストにして、左足体重をキープしててもそうなるんだからタチが悪い。コースで成功体験を積み重ねていくしかないよね。 アプローチもダウンブローっていうか上から球を捉えられるようにならないとだめだよね。そういえば最近気づいたんだけど、アプローチの上手い人(距離感がいい人)はほぼ例外なく上から潰すような打ち方をするよね。打って終わりっぽい感じ。で、低く出てちょっとスピンが掛かってピンそばに止まる。これができるようになればもっとミスが減ると思うんだけどね。距離感が出せるアプローチ。いつになったら打てるのやら。 アプローチの打ち方のイメージは色々あると思う。体で打つ、上半身で打つ、腕で打つ、手首で打つ。あるいは、ショットと同じように打つ、パットに近い打ち方で打つ、アプローチ独自の打ち方で打つ。 私の先生は「腕で打つ」+「アプローチ独自の打ち方で打つ」というのを教えてくれているんだけど、今はこれでうまく行っているので、まずはこの打ち方をマスターしていきたい。ただ、30y以内は以前アプローチの女神が教えてくれた「腕で打つ」+「パットに近い打ち方で打つ」というのがミスが少なくていい感じ。 もうすぐ目標の(アプローチショット練習)1万球。アプローチ名人にはなれなくてもいいから、気持ちよく打てるようになりたいなあ。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8750/10000) (素振り:1150/10000) |
2013/4/12(1210710hit) パブ選練習ラウンド
4月18日、大阪パブリックゴルフ場でパブ選の予選がある。昨日はその練習ラウンドに。メンツはK藤くんとパブ選出場予定の私、N谷くん、M岡くんの4人。 大阪パブリックゴルフ場はパー3が5つ、パー5が3つのパー70で、総距離はバックからでも5100yを超えるぐらいという可愛いコースである。多くのパー4が200y台で長くても300y前後と短いんだけど、その分大変狭く、ワンオンを狙うよりもアイアンで刻んで2打目勝負に賭けるというのが正しい攻め方であると(ヘタレの)私は思う。 実際、バーディを狙っていくと簡単にダボが出る(OBやグリーン奥からの寄せが難しい)ので、欲を出さず淡々とパーを積み重ねるゴルフが要求される、忍耐を試されるコースなのである。 この日は季節が戻ったかのような寒さで、朝8時前には気温が7〜8度。おまけに大阪パブリックは山の上にあるので風がビュービューと吹き、体感気温はさらに寒かった。 そんな中、急ごしらえの冬衣装でスタート。ショットは長いものは良かったんだけど、アプローチはイマイチで、3つぐらい酷いミスをしてしまった。しかしそれに輪をかけて悪かったのがパット。1m以内を3ついや4つ外したか。しかもその距離からカップにかすりもせずってどんだけノーカンやねん。 バーディチャンスからボギーとか、パー3で1人だけワンオンしてて3パットボギー(2人は寄せワンでパー)とか、ティショットも2打目も完璧で3パットとか、しまいに疑心暗鬼になって打てなくなるそして余計に入らなくなる。3パット5個はひどすぎるよね。オーガスタのグリーンじゃあるまいし。 最近パットの練習サボってるしなあ。来週までにちょっと練習しておかないとなあと思った練習ラウンドであった。 ラウンド終了後、あとハーフ回ろうと思ってたんだけど1時間近く待ち時間があるということで、急遽4人で練習場へ。そこでN谷くんの師匠という人(HDCP2)に(N谷くんが)色々教えてもらっているのを横で聞かせてもらったのだが、これがもう大変興味深い話だった。その話についてはいずれまた。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8780/10000) (素振り:1150/10000) |
2013/4/13(1210948hit) マスターズ2日目
というわけで、マスターズである。 メジャーの面白さは、世界最高の選手が、ほぼ全員集まり、しかも最高の状態で競い合うところにあるよね。つまりウッズVSマキロイ、ウッズVSミケルソンだけでなく、マキロイVSガルシアの「新旧神の子対決」やカプルスVSジョンソンの「元祖ブンブン丸対新イケイケ王子の飛ばし合い」なんていう普段のフィールドではなかなか見られないようなつばぜり合いが、オーガスタの森のあちらこちらで見られるのだ。これで興奮しないゴルフファンは居ないだろう。 さらに、先ほどのカプルスを出すまでもなく、歴代優勝者であるベテランプレイヤーの活躍。クレンショーと14歳のグァン・ティンラン(中国)のような、同組でのベテランと若手の交流も見逃せない。初日、グァンが18番でバーディを決めたのち、クレンショーが同じくバーディパットを入れ返すところなんて鳥肌が立ったよね。出来過ぎにも程がある。 あと、もちろん日本人選手。TBSの遼ばっかり映す演出はうんざりだけど(1時間に1回ダイジェスト映すってバカなの?)、今年は初日1アンダーとちょっとだけ(1%ぐらい?)期待が持てる。藤田はさすがに調整不足で残念だったけど。 で、ここから2日目を見た感想を書くのでまだ見てない方はご注意を。 藤田は残念ながら予選敗退。本人は「自分のゴルフをさせてもらえなかった」と言っていたけど、肋骨疲労骨折による調整不足が原因であることは明らか。だってオーガスタ入りする前。50球しか練習できなかったって言うじゃん(合計なのか1日でなのかわからないけど)。 そのせいにしないのは彼の矜持だよね。でないと、いくら上手くいかないといっても80以上叩くなんてまああり得ないし。来年は是非万全の状態で戻ってきてほしい。 遼は4オーバー55位で、まさに崖っぷちギリギリで予選通過。初日もラッキーなパットがいくつか入ったからアンダーでラウンドできたけど、パットの調子は相変わらずみたいだし、クラッチパットがことごとくショートしてるようではね。 あと、ラウンドが終わってすぐパットの練習をしている遼がTBSのカメラによって映されてたんだけど、そのすぐ側にはまたしてもあの信金オヤジが。タイガーですらパットを(ストリッカーに)見てもらってVj字回復したのに、 なんでまともなコーチをいつまでたっても付けないの?バカなの? って思った。自分一人(とシロウトのオッサン)の力で勝てるほどマスターズは甘くないのにって思った。 ちなみに予選落ちした有名ドコロは、マクドゥエル、ウーストヘイゼン、マイク・ウィア、ポールター、ハリントン、ハンター・メイハンなど。 ウッズは前半飛ばしすぎた(っていうか神がかり的なパットがたまたま入った?)のが影響したのか、15番は完璧な3打目がピンを直撃して池に入ってしまうという、まるで漫画のような出来事からケチが付き、バックナインを38としてしまう。しかしそれでもトップと3打差の7位タイなので、まあ定位置ってとこかな。 明日は間違いなくギアを入れなおして60台半ばで回ってくるはずだ。3日目の予想スコアは5つ伸ばして8アンダー、最終日は3つ伸ばして11アンダーで優勝。ちなみに根拠は何もありません。 ウッズはまだ間違いなく本命なんだけど、対抗と言われたミケルソンがいまいち。ガルシアもブレーキ。マキロイは2アンダー14位とまだチャンスは十分。カプルスは4日間持つか。フューリックがよさそうだね。スネデカーはフロントナインが噛み合えば来そう。カブレラも不気味。 って結局何を言いたいのかわからない駄作中の駄作ですな今日の日記は。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8780/10000) (素振り:1150/10000) |
3日目、理不尽な2ペナで今年のタイガーの優勝はなくなったと思った途端、マスターズに対する興味が半減してしまった私ではある。なんて中途半端なゴルフファンなんだろう(笑)。 しかし後味が悪い。タイガーが言った「2ヤード後にドロップした」というのが「できるだけ近く」から逸脱しているというのはどうもグレーな裁定だなと思うんだけど。だったらどれぐらい近くだったらいいのかという基準がないよね。2ヤードは2クラブ以内(45インチのドライバーは1.14m=1.25yで2クラブは2.5yになる)なんだから、ゴルフルール上でも「できるだけ近く」だと思うんだけどな。 一度は無罰という裁定が覆ったのも気持ち悪いし、逆に2ペナが甘すぎるという議論もおかしくないと思う。でも、タイガーだもんね。タイガールールは今に始まった話ではないし、一挙手一投足を注目される選手だからこそ、今回の裁定が出たとも言える(中継されないプロ、インタビューを受けないプロは、ルール上の問題があってもそもそも議論にすら上がらない)。 というわけで、最終日は毎年早起きして中継を見るんだけど、さすがに4打差を逆転するのはなあ、と内心思っていた。数々の奇跡を起こしてきた彼だけれど、なんとなくケチが付いたっていうか女神にそっぽ向かれたっていうか。彼が久しぶりにメジャーを獲るのは全米オープンぐらいじゃないかな(根拠なし)。 で、今年の最終日はタイガーが追いかける展開。まだ録画を全部見てないんであれなんだけど、フロントナインを見てる限りでは最終組のスネデカーとカブレラの一騎打ちだったよね。 それが、バックナインに入った途端に2人にブレーキ(女神のいたずら)。13番なんて2人ともクリークだもんね(女神の魔力)。で、そのあたりから抜け出てきたのがジェイソン・デイ。13番からの3連続バーディでトップに立つ。勢いから言ってこのまま行くかな・・・と思ってたら・・・(女神のきまぐれ)。 その時、ヒタヒタと後ろから迫っていたのがアダム・スコット。アダムはフロントナインを終えるぐらいまでずっとパットがショートしてて、これは全然ダメだなと思ってたんだけどね。それが、バックナインで3つ伸ばしてあれよあれよとトップに。 しかし、4日間の試合ってのはほんとにタフだと思う。ドライバーだけ、1打だけのショットならアマチュアでもプロ顔負けのショットが打てることもある。パットも、ホームコースでならプロより上手いアマもいる。3ホールぐらいならアマチュアdめお奇跡的にバーディが続くこともないわけじゃあない。 しかし、コースで、本番で、しかも世界一の舞台で、名誉と賞金を掛け、いや人生すら掛けて、4日間、72ホール、288回の「ベスト」を積み重ねていかないといけないという世界は想像を絶するすさまじさなんだろうね。才能ではだれにも負けないはずの超一流プロが、万全の体制で臨み、それでも多くのプロがうまくいかないんだからね。 ミケルソン、ババ・ワトソン、ガルシア、フレディ、マキロイ、そしてウッズ。みーんな優勝できるはずと自分を信じてプレーして、でも勝てず。いやあ厳しいゲームだわ。 というわけで、最終結果はこれから録画見ます。また中途半端な日記でどーもすいません。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8780/10000) (素振り:1150/10000) |
昨日の日記を見返すと、接続語として「しかし」が3つ、「というわけで」が2つも使われている。なんてヘタクソな文章なんだ。中身だけでなく文章自体も陳腐だ。 しかしそんなことはどうでもよい。というわけで(笑)アダム・スコットである。 (提供:ユニクロ・・・・というのはウソ) 若手VSベテラン。オーストラリアVSアルゼンチン。初優勝VS2回め。スコットはずっとメジャー上位常連で、いつ勝ってもおかしくない状態だった。一方のカブレラはマスターズ男。ここ6年で3回も最終日最終組で回ってる(で1回優勝)。 18番、最初に長いパットを決めたスコットもスゴいけど、バーディがマストの状況でピン側1m弱に2打目を放ったカブレラのショットは、間違いなく今年のマスターズのベストショットだった(ですよねO谷先輩)。 ただ、惜しまれるのは試合が伸びたせいで最後まで録画できてなかったこと。つまりプレーオフ2ホール目見てないんだよね(トホホ)。でも公式サイトでプレーは見た。2人とも最高のゴルフしてたねー。スコットもパットが別人みたいに強気で打ててたし。いやあ良いマスターズだった。 あと、今日は打球事故の話を書こうと思ったんだけど、忙しくてまとめる時間がない。また明日書きます。ちなみ事故が起ったのはここね。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8830/10000) (素振り:1190/10000) |
先週の日曜日、私はいつものように高槻BCの河川敷にいた。4時からの薄暮プレーをラウンドするためである。この日のメンバーは4人。河川敷の主っぽいAさん(推定65歳)、大学教授風のBさん(同60歳)、広告代理店課長風(どんなんだ?)のCさん(45歳)、そして福山雅治似の私である。 我々4人はアウトコース1番ティをティオフ。それぞれが2打目地点に付き、前が空くのを待っていた。その時の位置関係はこう(下写真)。Aさんはやや当たりが悪く右サイドラフ。Cさんの球は右のホールに行ってしまったのでピックアップして同じく右ラフ。私はフェアウェイ右サイド。Bさんがフェアウェイ左サイド。 私がグリーン方向を見ながら素振りをしていると、突然後ろから「バシ!」という音と「わっ!!」という声が。振り返るとAさんが太腿に手を当てて倒れている。一瞬何が起こったのかわからない。が、数秒後にようやく「あ、打球事故だ」と思い当たった。 こう書くと鈍感で頭の回転が超鈍いみたい(まあ実際そうなんだけど)だが、人は全く予想すらしていないことが突然起こった時、数秒間時が停止するのだ(ザ・ワールド的な?)。皆さんもお気をつけあれ。 幸い当たりどころが良かった(?)ようで、Aさんはその後も13ホール歩いてラウンドしたのでまあ大丈夫だろう。では誰がどこから打って当てたのか?もう一度上の写真を見ていただきたい。実は隣の9番ティからのドライバーショットが大きく右へ曲がりAさんの太腿を直撃したのだ。 9番からの4人はどうも気づいていないようだ。4人が打ち終わり、こちらへのんびりと歩いてきた時、一番近くにいたCさんと私は(まあ立場上、仕方なく)声を掛けた。「打球事故があったよ!」 しかしすぐにリアクションがない。きっと意味がわからないんだろう(あるいはまた時が止まったのか?)。「オレンジの球を打ったのは誰?」「あ、私です」と30前後の若者。「君の打った球がAさんの太腿に当たったんですよ」と Aさんは「事故があったことをきちんとスタート室に説明しといてや」と若者に言い(保険に入ってればいいんだけど)、プレー続行。その時。相手の組の最年長のおじさん(70歳前後ぐらいか?)が小さい声で、 「いやあ、フォアーと言ったんですけど、聞こえなかったですかねー」と言い訳にもならない一言を。この時、風は9番からフォロー。普通に「フォアー!」と叫んでいれば間違いなく聞こえたはずだ。しかも9番ティから打球事故のあったところまでは190yぐらい。0.5秒ぐらいで声が届く距離だ。 つまりこのオッサン、保身のため(?)にとっさに嘘をついたわけだ。これを聞いて私はカチンときた。最年長の人間としてその組の責任をとるのなら、最初から謝れよ。一言も今まで喋らんと、大声も出さんと、何言い訳しとんねん。あんまり腹立ったので、 「今度から隣のホールにボールが行ったら聞 こ え る よ う に 大 声 で フォアーと叫んでくださいね」 と言わなくてもいい一言を付け加えてしまった。やれやれ。 しかし、明日は我が身である(加害者にも被害者にもなりうる)。気心知れた仲間ならともかく、初対面の人に対して「フォアー」と言うのは抵抗があるのが普通の神経だろう(言われるのは構わないんだけどね)。だから、今日の教訓。 1 大きく曲げた時は必ず自分で「フォアー!」と叫ぼう 2 帽子はかぶろう。 3 保険には必ず入っておこう。 4 ディオのスタンドには気をつけろ! (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8830/10000) (素振り:1190/10000) |
今回の結果を一言でいうならば調整の失敗であろうか。いや、それは言い訳だ。やはり慢心と言ったほうが正確だろう。 2日前(火曜日)の練習で少し腰が痛くなり、それは私の練習過多の兆候であった。で、水曜日は自粛。そこまでは良かった。そして木曜日の本番当日。6時に起き、会場近くの練習場へ行く予定だったのだが念のため調べてみるとこの練習場は7時からしか空いていない。急遽コースからは反対の方向になるいつもの練習場へ。ここだとコースまでの移動を考えると20分ぐらいしか練習できない。 で、いつもは50球しか出ない1カゴが、この週はサービスで65球も出てしまった。しかし無理に打つ必要はないし20分経てば残せばいい。なのに、貧乏性の私は張り切って慌てて焦って全部打った(笑)。っていうか、疲れが残っていて調子が悪いのに、そんな状態で打つとどうなるか。しかも試合の当日に。 そう、打てば打つほど体はおかしくなるし球は当たらなくなるのである。マッツの「アホですか?」という声が聞こえてきそうである。 1番こそパーだったものの、2番、横から60cmのパットをアマラインに外してボギー。 4番は左ヘの突き抜けだけを注意すればティショットが7番アイアンでもいいホールで、5アイアンを持って引っ掛けOB。左サイドに真っ直ぐ打てると過信し、一番してはいけない事をしてしまった。 5番パー5ではドライバーでひどいプッシュスライスが出てOB。6番パー3では機械的にクラブ選択をして(しかもそのメカニカルな選択に致命的欠陥があって)グリーンオーバーあわやOB、2打目は木の根に当たって空振り、3オン2パットでダボ。 7番パー3でも70cmをかすりもせず外して3パットボギー、最終パー3でもひどい引っ掛け低空飛行OB+3パットでトリプルボギー。 後半はティショット以外のすべてのショットがちぐはぐで、2打目のミスによる「ボギーオン2パットボギー」が4つ、パットのミスによる「パーオン3パットボギー」が1つ、両方のミスによる「ボギーオン3パットの素ダボ」が1つと全くいいところなし。 結局18ホールでは3パットが6つ(そのうち半分がパーオン)、OBが3つ、1パット無し、42パットってどんだけ初心者っぽい数字を並べれば気が済むのという話で。 まあ1年中ゴルフをしていれば何回かに1回はこんな日もあるよね。なんとなくスイングに違和感がある(10回に3回)、体のキレが悪い(10回に6回)、球が思うように飛んでくれない(10回に9回)、練習通りに打てない(100回に99回)など。まあそのたまたまが試合の日に出ただけということで。 でも、いつも試合の日に限ってその「たまたま」が出るって、すごい偶然だよね。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8860/10000) (素振り:1190/10000) |
昨日ああいう書き方をしたせいか、「猛練習して体を壊していた」というふうに心配(懐疑?)してくれる人がいるようなので書いておくが、もちろん猛練習をしたわけではない。 普通に練習しても体が壊れるようになっただけである(笑)。どうだ参ったか(←威張るのはちょっと違う)。 というわけで、今週はしっかり休養をとって来週のラウンドに臨みたいと思うのだが、体のキレがなくてパットがおかしくなるのかよおい?という心の叫びを無視しつつも、この年令で厄介なのは「休養しても疲れが取れない、いやむしろ体を動かさければ動かさないで余計に体がおかしくなる」という事なのである。 そう、かつて私は首が寝違えたり四十肩になったり五十肩になったり腰を痛めたり足首を痛めたり手首を痛めたり首を痛めたり親指のCM関節を痛めたりして、痛め道三段の腕前を誇るのだが、今までは温めたり冷やしたりシップを貼ったりお医者さんに行ったり痛み止めを飲んだりしてある程度直してきた。 その中でもやはり「安静」というのがそういう痛みや故障に対しては最も効果的だとは思うのだが、よほどひどい場合をのぞき、週一回はラウンドしながら過ごしてきた。しかしそれでも、取り返しの付かない様な状態にはならなかった(たまたまかもしれないけど)。 というわけで、捻挫みたいに完全な怪我は別として、故障は「完全休養」よりも「適度に体を動かしつつ休養する」ほうが治りが速いような気はするんだよね。あでも、良い子のみんなは真似しないでね。 ところが、だんだん自然治癒力が衰えてくると、その「適度」が微妙になってくる。普段私は週に2回練習に行き、木曜日にラウンド、土曜日か日曜日の午後は2週に1回ぐらいハーフをラウンドするというペース、つまり中1日で(2日に1回は)クラブを握ってる感じなんだけど、故障した時はそれが中2日(3日に1回)になる。 ところが、最近では中2日でも体が治らないんだよね。と言ってもとんでもなくどこかが痛いとか振れないというわけではなく、腰の重だるい感じが残ってて、無理するとあの忌々しいぎっくり腰が出そうな雰囲気が、みたいな。 かと言って中3日つまり「週に1回ラウンド・週に1回練習」では確実にヘタになるしせいぜい現状維持っていうか終わる頃に思い出す感じが精々。で、それで体が楽になるかって言うとあまり変らないんだよね。むしろ、上に書いたように体が硬くなる分余計に動きが悪いっつーか。 まあこればっかりはどうしようもない(鍛え直すっていう手もあるけど、時間がね)。50歳、心と体の曲がり角、みたいな? (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8860/10000) (素振り:1190/10000) |
2013/4/22(1212946hit) 「ゴルフ侍、見参!」その4
3日間の休養明け。今日は張り切って練習だ。1カゴ65球で3カゴ打とうかとも思ったんだけど、いきなり無理するとまた体を壊しかねないので2カゴだけにしておいた。 アプローチを90球、それ以外が40球。なんつか、課題を持ってスイング練習する時は、中途半端にするのが一番ダメだと今更ながら。 例えば右足を動かさないと決めたら、全身全霊を持って動かさない。そしてそれだけに集中する。ついつい飛んでいく球に気を取られがちだけど、大事なのは球がきちんと飛ぶかではなく「その注意を守ってスイング出来てるか」だもんね。当たり前だけど。 なのに、ついつい球の行方つまり結果が気になって注意点が疎かになってしまう。これではドライバーばっかり練習する、自己満足野郎と一緒じゃん。 つまり練習場では精神的にも身体的にも集中&徹底してしないと勿体無いってことだね。気をつけないと。 さて今日の本題。またしても「ゴルフ侍」の話題。昨日は千葉の一の宮カントリーのクラチャンでHDCP1の侍と、今年66歳になる、ツアー2勝の長谷川勝治プロとの戦い。 (今日は毒舌っていうか意地悪なことを書いてます。悪口っぽいことを読みたくない人はどうか飛ばして下さい) 「ここでのラウンドで低い球が身に付いた」という侍、「現役の時、風に強い静岡オープンで勝っているので風は得意」というプロ、2人とも風に対しての自信を覗かせていたのだが、今回はキャディバッグが倒れるほどの強風に加え、グリーンがカチカチに仕上げられている(プロ曰く)という状況で、プロも侍も相当苦戦を強いられていた。 そんな風に強い侍、番組が始まった直後、「TVカメラが入っていますが緊張しませんか?」という局関係者の質問に対し「全然。緊張なんてしないよ。今まで何度も大きな試合に出てきたからね」と自らハードルを上げまくる発言。それを聞いて「あ、この人ボロ負けするだろうな」と私は確信したのであった。 いくらHDCP1のクラブチャンピオンだとしても「プロと」「全国にそのプレーが放送されるカメラの前で」自分のゴルフができると考えられる自信ってスゴい。いや、皮肉ではなく本当にスゴいと思う。 で、試合の方は案の定というか残念ながらというか、侍が(おそらく)実力の3割も出せずに敗退。ドライバーはプッシュ、アイアンは力んで引っ掛けばかり、アプローチは全く距離感が出せず、パットも打ったのと同じぐらいオーバーしてしまう。ここまでひどいと、コースがこの侍に恥をかかせるためわざととんでもないセッティングにしたのでは?などとゲスの勘ぐりをしてしまうぐらい酷かった。 ちなみにこの侍のドライバーの飛距離は210y。これでクラチャンを取れるという事自体が(いい意味で)驚異的ではある。よほど方向性が良いか、フェアウェイウッドやユーティリティが抜群にうまいか、ショートゲームがプロはだしか、そのなかで2つ以上は確実に当てはまると思う。そんな侍をしてダボやトリの連続。 恐らく、この日の強風が想定以上のものだったこと(だってプロでもなかなかパーが取れなかったもんね)、そして自分で上げたハードルに思い切りつまずいてしまったことがその理由だろうか。 クラブチャンピオンでも慢心すればひどい結果が待っている。っていうか、クラブチャンピオンって言っても全国にコースの数だけ、つまり毎年2400人生まれているわけだしね。まあいろいろな人がいるよね。 そんな、泥仕合(プロが自分で言ってた・・・)の中、ちょっと気になることがあったんだけど・・・それはまた明日。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8950/10000) (素振り:1240/10000) |
2013/4/23(1213209hit) アドレスの後で球が動く・2題
昼、少し時間があったのでホームコースに1時間ほどパッティングの練習に。ここ2回、大阪パブリックで38パットと42パットという見事なパット数を記録していた私は、2ボールからマラネロ(L字)に替えて気分転換することにしたのである。 2ボールはオートマチック=振り子式、マラネロはマニュアル=タップ式って感じなんだけど、振り子式だとどうしても一定以上の距離(10m以上)になると距離感が合いにくいんだよね。で、2ボールの一番有利な点は短いパットが安心して打てるってところなんだけど、春先のバンピーなグリーンに対してはL字パターでタップしたほうがまっすぐ転がってくれるような気もするし。 まあ、明後日は奈良国際なので、一応どっちも持っていって試してみるつもり。っていうか、パットも一番大事なのは練習で、マレットだからいいとかL字だからいいとか言うのは本質じゃないんだけどね。 では本題。昨日書いた、「ゴルフ侍、見参!」の中の気になったシーン。 12番パー3での出来事。プロはグリーン左奥へオーバー、一方の侍はグリーン手前のラフにショート。侍が第二打のアプローチにとりかかる。スタンスを取り、クラブヘッドをボールの後に一度置き(この時点でアドレス済み)、その後目線とヘッドを上げてピンを確認。そして再びクラブヘッドをボールの後にセットしようとしたその時、ボールが直径分ぐらいコロンと動いた。侍がスタンス取り直したので、たぶん間違いない。 で、この日は昨日も書いた通り非常に風が強かった。去年の4月までは、こういう場合風であろうが何であろうが「アドレス後にボールが動いたら有無を言わず1ペナ(マッチプレーなら負け)」であったのだが、2012年の改正で以下のようになった。
この例外の部分が追加されたのだ。詳しくはこちら。つまり、明らかに突風が吹いて動いた、という事が確実でない場合、やはり1ペナでリプレースしないといけないのである。 今回の場合、風は強かったが「1,アドレスを一度取った」「2,強風で動いたことが確実ではない」ということで、侍はやはり申告して1罰打を払い、リプレースすべきだったのではないかと思われる。今回は今のところスルーされてるけどね。 ちなみに傾斜地でボールが動いてしまった場合も、アドレス前ならそのままの場所から無罰で再開だが、アドレスを取ったあとで動き出したのなら1ペナでリプレースである。 もう一つ、同じ話題に対し、別番組で大変タイムリーな出来事があったので紹介しよう。関西ローカル&ゴルフネットワークで放映されている、老舗の某ゴルフラエティ番組にて。そう、コーチ1人とプロ数人が出ている、あれです。 その日の収録も大変な強風の中で行われていたのだが、あるホールのグリーン上でT山プロがパットをする際、アドレス後に突風が吹き、ボールがパターヘッド真ん中から端ぐらいまで動いた。 まあここまではよくある話だが、そのT山プロ、O崎コーチ、さらにゲストである2人のプロ(名前のしれたベテランプロである)の全員が「これ、確かペナルティだよね」と自信無さげ。そう、彼らは1年前に改正されたルールを知らなかったのだ。 結局、誰かの(プロ)キャディがその改正を知っていたので、罰なしで動いた位置から(リプレースしないで)続行し事なきを得たんだけど・・・・。 アマチュアでさえ知ってるルール改正を、ずっとシードを取ってきたプロとプロコーチが知らないってどうよ?やっぱりすぐに競技委員呼ぶ癖がついてるからルールを覚えないという噂は本当だったのね、って思った。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8950/10000) (素振り:1240/10000) |
2013/4/24(1213492hit) 傲慢な自分を戒める
最近、私は傲慢不遜な金髪豚野郎になってしまっている。今日はその反省の意味を込め、先日あった大変恥ずかしい出来事を包み隠さずお話しよう。 数週間前の日曜の午後、いつものように高槻ゴルフコース(河川敷)の薄暮プレーへ。クラブは5W・6・8・P・58・PTの6本を持って行った。 ちなみにこの話の前提として、「5Wはきちんと当たれば220yぐらい飛ぶ」事、「ここの河川敷は下が固く、けっこうランが出る」こと、「同伴競技者のうち2人は普通の飛距離(ドライバーで230yぐらい)の持ち主だった」事を挙げておく。 私がティショットで5Wばかり使っているので、「それ、スプーンですか?」「クリーク?よく飛びますね」などという会話が何度かあって迎えたアウト8番490yパー5。5Wで打たれた球は、完璧な手応えを残してフェアウェイ左サイドのグリーン右つまり狙い通りに飛んでいった(下写真の青点線)。フォロー風にも乗り、これは230y行ったかも・・・と内心鼻高々(←最低野郎)。 同伴競技者のうち2人もナイスショットで、フェアウェイ右サイドに。ところが2打目地点へ着いてみると、3つあるはずのボールが2つしかない(下写真の★1と★2)。ちなみに残り1人は手前からすでに2打目をショット済み。 私は飛び出した角度からいってもてっきり★1が私のもので、もう一人のボールはもっと右サイドにあると思い込んでいた。だって同伴競技者も★1を指さし、「今のhiroさんのショット、ドライバーより飛んでますよ、ほら」と持ち上げるんだもん。 ★1が私のに違いないと思い込んでいた私は、「いやいや、たまたま硬い地面にでも当たったんでしょう」と謙遜しつつ、★2の人が球を打つの待って★1の位置へ。すると、もう懸命な読者の皆様はもうお分かりだと思うけど、★1は私の球ではなかった。ドライバーで打った、もう一人の同伴競技者のボールだった。 で、私のボールは★1のはるか手前、バンカーに入っていた・・・・ティショットの球が探していた30yも手前で見つかるという、大変傲慢な勘違い野郎の話でした。ちゃんちゃん。あー恥ずかしい。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8950/10000) (素振り:1240/10000) |
2013/4/26(1213996hit) 奈良国際・いい天気。
昨日はK島さんにお誘いいただき、奈良の名門、奈良国際ゴルフ倶楽部へ。同伴競技者はK島さん、N谷くん、HDCP4の強者、K見くん。いい天気。最高だった。 インスタート。10番。広々としたパー5。3打目PWでオン、2パットパー。 14番パー4の2打目地点へ向かうフェアウェイから。トリッキーで狭いコースも好きだけど、ドライバーをのびのびとく打てるコースもたまにはいいね。2打目左足下がりのライから8アイアンを引っ掛け(上体が突っ込んだ?)バンカーに。寄せきれず2パットボギー。 名物ホールの17番。バンカー越えで190y、池の右サイドなら220y必要。ヘタレの私は安全に狙いすぎて奥へ突き抜けてラフ。2打目5アイアンで185yを狙うも10yショート。当たりがちょっと薄かった。アプローチが全然寄らず、2パットボギー。 アウト8番、松山英樹がバックティ(182y)から8アイアンを持ったホール。我々はレギュラーティ(166y)から6番とか7番。私は6番でセンターにオン、2パットパー。 結果は下の通り。 9番のダボは3打目の3アイアンがトップして届かず、4打目砲台グリーンの手前のピンに対するアプローチ、高い球が打てず奥8mにオン、そこから3パット(2打目をレイアップしたのが失敗。谷の下まで打っとくべきだった)。 18番も2打目のミス。ティショットは右ラフながらまずまず、つま先上がりのライから140y。8番ではやや短いし7番ではだいぶ大きい。8番フルショットを選択すべきだったが7番を短く持って軽めに、と思ったら体が全然回ってない最悪のスイングになってしまい当り損ない。3打目アプローチ、また球が上がらず(トップってわけでもないんだけど、でもまあ当たり損ないだよね)奥へこぼし、グリーン奥からエッジまでしか飛ばず、2パット。 ドライバーはほぼノーミスだったし(先っぽに当たってあんまり飛ばず、ってのは3回ぐらいあったけど)、フェアウェイウッドもいいしアイアンもノープレッシャーで打てる時は悪くない。 勝負がかかったやライが悪い時のアイアンショット、アプローチ(チャックリはなくなったけどまだまだ)をもっと何とかしないといつまでも上達できないなあ。あ、パットはL字のマラネロを使ったんだけど、まあまあ。1個60cmを引っ掛けて外したけど。 スコア83は残念ながら奈良国のベストスコア更新ならず(タイ)。ここから2打3打が厳しいんだよなあ。やっぱりアプローチだな。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8990/10000) (素振り:1240/10000) |
2013/4/27(1214280hit) ジャンボのエイジシュート
とにかく全盛期はとんでもなく強かった。出る試合出る試合で勝つもんだから、「あ、またか」っていう感じで勝っても感動がない。しかもヒール。つまりピカレスク・ロマン的な魅力もある。 おまけにあの体格と性格だ。実はああ見えて非常に繊細だという話をあちこちで聞くしそして全くそのとおりだと思うのだが、少なくとも表面上は歯に衣着せぬ言動で良くも悪くも目立っていた。 私はどちらかと言えばアンチ・ジャンボで、知的な感じのする中嶋常幸が好きだったのだが、それでも彼の圧倒的な存在感はずば抜けていた。 6年半前、ダンロップフェニックスを観戦した時、生タイガー、生青木、生深堀、生田中、生中島、生優作、生晋呉、生伊澤などを間近で見たのだが、その時に見た生ジャンボは全く違う迫力があった。 練習場のはるか彼方にいるのに、その戦車のような体躯、小さな頭、スイングの迫力で存在感が他のプロと全く違う。オーラが出ているというのはまさにああいうことを言うのだろうと思った。もちろんタイガーのオーラも別物だったけどね。 で、今回62、9アンダーのエイジシュートの話につながるんだけど、残念ながらこのまま最終日まで4日間好調さを維持するのは難しいだろう。優勝争いもまず無理だろう。しかし、今回、日本男子レギュラーツアーでエージシュートという偉業はおそらく空前にして絶後だろうし、ジャンボのレギュラーツアーにこだわり続けた「執念」が形となって現れたものだよね。 でも、世界を見渡せば、今年のマスターズのカプルス(53歳)、2009年のターンベリーで優勝争いを演じたトム・ワトソン(59歳)という例もある。故障さえ直せば、ジャンボがまだまだ活躍してくれる可能性は十分にある、かもしれない。 上で「アンチ・ジャンボ」と書いたけど、66歳になっても若造と張り合い、色々な雑音を跳ねのけ、一人孤高の道を歩む彼は我々中年(いや、ジャンボからみたらまだまだ洟垂れ小僧か)にとって希望の道標。是非応援して行きたいと思った。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:8990/10000) (素振り:1240/10000) |
今年の日本ツアーはちょっと面白いかも。 その1。女子ツアーの優勝者が日本人(それも初優勝者)が多い。今年、今まで8戦の優勝者は以下のとおり。 第一戦 森田 理香子 第二戦 ジョン・ミジョン 第三戦 一ノ瀬 優希 第四戦 堀 奈津佳 第五戦 比嘉 真美子 第六戦 金 ナリ 第七戦 佐伯 三貴 第八戦 佐伯 三貴 8戦中日本人が(のべ)6人。アンちゃんの調子がいまいち、という事も関係してるかもしれないけど、フレッシュな面々の活躍と、佐伯三貴の安定感や横峯の復活など、選手層の厚みが一段と増えて楽しみである。有村智恵と上原彩子が抜けた穴を森田・木戸がきちんと埋めてくれてるしね。 しかもみな娘ぐらいの歳なので、見ていてほんとに可愛いしね。いや変な意味じゃなく。って言ったらウソになるけど。 その2。松山が期待以上の活躍。最終日の上がり4ホールを連続バーディで逆転勝ちって、マンガですか?プロゴルファー猿ですか?みたいな。 プロ転向二戦目での優勝は記録更新だし、関西で勝ったというのも何かの縁だし(彼は愛媛県松山市出身)、ジャンボがエージ・シュートした大会でってのもアレだし、つるやオープン20周年に勝ったってのもあれだし、競い合って勝ったってのもあれだし、スターだねえ。 彼も最初の頃の遼と同じで、ショートゲームが抜群。特にパットの強気が素晴らしい。普通、速いグリーンだとある程度ラインに添ってやさしく転がすイメージで打つと思うんだけど、彼のパットは減速しないうちにカップインするから1〜2mオーバー上等って感じなんだよね。 経験が少ない事が逆に強気で打てる理由(外す経験を積めば積むほど打てなくなる)だと思うけど、このままパットに悩まず大成してほしいなあ。 ショットオタクで何かやってることや目指してることがズレてて(1日バーディ4つが目標とか、ドライバーの飛距離に拘るとか)変な取り巻きや変な父親が成長をスポイルしてる某彼と違って、東北福祉大というまっとうな後ろ盾がいる彼なら、最短距離でアメリカツアーそしてメジャー勝利まで突っ走れると思う。 というわけで、男女とも日本ツアーに注目だぜ。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:9090/10000) (素振り:1260/10000) |
今日で1年も4ヶ月が終了。もう今年も3分の1が終わることになる。ゴルフで例えるなら6ホール終了。ようやく落ち着いてきて、この日の調子もだいぶ把握できて、あとひと踏ん張りで昼食ってところだ。 しかし月日の流れは早い。若いころは自分が50歳になるなんて夢にも思ってなかったもんね。今でも35歳ぐらいのつもりなんだけど。でも、気が付かないうちに悪い歳の取り方をしてたってのは避けたいね。よくいるのが、自分より若い相手に対し、無意識に対抗心と敵愾心と優越感と劣等感の全部を持ってしまい、妙に突っかかってきたり無神経な言動をする人。 そう、初めてラウンドする同伴競技者で、こちらが明らかに年下なのをいい事に、傍若無人に振る舞う人がいるんだよね。ただしゴルファー全般の名誉の為に言っておくが、そういう人はごく少数なんだけどね。 以前こんなことがあった。某所で同伴競技者として一緒にラウンドした人で、年は70歳は超えている感じ。もちろん初めてお会いする人だ。仮にGさんとする。 そのGさん、挨拶を済ませた直後、私に向かって、 「あんた、ハンデいくつや?」(注・初対面です) 私は思わず「あんたこそいくつや?」と聞き返したろかと思ったが(笑)、こういう人に対する対処は慣れている。感情をシャットアウトすればいいのだ。「はあ、●です」と答える私。でも、ホントはイヤなんだよねHDCP知られるの。HDCP通りのスコアなんてあんまり出るもんじゃないし、余計なプレッシャーがかかるし。 するとGさん、そんなチキンな私の心を知ってか知らずか、追い打ちで。 「ほぉそらスゴいな。今日はええ手本見せてや」 次長課長の河本じゃないけど「あんたに手本を見せるためにゴルフするんじゃねえ!」と叫びそうになったがもちろん黙っていた。 で、その言葉が免罪符になったとでも言うように、私のショットの2回に1回は超至近距離からスイングを見る。ちなみに超至近距離とは、息遣いが聞こえてくるぐらいの距離のことである。また時には真後ろに立たれてショットやパットを見られる。 「あのすいませんけどもう少し離れて下さい」と私が言うと、「何を言うてますねん上手い人が。わしらと違うてこんなこと何にも気になりまへんでっしゃろ。気にせんとプレーしなはれ」と返され、さらに「いや、小心者なので緊張するんですよ」と私が返しても「大丈夫大丈夫。ほな逆に緊張せんようワシで鍛錬しなはれ」などと言い出してさすがに気の長い私でもブチ切れると思ったので結局何も言わなかったが、もう鬱陶しい事この上ない。 そこまでで済んでたらまだ良かったんだけど、ついには打つ直前に「これぐらいの距離(160y)からグリーンに乗せるのが一番気持ちいいやろ」などと言ってくるわ、前が空いたら「さあ、いいショット行こう」と大きなお世話を言ってくる。それでいてミスしたら「まあミスもしますわな」って知ってるわい!! かと思ったら、ピンハイ右2mに付いたのに「右やな」などと文句をいうわ、言い方がもう終始徹底して小馬鹿にしてるって感じなんだよね。で、表面上はあくまで上級者上級者と持ち上げてる癖に、悪意しか感じられない。こんな陰湿で根性悪いオッサンはなかなかいないぜ。で、本人は気の利いたこと言ってるつもりなんだから余計にたちが悪いよね。 「結局人は、その人の器でしかプレー出来ない。立派な人はプレーも立派だが、貧相な人物は、いかなる立ち居振る舞いを見ても貧相極まりないものである」 ボビー・ジョーンズの言葉。こういうオッサンを見ると、立派とまではいわなくても、貧相だと後ろ指を指されない年寄りになりたいとつくづく思う。 (ドリルB:1812/10000) (アプローチ:9090/10000) (素振り:1260/10000) |