日記152

2008年1月16日〜30日


去年までの日記

今年(2008年)の日記
1月前半 1月後半

  2008/1/16 (678574hit) 2008年のルール改正早わかり


 今年はオリンピックイヤー。つまり4年に一度のルール大改正の年だ。今年も大きな改正がいくつかあったが、今日は一般ごるふぁーにとって重要と思われる改正箇所を4つだけご紹介させて頂こうと思う。

 もちろん他にも細かい改正箇所があるので、ご興味がある方はルールブックのご購入をお勧めします。特に今年のルールブックから「ゴルフ規則の簡易ガイド」というページが追加され、そこをざっと読むだけで大変為になります。

 ではどぞ。あのでも、もし間違ってたらごめんなさい(ルールの文章は難解なんだよね)。


 1,「アドバイス」の定義

 今まで距離に関する情報を教えたり教えられたりする事は「アドバイス」の範疇となり、教えた側も教えられた側も罰(2罰打)があったが、今年から「規則」や「周知のこと」(ハザードの位置、グリーン上の旗竿の位置など)と同等に扱われ、罰が付かなくなった。

 つまり、同伴競技者に「ここからあと何ヤード?」などと聞いたり教えたりする事が可能になったのだ(あんまり褒められた事じゃないけどね)。ただし、「何番で打った?」と聞くのは、直接的な距離に関する情報ではないため、微妙にアウト(これまで通りアドバイスになり、罰を受ける)かも・・・。


 2,ハザード内の誤球(規則12−2,15−3)

 去年まではハザード内(バンカーとウォーターハザード)にあるボールが自分のかどうか判らない時、確認しないで打ち、その結果誤球でも罰は付かなかった

 しかし今年から、ハザード内にある球も確認のため拾い上げる事ができる(規則12−2)ようになったため、確認しないで打って誤球だった場合は2罰打(規則15−3)となる。

 例外は、ウォーターハザード内の水の中で動いている球で、これは確認しないで打ち、誤球であっても罰則は付かない(規則15−3の例外)。


 3,球が自分に当たった時のペナルティが軽減(規則19−2)

 規則19は「動いている球が方向を変えられたり止められたりした場合」についての規則だが、去年までは自分の球が自分自身に当たったり、自分のキャディや携帯品(共用の乗用カートなども含む)に当たった場合、2罰打が課せられていた。

 しかし、今年からはその罰が1打に軽減された。ちなみに1罰打を加えたあとの処置は、止まった場所からあるがままにプレー。


 4,地面に置かれていた旗竿を取り除く事ができる(規則24)

 規則24(障害物についての規則)には、「球が動いている時はその球の動きに影響を及ぼすかも知れない障害物は動かしてはならない」とあり、去年までその例外は人が付き添っている旗竿やプレーヤーたちの携帯品のみであった。

 しかし今年からはその例外に、取り除かれたり、差し上げられた旗竿が追加された。これはどういう意味かというと、グリーン横に置かれた旗竿にパッティングしたボールが当たりそうになった時、その地面にある旗竿を素早く拾い上げ、2罰打を回避できるという事である(規則1−2も参照の事)。



 というわけで、今年からはバンカー内に埋まった球はしっかり確認し(砂を取り除いて確認したあとは元に戻すのを忘れずに)、自分の打った球が自分に当たっても1ペナと宣言し、旗竿にボールが当たりそうになったら取り除いてあげましょう(っていうか、当たりそうな所に旗竿を置くなよなオッサン。これから下りのパットをする俺の、パッティングラインの延長線上しかもグリーンの上に平気で旗竿置くってどんな神経しとんねん。喧嘩売ってんのか?・・・・などという事もこれからは少なくなる・・・・かな?)。

  2008/1/18 (679263hit) ツキすぎのわたくし

1/17・きさいちCC・梅松Bグリーン・Par71(コースレート66)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 71
score 4 3 4 5 3 4 5 5 6 39 3 4 4 5 4 5 4 3 4 36 75
put 2 2 2 2 1 2 2 2 3 18 1 2 1 2 1 2 2 1 1 13 31
topics         *1       *2   *3   *4         *5 *6   

*1・・・ツキ過ぎのわたくしその1。ウホホ度2

*2・・・この日唯一のティショットミスで左ラフへ。2打目以降本文参照。トホホ度3

*3・・・ここも考えたらツキがあった。ウホホ度4

*4・・・ティショットは軽くダフって手前のラフへ。ここからお約束のチャックリ、というかだるま落とし。きつい左足上がりのライからは56度よりPSとかの方がいいですね。トホホ度3

*5・・・ツキ過ぎのわたくしその2。ウホホ度2

*6・・・ツキ過ぎのわたくしその3。ウホホ度2

ウホホ22.5p(10p+パー1.5pX7+寄せワン1px2)VSトホホ6pでウホホの3連勝!(ウホホ3勝0敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
4バーディ
6ボギー
1ダボ
75
(+4)
80.0
平均パット数
Putting average
1.722
(31)
1.759
(31.67)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
22.2
(4/18)
13.0
(2.3/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
61.1
(11/18)
59.3
(10.7/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
94.4
(17/18)
88.9
(16.0/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
55.6
(10/18)
46.3
(8.3/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
88.9
(16.0/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
78.6
(11/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
230.4 230.4
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
28.6
(2/7)
37.8
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
95.5 82.9
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
100 61.1
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
55.3 58.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
68.2 60.3

 左足首のハイグローマを治すため1週間練習に行かず、当然クラブも握らず。それなのに去年のベストスコア(6オーバー)をあっさり更新。生涯ベストには届かなかったものの、4バーディは自己最多タイ。一体どうなってるの俺?

 はい、それは単にツイてたからです。

 なんせ、バーディ4つのうち3つはミスショット絡み。ちょっと情けないといえば情けないけど、まあ1年に1回はこんなラウンドがあってもバチは当たらないよね。


 ツキの前兆は前半3番ホールからあった。ティショットがまずまずで、2打目は110ヤード打ち上げ。9アイアンのショットはダフって低い球。あきらかなミスショットだったが、低い球だった事が幸いし手前から転がってピン左上1.5mにオン。これは外してしまうが、タップインパー。

 5番。2打目はPWでちょうどの距離。しかし見事なハーフトップ・・・と思ったらグリーン手前でうまく勢いが殺されてピン横1mにオン。軽いフックラインを沈めてバーディ。ツキ過ぎその1。

 その後6番、7番と実力通りのボギーが続き、8番では3打目のアプローチ、40yから8yも左へ打つというノーカンながらもピンが右だったのでグリーンオンしてパー。あ、これもツキだな。

 9番も実力を遺憾なく発揮して3オン3パットのダボ。このホールについては、ちょっと考えさせられる事があったので明日詳しく書かせて頂きたい。え?どうでもいい?そんな事言わないで下せえお代官様。

 さて、後半に入ると私のツキがさらに加速する。1番、ティショットがフォローの風に乗りグリーン手前30ヤードまで。で、アプローチ。うまく球を拾えたが狙いより1m左へ。ところがワンバウンド目で右へ戻ってきて、結局ピン右1mにオン。幸先良くバーディ。

 3番はお約束のチャックリ(56度)が炸裂したものの、3打目はPSに持ち替え、ランニングアプローチでOKボギー(最初からPS使えよ)。4番は2打目の9アイアン(120y打ち上げ)がうまく打てた・・・と思ったら5yショート。アプローチも寄らず、入らずでボギー。5番はアプローチがうまく打ててパー。

 6番、2打目のウェッジショットをスカタンなトップ、3打目左足下がりのピン奥から自画自賛の絶妙な寄せで80cmへ。そしてこれを外す。バカだ。っていうか何してんだ。ボギー。

 7番も8アイアンのティショットをミスしてボギー。ああ、ツキもここまでか・・・・と思った8番から奇跡が起きる。

 2打目、ダフってかろうじてグリーンの手前にオンした私。カップまでは上り、超えると下りという距離感の難しい12mが残る。2パットで御の字だなと思っていたのだが、たまたまご一緒した同伴競技者の方が私のすぐ後ろのエッジからパッティングされたのだ。

 これでイメージが出たのか(いやたまたまだろ)、私のパットはカップに吸い込まれる。3個目のバーディにしてツキ過ぎその2。

 そして最終ホール。3打目のウェッジショットが目にも鮮やかなトップボール。ヘタだ・・・しかし幸いボールは奥のエッジで止まってくれていた。そして何と、先ほどの同伴競技者のボールがまたしても私よりちょっと遠くにあり、再び先にパッティングしてくれたのであった。これをツキと呼ばずに何という。

 思った以上に切れると学習した私は、狙いを修正してパッティング。で、これも何と吸い込まれるようにカップイン。

 というわけで、同伴競技者の(○○山改め)M山さん、ありがとうございました。

  2008/1/19 (679661hit) コースマネジメント


 先日のラウンド、前半の最終ホールでの出来事。300ヤードと短い打ち上げのパー4である。

 ティショットは左へ派手に引っかけ、ラフに入り、木の真後ろに(A)。

 ピン(B)までは100ヤードちょうどでやや打ち上げ。ラフだがライは悪くない。110ヤードは打つ必要があると見た。

 距離を考えればPWなのだが、それだと木を超えるのにはちょっと不安がある(ぎりぎり大丈夫だとは思ったけど)。ただでさえ球が上がらないミスが持ち玉の私である。

 考えた末、木に激突するよりショートした方がましと考え、PSをマン振りすることにした。

 ボールをだいぶ左足寄りにセットし、左足体重のままフルショット!ややフェースの上っ面に当たった感触を残し、ボールは高く上がった。そう、高すぎるぐらい高く。

 そして「ぼと」と落ちたところはグリーンではなく、手前のバンカー・・・でもなく、バンカーのはるか手前のフェアウェイ。

 そう、あまりに高く上がりすぎて60ヤードぐらいしか飛ばなかったのだ。上がりすぎにも程がある。っていうか、ある意味で高い球作戦大成功、みたいな。

 結局3打目は6mぐらいにオンし、そこから80cmまで寄せるもこれを外してダボ。このパットが超スカタンだったが、これは私にしては珍しい事ではないので問題としない。考察すべきはやはり2打目だろう。

 今の時点で冷静に考えると、他にも選択肢はあったと思われる。

 選択肢その1:同伴競技者が目を離したスキに、木が邪魔にならないところへ球を蹴りだす

 解説:冗談でも汚らわしいですな、こういう事を書くのは。

 選択肢その2:木を切り倒す


 解説:いい加減にしろ。

 選択肢その3:タイムマシンに乗って10分前へ戻る

 解説:はいはい判った判った。

 ・・・・すいません。真面目にやります。


 真面目な選択肢その1:PSを使い、いつものポスチャーでいつものショット

 解説:ボールを左へ置き、球を上げようとしたから大ショートしたのであって、普通に打っていたら普通に木を超えて普通にバンカーに入っていたかもしれない・・・ってダメじゃん。それじゃあ目玉になるって。

 真面目な選択肢その2,PWで、クラブのロフトと自分を信じてショット

 解説:PWでも超えると判断したんだから、PWでフツーに打てば良かったのだ。でもぎりぎり超えるクラブを持ったら、変な打ち方をしてミスショットして木に激突してたかもしれないしなあ。あれ?という事は、今回の場合、木を越えるショットは今の私のスキルでは選択すべきではなかった(打つ技術なかった)という事か。なるほど。

 真面目な選択肢その3,花道方向へレイアップする

 解説:つまり、これが正解だったという事だ。3オンであわよくば寄せワン、ダメでもボギー。そういう切り替えをすべきだった。100ヤードからレイアップするのはクヤシイ、と思った俺は、自分の技術が判っていないただのバカだったのだ。

 真面目な選択肢その4,低い球で木の右横からフックを打ち、2オンを狙う

 解説:これは論外。フックがかからなかったら突き抜けてOBだし、そもそもコースでインテンショナルフックを打つ技術などない。

 5,手前のバンカーに入るのを覚悟して、木の下を低い球で抜く

 解説:これも論外。低く打つ事自体も難しいし、バンカーショットでうまく脱出できるかどうかも怪しい。バンカーに絶大な自信を持っているなら別だが、そうでなければわざとバンカーに入れるようなショットを選択するのはそれこそゴーマンだろう。


 結論。自分の技術を過大評価せず、そうかと言って過小評価もせず戦略を練るのはなかなか難しい。っていうか、すごく当たり前の結論を出すのにどんだけたいそうに無駄な文章書くねん>俺
  

  2008/1/20 (679904hit) 不思議な現象


 きさいちCCの会員権を購入して今年の6月で丸8年になるが、その間でどれくらいラウンドしたかちょっと気になって調べてみた。すると、あっと驚くタメゴロー(古くて誰も知らん)の315ラウンド。月に3.5ラウンドした計算になる。

 ちなみにパット総数は10704回、ダボは736個、トリプルボギーは244個(トホホ)、トリプルボギー以上は83個(トホホホ)、4パット以上が49個(がちょーん)だ。

 でもバーディも249個、チップインも27回あるけどねって自慢すんなボケはいすいません。


 さてところで。不思議な事に、去年ぐらいからコースの見え方が変わってきたのだ。どう変わったかというと、打ち上げのホールの打ち上げの度合いがだんだん緩やかに見えてくるようになったのである。

 これはもう大変不思議な事で、昔は壁のように見えていた打ち上げのフェアウェイが「え?何これ?フェアウェイ削った?それとも俺の背が伸びた?」と思えるぐらいなだらかに見えて仕方ないのだ。

 元々鈍感さには定評のある私で、○の髪型が変わったり○が新しい服を着ていたりしても気づかなかったりする(そしてその都度地獄を見てきた。恐らく○が別人にすり替わっていても気づかなかっただろう)のに、そしてごるふでも、もしr5のオモリを勝手に動かされていても気づかないであろうのに、変わっていないものが変わって見えるというのはどういう事か。

 ひょっとして打ち上げのホールに対する苦手意識が払拭されたのかなと一瞬偉そうに思ったりしたのだが、よくよく考えて真相が判明した。

 最近きさいちカントリー紹介のコンテンツをリニューアルしているのだが(Tontonさんに尻を叩いて頂いたお陰です。ありがとうございました)、その写真を整理しているうちに「あ、ここの打ち上げって、写真で見たら大したことないんだな」と思う事が何度かあり、それによって過剰におそれていた打ち上げホールに対するフィルターが外れたのではないかと。これも推測だけどね。

 いやあ、人間の目って結構いい加減なんですな。

  2008/1/21 (680095hit) ワールドカップ女子ゴルフ


 南アフリカで行われていたワールドカップ女子ゴルフ。4回目になる今年は、佐伯三貴と諸見里しのぶが出場していたが、昨日最終日となる3日目が放映された。

 (まだ見ておられない方、これから結果に触れますのでご注意ください。ところで昨夜の放送前、2日目の結果を確認しようとしてGoogleニュースで検索すると、すでに結果が発表されていて「日本ペア●位!!」なんて大々的な見出しが目に入ってしまい、興ざめだった。ちょっとは気を遣えよ、日本経●新聞!)








 首位と5打差、5位タイからスタートした2人は、3日目ベストスコアタイである7アンダー65でラウンドを終了し、フィリピン・韓国に次ぐ3位タイでフィニッシュした。去年(上田・諸見里ペアで22カ国出場中14位)、一昨年(宮里・横峰ペアで20カ国出場中12位)と不甲斐ない成績が続いていたので、選手も関係者も一安心という感じだろうなあ。

 2日目までいいところがなかった諸見里もこの日は健闘し、佐伯とのかみ合わせもばっちり。しかし、この子は線が細いというか本番に弱いというか。プレッシャーを力に換える術を持っていないというか度胸がないというか。

 こういう事を書と偉そうでナニだが、決めておきたいパットをショートする場面がどうも多かったような気がするし、流れに乗ってきたと思ったら池ポチャするし、コメントも弱気だし。

 勝負の世界で生きる人間にとっての大事な何かをまだ持っていないのかなあと思う。最近とみにマスコミへの露出が多い(週に3回は色々な番組のゲストで出てるぞ)上田桃子と比較すると、負けん気というか闘争心というか怖い物知らずの向こう見ず感というか開き直り感というか、そういう素質がちょっと希薄なんじゃないかなあと。

 まあ、良くいえば育ちがいいし、悪く言えば克己心に欠けるのかなと。そして、以前から私が声を大にして主張し続けている(って、こんな場末のウェブでいくら声を張り上げても届くわけもないのだが)、Eコーチとの関係がその資質や成長に悪影響を与えているように思えてならないのだよ私は。

 今回の出場も、去年の惨敗という事もあってぎりぎりまで迷ったと聞く。出場を決意したのは、佐伯三貴の「あんたが6つボギーを叩いたら、私が7つバーディを取ってあげる!」という一言であったらしい。つまり、最初から佐伯に依存していたのだ精神的に。

 それが悪いとは一概に言えないし、チーム戦の場合はその安心感が武器になったりもするだろうけど、精神的な依存という構図はどうしてもEコーチと彼女のそれを連想させてしまう。今回もわざわざEコーチはキャディとして付いていったしね。

 私は彼に教わった事もないし彼が書く本を読んだ事もないので、テクニカルな面では何も言えない。しかし、メンタルな面で一流のコーチであるとはどうしても思えないのだ。諸見里がステップアップするのに一番必要なのは、球の打ち方でもアイアンの正確性でもなく、色々な依存を断ち切り、自分一人で18ホール戦う克己心だと思うんだけどなあ。

 しかもそのEコーチ、今回もアホみたいに大声で叫んでたし。ラフに行きそうになったら「耐えろ!」、いい感じで飛んでたら「Be Light!!(Rightではない)」、ピンに向かって飛んでたら「入れ!入れ!」、短かったら「Go!Go!」、大きそうだったら「Down!」、明らかに大きかったら「Bite!」、右へ飛んだら「Cut!」って・・・・欧米か!そこまで言うなら「耐えろ」も「入れ」も英語で言えよ。

 まあ毎ショット毎ショットやかましいのやかましくないの。きっと一緒にラウンドしたウェールズ(言うまでもなく英語の本場だ)の選手は、このはしゃぎまくり・叫びまくり・前に出まくり・そして恥知らずなキャディがボールに向かって「明かりをつけろ!!」と叫ぶのを見て、笑いをこらえるのに必死だっただろう。まったく世界の恥さらしである。


 ただやっぱり、プレーした本人たちの素晴らしいプレーには拍手を送りたい。特に最終ホールの佐伯のイーグルは、直前に打った諸見里が池に放り込んでいただけにまさに値千金。ブラヴォ!(だから欧米か!)。彼女の勝負強さを象徴したホールだった。

 佐伯三貴は今後、日本を代表するトッププロとして第一線で活躍する選手になるだろう。さらに、5年以内に賞金女王なるだろう。でも、すぐ結婚してすぐ引退しそうな気もするんだけどね。

  2008/1/22 (680536hit) 迷彩柄・カーゴパンツ禁止とJGTOは言う


 第一報が流れてすでに3日だが、やはり書かない訳にはいかないだろう。そう、あの問題だ。デイリースポーツ(以下、青字部分)は先日こう伝えた。

 男子ゴルフの石川遼(16)=フリー=が昨年はいて話題を振りまいた迷彩柄パンツが、今年から男子ツアーで禁止されたことが19日、わかった。男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)が明らかにした。他にも、両方の脚部分に大型のポケットが付いたいわゆるカーゴタイプパンツも禁止。昨年12月の理事会で承認され、すでに選手やツアーの主催者に文書で通達した。(太字は編者、以下同じ)

 この禁止に対する是非はさておき、とりあえずの疑問。「わかった」という事は、独自に取材して初めて判明したというニュアンスだよね。つまり、JGTOはこの件について、関係者のみに通達して公式に発表したのではないという事だ。

 でもね、

 JGTOによると、以前から迷彩柄のウエアや、ポケットが膨らんだカーゴパンツをはく選手はおり、そのたびに事務所へ「紳士のスポーツらしくない」「だらしがない」などの苦情があったという。それにとどめを刺したのが、昨年8月のフジサンケイで、迷彩柄でカーゴタイプのパンツをはいた石川の出現だった。

 と、ギャラリーや視聴者から苦情が来ていたのだよやっぱり。つまり、苦情を4ヶ月も放ったらかしつまりファンからの声をずっと無視していて、やっとアクションを起こしたと思ったら内輪だけに通達する。苦情を出していた一般のファンに対してのコメントは一切無し。

 この驕り高ぶった性根。どの口が言ってるんだ、「ファンを大事にする」って。

 さらに次。

 圧倒的な注目を集める石川だけに、これまで以上の苦情や、意見が殺到したという。JGTO関係者は「もちろん石川君1人のせいではありません。以前から迷彩柄をはく選手はいましたから。でも石川君がはいたことでさらに注目を浴びたのは事実で、今回規制の動きとなりました」と説明した。

 えっと、あなた方にとっては、「何をしたか」が問題じゃなくって、「(注目を浴びて)苦情が殺到した」から問題なのですね。ふーん。まるで、

 お前らは電車の中で「あのおじさんに怒られるから静かにしていようね」と子供を叱るノータリンで非常識きわまりないバカ親か!!

 まあ思慮が浅いとは判っていたが、ここまでとは思わなかった。物事を「正しいかそうでないか」ではなく、「怒られるかそうでないか」で判断するのだ。自分たちで物事の是非を判断できないんだね。紳士どころか、大人としても人間としても失格だ。

 デイリースポーツは続ける。

 ただ、太もも横にポケットがついていても膨らんでなければOK。「要するに、作業着のような印象を与えるものはよくないということ。だらしないものはダメです」(JGTO関係者)。

 だったらなぜ最初(石川が着る以前、他のプロが最初に履いていた段階)でから注意しなかったのだ?こんな事、理事会で決めるまでもなくごるふをする人間なら常識だろ。

 事が大きくなってやっと重い腰を上げる。そんな事してたら、関係者にウェアメーカーの人間がいるとか、表に出たら困るような資金提供を受けているとか、そういう憶測を呼んでも仕方ないよなJGTO。さらに。

 ちなみに、石川本人は、迷彩パンツをはいた直後からさまざまな反応があったことを受け止めており、すでに関係者らに「もう二度とはかない」と公言。迷彩パンツはお蔵入りさせている。

 ここ、ニュアンス的に微妙なのだが、もしJGTO側から「もう履くな」と言われたのなら、「もう履かない」と返事(あるいは返答、回答)となるべきところではないだろうか。「公言」とは、「人前で隠しだてすることなく堂々と言うこと」であるから、その単語からは彼の意志や決意が感じられる。つまり、自分で判断して自分で決めたというニュアンスが伝わってくるんだよね。

 つまり、JGTOから石川君に大して直接「あのパンツは良くない」と公式に言われてなかったのではないかと思うのだ。だって、「だらしないのはダメです」などというJGTOは、そのウェブページで彼の迷彩カーゴに対して好意的な記事を書いてたんだもん。

 曲解かもしれないが、私は堂々と遠慮無く曲解する。だって、ファンの声にちっとも誠意ある対応をしない、言ってる事とやってる事が全然違う、ウェブでも肝心な事は全然公表しないのはそちら側なんだもんね。こちら側は乏しい記事から物事を推測しなきゃいけないわけで。


 あれだけ大きな組織だ。対応が後手後手に回ったり、全てを公表したりできないという意見も判る。でも、利潤を追求する事が目的の会社や、逆に純粋なボランティア団体ならともかく、日本のゴルフツアーを統括し、日本全国で最低でも1000万人以上が注目している、紳士の集まりであるはずの団体がこんなスカタンな事をやっているという事に、わたしは大きな失望を禁じ得ないのであった。

 そうそう、その内容について。

 迷彩柄禁止は良いとして、カーゴパンツについては全然具体的でもないし基準があるわけでもないし、そもそも「だらしない」の定義が非常に主観的なものだから、誰がだらしないと判断するの?って感じだな。人に言われて、仕方なくやっつけ仕事をしたというのが丸わかり。

 本気で「カーゴはどんな形であろうとどんな色であろうととにかくダメ!」って言うのならまだしも。どこまでも中途半端なJGTOさん、今後もスポンサーとプロを守るためだけに頑張ってくれ。

  2008/1/23 (680865hit)  恥ずかしい事


 今でこそ、初めてのゴルフコースへ行ってもわくわくするだけで緊張しなくなった私だが、本格的にごるふを始めた10年ぐらい前は、自分でエントリーしたり初めてのコースで受付をする際などはゴリゴリに緊張し、挙動不審寸前までおどおどしていたものだ。

 とんでもない勘違いや失敗をしないだろうか、人に迷惑をかけないだろうか、打球事故や重大なマナー違反をしないだろうか、白い目で見られないだろうか。そういう不安がずっとつきまとっていた。なぜなら、その当時の私にとってゴルフ場とは大人の社交場であり、限られた人の聖地であり、形式と格式の場であったからだ(いやそれは性格のせいでは?)。

 ただし、当時の私はそういう形式主義を同時に忌み嫌い、緊張している自分を恥じ、その事を表に出さないよう突っ張った態度を取ったりわざとラフな格好をしたりもしていた。今から思えばかわいいものである(って反省せえよ)。

 しかしいくら緊張していても無知や勘違いによる失敗はしてしまうもの。というわけで、今日は私が若い頃に犯してしまった失敗を反省の意味を込めて公表しようと思う。反省なので、ただ笑って頂ければ幸いである。人のふり見て、なんて言いませんのではい。

 ★エントランスに車を横付けしないで駐車場へ直行し、ボストンバッグとキャディバッグをふうふう言いながら運び、エントランスで待っていたキャディさんたちを呆れさせた

 ★フロントで大声で「●●です!(本名)」と叫び、「あ・・・はい、いらっしゃいませ。こちらにお名前をご記入ください」と受付のお姉ちゃんを呆れさせた

 ★2バッグでプレーさせろとごねた

 ★ポロシャツ裾だしでプレーした

 ★アウトとインを間違え、場内放送で呼び出された

 ★勝手にバックティから回ろうとして怒られた

 ★グリーン上で立ち止まってスコアを付けたりしていた

 ★OBを「なかった事」としてスコアを付けた。すいません。

 ★空振りを「なかった事」として・・・ホントすいません。

 ★前との間隔が開いても、後続組をまったく気にせずプレーしていた

 ★昼食時、汗で汚れた帽子をテーブルの上へ無造作に置き、同伴競技者のひんしゅくを買っていた

 ★ミスショットにふて腐れ、投げやりなプレーをした

 ★ミスショットにふて腐れ、クラブで地面を叩いた

 ★1ラウンドに1回はクラブをグリーン周りに置き忘れた

 ★精算の時になって初めて、財布を家に置き忘れた事に気づいた

 ★砂袋をコース内に置き忘れた

 ★マナーとかエチケットという概念が全くなかった



 あの、ホントにすいませんでした。

  2008/1/25 (681542hit) トホホすぎるわたくし

1/24・きさいちCC・梅松Aグリーン・Par72(コースレート68)・曇り時々吹雪
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 4 4 4 7 6 6 5 8 5 49 5 4 5 6 6 3 6 5 3 43 92
+4
put 2 1 1 3 3 2 1 1 2 16 2 3 2 2 3 2 3 1 1 19 35
topics       *1 *2 *3 *4 *5             *6   *7   *8   

*1〜*7・・・本文参照。トホホ度合計28

*8・・・最後の最後でようやく集中できた。ウホホ度3

ウホホ12.5p(3p+パー1.5pX5+寄せワン1px2)VSトホホ28pでトホホの圧勝(ウホホ3勝1敗)

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
5ボギー
6ダボ
1ダブルパー
92
(+20)
83.0
平均パット数
Putting average
1.944
(35)
1.806
(32.50)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56
(1/18)
11.1
(2.0/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
33.3
(6/18)
52.8
(9.5/18)
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
61.1
(11/18)
81.9
(14.7/18)
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
27.8
(5/18)
41.7
(7.5/18)
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
77.8
(14/18)
86.1
(15.5/18)
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
57.1
(8/14)
73.2
(10.2/14)
ドライバー(ティショット)平均飛距離(yard)
Driving Distance
223.9 228.8
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
22.2
(2/9)
37.8
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
75.0 81.0
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 66.7
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
47.5 55.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
83.3 67.5

 いやあ・・・寒かったっす。心も

 朝のうちこそ晴れ間が覗いていたが、すぐに雲が低くたれ込め、ついには大粒の雪が降ってきた。午前中の最高気温は5度だったが、午後2時には3度まで冷え込み、今年一番の寒さに。



 でね、これだけ寒いと集中力が続かないのか(っていきなり言い訳かよ)もうトホホばっかり。3パット5個はすべて最初のパットをノーカンにも程があるというぐらいオーバーさせ、返しが入らないパターン。

 それもね、10mとか15mとかの長いパットならまだしも、4mから長くて8mぐらいを1〜2mオーバーさせるんだから救いようがないアホだ。恐らく無意識に、「早く終わらせたい」「こいつを沈めてホールアウトしよう」「カツン」「あっ!」という思考をしていたのだろう。集中力欠如の典型である。しかしそれにしても、ラウンド中そういう短絡思考になっていた事自体にもずっと気づかないって・・・・

 集中力欠如の証拠はそれだけに留まらない。前半の6番。ティショットまずまず、2打目も木の後ろから低い球でグリーン奥のエッジまで。そこからとんでもなく早い下りのグリーンへ8mのアプローチ、自分で言うのも何だが勢いを殺して完璧に打てた。しかしボールは止まらず、グリーンを転がり落ちてしまう。

 これはアンラッキーだから仕方ないとして、次のアプローチをチャックリ。芝の薄い、ベアグラウンドに近いライなんだからパターで十分だったのだ。叩かなくて良いダボを叩く。これで3連続ダボ。

 次の7番では、やや大きめの7アイアンを持ち、中途半端なスイングをしてダフって谷底へ。OB。なぜ普通のごるふができんのだ?>俺。シンプルなごるふが一番だとつい最近悟ったはずだろ>俺。4連続ダボ。

 そして8番。スプーンを構えた時にイヤぁな感じがしたのだが、そのままスイング。はい、目の覚めるようなチョロ。2打目、5アイアンで林越え。そう、あわよくばグリーン近くまで転がれ!と無謀なショットに挑戦したのですな。これ以上ない短絡思考。それと思い上がり。

 はい。高さが足りず林へ一直線。OB。打ち直しはチョロ。わはは。5打目でグリーン近くまで持って行き、6打目悪くないアプローチがクリーンを超えて反対側のラフへ。早く終わらそうと思えば思うほど時間掛かってるって。

 後半もショットやアプローチはそこそこなのにパットがことごとく入らずボギーの大行進。5番は2打目のウェッジショットを超ダフって3パットの素ダボ。6番でやっとこさパーが来たと思ったら7番で2打目をバンカーに放り込んでまたもや3パットの素ダボ。

 8番でようやく後半2つめのパーがきて、迎えた最終ホール。最後ぐらいは集中しよう、それもグリーンに近づけば近づくほど集中しよう(気づくのが遅い)と気合いを入れ直した。ティショットはまずまず、2打目もちょっと噛み気味だったけどピンハイ3mにオン。

 そしてカップ2個分のフックライン、集中して(もう18ホール目ですが)・・・・何とかカップ左から転がり込んでくれた。これがなかったらもうグダグダのボロボロだった・・・・

 というわけで、久々の実力発揮(というより本性を現したという感じが)。いやあ、ごるふって、奥が深いですね!(半泣きで)


 ところで、この日ご一緒させて頂いたYさん、この日初対面だったのだが、昼食時に「あの、ひょっとして、ホームページを持っておられませんか?」と話しかけてくださった。Yさんが仰るには、最近きさいちをよくラウンドするようになり、ウェブできさいちのコースレイアウトを検索していて私のウェブを見つけてくださったとのこと。

 で、その中のある写真を見て「ひょっとしたら・・・」と思ってお声をかけてくださったのだ。近所の人や、本名を知っている人にウェブが見つかった(って別に悪い事をしているわけではないんだけどね)事はあるが、初対面でラウンドした方にウェブの事をご指摘頂いたのは初めてだったので、ちょっと嬉しかった。

 でもYさんにはきっと「こんなごるふしてて、去年の平均スコアが82?HDCPが10.5??こいつ、絶対に大嘘つきだ!!」と思われたに違いない。トホホ。

  2008/1/26 (681913hit) いつまでもデブと思うなよ


 密かに売れ行きを伸ばしている新書の題名である。いわゆるダイエット本。

 著者は岡田斗司夫氏。私より5歳年上で、大阪出身。私の見た岡田斗司夫像は、

「オタク系の論客で頭はいい(元東大非常勤教師である)が、マスコミの端っこにいるB級知識人」

 という感じだった。ちょっと失礼な書き方だが、それには訳がある。

 氏がデブだったからだ。

 なぜ「デブ」というだけで評価が辛くなるのか。それこそ、この本の中で氏が指摘する「見た目主義社会」の弊害なのである。

 氏は、「太っている」という事実は、頭の良さや立派な事を言う事やお金を持っている事などをはるかに凌駕し、その人の「看板」になってしまうと断言する。

 かくいう私も、太っていた頃の氏の意見を「デブが真面目な事を言うわけがない、どんなに良い事を言っていてもデブはデブだ」と無意識に考えていたのであった。恐ろしい事である。

 そしてこの考え方(見た目主義社会)は社会全体に蔓延しつつあり、やせだして初めて氏はそのことに気づいた、とこの本の中で書いておられる。


 詳しくは本を買って読んで頂くとして、今日皆様にご紹介したいのはその本の内容・・・・ではないのだよ実は。やせてマスコミへの露出が多くなった岡田氏。彼の意見を「デブ」というフィルターなしで聞けるようになった私は、彼の一言に大いなる感銘を受けたのであった。その一言とは。

 「太っている人というのは、太るための努力を一生懸命し続けている人である」

 これこそ目から鱗である。太っている人は「(体質やその他により)太ってしまう」のではなく、「一生懸命太ろうとしている」のだ、つまり自分が望まない方向(太るという事)へ、わざわざ労力を使って走り続けているのだと氏は言う。

 そう言われればそうなのだ。お腹が一杯なのにダメ押しで残り物を口に放り込む。おやつがあれば無理にでも消費しようとする。夜、口寂しければわざわざ買いに行ってまで食べる。これを太る努力といわずして何というか。

 つまり太らないためにはその努力をやめればいい・・・ん?結局ダイエットの話じゃん、だって?違うのだ。ここからが私の妄言本領発揮なのだ。

 この目から鱗をごるふに応用するとどうなるか。私はそれを考えた。そして、一つの驚くべき結論を得たのだ。その内容とは?話がいきなり変な方向へ行きそうな気もするが、素敵なことが起こりそうな気がしないでもない。一体どうなるのか?刮目して待て!っていうか待ってくださいませ。

(続く)

  2008/1/27 (682145hit) いつまでもトホホと思うなよ


 さっそく昨日の続き。岡田斗司夫氏の名言、「太っている人というのは、太るための努力を一生懸命し続けている人である」をごるふ置き換えると次のようになる。

 「トホホなごるふぁーとは、トホホになる努力を一生懸命し続けている人である」

 いかがであろうか。こういわれると、いくつか思い当たる事があるのではないだろうか。え?ない?そうですか・・・でも私は山のように思い当たる事があったのだ。

 練習した事のない打ち方やショットをコースでいきなり試す、自分の腕を過信するにも程があるような狙い方をする、他人の目を気にする、無謀なショートカットに挑戦する、何が何でもパーオンを狙う、何が何でもパーを狙う、ミスを次の一打で取り返そうとする、格好よくショットをしようとする、自分に酔う、その他色々・・・・

 書いているうちに滝に打たれたくなってきたが、実はこういうコースマネジメントの部分だけではない。スイングについても同じ事が言え、そしてそれこそが今日の本題なのである。先ほどの言葉をスイングに特化させて書き換えてみよう。

 「トホホなごるふぁーとは、トホホなショットをする努力を一生懸命し続けている人である」

 では、「トホホなショットをする努力」とは何か。それは、きちんとスイートエリアに球を当て、いいショットを打とうと考えながらスイングする事に他ならないと思うのだよ私は。


 ・・・・え?「いい球を打とうと考える事」がどうして「トホホなショットをする努力」になるのだ?hiroってあんぽんたん?っていうかバカ?っていうか日本語がトホホ?と思われた人が100人中99人ぐらいいると思うが、ちょっと待って頂きたい。私が言いたいのは、つまりこういう事だ。

 ごるふを始めて日が浅い初心者やあまり練習をしていない初級者を除き、一般ごるふぁーは素振りでは良いスイングができる人が多い。また、練習場で球を打っていると、何球も続けて良い球が打てる事もあるだろう。つまりそういう人は、きちんと打つスキルをすでに習得しているのだ(そのスイングを実際にどれくらいの頻度でできるかは別にして)。

 よって、自分の持つベストのスイングをすれば、自然とクラブヘッドは球へ向かい、スイートエリアに当たり、放っておいてもナイスショットになるのである。それなのに、コースでは「球にきちんと当てよう」とか「捕まえよう」とか「ダウンブローで打とう」とか「まっすぐ当てよう」とか「空振りはイヤだ」とか「チョロだけはイヤだ」などと余計な事を考えるから手打ちになったり当てに行ったり体が止まったりシャ●クしたり、つまりスイングがおかしくなり、トホホなショットしか出なくなるのではないのか。

 つまり、スイング時に最も重要な事は「ボールに(ヘッドを)どう当て、どういう球を打つか」ではなく、自分の持つ「ベストのスイングをする」事なのである!!!


 ・・・・あの、そんな事お前に言われんでも知ってるし当たり前だしすでにやってるし。っていうか、その「ベストのスイングをする」方法が一番難しいしそれ判れば苦労しないんだよ!っていうかhiroってやっぱり超あんぽんたん?っていうか超バカ?っていうか頭がトホホ?

 いや、だからちょっと待って頂きたい。私は、その「ベストのスイングをする」方法の一つを、ついに発見したのだ。その方法は、多少の機材と準備はいるものの、ごく簡単で誰でもができる方法である。

 ただし上にも書いたとおり、この方法が利用できる最低限の条件として「自分のベストなスイングができれば、100%満足な球が打てる」レベルのごるふぁーである必要がある。そうでない方は効果がないので悪しからず。

 ではいよいよ発表しよう。自分の持つ、「ベストなスイングをする方法」とは!!







 ・・そう、やっぱり明日に続くのであった(すいません)。

  2008/1/28 (682332hit) ベストなスイングをする方法!(あるいは「?」)


 というわけで思いがけず3日も引っ張ったこのシリーズも今日で完結。皆様の疑問と眉唾を見事晴らす事ができるのか?これから書く本人が一番懐疑的だったりするのだが、その一方、将来本を出す時の目玉にしようと思ったぐらいエポックメイキングな練習方法かも、とちょっとだけ思ったりもしている(はいはい)。

 とにかく説明させて頂こう。ステップはたった4つだ。


1,練習場でもコースでも、とにかく自分のスイングの動画を撮りまくる

2,そのなかで、気持ちよく打てた、ナイスショットだった動画を1つチョイスする

3,その動画を何度も見て、スイングのテンポ・リズム・タイミングを頭に叩き込む

4,そのテンポ・リズム・タイミングを再現する事
だけに集中して球を打つ



 それでは解説しよう。スイングにおいて全体のテンポ(スピード)や切り返しのタイミング(リズム感)が大変重要であるという事に反論する人は少ないだろう。体がスムースに動けば、クラブもスムースに動きヘッドスピードも最大になるはずだ(理論上は)。

 よって、気持ちよく打てた時というのは自分が一番良いテンポとリズムタイミングでスイングしているはずである(理論上は)。つまり、チョイスした動画は自分のベストスイングであり、ベストのテンポ・リズム・タイミングが映っているはずなのだ(理論上は)。

 あとはそれを何度も見て、そのイメージを頭で再生し、実際に打つ時に再現するだけである。動画デジカメなどで撮影すると、練習場などでチェックした直後に球が打てるので大変よいと思う【ちなみに、動画のスペックはVGAサイズ(640×480ピクセル)で30fps(1秒間に30コマ)あれば十分。ハイビジョン画質とかいりません。あとはできるだけ液晶画面の大きなカメラを選ぶと二度おいしいですな。2万円台からあります。DMX-CG65とかね、王子さん】。

 っていうか、私自身、先日練習場で気まぐれに自分の良かったショットの動画をデジカメで確認し、直後にそのテンポとタイミングで打ってみたらびっくりするぐらいいい感じで打てて、この世紀の大発見(笑)につながったのだ。


 この方法の良いところは、良いショットを打つために球を打つのではなく、ベストスイングのテンポ・リズム・タイミングを再現するためにショットする事にある。つまり、テンポとリズムに集中することで、当てようとか合わせようなどという欲が生まれにくい(何球か続けてて油断するとまた欲が出てくるんだけどね)。

 即ち、小手先で合わせるようないびつなスイングではなく、素振りに近いスイングを再現しやすくなるのだ(理論上は)。つまり「球に当てる」「良いショットを打つ」というトホホ野郎(私の事です)にありがちな、結果だけにこだわった変なスイングから解放される可能性を秘めているのだこの方法は(理論上は)。

 さらに、ミスショットが出ても全然落ち込まなくてもいい。この練習はナイスショットを打つのが目的ではないのだから、飛んでいく球なんてダフろうがトップしようが、シャ●クだろうがスライスだろうが、どーでもいいのだ。これは精神衛生上も大変良い。

 そして!そう考えながらスイングすると、不思議なもので逆に良いショットが出たりするのだよ皆の衆。


 もちろん、テンポ・リズム・タイミングさえ良ければ完璧なショットが打てる!と言い切る事はできない。そこまでごるふのスイングは甘くない。それは承知しているつもりだ。ただ逆に、テンポ・リズム・タイミングがバラバラではいつまでたっても出会い頭でしかナイスショットが出ない事もまた事実だし、何よりテンポ・リズム・タイミングだけに気をつけて振っていると、スイングがのびのびしてきて、フィニッシュまで気持ちよく振れるようになってくるのだ。


 よってこの方法は、

 ナイスショットが続かない人

 日によって調子が乱高下する人

 自分のテンポ・リズム・タイミングが判らない、決めかねている、あるいはスイングのテンポ・リズム・タイミングなんかどーでもいい、と思っている人

 「素振りはプロ並みだな」と言われた事がある人

 素振りと本番のスイングが全然違う人

 練習場シングル

 大事な試合や競技になると大叩きする人

 フィニッシュまで気持ちよく振れない人


 と言う方にお薦めしたいと、かように思うのであります。


 ダイエット本から派生した、今世紀最大にして最高の発見(理論上は)。こんな展開になるとは誰が予想しただろうか。ノストラhiroスさえ予言できなかったこの怒濤の3日間を終え、私は今、達成感と満足感で一杯である(実は不安感と笑われる感も一杯である)。願わくば、皆様にこの発見が役立ちますように。

 で、もし万が一(笑)役立ったら・・・・すぐにこの3日分を封印して本を書きます(笑)。題して、


「いつまでもトホホと思うなよ」(ってそのまんまやん)


・・・岡田斗司夫さん、その際は許可の方よろしくお願いします。

  2008/1/29 (682721hit) ゴルフクラブ考


 ゴルフクラブと言っても、コースではなく道具の方の話ね。

 先日、某国営放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を何となく見ていると、たまたまスペシャル番組でイチローが出演していた。

 で、そのイチローが15年前、バット工場を訪れてた時の話。ありとあらゆるバットがある中でふと手にしたバットがあり、それが彼にとって劇的な出会いだったらしい。なんせ「結婚する!こいつと!」(イチロー談)と思ったぐらいだから。

 それから彼は15年間それを使い続けているのだが、実はそのバット、スイートスポットが一般のバットに比べて極端に狭いという大変難しいバットだったらしい。しかしイチローは言う。

「でも関係ないんですよ、そんなこと。いいんだもん感触が。理屈じゃないんですよ。感覚がすべて。それより強いものはないんです」

 ちょっと自慢入っている(笑)。けど、あれだけの選手だからやっぱり説得力があるんだよね。で、彼は続ける。

「他のバットを少しでも持つと、(自分が使っている)バットを握った時に気持ち悪くなってダメですね」

 また自慢かい(笑)。でもやっぱり彼が言うのなら十分に頷ける話で、悔しいけど納得(笑)。どこかのトホホごるふぁーが根拠のない戯れ言を垂れ流すのとわけが違う。

 さらにこの話を聞いて、司会を務める脳科学者の茂木健一郎氏が興味深い話を付け加えた。

「そういう感覚は科学的に証明されているんだよね。彼の場合、(自分の)バットの先まで神経が到達しているんだと思う(編者注:これは比喩的な意味ではなく、実際にバットの先まで自分の体のような感覚が脳内で形成されるという事が証明されているらしい)」

 つまりイチローが他のバットを持つと、あたかも腕をすげ替えられたように感じるのだろう。そしてその違和感が、自分のバットを持った時に増幅されてしまうのだと茂木氏は話していた。

 恐らくこの感覚は、超一流のプロや仕事人に共通のモノなのだろう。一流の人間が自分の感覚にフィットした道具に出会うと、そしてにそれを使い込んでいくと、文字通り手となり足となって持ち主の意のままに動くのだ。「馴染む」とはきっとそういう事なのだろう。


 さて、この話を聞いて私は思った。才能のない三流の私でも、時間さえかければこの感覚に近いモノを手に入れることができるのではないか?と。そう、ゴルフクラブの話だ。そのためには、1つのものを愚直に使い続ける事が最低条件になるだろう。そしてできるだけ長い時間それを使う。毎日触る。毎日使う。そうすれば、鈍感な私でもひょっとして・・・

 フェアウェイウッドやドライバーなど、どちらかと言えば大ざっぱに使用するクラブはどんどん買い換えて最新のテクノロジーを享受した方がスコアが良くなるかもしれないが、繊細な神経を必要とするパターやウェッジ、そして正確性が求められるアイアン。これらは、できるだけ買い換えないで長く使った方がよいと言うことになる。つまりテクノロジーより「馴染む」方が大事ではないかと。

 そういえば、私が使っている初期型の2ボールパターは今年の3月で丸6年になるし(え、その割にはヘタすぎるって?)、アイアンもこの春で丸4年だ。ぼちぼち馴染んできている・・・のか?ウェッジ(CG-10)はまだ1年少々だが、使い出した頃に比べると多少は言うことを聞いてくれるようになってきた(ような気がする)。


 というわけで、大変大ざっぱな推測だが、パターやアイアンに限って言えばクラブを取っ替え引っ替えする事ってデメリットの方が大きいんじゃないかなと思ったりした私であるが、この結論はクラブを買い換えられない貧乏人の屁理屈でもあるので、クラブを取っ替え引っ替えするのが好きな人は気にしないでください。

 トホホごるふぁーの、根拠のない戯れ言ですのではい。

  2008/1/30 (683072hit)  最近の練習


 ここ1〜2年、私の練習場での練習パターンがだいぶ変わってきた。まあ、他人がどんな練習してるかなんてどうでもいいと思われる方が圧倒的多数だとは思うけど、自分の軌跡を残すために始めたウェブ(blog)だし、まあご興味ない方はスルーして頂く方向で一つ。


 以前はアプローチ2割、アイアンを満遍なく5割、ウッドを満遍なく3割という感じだった。当然、アプローチを除きいずれもフルショット(もっと昔は坂田信宏プロのショートスイングもやってた)。

 しかし最近クォーターショットに目覚めてからは、ほとんどフルショットしなくなった。アプローチ4割、アイアン4割強、ウッド2割弱って感じ。具体的にはこんな感じである。

 ウェッジで30y(8時〜4時)・・・20球

 ウェッジで50y(9時〜1時)・・・15球

 ウェッジで70y(10〜0時)・・・10球

 PS(あるいはPW)クォーターショット・・・22球


 PS(あるいはPW)フルショット・・・3球

 9番(あるいは8番)クォーターショット・・・17球

 9番(あるいは8番)フルショット・・・3球

 7番(あるいは6番)クォーターショット・・・12球

 7番(あるいは6番)フルショット・・・3球

 5番(あるいは4番)クォーターショット・・・7球

 5番(あるいは4番)フルショット・・・3球

 7W(マットの上から)フルショット・・・10球

 スプーン(ティアップして)フルショット・・・10球

 ウェッジで満遍なく・・・15球


 
 青字の部分はアプローチの練習でもありスイングのチェックでもある。ホントは10ヤード刻みで練習すべきなんだろうけど、根気も体力もない。ついでに時間も金もない。それ以前に10ヤード刻みを満足に打てる技術もない。

 で、ウェッジの30yでは切り返しで急がない事とインパクトで手首を返さない事を、50yではフォローを大きく取る事を、70yでは腰をしっかり使ってヘッドを走らせる事に気をつけている(なんだか備忘録みたいになってきたな)。

 茶色の部分は基礎ドリルのつもりである。先日書いた、テンポ・リズム・タイミングを再現する事だけに集中して球を打つというやつですな。ホントはフルショットの方がいいんだろうけど、どうしても力んじゃうからね。あいだの3球は確認のため。

 7Wとスプーンは、コースで安心感を得るため。つまりミスが続いたらすぐやめる。わはは。

 ドライバーは・・・一発も練習しませんハイ。というのも、私、練習場でドライバーを打って、満足に打てたためしがないのである。何ででしょうな。リキむからである>俺。でもコースでは「練習していないから振り回しちゃダメだ!」とかえって慎重に打つので良かったりするんだよね(ってそれでいいのか?)。


 さてそんな練習をしている私だが、ここ5回ばかり、妙に気に入って(というか必要に迫られて)追加している練習がある。それは、左足下がりのショットだ。

 山岳コースである私のホームコースでは、10回のアイアンショット中9回は左足上がりか左足下がりであり、左足上がりはまだしも左足下がりだととにかくまともに当たらないのである(って、お前フラットなライからもまともに打てないじゃん)。これは練習するしかないと。

 具体的にはこうだ。練習用マットのもっと外側、打席の人工芝の左端にボールを置き、左足を打席外側の一段下がっているところに置く。右足は打席マットの上。これで即席左足下がりのライが完成。そして左足に7割体重をかけたままでショット。

 一見難しそうだし、実際難しかった・・・数年前していた頃は。でも、久しぶりにやってみるそこそこ打てるようになっていたのだ。それも、フツーに構えてフツーに打つより芯に当たったりするのだよホントに不思議だけど

 これは恐らく、左足体重のままでスイングするので頭がスエイしないためだと思われる(編者注:ちょっと違うかも、という話はこちらへ)。アドレスからフィニッシュまで、左足を軸にするイメージで打つとダフったりトップしたりが極端に少なくなるんだよね。で、左足下がりなのに捕まったいい球が出たり・・・

 なので、何球か左足下がりで打って、そのイメージのまま平らなところで打ったりしているのだが、これはひょっとしてどうしようもなくアイアン下手な私の救世主になってくれるかも・・・と思ったりしている今日この頃の私なのであった。

進む
次の日記へ