日記78

2004年12月17日〜31日

  2004/12/17 (207387hit) 12月の注意点


 今日は本来なら昨日のラウンド結果を書くはずなのだが、先日決めたとおり今現在の私の状況とスウィングにおける注意点を書き記しておく日なのでそれを先に書かせて頂くことにする。

 下の表10月31日に書いた表に今の注意点を追加・あるいは削除したものであるが、こうして毎月チェックすることでその時の状況を冷静に把握し、将来スランプに陥った時に調子が良かった時のヒントが検索できるだろうという考えであり、決して手抜きをしているわけではない(と思って下さるあなたは優しい人だ)。

 そう、こういう企画は継続して何年も書き続けている日記の真骨頂ともいえる(読者の皆様はちっとも面白くないが)。どうして最近まで気づかなかったか不思議なぐらいである(それは私がバカだからである)。

 ではさっそくいこう。ちなみに赤字で書かれた文は今現在特に注意している点である。

No 状況 現状 Tips 備考
ラウンド前の
心構え
しっかりストレッチする 特に肩回り
パッティング練習 ★5m、10m、15mの距離感
★1mをまっすぐ転がす
スウィング
全般
フォースの力を信じて振り抜く スウィングが緩んだり合わせに行くとダメ
トップから下半身の体重移動のみに集中する 腕のことは完全に忘れ去る
ドライバー W−404はまずまず。やや左へ引っかける傾向がある。 球筋をイメージする 「映画を観るように」参照
インサイドに引かず、真っ直ぐ後にクラブを上げる 大きなバックスウィングとトップ
トップで右手の力を抜き、インサイドからヘッドをぶつけていく 横田真一プロのイメージ
アイアン 「フォースの・・」により少しマシになってきた 左腕をしっかり伸ばす 重要!
バックスウィングをやや速めに ゆっくり上げるとスウィングが緩む
コンパクトなトップ・少ないコック 少ないコックがレイトアンコックを実現
アプローチ うまく打てるが寄り切らない 左足体重保持 左足の裏・親指側に重心を固定
手首のコックは極力使わない 短い距離でも肩をしっかり回し、ノーコックで
トップから下半身始動で 腕ではなく体幹のターンで打つ
パッティング 転がりはよいが読みが悪い 長い距離はアプローチのイメージで 15m以上
中間の距離は自分が思うよりほんの少し大きめの振り幅で 5〜15m
短いパットは真っ直ぐかまえる! ボールの位置も真ん中(引っかけ防止)
打ち終わってすぐ頭を上げない 1mのパットをミスしないために」ほか参照
インパクトで緩まない パターを加速させる」参照

 こうして見てみると、如何に「下半身で打つ」事が重要かがよくわかる。逆に、今まで如何に腕の力で打っていたかがよくわかる。実際、腕っ節で打つスウィングと下半身で打つスウィングは全く別物なのだ。そして、上級者は例外なく下半身の使い方と腕の力の抜き方をマスターしている。

 実際練習場でそういう目で見てみると、9割の人が腕力でクラブを振り回している事が判る。もちろん私もそのうちの一人なのだ。頭で判っているつもりでも、いざボールを打つ瞬間になると腕で打っている。理想のスウィングへの道は険しい。


 しかし、毎月こんな事を書いているとどんどん注意点が多くなり、表もどんどん肥大し、スウィングどころじゃなくなるかも・・・(だから練習しろよ>俺)。

本日の体重・・・70.6kg(もう言い訳がきかなくなってきた)

  2004/12/18 (209207hit) よくある大叩き・その1

12/16・きさいちCC・梅松・Bグリーン・Par71(コースレート66) 曇り一時木枯らし
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 71
score 4 5 2 4 7 4 3 6 5 40 4 3 5 5 4 3 9 6 5 44 84
+3 +5
topics   *1   *2     *3       *4 *5 *6     *7 *8     
putt 2 2 0 2 2 2 2 2 2 16 2 1 2 3 2 2 4 3 3 22 38

*1・・・ややトップ目に入った7mのアプローチが偶然入る(最近多いな、これ)。
ウホホ度2

*2・・・本文参照。トホホ度5

*3・・・本文参照。
トホホ度4

*4・・・4mを沈めてやっと寄せワン。
ウホホ度1

*5・・・ティーショットをチョロ。トホホ。
トホホ度4

*6・・・
本文参照。トホホ度5

*7・・・本文参照。トホホ度5、さらに倍

*8・・・また3パット。最終ホールと合わせて
トホホ度4

ウホホ25(3点 + パー2点x10個 + 寄せワン1点x2個) VS トホホ32 でトホホの圧勝

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
4ボギー
1ダボ
1トリプル
1トホホ
84
(+13)
84.5
平均パット数
Putting average
2.111
(38)
1.890
(34.02)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
5.0
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
61.1
(11/18)
46.5
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
83.3
(15/18)
83.1
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
61.1
(11/18)
39.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
83.3
(15/18)
84.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
50
(7/14)
66.3
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
223.6 225.9
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
40
(2/5)
37.8
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
60.7 72.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 70.1
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
78.6 60.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
70.0 67.8

 やっちゃった、である。まあよくある大叩きなのだが、その直接的なきっかけは木枯らしだった、というのは言い訳で、本当の原因は心の弱さというか、思い上がりである。

 今回は久しぶりにMaさんとのラウンドである。きさいちCCでご一緒してから早2年、2ヶ月に1回程度のペースでラウンドさせて頂いている。私よりだいぶ年上なのだがあえて「気のおけない友達」と呼ばせて頂こう。つまり私の数少ないごるふ仲間である。とても楽しい1日であった。あのホールさえなければ・・・・

 出だしは上々だった。3番ホールでラッキーなチップインバーディーなどもあり、HDCP1の4番でもティーショットが良く飛び、さらにセカンドも最高の当たりで2.5mにパーオン。これは入らなかったけど、433ヤードをタップインパーは出来過ぎである。この時点でパープレー。ここで早くも思い上がりその1が現れた。

 5番ホール、338ヤードパー4。グリーンまで打ち下ろし、真っ直ぐのホール。芯を喰えば冬の薄い芝の上を転がりワンオンも可能なホールである・・・・・ええ振り回しましたともイーグルが俺を呼んでいるぜとばかりに。で結果は思い切り左へ引っかけOB。前進4打からのウェッジショットもトップ、寄せて2パットでトリプルボギー。

 やや反省した6番、7番は無難にパーでまとめる。しかし続く8番。苦手の8番。例の鉄塔の8番。スプーンのティーショットは逆に力を抜きすぎ、へろへろの当たりで鉄塔の手前へ。お前には中庸の気持ちというものがないのか?

 ウェッジで鉄塔を避け、残り100ヤード。仕切り直した3打目、PSで完璧な当たり!球は高く舞い上がり、ピンの手前に落ちる。そのままコロコロとピンの方向へ転がる!いいぞ!と思ったらピンを越えても転がり続け、ボールは砲台グリーンの奥へ落ちていったのであった。乗せて2パットのダボ。トホホ。

 というわけで前半は5オーバー。思い上がった割にはまずまずだ。しかし後半、5番ホールよりさらにひどい思い上がりが地獄へ私をいざなうのであった。1ホール5オーバーパー、ハーフ22パットの謎はまた明日。

本日の体重・・・70.6kg(ダイエットを語る資格なし)

  2004/12/19 (209693hit) よくある大叩き・その2


 さて後半。天気予報では午後から暴風雨がくるかもという事であったが、この時点ではまだ太陽は顔をのぞかせている。このまま持ってくれればよいのだが。

 松コース1番、2番は無難にパー。アイアンがまずまず。やっぱりフォースの力は偉大だ

 3番パー4。リキんでドライバーをチョロ。チョロした時そこに唐突に現れる一瞬で空気が凍りついたような雰囲気を久々に味わう。本人は自業自得だが、やはり同伴競技者の方にも気まずい思いをさせてしまうチョロは撲滅すべき存在だと言えよう。本来なら「すいませんでした」と謝るべきなのだろうが、なかなか頭に血が上ってそこまで気が回らないと書けばちょっと偽善っぽいと言えよう。

 そして4番ホール。大好きなパー5である。過去一度だけ2オンしたことがあるがティーショットでのOBも数知れず。しかしこの日はドライバーが今日イチの当たり!グリーンまで240ヤード。ややつま先下がりだが、ゼクさんの顔を思い浮かべ(って顔知ってるのか>俺)、迷わずスプーンを持つ。グリーン左サイドを狙い、力まないようにフルショット!

 ややトップ目ながらグリーン左サイドへ飛び出した球は、わずかにスライスしながらけなげに飛んでいく。ガンバレ!しかし右手前にはバンカーがあるぞいかん!と思った瞬間ボールはグリーン手前に着地、そこでラッキーにもバンカーを避ける左キック、そして4バウンド目にグリーンをとらえた!わーい!!うれしー!飛び上がって喜ぶ私だった(すいません自慢してしまいましたって謝ったら良いというものではないし謝るぐらいだったら最初から自慢なんかするなよ>俺、と注釈を入れてまで自慢したがる私はダメ男ですかだから友達がいないんですか?)。

 しかしピンはグリーンの右端。一番遠い位置に乗っている。下りの14ヤード、フックライン。こんなもの100回打っても入らないと思ったのがいけなかったのか最初のパットは2mショートしバーディーパットも入らず。ここに「YAZさんとhiroのロングホール2オン3パットの法則」が証明されましたっていうか自慢した自分がトホホですか?

 しかしこの日のハイライトはこの後訪れた。7番ホールパー4。我々がティグラウンドに到着するのを待っていたかのように空は一天俄にかき曇り、西(コース左側)から大粒の雨まじりの強風が吹き荒れる!まるで神の怒りだ!ジーザス!ビーナス!焼きナ(あまりにくだらないので削除)


問題の松7番。暴風雨は残念ながら写っていない(当たり前だ)

 少し待ってもよかったのだが、ここで午前中の惨劇をすっかり忘れて再びいい気になっていた私はまたも思い上がったことを考えてしまった。それは、

 「なんやこれしきの風。左から右へ吹いているんやからドローを打ったらええだけの話やん。楽勝や」(思い上がりその2)

 そう真っ直ぐさえまともに打てないヘタクソな俺が、そしてスライスが持ち玉のヘタクソな俺が何という傲慢不遜な考えか。そして当然というべきかそんな頭が高い私に対し神の怒りが炸裂したのである。

 ドローを打とうと変に意識したスウィングは何故か腰が引けて極端なカット打ちになり、球は大きくスライス。折からの強風にあおられあっという間に視界から消えていった。多分ゴルフ場からも飛び出てくろんど池(ローカルネタ)に飛び込んだぐらい曲がっただろう。しかし神の怒りはこれだけでは収まらなかった。

 前進4打からも乗らず、そこから3mに付ける。しかし、そこから4パット。3mから4パット。1mずつ打っても3パットですむところを4パット。これをトホホと言わずして何をトホホというのじゃ!

 すっかり気分はおじいさんになってしまったわしは、上がり2ホールともパーオンして3パットというトホホな結末を迎えたのじゃった。

 この日の教訓:思い上がりはパッティングにくる

本日の体重・・・70.4kg(オヤツが癖になっている)

  2004/12/20 (210114hit) 今年の10大ニュース・その1


 9など叩いているうちに今年もあと残すところ10日余りとなってしまった。年末は書くべき事がたくさんある(10大ニュース、今年の成績の総括、年賀状)のに大丈夫か俺? でも年が明けてから「去年の10大ニュース」を書くのはあまりにも間抜けだし「今年の10大ニュース」を書こうと思っても「10位:お正月のごるふ番組を見た。9位:日記を書いた」などとちっとも書くことが無くなってしまうぞ。

 というわけでさっそくいってみよう。


10位 コンペの幹事をした(8月15日、11月12日)

 ひょんなことから、3組と小規模ながらもコンペの幹事を仰せ付かってしまった。しかも2回。瀬田ゴルフコースで行われたそのコンペは、1回目はその場でコンペと決定してドタバタ、2回目が大雨になってしまいあたふたというものであったが、とても楽しめたのであった。


9位 HDCPが16から13になった(1月11日、8月1日)

 目標14と決めた今年の年明けから数日も経たずにHDCP14の通知が舞い込んできた時は正直ずっこけた。例えるなら調子が悪いので医者へ行ったら肝臓が弱ってますねといわれて即座に禁酒を決意するようなものである・・・って全然違うか。クリスマスケーキを買って帰ったら○も買って帰っていて夫婦喧嘩になりケーキをお互いに投げ合って家の中がケーキだらけになるようなもの・・・ってまったく例え話にもなっていないじゃないか!

 さらに7月1日付けで14から13に。そう、我がきさいちCCでは、年に2回しかHDCPを改正してくれないのであった。


8位 色々な方とご一緒させていただいた

 2002年からご一緒させて頂いているMaさんとは今年もきさいちで何度もご一緒させて頂いた。あるいは2年以上も前にごるふの話で意気投合し、やっとご一緒できた豪快な清水さん。今度はいつ行きましょうか? また、仕事上の大先輩である○上さんご夫妻ともラウンドさせて頂いた。1打差で負けて悔しかったっす。

 そして大学時代の大先輩である○谷さん。ウェブを見てお声をかけて下さり、色々なところへ連れて行って下さった。夏のゴールデンバレーはその美しさと戦略性の高さに感激したのであった。

 皆様、本当にありがとうございました。



 明日は7位から5位まで発表します。えっ、お前の10大ニュースなんて興味がないって?まあまあ、そう言わずに、1位を予想するなんてのはどうですか?といっても今年の大本命はあの出来事で決まりのようなものですねはい。

本日の体重・・・70.2kg(せめて年内に70kgを切りたい)

  2004/12/21 (210856hit) 今年の10大ニュース・その2


 10大ニュースなどを考えているうちに2005年のツアーが始まり、地元沖縄では「藍ちゃんのお兄さん」こと宮里聖志が初優勝した。8打差大逆転はお見事。開幕戦での優勝は今年の戦いを極めて有利にするだろう。何といってもシード落ちの心配をせず余裕を持って戦えるというのは楽だ。ご両親に感謝する涙の優勝インタビューも素晴らしかったし。

 さて、これでさらにプレッシャーがかかる次男の優作、兄の優勝を「自分の事のように嬉しい」と喜ぶ余裕があるようだけど、今年こそ優勝しなかったら色々な意味でヤバイような気がするのは私だけだろうか?

 でも才能あふれる彼のことだし、兄の優勝を起爆剤にして今年は結構来そうな気もする。前半の早い時期に彼もまた優勝する、というのが私の無責任な予想(根拠無し)。

 では本題。7位から5位をどうぞ。


7位 レインウェアを買った(8月15日)

 贅沢品といっても過言ではない、ル・コックの高級レインウェア。しかし使った瞬間買って良かったと確信した。今年は4回ほどしか使用しなかったが極めて快適だったし、中はほとんど濡れなかった。そして何より雨のラウンドが苦にならない。

 また、こういう贅沢品はセコイ考えの私に言わせれば使えば使うほど単価が安くなるというところが何となく小気味よい(ホントにセコイなあ)。

 ちなみに今現在1回の単価は8000円。しかし毎年6回使えば来年には3200円、再来年には2000円、その次の年は1450円、さらに10年目には552円、22世紀を迎える頃には1回当たりの使用料が55円になるのであった。


6位 アプローチが安定しだした(3月28日、5月16〜18日、6月1日)

 アプローチノーコック打法。それこそ血のにじむような思いつきで努力の末に発見して以来、とんでもないミスが少なくなり寄せワンの確率もちょっと増え、グリーン回りから4打も5打も費やすことが少なくなった(でも2打より3打がはるかに多いぜトホホ)のは私にとっては進歩である。エッジから行ったり来たりはある意味OBより悲しいもんね。

 今年は練習へ行く回数こそ減ったが、行った時は必ずアプローチを50球ほど練習するようになった。アプローチの練習は退屈だし根気がいるし腰も痛くなるが、しないと不安で仕方がないのだ。そして、この発見と練習が下のスウィングのバージョンアップにつながっていくのである。


5位 スウィングのバージョンアップ

 まず私は下半身、特に左ひざに着目する(2月10〜11日)。これはもちろん去年に発見した「左ひざから下を動かさない」にルーツを発する事である。次に高野さんがウェブで紹介されたTour Tempoにより、スウィングそのもののスピードをアップさせる事に加え、トップからフィニッシュまで一気に振り抜く事を意識するようになる(7月10〜11日)。さらに左腕をしっかり伸ばす事を再認識し(8月10日)、そのために左肘を外転させるようにした(8月31日)。ここまでがまあ言わば「脱皮直前のさなぎ」の状態である。

 決定的な出来事は11月11日の瀬田のコンペでのトホホプレー。ここで自分がやっぱり超ドヘタで何にも解っちゃいない事を思い知らされる。それから2週間、私は気が狂ったように体重移動打法(11月13日)での練習を繰り返し、そしてついに「フォースの力を信じて下半身で振り抜け!」(11月22日)という真理へ到達するのであった。

 長い道のりだった。っていうか、判っただけではダメなんだけどね。

続く。

本日の体重・・・70.6kg(誰か俺を止めてくれ)

  2004/12/22 (211454hit) 今年の10大ニュース・その3


 1位はどちらにしようかやっぱりあれかな?いやあちらも捨てがたいなどと考えているうちに、宮里藍のドキュメンタリー番組が日曜日の深夜、フジテレビ系列で放映されていたのであった。もちろんしっかり録画して見たのであった。

 やはり一番の驚きは19歳とは思えないその言動と考え方であろう。ご両親の教育の賜物であるのだろうが、この激動の1年間を乗り切った本人の努力も並大抵のものではなかっただろう。

 19歳で自分の意見をはっきり言えるというのはなかなかできないことである。ちょうど同じ日、フェニックスチャレンジという番組があったのだが、その中で藍ちゃんの「しっかりさ」と対照的な人物が出ていたので余計にその思いを強くした。

 その番組はタイガー・ウッズや星野英正、中島常幸プロなどの男子プロと、武豊氏(騎手)、松坂大輔(西武ライオンズのピッチャー)、横峰さくらなどがトーナメント形式で争うマッチだったのだが、その中でタイガーとある有名選手が「日米スーパースター対談」と銘打って話をしていた(誰かは書かない。ちなみに武豊氏ではない)。

 その有名選手をタイガーと同次元で比較する事自体無謀な事だと私は思ったのだが、案の定、考え方や話の内容から振る舞い、目線まで月とスッポンであった。片や世界中を飛び回り、小さい頃からごるふを通じて人生の全てのことを学び、人種差別という大きな問題に対してまで戦い続ける100年に1人のスーパースター。片や小さい頃から団体の中で軍隊式に育てられ、小さな小さな世界で一般常識も社会常識も十分学ばず、その競技だけを人生の全てとして育てられ、そのまま大人になった日本の典型的運動選手。

 しかし、その有名選手を責めるのは酷である。日本の腐った体育会系組織の代表のような中で育ち、高校時代から大人にちやほやされ続け、その競技だけしか打ち込めない環境で育てられれば、余程賢くなければ誰でもそうなってしまうだろう。

 そう、要は育て方なのである。そして今の日本では、団体競技を通じて教育される子供たちは自分たちの考えを持たず、増長し(あるいは妬み)、偏った価値観を持ち、社会の基本的なルールさえ知らない、しかし大人たち(大企業、マスコミ、お偉いさん、そして一般庶民)には極めて利用しやすいお人形さんとして成長し、使われ、そして壊れればゴミのように捨てられるのである。


 ・・・何だか話が全然別のところへ行ってしまった。修正修正。えっと、10大ニュースも残すところあと4つ、今日はベスト4の発表だーい。でわ、どうぞ。


4位 アイアン・ウエッジを買い換えた(5月4日、5月8日〜、10月3日)

 今ならまだ打てるに違いない、でもあと10年すればまず無理だろうと多少のリスクを承知で買ったスチールシャフトのアイアン(ツアーステージX−Brade CB・・・と言っても軽量スチールだけど)。案ずるより何とやらで、腕っ節が強いとは言えない私でも十分振ることができるようになった。飛距離もそんなに落ちなかった(それまでが悪かったという話もある)し、方向性も多少は良くなったと思う(あくまで多少である)。買い換えて大正解だった。

 ウェッジも、アプローチ用(Vokey 256−10)とバンカー用(クリーブランド REG−588)に2本買い換えたが、本当に大活躍してくれた。やっぱりセットのウェッジより打ちやすい(当たり前?)。


3位 ドライバー、スプーンを買い換えた(10月2日、6月1日)

 去年の年末手に入れたキャロウェイのC4。素晴らしいクラブでOBの数も減ったし飛距離もそこそこ出る。何の不満もないはずだったのに、魔が差して買い換えてしまった。地味だけど気が効いて性格の良い彼女がいるのにナイスバディで美人でじゃじゃ馬系の彼女を好きになってしまったようでちょっと後ろめたい気もする。

 でもW−404の驚くべき飛距離を体験してしまった今では、やはり買い換えて良かったかなと思う。OBが多少増えても、「よう飛ばしまんなぁ」と言われる快感には勝てないのだ(低次元な私)。さらに、アマチュアごるふぁーの夢の一つである「ロング2オン」と「イーグルパット」にぎりぎりながら手が届くようになった事は自分のごるふの可能性が広かった事も意味するのだ。

 しかしそれ以上に驚いたのがW−404のスプーン。ティーショットでは芯を喰うと240ヤード以上飛ぶ(あくまで芯を喰えば、だが)し、フェアウェイからも(今のところ)そこそこ打てている。あとは魔法が解けないことを祈るのみである。


2位 足首を捻挫した(9月18日)

 そらなぁ、人間40過ぎたらあちこち色々出てきても不思議ないけどやなぁ、いったん壊れてしもたらなかなか元には戻らへんちゅうのが情けないわなぁ。3ヶ月以上たった今でもサポーターしとかんと恐ぁて歩けへんっちゅうねん。若い頃は1週間もしたら走り回ってたのになぁ。

 しかし、ちょっと足ぐねただけでスジがぶちっと音立ててちぎれるって、こういうのを41年間の勤続疲労ちゅーんやろな。がっはっはっは。


1位 神戸ゴルフ倶楽部をラウンドした(10月15〜19日)

 これについては多くを語る必要はないだろう。至福の1日であった。私の生涯のごるふ10大ニュースにおけるベスト3に間違いなくランクインする出来事であった。


 以上が恒例の10大ニュースであった。良いニュースでも悪いニュースでも、こういう特記すべきニュースが起こっていること自体は悪いことではない。惰性でごるふをするようになれば、こういう出来事はどんどん少なくなってくるだろうし、何と言っても日記のネタになる。

 しかし読者の皆様はきっと、「もっとトホホを!」と思っているのであろう。でもご安心あれ。来年も、いや私がごるふをする限り、きっと

「トホホは不滅である」

と断言できる。なぜなら、私の生き方そのものがトホホだからである。トホホ。

本日の体重・・・70.8kg(体重さえトホホ)

  2004/12/24 (212551hit) ここ数年で最低のラウンド

12/23・きさいちCC・梅松・Aグリーン・Par72(コースレート68) 晴れ時々曇
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 6 5 3 4 4 5 4 6 7 44 5 4 9 5 4 3 4 8 4 46 90
+5 +3
topics *1   *2       *3 *4       *5     *6   *7     
putt 2 2 2 1 2 3 2 2 1 17 2 2 3 1 2 1 2 2 2 17 34

*1・・・スタートホールでいきなりティーショットをOB。


*2・・・バンカーからの3打目が1.5mに付き、それを沈める。

*3・・・残り40ヤードから5打費やす。


*4・・・本文参照


*5・・・本文参照


*6・・・
9アイアンのランニングアプローチはミスしにくくて良い。特に冬は。

*7・・・本文参照。

評価対象外のラウンド。トホホ以前の問題。大いに反省すべし。

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
5ボギー
3ダボ
1トリプル
1トホホ
90
(+18)
84.6
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.890
(34.02)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
5.0
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
44.4
(8/18)
46.5
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
72.2
(13/18)
82.9
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
38.9
(7/18)
39.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
72.2
(13/18)
84.0
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
57.1
(8/14)
66.1
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
229.3 225.9
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
30
(3/10)
37.6
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
57.1 72.2
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
60.0 69.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
83.3 61.3
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
69.4 67.9

 何が最低だったのか?スコアが悪かったから?ノー。大叩きがあるから?ノー。OBがたくさんあったから?ノー。同伴者が悪かった?ノー。寒かったから?ノー。

 実は昨日、私はラウンド途中で集中力を切らしてしまい、投げやりにプレーしてしまったのである。本当に恥ずべき事だ。

 確かに昔は大叩きしてふて腐れたり、機嫌が悪くなったり、途中からドライバーをムチャクチャ振り回したこともあった。ラウンド途中で「もう今日はスコアの事なんてどうでもいいや。色々なショットをして遊んでやれ」と思うこともしばしばあった。しかし、ここ2〜3年はどんなに大叩きしても、どんなに調子が悪くてもラウンド中は我慢して自分なりに集中力を維持してきたつもりだ。

 しかし昨日は途中で緊張の糸がぷっつりと切れ、自分を制御できなくなってしまったのである。寒さのせいもあるだろうが、そんなことはまったくの言い訳だ。本当に情けない。というか、何年もかけて精進してきたはず自分が、本質のところでちっとも進歩していなかった事に心底がっかりしてしまった。

 思えば出だしから謙虚さに欠けていたと思う。朝一のティショットはとにかく前へ飛べばOKとこれまでなら思っていたはずなのに、昨日は心のどこかに「飛ばしてやろう」という気持ちがあった。間違いなくあった。それで左へ大きく引っかけてOB。しかし思い切って振り抜いた結果だからこれはまだ許せる。

 「怠慢」という悪魔が囁きだしたのが前半の8番ホール。ティーショットは下り坂を転がり、カート道をショートカットしてグリーン手前40ヤード地点へ。そこからはバンカー越えの奥へ早いグリーン。しかもボールはディボット跡の砂の上。

 難しい状況なんだからバンカーを避けて真ん中へ乗せ、パー狙いで十分のシチュエーションである。しかしバーディーを狙いに行った私。ボールはわずかにトップし、グリーン奥へ。行ってはいけない砲台グリーンの奥へ。そこからも乗らず、結局4オン2パットのダボ。慢心である

 そして次の9番。ティショット、セカンドショットともまずまずで残りは60ヤード。しかしスタンスが電導カートの人工芝の真上で、ボールの位置は普通より球一個分ほど下がっている。救済を受けてドロップできるのに、つい面倒になってそのまま打ってしまった。なんたる慢心。当然そんなライからうまく打てるはずもなく、トップしたボールはグリーン右奥のOB杭を越えていったのであった。筆舌に尽くしがたいバカである。

 さらに慢心と怠慢は続く。後半3ホール目パー4、ティーショットを左へ引っかけ、200ヤードの打ち上げが残ってしまった。難易度の高いホールなのだから、7Wあるいはミドルアイアンで花道狙いが正解である。しかし己の力を過信した私は、スプーンで狙いに行く。バカの一つ覚えである。結果はチョロ。

 しかしさらに酷いことがここから起こる。残り150ヤード、キャディさんに(昨日は祝日だったのでキャディさんがついていたのだ)アイアンを持ってきてもらえば良いのに、つい面倒になって手に持っていた7Wでのコントロールショットを選択。当然こういう時に限って出るナイスショット。ボールはグリーンをキャリーでオーバーし、ついでにOB杭も余裕で越えていったのであった。6オン3パットの9。愚かだ。あまりにも愚かである。愚かの最上級だ。

 しかし自分のあまりの愚行にやっと気づいた私は、次のホールから良いショットを積み重ねることに集中し、7番ホールまでパーでしのぐ。しかしそれは表面上だけのことであった。8番ホールパー5。そう、パー5へ来た時にそれまでの4ホールで我慢していた鬱屈が噴出する。

 何が何でも2オンしてやると力を込め、ティショットをなかばヤケで大振りする私。この未熟者の大馬鹿野郎のスットコドッコイのサル野郎!常軌を逸した無茶苦茶スウィングにより放たれたボールは、哀れ四次元空間に吸い込まれていったのであった。

 一昨日の日記で私は「トホホは不滅である」と書いた。そしてトホホを私は「一生懸命やっているのに結果に結びつかない様」あるいは「真面目に取り組んでいるが故に、予期せぬ失敗で大きな落胆が襲ってくる様」と定義している。

 そう、今回の私のラウンドはトホホという価値さえない、それどころかごるふと呼べるようなものでもない。お前なんて、グリーンの角に頭をぶつけてしんでしまえ〜!

(今回のラウンドについてご同情やお慰めは不要です。サル野郎である私への叱咤のみ受け入れさせて頂きます)

本日の体重・・・69.6kg(身も細る落ち込み、みたいな)

  2004/12/25 (213079hit) 今年の総括・その1


 凹んだ私に対し、BBSへ色々と書き込みありがとうございます。皆様のやさしさに触れ私は元気を取り戻しつつあります。来週は今年最後のラウンド、気を取り直し楽しんできます!


 さて落ち込んでばかりもいられない。年末は恒例行事が目白押しなのだ。昨日もクリスマス・イブだったので家族でケーキを食べた。○にもクリスマスプレゼントを渡した。また○からはトイレ掃除をプレゼントしてもらった。「今日中にしておいてね(はあと)」といわれたのでさっき済ませたところである。かくの如くで、忙しさに目が回り、ついには昼間から2時間も意識を失うぐらいであった。

 さて日記も忙しい。10大ニュースに続き、書く方は楽だし楽しい(悲しい?)けど読む方は苦痛以外の何者でもないナルシスティックで自己中心的で独りよがりの企画、「今年の総括」である。

 ラウンドも残すところあと1回であるが、例年の如く進行の都合上もう総括をしてしまうわけである。では早速。今年は豪華グラフ付きである(楽しいのは自分だけであるが)。


 1、ラウンド回数 去年53 → 今年55(予定)
 今年ラウンドを休んだのは1月2日(おじいちゃんのお葬式)と9月23日(足首を捻挫した次の週)だけで、それ以外はほぼ毎週のようにラウンドできた。2日続けてのラウンドもあったし、夏休みには6日間で3回のラウンドもこなせた。

 これもひとえに○のお陰である。○なくして今の私なし。○には心から感謝している。いや、心の底から愛しているし、○のためなら死んでも良いといっても過言ではない。なぜここまで○への心にもある謝辞を繰り返すかというと、最近○が欠かさずこの日記を読んでいることが判明したからである(この事実が裏10大ニュースの1位である)。


 2、アベレージ 去年88.5 → 今年84.6(目標87.0)

 今年は結構伸びているのだが、去年が悪すぎたというところが真相である。

 楽々目標をクリアしているが、目標設定が低すぎたというのがそのからくりである。

 しかし、改めてグラフにしてみると3年前からあまり進歩してないという事が丸わかりで、ちょっと情けなかったりする。

 ここから先伸ばしていくのは至難の業なんだろうなあ・・・


 3、平均パット数 去年1.963 → 今年1.890(目標1.944)

 99年から去年まで暫減傾向にあったが、今年はなかなか良かった。

 何故良かったのか判らない。普段や家では全く練習していないのだ(←ダメじゃん)。

 ラウンド前の決まった練習、ルーチンを守るように気を付けている事、短いパットも真っ直ぐに立つよう注意している事など、小さな事の積み重ねかもしれない。

続く。

本日の体重・・・70.6kg(1日で1kg太るって・・・マジ?)

  2004/12/26 (213564hit) 今年の総括・その2


 うーん師走は忙しい。今日はさっそくさっさと行く。


 4、バーディ奪取率 去年2.7% → 今年5.4%(目標5.6%)
 1ラウンドで1回バーディーを取りたい(理想はあくまで高く)と目標を立てたのだが、ちょっと思い上がるのもいい加減にしろ!という感じであった。
 まあ数字だけ見れば目標に近づいてはいるものの、私の場合狙ってバーディーを獲れるなんてほとんど無く、たまたま寄った、あるいはたまたま入ったという結果に過ぎない。神様の贈り物レベルなのである。その証拠に、全ラウンドの4割以上がバーディー無しのラウンドだった。


 5、パーセーブ率 去年36.1% → 今年46.5%(目標38.9%)
 6、パーオン率 去年30.5% → 今年39.0%(目標33.3%)


 正確にはパーセーブではなくバーブレイク(パーとバーディーの合計)の率である。

 パーブレイク率が増えているのは、寄せワンの確率が上がった事を示しているのだろう。

 パーオン率が良くなったのはやはりアイアンだ。そんなに上手くなっている気がしないのだが、やはりスチールシャフトに変えて方向性が安定したせいだろう。

 ちなみにパーブレイク率46.5%は1ラウンドで8.4回、パーオン率39.0%は同じく7.0回に相当する。


 7、ボギーセーブ率 去年77.1% → 今年82.9%(目標77.8%)
 8、ボギーオン率 去年80.2% → 今年84.0%(目標83.3%)


 ボギーセーブ率は大叩き(ダボ以上)の少なさを示す指標である。多少は進歩しているというところか。

 それでも1ラウンドに3つはダボ以上を叩いている計算になる。せめて2つぐらいまでに押さえられれば・・・

 ボギーオン率はOBか寄せのミスを表している。つまり、OBと寄せの大きなミスを足すと、同じく1ラウンドに3回という事だ。でもまあこんなものか。


 9、フェアウェイキープ率 去年65.8% → 今年66.1%(目標65.8%)
 10、ドライバー平均飛距離 去年209.9yard → 今年225.9yard(目標220yard)
 11、ファインショット率(ドライバー) 去年70.7% → 今年72.2%(目標71.4%)

 フェアウェイキープ率(赤)はほぼ横ばい。方向性の良いC4で稼いだ高率をW−404を使用した2ヶ月で使い果たしたという感じである。

 その分、当然OBも増えている。来年が恐い。

 ただ、飛距離(青)は劇的に伸びた。チョロも、アイアンやスプーンでのティショットも含めての数字だからまずまずと言えるだろう。

 ファインショット率(橙)は微増。7割を超えているし、個人的には上出来と思っている。

もう一度だけ続く。ごめんね。

本日の体重・・・70.0kg(もう一度60kg台へ)

  2004/12/27 (214116hit) 今年の総括・その3


 昨日久しぶりに練習に行ってきたが、これがもう全然ダメ。やっぱり寒くても週に2回は練習しないと退化します。30日の打ち納めが不安になってきたよ。


 12、ファインショット率(フェアウェイウッド) 去年65.8% → 今年69.8%(目標70%)

 目標の70%にわずかに届かなかった。残念である。

 しかし今年はフェアウェイからの7Wの苦手意識がだいぶ薄れたと思う。「素振りのように振る」がその苦手意識を払拭させたおまじないである。

 W−404のスプーンによるフェアウェイショットも思い切ってトライしているのだが、こちらはもっと練習が必要だ。2回に1回しか成功しないし、その失敗も酷いものが多く、アベレージスコアの増量にだいぶ貢献した。


 13、ファインショット率・アイアン 去年60.1% → 今年61.3%(目標70%)

 全く進歩の跡が伺えない。今だに初心者のようなチョロやトップ、そして引っかけが頻発する。

 パー3でティアップしてのFS率は多分7割を超えているので、フェアウェイからは実質的には2回に1回はとんでもないミスショットをしていることになる計算だ。私がトホホたる所以である。

 しかし今年後半、「フォースの力を信じて振り抜く」という呪文を唱えることで、少しはマシになってきたような気がする。

 来年に期待だ!


 14、ファインショット率・アプローチ 去年67.1% → 今年67.9%(目標70%)
 15、スクランブリング 去年30.1% → 今年37.6%(37.5%)

 ショットそのものは、数字上はほとんど進歩していない。年々自己評価が厳しくなる事を差し引いてもちょっと情けない。

 しかし、寄せワンの確率は上がっている。アプローチをミスして2〜3mのパットが残っても、それを入れる確率が上がったせいだろう。

 ちなみに去年は1ラウンドに8.7回寄せワンのチャンスがあり、そのうち成功が2.7回。
 今年は同じく8.4回の機会で3.2回成功

もうちょっとガンバレ、俺。

 16、総評

 スコアに直接結びつく数字だけ見ると去年より少しは上達したような気になるものの、実際のショットはトホホのお煮しめである。納得のいくショットの比率は毎年変わらず、アイアンも相変わらずヘタクソで、毎回練習しているアプローチでさえファインショット率は目標に届かなかった。
 ただ、匍蔔前進並みのスピードではあるが上達はしていると思う。来年は目標をさらに引き上げ、謙虚に1打1打を大事にしたいなと。下半身スウィングももうちょっと完成させたいなと。

 というわけでこの3日間の総括のためだけに1年中数字をいじっている私であるが、こうして終えてみると達成感よりも脱力感の方が強く「俺って何のためにこんな事をしているのだろう」という疑問がわいてこないでもないが、それを深く考えると私の存在理由が消え失せてしまう恐れもあるためこのあたりで終わりにしておこう。

 でも、他人のスコアや成績なんてホントにどーでもいいですよね。早よ終われって感じでしたよね?だからごめんなさいってば。

本日の体重・・・70.6kg(あの60kg台は何だったんだ?脱水か?)

  2004/12/28 (214747hit) 円広志と練習とグリップ


 いよいよ今年もあと4日。日記も3回で終わりである。毎年総括を終わった後はネタに困ってしまう私がいる。っていうかいつも困っているし、いつも私はいるのだが。

 日曜日に引き続き、昨日も練習へ。なぜなら日曜日の練習であまりの悪さにショックを受けたからだ。アプローチはまともに当たらず、アイアンもまともに当たらず、スプーンは左右にばらけ、ドライバーも右へばかり飛んでいく。右から返ってきてくれればいいのだが、そのまま真っ直ぐか右へ曲がっていくからタチが悪い。

 どれくらい悪いかというと、ドライバーを14球打ったところ右へ真っ直ぐ飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで、曲がって曲がって曲がって曲がるぅぅぅぅ〜という感じである(思いついた時は面白いと思ったが、いざ書いてみるとちっとも面白くない。きっと元ネタが悪いのだろう)。

 まあスプーンはボール1つ分内側に置き軽めに振る事で、そしてドライバーは軽いオープンスタンスできっちり左かかとの延長線上に球を置く(どうしても内側に入りやすい)ことでだいぶ安定した。やれやれ。


 実は、先週の木曜日、思い立ってドライバーとスプーンのグリップを換えたのだ。

 今まで入っていたのはドライバーがゴルフプライドのツアーベルベットコード・バックライン入り、スプーンがロイヤルグリップのクロスラインフルラバーグリップ(純正)である。どちらかというと私はコードの入ったグリップは嫌いなのだが、最初からついていたり諸般の事情などから我慢して使っていた。

 しかし先週のラウンドで寒さのせいかあまりにもグリップが硬く感じ、そのためか手に力が入って困った(ホントにグリップのせいか?>俺)ので、急遽交換したのである。

 換えたのは、ゴルフプライドのデュアル・デュロメータ。そう、ゼクさんが交換したblogを読み、良さそうだなと思っていたグリップである。新製品だ。


Golf Prideのウェブページより


 私が買ったのは赤と黒の2トーンカラーであるが、なかなか斬新なデザインだ。持った感じも想像以上にしっとりした感触で、これなら冬でも軽いグリッププレッシャーで握れそうな気がする(気がするだけだったりする)。

 しかし問題が1つ。このグリップ、バックラインが入っていないのだ。実際に握ってみると、今までバックライン入りで慣れていた私には、多少頼りない気がする(バックラインについてはここのウェブが親切丁寧に教えてくれている)。

 で、実際に打ってみた感触は・・・・よくわかりません。でも、やっぱりすべりにくい気はする。コード入りの場合、切り返しの際に右手の中でグリップがすこし暴れる感じがあったのだが、これだとそういう事もなく、結果右手に力を入れずにダウンスウィングに移行できるような感じがする。いや確かにする。バックラインのことはそんなに気にならなかった。まあ慣れの問題だろう。

 というわけで、しっとりしたグリップが好きな方にはお勧めである。ちなみにゴルフ5で780円ぐらいだったよ!でも工賃も420円かかったよ!

本日の体重・・・70.4kg(1日100g減を目指そう)

  2004/12/29 (215413hit) 定年後は・・・


 今日は、「定年後はゴルフでシングルの腕前を目指そう」(長い名前だ)の感想を書こう。ずいぶん前に読了したのだが、ついつい紹介する機会を逸してしまっていたのだ。

 そう、11月に掲示板の方でtonoさんにお薦めいただいた本であり、うちでリンクさせて頂いている「50歳からの手習いゴルフ」でも紹介されている。amazonマーケットプレイスで450円+送料340円で790円也(定価は1500円)。


 著者は偉い先生である。東京工業大学名誉教授の佐藤拓栄氏。その道では世界的権威の一人であったらしい。世界的規模の学会等で何度も座長などを務められていたぐらいであるから、英語の方ももちろんご堪能である。

 この本の最大のポイントは「米国ごるふ留学」にある。氏が定年された当時(約10年前)、ごるふ留学といえばプロを目指す若者か、トップアマの上達の為のものという位置づけであった。しかし氏は「定年後に豊かなごるふライフを送るための上達」をそこへ求めた第一人者と言ってもよいかもしれない。

 そして61歳直前から63歳直後までの約2年半で5回の留学を敢行。ちなみに1回の留学は約1ヶ月間である。そして留学直前のラウンドでは123というスコアだった氏が、HDCP7(USGA)まで上達するのである。ごるふ留学恐るべし。

 本の構成は、定年後の身の振り方についての考察から始まり、なぜ定年後にごるふなのか、なぜごるふ留学を選択したのか、と理路整然と説明が続いていく。さすが理系の先生である。そしてアメリカごるふスクールの紹介、その生活、教えられたメニュー、留学時の日記と章はすすむ。さらに技術的なことが少々と現在の生活とさらなる上達についての意見により本は締めくくられる。

 定年を控えたごるふ好きの方(ただし協力的な○様と多少の金銭的余裕がある方に限る)で、更なるステップアップを考えている人には必読書と言えるだろう。逆に、ごるふ留学など夢のまた夢、という方にはあまり実用的な効能はない。ちなみに、1ヶ月の留学費用は最低50万円から70万円、レンタカーやお土産代を入れるとプラス20万円だそうである。

 多少自慢が鼻につく所もあるが、ご本人が「年寄りの自慢話にならないよう気をつけたが、もしそういう箇所が残っていたら年齢に免じて許してご容赦頂きたい」と書いておられるぐらいだし、ある意味(言葉は悪いが)開き直って自慢されているのだろう。従って開き直っているが故にそんなにイヤらしい感じはしない。

 さて、皆様が一番興味を持たれるのは、「そのごるふスクールではどんなカリキュラムでごるふを教えているのか?」という点だと思うが、これを全て書いてしまうのは掟破りであるから詳しくは触れられない。

 私の感想を書けば、非常に理論的で十分考え尽くされたカリキュラムであり、どんなにごるふが下手な人でも運動オンチな人でも大幅なレベルアップは十分可能である、というところか。

 何といっても、ブービー賞常連だった氏がHDCP7である(もちろん氏の努力も忘れてはならないが)。

 シングルになりたい方、如何ですか?

本日の体重・・・70.5kg(増えてどうする!)

  2004/12/31 (216174hit) 災い転じて


 今年を表す漢字は「災」だそうである。清水寺の偉いお坊さんが、毎年奥の院で書いている所がニュースなどで流れるのでご存じの方も多いと思うが、実は漢字を決めているのはこのお坊さんではなく、全国からの公募によって決定しているらしい(私も知らなかった)。ちなみに主催者は財団法人日本漢字能力検定協会。

 そう言われればまさに災いの1年であった。台風、地震、足首の捻挫、そしてインド洋の大津波。どれも多くの死傷者が出たりスウィングに影響を及ぼすとんでもない出来事であった。しかし、今年はそれだけで終わらなかった。最後の最後になって、再び災いが私に降りかかってきたのだ。

 昨日は先輩のO谷さんにお誘い頂き、兵庫県の丹波地方にあるひかみカントリーで打ち納めとなるはずだった。朝6時半、O谷さんののご自宅で合流し、大阪から名神、舞鶴若狭道を経て氷上町(夏にラウンドしたゴールデンバレーの少し北)へ。黒豆で有名な丹波地方である。

 しかし舞鶴道を北上していくと、周囲は雪景色に。橋の上は凍結し、遠くの山々も雪化粧をしている。


天気は最高なのに・・・


 聞いてみると、前日の晩みぞれ混じりの雪が降ったという事である。今日ご一緒させて頂く栗田さん(O谷さんの職場の社長さん)の会社からひかみカントリーへ連絡してみると、案の定雪が積もっていて微妙な状況らしい。少し待ってみることにし、その間に近隣のゴルフ場へ片っ端から電話をする。しかし今日は12月30日、世間は軒並み休みであり、ごるふ場はどこも満員。15件ほどかけたが、すでにエントリーはいっぱいかあるいは雪でクローズになっていた。

 待っていても仕方ない。一縷の望みを持ちコースへ向かう。コースへのエントランス道路からフェアウェイを見るとどこも真っ白で、雪の解けている気配は全くない。今日ご一緒するもうお一方、下山さんと合流ししばらく待ってみたが、とうとうコースからクローズの決定が下された。残念である。

 しかしここでO谷さんが素敵な提案が。せっかく兵庫県まで来たことだし、ここから車で1時間ほどの名門コース、廣野ゴルフ倶楽部にある「ゴルフミュージアム」を見学しようという事になったのだ。

 廣野といえば関西を代表する超名門だ。C.H.アリソン設計で、70年近い歴史を誇り、格式の高さは日本で5本の指に入るだろう。政界財界人御用達で、駐車場には運転手付きの黒塗りの車が溢れるコースである(実際はそうではなかったけど)。


威厳と風格

 ゴルフミュージアムの話はまた来年に譲るが、「関係者以外立ち入り禁止」の看板が立つクラブハウスの裏側から覗き見た廣野のホーム・ホールは、まさに絵にも描けない美しさ。だから写真を撮ってきた(笑)。


ちょうど中心のところに、名物の深いバンカーが見える


そう、俗に言うアリソン・バンカーの実物なのである!

 いやあ、ええもん見せてもらいました。目の保養。いつかはクラウン、じゃなくって廣野。プレーフィは平日でも35000円(!)らしいが、一生に一度はラウンドしたいものである。

 とまあそう言うわけで災い転じて福となったわけである。来年に期待が持てる終わり方だ。プレーできなかったのは残念だが、こういう終わり方もまた良しかな、と。



 これで今年度の更新は終わりです。1年間ありがとうございました。来年もネタの続く限り更新し続けますので、ご贔屓の程よろしくお願いいたします。

 読んで下さった全ての皆様に心から感謝!そして来年も、みんなが素晴らしい「ごるふな日々」を送れますように!

本日の体重・・・70.2kg(目標達成ならず・・・)



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