日記4

2001年11月16日〜30日

  2001/11/16  コンペS杯の結果(1)

三木ゴルフ倶楽部(南・西)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 5 4 4 3 4 4 5 36 5 4 3 5 3 4 4 4 4 36 72
score 5 3 6 6 6 4 6 6 5 47 7 6 5 6 4 5 5 5 5 48 95
putt 2 2 3 3 3 2 1 2 2 20 2 2 3 2 2 2 2 3 2 20 40

項目 今回 今年
Scoring Average
(アベレージスコア)
ボギー9
ダボ7
95 89.4
パーセーブ率 11.1% 33.6%
ボギーセーブ率 61.1% 75.4%
Greens in Regulation Pct.
(パーオン率)
22.2% 30.3%
ボギーオン率 77.8% 77.4%
Driving Accuracy Percentage
(フェアウエイキープ率)
42.9% 54.6%
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
209.3yard 220.3yard
Scrambling
(アプローチリカバリー率)
0%(0/9) 29.0%
Putting Average
(平均パット数)
2.22 1.961
ファインショット率(ドライバー) 61.5% 69.9%
ファインショット率(フェアウェイウッド) 41.7% 57.6%
ファインショット率(アイアン) 57.9% 59.2%
ファインショット率(アプローチ) 60.0% 68.4%

 コンペS杯におけるhiro氏のゴルフ分析報告書

1、スウィング全般について

 氏の素振りにおけるスウィングはまずまずで、下半身、特に膝周囲の緊張感に若干難があるものの大きな問題点は無いと思われる。しかし、いざボールを前にしたとき、グリップ、腕、肩に過度に力が入る傾向がある。その結果スウィングリズムが崩れ、トップからの切り返しが早くなり、素振りとはかけ離れたスウィングを惹起する素因となっている。これは、飛ばそうという虚栄心によるものと考えられる。また、ドライバーショットで13回中3回、フェアウェイウッド6回中3回、アイアンで18回中4回、全クラブで平均3.7回に1回の割合で初心者のようなチョロをしているが、これは上記した力みすぎに加え、ヘッドアップが関与しているものと考えられる。

2、ドライバーショットについて

 うまく当たればフェード系の良い玉が出るが、おしなべて目標よりも右へ出る場合が多い。いわゆるプッシュスライスである。左へ引っ掛けることも皆無ではないものの同じ傾向の球がでる確率が高くなってきているため、OBの数は減る傾向にある。ただし、今回の場合スタートホールからドライバーを3連続チョロをした事でもわかる様に、プレッシャーには極度に弱いタイプである。これを直すためには更なる練習を積み重ね、自信をつけることであろう。

3、フェアウェイウッドについて

 今回フェアウェイから7Wを使用したケースが6回あったが、そのうちの3回が大きなミスショット(チョロ2回、だるま落とし1回)であった。これも氏の飛ばしたいと云う虚栄心から来ていると思われる。その証拠に、練習場で低くティーアップして打っているときは実に見事な玉が出るし、氏自身リラックスしてスウィングしたときは方向性はイマイチながらコンスタントに200yは飛んでいるのだ。どうしてそこまで力む必要があるのか、私には理解できない。

4、アイアンショットについて

 氏の最大の弱点である。ミドルアイアンではこれでもかという位に力が入り、本人が目指すスムースなスウィングとは程遠い。ヘッドも走っていない。ショートアイアンではやや力みは抜けるものの、逆にヘッドアップが増え、ダウンスウィングでは腕に渾身の力を込めて振り下ろしている。アドレスに入る前に「力を抜いて、リラックスリラックス」とつぶやいているのにである。馬鹿である。また、打ち出される球は殆どがひょろひょろのこすり球で、ピンの左に打ち出されるにも関らず大きく右へカーブし、グリーン手前のバンカーに落ちる。距離で云えば1番手、下手をすれば2番手も飛ばない。幸いにしてグリーンまで届いたとしてもボールは真右へ跳ね、クリーン右へこぼれる。氏のスウィングに致命的な欠陥があるという可能性は高いと思われる。

明日はアプローチ、バンカーショット、パッティング、総括について述べる。

  2001/11/17  コンペS杯の結果(2)

 コンペS杯におけるhiro氏のゴルフ分析報告書(続き)

5、アプローチについて

 彼が成績をまとめる上でよりどころとしているアプローチだが、今回に関しては全く精彩を欠いたと言わざるを得ない。砲台でしかも極端に速いグリーンを最後まで攻略できないようであった。このように応用が利かないのは、アプローチがワンパターンである事とその技術を本当に自分のものにしていない事を物語っている。ランニングアプローチや状況に応じた番手選びなど、更なる練習が必要であろう。

6、バンカーショットについて

 今回、グリーン周りのバンカーからのショットは6回、そのうち合格点をつけられるショットは2回のみで、残りのうち2回は出すだけ、そしてあとの2回は脱出さえできていない。砂が柔らかかったことも関係していると思うが、ミスショットはすべて深く入りすぎてのショートである。これは技術の問題もあるが、バンカーから近いピンを狙ったときに力をセーブしすぎて脱出できない、という欲がミスショットを惹起したものであることは特筆すべき点だろう。つまり、彼は分不相応にもバンカーからピンを狙うという、思い上がった攻め方で失敗しているのだ。ちなみに、自分の実力以上の結果を追い求め、自滅していくパターンを松田聖子症候群と云う。

7、パッティングについて

 今回のコンペの舞台となった三木ゴルフ倶楽部は歴史のある名門コースで、食堂のウエイトレスが最低だったこと以外は文句のつけようがない、すばらしいコースであった。コースレイアウト、芝の状態、キャディ、そのどれもが一流の仕事をしていた。中でも、グリーンのコンディションは最高で、そのセッティングは関西随一と言っても過言ではない。プロでさえ手こずるであろうと思われるそのグリーンの速さは、当然ながら彼のような勘の鈍いパッティングを許さない。しかし、3-5mのパットでは何度も惜しいストロークがあり、成績ほど悪いパターでは無かったと思われる。また、今回彼は1m以内のパットで何かヒントを掴んだようであり、今後が楽しみである。

8、総括
 
 最後に、今回の彼のゴルフを総括してみよう。

 悪い点
  ○コースでのショットではいつも力が入り、素振りどおりのスウィングができない
  ○ヘッドアップによるポカミスが多い
  ○飛ばしたい、寄せたいという欲(結果)を追い求め、冷静な判断ができない
  ○応用の利かないアプローチ

 良かった点
  ○トリプルボギーを叩かなかった(大崩れがなかった)
  ○短いパット(50cm前後)がしっかり打て、外さなかった
  ○OBが1つしかなかった

 今後の課題
  ○「より遠くへ」では無く、「より正確な」ドライバーショット
  ○本番で如何に力まずスウィングするか
  ○アイアンのこすり球対策(スウィングそのものの見直し)
  ○アプローチの精度を高め、また技を増やす
  ○精神修養

 なお、成績に関してはダブルペリアであるため特に触れなかったが、念のため書いておくと37人中6位であった。ひそかにベスグロを狙っていた、という噂だが参加者が2名ぐらいにならないとまず無理だろう。いっそうの努力を期待するところである。
                                                             以上
報告
 日本アマチュアゴルフ総合科学研究所関西支部大阪出張所北河内分室  木々 虎雄

  2001/11/18  コンペS杯の結果(3)

 と云う訳で、ビッグイベントは終わった。すばらしいレポートを出してくださった木々虎雄氏にはこの場を借りて感謝したいと思う。ありがとう。どういたしまして。

 しかし、全く散々たる結果である。右ドッグレッグのホールで分不相応にもフェードで最短距離を狙ったり(スライスしてOB)、バンカーからすぐに切られているピンを狙いすぎて脱出に3打費やしたりと、打たなくて良いストロークを自らの判断ミス(というか思い上がり)で打ってしまったのが一番悔やまれる所である。力んでのチョロも多かったし。情けない。謙虚に、自分の実力どおりのゴルフをすべきであろう。

 パッティングは速いグリーンに皆苦労していたようで、40パットで良く収まったと云う感じである。しかし、木々氏のレポートにもあったように、ショートパットのヒントは掴めた。

 パッティングで一番大事なこと。それはラインに真っ直ぐに打ち出す事であるが、入れなければいけない1m以内のパット(私は良く外していた)ではとにかく真っ直ぐ強めに打てば入る確率は高くなるし、余計なプレッシャーからも開放される。その方法を開眼したのだ。

 1-2度素振りをくれてやり、line-a-puttで引いた線をラインを合わせる。パターのラインを合わせる。すかさず肩でストロークし、ヘッドアップしない(Line-a-puttについてはプレゼント企画をご覧ください。)。

 当たり前の事ばかりだが、その当たり前ができていなかった。特に、構えてから時間が経てばたつほど真っ直ぐのテークバックが難しくなるのだ。体がリラックスしている間に、雑念が入らない間に、とにかくすばやく打つ

 ひょっとしたら、スウィングも同じかもしれない。何度もワッグルしたり、時間をかけてナイスショットが出るのはジャック君とセルジオ君ぐらいのもので、やはり5秒ルールをもう一度復活させるべきだろう(いつの間にか忘れていた。これだからいつまでたっても上手くならないのだ)。

  2001/11/19  パター買っちゃいました

 以前から欲しくてしかたなかったオデッセイのホワイトホット#5。ついに、オークションで手に入れた。中古で1万円を切るぐらいなら買い換えよう・・・と思い何度か入札したが、大体12000円ぐらいで落札されるので、半ば諦めていたのだが、運良くキャンセルが相次ぎ、1万円以下で落札できた。中古品だが、程度は非常に良い。

 素振りしてみると、テークバックを真っ直ぐ引きやすい。私の場合、テークバック始動のタイミングはフォワードプレス(グリップを心もち左へ押し出す)なのだが、そうすると自動的にヘッドが右へ動いてくれる。さすがにスグレモノだあ。

 ふっふっふ。これで1ラウンド30パットだぜ。

  2001/11/20  EMCワールドカップ

 不可能を可能にする技術。奇跡を呼び起こす精神。最終日、最終ホールのタイガーのチップインイーグルは、ゴルフを多少知るものにとっては奇跡のショット以外の何者でもないという事が容易に想像できるだろう。ライは悪く、下り斜面でピンまでは下り傾斜、その状況でラフにワンバウンドさせ球足の強さと方向性をコントロールする事は基本的に不可能であるからだ。恐らくタイガーも狙ってはいたものの本当に入るとは思っていなかったのではないか。

 その証拠に、プレーオフではさすがのタイガーも緊張感を持続できなかったように見受けられた。ドライバーショットをミスして左の林に打ち込んだ後、フェアウェイを歩く彼の顔には笑みが浮かんでいたし、3打目のグリーンを狙う大事なショットもやや精彩を欠いていた。これは、あのイーグルが「(入ると思っていなかったのに)入っちゃった」からではないかと私は推測する。

 まあ、どちらにしても鳥肌が立ったのは事実。タイガーは「最後の最後まで諦めずにプレーする」という事を私に教えてくれた(今後は私の師はタイガーであり、即ち私はタイガーの弟子である、と言うことにしよう)。ちょっとばかりダボが続いたからと言って気分が沈んでしまう私など、大いなる反省をしなければ。

  2001/11/21  今日の練習

 タイガーの弟子である私は、今日も仕事の合間に練習に行くのであった。先週はコンペに備えてやや練習しすぎ、右肩を痛めてしまっていたので、私にしては珍しく6日間もクラブを握っていない(あくまで肩を休めるためで、自分の才能の無さに落ち込んでいたわけではない・・・と思う)。

 今日もショートスウィングを行う。今日の課題は体重移動である。グアムで撮ってきたビデオから連続写真(アニメーションgifと言うのか?)を作って昨日「おまけ」のページに公開したのだが、それを見ると、新たな欠陥が発見された。ビデオの力は偉大である。

 インパクトからフォローにかけて、体重が右へ乗っていかないのだ。バックスウィングはまあ問題ないと思うのだが、トップから頭が左へいったり右へ戻ったりふらふら・・・結果フィニッシュではのけぞり、明治の大砲スウィングになってしまう。

 これがアウトサイドインの軌跡(11/8と11/9の日記参照)にも関係していると思うのだが、これ以上のことは悲しいかな良くわからない。でも今更レッスンプロについて、「こりゃあ一からスウィングやり直しだな」なんていわれた日には・・・

 まあ、問題点はわかっているんだから、もう少しあがいてみよう。

 

  2001/11/22  練習の課題について(1)

 昨日の日記にも書いたが、そういうわけで体重移動とアウトサイドイン是正を目的に練習に望んでいる今日この頃である。

 体重移動の方は、体重を移す事自体を意識したりすると(経験上)さらにおかしなスウィングになるのは明らかなので、きっちりとした美しいフィニッシュを取るという事だけを考えて振るようにした。綺麗なフィニッシュが取れたときは結果的にしっかり体重が左足に乗っているものだから、スウィング中に右足で蹴るだの右足を左足側におっつけるだのあれこれと考える必要がない。このフィニッシュをしっかり取る振り方をしていて、大きなスウィング弧とある程度のヘッドスピードが無ければフィニッシュが決まりにくい事がわかった。コースでミスショットが多発するのは、思い切って打てていない(合わせる様な打ち方)になっているからかも知れない。よし、鱗ゲットだぜ。

 アウトサイドインの軌跡是正に関しては、トップで左手首を甲側に曲げない(つまりクラブフェースが空を向く)ように維持できればややインサイドから振り下ろせる事が分かったので、こすり球やスライスはこれで防止できそうだ。あまり意識しすぎるとダックフックになるが、これを固めていけばナチュラルドローが出るはずである。

 ショートスウィングを毎日100球半年間打つ前に、この方法で是正できれば御の字なんだけどなあ。

・・・とここまで予定稿だったのだが、書き終わった段階である人にメールでご助言を頂いた。詳しくはまた明日!

  2001/11/23  香川でのラウンド

高松スポーツ振興カントリークラブ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 5 4 4 3 4 5 4 36 4 3 4 4 5 5 4 3 4 36 72
score 4 4 7 4 7 3 4 8 5 46 5 3 5 5 7 5 5 4 7 46 92
putt 2 2 3 2 3 2 1 3 2 20 2 2 2 3 2 2 2 3 2 20 40

項目 今回 今年
Scoring Average
(アベレージスコア)
ボギー7
ダボ2
トリ3
92 89.5
パーセーブ率 33.3% 33.6%
ボギーセーブ率 72.2% 75.3%
Greens in Regulation Pct.
(パーオン率)
38.9% 30.5%
ボギーオン率 77.8% 77.4%
Driving Accuracy Percentage
(フェアウエイキープ率)
64.3% 54.8%
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
231.4yard 220.5yard
Scrambling
(アプローチリカバリー率)
16.7%(1/6) 29.0%
Putting Average
(平均パット数)
2.22 1.967
ファインショット率(ドライバー) 78.6% 70.1%
ファインショット率(フェアウェイウッド) 87.5% 58.4%
ファインショット率(アイアン) 46.4% 58.9%
ファインショット率(アプローチ) 53.6% 68.0%

 (練習の課題について(2)は、都合により明日の日記に書きます)

 私の父親は香川出身で、セミリタイアしてこの春田舎の実家近くにトレーラーハウスを建てた。その自慢の家を見がてら、高松で久しぶりに父親とラウンドすることになった。コースは実家から15分の高松スポーツ振興CCである。ここは山の中腹にあり、短くて狭いが殆ど全てのホールがドッグレッグという大変トリッキーで面白いゴルフ場だった。

 私と父親、そして急遽母方の伯父を呼び出し、3人でラウンドすることになった。この伯父は70歳を過ぎているのだが、元気だしゴルフはシングルクラスである。ドライバーは180yの飛距離だが、貫壁にフェアウェイセンターへ運んでくる。フェアウェイからのスプーンとアイアンがまた非常に正確で、長いホールでも100y以内に、短いホールでは楽々2オンしてくるのだ。アプローチも絶妙。3回に1回はOKパーの距離まで寄せてくる。スコアをまとめるのはやはりショートアイアン以下の正確性に尽きるなあ。いい勉強をさせてもらった。

 私の方はドライバー、FWは絶好調だったが相変わらずアイアンと寄せが悪い。ホワイトホットは転がりが大変良くていい感じだったが、すこし左へ引っ掛けるきらいがある。アドレスや球の位置など、微調整が必要だろう。

 ちなみに、ダボの2つ内訳は

3番ホール・・・7アイアンのダフリ+アプローチミス+3パット
14番ホール・・・OB

2つともロングホールであった。また、トリプル3つの内訳は

5番ホール・・・2打目(PW)をショートしてバンカー+脱出できず+3パット
8番ホール・・・1打目OB+3パット
18番ホール・・・2打目アイアンチョロ+寄せの2度のミス

であった。

 3パットが無ければあと5つ、OBが無ければあと4つ、アプローチミスが無ければあと4つ、アイアンのミスが無ければあと6つスコアを縮める事ができたはずだ。OBはともかく、3パットもパターを換えたばかりだから置いておいて、多彩なアプローチ(特にランニング)の習得とアイアンの安定性が必須である。

 初めてのコースで92。まあ、これくらいが自分の今の実力なのだろう。よし。アイアンの猛特訓だ。

  2001/11/24  練習の課題について(2)

 11/22の続きである。

 20日にスウィングの連続写真を公開したところ、早速ゴルフ「80を切る!」日記の高野さんから貴重なアドバイスを頂いた(もちろん無料で(^^;)。高野さん、いつも本当にありがとうございます。皆さん、高野さんのWebは是非見てくださいね。

1、トップで左肘が折れている
  コースでは力みがオーバースウィングを呼び、その結果左肘が折れてしまうのだと思う。私としてはもう少しトップでのグリップ位置を高くしたいのだが、そうするためには筋トレが必要だろう(する気力はない)。

2、インパクトで右ひざが伸び上がり、結果体も伸び上がっている
  私のスウィングの大きな欠点である。しかし、右ひざに原因があるとは・・・たしかに、私のスウィングではインパクト後右ひざが左ひざに引っ付いて行かないで、結果右へ体重が残る事になる。不細工な「明治の大砲」の出来上がりである。最近の練習ではこの部分を気をつけてはいるのだが・・・

3、頭の上下動がある
  基本のきである。ショックである。ヘッドアップといい、頭の動きといい、こんなに基本的な所ができていないとは・・・トホホである。Webの表題を「トホホな日々」と改題すべきかもしれない。

4、インパクトでチキン・ウィングになっている
  「チキン・ウイング」については、詳しくは高野さんのページを見ていただければ分かると思うが、要するにインパクト後に左肘が上手くたためていないと云う事だ。体重移動がスムースに行えていない、腰の回転が不足している、という原因から左腕の行き場が無くなるとか。これは右手が返っていない(11/8の日記参照)原因にもなっているはずだ。トップボールが出やすい、というのもまさにその通り。
 これは、間違ったショートスウィングによって身についたと思われる癖である。坂田プロの推奨するショートスウィングではフォローで左手の肘が伸びるのだが、伸ばす事を意識しすぎてバランスが崩れているのかもしれない。

 やはり見る目のある第三者に見てもらったら、説得力が違う。これからの練習課題は、コンパクト、頭、右ひざ、左ひじである。しかし、どこから手をつけるべきか・・・また悩みが増える私であった。

  2001/11/25  今日こそ練習に・・・

 行こうと思っていた(昨日も一昨日も行けなかった。ドラクエ4を一生懸命しているから?)だが、昼まで仕事、2時半から6時まで仕事関係の会合、すぐに実家へ息子を迎えに行き夕食、とクラブも握れない日々が続く(PS2のコントローラーは握っているが)。

 父親とは前回のラウンドでは実は同スコアだった。「今度はこてんぱんにやっつけてやるぜ」と言ったら、父親は「前回は全然本気じゃあなかった」と切り返してきた。親も親なら子も子である、じゃあなくって、親の顔が見たい、でもなくて、この親にしてこの子あり、である。

 ともかく、練習せねば。それにしても風邪がまだ治りきらない。ひょっとしたらもっと重い病気かもしれない。洟が出て、熱っぽく、だるくて何をする気もおきないし、肩も凝る。こんなに沢山症状があるのは単なる風邪ではなく、入院が必要なほどの重病かもしれない。そういえば食事も1日3度しか欲しくならないし、1日5時間ぐらいしか寝られない(昼寝の3時間は除く)。アイアンが当たらないのもこの病気のせいかもしれない。というか、あってほしい。・・・そんなわけはないか。自分で書いていて悲しくなってきた。もう寝る。

  2001/11/26  今日こそ絶対に

 練習に行かなければ。というか、行きたいのだ、本当に。昨日のカシオワールド最終日、いぶし銀の室田が世界のガルシアと飛ぶ鳥を落とすチャンドと対等に渡り合い、劇的な優勝を遂げたのを見たり、自分のスウィングの欠点がはっきり自覚できる今、ポジティブな姿勢で練習できるチャンスなのに・・・

 今日は車のタイヤ交換及びカーナビのソフト交換と、息子の医者通いと、銀行へ行く用事と、ドラクエ4の第4章(佳境なのである)と、昼寝をしなければいけない。相変わらず超多忙である。ついでに仕事もしなければいけない。

 しかし考えてみれば上の用事で絶対にしなければいけないのは息子を医者に連れて行くこと(と仕事)ぐらいで、この雑用の多さはいかに私が「シンプルでスマートな生活」から程遠いかの証明でもある。

 そういえば体にも余分な脂肪が沢山つき、スマートとは程遠くなっている。ついに70kgという大台に乗ってしまった。私は体が柔らかいのが自慢だが、腹の脂肪がつっかえて靴下がはきにくいというのはどう考えても情けない。で、昨日から炭水化物を大幅に制限するダイエットを始めたところだ。妻もそれを知っていて、昨夜などは私の横でチョコレートを食べたりして嫌がらせ私の意志の強さを確認してくれている。トホホ。

 ところで、1kgおなかの脂肪が減れば1m飛距離が伸びる、というのは本当ですか?

  2001/11/27  練習と本番

 昨日、一昨日の日記の流れから、今日も練習にいけなくてうんぬん・・・という内容を期待していた全国6名の読者の方々へ。残念ながら、昨日あれから息子の病院通いもドラクエも犠牲にして練習に行ってきたのだ(息子の病院は視力検査で、夜は眼科が開いていない事が判明。命に関わるものではないのである、念のため)。

 昨日の課題は「コンパクトトップ」と「右ひざの左への送り」であった。「コンパクトトップ」はともかく、ひざの動きがうまくいかない。色々と試行錯誤しているうちに、バックスウィングでは拍子抜けするほど力を抜き、トップから下半身始動でスウィングを開始する事でうまく右ひざを送ってやれ、左足体重の綺麗なフィニッシュを取れることに気づいた。とにかく、上半身を意識せず、下半身(特にひざの高さを変えないで)のリードで打つ事だ(またもや足元には鱗が散乱している)。うまく当たれば、5アイアンで180-190Yは飛んでくれる(3階打席からティーアップして打っているからかもしれない)から、これをマスターすればシングルか?(といままで何度思ったことか・・・)。

 問題は、続けて打っているうちに少しづつ力が入ってくる事だ。いいフィーリングが続かない。これ以上の安定感を得るためには、筋トレが必要かもしれない。でも、地道な努力は大嫌いだから多分しない。

  2001/11/28  女房とクラブは・・・なんて口が裂けても云わないし、思ってもいない

 一昨日、練習場ではキャロウェイの試打会が開催されていた。新製品のスチールヘッドIII、C4ドライバーは無かったが、アイアンの新製品、ビッグバーサアイアンは試打できた(写真についてはS2H2さんのHPへどうぞ)。さて、その感触は・・・

 まずは外見。考えていたよりもソールが広く、まるで一昔流行ったようなユーティリティの様だ。これなら、ロングアイアンも打ちやすいかもしれない。また、その分キャビティの奥行きが深く、一目で低重心とわかる。球は上がりやすそう。メダリオンは黒色でちょっとレトロっぽいけど個人的には好き。構えた感じも、X-12アイアンを使用している私にとってはそれほどの違和感はない。

 打ってみると、一番手程度球の上がりが違う。ソールの抜けもよさそう。易しいクラブに仕上がっている。そして何より、軽くてヘッドが効いている。かえって、カーボンのシャフトだとしなりすぎるような感じがある。私の感触では軽量スチールか固目(S)のシャフトが良いかもしれない(って別に買うわけではないが)。

 X-14レスオフ、プロシリーズとやや難しい方へベクトルが向いていた最近のキャロウェイだから、易しいクラブが出るのは大歓迎である。でも、買い換えるとなるとちょっと・・・ここまで易しいクラブを買ってしまうと、あまりにも安易に走りすぎな気が・・・(お金でスコアを買うのも一つの立派な選択枝だが)。

 また、ERCIIのプロシリーズの軽量シャフト版があったので打ってみると、結構いい感じである。良く飛ぶし。でも、「芯を食った」感触が分かりにくく、オフセンターでもクラブが自動的に運んでくれるという感じが強い。まるでオートマのフェラーリだ。やはりスイートエリアに当たった感触が抜群に良い我がホークアイプロシリーズが最高である。

  2001/11/29  久しぶりのきさいちで・・・

きさいちCC・竹梅
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 72
score 6 2 5 6 6 4 5 5 5 44 5 5 5 7 4 6 3 5 6 46 90
putt 3 1 1 3 1 2 2 2 3 18 3 3 2 3 2 2 2 3 2 22 40

項目 今回 今年
Scoring Average
(アベレージスコア)
1バーディー
9ボギー
5ダボ
90 89.5
パーセーブ率 22.2% 33.4%
ボギーセーブ率 72.2% 75.3%
Greens in Regulation Pct.
(パーオン率)
50.0% 30.9%
ボギーオン率 77.8% 77.4%
Driving Accuracy Percentage
(フェアウエイキープ率)
71.4% 55.2%
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
233.6yard 220.8yard
Scrambling
(アプローチリカバリー率)
0%(0/6) 28.5%
Putting Average
(平均パット数)
2.22 1.973
ファインショット率(ドライバー) 82.1% 70.4%
ファインショット率(フェアウェイウッド) 62.5% 58.5%
ファインショット率(アイアン) 54.5% 58.8%
ファインショット率(アプローチ) 61.8% 67.8%


 ドライバーは殆ど不安なし。気持ち右へプッシュするか軽いスライスではあるが、球筋はほぼ安定している。チョロもなし。距離もまずます。竹の5番で右へ飛んだボールがOBになったが、これはキックが悪かったので仕方なかろう。今は、トップで気持ち一呼吸置き、打ち急がない(手でクラブを引き降ろさない)事と、同じくトップで左手首が甲側に折れないようにだけを注意して振っている。前者はスウィングリズムを安定させるため、後者はスライス防止である。

 フェアウェイウッドも今日はチョロも無く、しっかり球を捕まえられた。まずまず。アイアンは相変わらずチョロもすればこすり球も出るが、ショートトップ(8割ぐらいのバックスウィング)に抑えればナイスショットの確率が高くなった。高野さんに指摘していただいたトップでの左肘の折れが是正されるからかもしれないし、肩に力が入らないからかもしれない。パーオン率が50%はまあ上出来だろう。

 アプローチも大きなミスは無かった、ほとんどが距離感のずれ、しかもショートであった。私の奥ゆかしい性格そのままのミスである。あと1m距離が足らずバンカーへ入ったり(梅4番)、ロブウエッジが綺麗に入りすぎ、スピンが効きすぎて止まってしまったり(竹8番)、もう少し思い切って突っ込んだ方が良かった、というアプローチが半分以上を占めた。ピッチエンドランの距離感、LW以外のクラブでのアプローチはこれからの課題である。

 さて、残るはパッティング。どうしようもなく下手糞である。今日は2-3mが入ったのはたったの1回(竹2番)で、パーオンして3パットのボギーというのが5ホールもあった。3パット7つというのもワースト記録かも知れない。ストロークも悪くなく、芯に当たる確率も上がっているし、オーバー目に打てているのに全然入る気がしない。せっかくパターを代えたのに・・・しかし、それが裏目に出ていたのだ。最終ホールになって、やっと悪い所が分かった。

 パッティングのヒントは掴んだ。そこのところはまた明日。

2001/11/30  パッティングスタイル・私の場合

 パッティングのヒントである。あくまで私の場合だから、真似をして自分のパットがガタガタになってもウイルスメールなどを送りつけたりしないで欲しい。それでなくても日に3通はウイルスメールが送られてくるのだ。誰かがわざと送っているのかもしれないし、ファンレターを送ろうと思って間違ってウイルスメールを送ってしまっているのかもしれないが。

 さて、今回のパッティングの不調であるが、そもそもの発端は妻が買ってきたPHPムックのパッティングの本である。それには、肩でストロークする、いわゆる振り子式パッティングの重要性が説かれていた。私はもともと振り子式+タップ式のストロークをしていたのだが、これを読んで完全振り子式に変えたのだ。確かに芯に当たる確率は上がり、球の転がりは良くなった。しかしコントロール性が悪くなっていたように思う。1-2mの、入れ頃外し頃の距離が入らないようになった。

 小学生の頃から父親のストローク(タップ式)を見て、さらに独学で(と言っても本でだが)ストローク式の良さを理解し、ヘボはヘボなりに自分のスタイル(振り子メインで気持ちタップを入れる)で30年近く来た私であるから、その打ち方に体と脳内の距離センサーが馴れているのだろう。それを今更完全振り子式に変えるのは無謀だったのかもしれない(残念なことに私は無謀な行動と後悔は大の得意である。特技と言っても良い)。

 ただ、完全振り子式の良さも判っているつもりだから、距離によって使い分けることにした。即ち、

1m以内の入れなければいけない距離の場合
 スタンスは狭く、スクウェアに立ち、ボール位置はほぼ両足の真ん中、完全振り子式ストロークで構えたらすぐ打つ。

1m-3mの狙っていく距離の場合
 スタンスは普通、ややオープンに立ち、ボール位置は気持ち左足寄り、振り子式+タップ式(今まで通り)のストロークで打つ。

3m以上の寄せる距離の場合
 1-3mの距離と同じ構えで、タップを気持ち強く入れる。距離感はあまり深く考えないで、感性で打つ。

 オープンスタンスに立つのは、トム・ワトソンがティーチングプロにそうアドヴァイスを受け、抜群にパットのフィーリングが良くなったというエピソードを聞いたからで、確かにその通りだった(私はどちらかといえばスライスラインが得意である)ので1年ほど続けている。

 結局、私の場合、振り子式では感性(特に距離感)が出しにくい、と云うことらしい。よし、これで間違いなく1ラウンド30パットだ(机上の空論であるが)。しかし、距離によってパッティングスタイルを代えると云うのもかなり無謀な気もするが・・・

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