と、ゴルフ版「悪魔の辞典」
(読むには、ちょっとだけ工夫が必要です)
2002/2/25更新
ナルシスト (Narcissist) |
自己陶酔する人の総称。(ナイスショットを打った後、フィニッシュで数秒間静止したり(私)、フィニッシュからクラブを回転させながら手元に落下させたり(私)、練習場で左足とクラブヘッドでボールをゴムティーに載せたり、グリーン上でパターのバックフェースでボールを拾ったりする人(私)の事) |
ニギり、ニギる (bet) |
金品を賭けてゴルフをする事。昔から、たしなみ程度に行うのを由としたため、チョコレートを賭けて行われてきたらしく、ニギる対象や単位を「チョコレート」と呼ぶ事もある。あまり誉められたものではないが、節度の問題だろう。(阿呆で低俗極まりない某元総理大臣のせいでこの昔からの優雅な言葉も泥にまみれた感がある) |
忍耐 (patience) |
耐え忍ぶ心。(ゴルフをする上で必要な精神力の中で、最も重要なもののうちの1つ。ただし、これだけでは不十分で、他に集中力、克己心、平常心、思いやり、決断力、無心、思い切り、抑制、冒険心など、さまざまな精神力が要求される。要求されても私のような凡人には無理というものである) |
ネック (neck) |
ゴルフクラブの、シャフトとクラブヘッドのつなぎ目部分を指す。ここが首だと言う事はつまり、クラブヘッドを顔とみなしているわけです。いい顔のクラブを「美人である」と称することもある。(そして、実生活と同じく、美人が自分を気に入る可能性は極めて低い。) |
ネバーアップ・ネバーイン (never up, never in) |
パッティングで、「カップに届かなければそれは絶対に入らない」、即ちパットは強めに打ちなさいという意味の諺。(わかってるよう。わかってるんだけど、どうしても打ち切れないんだよう) |
ノーリターン (no return; NR) |
競技会などで、棄権等や止むを得ない理由でスコアカードが提出されなかった場合、NRと表記される。(実際は、大たたきをして恥ずかしい、という理由からスコアを提出しない場合が殆どで、そういう事をする輩はスコアを誤魔化したり、成績が良いときのコントロールカードだけを出してハンディキャップを不当に操作していると思ってもまず間違いない) |
パー (par) |
そのホール(またはコース)の規定打数の事。即ち、いくつでホールアウトするのが適当かを示した数字。一般的なコースはパー4。2打のショットでグリーンに乗せ、2回のパットでカップインする事(2オン2パット)を標準とする。同様に、パー3なら1オン2パット、パー5なら3オン2パットが標準打数となる。(パーおじさんは会えれば嬉しい。ボギーおばさんとはとても仲良し。ダボじいさんは気がつけばすぐ隣にいたりする。しかし、バーディーねえさんはよっぽど気が向かないと出てきてくれない。イーグル小僧は・・・ほとんど幻である) |
バーディー (birdie) |
規定打数(パー)より一つ少ないスコアでホールアウトする事。これを1つ取るだけで、アマチュアゴルファーはその日一日嬉しかったりする。(ただしその確率は道で財布を拾うのと同じぐらいという統計学的調査もある) |
パター (putter) |
グリーン上あるいはその周辺で、ボールを転がしカップインさせる為のクラブ。ヘッドの形によって、また長さによって最もバリエーションがあるクラブでもある。(ろくに練習もしないでパターばかり買い換えるのは自分の性格を省みず結婚と離婚を繰り返すようなものだが、その行為は実は正しい。パターは別れ話を切り出しても慰謝料を請求したり「アンタを殺して私も死ぬ」などと言わないからである) |
ピン (pinflag) |
各ホール(コース)の終着点であるホール(穴)に立ててある旗(あるいは旗竿)のこと。(1、抜いたこれの置き方でその人の性格が如実に判ってしまうもの。2、「おい、なんでこんな奥にピンを切ってるんだよ、畜生!」と言う人のショットを「ピンにからむショット」と言う)) |
プッシュ (push) |
ボールが狙った方向より右(右利きの場合)へ真っ直ぐ飛んでいく場合、プッシュしたという。(相撲取りやギャンブラーが得意とする球筋) |
プル (pull) |
プッシュの逆で、左へ(同上)真っ直ぐに出て行くボールのこと。引っ掛けとも言う。(詐欺師や軟派な兄ちゃんが得意とする球筋) |
ボギー (bogey) |
パーよりも1打多いスコアの事。(ゴルフをしていて一番楽しい時期は、ボギーで上がれたら嬉しい頃である。それより上手くても下手でも、楽しさより苦しさの方が多い。) |
ホール・イン・ワン (hole in one ; ace) |
ティーグラウンドからの一打目が直接カップインする事。めったに起こらない。また、狙ってできるものでもない。ゴルファーの憧れ。(1、無神論者に神の存在を信じさせる奇跡の1つ。2、コースの緑化運動の1つ) |
もし、間違い等ありましたら編者までご一報ください。