日記213
(2012年3月)

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2012/3/3(1117745hit) もうすぐ春が


 先週は「水曜晴れ・ラウンドの木曜が雨・金曜晴れ」と天を思い切り呪いたくなるような天気だったが、今週は逆に「水曜雨・木曜は晴れ・金曜雨」と借りは返してもらったぜヘッヘッヘという1日ではあった。

 そのラウンドは私・◯・N谷君・イケメンT君の4人。先週の7本ラウンドが酷い出来だった私は、この1週間で3度練習に行って臨んだのであったが・・・・今度は練習しすぎて体にキレがなかった。世の中思うように行かないものである。

 そうそう、練習で数回試してみたことがコースですぐできると思うのは大間違いの大甘野郎である。当たり前だけどいくら練習場でうまく行ってもコースのスイングとは別物。だから実戦で使えるようになるのは練習しだしてから1年後と思わなきゃいけないね。

 という訳で、コースで藍ちゃんの75%ショットが出来るようになるのは来年の3月ということを心に刻め>俺。ただしずっと練習し続けたらの話だけどね。でも、ドリルBは練習しだしてそろそろ半年だし(にしてはまだノルマの10分の1しか消化できてないけど)、アプローチはようやく4分の1が終わったばかり。まだまだこれからだけど、ね。

 では本題。この日は松竹の青ティから。6695yで地面は前日の雨でだいぶ湿っているというそこそこタフなセッティングである。この日は、

ドライバーは8割スイング、手首ゆるゆる
フェアウェイウッドは7割、頭動かさない
アイアンはリズム重視
アプローチは出たとこ勝負


 ってな感じで松コースからスタート。

1番(パー4):ティショット△、2打目3アイアン△、アプローチ何とか◯、2パットボギー

2番(パー3):ティショット4アイアン×、2打目バンカー△、2パットボギー

3番(HDCP1のパー4):ティショット△、2打目5W×、3打目8アイアン◯、1パットパー

4番(パー5):ティショット△、2打目5W◯、3打目7アイアン×(大ダフリ)、4打目ウェッジ◯、2パットボギー

 とまあここまではショットの割に何とか耐えていた。しかし。

5番(パー4):ティショット左ひっかけOB、前進4打から90yウェッジ大ダフリ、5打目40yウェッジ大チャックリ、6打目25yウェッジ超チャックリ、7打目エッジからPWランニングで上2mにオン、2パット9


 そらあんた、ヘタやからやがな

6番(パー3):ティショットダフってショート、2打目アプローチがトップ、2パットボギー

7番(パー4):2オン2パットパー

8番(パー5):ティショット○、2打目5W◯、3打目9アイアンダフって×もオン、2パットパー

9番(パー4):2打目アイアンが当り損ない、アプローチは軽チャックリ、2パットボギー



後半はドライバーもアイアンもちょっといい感じになってきたけど、やっぱりアプローチが5回中4回スカタンで7オーバー。季節はだんだん春めいてきているが、俺のゴルフに春は果たしてやってくるのだろうか?




(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:2880/10000)

2012/3/6(1118403hit) ついに春がキタ━(゚∀゚)━!?


 私が心から憎む確定申告野郎は、軽く本気を出した俺様によってようやく米粒と化した(鬱陶しい車が後ろに付いた時、バイク乗りは右手を軽く捻り、その鬱陶しい車がバックミラーの中で米粒ぐらいになるまでブッチギる。転じて「お前なんて相手にならないんだよ馬鹿。目の前から消え去りやがれ」という気持ちを表す時「米粒にする」という。ちなみにドラクエイストは「ニフラムる」という)。やれやれである。

 今は私の手を離れ、会計士さんのところへデータは送られた。あとは細かい修正だけである。というわけで、復活は近いので皆様後もう少しだけお待ちくださいよろしくお願いします。

 さて、復活といえば


アプローチがついに復活


したのでご報告させて頂く。そう、3年近い歳月私を苦しめ、追い込み、一時は本気でゴルフをやめようとすら考えたアプローチうまく打てない病、いやそれどころかチャックリ量産周囲の空気凍りつかせ病が、やっと、ようやく、

原因判明と全快の気配

なのである。


 原因はすごく単純なことだった。しかし、根本的なことだった。今ここには書かない(今度のラウンドできちんと試してみて大丈夫なら書かせていただきたい)が、

★アプローチとショットはやっぱり同じ
★やはり基本に帰る
★自分が考えるより派手にアクションしないとそうならない
★スイングで大事な事は1つだけだけど、それを実現するために手首・グリップゆるゆるは必須
★スイングのリズムはほんっっっっとに大事


 という事を改めて感じたここ数日であった。



 さて、今日は長雨の合間、気温も高かったので久しぶりにホームコースへパッティングの練習へ。昨日球を打ったので、連チャンだと50前の体にはきついものがあるのだ。

 1時間ぐらいしか練習出来なかったけど、4m、8m、12m、16mの基本の距離と、1mをカップの全方向から12球と、1mの右へ曲がるラインを最後のひと転がりで横から入れる練習など。今日の収穫は、


★無造作に打つと引っ掛けるので、バックストロークは気持ち(数ミリ)インサイドに引くイメージで
★フォワードプレスは必須(私の場合)
★長い距離は気持ち強め、つまり大きめにバックストロークする
★短い距離はだいぶ小さめにバックストロークしてしっかり打つ
★切り返しで手首を柔らかく使う
★打ち損じはヘッドの先に当る場合が多い


そして、

★切り返しで絶対に打ち急がず、ヘッドが自由落下するのを感じる


 1時間練習するだけでこれだけ発見があるんだから、もっとパッティングの練習しようって思った。


(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:2960/10000)

2012/3/7(1118701hit) 30y以内のアプローチ


 というわけで30y〜70yのアプローチはもう完璧になった編者であるが、じゃあ30y以内はどうすんだと。ここからチャックリするのもお前の得意技だろと。

 いやいやいやいや。それが違う。アプローチが完璧になった私は、30y以内のショートレンジでも完璧に打てるマジックワードをついでに発見したのだ。編者長年の経験と上級者の観察と無料動画の研究によるそのマジックワードとは・・・・











上半身の回転でバックスイングし、上半身はそのままの形を保ったまま下半身を回転させてダウンスイング〜フォロー

略して、

「上半身・下半身」

今度こそ。

(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:2960/10000)

2012/3/9(1119239hit) 有馬カンツリーで呆れカエル(その1)


 雨が多い今年だが木曜日は曇で何とか持ってくれた。この日はヴィッセル神戸とゴルフを奥様の次に愛するI上さんにお誘いいただき、有馬カンツリー倶楽部へ。ここは大きなアプローチ練習場があるので1時間前に到着してじっくり練習できた。

 そのアプローチ(トホホの原因とマジックワード)だが、おそらく間違っていないと思う。しかし、正しい動きが分かってもそれをラウンドでできるかどうかというのは別問題なわけで。



 アウトの最初4ホール、インの最初5ホールつまり18ホールのうち半分はほぼ問題のないゴルフであった。ドライバーはまあまあだし、アイアンも想定内のショットばかりだし、アプローチもそんなにスカタンではなかった。

 しかし、それ以外のホールがいけない。技術的に問題があるのはもちろんだが、とにかく頭が悪すぎる。俺ってこんなにアホだったんだ。我ながら呆れる。えっと、以下の青字部分が頭悪い所である。



 5番、距離の短いパー5。あわよくば2オンとティショットはちょっと叩いた(1)ら相当振り遅れて右法面ラフへ。2打目、良くないライから5アイアンで距離を稼ごう(2)と強振してチョロ。


3打目、ラフから200y強。5Wでバンカーでもいいやとも思ったんだけど5アイアンでレイアップ。4打目PWのアプローチはうまく打てたけどちょっと大きくて奥へこぼす。そこからチャックリ2連発(3)

2パットで8。

1・・・淡々とパーを狙うべきであった。
2・・・この時点では3打目をうまく打てる位置へ出すことだけを考えるべきであった。
3・・・寄せようと思わず、格好悪くてもシンプルなアプローチをすべきだった。


 7番、HDCP1の難ホール。ティショットまあまあ。2打目残り230y。スプーンを強振して大ダフリ(4)

 ボールは左隣のホールへ。3打目で花道近くへ戻し、寄らず入らずのダボ。

4・・・練習場でも練習してない直スプーンをコースでなぜ試す?どんだけアホなの?っていうかクスリでもやってるの?(やってません)

 8番、名物S字のパー5。ティショット○、2打目は3アイアンでトップ目ながらグリーン手前のバンカーへ。そして3打目、そこからホームラン(5)。この時、ボールを探していた同伴競技者のT原さんに当たりそうになる(すいません)。いろいろな意味で過信は禁物だと改めて思った。4打目、イメージを出しすぎて乗らず。そこからまたチャックリ(6)。2パットダボ。もう呆れカエル(←意味不明)が出てきそうなぐらいアホだ。

5・・・この日はバンカーが全然ダメだった。連日の雨で湿っているので簡単なはずなのに。
6・・・だから、簡単な打ち方で打てよと。何をエエカッコしてるの?


 9番もパーオン出来ずボギーで46の上がり。酷い。ちょっと胸と頭と手と足と腰と心が痛くなってきたので後半は次回。


(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:2960/10000)

2012/3/10(1119521hit) 有馬カンツリーで呆れカエル(その2)


 人はなぜいきなり「やっちまった」リするんだろう。それまで凪の海のように無事平穏なラウンドだったのに、あるホールに来た瞬間それまでのことがまるで嘘のように大叩きしてしまう。後から冷静に考えてみると、そのほとんどはやっぱり慢心によって引き起こされていることに気づくだろう。少なくとも私はそうだ。

 さて、有馬カンツリー後半を振り返ろう。前半トホホだった私は、80台でフィニッシュすべく「ボギーペースに毛が生えた程度で良い」と自分に言い聞かせた。HDCPがヒトケタのホールはボギーでいい、いや「積極的にボギーを獲りに行く」のだ。謙虚に行くのだ。


 というわけでスタートしたインは、昨日も書いたとおり10番から14番まで1オーバーと善戦していた。ドライバーは8割で安全なサイドを狙う、アイアンは一番手上げて気楽に振る、パットは入れにいかず3パットを避ける。この作戦で問題なくいけていた。

 ただし13番ではティショットで力が入り(7)左OBギリギリに飛んでいったりするなど、崩壊の予兆はあった。2打目も谷底から出すだけではなく邪魔な木を避けるためフックを掛けてグリーンを狙ったり(8)してグリーンサイドバンカーに入り、3打目はエッジへ出ただけというダボペースだったのだが、そこから久しぶりのチップイン(PWのランニング)でパーを拾う。慢心にターボが掛かる。

7・・・たった3ホールしか自制心を保てなかった。トホホ。
8・・・思い上がりマックス。こういうギャンブルをするからいつまでもうまくなれないのだ。



 14番は短いパー3。引っ掛けるもグリーン端に乗り、2パットパー。

 そして300yしかないサービスホール、15番パー4を迎える。3アイアンでティショットしようと最初は考えるも、幅も広く何のトラップもないホールでアイアンを持つのも逆にアホだと思い直し、ドライバーで残り60y地点へ。そして2打目。

 何度も素振りをしてイメージを出すワタクシ。しかし、私のニュー・アプローチ・スタビライズド・システム、略称NASS・ナス(9)ならPWのハーフショットで打つはずのところを、バンカー越えということでつい51度を持ってしまったのだ。結果は。軽くダフってバンカーイン(10)。アホである。

 バンカーから8mぐらいに乗せ、まあ2パットボギーでいいや・・・と思ったらセカンドパットをヒョロンと外す。頭に血がのぼり、40cmのパットをチョー無造作に打って(11)ダボ、と思ったらカップに蹴られて4パット。どこが謙虚なんだ。

9・・・これについては後日明らかになるであろう。
10・・・いつも考えたとおりに打てたら面白くも何ともな、ないんだからねっ!
11・・・OKの声を期待してしまう自分が大嫌いだ。



 思い切り気を落とした私は、続く16番パー4でティショットOB(12)+グリーンサイドバンカーから脱出できず(13)+さらに脱出できず(14)でトリプルボギーを叩き、本日の予定終了。

12〜14・・・もういいよね、解説しなくても。

 最終パー5でも左ひっかけOB+3パットで軽く9を叩き、予定より5打も多く終了。直後行われたお茶会という名の反省会では、皆が楽しく明るく談笑している(K藤さん、ナイスラウンドおめ!)輪に入りながら、私の心の中では暴風雨が吹き荒れていたのであった(笑)。

 その後、家へ返ってすぐ練習場へ行ったのは言うまでもない。その練習場での話は、また今度。

(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/12(1119870hit) 「●●●の品格」(その1)


 アプローチのNASSも練習のことも書きたいんだけど、まあ誰も興味ないと思うので後日。

 いやあ、久しぶりに酷い本を読んだ。どれぐらい酷かったかというと、もう読み続けるのが苦痛で、数時間で読み終わる内容のところを1週間かけて読了し、その直後の就寝中に悪夢をみて飛び起きたぐらいである(本当)。ちなみにその悪夢とは「本の内容をウェブで酷評するが、あまりにひどすぎる評論で自分が極悪人になったような気がしてチョー落ち込む」というものである(本当)。

 そこまで酷いんだったら書かなければいいじゃん!と思う方もいらっしゃるだろうが、私のようにこの本をジャケ買いする人が出ないようにするため、心が汚れるのを覚悟で批評させて頂く。それに、本を買った人間は、返品できない以上その本について批評する権利を有すると思うからね。



 そう、今「ジャケ買い」と書いたが、この本の題そのものは「●●●の品格」という大変興味深いものである。まあ柳の下にいっったい何匹ドジョウが居ると思ってるんだ?的な、安易な題ではあるが。

 で、いきなり結論めいた事をかく。この本の最大の欠点は「品格を語る著者に、まったく品格が感じられない」という事に尽きるのである。


 著書の名誉のため名は伏せるが、この人は郵政省出身の官僚(だが、いわゆる「キャリア官僚」ではないようである)で、その時代に「激務をこなすかたわら、独自のサラリーマンゴルフ哲学を創ってきた」(ママ)らしい。「作って」じゃなく「創って」っていうのが中央官庁の官僚様の凡人とは違うところであろうか。

 48歳の時、日本ゴルフ財団のNGFゴルフインストラクターの資格を習得。私が無知なだけだと思うが、日本ゴルフ財団もNGFのインストラクターというのも初めて知った。さらに郵政の郵政による郵政のための新聞と思われる「逓信新報」にて7年間ゴルフの連載を持つ。さらに現在は参議院議員の秘書をされているらしい。

 つまり我々一般庶民とは接点のない、霞が関や永田町でずっと生きてこられた人なんだよね。だからご自身のことを「サラリーマン」と仰っているが、それはちょっと違うんではないかと言う気がしないでもない。


 さて、本の内容に戻ろう。どこがどう品格がないのか。この本のあとがきを読むと、なんというか「自慢」とか「お金の話」とか「人に負けるのはイヤ」とかいう品格とは似ても似つかぬ言葉が溢れているんだよね。そもそも著者がゴルフを始めた動機からして、

「学生時代から野球をやっていて中学の県大会では地方紙にも取り上げられたぐらい自信があるんだけど社会人になってからはなかなか18人揃わないので1人でできて体のためにもなり楽しくできる他のスポーツを探していたが柔道や剣道は1人でできるものの強いほうが勝つに決まっているし今から始めても負けてばっかりで相手をいい気分にするだけで面白くないし何か品のあるスポーツがいいと思って乗馬や弓道を考えたがピンとこないので最後に思い当たったのがゴルフだった」

ということで、そんな即物的な動機でゴルフを初めてた人間に品格がどうこう言われたくない、ってのはあるよね。


 いや、取っ掛かりはそうだとしても、実際に本人が品格があるゴルフをされていれば、そして本の中で「ゴルフの品格が何であるか」を教えて下さるのであれば何も文句はない。ないのだが・・・

 全246ページのうち、初心者向けのレッスン書にしか載っていないような基本的な技術(アウトサイドインにスイングするとスライスする、なんていうことを見開き1ページを使って解説してる)や練習方法(目的を持って練習しようとか練習で得たことはメモしておこうとか・・・わざわざ本に書くことか?)や単なる掛け声(「風に対しては低い球を打てるかどうかが重要です」ってそりゃあそうだろうけど)など、133ページつまり全体の半分以上が品格とはまったく関係のない、初心者向けの解説になっている。

 かと思ったら「ドライバーはドローを打つのが定石」(いやそう思うだけで打てたら苦労しないんですが)とか「6インチやOKは邪道だからダメ」(それよりスロープレーのほうがいけないと思うんですが)とか、とにかく書いてることが観念的&掛け声だけ&ピント外れ。

「筋肉には白筋繊維と赤筋繊維があり、人によってその比率が違うので白筋が多い瞬発型は飛ばすことを心がけ、赤筋が多い持続型はショートゲームで勝負しましょう」って・・・・・筋肉だけでゴルフスタイルを決めていいの?そもそも、どうやって自分のタイプを知るの?白筋と赤筋が半々の人は?

目の役割として、「タイガーは目の手術を受けてカップがバケツのように大きく見えたと言っています」って、近視の人はレーシック手術受けろってこと?あなたは目医者さんですか?っていうか、それのどこが品格の話なの?


 で、「あるがままの品格」という章に入り、やっとまともに品格についての文が出てくるのだが・・・長くなったので、続く。


(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/13(1120154hit) 「●●●の品格」(その2)


 品格の話その2。いや、品格っていうのは、

 「タイガーはトーナメントに優勝した瞬間、すばらしい笑顔で喜ぶが、その後優勝争いをした同伴競技者と握手をする時はその笑顔を封印し、相手を思いやる。これこそが、克己心と思いやりとマナーが高い次元で融合した『品格』の具現化である」

だとか、

「調子が悪い、思うようにパットが決まらない、ついてない・・・こういう時こそゴルファーの品格が問われる時である。クラブを投げ出し、もうヤーメタ!と言いたくなるような時だからこそ、逆に気持ちを表に出さず、気遣ってくれているであろう同伴競技者へ逆に気遣いをすべきである」

など、振る舞いや考え方のことをいうのであって、決して「月イチプレーヤーでもシングルになれる100の方法」という言い方で語られるような、技術向上とは何の関係もない事だと思うんだけどなあ。



 さて、昨日も書いたがここからは「あるがままの品格」という章に入る。しかしそこで語られることは。


「手の5番や足のサンドウェッジを使わないようにしましょう」って・・・ちょっと話のレベルが低すぎやしませんか元官僚さん。

「同一条件・同一ルールで真っ向勝負するから競争意識が生まれ、楽しさが倍増する」と書いた7ページ後に「ゲームでは絶えず上手な人が勝っていたのでは戦う意欲はなくなります。だからハンディキャップをつけることがあります」って・・・私にはこの人の本心が全くわからない。

「シングルハンデキャップはゴルファーにとってステータスでありサラリーマンにとっては自慢の種となり仕事の上でも一目置かれます」って、一番品格とは程遠い考え方のような気がするんですが。自慢の種って。シングルと一言で言っても片手以下じゃないと全然大したことないし。


 このあたりで、おぼろげながらこの方の頭の中がわかってくる。そう、「ゴルフが上手い=品格がある」と思っておられるようだ。


「決してジーパンなどでゴルフコースには行かないようにしてください。あなたの品格が問われます」・・・もう、「ハイおっしゃるとおりでございます」っていう言葉しか出てこない。

「(オナーは名誉ある権利なので)オナーを取った時は大きな声で『オナーを取ったぞ』と言い触らすことです・・・ウソではありません。本の中にはっきりと書いてあります。「ゴ●●の品格」という名前の本の中に(あ、書いちゃった。まあいいか)。これを最初に読んだ時、私は思わず表紙を見なおした。ひょっとしたら


ゴ●●の品格(なーんちゃって)


と小さい字で書いてあって、品格のパロディ本かと思ったからだ。


 ちなみに、なぜそんな事を言いふらすかというと、「上手な人はオナーを取られてしまったと思っているところでそんな事を言われたら「よし取り返してやろう」と力みが出てまたミスしてくれるから」だそうです。絶句。


 やっぱりこの人、「勝負に勝つ事=ゴルフが上手い=品格」と考えてるんだね。それ、日本の一般家庭や学校の道徳では教えてもらわない考え方なんですが。あっ、霞が関や永田町ではそう考えるのですね。分かります。

 いやあもうツッコミどころ満載で、私が悪夢を見たのもご理解いただけると思うが、まだまだこんなものではないのだ。核弾頭はこれから出てくる。


「ゴルフのボールは力いっぱい叩けば叩くほど遠くに飛んで行ってくれます」これ、曲がりなりにもゴルフインストラクターの言葉なんなだぜ。ウソみたいだろ(by達っちゃん)。

私が一番呆れたのはこれ。

「(コミュニケーションの時間である)昼食時にはお酒がつきものです。スコアは、少し飲んだぐらいではそんなに違うものではありません。(中略)昼の時間のお酒は大いに飲んで、午後のプレーに役立てることです」・・・一応「飲酒運転は厳禁です」ってこのページ(章)の最後の方には書いてるんだけど・・・・えっとお、えらいひとわ、うんてんしゅさんのいるくるまでいったり、とうきょうのひとはのりあいでこーすへいったりするかもしれないけどお、地方の一般市民はほとんど自分で運転してゴルフ場へ行くんですが?この近視眼的非常識さ、どうよ。

 っていうか、コップ一杯ならともかく、中ジョッキ1杯のビールですら3〜4時間で分解されない場合も多い。犯罪を奨励してどうする?そもそも、「昼食時は大いに飲もう」って品格を語る人が言う事だとはどうしても思えないんですが。


「先般、先輩と一緒に浜野ゴルフクラブ(編者注:千葉の名門コースです)で回った・・・午前中は39と3オーバーで少々でき過ぎ・・・昼に勧められるままにアルコールを十分いただき・・・でも先輩に気遣いしなければという気持ちは抜けなかった・・・昼からのハーフで1アンダーが出ました・・・『お酒を呑み過ぎました』と言い訳もできるという安堵感もありました・・・」・・・えっと、もうコメントしません。


「華麗なフォームでチョロをする人には黙視か『プロでもこんなことがあるんですね』とごますり言葉になります。我流の人がチョロをすると当然だという気持ちから『ワッハッハ』と笑いが自然に出てきます」・・・・どこが品格か。


「東京でゴルフを上達しようと思ったら至難の業です。練習場は2−3時間待ち、料金も6000−7000円掛かります。だったらコースへ行けばと言われるかもしれませんが、都内のゴルフコースはメンバーでなければ入れてもらえませんし、たとえツテをたどってスタートをとっても、目が飛び出るほどふんだくられます・・・せめて品格のある言葉を選んでください。


「ライオンズクラブのゴルフ例会で、久しぶりに参加した長老がダントツの優勝。同伴競技者に聞けば、グリーン上でパットを1回打てば次はどんなに長くても自分で「OKだな」といって球を拾い上げていたそうだ。長老のゴルフはそんなのがいいのかもしれません。仲間内のコンペなのでそんなご愛嬌も楽しみの一つ。人に迷惑をかけない自分のペースが一番です」・・・この逸話からいえることは、

1)ライオンズクラブの長老は不正をしてもよい。
2)その不正を目下の者は黙認すべきである。
3)その程度の不正はむしろ微笑ましい。
4)長老のすることには誰も逆らえませんそれが愛嬌です。
5)いや、コンペだったら迷惑かけてると思うんだけど?
6)冷静に考えれば、3パットがないだけでダントツの優勝っておかしくね?
7)ゴルフインストラクターである筆者は「長老の不正は、ゴルフであってもコンペであってもなあなあで許すのが品格だ」と思っている。

ということであろう。いやあ、眼から鱗だなあ。


 では最後に、この本の締めの言葉をご紹介してこの批評を終わらせていただこう。


 ゴルフは上手になるためには、まずゴルフとは何たるかを知らなければいけない。ゴルフを勉強し、ゴルフを知って、ゴルフをすれば誰にでも喜ばれるし、自分も楽しい。どうせするなら品格のあるゴルフ、ほんまもんのゴルフがいい。

 この「ゴ●●の品格」を読んでいるのと読んでいないのとでは、ゴルフの楽しみ方が違ってくる。

 この本を読んでオリンピック選手になっていただきたいとは言わないが、品格のある楽しいゴルフを
期待している。



 すごい自信いや過信。っていうか、何でこんな品格のかけらもないおっさんから上から言われ逃げされにゃならんのだ?畏れ多くも天皇陛下ですらお言葉を述べられる時は「〜と期待します」とですます調なんだぞ。お前は天皇陛下より偉いのか?あんまり腹が立つので、私もDQN返しをさせていただこう。

(DQN返し・・・正常なコミュニケーションが取れない奇異な思考回路の人間に対し、正攻法や話し合いでは物事が解決できないとはっきりわかっている時、あえて相手の立場まで自分を下げ、同じような理不尽で非常識な対抗措置をとること。またその行為)


 ゴルフに関する本を書くときには、まず自分とは何たるかを知らなければいけない。その上でゴルフを勉強し、ゴルフを知ってから、文章を書かないと誰からもバカにされるし、自分も恥ずかしい。どうせ書くなら品格のある本、ほんまもんの本がいい。

 この「ゴ●●の品格」は読んでも読まなくても、ゴルフは楽しめる。いやむしろ読まないほうが楽しめる。

 私の批評を読んで反省していただきたいとは言わないが、自分には品格がこれっぽっちもないということに気づくことを期待している。



 ああ、やっぱり書くんじゃなかった。私の品格が地に堕ちた。どうしてくれる。

(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/14(1120439hit) 決断力


 お口直しに。



 ご存知、将棋界に革命を起こし、いくつもの「史上初」を成し遂げ、生ける伝説と化しているといっても過言ではない、羽生善治名人の著書である。

 へえhiroって将棋に興味あったんだ意外だなあと思われるかもしれないが、実は私、アマ三段の実力を持っている。はさみ将棋だけど。

 冗談はともかく、将棋に興味はなくても羽生善治の名は誰もが知るところであろう。ゴルフに興味がなくてもタイガーの名前を知っているのと同じような感覚だと思う。そんな彼が書いた本で、多くの書評が「将棋だけでなくあらゆる分野に通じる話として大変参考になる」と言っているので、アプローチのヒントになるようなことが書いていないか(注:冗談ではない。本気である)と思って買ってみたのだ。

 結論から言うと、残念ながら「左手首を固定しつつヘッドを走らせる方法」や「ヘッドアップを防ごうとボールに集中しすぎてダフる時の対処法」などといった、アプローチに対する直接的なヒントはなかった。しかし、将棋とゴルフは両者とも勝負事であり、その意味でとんでもなく参考になることはいくつも書かれていた。


 羽生名人は、棋士として上手いと言うより強い。その理由は、技術や頭の回転はもちろん、勝負とは何かを知り尽くしているからである。つまり「勝負勘」がずば抜けているのだ。例えば将棋の戦いにおいて、勝つほうが素晴らしい一手を指して勝負が決まるというケースは稀で、殆んどは相手のミスによって勝負が決まるらしい。眼から鱗である。

 しかしよく考えれば、スポーツにおいても当然ゴルフ(ここでは1対1のマッチプレーを考える)においても、そのメカニズムは同じではないかと思うのだ。つまり我慢できずミスしたほうが勝負は負ける。


 私は仕事の都合上競技に殆ど出られず、よって競技におけるマッチプレーの緊張は知らないのだが、ライバルN谷君との戦い(ささやかなニギリだけどね)において、どう戦うべきかというのをちょっとだけ考えたことがある。つまり「マッチプレーは相手との戦いか、それともやはり自分との戦いか?」という問いである。

 例えば、相手がティショットでOBを打ったとしよう。そのホールは圧倒的に有利になるが、この時、相手のOBに合わせてそのホールの攻め方を変えるべきかどうか?という質問に対し、相手との戦いであれば変えるべき(ボギーの可能性が若干上がるとしても、ティショットでOBにならないクラブを選択し直す)だし、自分との戦いであれば変える必要はないということになる。

 だが、羽生名人の「勝負勘」で考えるなら、勝つのは相手のミス、自分のスーパープレーで勝つわけではないわけだから、相手に合わせたり相手のことを気にする必要は全くなくただ自分のゴルフに徹すればいいということになる。つまり相手がOBを打とうが逆にベタピンのバーディチャンスにつけようが、普通にティショットしたりグリーンセンターを狙えばいいという事になるではないか。

 逆に、自分がOBを打った場合でも、必死でボギーで抑えるのではなく、ダボで上がれるよう全力を尽くす。相手がバーディチャンスにつけていても、だ。

 こうして、自分との戦いに徹していると、逆に相手の心にさざ波が立ってくるのではないだろうか。さっきの、ティショットがOBになった場合にしても、相手がOBを打ったのにこちらがもしダボやトリを叩いて引き分けたり負けたりしたらイヤだなあというプレッシャーは確実に掛かってくるし、実際、私のようなレベルだと上がってみればダボで引き分け、というケースは思った以上に多い。

 これはあくまで一つの考え方で、絶対に正しいというつもりはない。ただ、私の性格からして、この戦法はけっこう有効だろうな、と感じた。


 あと、勝負の流れの話や、集中の仕方、決断の意味など、超一流の人の思考に触れることは大変参考になる。オススメです。

(ドリルB:1090/10000)
(アプローチ:3110/10000)

2012/3/16(1120962hit) 傲慢が止まらない


 いつものホームコース(きさいちCC)、いつものメンバー(私・◯・K嶋さん・N谷君)で、いつものラウンド。ちょっと風は冷たかったけど、陽が差せば春の陽気であった。7時35分スタート。

 この時期はもう90が切れればいいや(でも85ではラウンドしたいよね)と思いつつスタート。で、この日はとにかくドライバー(スプーン)が絶好調。14回中13回が満足の行くショットで、12回フェアウェイへ。

 フェアウェイウッドも4回使って4回とも芯を食う。こんなことはきわめて珍しい。で、なぜそんなにウッドの調子が良かったかというと、

投げやりなぐらい手首をゆるゆるにする(特に切り返し)

 ヘッドが遅れて球の上の方を打って低いトップスライスを出すようなつもりで(いや実際出ることもあるんだけど)、怖がらずに手首をグニャグニャにしてレイトアンコックで打つ。スイングはこれです。


 で、アイアンもマアマアの球が出たり出なかったり、アイアンの当たりが良すぎて(これもイ手首ゆるゆるの効果だと思われる)グリーンオーバーしたりするんだけど、パーオン率33.3%とアプローチが全部ちょいダフではボギーがやっとなわけで。加えてパットもこの日はダメダメ。日替わりですな。


 それでも前半はダボなし7ボギーの43とまあ今の時期ならやむなしの数字ではあった。しかし後半。1番では残り120yフェアウェイセンターという絶好の位置からグリーンの乗せられず、エッジから15yが寄らず入らずでボギー。2番パー3でも5アイアンがスライスして2オン2パットボギー。3番はラフからいいアイアンショット(110y打ち上げ左足上がりを8アイアンクォーターショットでピン下4mに)でパー。ここまではまあ良かった。

4番パー5では3打目のアイアンがオーバーしアプローチを4mに付けるもそこから3パット、でダボ

5番パー4ではティショット完璧、2打目6アイアン完璧でピンハイ7m、そこから4パット、でダボ

6番パー3ではきついアゲンストのきつい打ちおろしの210yという状況でティショットに5Wを短く持って打つ(低い球が打てるから、なーんて)という練習で1回もしたことのないようなことをした結果、私史上最大最高の曲げ幅の引っかけ(打った瞬間OBと分かってボールを目で追うのを諦める)を打つ。でダボ。

 えー、またとんでもない馬鹿をやってますな。お前にはミミズほどの学習能力もないのか>俺。という訳で3連続ダボが効果的で46。いやあ、ほんとアホだw


 でも、いいショットもあったし、いいアプローチもあったし(30y以内はもう恥も外聞も捨てて一番簡単な方法で打つ事に決めた)、一応90は切れたし、半年先に繋がるゴルフができたな。と自分に言い聞かせるhiroであった。




(ドリルB:1090/10000)
(アプローチ:3160/10000)

2012/3/17(1121258hit) 決断力(その2)


 3日前、羽生善治名人の「決断力」をご紹介したが、まだまだ感銘を受けた言葉がたくさんあるので、もう一度だけご紹介させて頂く。




勝負どころではシンプルに考えろ

 勝負事には流れがあり、その流れが作る波にいかに乗るかが重要である。波に乗った時に勝負を決定づける「絶妙の一手」が打てるかどうかが大事だ。逆に言えば、「絶妙の一手」につなげるまでに、いかに焦らずに良い波を待つ事ができるかどうか。

 さらに、良い波が来た時すなわち勝負どころでは、できるだけシンプルに物事を考えるべきであると名人は云う。

 これをゴルフに置き換えると、流れが来るまでは堅実にフェアウェイセンターやグリーンセンターを狙い、無理にバーディなど取りにいかず、ダボ以上を叩かないよう気をつけ、いざ流れが来たらできるだけ基本に立ち返ったシンプルなショットや直感に従ったパットをしろ、ということであろうか。


経験にはマイナス面もある

 経験がない頃は若さから来る勢いで何とかなることも多い。しかし失敗もすることで、だんだん学習をしてくるわけだが、そういう失敗の経験によって逆に自分の選択肢が狭くなってしまったり直感を信じられなくなってしまう事もある。それを理解しておかなければいけない。

 グリーン上で、「どう見てもフックなんだけどグリーンの形状からしてスライスするはずだ」というふうに、直感を経験が打ち消してしまう事がままある。それを避ける手段は「理性」であると名人は云う。


直感の七割は正しい

 ティショットが不幸にも木の後ろへ止まったとする。この時、上を超えるのか、右から行くのか、左から行くのか、下を抜くのか、それとも横へ出すのかといろいろな選択肢があるわけだが、長くゴルフをやっていると、「あこれは上から行けそうだ」だとか、「下を抜くのが一番安全性が高い」など、ボールのライと状況を見た瞬間にある程度の目星がついたりする。

 しかしこういう時、私のようなトホホ者はえてして「右からフックさせてグリーンエッジから転がして乗せていく」などという自分の思いつきに情が移り、最初の直感を無駄にしてしまう。ピンチの時ほど、シンプルに体が望むショットをさせてあげるようになれれば一流なんだろうけど、助平心が出ちゃうんだよねえ。


人間はミスをするものだ

 この一文をとっても、いかにゴルフと将棋で共通点があるかがよく分かる。ミスが当たり前と思うという事は、ミスした時にいかにやわらかくやり過ごすかということであり、ミスしやすいプレッシャーが掛かる場面をいかに乗り切るかということであろう。

 OBを打ったホールで3パットしたりトリプルボギー以上になってしまう確率が異様に高い私は、まだまだ「ミスが当たり前」と思えていないのか、プレッシャーに弱いのか、ヘタなのかのどれか(あるいはそのすべて)だと思われる。


情報は「如何に捨てるか」が大事

 ネットやテレビや雑誌でゴルフに関する情報や技術が溢れかえっている現在、誰の何を信じるかというのは大変重要だろう。コンビニでスイーツを買うぐらい気軽にレッスン書やTipを漁り、日替わり週替わりで試してはまた新しいものに飛びつくという、レッスンの浮気ばかりしていればいつまでたってもうまくならないってお前が書くなよですかですね。

 「今している練習は1年後に花開く」というのは、1年間は同じ事をし続けろという意味でもあるのだってだからお前が偉そうに云うなって?失礼しました〜(^_^;)




(ドリルB:1090/10000)
(アプローチ:3160/10000)

2012/3/19(1121605hit) トホホスパイラル


 昨日は久しぶりに◯と練習へいったんだけど、やっぱりアプローチは相変わらずダフリ7割。8アイアンのハーフショットで70y打つ時はきちんと打てる確率が高いので、やっぱり球を上げようとしてるのかなあ。





 上の写真(どこから拝借したか忘れてしまった。ごめんなさい。判ればすぐ紹介します)みたいに肩を回す・左手を伸ばす・フォロー低く収めるでちょっと確率が上がるけど、なんかここ数年同じところをグルグル回ってるような気がする。

腰切る
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
背中向けたまま打つ
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
手首ゆるゆる
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
肩回す
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
右肘を体から浮かさない
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ→
宮里家の30yドリル
キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ→
下半身に意識集中
キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
ダブルインターロッキンググリップ

→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
右ひざ送る
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
左ひざ我慢
→キタ━(゚∀゚)━!
→次の日ダメ
気が狂う
→コナイ━(゚∀゚)━!
→次の日ゴルフやめる
振り出しに戻る

っていう感じ。なんか、一生このアプローチトホホスパイラルから抜け出せないような気になってきた。なんか「1箇所だけ注意したらアプローチはミスしない」っていうのを求めるからダメなのかなあ。でも、いくつも注意点があってもコースでは余計にややこしくなるし、練習でできてもコースでできないし。

 こうなったら、またチッパ(ryって思った。



(ドリルB:1110/10000)
(アプローチ:3120/10000)

2012/3/20(1121869hit) NASSとは?


 ニュー・アプローチ・スタビライズド・システム、略称NASS。



といっても私が発明したものでも発見したものでもない。むしろアプローチとしてはポピュラーな方法だ。つまり適当に名前をつけただけ。

 普通、アプローチには2通りの方法がある。すべてのアプローチを1つのクラブで行う(58度のウェッジだけ。チッパーだけなど)方法と、距離や球筋によってクラブを変える方法だ。

 私は基本的にギャップウェッジ(51度や52度)かサンドウェッジ(56度や58度)のどちらか1本でアプローチしてきたが、その理由は「そっちの方がカッコ良さそうで上級者はほとんどそうしている」からというまったく主体性のないミーハーなものであった。

 まあそれ以外にも8番アイアンとかで転がす方が距離感とか難しそうだし、状況によってクラブを替えないといけないのは何本もクラブを用意しないといけないのでいちいち面倒だしという理由もあったのだが、とにかくウェッジでずっと練習していればそのうち打てるようになるだろうとは思っていた。

 でも、全然うまくならないしむしろどんどん下手になるっていうか苦手っていうかスットコドッコイのコンコンチキに退化してしまったので、ここはちょっと抜本的改革に着手しようと思い、NASSを考えついたのである。あ、考えついたんじゃなくて決心しただけだけど。

 そう、NASSとは振り幅をあらかじめ固定し、クラブを変えることで距離を打ち分けるという、画期的どこにでもある方法なのである。というわけで、15分にも及ぶ試行錯誤を重ね、十何球も打ち比べてみてようやく決定した私の方法はこうだ。

1,振り幅はハーフショット

2,使うクラブは7アイアン・8アイアン・9アイアン・PW(46度)・51度・58度の6本

3、狙う距離


 7アイアン 80y
 8アイアン 70y
 9アイアン 60y
 PW 50y
 51度 40y
 58度 30y

 となる。NASSのメリットはスイングが小さい分ミスしにくい、ハーフショットだけを練習すればいい、微妙な距離感に悩まなくていいから思い切りよく打てる、といったところであろう。つまりクラブを変えることでゴルフが逆にシンプルになるのだ。


 もちろんこの方法がベストだと決めたわけではない。これにより打ち方が固定化され、ずっと練習していればそのうちウェッジも打てるようになるだろうと・・・・


(ドリルB:1110/10000)
(アプローチ:3120/10000)

2012/3/21(1122062hit) これが厨二病だ!


 ●ちゃんねるのまとめサイトから。題して、

天候が荒れまくった空を見上げて「始まったか」とか呟きたい

より。ちなみに「あるある!」とか思った人はマンガやドラマの見過ぎです。


(厨二病・・・色々なことに感化されやすい思春期特に中学二年生の頃の、自意識過剰とコンプレックスと不安と「自分だけは特別なんじゃないか」という誤解と絶望と大人への反抗と性衝動などが渾然一体となり、自分だけの世界や自分だけの思想に閉じこもり、狂信的な言動に出ること。またはその行為。その熱から冷めた時その行為は「黒歴史」となり、のちに思い出すだけでいつでも「ギャ〜〜〜!やめてくれごめんなさいすいません」と叫びながら100mを11秒台で走ることができるようになるもの。)



大手会社の株価下落を見ながら「まずいことになった」と誰かに電話で告げたい


無言で携帯に出て一言「・・・わかった」とだけ言って電話を切りたい


道端に落ちてるタバコの吸殻を拾い上げて「そうだったのか!」と叫んだ後、
おもむろにどこかへ走り去りたい


「Game over」と呟いた後Enterキー押したい。


喫茶店から出て行った男と入れ違いで入って
マスターに「さっきの男について聞きたいことがある」とか言いたい


暗号の書かれたメモをくるんでタバコの箱に入れて誰かにさりげなく渡したい
向こうもそれに気づいて無言で受け取られたい


駅のホームで背中合わせにベンチに座ってジュラルミンケースを交換したい


見知らぬ老人に「親父にそっくりだな」とか言われたい


家に帰っきていつもと違う異変に気付きたい
そして後ろから拳銃を突きつけられたい


バーに行ってマスターと意味不明な問答を繰り返した後、
「来な」と言われて秘密の地下通路へ案内されたい


フットボールのスタジアムで走りながら電話して
「三つ目の爆弾はどこにある!?」とか言いたい


長い廊下をマネージャーらしき人の話す今後スケジュール内容を
面倒くさそうに聞きながら歩きたい
最終的に全部キャンセルしたい


パソコンに向かって「よーし、良い子だ。」とか言いながらデータ解析とかしてみたい


コンビニのバイト中に突然携帯が鳴って
一言二言発してから切って、レジ打ってた奴に向かって「仕事だ」と呟いて
店長に暇を告げたい


一緒に飲んでる信頼してた女に「そのお酒に何が入ってたでしょーか?」っていわれてみたい


娘とキャンプの約束をしたい
しかし重要な仕事任され約束をやぶりたい
妻に謝るも「謝る相手が違うでしょ?」と嫌味を言われたい


「なぁ頼むよ、これはお前にしかできない仕事なんだよ」
「言ったはずだ、もうその仕事はやめたんだよ」
って言いたい


死んだ恋人によく似た女性と付き合いたい
死んだ恋人と全く同じ状況で死にそうになってる彼女をかばって死にたい


妙なメールで呼び出されて
「だまして悪いが、仕事なんでな、死んでもらおう」とか言われたい


「風が・・・止んだな」とか言いたい


夜中にグラウンドまで全力で走ってから振り返って
「くくく…俺が逃げていたとでも?広い場所じゃないとこの能力(チカラ)は危険だからな…」
と右手を天にかざして呟きたい


大都会の街角でコートの襟を口元に寄せて
「こちら○○、犯人を肉眼で確認した、そちら側の指令を待ちつつ尾行する」
とか言いたい。


DQNにボコボコにされたあと
仰向けの状態で「やれやれ、困ったな・・・」って言って
「この力を使うのは何年ぶりだろう」って言いながらヨッコイショって立ち上がりたい

さらに「君、逃げたほうがいいよ?もうここからは遊びじゃないからね」
って言いたい


スーツを着た強面の男に呼び止められ、少年の写真を見せられて「こいつを知っているな?」ていわれたい
その写真の子が自分の息子だと分かり「用件は何だ」と言ってみたい


繁華街の外れ、地下にある雑貨屋で
「例のやつを頼む。大至急だ。」とだけ嘆いて立ち去りたい。





 最終ホールのグリーン上、1パットで決めないと負ける絶体絶命の状況で、無茶苦茶複雑なラインのパットを打ちたい

 とんでもなくあさっての方向に打ち出し、相手が「ワッハッハ。とうとうヤツはおかしくなりやがったか」とか言われたい

 しかしその後、誰も予想していなかったアンジュレーションにボールはその進行方向を変え、カップに向かっていくと大笑いしていた敵の笑い声がだんだん小さくなり顔もひきつってきてついにカップに入りそうになった時には「う、嘘だ・・・」とつぶやかせて口から葉巻を落とさせたい

 そしてボールカップに沈んだ時、敵は天を仰いで「ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」と叫ぶが、その声を聞いてニヤリと笑いながら静かに「お前の負けだ」と言いたい。



 注:成人後の厨二病は不治の病です。気をつけましょう。



(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/23(1122659hit) 大きなコンペ



 昨日はAゴルフクラブで大きなコンペがあったんだけど、今日は尋常じゃなく忙しくて写真だけですいません。 ちなみに私は今軽く絶望してます。



















 ちなみのここの設計はフェードヒッターをいじめるのが大好きな、あのオサムちゃんです。

(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/24(1122957hit) 絶望する必要なし




 というわけでまたもや95という不本意な成績で終わったのだが、今日になってその原因が判った。ひどい風邪で頭痛いはハナ出るわ体の節々が痛いわ起きてる状態で首の筋を寝違えるはともう体が散々なのである。

 この日は長いショットはまだマシだったものの、アイアンが全部ダフるか引っかけ、アプローチはチャックリ大行進、パットも最後までイメージが出ず3パット4つと4パット1つだったのだが、風邪をひきかけてたせいだったのである。誰が何と言おうとそうなのである。

 おまけにラウンド2日前に首を痛め(本当)ろくに練習も出来なかったせいでアプローチのいい感じを忘れてしまっていたからチャックリ大行進も仕方ないのである。

 スタートホールからいきなりNASSが全然機能しなかったのも、アイアンがほとんどクリティカルヒットしなかったのも、きちんと当たったと思ったらオーバーして奥から寄せられずさらに3パットしてダボになったのも、爪先下がり左足下がりのグラスバンカーからふわっと上げて1mにつけたパットを入れるどころか3パットしちゃうのも、


 ぜーんぶ風邪引いてたせいでなのある。悪いか。


 だから絶望なんてしないのだ。俺が悪いんじゃない風邪が悪いんだ(しかし仕事が忙しい時に限って風邪ひくのは何でだ?)。ついでに言うと民主党がマニフェストを守らないのも、原子力ナントカ委員会がクソなのも、東電が厚顔無恥なのも、遼がぎりぎり予選通過したのも、地球温暖化も宇宙が膨張してるのもぜーんぶ風邪のせいなのである。風邪のバカやろう。風邪滅びろ。ついでの花粉症も滅びろ。

(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/26(1123306hit) タイガーイズバック


 おかえり、タイガー!(アメリカのスポーツ紙風)

 大鵬・巨人・卵焼きじゃないけど、やっぱり圧倒的な強さを持つスターというのは我々にカタルシスを与えてくれるので気持ちがいいのである。だからゴルファーは皆やっぱりタイガーが大好きなのである。嫌いな人は天邪鬼なのである。

 今回の復活優勝をあんまり喜んでいないのはPGAメンバーぐらいだろう。なぜなら確実に自分の勝ち数や世界ランクや試合の順位が下がるわけだから。で、一番「ほら見たことか!」と思っているのはキャディのジョー・ラカバとメリーさんかな。


 今回は終わってみれば5打差。PGAツアーのフィールドで5打差がつくというが何を意味しているか懸命な読者の方ならよくお分かりだと思う。そう、仏恥義理(ブッチギリ)の圧勝ということだ。マクドゥエルの調子がイマイチだったことを差し引いても、安定感が抜群だった。


 しかも、今回の勝ち方は全盛期のタイガーと同じで、3日目にトップに立ち、最終日は攻めるところは攻め、勝てる確率が上がってきたら一番プレッシャーの掛かるバックナインで岩のように堅実なゴルフに徹する。

 しかしその堅実な(パーを取る)ゴルフをするためにはパットが好調でなければならない。すなわち、今週の勝因はとにかくパッティングが良かったことではないかと。短いパットをきっちり打てる←長いパットのプレッシャーが無くなる←アイアンショットのプレッシャーがなくなる←ドライバー(ryというわけで、やっと勝ちパターンを出すことができるようになったというか、余裕が出てきたというか、思い出したというか、ショートパットは大事だというか、とにかく72勝は伊達じゃないって思った。


(ドリルB:1070/10000)
(アプローチ:3060/10000)

2012/3/27(1123613hit) 叙述トリック

 またしても2chネタというかある意味現実逃避。いろいろな叙述トリックでカタルシスを味わってください。


1,◯◯失格

授業中、僕はぼんやり外の景色を眺めるのが好きだった。 
帰ったら何して遊ぼうかとか、どこか遠くに行きたいとか、 
いろんなことを思いながら、窓の外ばかり見てた。 

午後の授業なんかだと、ついつい寝ちゃうこともある。 
隣の女子校で体育をやってたりすると、それはもう大変 
何も考えられずに食い入るように見ちゃう。 

はちきれそうな太もも、のびやかな肢体、見てるだけで鼓動が高鳴った。 
あのコがいいとかこのコもいいとか、もう授業中だってことなんか 
完全に忘れてずっと見てた。楽しかった。 
でもそんなことしてると、いつも必ず邪魔が入るんだ。 

「先生、授業してください」って。




2,戦略

どうしても誰かに聞いて欲しい話がある。 
実は俺、恥ずかしながら稼ぎの悪い安サラリーマンなんだけど、デイトナが欲しくて 
少ない小遣いからヘソクリなどしている。自宅のPCの壁紙にもデイトナの写真を 
使っているほど惚れ込んでいる。 
時計なんかに全く興味の無い女房は、時計の写真なんて見て楽しいの?と馬鹿に 
し続けていた。まあ、女房というのはこんなものだろう。 

そして一昨日、俺の誕生日だったんだが、女房が何年かぶりに「誕生日プレゼント」を 
俺に呉れた。新婚以来の珍事だった。包みを開けてみると中身は腕時計。
クロノグラフ・・・デイトナ? 
文字盤の銘は「ELGIN」 
女房は俺に「欲しかったんでしょ」と微笑む。涙が出そうになった。 

もうデイトナなんかいらない。こいつを動かなくなるまで毎日使ってやろう。 
他のどんな腕時計より大切にしようと誓ったね。 


時間は少しさかのぼり、とある別の掲示板にて。

夫が時計欲しがってる 
PCの壁紙にして毎日見てる 
調べてみたら、約100万円のロレックス 
なんか貯金してるみたい 
絶対買わせたくない、どうしよう? 


それに誰かが答えて、

「ELGIN」っての買って与えろ 
似たのが1万円ぐらいであるから 




3,やられてんじゃん

お前らみたいな暗い奴らがこうやって人の悪口言いまくってんのマジでうぜえ 
俺中1だけどナメんなよ?兄貴普通にヤンキーだしバイク乗ってるから 
お前ら見てて超イライラすんだよ 
無理だと思うけどお前らかかってこいよ。ケンカなら負けねえよ? 
やりてえ奴は言え。住所書いてやるよ。 
まあ実際にやったとしたらケンカ開始5秒後には俺の相手は返り血に染まってるわけだがな。 




4,気持ちはわかる

さっきうちに検針に来たやつが伝票を郵便受けに入れようとしてたから 
「原発の問題が終息するまで支払を拒否します」っていってやったら 
「私に言われても困ります」なんて言うんで 
「あなたも社員の一人でしょ、そのマークを付けているのだからまったく 
責任がないとは言えないでしょう」とそいつの胸を指差したら 
東京ガスって書いてあった。 




5,Yahoo!知恵袋より

質問:息子が「ドグラ・マグラ」という本を持ってます 
表紙のイラストが怪しげです 
裏表紙に[これを読む者は一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。] 
とあり、あらすじ的なことは書いてありません 
どんな内容なのでしょう? 
息子は大丈夫でしょうか?

ベストアンサーに選ばれた回答 
夢野久作のドグラ・マグラですね。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。 
大丈夫です。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。 
それは単なるキャッチフレーズです。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。 
「日本三大奇書」と呼ばれるもののうちの一つです。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。 
記憶を失った男が、自分が精神病院に収容されていることに気づくところからはじまり、それから何だかんだある小説です。 
推理小説です。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。 
私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。 
私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたした 
りしておりません。私も読んだことがありますが、精神に異常をきたしたりしておりません。



6,うまい!座布団10枚

世の中には10種類の人間がいる。 
二進法が理解できる人間と出来ない人間だ
 



7,お風呂の神様

昨日、彼女に電話したら出てくれなくて、切ったら少しあとにメールが入った。 
メールには、 

ごめん、お風呂入ってた。今、神と化してるから、終わったら電話するね。 

と書いてありました。 
彼女の正体は、一体何者なのでしょうか?
 



8,もう一度?

一昨日普通免許とりに免許センターまで行ってきたんだが、 
学科試験とか30分もあれば余裕で終わるだろ? 
で、試験時間は50分だから残りの20分間俺はボーっとしてたのよ。 

試験が終了して職員が解答用紙を回収するときに俺の前の席のやつの様子がおかしい。 
職員が「もう終わりだよ」っていってんのに解答渡そうとせずにかりかり書き続けてる。 
「うーうー」とか良いながら抵抗してんのよ。 

俺は「なにこいつ?頭おかしいんじゃね?」とか思ってたんだけど、 
よく見たらそいつ泣いてんのよ。泣きながら解答うめてんのよ。w 
泣 き な が ら 解 答 う め て ん の よ w w w 
しかも金髪ピアスのあからさまなDQN。ザマーwwwwwwwwwww 
来週もう一度試験受けに行くのが今から楽しみwwwwwwww 
またあんなDQNこねえかなwwwwwwwwww 




9,アメリカンジョーク

 3人の女性が事故で昇天した。天国に行くと、3人は門番のセントピーターから 
「天国には一つだけ掟があります。アヒルを踏んではいけない、ということです」 
と注意をうけて中に入った。 

 案の定、いたる所にアヒルがいた。とてもアヒルを踏まずには歩けないほど 
だった。細心の注意を払いながらも、3人の一人がついうっかり一羽のアヒルを 
踏んでしまった。するとセントピーターが、彼女が今までに見たこともない醜い男 
を連れてやってきた。彼はその男と女性を鎖に繋いでから理由を説明した。 
「アヒルを踏んだ罰として、この男と永遠に鎖に繋がれることになります」 

 翌日、2番目の女性も、アヒルを踏んでしまった。するとセントピーターが、極め 
付きの醜男を連れてキッチリやってきた。最初の女性と同じようにセントピーター 
は女性と男を鎖に繋いで、同じ説明をした。 

 3番目の女性はこの顛末をつぶさに見ていたので、醜い男なんぞと一緒に鎖に 
括りつけられて永遠に過ごす羽目にならぬよう、足の運びには精一杯気をつけた。 

 彼女が何とかアヒルを踏まずに数ヶ月が過ぎたころのある日、セントピーターが 
今までに出会ったこともないハンサムな男を引き連れてやってきた。男は背が 
高く、長い睫毛をした、筋骨逞しく、細身だった。セントピーターは何も言わずに 
二人を鎖に括りつけた。 

 女性は怪訝な面持ちでつぶやいた。 
「私が貴方と一緒に鎖に括られるような、何か褒められるようなことをしたのかしら」 

 それに男が答えた。 
「僕は君のことは何も知らないんだけど、ただアヒルを踏んじゃいました」 




10,兄貴も

トム「弟さんが電車にひかれたんだって?」 

ジョン「そうなんだ。両足切断ですんだのが不幸中の幸いさ。」 

トム「それは気の毒だったな。でも、俺の兄貴も昔電車にひかれたんだ。」 
ジョン「なんだって!?でも君のお兄さんは五体満足で入院だってしたことはないじゃないか」 

トム「あぁ。今じゃ立派な鉄オタさ。」 



11,撹乱

「この写真の男に何か見覚えはありませんか」 

そう言われて差し出された写真を受け取る手がかすかに震える。 
あや子はその眼を見た瞬間に6年前の忌々しい出来事を思い出していた。 
かつては魅力的だとも勘違いしたずる賢い狐のような切れ長の眼、 
高校時代の同級生、酒井慎一に間違いない。 

今よりも40キロは太っていたあや子が、 
卒業直前にひっそりと酒井の机の中に忍ばせたラブレターを 
クラスじゅうにさらけ出し笑いものにした男だ。 

「どうかいたしましたか」 
「あっ、いえ……この人、何したんですか」 
「区内で起きている連続コンビニ強盗の犯人です。 
逃走に使ったと思われる原付が、まあ盗難車ですけどね、 
それがこの辺りで見つかったものですから、目撃情報等あたっている最中です」 
何度も同じ説明をしているのだろう、刑事はやや早口で面倒くさそうに説明した。 

ケチな男。あや子は写真をまじまじとみつめながら考えた。 
こんなにはっきりと顔が映っているのだから放っておいてもすぐに捕まるだろう。 
だがこれは酒井に対してささやかな復讐を果たす絶好の機会、逃す手はない。 

「見たことある、気がします」 
「本当ですか。いつ、どこでですか」 
「あの、このあたりでリヤカーを引いて空き缶とかを集めている人たちいますよね。 
そういう人たちと一緒にいて、若い人もいるんだなって思ったので覚えているんです」 
「そのホームレス連中と一緒にいた若い男がこの写真の男なのですね」 
「すごく似ているって気がします。 
直接そういう人たちに聞いてまわってみてはどうでしょうか」 
「わかりました。ご協力に感謝します」 
そう言って足早に去っていく刑事の背を横目で見送りながら、 
あや子は思わず呟いた。 

「捜査は足で稼げってね。せいぜいがんばって、酒井くん」 




12,ぬか喜び

友人に裏切られ、全財産を失い、荒れた暮らしで体を壊し、 
不治の病に冒され、ひとり寂しく死の床についている男がいた。 

ある夜、突然、その男の目の前に妖精が現れた。 

「どんな願い事でも構いませんので、あなたが叶えたい事を3つ言ってください」 
光り輝く妖精は、微笑を浮かべながら言った。 

男は即答した。 
「友情と財産と健康が欲しい!」 

「友情と財産と健康ですね。分かりました。神様にそう伝えます」 

「ありがとう! 本当にありがとう! もう何と言ってよいのか...」 
男は感激し、涙を流した。 

「いいえ、どういたしまして」 
妖精は小さくお辞儀をした。 

「こちらこそ、アンケートに御協力いただき、ありがとうございました」 




13,いや無理だし

1965年3月14日。これはニューファンドランドの海岸沖で,アメリカ海軍とカナダ当局との間で交わされた無線による会話の記録である。 

カナダ  「衝突の恐れあり。貴艦の針路を15度南に変更されたし」 

アメリカ 「衝突の恐れあり。そちらの針路を15度北に変更せよ」 

カナダ  「それは出来ない。衝突の恐れあり。そちらの針路を15度南へ変更されたし」 

アメリカ 「こちらアメリカ海軍軍艦である。もう一度繰り返す。そちらが針路を変更せよ」 

カナダ  「NO!それは不可能だ。貴艦の針路を変更するよう忠告す」 

アメリカ 「こちらはアメリカ合衆国第七艦隊所属航空母艦エンタープライズである。 
 本艦は巡洋艦四隻と駆逐艦八隻,他多数の小艦艇を従えて航行中である。 
 我々はそちらの針路を15度北に変更するよう要求す。 
 もう一度繰り返す。そちらが15度北に転針せよ。さもなくば,そちらの安全は保証の限りではない」 

カナダ  「エンタープライズ。こちら灯台である。どうぞ」 




14,詐欺ですか?いいえ、◯◯です

むかし昔、ある男がある村に現れ、村人たちに言いました。 
「猿を一匹1000円で売って欲しい」と。 
サルは村では珍しくもなく、そこら中にいたので、村人たちはさっそく森へ捕まえに行きました。 
村人たちが捕まえた何千匹ものサルを男は一匹当たり1000円で購入し、
そのうちサルの数が少なくなってきたので、村人たちは捕まえに行かなくなりました。 
そこで男はサルの値段を一匹当たり2000円にすると発表しました。
この新しい発表により村人たちはまたサルを捕まえに行きました。 

しばらくするとサルの数がさらに減ってきたので、村人は捕獲をやめました。 
すると男の申し出は2500円へと吊りあがりました。
しかしサルの数はかなり減ってきているので、捕まえるどころか見つけるのさえ難しくなっていました。 
とうとう男は値段を5000円にまで吊り上げました。 
しかしながら、男はビジネスのために町へ出向かなくてはいけなくなったので、
彼のアシスタントが代わりにサルを買いつけることになりました。 

男が留守の間に、このアシスタントは村人たちにこう言いました。 
「今まで彼が集めてきたこの多くのサルを、あなたたちにこっそり3500円で売りますから、
明日彼が戻ったら、それらを5000円で売るといいでしょう」 
村人たちはそれぞれお金を出し合って、そのすべてのサルを一匹3500円で買いました。 
しかしその後、村人たちは男もアシスタントも二度と見ることはなく、
ただサルだけはそこらじゅうにあふれていました。 

株式のことが少しわかるようになりましたか? 




15,ほのぼの

俺、子供んときに近所の子にプロポーズしたことあるんだけど 
そのネタで小学校で「あいつが私にwぷぷぷ」って6年馬鹿にされ、 
中学校で3年馬鹿にされ、高校でも3年馬鹿にされ 
未だに夕食の時に馬鹿にされる 




お幸せに。



(ドリルB:1090/10000)
(アプローチ:3120/10000)

2012/3/28(1123896hit) ランニング


 っていうかさあ、だいぶ体調も良くなったんで昨日久しぶりに練習に行ったんだけどさあ、なんか体が全然思うように動かなくなってるんだよね。たった5日間クラブ持たないだけでこんな事になっちゃうって、俺の体ってマジ健忘症だって思ったね。

 で、この日はドリルBをしたあと、51度のウェッジ・9アイアン・6アイアン・3アイアンをローテーションさせて全部同じイメージで打てるよう1球づつ練習してたんだけど、アプローチやっぱりダメだしアイアンもダフるか左へ引っ掛けるし全然ヘッドが走ってくれないんだよね。

 まあアイアンはまだいいとしても、問題はやっぱりアプローチ。なんか、ダメダメスパイラルに陥ってずっと同じ場所をグルグル回ってるような気がする。というわけで、私は考えに考え、ひとつの結論を出すことにした。師匠に怒られるかもしれないけど。

 チャックリが出なくなるまで全部9アイアンの転がしに徹しよう。

 いくら練習でうまく打ててもコースでは別人に変身するし、そもそも練習場でもうまく打てないし、コースでNASSを使っても球を上げようとしてチャックリするし、皆様に色々教えていただいても全然うまくならないし、グリップゆるゆるでコックする方がいいのかコックを使わないほうがいいのかすらわからなくなってしまったし、それならもう当分藤井誠プロ推奨の9アイアンのランニングだけにしようと。

 これですくい打ちを撲滅し、ミスしなくなったら、半年先か10年先かわからないけど改めてウェッジを使うようにしようと。いつまでも夢を追い求めるのはやめよう。

 というわけで、SWはバウンスのあるものに変更します。51度はフルショットでしか使いません。


(ドリルB:1090/10000)
(アプローチ:3120/10000)

2012/3/30(1124454hit) やっぱり絶望した


 ここ12年間というもの。

 平均週2回は練習へ行き。

 1回につき100〜200は球を打ち。

 いろいろな先生に教えてもらい。

 色々なドリルをこなし。

 その上で週1回ラウンドし。

 その想いを10年以上にわたってウェブに綴り。

 ある意味では仕事や家庭よりもゴルフを優先し。

 自他ともに認めるゴルフバカである私が。

 自分なりに一生懸命頑張ってきて。



 でも、全然上達してないいやむしろ下手になってる。



 自分に絶望した。もうね、いろいろね。アプローチとか、スイングとか、生き方そのものとか。頭悪すぎとか。



 数字じゃないのよ(いや、数字もあるけど)。誰かに勝ったとか負けたとかでもない。すべては私の心の問題。すべては私の思い上がり。それを自覚しないと前へ進めない。

 明日から私はあずさ2号に乗って心の旅に出ます。打たれ弱くてホントすいません。

(ドリルB:1110/10000)
(アプローチ:3165/10000)

2012/3/31(1124697hit) 具体的に


 休むとか書いといていきなり更新ってのもあれなんですが。あの、落ち込んでるとか絶望してるとか書いてますが、私のいつものやつなんで、全然心配には及びません。っていうかこんなバカは放っておいた方が本人のためです。



 9アイアンを持っても球を上げようとしてチャックリする、しかも何度も。結局アプローチは何を持っても一緒。チッパーを持っても、いやパターでもチャックリする自信がある。この絶望感。

 左が狭いホールで、あえて3アイアンを持つも「ああ左に引っ掛けるだろうな」と思いつつ振って左に引っ掛けてOB。アホか。

 醜いスイング。ヘタを固めるだけの練習だったのかと。

 ティアップしたアイアンですら球を上げようとしてる。30年前からの悪い癖が全然治ってなかったのね。

 ドライバーは全部左引っ掛け。ミスしたらいけないホールで特に。練習場と逆球。つまり全然連取のせいかどころか練習しても意味ないんじゃ・・・。

 「これに気をつけよう」と思っても、バックスイング開始したら頭真っ白。真剣に若年性アルツハイマーを疑う。

 それでも、たった1つのことを一生懸命気をつけるとこんどはオーバードゥで全然スムースに振れず、信じられないぐらいダフったり。クラブ握って40年近く、時間をドブに捨ててたのか。

 無心で打ってもダフったりトップしたりするんだったら、もうどうすればいいのか。



 いかん。書いてるうちに洒落にならないぐらい落ち込んできた(笑)


(ドリルB:1110/10000)
(アプローチ:3165/10000)


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