日記211(2012年1月)

去年までの日記

2012/1/1(1093838hit) 新年のご挨拶


 今年は閏年&オリンピックイヤー。よって、hiro家の決まり事として年賀状は「届いたのを見てから出す」年に当たっております。というわけで、5日から更新の予定でしたが新年のご挨拶だけここでさせて頂きます。


あけましておめでとうございましつつ謹賀新年で賀正の恭賀新年が迎春で初春のお慶びを申し上げましながらの頌春、みたいな。

 では新年一発目は謎かけから。辰年にちなんで。

 ドラゴンと掛けまして、世界一のプレイヤーと解く。その心は、どちらもリュー(ルー)です。わははは。はは。あれ?みんなどうしたの?




 というわけで今年も馬鹿ばっかりいうております、元旦のhiroでございました。




(ドリルB:705/10000)
(アプローチ:1990/10000)

2012/1/6(1102359hit) 2012年始動!!


 改めまして賀正っす。



 真面目バージョンの賀状は作ったんだけど、ゴルフバージョンはまだ訳あって作れてません。今年送ってくださった皆様、すいませんもう少しでお送りできると思いますのでお待ちくださいませ。


 で、新年1発目は年末年始のラウンド結果から。まずは大晦日の「大晦日までゴルフをする4人のゴルフ●鹿ラウンド」から。ちなみに4人のゴルフ馬●とは、私とT中さんとT原さんとK藤さんである。あの、ゴルフ馬鹿(←伏せ字してないやん)は褒め言葉ですのでご了解ください。



 OBが2つ(谷越えパー5でドライバーがチョロに近いトップ、左ドッグレッグのパー4でティショットが右プッシュ突き抜け)あっての9オーバーは上出来。ドライバー復調。やっぱりティショットが安定すると大叩きしない。冬のアイアンは1番手上げて気持ち軽く振るのが吉。


 で、年明け3日は1人でホームコースへ。スーパーシニア3名とご一緒させてもらったので白ティから。3人とも70を過ぎても仲間でお茶代程度を握りながら和気あいあいと回っておられ、まるで七福神とラウンドしているような(笑)、お正月らしいおめでたい1日であった。



 その福の神のお陰か後半パープレー。最高のスタートが切れた。


 そして昨日は風邪から復活した◯と久しぶりに。同伴競技者は年上のご夫婦。この2人なかなかすごかったんだけどその話はまた後日改めて。



 アプローチのチャックリ・トップ・当り損ないが5つもあったため、寄せワンは2つのみ。短いパットも2つ外し、3パットも4つ。グリーンが結構速かったんだよね。

 でも、そんなショートゲームを補うかのようにショットが良く(この時期にしては珍しい)、OBなし(OB級の当たりはあったけど)、パーオン率44.4%はまずまず。あと、アイアンの新打法(8・9ショット)を編み出す。これはひょっとして私のゴルフを一新させるかもしれない。これも後日詳しく。


 というわけで、ことよろっす。

(ドリルB:720/10000)
(アプローチ:2040/10000)

2012/1/7(1102674hit) 今年の目標


 などとアホな事を書いているうちにもう年が明けて1週間である(まだ年賀状出してないのに!)。早いのう・・などとうかうかしている場合ではない。早く賀状を書かなけれというわけで今年の目標などを。

 今年のテーマ:「無心」

 今年の目標:「
なるべく85以上叩かない」

 今年の目標スコア:「+10台」

 今年の課題:「アプローチとドリルBの10,000球達成」



 最初の「無心」というのは説明がいる。実はこれ、年末年始に放送された藍ちゃんの番組で紹介されていた、ピア・ニールソンとリン・マリオットが提唱し、アニカ・ソレンスタムが有名にした「ビジョン54」という考え方からヒントを得たものである。

 このビジョン54、単なるメンタルトレーニングと思って敬遠していたのだが、この30分番組を見終わった時、私はその考え方を根本的に改めさせられることになった。それほど画期的かつ衝撃的な内容であったのだ。


 雰囲気は「クォンタムゴルフ」に似ている。その根本には「禅」の精神があるように思うが、メソッドは大変具体的だ。

 例えば、ショットを打つ前に「思考ボックス」内ですべてのことを考える。そして「決断ライン」を超え、「実行ボックス」に入ったら心を無にしてスイングする。その時は技術的なことや注意点はまったく考えない、いや考えてはいけない。

 我々がミスをするのは、もちろん技術的に未熟だったりポスチャーやアドレスが間違っていたりすることもあるけれど、スイング中に

「届かないかも」
「ダフったらどうしよう」
「ピンに近づけたい」
「綺麗なドローを打ちたい」
「右のバンカーに入れたくない」
「左のOBだけは避けたい」
「あいつより飛ばしたい」
「イイカッコしたい」
「空振りしたくない」
「またチャックリしたらどうしよう」


などと余計なことを考え、素振りのようにスムースにスイングできなくなることが最大の原因なのだ。

 その証拠に、プロでさえ「スイング中力が入ってダフ」ったり、「飛ばそうとして腰が先行し、とんでもないプッシュが出」たりするではないか。



 私も先日その典型的なミスをやらかした。1月3日フロントナイン。パー、パーときて3番177yパー3。谷越えでグリーンが砲台になっているこのホールは、きちんと170yキャリーで打たないとグリーンオンしない。

 普通は5番の距離だが、まだ出だし3ホール目だし、冬だし、4番でも届くかどうか。しかし4番と5番ではショットの成功率がだいぶ違う。ティアップするとは言え、大きなミスが許されない谷越えのホールであるが故、私はこう結論づけた。「ショットの確率を考え、5アイアンで打とう。それでショートしてもグリーン手前からのアプローチは難しくない。最悪2オン2パットでもボギーだ。3ホールで1オーバーなら上出来ではないか。よし、グリーン手前でよしとしよう」

 そしてショットしたのだが、ショットの瞬間、私はほとんど無意識にこう考えてしまったのだ。「5アイアンではまず届かない。届かないと乗らないし、乗らなかったら苦手なアプローチをしなければいけない。チャックリが出たらダボもある。そんなことしたらせっかくのパー・パーが台無しだし、何より同伴競技者に対して格好悪い。でも5番ならちょっと強く打ったら届くかもしれない。よし、叩こう」

 結果はリキんで左へ引っ掛けOB。トホホホホ。思い返してみるとこういうミスばっかりしてるんだよね。

 で後半、思い出して心を無にしてショットしてみた。そしたら良いショットが出るではないか。全部ではないにせよ。こでだ。俺に足りなかったのはこれなのだ。


 というわけで、今年のパパはちょっと違うぜ(忌野清志郎)。


(ドリルB:720/10000)
(アプローチ:2040/10000)

2012/1/9(1103059hit) それぞれのパーおじさん


 遅ればせながらボビー・ジョーンズの「ダウン・ザ・フェアウェイ」を読んでいるのだが、有名な「パーおじさんと戦う」ことが次のような語り口調で出てくる。

ゴルフは、「誰か」に対してプレーするものではなく、「何か」に対してするものであるということに気づかなかったら、わたしはメジャー選手権に勝つことなどなかったろう。そういっても決して間違いではないと思う。

「何か」というのは「パー」のことだ。



 でね、これを読んだ天邪鬼な私は思ったのだよ。じゃあ、スクラッチプレーヤーでない俺がしているゲームは、ゴルフじゃないの?って。

 もちろんそうではなく、俺がしているものもゴルフなのである。では、コースのパーと戦えない(戦っても勝てない)俺は何に対してプレーするのか。そう、

HDCPに合ったパーおじさんとの戦い

をすればいいのだ。もっとはっきり書くと、スクラッチプレイヤー以外はコースのパーおじさんと戦ってはいけないのだ。

 HDCP36の人は、ダブルボギーがその人のパーおじさんだから、ティグラウンドに立った段階で6(パー4の場合)でホールアウトすることを考えなければいけない。HDCP36の人がコースのパーを狙うということは、スクラッチプレイヤーがイーグルを狙うのと同じ(まあ実際はちょっと違うんだけど)、と書けばその無謀さが分かっていただけるであろうか。

 まあ、この話は中部銀次郎はじめいろいろなレッスン書にも載っているから、皆様におかれましては今さら感満載だと思うが、重要なのはそれをどこまで本気で考え、かつきちんと18ホール継続してできるかではないかと。

 パーは(18−HDCP)で十分。そう考えれば、ティショットで260y飛ばす必要も、狭いホールでドライバーを持つ必要も、素晴らしいアイアンショットでパーオンする必要も、アプローチのベタピンも、バンカーから寄せる必要も、5mのパットを入れに行く必要も、ましてやバーディなど必要ないということがよく分かる。

 え?そんな事をすると向上心がなくなる?面白くない?男は攻めてナンボ?目標は高いほうがいい?そんな枯れたゴルフはしたくない?そんなに考えた通りにはいかない?

 そう思われている方こそ、騙されたと思ってMyパーおじさんと戦っていただきたい。数ヶ月いや2〜3回続ければ、きっと「全ホールでイーグル狙い」をしていた頃には見えなかったものが見えてきて、ゴルファーとしてレベルアップしていることに気づくであろう(たぶん。ソースは俺←信ぴょう性がダメじゃん)。


 つまり今日の日記は、HDCP5のK見師匠に追いつきたいあまり身の丈にあったゴルフを忘れ何も考えず傲慢なラウンドを繰り返している今の自分に言い聞かせているのであった。


(ドリルB:740/10000)
(アプローチ:2090/10000)

2012/1/10(1103264hit) 8・9ショット


 3日前起きたら1日にして右肩が50肩になってた。何故だ?と思っていたら次の日起きたら首が猛烈に痛くてチョー不快。何故だ?の編者です。

 というわけで日曜・祝日の午後は薄暮プレーを自粛し練習へ。アプローチを集中的に。すごく単純に、

バックスイングでは肩(体)しっかり回す
切り返し〜インパクトでは頭を下げない(動かさない)


だけを注意したらなんだかいい感じ(=ダフらない)。ひょっとして、今までのアプローチトホホチャックリはただ単に前傾姿勢が狂ってたり打ちに行ったりしてたのか?だったら嬉しいようなショックなような。あ、もちろんグリップはDIG(ダブルインターロッキンググリップ)デフォね。



 さて、今日は先日唐突に思いついたアイアンの8・9ショットの事を。8・9ショットとは、

8割の力加減でスイングし、9割の飛距離を得るショットのことである。

えっとコントロールショットとどう違うの?と言われると答えにくいんだけど、コントロールショットはスイングの大きさを変える(クォーターとか、トップ位置を小さくするとか)。で、8・9ショットは大きさは一緒でスイングスピードを緩める

 これ、やってみると難しいようで意外と出来る(た)。要は、力を抜くと言うよりトップからヘッドを自由落下させるスイングというか。いやそもそもコースではリキみまくってるので、ちょっとスピード抜こうと思うだけで適正な力感になると言うか。

 で、飛距離1割減というのはけっこう大きくて、8アイアン135yが-13.5yで121.5yになるんだから、ほぼ1番手。120yで8番持つのは明らかにデカイ。デカイから、力が入りようがない。だからうまく力が抜ける。っておんなじ事ばっか書いてるな。

 もちろんある程度コツを掴むために練習が必要だけど、先日の藍ちゃんの番組(54ビジョンンのやつね)で100%スイング・75%スイング、50%スイング、25%スイング(%はスピードと力の入れ具合のイメージ)というのをやっていて、実際やってみたら25%と50%は難しいけど75%なら何とかなりそうだったので取り入れたわけだ。あ、5%は誤差ってことで。

 で、このショットのメリットは前述したようにリキみにくいという点以外に、球が高く上がらない(風に強い)・方向性が良くなる・大きミスが出にくい(以上当社比)という雰囲気を醸し出している点だ。って雰囲気かよ。すいませんまだまだ検証が必要なもんで。

 もちろん全ショットこれで打つわけじゃないけど、例えば朝から数ホールは1番手上げてこのショットにするとか、曲げたくない時やパー3で使うとか、色々応用が効きそうだ。

 もちろん練習場でこのショットを練習することでスイングリズムが良くなる(藍ちゃんが言ってたので間違いない)というメリットも見逃せない。というわけで、久しぶりのあれ。



 って偉そうに書いたけど、実はまだ「使えるようになったらいいな」というレベルなんだけどね。

(ドリルB:750/10000)
(アプローチ:2150/10000)

2012/1/11(1103566hit) 大人のゴルファー


 今日も昼の空き時間に練習に行く予定だったのだが、さまざまな陰謀のため行けなかった。じゃあ夜行こうと思ったら、今夜の9時なんだけどまだ仕事が片付かない。とかくこの世は住みにくい(草枕)。

 仕事の上でちょっと落ち込むことがあった。努力が報われないのはまだ消化できるとしても、自分が間抜けで失敗すると逃げ場がないね。特に中年を過ぎると「現実」を目の当たりにしたりしてね。いや、超一流どころか一流でもない事は自分がよく知ってるんだけど。

 昨日は各地で成人式があって、車で移動してたらFMラジオから「大人の定義」とか「大人と子供の違い」などと言うトピックスが流れてきた。俺は大人とは「責任を持つこと」だと思うんだよね。仕事上の責任。家庭を守る責任。社会に貢献する責任。じゃあお前はどれくらい責任を負ってるんだって言われるとつい責任のがれしたくなるんだけどね(笑)。


 じゃあ、大人のゴルファーの責任ってなんだろう。後続組を待たさない?コースを傷つけない?スコアの亡者にならない?上手いゴルファーではなく、良きゴルファーになること?ズルをしないこと?寡黙なこと?楽しくラウンドすること?ルールとマナーに精通していること?次も一緒にラウンドしたくなるような人のこと?ラフに咲く名も知らぬ花のためにアンプレアブルが出来る人?


 実は結論が出ていない。一つの具体例としては、某先輩ゴルファーのようになりたいというのがあるのだが、そのK先輩を見ていると人として素晴らしすぎて、結局は「総合人間力」みたいなものなのかなと。

 つまり、まっとうにまじめに生きていれば自然と大人のゴルファーになれるという、当たり前の結論に落ち着くのであった。ちゃんちゃん。


 あ、最後に一つ毒を吐くとしたら、いい歳をしてるのに後ろ指を指されるようなゴルファーは、逆に言えば人としても最低ってことですな。以上自戒を込めて。


(ドリルB:750/10000)
(アプローチ:2150/10000)

2012/1/13(1104180hit) 新春3ラウンド目


 昨日のラウンド前に一言。ソニーオープン・イン・ハワイに日本人選手が登場。日本のアイドル遼くんは1オーバー80位と予選落ちのピンチに、それでも本人曰く「内容は良かった」って・・・?いや、内容が悪くても結果を残すのがプロと思うんだけど・・・?言葉は悪いけど、彼の言葉ってなんとなく厨二病っぽいんだよね。どこかズレてると言うか、成熟してないと言うか。

(厨二病・・・思春期の少年少女にありがちな自意識過剰やコンプレックスから発する一部の言動傾向を小児病とからめ揶揄した俗語。中学二年→中二→厨二)

・・・といつも文句を言うのも彼と彼のゴルフが好きだからであります。ご理解いただければ幸いであります。




 昨日は3回連続となるホームコースきさいちCC。気温は低いが風が穏やかでいい感じだ。



 さて、今年のテーマである「無心」と「HDCPに合ったパーおじさんとの戦い」と「8・9ショット」はどうだったかというと。



 「無心」はなかなか難しい。「無心」でもミスはする(当たり前だ)。けど、良いことも悪いことも含め、あれこれ考えて打つよりもはるかに気持ちいいし良いショットが出やすい気がする。

 あ、上のスコアの「メモ欄」にはあれこれ書いてるけど、これは打つ直前の素振りの際に思い出す注意点だから。本番ではからっぽ頭で打ってる。

 「HDCPに合った〜」は惜敗。まあでもこの時期青ティからと考えれば84は上出来かと。前半はアプローチは良かったんだけど短いパットが3つぐらい入らなかった。後半は3番から8番まで6ホール連続1パットと拾いまくったけどOB2個が痛恨。

 1つは谷超え打ちおろしパー3(竹6番)で4アイアンを思い切りダフる。打つ直前まで喋ってたので集中力が欠如させたまま打っちゃったんだよね。もう一つは竹7番パー4、左ドッグレッグの苦手なホールで3Wを持って右プッシュ。3アイアンでボギー狙いが正解なのに、いい気になってた(←ダメじゃん)。ここのOBバーディは特設ティを使用したのでズルですごめんなさい(ちょっと前と間が開いたので)。

 「8・9ショット」は、2回ほど試したけどただ単にスイングが緩むだけでまだまだ本番では使えない事が判明(当たり前である)。練習せねば。



 そうそう、アプローチはだいぶ良くなってきた。あんまりシビアなライがなかったのもあるけど、10回アプローチショットしたうち酷いミスは無し。内訳は

58度でちょっと高く上げるショット・・・3回中3回成功
51度でピッチエンドラン・・・5回中3回成功、2回イマイチ(距離のミスと軽いダフリ)
9アイアンでランニング・・・2回中2回成功(ただし2回とも1〜1.5mのパットが決まらず)



 やっとイップスから脱出できそうなので、上手く行ってる時の注意点をしつこく書いておこうっと。

アプローチは、

バックスイングではしっかり肩回す
グリップはDIG
トップから切り返しの時に頭(右肩)下がらないよう



以上、ご自愛あれ>俺。



(ドリルB:750/10000)
(アプローチ:2150/10000)

2012/1/14(1104472hit) OK(コンシード)


 世の中には2通りの人間がいる。コンシード(OK)されて喜ぶ人とそうでない人だ。


 というわけでそのOKパットの話題。プライベートなラウンドで知らない人と一緒になった時、OKを出すか出さないかというのでたまに悩む時があるんだよね。

 基本的には「出さないし言わない」スタンス。だって上から目線じゃん、他人のパットにOK出すって。たまに居るのが「お前のことなど眼中に無い。早く俺の前からどきやがれ!次は俺の番だ感」満載で、人のパットがカップを通り過ぎた瞬間、まだ転がってるにもかかわらず大声で「オッケー!!」と叫ぶ(しかも毎ホール!!)おやぢ。

 ちなみに昔、◯と2人でラウンドしてた頃はこんなおやぢが結構居た。きっと私がヘタだったからイライラしてたのと、、メンバーコースなのに1人で我々の組に入ってくるようなおやぢは「性格が悪い→ゴルフ仲間がいない→一人でエントリーして組み合わせ」という可能性があるので、若造である我々に高飛車な態度をとっても不思議ないと思われる。それにしても言い方があるだろうと思うんだけどね。


 というわけで仲間でなければ滅多にOK出さないんだけど、たまに「OK出されると喜ぶ人」もいるんだよね最初に書いたように。こういう人は短いパットに不安や恐怖症があって、50cmとかの短いパットが大嫌いなのであろう。ある意味イップスといえなくもない(でもこういう人はパットの練習なんてした事無いと言うケースが多いんだけどね)。

 で、こういう人はパットが短ければ短いほどプレッシャーがかかる(こんな短いのを外したらどうしようと思う)ので、50cmや30cmでも「お先」をしない(できない)。そんな短いのをいちいちマークしてると進行上も良くないので、「よければお先にどうぞ」と言いたいところだかそれはだいぶ上からで偉そうなので、最初は優しく「OKですね」と言ってみる。

 すると、そういう人はホッとした顔をしてボールを拾うのである。で、次のホールから、微妙に「OKを待っている空気」が流れたりする。


 親しい中でも、実際にOKを出すのはどれくらいの距離が適当なのかというのはたまに迷うことがある。マッチプレーなら1mでも10cmでもこちらの胸先三寸だけど、4人でストロークプレーをしてる場合はそう簡単にはOKって出せないよね。誰かとニギってる場合もあるわけだし。

 だから、基本的には上り真っ直ぐで50cmぐらい、横や下りならワングリップ(26cm以下)ならいいかなと思う。んだけど、皆さんはどう思われますか?

 昔は「OKなんて邪道だ。ゴルフはホールアウトしてナンボだ」と頑なに思ってたけど、競技ならともかく、進行を考えたらプライベートなラウンドならほんとに短いパットはOK出してもいいかなと思うんだよね。

 ちなみに身内のコンペでは「ワングリップ以内はOK」というルールでやってます。



(ドリルB:750/10000)
(アプローチ:2150/10000)

2012/1/16(1104842hit) 工房へ行ってきた


 去年の暮れも押し迫った29日。中学時代の同級生であるS本くんといつものN谷くんの3人でラウンドした事は先月書いたが、その時S本くんに「近所にすごくいいゴルフショップ(工房)があるのを知ってる?」と教えてもらったのがG工房(お店の人に公表しないでと言われたので名前は書けませんごめんなさい。ちなみにGは頭文字ではありません)。

 で、G工房(しつこいようだが仮名である)という名前には聞き覚えがある。何たる偶然か、N谷君がドライバーを組んでもらい、同じくイケメンT君がアイアンを組んでもらったところではないか。私の周りに居るゴルフクレイジーが3人もそのショップに関わり、しかも絶大の信頼を置いているのだ。それは行かない訳にはいかない(っていうかN谷君のドライバーが割れたので行く用事ができたんだけどね)。

 というわけでその日のラウンド後、用事があったN谷くんと別れ、N谷くんのドライバーを持ち、S本くんと2人で行くことにした。


 そこは想像以上の場所であった。お父さんと息子さんの2人で切り盛りしているその工房は、お世辞にも広いとも綺麗とも言いにくいお店だが、一歩足を踏み入れるとそこにはオールドコースの1番ティに立った時のような(行ったことないけど)、ゴルフ色のオーラ(?)が漂っていたのである。

 その工房が本物である証拠を一つ提示しよう。店のあちこちには、只者ではないシャフトとヘッドが刺さったアイアンセットが数セット、新品のグリップが刺さった状態で無造作に置いてある。それはプロのアイアンセットであり、ツアーバンなら無料でしかもその場でしてくれるにも関わらず、わざわざここでお金を払ってグリップ交換してもらうそうである。

 何故か。きちんとグリップを入れてくれるのは当たり前だが、数千本単位で納品しているグリップから、僅かな重さや太さの違いが出ないよう揃えながら入れてくれたりするからだそうである。プロも一目置く信頼の職人さん。そんなすごい人がこんな近所に居たなんて・・・


 で、N谷くんのクラブを渡し、当然の流れとして私のクラブも調整してもらう事になった。すると・・・



 ロフトはほとんど問題ないが、ライ角が相当アップライトになっているとの事。職人さん曰く「身長180cmぐらいでぴったり」だそうである。ちなみに私の身長は平均より低いぐらい。

 これだけアップライトだったら、普通に振ったら左へ引っ掛けるので、無意識に右へ逃すようなスイングになってしまうとの事。思い当たる感満載である。


 そう、市販のアイアンは買ったままだと未完成品であり、その人の身長や手の大きさなどに合わせた微調整が必須なのだそうである。なんてこった。今までジーンズの裾を引きずったまま履いていたのと同じなわけである。道理で歩きにくいと思った(いや、それは腕のせいだろ)。

 という事は、軟鉄鍛造(フォージド)アイアンでないと微調整ができないので、きちんと自分に合ったアイアンにしたければフォージド以外の選択肢はないということになる。そうかだからプロや上級者はフォージドアイアンなんだ(って今さらですか?)。

 とにかくそういう事で30分ほど掛けてすべてのアイアンを微調整してもらった。残念ながらクリーブランドのウェッジ・CG15ブラックパールはフォージドではないようで、じゃあだったらとトランクに転がっていたツアーステージXウェッジ(2007年モデル)の58度に変更。



 3年ほど前に買っといたんだけど、58度は難しいのでお蔵入りにしてたんだよね。でも微妙な距離は52度で打つし、バンカーとグリーン周りだけでしか使わないしまあいいかと。せっかくだし頑張ってみようと。こういうのも流れっていうか縁のものだしね。

 後日、これと同じヘッドの51度(しかもシャフトはNSpro950GHのSというドンピシャもの!)を中古ショップで見つけたので購入。そこそこ程度が良くて3980円なり。51度って中途半端なロフト角が程度の割に価格が安い秘密かと。私ぐらいの腕なら51度も52度も全然変わらない(わからない)し。これも持って行って調整して貰う予定である。

 などと言っているうちに計測と調整完了。生まれ変わった我がX-BradeCB。



 おそらく左側が実測値、右側が調整値だと思われる。整理してみるとこうなる。

カタログ値 実測値 調整後
20 21 -
22.5 24 -
26 27 -
30 31 -
34 35 -
38 38 39
42
42.5 43
P 46 46 47
52 52 52.5 -
58 58 58 -
注:TWOさんに指摘いただき再チェックしてみると、全部間違ってましたwので訂正しました。

 あと、7Wのシャフト(NS-pro)が割れてた(一番端。おそらくカートか何かで踏んだと思われる。粗忽者だ)ので交換をお願いし、ついでに私の手(ちっちゃくて指が短くて分厚い)に合わせてウッドのグリップを全部細めのツアーベルベットラバーに替えてもらい、さらにパターのグリップもまっすぐに治してもらった(フックに入ってた)。

 これで、晴れてミスショットをクラブのせいに出来なくなった。今後は体の故障とか老眼とか家庭不和とか別の言い訳が必要になってくるのだが、それはそれでまあいいかなと。

 で、調整してもらった感触だが、引っ掛けにくくなったかどうかはスイングがへっぽこなので良く分からないが、「クラブが自分に合っている」という精神的安心感が何より素晴らしい。それから、何となくだけど調整してもらったショートアイアンの打音が良くなった感じがするんだよね。きちんと当たりやすくなったのかなあ。

 とにかく、40年近くゴルフしてて目からウロコでした。実はクラブに関しては面白い話をいっぱい聞いたんだけど(ドライバーのUSモデルと日本モデルの違い、R11の評判、ヘッドの当たり外れでどれくらい差があるか、ミズノやPINGのカスタムフィッティングについてなど)それはまた後日。

 クラブを買ったばかりの人(T原さん!)、思い通りのショットがなかなか打てない貴方、ショートパットを引っ掛ける癖のある人、ひょっとしたらクラブのせいかもよ?


(ドリルB:775/10000)
(アプローチ:2190/10000)

2012/1/17(1105166hit) スゴい夫婦


 先日、スゴい夫婦と同組になった。

 50歳台と思われるこの夫婦、まず2人揃って完璧マイペース。えそんなの普通じゃんと思われた貴方、甘い甘い。まず旦那氏、私の会心のドライバーショットもピンハイショットもバーディにも一言もなし。でもまあこれはまだいいんだけど、こちらからの「ナイスショット」「ナイスオン」「ナイスパット」の掛け声を完全無視。目も合わさない。ごくたまにいるんだよね、この手の人。

 で、その旦那氏、とにかく落ち着きがない。っていうか、体の重心がラウンド中(スイング中ではない)1回も停止しないのだ。そんな事で球が打てるのか?打つのである。

 まずショットだが、足元をバタバタさせ、アドレスがまだ定まってない段階からクラブを急速に持ち上げ、左足でステップを入れつつクラブを上から叩きつける。きちんと当るのは10回に1回ぐらいで、あとは全部フェアウェイを耕してから球とコンタクトするような状態。

 そんなだから当然空振りが何度もあるわけで、空振りした時はそのショットが1.3倍速で繰り返されるのである。他人事ながら「おっちゃん、ちょっと落ち着いて打ったら?」と何度も言いそうになったよ。

 もっと酷いのはパットで、ろくに構えず、パットのフェース面も合さず、つまりアドレスしない状態からいきなり球を打つ。ヘッドがボールに当たるだけで奇跡である。そして短いパット。打った瞬間に球を拾いに行き、カップインと同時にしゃがんで球を拾う。ので、外れた時はすでにしゃがんでいるので、「あ」とか言いながらしゃがんだままシャフトの下の方を持ってパットするのだ!(注:私は今まで散々嘘を書いていきたがこれは本当である)。そしてまた外すと、たたらを踏みながら(注:本当)ボールをピックアップし、小走りでカップから遠ざかっていくのである(注:本当に本当なんだってば!!)


 まあ異常なぐらい落ち着きのない性格の人というのは大人でもいるし、スイングそのものにケチを付ける気は全くないんだけど、あなた、ビジターという立場で、目土もせず、よくそれだけディボットまき散らしたりカップ周りを荒らして平気で居られますなあと。しかも同伴競技者でメンバーの私が横で目土してるのに。

 昼食時もほぼ一言も喋らないし、もうほとんど天才と紙一重、アスペルガーとはこういう人の事をいうのかと思ったり。


 で、奥さん。奥さんの方が旦那氏よりはゴルフに熱心らしく、クラブは最新型(旦那氏のは10年以上前と思われる300ccぐらいのヘッドのドライバー)、レッスンも受けているようで、スイングも綺麗。でも途中から全然スコアを申告しなくなったのでいくつ打ったのか分からない。

 事件はいくつかホールを消化したパー3で起こった。やや打ち上げでグリーン面は途中までしか見えないホールだ。奥さんがウッドで打った球はトップ。しかしグリーンに向かって転がり、グリーン右サイドを駆け上がり、ピンに向かってフックラインに乗る。そしてピンと重なった瞬間に「ふっ」と視界から消えた、のだがそれを見ていたのは私だけ。

 奥さんに「今の、ひょっとしたら入ったかもしれませんよ」と一応伝える。7割ぐらいの確率で確信があったのだが、ぬか喜びさせるのも何だし、ちょっと控えめに。すると奥さん「いやいや、それはないですよー」と否定。まあ謙遜するよね普通。でもせっかくだし、わたしはもう一度「奥にさえこぼれてなければ、多分入ったと思いますよ」と言った。すると奥さん、

「いやあ、そんな事絶っ対にないです」


 いやあの、あなた見てなかったですよね?しかもあなたここラウンドするの初めてですよね?ビジターですよね?何で完全否定できるの?っていうかそこまで否定されると(実際には3度ほどやり取りがあった)ちょっと気ぃ悪いんですけど。他人の言うことはとりあえず何が何でも否定するタイプの人ですかあなたは?

 で、行ってみると・・・・・(それも、私が先にグリーンに着いたけど気を使ってカップ覗かないで待っててあげたんだよ)、やっぱり入ってた。

ほら見てみい!!!!だから言ったじゃん。


 はしゃぐ奥さん。お祝いの言葉をかける我々夫婦。一方その時、旦那氏は、自分のアプローチに必死で奥さんのホールインワン(生涯初めて)について何のリアクションも取らなかったのであった(ホールアウト後にはさすがに何か言ってたみたいだけど)。

 その後、保険には入っているか、ボールは取っておいたほうがいいですよ、スタート室で言ったら証明書を発行してくれますからね、署名もさせてもらいますねと手取り足取り一から十まで教えてあげたにも関わらず、ハーフが終わった段階で何のリアクションも取ってなかった。なのでラウンド後私がスタート室に言ってあげて、署名もしてあげたのにその夫婦は


何のお礼もなく帰って行きましたとさ。



いやお礼が欲しくて色々した訳じゃないけどさ。普通ホールインワンが出たら食事おごるとか飲み物飲んでもらうとかボール1ダースとかそれくらいのことはするよね。保険入ってるんだったら自分の腹が痛むわけでもないしさ。いやセコイと言われればそうだけどさ。たいい大人なんだからそれくらいは考えりゃ判るだろうに。以前同じきさいちで同じように同伴競技者がホールインワンした時は後日高級ボールを2ダースも送ってくれたのになあ。ってあんまり書いたら評判落ちそうなのでやめとこう。え、もう遅い?



(ドリルB:800/10000)
(アプローチ:2240/10000)

2012/1/18(1105506hit) G工房ふたたび


 今日のお昼は16日に紹介したショップ(G工房)に、シャフト交換してもらった7Wを取りに出かけた。そのついでに、51度ウェッジのライ角とV-Steel5Wのグリップ交換もお願いした。

 直してもらっている間、ひとしきりクラブ談義に花が咲く。R11の評判、R11シリーズの新製品(R11S、R11J、ロケットボールズ)の前評判、シャフトの話など。ここに居ると半日でも過ごせそうだ。

 今日分かったのだが、ここの職人さんが素晴らしいのは、その腕は当然としてお客さんが持っているクラブを絶対に貶さない事。当たり前のようだけど、いちいち「良いクラブですよね」「出来の良いウェッジですよ」「評判の良いシャフトですからね」などと褒めてくださるのだ。

 ゴルファーにとって、バッグに入れている14本は戦友であり仲間であり信頼できる部下である。だから、それを褒めてくれるのは本当に嬉しいものなんだよね。といっても、もちろん客の機嫌を取るために褒めるわけではなく、自然とそのクラブの長所を教えてくれる感じ。これは、なかなかできそうでできない事だと思う。

 しかし逆に、評判が悪かったクラブや出来が悪いヘッドなども、聞けば正直に教えてくれる。「テーラーの中古を買うなら、●●よりも◯◯が良いですよ」とか。だから信頼できるのだ。


 さて、7Wは引っ掛けが出ないよう、ほんの少しオープンになるようシャフトを差してもらった。早速練習場で打ってみる。すると・・・全然引っ掛けない。引っ掛ける気配すらない。球が上がって、大好きなフェードで飛んでいく。だから逆に、今までの癖でフェースが開いて入るとプッシュスライスが出るぐらいである。いやあ、シャフトの指し方1つでまったく違うクラブに生まれ変わった・・・スゴい。

 これで、ウッドはすべて左を気にせず左へ振っていけるようになった。全部フェードっていうかスライス系の球で攻められそう(注:あくまで願望です)だ。


 うーん、明日のラウンドが楽しみすぎるぜ!

(ドリルB:820/10000)
(アプローチ:2300/10000)

2012/1/20(1106118hit) コンペでチャックリ


  

 これは何かというとつい数日前に出した今年の年賀状(ゴルフバージョン)である。皆様、遅くなって本当にごめんなさい。来年は、今年の夏ぐらいに着くように出しますのでお許し下さい。


 では本題。一昨日、私は日記に最後にこう書いた。

うーん、明日のラウンドが楽しみすぎるぜ!

 そして。この日のラウンドは、事実たいへん楽しいものになってしまったのであった・・・・いろいろな意味で。

 200回以上続いている、同業先輩方が主催するコンペ。その末席に名を連ねさせて頂いたワタクシであったが、頂いたHDCPが4.5と、それはもう酷い買いかぶりというかイジめ(笑)といっても過言ではない扱いに複雑な心境を持ちつつ、しかしまあそれもルーキーへの愛のムチだと自分を鼓舞しつつ迎えた今年度第一回目の一●会。

 楽しいその1:ハンデ戦なのに、HDCPが4.5に設定

 っていうか、4.5なんてHDCPはもう都市伝説のレベルで、最低でも70台を出さないと箸にも棒にもかからないよね(←伏線)。しかーし!私は「無心」&「自分自身のHDCPに合ったラウンド」を目指すので、82でラウンド出来れば上出来中の上出来と考えたのであった。しかし。

 楽しいその2:かなりしっかりした雨が降った

 おい気象庁。昨日の夜までは雨の「あ」の字も言ってなかったじゃないか。なのに、朝起きたらいきなり「昼から雨」ってどういう了見だ?しかもだ。実際に降ってきたのが10時半ぐらいからって、それは早すぎるだろ。10時半は昼か?ちゃんと約束は守れ。

 ・・・そうなのである。途中からそこそこの雨が降ってきたのである。フロントナインは撥水系のアウターで凌げたが、バックナインに入る頃には雨に加えて風も吹いてきて、レインウェアを着ててもそこそこ濡れそぼったのであった。


 しかし雨でも風でも寒くてもゴルフは楽しい。特にこの日はアイアンがそこそこ良くて、18ホール中10ホールパーオンに成功。まあ白からなのでそこまで威張れたもんじゃないんだけど。あと、ティショットは不安を持ちながらだったけど、14ホール中ドライバーを使ったのは半分で、4ホールで3アイアン(まあまあ)、3ホールで5W(イマイチ)を使用した。このあたりはもう少し練習が必要だ。


 さて、この日最も楽しかった2ホールについてそろそろ言及せねばなるまい。ホントは書きたくないんだけど。

 楽しいその3:2ホールで8を叩いた(やっちまった、とも言う)

 前半松コース8番。7ホール終了して2オーバー。そこまで謙虚にセカンドはグリーンセンターを狙い、アイアンは一番手上げ、難しいホールは最初からボギー狙いで来てたのに。ふと魔がさしちゃったんだよね。パー5のドライバーショット「ちょっとここらで一発叩こうかな」などと考えてチーピンで即死。何度同じ過ちを繰り返せば済むんだろう。っていうか何であと2ホール我慢出来ない?

 アプローチもミスしてパー5でトリプルボギー。ほんとに馬鹿なワタクシ。

 気を取り直し後半、さらに慎重に行こうと決意してスタート。やらかしたのは5番だが、その伏線が4番パー5にあった。3打目でグリーン手前80cmまでこぎつけたのだが、ライはやや悪かった(芝が薄く、いかにもチャックリしてくださいというライ)、その先にちょっと芝が長い部分があり、そしてカラー、カップまでは上り15y。

 ウェッジはダメだ。やはり転がしでいこう。じゃあいっその事パターで、と考えたのが大間違い。大ショートして次も入らず、(私の記録方式では)3パットボギー。ここは8アイアンや9アイアンを使うべきだった。いや、せっかく先日スプーンでのアプローチを練習してたのに。集中力欠如&クラブ選択ミス。

 そんな消極策が裏目に出たのに、次のパー4は360yとやや短いいうことで3アイアンでティショット。これが当たりは良かったのに雨で思ったほどランが出なかったのか、なぜか190yも残る。よく考えると普段より15yティが後ろにあったので実質375yだったんだよね。いやそれより、このホールはそこそこ広いんだから5Wやドライバーでも良かったのである。

 というわけで2打目も3アイアンで打つ羽目に陥ってしまい、まあそれはいいんだけど、グリーン左手前のバンカーへ。そこから砂が薄くてソールが跳ねてグリーン奥へ。そこは左足下がりの逆目の薄めの濡れたラフしかもピンまで下り。このライからアプローチが苦手な男がトライすればどうなるか。それはもう間違いなく、そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実にチャックリする。



 結局5オン、上からの5mを入れに行って(まだそんな事してるんですがハイそうですすいません)2mもオーバーし、こいつも入らず5オン3パットの8。

 ほんとに成長しないやつですいません。







(ドリルB:840/10000)
(アプローチ:2330/10000)

2012/1/21(1106484hit) 54ビジョン(その1)


 ども。藍ちゃんの正月特番を見て54ビジョンに目覚めた編者じゃある。今後は54ビジョンを信じて横道には決して逸れんスタム。

 54ビジョンは読んで字の如く、「すべてのホールでバーディを獲る」という、ゴルフ究極の目標を実現するためにはどういう心構えでいればいいか、というメンタルトレーニングの一種である。


 スウェーデンのレッスンプロであるピア・ニールソンがこれをある場で提唱した時、その当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったレッスンプロたち(おそらくブッチ・ハーモンやレッドベターなどと思われる)は揃って苦笑したり呆れたりしたそうだ。

 しかし、それを見てピア・ニールソンは心のなかで逆にほくそ笑んだ。何故なら、ピアを笑い飛ばした彼らはその時点で「自分自身の思考に限界を決めつけ、可能性を自己否定している(ので、この人達は敵ですらない)」と感じたからである。そしてどうなったか。アニカや藍ちゃんの例を出すまでもなく、今や54ビジョンはメンタルトレーニングの王道となっている。

 そう、私も最初は「18ホールバーディ?なんだそれ?プロでも無理なのに俺たちアマチュアにはほど遠い話じゃん、アホらしい」と思ったクチである。つまり「自分自身で限界を決めつけていた」のだ。だから、全ホールバーディ狙いと最初に聞いた時に「バカじゃないの?」と思った人ほど、この本を読むべき人だということになる。いやあ、これ我ながら素晴らしい宣伝文句だな。


 で、とりあえずということで入門書を買った。



 13年前に刊行されたこの本は「54ビジョンの紹介と心のあり方」がメインで、具体的な練習方法や上達メソッドが潤沢に載っているという本ではなかった。まあ古本だったから良かったんだけど。っていうか古本を選んだから失敗したとも言えるけど。

 しかし、もちろん読んでよかったし役立ったこともたくさんあった。特に感銘をうけたこと、今後実行すべきだと思ったことをご紹介しよう。


★ショットの良いイメージを蓄積し悪いイメージを払拭するためには、良いショットの後では大袈裟に喜び、悪いショットの時には努めてクールにやり過ごすことが大事。感情が伴うと記憶に残りやすいから。

 悪いショットが出た時は感情を込めず、また「くそう!」「悔しい!」「ヘタだな俺は」などという感情に直結する言葉も言わず、結果だけを言う(軽くトップして右のバンカーに入ったはど)のがいいらしい。


★すべての行動を「緊急性あり・なし」「重要性あり・なし」の組み合わせで4つに分類する。人はついつい、「緊急性あり・重要性あり(今日明日のため)の事柄」に振り回されがちだが、ゴルフ上達のためには「緊急性なし・重要性あり(将来のため)の事柄」を最優先させるべきなのである。

 例えば練習場では、前回のラウンドでミスしたフェアウェイウッドの打ち込みから始めるのではなく、まず最初に1年後のためのアプローチの基礎練習やドリルを行いましょうということである。ついつい楽しい練習を先にして、球がなくなったり疲れたから今日は基礎練習なし、ってなりがちなんだよね。


★ショットを成功させるプロセス(過程)は、「考える」→「決断する」→「実行する」というステップを1つづつ踏んでいく。そして最後の「実行する」時は、スイングのメカニカルなことは全て忘れ(つまり「無心」になり)、ボールの落下地点と球筋だけに集中する。

 個人的にイチオシの考え。スイングにおける、究極にして最強の注意点だと思う。



 長くなってきたので、続く。

(ドリルB:840/10000)
(アプローチ:2330/10000)

2012/1/21(1106484hit) 54ビジョン(その2)


 54ビジョン続き。


★クラブ1本でいろいろな球筋・距離のショットが打てるようにしよう。

 スイングの大きさを変える(ハーフ・3クォーター・フル)だけでなく、スイングスピードを変える(TV番組では25%・50%・75%・100%の4段階だったけど、これはあまりにも難しいのでまずは7割ショット、それが出来れば5割ショットを目標にしたい)、球筋を変える(スライスとフックぐらいだけど)、球の高さを変える(今はできないけど、「限界を決めつけ」てはいけないのだ)などにトライする。そういう練習をすることで感性を養い、何かをつかむことができるのだ。


★アプローチがうまくなるために、ウェッジによるリフティングやボール3個を使ったジャグリングなどをするのもいい。また、同じ場所から3〜5種類のクラブを使ってアプローチするという遊びを通じて感性を磨く。

 リフティングの練習、始めました(笑)


★パットの練習として、(1)2mづつ距離を打ち分ける練習、(2)目標を決め、パットしたあとに目をつぶり、結果を見ずにボールの位置を当てる練習、(3)ティペグなど小さなものを目標にして練習、(4)「ガツン!」と「ころん」を打ち分ける練習、(5)1球だけを使って、カップインまで実戦のつもりで集中して打つ、などの練習で感性を磨く


(1)は2m〜10mの5箇所のターゲット(ティペグなどを差しておく)に向かって順に球を打っていく。これ、意外と難しいんだよね。すべてを30cm以内に寄せるのは至難の業だったりする。また、それが出来れば逆に10mから打ち始めたりする。

(2)4〜5mぐらいの、「もっとも感性を要求される長さ」で行うのが良いとのこと。

(3)はラウンド前にする練習。集中力がついてカップが大きく見える。

(4)1〜2mの距離のパットを、向こうの土手に当てて入れる力加減と、最後のひと転がりで入る力加減の両方で狙う。これも感性が養われる。

 ちなみにパットの名手ブラッド・ファクソンは、ブレイクするラインを3種類ぐらいの強さ(つまり3種類のラインで)入れる練習をするらしい。速くてよく切れるグリーンでないと難しいけど、我々も1m前後を「強め(薄め)」と「弱め(厚め)」で打つ練習などをすればどんどん感性が豊かになると思われ。

(5)これも、実戦に即した練習をしましょうということ。練習でも50cmが外れれば気持ち悪いから、真剣に狙う。そしたらそれが成功体験になり、慣れに繋がり、自信につながるのだ。


 というわけで、最後はやはり技術ではなく「感性を磨く」という事が重要になるのがゴルフというゲームの面白さを表しているなあと。何十年プレーしても何百回同じコースをラウンドしても飽きない理由はそのあたりにあるのかなと。


 あと、褒めてばかりではあれなので、「それはちょっと・・・」というのを1つだけ。

★アプローチ上達のため、2人が30m〜50m離れて立ち、一方がアプローチを打ち、もう一方がそれをキャッチする。その結果を打ち手にフィードバックする。

 この狭い日本のどこでそういう練習をしろと。北海道の人ならともかく(注:あくまで北海道は広い、というイメージの話です)。少なくとも大阪では無理です。


 そうそう、最初に書いたように、我々アマチュアにとって確かに54でラウンドするのはいくら限界を決めないといっても目標が高すぎるため、その人にあった目標を決めるべきだ、と書いてあった。70台とかパープレーとか60台とかね。でも、それを達成できたらゴールというわけではなく、さらに上の目標を決めるべきであるとも書いていた。



 え?私の目標?

65を切ることです(爆)



(ドリルB:840/10000)
(アプローチ:2330/10000)

2012/1/23(1106875hit) ドライバーの常識


 全国のドライバー大好きゴルファーの皆様、こんばんは。

 今日は、先日G工房で教えてもらった、ゴルフクラブ(特にドライバー)についての衝撃の真実をお話ししたいと思います。「衝撃の真実」なんて書くと眉唾っぽいんだけど、アマチュアだけでなくプロのクラブを何十年も触りそして携わってきたプロの言葉なので大変重く、その信ぴょう性は限りなく高いかと。

 まあ少しでもクラブをいじっている人にとっては、ひょっとしたら常識の範疇かもしれないけど、それに噂としてはよく聞く話だったんだけど、少なくとも私にとっては「えー超マジっすかぱねえッス(古い)」レベルの話だったので。では早速。


1、プロが使う(ドライバー)ヘッドは、市販のものとは別物

 プロ用に特別な作り方をしているのか、あるいは製造過程で出てきた特別良いヘッドをプロ用に回しているのかが不明なので「別物」の定義が難しいんだけど、フェースの厚さやその精度なんかが違うらしい。つまりyahooオークションなどで「プロ支給品」として出てくるものは、それがニセモノではないと仮定すれば、それなりの価値があるということになる。

 あ、そうそう、肝心の「何が別か」というと。「フェースが薄くてよく飛ぶ」そうです(ただし、フェースが薄い=割れやすいってことなのでその辺は自己責任でお願いします)。

 2009年にエイプリルフールネタとして書いたこの日記は、実はほとんど正しかったということになる。まあ工業製品だから当たり外れはあるにしても、ひどい話だよなあ。実際、当たり外れで10ヤードぐらいの飛距離は簡単に違ってくるらしい。


2、「試打クラブ」も同じ理由で特別よく飛ぶ

 ウッソー!いやホントなのである。だから試打クラブを打ってすごく良かったのに、購入して試すと「あれ?こんなんだったっけ?」というのは、あなたの腕ではなくメーカーの策略のせいだったのである。!その証拠に、メーカーは試打クラブが市場に出回るのを極端に嫌がる。「このクラブ自体を売ってくれ」と試打クラブを求めても断られるのはそのせいなのだ。いやあ、ズルイですねえ。セコイですねえ。


3,ショップのスイング計測機器を信じるな!

 まあちょっと考えれば当然で、ショップのパターコーナーに切ってあるカップが実際のものより大きいのと同じ理由である。つまり、このドライバーだったらこんなに真っ直ぐこんなに飛びますよ!という結果が出ないとお客さんは当然買ってくれないわけで、推測するに「1割2割当たり前」の世界ではないかと。

 だって、私のヘッドスピードが44〜46m/sって、どう考えてもおかしいもんね。ラン入れて280yって、計測器の中はいつも台風なみの風が吹いてるって設定ですか?(笑)

 あと、クラブメーカーやシャフトメーカーがそういう機械を使って「フィッティング」という事をしているけど、あるメーカー(名前は伏せる)なんて、結局バカ高い新製品が一番合っているという風に必ず持っていくらしい。そういうのはフィッティングじゃなくフィクションじゃん(←イマイチ)。


4,日本バージョンとUSバージョンの違いは?

 意外なことに、USバージョンのほうが少なくともヘッドの出来は良いらしい(ただし、これはアメリカのメーカーのクラブに限った話と思う)。何となくUSバージョンは「作りが雑」で「重く」て「日本人に合わない」というイメージがあったのだが(まあある意味ではそれは当たっているのだが)、そう簡単な話でもないんだと。


5,シャフトとヘッド、どっちが大事?

 もちろんヘッドもシャフトも大事だけど、その人に合う合わないで言うとやはりシャフトのほうが重要だということだ。だから、気に入ったシャフトがあればそれをずっと使い続けるのも良いらしい。

 毎年、画期的(でムチャ高い)新製品が出るシャフト業界だが、それらは以前のものと「性質が違う」ことはあっても決して「クオリティが高い」訳ではないらしい。そりゃあ毎年毎年画期的な技術革新があるわけないしね。だから、3年前のシャフトがお気に入りならそれを使い続けるほうが絶対にいいとの事。

 ところがややこしいことに、シャフトとヘッドの相性というものも存在するため、いくらシャフトが自分に合っていてもヘッドが変わるとまた挙動が違ってくるんだとか。このあたりが、クラブ選び・シャフト選びの奥が深いところだ。

 シャフト交換大好きな皆さん!旬の新製品を買うより、2〜3年前までの型落ちクラブ+一昔前の有名シャフトの方があなたにぴったりかもよ!


 以上、また色々と話を聞いたらご報告します。


(ドリルB:860/10000)
(アプローチ:2385/10000)

2012/1/24(1107255hit) チョーお薦め!75%ショット


 最近の練習のトレンド。

 藍ちゃんの75%ショット:スイングの大きさはそのままに、スイングスピードだけ落として球を打つ練習だが、これは思っていた以上に、むちゃくちゃ(・∀・)イイ!!という事に気づいた。

(えっと、75%って言うのはあくまでイメージで「ちょっとだけスイングスピードを緩める」という感じで打ってます。フルショットで150y飛ぶとしたら120y位飛ぶ感じ。実質60%〜85%の間ぐらいかもしんない)

 7アイアンをティアップして打っているのだが、少しでも手打ちになるとまともに打てないんだよね。大きな筋肉つまり体幹をフルに利用して初めて、きちんとヘッドにボールが当たる。そして、体幹を使うということは腰で切り返すということであり、上半身は我慢するということであり、頭は動かさないということだ、というのがこのスイングをすると非常によく判るのだ。

 さらに、自然に体重移動ができ、バックスイングからフィニッシュまでよどみなく体全体が連携して動いていくイメージがはっきり理解できる。っていうか連携させないと打てない。だから、スイングのリズムがすごく良くなる。

 もっとゆっくり、50%ぐらいの力加減で打つとそのイメージはさらに顕著に感じられるがショットそのものの成功率も低くなる。っていうか難しい。でも、7アイアンでパシッっと打って、100yぐらいしか飛ばないというのはある意味快感だったりする。

 そして。そうしてゆっくりスイングをしたあとで100%のスイングをしてみると、まるで体中の関節にクレ5-56を吹きつけ、神経に接点復活剤を掛け、全盛期の丸ちゃんが乗り移ったかのごとくよどみなくそして気持ちよくスイングできるのである!(当社比)


 お試しあれ(って私の発明じゃないけど)。いやでもマジいいッスよこれ。普段の練習はフルショットしないでこれだけで十分かも。



(ドリルB:860/10000)
(アプローチ:2385/10000)

2012/1/25(1107580hit) 最近の練習から


 さて、ドライバーとアイアンショットは「無心」アンド「75%」、そして「肩回す」で良い感じだったり(でもたまにそうでなかったり)するのだが、問題はやっぱりアプローチである。

 理想はアプローチも「無心」なのだがアプローチだけはどうも確率が悪いんだよね。っていうか「無心」で打ったら全然ダメといっても過言ではない。そこで、アプローチで何が一番大事なのかfor meを調べるため、ちょっとした実験をすることにした


 下の表は、ここ3回の練習でいろいろな点に注意を払って、5球づつアプローチを打ったその内容を点数化したものである。

 1回5球づつと少ない回数なのは何球も打ってその打ち方に慣れないようにするため、そして順番もランダムに(今日は1から、昨日は3からなど)打った。つまり偶然や慣れを排除し、本当に必要な注意点をあぶり出そうという試みである。

 ちなみに1は吉兆の女将みたいに「頭真っ白」にしてショット。2はバックスイングで飛球線反対側に大きく手を伸ばす。3は同じくバックスイングでしっかり肩を回す。4はダウンスイングで右ひざを飛球線方向に送る(これは藍ちゃんのお父さんが30yドリルで言っていたことである)。そして5はトップ位置でやや右を向いた頭をそのままの位置に保ちつつ右肩が下がらないようダウンスイングする打ち方である。

 で、結果は。

注意点 ナイスショット
(10点)
イマイチ
(5点)
トホホ
(0点)
スコア
(150点満点)
 1,なし(無心) 4 2 9 50点
 2,手を伸ばす 3 5 7 55点
 3,肩を回す 6 4 5 80点
 4,右ひざを送る 7 5 3 95点
 5,頭をキープ 10 4 1 120点

 まるで捏造したかのように綺麗な結果が出た。この表から導き出せる結論は、

 1,アプローチは「無心」で打ったらダメ(ダフり多発)。
 
2,肩を回す代わりに「手を伸ばす」のもダメ(同じくダフリ頻発)。
 
3,肩を回すだけでもダメ(同じくダフリ連発)。
 
4,切り返しで右ひざ送るイメージだとミスショットは減るが、球が低くなりがち
   (でもスピンは効いてそう)

 5,頭をキープする打ち方が一番ミスが少なく球も高く上がる



 となった。4と5の点数がいいという事は、どうやら私の場合切り返し以降の体の動かし方に問題があるようだ。

 次に、欲を出して上記の組み合わせで打ってみた。2と3は結局同じ事(肩を回す)なので、3と4の組み合わせと3と5の組み合わせで打ってみた。すると。

注意点 ナイスショット
(10点)
イマイチ
(5点)
トホホ
(0点)
スコア
(100点満点)
 5,頭をキープ 10 4 1 120点
 6,肩を回して
  ひざを送る
4 4 7 60点
 7,肩を回して頭
  をキープ
4 9 2 85点


結論:二兎を追うものは一兎も得ず。

アプローチスイング中の注意は1個だけ。

(ドリルB:910/10000)
(アプローチ:2450/10000)

2012/1/27(1108188hit) 出だしOB2連発


 昨日は尊敬するK嶋先輩に誘われ(うどんごちそうさまでした。プレーフィー安くしていただいてありがとうございました。あのでも、いろいろご馳走して下さるから尊敬してる、っていう意味では決してありませんので)、◯とN谷君と京都府南端に位置する宇治田原CCへ。予想最低気温が零下、最高気温も4〜5度と雪が心配されたが、幸いチラつくだけで道路もコースも大丈夫だった。

 ところが当日朝ちょっとしたトラブルがあり、コースへ着いたのはスタート15分前。あたふたと着替えて柔軟体操もそこそこにスタートしていきなり右プッシュOB。トホホ。

 いや、肉体的にどーこーじゃなくてきっと精神的に地に足ついてなかったんだろうな、変な表現だけど。打ち直しはかろうじてラフ、5アイアンの4打目は乗らず、5打目のアプローチはよく覚えておらず、お約束の3パットでスタートからダブルパーですが?

 2番パー5。気を取り直すもまた右プッシュでOB。フェースを見ると先の上の方に当たってるし。やっぱりフェードのイメージで打つこと自体ダメなのかなあ(のちにダメだと判定されるのだが、それは先の話である)。6オン2パットでトリプルボギー

 その後もアイアンのミス+アプローチのミスで素ダボがあったりしたけど、気温の上昇と共に体も回ってきて前半は12オーバー。最初2ホールで7オーバーだったからまあギリギリ堪えた、という感じか(いや、それは堪えたとは言わない)。

 後半はちょっと落ち着いて6ホールでパーオンしてパー。この頃になるとアイアンは基本1番手上げる、アゲンストやピン奥や打ち上げだと2番手上げる(130yで7アイアンとか)が功を奏す。冬は無理せずフルショットせず、花道から転がし上げるに限るな。

 というわけで今週のトホホ。大杉5番、359ヤードパー4。ティグラウンドからフェアウェイが左奥斜めに横たわるホール。

宇治田原CCのウェブより拝借)

 こういうホールはスライスと引っ掛けしか打てない私にとっては鬼門で、見た瞬間「あっちゃー」って思うんだよね。案の定左へ引っ掛けてOB。ボールは点線の軌跡を通り、赤丸のところへ。でもこのレイアウト図で見ると、普通にスライス打ってもまったく問題なくセーフなんだよね。

 で、このホールダボで終わって8番パー4。



 あの、デジャヴュですか?っていうぐらい同じようなレイアウトのホール。イジめでつか?同じ過ちは繰り返すまいと無心でショットすると、また同じように引っ掛け。トホホ。

 幸い、ギリギリ林を超えてセーフだったけど(キャディさんが驚いてたからよっぽどラッキーだったんだと思う)、こういう右プッシュしたら突き抜けるレイアウトで苦手意識なく打てるようになったら俺もレベルアップなんだけどなって思った。



 っていうか、OB3発も打ったらスコアメイクどころの騒ぎじゃないなって思った。

 
(ドリルB:910/10000)
(アプローチ:2450/10000)

2012/1/28(1108475hit) おためしレッスン2回目


 先日、H田ゴルフセンターのBリジストンゴルフアカデミー(ってほとんど伏字になってない)のO試しレッスン(って伏字にする意味がない)を受け、ドライバーが復調した話を書いた。その内容は、

「右グリップをちょっとかぶせる(フックからニュートラルに)」と「バックスイングで肩を回す」の2点だけだった。つまり私はゴルフの基本であるグリップと、スイングの基本である肩を入れることの2つができていなかったということだトホホ。

 まあ、自分の名誉のためにちょっとだけ言い訳させてもらうと、肩はH香里ゴルフセンターのT辺プロからも言われていたことだし、グリップも知らない間に楽な状態に変わっていったと思われるため、これは「老化により筋力が低下し、それにともなって体が楽をしようとしていたためになった変化」と言えなくもない。まあどっちにしてもできてなかったことに変わりはないんだけどね。


 で、おためしレッスンは2回受けられるため、つい先日その2回目を受講してきた。この日はちょうどビデオ撮影をしてスイングを見せてくれる回だったので、懸案のドライバーを見てもらった。

 まず、褒められた部分。

 スエイは許容範囲(バックスイングで頭が右へ半個分ぐらい動くのはおk)
 肩も(いちおう)回っている
 バックスイングの時の右ひざも我慢できてる
 フィニッシュまで(そこそこ)バランスよく振れてる


 次に、ダメ出しを食らった部分。

1,グリップ治ってない
  (トホホ・・・だってチョー違和感あるんだもん)

2,バックスイングでクラブを外に引いてる
  (グリップが体から離れていってる)

3、トップの手の位置がほんの少し高い
  (もう少しフラットでいいらしい)

4,トップで左手甲が手のひら側に折れてる
  (これは最近の俺の悪い癖である)

そして、最も問題なのが・・・

5,インパクトで体開きすぎ(先行しすぎ)てクラブが遅れてる
  (からボールが右へ行くらしい)




 世界一のプレイヤーと比較するのもアレだが、右のルークはグリップがきちんと胸の正面にあるのに、左の私は明らかにグリップが先行してるし胸が先走ってるよね。つまり、腰と肩の捻転差がほどけてインパクトしてるっていうか、上体(上半身)に粘りがないというか、上体から打ってるというか。

 これは、T野インストラクターによると「グリップが悪い」→「インパクトの時にフェースが返りすぎてチーピンが出る」→「それを嫌って右ヘ逃がすように振る」→「肩が開く」という悪い癖が着いた状態らしい。トホホ・・・

 で、これを直すためには、グリップを思い切って直すのはもちろんだが、

右足の前でインパクトする感じ
、あるいは、
背中向けたままインパクト

 というイメージで振ることらしい。あと、片足打ちドリル(右足を前にして両足を縦に揃えてスイング)も良いらしい。

 うーん、熱心にすればするほど課題が増えて頂上が遠ざかっていくような気がする・・・いうや、頂上などないことは分かってはいるけれど。
 
(ドリルB:910/10000)
(アプローチ:2450/10000)

2012/1/30(1108867hit) タイガーの魅力


 中東はUAEで開催されたヨーロピアンツアー第4戦、アブダビHSBCゴルフ選手権は久しぶりにタイガーの名前がリーダーボードの上の方に見られて興奮。いやあやっぱりタイガーがこうでなくちゃゴルフは面白くない。

 今回はCSで4日間のタイガーのほとんど全ショットを見ることができたが、3日目まで本当に良かったショットが最終日になって大きく崩れる。ハーフターンぐらいまで、フェアウェイキープもパーオンも2〜3ホールじゃなかったかしらん?それでも前半1アンダーで折り返すんだから、これはもうショートゲームが抜群だったということだよね。実際、パットはもう安心して見てられた。

 タイガー強さは「圧倒的な飛距離」「正確なアイアン」「どこからでも寄せてくるアプローチのタッチ」「5〜8mのパットを入れてくる上手さ」「クラッチパットを強めに真ん中から入れる心の強さ」に加え「卓越したマネジメント能力」と挙げればきりがないが、今回の試合を見てパッティングだけは全盛期のそれと変わりないレベルまで戻ってきたと思う。

 あと、アプローチは試合勘が戻れば大丈夫だろうし(まだノーカンになる歳じゃないし)、大きなショットもきちんとニュースイングが身につけば期待できそうだし。全ショットでカットするような素振りしてたよね。どういう改造なのか気になるね。


 最終日のアイアンが酷かったのはいろいろ考えながら打ってるからだろう。でないと、あれだけ縦の距離がずれるなんて考えられない。フェアウェイのセンターから打ってグリーンオンできないホールがいくつもあったし、それでバンカーに入れちゃってボギー(10番だったっけ?)もあった。

 スプーンのティショットもいい感じがバンカーに入ったりしてた(いったい何ホールでBite!!って言ってただろう)し、最後にはドライバーも左へ飛びだしてさすがのタイガーもパーを取るのがやっと。これもニュースイングのすり合わせの問題だろうね。


 結果的には2打足りなかったけど、これは優勝したロバート・ロックが素晴らしかったということ。元クラブプロという経歴の彼の最終日のゴルフは本当に良かった。世界中のタイガーファンからの「早く崩れろ」という呪詛を跳ね返したんだからメンタルもすごい(笑)。


 ところで今回、4日間タイガーのスイングを、初日2日目はマキロイとドナルドのスイングを見て、その直後PGAツアーの遼くんを見たんだけど、やっぱりヘッドスピードがぜんぜん違うんだよね。実際はどうかわからないけど、感覚的には、

タイガー>>>>>>>マキロイ>>>ドナルド>遼

 っていう感じ。ちなみに身長・体重は

タイガー 188cm 84kg
マキロイ 175cm 73kg
ドナルド 172cm 71kg
遼     174cm 68kg


となっている。つまり体格的に一番近いのはドナルドなんだよね。なのに遼はタイガーのスイングを目指しているように思える(ティショット350yが目標だしね)。これはもう壮大な無い物ねだりの典型ではないかと。

 例えるなら軽自動車で時速200km走行を目指すようなもので、そのために改造に改造を重ね仮に200km(350y)が出たとしても、ボディーやシャーシにかかる負担は計り知れないし、安定感も悪いだろうし、そもそも軽自動車はどんなに頑張っても5リッターのキャデラックにはなれないのだ。

 よって、遼はドナルドのように正確なショットとショートゲームで世界一を目指すべきだなって思った。

(ドリルB:910/10000)
(アプローチ:2450/10000)

2012/1/31(1109220hit) 水巻善典プロ△


 我が家にレグザがやってきて数ヶ月。タイムシフトマシンと強力な録画機能はhiro家に新しい世界の扉を開いてくれた・・・と書けばどこかで聞いたようなセリフで大げさなんだけど、とにかく今まで見なかったような番組も見るようになった。特にゴルフ番組。

 そんな中で、関西テレビで早朝やっている「ベストスコアへの道!板東英二のゴルフ塾」がなかなか面白い。最近のお気に入りである。


 これはホストである板東英二氏(71歳でHDCP12なんだから、さすが元アスリートである)とアマチュアゲストのラウンドを、水巻善典プロがサポートするという10分番組である。日曜の早朝に10分だけというのは、番組が「アマチュアの方がラウンドへ出かける前に、ワンポイントだけ覚えていってもらおう」というコンセプトで作られているかららしい。

 そう、この10分番組はラウンド中によくありそうな状況で、「アマチュアが陥りやすいミス」や「ここに気をつければ良い感じで打てるよ!」というのを1回にたった1つだけ教えてくれるのだ。だから逆にいいんだよね。

 たとえば、「池越えのパー3にて」。多くのアマチュアゴルファーは無意識に「高い球を打たないと」と思ってしまう。そこで水巻プロはこう云うのだ。

「あえて低いライナーを打つつもりで振ろう!」と。

 これは言われてみればなるほど!と思う(きちんとダウンブローで打ち込む意識=逆に球が上がる。上がらなくてもスピンが効いて球がとまる)が、これを知っているか知らないかではだいぶ違うよね。ゴルファーの本能としてはつい「高い球=すくい上げ」って考えちゃうし。


 また、「林の中から低い球で脱出する」場合の打ち方では、まずインパクトの形(左足体重、ハンドファースト)を作っておいて、そのまま腕だけでポンと球を弾いてやるとうまく当たる、という思わずなるほどなあ・・・という小ネタが満載なのである。


 また、そういうトリヴィア的な指摘以外にも、スイングの本質に振れるポイントを指摘してくれることも多い。私が最近「なるほどなあ!」と思ったのは、

 アイアンショットにおける体重移動は、右足から左足へではなく、(左右の足の)中心から左足へ。つまりバックスイングで右に乗せる意識はなくて良い

 という提案だったり、

 ゴルフのスイングにおいて捻るのは上半身だけ。下半身は極力制止させるイメージを持つべき。とくに足元がバタバタしたら絶対に芯に当たらない!

という当たり前だけどなかなかできない事だったり、

 フィニッシュの際左足一本で立てない(右利きの場合)のは、体重移動が十分でないから。球を打つ原動力は左足に体重を乗せていく体重移動にある。


という、これも聞けば当たり前だけどプロの口から出るとやはり重いなあという言葉が大変多いのだ。これからも、

水巻プロ△(=さんカッケー!=さんカッコいい!)

と2ちゃんねる的に尊敬していこうと思った。


(ドリルB:910/10000)
(アプローチ:2450/10000)


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