日記203(2011年5月)

去年までの日記

今年の日記 1月 2月 3月 4月

2011/5/2(1010320hit) 不動プロの50勝


 いよいよ5月。昨日の某紙の某欄に「5月を色で例えれば緑で異論はないだろう」と書いてあったが、笑わせちゃいけない。ゴルファーなら10人中9人は「緑?オーガスタ・グリーンの4月に決まってるじゃん」と答えるだろう。

 と新聞にケンカを売るのもナニだが、今日はひどい黄砂で家の近くの山も霞んでいる。この細かいチリは某大国の汚染化学物質を大量に吸着しているという話だから、ヘタをすると関東の放射性物質よりも体に悪いかもしれないと思ったりもする(そういう調査はまだ詳しくなされていないか、されていてもなかなか表に出てこない)。



 と某大国と日本の暗部に喧嘩を売ったら消されるかもしれないのでたいがいにしておくが、先週の日本ツアー、男子の中日クラウンズではB.ジョーンズが日本ツアー10勝目。プレーオフでバーディパットを決めて勝った瞬間、ガッツポーズを2度3度。ほんとに嬉しそうだった。

 日本が大好きなナイスガイ(って会ったことないけどそんな気がする)だから、彼が勝って多くの日本人が喜んだのではないだろうか。日本ツアー11年目で36歳。オーストラリア出身。


(デイリースポーツより拝借)

 オーストラリアといえばグラハム・マーシュ(67)やブライアン・ジョーンズ(もう60歳!)が思い浮かぶが、彼らに対してもあからさまな日本人びいきもあった中、長年にわたって日本でプレーしてくれたのは、賞金額だけが理由ではなかったと思いたい。


(グラハム・マーシュ。現在はアメリカで活躍中)


 しかしそれにしても不動裕理プロの50勝である。50勝ってあーた、男子永久シードの片山晋呉プロの約2倍勝ってるっていうことだし、毎年5勝しても10年掛かるっていうことだよ(←当たり前だ)。


(GDOより拝借)

 日本女子ツアーで今まで50勝以上しているのは樋口久子プロの72勝(うち海外3勝)、岡本綾子プロの62勝(同18勝!!)、台湾のト阿玉(58勝)だけ。以下、不動プロの50勝、大迫たつ子プロの45勝、森口祐子プロの41勝、吉川なよ子プロの29勝、福嶋晃子プロの26勝(同2勝)、韓国の具玉姫プロが24勝(同1勝)と続く。藍ちゃんはその次の歴代10位タイで20勝(同6勝は立派)、もう一人の10位は塩谷育代プロ。

 こうして見てみると一時代を築いた人ばっかり。まさにレジェンド。藍ちゃんは6年間で20勝だから、あと10年このままのペースで勝てれば50勝に届く可能性があるけど、アメリカツアーを主戦場として今までと同じようなペースで勝てる可能性があるかどうかは微妙かもしれない。

 っていうか、今こそ不動にアメリカメジャーで勝ってほしい。今年なら勝てる気がする。


 どこかの局で「不動裕理50勝の軌跡 〜への字口は生まれつき〜(←すいません冗談です)ってのをやらないかなあ。っていうかやりなさい。快挙なんだから。

2011/5/3(1010627hit) N谷くんへ


 先週のラウンドにて。ちょっと角度が違うけど。

素振りのN谷くん スイングのN谷くん
アドレスのN谷くん
ハーフウェイバックのN谷くん
トップのN谷くん
ダウンスイング途中のN谷くん
インパクトのN谷くん
フォローのN谷くん
フィニッシュのN谷くん

 なかなかの再現性かと。



 (明日・あさっては臨時休業いたします)

2011/5/6(1011154hit) わかさカントリー倶楽部


 福井県にあるわかさカントリー倶楽部



 今から30年以上前、つまりこのコースが開場してすぐに父親が会員になり、その後毎年夏になると泊りがけで家族旅行とラウンドに訪れた思い出深いコースである。

 一度、ヘリコプターをチャーターし、大阪からコースのヘリポートまで直接飛んでラウンドする(それがコースの売りのひとつであった)という、とんでもないバブリーな事をした事もある(父親はそれがよほど誇らしかったらしく、今でも懐かしそうに話をする)が、今は昔。

 その後私が会員権を譲り受け、夫婦で年に1〜2回出掛けていってラウンドするようにしている。去年は色々あっていけなかったので、2年ぶりのラウンド。

 大阪から第二京阪・京滋バイパス・湖西道路・そして鯖街道と呼ばれる山間の道を走ること2時間強、福井県に入ってすぐのところにわかさCCはある。クラブハウス付属のホテルへ泊まり、次の日は朝の7時過ぎからラウンド・・・したんだけど、今日は写真だけでお許しを。だって忙しかったんだもん。

すいげつ湖コース1番。新緑が綺麗。


同3番パー3。まだ空には厚い雲が。


さすが北陸。さすが山の中。山桜(かどうか知らないけど桜)がまだ咲いてる。


昼過ぎにはいい天気になり新緑もさらに映えて。



 明日はきちんと更新します。

2011/5/7(1011528hit) わかさカントリー倶楽部(その2)


 5月に入るとさすがに芝も勢いを取り戻し、目土も一段落して、フェアウェイからのショットやアプローチが打ちやすくなってくる。それを前提にしても、なかなかいいラウンドだった。

 良かったこと:スクランブリングが50%を超えた(71.4%)。ティショットはイマイチだったけどOBは1個しか無かった。アプローチのミスが1個しか無かった(*1)。異常に重いグリーン(スティンプメーターは6.5〜7ぐらいだったと思われる)で3パットが3個あったけど36パットを切った。

*1 すいげつ5番、191yパー3。これぞ日本の春の景色。


 ティショット5番で引っ掛けて右奥へこぼすが、ライが良かったので52度のウェッジでバウンスを使ったアプローチ。1.5mに付いてパーセーブ。○がパーオン2パットのパーだったからちょっと気合入った(笑)。



 悪かったこと:ほとんどのアイアンショットが力みすぎ。OBが出るだろうなと思いつつ打ったらやっぱりOBだった(*2)。砂が極端に薄いバンカーから出すだけで精一杯。なのにピンに寄せようといい気になって脱出に失敗(*3)。


 *2 すいげつ湖4番パー5。雄大な打ちおろし&フェアウェイが2段で斜めで真ん中に松が2本(A)生えてるという名物ホール。世紀のフェアウェイは二本松の右側(C)で、左に小さく見えるフェアウェイ(B)は5mほど低くなっている。



 つまり二本松を超えていくとベストポジションなのだが、右へふけると突き抜けて山の中だし、左へ引っ掛けてもBから左は浅くて谷底へ行きやすい。じゃ安全にとAの右やBのフェアウェイへ置きに行くと今度は2打目が難しくなり(ドッグレッグや左の池が効いてくる)、もし2打目も刻めば3打目は150y以上先の砲台グリーンを狙わなければいけなくなる。

 という訳でパーのためには意外と狭いC方向のフェアウェイを狙うことになるのだが・・・、プッシュして右の山の中へさようなら。こういう時に限ってまたいい当たりなんだ(笑)。これでこのホールのティショットは2勝6敗(適当)。勝ち越しへの道は遠い。


*3後半すが湖2番、423yでだらだら打ち上げ、HDCP1の難ホール。フェアウェイ右サイドに大きな岩というか岩盤がむき出しになっている変わったホールでもある。写真は二打目地点。



 ティショットは先っぽでへろへろプッシュフック、それでも何とか230y。2打目195y、4アイアンはダフってグリーン右手前のバンカー。さてここでバンカー事変。砂が薄くバウンスがはねる。こういう時は脱出最優先(っていうか打ち方が分からない)でオーバーしてもいいと思って打たないといけないのに。中途半端に短い距離を出そうとして緩む&砂を長く取り過ぎて脱出失敗。トホホホホホホ。4打目は10mオーバー、そこから3パット。痛恨のトリプルボギー。修行が足りん(っていうかいい気になるなってお母さんいつも言ってるでしょ!!)。




 まあでも、全体的には上出来ですはい。アプローチ失敗恐怖症もちょっとマシだし。

2011/5/9(1011941hit) ●●●●を首相に!


 卑怯な事の例えに、「後出しジャンケン」というものがある。これはルール違反と知りながら、自分の利益のため結果が出た後で自分の態度を決めるという事を指すわけだが、大阪弁で言えば「そらまあ、後からやったら何とでも言える(できる)わなあ」となる。


 今朝、某フ●テレビの「とく●ネ!」という情報番組バラエティでメインの司会を務める小倉●昭氏が、浜岡原発中止要請関連の話題において、「そもそも、どうしてこんな地震が間違いなく起こるような場所に(原発を)立てたんだという話(にさかのぼって議論すべき)なんですけどね」という言葉を受け、

「そうだけど、結局(建設・存続を)反対しなかった国民が悪いんだよ」

と言った。確かに言った。

もうね、どんだけアホかと。

アホでなければ、

どんだけ裏金もらってんだと。

そうでなければ、

どんだけ無知なんだと。

あるいは、

どんだけ歪んでんだと。


 いち。地域の人や反対派のひとは当然ずっと反対してきた。に。その地域の人や首長を札束で黙らすというアコギな事を電力会社と国はずっとしてきた。さん。それも国民のためならともかく官僚や政治屋や企業の利益と既得権のために。よん。だったらお前は反対してきたのか?お前は日本国民じゃないのか?ご。そもそも原発は安全だとさんざ言ってきたのはお前らマスコミじゃないのか?ろく。お前なんてモロに政治家と広告会社と電力会社とゼネコンのお抱え太鼓持ちのくせに国民が悪いってどの口が言うてるんだどの口が?なな。後からやったら何とでも言えるんじゃボケ!

(真ん中が小倉氏)

 この小倉氏、元々歯に衣着せぬ発言で物議をかもすことが多いが、学者でも評論家でもなく単なるアナウンサー出身で、そのせいか毎週本を7冊読んで(勉強して)ると豪語してた。けど、それがホントなら、基礎のない人間がいくら努力しても無知をさらけ出すだけという好例だろう。

 つい先日も「焼肉の食中毒で死ぬよりフグ毒で死ぬほうがよっぽど多い。焼肉屋に文句言うならフグも止めろってなるよね」という旨の発言をしてるし。もう呆れて何も書かないけど。


 あと、調べてみたらこの人、大橋巨泉の事務所にいたんだよね。29歳でテレビ東京を出てフリーになったところを大橋巨泉に拾ってもらい、「世界まるごとハウマッチ」のナレーターとして世に認知されてる。インチキゴルフで有名な大橋巨泉氏(親交のあった石坂浩二氏が夏坂健氏の本のあとがきに書いているし、実際に出入り禁止になったゴルフ場があるのは有名な話)の弟子。色眼鏡で見られても仕方ないよね。



 まあ、この小倉氏の発言はマスコミと今の政府やシステムを代表していると言えるわけで、小倉氏だけに恨みがあるわけではない。じゃあ何故こんなに過剰反応したかというと、前日にやっていたドキュメント、「東京ディズニーランド内での地震直後の対応」があまりにも素晴らしくて涙が出るほど感動したからである。

 3月11日、東京ディズニーランドのある千葉をも震度5強の地震が襲った。その時、園内に居た入園者は7万人。3月にしては寒い日で、当然電車や交通機関は多くがストップ。多くが家族連れ。ちょっと考えれば大パニックから2時災害が起こっても全く不思議ではなかった。なのに、事故や怪我はゼロ。これはもう奇跡に近い出来事と思う(一方そのころ福島原発では破滅へのカウントダウンが始まっていた)

 まず、ランドの関係者(キャスト)1万人はほとんどがアルバイト。しかしアルバイトといえど、「お客様のことを第一に考える」という教育が徹底してなされていたのだ(一方そのころ福島原発では国民ではなく自分たちのことを第一に考え、初期の対処としてもっとも重要な原子炉内へのホウ酸の投入をしなかった)。その結果。

 売り物である高価なぬいぐるみを、お客さんの頭を守る防災頭巾として利用してもらうため無償で配り始めたのだ。しかもそれはマニュアルではなくアルバイト独自の判断で。その番組では見事なまでに空っぽになった店舗の写真が紹介されていたが、これを見て私は大きなショックを受けた。

 その後、子供たちにはお菓子を配り、寒さには「夢の国には絶対にないはずの」ダンボールやブルーシートやゴミ袋などを総動員し、揺れるシャンデリアの真下にわざと立って「私はシャンデリアの精です。ご覧のとおり、皆様は絶対に安全です」とキャストが独自の判断で命を張り、「普段は絶対に立ち入り禁止の」従業員ルートを開けて安全な場所へ避難させたり、非常食である温かい「ひじき豆ご飯」を7万人全員に配ったりと、もう書いているだけでなぜか感動して涙が出るようなことを次々と行っていたのだ(一方福島原発では原子炉が熱暴走して水素爆発は次々と起こっていた)

 何故そこまで完璧な対応ができたか。それは、前述した「お客様第一主義」もあるが、ランド内でなんと年180回にもわたって行われてきた防災訓練の賜物なのであった。2日に1回はどこかで訓練がされているということだ(一方福島原発では「事故は絶対に起こらない」として訓練はおろか危機対策すらろくにされていなかった)。もうね、おじさんね、感動して土下座するわ。


 お客様のためにすべてを優先して行動するディズニーランドの理念とキャストたち。一方、自分の利益と保身と意地のため国民の命をないがしろにし続けてきた結果、取り返しのつかない世界的な人災を引き起こした政治家と官僚と大企業と東電。もうね、おじさんね、夢の国の住人になりたい。

 っていうか、今回の菅直人はじめ東電社長等クソ責任者は全員、ディズニーランドのキャストになって1年間「国民のため」という気持ちを叩き込んで・・・ってもう無理だなこいつらはもう今さら。いっそのこと、











ミッキーマウスを総理大臣に!
(本気と書いて”マジ”と読む)



日本の宝、手塚治虫作品を平気で盗作する(ジャングル大帝→ライオンキング)ディズニーは今まで大嫌いだったけど、宗旨替えする。

2011/5/10(1012295hit) E.M.D.Iの法則


 ども。サンバイザーをかぶるとバイザーと髪の毛の間にオデコがこんにちはしてしまう編者ではある。腹が立つので私のサンバイザーで良ければどなたか差し上げます。


 実はさっき練習へ行ってきて、ナイスなショットが出る法則をついに掴んだ!(←掴んだのは72回目)のでここに報告させて頂く。なーんだまたネタかよ!と思ってる貴方、ひょっとしたらひょっとするかもよ(でも多分ひょっとしない)。題してE.M.D.I(エムディー)の法則である!


 最近のワタクシは、そのアイアンとアプローチのあまりの不甲斐なさから、「やっぱり基礎からもう一度やり直そう」と思い(そう思ったのは18度目)、藍ちゃんのお父さんの本(最新刊)を買ってそこに書いてある宮里家の30yドリルをコツコツとし続けている。

(CM)

ゴルフの図書館より)



 じつは「ゆっくり上げる」という文句に触発されてこの本を買った(そのころ、私も「ゆっくり上げるスイング」に開眼していたのだ。ちなみにゆっくりスイングに開眼したのは通算4度目である)のだが、この本の中に、あの有名な「宮里家の30yドリル」が載っていたのだ。

 その良さは各方面から耳に入ってきていたので、最初はとりあえずという感じで初めてみた。すると・・・

とってもいい感じ!
なのだ。

 スイングにおいて右腰から左腰まで(右利きの場合)のことをビジネスゾーンという(by小林佳則プロ)が、30yドリルはこのスイングにおける一番大事なビジネスゾーンの時のクラブと体の動きがきちんと分かるようになっている。

 これを無意識にできるようになるまで続ける(本には1回50球・週2〜3回で3ヶ月と書いてあった)と、「あ、クラブを使うってのはこの事を言うんだな」とか、「ヘッドの重さを感じてスイングするってのはこの事を言う(ry」とか、「あ、プロや上級者の軽く振ってるようでヘッドがしっかり走る感覚はこの事(ry」となるような気がするのだ。っていうか、そんな感触がわずかながら出てきているような気がするのだ(分かっただけではだめで、そこから血反吐を吐くぐらい練習して身につけないといけないんだけどね)。

 さて。で、ここからが本題なのだが、その「力は抜いているけどヘッドが最大限振れているという感覚」とはどんな感じか。その感触を再現できる魔法の言葉を、忘れないようここに書き記しておこうと思う。私はそれをE.M.D.I(エムディー)の法則と名付けた。それは・・・


 トップからの切り替えしで、腕や上体の力を100%脱力し、腕をぶらぶらにさせて下半身の切り返しでインパクトする。そう、自分の腕がでんでん太鼓の紐になった気持ちで。



 これ、やってみるとわかるが思っている以上に勇気がいる。なぜなら手の力を抜くとまともにボールに当たらない気がするからだ。しかしその恐怖を乗り越え、我慢して、「えーい、もうどうなってもいいや!」と開き直ってショットする。そう、


「え(E)ーい、もう(M)どう(D)なってもいい(I)や!」


の頭文字を取って、私はこのショットをエムディーの法則と名付けたのであった(←しょーもなー!)。

2011/5/11(1012679hit) セベ・バレステロス逝去


 昔から、感情をむき出しにする人は苦手だった。だからセベ・バレステロスの事も、「凄い」とか「強い」とは思っていたが、決して好きなプレイヤーではなかった。

 私が好きなのはジャック・ニクラウスであった。ニクラウスの風格、圧倒的なカリスマ性に比べると、バレステロスの若さあふれるプレーはあまりにも刺々しいと感じた。というか、そのころ(私が小学生〜中学生の頃だから1970年代)ニクラウス以外のプレイヤーに興味がなかったというべきか。

 よって、私がバレステロスに対して今ここで何かを書いても、それは薄っぺらいタテマエの言葉になってしまう。というわけで、彼について知っている、私が大好きなエピソードを一つだけご紹介して彼への追悼とさせて頂くこととする。

(とはいえ、そのエピソードについてはうろ覚えなので、彼の事ではないかもしれない。また創作かもしれない。おそらく夏坂健氏の著書で紹介されていたと思う)


 ヨーロピアンツアーのメンバーは仲が良いことで有名だ。あるトーナメントの前夜祭で、ツアーのメンバーが集まり談笑していた。その部屋の片隅では、ベテランたちが自分の過去の大叩きを面白おかしく披露しあっている。すると突然、隅っこに座っていたある若者がたまりかねたように大声で叫んだ。

 その若者は最近ツアーメンバーになったばかりであったが、10代でプロになりすぐ優勝し、天才と呼ばれていた超新星であった。

「信じられない!1ホールで10ストロークも12ストロークも叩くなんて!!あなた達は本当にプロなのか?」

 部屋の空気が凍る。ほんの数秒沈黙の時間があり、血気盛んな中堅プロがその失礼さをとがめようと立ち上がりかけた瞬間、メンバーの中でも最古参のベテランプロが腰を上げ、ゆっくりと若者の方へ歩み寄った。

 固唾を飲んで見守るプロたち。そのベテランプロは彼の側まで行くと、優しくその若者に語りかけた。

「よし、大叩きは我々が引き受けた。若いの、バーディは君に任せたぞ」


 次の日、試合が始まった。すると、あろうことが、とあるホールでその若者が12ストロークを叩いてしまう。若者はうなだれながらも、前日声をかけてくれたベテランプロのところへ行き、こうつぶやいたという。

「1ホールを10打以下でホールアウトするのって、難しいですね・・・・」

 そう、彼こそ、若き日のセベ・バレステロスであった。




合掌。

2011/5/13(1013395hit) シンクロ率悪し


 東電がまたやった。津波をかぶって数日後、つまり3月14日の時点ですでにメルトダウンが起こっていた事を今の今まで隠していたのだ。もう東電幹部と原子力安全・保安院は人殺し集団であるといっても過言ではないのではないか。お前ら、刑務所に入らなかったら承知しないからな。


 というわけでラウンドである。が・・・・

 私は年に何度か、体が思うように動かない時がある。前日に練習しすぎたり、風邪薬や二日酔いや寝不足の影響で体のキレが悪かったり、体幹のどこかに痛みがあったりと理由はいろいろだが、まあ10回のラウンド中、少なめに見積もって9回ぐらいはそんな感じである。

 そう、言い訳するつもりはないが、この日はもう全然体が思うように動いてくれなかった。頭でいくらイメージしても実際にスイングすると似ても似つかぬものになるのだ。

 え?それはいつもだろって?いやそうなんだけど、それも程度問題で。普段は数ホール消化すると少しはましになるんだけど、昨日はもう最初から最後までずっと違和感がありまくりで。例えるなら、アンダーシャツを後ろ前に着ているというか、ごわごわに着ぶくれてスイングしている感じというか(家に帰って着替えたら、実際にアンダーシャツを後ろ前に・・・というオチではありません念のため)。

 え?もう言い訳はいい。それも含めての腕前だろって?いやまあそうなんだけど、最終ホールまできて、

3連続チャックリ

をまたやってしまって、アプローチの失敗恐怖症がまた再発してきたんですけど、これもやっぱりヘタなんですかねですね。練習しかないんですよねですね。



 詳しくは明日。

2011/5/14(1013789hit) 心と体の乖離


 日本プロをTVで見ていて思った。プロは、頭ではなく肉体でスイングしていると。

 肉体でスイングするって、まあ当たり前なんだだけど、つまりはスイングを頭で考えて、スイング中も「●●を●●して〜」なんて考えているようでは、生きた球は絶対に打てないんだという事だ。

 そう、考えるのはバックスイングに入る直前までに済ませておき、注意点も恐怖も期待も希望も何も考えず、ただ頭を空っぽにして振りぬく。それができないとスイングなど完成しないのだ。つまりいい意味で心と体を乖離させないといけない。

 頭を空っぽにしても自動的に正しいスイングにならないのは練習が足りないからに過ぎない。練習場では考えに考え抜いて球を打ち、コースでは「正しいスイングをしようと考える」のではなく、「ミスしてもいいから考えずにスイングする」ということなのだ。自分を信じて。

 コースでミスしたとき、後から「外から入った」とか「腰の回転が足りなかった」などと反省するのはまあ大事っちゃー大事だが、それよりも「スイング中何かを考えてしまったのではないか」を考え、考えていたなら「考えないよう」に打つよう努力すべきなのだ。


 スイング中に結果を考えてしまいヘッドアップする

 スイング前から失敗すると考えてその不安感を持ったまま打ち手打ちになる

 ミスして心が動揺し、同じミスをするわけにはいかないと考えながらスイングして手打ちになる

 きちんとスイングしようと考えながらスイングし、ギクシャクしたスイングになる



 これらすべてが、ミスショットの原因となるのであった。そう、もうコースへ出て、スイングを開始したら

考えるな!
体に任せろ!



 これを、今年のテーマとすることにしますはい。


2011/5/16(1014187hit) 要りません


 第79回日本プロはプロ16年目でなんどもシード落ちしていたほぼ無名のプロ、河井博大が優勝した。パットに悩み続け(平均パット数が100位以内に入ったことがなかったらしい)た彼が、グリーン周りからのアプローチでは何度もパターを駆使して寄せていた事はゴルフの奥深さを示唆している、なーんて。河合プロ、おめでとう。師匠の田中秀道プロも嬉しかっただろうなあ。


(GDOより)



 さて、今日はある2人(正確には団体だけど)の会話を。これは事実に基づく創作である。

A「えっと、東海村が大変だったので、30億円かけて原発事故用のロボットを6台作りました。どうか使ってください」
B「あ、要りません」
A「え、どうしてですか?せっかく税金で作ったのに」
B「原発では事故は絶対起こりません。だから要りません。作っても買いません」
A「そうですか。残念です。じゃあ廃棄処分にします。」

〜10年後〜

B「想定外の地震と津波で事故が起きました」
A「・・・・・」
B「事故から1ヶ月経ちましたが、放射線量が高くて建屋内に人が入れないので、ロボットをアメリカから借ります」
A「じゃあせめて文科省で2億円かけて作った放射線量を測るロボットを使ってください」
B「ガレキが散乱していて使えません」
A「・・・・」
B[想定外ですから」
A「ですよね」

国民「お前ら、口から手ぇ入れて頭の中から両目をほじくり出したろかぽぽぽーんと」




 起こったことを今はとやかく言わない。事態が収束したら、きっちり落とし前だけはつけてもらうぞ。だから、司法の人間はその良心にかけてこの巨悪を裁いて欲しい。

 っていうか、東電幹部・関係官僚・お抱え学者・片棒担いだマスコミの奴らの中で、ほんの少しでも良心を持っている人間がいるなら、「ほんとうに悪いのは誰なのか」をはっきり喋ってほしい。今がチャンスなんだよ(消されるかもしれないけどね)。でも、このまま人生を終わらせちゃうと、その「本当に悪いヤツ」と同じになっちゃうよ。地獄に落ちちゃうよ〜(本当)。

 丸腰のビンラディンを勝手に人の国で「処刑」したアメリカもたいがいジャイアンだけど、「大衆のブタどもに本当の事を教えてもろくな事がない」という建前で(でも本音は保身のことしか考えてない)真実を公開しない日本という国のほうがよっぽどタチが悪いじゃん。これじゃあ、38度線より北のあの国と何ら変りない。

 なんでもっとこの国の人間は怒らんのだ?このままだと土壌汚染で関東全域の農業が壊滅する可能性もあるというのに・・・。

2011/5/17(1014187hit) 売国奴たちを糾弾する



 プルトニウムキタ━━━━((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


 というわけで1号機だけでなく2号機も3号機もメルトダウン。その3号機では、人間の作り出した最凶の毒性物質、プルトニウムが外気にさらされ、むき出しに。冗談ではなく本気で日本オワタとなる可能性が出てきた。

 なのにマスコミも出てくるのも相変わらず東電の手下や太鼓持ち野郎ばっかりで全然危機感なし。そのうち関東はノーマンズアイランドになるぞマジで。

 いちいち反応しているとチョー腹が立つ。しかも怒りの持って行き場がない。でも我々国民が呆れて何も言わなくなれば本当に終わりなので、私が生きている限り、東電の悪魔たちをこのウェブ上に残していく。何度も何度も。そして、読者の皆様に引かれようがずっと言い続けてやる。


 では悪の枢軸、東電の最悪売国野郎どものラインナップだ。まずは究極のKYにして「想定外」で逃げようとするヘタレ男、社長の清水正孝!



 東大→東電→社長になって3年前に柏崎刈羽原子力発電所の不祥事で引責辞任してるのに会長。いやあぬるい会社だこと。勝俣恒久!



 同じく東大→東電で原発畑一筋。ある意味主犯だよなこいつが。武藤栄副社長。



 そしてこんな分かりやすいバカはいない。「何で俺がこんな会見せにゃならんのだ。俺は何も知らん」という態度を取り続け、日本中の顰蹙を買った(そして銀座のキャバ嬢からも『顔気持ち悪い』『二度と銀座に来るな』と言われまくっている)藤本孝副社長。



 肘を立てての、態度悪過ぎ会見の写真がどうしても見つからず。googleにも圧力かかってるの?



 こんな事、場末のウェブで書いても何も変わらないし何の問題提起にもならないしそれどころか自分自身を貶めることにつながる危険性もあるわけで賢い人間がすることじゃない事は百も承知だ。

 そう、俺はバカなんだ。でも、バカで結構。思ったことは口に出したいし、達観して何も言わないぐらいなら大騒ぎして笑われる方を取る。どうせ短い人生だしな。

2011/5/18(1014913hit) 今度はセージカ/ゴルフ名言集から


 さすがに毎日だとほんとに愛想つかされるので、ちょっとだけ。



与謝野馨経済財政担当相つまり政府与党の分際で、政府の決定に異を唱え、「今回の福島原発の事故は天災なので賠償義務を免除すべき」とのたまう。

 そう、東電が安全対策をこれっぽっちもしてなかったことも、なのに「絶対安全です。事故は絶対起こりません」と言っていたことも、直後のドタバタも、ホウ酸投入の遅れも、情報隠蔽も、ぜーーーーーーーーーーーーーんぶ無かった事にするらしい。

 さすが東電ズブズブ議員。ここまであからさまに私利私欲の方を国民より大事にするたぁ、逆にすがすがしいねえ。原発利権屋の鏡ですなぁ。


 おい与謝野、その発言、強制的に避難させられて仕事も家も人生もめちゃくちゃにされた福島県民の目の前で言うてこいや。やせ衰えて死んでいった子牛に線香の一つでも上げてから言えや。

 というわけで、与謝野は私の頭の中の「人間のクズ野郎箱」に新たに仲間入りしたのであった。







 さて気をとりなおして。久しぶりにゴルフの話題を。



 amazonの古本でこのような本(1〜3)を見つけたので衝動買い。アプローチに溺れるものはワラわれる、じゃなくって藁をもすがるってヤツだな。

 著者の摂津茂和氏(1899-1988)は作家でありゴルフ史家でありゴルフ関連の書籍コレクターである。残念ながら氏がご存命であった頃はほとんど知らなかったが、「読むゴルフ」を日本に広めた第一人者であったであろうことはよく分かる。

 で、この本は表題どおりゴルフに関する古今東西の名言を集めて氏が解説するというもので、日本で手に入るこの手の本の決定版とさえ言える。で今日はこの中からちょっとだけご紹介(これからもどんどん紹介していきます)。


 近代スイングとは、運動の節約ということである(H.ウィンド)

 ハーバート・ウィンドは20世紀半ばに活躍したアメリカのゴルフ評論家。つまりこの人の言う「近代」とはベン・ホーガンやサム・スニードが活躍しだした頃のことを言う。ちなみにそれ以前、クラブやスイングが科学的に研究されておらず、まだまだ不完全だったヒッコリーシャフトの時代は「スイングはアートである」と言われていた。

 ここで言う運動の節約とは、スイングはシンプルであればある程よいという意味である。無駄で複雑な動きはエネルギーのロスや再現性の低下につながるし、必要以上の力はそれこそスイングに百害あって一利なしなのだと。

 まあ分かるような気はするけど出来ないんだよねえ。分かると出来るは大違い。


 私は常に適当と思われるよりも大きいクラブを持って、ボールをやわらかく打つようにした。私はアイアンを力いっぱい打たないことによって成功したのだ(ボビー・ジョーンズ)

 言わずと知れた球聖ボビー・ジョーンズの「ダウン・ザ・フェアウェイ」の中のひとこと。うーんこれは賛否両論あるかもしれないなあ。っていうか人によってスタイルによってまたスイングの習熟度によってさらにはホールの状況のよっても「しっかり打つ」方がいいのか「余裕を持って打つ」方がいいのかは変わってくるような気がしなくもない。

 でも、

 90%のアマチュアゴルファーは、ほとんどのパー4で2打目をショートさせる(hiro)

 ので、やっぱり大きい目で気楽に(力を抜いて、ではなく)打ったほうがいいのかもしれないね。

2011/5/20(1015587hit) 枚方カントリー倶楽部


 という訳で枚方カントリー倶楽部である。井上誠一である。1959年開場の名門コースである。なかなか回れないコースである。よって家から20分でいけるのに初めてのラウンドである。



 来月ここで近畿オープンが開催されるのでその下見を兼ねてなのだが、K見師匠くんの口利きでラウンドすることができた。K見師匠くんには感謝である。


(男子ロッカー室の中にあるスタンドバー。いい雰囲気だなあ・・・)

 今回のメンバーはそのK見師匠くんとN谷くんとM岡くん。K見師匠くんを先頭に、競技ゴルフを目指す4人が定期的に集まり互いに研鑽しようという、まあ実際にはK見師匠くんに残りの3人が色々と教えてもらうという集まり(4S回、改めKの会?・仮称)の記念すべき第一回目なのであった。



 さて改めて枚方カントリーである。コースはさすがにきれいで、戦略性は高いし、1ホール1ホール個性があるし、よく整備もされているし、キャディさんも及第点だし、「名門コースは食堂のご飯が安いの法則」でア●ーディアグループより2割は安かった(カレー800円)。

 でもちょっと残念だったのは、「来月の近畿オープンの下見に来たのでバック(青)ティからラウンドさせて欲しい」とスタート室に頼んだのに「メンバー同伴でないと無理」と言われた事。K見師匠くんが以前来たときはバックからラウンド出来たらしいので、顔を見て断られたのかなと。それと、インスタートだったこと。

 バックティ、我々はビジターだし若造だしまあ仕方ないんだけど、この日のレギュラー(白)ティはスコアカードの表示よりさらに前(総ヤーデージ6456yのところが6200yぐらいしかなかった)のホールが多かったのでちょっとだけ残念。

 インスタートも、井上誠一氏は「原則として1番ホールからスタートし、18番ホールでフィニッシュするという基本的な考え方に立ってコース設計していた」とコースのウェブにも書いてあるので、つまりはおもいっきり裏街道。いやこれも仕方ないんだけどね。ビジターだし。でもね。ちょっとね。露骨かなって。



 とまあ文句ばっかり言ってると根ババがバレるのでこれぐらいにして、ラウンド内容のほうに移ろう。

 10番340yパー4。


 2打目地点へなだらかに打ち上げていくのだが、落下地点がバンカーと木々で絞ってある。しかしフロントからだと左バンカーはまったくハザードにならず(しつこい)、2打目はウェッジでパー。

 11番157yパー3。


 打ち上げでやや距離があるが、手前のバンカーが威圧的。6アイアンで奥のカラー、2パットでパー。

 12番490yパー5。ここヒラカンのパー5は総じて短い。左ドッグレッグ打ちおろし。


 ティショット甲でバンカーの右サイド、2打目は打ち下ろしでブラインドっぽくなっているので5アイアンでレイアップ。3打目残り50y、後ろでK見師匠(←当時)に見てもらっているなか、不安のアプローチは火花が出るようなトップボールでグリーン奥へ(笑)。奥から偶然1mに寄ってラッキーなパーで上がれたが、師匠(←当時)曰く、

 リズムが無茶苦茶。早すぎる。特にトップから手だけで打ちにいっている

 クラブヘッドがインサイドから下りてきてる。クラブをアウトサイドにあげて、外から左サイド(イン側)へ振っていかないとチャックりもトップも両方出る。


 というありがたいお言葉を頂く。全くそのとおりだと思う。さすが私の師匠(←当時)だ。

 13番350yパー4。縁起の良いホール。


 ティグラウンドから見たらこんな感じ。岡へ向かってティショット。で、岡を超えると・・・


 どどーんと打ちおろし、つまり左足下がりに。ティショットは当たり損ないでちょうど岡の頂点、フラットライから。しかし絶好の2打目7アイアンはダフってグリーンに乗らず右手前(ヘタクソだ)。ピンまで15y、なんとか寄せワンでパー。ホールアウトして振り返ると、



 フェアウェイが見事なまでの末広がり。いやあ縁起がいい。

 14番、351yと短いながらHDCPが2のパー4。


 2打目が砲台グリーン(矢印)へ打ち上げていくので距離感が難しいからか?

 ここまで、各ホールの4人の成績は3人がパーで1人がボギーという感じだったのだが、ここは上がってみれば4人中3人がボギー。HDCP2は伊達ではない。え、私?グリーン奥のエッジから3パットしてボギーでしたが何か?

 15番475yパー5。左ドッグレッグ打ち上げ、フェアウェイは右ヘ傾斜。


 白ティからだと鉄塔方向へ打って初めてフェアウェイキープ出来るが、それより右ヘ打つと全部バンカー(←→)に入っちゃう。狙いどころが狭すぎる。レイアップのほうがいいかもね。

 案の定、左へ派手に引っ掛けて林の中へ。万事休す・・・・と思ったら木に当たってフェアウェイへ出てきてくれた。ラッキー。2打目またしても6アイアンでレイアップ、3打目残り100y砲台グリーンへ9アイアン、ダフリ引っ掛けもラッキーなキックでエッジへ(ラッキー多いなおい)。2パットパー。

 16番407yパー4、ここも岡を越える感じで2打目地点から打ちおろし。


 目の前の岡を超えると・・・



 これだけの下り傾斜(写真はフェアウェイ右、グリーンサイド寄りから)。左足下がりから残り160y、6アイアンをへなちょこトップしてサブグリーン方向へ。師匠(←当時)曰く「不細工なアプローチ(40yを手前から2クッション、下写真)」でピン横2mにオン。


これがまた偶然入ってパー。

 17番、185yパー3(写真なし)。4アイアンで奥にオン、2パットパー。そして18番ホームホール。415yパー4。


 正面の池は260yで入るとのこと(実際の距離は290y)。迷った末にドライバーで。池ぎりぎりまで転がる。あっぶねー。



 2打目115y、PWで。軽くダフる(またかよ)も、キックが良くてエッジへ(またもラッキー)。2パットでパー。するとすかさずK見くんから「ナイスラウンドです師匠!!」と声が掛かる。そう、長きにわたって預けていた「師匠」の座を奪還した瞬間であった。


(注:私とK見くんは「同じ日のラウンドで、どちらかが30台を出して勝った方を師匠と呼ぶ」という、いわばプライドを賭けた取り決めをしているのである!!)


 っていうか、内容はお粗末でアイアンは相変わらずダフるしラッキーばっかりだしアプローチもたまたまだし実力で勝ったとは口が裂けても言えないんだけどね。おまけにK見くん、ドライバーが絶不調だったし。


 有頂天のワタクシ。思い上がるワタクシ。しかしそんな私をゴルフの神様が見逃すはずもなく、バックナインではとんでもない事件が起こるのであった(いや、事件じゃなくある意味当たり前の出来事だけど)。

2011/5/21(1015948hit) 枚方カントリー倶楽部(その2)


 後半(といってもアウト1番)スタート。401y打ちおろしのパー4。レイアウトはこんな感じになっている。


何だか面白そうなホールだけど、実物はこんな感じ。


 左側の、まばらに木がはえている部分が丘になっていて、その中にバンカーが点在している。白ティから真っ直ぐ打つと突き抜けるので、必然的にレイアップかショートカットということになる。ドライバーの調子がいいのでショートカットで。

 ティショット甲・2打目90yをやや引っ掛けてグリーンセンターにオン、8mぐらいのパットが偶然入ってバーディ。まだツイてる。

 2番390yパー4。ここもブラインド。登って下って左へ曲がる。左の木ギリギリを狙うか、フックを掛けないと右ヘスッポ抜ける可能性あり。

(写真はN谷くん)



 そう、ここ、左ドッグレッグがやたらと多いんだよね。ほとんどのホールがまっすぐか左曲がりで、最終18番だけグリーンが右ヘ振られている。井上誠一はスライサーがお嫌いなようだ。

 私のティショットはやや右にでてラフ、そして木の後ろ。枝の下をくぐらすため、8アイアンのハーフショットで低い球を、と思ったらチョー引っ掛けてグリーン左手前。こういう時は肩が十分回らず手打ちになってるんだよね。そこからPWのランニングアプローチでチャックリ!一番簡単な打ち方でチャックりするって・・・2パットボギー。

 そしてこのチャックりが呼び水となり、トホホショーが始まるのであった。


 3番462yパー5、ティショットを右プッシュさせてOB。ダボ。こんなに広いホールなのに。


 4番359yパー4。今度はティショットは派手に左へ引っ掛け、林の中へ(1)。


2打目、林から何とか出たものの今度は反対側の林へ(2)。3打目でやっとフェアウェイへ(3)出し、4オン2パットダボ。落ち着け。

トホホ行脚之図

 5番140yのパー3。


 7番アイアンで当り損ない(7番でティーアップして当り損ないってアンタ・・・)、左奥のピンに対して右手前にオン。何とか2パットでパー。

 お待たせしました。6番517yパー5。最大にして最凶のトホホ。


 このとおりなーんの変哲もないパー5。「左はダメです(セーフだけど谷底です)」というキャディさんのアドバイスに従いどチーピン炸裂。従ってどうする。10mの坂を転げ落ち、隣のホールへ。

 並行してる隣のホールを逆走(裏街道)していく手もあったんだけど、最後に林超えが残るのが不安だったので、2打目でとにかく10mの崖を転がし上げることに。7アイアンで崖直撃ショット。何とかギリギリ上に上がったが、左の木が邪魔で打てない。右ラフ方向へレイアップ。

 いかん。もう3回も打ってしまった。残り195y、次で乗ったらなんとかボギーで上がれるかも・・・



 はい、チョロです・・・・orz(ああ何とここ一番に弱いワタクシであろうか)

 5オン2パット、ダボ。ちなみに同じく左のホールへ打ち込み、裏街道を行ったK見くんはアプローチのミスがあったにもかかわらずボギー。地力の差が。

 7番、枚カンで私が一番気に入ったホール。328yパー4。


 短い分、グリーンは奥へ傾斜していて止まらない。しかしフェアウェイ右側の木がこんなに綺麗なんだよね。写真は右サイドから振り返ったところ。



 3アイアンでティショット、左サイドのラフへ。2打目9アイアンでグリーン奥へオン。2パットパー。やれやれようやく落ち着いた・・と思った8番198yパー3。



 ティショット4アイアンはまたしても当り損ない。何年ゴルフして(←最後まで書かなくても判るよね)。右バンカー手前の深いラフ。2打目、フェースを開いてうまくカットに入れるも、全然距離が足りず。乗っただけ。何年ゴルフ。20m以上のパットは2mショートし、この日2つ目の3パットでまたダボ

 これで後半アウトはダボ4つ目。2ホールに1個ダボ。ダボだダボだ!ダボ祭りじゃい!商売繁盛でダボ打ってこい!(←意味不明)。

 最終9番ホール(399yパー4)は何とかティショットがまともに当り、PWで2オン、2パットのパーでホールアウトできたが結局後半は1バーディ1ボギー4ダボの44。トホホ。

 でも、前半の貯金が効いて、記念すべき第一回Kの会は私が優勝させて頂いたのでありました。



おまけ。



バーナー純正SRシャフトはよくしなる。

2011/5/23(1016337hit) 言霊(ことだま)


ありがとう!
 
だいすきだよ!
 
お前は最高の友達だぜ!
 
いつまでも仲良くしよう!
 
楽しく明るく生きる!
 
ゴルフは最高!
 
60台なんて簡単だぜ!

(これらが何なのかは本文をどうぞ)




 ゴルフとは全く関係ないことなんだけど、ふと思いついたこと。


 私は自営業でいわゆる「お客さん」を待つ仕事なので、ほぼ毎日コンピュータの前に座っている。で暇な時間はブックマークしたさまざまなブログやウェブを見てるんだけど、中には当然更新の頻度がだんだん落ちてくるブログもある。

 で、あんまり更新の頻度が低いものは「1軍フォルダ」から「2軍フォルダ」へ、そして削除という形を取るんだけど、2軍に落とすのは1ヶ月ぐらい更新がない場合、削除はさらに2ヶ月って感じなのだ。つまり、あるブログで更新がない場合、1ヶ月間ずっと同じ画面を見るということが起こるわけだ。

 そしてここからが重要なことなのだが、もしその1ヶ月変わらない部分に「バカヤロウ」だとか「畜生!!」みたいな罵詈雑言が書かれてあったりすると、そのブログを見るたびにネガティブで不快な気持ちになってしまう、ということに気づいたのだ。

 「じゃあそんなブログ見なければいいじゃん」と思われるだろう。当然だ。しかし、そういう「ネガティブで不快な気持ち」はごくごくわずかなもので、ふだんはまったく意識されない。つまり「トゲを持ったことば」が「こころ」に小さな傷を作るかもしれないという事に、書く方はもちろん、読む本人も気づいていないのではないかと思ったのだ。

 そう、気づけば「もう見ない」という選択ができるが、そうでなければずっとその小さな針がチクチクと心を蝕んでいるのではないかと。そういう意味では、私も「バカが」とか「最低の屑野郎」という類の単語を頻発するので良くないなと。反省すべきだと。すいません。

 そしてそういうふうに感じる気持こそ、「言霊」の正体なのかなと思ったのであった。


 さて、それなら逆に、心があたたまる言葉を使うことで読んでくださる人たちにほんのわずかながら優しい気持ちを分け与えることができるのではないかと思ったのだ。というわけで冒頭の言葉たちになるのであった。って単純かお前は。

(あの、私、変な宗教とかではありませんので念のため。勧誘とか洗脳とかしませんので。あと、変な本読んで舞い上がっているわけでもありませんので。でも50前のおっさんが思いつきでこう言う厨二病みたいな事を書いたりするのって十分オカシイかも)


 でも、去年BBSでmushiさんに教えていただいた(その節はありがとうございました)「弓と禅」をやっと読みだし(まだ半分だけど)て、こういう微妙な心の動きってすごく大事だなって最近思うんだよね。

 っていうか、ゴルフって9割心だもんね。

2011/5/24(1016718hit) 人の褌シリーズ

 一部の読者には妙に受けのいい、2ちゃんコピペ。今日は「意味が分かると怖いコピペ」より(一部改変しました)。


一人の女の子がいた。性格は明るく、しかも大変心の優しい子だった。
女の子は大のおじいちゃん子で、おじいちゃんも女の子の事を本当に可愛がった。
しかし、おじいちゃんは今は入院しており、余命は長くなかった。

医師がもう残りわずかの命である事を伝え、女の子は両親に連れられ病院に行った。
病室で女の子の両親はおじいちゃんと話した後、医師の説明を受けに病室を出て行った。
病室には女の子とおじいちゃんの二人。
女の子はおじいちゃんに、学校の事や最近楽しかった事などいろいろな事を話した。

しかし、途中で女の子は泣きながら

「おじいちゃんいなくなるの?」
と聞いた。するとおじいちゃんは

「おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒にかなしんでくれるかい?」

と言った。女の子はしばらく考えてから、

「うん……でも死んじゃいやだよ」

とつぶやいた。

次の日おじいちゃんは帰らぬ人となった。
女の子はその日、わんわん泣いた……。

一か月後、ある記事が新聞の隅に載った。

「一家心中、動機は全くの不明。亡くなったのは斉藤浩さん、景子さん、そして一人娘の加奈ちゃん」


ヒント:「かなしんでくれるかい?」句点はどこに?



オバケって本当にいるとおもいます。

小さいころ、わたしにはおねえちゃんが見えていました。
私と同じような、薄汚れた服をきていて、いつも家の中に出ていました。

でもある日、そのおねえちゃんは見えなくなりました。
そして、パパと、ママが宝くじをあてました。

しばらくあとで、パパとママにおねえちゃんのことを聞くと、
「びんぼうだったから、そんなはくちゅうむを見たのだ」と言われました。

今はとってもしあわせです。
でもそろそろ宝くじのお金がなくなっちゃいそうです。


ヒント:逃げて〜〜〜〜!!



俺の息子は、時々、(写真でも、画像でも)人の顔をじっと指さすという、妙な癖があった。
指をさされた人物が必ず3日以内に死ぬ、と言うことを知ったのは、つい最近のことだ。

今日も、テレビをつけようとしたとき、息子は、じっと画面を指さしていた。
点いたテレビには、大物議員の姿が。
へえ、こいつも死ぬのか。


ヒント:TV画面は鏡


悪友と何人かで話してたら、
久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと言い出した。
近くの山道に、一家惨殺事件があってからも
未だに取り壊されず残されてた民家があるので夜中に行ってみた。

玄関から入り、まずはジジイか死んでいた居間。ババアが浮かんでいた風呂場、
母親が切り刻まれたキッチンに、鈍器で撲殺を受けた父親の部屋。
さらに階段から二階へ行き、子供部屋からベランダ、さらにはもう鏡台やイタリア製の
立派な家具もなくなった、ガランとした母親の部屋。
最後に家をバックに一人ずつ。片っ端から写真撮って帰った。

んで今日。出来上がった写真を見て俺達は驚いた。

何も写ってないのだ。
もちろん俺達は普通に写ってる。霊的な物が何も写ってなかったのだ。
「・・おかしくね?」
「もう成仏しちゃったとか、じゃねぇかな?」
「やっぱそうなのかな。じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。残念」
「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家、一軒あるから。次はそこ行こうぜ」
「おぉ!マジで?そこも廃墟?」
「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」
「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」
楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする


ヒント:殺人鬼たち。


ある産婦人科で赤ん坊が生まれた。
その夜看護婦が赤ん坊の様子を見てみると、なんと赤ん坊は死んでいた
病院は事実を隠蔽するため、すぐに身寄りのない赤ん坊を身代わりに用意した

出産のとき母親は意識がなく、自分が産んだ赤ん坊をまだ見てはいない
そして見た目が瓜二つな赤ん坊を選んだため、見破られることはないはずだった
次の日、母親は赤ん坊と対面するなり鬼の様な形相で叫んだ
「こいつは私の赤ちゃんじゃない!!」


ヒント:母親には自分の子ではない確信があった。なぜなら・・・



妹「Aくん(注:俺の友達)遊びに来んかな」
俺「A?なんで?」
妹「呼んでくれん?」
俺「うちに?呼んでどーすんの」
妹「ちょっと一緒に写メ撮ってもらいたい」
俺「え、何、好きなん」
妹「いや、私のタイプではないんだけど」
俺「何それ」
妹「あの、真面目な話なんだけど」
俺「え?うん」
妹「ゼミの友達と話しててね」
俺「うん」
妹「うちのお兄ちゃんだってかっこいいよ〜とか言っちゃったのね」
俺「ああ」
妹「写メ…」
俺「ごめんな」
妹「ううん」


ヒント:Aくんはイケメン



俺は仕事の時、いつも電車にのっている。
今日も電車に乗っていると、突然目の前に女性が現れた。

「ああ、またか・・・」

本当に気が滅入ってしまう・・・


ヒント:電車に乗るのは乗客だけではない



「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。
今年もあとわずか。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。

「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」
俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」

「あなた…愛してるわ」女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。
「そうか…、俺も愛してるよ」こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。
「じゃ、行くか」「ええ」


ヒント:簡単すぎるので最後の1行をあえて消しています。
ちなみに最後の一行は「俺は、足下の台を蹴った



私は中学生の頃いじめにあっていた。
でも、トラウマになったりはしていない。真由美ちゃんという女の子のおかげだ。
真由美ちゃんは可愛くて頭が良くて運動も出来て、人気者だった。

クラス全員に無視される中、真由美ちゃんだけは優しく話しかけてくれた。
私とは違い友達も大勢いたので四六時中私と一緒にいて貰うことは出来なかったが、
他の子と話している時も私の方を見てにっこり笑ってくれたりした。

そんな真由美ちゃんが突然転校することになった。
真由美ちゃんがいてくれたから辛くても頑張れたのにこれからどうなってしまうんだろう…
と思っていたが、真由美ちゃんが転校して間もなくクラスのみんなと打ち解けられた。

きっと人気者の真由美ちゃんが転校する前にイジメなんてくだらないこと
やめなさいって言ってくれたんだと思う。
成人した今でも真由美ちゃんにはとても感謝している。


ヒント:知らないほうが幸せなこともある



老人が男に言った
「ゲームをしないか?」
老人が説明したゲームの内容は次の通りだ
箱の中に多額の賞金が入れられており、男が見事箱を開けられたら中の賞金は男の物
箱はとても頑丈であり素手で開けるのは不可能だが、まわりには斧などがおかれている
時間制限などは一切無いらしい

男は是非やらせてくれと答えた
男が金を得るチャンスがあるのにリスクは無なさそうだったからだ
参加を表明した男に老人が言う
「実は箱にたどり着くまでにはいくつか難関がある
5万円払えば賞金のすぐそばからスタートさせてやろう」
男は笑顔で5万円を差し出した


ゲームが開始した
その「多額の賞金」は確かに男の目の前にあった・・・


ヒント:目の前どころか触れます



最後はちょっと笑える、ブラックジョークを。

質屋が質流れ品をショーウィンドウに飾り付けている。

トランペット、サックス、トロンボーン、チューバとならべ、
最後にショットガンを何挺か飾った。

「おかしな取り合わせだな」と知り合いが言った。「こんなんで売れるのか?」

「売れるとも」と質屋が言った。

「まず誰かが、トランペットとサックスを買っていく。 それから二日ぐらいすると、
その隣近所のやつがショットガンを買いに来るんだ。」



 笑いと頭の運動は老化予防にもいいんだよ!

2011/5/25(1017114hit) 何度同じことに気づけば気が(ry


 元師匠K見くんに教えてもらったアプローチを練習すべく日曜日と火曜日に練習場へ。ちなみに元師匠にチェックしてもらった点をおさらいすると、

 
リズムが早すぎる。特にトップから慌てて手打ちになっている

 ヘッドをもっとアウトサイドにあげ、外から左サイド(イン側)へ振る


ということであった。

 この振り方をすると、ちょっと前に紹介したあのフィニッシュ



とか、



になるはずであるが、私、このフィニッシュがどうしても取れないんです(涙)

 ひょっとして俺は極度の運動オンチなのか?それともゴルフのセンスがゼロ?あるいはなにか根本的に誤解してる?

 困った私は、元師匠のK見くんに聞いた方法、即ちフィニッシュから体を逆に動かし(ビデオを巻き戻す感じ)、体がどう動いているかをチェックすることにした。帰納法だな(笑)。すると、やっぱり、


トップから左脇を開けず体の回転だけで打つ


という方法でしか打てないことが判明した。っていうかそれって何度も書いてるはずですが?>俺


 で、その時のヘッドの軌跡のイメージはこんな感じだ。目標はちょうどクラブの影の方向で、点線がバックスイング、実線がダウン〜フォロー(ちょっとスタンスはオープンすぎるしボールは右に置きすぎるしフェースも開きすぎている気もするが、それはゴルフ雑誌によくある誇張した絵と思っていただきたい)。



  つまりバックスイングは開いたヘッドのトゥを右上に上げていく感じで、トップからは体に沿ってヘッドが円を描く感じ(あくまでイメージの世界です)。

 よしこれで完璧だ!と思って家へ帰ってふとネットを見ると。



 あんまり体回ってない!!
 左膝が曲がったまま!!

 そう、以前掲示板でo.kayamaさんに

「左右の膝の角度を一定に保たないと股関節に体重を乗せる事はできません。また拇指球に体重が乗っていないと膝の角度を保つ事は出来ません」

 と教えていただいているのに、もう忘れているのである。ああ、ゴルフは奥が深い(私の底は浅い)。




 おまけ。

 「アウトサイドインに振る」で思い出したのだが、アイアンのフルショットもフェードを打つイメージで打ってみるととってもいい感じなんだよね。やっぱりナチュラルボーンスライサーなんだな俺。

 つまり、ドライバーからアプローチまで、基本的には目標の左へ球を打ち出して左から目標へ近づけていくイメージを持ったほうがいいのかなと。

2011/5/27(1017808hit) 1年でいちばん


 昨日はホームコースに。○とN谷くんの3バッグ。

 懸案のアプローチだが、今の時期は1年でいちばんアプローチが難しいのでミスしてもあんまり気にしない事にした。だって芝が生えてるようでほとんどベアグラウンドなんだもん。

 だからバンカー越えのアプローチでチャックリしてバンカーに入れたり(前半4番)、チャックリを2回連続でやらかしてバンカーに入れたり(同7番)、残り50yのフェアウェイからトップしてグリーンオーバーさせたり(同8番)しても全然気にしないんだ。

 だってこの時期は1年でいちばんアプローチが難しい時期だからね。だから大事な試合やコンペではチッパーを使えばいいんだもんね。1年でいちばんアプローチが難しい時期なら恥ずかしくないもんね。


 実際にチッパーを使うかどうかはともかく、この日は風が半端なく強かった。帽子は飛ぶわ、ボールは飛ばないわ(アゲンスト)、スイングは狂うわ、OBは出るわ(5発!!)となかなか面白いラウンドだった。

 前半1番はもろにアゲンスト。ドライバーをやや短く持って低い球を、と小細工をしたら引っ掛けて左のOB方向へ。普通は転がり出てくる場所なんだけど、崖の途中で三又の枝にボールがすっぽりと入り込んでOB杭の外側に止まってた(本当)。次も乗せられず+3

 2番は210y(打ち下ろし15y)パー3、3アイアンのティショットが2連続で右フケ突き抜けOB(下図)。悪いショットじゃなかったので、風の読み間違いとクラブ選択ミスですな(ホームコースでクラブ選択ミスって、どんだけお利口さんなんだ?)。+5



 3番はティショットがチーピン。3オン2パットボギー。+1。ってこれで3ホールで9オーバーですが?でもこれで終わらなかった。

 4番パー5、ティショットでフェードを打つつもりがドローになって左へOB。チャックりもあって+3。ここでやっと「あ、今日はドライバーを普通に振ったら左へ曲がる日なんだ」と理解する。遅すぎるだろ。

 5番、ドライバーがやっと真っすぐ行って2打目もそこそこで長めのパットが入ってバーディ。6番パー3は1オン2パットパー。ちょっと落ち着いたと思ったら7番でアプローチミス3連発で+3。いや、1年でいちばんアプローチが難しい時期だからいいんだけど。

 8番パー5は3打目のアプローチをトップするも1年でいちばんアプローチが難しい時期だから別にいいので、グリーン奥のラフからのアプローチがうまくいって(ほら、ライさえ良ければいいんだもんね)3mのパットが偶然入ってパー。最終ホールもパー。でも50叩きましたが何か?


 後半、3番までボギー・パー・ボギーで2オーバー。

 しかし4番パー5でチーピン&OB(70年代のフォークグループの名前みたいだな。ブレッド&バターとかペトロ&カプリシャスとか)。アプローチも2連続ショート。もうね、アプローチはね、ミスしないように打つのが精一杯で距離感とかまで頭が回らないぜトホホ。何を言ってるのか分からねーと思うが俺も何をしてるのか分からない。

 5番は3mのバーディパットを外してパー、6番パー3は2オン2パットのパー(浅いラフからのアプローチだったから簡単だった)。7番はグリーン手前からランニングで寄せてパー。

 8番パー5は2打目でバンカー、バンカーから偶然1mによってバーディ。9番もPWの2打目が偶然50cmに寄ってバーディ。上がり2連続バーディは生まれてはじめてかも。でも90叩いてるので、全然自慢になりません>俺。




 いやあ、クウィンチュープル・ボギー(規定打数より5打多い)って簡単ですね。

2011/5/28(1018191hit) ラウンド後の練習


 木曜日は夕方から雨の予報だったので、朝7時過ぎからのラウンドであった。よって、昼の時間が1時間50分あったのに1時には終了。雨雲レーダーは2時ぐらいに大阪を直撃するという話だったので、ワンハーフ目のラウンドをあきらめ、3人で練習場へ行くことに。


(注:画像はイメージです)


 いやあラウンド後の練習はなかなか有意義だわ。よく「予習と復習が大事」って言われるけど(あそれって中学生か)、普段の練習が「1年後のラウンドに向かっての予習」だとすれば、ラウンド後の練習は「さっきミスしたことをチェックする復習」になるわけで、これは間違いなくスキルアップに直接繋がる気がする。


(注:画像は○です)

 本当ならコースの練習場で練習できれば一番いいんだけど、やっぱり奥行きが100yで高さも6アイアンで天井に付いちゃう所ではちょっとね。朝の練習は十分なんだけど。そう考えるとアメリカのコース付属練習場は恵まれてるよなあ。芝の上から打てるし、ほとんどネットなんか無くて開放的だし。


(注:画像はイメージです)

というわけで、ホームコースから車で10分の阪奈ゴルフへ。


(注:画像はCMです)

 ここは9ホールのミニコースも併設してあり、3000円で1日(夜10時まで)回り放題というプランもある。こういう所へ来ればアプローチの練習になるのに>俺。

 で、こんな事をしたり
   
(注:ショートスイングのつもりです)

真面目に練習したり
           
(注:スイング改造中です)

基本に戻って練習したり
           
(注:スイング改造中のN谷くんです)

 と結局2時間以上練習したのであった。いやあ面白かった(でいいのか?)。

2011/5/30(1018651hit) 練習昼寝


 昨日は仕事関係の飲み会があり、午後6時から12時まで6時間ぶっ続けで生ビール2杯焼酎ロック4杯チュウハイ1杯日本酒2合を飲み続けてべろべろになり、今朝はちょっと頭が痛い編者ではある。

 こういう時こそ練習に行って汗を流しついでに体内に残ったアセトアルデヒドを体中の毛穴という毛穴から出してしまいたい(注:一部医学的に正しくない表現があります)と思うのだが、実は1週間以上前から首を寝違えており、今日になってもまだ首が痛いので無理をかけたくない。

 というわけで練習をあきらめ昼寝をすることに。しかし昼寝のことをここに書いても何の意味もないしそれどころか読者の皆様は怒ってきっと二度とここを訪れてくれなくなると思う。思うけど、試しに書いてみよう。


 私は昼寝をする際、普通座った状態から背中を後方へ倒しはじめる。この時、死角となる後方には障害物がないことをあらかじめ確認しておかねばならない。特に後頭部が位置するはずの場所にコップ・机の角・豆腐の角・剣山・地雷・犬の糞などがあった場合、昼寝どころではなくなり最悪の場合は永眠してしまう。

 できれば頭部には数センチ程度の厚みのある小さな板状のもので、クッション性を持たせたもの、つまりスポンジや綿、羽毛など柔らかいものを布の袋に詰めた柔らかいものが一般的であるが、プラスチックや籾殻を詰めた適度な硬さがあるようなものがあれば大変気持ちよく昼寝できるであろう。

 また、体を後方へ倒す場合、その速度についても細心の注意が必要である。時速1mぐらいのスピードでは遅すぎて昼寝の時間がなくなってしまうし(そのかわり腹筋が尋常でないぐらい鍛えられてしまう)、分速1mでもまだ遅い(そのかわり腹筋が適度に鍛えられてしまう)。

 かといって秒速1mまでスピードアップすると場合によっては軽い脳震盪を引き起こす恐れがあるし、秒速10mになるとそこに適度なクッション性のある物体があったとしてもぼすやずぼといったような音量が鳴りさらには埃のたぐいが盛大に舞い肝心の頭部はさらに大きく揺さぶられるため97%の人が程度の差はあれ脳震盪を引きおこす。

 さらに秒速100mの速さで後方へ体を倒した場合、もはやクッション性のある物体があろうとなかろうと大音量と共に家屋自体が大きく揺れ、近所のおじいちゃんやおばあちゃんがなんだなんだなんだどうしたどうした空襲かと騒ぎながら出てくることになる。貴方は近所の有名人になるが、おそらく生きてはいまい。

 万が一、秒速1000mの速さで倒した場合、その音量は隕石が落下したかのごとく半径5kmの




え、もういい?まるで出来の悪い落語みたいだって?

ええ、昼寝の話だけに、マクラもございます。

2011/5/31(1019035hit) アコギな商売


 ここに、たった10万円の自動車がある。自動車が通勤にどうしても必要である貴方は喜んで購入。しかもその自動車はその国の2大メーカー、C社とE社のうちC社の物だから安心だ。


 ところが、購入してガソリンを入れようとして初めて、その自動車にはたいへん割高な「C社製のスペシャルガソリン」が必要であるということが判明する。仕方なくそれを入れていたが、あまりの燃費の悪さに愕然とする。1回満タンにするのに5万円も掛かるのだ。


 困った貴方は、費用が約10分の1で済む汎用のガソリンを入れることにした。しかし汎用ガソリンを入れようとすると、ダッシュボードに下のようなインフォメーションが出てくるのであった。

あなたが入れようとしているのは汎用ガソリンです。当社の車はC社製のスペシャルガソリンでないと不具合を起こす恐れがあります。もし不具合が出ても、修理できなくなる可能性があります。よろしいですか? はい/いいえ

 しかし背に腹は代えられない。仕方なく汎用ガソリンで走ることにした。そして数ヶ月。突然自動車が動かなくなる。幸い保証期間内なのでディーラーへ持って行くと。

「ああ、汎用ガソリンを使いましたね。普通なら保証期間内ですから、修理センターまでの陸送費1万5千円のみで修理できるのですが、こういう場合ですと保証がきかないため実費になります。そうですね、修理すると約20万円掛かりますがいいですか?」


 修理期間内の故障にもかかわらず運送料を取るというのも消費者をナメているが、それは1億歩譲ってやる(それが嫌なら大阪市内まで持ってこいと言いやがった)。この時、貴方ならどうしますか?


 1,修理して、今後は割高なスペシャルガソリンを使う

 2,修理して、やっぱり汎用ガソリンを使わざるを得ない

 3,修理せず、普通の値段だが、汎用ガソリンが使える自動車に買い換える

 4,修理せず、もういちど10万円の新車に買い換える→振り出しに戻る



 大金持ちと御手洗冨士夫メーカーが喜ぶのは1番だろう。本体価格より高くなる修理など、誰が受けるのか?そして一番環境に負荷がかかる(つまりいわゆる「エコ」でない選択)のは4番だが、おそらくヘビーユーザーの殆どは4番を選択していると思われる。そして、もっとも問題なのは

 当たり前の選択肢であるはずの3番が現状では選択できないという点だ。あ、ちなみに「自動車」を「プリンタ」に置き換えて考えてね。


 しかしまあ酷い商売だ。そのガソリンに当たるインクカートリッジも、2年に1回造り直して旧製品を使えないようにしてしまいやがる。うちなんてプリンタが3台あってそのすべてが同じメーカーなのに、その3台とも全部インクの規格が違うのだ。喧嘩売ってんのか御手洗??


 これだけ自己中心的&環境に負荷のかかる製品づくりをしていて、何が経団連会長だ?何が観音様だ?頭に虫湧いてるんじゃないか?

 (だったらエプ●ンにしろよ、という声が聞こえてきそうだが、エプソンがまた輪をかけてインクが高い上に商品がいまいちなんだよね。他のメーカーも信頼性に欠けるし)


 ホントに、や●ざよりヤク●な商売してんじゃねー!キャノン!!


進む
次の日記へ