日記95

2005年9月2日〜14日

上から下に読んで下さい


去年までの日記

今年(2005年)の日記
1月前半 1月後半
2月前半 2月後半
3月前半 3月後半
4月前半 4月後半
5月前半 5月後半
6月前半 6月後半
7月前半 7月後半
8月前半 8月後半
9月前半

  2005/9/2 (336210hit) 俺は何故ここまで詰めが甘いのか

9/1・きさいちCC・竹梅Bグリーン・Par71(コースレート66)・曇り時々晴
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 71
score 5 3 4 5 4 3 5 4 4 37 3 4 4 5 3 6 6 6 5 44 79
+3
topics *1           *2 *3     *4     *5 *6 *7 *8 *9      
putt 2 2 2 2 2 2 2 1 2 17 1 2 2 2 1 2 2 2 2 16 33

*1・・・2打目ウエッジの90ヤードショットを1割ショート。3打目、10ヤードのアプローチを3割もショート。お馬鹿である。トホホ度4

*2・・・ナイスショット×3だったけどボギー。
トホホ度1

*3・・・3打目のアプローチ(35ヤード)が1.5mに付く。
ウホホ度3

*4・・・2打目のアプローチ(45ヤード)が2mに付く。ウホホ度3

*5・・・2打目の7アイアンをダフって花道へ。3打目、20ヤードのアプローチを3割ショート。またかよ俺トホホ度4

*6・・・ティショットで花道まで。2打目、深いラフからバンカーショット気味にうまく打てて2mに付く。ウホホ度3

*7・・・本文参照トホホ度4

*8・・・本文参照
トホホ度3

*9・・・本文参照トホホ度5


ウホホ28p(9p + パー2p×8 + 寄せワン1p×3) VS トホホ21pで何とかウホホの逃げ切り

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
3バーディ
4ボギー
2ダボ
1トリプル
80
(+9)
85.0
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
1.898
(34.16)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
16.7
(3/18)
5.37
(0.97/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
61.1
(11/18)
47.2
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
83.3
(15/18)
82.3
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
61.1
(11/18)
39.6
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
83.3
(15/18)
83.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
60.2
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
220.7 228.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
37.5
(3/8)
33.5
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
73.3 68.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
66.7 72.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
77.3 62.0
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
69.2 69.3

 昨日は竹梅のBグリーン。パー71、コースレート66ときさいちで最も簡単なセッティングだ。HDCP13の私なら79でラウンドしてやっと実力通りである・・・なんて書くと偉そうでイヤミなヤツだと思われるかもしれないが、実際、梅コースのBグリーンはフロントティから2792ヤードしかないのだ。

 パー4は323ヤード(1番・打ち下ろし)、329ヤード(2番・打ち下ろし)、433ヤード(4番・打ち上げ)、338ヤード(5番・打ち下ろし)、252ヤード(6番・打ち上げ)、382ヤード(8番・打ち下ろし)と短い打ち下ろしがほとんどで、つまり1番、2番、5番、6番はドライバーがそこそこ当たればあとはウェッジのコントロールショットで事足りる。この4ホールはパーを取りたいホールなのである。しかし・・・

 前半の竹は良いゴルフができた。相変わらずアプローチショート病は完治していないが、大きなミスはほとんどなく、120点のラウンド。後半も5番ホールが終わった時点では2バーディ2ボギーと出来過ぎ。

 しかし6番ホール。それまでうまく打てていたティショット(スプーン)がいきなり言う事を聞かなくなる。ヒールの変なところに当たってチョロ→OB。打ち直しもヒールで左引っかけ低空飛行。3オン2パット1ペナでダボ。

 このヒール打ちの原因は、疲れてきて腰の前傾姿勢がスウィング中維持できなくなってくる事から起こるのだろうか?インパクトで腰の位置がボールに近づき、体が起きるためだと自分では思っているのだが・・・

 続く7番パー3。8アイアンのフルショットが出だしから右へ飛びだしOB。トホホホホ。打ち直しはまだマシだったがこれも真っ直ぐ右へ抜けてバンカーへ。バンカーショットはオーバーしてグリーンの向こうの端へ。2パットでトリプルボギー。情けない。

 8番、いつもはスプーンを持つが今日はさっきのトホホヒールショットがイメージに残っているのでドライバーを手にする。左に引っかけるが結果オーライ。2打目、フラットで絶好のライから残り90ヤード打ち下ろし。練習でいつも打てているように打てた!!と思ったら15ヤードもショートして手前のバンカーへ。ナイスショットのつもりが最悪の結果という、今日一番のトホホショットである。

 3打目は砂を厚く取りすぎてバンカーからは出ただけ、4打目の寄せはまたショート。2パットのダボ。

 結局この3ホールだけで7オーバー。合計8オーバーの79。前回の月例と言い、やっぱり辻褄が合ってしまう・・・・詰めが甘すぎるんちゃうん? 良いショット、良いアプローチ、良いパットもあったのに、この3ホールで台無しぢゃん。っていうか、ちょっと疲れが出てしまったのかなあ(と責任転換)。なんせ8月だけで6.5ラウンドもしたもんなあ(と言い訳)。

 あっ、サングラスの感想はまた明日ね!
 

昨日の喫煙本数:22本

  2005/9/3 (336787hit) スポーツサングラスの実力


 その日は曇り空ながら時々晴れ間がのぞくという、サングラスを試すには絶好のラウンドであった。さて、愛しのルディちゃんの実力はいかに?


復習:RUDY PROJECTのRYDON GOLF2です


 まず装着した感じ。軽いのは軽い。しかし動いてもずれないようにするためか、テンプルの部分がややきつい。普通のメガネと違って、両耳と鼻の上の3点で支えるのではなく、つるの部分で挟み込む感じだからこれは仕方ないだろう。

 普段メガネを掛けている人はすぐ慣れると思うが、普段は裸眼の人、神経質な人、顔が大きめの人は自分にあった大きさをチョイスできるタイプ、あるいはつるの部分にスプリングが内蔵されているタイプの方が良いかもしれない。

 次に視界。歪みはほとんど気にならないが、曲面レンズのせいかほんの少し遠近感が変わる。アドレスしてボールを見た時、ほんの少し近くに見える(つまりボールが大きく見える)のだ。しかしだからといってトップしたり空振りしたりはしなかったので、これも慣れの問題だろう。

 あと、顔のカーブに沿ってラウンドしたレンズなので、湿気がこもりがちになり、たくさん汗をかくと多少は曇る。鼻当ての高さを調節すればましになるが、汗かきの人は要注意かもしれない。


 さて、いよいよボールや芝の見え方である。今回クリップオンレンズ(近視・乱視矯正用レンズ)が間に合わなかったため、乱視の入っていないコンタクトをはめて使用した。したがって遠くのボールが見やすくなったかどうかは判らない。近くのボールとコースがどう見えたかだけを書こう。

 確かに視界がほとんど暗くならずに眩しさが押さえられ、コントラストがはっきりするので、傾斜は多少は見やすくなる。GOLF100というグリーン系のレンズ(上の写真のもの)では特にコントラストがくっきりした。

 そしてRacing Red(下のレンズ)は曇っている時に視界が大変明るく見える。曇りの日や雨の日は景色が全体的にグレーがかって見えるものだが、そのグレーのノイズを除去してくれるような感じになるのだ。


こうして見ると真っ赤だが、実際に装着するとそんなに派手ではない


 百聞は一見にしかず。実際にレンズを通して見た景色をご覧頂こう。まずは朝、やや逆光で見にくい時間帯である。裸眼ではこんな感じ。


少しだけもやがかかっているように見えるのは、左上に太陽があるためと思われる。で、GOLF100を通してみるとこんな感じ。


空の眩しさが大幅に抑えられているのがお解りになるだろうか?それでいて、緑がよりくっきりと映えている。なお、この画像はもちろん全く加工していない。で、次にRacing Redを見て頂くつもりだったのだが、撮影に失敗しちゃったのでごめんなさい。


 次はお昼前、太陽がほぼ頭の上にある時間である。まずは裸眼。カート道の右側にボールがあるのがお解りになるだろうか?


で、GOLF100のレンズでは、こう見える。


ボールがくっきりと浮き出て見えるのがまさに一目瞭然。しつこいようだが画像ソフトによる自動補正やコントラスト補正などは一切行っていない。

そしてお待ちかね、Racing Red。


くっきり感はGOLF100には及ばないものの、裸眼よりは見やすい。さらに、芝の刈り痕や芝目の向きがよりはっきりするのが判る。

 結論。ルディプロジェクトのゴルフシリーズは良い!高いけど、それだけの価値はあるようだ。

昨日の喫煙本数:18本

  2005/9/4 (337136hit) 毒舌シリーズ・また貴方ですか・・・


 某ウェブで、またお笑い文章を見つけた。書いた人物は例のあの人、日本ゴルフジャーナリスト協会(JGJA)会長の菅野徳雄氏である。

 その文章はJGJAジャーナルの11号(2005年8月11日刊行)に発表されたもので、題して

【日本の男子ツアーは技術だけでなく「人間」も問われている】

というもの。プロに技術だけを求め、強い人間だけを持ち上げ、「人間」を報道してこなかったのはアンタたちじゃないの?と思うし、今さらそんな当たり前の事を・・・と言う感も否めないが、まあいいだろう。問題は中身だ。

 一通り読むと、氏の思考がいかに錆び付き、的外れであるかがよく解る。ご用とお急ぎでない方は、ここから4ページの氏の文章を読んで頂きたい(以下、青字は氏の文章からの抜粋)。

 まず、氏は人気急上昇中の女子ツアーと男子ツアーを比較し、その原因を

【そんなわけで今の男子ツアーは「ヒーロー不在」の一言に尽きる。横綱どころか大関、いや関脇さえいないといわれても仕方がなく、三役のいない相撲を見せられているようなものだ】

 と語る。小学生でも導き出せる結論だがまあ大きくは間違っていない。面白いのはその次だ。【男子ツアーの選手にいま足りないものとは】という小見出しで、 氏は

【今回、日本ゴルフツアー選手権の会場(宍戸ヒルズCC)で「選手会」が開かれ、「みんなもっと危機意識を持つように」という話が出たというけれど、タバコを吸いながらプレーしている選手は一向に後を絶たない。】

 と続ける。最初見た時1行飛ばして読んだかと思った。危機意識ときて、いきなり喫煙問題ですか?その論理の飛躍は何?それに、喫煙よりもっともっと重要な事が他にいくらでもあると思うのですが・・・

 さらに氏は続ける。

【(前略)レベルの低さもさることながら、平気でタバコを吸ったり、髪を赤く染めて、紳士のスポーツといわれるゴルフにはあまりにも不似合いな、品位のない格好をしてプレーしているのを見ていると、危機意識など微塵も感じられない。危機という言葉の意味が分かっていないのでは? と疑いたくなる。】

 では皆さん、一緒にツッコミましょう。せーの、

 「危機という言葉の意味がわかっていないのはアンタや!」

 まるで中学校の生徒指導のセンセである。観客の前でタバコを我慢したり、髪の毛が黒いままならそれだけで危機意識を持っていると言えるの?品位のある格好をしてプレーすれば問題が解決するの?本気でそう思っているとしたら、おめでたいオッサンである。

 そもそも、コースでタバコを吸う事、髪を染める事を「ゴルフに似合わない事」「品位のない事」と断言しているところなど、老人特有の頑固さと思考停止状態と言われても仕方ない。

 喫煙は昔から紳士の嗜みであり、コースで喫煙する事はスコットランドでは常識であったのだ。だからといって今も大手を振って吸ってもよいとまでは言わないが、流行りの嫌煙権に乗っかかってタバコを目の敵にする氏のヒステリックさは、あまりにも底が浅くないか。

 髪の毛を染める事への批判に関してはあまりに馬鹿馬鹿しすぎて言葉も出ない。この人の息子や娘、奥さんはきっと髪の毛を染めたくても「そんな品位のない事は止めろ!」と氏に怒られるから染められないのだろう。

 それに、品位うんぬん言うんだったらへそ丸出しでプレー女子プロはどうだ?公の場で文句言ってるか?ラフの草をわざわざドライバーでプレスしてライを改善する事で有名な有名男子プロに苦言を呈したか?


 根本的な問題は、菅野氏のように頭が硬く、管理教育大好き爺が幅をきかすあまり、自分の事だけ、勝つ事だけに拘ったごるふぁーが学生ごるふを通じて大量生産され、コースや観客やスポンサーやアマチュアあってのプロであるという最低限の自覚さえ持っていないプロごるふぁーが多数を占めるようになった事ではないのか?

 さらにはスポンサーや有名プロの方ばかり見て、ギャラリーとアマチュアごるふぁーをないがしろにしバカにしてきた運営側とジャーナリストの怠慢にあるのではないのか?

 しつこく氏のタバコに対する八つ当たりは続く。

【日本も喫煙に対する風当たりが強くなり、駅のホームや街の道路までが禁煙になりつつある時代だ。昔と違って今はゴルフもアスリートの時代といわれているのに、いまだに試合中にタバコを吸いながらプレーするプロスポーツなんてどこにあるかと言いたい。】

 なせそこまでタバコだけにこだわるのか菅野氏よ。試合中タバコを吸うスポーツなど、掃いて捨てるほどあるぞ(プロ野球、ビリヤード、体操、サッカー、スポーツハンティングなど)。それに、世間の風潮を何故そこまで気にする必要がある?吸いたい者は吸えばよい。格好悪いと思う者は止めればよい。それだけの話だ。そもそも、お前にタバコを止めろと偉そうに言う権利があるのか?

 まだ続く。ここまで来るともう天才と紙一重である。

【(前略)口頭で注意しても守られないのならJGTOはプレー中の喫煙にはペナルティーを課すなどの強い態度でのぞまなかったら男子ツアーは決してよくならない。プレーヤーである前に良識ある人間であるべき】

 わははははは。プレー中のタバコを止めさせると男子ツアーは良くなるらしい。この人の思考回路はどうなっているのだ?本気で心配してしまうぞ。

 さて、やっとタバコの話が終わったと思ったら、次は「あいさつ」だ。不動プロがある試合でフェアウェイの端から打とうとしたら、ギャラリーが邪魔になった。不動は「すみません」と言ってギャラリーに下がってもらい、「有難うございます」と言ったそうだ。それについて氏は、

【何かを頼んで、有難うございますというのは、人間として当たり前のことかもしれない。だけども試合をしていてプレーに全神経を集中しているときに、「有難うございます」という言葉がごく自然に出る不動という選手を間近に見ながら、何故かすがすがしい思いがした。】

 典型的な精神論主義である。っていうか、「有難うございます」がすがすがしいって・・・・お前は小学生のあり方とプロごるふぁーのあり方を同一のものとして論じるのか?思考レベル低すぎ。

 ごるふのジャーナリストなら、例えばフェアウェイからのショットでギャラリーを移動させなければいけないような運営をこそ問題にすべきではないの?

 さらに小学校レベルの精神論が続き、最後に氏は厳かに宣言する。

【成績がよくても悪くても必死になって毅然たる態度で、一打一打を真剣にプレーすれば、見る人たちは好感を持って、「頑張れよ」と応援したくなるものだ。ミスをしたとき、不機嫌な顔をされたら見ているほうだって嫌になる。】

 確かに、成績が悪かったりミスをしたりした時に不機嫌になり、「魅せてナンボ」というプロの本分を忘れる事は良くない。だからと言って、真剣にプレーしさえすれば応援したくなる、男子ツアーは良くなるというのは結論としてあまりにもお粗末である。

 結局、氏が言いたい事を要約すると、「男子プロはタバコを吸うな。髪の毛を染めるな。真面目にプレーしろ」これだけである。他人事ながら恥ずかしくなってくる結論だ。横町のご隠居さんの方が100倍まともな意見を吐ける。

 アマチュアやギャラリーをないがしろにし、金儲けのためにプロを必要以上に持ち上げ、その結果勘違いプロを多く輩出させたのは他でもない、あんたたちだ。ギャラリーが何を求めているのか、そしてゴルフジャーナリズムに何を求めているのか、そんな事さえも判らず、口を開けば精神論。

 こんなカチカチの思考回路しかない爺が我が国のゴルフのジャーナリスト協会の会長をやっているのだ。日本にごるふ文化が根付かないはずである。


 判らないだろうから1つだけ教えてあげよう。トーナメントを見にいくのはアマチュアごるふぁーだ。アマチュアごるふぁーはあんた方が行くような名門トーナメントコースにいるのではない。多くのアマチュアごるふぁーは練習場やパブリックごるふ場、そして値段の安いごるふ場にいるのだ。

 何故そこで大々的にチケットをさばく努力をしないのだ?コースでよく開催されるスポンサー杯とタイアップして、商品にチケットを入れてもらうとか、練習場とタイアップして抽選でチケットをプレゼントするだとか、2ヶ月の間に5ラウンドすればチケットプレゼントだとか、やろうと思えばいくらでもできるはずだ。

 また、女性や子供がコースへ来たくなる企画(若いイケメンのプロが女性の初心者を教えてあげる、ムシキングとのタイアップ、コースに氷川きよしを呼ぶなど)、スポンサーのためのプロアマから脱却し、もっとプロアマに出場できる一般のごるふぁーを増やすなどすれば、いくらでも集客できるはずだ。このままだと、トーナメントはしまいに無くなっちゃうよ。

 それに、プロのトーナメントがなくなっても、我々アマチュアごるふぁーは一向に困らない。困るのはプロごるふぁー、関係者、そしてごるふジャーナリストの貴方達なのである。


(菅野氏に個人的な恨みがあるわけではないのだが、ああいう文章を平気で書く人がよりによってゴルフジャーナリズムのトップにいると思うと、何だか情けなくて・・・ジャーナリストが体制側の意見を吐いてどうすんねん!頼むからもっと本質をきちんと見て欲しいと思う編者なのであった)

昨日の喫煙本数:18本

  2005/9/5 (337541hit) スーパー中学生


 先週富士桜カントリー倶楽部で開催されたビッグトーナメント、フジサンケイクラシック。丸山大輔が2位の片山に7打差を付け、初優勝を果たした。丸山は最終日最終組になる事6回、そのうちトップで迎えた事2回、いずれも逆転で優勝を逃してきただけに嬉しさもひとしおだろう。

 アジアツアーや地方の大会で腕を磨いてきただけに、地力がある事は証明済みだし、1勝したことで弾みがつき今後も活躍してくれるはずだ。大暴れして、男子ツアーを盛り上げて欲しい。

 で、この大会には今注目の伊藤涼太も出場していた。2日目に4アンダーをマークし、非凡な才能を見せつけたのだがやはり飛距離不足とスタミナ不足か、決勝ラウンドでは彼自身納得のいくゴルフはできなかったようだ。

 しかし、まだ中学3年生だし・・・ん?義務教育を受けている最中?伊藤君、夏休みはもう終わってるよ?学校を休んでトーナメントに出てたの?

 そう、彼はまだ中学生なのだ。そんなに必死になってプロのトーナメントに出場する以前に、やることがたくさんあるのではないの?

 断っておくが私は涼太君本人を責めるつもりはない。まだ世間のことも、いや自分のことすら客観視できない年齢である。フジサンケイクラシックに出場できる状況なら、学校を休んででも出たいと思って当たり前だろう。責められるべきは周囲の大人たちでなのある。

 凡庸な例えだが、15歳といえば大地にしっかりと根を伸ばし、幹を太く生長させる時期である。それが将来高く枝を伸ばす基礎になるものだからだ。涼太君の場合、勉強をしっかりする事が根を伸ばすことであり、普通の学生生活や、15歳の今しかできない経験をする事が幹を太くすることに当たる。

 それらを疎かにして高く背伸びをしながら伸びていった木は、一見立派そうでも風が吹いたり地震が起きたり、つまり突発的な何かが起こった時、簡単に倒壊してしまうだろう。

 スーパー中学生だ、天才ごるふぁーだとおだて、お祭り騒ぎすることでマスコミは視聴率が取れ、部数が伸び、金儲けができるのだからこんな美味しい事はない。男子ツアーに久々に現れた逸材だし、当分はスター扱いするだろう。でも、奴らにとっては涼太君の将来や人間形成なんて知ったことではないのだ。

 周りの大人(特に両親)は、そんな当たり前のことに何故気づかない?両親がそのマスコミから涼太君を守る防護壁にならないで、誰がなるというのだ?中学校の勉強も真面目にしないで、大事な人格形成の時期に狭い世界しか見せないで、半人前の時期から大人たちにちやほやされて育って、どんないびつな大人になるかぐらい常識で判るだろう?

 1人のスーパースターの陰では10人の一流選手がしのぎを削り、100人の予備軍が明日の優勝を夢見て血のにじむような努力をしている。そしてさらにその陰には、何千人、何万人の夢破れたプレイヤーが存在しているのだ。その現実を、人生経験豊かなはずの父親が何故認めないのか?

 人生は不条理なものである。突然の大風で幹が折れた時、丈夫な根が張られていない木は朽ちてしまうのだ。そして人生は無常なのだ。神に近づくために天を目指したバベルの塔が、ついには崩壊するかの如く。そんな当たり前の事を、自ら経験してきた父親と祖父(両方とも職業ごるふぁーだった)が何故教えようとしない?

 もし両親や涼太君が「この子(自分)だけは特別だ。凡人とは違う。そんな一般常識を押しつけないでくれ」などと考えているとしたら、おめでたいと言うほかない。涼太君ぐらいの実力をもったプレイヤーなど、過去に掃いて捨てるほど居たはずだ。

 そんな「元天才」たちが、いや天才だったからこそ道を踏み外し、もがき苦しみ、失意のうちに夢をあきらめていく姿は、いつの世でもどんな世界でも決して珍しいものではないのだ。

 彼が活躍すればするほど、マスコミに露出すればするほど、彼の後ろに見え隠れする「運命の神」はその不吉さを増し、どす黒くなっていくように感じるのは私だけであろうか・・・・

昨日の喫煙本数:18本

  2005/9/6 (338279hit) さくらパパの秘伝(ドライバー編)


 ちょっと前の週刊ポストに「さくらパパ流 てげてげ(簡単)100切りゴルフ」という特集が組まれた。副題は「横峯さくらの父・良郎氏が編み出した新理論 ヘタクソゴルファーに捧ぐ型破りな8つの理論!」である。良郎パパはもちろん、さくらちゃんも全面協力しての14ページオールカラーグラビア特集。

 題からして、仕事のため無理矢理ごるふを始めた中間管理職や我が子ぐらいの年齢のさくらちゃんを目を細めて応援するすけべえ中年のうち、100が切れないおぢさんごるふぁーが対象のようだ。すけべえ中年である私は、早速ポストを買ってみた。

 ちなみに週刊ポストは週刊現代と共に中年サラリーマンの三種の神器と言われている。あと2つは、ゼナ(ムイラプアマ配合)とPDA(携帯情報端末)である。

 それにしても週刊ポストを買うというのは自分が名実共におやぢになったようでなかなか気分がよい。これは文春を買う時には味わえなかった気持ちだ。ドキドキ感と羞恥心とちょっぴり誇らしいその気持ちは、19歳の時に初めてタバコを買った時の気持ちを思い出させた。


 さて、中身の方だがまず最初6ページはドライバー。氏は「トリさえ叩かなければ100は切れる。そのためにはティショットでOBを叩かなければいい。簡単な話でしょ?」と呼びかける。全くその通りだ。そして、OBを打たないためには「下半身を使わないで手打ちに徹する」と言う。目から鱗である。

 つまり9アイアンを持ったつもりで、ドライバーをグリップぎりぎりまで短く持ち、ティも低めにセットし、手でクラブをひょいと挙げ、トップからボールに向かってクラブを一直線で下ろしてくるのだそうだ。150ヤード飛べば十分、というつもりで打てば、気が楽になりOBも出ないという理論だ。

 アスリートゴルファーやプロのインストラクターが聞いたら一笑に付す理論だ。私も最初は「無茶な事言うなこのオッサン」と思ったが、ろくに練習もできないぐらい忙しく、50を過ぎ肩も腰も硬くなった中年には案外理に適っているかもしれない。確かにこの方法を実践すればOB数は激減するだろう(問題は18ホールやり通せるかだが)。

 また、その手打ちのイメージとして「横からの払い打ち」ではなく「手を高く上げたトップ位置から、トンカチで釘を打つ要領で肘から先と手首を柔らかく使いボールへヘッドを振り下ろす」とある。つまり下半身を止め、振るのではなく叩くのである。筋肉の柔軟性よりも瞬発力に優れ、手先が器用な典型的日本人(特に中年男性)にはぴったりの打ち方だ。

 氏は、手打ちに徹するとは言っても「手を振れば回そうと意識しないでも腰は一緒についてくる。逆に、腰から回そうとするから手が遅れてしまい、体が開いたり右肩が下がったりしてプッシュのミスになる」と続ける。うーん、確かに一理あるような気がしてきた。

 さらに、手打ちをマスターするには「椅子打ち」をする事だ、と言う。椅子に浅く腰掛け、上半身の力だけでレベルに体を回す練習だ。実際に練習場に椅子を持ち出すことは不可能だが、要は肩を水平に回し、体の正面でボールをとらえる(座ってだと正面でしか打ちようがない)という事である。

 うーむ、なかなか説得力があるぞ。

(続く)

昨日の喫煙本数:19本

  2005/9/7 (338895hit) さくらパパの秘伝(フェアウェイ・小技・練習編)


 最初は単にネタのために取りあげた良郎流だが、よく読んでみると理論的な裏付けもあり、なかなか侮れないことが判った。100切りゴルフの為と銘打ってはいるが、我々アベレージごるふぁーにも十分参考になりそうである。

 さて、今日はフェアウェイからのショット。と言ってもアイアンでもフェアウェイウッドでもなく、フェアウェイから直接ドライバーを打ってしまおうというTipだ。即ち「直ドラのススメ」である。

 100を切れないゴルファーにいくら何でもそれは無理だろと思われるだろう。実は私もそう思う。しかしこれにもそれなりの説得力があるのだ。

 ただし、この「直ドラ」が打てる前提は、昨日ご紹介した「椅子打ちショット」、つまりタテ振りができている事。具体的には、ダウンスウィングで右肩が落ちない事と、インパクトを体の正面で迎えられる事である。

 逆に言えば、「直ドラ」が打てれば、体の正面でボールを捉えられていて、タテ振りできているという事になる。当たり前だけど。つまり「直ドラ」ができない人はスウィングの基本ができていない可能性が高いということだ。もっと当たり前だけど。

 あとは払い打ちではなくハンドファーストで上から打ちこむイメージで打つこと、短く持つこと、アドレスの体重は右足ではなく体の中心、ボール位置は真ん中寄り、フェードを打つイメージで打つ、などが「直ドラ」のコツらしい。

 「直ドラ」のメリットは、ごく低い球が出るので風の影響を受けない事、ランがたくさん出てスプーン以上に飛ぶ事、曲がりにくいこと、多少ミスヒットしてもどんどん転がってくれること、少々のラフからでも打てる事だそうだ。

 練習場で低くティアップしたボールをドライバーで打つことから始めるのがよいだろう。それが打てたら「椅子打ちショット」をマスターしたのと同じ効果があると言うことになる。ダウンスウィングで右肩が下がってあおり打ちになったりチーピンが出る人や、腰が先行しすぎて手が遅れ、プッシュが多発する人には良いドリルになるので一挙両得だ!


 さて、次はアプローチ。良郎流は5アイアンの転がしだ。しかも、パターと全く同じ要領で打つ。100が切れないプレイヤーは、グリーンの近くまで来て4打、5打費やしてしまうケースが多い(・・・・私も未だに・・・・トホホ)。

 5アイアンの転がしだと、ラフからでもラフを通っても、パターよりはるかに球足の長いボールになるので距離感が計算しやすい。練習場で1〜2回、あるいは1〜2ラウンド徹底して転がせばある程度距離感が掴めてくるだろう。

 このショットを多用することで、50ヤード以内をとにかくグリーンに乗せる事ができるようになる。すると最悪の3パットでもダボで収まる計算だ。2パットならボギー!つまり高い確率でボギーが取れるようになってくる!!100なんて簡単に切れる!!!と言うわけだ。

 このショットのメリットは、ほとんど落とし所を計算しなくてよいことだろう。それに、「寄せてやろう」という欲が希薄になることでアプローチ特有のプレッシャーが少なくなる。さらに、球の出だしが低いため、ヘッドアップも防止できそうだ。まだある。ロフトの立ったクラブでアプローチすると方向性が抜群によくなるのだ。

 100を切れるごるふぁーでも、冬の薄い芝やベアグラウンドからなど十分応用が利きそうである。いや、本当は我々も積極的に使うべきなのである。ウェッジよりもきっとよい結果がでるだろう。一番難しいのは、見栄を捨てられるかだろうな、きっと。


 次はバンカーショット。良郎氏は「PWを長めに持って思い切りダフれ!」と解く。ボールの下をくぐらそうとか、バウンスを使って、などと考えない。とにかく3cm〜5cmダフリ、砂と一緒にボールを前方へ押し出す。思い切り打ちこむのがポイントだ。

 その際、グリップはしっかり、フェアウェイからのショットと同じように大きくスウィングし、最後まで振り抜く。その際、フォローで左肘を抜く(そう、アマチュアごるふぁーが得意なチキン・ウイングである)とよいらしい。捕まりすぎるのを防止するためだろう。

ただし、この方法だとボールはせいぜい身長ぐらいまでしか上がらないそうだから、アゴに近い、身長以上アゴがある時は使えない。


 良郎流の練習も紹介されていた。「竹ぼうき打ち(手打ちのスウィングイメージを覚える)」、「バット打ち(体の正面でボールを捉える)」、「アプローチ(マットや絨毯など、色々なライからの練習になる)」、「テニス打ち(体の正面でボールを捉え、上半身を鍛える)」などをさくらの秘密特訓として行っているらしい。しかし我々にできることは限られている。

 練習場へ竹ぼうきやバットを持っていき、トスバッティングをし出したらたちまち出入り禁止になってしまうだろう。また、家で不用意にアプローチの練習をすると、○に家を追い出されてしまうだろう。せいぜいコースでヘッドカバーを付けたまま素振りするだとか、練習場のゴムマットの上からアプローチをするとか、家を売ってマイ練習場を作るとか、我々ができるのはその程度の事だろう。


 さて、最後はコースマネージメント。「1,ティアップの場所を考えろ」は、自分の持ち玉やコースの曲がり具合、ハザードの位置などを考え、ミスの出にくい場所にティアップすると言うことだ。この方法は、ティショットの球筋や落とし所をイメージする癖が付くという意味からも重要である。

 「2,グリーン上では常に2パット」当たり前のようだが、これは「3パットするな」という意味以外に「無理に1パットで狙おうとするな」という意味合いも含んでいる。特に終盤では、1mに付いても2パットとして考えろ、とのこと。「これで100が切れる!」などというパットでは、アドレナリンが出て大オーバーしやすいのだそうだ。欲を捨て、できるだけ平常心を保てということだろう。

 「3,メリハリを付けた攻略」詳細は省くが、要は「出るべくして出たOB」を無くせということ。


 と言うわけで、良郎流100切りゴルフ、意外とアベレージごるふぁーにも参考になることが多かった。やはり基本を忠実に守るということはどんなレベルのごるふぁーにも重要だということだろう。私も大変参考になった。良郎パパ、なかなかやるじゃん!


 さて、明日はO谷先輩と小野GCへ行ってきます!!コースレート73.9、上田治氏設計の名門コースである。嬉しいのだ。嬉しすぎて今日寝られないかもしれない。でも明日は4時半起きだ。でも嬉しい。でも多分寝られない。でも嬉しい・・・・

昨日の喫煙本数:19本

  2005/9/9 (340004hit) 史上最強に


 俺は甘かった・・・

 フルバックと言っても、多少距離が伸びるだけ、セカンドショットでアイアンの番手が1〜2番手違うだけと思っていた・・・・何という無知か!

 フロントティからだと全く気にならないハザードがばっちり効いてきて、ティショットから大きなプレッシャーがかかる。そしてドライバーでミスをすればリカバリー不可能。即ち良くてもボギー普通でダボ、さらにミスればすぐトリプル


5番ホール、245ヤードパー3。245ヤードってあんた・・・



 俺は甘かった・・・

 有名な設計家が作った素晴らしいコースなら、頭を使って楽しみながらラウンドできるだろうと思っていた・・・・何という思い上がりか!

 楽しむどころか、毎ホール毎ホール設計者の罠にハマりまくり、27ホールでOB1回、3パット4回、池に入れる事5回、バンカーに入れる事11回、ラフに入れること数知れず(ここで問題です。上の数字をヒントに、一体私は1.5Rでいくつ叩いたかを当てて下さい。正解者には小野GCのスコアカードとコースガイド、グリーンフォーク、マーカーをセットにしてお送り致します。ヒント:私に遠慮したり気を使ったりすると当たりません。締め切りは明日の日記更新までです)


7番ホール、水位の下がった鴨池の中で恨めしそうに顔を覗かせる無数のボールたち



 俺は甘かった・・・

 ラフなんて、多少飛距離は落ちるもののしっかり振り抜けば何て事ないと思っていた・・・何という世間知らずか!

 小野のラフは草の密度が濃くしかも腰が強く、ボール全体がちょうど沈むよう10cm程の長さに刈り揃えられていた。ミドルアイアンなどもってのほか。8アイアンでフェースを開きやっと打てるかどうか。それでも飛距離は2割〜3割減。

 多少浮いていてもそのまま打てば左へ引っかける。右を向けば何故かそのまま右へ行く。フェースを開けばシャンク地獄にだるま落とし。こんな調子だし、パー5でラフからラフへ渡り歩こうものなら、4オンどころか5オンも危うくなってくる。


左からラフ、セミラフ、フェアウェイ。写真で見ると何て事ないのだが



 俺は甘かった・・・

 いくら速いグリーンでも、慣れれば距離を合わせられるだろうと思っていた。それに、上りのパットならしっかり打てるだろうと思っていた・・・何という猿知恵か!

 単に速いだけではなく、絶妙なアンジュレーションが距離感を惑わせる。上からなのに一旦上って急激に下るとか、ホールを過ぎるととんでもなく下っているとか、触っただけで5m転がるとか、私の予想をはるかに超えた難グリーンだった。

 それに、これだけ速いと上りのパットも打ちきれない。上へつけるとそこからまた地獄の始まりだからだ。27ホールで1パットがたった4回だけ・・・


遠目で見てこの傾斜である


 というわけで、難コースとはどういう物かを身をもって知り、自分の腕前がへっぽこトホホ大魔王レベルであったことを知り、ホームコースのフロントティからのスコアは実力とはかけ離れた参考記録に過ぎない事をはっきりと突きつけられた夏の1日であった。


 っていうか、もう
史上最強にトホホホホホ(;_;)

昨日の喫煙本数:19本

  2005/9/10 (340536hit) 名門コースとは即ち難コースなり(その1)


 メリーさん、o.kayamaさん、hideさん、アーシュさん、初めて書き込みして下さったk.tashiroさん、ゼクさん、Matsuさん、そしてメールを頂いたのぶさん、私のスコアを当てて下さいという、まったく偉そうな、そしてどうでも良い質問にお答え頂き、本当にありがとうございました。

 何と!8人の方の中からぴったり賞が出ました!!おめでとうございます!!発表は今日の日記の最後で!


 では名門コース探訪第四弾。兵庫県は神戸市の北西に位置する山間の町、小野市にある小野ゴルフ倶楽部である。ここはかの廣野・東廣野の姉妹コースであり、44年の歴史を誇る。

 コース名: 小野ゴルフクラブ
 所在地: 兵庫県小野市
 コースデータ: 6,920ヤード(out:3,455ヤード in:3,465ヤード) パー72
 設計: 上田 治氏
 開場: 1961年

 この日は1.5R歩きでのラウンド、しかもフルバックからということで、木曜日以外は1日400歩ぐらいしか歩かずホームコースでは乗用カートをセニアカー並みに酷使する貧弱な私は、体力温存のためこの1週間練習に行かず、根性なしの筋肉を十分休める作戦を取り、この日に備えた。

 スタートは8時。ほとんど高速道路で片道90kmだから、1時間半あれば十分なのだが念のため朝5時過ぎに家を出発。トラブルもなく7時前にコースに到着した。



 クラブハウスはごく簡素な木造平屋建て。しかし茨木CCや神戸GCなどと同様、歴史が染みこみ、落ち着いた佇まいを見せる。

 受付のお姉ちゃんもスタート室のお姉ちゃんもとてもフレンドリーで、ちょっと緊張がほどける。チェックインして早速練習場へ。



 練習場は美しく生え揃った芝に覆われていた。芝の上から練習OKのようだ。



 しかしあまりの美しさに、貧乏症な私は芝を刈り取って打つことができず、アイアンはトップしてばかりだった(←陳腐な言い訳)。ドライバーもイマイチ(言い訳)。空は快晴でも心には暗雲が・・・・

 そのうち時間になり、今回お声を掛けて下さったO谷先輩と、お知り合いのS山さんと合流。あのK田メソッドのK田さんは午後からご一緒する予定である。

 思えば神戸GCもO谷さんからお誘い頂いたのだ。O谷さんにはいくら感謝してもし足りない。O谷さんには一生ついていくつもりである。だからまた誘って下さい、先輩!

 さあ、いよいよ上田治氏に挑戦だ!

 アウト1番、515ヤード・パー5(HDCP6)。300ヤード地点から左へ、そのあとわずかに右へフェアウェイが曲がっている。



 グリーンは太矢印。ティショットの狙い目は、安全に行くなら細矢印、2打目が狙いやすいのはそれより左。私はもちろん安全に細矢印へ。なかなかのスタートだ。

 しかしやっぱり、セカンドショットで右の林が邪魔になる。林を避けて左へ打つと突き抜けてOB、あるいは長さ55ヤードもあるフェアウェイバンカーの餌食。じゃあフェードで右へ逃げればいいと思われるだろうが、憎たらしい事にこの地点のフェアウェイがつま先上がりなのだ。つまりナチュラルに打てばドローが出るか左へ引っかける(それ以前にフェードを打つ腕などない)。スタートして5分で早くも設計者の罠にはまる私。上田治氏恐るべし。

 結局林ぎりぎりを狙って7Wのフルショット。案の定左へ飛び出すが、バンカーの先のラフで止まってくれた。3打目、砲台グリーンへ向かってのウェッジショットはラフに食われてまともに当たらず。4オン2パットのボギー。

 こんな感じで、ドライバーで最低フェアウェイの左右に打ち分けられないとセカンドショットの難易度が跳ね上がり、パーは至難の業となる。ハザードやOBを避けるためにスプーンやアイアンを持つと当然2打目はミドルアイアンorショートウッド。つまりティショット、セカンドショットとも会心の当たりでないとパーは取れないのだトホホ。

 2番、390ヤード・パー4(HDCP11)。豪快な打ち下ろし。しかしティグラウンドから見るとフェアウェイの左半分は数本の松とラフにガードされ、フェアウェイが半分に見える。打ち終わって下まで降りてみると実は右側が広いのだが、ティグラウンド付近の松の枝でその広い右側が見えないのだ。プレイヤーを惑わすお手本のような設計である。


 しかしティショットはナイスドライブで推定飛距離260ヤード。2打目は9アイアン、トップ目の当たりながら2オン。2パットのパー。

 3番、430ヤード・パー4(HDCP4)。ティショットは再び絶好調の245ヤード。残り185ヤード、ちょっと足りないけど手前でいいやと思いつつ5アイアンで。しかしこれがまああなた半年に1度の完璧なショット(ちょっと球は低かったけど)。手前から転がって我ながらナイスオン。5mを2パットでパー。すげえぜ俺!ここまではホントに良かった。そして最初のトホホ炸裂の4番ホールを迎える。

 4番、385ヤード・パー4(HDCP10)。木っ端微塵の序章が始まる。ティショットは大きくスライスしてOB。打ち直しは左へ引っかけ、木の下へ。4打目はフェアウェイへ出すだけ。この時点でまだ残り220ヤード。5打目、7Wでグリーン手前まで。6打目、ピンのやや上にオン。そしてそこから3パット。あっという間に9打。ないんすとろーく。1ホールで5オーバー。トホホ大王覚醒、みたいな。
 
 5番、245ヤード・パー3(HDCP15)。私史上最長のパー3である。別名「One on Smile」。そら乗ったら笑顔の一つも出るやろ。しかしスマイル目指してスプーンのフルショット!ところがスカ当たりで右のOB方向へ。がちょ〜ん!しかし幸いにもスロープを転がり落ちてきて手前のラフへ。そこから寄らずしかもまた奥へ行きまた3パットのダボ。何とナサケナイ事よ。

 6番、385ヤード・パー4(HDCP2)。左ドッグレッグ、その曲がり角に大きなバンカー。ここもティグラウンドからはほとんどバンカーしか見えない。さらにグリーン手前にクリーク。


 きっちりティショットをバンカーに入れ、2打目はクリーク手前に刻む。3打目、ウェッジショットがショート。トホホ。4打目で何とか寄せ、1パットのボギー。

 7番、350ヤード・パー4(HDCP13)。鴨池を越える短めのパー4。しかしまたもや正面左に大きなバンカーがおいでおいでしてる。スプーンでバンカー手前ラフへ。2打目、8アイアンのショットはダフって手前のバンカーへ。

 ここのバンカーがまた曲者なんだ。前日までの台風で湿っていたせいかもしれないが、砂が硬めで思ったように打てない(いや、それはただヘタクソなだけだと思うよ>俺)。ホームランして奥のバンカーへ。次でやっとオン。2パットのダボ。すぐにダボ。あっという間にダボ。

 8番、175ヤード・パー3(HDCP18)。HDCP18,即ち一番簡単なホールである。これがどんなホールかというと、こんなホールです。そう、昨日の最後の写真のホールである。



 グリーンまでずっと池越えでボギールートがなく、左はバンカーがあり右は即アウトで、無茶な傾斜と2段グリーンの、ミドルアイアンで打たねばならないパー3がHDCP18って一体・・・

 1発目。5アイアンでやや右へ押し出し池へ。当たりはそんなに悪くなかったんだヨ!でも池へ。ここはティグラウンドから打ち直しなので、次が3打目。最初のショットがやや大きかったように見えたので、6アイアンに持ちかえて打つ。今度は完璧。手ごたえバッチグー!ラインも出てる!ピンに向かってる!そして!!水しぶき。・・・・・・あと5ヤードでした。

 3発目、再び5アイアン。何とかピン上6mにオン。2パットで7。あっという間に7打。せぶんすとろーく。パー3で7。1ホールで4オーバー。トホホ大王大暴れ。


 大暴れはまだまだ続く。っていうか、まだこれでも序の口なのである、みたいな。

(続く)



 お待たせ致しました。私の1.5Rのストローク数は・・・・154でした!o.kayamaさん、ぴったり賞!おめでとうございま〜す!!すごいです。まさか当てられるとは思っていなかった・・・・

 早速、(全てタダの物で申し訳ありませんが)スコアカードとコースガイド、グリーンフォーク、マーカーをセットでお送り致します!もし宜しければ、メールにてご住所とご本名を教えて下さいませ。

 でも、メリーさんの151も、アーシュさんとMatsuさんの156も、k.tashiroさんの158も、とってもいいセンでした。皆さん、私以上に私のトホホをご存じなんですね。

 ゼクさん、のぶさん、気を遣って遠慮して下さったのが敗因になっちゃいましたね。

 それから、hideさん・・・・・・出入り禁止にはなりませんのでご安心下さい(^^)/~

 皆様、本当にありがとうございました!

 

昨日の喫煙本数:17本

  2005/9/11 (340992hit) 名門コースとは即ち難コースなり(その2)


 ハーフすら終わっていないのにボールを3個もなくした(OB×1、池×2)。これからの19ホールで一体あといくつなくすのだろうか?そんな恐怖におののきながら、アウトコース最終ホールを迎えた。

 9番、540ヤード・パー5(HDCP8)。右サイドとグリーン手前が池の、左ドッグレッグのホール。


 ティショットまずまず。安全な左のファーストカットへ(ホッ)。2打目は7アイアンでレイアップ。右へ打つと突き抜けるので左目を狙うも左へ行きすぎてラフへ。そう、ここでも上田治氏のドッグレッグの罠に見事はまった私。

 3打目残り140ヤード。例によって思い切り沈んだラフから8アイアン、フェースを開き渾身の力を込めてフルショットするも、球はスローモーションの如く、ゆっくりとした放物線を描き池の藻屑に・・・・なんで鉄が草に負けんねん!!

 池ぎりぎりの左足下がりのラフにドロップし(←ドロップした瞬間ミスに気づく。甲子園100個分ぐらいのバカである)、グリーン左奥の林へ。そこから奇跡的に寄せるも、2パット。トリプルボギー。がっくりと肩を落とし、とぼとぼとクラブハウスへ。

 すぐK田さんと合流し、そのままインコースへ。K田さん、「(調子は)どうや?」私「もう玉砕です」K田さん「んなもん、いつもやんけ」・・・・あい、その通りでごだいまふ〜(TーT)

 10番、375ヤード・パー4(HDCP14)。またティショット落ち際左側にバンカー。これで5ホール目である。ええ、入れましたよ、狙ったように。


 2打目バンカーショットはPWで残り20ヤードまで。乗せて2パットボギー。

 11番、570ヤード・パー5(HDCP3)。1打目右の深いラフ。しかもまたまた林がスタイミーになって狙えず。8アイアンでレイアップ。3打目ショートウッド。4オン2パットのボギー。

 12番、185ヤード・パー3(HDCP16)。5アイアンでイン初めてのパーオン。2パットパー。

 13番、470ヤード・パー4(HDCP1)。人は何故無謀な挑戦をするのか。こんなホール、100回ラウンドしても2オンできないと判っているのにドライバーを振り回すバカな私。左へ引っかけ林の中へ。推定飛距離130ヤード。2打目ウェッジで出すだけ。3打目、ショートウッドこの日初めてのミス(こういうホールに限って・・・)。トップして160ヤード。・・・・その後記憶が飛び、気がつけば6オン2パットのダブルパー。OBも池ポチャもペナルティもなーんもなしでダブルパー。

 14番、355ヤード・パー4(HDCP12)。5アイアンで2オンするも奥から3パットしてボギー。

 15番、375ヤード・パー4(HDCP9)また左にバンカー。もう堪忍して下さい。


 ティショットはイマイチながら何とかバンカーを避ける(避けると書くと自分の意志で入れなかったようだがもちろん入らなかったのは偶然である)。2打目、7アイアンの良いショットだったがバンカーへ。3オン2パットのボギー。

 16番、530ヤード・パー5(HDCP5)。2打目までいい感じ。3打目残り70ヤード、砲台グリーンへのウェッジショットは完璧に打てたと思ったのにショート。4オン2パットのボギー。

 アウト6番といいこの15番といい、ピンを狙うウェッジの距離感が何故か合わない。近そうに見えて実は遠いのだ。きっちり10ヤードほどショートする。これも多分上田マジックに違いない。なぜ素直に「俺がヘタクソなだけだ」と書かないかというと、私よりはるかに上手なO谷さんやK田さんやS山さんも同じような状況でショートするケースが多かったからだ。

 17番、200ヤード・パー3(HDCP17)。7Wは完璧に真っ直ぐきっちり飛んだと思ったら、アドレスで右を向いていてそのまま右へ飛んでグリーンを外す。アプローチトホホ(また記憶が飛んでいる)。3オン2パットのダボ。

 インコースここまで11オーバー。何とか50は切れるかな?と思った矢先、最終ホールでトホホ大王たる私はトホホ大魔王にレベルアップするのであった。このエピソード、あまりにも面白いので続く。

昨日の喫煙本数:16本

  2005/9/12 (341384hit) 名門コースとは即ち難コースなり(その3)

9/8・小野GC・フルバック・Par72(コースレート73.9)・
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 10 11 12 13 14 15 16 17 18 in total
par 5 4 4 4 3 4 4 3 5 36 4 5 3 4 4 4 5 3 4 36 72
score 6 4 4 9 5 5 6 7 8 54 5 6 3 8 5 5 6 5 10 53 107
+5 +4 +3 +4 +6
topics     *1 *2     *3 *4 *5         *6       *7 *8    
putt 2 2 2 3 3 1 2 2 2 19 2 2 2 2 3 2 2 2 2 19 38

hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total 1R換算
par 5 4 4 4 3 4 4 3 5 36 108 72
score 5 4 6 5 6 6 5 3 7 47 154 102.7
+3
topics *9 *10 *11   *12 *13     *14  
putt 2 2 2 1 1 2 3 1 2 16 54 36.0

*1・・・本文参照ウホホ度3

*2・・・本文参照トホホ度5

*3・・・本文参照
トホホ度3

*4・・・本文参照トホホ度10

*5・・・本文参照トホホ度20

*6・・・本文参照
トホホ度3

*7・・・本文参照トホホ度5

*8・・・本文参照
トホホ度10000000000000000000000000000

*9・・・パーオンしただけでウホホ。
ウホホ度3

*10・・・パーセーブできただけでウホホ。ウホホ度3

*11・・・ティショットを左へ。セカンド、木の下から出すだけのつもりがラフまでしか出ず。トホホ度2

*12・・・ティショットはバンカーへ。バンカーショットは土手に突き刺さり、アンプレアブル。トホホ度3

*13・・・午前中と同じくティショットを左のバンカーに入れ、クリークの手前のレイアップしようとしたらややトップしてクリークまで行っちゃった。
トホホ度2

*14・・・3打目でグリーンサイドのバンカーまで。4打目、満塁ホームラン。5オン2パットのダボ・・トホホ度3


計算するまでもないがウホホ22p(9p + パー2p×6 + 寄せワン1p×1) VS トホホ10000000000000000000000000056でトホホを地球としたらウホホは細菌ぐらいの差があるっちゅーねん

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア(カッコ内は1ラウンド換算)
Scoring average
9ボギー
6ダボ
2トリプル
4木っ端微塵
154
(102.7)
85.4
平均パット数
Putting average
2.0
(36)
1.901
(34.22)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 5.19
(0.93/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
22.2
(6/27)
46.7
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
55.6
(15/27)
81.8
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
25.9
(7/27)
39.3
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
51.9
(14/27)
82.7
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
52.4
(11/21)
60.1
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
212.4 227.8
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
12.5
(1/8)
33.1
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
60.9 68.4
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
85.0 73.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
70.0 62.3
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
64.8 69.1

 18番、405ヤード・パー4(HDCP7)。2打目で池を越えてすぐのグリーンを狙う、難しいホール。


 ティショットは左へ引っかけ、ラフへ。2打目、まだ200ヤード以上残っているが幸いにもボールは少し浮いている。コースレイアウトを考えればアイアンでレイアップだが、ここまでトホホの集大成を披露する勢いだった私は、ショートウッドを選択。

 右へ行かないよう気をつけながらショット・・・思い切り左へ行った。フェアウェイ左のバンカー方向へ。ウッドでもきついラフから打つと引っかけるのだなあと30年ごるふをしていて初めて知る。

 ボールはバンカーを越え、残り60ヤード地点まで転がってくれていた。つま先下がり、やや左足下がりのラフ。ここからだとグリーンを長く使え、池も気にならない。怪我の功名。何とか3オンで行けそうだ。

 ウェッジをほんのわずか開き(←こういうところがもう何というか思い上がりというかバカというか間抜けというか)、ショット一閃!ぺちっ!!

 ん?・・・ぺちっ??

 そう、絵に描いたようなシャンク。ボールは池へ。しかしそれは喜劇の始まりに過ぎなかった。

 さてここからだよお立ち会い。池へ行ってみると、ボールは水が干上がった部分の土の上にちょこんと鎮座している。池の縁は1m程の石垣だが、ボールのは石垣から10mほど離れている。

 それを見た時、悪魔の囁きが・・・・「10m先でボールを1mだけ浮かせればいいのだ!な〜んだ、簡単ジャン!!」そして私は何者かに憑依されたかの如くふらふらと池の中へ・・・・

 SWを構え、今まで私がしてきた血の滲むような昼寝やその場限りのいい加減な練習を思い出しながらショット!!

・・・・コーン(石垣に当たる音)

・・・・ばちゃ(池に落ちる音)*



ここで一句。


 その瞬間、やっと私に憑依していた悪魔が去っていった。我に返る私。ああ、何てバカな事をしたんだろう。しかしもう元には戻れない。あのすばらしいフェアウェイをもう一度。緑の大地、草の柔らかさが懐かしい。でももう手遅れた。再び土の上のドロップし、再度ショット。

(*二行繰り返し)

 後でK田さんは、この私のトホホについて「ああいうライからきっちり球を上げてグリーンに乗せられる人は、そもそも最初からあんな所からショットしようと思わない」と仰った。ごもっともです。

 結局3度目でやっとグリーンの端に乗り、2パット。6オン2パット2ペナで10ストローク。久々の二桁である。

 ホールアウトし、振り返った私の目に映った鴨池は、涙色をしていた。

(実は18番ホールで私が苦労した池は鴨池ではなかったんだけど、もう面倒臭いのでそのままにしておきます)


 1.5R目は上の通り。パー3つがやっとでした。と言うわけでもう一句。


(川柳の才能もない)

昨日の喫煙本数:19本

  2005/9/13 (342013hit) 男子ツアーと女子ツアー


 小野GCのレポートが意に反して4回シリーズになってしまい、気がつけばもう火曜日である。その間、いろいろな事があった。今日は、まずその世間の出来事についての(無責任な)感想を。

 衆議院選挙で自民党が歴史的大勝・・・自民が勝つのはまだ納得できるが犯罪者を平気で当選させる民度の低さには呆れた。それにも増して、国政に携わる人間が「地元のため、郷土のため(=地方の利益)」を連呼するのはどう考えてもおかしいと思うのだが。

 阪神の優勝が現実味を帯びてきた。祭りの予感・・・井川、髪の毛切れ。

 サントリーオープンは今野康晴が完全勝利・・・今野が5勝しているとは知らなかった。アマ時代から注目されていたみたいだし、スウィングもキレイだし、顔もまあまあなのに何故こんなに地味なの?ひょっとして私が無知なだけ?

 同トーナメントで伊藤涼太がベストアマ・・・1試合ごとに成長しているのがはっきり判る。でも勉強せい。受験生やろ?学校へ行きなさいってば。

 日本女子プロゴルフ選手権・・・藍ちゃんとさくらが最終日最終組で初の直接対決。こういう試合は生で見るのが一番だろう。と考える事はみな同じらしく、すごいギャラリーだった。っていうか、某衛星放送などは8時間ぶっ通しとかで中継して欲しいものである。何のためのゴルフ専門チャンネルなんだ?

 結果は実力と経験の差がそのまま現れ、不動裕理が貫禄の逆転勝利。最終ホールの5アイアンのショットは鳥肌が立った。やはり向かうところ敵なし。でも藍ちゃんの17,18番連続バーディもさすが。いつ不動という大きな壁を突き破れるか、本当に楽しみだ。

 試合後、藍ちゃんとさくらのコメントが対照的だったのが印象に残った。藍ちゃんは「(不動との差が2ストロークだった事を指して)この2打の差がなかなか縮まらない・・・」、そしてさくらは「このコースセッティングで(不動が)6アンダーを出すなんて、考えられない・・・」

 藍を理論派とすればさくらは感覚派か。あるいは藍が大人のコメントとすればさくらは純真素直。どちらが良いという話ではなく、何となく面白い。

 いやあ、やっぱり女子ツアーは面白いわ。女王が君臨し、ベテランがかき回し、スターが輝き、実力者が隙を伺い、ビジュアル系が眼福を与え、新人が必死に戦う。これだけ役者が揃っていればどんな試合展開でもつい見入ってしまう。

 一方の男子ツアーでは、こう言っては何だが若手と中堅だけ。それもどんぐりの背比べ。

 データで見てみると一目瞭然だ。下の表は、今年の男子ツアーと女子ツアーの優勝者を比較したものである。

ツアー 男子ツアー 女子ツアー
4勝 なし 不動裕理
3勝 なし 宮里藍
藤井かすみ
2勝 尾崎直道
S.K.ホ
表純子
米山みどり
1勝 丸山大輔
深堀圭一郎
伊沢利光
宮里聖志
他10名
横峯さくら
服部道子
他6名

 男子ツアーのスター不在、強者不在は今に始まった話ではないとしても、片山晋呉、谷口徹、川岸良兼、星野英正、宮里優作など人気と実力と知名度がある選手が一勝もしていないのはやっぱり寂しい。

 層の厚さやフィールドの規模など一概に比較はできないにしても、面白い試合にならなければいくらサイン会を開いたりタバコを制限したり(^^;してもギャラリーは戻らないだろう。そしてトーナメント中継は30分のダイジェストになり、さらにはスポーツニュースで取りあげられるだけになり、ゴルフ人口は減り、やがては男子ツアーは消失し、ゴルフ場はどんどん閉鎖され、この世の地獄がやってくるのである。

昨日の喫煙本数:19本

  2005/9/14 (342728hit) 久しぶりの練習


 昨日、2週間ぶりぐらいで練習へ行ってきた。何ぃ?2週間も練習へ行っていなかっただとぉ?いや違うんです聞いて下さいあのですね息子の夏休みが終わって学校から帰ってくるのが3時とか4時とかで、大体午前中の仕事が終わり昼食を摂ると2時前後、即ち息子を迎えに行くので時間が中途半端で練習場まで行けうるさいっ!言い訳をするな!!そんな事だからいつまで経ってもトホホのままなんだ。いや、ただのトホホからトホホ大王、トホホ大魔王と進化しておるではないか。次は何だ?トホホ超魔王か?トホホホホホホホホホホホホ王か?いやだから時間が1時間だけ空いてもろくに打てないし今だったら汗まみれになってシャワーも浴びなきゃならないし5時から夕方の仕事が始まるのでどうしてもだったら何故早く起きて練習に行かん?6時に起きろ。そんな無茶言わないで下さいよただでさえ朝は弱いのに(以下18行略)

 と私の心の中で繰り広げられる天使と悪魔の闘いはともかく、150球。内訳は、

アプローチショットが30ヤード(△のち○)と50ヤード(○)を30球ずつ
ウェッジのフルショット(×)を10球
8アイアンのフルショット(△のち○)を20球
5アイアン(×ときどき△)を30球
7W(○)を5球。3W(△)を10球
ドライバー(△ときどき○)を15球

 練習場でこれだけ△(イマイチ)が出たらアカンなあ。明日はコンペやっちゅーのに、困ったもんやなあ当たり前だ!思い出したように練習へ行ってまともに打てる方がおかしい。先週のトホホ大魔王君臨がお前の実力なんだ。それをはっきり自覚したらどうだ?ろくに練習もしないでトホホトホホと叫ぶお前のような奴は(以下36行略)

 最近、「トップから(飛球線に)背中を向けたまま(のつもりで)クラブを下ろしてくる」というTipsを試している。これはティアップしたスプーンのショットで上手くいったのもので、徐々にドライバー、フェアウェイウッド、そしてアイアンにも応用しようと目論んで練習しているのだ。

 これがうまく決まるときれいにインサイドからクラブが下りてきて、ボディーターンがしっかりでき、つかまった球が出る(ような気がする)。しかしうまくタイミングが合わないとボールの10cm手前をダフるという恐ろしい技だ。

 これができると、上半身の力が抜け、下半身リードの上級者スウィングとなり、レベルが1段階上がるはずだ。

 そうそう、高野さんのウェブで最近知った「左脇を締め上げろ(9月5日の日記参照)」も試してみた。素振りでは何とかイメージが掴めるのだが、球を打つ段階になると左脇を締めるタイミングが掴めず、とんでもないトップやシャンクが出たりする。

 このTipはもう少しスウィングが完成してからの方が良いのかもしれない。っていうか、一時にたくさんのTipをこなそうと考える事が間違っているのかもしれないかもしれないではなく、間違っているのだ!そもそもお前は小さい時から熱しやすく冷めやすく、一つの事を(以下72行削除)

昨日の喫煙本数:21本



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