日記90

2005年6月17日〜29日

初めてご覧になる方は、一番下から上に読んで下さい。


去年までの日記


今年(2005年)の日記
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1月後半
2月前半
2月後半
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4月後半
5月前半
5月後半
6月前半

  2005/6/17 (299488hit) 今期4度目の風船飛ばし!

6/16・きさいちCC・竹梅Aグリーン・Par72(コースレート68)・雨のち曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 72
score 4 2 4 7 3 4 5 6 4 39 5 4 3 6 4 5 4 4 5 40 79
topics   *1   *2 *3     *4     *5     *6   *7 *8      
putt 2 1 1 2 1 2 2 2 2 15 2 2 1 3 2 1 3 2 2 18 33

*1・・・9アイアンの140ヤードショットが3mに付く。わーい!ウホホ度3

*2・・・ティショットを右へOB。トホホ度2

*3・・・2打目、PSの100ヤードが2.5mに付く。わーい!
ウホホ度3

*4・・・本文参照。トホホ度1

*5・・・2打目、左足下がりの60ヤードで思い切りダフる。トホホ度3

*6・・・残り40ヤードから4打費やす。っていうか、3パットですはい。
トホホ度4

*7・・・アプローチが何と3回連続ショート。
トホホ度5

*6・・・80cmのパーパットを外して3パット。
トホホ度1

ウホホ24p(6p + パー2p×8 + 寄せワン1p×2) VS トホホ16pでウホホの勝ち。

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
2バーディ
7ボギー
1ダボ
79 86.1
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
1.935
(34.82)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
11.1
(2/18)
4.2
(0.7/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
55.6
(10/18)
42.7
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
94.4
(17/18)
82.2
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
55.6
(10/18)
36.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
84.7
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
63.3
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
242.1 229.9
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(2/6)
29.8
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
79.2 69.9
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 69.8
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
81.3 59.8
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
80.0 70.1

 いよいよUSオープンが始まった。寝不足の日々が始まるのだ。日本人は丸山茂樹(1オーバー)、谷口徹(イーブンパー)が好スタートを切ったが、深堀圭一郎と片山晋呉はバックナインで崩れてともに4オーバー54位。今田竜二は7オーバーと出遅れた。みんな頑張れ!(小学生の日記みたい)

 ビッグネームはといえば、グーセンが2アンダー3位タイ。ミケルソン1アンダー6位タイ。タイガー、ビジェイはイーブンパーで谷口と並んで10位タイ。エルスとガルシアはマルちゃんと同じく1オーバー17位タイ。予想通り難しいパインハースト、実力者が順当に上位を占めている。私はマルちゃんとミケルソンを応援するのだ。



 さて、1週間前から3日前まで、木曜日の予報は雨。しかし2日前に曇りになり、前日のお昼には晴れマークも出たが夜には再び曇り。春のくせに「○心と秋の空」のような予報に一喜一憂しながら迎えたこの日は、結局朝から雨が降っていた。もう天気予報なんて信じない。

 しかし、雨が降っていても私の心は快晴!湿度20%!!不快指数ゼロ!みたいな。フェアウェイの芝は生え揃い、アイアンショットがストレスなく打てる季節がやってきた。雨が降るたびに 愛しい芝生ちゃんたちは元気に伸びてフェアウェイのボールを浮かせ、私のへっぽこアイアンショットの手助けをしてくれる。芝生がなければごるふは成り立たない!芝生を大事にしよう!

 ラウンドは快調そのもの。前半はOB2つ以外は120点の内容だった。私のトホホを心待ちにしている皆様もきっと面白くないと思われているだろう。しかし2つめのOBは私がトホホたる所以を見事に証明するOBであったのでどうかご了承頂きたい。

 8番ホールパー5。529ヤード、打ち下ろしの真っ直ぐなパー5である。ティショットは今日イチの当たりでフェアウェイセンター。ライはよい。2打目は240ヤードの打ち下ろしだが、グリーン左手前に大きなバンカーがあり、フックすれば入るのは必至。しかし手に持っているのはフックしやすい7W

 グリーン右端に標準を定め、力まないよう慎重にスウィング。しかし放たれたショットは予想より右へ飛び出した。そして・・・・(下の画像にマウスポインタをGO!)



 そう、右側はすぐOBだったのだ。バンカーを避けてOBを打つバカがどこにいる!!(っていうか、ここにいます・・・・)

 バンカーに入っても次を乗せさえすればパーが取れるのに、2オンでバーディあわよくばイーグルという欲に目がくらんでこの結果である。これをトホホと言わずして何をトホホというのか。俺のバカ。


 しかし後半に入ると雨も上がり、狭い梅コースをアイアン(2回)とスプーン(3回)のティショットでしのぎつつまずまずの4オーバー。砲台グリーンでアプローチ3連続ショート(うち2回はボールが戻ってきた)や、80cmのパットを強く打ちすぎてカップに蹴られるというアクシデント(というかバカ)もありながらだから上出来である。

 これも「K田メソッド」を教えて下さったK田さんと「1プレーン」&「体型別スウィング」を教えて下さったT野さん、いや高野さんのお陰である。信じるものは救われるのだ。


昨日の喫煙本数:15本(コースでは我慢できる)

  2005/6/18 (300080hit) 30万ヒット特別企画・ベストスコアを更新する方法・その1


 2001年10月にウェブを開設し、2年半でようやく10万ヒット。しかしそのわずか8ヶ月後(2004年12月)に20万ヒットを記録し、今回の30万ヒットは同じく半年で達成できました。最近の1日の延べヒット数は500前後で、土日は半分ぐらいになるものの安定しており、つまり一週間で3000回も皆様に見て頂いていることになります。本当にありがとうございます。

 最近はトホホが足りない、面白くなくなってきた、ネタ切れで青色吐息が見え見え、キムタクにそっくり、いよっ!日本一!、私をお嫁さんにもらって〜!などと多くの方々から叱咤激励を頂き、私は本当に嬉しゅうございます。皆様のご期待に応えるべく今後もトホホでウホホな「ごるふな日々」を送っていき、飽きず飾らず気負いなく日記を書き続ける所存ですので、今後もご贔屓の程よろしくお願いします。

 さて、そのご恩返しといってはナニですが、今回は久しぶりに特別企画をご用意致しました。構想3日(しょぼい)、制作2日(そのまんまじゃん)の、大作とはどう頑張っても呼べないこの企画ではありますが、中身についてはお任せ下さい!どこかで読んだことがあることから当たり前のこと、さらには実現不可能なことまで取りそろえ、必ずや皆様の期待を大きく裏切ることを保証します(←ダメぢゃん)。




ベストスコアを更新する方法*1


 ごるふぁーにとっての楽しみは人によって様々である*2が、自己ベストスコアを更新する事は多くの人にとって最大の喜びの1つだろう。しかし思い出して頂きたい。アベレージごるふぁーが自己ベストスコアを更新する時とは、「良い調子」と「良い体調」と「良い心理状態」と「とてつもない幸運」と「結果オーライ」が重なった時だけなのである。

 ある研究機関*3によると、その5つが重なるのは隕石が地球上に落ちてきて貴方の頭を直撃し、その時ちょうど頭に止まっていた蚊の左前足の親指と人差し指の間にある肩こりのツボに当たりその蚊の肩こりがなおる程の確率でしかないのだ。

 そもそもアベレージごるふぁーで「ごるふの調子がよい」事自体、年に何度あるだろうか。自慢ではないが私は年間約50ラウンドのうち調子がよいのはたった20回ぐらいである*4。一般のアベレージごるふぁーでもそんなものであろう。もし50ラウンド中40ラウンド以上調子がよいと思っている方がいるなら、スコアカードをよくご覧頂きたい。きっと「PAR」と「HDCP」の欄を間違えているはずだ。*5

 だったらどうすべきか。地道に練習する?技術を磨く?コツを掴む?それは王道である。確かに重要である。練習なくして上達なし。それは普遍的真理である。しかし、練習しなくても考え方一つで自己ベストを更新できるとしたら?そう、貴方の実力をそのままコースで100%発揮できれば、恐らく自己ベストは更新できるはずなのだ。

 今回の考察は、自分の等身大の実力をコースで発揮する方法である。従って技術的な事にはほとんど触れない。貴方はただこの報告を読み、プリントアウトし、よーく読んでからパンに挟んで食べるかご飯に巻いて食べるかみそ汁に浮かべて食べるかして覚えるだけでよいのだ*6。あとは私の言うことを信じ*7、それをコースで実行するだけ。まあ欺されたと思ってトライしてみて頂きたい。

 方法は、1,準備編、2,実践編、3,緊急時の対処法の三部に分かれている。順番に読んで頂きたい(なんて書かなくても順番に書くからその順番でしか読めないと言えよう)。全て重要であるが、強いて挙げれば第四部と第九部がこの文章の要である。*8

(続く。明日は準備編)




*1・・・えっと、マジレスするとこの方法はベストスコアが80以下の人には適用されません。

*2・・・家で(特に○の前で)止められているため、昼食時にウイスキーや日本酒を呑むことが何よりの楽しみだという人も存在するのだ。

*3・・・財団法人【日本嘘つき研究所】

*4・・・ただし、その20回のうち19回はスタートホールでティショットを打つ直前までしか持続しない。

*5・・・えっと、意味、わかりますよね?例えばHDCP15のホールをPAR15と考えていて、6打でホールアウトしたらそのホールは9アンダーでラウンドしたと思い込み、そして18ホールのPARが171だと考えているという事です・・・・ってこんな脚注をわざわざ書くのはこのギャグが大失敗で全く面白くないということですねハイ。

*6・・・もちろんシリアルに混ぜて食べても可。

*7・・・恐らくこれが今回の方法の中で一番難しいと思われる。

*8・・・第四部から第九部については、夏坂健氏の著書や中部銀次郎氏の著書を参考にされたい。

昨日の喫煙本数:15本

  2005/6/19 (300418hit) 30万ヒット特別企画・ベストスコアを更新する方法・その2


 USオープンは3日目が終わって冷静沈着な力持ち、レティフ・グーセンが3打差の首位。3日間オーバーパー無しのラウンドはさすが。2連覇の確率は85%ぐらいか?しかし、最終ホールでバーディを決めたグーセンに対し一部の観客からブーイングが起こったのは意外だった。

 そこしか見ていないから何故ブーイングが出たのか不明だが、シンデレラボーイのオリン・ブラウンに対する声援の裏返しだろうか?あまり気持ちの良いものではない。まあ、日本ツアーで良く見られる「外国人選手が失敗したら下卑た声で笑うオヤジ」たちよりましだと思うが。

 6/20追記:どうやら強すぎるのとポーカーフェースで憎らしいのが相まってブーイングが出たようだが、日本の解説者が言っていたことだから正確かどうかは不明。

 パットが入ればタイガーの目もあるだろうが、このコースで6打差はきついだろう。日本人選手は善戦していると思う。あのレギュレーションでは、アンダーを出す事自体がとてつもない偉業だろうし。精神的にずば抜けてタフでないと心も体も疲れ切ってしまうだろう。でもあと1日、楽しんで欲しい。



 さて、ベストスコアを更新する方法の続きである。

1,準備編

 1,自分の腕を知る

 あなたは自分の実力がどの程度なのかきっちり把握しているだろうか?HDCPを正式に取得している場合はそれが目安になるが、そうでない場合は過去10ラウンドの平均スコアを出して頂きたい。

 ただし、「あの日は難しいコースへ行ったから除外しよう」とか「あの時は体調が最悪だったから・・」とか「調子が悪くて大叩きしたから・・・」というのはなしですよ*9! 正式なHDCP計算より多少大きな数字が出るだろうが、大きな数字が出た方が正確に腕を知ることができるのでご安心を。

 さて、ここではそのHDCPあるいは平均スコアがあなたの実力である*10と考えると、その数字に72を足したものがあなたの目標スコアになる(本当はコースレートを加味しなければいけないのだがココでは話がややこしくなるので省略する)。ここまでは当たり前。

 次に、この数字から自分のベストスコアを引いて頂きたい。例えば私の場合、HDCPが13,自己ベストが76だから

 13+72−76=9

 となる。

 さて、この数字はその人の潜在能力を表すと同時に、コースでのトホホ度も表現しているのだ。ここではこの数字を「能力&トホホ指数」と呼ぼう。*11

 この数字が大きい人は、良いスコアを出す潜在能力を秘めていると言えるが、逆に大叩きしてしまうことが多いという事は本来の実力をコースで発揮しにくいごるふぁーだとも言えるだろう。

 このタイプの人は日によってムラが大きく、前半で30台を出したと思ったら後半で50を叩いたりする。また、ドライバーに不安があり、多い時は5〜6個のOBを出す事もある。パッティングにも何らかの問題を抱えている場合も多い。メンタル面でも弱い部分があり、何か心配事があったり上級者あるいはライバルとラウンドすると良い成績が出にくい。*12

 逆に、この数字が小さい人は、よく言えば安定しているが悪く言えば技術は平凡で練習不足であると言えるかもしれない。*13ただし、ベストスコアが79を切る人はその限りではない。

 以上のことをふまえて、下の表で自分がどのタイプにはいるのかをチェックして頂きたい。

能力&トホホ指数 あなたのアベレージスコア
(またはHDCP)
100以上
(HC28以上)
ダッファー型
90〜99
(HC18〜27)
アベレージ型
80〜89
(HC8〜17)
中級者型
79以下
(HC7以下)
上級者型
0〜4
5〜9
10以上

 この表では、下へ行けば行くほど潜在能力が高くまたトホホ度も高い。また右へ行けば行くほど上級者という事になる。では、このAからJまでの10パターンを解説してみよう。

 A,ダッファー安定型(ベストスコア96〜120前後)
  ・・・初心者、練習不足、ラウンド不足の人に多い

 B,ダッファー平凡型(ベストスコア91〜110前後)
  ・・・Aの上達系。初心者ならセンスあり

 C,ダッファー大波型(ベストスコア80台後半〜100前後)
  ・・・OBが多く、またショートゲームの練習なんてしたことがない

 D,アベレージ安定型(ベストスコア86〜99)
  ・・・上手いといわれる事が多い

 E,アベレージ平凡型(ベストスコア81〜94)
  ・・・自分で自分は上手いと思っている

 F,アベレージ大波型(ベストスコア70台後半〜89)
  ・・・自分の実力はこんなものではないといつも思っている

 G,中級者安定型(ベストスコア76〜89)
  ・・・穴が無く、冷静沈着でスマートなごるふができる

 H,中級者平凡型(ベストスコア72〜84)
  ・・・努力を重ねてたどり着いた。まだ伸びる可能性あり?

 I,中級者大波型(ベストスコア72〜79)
  ・・・上級者まであと一歩だが、どこかに致命的欠陥がある

 J,上級者型(ベストスコア60台〜70台中盤)
  ・・・私にはコメントできません


 これであなたのごるふの型が判明したわけだ。ただし、これはあくまで私が独自で考えた基準であり、つまり結構いい加減に考えたといっても過言ではない*14のでどうか目くじらを立てずお遊びのつもりでとらえて頂きたい。このそれぞれの型についてのベストスコア更新方法は、のちの実践編でお話させて頂く。今は自分がどのタイプかだけを覚えておいて頂きたい。

(続く。明日は準備編の後半をお送りする予定である)



*9・・・もちろん「外国のコースだったから」とか「河川敷で歩きだったから」とか「嫌なヤツとラウンドして投げやりになったから」というのも却下。っていうか、それって私の事ですか?

*10・・・本当は「そのHDCPあるいは平均スコアがあなたの実力であると思うでしょ?実は違うのですよふふふ」と続けたかったのであるが、じゃあ何が本当の実力なのか思いつかなかったので不本意ながらこういう形になった・・・って、本当に行き当たりばったりに考えてるな、俺。

*11・・・もっとカッコイイ名前にしたかったのだが思いつかなかった。

*12・・・あの、あくまで「例えば」で、平均像ですから。お、怒らないで!

*13・・・あの、平均像です、はい。

*14・・・「いい加減に考えた」って・・・・読者をなめてんのかお前!

昨日の喫煙本数:17本

  2005/6/20 (300744hit) 30万ヒット特別企画・ベストスコアを更新する方法・その3


 意外な結末だった。今年のUSオープン、歴史的な難コースを制したのは誰も予想しなかったあの選手だった(以下、録画を楽しみにしている人のために伏せ字にします。マウス操作で反転させれば伏せ字が出てきます)。

 誰かが85%は勝つだろうと予想していたグーセンは、まさかの11オーバーで優勝争いに加われず。3日間あれだけ安定していたのに・・・・ごるふの恐ろしさだ。

 タイガーは追い上げを見せ善戦するも16,17番の連続ボギーで万事休す。最後までグリーンのスピード感を掴めず、首尾一貫したパッティングができなかったのが敗因か。16番であの勝負パットを外すようじゃ勝てないわな。

 しかしマイケル・キャンベルが勝つとは、誰も予想していなかっただろう。終始リラックスして落ち着いているように見えたのは、欧州ツアーで苦労していたためか。優勝が決まった瞬間、帽子で涙を隠して天を仰いだのを見て、思わずもらい泣きしてしまった。おめでとう!キャンベル!!



 さて、ベストスコアを更新する方法、準備編の続きである。


 2,自分の得手不得手を知る

 ショットには大きく分けて「ティショット」「アイアンショット」「アプローチ」「パター」の4つが存在する。その4つのうちで、自分が得意なもの、苦手なものを理解していないとベストスコア更新は不可能といってもよい。

 その判別方法だが、ティショットはOB数で、アイアンショットはパーオン率で、アプローチはスクランブリング(寄せワン率)で、そしてパットは総パット数で大雑把ながら判別できる。

 で、それらの平均的な数字だが、これがとっても難しかった。だってどこにも出てないんだもん。仕方がないので、ブリジストンGOLF MEGA TOWNのスコア管理システムの平均データと、高野さんがご紹介しておられたリッキオの法則、そして私の5年間の平均データを使用して独断で考えて作ってみた*15

 編者注:掲示板にてDebu Macさんにご助言をいただき、数字を少し変えました。Debu Macさん、そして高野さん、ありがとうございました。

 異論はあると思われるが、そこそこ信憑性のある数字だと自分では思っている。

ティショット
(1ラウンドのOB数)
あなたのアベレージスコア
100以上 90〜99 80〜89 79以下
得意 <2 <1.5 <1 <0.5
平均 2〜4 1.5〜3 1〜2 0.5〜1
苦手 >4 >3 >2 >1


アイアン
(パーオン率)
あなたのアベレージスコア
100以上 90〜99 80〜89 79以下
得意 >10 >20 >40 >60
平均 5〜10 10〜20 20〜40 40〜60
苦手 <5 <10 <20 <40


アプローチ
(スクランブリング)
あなたのアベレージスコア
100以上 90〜99 80〜89 79以下
得意 >10 >20 >35 >50
平均 5〜10 10〜20 20〜35 35〜50
苦手 <5 <10 <20 <35
スクランブリングとは、パーオンを逃したホールで寄せワンのパーを獲った確率


パター
(パット数)
あなたのアベレージスコア
100以上 90〜99 80〜89 79以下
得意 <39 <36 <32 <30
平均 39〜43 36〜40 32〜36 30〜32
苦手 >43 >40 >36 >32

 さて、これであなたの不得手なショットが白日の下にさらされたわけだ。「得意」に分類できたジャンルが多ければ多いほどあなたのスコアは伸びる可能性がある。逆に「苦手」が多ければ、練習不足と判断しても良いだろう。*16

 ただ、多くの人は4つとも「平均」に落ち着くか、1つか2つ「苦手」が出てくると思われる。ちなみに私の場合、パーオン率とパット数は「平均」、OB数は「得意」、スクランブリングが「苦手」と出た。つまりドライバーは問題なし、アイアンとパッティングは月並み、そしてアプローチに問題あり、ということだ。

 これで、準備編は終了である。昨日の日記で分類した「型」と今日の日記の「得手不得手」が理解できて、いよいよ明日から実践編である。乞ご期待!*17



*15・・・あの、ホントに「いくら何でもこの数字はおかしいやろ!」というものがありましたらご一報下さい。あるいは、掲示板に書き込んで下さい。ちょっと自信ないんです、実は。

*16・・・希望的観測。っていうか、もしお暇なら調べてみて下さい。で、もし良かったら結果を教えて下さい。

*17・・・私のことであるから、大風呂敷を広げておいて結論はとってもショボい、という可能性は高い。そういう意識を持ちながら期待して頂くと編者としては肩の荷が下りるのである。

昨日の喫煙本数:18本

  2005/6/21 (301258hit) 30万ヒット特別企画・ベストスコアを更新する方法・その5

 続きである。いよいよ実践編だ。

2,実践編

 1,自分の型に合ったラウンド

 19日の日記でごるふぁーを10の型に分類した訳だが、今日はいよいよそのそれぞれについてベストスコアを更新する具体的な方法をお話したい。あの、確認しておきますけど、本気で信用している人はいないですよね?大丈夫ですね?トホホ大王の私が書くことですよ!いいですね!話半分*18に聞いて下さいね!


 A,ダッファー安定型(ベストスコア96〜120前後)
目標スコア: 95〜110
使用クラブ: 自信のあるアイアン2本、SW、パターの4本
OBを打たない自信があるなら、ティショット用のウッドクラブかユーティリティを1本追加しても可。
基本方針: ★95の場合、ボギー13個とダボ5個を目指す
★常にフェアウェイの一番広いところを狙って打ち、ボギーオンを基本とする
★100ヤード以上残ったらグリーンを狙わず花道狙い
★30ヤード〜100ヤードはグリーンセンター狙い
バンカー・ハザードを徹底的に避ける
攻略例: 350ヤードパー4の場合、ティショットを7アイアンで150ヤード。セカンドショットを同じく140ヤード。残り60ヤードをSWでグリーンセンターに打ち、2パットでボギー。
  

 B,ダッファー平凡型(ベストスコア91〜110前後)
目標スコア: 90〜100
使用クラブ: 自信のあるウッド(あるいはユーティリティ)1本、6番、8番、PW、SW、パターの合計6本
基本方針: ★ボギーペースを目指す
★常にフェアウェイの一番広いところを狙って打ち、ボギーオンを基本とする
★6アイアンではグリーンを狙わない(8アイアンで刻む)
★8アイアンはミスショットした時にハザードに入らない時だけグリーンを
 狙い、左右や手前にバンカー等があればPWで花道狙い
★PWと30ヤード以上のアプローチはグリーンセンター狙い
★バンカー・ハザードを徹底的に避ける
攻略例: 350ヤードパー4の場合、ティショットを6アイアンで160ヤード。セカンドショットを同じく150ヤード。残り40ヤードをSWでグリーンセンターに打ち、2パットでボギー。


 C,ダッファー大波型(ベストスコア80台後半〜100前後)
目標スコア: 85〜95
使用クラブ: 自信のあるウッドあるいはユーティリティ1本(ただしドライバーは避けた方が無難)、5番(ティショット専用)、7番、9番、PW、PS、SW、パターの合計8本
基本方針: ★ボギーペースが基本で、パー5個を目指す
絶対にティショットでOBを打たない。それが絶対条件。不安に思ったら
 5アイアンでティショット
13ホールは最初からボギーオン狙い
★パーオンを狙う5ホールは、短いパー3が1つと、パー4のHDCPが
 大きい方から4つ
★20ヤード以上のアプローチはグリーンセンター狙い
★20ヤード以内はパターで転がして乗せる
★バンカー・ハザードを徹底的に避ける
攻略例: 380ヤードパー4の場合、ティショットをユーティリティで190ヤード。セカンドショットを7番アイアンで150ヤード。残り40ヤードをSWでグリーンセンターに打ち、2パットでボギー。


 D,アベレージ安定型(ベストスコア86〜99)
目標スコア: 85〜95
使用クラブ: フルセット
基本方針: ★Cと同じ
★2m以内のパーパットは真っ直ぐ強気で打つ
攻略例: アベレージクラスになると精神的な安定が不可欠。大叩きしても諦めず、バーディを取っても浮かれず、淡々とラウンドする。


 E,アベレージ平凡型(ベストスコア81〜94)
 
目標スコア: 80〜90
使用クラブ: フルセット
基本方針: ★80狙いの場合、8個もボギーを叩けると考える。即ち、HDCP1〜8の
 ホールは最初からボギー狙い
(即ちボギーオン狙い)でも可。っていうか、
 意地でもパーオンしないぐらいのつもりで攻める
★ティショットで飛距離を欲張らない
★アプローチは無理に寄せようと思わない
攻略例: HDCP4のホール。ティショット4アイアンで190ヤード、セカンドショット7アイアンで150ヤード、3打目ウェッジのコントロールショットでボギーオン。
  

 F,アベレージ大波型(ベストスコア70台後半〜89)
目標スコア: 75〜85
使用クラブ: フルセット
基本方針: ドライバーを使用するホールを半分にする
★ミドルアイアンでグリーンを狙わない。番手を1つ落とし、花道狙いに
 徹する。
★グリーン回りからはランニングを多用する
★朝の練習グリーンで5mと10mの距離感をしっかり把握しておく
★ミスしてダボやトリプルを叩いても、取り返そうと思わない
攻略例: 狭い380ヤードパー4の場合、ティショットをスプーンで230ヤード。セカンドショットは7アイアンでグリーンセンターを狙う(バンカーショットに自信のない人は8アイアンで花道狙い)。


 G,中級者安定型(ベストスコア76〜89)
 
目標スコア: 75〜85
使用クラブ: フルセット
基本方針: ★ラウンド終了まで絶対にスコアを計算しない
★仕事や家庭の不安をなくす
★ダボやトリプルを叩いてもあきらめない
★5m以内のパットをショートさせない
★ロングパットの距離感を練習グリーンで合わせておく(3パット撲滅)
攻略例: 技術的な問題ではなく精神的な問題がベストスコアの達成に大きな影響を与える。パットが極めて重要。


 H,中級者平凡型(ベストスコア72〜84)
 I,中級者大波型(ベストスコア72〜79)
  
目標スコア: アンダーパープレー〜75
使用クラブ: アンダーパーから75ストロークは未知の領域なので、私にも判りません。<m(__)m>
基本方針:
攻略例:


 J,上級者型(ベストスコア60台〜70台中盤)
目標スコア: 私にはまったく手の届かない世界なので判りません。<m(__)m>
使用クラブ:
基本方針:
攻略例:


 よくここまで口から(筆から?手から?キーボードから?)でまかせ*19を書けるものだと自分自身で感心するが、一応まとめると、

 ダッファー型はOBを打ったり失敗する可能性の高いクラブを最初から抜いておき、ボギーオンを目指す。アプローチは転がしかパターオンリー。ハザードを徹底的に避ける。

 アベレージ型は自分の目標スコアにあった数だけのパーオンを狙い、攻めるホールと守るホールを明確にしておく。OBを徹底的に避ける。ティショットの距離にこだわらない。アプローチで寄せようと欲を出しすぎない。

 中級者型はメンタルな部分の克服が絶対に必要。そして思いきりの良いパットと精度の高いアプローチと3パット撲滅がカギ。

 上級者型は判りません
(判る日が来るのだろうか?)。

 だんだん書いていることに自身がなくなってきた。HDCP13の人間がベストスコアを更新する方法を書くことがとんでもない思い上がりなのではないか?*20

 でも、もう一回だけ続く。


*18・・・半分でも多いかもしれない。

*19・・・でまかせはちょっと大げさすぎるような気がするが、上級者が読めば鼻で笑われるような事ばっかり書いてるんだろうなあ。

*20・・・今頃気づいたの?

昨日の喫煙本数:22本

  2005/6/22 (301799hit) 30万ヒット特別企画・ベストスコアを更新する方法・その5(最終回)

 実践編の続きである。今日中に終わるだろうか?


 2,自分の得手不得手を理解したラウンド

 自分の苦手をダボ・トリプルにつなげないための方法論である。と言っても簡単なことで、苦手なクラブを極力持たないようにする、持つ時はプレッシャーがかからないショットをする*21というのが基本である。

 私などアイアンを持つと打つ前からミスショットのイメージしか湧いてこないので、7番ウッド(3アイアンに相当)から23番ウッド(PSに相当)まで揃えたことがある、と言うのは嘘であるが、一時期は真剣に9番ウッドと11番ウッドを買おうかなと思ったぐらいである。

 なお、上級者型については昨日書いたように私の腕では判らないので省略させて頂いた。


 A,ドライバーが苦手
ダッファー型: ドライバーを使わない。
クリークや7番ウッド、ユーティリティクラブでティショットする。
男性の場合は2〜4アイアンのティショットも可*22
アベレージ安定型: ドライバーの使用は7ホール(半分)程度に留める
アベレージ平凡型:
アベレージ大波型: ドライバーは広いホールでのみ使用する*23
中級者安定型: ドライバーの使用は10ホール程度に留める
中級者平凡型:
中級者大波型: ドライバーの使用は7ホール(半分)程度に留める


 B,アイアンが苦手
ダッファー安定型: 番手を一つ落としてトップボールを打つ*24。ダフリは禁物
ダッファー平凡型: 最初からパーオンを狙わない
ダッファー大波型: パーオンを狙うホールとボギーオンを狙うホールを初めから明確に区別しておく
アベレージ安定型:
アベレージ平凡型:
アベレージ大波型: アイアンの番手を1つ落とし、常に手前手前から攻めていく
中級者安定型:
中級者平凡型:
中級者大波型: 常にフェアウェイセンターを狙う。
7〜8番より長いアイアンでパーオンを狙わない


 C,アプローチが苦手
ダッファー安定型: 徹底的にパターで転がす
ダッファー平凡型: 6〜8アイアンやパターでのランニングアプローチを多用する。
グリーン全体が「ぽっかりと空いた深い穴」だと考え、その穴の中にボールを落とすようなつもりでアプローチする*25
ダッファー大波型:
アベレージ安定型: 寄せようなどと色気を出さず、とにかくグリーンに乗せる。
エッジからはパターを多用する
アベレージ平凡型:
アベレージ大波型: 残るパットが楽なライン(上りでできるだけ曲がりの少ない所)へ行くよう考えて打つ
中級者安定型: 自分の癖(ショートする、引っかける等)を見越して落とし所を決める。
冒険をしない、寄せようと考えすぎない
中級者平凡型:
中級者大波型:


 D,パッティングが苦手
ダッファー安定型: あと20分コースへ早く行き、5m、10m、15mの距離感を掴むまで何度も練習する
ダッファー平凡型:
ダッファー大波型:
アベレージ安定型: 「入れにいくパット」と「アプローチパット」を明確に区別し、前者は攻撃的に、後者は上りの真っ直ぐが残るよう(つまり上りはわずかにショート目に、下りはわずかに強めに)打つ
アベレージ平凡型:
アベレージ大波型:
中級者安定型: 2m〜3mのパットをショートさせない
ラインを薄めに読み、攻撃的なパッティングを試みる
パットのプレショットルーティンを確立する
中級者平凡型:
中級者大波型:


 E,苦手な型が3つ以上ある場合  
ダッファー型: 練習場へ行きましょう*26
アベレージ型: アイアン・アプローチ・パターのうちどれか1つを練習しましょう
中級者型: 謙虚にラウンドしましょう


 この方法に、自分の得意クラブを多用するような形でクラブ選択とコースマネージメントができるようになれば、高い確率でベストスコアに近いラウンドが約束されるであろう*27


*21・・・そんなこと言うても、実際には気楽には打てまへんで。

*22・・・もちろん、アイアンが得意な方に限る。

*23・・・つまり、コースによっては1回も使わないということもあり得る。

*24・・・つまり、前へ飛べば十分なのである。そして、そういう気持ちで打てばうまく当たることもあるのである。

*25・・・あの、要は「そんな大きな穴に入れるのは簡単じゃん」と思って、リラックスして打って下さいと言うことですはい。

*26・・・一番最初に「コースで実行するだけ」とか「自分の等身大の実力をコースで発揮する方法」とか書いてたのに、嘘つきじゃん!ってういか、3つ以上も苦手なショットがあればいくら口からでまかせでも書きようがありません。

*27・・・ホンマか?ホンマやな!絶対か?命賭けるか?・・・賭けません。



 3,自分の目標スコアを明確にしたラウンド

 昨日書いたことと重複するが、この考え方は有名で効果が高いにも関らず実際に行うには色々な意味で勇気がいるので、実行に移しやすい方法を考えてみた。

 ラウンド前、各ホールのHDCPの数字欄に自分のHDCP数まで丸を入れる。具体的にはHDCP13の人はHDCP1から13のホールまで、5の人はHDCP1から5まで丸でチェックを入れるのである。HDCPが18以上の人は、自分のHDCPから18を引き、出てきた数字で同じ事をする。

 大変判りにくい説明だと思うので、つまり、こんな感じ。



 そして、数字に丸が入ったホールは最初からボギーオン(HDCP18以上の人はダボオン)のボギーを狙ってラウンドするのである。

 ボギーオンだとティショットはアイアンでも十分。セカンドショットは無理に狙う必要はなし。花道を狙うショットは一般的には力む必要がないためリラックスして打てる。3打目以降、寄せワンを取る必要もない。適当に乗せて2パットで十分。それがあなたのパー(適正打数)なのだから。

 400ヤードのパー4。1打目は200ヤードで十分。何なら150ヤードでもOK。だって、250ヤード残ってもそれを2つで乗せればいいのだ。150ヤード+100ヤードでもいいし、125ヤードx2でもいい。後者は特に同じクラブを2回連続使うので、1回目に練習できて2回目がよりリラックスして打てるというメリットがある。もちろんグリーンを狙うショットは自分の一番得意な距離を残すという選択も大正解だ。

 アマチュアごるふぁーは大叩きから崩れる事が多い。大叩きはミスや無理を重ねることで起こる。そしてミスや無理は難しいホールで自分の実力以上のごるふをしようとする(ミドルアイアンでグリーンを狙う、バンカーに囲まれた狭い花道の間にボールを通す、悪いライから目いっぱい飛ばそうとするなど)事から惹起されるのである。

 つまり、最初から無理しないようにスコアカードに丸を付けて自分を戒めておくことで、大叩きを避けるよう律するのだ。

 ただし実行に移すとなると、「飛ばさない勇気」「乗せない勇気」「寄せない勇気」が求められる。もちろん人によってまた状況によって(ドライバーが良く飛んで得意なショートアイアンの距離しか残っていないとか)柔軟に考えても良いと思うが、ちょっと無理したらグリーンに届くのに何で1番手2番手下げてあえて花道を狙わなきゃいかんのか?と思うだろう。でも、その「ちょっと無理したら」から大叩きの第一歩なのである。

 今一度確認しておくが、これは「ベストスコアを出す方法」である。「楽しくラウンドする方法」ではない。自分の限界の挑戦し、多少無謀なショットにアドレナリンを分泌させ、結果に一喜一憂するラウンドは楽しいし全く否定するものではない(かく言う私も大好きだ)。しかしオジン臭い安全策こそベストスコアへの最短ルートなのである。

 ちょっと待った!でも、この方法だとHDCP通りのラウンドしかできないんじゃないの?ベストスコアとはほど遠いじゃん・・・と思ったあなた、そんなあなたは冷静沈着である。偉い!真面目に読んで下さってありがとうございます。そう、あなたの疑問はある意味正しい。しかしこれでいいのだ。何故か。

 謙虚にリラックスしてラウンドするようになると、必ずご褒美がもらえるのだ。これはもう必ずと言っていいぐらいごるふの神様が粋な計らい*28をしてくれるのだ。っていうか、リラックスする事で自分の潜在能力が発揮され、1ラウンドで2つや3つは絶好のバーディチャンスやラッキーなパーセービングチャンスが訪れるのである。

 それはボギーホールでの寄せワンのパーだったり、ベタピンのアイアンショットだったりする。実際に、丸を付けたホールで意外とパーが取れたりボギーでおさまったり(HDCP18以上の人)するのだ。経験者が語るんだから間違いない*29

 また、以前にも書いたが、自分が決めたコースマネジメント通りのラウンドをしていると、ラウンドの流れが非常に良くなってくる。無理しない→失敗しにくい→リラックス→無理する必要がない、という良循環に入ってくるのだ。そういう精神状態で放たれるショットは、ミスショットの確率が低い。そしてそのショットこそ、あなたの潜在能力が最大限に発揮されたショットなのである*30


*28・・・この期に及んで神頼みかい。

*29・・・こういう書き方をしている文章は信じてはいけません。

*30・・・そんなに簡単にいけば苦労しないって。



3,緊急時の対処法

 ここまで注意してラウンドしていても、やることなすこと全て裏目に出る日もある。ティショットがOB杭を10cm越える、アンラッキーキックでバンカーに入る、池の向こう岸にバウンドして池の中へ転がり落ちる、完璧なタッチのパットがカップに蹴られる・・・・

 こういう事が続くと、いくらリラックスしようとしても仙人でもない限り平静を保つことは難しい。挙げ句の果てにはチョロや空振り・・・「恐ろしきもの その名はごるふ」みたいな*31

 こういう時は深呼吸するとよい、と言われている。確かに効果が高く、ある程度落ち着くことができる。私もそうしているが、頭に血が上っているときはそれも効果が出ない時がある。そんな時、私は空を仰ぎ、雲の流れを見て、しばしごるふのことを忘れるようにしている(本当)。大いなる空と大地のダイナミズム、悠久の時間、広すぎるこの世界。そんな中にいるちっぽけな自分。

 そうさ!この世界の大きさに比べたら、俺なんてチリの一粒にすぎない。そんなちっぽけな自分が、やれバンカーに入っただのシャンクしただの4パットしただの悩んでどうするんだ?ごるふができるだけで、いや生きているだけで奇跡なんだ!僕達は大いなる宇宙の大いなる時間の流れの中で、今というかけがえのない時を生きているんだ!人間ばんざい!生き物ばんざい!ごるふばんざい!世界中の人たちが仲良くしますように!*32

 ・・・・などと大げさに考える必要はないと思うが、確実に気分転換できるだろう。それに、トホホが続くと下を向きがちになるので上を向くというのは体にも精神にも良いのだ(多分)。*33

 それでもダメな時は・・・その日の目標を「楽しくラウンドする」に切り替えよう。次回のラウンドでベストスコア更新だい!次回もダメならその次があるさ!


*31・・・○と書きそうになったのを懸命にこらえたのであった。

*32・・・この日記は、特定の宗教や思想と何ら関わりはありません。

*33・・・ただし雨の日は傘の内張しか見えず、かえって気が滅入るので注意が必要だ。


 5日間にわたり、素人へっぽこトホホ野郎の戯言におつきあい下さりありがとうございました。いやあ、一見筋が通っていそうなでまかせ*34を書くのは大変でした。


*34・・・最後まで予防線を張るか?そんなに自信がないのなら最初から書くなよ>俺

本日の喫煙本数:24本(大作の執筆についつい増えてしまった)

  2005/6/24 (302717hit) 何かに取り憑かれたようなラウンド

6/23・きさいちCC・松竹Aグリーン・Par72(コースレート70)・曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 4 3 4 5 4 3 4 6 4 37 4 3 4 5 3 3 8 4 4 38 75
+4
topics   *1         *2           *3 *4   *5 *6    
putt 2 2 1 2 2 2 2 2 2 17 1 2 2 2 1 2 2 2 2 16 33

追加の薄暮プレー・松コース
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total 1.5R
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 108
score 5 4 6 5 4 4 4 6 3 41 116
(77.3)
topics *7   *8           *9   
putt 1 2 1 2 2 2 2 2 1 15 48
(32)★

(★・・・1R換算)

*1・・・ティショットは左へ引っかけ、OBぎりぎりのラインを通ってラフへ。2打目はつま先上がりのライから無謀にも6アイアンなどを持ち、案の定左へ引っかけて林の中へOB・・・と思ったらグリーン横へ出てきて寄せワンでパー。わーい!って喜んでる場合ではないと思いますが俺。トホホ度1

*2・・・3打目、またつま先上がりを左へ引っかける。学習能力無し。トホホ度1

*3・・・3打目、ブラインドになったグリーンへ放たれた6アイアンのショットがピンハイに付く。このホール、ミドルアイアンでパーオンしたのは生まれて初めてかもしれない。わーい!
ウホホ度4

*4・・・セカンドショットが3mに付く。わーい!ウホホ度3

*5・・・トホホホホ本文参照(「ホ」と本」という字は似ている)。トホホ度5

*6・・・先週のOBに対するリベンジ成功!2オン2パットのバーディ!わーい!
ウホホ度4

*7・・・ティショットがバンカーへ。セカンドショットは盛大にダフって20ヤードしか飛ばず。3打目もショートして乗らず。何やってんの?っていうかある意味これが実力です。
トホホ度3

*8・・・「*1」と同じホール。セカンドショットを今度は右へ打ち出して右へOB。真ん中に何故打てん?っていうか刻めよ。
トホホ度3

*4・・・セカンドショットが1.2mに付く。わーい!ウホホ度2

ウホホ49p(13p + パー2p×17 + 寄せワン1p×2) VS トホホ13pでウホホの勝ち!ってうか、とても調子よかったです。わーい!

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア(カッコ内はラウンド換算)
Scoring average
3バーディ
5ボギー
1ダボ
1トホホ
116
(77.3)
85.8
平均パット数(カッコ内はラウンド換算)
Putting average
1.778
(32)
1.927
(34.68)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
11.1
(3/27)
4.5
(0.8/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
74.1
(20/27)
43.8
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
92.6
(25/27)
82.5
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
66.7
(18/27)
37.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(24/27)
84.8
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
76.2
(16/21)
63.7
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
240.5 230.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(2/6)
29.9
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
81.0 70.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
83.3 70.2
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
62.9 60.0
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
72.2 70.1

 あの出来過ぎですよねこんなの「ベストスコアを出す方法」を書いた次の日のラウンドでベストスコアを出すなんてお前それはいくら何でも嘘やろイカサマやろ脳内ラウンドやろこの法螺吹き男爵!と疑われても無理はないと思うが本当にホントなんすから旦那ぁ信じて下せえお代官様。


 この日はいつもより淡々とラウンドできた。ラッキーなキックも多く、結果オーライもあり、まさに「ベストスコアを更新する」絶好のチャンスだったように思う。

 出だしの1番、ティショットはトップ目の引っかけスライスで、芯に当たった時より30ヤード短かく(芯に当たることもめったにないけど)、お世辞にもナイスショットとは言えないものであった。しかしボールはフェアウェイ。さらに愛しい芝ちゃんたちは昨日の雨でしっかり伸びており、まるでティアップしているような絶好のライである。

 そして8アイアンのセカンドショットが5mにオン。今考えると、このセカンドショットが上手くいったことが精神安定に大きな役割を果たしたと思う。

 つまりこの話の教訓は、「スタートホールはミスヒットだろうがアイアンで打とうがフェアウェイへ運ぶべき」ということであり、「スタートホールのセカンドショットはその日の流れを作る上で最も重要なショットである」という事である、と思う・・・ような気がする・・・・のですが皆さんいかが思いますか?(自信がないのなら偉そうに書くな)

 その後もアイアンの良い感触は続き、ミスらしいミスもなく、っていうか私にしては出来杉君で1オーバーターン。後半もまるで何かに取り憑かれたかのようにナイスショットが続き、パットも良いパットが続き、ちょっと恐ろしくなってきた7番パー4。ここで空からトホホ大王が降ってきたのであった。

 ティショット、7Wで丘越えを狙うも、ティがちょっとだけ高くて(嘘です。本当はヘタクソだから)てんぷら。打ちこんではいけない「ボギー谷」へボールは吸い込まれてしまった。2打目、定石通りフェアウェイの良いところへ出すべきだったのに、自分の腕を過信してウェッジで丘越えを狙う。バカである。結果は・・・(マウスポインタをGO!)



丘に激突して戻ってくるボール。っていうか完全なミスショット。

→3打目、諦めてフェアウェイを狙うもチョロ

4打目でやっとフェアウェイに出る

→5打目でも乗らず

6オン2パットの8

・・・・・・・。


 もう絵に描いたようなバカである。っていうか、思い上がりである。最初から横へ出しておけばボギーか悪くてもダボで収まっていたのに、自分の腕を過信するからこんな事になるのだ。トホホ。

 しかしこのクァドループルボギー(トリプルボギーより1つ多い打数)で自己ベストスコアを諦めた(えっ、知ってたの?スコアを数えちゃダメだって書いてたじゃん!・・・いやあの何となく4オーバーよりは良いスコアだなって思ってただけですハイ)段階で肩の力が抜けたのだろう。

 次の8番ホール、530ヤードパー5で今日イチのドライバーショットが炸裂し(はい、自慢してますごめんなさい)、フォローと打ち下ろしも手伝って2オンを狙える距離まで運ぶことができた。そう、先週右へOBを打って「がちょーん」と叫んだそのリベンジの時が早くもやってきたのだ!

 深呼吸を繰り返し、力まないようそして同時にインパクトが緩まないよう気をつけてショット!また右へ出た!やばい・・・しかし風のお陰かほんの少し左へ返ってきてくれて、ボールはグリーン右手前に消えていった。

 私の位置からはブラインドで見えない。数秒経過・・・・・ダメだったのか・・・・すると前で待機していた○が「ナイスオン!」と叫んでくれた!わーい!きさいちのメンバーになってちょうど5年と1日目、何度も辛酸をなめた竹8番ホールを力でねじ伏せたのだ!マンモスウレPなのだ!(古すぎるっていうか酒井法子って今どこで何をしてますか?っていうか酒井法子って知ってますか?)

 しかしここで3パットなどしようものなら末代までの恥。っていうかねじ伏せたと思ったら下からバンダレン・シウバに関節技を決められてギブアップするようなものである。あるいは9回2アウトまで完全試合を達成していて最終打者にサヨナラホームランを打たれたて負け投手になるようなものだ。

 イーグルパットはダブルブレークの難しいラインで約8m。安全に2パット狙いでいくか?いやいやイーグルトライなど盆と正月にしか来ないのだここは根性男の子、ショートだけはするまいそうだ攻めるのだ行け行けどんどんトホホの子、祭り太鼓だ鐘だ拍子だ、商売繁盛で笹もってこい!

 放たれたパットはするする転がりカップを50cmだけオーバーして止まった。慎重に沈めてバーディ!よーし!よくやった俺!っていうか長々と自慢して本当にごめんなさいっていうかだから謝るぐらいなら最初から書くなって何度も言ってるだろ>俺

 最終ホールも無難にパー。そしてスコアを数えてみれば何と3オーバーの自己ベスト更新だったのであります。で、調子に乗ってあとハーフラウンドしてどっぷりとゴルフ漬けに1日が終了したのでありました。ご静聴ありがとうございましたっていうかやっぱり7番ホールのトホホがお前の本来の実力なんだよ判ったか判ったらいい気にならず今後も練習に励め>俺。

昨日の喫煙本数:19本

  2005/6/25 (303193hit) トホホの危機?


編者注:ちょっと情けない日記なので隠します。<m(__)m>6/27

 大好きなごるふ関係のウェブはたくさんあるが、何年も読み続けるものは実はあまり多くない(私が飽き症なためである)。真似できないユーモアがあふれるウェブや、知的でためになるウェブ、自分より下手でトホホな人のウェブ(はい、ウチのことですね)、面白くなくても毎日更新しているウェブ(はい、ウチのことですね)ならそんな私でも長続きしやすいが、そうでないものは覗くのが2日おきになり、5日おきになり、ついには肥大した「お気に入り」に埋まってしまい、コンピュータがクラッシュした時に虚の暗黒空間に呑み込まれてしまうのである。

 しかし例外もある。私の場合、面白くてもためになっても毎日更新していても、自分よりだいぶ上手なごるふぁーのウェブの場合、

「ふーんそうですか良かったねえ今日もバーディが取れてはいはい判った判ったアンタは上手いですよはいはいはい」

 と思ってしまい、嫉妬心から見たくなくなってしまうのだ。これは私の心と■ツの穴が狭いせいなのだが、人には多かれ少なかれそういう部分があると思う。

 私がこのウェブを始める直前のHDCPは17、90を切れれば嬉しいレベルだった。今でも平均スコアだけを見るとほとんど変わっていないというのが悲しいところで、5年間ほぼ毎週ラウンドし、練習も週1〜2回行っていた割にはHDCPが4つしか減っていない現状はまさにトホホ大王と自信を持って言える。

 そう、そのトホホぶりを皆さんに楽しんで頂こう、そしてウェブに書いて笑って頂くことで昇華というか浄化し、明日への新たな活力を湧かせうrためにこのウェブは立ち上げられた。

 しかし、私はパンドラの箱を開けてしまった。何度も書いて申し訳ないがK田メソッドでアイアンに目覚め、高野さんの2つのプレーンで自信をつけた。自分で言うのも何だが5年間の努力が実を結びつつあるように思う。そしてそれはもちろん飛び上がるほど嬉しいことなのだが、同時にトホホの危機を示唆しているのだ(といいつつ+4とか叩いてるけど)。

 もしウホホがトホホを駆逐してしまう時がやってきたら、私のウェブには一体何が残るのだろう?笑って頂けないウェブの存在意義とは一体何なのか。自己満足と自慢を垂れ流すウェブの未来は?

 私はどこへ向かって歩き出せばいいのか?

(こんな事書いてて、いきなり超の付く不調がやってきて100も切れなくなったらそれこそトホホだろうなあ。その時は、トホホ神と呼んで頂く所存である)


昨日の喫煙本数:17本

  2005/6/26 (303491hit) N谷さんと薄暮プレー・ふたたび

6/26・加茂CC・西ベントグリーン・バックティ・Par36(コースレート?)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out
par 4 5 4 4 4 3 4 3 5 36
score 3 8 7 5 5 4 5 2 6 45
+3 +3
topics *1 *2 *3   *4   *5 *6 *7  
putt 1 2 2 2 1 2 2 1 2 15

*1・・・70ヤードのアプローチショットが60cmに付く。幸先良し!ウホホ度3

*2・・・ティショットを左へOB。トホホ度3

*3・・・ティショットをチョロして池へ。
トホホ度5

*4・・・ティショットの4アイアン、2打目の7アイアンコントロールショット、3打目のアプローチの全てがミスショット。トホホ度5

*5・・・セカンドショットをダフる。
トホホ度4

*6・・・PWのティショットが2mに付く。やっとまともに打てた。ウホホ度3

*7・・・残り60ヤードから4打費やす。トホホ度4

ウホホ6p(6p + パー2p×ゼロ + 寄せワン1p×ゼロ) VS トホホ21pでトホホの圧勝

項目 今回 推移 今年平均
アベレージスコア
Scoring average
2バーディ
5ボギー
2トリプル
45
(90)
85.9
平均パット数
Putting average
1.667
(15)
1.922
(34.60)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
22.2
(2/9)
4.8
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
22.2
(2/9)
43.1
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
77.8
(7/9)
82.4
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
22.2
(2/9)
36.6
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
66.7
(6/9)
84.2
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
42.9
(3/7)
63.0
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
204.3 229.4
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
0
(0/5)
29.3
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
58.3 70.3
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 70.3
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
70.0 60.3
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
50.0 69.6

 ちょっとちょっと、今日の「ごる日々」見た?前の日に何だか偉そうなこと書いといてあのトホホっぷり、もう笑うしかないって感じ?

 OBを打った次のホールでドライバーをチョロして池に入れたり、1ホールで3回もミスショットを連続させたり、これのどこがトホホの危機なの?トホホそのものじゃない。

 ちょっと自己ベスト更新したからっていい気になってるのよ。そうよ。絶対そうよ!だから2連続トリプルボギーを叩いたり、寄せワンが1つもなかったり、アプローチを2回に1回も大失敗してるのよ。まったく恥ずかしい男ね。今頃頭を抱えて恥じ入ってるはずよ。

 このラウンドのどこが「ウホホがトホホを駆逐した」よ。トホホの上塗りじゃない。「トホホの中にはトホホが一つ、トホホを叩くとトホホが増える」じゃない。あっ、これは「ポケットの中にはビスケットが一つ」の替え歌よ。どうでもいいけど。

 こんなトホホで、どこをどう自慢するの?自慢したいならしてみなさいよ。バーディ2つもアイアンショットの出会い頭の事故みたいなものじゃない。実力とはほど遠いわ。それにそんなの、2連続トリプルボギーの前では誤差よ。地球から見たアリみたいなもんよ。消費税分の価値ぐらいしかないわよ。

 まったく、情けない男ね。こんなやつ、トホホ大王でも勿体ないわ。トホホ歩兵よ。トホホ一年生よ。トホホ平社員よ。トホホ見習いよ。トホホ実習生よ。トホホ試供品よ。トホホのおまけよ。仮トホホよ。トホホもどきよ。トホホの皮を被ったビギナーよ。トホホ初心者よ・・・・
 

昨日の喫煙本数:15本

  2005/6/27 (303805hit) N谷さんのこと


 というわけで昨日は十分にトホホを堪能できた。

 前回と同じくN谷さんとのラウンド。N谷さんは同業者で歳も近く、何よりごるふに対しての姿勢が私と似ていて入れ込み型なので、話がとても合うのだ。

 週に1回プロのレッスンを受け、スウィングに対する知識や造詣は私以上に深い。そしてごるふを誘われると断らない。いつもスウィングについて色々と悩んでいる。腕前は同じぐらいだが、ベストスコアは私より1つ少ない74(さっき電話でN谷さん本人に確認したら、「74です。74です。74です。74です。74」としつこく念を押されてしまった。クヤシイ)。つまり好敵手なのだ。

 今ではラウンド中に平気で軽口や憎まれ口を叩き合えるようになり、一緒にラウンドしていて大変面白いのであった。

 しかしそんなN谷さんとラウンドすると、どうしても肩に力が入ってしまう私なのである。特にドライバーは私よりも飛ぶので、つい競争心が勝ち、平常心で振れなくなってしまう。そしてチョロを打ったりOBを打つのであった。いや、言い訳するつもりじゃいないんだけど・・・

 N谷さんも昨日は調子が悪かった。しかし前半の大叩きが響き、7番ホールを終わった段階で私の3打ビハインド。しかし8番のバーディでなんとか追いつき、迎えたホームホールパー5。「ここで負けた方が帰りのお茶をおごる事にしよう」と提案し、俄然気合いが入る2人。

 ティショット、私はスライスながら220ヤード地点の右ラフへ。N谷さんは右へ押し出してしまい、木に当たって120ヤード地点のラフ。心の中で「しめしめ」とほくそ笑む。



 2打目、N谷さんはアイアンでフェアウェイをキープ。さすが百戦錬磨だ。私は7Wで慎重に3打目が打ちやすい地点へ。左足上がりなのでだいぶ左へ飛んだが、まずます。


 3打目、きつい打ち上げを計算して残り210ヤード、N谷さんの勝負を賭けたクリークの3打目は、なんとトップして70ヤードしか転がらず。内心「ウヒヒ」と笑う私。


 私は残り70ヤードで、次が3打目である。圧倒的有利!!しかしN谷さんは4打目でベストスコア2オーバーの実力を発揮する。140ヤードのきつい砲台グリーンに対し、素晴らしいショットを放ちピンハイにスーパーナイスオンだ。対する私はインパクトでヘッドが抜けず、グリーンをオーバー。

 しかしここで寄せれば圧倒的有利!N谷さんはまだ5mは残っている。私がOKの位置へつければプレッシャーがかかるだろう。しかし下りのアプローチ、ピンは奥のエッジから7mだ。オーバーするとどこまでも転がっていってしまう。

 私は「絶対にミスしないアプローチ」作戦で行くことにした。予定では30cmの位置につくはずが、オーバーを恐れてショート。トホホ。これで2人とも4オンになってしまった。

 そして2人とも2パット。ボギーで引き分けだ。恐るべしN谷さんの底力。っていうか恐るべし私のトホホ。このままでは終われない。後ろからは誰も来ていなかったので、アプローチ勝負で雌雄を決する事にした。

 グリーン横から25ヤードのアプローチ。先行のN谷さんは下1.5mにつける。上手い。対する私は、上1mに。微妙なパットだ。先に打ったN谷さんは難なく沈める。対する私は慎重に狙って・・・・外したらオチが付いて良かったのだが、沈める事ができた。

 夕日の中で目と目を合わすライバル2人。「今度はもっとハイレベルな戦いをしようせ!」とお互いのトホホを称えながらコースを後にしたのであった。

本日の喫煙本数:16本

  2005/6/28 (304377hit) 熱射病対策・紫外線対策


 全米女子オープン、「女の子」と呼べるぐらいの年代の選手たちがすばらしい戦いを見せてくれた。いやあ、やっぱり女性は早熟で精神的にもタフだわ。あの大舞台で、限られた経験しか無いにもかかわらずあれだけのパフォーマンスができるというのはいったいどんな心臓をしているのだろうか。

 一方の藍ちゃん、予選敗退はそれこそ経験不足の一言であろう。長い距離、深いラフ、硬くて速いグリーン、その全てが日本ではお目にかかれないセッティングだっただろう。彼女に必要なのは厳しいコースでのラウンド経験、即ちアメリカでの武者修行。早く日本を飛び出して頑張って欲しい。


 さて本題。梅雨に入ったというのに今年はほとんど雨が降らない。深刻な水不足が懸念される中、気温だけはぐんぐんと上がり、昨日私の住んでいる地域では最高気温33度を記録した。締め切った自動車の中は灼熱地獄と化し、日差しは暑いではなく痛いというレベルに近い。そしてその日差しと同時に皮膚ガン(メラノーマ)を誘発する紫外線が大量に照射されているのである。

 また、私は50歳代以上の見知らぬ人とラウンドすることが多いのだが、この年代の人たちは暑い時期でも水を飲まない人が多い。こちらがハラハラするぐらい飲まない。せいぜい1ラウンドで500ccのペットボトル1本分である。毎週ラウンドしているような人でも意外と水分・塩分補給の重要性を判っていないのだ。

 そこで、暑い時期のラウンドについての注意を書きたいと思う。皆様には釈迦に説法だと思うが、命に関わることだからもう一度ご確認頂ければ幸いである。


 1,水分・塩分補給

 汗をかくと水分と共に塩分が体から出て行ってしまうが、夏の1ラウンドで体から出ていく水分は想像以上に多い。2リットルぐらい出ていくとどこかで読んだり聞いたりした記憶があるのだがちょっとあやふやだ。高野さんのウェブ「サイト内検索」を使い、「水分」というキーワードで検索すると水分補給に関する記事が5つほどヒットするのでどうかご参照頂きたい。

 水分補給をしないでラウンドしていると、のどが渇いたと感じたりおしっこの量が減ったりおしっこの色が濃くなったりするのだが、重要なことはそう言う自覚症状やおしっこの変化を確認した時はすでに脱水症状を起こしている、つまり手遅れであるということだ。

 その時点で口から水分を補給しても、体全体に水分が行きわたるまでには相当なタイムラグが生じることになる。その間、体は脱水状態のままなのである。即ち集中力は落ちたまま、血液は濃くなったまま、脳溢血や心筋梗塞の危険性が増大したままなのである。

 従って、「のどが渇いた」と感じる前に水分を補給するのが基本である。私の場合は各ホールのインターバルかティグラウンドで必ず1口か2口スポーツ飲料を飲むようにしている。1回100ccとして約一升。900ccのペットボトル2本分を1ラウンドで飲める計算である。

 市販のスポーツ飲料(ポカリスエットなど)は電解質も補給できるのでよいのだが、いかんせん甘すぎる。糖分を摂ることは必要だが多すぎても良くないのだ。気分も悪くなってくるし。したがって私のお薦めレシピは、900ccのペットボトル入りスポーツ飲料を茶店までは原液で飲み、茶店では減った分だけ水を補給するというものである。場合によってはひとつまみの塩を入れるのも良いだろう。これで適度な水分・塩分・糖分を補給できる。

 あとはハーフの途中でスニッカーズやバナナを食べると栄養補給と疲労回復に効果的だと思われる。できれば食事時のアルコールは控えた方が無難だ。のどがからからに渇いている時の生ビールはこの世のものとは思えないぐらい甘露であるが、アルコールは体から水分を奪うのである。


 2,紫外線対策

 かく言う私も、この年になるまでほとんど日焼け止めを使わなかった。面倒臭い、汗ですぐ流れる、手がべとべとする、日焼けして真っ黒になってもシミができても別に困らない、というのがその理由である。しかし1日中太陽に焼かれるととても疲れるし、上にも書いたように皮膚ガンになる可能性が高いのだ。

 週に1回ラウンドするだけなのに何を大げさな、とお思いだろうが、最近の研究ではふだん太陽に当たらない人がたまに強い紫外線を浴びる状況こそ、一番メラノーマ(悪性黒色腫)ができる可能性が高いということらしいのだ。しかもその初期はホクロと見分けが付きにくく、極めて進行が早く転移しやすく、ガンの中でもタチが悪いものらしい。おまけに日焼けして20年も経ってからガン化する事もあるらしい。桑原桑原。

 というわけで、私は自分で早期発見しにくい場所、即ち首筋の後ろや腕の外裏側などには日焼け止めを塗ることにした。で、何を使うべきか。

 日焼け止めの強さはSPFとPAという2つの指標によって表される。SPFは皮膚ガンの原因になる紫外線B波をブロックする働きを示し、数字が高いほど効果が高い。しかし30以上はそれほど効果が変わらないらしく、最も効果的なのは何度も塗り直すことらしい。

 一方、PAはシミやシワやたるみを引き起こす紫外線A波に対する効果を示し、+、++、+++の3段階になっている。当然+の数が多いほど効果が高い。

 で、私のお薦めはSPF30、PA++程度のウオータープルーフタイプの乳液を、朝と昼の2回塗ることである。SPF50+(50以上)の商品も売っているが、概して値段が高い。それを1回だけつけるよりももっと安い30程度のものを何度もつける方が絶対に焼けない。

 ただし、日焼け止め効果の高いものは肌に負担をかけるらしいので、敏感肌の方や女性の方は気をつけて頂きたい。女性の場合、パウダーファンデーションでもある程度の紫外線防止効果があるらしいので、そいつを重ね塗りするのも効果があるようだ。


 また、面倒がらずに日傘をさすことも非常に効果が高い。恥ずかしがらずに一度使ってみて頂きたい。だって、ずっと日陰を歩いているのと同じ効果があるのだから。疲れ方や汗のかき方が全然違うはずだ。特にバックナインで疲れてしまう方にお勧めである。

 さらに、フェアウェイを歩く時に木の日陰を選んで歩くというのも単純だが効果が高い。木陰はとても気持ちよく、気分もちょっとだけだが良くなるような気がする。

本日の喫煙本数:20本(メラノーマが先か肺ガンが先か)

  2005/6/29 (304877hit) 俺が好きなもの


 俺はドライバーが好きだ!何で好きかというとすごく飛ぶからだ。10回使ったら1回はばびゅーんと飛んでいってボールが砂粒ぐらいになってフェアウェイのバンカーも越えてついでにOB杭を越えていくけど好きだ。でもいつもは3ヤード先の地面にキャリーしてランが85ヤードとか打った瞬間手に電気ショックを受けたような衝撃が来て林の中へ入っていったりとか打った瞬間手ごたえが全然無くてあれっと思ったらボールが消えていて10秒後に空からぼそっと落ちてくるとかするけど好きだ。

 みんな!そんな俺を、ドライバラーと呼んでくれ!


 俺はフェアウェイウッドが好きだ!何で好きかというとけっこう飛ぶからだ。ラフからも、フェアウェイからも、バンカーからもアイアンより良く飛ぶから好きだ。でも時にはボールを打つ前に地面を打って実際にはしないけどぐちゃっと音がしたような気がしてひょろひょろひょろと力なく舞い上がって50ヤード先のフェアウェイにアプローチしたり思い切り左に引っかけて隣のホールへ行ったり真っ直ぐ飛んだと思ったら途中から打者の胸元をえぐるようなシュートみたいに右へ曲がっていって木の後ろとかに止まったりするけど好きだ。

 みんな!そんな俺を、フェアウェイウッダーと呼んでくれ!


 俺はアイアンが好きだ。何で好きかというと形が三角形だからだ。しかも鉄で出来ているからだ。打った時にビシュっていい音がするから好きだ。でも10回に9回はペチとかガキとかグチャとかこの世のものとは思えない音がしたりするし、けなげに生えている芝生を根こそぎ掘り返したりするし、トップしたらみんGOLの鈴木さんがボギーを叩いた時のように地団駄を踏みたくなるけど好きだ。

 みんな、そんな俺を、アイアンナーと呼んでくれ!


 俺はパターが好きだ。何で好きかというとどんな姿勢で打ってもいいからだ。それにOBがないからだ。最後の締めくくりだし、打つ時にわくわくするし、ラインに乗ったパットをみているとドキドキして心臓が止まりそうになるから好きだ。でもどんどんホールから遠ざかるボールを悲しい気持ちで見守ることもあるし、打った瞬間強く打ちすぎたと判り走っていってボールを止めようと思ったり、打った瞬間弱すぎて四つんばいになって息を吹きかけようと思ったりもするけど好きだ。

 みんな、そんな俺を、パタラーと呼んでくれ!


 そして俺はごるふが大好きだ。打つ直前までこうやって打とうと注意しているのにバックスウィングに入った瞬間頭の中が空っぽになって注意を忘れたり、いい気になっていると必ずしっぺ返しが来たり、最高のショットがスプリンクラーヘッドに当たってOBになったり、フェアウェイセンターに飛んだ球がディボットに入ったり、3球連続OBを打ったり、あるはずのボールがロストボールになったり、赤のマジックで目立つマークをボールに書いているのに誤球したり、残り70ヤードから4打費やしたり、50cmのバーディパットを外したり、トップばっかりしたり、すぐ昔の悪い癖が出たり、大事なラウンドで何故かすごく調子が悪かったり、月例になると大叩きしたり、コンペで一人だけ商品がなかったり、ドラコンホールで3cmだけラフに入ったり、ドラコンホールでチョロしたり、いつまで経っても自分のショットに自信が持てなかったりするけどやっぱり大好きだ。

 みんな、そんな俺を、トホラーと呼んでくれ!(またこのオチかい)

本日の喫煙本数:17本



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