2021/4/1 (1618884hit) ゴルフがうまくなる方法
まず最初に書いておく。軽い気持ちでゴルフがうまくなりたいなどと思ってはいけない。 ゴルフの女神は中途半端を嫌う。人生を楽しみ、仕事を充実させ、家庭を大事にし、その上さらにゴルフが上手くなりたい、なんて考えてる人に対して微笑むことは絶対に、ない。 人生=ゴルフ。仕事はゴルフをする金を稼ぐ手段。家庭?それがゴルフに何のプラスになる?むしろマイナスだ。 人並みの生活をし、幸せな家庭を持ち、さらにゴルフが上手くなりたいなんて言うのはとてつもない贅沢。不可能。無い物ねだりなのだ。 人がつぎ込めるエネルギーには限度がある。でも、全エネルギーの99%をゴルフに費やす覚悟がないと、ゴルフはうまくならない。 つまり、あなたがうまくなれないのは、ゴルフをナメてるからなんだよ。 最低ラインが年間50ラウンド、つまり週1回。これでかろうじて人並みよりちょっと上へ行けるレベル。小さな集団の中でトップグループに入るためには年間100ラウンドが必要。何らかのタイトルを取るためには年間150ラウンド以上がマスト。 そんなの、家庭を持ってるんだから無理?だったら選択肢は2つ。上達を諦めるか、家庭を・・言わなくてもわかるよな。 そんなにラウンドできないぶんを練習で補えないかって?無理。練習は所詮練習。ラウンドとはまったくの別物。 練習はスイングを作るもので、ラウンドはスコアを作るもの。目的が全く違う。 練習場はスイングを固めたり、調整したり、弱点を克服するドリルを行ったりする場所。ゴルフの上達というよりゴルフの基礎体力を付ける場所。 練習場で傾斜からの打ち方、ラフからの打ち方、芝の上からのアプローチ、バンカーショット、グリーンの読み、コースマネジメント、プレッシャーが学べるか? 目的もなく練習をするのは時間と金の無駄。5回練習に行くのをやめて1回ラウンドを増やしなさい。 ショートコースでも、河川敷でも、パー68のパブリックコースでもいい。1つのコースに突き詰めて通う。1つのコースで100ラウンドもすれば、「何か」が見えてくる。ゴルフの女神の輪郭が。 そしたらその後は考えて、考えて、もっと考えて、1打縮めるためには何をすればいいか、3パットしないためにはどうするか、大叩きのホールをどうやって減らすか、グリーン周りから最小スコアで上がるかの「自分なりの方程式」を作る。そしてやってみる。 そもそも、自分がどんなゴルフを目指しているのかは明確か?飛距離を生かしたイケイケ型、バーディを量産する攻撃型、ボギーの数を減らす防御型、曲げない正確型、バランス型、小技が生命線、パットでスコアを作る・・・自分の型すら分からないゴルファーがどうやって上達するの? 健康のためのラウンド、ゴルフというゲームを楽しむことが第一(スコアはどうでもいい)、気分転換、ヘタだけど好き、それでもいいじゃないか・・・・いいよ。でもね、それならミスして落ち込んだり怒ったりするな。ミスして当たり前なんだから、落ち込んだり怒ったりする資格なんて、申し訳ないがあなたにはない。真面目にしている人に失礼。 24時間365日、ゴルフのことを思い、想い、突き詰めなさい。そしたら上手くなるから。 (注:上の方法は全部エイプリルフールのネタで、大ウソです。真に受けて生活その他に深刻な支障が出ても編者は関知しません) |
2021/4/3 (1619036hit) ゴルフがヘタな私
エイプリルフールの嘘とは言え、偉そうなことを書いたバチが当たったのか。 近年記憶にないぐらいの大叩き。あとちょっとで大台突破。無かったコトにしようかと思ったけど、最初からスコア付けずにラウンドするならともかく、途中で「今日はなし」ってのもアンフェアだしね。 パー3で8が1回、パー4で11が1回。ダブルパーでも生ぬるい大叩きっす。 ちなみにパー3ではティショットが当たり損ないでバンカーに、バンカーから出ず(空振りレベル)、出ず(砂なし)、出ず(砂なし)、出てグリーンオーバー(同)、乗って(6オン)2パット。 パー4の11はティショット左、2打目(レイアップせずに)丘越えを狙って岩に当たりOB、4打目丘を越えるも残り100yのバンカーへ、5打目バンカーからアゴに当たって出ず、6打目同じく出ず、7打目ダフって出ただけ、8オン3パット。 あー、スコアカード晒したくねえ。 傲慢さは身を滅ぼす、という好例。 |
17歳の梶谷翼がオーガスタナショナル女子アマチュアに勝った。彼女のインタビューじゃないけど、「言葉に出来ない」ぐらいの快挙だよね。 いくら距離が短いとはいえ、あのオーガスタである。たった1日の練習ラウンドであのヘンタイすぎるグリーンに対応したというのか。しかも17歳で。高校生で。 40年以上ゴルフしてて、20年以上通ってるコースで100近く叩く自分と比較したら、もうこれは別のゲームをしてるとしか思えない。っていうか心底情けないよあたしゃ。 ゴルフっていうのは難しいと思う人には難しく、やさしいと思う人にはやさしいんだろうね。 明暗を分けたのは18番ホール。本戦では3打目のアプローチを絶妙な距離感であわやバーディまで寄せ、パーでクラブハウスリーダーに。 プレーオフ、梶谷は2オンするも上の段につけ、難しいパットが残る。が、オーガスタのキャディさんにラインを読んでもらい、1m強に寄せてパーセーブ。バーディパットもパーパットもちょっとだけ弱かったような気がしたけど、そうなって当然だよね。 一方相手のミリアッチョ(アメリカ)は絶好の位置から2打目を右バンカーのさらに右へ(体の回転が早すぎて振り遅れた感じだったよね。やっぱりリズムなんだね)。ボールはバンカーの縁。 そこからのアプローチは素振りの段階から迷いながら振ってるのが丸わかりで(この点に関しては私は経験者として誰よりもよく知っている)、ほんの少しダフってフェースの上っ面に当たってキャリーが出ず、バンカーに。そこからのバンカーショットは見事でナイスボギーで上がったけど、1打及ばず。 というわけで、今日の日記の教訓。 ゴルフはリズムだ。 スコアはアプローチだ。 ゴルフは簡単だ(ただし人による)。 |
2021/4/9 (1619454hit) リセット&リハビリラウンド
マスターズが始まった。 某放送局の「最高の夢舞台」というキャッチフレーズ。その表現が(陳腐だけど)ピッタリの、ゴルファーにとって地上の楽園、天国に一番近いコース。やはり花咲き誇る春が似合うね。 今年はいつもに増してグリーンが硬そうで、着地地点50cmのズレがバーディとボギーを分けるセッティング。パッティングも強ければ抜ける、弱ければ切れるという変態仕様。今年の優勝スコアは久しぶりにヒトケタ前半になるかもしれないね。週末の雨でどれぐらいグリーンが柔らかくなるかが運命を分けるような気もする。楽しみだ。 さて、話はいきなりショボくなる。昨日の私のラウンドはいつものホームコース、いつものMの会。先週色々とぐちゃぐちゃだった(え、定時運行だろって?)ので、1週間クラブを握らず(悪いイメージをリセットして)、リハビリのつもりで白ティから(ヘタレ)。 そしたらこんな感じですた。 この日はL字パターが良いイメージで打てて、3~5mぐらいのバーディパットやパーパットが結構たくさん入ってくれた。まあ逆の言い方をするとそれが入ってなければ90近く叩いてたってことだけど。 実はパットに関して、昼休憩が長くて練習グリーンで色々遊んでるときにいい気づきがあったんだよね。それで後半14パット。 ショットのほうはドライバー壊滅(1発も芯に当たらず、右にも左にも曲がる)、アイアンまあまあ、アプローチまあまあって感じ。 あと、N條さんからもらったキャロウェイのブラッシー(13.5度)を2回ぐらいフェアウェイから使ってみたんだけど、地を這うようなスライスで220yぐらい飛ぶ。これ、すごく面白い。ダウンヒルだったらラン込みで240yは行きそう。ロマン溢れるクラブだ(ゴルフにロマンを求めてはいけません)。 では今日のトホホ。 松2番、いつもの左引掛けOB、からの短いのを外して3パット。このホール、OB率7割を誇る(誇るな)。 竹1番、ティショットはヒールながらフェアウェイ左残り135y、右からの強いフォロー、打ち下ろしということで9アイアンを持つも、ショットを張り切りすぎてフックして風に乗ってグリーン左奥へOB(張り切るな普通に打て)。 竹2番、先週バンカーで大叩きして8を叩いたホール。また同じバンカーに。砂が0.03mmしか入ってなくて、バンカーショットというより窪地のベアグラウンド。案の定ダフリトップしてグリーンの反対側へ。3打目ワンクッションは戻ってきて、4オン1パットダボ。 今日の自慢(っていうか一番嬉しかったショット)も1つ。 竹6番打ち下ろしのパー3。5アイアンはペラ球で右グリーンの右カラー。グリーンは左なので45yも右へ飛んだことになる。2打目はその45y、ピンはニアサイド、しかもピンから左側へは下っていて速い。ワンクッションするにもグリーンの間はティフトンで予測不能。寄せるどころかグリーンにオンさせることも難しい状況。 今までの(アプローチ恐怖症・アプローチイップス・アプローチドヘタ野郎の)私なら、転がして運を天に任せるしか選択肢がなかったんだけど、ミスに異様なまでに寛容なクリーブランドのRTXを使いだしてからちょっとだけウェッジショットがマシになってきたので普通に打ってみた。 フェースをちょっと開き、体の回転だけで40y。ボールはちょっと低めに出てピンのやや向こうに落ち、スピンが掛かって6mで止まった。この、何の変哲もないアプローチだけど、ゴルフを始めてからそれこそ偶然でしか打てなかったショットを「打とうと思って」できたのは、もう天にも登るぐらい嬉しかった。 この嬉しさ、私のアプローチのスカタンさを知っている人ならきっとわかってくれると思う。 ま。偶然できただけなんだろうけど。 |
2021/4/12 (1619606hit) ついに松山英樹がマスターズを制する!
2021年4月11日。日本のゴルフ史にとって特別な日となる。 30年、いや50年以上も前からの日本ゴルフ界全体の悲願。日本人(男子プロ)が4大メジャーチャンピオンになること。世界の青木も、ゴルフサイボーグ中嶋も、国内最強だったジャンボも、天才倉本昌弘も、Mr.スイング伊沢も、マシーン片山も、努力の人マルちゃんもなし得なかった夢。 それが今日達成された。 生きてる間に見れてよかった。 本人には届かないと思うけど、とにかくおめでとう。これが終わりでなく、始まりになってほしい。 ・・・っていうか、もっと早くコーチ付けとけよ!w |
コーチを付けたこと。 キャディの早藤くんの「内助の功」が良かったこと(進藤くんは複雑な心境だろうね・・・)。 ラウンド中笑顔が多かったこと。悲壮感がなかったのが良かった。 翼ちゃんのオーガスタ女子アマ優勝の影響。コメントしてたから、絶対刺激受けてるよね。 後続組、特にすぐ下にいた面々がスコアを伸ばさなかったこと。結果、一度も追いつかれることなく3日目の貯金で勝てた。 今週ずっとパットの調子が良かったこと。もともとアイアンのキレが抜群でアプローチがうまいんだから、パットが入ったら65(3日目)出るし、ダボ叩かないよね。 最終日(以下同じ)、1番のボギーをすぐ2番のバーディで取り返せたこと。 3番(パーセーブ)と8番(バーディ)の絶妙なワンクッションアプローチ。 ティショットをバンカーに入れた5番でパーセーブできたこと(5mの壁ドンパット!)ここが1つめのキーホール。 フロントナイン、バーディを取らないといけないパー5の2つともバーディを(計算通り)取れたこと。 9番2打目もセカンドのスーパーショットでバーディ。前半2つ伸ばせたのは大きかった。2つめのキーホール。 難しい10番でタップインパー。 11番の絶対に左(池)に入れないマネジメントからのパー。 12番(パー3)の、ティショットと2打目の、絶対に池に入れないマネジメント。ナイスボギー。 13番のティショット、木に当たってセカンドカットへ帰ってきたミラクルと、2打目の絶対にクリークへ入れない狙い(左奥)と、3打目のミラクルアプローチからのバーディ。 15番(パー5)のクレバーなナイスボギーセーブ。 4打目をエッジまでしか打たない勇気、パーパットを狙いに行かなかった勇気。3つめのキーホール。 16番の3パットボギーだけは想定外だったろうね。これで見てる方はドキドキが5倍ぐらいに増した。笑 からの、17番ティショット・2打目とも完璧でバーディ逃しのパー。ここが4つめのキーホールだったと思う。 そして本人も言ってた、18番のティショット。完璧中の完璧。これが実質ウイニングショットになったと思う。ボギーになったのはご愛嬌。 勇気のショットも、自分に自信があるショットも、リカバリーショットもすごかったけど、こうやって見ると攻めるホールと守るホールのメリハリがしっかりしてて、ミスしないよう、あるいはミスした時にダボにならないようしてた、その徹底したマネジメント力が抜きん出てたのかなと。 もちろんそれを支えてるのは世界トップレベルのアイアンのカットボールとアプローチ、そしてパッティングなんだろうけど。 神セブンの仲間入り。凄いメンツだわ。 あと、忘れてはいけないのがシャウフェレの存在。お尻を叩いてくれたり、緊張感を持続させてくれたり、安心させてくれたり、もう松山のために回ったと言っても過言ではない。影の功労者だよね。感謝しよう。っていうか、シャウフェレを応援しよう! |
2021/4/14 (1619792hit) パットの気づき
(注:今日の日記はあくまで個人の感想です) まず前提として、(何回か書いてるけど)、私はメインパターとしてオデッセイ#7・センターシャフトを、サブパターとしてロッサ・マラネロという12年前の骨董品L字パターを愛用している。 メインのオデッセイ#7。 二号さん、ではなくサブパターのマラネロ。オデッセイでいうと#9だね。 私のようなへっぽこな腕前の者がパターに望むのは2点。中~長距離のパットの距離感が合うかどうかと、1m以内の短いパットを真っ直ぐ打てるかどうか。ラインに乗せやすいとか、フィーリングが出るかとか、微妙な力加減で打てるかなんていう高尚なことは考えない。いや、考えても無駄、というのが正しいか。 思うに、ネオマレットの代表であるオデッセイ#7は寛容性が高く、つまりミスヒットに強く、短いパットをストレスなく打てるという点にアドバンテージがあるものの、長いパットの距離感を出すのがやや苦手。 逆にL字パターは慣性モーメントが大きい分、中長距離の距離感のイメージは出しやすいんだけど、1m以内のパットを無造作に打つと簡単に外す。引っ掛けたりしてね。 というわけで、短いパット優先で#7にしてたんだけど、そいつを使ってさえ短いのをポロポロ外すようになり、気分転換も兼ねてマラネロに変えて数ラウンド。やっぱり操作性の高いパターは面白いし気持ちいい。 しかし、上に書いたとおり、ちょっと気を抜くと短いのを(もっと)外してしまうのが最大の懸案だった。 そしてここからが本題。このL字で、短いのを外しにくい打ち方というのを発見したのだ。それは、 バックストロークを小さくし、加速させて打つ。ただし打ち急がないように。 バックストロークを小さくするとフェースの開閉が最低限になる。つまりインパクトのときにフェースの向きがブレにくい。だから狙った方向へ打ち出しやすい。 しかし、バックストロークを小さくすると、えてしてパッティングのテンポも速くなりがちで、そうなると右手に力が入って引っ掛けたり、緩んでフェースが開いたりしやすい。だから、 打ち急がないように「ゆっくりとしたテンポで打つ」 というのをセットに考えないといけないのだ。 以前プロに聞いたことがあるけど、1mでも5mでも10mでも、パッティングストロークの時間は同じにならないといけないとの事(諸説あるだろうけどね)。つまり小さなストロークではゆっくり、大きなストロークでは速くヘッドは動くのだ。 まあ、考えてみたら当たり前なんだけどね。 |
2021/4/16 (1619944hit) パットがボロボロ
ウンチク垂れるとバチが当たる法則発動。 説明しよう。「ウンチク垂れるとバチが当たる法則」とは、中途半端な腕前のもの(俺だ)が、ゴルフのスイングや技術について偉そうに講釈をたれたり自慢したり人に教えたりすると、自分のゴルフでその教えた所がボロボロになってしまうというもの。「偉そうに言った手前、恥ずかしいことはできない」という心理から平常心を保てなくなることが主な原因だと思われる。 この法則に似たものとして、「ラウンド中人に教えると自分がグダグダになる法則」「ゴルフ侍がオープニングで自慢するとその部分でミスしまくる法則」がある。 はい、パッティング、ボロボロのグダグダでした。 何を書いても言い訳になるので何も書きません。いや書けません。トホホ。 前半はそれ(パットノーカン)に加え、ドライバーが全く当たらなかった。アイアンも左へ引っ掛けることが多く、スイングの出来は5段階評価の2ぐらい。いや7段階評価でも2ぐらい。10段階評価でやっと3ぐらい。20段階評価で(ry この日は掌屈に加え、スイングをフラットにするとか右肩を後ろに引くとか、上半身や腕の動きばっかり気にしててそれが良くなかったような気がする。つまり下半身が全然使えて(動いて)なかったのかなと。 その証拠に、後半、もう細かいことは忘れて下半身の動きだけを考えてスイングしたらだいぶまともに当たるようになった。5段階評価で4、7段階評価で5、10段階評価で8ぐらい。以下略。 上がり4ホールでやっと落ち着いてきた感じ。遅いって。 ヘタに色々考える(理想のスイングを模索する)より、できる範囲で再現性の高いスイングを目指したほうがスコアにつながるよねやっぱり。ほとんど練習してないんだから(←いやそこやろ)。 |
2021/4/20 (1620204hit) スイングの絶対的真理
先日の日記で私はこう書いた。 後半、もう細かいことは忘れて下半身の動きだけを考えてスイングしたらだいぶまともに当たるようになった。 そうだよそうなんだよ。結局そこへ帰ってくるんだよ。 掌屈とか、トップの位置とか、手首の柔らかさやグリッププレッシャーとか、スイング軌道とか、リズムとか、そんなのはもちろん大事だけど、スイングの土台はやっぱり、 下半身と腰の動きがあってこその上半身なんだよね。 下半身が適当だったら、いくらきちんと当たっても距離は出ないし、所詮は手打ち。つまり器用な手が暴れるともうあらゆるミスが出てそれこそ「手がつけられなくなる」。 重移動と腰を使ってクラブを動かす意識が絶対に必要なんだよ。腕はあくまでサブ的な役割にしか過ぎない。腕のことを忘れてスイングするのは怖いし不安だけど、それを乗り越えないと正解には永遠にたどり着けないのだ。 だから、コースでスイングするときは、 精神でラウンドしたいと思った。 あ、練習のときは細かいことにこだわろう。 |
2021/4/23 (1620427hit) GB月例@奈良万葉CC
昨日、最高の天気の中。毎月第4木曜日恒例のプライベート月例競技@奈良万葉CCは上田治設計の面白いコースである。 奈良市内から30分弱。東向きの、決して平坦とは言えない(井上誠一だったらたぶん断ってる。井上誠一は結構仕事を選んでたことで有名。一方の上田治は頼まれればどんなにとんでもない土地でもコースを作った)丘陵地にそのコースは位置する。 各ホールバラエティに飛んだ良いコースですよ。アコーディアになって安くラウンドできますし。特に8番9番16番は激ムズです。オススメ。 さて、先日の日記で私はこう書いた。 だから、コースでスイングするときは、 精神でラウンドしたいと思った。 具体的には、「全ショットと全パットで緩まないように打つ」というのを目標に。緩まなければダフろうがOB打とうがOKの精神で。するとどうだったか。 久々に70台出ました。 良かった点。 ・目のある難しいグリーンだったけど、3パットがなかった ・パーオン率44%(8ホール)は私にしてはまあまあ ・寄せワンが5つ。アプローチがうまく打てた(詳細は後日)。うち1つは砂イチ イマイチだった点。 ・スタートホールから3ホールぐらいはショットが全然まともに当たらなかった(いつもの事だけど) ・ドライバーショットはフェースの下に当たってばっかり(まっすぐは行くけど飛距離が・・・) ・アウトのパー5、2打目でグリーン近くまで持っていけたのに2ホールとも残念パーだった(パーでいいんだけどね) ・前半のOB2つはパー5の2打目、左足下がりのライから4Wで思い切り引っ掛けるというまったく同じミス。右を怖がって体が止まってるんだよね。だったら番手落とさんかい俺 でも、充分いいラウンドでした。以下、ホールバイホール。あ、面白くないので読む必要ないです。 10番短いパー4。4アイアンのティショット先っぽ、2打目PW大ダフリ、アプローチはダルマ落としで乗っただけ、2パットボギー。 11番打ち上げ左ドッグパー4、ティショット右ラフ、2打目7アイアン先っぽ、バンカーから偶然OKに付いてパー。 12番真っすぐのパー5。ティショットトップ目でフェアウェイ、2打目4W引掛けOB、打ち直しは残り135yまで、5打目8アイアンで5オン、2パットダボ。 13番短いパー4。ティショットチーピン気味で左バンカー、バンカーから90y、50度のウェッジ開いてまあまあのショットでグリーン右サイド、アプローチが2mに寄って1パットパー。 14番池越えのパー3。ティショット8アイアンはこすり球でかろうじてオン、2パットパー。 15番ちょっと長め打ち上げのパー4。ティショットまずまず、2打目7アイアンまずまずもグリーン奥エッジ、2パットパー。 16番、ダントツに難しい(景色にやられる)パー5。ティショット左サイドまずまず、2打目4W引掛けOB(学習能力ゼロ)、打ち直しはナイスフェードでフェアウェイ、5打目PW でピン横1.5m、入らずダボ。 17番、ちょっと長め175yのパー3、6アイアンはいいショットだったけどやや左でピン奥に外れる。2打目下り7mのアプローチ、ユーティリティで転がして距離は合ったけどラインが反対、2mのパットが残る。これがなんとか入ってパー。 18番打ち下ろしのパー4。ティショットは今日イチで残り85y、懸案の50度のコントロールショットが上手く打ててピン奥4mに、2パットパー。 お昼ごはんはしらす丼(量少なかった)+特製カツ丼(I上さんあざした!)でエネルギー充填120%。 1番パー5、ティショット今日イチ更新、2打目残り230yを2Wのフェード(というよりスライス)でグリーン右サイドのバンカー。バンカーショットは30y、ちょっとダフっていい感じで足が出て1.5mに。バーディパットは下り(の逆目)だったので緩んでヘロッと切れてバーディならず。この日一番の反省パット。 2番狭いパー4。ドライバーでポジティブに攻めるもプッシュスライス、しかし法面に当たってフェアウェイへ。2打目PWは10y右へオン、2パットパー。 3番も短くて狭いパー4、ティショットドライバーは左の林へ真っ直ぐ飛ぶも木に当たってラフ。2打目90y、50度のウェッジはこすり球で右へ外す。アプローチは上手く打てて2mに寄るも入らずボギー。 4番打ち下ろしのパー4。9アイアンのティショットは引っ掛けて左へこぼれる。20yのアプローチ、5年ぶりぐらいに完璧に打てて1mに、1パットパー。 5番右ドッグレッグ打ち上げのパー5。ティショットやや下に当たるもランが出てフェアウェイセンター。2打目残り210y打ち上げ、4Wはやっとまともに当たるも加減しすぎて右手前30y、アプローチは5mショート、2パットパー。 6番も打ち下ろしのパー3、6アイアンのティショットはいいあたりも左へ引っ掛けて乗らず、20yのアプローチは56度でうつも逆目の上りで止まって7mもショート、でもこれがポコンと入ってパー。 7番打ち下ろして打ち上げ、上田治パー4。ティショットトップ目ながら250y、2打目125y打ち上げ9アイアン、この日一番のアイアンショットでピンを刺し、ピン上1mに。なんとか沈めてバーディ。 8番、ティショット次第では2打目レイアップを余儀なくされるパー4。 ティショットは右法面へ飛ぶもまたしても転がり落ちて来てベスポジへ。2打目7アイアン、ペラってグリーン右端へオン、2パットパー。 最終9番もティショットが鬼のように難しい。左右ともアウトなんだよね。 突き抜けないよう4アイアンでティショットするも、思い切り当たりが悪く180yしか飛ばず。2打目グリーンまで220y、左足下がりからフックを要求されるという鬼畜仕様。一応狙うも、スライスになってグリーン右手前30y。開眼したアプローチでピン奥4mにオン、2パットボギー。 こういうラウンドがいつもできれば5下になれるんだろうけどなー。 今日のまとめ。 緩まず振り抜く=ミスを恐れない=緩まなければミスしてもミスじゃない |
2021/4/24 (1620503hit) ミドルレンジアプローチの極意
私がアプローチで不治の病に侵されていることはIOCでも議題に上ったぐらい有名な話なのだが、私がアプローチを3つのカテゴリーに勝手に分類していることはバッハ会長しかしらないシークレットマターである(ウソ)。 1つめはショートレンジつまりグリーンエッジ付近からの30y以内。2つめが30y以上60yまでのミドルレンジ。そして60y~90yのウェッジコントロールショットであるロングレンジが3つめ。 1つめのショートレンジはゴルディア香里園校のS水プロ直伝の打ち方、ボールを右へ置いて転がしていくというワンパターンでチャックリが激減したし、3つめのコントロールショットも(2回に1回はハーフトップするけれど)打ち方自体は固まってきて迷いはない。 そう、問題は2のミドルレンジである。56度のウェッジのハーフショット~クォーターショット。これが一番難しいんだよね。チャックリ3割、ダフり4割、トップ4割、上手く打てるのは誤差レベルの10万回に1回ぐらいである・・・すいませんいまウソをつきました。本当は10億回に1回ぐらいです。マジで。 体の回転で打つ、緩まない、きちんと体重移動する、いや左足体重で固める、手首を使わない、右手首の角度をキープ、打ち急がない、リズム重視、打ち込む、等速に打つ・・・ありとあらゆることを試しても「これだ!」というポイントを掴みきれずにいた。 そんなある日、ある番組で大江香織プロがこんな事を言っていたのを耳にする。 「アプローチショットでは絶対に緩んではいけません」 なるほどそうかひょっとしたらこれかもしれない。形や細部にばかりこだわりすぎ、クラブがスムースに動くことを自分で邪魔していたのかもしれない。うーんさすが大江香織。可愛いぞ大江香織(おやぢ丸出し)。 というわけで、木曜日、奈良万葉のアプローチ練習場で、40yを緩まないよう(イメージ的には30yのスイング幅と60yの力加減で)打ってみた。そしたら、春の薄芝いやベアグラウンドに近いライからにもかかわらず、球がしっかり上がって40yぐらい飛んでいくではないか。 もちろんトップ目に入って60yぐらい転がったり持ち玉のチャックリ(からの10yしか飛ばないアレ)も出るけど、球が高く上がるのが本当に気持ちいい。ウェッジショットを打ってる!俺、生きてる!っていう実感。大げさ。 さらに、アプローチ練習場ではわからなかったけど、ラウンド中に2回ほどそういうアプローチを打つ機会があり、2回ともそこそこ上手く打てただけでなく「大きいかな?」と思っても何とか(そこそこ硬い)グリーン上に止まってくれたのでスピンも掛かってるみたいだし。 とそんな日記を考えていたら、ついさっき、関西オープンを見ていたHDCP2のK見師匠からのLINEのやり取りで、下りのパットが緩んでしまうという話の流れから、 「アプローチも一緒ですよ。緩まない(のが大事)」 とシンクロニシティ。 というわけで、大江香織とK見師匠のアドバイスを胸に明日の月例に望むわたくしなのであった。 |
2021/4/26 (1620581hit) 3バーディ(4月月例競技)
4月月例@ホームコース。この日のテーマは「スイングも気持ちも緩まない」である。 気持ちが緩まないとはどういうことか。集中力を切らさないということはもちろんとして、積極的に攻めてみようという意味だ。 私は今までディフェンス型のゴルフが信条で、極力OBを避け、ハザードを避け、グリーンはセンターを狙い、パットは入れにいくより寄せにいくつまりボギーはいいけどダボを叩かない、3パットを減らす、大叩きを避けるゴルフをしてきた。競技なんかだと特に。 しかし、そういう気持ちでは限界があるんじゃないかと(え、いまさら?)考え、少し前向きに、目標を上方修正し、積極的な攻めのゴルフをしてやろうかと思ったのだ。その目標はずばりグロスアンダーである(はいはい)。 そんな闘志を胸に秘め、いつものN條さんとT石さんとでスタート。 1番、2打目の9アイアンが珍しくピンの方へ飛び、上りの5mがいきなり入っておはバー。すげえ、いきなりアンダーの世界じゃん。まだ始まったばっかだけど。 いつもなら「いやあおはようバーディなんて縁起が悪い、こりゃあボロボロになるな」などと思うのだが、この日のテーマは積極的に攻めるである。「よし、まず1個」と浮かれもせず、恐れもせず。 2番は9割9分引っ掛けるかフックが出てOBになるパー3だけど、この日は最初から思い切り右を向いてわざとフックを打つ作戦。引掛けフックが出たけど左ギリギリでセーフ。左足下がりのアプローチはパターを使うも寄らず、ボギー。 3番パー4、打ち上げアゲンスト左ドッグレッグ。いつもの4W、「緩まず」振ったら230yドローショット。すげえ。まるでナメック星人の最長老にパワーを引き出してもらったクリリンのようである。積極的に緩まない、恐るべし。ただ、このホールダボになるんだけどね(2打目6アイアンちょっとダフリ、3打目アプローチ寄らず3パット)。 4番パー5も2打目220yを2オン狙い、手前のバンカーに入ったけどピン方向へ飛んだ。40yのバンカーショットは乗っただけ、2パットパー。 5番パー4、ティショット左。暫定球も左(だいぶアウト)。3発目は右(完全アウト)。4発目でやっとフェアウェイ。でも、積極的に打ってるから良し(いいのか?)。幸い1発めがセーフで(2個ニューボールなくしたぜ)、2打目は150y打ち上げ、7アイアンでこすり球になるもグリーンオーバー。攻めのゴルフはボールが飛ぶぜ。 3打目、ラフから砲台グリーン、さらに下りという寄らないライ。ワンクッションで近くに止まってくれ、と思ったらなんとチップインバーディ。もちろん偶然だけど、積極性が生んだチップインのような気がしないでもない。 6番パー3は9アイアンでオン、バーディパットは1mオーバー、2パットパー。 7番、いつもはフェアウェイウッドだけどアゲンストなのでドライバーで。フェアウェイの一番先へ。2打目8番と9番で迷うも、短いので緩まずフルショット、ピン下6mにオン。このパットを慎重に読み、読みが当たって3個めのバーディ!積極性恐るべし。 8番はパーオンしたまでは良かったけどバーディパットを打ちきれず(読み間違い)、3パットボギー。仕方ない。 9番も2打目ちょいダフリでショート、3打目30yを緩まないアプローチで上3mにオン、入らずボギー。 というわけで、前半は3バーディ(!)3ボギー1ダボの38。 まあバーディは完全に偶然とラッキーなんだけど、気持ちの持ちようもちょっとは関係してると思われ。 そして後半。スコアや成績を気にせず、つまり守りの気持には絶対にならないよう、前半にもまして積極的に行くことにした。これで後半も30台だったらマジすげーなんだけどね。 ま、裏目に出るとこんなもんですね。っていうか、こっちが実力っすね。 1番は2打目のコントロールショットで距離が合わず(グリーン奥がすぐOBでフォローだったから緩んだ←あれ?)アプローチをピン奥につけてしまいボギー。 2番パー3はアゲンストで大きいクラブを持ち(165yアゲンストだったので6番を持った。7番にすべきだった←消極的?)、引っ掛けてオーバー、左奥の砂の少ないバンカーからホームラン、アプローチはまたオーバー、2パットダボ。 3番は4W、左に巻くとアウト。フックを怖がって右プッシュ・・って、振り返って考えたらこの3ホール全部腰が引けてるじゃん!どこが「積極的に」だ!! 2打目は悪いライから40yの地点へ、3打目アプローチはちょっとトップ目に入って乗らず、4打目寄らず、2パットダボ。 5番でやっとパーオン2パットパー。 6番、ボールが動きそうなアゲンスト強風のなか、40yの打ちおろしパー3。4アイアンで渾身のフック!と思ったけどやっぱり左が怖くてサブグリーンへ。アプローチは上手く打てたけど寄せようがない角度で2パットボギー。 7番、4Wのティショットは生涯一というぐらい当たりが良く、フォローということもあり250yも飛んでしまう。突き抜けて木の根元へ。2打目6アイアンは手前30yがやっと、アプローチは上手く打てたけど傾斜で3mも持っていかれ、2パットボギー。 8番パー5、3打目突っ込みきれず8mのパット。入れにいって1.5mオーバーさせ(それは積極性ではなくアホ)、返し外して3パットボギー。 最終、思い切りドライバーを振りちぎったら隣(左)のホールのバンカーへ。バンカーから90y、40yしか飛ばず、3打目も木越えでフェース開いて60y打ったら40yしか飛ばず、4打目もワンクッションさせたら止まって乗らず、またダボか!と思ったらこの日2つ目のチップイン笑。ボギー。 でも、積極的な「気持ちも緩まないゴルフ」が出来た(のか?)ので悔いなし!(ホントはまだまだダメです)。 |
積極的と無謀は違う。 簡単なホール、短いホール、得意なホール、アイアンの距離がピッタリのセカンドが残った、罠が少ない、そういうホールでティショットが上手く言った時は勇気を持ってピンを狙う。それが積極的。 闇雲にバーディを取りにいったり、ティショットの時点からバーディがちらついたり、ドライバーをいつも万振りしたり(特定の人物を指しているわけではありません、念のため)、難しいライやバンカーからパーを狙ったり、強い上りのパットを強気で狙いにいったりするのは無謀。 クレバーと消極的は違う。 セカンドを考えてティショットを打つ。パー5の2打目は3打目が打ちやすい距離を残す。OBが多発するホールではドライバーを持たない。理想を追いかけすぎない。下りのパットをジャストタッチで狙う。それがクレバー。 距離が短いホールだからなんとなくユーティリティでティショットする。パー5の2打目でいつも決まった番手を持つ。OBが多発するホールで中途半端な置きにいくショットを打つ。現実を直視しすぎて萎縮する。下りのパットを弱めに打つ。それが消極的。 「緩まない」と「強い」も違う。 きちんと意志の力で制御されている、下半身が暴れない、リズムとテンポが良い、フィニッシュまできちんと振れる、加速する、小さなストロークできっちり打つ。それが緩まないスイング(パット)。 腕力で打つ、脳を筋肉化させて振る、体のバランスが崩れるほど振る、テンポが速い、リズムが狂っている、きちんとしたフィニッシュが取れない、打って終わりのスイング、ただ単に距離感が合っていない(強めな)だけのパッティング。それは単に、力んでる、強く振ってる(打ってる)だけ。 わかってるつもりなんだけどねえ。コースへ出ると浮かれるせいか、目の前の結果が気になるせいか、できないんだよねー。 |