1月 |
2月 |
3月 |
春3月である。というわけで(?)今日は春にふさわしくどす黒い話題をお届けし、皆様の春を思う気持ちに思い切り水を差してやるげはははと思う私は長男でO型即ち自分勝手。っていうか、実は今花粉症で目と鼻が壊滅状態であり、超イライラしてる気持ちを日記で発散するのだむはははつまり超自己中(注1)。 注1・・・こういう風に言っておけば、酷いことを書いても叩かれる可能性が低くなるだろうという戦略であるのはいうまでもないが、えてして逆効果になってしまっている事に編者は気づいていない 去年の秋頃、ホームコースの薄暮プレーでご一緒した60歳前後のおじさん。不思議なことに顔を見た瞬間、なんだかイヤーな気持ちになった(注2)のだが、その理由は後で判明する。 注2・・・こちらがそう思ってるときは、大抵相手も自分のことをうっとうしいと思っているんだよね で、そのおじさん、まずとにかく五月蠅いのだ。「ゴルフは沈黙のゲーム」という言葉をご存じないらしい(あでも、仲間と馬鹿っぽい話をしながらにぎやかにラウンドするのも楽しいし、それを否定するものではないので念のため(注3))。 注3・・・こういう風に言っておかないと、これを読んで下さった人と一緒にラウンドした時にひと言も喋ってくれなくなる可能性があるのだ ティグラウンドで、聞いてもいないのに「ここは右のOBに気をつけないかん」とか「左へ打ったらアカン」などと教えてくれるのだが、あの私もここ数百回ラウンドしてるんです。だから知ってるんです。あなたより若いからといってあなたより知識がないと決めつけないで下さい(注4)。 注4・・・よくある年寄りの自慢じゃん。聞き流してあげるぐらいの心の広さはないのか俺? それに、左へ打ったらアカンと言いながら左へ打ってるのは4人の中で貴方だけですから!残念!(注5) 注5・・・いたよね、こういう事を言ってた人。確か着流し姿でギターを持って・・・・ まあこういう人は行動もデリカシーが皆無で、人がティショットを打つ時、2mぐらいしか離れていない真正面に立つし(注6)、今使い終わってティグラウンドに落ちている私のティを勝手にポケットに入れるし(注7)、人がミスしたら勝手に教え出すし、同伴競技者が打ったOBを「絶対に残ってる。大丈夫」と言い切るし(注8)、グリーン上では平気で人のラインを踏むし、大ダフリを「ちょっと噛んだ」と言うし(注9)、60インチプレースするし、もうやりたい放題。 注6・・・あの、そこに立たれると一番目障りなんですけど 注7・・・まあティの1本や2本、いいんだけどね。フツーは返してくれるよね? 注8・・・行ってみたら案の定OB。で、言った本人は自分の球の前で全然知らんぷり。まあ自己責任のゲームとはいえ、ちょっとねえ・・・ 注9・・・これはお前もよく言うだろ>俺はいその通りです で、あんまり面白い(注10)のでその行動を1つ1つスコアカードの余白に書いていたら、思い出した。このおぢさん、だいぶ昔にご一緒したことがあると(だから顔を見てイヤーな気持ちになったのだ)。その時も確か同じように余白に奇行を書いて日記を書いたような気が・・・(注11)。 注10・・・もちろん、また日記のネタになるなあ、という面白さである 注11・・・と思って調べてみたが、見つからなかった。気のせいかもしれない 全然変わらないおぢさんもおぢさんだけど、それを面白がって2度も書いた(ような気がする)私も進歩がないなあ、でもまあ面白ければいいか(注12)と思った編者であった。 注12・・・希望的観測である。っていうか、人の悪口を面白いとは人間の品性が(ry |
2009/3/3 (799931hit) アンドロイドはホールインワンの夢を見るか?
早いものでウェブを開設してもう7年半。自分で言うのもナニだが、こんなくだらない、世の中の役に立たない、もちろん一銭にもならない事をし続ける自分を、心からチョー馬鹿だと思う。こんな馬鹿はなかなかいまい。わははは(威張るな)。 それでものべ80万人の方に見て頂いたのである(上の数字は残り69ヒットだけど、今日の午前中に達成しました。多謝)。世の中には私と同じぐらい と言うわけでキリ番恒例の、あまりにも自己満足&自己完結&読みづらいぞゴルァ的フィクションをどうぞ。 アンドロイドはホールインワンの夢を見るか?2099年。人類は幾多の困難をやっとの思いで乗り越えつつあった。 地球温暖化は2050年頃に温度上昇のピークを迎えたものの、電気自動車の普及やライフスタイルの変化、そしてアジアの大国が内戦によって凋落するというアクシデントもあり、ようやく温度上昇に歯止めがかかってきた。 また、アフリカやアジア地域の人口爆発は、大アフリカ連盟、アジア環太平洋連合の設立によって経済活動が活発になり、欧米列強との競争力を手に入れたことで貧困層が減ったこと、さらにその社会が成熟した事によって克服されつつある。 そして、石油の枯渇と自然エネルギー・バイオマスエネルギーの普及によって、長年いがみ合っていたユダヤ系勢力とイスラム系勢力の均衡が破れ、結果的に歴史的和平が実現した。 さらに人類は地球だけでなく、宇宙にその居住空間を広げつつあった。月面ではすでに数千人規模の技術者が住んでいたし、未来に備えた「火星の地球化計画」も準備段階から初期段階へ移行しつつあった。 医療の分野では、遺伝子レベルでの病因解明と治療が一般化し、「不治の病」はどんどんその数を減らしつつあった。癌や遺伝病もほとんどが克服され、現時点で治療不可能な病気でも、ほんの10年前に実用化された冷凍睡眠技術により、未来へ完治の夢を託せるようになっていたのである。 そして、人体を一部サイボーグ化したり、欠損した体の部分をサイボーグ化(といっても金属など無機物のそれではなく、バイオテクノロジーによって作り出されたる「オーダーメイド組織」であったが)に置き換えることが一般的に行われるようになっていた。 そう、人々はようやくバラ色の未来を手に入れようとしていたのだ。 その頃の日本はというと、他の先進国と同じように人口はピーク時の半分近くにまで減少し、2人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えていた。その結果、生活習慣や文化も21世紀初頭とは大きく変わった。 新しいものが受け入れられなくなり、その代わりに日本古来の文化、例えば盆栽、書道、詩吟などの伝統文化が復興していたのだ。またスポーツも若者向けのサッカーや野球が廃れ、プロ組織は相次いで解散。今やJリーグは5チーム、プロ野球に至っては台湾・韓国・中国等5カ国が加盟するアジアリーグにおいてすら1リーグ6チームで細々と存続している状態であった。 その代わりに国民的スポーツとなったのが、ゲートボール、ボウリング、そしてゴルフである。プロゲートボーラーがスポーツ界のスターになり、シニアボウリング大会は全国津々浦々で毎週のように開催されていた。 その中でも特にゴルフは、地方の人口減少を打破するために既存のコースを国が買収し、半数以上が県立や市立のコースになった結果プレーフィーが格安となり、爆発的にその競技人口を増やしつつあった。 そして、プロゴルファーと言えば50歳以上のシニアプロを指すのが一般的になり、50歳以下のレギュラーツアーはいつの頃からかチック・ツアー、つまり「ヒヨコたちのツアー」と呼ばれるようになっていたのである。 (その2に続く) |
2009/3/4 (800253hit) アンドロイドはホールインワンの夢を見るか?その2
さてその頃の新首都圏、つまり昔は中部地方と呼ばれていた場所の中心にある、とある私立大学。田島はそこの工学部の准教授である。 田島は学生時代からヒューマノイド型ロボット、特にバイオテクノロジーをベースにした生体系ロボット(バイオアンドロイド)の実用化に取り組み、数多くの画期的な発明と発見により若くして日本の生体系ロボット工学の第一人者となっていた。彼を「天才」と呼ぶ学者も多い。 バイオアンドロイドは、その中枢部分(即ち脳の当たる部分)こそシリコン系の無機物で構成されているが、そのボディは遺伝子工学から作られたタンパク質などの有機物、即ち本物の人間と同じ材料をベースに作られており、一見すると人間と何ら変わらない外観を有していた。 ただし、倫理的な問題や法律的な問題に触れないよう、「バイオアンドロイドの眼には瞳を作らない」という取り決めがなされ、目を見れば本物の人間か作り物かが判明できるようにされていた。 そして、そのバイオアンドロイドは田島の手によってほぼ実用化されつつあった。 さて、そんな田島もゴルフが大好きであったが、頭の良い人間ほどスイングを理詰めで考えようとする傾向が強く、うまいプレイヤーは少ない。彼もまた100がなかなか切れないダッファーであり、仲間になかなか勝てないカモゴルファーだった。 スイングに対する知識も、体の動きに対する知識も仲間や同僚に負けないつもりだ。それでも実際にプレーするとまったくうまくいかない。いくら天才でもゴルフは理屈ではないのだ。 研究や才能で水をあけられている同僚や友人は、日頃の鬱憤を晴らすかの如く彼をコースに誘い出し、その都度彼をコテンパンに叩きのめした。といっても気のおけない仲間同士なので本気で馬鹿にしたり威張ったりという関係ではなかったが、それが逆に田島のプライドを刺激した。 そしてあるひ。120近く叩いた田島は、自分のあまりの不甲斐なさに呆れ果て、友人達に向かってこう叫んだ。「3ヶ月後、お前達全員に勝てなければ俺はゴルフをやめる!!」 最初は笑っていた友人達も、その目が真剣であることに気づいて撤回させようとした。彼は良いカモだし、そんなことでゴルフをやめられても後味が悪い。しかし田島は本気だった。なぜなら彼には秘策があったからだ。 普通のゴルファーなら、ここで練習に精を出すなりレッスンプロに習うなりするのだが、彼は自分のロボット工学の技術と知識を総動員し、1ヶ月掛けて自分そっくりのバイオアンドロイドを完成させてしまったのだ。 彼の考えはこうだ。自分自身と身体のデータがまったく同じアンドロイドを一流のレッスンプロに預け、理想のスイングを覚えさせる。そして、体の各部位がどういうタイミングでどう動いているか、筋肉にどれくらいの力が加わっているかをアンドロイドに埋め込まれたセンサーでデータ化し、それを自分自身にフィードバックする。フィードバックはセンサーへ入ってきたデータを逆に出力するだけなので、彼の技術を持ってすれば造作ないことであった。 これにより、自分に合った理想的なスイングが労せずして覚えられる、と彼は考えた。冷静に考えればとてつもない発明をついに完成させてしまったわけだが、彼はこれを自分のゴルフの向上のためだけに使おうと考えていたため、誰にも知らせなかった。 深夜の実験室で、自分そっくりのアンドロイドを前に彼は微笑み、そして声を出して笑い出した。その時の彼の目に、かすかに狂気の光が宿っていた事に、その時はまだ誰も気づかないのであった。 (その3に続く) |
2009/3/6 (800809hit) アンドロイドはホールインワンの夢を見るか?その3
1週間後。十分にレッスンを受けさせたアンドロイドが彼の実験室に帰ってきた。田島が秘密裏にレッスンを頼んだのはプロゴルファーの江口という男である。 彼は数年前、肘を故障した時に田島が作った「生体組織」を埋め込んで治療を受けたのだが、その際、詳しい話が聞きたいと言う江口に医者が開発者の田島を紹介し、その縁で2人は交友を深めていたのだ。性格も職業もまったく違う2人だったが、なぜかお互い気があった。 江口は、田島にこう報告した。 「なんだか変な気持ちだったよ。外観は完全に人間だし、顔は君にそっくりだし、でも動きはぎこちない幼稚園児みたいだし。でも、基礎からスイングを教えると、その都度完璧に覚えてくれる。今までで一番優秀な生徒だった。」彼は笑う。そして続けた。 「で、スイングについては完璧に覚えたと言っても過言ではない。ただ・・・」 「ただ?なんだ?」田島は怪訝そうに聞く。 「いや、なんでもない」江口は口を閉ざした。 そんな江口を不思議に思ったが、とにかく仕上がったことに有頂天になっている田島はすぐ気持ちを切り替え、江口に礼を言った。そしてさっそく後頭部に隠されたスロットから16TBのメモリーチップを取り出した。この中に「私だけのゴルフ上達法」が詰まっているのだ。メモリーチップを腕時計型端末に差し込み、無線で研究室のサーバーにアップロードする。これでいつでもデータを引き出せる。 それから約1ヶ月、田島は昼間は研究や雑務をこなし、夜誰もいなくなってから深夜まで研究室に残って自分の体にデータをインプットし続けた。それは非常に単純な運動であり、精神的にもまた肉体的にも苦痛を伴ったが、自分がスーパーゴルファーになれるその時を夢みて努力は続けられた。 約束の期日まであと2週間。データ通りのスイングがほぼできるようになってきたと考えた田島は、コースへ出かけることにした。念のため江口にも来てもらい、スイングのチェックをしてもらうことにした。 スタートホールのティグラウンド。田島のティショットは・・・完璧だった。きれいなドローが掛かったボールは、フェアウェイのやや左、260ヤード地点まで飛んでいったのだ。スライサーだった田島はまるで魔法を見たように驚き、江口プロを見た。しかし、江口は表情を変えない。 2打目地点。8アイアンを手にした彼に、Eプロが一言。「ピンを狙わず、グリーンセンターを狙うんだ」。田島はやや不思議に思いつつもショット。ボールはグリーン中央やや左にオンした。 「自分で言うのもなんだが、スゴイ効果だ。これでもうゴルフは完璧だな」田島は興奮して江口に言う。しかし江口には不安があった。その不安は、アンドロイドを田島に返したときから気づいていた不安だった。 1番ホールは2パットのパー。パッティングも距離感通りのストロークができるよう、江口が特訓してくれていたのだ。だから目で見るだけで自然とストロークができる。ただし、微妙な芝目を読んだり傾斜を見るのは自分の技術なので、プロ並みとまでは行かないのだが。 2番ホールはパー3。比較的距離の短いサービスホールだ。ピンはやや右。張り切ってショットしようとする田島に、ここでも江口が釘を刺すように言う。「決してピンを狙わず、グリーンセンターを狙ってくれ」 しかし、田島は有頂天になっていた。江口の忠告を無視しピンをデッドに狙う田島。そしてスイング開始。その時、とてつもない違和感が田島を襲った。 (その4に続く) |
2009/3/7 (801084hit) アンドロイドはホールインワンの夢を見るか?最終話
その違和感は、例えれば水の中で全力疾走するような、あるいはまったく体に合わないサイズの服を着て動き回るような感じのもので、つまりは意識と身体の乖離であり、そしてそれには金縛りにあったときのような不安感と気持ち悪さを伴っていた。 その不快感にかろうじて耐え、スイングを続ける田島。しかし結果はボールの手前30cmの芝をえぐるという、とんでもないミスであった。 「これは一体何だ?どうなってるんだ!?」と叫ぶ田島。すると、悲しそうな顔をした江口が「田島、落ち着いてよく聞いてくれ。これは俺の推測なんだが・・・」 江口はゆっくりと語り出した。 「アンドロイドは確かに理想的なスイングを覚えた。そして、その理想的な動きはすべてデータ化でき、君はそれをほぼ完璧にマスターしたと思う。1番ホールの球を見ればそれは明らかだ。しかし・・・意志の力で、その理想のスイングとはかけ離れたスイングをしようとすると、筋肉がパニックを起こし、当然そうなる」 「意志の力で理想とかけ離れたスイングをするだと?そんな事、しているつもりはないぞ」 「君は今、私の忠告を無視してピンを狙っただろう。その時、君は頭の中でこう思ったはずだ。『あのピンに向かって、ボールを近づけよう』と」 「だったら何なんだ」 「本来なら『良いスイングを再現しよう』と思わなくちゃいけなかったんだ。いや、そうじゃないな。ただ何も考えずスイングすれば良かったんだ。そうする事で初めて、体が覚えた理想のスイングができる。でも、そこに少しでも恣意的な力が加わったら・・・」 「体がパニックを起こす、というわけか」 「そう。これは運動生理学的にも証明されていることだ。『体をこう動かそう、球をあそこへまっすぐ打とう』などと意識した途端にオートマティックな運動がスポイルされる。具体的には手足の屈筋と伸筋が同時に収縮し、パフォーマンスが極端に低下する」 「じゃあ、無の境地で打てばいいのだな」 「理屈はそうだが・・・難しいぞ」 無の境地で打とうと思ってその通り打てるなら、田島はとっくにうまくなっていただろう。江口はそう思った。 その後も田島はショットを重ねるが、ティショットはともかく(おそらくターゲットが広いせいだろう)、グリーンを狙うショットになると途端に酷いスイングになった。それはアプローチやパットにも波及し、まるで二人羽織でゴルフをしているかのような様相を呈してきたのである。 「ああ、こんな事ではダメだ!俺は一体どうすればいいのだ!!」叫ぶ田島。それに答え、江口は諭すように言った。 「やっぱり、もういちど基本に返るしかないな。ゴルフは『体をどう動かすか』も大事だけど、それよりも『どういう心のあり方でいるか』も負けず劣らず重要なんだよ。そしてそれは、やっぱり練習と経験によってしか手に入れられないものなんだ」 「結局ゴルフに王道はない、ということか・・・・」田島は呆然とつぶやく。 「大丈夫。まだ2週間あるじゃないか。『どう打てばいいか』はもう君の体にインプットされているんだから、『ゴルフの心』だけに集中すればいいんだし、きっとできるさ」 本当にできるのだろうか?田島はそう考えながら空を見上げた。白い雲がゆっくりと流れていく。どこかで鳥が鳴いている。すると突然、自分が今までずっと、思い通りのラウンドができなかった理由が判ったような気がした。 「ゴルフの心、か・・・」田島はつぶやく。しかし、そんなとてつもないものを俺は2週間で理解できるのだろうか?もし理解できなかったら?どうする? 2週間後、約束の日。真っ黒なサングラスを掛けて現れた田島は、自身のゴルフ人生を賭けたラウンドを開始した。朝会ったときからひと言も喋らずただ黙々とラウンドする彼。仲間は怪訝に思いながらもいつしか自分たちのゴルフに集中し、4人が4人ともベストスコアを出すという素晴らしいラウンドとなった。特に田島は、生涯初の70台をマークし、公約通り他の3人を打ち負かすことに成功したのであった。 それからさらに数年後。田島そっくりのゴルファーが日本のチック・ツアーに彗星の如く表れ、人間離れした正確なショットを繰り出して数々のツアー記録を塗り替えるのだが、それはまた・・・・べつの話。 (了) |
計89(32) Comfort Zone(コンフォート・ゾーン)という心理学(?)用語がある。コンフォートとは、「楽な」とか「快適な」という意味の形容詞で、つまりは「(自分にとって)心地良い場所、ポジション」を表す。 例えば、係長でうまくやっていた人がひょんなことから出世し、経験不足なのに課長に抜擢されたとする。もちろん「地位が人を作る」ということもあり得るが、一般的にはストレスが掛かって胃が痛くなったりイライラしたり不眠症になったりする事が多い。つまり今現在この人にとっては、係長という地位が「快適なポジションであった」と言えるだろう。 ゴルフにもそのゾーンは存在する。心の中では1打でも良いスコアでラウンドしたいと思っているはずなのに、結局普段と変わりないスコアに落ち着いてしまうのはつまり 「こんなスコアは出来過ぎだ」 「嘘に決まっている。俺はこんなにうまくない」 「いつ大叩きするんだろう」 「こんなに良いスコア、居心地が悪くてたまらない」 「早く大叩きして楽になりたい」 「ああまたパーだこれはおかしいきっと次は大叩きだ」 「あ、来る。もう来る。今来る。はい来た。ほーらキタ━━━━(T_T)━━━━ !!!!!」 という、心地良い場所への回帰を心の中で望んでいるからだと言える。 というわけで前置きが長かったが、今の私のコンフォートゾーンは90前後ということになっております(涙)。でないと、 上がり3ホールで7オーバーってありえなくね?まあ出だし4ホールで8オーバーも大したもんだけどな。 出だしは寒くて(歩くとスパイクにかき氷が付着)体が回らない、上がりは花粉症で目と鼻が逝ってしまったせいと言えなくもないがそう言ってしまうとまるっきり言い訳になるので伏せ字にしておこう。えっと、上の伏せ字部分は絶対に見ないで下さい。見たら「なーんだhiroは普段偉そうにしといてこんなことを言い訳にするようなヤツだったのかゴルファーとして最低だなああケーベツ」と思うでしょう多分。 東インのダボは、1つめがパー5。ドライバーショボ当たり、2打目3アイアンショボ当たり、3打目5アイアンショボ当たりであったがまあここまでは許そう(え、許すの?)。4打目は残り35yのアプローチ、うまく打てたがグリーンオーバーしてしまい、エッジから寄らず入らずでダボ。35yから4打費やすのはもううまいとかヘタとか頭が悪いとか以前の問題だな。根性がない。 2つめが195yのパー3。体も温まってないのに3アイアンで打って当たり損ないで池ポチャ。トホホ。 次のダブルパーは380yのパー4で、フェアウェイ右に大きな池があり、左が木立で狭くなっている名物ホール。スライサーの私にはすごく打ちにくいホールなのである。いつもなら3アイアンで刻むのだが、さっきの3アイアンのミスがまだ感触として生々しく、ドライバーを持つことに。 やっぱり気持ち悪いと感じつつ打つとダメですな。当たり損ないのへっぽこスライス。でもあまりに当たり損ないすぎて池まで届かず、池の手前2mで止まる。 2打目はから残り180ヤード打ち上げ、5アイアンで力まないよう花道を狙うも・・・・チョロして目の前の池にポチャ(ああ情けなや)。このチョロがどれぐらいヘボかったかというと、打った場所からボールが回収できたぐらい。つまり3mぐらいしか飛ばなかった・・・・・・・orz(それはチョロというよりほとんど空振りじゃん)。 打ち直しで花道へ、そこからアプローチが2連続チャックリ。2パットでダブルパー。わーい(馬鹿)。 後半西アウト。90y打ち下ろしのPSコントロールショットが70cmに付いてバーディ発進。この日のベストショットであった。地面が柔らかく、軽く轍(わだち)状態になっていて、しっかり打ち込んで打ったのが良かったのかと思うが、よく分からない。いずれにせよこの日最初で最後の良いアイアンだった。 7番のダボはフェアウェイセンターから100yアゲンスト、PWを思い切りダフってバンカーイン。バンカーからホームラン、そしてアプローチミス。ミスの連鎖を止められない所が根性がない証明(ry 8番は1オン4パット。根性というより気合いが欠如。 ホームホールはグリーンまでずっときつい打ち上げのパー5。1打目と2打目は良かった。3打目のアプローチショット(90y)がわずかにショートし、グリーン面からこぼれ落ちて20yバック。そこからのアプローチをオーバーさせ、最後に置き土産の3パット。気合い(ry 結論。ゴルフは気合いと根性 |
2009/3/10 (801791hit) 城山三郎 ゴルフの時間
私は重度の不眠症である。いや正確に書くと寝つきが異様に悪い(従って寝起きも異常に悪い)。そんな私には、夜のお供に本が欠かせないのである(ってもう3回ぐらい書いてると思うけど)。 寝床へ入り、寝る前に30分ほど(長いときは4時間ぐらい)本を読む。この時、難解な本を選ぶ方がすぐ寝れるのだが逆に目がさえてしまう可能性もあり、もっぱら軽い本を選ぶ。たとえば文庫本や新書などだ・・・って実際の重さかーい。 で、最近買ったのがこれ。amazonの中古商品(古本)で送料込みで440円(定価900円)だった。古本といってもほとんど新品に近い。経費節減、質素倹約。 城山三郎氏と言えば、日本に経済小説というジャンルを確立した小説家である。NHK大河ドラマの原作である「黄金の日日」や本田宗一郎をモデルにした「勇者は語らず」、ダイエー中内功をモデルにした「価格破壊」、他にも今日から5日後にたまたまドラマが放映される「落日燃ゆ」など、読みごたえのある経済小説・伝記小説では右に出るものがいない(といいつつ私は2作品ぐらいしか読んでないんですが)。 氏は奇しくも2年前の3月にこの世を去ったが、その氏も重度の不眠症であり、それを治すため(正確には医者に勧められて)ゴルフを始めたらしい。最初は毛嫌いしていたゴルフだが、プレーしてからはその魅力に案の定はまり、その魅力をまとめたものがこの新書である。 しかし残念ながら氏がゴルフのことを書いているのはこの一冊だけ。次から次へとページをめくらせる文章を書く人であったので、もっともっとゴルフのことについて書いて欲しかった。城山氏の師匠、宮本留吉プロ(城山氏は宮本プロの作ったパーシモンクラブを50年以上使われていた)の生涯など、読みたかったなあ。 さて、その内容であるが例によって詳細は買って読んで頂くとして、ここでは私の心に触れた言葉を少しだけ紹介させて頂こうと思う。 「どんなコースだって少し数多く叩けば回れるでしょう」(p96より) これは、インタビュアーが城山氏に海外でラウンドしたときの思い出を聞くため、「イギリスのコースはどうでしたか(難しかったですか)?」と質問したときの答え。 何と痛快な答えであろうか。氏は続ける。 「セント・アンドリュースも行きましたがパーを取るのが難しいだけで、回るのはどうってことない」(同上) そうなのである。セント・アンドリュースであろうがペブルビーチであろうがパインバレーであろうが、噛みつくわけでも命を落とすわけでもない。ただ回るのには何の障害もないのだ。やれパーが取れなかった、やれダボを叩いたと大騒ぎする大馬鹿者(私のことですはい)は、ダボ以上を叩くたびに「マワルノハ、ドウッテコトナイ!」と唱えるべし!! 「私はゴルフには七つぐらい楽しみがあると思っているんです」(p96〜P97) 健康にいい、自然の中に入る喜び、・・・そして七番目にやっと、スコアが縮まる楽しみ。スコアはゴルフの楽しみのたった七分の一に過ぎないと氏は言う。 ただし、これには多少の負け惜しみが込められている気もする。そう私が思った理由、それは氏がベストハーフ37を出されたときの逸話が載っているのだが、その文章を読んでいると、当たり前だがすごく嬉しそうで誇らしそうなのである。やっぱり城山氏でもスコアは良いに越したことはないと考えていたんだなあと。 ただ、もし負け惜しみだとしても、それを笑うつもりはまったくない。城山さんの人間くささがにじみ出て、逆にいいなあと思うんだよね。 こうして人生の先輩達の考え方に触れていると、やっぱり心から「ゴルフに出会えて良かった」「ゴルフができることに感謝」「スコアは二の次」「命あっての物種」「世界平和」「地球は一つ」「♪ち〜きゅ〜う〜は〜ひ〜と〜つ〜」「♪おぉ〜ガッチャマ〜ンガッチャマ〜ン」などと思う編者であった。 |
私は重度の人嫌いである。いや正確に書くと人見知りが異様に強い(従って友人も異常に少ない)。そんな私は、儀礼的な付き合いや社交辞令的関係というのが大嫌いなのだ。それに伴い、自分が興味のない、面倒くさいことも大嫌い(って関係ないか)。 そんな私は、今とってもユーウツ。というのは、身内にちょっとしたトラブルが起きて(あでも警察沙汰とか訴訟沙汰とか家庭裁判所でうんぬんとか命に関わる事とかではありませんのでご安心を)、それに伴う雑用により、しばらくゴルフができない可能性が出てきたのだ。 そうなって思うのは、やはり平穏無事のありがたさ。人生なんて、何も起こらず淡々と過ぎていくのが一番良いなと改めて思ったり。そこで考えるのは、やっぱりゴルフも同じだなと。 OBや池ポチャというトラブルはもちろん無いに越したことはない。けれど私はそれだけではなく、ベタピンのバーディやチップインなど、ナイスな出来事も本当は起こらない方がいいかも、と思ったりするんだよね。 なーにを偽善的な。ベタピンやチップイン、ドライバーの芯を食った一発など、それこそがゴルフの一番ドキドキワクワクする出来事ではないか。いやそれがあるからこそゴルフは面白く、それがないゴルフなんてゴルフじゃない!などという声が聞こえてきそうだが、そしてそれにはほとんど同意なのだが、私が言いたいのはこうだ。 アイアンがベタピンについてバーディ。そういうプレーはほとんどのアマチュアゴルファーにとって偶然の産物だ(狙ってベタピンに付けられるならプロだし、トッププロでさえしばしば失敗するのだから)。それが判っているなら良いが、いや判っている人でさえ、そういうプレーがでた直後は心拍数が上がり軽い興奮状態にあるだろう。そしてそれは普通本人には意識されない。 そして次のホールでグリーンを狙うとき、無意識にさっきのベタピンだった「結果」を思い出し、よしもう一度、と思ってしまうのではないだろうか。しかし、ただでさえ心拍数が上がり興奮状態で普段のリズムを出しにくい上に、結果に目が行ってしまってはうまく打てるはずがない。思い出すべきは結果ではなく「よいイメージで打てた、あのスイング」なのだから。 仮に「そのスイングを再現しよう」と考えても、出来ないのがアマチュアである。出来るのは片手以下のHDCPを持っているプレイヤーぐらいだろう。大抵は再現しようと思うあまり余計なことを考えてしまい、盛大にダフッたりチョロしたり。そこから大叩きの連鎖が始まるのだ。 だから、消極的(悲観的?)すぎるかもしれないけど、やっぱり淡々とパーとボギーを重ねるぐらいのつもりでプレーする方が結局はいいのかなと思ったりする今日この頃である。で、ライバルに勝ったりニギリで勝ったりした時、心の中で「ムフフ」と笑えばいいかな、なんて思ったりする私はやっぱりちょっとネクラですかそうですか。 |
ゴルフから 離れて判る その素晴らしさ(字余り) ども。昨日350kmドライブしてきた編者です。瀬戸内海はきれいでした。いい天気だったし(その代わり花粉はひどかったけど・・・) というわけで、掲示板でメリーさんに勧められたから、というわけでもないんだけど今日も読書を。定価千円がamazonの中古商品から送料込みで488円。オビが無いだけでほぼ新品。1冊の予算で2冊読める。ウマー(ってセコいね俺も)。 夏坂健氏についてはもう説明する必要がないだろう。日本のゴルフジャーナリズムを世界レベルに押し上げ、読むゴルフを定着させた第一人者。っていうか、日本のゴルファーは世界一幸せである。夏坂健氏のエッセイがすべて母国語で読めるのだから・・・などと私は半ば本気で思っている。読んだことのない方は是非。 では例によって心の琴線に触れた言葉をいくつか。 「成功に対する恐れを持たないこと。同じリズムを身につけること。(中略)この2つがゴルフのすべてを物語っている」(p60) このセリフは、ベン・ホーガンがチャンピオンになる秘訣を聞かれて答えたもの。ベン・ホーガンの逸話はそれこそ星の数ほどある。極端な人嫌い・極端に寡黙・最高のゴルファー・USオープンに優勝して表彰式が終わった直後に練習場へ直行するほどの努力家、ライダーカップのキャプテンになった時、その時エースだったが態度の悪いA.パーマーを試合から外す、220y先のピンへストレート・フェード・ドローと打ちわけてすべてを3m以内に止めた、自動車事故からの奇跡の復活。そしてサム・スニードに 「私がゴルフで恐怖を感じるものが3つある。雷・下りのパット・そしてベン・ホーガンだ」と言わしめたあのベン・ホーガンである。 2つめの「リズム」は平常心とかスイングの再現性とかを言いたいんだろうけど、1つめは何なんだろう?3月9日に書いたコンフォートゾーンに絡んでくる話だろうか。私のように「失敗に対する恐れ」 を持っているうちは判らないのかも。 「きょうで、最後にしようと思っている。もう十分に打ったからね」(p64) 36歳で初ラウンドをして以来50年間、1日も休まずにゴルフ日記を書き続けmその数500冊に達したアメリカのアマチュアゴルファー、ダン氏。85歳で腰の痛みからゴルフをやめようと決心し、ホームコースの支配人に言った台詞。私がゴルフをやめるとき、「もう十分に打ったからね」と言えるだろうか。 この話には続きがある。支配人は優しい男だった。彼のために卒業式を企画し、その卒業式には200人のメンバーがクラブハウスに正装して集まり彼の卒業を祝ったのだ。メンバーはダン氏に安楽椅子とダン氏がフェアウェイを歩く油絵をプレゼントする。これだけでも涙腺が弛みそうな話だが、彼のスピーチがこう続く。 「ここで過ごしたのは27年間。ここでの私のゴルフ人生を統計にしてみた。ロストボールが1638個。9個のキャディバッグと6個の手曳きカートを消耗し、コース内の小鳥に1400ローフのパンくずを与え・・」 そして支配人やメンバーに対するお礼へと続くのだが、スコアに対する数字が一切出てこないのだ。彼のために200人のメンバーが集まった理由が分かるような気がするではないか。もし私だったら、「イーグルが○個、バーディが○個、平均スコアは・・・」などと間違いなく言ってしまうだろう。っていうか、それ以前に誰も集まらないし卒業式も企画されないだろう(ネクラだし)。 「いいゴルファーと悪いゴルファーがいるように世間は言うが、その考えは間違っている。いい人間と悪い人間がいるだけで、ゴルフは関係ない」(p138) 夏坂健氏が尊敬するトミー・アーマーの言葉。氏が彼を尊敬する理由がなんとなく判る気がする台詞ではないか。ゴルフは何にも悪くないのだ。色々なことをゴルフのせいにしてはいけない。ゴルファーである以前にひとりの人間なのだ。 思わず背筋が伸びそうな言葉である。 (この本については、また続く・・・つもりだったけど終了) |
練習へ 行きたいけれど 鼻水が・・・ ども。花粉が怖くて一日中家へこもっている編者です。いかんなあ。でもこの辛さはなかなか花粉症持ちでないと理解されないと思う。ラウンドなら行くんだけどね。 さて今日は昨日の続きを。そう、夏坂健氏著「スコアは天使の匙加減」から、といっても今日は名言ではなく気になったことを考察してみようという、ちょっと頭を使った企画である。 それは、プロの試合における優勝スコアの変遷。プロの試合方式の主流がマッチプレーからストロークプレーに代わったころ、即ち18世紀半ばのスコアで歴史に残っているのは、 1764年 121ストローク である。これはセントアンドリュースのクラブ選手権で優勝したウィリアム・シンクレアの成績だが、この時セントアンドリュースは22ホール。即ち18ホールに換算すると99ストロークとなる。250年前の粗末なボールとクラブ、あるがままのコースでこのスコアは驚異的だったんだろうな、きっと。 次に、全英オープン等、他に書かれている記録を並べてみよう。 1888年 85.5ストローク(2日間の平均) 1891年 83ストローク(同上) 1894年 72ストローク 1897年 71ストローク 1906年 68ストローク 1977年 59ストローク 意外なことに、パーおじさんと対等に戦えるようになってまだ100年少々しか経っていないのだ。ゴルフの奥深さがよく分かる数字だ。そして、驚異の50台が出たのはまだ30年前の話。 このグラフは、全英オープンの第一回大会(1860年)から去年までの優勝スコアを表したものである。横線の60あたり、即ち1925年当たりで優勝スコアがパープレー前後に落ち着き、100あたり(1970年頃)でアンダーパーが当たり前となる。そしてその後の30年で60代後半ぐらいに落ち着いてくる。 黒い線は近似曲線つまり大体の推移を表した線だが、このグラフが右下がりになっているということはまだまだこれからもスコアは縮まっていくことを示唆している。しかしその傾きはわずかであり、平均優勝スコアが60台前半や50台になっていくにはまだ50年や100年は掛かるだろう。 ここ30年、ボールや用具は画期的といえるぐらいの進歩を遂げている。しかし、それが数字となって(スコアに)表れていないのは、ゴルフの奥深さを表しているような気がするね。 |
2009/3/16 (803324hit) ヘンリック・ステンソン
いやあ、ゴルフの話題で久々に大笑いさせてもらった。 昨日まで開催されていた、WGC-CAチャンピオンシップ。ミケルソンが逃げ切って優勝し、復帰2戦目となったタイガーは尻上がりに調子を上げて最終的にはミケルソンと7打差の9位タイ。さすが。 で、その初日、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がやってくれたのだ。その顛末を(ホントはいけないので、期間限定の公開にしよう)pgatour.comのウェブサイトから写真を拝借し、勝手にアテレコして漫画風にご紹介しよう。
ちなみにこのホール、ステンソンはボギーで切り抜けたとさ。めでたし、めでたし。 |
2009/3/17 (803614hit) またしてもティショット考
例えば、ティショットがちょうど届くフェアウェイの片側にバンカーがあり、そこはアゴが高く入れると次打は出すだけになってしまう。そんな時、ティショットをどう打つか。 一般的にはこういう感じになると思う(あくまで見立てなので適当に読み飛ばして下さい)。 ハイ・ハンディキャッパー・・・何も考えずドライバーで打つ ミドル・ハンディキャッパー・・・ドライバーでバンカーに入らないよう小細工して打つ ロー・ハンディキャッパー・・・スプーンやユーティリティでバンカーを避ける ローワー・ハンディキャッパー・・・クラブは色々だが、打ち方でバンカーを避ける ローエスト・ハンディキャッパー・・・ドライバーを持ち、打ち方でバンカーを避ける ハイハンディキャッパーは論外(爆)として、ミドル・ハンディキャッパーは自分が出来ないこと(あるいは願望のままに)を平気でしてしまう、夢見がちな乙女と言えるだろう。お前、10球中何球フェードを狙って打てるんだ?みたいな。私がそうだったから間違いない。 ローハンディキャッパーは、「ティショットをできるだけ遠くへ打つよりも2打目を打ちやすい所へ打った方が結局スコアが良くなるの法則」を知り、ティショットを200〜220ヤード(成人男子の場合)地点に留めるためにスプーンやショートウッドやユーティリティクラブのティショットを練習する。 ただこの方法はバンカーを避けるために飛距離を犠牲にするため、距離の長いパー4などではボギー覚悟のやや消極的な攻め方にならざるをえない。 もっと低いハンディキャップのプレイヤーはどうか。あくまで推測だが、もっと積極的に(戦略的に)バンカーを避けるような気がする。例えばドライバーが得意ならドライバーでバンカーから遠ざかる球筋を打つとか、ミドルアイアンやユーティリティが得意なら2打目でその距離を残すように打つとか、アプローチが得意ならティショット、2打目とも無理せず3打目を花道から打てるようにするとか。 このクラスになると、最低何か一つは自信のあるクラブや距離があるはずだから、その武器を使ってパーを狙うのである。これは「上がってみればあれ?結局パーじゃんの法則」と呼ばれる(と思ってるのは私の妄想かもしれない) そして、片手でも下の方の、めったにミスしないタイプのゴルファーなら?ドライバーで飛距離もキープしつつ、入ってはいけないバンカーを軽々と避けるような気がする。よく分からんけど。たかがバンカーで遠回りしたり消極的になったりしない(ような気がする)。これは「なにげに打ってるけど実は緻密に計算されてるんだよ〜んの法則」と呼ばれ・・・てもいいと思う。 そう、ドライバーを持つという行為じたいは、ハイハンディキャッパーとローエストハンディキャッパーでちょうど一周回って同じなのだ。考えてることは全然違ったりするんだけどね。 私はこの事を、「ヘタウマ番手共通の法則」と呼んでいる(あの、だから何?というツッコミは無しの方向で一つよろしく)。 ただ、何も考えなくても、小細工しても、クラブを換えても、打ち方を変えても、考え方が変わっても、ミスするときはミスするんだよね。だからゴルフは面白い(ってチープな結論)。 |
明日の3月19日からトラジションズ選手権に、そして4月第2週にはいよいよマスターズに出場する石川遼くんだが、渡米前にマイク小西氏の下でスイングの大改造を行ったらしい。 マイク小西氏の名前は聞いたことがあるが、アメリカ時代の岡本綾子プロを教えて賞金女王にし、マーク・オメーラをメジャーチャンプにし、1992年にはレッスンオブザイヤーにも輝いているという素晴らしい経歴の持ち主である。 ただ、氏はもう還暦を過ぎておられ、最近の活躍などを調べてみても第一線のティーチングプロというイメージはない(と思うけどもし間違ってたらごめんなさい)。 そんな人が、なぜ遼君と関わりが?そして何よりなぜ今なの?報道によれば改造は3月に入ってかららしい。ドライバーからアイアン、そしてパットに至るまで、すべてを大きく変えたとのこと。 遼君曰く、きっかけはやはり2月のPGAツアー挑戦らしい。 「ミケルソンのスイングを間近で見たのがかなり大きかった。すべてをシンプルにして、大きな筋肉を使えるようにしたい。安定感と飛距離、どちらも望めるスイングを目指している」 (中日スポーツより) その志はスゴイし、いままで積み重ねてきたものをリセットして新しいスイングに取りかかる貪欲さというかポジティブさも特筆すべきだし、さすがに只者ではない、という感じがしないでもない。しかし、それにしても・・・なぜ今である必要があるのか? 本人も「毎ショット違和感はある。今は我慢して大げさに変えている。無意識にできるまでにはあと何万球も必要だと思う」 (同上)と言っている。つまり、スイングが未完成で不完全なままPGAの試合とマスターズに挑むということだ。それとも、3週間でスイング改造を完成させるつもりなのだろうか? それより、まあ最終的には今回の改造は本人が決めたんだろうけど、今スコアを改造するリスクを勝美氏もマイク小西氏もはっきり認識しているのだろうか?アメリカのフィールドに触れ、それに付いていくために無理をして、体を壊したりスイングを壊し、その後何年も苦しむ日本人選手は片手で足りないというのに。 今まで「急がば回るな」でうまくいってきたけど、それはいつもどんな時でも正しいとは限らないわけで。今回は若さ故の暴走と紙一重ではないのか?それを冷静に判断するのが周りの大人の責任では? 特に小西氏は、中途半端な状態で渡米する彼をどうフォローするつもりなんだろうか。頻繁に電話ではやりとりしているという話だが、それで完全にフォローできるんだろうか?これで彼がコケたら、小西氏は責任をとるんだろうか?遼君は今や日本ごるふ界の至宝なんだからね。 ・・・って、まあ本人が納得してたら大きなお世話だけどね。改造が成功し、彼に大きなトラウマが残らないことを心から祈りたいと思う。 |
2009/3/20 (804452hit) スイング改造?その後
さて、スコア改造してボロボロになった遼君のスコアでも見るかな。ポチっ。 ( ゚д゚) (つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚) (つд⊂)ゴシゴシ _, ._ (;゚ Д゚) Ryo Ishikawa
2アンダー15位タイ!! 遼プロ、関係者の皆様、大きなお世話でした・・・・・・・・orz |
いやあ、遼君、見事に予選通過。やっぱりねー彼はただ者じゃないと思ってたんだいやホント。 さて、一昨日の木曜日、真・永遠のライバルK見さんに誘って頂き、仕事仲間で同じくゴルフ狂のK藤さんと3人で新大阪ゴルフクラブへお邪魔した。 新大阪GCは北河内のベッドタウン、高槻市の市街から車で20分という立地にあり、歴史のある落ち着いたコースである。 梅は咲き誇り。 コースはのびのびとしていて気持ちいい(写真はK藤さん。渋い)。 パー3以外でアイアンのティショットが3ホールあり、距離と狭さのバランスも良い。K見さんのお気遣いでフルバックから回らせてもらったのだが、6463ヤードと距離も十分。そして、とにかくグリーンの仕上がりが秀逸であった。チャレンジ精神をかき立てられる良いコースである(K見さん、ありがとうございました)。 というわけで、そのラウンドは。
91(46,45)、パット数34。パットとティショット以外はいつも通りハラホロヒレハレなラウンドだった。 3番のダブルパーはこうだ。4アイアンのティショットがこすり球で170yしか飛ばずバンカーへ。2打目バンカーからトップして出ただけ。3打目7アイアン、またもこすり球てグリーン左へ。そこからのアプローチは私の持ち玉、ご存じヘタレ手打ちアプローチでトップしてOB(初心者でも今時そんなプレーしないぞ俺)。打ち直しでようやく乗せて2パット。8つまりOBなしでもダボってヘタすぎる。 その後、アイアンがちょっと持ち直すが前半は10オーバー(パー35ね)。後半、またもアプローチのドタバタがあったり(それも4発も)、パー3でティショットのOBがあったり、バンカーからの9アイアンのトップがあったり、何の変哲もないフェアウェイセンターから思い切りダフッたり。 今回のラウンド、冷静に分析すると19オーバーの内訳はこうなる。 ドライバーのスカタンミス1発・・・0.5ストローク ティショットのOB1発・・・2ストローク アイアンのスカタン(大)ミス6個・・・6ストローク アプローチのスカタンミス6個(OB1個含む)・・・8ストローク 3パット2個・・・2ストローク 結論:アプローチを(ry |
2009/3/23 (805029hit) アプローチのこと
さて、アプローチを(ry、と考えた私は、昨日雨が降りそうな空模様にもかかわらず薄暮プレーへ。といっても、昨日はいつものきさいちCCではなく、訳あって河川敷の高槻GCへ。 コースへ到着したときまではまだ大丈夫だったのだが、フロントで受付を済ませ、スタート室に申し込み票を出したその途端に雨が落ちてきてその直後に土砂降りに。 ふと「このまま帰ろうかな・・」と思うが、ラウンド開始まで45分あったのでとりあえず車の中で待つことに。30分後小降りになったので、意を決してラウンドの準備をする(後で聞いたら、申し込み票を出した後でもキャンセルできたらしい。それを知ってたらきっと・・・)。 ここ高槻GCの薄暮プレーはいつもだいたい5〜6組はあるのだが、この日はさすがに我々の1組だけ。っていうかこの一組4人がゴルククレイジーと言うべきか。だって、途中で2回ぐらい、それこそバケツをひっくり返したような降りになり、一瞬でグリーン上に川ができたにもかかわらず誰一人プレーを止めようと言わなかったもんね。愛すべき大バカ野郎たちである(てお前もな)。 さてそんな中ラウンドして、スコアがどうのと言うのは野暮である。ドライバーは3回打って3回ともチーピン気味。でもアイアンのティショットはグリップが滑らないよう軽く握って振ったのが良かったのかいい感じでヘッドが走る。フェアウェイからは良かったり悪かったり悪かったり。 そしてアプローチだが、不思議なことにライが悪いときに限って、いい感触で打ててピンに向かって飛ぶんだよね。例えばベアグラウンドに近いライだったり、ラフに半分沈んでたり。そして、フェアウェイのふかふかな芝の上からつまり絶好のライからはトップしたりダフッたりチャックリしたり。 で、雨に打たれながら、なぜそんな現象が起こるのか考えた。全身ずぶ濡れで不快な状態のまま、一生懸命考えた結論はこうだ。 ライが悪いとしっかりヘッドを打ち込む(からきちんと当たる)。ライが良いと(球を上げようとして)払い打ちになる(からトホホ)。 そうだきっとそうに違いない。実は、その思いつきが正しいことを証明するかの如き偶然があったのだよ。 実はこの日ご一緒させて頂いた上級者の人(アプローチがとにかくうまかったのだ)に、思い切ってアプローチの秘訣(一番気をつけていること)を聞いてみたのだ。するとその人は、 「ただ打ち込むことしか考えてません」 と言ったのである!! 結論:アプローチは打ち込め こんな事でアプローチ失敗恐怖症が治るとは思わないが、藁をもすがりたい私なの。 |
例えば、政財界の有名人や作家などがそのエッセイやインタビューで、クラブライフや自身のメンバー経験を語るという記事がたまにあるが、それを読むと、そのメンバーコースというのが我々庶民が逆立ちしても近づけないような超名門コースだったりする事が多いんだよね。 東京よみうり(おぉぉ!)だったり。 程ヶ谷(ひゃー!)だったり。 小金井(わぁお!)だったり。 袖ヶ浦(ひょえー!)だったり。 大洗(がちょーん!)だったり。 霞ヶ関(どっひゃー!)だったり。 もちろん、多くの皆さんは血のにじむような努力をして、あるいは人にない才能を持ち、その結果今の地位と財力を手に入れたわけで、いわば選ばれた人たちだから超名門コースのメンバーになっても何もおかしくはない。 まあ中にはただ名門の家に生まれついただけで、一般庶民を「下々の者ども」と本気で思っていたり、親からの財産を食いつぶすのが仕事になってるような二世・三世のメンバーもたくさんいるが、本人は生まれてくる家を選べるわけでなし、それもまあ仕方ないと言えば仕方ない。資本主義社会だしね。 で、そこまでは理解してるつもりなんだが、そのエッセイやインタビューの行間で、微妙に自慢がにじみ出てたり、俺のゴルフはお前ら庶民とは違うんだという特権階級意識が臭った途端に 「ああ、この人もゴルフさえしなければその浅ましい人間性がばれることがなかったのになあ・・・」 と思ったりするのだが、振り返って自分のことを考えてみるとお前もウェブ(ブログ)で自慢したことがあるだろういやむしろ自慢するためにウェブ(ブログ)を始めたのではないかだったらその浅ましさは同じじゃないかよと思い当たったのであんまり大きな声で人を批判するのは止めようと思った。 さて、止めようとか言いながら続けるんだけど(笑)、自慢には大きく分けて2通りの自慢があることに気づいた。1つは地位や交友など、自分がこんなに高い位置まで登り詰めたんだという事を自慢するタイプ。 「ハンディキャップボードには大臣の●●といった名前も見受けられうんぬん」とか、「いつもラウンドするのが●●新聞の取締役でもある●●であこりゃこりゃ」とか、あっそうふーんよかったねとしか感想が思い浮かばないものだ。っていうか、お前が誰と回ろうが、誰と同じクラブのメンバーだろうが、どーでもいいというのがホントのところだ。 で、もう一つは自分の腕を自慢なさる人たち。「いざ上がって計算してみれば、エージシュートまで惜しくもあと●打であった(って、ホントは思い切り意識してたんでしょ?)」「ホールインワンは2回しかないが、そのうちの1回がホームコースの・・・(2回しかない、と来ましたか。スゴイですね〜)」というのはストレートすぎて微笑ましくすらある。 ただし、名門コースのメンバーはその多くがご老人であり、そういう人たちはさりげなく過去の栄光を自慢されるわけで、エッセイには次のキーワードが必ず登場する。 「持病の●●があり、思ったようなスイングができなく・・・」 「今はもっぱら健康維持のため・・・」 「できるだけ歩くよう心がけて・・・」 「そんな私だが、昔は・・・」 「一番印象に残るラウンドは、前半が1オーバー、・・・」 「夢よもう一度、といった心境である」 老いても負けん気だけはさすがに超一流である。・・・・・ああ、それにしても俺ってホントに意地悪でイヤな性格だなあ。年寄りを笑うのは品性に欠けるんじゃないの?と思ったりもするがまあみんなではなく自慢するヤツ限定だからまあいいやと思った。 (ちなみに、今回の括弧付きの文章は私の創作であり、どこかからの引用ではありません) |
2009/3/25 (805571hit) 2種類のゴルファー
1年前に書いたのと同じアイデアのネタですが。 世の中には2種類のゴルファーがいる。後ろの組の動向が見えるゴルファーと、自分のボールしか見えないゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。ティに無頓着なゴルファーと、ティショットの後、ティをいつも探し回るゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。初対面で挨拶した瞬間からどうでもいいことや自分のことなどを機関銃のようにしゃべりまくるゴルファーと、次も一緒に回りたくなるゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。喜々として自慢するゴルファーと、控えめに自慢するゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。1本のドライバーを最低2年は使い続けるゴルファーと、1本のドライバーを2回以上は使わないゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。ラウンド前日はワクワクして寝られなくなるゴルファーと、ラウンド1週間前からワクワクして落ち着かなくなるゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。ミスしたときに悔しがるゴルファーと、「あ、これブログのネタになる」と考えるゴルファーである。 世の中には2種類のゴルファーがいる。背中からシャツをはみ出しながらラウンドするゴルファーと、痩せたゴルファーだ。 世の中には2種類のゴルファーがいる。練習してもうまくならないゴルファーと、練習しなくてもうまいゴルファーである。 世の中には2種類のゴルファーがいる。ハーフが終わって「腹が減った〜」と思うゴルファーと、「ビールだ〜〜!」と思うゴルファーである。 世の中には2種類のゴルファーがいる。ラウンドが終わって必ず「トホホ・・・」と思うゴルファーと、私以外のゴルファーである。 |
えー、「ひとの不幸は蜜の味」なんて言葉がありますが、よっぽどできた人間でない限り、「宝くじが当たってバンザイ」なんていう話より「自動車に当たってネンザ」なんて方が面白かったりするわけで。 まああんまり褒められた事じゃない、品性が疑われる事だと判っていても、ひとの不幸せを知って自分の幸せをかみしめることはなかば本能的な感情で、抑えることが難しい。 さて、今日はあるゴルファーの最新のラウンドをご紹介したいのだが、これがまた非道いというかエグいというか。 その彼、半年前まで平均80前半でラウンドしてたのに最近めっきり調子を落として90が切れない。この日は100近く叩いちゃってまあ可哀想というかざまあみろというか。幸い本人の許可を得たので、そのままコピペして皆で笑いものにしようという企画である。 っていうか、そのゴルファーって俺ですはい(笑)。 スタートホール。安全に3アイアンでいくかドライバーで行くか迷ったあげく、気持ちで負けてはダメだと思ってドライバーを持つが、左へ引っかけてOB。勝っても全然嬉しくない。前進4打は左足下がりのライから100ヤード、盛大にダフってバンカーへ。バンカーから5オンするもアプローチパットを2.5mもオーバーさせ、おまけに3パットしていきなりダブルパー発進だ。 2番、いつも通りティショットはミドルアイアンで。フェアウェイの平らなところへ。2打目、PWとPSの中間の距離、うまくPWのクォーターで打てるも右へこぼれる。そこからアプローチをピン上5mに。アプローチはランニングでチャックリしないように打つのが精一杯で距離感なんてとんでもない。そこから2mオーバーさせてしまい、また3パット。グリーン速いぞ。ダボ。 3番はパー3。6アイアンのティショットはダフってショート。ティショットをダフるって・・・・。アプローチは打ち込む。感触は良かったのに地を這うような球でグリーンオーバー。ライがほぼベアグラウンドだったのですっかり弱気な私はエッジまで2mをパターで。ピンまで2mショート。それが入らず、私的にはまた3パットのダボ。 4番、400ヤードの打ち上げで実質420yののパー4。ティショットがバカ当たりして残り155y地点まで。2打目、7アイアンで2オンを狙うもダフってショート。最近アイアンがフェアウェイからまともに当たるのは1ラウンドに2回ぐらいか。グリーンまで残り20y、砲台へ9アイアンで転がし上げる作戦。成功。ピン奥5mに。しかしそこから1mオーバーさせ、返しを引っかけてまた3パット。ダボ。 ぼちぼちダボと3パットを何とかせねば。5番はワンオンも狙えるパー4。いつも3アイアンでフェアウェイキープするがこの日はドライバーで。左へまっすぐ引っかけてOB方向へ。しかしギリギリセーフ。2打目は木の下のベアグラウンドからバンカー越え50y。木の枝で高い球が打てないので、バンカーへ入っても良いと思いつつ、狭い花道を狙ってPWで転がす作戦に。最高の感触でうまく打てて、でもボールはバンカーにダイレクトイン。 3打目、思い通りの高さのバンカーショットを打つも、ちょっとだけオーバーしてグリーン奥の谷底へ。そこから9アイアンで土手にぶつけて転がし上げる作戦が土手に当たらずまたグリーン手前のラフへ。行ったり来たりですな。そこからPWでチャックリ(出た。っていうか、PWの転がしでチャックリって、どんだけ器用なんだ俺?)、グリーンに乗っただけ。最初のパットは80cmに、その80cmが蹴られてはいお約束の3パットそしてダブルパー。 ここに5ホール連続3パット(さらに5ホールで14オーバー)という、とてつもない記録が達成されたのであった。じゃじゃーーん!! (続く。言っておくがまだまだ本番はこれからである) |
2009/3/28 (806327hit) ひと(私)の不幸その2
さて昨日の続き。気が進まないなあ(笑) 6番はティショットがよく飛んでグリーン横のバンカーへ(きつい打ち上げだけど、200y少々しかないパー4なのだ)。バンカーから乗せて2パットで今日初めてのパー。 7番は谷越のパー3。8アイアンのティショットをダフって(またパー3のティショットをダフッた。しかもショートアイアンで。恥ずかしすぎる・・・)しっかり谷に落とす。打ち直しはグリーンエッジへ。8アイアンで転がしてタップインダボ。 8番、ティショットの3アイアンが距離・方向とも抜群で、残り110y地点へ。そこからPSのフルショット!コーンとな!!思い切りトップ!!グリーンオーバー!!トホホ。ボギー。 9番でやっと2つめのパーが来て、前半は1ボギー4ダボ2ダブルパーで52。集中力を保てたのが奇跡だ。っていうか、腐らなかった俺って偉いと思う(おうちのかたへ:お子様がどんなに悪いスコアでも、よいところを見つけてその部分をほめてあげましょう)。 後半松コース1番。ティショットはフェアウェイセンター240y地点。2打目残り100yPSフルショット、今度は手前5cmをダフる。ボールはヘロヘロ・・・。この瞬間だけは、あまりの情けなさと恥ずかしさとやるせなさと悔しさといとしさとせつなさと心強さと部屋とワイシャツと私に腹が立ち、クラブを地面に叩きつけそうになった(我慢したけど)。 3打目、例のスピンアプローチで狙うもスピンが効かずグリーン奥にこぼれる。4打目のアプローチはトップしてまたグリーン手前へ逆戻り。わはははは。5打目のアプローチはチャックリ。わはははははははは。 そして3パット(涙笑)。この日3個目のダブルパー。 2番からは少しましになった。グリーン周りのアプローチでちょっとした発見があって大きなミスが出なくなったのだ(構成上の問題で明日以降に書きます)。アイアンは相変わらずスカタンだったけど。というわけで後半は45。合計97。100叩かなくて良かった(心から)・・・・ 結論:いい気になって練習しないとゴルフは際限なくヘタになるって当たり前ですかですねどーもすいません(三平)。
97(52・45)パット39 |
2009/3/30 (806662hit) 春の練習強化週間その1
というわけで金曜日から練習強化週間に入ったわけだが、今日はまず先週のラウンドでアプローチについて発見したことを。って、アプローチが日本で2番目にヘタな私が言う事に説得力なんてないんだけどね。いや逆にそんなヤツがうまく打てるようになる秘策だからすごいのか?判らん。まあいいや。 この発見は、チャックリしがちな人、アプローチの距離が近くなるほどミスの率が多くなる人にお薦めの方法である。と言っても特別難しいことをするわけでも特殊な打ち方をするわけでもない。ただ単に、 バックスイングを思い切って小さくする だけ。イメージ的には半分から三分の二ぐらいの大きさ。 解説しよう。チャックリしたり、グリーンに近づけば近づくほどミスしてしまうゴルファー(俺だ)の最大の欠点は、アプローチのスイングでインパクトがゆるんでしまうことである。では、なぜゆるむのか。 トップするのが怖いからだ。 往復ビンタ即ちトップを繰り返してグリーンを行ったり来たりする状況というのは、「バンカーから何度打っても出ない」、「谷越えのティショットが打っても打っても谷を越えない」と並ぶラウンド中三大悪夢である。って実は今考えたんだけど。 ちなみに、七大悪夢となると、「シャンクが止まらない」「グリーン手前全面に位置する池に何発も入れて前へ進めない」「短いパットをことごとく外しまくる」「ドライバーがチョロしかしなくなる」の4つが加わることはよく知られているっていうのも嘘で今考えた。 さらに、十三大悪夢は・・ってもういいですかですね。 この往復ビンタ、他の3人がグリーンオンして待っている場合や、また後ろの組が第2打地点で待機していたりしたらその情けなさと恥ずかしさも倍増するんだよね。だから(話は戻る)、とにかく何とかしなければと焦り、器用な小手先で合わせてしまう。そしてインパクトがゆるむ。またグリーンの向こうへ。がちょ〜ん。 この、トップに対する恐怖心はなかなか取り除けない。なぜならコースで成功を積み重ねることが唯一の解消方法だからだ。練習場でいくら完璧なアプローチを打っていてもコースで出るときは出るしね(え?俺だけ?)。 というわけで、いやでも加速してしまう打ち方でスイングすればいいのだ。バックスイングを思い切って小さくすれば、本能的にショートすると考えるため、ダウンスイングからインパクトは間違いなく加速する。4回やって3回成功した(1回はバックスイングが小さすぎてショート)から、まあ一定の効果はあるかな、と思う。 ただし、この方法ってよく考えれば根本的解決ではなくやっぱり小手先の誤魔化しなんだよね。 この打ち方だと、微妙にスイングのタイミングとかフィーリングが変わる可能性があるので、ライがいいところなら良いけど、シビアなライだったりすると逆に致命的ミスを引き起こすかもしれないという諸刃の剣になるんだよね。 ・・・などと考えながら練習場で球を打っていたのが金曜と日曜(そう、ここから本題なのだ。長い前振りだなしかし)。そして私は、ついに(今の私にとって)アプローチで一番大事なことを発見したのである。 アプローチがトップしたりダフッたり、とにかく安定しない原因の一つに「手打ちになる」というのがあるが、その手打ちを防止するためのテクニック。手打ちになるのは手が必要以上に動くからだ。だったら、動かないよう体に固定してやればいい。どこを固定するか。 左脇である!! 左脇をバックスイングからフォローまでずっと意識して閉じる。脇だけではなく左の脇から肘まで体にくっつけたままというイメージの方がよいかもしれない。そうやって打てばもうアプローチが当たる当たる。気持ちよいインパクトからきれいな弧を描いて球が飛んでいく。 これで半年以上苦しんだアプローチ失敗恐怖症とおさらばできるかもしれないという気がする。あくまで気がするだけだが。そして私の「気がする」は、結局は単なる「気のせい」というパターンが多いのだが。 ・・・などと考えながら今日の昼も練習にいってきた。今日は90分打ち放題のH香里ゴルフセンターへ。 しかし、あれだけうまく打てていたのにやっぱりうまく打てない。バックスイングを小さくしても、左脇に気をつけても、ミスするときはミスするんだよね、やっぱり(当たり前だ)。 で、300球打つ頃にはもう身体のあちこちが痛くなり、2球に1球シャ●クが出るようになってきた。トホホ。練習しすぎて身体を壊しては元も子もない。よって、残り30球ほどはアプローチを連続して打ってみた。それも1球1球真剣にではなく、結構ルーズに構えて適当に打つ感じ(そう、ちょっとヤケになっていたのだ)。 すると、適当に打ってるのに、続けていい感じの球が出るのだ。私は思った。アプローチは (あまり考えず)数さえ打てばきっとうまく打てるようになる!!と。 (って、3回も練習してこれだけ長い文章書いて結論がそれかい!?) |
2009/3/31 (806940hit) 春の練習強化週間その2
練習強化週間も気がつけば5日目。まだ日記1日分しか書いてないけど。 しかし、身体のあちこちが痛もうが、左太ももの裏が筋肉痛になろうが、やっぱり練習には行くもんだ(注:当たり前である)。コースで打ってるだけでは多分一生判らない事が、練習場で続けて球を打ち色々工夫してはじめてが判るんだよね(注:だからそれって常識だって)。 そう、その「判ったこと」とは、アイアンの不調(注:今まで好調だったことがあるのか?)についてである。最近どうもアイアンショットがしっくりこなかった(注:今までしっくりきていたことがry)のだが、その原因がおぼろげながら分かったような気がするのだ(注:またですか)。それは、 アドレスにおけるグリップの位置の狂いであった。 正面から見て、左腕とクラブが一直線が私のスタンダードのはずなのに、大文字のYになっていたのだ。つまりグリップが左股関節前に位置するはずが体の中心に来てたのである。ハンドファーストならぬヘッドファースト。アドレスで球を上げようという姿勢をしてたら、そりゃあトップもダフリも出るわな。 またそれに伴い、ボール位置もほんの少し内側(右側)に入れた。さらに、バックスイングで右ひざを動かさないこと、ダウンスイングではボールにインサイドからヘッドを落とすこと、スイング中左腰の位置を動かさないように注意することなどを再確認。 それでようやく、掴まってロフト通りに球が上がるショットが出るようになってきた。嬉しくなった私は、調子に乗って打ち放題の練習場で球を打ち続ける。すると、足腰がボロボロになって全然当たらなくなってきた(注:本当の事である。笑わそうとして創作しているのではない)。 教訓:過ぎたるは及ばざるがごとし(注:っていうか、歳を考えろ) |