日記68

2004年7月16〜31日

  2004/7/16(129167hit) 罰ゲーム

7/15・きさいちCC・梅松(Aグリーン)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 4 4 6 5 5 5 3 4 5 41 5 4 4 5 3 3 5 8 5 42 83
+3 +3
topics     *1               *2       *3   *4 *5     
putt 2 1 1 1 2 2 1 2 1 13 2 2 2 2 0 2 2 2 2 16 29

*1・・・ティーショットの6アイアンがシャンクしてOB。
トホホ度3

*2・・・ティーショットを引っかけバンカーへ。バンカーからトップし、またバンカーへ。トホホ度1

*3・・・3打目、ややトップ目のアプローチがピンに直撃してチップイン。ラッキー!
ウホホ度4

*4・・・セカンドショットをどトップ。バンカー越えのロブショットが完璧。でも3mをショート。トホホ度1

*5・・・ティーショットOBだわさ。アプローチもダフるし。トホホ度4


ウホホ27点(4点 + パー2点x9 + 寄せワン1点x5) VS トホホ9 でウホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
6ボギー
2トリプル
83
(+11)
85.4
平均パット数
Putting average
1.611
(29)
1.899
(34.18)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
5.2
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
55.6
(10/18)
43.9
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
88.9
(16/18)
81.6
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
27.8
(5/18)
37.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
83.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
72.4
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
229.3 224.6
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50
(5/10)
32.9
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
67.9 75.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
87.5 69.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
61.5 61.1
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
75.0 67.6


 とにかく暑いの暑くないの。酷暑である。いや、激暑か(そんな言葉ないって)。最近の若者なら、チョー暑とヤバ暑とか言うかもしれない。

 朝9時の時点で気温31.3度。午後2時には34.3度。朝から日差しが肌を焦がす。これ、決して誇張ではありません。日なたにいると肌の露出している部分が痛い。

 どちらにしても人間の耐えられる気温ではない!ましてやごるふをするような気温ではない!!そして炎天下でラウンドするのは正気の沙汰ではない!!!好き者にも程があるといったところか。もう気分は罰ゲームである。何の罰か知らんけど。

 皆様、この季節、是非日傘を差してラウンドしましょう。でないと倒れます。

 それでも成績はまずまずだったが、中身はトホホ度60%といったところか。前半は短い梅コースで、昨日は特にウェッジショットばかりだった。9ホールで13回。

 何故13回も使用したかというと、パー4のセカンドが全てウェッジのショットで、それがことごとくショートしたりイマイチの当たりでグリーンに乗らず、エッジやグリーン周りからもう一度ウェッジで寄せるというへっぽこラウンドだったからだ。これでパットが入らなかったら、完璧にボギーペースだった。

 つまり先週よりパット数が8個も少ないのにスコアは4つも悪いのはそのせいである。

 後半、ドライバーがイマイチでOBを打ったりしたが、ショートアイアンがアイアンのヒントのお陰で相当良くなったので、満足のいくラウンドだった。

 しかし、この歳になるとラウンド前日に練習するのはもうダメである。筋肉の疲労が取れません。特にこれだけ暑かったり、そこに睡眠不足が絡んだり、体調不良が絡んだりするともう体が重くて・・・

 これ、決して言い訳に非ず。四十男の悲哀なり。

本日の体重・・・68.9kg(にがりダイエットは効果ありません)

  2004/7/17(129524hit) ジ・オープン予選


 
 毎晩宵の口から深夜までテレビを見ているので眠い。その分昼寝をしたりしているのだが、それでも眠い。今日も夜更かしだ。でも1年に1度の楽しい夜更かしである。

 ジ・オープンは予選ラウンドが終わり、いよいよ決勝である。結果など、詳細はここにお任せするとして、今回はどうでもいいような私個人の感想を書き殴ってみよう。ホントにどーでもいい事ばっかりだし、期待しないでね(だれもハナから期待なんかしてないって)。

 やさしいラフ

 今年は例年に比べてラフが簡単なように思った。ファーストカットラフ(=セミラフ・・・フェアウェイとラフの間に存在する短いラフの事)はほとんどフェアウェイと変わらないぐらいだし、本当のラフも見た目は草がぼうぼうだが結構簡単に脱出している。

 しかもやっとの事数ヤード出すだけではなく、数十ヤード飛ばしている選手が殆どだ。ジ・オープンがそんな軟弱なラフでは面白くないぞ。

 タイガーの道具

 タイガーがとうとう400cc超のドライバー(ナイキ イグナイト)を持った。しかもグラファイトシャフトである。これまで、小さめのヘッドとスチールシャフトにこだわってきた彼だが、とうとうここへ来てやさしいドライバーを手にしたのだ。

 これを彼の進歩と見るか後退と見るかは意見が分かれるところであろう。しかし、その昔パーシモンにこだわり続けて消えていった多くのプロや、もっと昔、ヒッコリーシャフトからスチールシャフトに変わった時に抵抗し続け、勝てなくなっていったであろう多くのごるふぁーの例もある事だし、この英断が吉と出る可能性の方が高いと私は思っている(←偉そうなコメント)。

 プロでもグラファイト

 プロのアイアンをよく見ていると、コリン・モンゴメリーを始め数名のプロがグラファイトシャフトの刺さったアイアンを手にしていた。もちろん我々の使うグラファイトとは質が全く違うのだろうが、プロといえばスチールと思い込んでいた私はちょっと驚いた。でも、シャフトだけで1本2万円とか3万円とかするんだろうな。すごいな。一度打ってみたい気がする。

 日本人選手の健闘

 マルちゃん、神山は我慢のごるふで1打後退の1オーバー、37位タイで首位とは8打差。深堀、平塚は2オーバー53位。見事予選通過だ。応援してた星野は残念ながら予選落ち。自力で出場権を手にした塚田も予選落ち。しかし、予選落ちでもジ・オープンに出場できるというだけでとんでもなくすごい事なのである。プロゴルファーで一生メジャーに出場できないプロもたくさんいるのだ。

 優勝は?

 マルちゃんは今回、何となく追い風が吹いていない感がある。来年の出場権(15位タイ?)が取れれば最高という気がする。日本人で上位に残る可能性があるとすれば、今ノリにノっている神山か?恐い物知らずで突っ走りそうな気もする。

 さて、私の予想する本命は3人。初日飛びだし、現在2位タイのトーマス・レベと、トゥルーンを文字通り庭のようにして育ったコリン・モンゴメリー、そしてビジェイ・シンだ。特にビジェイが来そうな気がする。根拠はない。

 対抗は願望も込めてタイガーと崔京周。そして、大穴がフィル・ミケルソン。ミケルソン、頑張れー!

本日の体重・・・68.9kg(夏なのにヤバいっす)

  2004/7/18(129761hit) ジ・オープン三日目


 昨日も午前2時過ぎまでTV観戦。お陰で朝からあくびを噛み殺す事72回。仕事中でもこのあくびというヤツはお構いなしである(←労働者の風上にもおけない)。

 いやあ、みんなスコアを伸ばす伸ばす。アンダーパー続出でジ・オープンらしくない。しかし、有名どころが上位に顔を出してきた。最終日、面白くなりそうである。

 昨日接待(8名)や夫婦喧嘩(5名)やデート(4名)やその他の理由(12名。内訳は疲れて寝てしまった人2人、つい「恋のから騒ぎ」と「99サイズ」を見てしまった人1人、ついNHKの「冬ソナ」を見てしまった人1人、ビデオで撮っていたK1を我慢できず見てしまった人1人、自衛隊の国連軍参加に反対の人が1名、どちらでもないが1人、そして戦士が1人、魔法使いが1人、僧侶が1人、商人が1人、勇者が1人である)で観戦できなかった人たちのために、リーダーボードをここに記しておこう(決して日記の水増しのためではない)。そして、欧米のプレイヤーをあまりよく知らない人たちのために、プレイヤーの紹介も書いておこう(決してネタがないわけでも知ったかぶりしているわけでもない)。

順位 スコア プレイヤー 備考
−8 T.ハミルトン 日本ツアーでお馴染み。38歳
−7 E.エルス ご存じBig Easy。34歳
3T −6 P.ミケルソン マスターズ優勝、USオープン2位
と一皮むけた世界最強のレフティ。34歳
3T −6 R.グーセン 今年のUSオープン覇者。35歳
3T −6 T.レベ 編者一押しのフランス野郎
・・・でも三日目終盤でやや失速。35歳
−5 B.レーン 地元イングランドの期待を
背負っているらしい。44歳
7T −4 T.ウッズ 最終日巻き返しなるか?28歳
7T −4 S.バープランク 現在アメリカのマネーランク
22位の実力者。40歳
9T −3 C.モンゴメリー ヨーロッパの超実力者。地元で
悲願のメジャー初制覇なるか?41歳
9T −3 M.ウィアー 一昨年のマスターズで優勝
カナダ出身のレフティ。34歳
9T −3 S.ケンドール USツアー2勝。39歳
特記
12T −2 崔京周 今年のマスターズのイーグル
は記憶に新しい。34歳
15T −1 D.ラブIII PGAツアー18勝。97年のPGA
チャンピオンシップ(全米プロ)チャンピオン。40歳
15T −1 神山隆志 31歳
15T −1 深堀圭一郎 35歳
15T −1 平塚哲二 32歳
51T +4 丸山茂樹 34歳

 というわけで、今日は終わり。
































 いかん。こんなので終わったら怒られる。もっと頑張れ、俺。

 上の表を見ると、9位タイまでの11人のうち、タイガーを除く10人全員が34歳以上である。また、決勝に残った日本人選手4人も図ったように30歳代前半。これは、プロごるふぁーの技能のピークが30歳代に出てくるという事を表しているのだろう。

 また、ロイヤルトゥルーンのように一筋縄ではいかない(=多彩な攻め方を要求される)コースと戦うためには、ある程度の年期が必要なのだ、ともいえるかもしれない。

 さあ、いよいよ最終日の中継が始まる。私に残された時間はあまりにも短い。もう行かなくては。では皆の衆、一緒に観戦だ!(いくら自分勝手な事を書いて良い日記とはいえ、もっと真面目に書けと憤慨している人360人)

本日の体重・・・68.4kg(練習に行ってないがまずまず)

  2004/7/19(129973hit) 誰もが予想しなかった結果


 いやあ、劇的な幕切れだった。午前4時までTVを見ていた甲斐があったというものである。

 最終組がフロントナインを終わった時点では、まだ誰が勝つか全く予想できない展開だった。首位から4打差に10人ほど居ただろうか。その中には、首位スタートのハミルトンを始め、エルス、ミケルソン、グーセン、レベ、ウィアー、そしてウッズもいた。

 今回は久しぶりに調子も良く、それはブッチと仲直りしたせいかもしれないと噂されるタイガーは、前半で2つしか伸ばせず、逆に後半の11番ホールでボギー。12番でもパットが決まらず連続ボギー。ここで終わり。

 フランス野郎でしかもアンソニー・ホプキンス(「羊たちの沈黙」のレクター博士)に似ているともっぱらの評判であるレベは、4番ホールのイーグルで伸ばすかと思われたがそこがハイライトだった。ずるずる後退。

 地元の期待を背負い、メジャー制覇の最後のチャンスとまことしやかに囁かれていたモンゴメリーは最終日はいい所無く最終日5オーバーで25位タイまで後退。

 そして抜群の安定感を誇り、一皮も二皮もむけたが甘皮は爪のことだし渋皮は栗の事だし面の皮もむけたらそれは単なる日焼けで、とにかく往年の超過激な攻撃ごるふがなりを潜め、クレバーという言葉が似合うナイスプレイヤーとなったミケルソン。4番でイーグルを取り、難易度の高い後半の3ホールをパーで凌いだ時は勝ったと思ったが、後半であと1押しが足りず、13番で50cmのパットを外した時、世界中のごるふファンは「ああ、またか・・・」と思ったに違いなくて1打差の3位タイに甘んじた。

 しかしそれにしてもエルスとハミルトンが良すぎた。プロごるふぁーが最も緊張する、メジャートーナメントの最終日バックナインで、しかも優勝争いをしている状態で、実力以上の力を発揮したこの2人。

 エルスは10番のダブルボギーで完全に死亡が確定した思ったら、残り6ホールで3つもバーディーを奪いゾンビのように復活した。一方のハミルトンも同じく後半で3つバーディーを奪うものの、最終ホールでミスが続き、ボギーに。そしてプレーオフ。

 プレーオフは4ホールのストロークプレー(打数の合計)で争われた。1番ホール、2番ホールは両者パー。3ホール目の17番でエルスがボギーを叩き、エルス絶対的不利に。しかしこのプレーオフのハイライトはハミルトン1打リードで迎えた最終ホールの攻防であった。

 エルスはフェアウェイ真ん中、残り170ヤード付近にナイスショット。一方のハミルトンは右のラフ。距離も200ヤードは残っている。

 先にセカンドショットを打ったのはハミルトン。しかしグリーンに届かず、残り35ヤード地点に球は止まった。パーオンに失敗だ。

 一方、エルスのセカンドはピン下3mに付く。またもやスーパーショットだ。ここでエルスが入れてバーディーなら再び両者は並び、プレーオフが続く。もし、エルスがバーディー、ハミルトンが次を寄せられず、2パットのボギーだと大逆転である。

 ハミルトンがアプローチに選んだクラブは何とウッドタイプのユーティリティクラブ。地を這うように打ち出され、転がるボール。方向は良い!あとは距離感だ!そしてボールが止まったのは、ピンの真横50cmの位置であった。すごすぎる!すごすぎまくる!チョーすごすぎまくって驚いて八丈島のきょん!感動を禁じ得ないシーンであった。

(編者注:上の赤字の部分は高野さんのご指摘で訂正しました。高野さん、いつもありがとうございます。このユーティリティについては、高野さんのウェブで詳しく紹介されています)

 エルスは最後のパットを外し、ハミルトンはこのタップインパーを慎重に決め、第133回ジ・オープンチャンピオンに輝いたのであった。すごい。最高。信じられない。落ち着いていた。格好良かった。

 俺も頑張ろうと思った。

本日の体重・・・68.4kg(「コアラのマーチ」を食っちまった)

  2004/7/20(130310hit) 最もジ・オープンに似合わない男


 最初に訂正を。昨日、ハミルトンがプレーオフの最後のアプローチでフェアウェイウッド(スプーン)を使用した、と書いたが、高野さんに「ハミルトンはスプーンを使用していなかった」と教えて下さった。恐らく使用したのはユーティリティウッドであろう。ここにお詫びし、昨日の日記を訂正させていただきました。

 さて気を取り直し、昨日書けなかった事を書く。今回の時・オープン(←ATOK17は「じ・おーぷん」の変換ではカタカナの「ジ」が出てこないのだ。腹が立つからこのままいってやる)、地上波ではテレビ朝日系列で午後11時頃から(最終日のみ午後9時から)午前3時〜4時まで、衛星放送ではゴルフネットワーク他で午後7時(あるいは8時)から深夜まで放送していた。

 一応メインの視聴は衛星放送にして、テレビ朝日は録画しながら時々チャンネルを変えるという見方をしていたのだが、その地上波のコメンテーター及び解説陣は羽川プロ、青木プロ、そして戸張氏とお馴染みのメンバー。ここまでは良い。

 しかし、テレビ朝日の中継をご覧になった方はご存じだと思うが、この解説陣以外に日本のスタジオにセットを組み、元テニスプレイヤーMと国民的英雄の娘Nが何故か喋っているのだ。そしてこの2人の会話というかコメントが、とにかく何が言いたいのか全く解らないのだ。

 ボケを2人並べる事自体ミスキャストなのに、この2人は日本を代表する超天然大ボケである。この2人に対抗するには、ダウンタウンの浜ちゃん20人ぐらいにツッコんでもらわないとバランスが取れない。

 特に元テニスプレイヤーMである。初日は現地へ飛び、そこでリポートするという大任を任された彼である。どの程度ごるふに詳しいのかは解らないが、私が見る限りではそれはリポートというものではなく、単にバカ騒ぎして喜ぶ一般人そのものに見えた。ほんのちょっとでいいから、現地へわざわざ行った意味のある事を言えよ、元テニスプレイヤーMよ。っていうか、あまりのミスキャストに逆に可哀想に思ったぞ。

 元々、ただ単に熱いだけのキャラクターである。そんなMを、歴史と伝統あるジ・オープンに派遣するテレビ朝日が悪いのだ。そういえばこのテレビ朝日という所、今回優勝したハミルトンを「ゴルフターミネーター」と呼んだり、深堀を「アイアンの貴公子」と呼んだり、センスが悪い事では天下一品である。

 きっとこのキャストや番組を企画した人間は、平気で60インチリプレースをしたり、ラフで卵を産んだり、良いライに球をけっ飛ばしたり、そういうセンスの悪いごるふをするのだろう。

 ごるふを心の底から愛する青木プロの解説が面白いから見ているけど、とにかく不必要な飾りやショーアップなどせずともごるふは面白いのだ。そこの所を、是非わかって頂きたい(←偉そうだ)。

本日の体重・・・68.3kg(昨日昼飯食えなかった)

  2004/7/21(130762hit) 英国の中心で愛を感じる


 もう一日だけジ・オープンの話題を。

 ハミルトンが優勝し、感動に打ち震えて何も見えず、悲しくて目を開ければ、荒野 に向かう道より〜ほ〜かに〜見〜え〜るも〜の〜は〜なし〜・・・といえば谷村新司「昴」である。古いか。

 いや、優勝の余韻に浸っていた私は、夜更かしついでに表彰式まで見てしまおうと思った。なかなかテレビの前を離れられずにいたのはそういう理由で、決して寝室へ行くのが恐かったからではないのだ、○よ。

 ハミルトンのスピーチは素晴らしいものであった。死闘を繰り返したエルスを称え、ローアマチュアの選手(名前忘れた)を称え、R&Aを称え、大会関係者を称え、自分の事にはほとんど触れなかった。

 また、スピーチが終わってから、ハミルトンは驚くべき行動に出る。クラレットジャグを手にし、表彰式が行われた18番グリーンを取り囲むように集まったギャラリーの方へ向かい、ギャラリーに握手をしながら歩き出したのだ。

 そしてその途中、手にしたクラレットジャグを少年に一度持たせてあげるというサービスまで披露した。彼の横に付いていたR&Aの役員(多分)がハラハラしていたように見えたのは思い込みかもしれないが、何と粋な事をするヤツなのか!

 イングランドの少年たちにとって、ごるふは生活の一部であり、プロごるふぁーは憧れの対象であり、ジ・オープンは遙かなる夢と憧れの舞台であり、そしてそれを象徴するのがクラレット・ジャグなのである。それを手にできるのは、1年でたった1人。オープンチャンピオンシップの勝者だけなのだ(いい話をしてるんだからR&Aの役員は手にしてるじゃん、なんて突っ込みはナシね)。

 少年は恐らくこの日の事を一生忘れないだろう。そして、一生の思い出としてこの日の事は何度も思い出す事だろう。

 優勝するより大事なこと。それは、プロごるふぁーである自分の生き方をいかに表現するかという事なのである。

本日の体重・・・68.7kg(人体の不思議)

  2004/7/22(131240hit) お詫び


 今晩(木曜日、22日の夜)から明日にかけて、ちょっと一泊で若狭の方に出かけてきます。

 従いまして、明後日(金曜日)の更新は日本時間の深夜、あるいはひょっとしたら午前様になるかも知れません。どうかご了承下さいませ。

 追伸:今日のラウンドはトホホとウホホがほどよくミックスされて楽しかったです(って小学生の夏休みの日記みたい)。

本日の体重・・・まだわからん

  2004/7/23(131830hit) 51時間とマルチーズと言い訳

7/22・きさいちCC・松竹(Aグリーン)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 5 5 5 4 3 4 6 5 42 4 3 5 5 4 5 5 5 4 40 82
topics *1 *2           *3       *4       *5     *6   
putt 3 3 2 2 2 2 2 1 2 19 2 1 2 1 1 3 2 2 1 15 34

*1・・・いきなり今日という日を暗示する3パットボギー。
トホホ度2

*2・・・さらに追い打ちをかけるかの如く3パットのダボ。トホホ度3

*3・・・2打目、3打目、4打目とスーパーウルトラトホホショット3連発。トホホ大王である。トホホ度5

*4・・・目玉・アゴのすぐ後・ピンが近いという三重苦から年に一度のスーパーリカバリー(←って自分で書くか普通?)ウホホ度4

*5・・・ティーショットの5アイアンが「ガキッ」って。いやですね「ガキッ」は。おまけに3パット。トホホ度4

*6・・・トップしたアプローチが40cmに寄る。
ウホホ?度1


ウホホ29点(5点 + パー2点x10 + 寄せワン1点x4) VS トホホ14 でウホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
6ボギー
2ダボ
82
(+10)
85.3
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.898
(34.17)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 4.9
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
55.6
(10/18)
44.3
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
88.9
(16/18)
81.9
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
38.9
(7/18)
37.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
83.9
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
85.7
(12/14)
72.9
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
221.4 224.5
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
57.1
(4/7)
33.6
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
75.0 75.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
50.0 68.9
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
65.8 61.3
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
81.8 68.0


 皆様、お待たせしました。無事若狭路から帰って参りました。結局午前様になってしまいごめんなさい。

 息子は実家へ預けたため、実は一昨日からずっと○と二人きりで約51時間。それはもう、言葉では言い尽くせない時間でございました・・・

 とその事はまあ置いておき、今日は木曜日のラウンドのお話を。

 気温は相変わらず高いものの、この日は風がほんの少し爽やかで、過ごしやすい一日だった。○がこの日は家で休養していて、私一人だったからかもしれない。

 同伴者は60代のご夫婦とその友人のご婦人。私がホームコースで同伴させて頂く人たちは、ほぼ例外なく私より年上で、最も多いのが仕事を一段落させて悠々自適に過ごされているこの年代の方々である。最初の頃こそ緊張していたが、今では上手にお付き合いできるようになった。

 さて、この日は何故かパットのフィーリングが悪く、連続3パットのスタート。って、フィーリングなんて偉そうに言えるほどの腕かよ>俺。しかし徐々に調子を取り戻し、いい感じで迎えた午前の8番ホールで事件は起こった

 ティーショットはこの日一番の当たりで、フェアウェイ右サイドへ。残り280ヤード、セカンドショットにいつもの7Wを持ち、リラックスしてバックスウィング。しかしダウンスウィングに入る直前、隣のホールから「フォア〜〜〜!」という声が聞こえてきた

 結局ボールは飛んでこず、全然我々に関係ない「フォア〜」であったのだが、そして自分でも意識したつもりは全然なかったのに、結果はボールの頭を叩いて100ヤードしか飛ばなかったのであった。そう、へっぽこごるふぁーの私が、一丁前にスウィング中の突発的な声で集中力をかき乱されてしまったのだ。スウィングを途中でストップしようとちらと思ったが、到底不可能だった。もし私がタイガー・ウッズだったら、間違いなく今よりもモテモテだろう。

 次のショットも「フォア〜」の声に動揺した自分に対して動揺し、同じようなトップボール。そしてPWに持ち替えた4打目もまた、「フォア〜」の声に動揺した自分に対して動揺した事実に対して動揺し、トップしてグリーンの奥へ。

 何だか言い訳めいてきたが、とにかく私は自分自身の繊細でデリケートでバリケードでマルチーズな心にあきれてしまったのであった。っていうか、そうやって他人のせいにするのは100年早いんだよ!>俺。

 しかし後半のラウンドでも、7Wを持つたびにさっきの「フォア〜〜〜!」が頭の中でよみがえり、トップしたり左へ引っかけたりしたのであった・・・って、普段から3回に2回はトップしたり左へ引っかけてるじゃねえかよ>俺。

 でも、そのマルチーズな自分をちょっと慰めてあげたい気持ちもちょっとあったのであった。っていうか、結局終始言い訳かよ>俺。

(すいません。この中途半端に面白くない日記、やっぱり51時間の疲れが出ているようです・・・・)

本日の体重・・・68.9kg(確実に太ってます)

  2004/7/24(131906hit) わかさカントリークラブ

7/23・わかさCC・(すが→ひゅうが)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 5 4 4 3 4 4 3 5 4 36 4 4 4 4 5 4 3 5 3 36 72
score 5 6 5 3 6 5 5 5 5 45 7 7 6 3 8 5 6 7 4 53 98
+3 +3 +3 +3
topics   *1     *2   *3     *4 *5 *6 *7 *8   *9 *10     
putt 2 2 2 2 3 2 4 1 3 21 2 2 2 1 2 2 3 3 3 20 41

*1・・・2打目の7Wを大ダフリ。3打目もショート(*本文参照)して乗らず、アプローチもミス。
トホホ度4

*2・・・セカンドショット、最高の当たりもショート(*本文参照)。さらにアプローチが上につき、3パット。トホホ度4

*3・・・2段グリーンの下から4パット。トホホ度5

*4・・・明日の日記参照。トホホ度3

*5・・・明日の日記参照。トホホ度4

*6・・・バンカーから1発で出ず。
トホホ度3

*7・・・この日初めてアイアンがピンハイまで行った。
ウホホ度5

*8・・・明日の日記参照。
トホホ度5

*9・・・ティーショットをシャンクしてOB。
トホホ度5

*10・・・身も心もガタガタで、気がつけば素ダボ。トホホ度4


ウホホ12点(5点 + パー2点x3 + 寄せワン1点x1) VS トホホ37 でトホホの圧勝

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
5ボギー
5ダボ
4トリプル
98
(+26)
85.7
平均パット数
Putting average
2.278
(41)
1.911
(34.4)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
5.0
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
22.2
(4/18)
43.6
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
50.0
(9/18)
80.8
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
33.3
(6/18)
36.9
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
66.7
(12/18)
83.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
35.7
(5/14)
71.7
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
205.7 223.9
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
25.0
(1/4)
33.5
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
54.2 74.9
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
25.0 68.1
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
65.9 61.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
67.9 68.0


 金曜日。父親から譲ってもらった(というより勝手に名義変更された)わかさカントリークラブでのラウンドである。大雨で大変な事になっている福井県にあるコースである。大阪から車で2時間30分。ちょっと遠いので、年に1回か2回しか行けない。従って、毎年我が家では夏の恒例行事としているのだ。

 なお、わかさカントリーであるが、KBS京都(UHF34チャンネル)の「ゴルフ虎の穴」という番組(日曜日の午後10時)で紹介されているので、近畿圏にお住まいの方は機会があればどうかご覧下さい。

 さて、偉い若者が長靴を持ち手弁当で被災地へ向かっているのを尻目に、我々はごるふバッグと着替えを車に積み、ちょっと罪の意識を感じながら午後7時頃出発した。そう、前日にクラブハウス内のホテルの一泊し、朝早めにスタートするのだ。

 途中で夕食を取り、無事11時過ぎに到着。今日のラウンドで疲れているので、さすがにこの日はベッドに入ってすぐに寝てしまった。

 金曜日の朝である。爽やかな目覚めで充分疲れも取れた・・といいたい所だが、やはり前日の炎天下でのラウンド+3時間の移動は華奢でひ弱な私にとって厳しいものがあったようだ。体が重い。しかも硬い。さらに足の筋肉が張っている。おまけに空調のせいか鼻風邪を引いたようだ。

 昨日に引き続き言い訳ばかり書いているような気がするが、あくまで日記を水増しするために事実を羅列しているのであって、悪いスコアの言い訳を書いているのではない・・・って書いてもだれも信用してくれないだろうなあ。自分自身でも書いていて「こりゃあ言い訳だな」って思ってるぐらいだし。まあいいか。

 さて、朝食を取り、いつもより念入りにストレッチをし、パッティンググリーンでしばらく球を転がしてからスタートホールへ。今回は特別にキャロウェイのニューボール、HX-Blueを使用する事にした。年に一度の事で気合が入っているのだ(この気合が見事に空回りする事など、この時の私は知るよしもない)。


左から球一郎、球四郎、球三郎である


 こうして、恐怖のラウンドがスタートしたのであった。前半はすが湖コース、やはり体が重たい。ドライバーが重く感じる。出だしこそ何とかパーを拾えたが、2番ホール、快心のアイアンショットが20ヤードショート。同じように5番ホールでも完璧(と自分で思い込んでいる)ウェッジショットが15ヤードショート。

 おかしい。何かがおかしい。そう思ってピンポジション表を見てみると、何とここのヤーデージ表示はグリーンエッジまでであった!私はてっきりグリーンセンターまでと思い込んでいたのだ。そりゃあショートするわな。っていうか、もっと早く気づかんか?普通。いや、パー3だけはセンター表示だったので、余計に気付きにくかったのだ。

 しかし気付いたからといって安心できないのがここのグリーンなのだ。とにかく速い。5番ホール3パット、7番ホールはパーオンして4パット、9番ホールも10mから3パット。ファーストパットがことごとく大オーバーした結果である。

 普段のきさいちはどちらかというと遅いグリーンで、そのクセが抜けないのだ。というか、わかっていてもなかなか加減しては打てないものだという事が解った。いや、私が下手なだけだったりして(その通りである)。

 というわけで、前半はボギーペース。パット数が21であった事を考えるとまずまずかもしれない。しかし、真の恐怖は後半に待っていたのであった(続く)。

本日の体重・・・68.8kg(水着が着れない体だ)

  2004/7/25(132210hit) わかさカントリークラブ(2)


 業務連絡。もうおなじみにも程があるという高野さんのゴルフ「80を切る!」日記、その7月23日付日記で、埼玉県の広木さんが「80を切った、その日」をリポートされておられます。その広木さん、何とうちのウェブも読んで頂いているそうで、そのリポートでも紹介して下さっています。

 広木さん、80切りおめでとうございます!!
 そして、ウェブを紹介して下さってありがとうございます。
 ついでに高野さんもありがとうございます。


 皆様、高野さんのウェブを参考に練習し、私のウェブでその練習の疲れを癒す。それこそが、80を切る近道なのであります。

 業務連絡その2。昨日の後半のスコア合計と、18Hのスコア合計が大間違いでした。っていうか、大嘘を書いてました(だれも気付いていないと思うけど)。訂正しときましたってばさ。


 さて、再び話はわかさに戻る。お昼ご飯を食べて午後のハーフスタート。コースはひゅうが湖。3つのハーフのうち、最も狭いコースである。不安が募る。

 その不安は、1番ホールのティーショットから炸裂する。手にイヤな感触を残して放たれたボールは、右のラフ、しかも松の木のすぐ手前へ転がっていった。ボールのある位置まで歩いていくと、何とか枝の下を抜けそうだ(←大きな勘違い)。ライも良い。

 今にして思えば、「フェアウェイへ出す謙虚さ」が、暑さにより溶けて耳から流れ出てしまっていたのだろう。低い球を打とうと思いスウィングすると、球は見事に番手通りの高さに上がり、枝を直撃。コーンという澄んだ音を響かせながら球一郎はどこかへ消えていったのであった。1個目のロストボール。

 しかし、アイアンで低い球を打とうとする時に限っていつもより高い球になる。というか、完璧な弾道の球が出る。きっと球をやや右足寄りに置き上から打ちこむために、綺麗なダウンブローのスウィングができるからだろう。普段からそうやって打てばいいのに。

 続く2番ホール。311ヤードという短いパー4である。6アイアンで放たれたティーショットは、低いシャンク気味のトップボールとなり、再び右のラフへ。斜面を駆け下りてきたのは確認したが、その場所へ行ってみると足首以上の深いラフで、探せど探せどボールが見つからない。球一郎に続き、球三郎までどこかへ行ってしまった。何てこった。

 そして5番ホール。前のホールのバーディーで気をよくした私は、ドライバーを一閃!今日初めてと思われる完璧な手応えを残し、球は真っ直ぐ、すさまじい勢いで飛んでいった・・・・隣のホールへ向かって。そこへ行ってみると、あるはずの場所に球四郎がいない。確かにこの曲がった松の木めがけて飛んでいったはずなのに。しばらく探して諦める。3個目のロストボール。トホホホ。

 その瞬間、根気、冷静さ、状況判断能力、知性、理性などもだらだらと耳から流れ落ち、私の頭の中には希望だけが残ったのであった・・・・・

本日の体重・・・69.0kg(良いダイエットを教えて下さい)

  2004/7/26(132582hit) 永久シード


 いやあしかしまあ何というか久しぶりの大叩きではあった。一打当たりの単価は何と58.7円(5,750円÷98打)。改めて計算すると、本当に安い遊びである。わーい!と自分を慰めておこう。

 ずっと自分の話題だったので、今日は久しぶりにツアーに目を向けよう。ツアーといえば、ついに不動裕理が通算30勝を達成し、永久シード権を手に入れた。

 ご存じの方も多いと思うが、不動裕理は去年10勝し、今年すでに5勝目。つまりこの1年半で永久シードに必要な勝利数の半分を荒稼ぎした事になる。一時期の樋口久子を彷彿とさせる、とんでもない強さだ。

 いままで、女子ツアーでこの永久シードを手に入れたのは樋口久子、大迫たつ子、ト阿玉、岡本綾子、森口祐子のたった5人である。ちなみに、日本男子ツアーで永久シードを持つのは青木功、杉原輝雄 、尾崎将司、倉本昌弘、 中嶋常幸、尾崎直道の6人。永久シード=歴史に残る名プレイヤーと言っても良いだろう。

 さて、じゃあ、永久シードとは一体何なのか?永久シードの何が凄いのかというと、大きなメリットは下の3つである。

 1,国内のどんな試合にも出る事ができる
 2,試合に出ない自由が与えられる(例外あり)
 3,海外の試合に挑戦できる


 トーナメントプロにとって、勝つ以前に重要な事が「試合に出る」事である。男子ツアーを例に挙げると、トーナメントの出場枠は140名〜160名。一方、トーナメントプロとして生計を立てている、いわゆるプロごるふぁーの人数は800人とも1000人とも言われている。つまり、試合に出たくても出られないプロがほとんど、という事になる。

 したがって、どんなプロも来年の試合に出られる「シード権」を毎年必死になって取りに行くのだ。通常、シード権は前年度の賞金ランキングにより決められるが、トッププロでさえ、シード権を取れるとホッとするという。つまり、「一生、どんな試合にも出られる権利」というのはプロごるふぁーにとってのプラチナカードなのだ(←意味不明の例え)。

 また、もっと上を目指すプロにとっては、自分の体調と相談して出場するトーナメントを選んだり、故障がある時は思い切って休んだりしたい時もあるだろう。しかし、出場には一定の義務もあり、またシード権がかかっていると休んでいられないケースも出てくる。そういう時に「試合に出ない自由」が効果を発揮するのだ。腰を痛めている時に無理に試合に出なくて良い。こんなに気が楽な事があろうか。まさに毎日が日曜日である(←全然違うって)。

 そして、「日本のプロは日本で頑張れ。特に有名で金の稼げるプロは勝手に海外の試合にチャレンジしたりするな。日本のツアーを盛り上げるためには、勝手に海外のトーナメントへなんか行かせないもんねー」という、だれが決めたのか知らないが時代錯誤で自分勝手な取り決めから解放されるのである。不動が海外へ行くかどうかは微妙だけど。

 と言うわけで、より自由に、自分のゴルフに集中できる永久シード。プロごるふぁーにとっての特権階級かはたまた葵の御紋か。しかし今日はその説明だけに終わってしまった。ためになると言えばためになるが、面白くないといえば面白くない。不動と永久シード権の考察は、明日の日記を待て!(ってまた高■さんに「ずるい」とか「水増し日記だ」とか言われるんだろうなあ)。
 

本日の体重・・・69.3kg(恐怖がやってきた)

  2004/7/27(133302hit) 不動裕理と永久シード


 さて、不動裕理が永久シードを取った事に対しての考察。

 昨日書いたように、ツアー30勝というのは選ばれた人間しか成し得ない、とんでもない快挙なのである。例えるなら、イチローが2000本安打を達成したり、田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞したり、○が私に優しくしてくれたりするぐらい凄い事なのだ。

 しかし、TV、新聞などの扱いはごくごく小さい。私のとっている新聞では、写真こそカラーだったものの、高校野球の予選の片隅に申し訳程度に載っている程度であった。なぜ、こんなにもごるふだけ冷遇されるのか。不動の永久シードよりも高校野球の予選の方が重要なのか?朝■新聞よ。

 これが、ポロとかホッケーとかセパタクローとかカバティとかの、マイナーなスポーツの出来事であればまだ理解できる。失礼だが、カバティ界でいくら快挙と呼べる出来事があったとしても、ほとんどの国民は興味がないだろうし、新聞の扱いが小さくてもある意味では仕方ないと納得もできるだろう。

 でも、日本のごるふ人口は1200万人とも1500万人とも言われている。テニスでさえ1000万人だ。日本人の10人に1人が実際にプレーしている、最大の競技人口を誇るスポーツなのに、何故こんなに冷遇され、話題にならないのか?

 その理由としては、まず第一にごるふの特殊性を挙げねばなるまい。いくら競技人口が多くても、その分布は極端に偏っている。恐らく8割以上が男性で占められ、しかも40歳以上が殆どであろう。むさ苦しい事この上ない。そういう特殊な分布が、公器であるマスコミで大きく取りあげにくい理由である事は容易に想像できる。

 第二に、仕事(接待)のための道具として利用されてきた我が国独自の歴史。純粋にスポーツあるいはゲームとして楽しむ人は、競技人口の半分もいるだろうか。会社のコンペで、年に一度か二度、嫌々クラブを握る人もいるに違いない。そういう人は、ごるふ拒絶するような意識を持っても不思議がない。

 第三に、ごるふが持つイメージに問題がある。特に我が国では、お金がかかる・ごるふぁーのマナーが悪い・オヤジ臭い・格好悪い・敷居が高い・何が面白いのか解らない、とごるふをしない人からのイメージは全スポーツの中で最悪と言っても過言ではないだろう。自分はプレーしないが、観戦する(=興味がある)のは大好き、という野球やサッカーとは正反対である。確かに、ごるふは自分でしていないとその面白さは解らないが、それでも興味を持たせるのがプロの試合である。

 そして第四に、これこそが最も大きな理由だと思うのだが、プロごるふ界自体の魅力のなさを挙げねばなるまい。業界団体の中には粉骨砕身して努力されている方もたくさんいるのだろうが、それがアマチュアごるふぁーに殆ど見えてこないのだ。

 将来を背負うはずのジュニアごるふぁーがプレーしたいと考えた時、手頃な費用(これが大事)で受け入れてくれるごるふ場がいくつあるだろうか?子供たちが憧れる、ジャイアンツの高橋選手のようなプロごるふぁーが日本にいるだろうか?ファンの集いのような集まりは、どこで、どの程度されているのだろうか?

 また例えば仮に、今回永久シードを獲ったのが不動裕理ではなく東尾理子だったら、マスコミの扱いは全く違っていたのではないか?誤解しないで欲しいが、これは器量云々という意味ではなく、トップスターとして華があるかどうか、そしてプロとしてどれだけアマチュアにアピールする事を考えているかの違いだと思うのだ。

 その人それぞれの考え方だと言ってしまえばお終いだが、アマチュアあってのプロという意識を、どれだけのプロごるふぁーが持っているのだろうか。自分さえ成績が良ければよい、勝てばそれでよい、という次元で満足していて、トッププロとしての責任は果たせるのだろうか?

 日本では特に、一芸に秀でた人物を崇め奉り、持ち上げられた方も師匠とか大将とか先生とか殿(との)とかと呼ばれて尊大になりがちである。特に私の○などは、一芸に秀でてもいないのに尊大である。

 今回の場合、不動が尊大だというつもりは全くない(彼女は超一流プレイヤーでは珍しく、そういう態度を全く表さないように見える)。しかし、練習時間を削ってでも、成績以外の部分でもう少し頑張って頂ければ扱いも多少違ってくるんじゃないのかなあ・・・などと思ったりするんですけど本当に偉そうな意見でどうもすいません(謝るぐらいなら最初から書くなよ>俺)。

本日の体重・・・68.8kg(股ずれが出てきた・・・トホホ)

  2004/7/28(133863hit) 追悼


 中島らもが死んだ。52歳だった。

 「今夜、すべてのバーで」の夢見るようなラスト。「水に似た感情」の爆発的なパッション。「明るい悩み相談室」の適度に脱力した返答。多くのエッセイで見られた、独自の言い回しと突き抜けた感性。「永遠も半ばを過ぎて」のカタルシス。そして、「ガダラの豚」のとんでもない才能の爆発。

 頭の良い人間は、ともすれば他人を、世の中をシニカルに見過ぎて自滅してしまうのだが、彼は自分自身をも呪い、蔑み、いたぶり、馬鹿にした。世の中を嫌うと同時に、自分を嫌っていたのだ。そして、ドラッグや酒でゆるやかな自殺を望んでいた。中島らもは生まれた時から自殺し続けていたのだ。ただ単に、その時が来たにすぎないのかもしれない。

 彼の小説がもう読めない事は、私の心の宝箱から大事な宝物が1つなくなってしまった事に等しい。寂しい反面、ほんっっっっっまに最期まで自分勝手でええ加減なオッサンやったと腹も立つ。酔っぱらって階段から落ちて頭打って死ぬなんて、まさに彼にふさわしすぎる、漫画のような最期だ。

 合掌。

本日の体重・・・68.7kg(昼寝でやせるダイエット)

  2004/7/30(134915hit) 井の中の蛙

7/29・きさいちCC・松竹(Aグリーン)・晴れ時々曇
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 4 4 4 5 4 4 6 8 4 43 4 4 4 5 4 3 3 5 5 37 80
+3
topics   *1   *2     *3 *4                 *5   *6   
putt 1 1 1 1 2 2 3 4 2 17 2 1 2 2 2 1 1 2 3 16 33

*1・・・セカンドショット、50ヤードのウェッジショットをトップ。
トホホ度2

*2・・・4打目、60ヤード、ウェッジ。ミスショットが1mに付く。トホホ度2

*3・・・2打目を引っかけて木の根元へ。3打目がグリーンに乗るだけで3パット。トホホ度3

*4・・・ティーショットから4打連続イマイチのショット。パットも狙いすぎて行ったり来たり。トホホ度5

*5・・・7Wのセカンドが生涯最高の当たりで50cmに付く。ウホホ度5

*6・・・セカンドを1番手ショート。18mのパットを打ちきれず、3パット。残念。
トホホ度3


ウホホ29点(5点 + パー2点x10 + 寄せワン1点x4) VS トホホ15 でウホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
4ボギー
1ダボ
1トリプル
80
(+8)
85.5
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
1.909
(34.35)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
5.0
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
66.7
(12/18)
44.3
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
88.9
(16/18)
81.1
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
50.0
(9/18)
37.3
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9
(16/18)
83.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
57.1
(8/14)
71.2
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
232.5 224.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
57.1
(4/7)
34.1
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
64.3 74.5
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 68.3
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
62.5 61.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
54.2 67.6


 東から進んでくるというつむじ曲がりな台風が心配されたこの日であったが、幸い自転車並みのスピードは変わらず、やや雲が多く風が強いだけで、逆に過ごしやすい一日となった。

 さて、先週の98は果たして疲れのせいなのか?それともコースのせいなのか?はたまた私が下手なのか?それがこの日のラウンドではっきりと解るはずである。

 で、結論から書こう。やっぱり疲れとコースのせいです!きっぱり。っていうか、という事はとりもなおさず慣れたコース、重いグリーンでしか良い成績を出せないという温室育ちのパット下手なんだな俺は結局。まさに井の中の蛙状態。

 この日のきさいちはいつもに増してグリーンが重たい。何でも、最近の日照りで芝に元気がなく、グリーンは普通は3mmカットのはずが5mmカットにしているそうで、上りなど打てども打てども転がらないのだ(←伏線)。フェアウェイでも茶色に芝が枯れている部分が散見され、殆どのホールで日中にも関らず散水していたぐらいである。

 そんな中、久しぶりにMaさんとのラウンド。他の同伴者は○と初対面の後田さん(仮名)。Maさんとのラウンドはいつも楽しいし、後田さんも礼儀正しく、ハーフパープレーを達成した暁には「今日は本当にご一緒させて頂いた方のお陰です」とスピーチしよう(どこで?)と考えていたのだ。

 ・・・・そう、後半竹コース、8番ホールを終わってイーブンパーだったのである。私としては史上初の快挙である。9番ホールへ向かうカートの中、私は「意識するな考えるな目の前の一打に集中だ意識するな考えるな目の前の一打に集中だそうだ考えるな考えるな意識するな目の前の一打に集中だぜ意識するな考えるなそうだ集中だ集中だ目の前の一打に集中だ意識するな考えるな意識するな考えるな目の前の一打だ考えるな意識するな考えるな目の前の一打だだだだだだだ前の一打だだだ集中だだだ考えるな集中だだだ目の前の一打だだだだだだだだだだだ」と普段通りの平静な気持ちを維持していた。

 ティーショットはほぼ完璧。そしてセカンドショット地点に向かうカートの中でも「乗せればよしだ考えるな乗せればよいそうだ乗せればよいのだ考えるな余計な事は考えるな乗せればよいのだ乗せればよい乗せればばばばばばばばばーばばばばんばんばばん」と冷静であった。

 そしてセカンドショットは残り95ヤード。打ち上げの砲台グリーン。ピンは奥め。PSだと短いか。よし、PWだ。落ち着いて打つ。ほんの少しダフったが、まずまず。ピンに向かって飛んでいく。よし!

 しかしグリーンへ着いてみると、ボールはグリーンの手前にオン。そしてピンはあろう事か一番奥である。オマイガー!ジーザス!歩測してみると18mもある。1番手小さかったのだ。

 だがこれを寄せれば何とか。思い切って、しっかり打つのだhiro!5mmカットだ。しかも上りだ。しかも18mだ。ギャラリー(いないって)がビックリするぐらい、そして解説者の青木プロ(いないって)が思い切って打ったねぇ」とほめてくれるぐらい思い切って打つのだ!

 運命のパット。大きくバックスウィングする私。しかしこの瞬間、私の心に悪魔が舞い降りたのだ。その悪魔は、とんでもないノーカンで打たれたボールがグリーンをはるかにオーバーして奥のラフへ転がり、さらにカート道まで到達し、カート道をゆっくり跳ね、坂でだんだんスピードを増し、最期にはカート道の先にあるOB杭の向こうにぼそっと音を立てて消えていく光景を私の頭の中に再生しやがった!

 結果、4mショート。トホホ。っていうか、実は悪魔なんて存在せず、単なる強く打てなかった言い訳ですごめんなさい。こういう時は、アプローチのイメージでストロークすべきでした、はい。

 その4mもわずかにカップの左へそれ、私の生まれて初めてのハーフパープレーは水の泡と消えてしまったのだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ。自分の弱い心が憎い。

 やっぱり広木さんのハーフパープレーは凄い。でも、ハーフ1オーバーは自己ベストだから、実はちょっと嬉しいのであった。

本日の体重・・・68.5kg(夢の67kg台へ)

  2004/7/31(135405hit) 球が全然上がらないのだ


 今回のラウンド、数字的にはパーオン率50%、パーセーブ率66.7%と十分すぎるものであったが、実はショット自体は殆どがイマイチの当たりだった。てな事を書くと何を贅沢言うとんねんいっぺん口から手ぇ入れて頭の中から指で目玉ポコポコっと飛び出させたろかポコポコっとおらぁと河内のオッサン(誰だ?)に怒られそうだが。

 いや、アイアンショットで球がとにかく上がらないのだ。3回に2回は低いハーフトップのような弾道である。飛距離は殆ど落ちていないし、真っ直ぐ飛んでいくし、ショートアイアンだとグリーンに落ちてからも結構止まるので、ボールとヘッドのコンタクト自体はそれほど悪いとは思えない。

 ただ、打感は明らかに芯を外れた感じであるし、球にも勢いがなくひょろひょろと飛んでいく感じなのでどうもフラストレーションが溜まる。アイアンでもティーショットではそこそこの球が出るので、余計に気持ちが悪い。

 練習不足であることは100も承知であるが、実は今回のラウンドが終わった後、○が私にアドバイスをしてくれた(○のアドバイスはいつも正しい。カラスが白いと言っても、それが○の言う事なら正しいのだ)。

 「あんた、フェアウェイウッドはすごくヘッドも走ってるし素振りみたいに力抜けてるのに、アイアン打つ時だけ全然ヘッドが走ってへんで。力みまくりや」

 これを聞いて驚いた。何故なら、私はアイアンショットでは一生懸命ヘッドを走らせようと頑張って振っているし、フェアウェイウッドの場合はむしろヘッドスピードを殺し、ヘッドに球がまともに当たる事だけを考えて振っているからだ。

 何て事だ。ヘッドを走らせようとした結果が全く逆効果という事か。右手で叩きにいっているのか、それともアンコックが早すぎるのか?いやむしろフェアウェイウッドの方がコックを早く解いているようなつもりで振っているのである何故だどうしてだ誰か説明してくれ。

 やっぱり私のスウィングはどこかが根本的に間違っているのか?うーん、練習だ。台風だが練習へ行こう。

本日の体重・・・69.0kg(何故だどうしてだ)



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