日記69

2004年8月1日〜15日

  2004/8/1(135680hit) あっという間に8月


 というわけで、昨日はあれから練習場へ行き、200球、特にアイアンのヘッドを走らせる事に専念して練習した、と書きたいところなのだが、ちょっと首が痛くて自制する事にした。心は10代なのに体は60代、ワーストスコアは90台(今年に限る)である。トホホ。

 そうこうしているうちに、気がつけばもう8月である。「何もしないのにどんどん増えるもの、なーんだ」という大昔のなぞなぞを思い出してしまうぐらい月日の経つのは早い・・・って、毎月こんな事を書いている気がするなあ。何も考えず、ただ言葉が思い浮かぶに任せて日記を書いていく、自動書記(お筆先、あるいは脊髄反射筆記法ともいう)は楽チンは楽チンなのだが、何度も同じ事を書いてしまうのが玉にキズである。

 さて、今日は極私的ネタで私以外全く面白くない内容である。今を去る事1ヶ月前、我が家に驚くべき知らせが舞い込んだ・・・って、それほど大げさなものではないのだが。


今回「暫定」になっているのは何故か解らない


 今年の4月〜6月のスコアを10枚まとめて出したのが6月の中旬、2週間ほど経って、待ちに待ったHDCP通知書である。14から1つ下がって13だーい!YAZさんに追いついたぞー!わーいわーい!(←バカである)

 実は親父の全盛期のHDCPが確か13だった。また、親父のハーフベストスコアは37。そう、やっと親父に追いついたと言えよう。思えば長い道のりだった。天国の親父も喜んでいるだろう・・・ってまだピンピンしてるって(こらこら)。

 ただし、月例も出ず、競技会も出ず、ホームコースのプライベートなラウンドだけで出した井の中の蛙HDCPだから、仮免のようなもので、本来の実力とは程遠いだろう。本当の実力はHDCP18ぐらいかもしれない。謙遜ではない。私の知るHDCP13の人たちはもっともっと上手いし、安定しているからだ。

 これに慢心せず、今後も楽しみながら減らしていきたいものである(優等生的発言)。

本日の体重・・・69.2kg(若気の至りというヤツである)

  2004/8/2(135990hit) 宮里藍のメジャー初挑戦


 去年から(今年からだっけ?)メジャーに昇格した全英女子オープン。あんまり「全英」というわけの分からない日本語は使いたくないのだが、適当な訳が思い浮かばない。ブリティッシュ女子オープンだとピンとこないし、ウイメンズブリティッシュオープンだともっとわけが分からない。団長の思いで「全英」と記する(それは断腸だって←単なるダジャレはおやぢの証拠)。

 その全英でメジャーデビューを果たした宮里であったが、残念ながら予選落ちとなってしまった。とにかくパットがことごとく入らず、それは経験不足だからかもしれないが、それでもショットはまずまずで大器の片鱗を見せてくれたように思う。

 しかしボギーを打っても笑顔を絶やさず、前向きな姿勢を崩さないのはすごい。また、ラウンド後のインタビューの時、彼女は「でも楽しく回れました」と言い、さらに「大変いい勉強になり、多くのものを得た」という意味のコメントをしていた。

 彼女が言うと、この月並みなコメントも非常に信憑性がある。言葉はそれを発する人物の人格そのものを表すのだ(私が大叩きした時、「いや、いい勉強になったよ。得るものも多かったし(-_-)」と言っても、言い訳と負け惜しみにしか聞こえないだろう。

 それに、そのインタビューに答えている時の彼女の顔が、さっぱりとした良い顔をしていたように見えた。文字通り一皮剥けたのだろうか。今の彼女は、海綿が水を吸うが如くどんな事でも吸収できる柔軟性と能力を持っているに違いない。早い時期に海外へ行ければいいなと心から思う。

 ところで、今回の全英女子オープンには他にも日本勢が4人挑戦していた。東尾理子は宮里と同じく予選落ちだったが、木村敏美は5アンダーの25位タイ、大山志保と茂木宏美も2オーバー42位でフィニッシュ。立派な成績である。

 仮にもメジャーのファイナリストなのだ。もっと賞賛すべきではないのか?いくら宮里が突出して人気があるといっても、ここまで極端に差をつけて報道するのはちょっとひどいと思う。

 と言うわけで、僭越ながらここで賞賛しておこう。木村敏美プロ、お疲れ様!最終日2アンダーは素晴らしかったです!大山志保プロ、2日目、3日目はいい感じでしたね!茂木宏美プロ、3日目の68、光ってます!最終日だけ残念でした。東尾理子プロ、いつかチャンスが来るはずです!頑張って下さい!

(・・・・って私はこの4名と特別な関係にあるわけではないのですが)

本日の体重・・・68.7kg(もう、よーわからん)

  2004/8/3(136487hit) 秀才の大英断


 大槻義彦氏。早稲田大学名誉教授、と紹介するよりも、マスコミにおける「超能力否定派」の第一人者と言った方が通りが良いだろう。大学教授らしい浮世離れした思考回路、超が付く真面目さ、そして実は結構ミーハーな性格がほどよくミックスされ、今やバラエティ番組にはなくてはならない存在となっている。実は、私は結構好きだったりする。


上記のウェブから。この写真、写真
写りが良すぎるような気がする(失礼)

 さて、ご存じの方も多いと思うが、この大槻教授がごるふの本を出した。彼とごるふというだけでミスマッチなのに、本まで出すとは!しかも題名が「ゴルフ上達の科学」ときた。副題は「スコアをもう3つよくする科学的ヒント」である。さらに驚くべき事に、この本はブルーバックスの1シリーズとして出されているのだ。


トム・ワトソン?


 理系の方はよくご存じだと思うが、ブルーバックスとは講談社の新書で、科学全般の話題を一般向けに解説したり啓蒙したりするシリーズである。40年以上の歴史を誇り、キャッチコピーは「科学をあなたのポケットに」である。しかし、一般向けといっても基本的な科学知識がないと難しいし、読んでいて面白くないぐらい、そこそこ専門的ではあるのだ。

 そんなブルーバックスに大槻教授が!しかもごるふの本!しかも上達の科学!(もういいって)。私は驚いて我を忘れ、次に我に返った時はすでに注文していた。そしてその本が到着して読み進むうちに、再び自我が崩壊するのを感じた。

 なぜ、自我が崩壊したのか?今までの常識を覆すような、とんでもない事が書いてあったのか?それとも!!

 例によって続く。っていうか、こんな私でも、たまには仕事で忙しい時があるのです。ごめんなさい(という割には画像を貼り付けたり大槻教授のプロフィールが載ったウェブを探したり顔写真を貼ったりしてるわけだが)。
 

本日の体重・・・68.5kg(体は正直)

  2004/8/4(137041hit) 「自信」と「信念」


 さて、本の中身であるが、この本について一言言うとすれば、「ひとこと」である・・・・・ああ、ごめんなさい!暑さで頭が煮えているのです。改めて真面目に書くと、「まじめに」、である(しつこい上につまらない)。

 ・・・・・・・・・。ちょっと冷凍庫に頭を突っ込んで頭を冷やしてきた。ついでにアイスクリームを食べてお腹を冷やしてきた。さらに○に白い眼で見られて肝を・・・えっと、そう、この本を真面目に解説すると、「ごるふの常識を科学的常識に無理矢理変換してアプローチした、ごるふの解析本」といった感じだろうか?

 例えるなら、整形外科医が手術器具を使って椅子を修理するとか、サッカー選手がプロ野球の解説者をするとか、○が「夫に尽くす100の方法」という本を出版するようなものである(繰り返すが私は大槻教授のファンである。けなしているわけではない)。

 例えば、索引を見ると下のような章が並んでいる。

 「ボールを思う方向に飛ばす方法」

 「ティーを折らない秘技」

 「スウィートスポットに当てるコツ」

 「風向きを気にする必要はない」

 「パターの選び方」


 さて如何であろうか?これらについて、氏は純粋な科学的考察の末に回答を出しておられるのだ。大槻教授のファンでない方でも、興味津々ではないだろうか?私はワクワクしながらページをめくった。そして1時間後、全て読み終わり(大変読みやすい内容だった)、心に浮かんだ感想は、

 「はい、素晴らしい科学的解説、感銘いたしました。大変面白く読ませて頂きました。しかし、恐れながら教授、それって《科学的アプローチ》ではあるけれど、ごるふの常識からいえば《掟破り》というか《非常識》というかつまりそんな感じでして、そりゃ確かに仰るとおりといえば仰るとおりなのですが、あの、上達するためにはそういうアプローチ以前にもっと大事な事が・・・・・」

 であった。

 しつこいようだが批判したり貶したりするつもり全くはない。読み物としては大変面白い本だし、間違った事を書いているわけでもない(ちょっとズれてはいるけれど)。それどころか、ごるふ全般を物理学的に解析(氏は物理学がご専攻である)した本としてはエポックメイキングな本である。少なくとも私には、800円の価値は十分あった(こうして2日分の日記のネタにもなったし)。

 そしてもちろん、氏もそんな事は百も承知である。後書きには、

 (前略)本書を読んでいただいたゴルフと縁のない人々も(中略)わたしの<科学バカ>ぶりにあきれ、「そこまでしなくても」とか「他にやることがないのか」とか、心配してくださる人もおられるだろう。  一方、シングルに近い人、あるいは本当にシングルの人にとっては、本書など片腹痛いと思うだろう。(中略)一番この本を読んでもらいたいと期待するのは、何年やってもうまくならないごく普通のゴルファーである。(中略)彼らはワラをもつかむ気持ちで連日のごるふに励んでいる。そう、ワラをもつかみたいのだ。そして物理学と力学は、その1本のワラなのだ。

 とある。

 わたしが思うに、この本が対象とするのは、「中年以降になってごるふを始めた、自他共に認める運動オンチの、練習する時間も体力もあまりない、さりとて先生に教えてもらうのも潔しとしない、でも上手くなりたい気持ちは誰にも負けない人」なのではないかと思う。そう、教授ご自身のために書かれた本であると言っても良いだろう。

 そう言う意味では大槻教授の性格、人となり、考え方が全てのページに色濃く感じられ、「大学教授の思考回路の科学」という副題でも良かったと思えるぐらいである。


 さて、実際の内容についてだが、ここで詳しく書くのは失礼なので、一つだけ紹介しておこう。「ボールを思う方向に飛ばす方法」の概要である。これを読んで「なるほど!」と思った方は上達本として買って頂きたい。「面白い」と思った方は、読み物として買って頂きたい(ただし、「なるほど」と思った方には面白くないかも知れないし、「面白い」と思って買った方は上達しないかもしれないが、それは大槻教授のせいであって私のせいではない)。


 「ボールを思う方向に飛ばす方法」

 ボールを思う方向に飛ばすためには、インパクトの瞬間にフェースをその方向に向けてやればよい。その方法として、多くの指南書には、インパクトの際に左腕を挙げない、左肘を開かないと書いてある(編者注:左の脇の下を開かない、という意味)。

 しかし運動オンチの中年である私にはその方法は不可能だ。そこで、左腕を開いてもフェースが真っ直ぐ打つ方向を向いている瞬間があるか考えた。あった。インパクトを過ぎ、クラブヘッドが左足のつま先をやや越えた当たりである。

 従って、そこ(左足つま先から左に5センチ、さらにやや体に近い位置)にボールを置いてやれば、今まで通り左腕を開くスウィングをしても狙った方向に真っ直ぐ飛ぶ。



 この方法に対し、ここで具体的なコメントをするのは野暮というものであろう。とにかく、肋骨を疲労骨折までしてごるふに打ちこんだ氏の情熱だけは本物である。

 最期に教授の名誉のため、氏の腕前を紹介し、この本の宣伝(本当に宣伝になっているのか疑問だが)を終わりにする。氏がごるふを始めて3年目、即ち1999年の平均スコアは99.3。しかし、7年目の2003年、平均スコアは何と88.4である。

 そう、ごるふに最も大事なもの、それは「自信」と「信念」なのである。

本日の体重・・・68.5kg(体は正直)

  2004/8/6(137923hit) やっぱりアイアンが・・・

8/5・きさいちCC・梅松(Bグリーン)・雨のち晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out total
par 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 71
score 5 5 4 5 4 4 3 4 4 38 4 4 5 5 5 4 4 6 4 41 79
topics   *1           *2 *3       *4   *5 *6     *7   
putt 1 2 2 2 2 2 1 2 1 15 1 2 2 1 3 2 2 2 2 17 32

*1・・・2打目をダフリ、3打目の寄せはトップ。
トホホ度3

*2・・・2打目が持ち玉のハーフトップで、ピン下80cmに付く。で、それを外す。トホホ度4

*3・・・4mをねじ込み、8番ホールの借りを返す。ウホホ度4

*4・・・またアイアンショットでハーフトップ。寄せもチャックリ。トホホ度3

*5・・・残り60ヤードから4打費やす。トホホ度4

*6・・・70ヤード先のグリーンに乗りません。寄せも寄らず。
トホホ度3

*7・・・2打目のウェッジがまたまたハーフトップ。もうイヤ
。トホホ度2

ウホホ23点(4点 + パー2点x8 + 寄せワン1点x3) VS トホホ19 で何とかウホホの勝ち

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
1バーディー
9ボギー
79
(+8)
85.3
平均パット数
Putting average
1.778
(32)
1.905
(34.28)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.6
(1/18)
5.0
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
50.0
(9/18)
44.5
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
100
(18/18)
81.7
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
38.9
(7/18)
37.4
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
94.4
(17/18)
83.8
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
71.0
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
230.7 224.4
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
33.3
(4/12)
34.1
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
80.8 74.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
50.0 68.0
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
56.3 61.4
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
62.5 67.5


 あたかも月光仮面の如く疾風のように現れて疾風のように去っていった台風11号。その余波が心配された昨日であったが、幸い朝には雨も上がり、ラウンドに支障がない程度まで回復してくれた。前半の2ホールぐらいは雨に降られたたが、10分程度の通り雨だった。

 さて、この日もMaさんと○との気のおけないラウンドである。Bグリーン、梅コースは2,792ヤードパー35。ドライバーがそこそこ当たればあとはウェッジという、典型的なドラッジコース。しかも特別セルフデーで、ピンも簡単な位置に立っている。

 たくさんミスショット(ドライバー引っかけが1回、アイアンダフリが1回、ハーフトップが1回、アプローチトップが2回、ショートパットを外したのが1回)をした割にはそこそこの成績なのは、つまりそう言うわけなのです、ハイ。

 後半も甲乙丙丁で言えば乙が3割、丙5割、丁が2割といったところ。特にアイアンがやっぱりハーフトップばっかり。お前はリンクス育ちか!と自分で突っ込みたくなるような球ばかりである。

 特にウェッジとP/Sでは、打つ球打つ球、全てドライバーより低い球筋で飛んでいく。5〜6mぐらいしか上がっていないのではないだろうか?

 ただ、ティーアップしたりミドルアイアン〜ショートアイアンで打たれた球はそこそこ打てるし、上がるのだ。どうもインパクトで加減してしまうとダメなようである。

 やっぱり練習が必要だな、こりゃ(毎回こればっかり)。

本日の体重・・・68.5kg(去年の今頃は64.8kg)

  2004/8/7(138463hit) 首が痛い


 今日こそ練習に行かなければ。なんとなれば、来週はライバルN君や先輩SさんやMIDORIさんと久しぶりに瀬田ゴルフコースへ行くからであるわくわく。だがしかし、楽しみであると同時に不安なのである。アイアンがこんな体たらくでは、「こんなヘロヘロショットで偉そうにパーを獲ったりしているのか?お前はパーおじさんをなめているのか!」と怒られそうだからである(誰に?)。

 ところがどっこい、こんな日に限って仕事がたくさん入ってしまうのである。練習タイムが取れないだけでなく、お昼寝タイムまで潰して仕事である。偉いぞ俺!(世間では仕事中に仕事をするのを当たり前と呼ぶ)。

 悪い時に悪い事は重なるもので、何故か左側の首から肩にかけて、ヘッドの重さ調整用のlite社製の鉛を10枚ばかり貼り付けたように重い。おまけに右へ首を回すとスウィングプロのヘッドを樫の木に換え、スウィングしてフィニッシュでヘッドが首筋に当たった時のような痛みが出る。肩も、私が成績を整理するかの如く凝っている。気分は私の日記のようにぐちゃぐちゃだ。

 こんな事では、練習するなんてもっての外だ。練習したら死んでしまう恐れがある。死んだら○に怯えなくてすむというメリットもあるが、ごるふができないのでやっぱりイヤだ。

 というわけで、やっと時間が1時間ばかし空いたので、お昼寝してきます。

本日の体重・・・68.6kg(昨日のオヤツはぶどうパン←ダメじゃん)

  2004/8/8(138680hit) 大槻教授再び


 先日書いた大槻教授の続報である。毎週楽しみにしているテレビ番組に、「金子柱憲・高田純次ゴルフの王道」がある。これは私が数あるごるふ番組の中で一番面白いとひそかに思っている番組なのだが、そこに今週からゲストとして大槻教授が出演しているのだ。

 その番組で今回新たにわかった事実は、私を再び驚愕のどん底に叩き込んだのである(どんな日本語や)。

 驚愕その1:氏は年間130ラウンドをこなしている。

 130ラウンドといえば3日に1回以上。週に約2.5ラウンドである。普通週に2回、100ラウンドすれば殆どのごるふぁーはゲップが出るだろう。私にとっては未知の領域である。それを上回る2.5回。しばらく間が空く時期や、天候による中止もあるだろうから、イメージとしてはほぼ1日おきに近いはずである。68歳でこのペースは驚異以外の何者でもない。

 驚愕その2:氏はごるふのために大学を辞めた

 まあ、純粋にごるふのためだけに辞表を提出したわけではないと思うが、辞めた理由の一つに「心おきなくごるふができる」というものがあったのであろう。ある意味で、ごるふが氏の人生設計を変えたのである。恐るべし、そして素晴らしきごるふ。

 さらに氏は、この番組でも先日の著書でも「ごるふに出会わなかった61年間は一体何だったのか!」と嘆いて(?)おられる。ごるふなんてくだらない、バカバカしい、面白くもないと思い込み、ずっと敬遠し毛嫌いしていた氏が、やっと人生の真実に気づいたのである。そう、ごるふあっての人生であると。

 ごるふを始めるのに遅すぎる事はない。しかし、遅くして始めた時に「何故もっと早く始めなかったのだろうか!」と後悔してももう遅いのである。人生は一度しかない。その伴侶にごるふを選んだ氏の選択は、全く正しい。

 驚愕その3:氏のHDCPは17

 すばらしい。トレビアーンである。何十年も熱病のようにごるふに打ち込み、100を切れない人もたくさんいる。ましてや還暦を過ぎて初めてクラブを握り、たった7年で90を切るごるふをされる氏は、「好きこそ物の上手なれ」のお手本のような人であろう。

 もちろん「年間130ラウンドもすりゃあ誰だって上手くなれるさ」と皮肉る人もいるだろう。氏がそれだけごるふに打ちこめるような、恵まれた環境にあるのは否定しない。しかし、そういう人に「じゃあ、年間130ラウンドさせてあげるから、1年間で今より大幅にHDCPを下げることができますか?」と聞けば、自信のある人は少ないのではないかと思う。

 やはりご本人の創意工夫、努力の賜物であろう。アマチュアごるふぁーとして尊敬に値する人である。


 さて、そんな気持ちで、氏のごるふを拝見させて頂いた。氏のごるふを見た私の感想は・・・・・・・・・・・本の感想そのものであった(^^;

 しかし、一度でよいから、是非ご一緒させて頂きたいものである。

本日の体重・・・69.0kg(缶ビール2本飲んじまった)

  2004/8/9(139040hit) レッスンの怪


 北海道・小樽で行われていたサン・クロレラクラシック。韓国のY.E.ヤン選手が日本ツアー初優勝を果たした。初優勝とは思えない落ち着いた試合展開で、最終日も3つ伸ばして堂々の優勝であった。で、会場になった小樽カントリークラブは大変美しく歴史のあるコースのようで、北海道へ訪れた際は是非ラウンドしたいと思った。

 格式の高いメンバーコースであるが、GDOで予約できるようなので機会があれば是非ラウンドしたいと思った。普段きさいちばかりラウンドしているので、たまには他のコースも機会があれば是非ラウンドしたいと思った。自分の力を他のコースで試してみたいという気持ちもあり、機会があれば是非ラウンってお前はオウムか!!!


「ん?呼んだ?」

 面白くないというより完全にハズしているというか見ていて痛々しいといっても過言ではないギャグはさておき、本題に入ろう。久しぶりに練習ネタだ。しかも今回は東香里へ出向き、師匠である田辺先生に見てもらう事にした。アイアンの不調と、アプローチのチェックをしてもらうのだ。

 夕方、涼しくなってから○と2人で出かける。仕事もラウンドも一緒、休みの日の練習まで一緒。このように、我々夫婦は本当に仲がよい。お互いに尊重し、愛し合い、認め合っているのだ。普段の書き込みとギャップがあるじゃないか一体どうしたんだと思われるかもしれないが、これこそが嘘偽りのない本心であり、真後ろで○がじっと文章をチェックしているからなどとは指が裂けても書けないのである。

 練習の話に戻る。日曜日ということもあり先生はお忙しそうだったが、30分ぐらいで順番が回ってきた。早速見て頂く。

 アプローチは、まだまだ腕の力で打っているとの事。手首をゆるゆるにして、切り返しでもっとヘッドの重みを右手の中3本の指で感じ、柔らかく球を捉える必要があるようだ。私の場合、どうしても手首を使いすぎてしゃくり上げるような打ち方になってしまうようだ。だからコースでは低い球しか出ないのだろう。その他、左腕をしっかり伸ばす、10ヤード以内のごく短いチップショットではフォローを無理に取らず、インパクトでスウィングが終わるつもりで打つ、などと教えていただく。

 アイアンだが、ハーフトップの原因について見ていただいたところ、こちらもやはりヘッドの入り方が悪いと言われた。私の場合、ダウンブローで球を捉えらていなくて、殆ど地面と平行にコンタクトしているようなのである。ヘッドとボールが当たった後、飛球線方向の地面に向かって球を押しつぶすイメージで振るように指導される。

 ラフやティーアップした球ならレベルブローでも球はそこそこ飛んでいくが、フェアウェイからだと薄く入ればハーフトップだし、ちょっと厚く入ればダフリが出るということだ。そして私はまさにその通りなのである。

 何故ダウンブローで打てないかというと、やはりインパクト時の左への体重移動が不完全であるのが原因らしい。しかし、頭では解っちゃいるけどなかなか体で再現できない。左へ体重移動しようとすると、頭と上体が左へ突っ込んでしまうのだ。先生は、

 「とにかく球を上から押し込むイメージを持って打つ事ですわ」

 と仰る。イメージを実現させるには、やはりたくさんの球数を打つしかないのであろう。

 しかし、以前も書いたが、先生に見て頂いている時はそこそこの球が打てる確率が高い。先生に見て頂きたいような、コースで頻発するとんでもないミスショットが殆ど出ないのだ。また、いつもの星田ゴルフセンターで一人で練習している場合もそこそこ典型的なミスが出る。不思議だ。怪現象といってもいいかも知れない。

 問題は、この「自分の実力以上の球が打てる」という現象がコースではなく先生に見て頂いた時のみに起こることだ。これを解消するためには、先生と一緒にラウンドするか、東香里ゴルフセンターでラウンドすればよいだろう。

本日の体重・・・69.0kg(可もなく不可もなく)

  2004/8/10(139040hit) 温故知新

 練習ネタの続き。

 先生に見ていただいた後、しばらく練習を続ける。すると案の定、とんでもないミスが出だす。先生が居るのと居ないのとでは一体何が違うのか?もちろん精神面の違いはあるだろうが、技術的に何か特別に違ってくる部分があるのだろうか?

 私は、先生に教わった事を一つ一つ反芻する事にした。そして、ある一つの教えを守れば、アプローチもアイアンもそこそこの球が出る(ここで言う「そこそこ」とは、ハーフトップや完璧な当たり損ないがないというレベルであって、決して「会心の一撃連発!俺ってやっぱり上手いぜベイベ」な当たりを言うわけではない)ことに気付いた。

 その教えとは、「左腕をしっかり伸ばす」なのであった。

 そう、初心者がクラブを握り、グリップの次に教わること。できていて当たり前の、できている事が前提の、高野さんにも田辺先生にも何度も指摘されていた、そしてこの日記でも何度も取りあげたはずの事である。

 特に、バックスウィングを開始した直後、体の右側へクラブを挙げていく際にできるだけ左手を伸ばし、グリップを体から遠くへ持っていく気持ちが大事なのである。

 左腕をしっかり伸ばさないと、インパクトで無意識に左肩の高さや肘の曲がり具合を調整してしまい、合わせに行くスウィングになりがちである。だから打ちこむ事もできないし、5ヤードのアプローチでさえトップしたりダフったりするのだろう。

 それに、左腕を棒のように伸ばす事でヘッドの重さも感じやすいような気がするし、さらにヘッドスピードも上がるような気がする。何よりヘッドがより正確にボールの位置へ帰ってくる。

 昨日の練習でもその重要性を再認識した私は、日常生活が不自由になっても良いから左手の肘関節をボルトか何かで止めてやろうかと思った、と書けば嘘だが、「メジャースウィング養成ギブス」を作ってそれを装着しようか・・・・と考えた時、実はそれに近い「あれ」を持っている事に気付いた。今気付いた。

 そのあれとは、これのことである。半年ほど前に買ったのだが、これを装着して練習するとスライスボールばかり出るのでしばらく使わなかったのだ。よし、これでまた特訓だ!

本日の体重・・・68.3kg(夕食を軽くするのがポイント)

  2004/8/11(140046hit) トホホな気持ち・ウホホな気持ち


 業務連絡。トップページにも書きましたが、明日から仕事がお盆休みに入りますので、8月14日(土曜日)と16日(月曜日)の日記は勝手ながらお休みさせていただきます。というわけで、更新は13日、15日、17日と飛び石になりまーす。ごめんなさいっす。

 さて今日は「ごるふな日々」最大にして最期の謎、あるいはごる日々の失われたアーク(柩)、はたまた数学でいうところのフェルマーの最終定理に匹敵する、とまでは誰も思っていない「トホホとウホホの基準」についてお話させていただこう。そう、Yayanさんが掲示板で質問して下さった例の件である。

 日記のネタにもだえ苦しみ、毎日胃がキリキリとなり(空腹のため)、そのせいで食事も1日3食しかとれず、オヤツも2回しか食べられず、睡眠も8時間の熟睡が精一杯で、昼寝をしても熟睡してしまうという壮絶な生活を送る私。このままだとあと80年以内にはまず間違いなくストレスで死んでしまうと思われる私。

 そんな私にとって、今回のYayanさんの書き込みは大変ありがたく、嬉しさで食欲も不眠も回復し、1日4食食べ、10時間寝られるようになった。Yayanさん、絶好の日記のネタを提供して下さり、ありがとうございました。

 では本題。トホホ度とウホホ度を語るなら、まず最初にその定義を説明せねばなるまい。そもそもトホホとは、このウェブにおいては2002年2月24日の日記に初めて出現したのだが、ある人の状況や生き様を説明する言葉である。

 本人は真面目に一生懸命ごるふをしているのに、いや、真面目だからこそ、そのピントの外れ方や失敗が独特の面白さを醸し出す、という状況や人をトホホと呼ぶのである。

 ただし、そうやって笑ったり笑われたりした後で、「おもろうてやがて悲しき」と感じる侘び寂びの精神がその根底にある事を忘れてはならない。そういう意味では最近紹介した大槻教授など、トホホの神様と言えるだろう。誤解のないよう書いておくが、この「笑い」は嘲笑のそれではなく、人を幸せにする笑いである。

 さて、私の場合は具体的にどんなショットやシチュエーションがトホホであるかというと、以下のように分類できる。

 1,ナイスショットの後に続く、とんでもないミスショット

 フェアウェイど真ん中に軽いドローで250ヤードドライブをぶっ放し、同伴競技者の中で一番最後にセカンドショットを打ったにも関らず、3打目を一番最初に打つ羽目に陥ったりした時。考えただけでトホホである。

 2,同じミスを何度も連続して繰り返す時

 ティーショットがトップ目。セカンドショットもトップ。3打目のアプローチもトップ。本人はトップする気がないにも関らず(当たり前だ)、ここまで繰り返すとは・・・トホホである。

 3,グリーンがすぐ目の前にある状況から、4打以上叩く。

 ロングホールで私の3打目と○の4打目が同じ地点にあるのに、上がってみれば○がボギーで私がダボとか。これをトホホと呼ばずして何をトホホと呼ぶのか。

 4,セカンドショット、あるいはサードショットでのOB

 悲しい。悲しすぎてトホホ。

 5,極端な結果が出た時

 トップするぐらいならダフった方が良いと思いながら打って10cmも手前をダフったり、上りのパットでショートだけはするまいと思って打ったら5mもオーバーしたりする時。トホホと言わねばなるまい。

 6,自分で想像する、最悪の結果が出た時

 絶対に左へ引っかけないように打とうと思って打ったのに左に引っかけたり、ティーショットで8割の力で軽く振ろうと思って18割の力で振ってしまいチョロした時、あるいはバンカー越えのアプローチでバンカーど真ん中に打ちこんだ時など。耳から手を突っ込んで脳内のトホホ中枢を破壊したくなると言わねばなるまい。

 7,その他、私がトホホと感じた時

 説明不能だが、何となく、心の奥底から「トホホ・・・・」という言葉が浮かんでくる時。

 8,551の豚まんが、ない時

 関西ローカルネタである。

 とまあこんな感じで、まあやっぱり私以外はあまり面白くない結果になってしまったような気がしないでもない。Yayanさん、如何でしたでしょうか?期待はずれだったのではないですか?


 一方のウホホ度であるが、これはある方からメール(掲示板への書き込みだったかも?)を頂いた事が創設のきっかけである。そのメールには、

 「hiroさんはいつもトホホばかり書いていますが、あまりにも己に厳しすぎるのではないでしょうか?日本一克己心が強いhiroさんの事ですし、また実力的にはHDCP+5ぐらいの力をお持ちなのに80を切れないのですから確かに自分を責めたくなる気持ちは解ります。しかし、自制心が強すぎるのも見ていて感動を通り越して息苦しくなります。hiroさんが多少良いショットを自慢しても、hiroさんの人格高潔は揺るぎません。良いショットが出た時はどうか『ウホホ』と精一杯自慢して下さい」

 といったような(正確には覚えていないが、多分こんな感じだったと思う)心温まるアドバイスが書かれていた。私は、自分の立派すぎる人格を反省し、ごく控えめに良いショットをした時の話も「ウホホ度」として発表させていただく事にしたのである。

 ここに、ごる日々最大の謎が解明された。後に残るのは、究極の謎「私の○の素顔」と最高の謎「如何にしてこれほど馬鹿馬鹿しい事を毎日書けるのか」である。これらの謎については、80年以内には解明される予定である。

本日の体重・・・68.9kg(がちょーん)

  2004/8/13(140867hit) 皆さんに期待して頂いているので超大作になってしまいそうですの巻

8/12・瀬田ゴルフコース・東コース・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 4 3 4 5 3 5 4 36 4 3 4 4 5 4 3 5 4 36 72
score 5 4 5 4 5 5 3 6 4 41 3 4 5 5 5 4 4 4 5 39 80
topics  *1
putt 2 2 2 2 2 2 2 2 1 17 1 3 2 3 2 1 2 1 2 17 34
*1・・・楽しくラウンドできました(^^;ウホホ度100

項目 今回 推移 2004年平均
アベレージスコア
Scoring average
2バーディー
10ボギー
79
(+8)
85.2
平均パット数
Putting average
1.889
(34)
1.904
(34.27)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
11.1
(2/18)
5.2
(0.9/18)
パーセーブ率(%)
Par saving average
44.4
(8/18)
44.5
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
100
(18/18)
82.2
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
44.4
(8/18)
37.6
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
100
(18/18)
84.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
78.6
(11/14)
71.4
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
232.9 224.6
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
30
(3/10)
33.9
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
78.6 74.8
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
68.0
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
61.4
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
67.5


 最初にはっきりと書いておくが、私は謙虚な人間である。どれくらい謙虚かというと、仕事ではクライアント第一であり、友人との付き合いでは友人を立て、家庭では○の言う事には絶対服従で、このウェブ日記でも自慢した事が一度もないぐらいである(私は物忘れが激しい人間でもある)。

 そんな謙虚さあふれる私がコンペの幹事になるとどうなるか。それが今日の日記のテーマである。

 今回のラウンドは10名3組の大所帯である。しかし、当初はコンペなどするつもりは全くなく、ただ単にみんなで楽しくラウンドしましょう、というシンプルなものになるはずであった。しかし、メンバーが決まってきた段階で予約やセッティングが何となく私に任されたため、当日の朝にはすっかり世話人のような気分にはなっていた。

 そして当日、チェックインの際、フロントに「今日は(コンペの)集計の方はどうされますか?」と聞かれた時、謙虚な私は思わず「宜しくお願いします」と答えてしまったのである。

 言い忘れたが、今回は仕事関係の知り合いや先輩ばかりの集まりで、今まで日記に何度も登場していただいているライバルN君こと中家君大先輩のSさんを始め、4月1日にご一緒した清水さん、さらに大先輩のOさんKさんご夫婦、そしてMIDORIさんと谷口さん、私、私の○、と見る人が見れば結構濃いメンバーなのである。

 しかもほとんどの方が仕事上での大先輩で、私からすれば雲の上のような方ばかりだ。マンガ家で例えるなら、手塚治虫や石ノ森章太郎、いしいひさいち(マニアックだ)につげ義春(もっとマニアックだ)が集うコンペに少年サンデー新人賞準佳作をもらったばかりの19歳の美少年が迷い込んだようなものである。

 そんな状況で、準備も何もせずいきなりコンペの幹事になってしまったのだ。私は軽いパニックになり、気を静めるため、いつもの儀式であるデューク更家歩きで瀬田ゴルフコースの練習グリーンを7往復した(嘘。本当は2往復しただけである)。

 イキイキウォークとヒーリングウォークで冷静になった私は、とにかく売店へ走った。コンペと言えばドラコンとニアピンである。幸い、売店にはそれ専用のフラッグが置いてあった。さっそく購入して、一安心・・・・な訳にいかんだろう!旗だけ買って安心してどうする!商品だ商品!!

 しかし、いきなりコンペ(この時はまだ承諾も説明もしていなかった)、いきなり会費徴収といっても限度がある。それに、ごく身内(身内なのか?)のささやかなコンペだ。大げさにするのも変だろう。謙虚な私はそう思い、皆様からはワンコインだけ徴収させていただく事にした。つまり、予算は5000円。これで、ドラコンとニアピン2つづつ、計4つの商品を・・・いかんいかんいかん!コンペで優勝者に商品がないとはどういう了見だ!優勝の商品も入れて5つだ。つまり、1個平均1000円だ。

 組み合わせも考えねばならない。時間は迫ってくる。結局、ニアピン賞にはタイトリストのハンドタオル、ドラコン賞にはボール1スリーブ(ProV1x)、そして優勝賞品には小さな日焼け止めと、無茶苦茶なバランスの賞品群が決定した。そして組み合わせを考え、皆さんが集まっている場所で発表。

 その後記念写真を撮り、いよいよスタートホールに集合する。すると、「ベスグロの賞品はないの?」とどなたかから声がかかった。そうだ!コンペと言えばベスグロである。しかし予算はぎりぎり。謙虚な私は考えた末、ベスグロは獲得しただけで名誉だし、おしるし程度でよいだろうと売店で最も安いティーセット(木製の細長い棒状の道具で、片方が尖り、もう片方が平らになっていて、地面に指して上にボールを置き、主にホールの第一打で使用する方のそれであり、紅茶やコーヒーを飲むための陶磁器でできた食器の組み合わせのことではない)を購入した。

 こうして、やっと我々のコンペはスタートしたのであった。

(しまった、アホな事ばかり書いていたら続き物になってしまった)

本日の体重・・・68.2kg(またやる気が出てきた!)

  2004/8/15(141321hit) 謙虚な私の瀬田のラウンド


 実は今日は終戦記念日だし、オリンピックもPGAチャンピオンシップ(全米プロ)も開催されているのだが、そして谷亮子や野村忠宏選手が金メダルを取ったりしているのだが、それどころではない。私はバカンスを満喫し、日記を更新するのに精一杯なのである。


MIDORIさんは写っていますが、謙虚な私は写っていません


 という事でラウンドスタートである。幹事なら、普通は最初の組でスタートするべきなのだが、謙虚な私は最後の組であった。実は、皆さんのスウィングを動画で撮って、後日お送りしようと考えたのだ。

 そして3組目の我々がスタート。私、○、MIDORIさん、そして清水さんという組み合わせである。謙虚な私は、朝イチのティーショットを左のラフへ引っかけ、セカンドショットも謙虚にグリーン右へ外し、さらにアプローチも謙虚に寄せず、2パットのボギーという謙虚なスタートになった。清水さんが長いパットを沈めてパーでスタート。

 その後も清水さんは絶好調で、4番ホールでバーディを奪いここまでパープレー。MIDORIさんも4番ホールでナイスボギー。私は謙虚に3オーバー、○は5オーバーでまずまず。しかし、ここで私が「パープレーだパープレーだ」と騒いでプレッシャーをかけてしまったのであろうか、清水さんはここから調子を落としてしまった。清水さん、ごめんなさい<m(__)m>。

 その後も私の謙虚さは崩れず、ロングホールで2オンを遠慮したり、パーオンを遠慮したり、アプローチでOKの位置まで寄せるのを遠慮したり、寄せワンのパーを遠慮したりして、着実にボギーを積み重ねていく。しかし、9番ホールでやっと寄せワンが来て、前半は5オーバーであった。今日の目標は90切りだったので、出来過ぎである。

 昼食時に確認してみると大先輩Sさんが6オーバー、大先輩Kさんが8オーバーである。これは困った。もっと謙虚にラウンドしなくては。私は謙虚に蕎麦をすすり、謙虚にタバコを吸い、謙虚に大口を開けて歓談し、謙虚にトイレへ行って謙虚におしっこをし、後半のラウンドに備えた。

 ところがその後半の出だしのホールで、謙虚にバーディーを取ってしまう。しかも謙虚にガッツポーズまでしてしまう私であった。それだけでなく、ロングホールでまたもや謙虚にバーディーパットをねじ込んでしまい、再び力強くかつ謙虚にガッツポーズをしたのであった。私は嬉しさを隠しきれず、謙虚ににやにやと笑ってしまったのであった。

 さらにあろう事か、並みいる大先輩方を差し置いてベスグロを獲得してしまった。謙虚に350円のティセットをゲットである。ベスグロの賞品を350円にしておいて本当に良かったと謙虚な私は本心から思った。

 ダブルペリアの方は、隠しホールだけ図ったように大叩きした清水さんが獲得。私は4位、○は6位であった。なお、女性の方々は赤ティよりも900ヤード以上長い白ティからラウンドされたため、いつもよりも苦労されていたようであった。従って、名誉を守るため成績を発表する事は謙虚に差し控えさせて頂く。


謙虚な私はノンアルコールビールであった

 皆様、本当に楽しい1日でした。ありがとうございました・・・って、なんだか尻すぼみの日記だなあ。でも、いつもの事だし、まあいいか。

本日の体重・・・68.6kg(運動してるのに・・・)



進む
次の日記へ