日記28

2002年11月16日〜30日

2002/11/16(14377hit) 今週のトホホ


 前回のラウンド。面白いトホホ話があったのでご紹介しよう。

  松の8番、フェアウェイ左にクリークと池が絡む難易度の高いパー5。Bグリーンの方が距離が短いが、第3打で池超えになるため、難しい。1打目を右のバンカーのさらに右へ打ち込んだ私は、ライが良いことを確認し、今日調子の良い7Wを持つ。

 ところで最近、フェアウェイからの7Wを何故チョロをしてしまうのかがわかった。飛ばそうとしすぎて、ボールから離れて立ちすぎていたのだ。セットアップで左脇を開けないよう注意したら、結構きっちり当たるようになった。あと、アドレスで右足体重になりすぎるとすくい打ちになってヘッドがボールに届く前に軌道がアッパーになり、同じようにチョロする事もわかった。これもセットアップで予防できる。

 と云うわけで放たれたボールはまずまずの当たりで、何とか残り175ヤード地点まで運ぶ事ができた。さて、3打目、思案のしどころである。手前は池、奥はバンカーと深いラフ、左はクリークとOB、右はバンカーというタフなグリーン周りである。5アイアンで狙うにはあまりに狭すぎる。ややアゲンストでもある。しかし、刻むには余りに近い。池へ入れても良いと思って、狙った。

 その力みが右手で叩きに行く体勢を作ったのだろう。ボールはまっすぐ出て、フックしていく。そっちはクリークだ!ダメだ。・・・・・ボールは木の影に消えていく。前の方で待機していた妻の方を見やると、大きくバッテンを出している。顔が笑っているように見えるのは気のせいか。

 クリークのそばまで行ってみると、ボールは赤土の川底に1/4埋まり、さらに水に1/4浸かっている。つまり、ボールの半分は見えている状態だ。打てる!そう確信した私は、おもむろにSWを持ち、クリーク(と言っても幅が2m、深さが50cmぐらいなのだが)に降り立ち、アドレスをとった。そこから見る景色は、こんな感じ。


 正面の木(5m先の3mの高さ)がちょっと気になったけど、こんなライからそんなに高く上がるわけはないし、低く転がってエッジまで行けば儲けモノというつもりで、バンカーショットと同じ要領で打った。

 バシャッ!

 インパクトまではさすがに見続けられなかった。インパクト直前でのけぞり、目をつぶり、そして右足にスポット状に広がる冷たさを感じながら目を開けると、眼前はまるでナイヤガラの滝である(見たことは無いが)。「ボ、ボールどこや?」私は叫んだ。

 妻が「そこ。」と遥か右の池を指差す。シャンクして、真右に出て、右横の池に入ったのか?すると、妻が「すごくイイ感じで出たンやけど、木に当たって右に跳ねて池にころがってん」と言ってくれた。オーマイガー!勝負には勝ったが結果は最悪ではないか!!

 しかし神様は見捨てなかった。池に入ったかと思われた私のボールは、池の縁のラフに引っかかっていた。そこからグリーンに乗せ、2パット。ダボである。これなら素直にドロップしても同じだった。いや、5オン1パットのボギーで済んでいたかもしれない。

 しかし、びしょぬれ(プラス赤土まみれ)のズボンと引き換えに私が得たものは、何事もトライしてみるというチャレンジ精神の大切さ(蛮勇ともいう)と、ゴルフは結果ではなくその過程が楽しいんだ、という悟り(開き直りともいう)と、ウォーターショット1勝の勝ち星(たまたまうまくいっただけだって)であった。

本日の体重・・・69.1kg(68kg台間近)

2002/11/17(14436hit) みついすみともびざたいへいようますたーず(1)


 今見終わったところである(しかし長い名前だ)。役者が揃った、大変見応えのあるトーナメントであった。今年一番興奮したかもしれない。思わずテレビの前で拍手をしたのが4回。以下の解説の中のどこがその4回に当たるか当てた人には、「三井住友ビザカード」から賞金が出る、なんて事はない。

1、完全復活!強い中嶋が帰ってきた

 まさに全盛期を彷彿とさせる安定感。50歳に近い体で、あれだけドライバーを振りまわす体力。ここまで戻ってくるのに、どれほどの努力が必要であっただろうか?それはもう、文章で説明できないような努力であろう(私の筆力が足りないわけではない)。とにかく、彼は勝ちたいと思い、それに向かって努力し、そして勝った。今期2勝目、通算47勝目。お見事です。

 優勝者インタビューで、何度もギャラリーに「ありがとうございます」と頭を下げ、コース関係者及びボランティアの人たちへの感謝の気持ちを表明した事が、彼の苦脳の時代と努力を物語っていると思う。そう、人は辛い事、悲しい事を経験して初めて謙虚になれるのだ。優勝して、「自分のゴルフを皆さんに見ていただけて嬉しいです」などの間抜けな返答しか出来ないお坊ちゃんプロは、今一度「アマチュアあってのプロ」という基本をもう一度考え直すべきだろう。

2、大きくなった!田中秀道

 苦悩、苦労といえば凱旋と言っても良いだろう、田中秀道。勝負所の16番のセカンドで目の覚めるようなアイアンショットからバーディ。1打差まで迫るも、最終ホールで池に入れてしまい、絶体絶命。しかし、最後に6mほどのバーディーパットを見事ど真ん中から沈めて、大きな成長の跡を見せてくれた。ただでは負けない、見せ場を作る、どんな位置にいてもベストを尽くせると云うのはすごい精神力と集中力である。

 ある意味、優勝した中嶋よりも彼の方が存在感を出していたと思うのは、私だけでは無いだろう。そう、プロの役割は、勝つことだけではない。記録に残る事と、記憶に残る事は同じように意味があることなのだ。

3、やっぱりちょっと変?

 コマーシャルで何度も流れた、三井住友VISAカードのタカラヅカバーション。男役の春野寿美礼がレストランでの支払いにカードを出し、そこからいきなりレヴューが始まる。・・・でも、やっぱり何度見ても、ちょっと、変。(タカラヅカファンの皆様、ごめんなさい!)

本日の体重・・・69.2kg(足踏状態)

2002/11/18(14502hit) みついすみともびざたいへいようますたーず(2)


 さて、早速昨日の続きといこう。

4、その他のプレイヤー(外人選手編)

 若いとはいえさすが世界で闘っているツワモノたちである。最終日になると、みんな目の色を変えてバーディーを取りにきた。3位に入ったオーストラリアの新星、アーロン・バデリー。途中で集中力が切れたのが残念だが、最終ホールでタイガーが見せた劇的チップインのボール位置近くから、全く違う打ち方(グリーンに直接ボールを落とし、スピンを効かせて)で何と同じようにチップインイーグル。さすがにナチュラル・ボーン・スターである。

 4位タイのジャスティン・ローズ。アマチュア時代の98年のジ・オープン以来、彼もまた特別な力を持っているゴルフぁーの一人だと思っているが、彼が見せてくれたのは最終ホールでのウォーターショット。観客はやんやの拍手であった。結果はパーで終わったが、田中秀道に勝るとも劣らないナイス・パーだったと思う。

 7位に終わったチャールズ・ハウエルIII世。もうちょっとまともな服を持ってないのか?あれ、招待選手(?)だから許されるけど、日本人選手があんな格好してたら偉いサン(誰だ?)に叱られる事必至。でも、似合ってしまうのが憎たらしいような、うらやましいような・・・

5、その他のプレイヤー(日本人選手)

 伊沢利光。18番セカンドショットで見せた、完璧なフェアウェイウッド。芸術品である。確か、昨日もバンカーからウッドで2オンしたんじゃなかったかな?すごいコントロールである。まさにメジャー級。しかも、格好良い。どうやったらあんなに格好良いスイングが出来るのか?スコアボロボロになっても良いから真似したい。

 片山晋吾。やはり、彼のスイングは素晴らしい。何となくアニカ・ソレンスタムを彷彿とさせるのはどうしてだろうか?フォローでの体のさばき方か?美しいとはいえないが、大変理に適ったスイングであろう。アマチュアが真似をするのは伊沢利光より彼のほうが良いかもしれない。

 横田真一。初日79を叩いて予選落ち。で、プレーヤーズゲストとして解説するまでは良いけど、大会のイメージソングまで唄うのは・・・もうちょっと本業頑張ってね。

6、大笑い

 三井住友ビザカードのコマーシャル、ラウンドバージョン。ロングホールの第二打地点、中山エミリ扮するキャディさんが、おもむろに「三井住友ぉ〜VISAカード!」と掛け声をかける。プレイヤーのおっさんはあわててそれに合わせてスイングし、ナイスショット。3打目も同じような事が起こり、ベタピンにナイスオン。同伴競技者からは「おお〜」とのどよめきが起こる。しかし、おっさんは何か腑に落ちない様子。

 次におっさんがパットを打とうとすると、キャディさんが三たび「三井住友・・」と言い出すが、おっさんは「黙っててくれよ」と自分の力で50cmのバーディーパットにトライする。するとおっさんはパットでチョロしてしまう。それを見たキャディさんは、思わず「ブブッ」と吹き出してしまい、すぐ知らん顔にもどる。

 こんな事が実際に起こったら、そりゃあ絶対に吹き出すわな、と思いつつ、ゴルフぁー心理をよーく捉えた面白い、そしてちょっと怖いコマーシャルだと感心し、大笑いしてしまった。

本日の体重・・・68.7kg(よしよしよしよし!)

2002/11/19(14583hit) ダイエット再び


 72.4kg(グロス・・・裸で測定)という体重に目の前が真っ暗になってから1ヶ月。努力の甲斐あって、今日の体重は69.1kg(ネット・・・服を着て測定)である。グロスでは、恐らく1kgほどは少ないだろう。と云うわけで、1ヶ月で4kg強の減量に成功したわけだ。ハッハッハ。私もやればできるじゃないか。

 さすがに、下腹部が少しへっこみ、顔も気持ちほっそりしてきたようだ。このまま、目標の65kgまで、いや、あわよくば62kgぐらいまで持っていきたいものだ。

 さて、実際のメニューの方だが、さすがに「糸こんにゃくとダイコンのおでん」みたいな極端なメニューは減った。しかし、咀嚼回数はできるだけ100回を目標にしているし、炭水化物の摂取もおやつも大幅に減らしたままだ。ちなみに、昨日のメニューを列記してみよう。


 トマトジュース1杯
 ロールパン1個+べに花マーガリン少々
 コーヒー+低脂肪乳30cc
 カップスープ


 トマトジュース1杯
 マクドナルドハンバーガー
 マックフライポテト少々(7-8本)
 マックシーザーサラダ+ドレッシング(付属の半量)


 トマトジュース1杯
 出前の握り寿司(一人前)
 納豆1カップ
 
おでんの糸こんにゃく・ダイコン・スジ・ちくわ・はんぺん(1/4)・・・って、まだ喰ってるやん!

 と云う感じである。昨日は結構喰った方だが、それでも野菜が多いせいか体重は増えていない。これでも、1日で2000kcalは行っていない筈だ。

 ちなみに、目標は1日1800kcalである。これを、朝400、昼700、夜700と振り分ける。そうして考えると、コンビニの「かつ重弁当」(925kcal)とか「洋風幕の内弁当」(1048kcal)など、怖くて食えない。そういう物を食う場合には、ご飯を残す事でカロリーを減らすようにしている。えっ?それだったら腹が減るだろうって?だから、食事前にトマトジュースを1杯飲み、良く噛んで満腹中枢を刺激しているのだ。

 好物(揚げ物、炭水化物、おやつ)も食べるが全体の量を減らして食べ、空腹感を感じながら続けるのと、好物を減らしてでもたんぱく質と野菜を大量に摂り、空腹感を感じないようにして続けるのとでは絶対に後者の方が長続きするだろう。今のところ、その方法で極めて上手くいっている。

 ただ、あまり杓子定規にならないように注意している。カロリー管理ソフトが上手く動かなくなって(フリーウェアだったのだ)最近では毎日の計算はしていないが、3週間ほどカロリー計算したお陰で今では何をどの程度食べれば適性カロリーかと云うのがおぼろげながら分かるようになった。こうして、意識を常にカロリーに対して敏感にしておけば、適当に食材を選んでも大幅に逸脱する事は無い。

 それから、最も重要だと思うのは、「本日の体重」を日記に書き出して全世界約50名の人の前に結果を公表している事。これにより、下手なことは出来ないのだ。このあたり、禁煙を周囲に吹聴して禁を破りにくくしたり、ミニスカートをはいていると足が細くなってくる?女性心理などと似通っているのかもしれない。

 しかし、ゴルフでいくら「今日は80を切るぞ!」と宣言しても出来ないという事は、ゴルフはダイエットよりはるかに難しいと云うことであろう(当たり前である)。 

本日の体重・・・69.1kg(また戻った)

2002/11/20(14698hit) ボールに当たらない!


 昨日はいきなりダイエットの事などを改めて書いたのだが、実はこれ、得意の現実逃避なのだ。そう、月曜日に練習に行って、アイアンもドライバーも全然当たらなくなってしまったのだ。

 どうやら、考えすぎて深みにはまってしまったのかもしれない。まずはアドレス、ボールとの距離、体重のかけ方、ボールの位置、前傾の角度、そのどれもがしっくりこない。ついにはグリップにも違和感が・・・重症だ。

 テイクバック。ここでもどこへ上げれば良いのか解らない。ハーフウェイバックで強烈にグリップとコックに違和感を感じる。だめだ。トップもしっくりこない。・・・重体だ。

 そしてもちろん打たれたボールは右へ左へ上へ下へ(2階席から打っているのだ)。ここ数日は、派手に手前をダフる事が多い。マットの上でこれだったら、コースでは芝を掘り返してボールは2m先に着地であろう。・・・危篤状態だ。

 おかしくなったのは、「下半身リードで打つ」「ダウンスイングで肩の開き(戻り)を我慢する」という事をし出してからである。こいつが元凶のような気もするが、とにかく先生に診てもらわなければ。

 ああ、明日のラウンド、行きたくない(かもしれない)。 

本日の体重・・・69.3kg(チョコレート食っちまったああ)

2002/11/22(14914hit) 嵐のち晴れと格言だらけの1日(1)

きさいちCC・梅松(Aグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 5 3 7 4 6 5
7
7
49 5
4 5
6
6
3 4
5
3 41 90
+3
putt 2 2 2 3 2 3 3 2 1 20 2 2 2 3 3 2 1 1 1 17 37

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
6ボギー
5ダボ
1トリプル
90 87.9
平均パット数
Putting average
2.056
(37)
1.956
(35.21)
パーセーブ率(%)
Par saving average
33.3
(6個)
35.8
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
66.7 77.0
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
27.8
(5個)
30.9
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9 80.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
71.4
(10/14)
62.8
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
222.1 211.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
25.0
(3/12)
27.4
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
85.7 70.7
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 63.7
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
50.0 63.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
80.0 68.1


 2日前まで雨の予報だった木曜日だが、前日には曇りになった。早速予約の電話を入れて、いつもの如くラウンドだ〜い!(カラ元気)

 しかし、11/20の日記の通り、絶不調を極める今である。この日は本当に大叩きするかも、と云う予想は、結局前半のハーフに関しては当たってしまう事になる。・・・・・「悪い予感に限って当たる」(マーフィーの法則?)

 つまり、まあ、前半9ホールはどこへ出しても恥ずかしいラウンドであった。当たりが良かったのはドライバーだけ。
アイアンは全11ショット中スカ当たりが7、ややマシなのが3、快心のショットはたった1つ。久々に初心者の頃感じた、「俺は一体、この原っぱで、何のために、こんな棒で球をひっぱたいているんだろう?」というゴルフの根幹を揺るがす疑問を感じた・・・・・「遊びは、くだらなければくだらないほど、また実利が無ければ無いほど面白い」(出典?)

 寄せもしっくりいかないし、パットもダメ。前半だけで2〜3mを3回カップに蹴られ(ないしは覗いて通過し)て、返しを外す事2回。タッチは悪くないので余計にイライラが募る。結局前半だけで3パット3つ。トホホ。寄せワンのチャンスもことごとく外し、最低のパット数20である。・・・・・「アドレスで違和感を感じたら、そのパットは外れる。しかし、違和感を感じなければ、カップに蹴られるか舐める。つまり、どっちにしても入らねーんだよ!!」(トホホゴルフぁーの法則・怒り編)
 
 あまり振り返りたくないが、今後のために振り返っておこう。

 4番パー5 
 1打目、ドライバーは○。 2打目、7Wはゴロだが残り80ヤードの絶好の位置へ。3打目、SWがトップして奥の左足下がりのラフへ。4打目、LWで2段グリーン下のピンを狙うが、気持ちを出しすぎて大きくショート。そこから3パットでダボ。

 6番パー4 
 距離が短いので1打目は7W、これは○。残り90ヤードのきつい打ち上げ地点まで。2打目、PWどトップで手前のラフに突き刺さり、45度傾斜のラフに止まる。3打目、4mに乗せるも上からの難しいラインで3パット。ダボ。

 7番パー3
 ティーショット(6アイアン)は当たりが薄く、右へ真っ直ぐ出てグリーン奥の左足下がりのラフへ(今日はこればっかり)。2打目のアプローチ、距離感は良かったがまた下りのパットを残す。3mから3パット。またダボ。トホホ。

 8番パー4
 ティーショットは当たりは良かったものの左へやや引っ掛けて林の中。2打目で出すだけのつもりが反対のラフまで転がっていき、しかも木がスタイミーで球を上げられない。幸いクリーンまでは100ヤード、だらだら下りである。8アイアンの低い球で転がそうと思ったら、トップして右手前のバンカーへ(3打目)。距離の長いバンカーショット、出ただけ(4打目)。アプローチ、寄らず(5打目)入らず(2パット)でトリプルボギー。トホホ。・・・「『最悪の事態』と思った後に、普通はもっと悪い事態が待っている」(出典?)

 9番パー5
 1打目、ドライバーは○。2打目の7W、これもゴロだが残り70ヤード地点まで。3打目のSW、またまたトップ。グリーン右奥のOB。がちょーん。

 ここで切れそうになる心を押さえ、冷静になって考えた。アイアンがトップ(と云うよりシャンクトップ)するのは、ヘッドが外から鋭角に入ってきているからではないか?インサイドだ。俺はインサイドの虎になるんだ!★

 クラブをインサイドから落とす事だけを考えて、もう一度打つ。

 ピシュ!(良い音のつもり)

 ボールはやっとまともな弾道で飛んでいった。(後に、この考え《★》が一応は正しかった事が証明される)。奥にこぼれるが、寄せて入れてダボ。私の頭の中には、次の格言が渦巻いていた。

 ゴルフのスコアは、グリーンから100ヤード以内で作られる(ベン・ホーガンだったっけ?)

 後半に続く。

本日の体重・・・68.8kg(このまま頼むぜ、体)

2002/11/23(14990hit) 嵐のち晴れと格言だらけの1日(2)


 世間は勤労感謝の日とやらで休日だ。一般人どもはぬくぬくとしたベッドで涎でもたらしながら金髪のグラマーと楽しくお医者さんごっこでもしてる夢でも見てるに違いない。だが、俺ときたらハードロックがガンガン鳴っているような二日酔いの頭を抱えて朝から仕事だ。全く、世界の終わりの日でももっとマシな気分だろうぜ。

 とにかく目の前の仕事を片付けてしまえば、少しは気分も楽になるだろう。そう思った俺は、頭の中でハードロックを鳴らしているハイファイを叩き壊し、一昨日のラウンドの記憶をそのがらくた頭の中から探し出す作業に入った。

 そう、前半の最終ホールでやっとアイアンの打ち方を思い出した俺は、後半やや気を取り直して松コースのスタートホールに立った。出だし数ホール、午前中の不調が嘘のようにアイアンが冴える。まだ引っ掛け気味だが、手に残るインパクトの感触は上々だ。唯一、パットだけが俺の言う事を聞きやがらない。まあ、今日に始まった話では無いが。

 4番でパーオンしたのに、安物のバーボンみたいな3パットをしちまったのがケチの付き始めだった。5番、グリーン手前までフラットで広いが、残り100ヤード地点からロッキー山脈への登山道のように急激に登って行く。その2打目、8アイアンがダフって手前で止まっちまった。そこからの寄せも中途半端に上へ付けてしまい、沸かしなおしたコーヒーのような3パット。トホホだぜ。

 そこから気を取り直し、何とか辻褄は合わせたが、この日はまるでジェットコースターのような1日だった。

 おっと、表題どおり、格言をひとつ呟いてこの中途半端なアメリカンハードボイルド調の下手な日記を締めくくるとしよう。

 「ゴルフは考えるスポーツだ。しかし考えてショットするとたいてい失敗する」(hiro)

本日の体重・・・69.0kg(呑んだにしてはまずまず)

2002/11/24(15040hit) ダンロップフェニックス


 世間はダンロップフェニックスとやらでタイガー一色だ。一色といえば街もクリスマス一色になりつつある。とは言え、私の家の近所はまだ田んぼが残っているような田舎なので見渡す限り収穫後の土色一色なのだが。

 いや、ダンロップフェニックスの話だ。それにしてもTBS、タイガーへの入れ込みが半端ではない。「タイガーの出場しているトーナメントの中継」ではなく、「あるトーナメントに出場しているタイガーの特番」みたいな感じである(まあ、実際にそのつもりなんだろうけど)。

 初日からテレビ放映(深夜1時の放送だったけど)する姿勢は高く評価して良いが、普段ゴルフに興味が無い視聴者をタイガーの名前で取り込みたいという下心が見え見えである。もっとデュバルやガルシアを映せよってば。でも、解説が青木さんなのはgood。

 内容に関しては、ただただ世界の美技に酔いしれるのみ。しかし、インパクトの瞬間を15000コマ/秒(?)で映す超高速度カメラの映像は見応えがあった。特に、アイアンのダウンブローの様子とインパクト時のフェースの向きは大変面白かった。

 あのカメラ、欲しい。いくらぐらいかな?ネットで検索をかけてみたけど、科学実験用のものなら多少は引っかかってくるものの、それにも値段が書かれていない。デジタル技術で、デジカメ並みの値段で売ってないかな〜。誰か作ってくれないかな〜。

 ・・・とこんな事を本気で考えるのは、ゴルフ馬鹿の私だけにちがいない。
 

本日の体重・・・69.1kg(ちょっと気を抜くとこれだ)

2002/11/25(15088hit) いい加減にしろ!


 昨日も書いたが、ダンロップフェニックス、最終日の中継は3日目までのそれに輪をかけて無茶苦茶だった。今までこんなにひどいトーナメント中継は見た記憶がない。最悪である。プロデューサーかディレクターか知らないが、この番組を作ったヤツは完全に視聴者を馬鹿にしている。あんまり腹が立ったんで、苦情のメール(※)を書いた。

 (※)誰がつくったのか知らないが、こんな無茶苦茶なトーナメント中継は記憶に無い。焼き直しのビデオを5回も6回も流す、番組が始まって40分たって初めてリーダーボードが出てくる、タイガー以外ほとんど映さない。視聴者を馬鹿にするにもほどがある。テレビ史上最低の番組。テレビ放送を見てこんなに腹が立ったのは生まれてはじめてである。無能な番組制作責任者は、責任を取って二度と番組を作らせない方が良い。少なくとも、ゴルフ中継には携わらせるべきではない。貴社はもうスポーツ中継から、いや、報道から撤退すべきだ。バラエティ番組に特化しなさい。(一部改変)

 番組が始まってしばらくは、MBSはタイガーしか映さないという約束で放映権を獲得したのかと本気で思っていたぐらいである。とにかくひどかった。ああ、思い出すだけで腹が立つ。もう、MBSは今後一切見ないつもりだ。

本日の体重・・・68.4kg(昨日は頑張った)

2002/11/26(15171hit) おニューのドライバー


 妻がドライバーを買った。

 キャロウェイ(またか)、ホークアイVFT、12度である。その前までは旧ホークアイを使っていたのだが、半年ほど前にVFTの7番ウッドを購入し、その感触が大変良いことと、その7Wの方がドライバーよりも飛んだりするため、「私のティーショットが飛ばないのはドライバーが悪い」と考えたらしい・・・いや、事実その通りです、ハイ。

 今年のキャロウェイはCB1、ERC2、GBBII、Steelheadと立て続けにドライバーを出しているので、現行モデルながら半値近い値段で買えた。それにしても、4万円弱。「ちょっと早いけど、クリスマスプレゼントだね」と言ったら、「何それ?それとこれとは別」と睨まれた・・・はい、貴方の仰る通りです。

 しかし、この一年半ほどで、妻はクラブを総とっかえした事になる。アイアン(X-12→旧ホークアイ)に始まり、7番ウッド(YAMAHAのユーティリティー→ホークアイVFT)、パター(ネバーコンプロマイズ→2ボールパター)、11番ウッド(SteelHead III)、そして今回のドライバー。クラブを替えりゃあ良いってモンじゃあない・・・いや、それだけ熱心で向上心にあふれるという事ですよね。ハイ。

 それに比べて私はパターを買い換えただけである。4Wも7Wもオークションや中古ショップで2万円以下で手に入れた並行輸入モノだし、ドライバーは中古だし、アイアンは3年目。妻はしきりに「買い換えたら?」と言ってくれるが、気に入っているのであまり替えたくないし、何より先立つものが・・・。 

 実はアイアンの買い替えは真剣に検討したのだが、キャロウェイのクラブフィッティングを受けてから決めようと思っていたし、しかも4月からのスイング改造がまだまだ不安定なので受けにいけないしで、躊躇しているのだ。

 もう少し私のグラブ購入は先になりそうである。 

本日の体重・・・68.9kg(昨晩喰い過ぎた)

2002/11/27(15246hit) 久しぶりの練習


 いかん。週3回は練習しようと思っているのに、昨日でやっと2回目である。良い感触で打てていても、少なくとも1日おきには練習しないと忘れてしまう私であるから、このペースでは全然進歩しない。むしろ後退しているような気がする。50球づつでも良いから練習場へ行って・・・とも思うのだが、つい億劫になってしまう。

 昨日は東香里ゴルフセンターへ行った。というのは、妻が一足先に出かけてT先生に教えてもらっていたからだ。妻は、前回のラウンドで3連続チョロ等をして、彼女にしては不本意なスコアを出し、悔しくてこの1週間はすこぶる機嫌が悪かったのだ。事あるごとに「あー腹立つ!」と叫ぶので、私としてはこの1週間は生きた心地がしなかった。

 さて、肝腎の私のほうだが、全然ダメである。ここのボールは1ピースなので、そのせいもあるだろうけれど玉が全然上がらない。さらに、私の前の打席に入った30歳前後の青年が異様に上手く、9アイアンでネットの上に突き刺さるような高い球を150ヤード先のネットまで運んでいる。しかも、そのスイングは全くよどみも力みも無く、間違いなく研修生崩れかプロ予備軍と思われた。上手い人というのはこういう人のことを言うんだろうなあ、と自分の球筋とスイングに改めて情けなくなった次第である。

 妻はと言えば、先生に見てもらったにも関わらず絶不調で、私はさらに恐怖心がつのって胸が張り裂けそうになるのであった。 

本日の体重・・・68.9kg(頑張ったのに減ってない)

2002/11/29(15402hit) そしてまた木曜日が過ぎていく

きさいちCC・竹梅(Aグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 72
score 5 3 5 6 5 4 4 6 5
43 4 4
4
6
5 6 4 5 5 43 86
putt 2 1 2 2 3 1 2 2 2 17 2 2 2 3 3 2 2 2 1 19 36

項目 今回 推移 今年
アベレージスコア
Scoring average
12ボギー
1ダボ
86 87.8
平均パット数
Putting average
2.0
(36)
1.957
(35.22)
パーセーブ率(%)
Par saving average
27.8 35.7
ボギーセーブ率(%)
Bogey savin average
94.4 77.3
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
33.3 31.0
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
88.9 80.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
62.8
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
213.6 211.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
22.2
(2/9)
27.3
ファインショット率・ドライバー(%)
Driver-shot achievement Pct.
78.6 70.9
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
60.0 63.6
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
65.4 63.9
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
68.0 68.0


 木曜日はラウンドの日。この日のために生きているといっても過言ではない私達のためにか、昨日も秋晴れの素晴らしいお天気だった。そう、振り返れば、今年は雨に降られる事も少なく快適なラウンドが続いてきた。ちなみに今年雨に降られた回数は9回、そのうち1日中降ったのはたった2回であった。この事から、私の日頃の行いが如何に良いかという事が分かる、なーんて。

 ところが、内容はといえば気温と同様お寒いものであった。というか、変わりばえしない、と言った方が正確か。結果オーライのパーオン、あとたった5ヤード分強く打てんかおい?と自分に突っ込みたくなるウエッジショット、ワンピン前後にしか寄らない当たりそこないのアプローチ、そしてことごとくショートするバーディーパットにパーパット。

 パーオンしても3パットしたり、2m前後を5つも6つも外しているようでは、そらスコアも良くなりようが無いわな。というか、やっぱりパットの練習は嫌いなんだから仕方ない。辛気臭いし、この時期じっと立ってボールを転がすのは寒いし、地味だし・・・・

 それに、ジャストタッチでしか打てない私のパッティングは性格によるところが大きいと思う。この根性なし奥ゆかしい性格が邪魔をして、オーバー(=3パット)を恐れて打てないのだ(だから下りのパットの方が打ちやすかったりする)。

 妻のように、2mからでもカップの向こうの土手にぶつけるようなパッティングを見習うべきなのだろうが、もちろん彼女の攻撃的で怖いもの知らず積極的な性格があってこそのものであるから、私なら打とうとしても手が動かないだろう。

 克服するには練習あるのみである。久しぶりにほこりをかぶっているバーディロでも取り出すか。

本日の体重・・・68.5kg(ハーゲンダッツ喰っちまった)

 2002/11/30(15482hit) 理想のゴルフ?


 一昨日のラウンド終了後、妻とちょっと話をしていて思ったのだが、全くゴルフというスポーツは困ったものである。練習してもなかなか上手くならない。ある日、ちょっと上手くなったと思っても次の日には元に戻っている。それどころか、さらに悪くなっている事もある。

 練習場で上手く打てていても油断できない。コースに出ると途端にトップやダフリが出る。あるいは、素振りでは惚れ惚れするようなスイングを披露しても、いざボールに向かうと別人のようなへっぽこスイングになる。我々(あえて「私」ではなく、「我々」と言わせてもらう。もちろん、私と親愛なる読者の方々という意味である)アマチュアゴルフぁーが、コースで「かいしんのいちげき」を出すには、よっぽどの偶然か奇跡が起こらないと不可能とさえ思えてくる。

 キャリアだけは積み、「コースマネージメント」なるものをほんの少しだけ考える事で、そこそこの数字でラウンドする事ができるようにはなった。しかし、偉そうに「コースマネージメント」と言っても、実際には「結果オーライを味方につける」、「ミスショットを前提に考える」、「ペナルティを喰らわないようにする」という事に過ぎない。スイングも、ショットも、飛んでいくボールも、100を叩いていた頃と実は殆ど変わっていないのだ。

 1例を挙げよう。先日のラウンド、午前の最終ホール(竹9番)は303ヤード、全体にやや急な打ち上げのパー4。

 1打目、ドライバーは力んで引っ掛けスライスで、180ヤード地点まで。
 2打目、残り130ヤードだが、きつい打ち上げ、ピンが奥、左足上がりのライ、寒くて飛距離が落ちてきているという事から、155ヤードと見て7アイアンを持つ。しかし結局当たりそこないのトップでグリーン手前までしか行かず。
 3打目、ピンまで20ヤードの左足上がりのアプローチ。慎重に狙うが、狙いすぎてショート。
 グリーン上では4mのパット、50cmショートしてボギー。


 このように、全ショットがへっぽこミスショットである。OBやチョロが無いからボギーで済んでいるだけで、コース上でしている事は2年前、3年前と何ら変わり無い。実際にはOB数ですら、去年の57(/50ラウンド)から53(/52ラウンド)と減っているわけではない。

 2年前とわずかに違う事と言えば、アプローチがほんの少し上手くなった程度か。しかし、それでさえチャックリや大トップが無くなり、「30ヤード以内から一応グリーンに乗せる」というレベルでしか過ぎない。

 こうして冷静に振りかえってみると、本当に物悲しい気持ちになってくる。まあ、芸術点を審査されるわけでは無いし、へっぽこパーも快心のパーもスコア上はどちらも4である。もちろんプロを目指すわけではない。「かいしんのいちげき」なんて、どうだって良いと思われる読者の方もいるに違いない。ドライバーが芯を食い、アイアンがグリーンを捉え、アプローチがピンに当たり、パットが面白いように入る、そんな「理想のゴルフ」なんて夢のまた夢だし、思い上がりだし、私には100万年早いという事は頭では理解しているつもりだ。

 でも、これだけ一生懸命やっててチョロする自分が許せない、というのもまた事実なのである。

本日の体重・・・68.6kg(停滞中)

進む日記29へ