日記13

2002年4月1日〜15日

  

2002/4/1(4328hit)  あにばーさりー


 昨日も書いたが、今日でウェブ開設半年である。おめでとう!おめでとう!全世界から賞賛とお祝いの言葉が届く。とても全ては紹介しきれないので、ほんの一部だけを紹介する。

「良くあんなしょ−もない事を毎日考えれるなあ」(日本・友人A)

「とうとう半年頑張りましたね。もう十分だから、やめたら?」(日本・友人B)

「阿呆ちゃう?」(日本・配偶者A)

「おめでとう。これからも全国トホホゴルファー代表としてトホホ度に磨きをかけますように」(日本・木々虎男氏)

「Congratulation!You are fool!」(USA・T.Wood氏)

「Get free 10000pictures!!!! Special XXX shots!」(USA・XXX氏)

「我読当電脳日記。我思編者究極的暇人。是見世界中、是考重要事項。」(台湾・謝氏)

「スパシーボ!パルナス!ピロシキ!パルナスピロシキパルナスピロシキパルナスピロシキ・・・」(ロシア・ガガーリン氏)

「あんたなあ、こんな下らん文章では異文化コミュニケーションとられへんで」(関西弁をしゃべる宇宙人氏)

 というわけで、各方面からの手放しの絶賛、読んでいてこちらが恥ずかしくなるぐらいである。これからも全世界、いや全宇宙の期待を背負い、駄文(謙遜である)を垂れ流すつもりである。月に1〜2回ぐらいは面白い文章に当たるかもしれない(謙遜である)ので、これからも引き続きご支援ご声援、友達への紹介、リンク、金品の送付などをお願いする次第である。



 ところで、大ニュースを1つ。DMを見て昨年末に買ったオーストラリアのロトくじがなんと当たってしまい、一等賞金451億円が転がり込んでくる事になった(寄付のお願い等は一切受け付けないからそのつもりで)。早速近くのゴルフ場を18億円で買い取り、hiroゴルフクラブと改名し、運営に当たることとなった。

 もちろん、パブリックするのだが、私が直々に面接し、一定のルールとマナーを遵守できる人のみ会員としてラウンド資格を与える事にする予定である。営利目的ではないから、1日のラウンド者数は120人までとし、スタート間隔も15分にする。ゆっくり、のんびりとプレーしてもらうつもりである。また、会員は年会費を1万円とし、カートフィー2000円のみで年間何度でもラウンドできるようにする。日本で一番安いゴルフ場にするつもりだ。

 木曜日はクローズで、私と妻、そして気のおけない友達だけで貸し切りでラウンドするのだ。アプローチも1日中練習できるのだ。開閉式のドームのついた全天候型グリーンを作って、雨の日でもパッティング練習ができるようにするのだ。ああ、すばらしき哉わがゴルフ人生よ!

 さらに、100億円でキャロウェイ社の買収も考えている。T・H・Iという私の頭文字のクラブを私のスペックに合わせて作り、それを使うのだ。夢のようなごるふな日々がやってくる。ハレルヤ!

 この野望が全て実現した時、私は「世界一リッチなトホホゴルファー」として歴史に残るだろう。

(もし、hiroゴルフクラブに興味をもたれた方は、詳細のページを見て頂ければ判るのでお問い合わせ等はこちらを参照されたい)

  

2002/4/2(4355hit)  初めての本格的なレッスン・肩編


 さて、意を決して本格的にH香里GCのTプロに習うことにしたわけだが、先日とうとう初めてのレッスンを受けてきた。そして、予想通り驚くべき事実を告げられる事になったのであった。以下はその時の再現である。

T先生(以下T)「ちょっと振ってみて。」

編者(以下H)「はい(と言いつつ、自信満々でスウィングする)。」

T「うーん、肩が全然回ってないなあ。」

H「がーん!(と実際に言ったわけではない。心理描写である) えっ、自分では回しているつもりなんですが・・・」

T「自分で思っているだけで、実際は全然回っていない。」

H「がーん!(同上)」

T「バックスウィングでは、ここまで肩を持って来なアカンのだ(と言いながら、私の左肩を右つま先の上まで持って来る)。そして、右膝と腰は極力動かさないように。」

H「先生、このトップ、無茶苦茶きついんですけど・・・」

T「それだけ今まで楽をしてた、と言う事や。大丈夫、すぐに馴れる。」


何度かトップの位置を作る編者。その度に、肩、腰、グリップ、右ひじ、右ひざを直される。

T「肩は回転させるつもりだと下に落ちてしまうから、右肩の上まで地面と平行移動させるつもりで持って来るように。」

H「え、それで良いんですか?すごくスェーしているような気がするんですが・・・」

T「大丈夫。自分で考えているほどスェーしていないよ。それに、平行移動させるつもりで肩を右側へ持ってこないと、左肩が下がり、トップで左体重、インパクトで右体重のリバースピボットになってしまう。」

H「なるほど・・・」

さて、この先一体どうなってしまうのか!

  

2002/4/3(4385hit)  初めての本格的なレッスン・腰編


 レッスンは始まったばかりである。しかし、私の足元にはクェスチョンマークと目から落ちた鱗がすでに2〜3枚落ちている。

T「よし、じゃあ足を揃えて両膝をくっつけて、それでトップの位置を作ってみて。」

H「はい(言われたとおり、トップを作る。バランスを崩して右に倒れそうになる)。」

T「バランスが崩れるのは、肩と一緒に腰も右へ流れるからだよ。両膝をくっつけたまま、もっとお尻をあっち(飛球線方向)に向けなきゃいけない。」

H「(言われた通りやってみる) 先生、やっぱりすごく体がきついんですが・・・」

T「すぐ馴れる。」

何度かその姿勢のままトップ位置を作る。膝と腰、それに背中がぎしぎしと音を立てるようなトップである。

T「それだけきつい「ねじり」を入れないと、ボールは飛ばないんだ。逆を言えば、ねじりを入れてぎりぎりまで我慢したトップだから、後は左に腰を少し戻してやるだけで自然とクラブは降りて来るんだよ。

 確かに、ここまで捻じり上げてトップを作ると、意識しなくても勝手にヘッドが降りてくる。というか、
クラブが勝手に振れてしまうと云う感じである。手で引き降ろす必要性なんて全く感じられない。

T「じゃあ、そうして作ったトップから左足を一歩左(飛球線方向)に踏み出してごらん。」


 言われたとおりにすると、摩訶不思議、意識しないのにスウィングしてしまう。しかも、ヘッドが走っているのか、スウィングの音が今までと違って力強い。今までが「ヒュン」なら今回は「びビュン」と云う感じだ。

T「そうやって、体重移動のきっかけを与えるだけでクラブは振れてしまうものなんだ。」

H「なるほど・・・要はトップで捻じりのエネルギーを如何に溜めるか、と云うことですね。」

T「そう、そこで楽をすればボールは飛ばないし、つかまらない。」

 大変良い方向に私のスウィングが変わりつつある。確かなものを掴みつつあるという徴候がある。そして、何かすばらしいことが起こる予感がひしひしと感じられてくる。

  

2002/4/4(4407hit)  初めての本格的なレッスン・グリップ、膝編


(ちょっとレッスン編もだれてきたが、まだまだ全て書き終えていないのだ。もう少しお付き合い願いたい。今日のラウンド結果は明後日の日記で発表する予定である)


 いい予感を感じながら、何度か素振りを繰り返し、徐々に体が新しいトップを受け入れ出す。

T「じゃあ、実際に(球を)打ってみて。」

 さすがに素振りと実際では勝手が違うのか、中々上手く当たらない。

T「うーん、右足が外側に浮いてしまうな。内側、つまり親指側でしっかり踏ん張らないとダメだ。右膝ももっと我慢して(と言いながら、トップ位置で右足を内側に押し込む。」

H「先生、異様に膝と内腿がきついんですけど・・・」

T
「馴れる。」

 再び素振りで修正する。

T「右手はそんなに強く握らなくて宜しい(と言いながら右手の親指をシャフトのセンターから左へずらし、親指の腹ではなく右側面にグリップが当たるように持ち直させる)。」

H「先生、右手、こんなにゆるゆるで良いんですか?全然力が入らないんですが。」

T「右手は添えるだけで宜しい。左手の小指、薬指、中指だけしっかり握っていれば良い。」

 また素振りをする。確かに、この持ち方の方がヘッドが走るようだ。鱗が音を立ててぱらぱらと落ちる。すでに、足元は鱗で埋まりつつある。しかし、グリップを気にすると足元がおろそかになる。

T「左膝をアドレス位置から動かさないつもりでトップを作らなきゃいかん。その為には、アドレスで右足に60%ぐらい体重をかけて、右足親指に力を入れておくんだ。」

H「ここ(右足親指)を支点にクラブを上げていく感じですね。」

T「そう。」


 しかしきついものはきつい。10回ぐらい素振りをしているだけなのに、もう汗がにじみ出てきた。

T「じゃあ、またボールを打ってみて。」

 言われたとおりのトップを作ることだけを考えて、何球か打ってみる。5球目ぐらいで、芯に当たった感触があった。ボールの行方を見ると、今まで見たことのない、勢いのある、十分な高さのフェードボールが飛んでいくではないか。しかし、ボールは目標よりだいぶ右方向へ飛んでいく。

T「そう、その調子だ。まだ、スウィングの軌跡がアウトサイドインだから右へ行くんだよ。トップからグリップエンドをボールにぶつけるつもりで、思い切ってインサイドアウトに振ってごらん。」

 内心、トップの姿勢を作るだけ精一杯なのに、そんな事できるんだろうかと思う。しかし、たった10分ですごい変化である。プロの眼力のすごさにびっくりし、自分のへっぽこさに呆れながらもレッスンは続く。

  

2002/4/5(4435hit)  初めての本格的なレッスン・完結編


  インサイドアウトを気にしながら何球か打っていくうちに、徐々に打球が真っ直ぐ飛ぶようになり、そしてついにきれいなドローが出るようになる。しかしチーピンに近い球も出る。少しでもインサイドアウトに振る意識が欠落すると、とたんに右へ曲がる。しかし、その場合も今までのこすり球とは違い、力強いフェードである。

T「もっと意識してインサイドアウトに振らなきゃあ球はつかまらないよ。」

 と言いながら、ホールの右上と左下に1個づつボールを置く。片山晋呉が行っている練習方法である。これだと、軌跡がアウトサイドインになれば置いたボールにぶつかってしまう。

T「これで、(上下に置いた)ボールにぶつけないように振ってごらん。」

 相当意識して、大げさなぐらいインサイドからおろしてやらないと綺麗なドローが出ない。しかし、不思議な事にこれだけ肩を回し、窮屈なトップにし、スウィングプレーンを意識して変えているにも関らず、ヘッドが上手くボールにヒットする確率は今までより高いのだ。それに、芯を食ったときの感触が抜群に良い。これが、ヘッドが走っているという感覚なんだろう。今までのスウィングは何だったんだ、と改めて思う。

T「うん、だいぶ肩が回ってきたな。あとはそのスウィングを固めていけば良いよ。」

H「はい、がんばります!」

 ・・・・と云うわけで、1回目のレッスンは終了した。どちらかと言えば、今までは我流の裏街道を歩いてきて、世を拗ねていたというか自信が無かったというか、ともかく自分自身に後ろめたい(と言えば大袈裟だが)気持ちがあったのだが、たった1回、20分のレッスンでそれらのコンプレックスが見事に反転した。我ながら、なんと単純でわかりやすい性格なのか。

 やはり、上達するためにはインサイドからしっかりボールを捕まえるスウィング、つまりドローボールが打てなければいけない、と云うことらしい。しかし、最も驚いたことはたった1回のレッスンで番手どおりの高い球が打てるようになったと云う事である。今回は7アイアンでずっと打っていたのだが、今までより2番手は球の上がり方が違う。ドローを打てるスウィングになった、と云うことももちろん驚いたが、球の高さの方が驚きであった。

 ともかく、大いなる正道、王道、メインストリートに一歩踏み出した私である。今度こそ、今度こそはキング・オブ・トホホゴルファーの称号を返上し、目標(マスターズ出場)に向かって邁進するのだ!

  

2002/4/6(4449hit) スウィング改造でメロメロ?

きさいちCC・梅松(Aグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 6 7 5 4 4 5 6 46 6 3 4 6 4 4 5 5 6 43 89
putt 2 2 2 3 2 2 2 2 2 19 1 2 1 1 1 2 2 2 2 14 33
項目 今回 今年
Scoring Average
(アベレージスコア)
8ボギー
3ダボ
1トリ
89
(+17)
89.0
(+17.0)
パーセーブ率 33.3%
(6/18)
35.0%
(6.3/18)
ボギーセーブ率 77.8%
(14/18)
75.2%
(13.5/18)
Greens in Regulation Pct.
(パーオン率)
22.2%
(4/18)
31.2%
(5.8/18)
ボギーオン率 77.8%
(14/18)
79.9%
(14.4/18)
Driving Accuracy Percentage
(フェアウエイキープ率)
50.0%
(7/14)
64.8%
(9.1/14)
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
204.3yard 210.3yard
Scrambling
(アプローチリカバリー率
20.0%(2/10) 21.8%
Putting Average
(平均パット数)
1.833
(33)
1.996
(35.928)
ファインショット率(ドライバー) 71.4% 72.7%
ファインショット率(フェアウェイウッド) 50.0% 60.9%
ファインショット率(アイアン) 69.4% 63.3%
ファインショット率(アプローチ) 64.7% 62.1%


 さて、スウィング改造に清水の舞台から運を天に任せてバンジージャンプした私であるが、レッスンを受けた後も毎日練習場に通い、物覚えの悪い筋肉に新しいスウィングを叩き込んだ。しかしもはや若くない私の身体はなかなか言う事を聞かず、逆に筋肉痛、捻挫、打ち身、パテックス、肩こり、腰の痛み、アンメルツなどで反抗してくるのであった。

 その苦行にも似た練習でわかったことは、この新しいスウィング、短いクラブではまあましだが、長いクラブが全然振れない(難しい)、と云うことであった。具体的には、ドライバー、バフィー、ヘブンで殆どのショットがダックフックになるのだ。ウッドだけ今までのスウィングに直す、なんて中途半端なことはしたくないし、できない。そういう不安を持ちながらの今回のラウンドであった。

 しかし、上がってみればいつものスコアである。嬉しいような、悲しいような、不思議な気持ちだ。

 ドライバーは、ダックフックを警戒し過ぎてか右へのOBが2つ、そしてチョロが1つあった。ダックフックは結局出ず、スライスとフェードと引っ掛けスライスだった。一昨年の悪い頃に逆戻りという感じである。無意識に習ったスウィングをダイジェスト版にして行ったのかもしれない。肩の移動を7割に抑えるとか。でも良くわからない。

 アイアンは、ミスもあったが結構イメージに近いショットも打てつつある。例えば、梅の9番(パー5)、残り130ヤードの3打目を8アイアンで打ったのだがやや右へ出てバンカーに入った。近づいてみるとボール全体が埋まっているような目玉になっているではないか。これは、番手どおりの高い球が打てたと云う証拠であり、目玉なのに思わず喜んでしまった。それにしてはパーオン率もボギーオン率も悪いが、まずはしっかり球を捕らえられるかである(レベル低いなあ)。そう、多少左右へぶれても、今は芯に当たれば良いのだ。

 と云うわけで、私のスウィングは根本的に変わりつつある。今年はもう間に合わないが、来年のマスターズには標準を絞れそうである(嘘)。乞ご期待、みたいな。

  

2002/4/7(4466hit)  2度目のレッスン


 昨日、1週間ぶりに2度目のレッスンを受けた。この1週間、ほぼ毎日練習に行き、家に帰ってからもテレビを見ながら頑固な左ひざと左股関節のストレッチをしたり、シャドースウィングをしたり、伊沢のスウィング写真を見たりと、とても熱心な生徒であった。学生時代とは大違いである。

 さて、この日も先週のおさらいから入ったのだが、左肩の入り、右ひざについては一応合格点をいただいた。ただ、左肩がまだ多少下がってしまう癖は残っているようだ。肩を下げないようにすると、バックスウィングでボールが見えにくくなってしまうので不安なのではないかと自己分析したりする。またビデオに撮ってみよう。

 今日は7アイアンに続き、5アイアン、7ウッド、ドライバーと見てもらった。5アイアンもまずまずであるが、ヘブンがやはり上手く当たらない(マットの上から)。クラブが長くなるとどうしてもダウンで外から降りてくるようである。とにかくこれでもか!というぐらいインサイドから外へ振ってやらないと良いドローにならない。イメージ的には、ダウンスウィングで右わきの下から(飛球線より)右方向にクラブを放り投げるイメージである。

 しかし、この打ちかたをすると、少しでもアウトサイドインの軌跡になれば、球がつかまらない場合はプッシュスライスだし、つかまればダックフックだから今までより怪我が大きい。実戦で思い切って振れるようになるまではまだまだかかりそうである。

 今日の一番の収穫は「グリップゆるゆる」であった。どういうことかと言うと、ダウン〜インパクトにかけてグリップ(と手首)の力を抜く(強く握らない)よう言われたのだが、それを意識して振ってみると見事にヘッドが走るのだ。自然とレイトヒットになり、ヘッドスピードも上がる。そして、球は真っ直ぐに高く上がってくれる。これは今後スウィング構築の上で大きなポイントになりそうである。

 ダウンでグリップに力が入っていると自然なヘッドの動きがスポイルされ、ヘッドスピードが落ちるだけでなくヘッドが真っ直ぐにボールに返ってこない。ハイハンデのゴルファー(もちろん私も含めて)とプロのスウィングとの最大の違い、スウィングの切れがそれで説明できるのではないか、と気取った事を考えたりもする。

 しかし、ドライバーである。これがまた全然当たらない。コースではまだましだが、30球ぐらい打って満足のいく球はほんの1〜2球という有様である。ドライバーを持つと、途端に軌道がアッパーになるらしい。ティーごと、前へ押し出す感じで打つよう指導される。

 マスターズへの道は遠く険しい。

  

2002/4/8(4481hit)  レッスンの功罪


 最近、掲示板心の美しい、素直な、思いやりのある、すばらしい人、まりんかさんが書き込みをしてくれている。嬉しい事である。同じごるふに見せられた仲間として、そして私のウェブを読んでいただいているというその崇高なチャレンジ精神をたたえ、まりんかさんのご上達とご多幸を心からここでお祈りしたい。

 将来、この偉大なる日記が本になったとき、まりんかさんのお名前もその本に刻まれ、子々孫々まで永遠に読まれ続けていき、人類の歴史にその足跡を残すであろう。まりんかさん、どうかその折には100冊ぐらい本を買って親類縁者に配ってくださいね。

 さて、懲りずにまた昨日練習へ行って来た。日曜日にも関らず、いつもの様に午前中は仕事、午後は仕事がらみの用事で京都へ行き、そして帰ってきて家族で食事を済ませ、その後の練習である。熱心である。

 レッスンを受けて一番良かったと思うのは、当たり前だが自分が今行っているスウィングで間違っていない、という確証を持って練習できる事である。悪い球が出ても、迷う必要がないというのは精神衛生上非常に宜しい。

 悪い球が出たとき、軌道が悪いのか、肩の入りが浅いためなのか、ヘッドアップなのか、グリップに力が入ったためなのか、頭が悪いためなのか、世の中が悪いためなのか大体推察できるため、変にスウィングをいじったり的外れなおかしなところを変えたりして余計にスウィングが変になることもない。自信を持ってミスショットできる、と云う事がこれほどすがすがしいこととは!(って、ちょっと違うか)。

 しかし、良いことばかりではない。新しいスウィングは、体に対して強い負担を強いるものである。きついねじりを入れるバックスウィングは、私の体力を容赦なく奪い、そして理想的なトップを作るだけの捻転と筋肉の支えをごく短い時間で不能にしてゆく(翻訳調)。まあ、ぶっちゃけて言うたらきつうて今までみたいに150球も200球もとてもやないけど打てまへん(大阪弁)、ということどす(京都弁)。

 しかも、ショットの合間に今まで以上に素振りをするので、アプローチを30球、フルショットを70球ほど打てばバテてしまい、もう十分、と云う事になる。でも、だんだん馴れていくのだろう。馴れて欲しい。馴れろよ!体。

 こうしてまたトホホゴルファーの1日が過ぎていくのであった。

  

 2002/4/9(4518hit)  キャロウェイのクラブフィッティング


 私の大好きな、かっこいい、素敵な、お洒落な、高性能のキャロウェイであるが、実はキャロウェイにはクラブフィッティングを行ってくれる所があるのだ。雑誌やウェブで紹介されているので知っている人も多いだろうが、知らない人も多い。大っぴらに宣伝していないせいだろう。

 実は、今度の木曜日にそこへ行く予定だったのだ。先月末、家の近くの某大手スポーツショップ(○ィクトリア寝屋川店の保田店長さん、お世話かけました)でダメ元で話をしてみたところ、あれよあれよと話が決まってしまった。その場で申し込み、ワクワクしながら待っていたのだ。

 しかし、いきなり前後の見境いもなく狂ったようにプロについてスウィング改造などをしたものだから、今の状態ではいくらなんでもフィッティングどころの騒ぎではない。泣く泣くキャンセルの電話を入れる事にした。東京まで新幹線に乗ってお弁当と缶ビールでワクワク気分で行こうと思ったのに・・・私って、本当に馬鹿。

 早ければ1ヵ月後、遅くても3ヶ月後ぐらいにはりトライしたい。それまでに、できるだけ新しいスウィングをものにするのだ。だから今日も練習に行くのだ。

(注:プロでもスウィング大改造の成果が出るのは少なくとも半年後です・・・・木々虎雄)

  

2002/4/10(4548hit)  夢


 起きている時は四六時中ごるふの事を考えている私だが、どうやら夢の中でもごるふをしているらしい。と云うのも、断片的にだがドライバーを打っている夢だとかパッティングしている夢を見ているような記憶がある。ただ、夢の中と言ってもそんなに劇的なことが起こるわけではなく、練習場で普通に練習している夢だとか、ホームコースを普通にラウンドしている夢のようだ。せめて、ホールインワンとか20mのロングパットが入る夢とかチップインイーグルの夢とかを見れれば良いのに、やはり私の謙虚な性格は夢の中でも同じらしい。

 さて、夜見る夢ではなく、現実世界でのこうなって欲しいと云う夢の方だが、これは言い出せばきりがない。例えば、冬2ヶ月ぐらいの長期休暇をとり、温暖なハワイやオーストラリアなどのリゾート地でゴルフ三昧の日々を送る。ああ、なんとすばらしい人生だろうか。55歳ぐらいでセミリタイアして、そういう生活をするのも悪くない、うん。まあ、宝くじにさえ当たれば、この夢は簡単に実現するだろう。

 オーガスタナショナルでプレーする、と云うのも一生の夢だが、これはまず無理である。オサマ・ビンラディンを生け捕りにしてアメリカに連れて行き、ブッシュ大統領にお願いしてもダメだろうなあ。それか、ジョージア州に移住して、リッチモンド郡の名誉市民になるとか。なれないよなあ。難しいなあ。

 もう少し現実的な夢では、自分に完璧に合ったクラブを手に入れる、というものもある(だから、クラブフィッティングに行きたかったんだよー!でも、自分のスウィングを固めるのがどう考えても先だわな)。これなら、何とか実現可能だろう。しかし、年々落ちていく体力や筋力を維持する為のトレーニングが必須であるが。

 もちろん、パープレーをするのも夢であり、目標である。ただ、17ホール終わってパープレーで迎えた最終ホールなんて、怖くてプレーできないだろうなあ。

 後は・・・ゴルフ仲間が欲しい!2か月に1回ぐらい、気のおけない仲間とコンペとかできれば最高だなあ・・・(と遠い目で彼方を見やる編者。BGMは「ジョージア・オン・マイ・マインド」。音楽、スポットともにFO。)

  

2002/4/11(4573hit) 体調OK!小雨のラウンド

きさいちCC・竹松(Bグリーン)
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 5 4 5 6 3 4 5 5 5 42 5 3 5 6 4 3 4 7 5 42 84
putt 2 1 2 2 1 3 2 2 1 16 3 2 2 2 2 2 1 2 2 18 34
項目 今回 今年
Scoring Average
(アベレージスコア)
1バーディ
11ボギー
1ダボ
84
(+12)
88.6
(+16.6)
パーセーブ率 33.3%
(6/18)
34.9%
(6.3/18)
ボギーセーブ率 94.4%
(17/18)
76.6%
(13.8/18)
Greens in Regulation Pct.
(パーオン率)
38.9%
(7/18)
31.7%
(5.7/18)
ボギーオン率 83.3%
(15/18)
80.1%
(14.4/18)
Driving Accuracy Percentage
(フェアウエイキープ率)
57.1%
(8/14)
64.3%
(9.0/14)
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
221.8yard 211.1yard
Scrambling
(アプローチリカバリー率
28.6%(2/7) 22.1%
Putting Average
(平均パット数)
1.889
(34)
1.988
(35.8)
ファインショット率(ドライバー) 78.6% 73.2%
ファインショット率(フェアウェイウッド) 75.0% 61.8%
ファインショット率(アイアン) 66.7% 63.6%
ファインショット率(アプローチ) 65.4% 62.3%


 スウィング改造後、練習に練習を重ねて、今日が2回目のラウンドである。ドライバーに不安は残るものの、練習場では何とかアイアンでドロー系統(「もどき」とも言う)の球が出るようになってきた。これでプッシュのミスが出なければもう少し安心してアイアンが打てるのであるが・・・

 さて、久しぶりの松竹、いつもの練習モードではなく、今日は本気モードのラウンドだった。が、何とか練習の成果が出てくれたようだ。

 ドライバーは、まずまず良い当たりが続いている。暖かくなって体の切れも良くなったし、一時の腰や肩の痛みもだいぶ癒えたので、ソールに鉛をはり1ポイントだけ重くした(D0→D1)。それが上手くはまってくれたのか、今日はリキまず軽く振れた(練習場では全然ダメなのに・・・おかしなものだ)。課題は、右手が力んだ時の左への引っ掛け(14ショット中2回)と、肩が十分回らずクラブが外から入った時のスライス(同4回)である。早くドローが打てるようになりたいが、まだコースでは右を向いて打つなんて怖くてとんでもない、という感じである。

 アイアンは、思いどおりに打てたのはたった2回、後はやはりトップ気味に入るかややこすり球(スライス)である。まだクラブがインサイドから入っていないのだろう。しかし以前のような打った瞬間ミスショットというのは激減してきた。コースで心を空白にしてショットしたとき、無意識にインサイドからクラブが出るようになるにはまだまだ時間がかかりそうである。

 パッティングも34ならまずまずであろう。短いのは外さなかった。でも、長いのも入らなかった。欲を言えば、3-4mが1つか2つ入ってくれれば言うことがないのだが。ラインに乗っているのに10cmショート、というおバカなパットが2つあったのはいつもの事である(涙)

 しかし・・・・寄せなんだ、問題は

 2打目でグリーンエッジまで行くこと7回(パーオンは除く)、そこから寄せワンを取れたのがわずかに2回。ことごとく寄せツーである。難しいライなら仕方がないが、何の変哲もないエッジからワンピンぐらいにしか寄せられないのだ。これはかなり情けない。しかも、ほとんどショートである。根性無しと呼ばれてもあえて笑って頷くしかない。

 ランニングの距離感、これこそが今の私には必要なのかもしれない。練習あるのみ、であるが・・・

  

2002/4/12(4592hit)  70台は難しい


 前回の80切りから1ヶ月、とうとう公約を果たすことができなかった(1ヶ月以内に再び80を切るというもの)。皆様、大きな口を叩いてごめんなさい。まだまだトホホゴルファーとして頑張れという神の啓示と受け取り、努力と精進を続けていく所存であります。

 昨日のラウンドであるが、「ればたら」で考えるのは馬鹿げていると判ってはいるものの、反省点をいぶり出すためにあえて振り返ってみよう(「○○は△△であるが、***だしあえて××してみよう」という、言葉で言い訳しておいて強引に自分の世界に持ち込む技は編者の得意技である。例えば「仕事を熱心にしたいのは山々だが、人間なんて明日死ぬかもしれないしあえて今日もゴルフをしよう」など)。

 
ホール 内容 ればたら
竹1番
2打目の残り80ヤード、左足下がりの難しいライからSWでのショットがグリーン奥へこぼれたのは仕方ないとして、3打目のAWでの寄せが3mにしか寄らず、2パットのボギー。(寄せのミスで+1)

寄せワンだったらパー
竹2番
ティーショットはややこすってグリーン右手前のくぼ地へ。2打目は砲台グリーンの土手にぶつけてエッジへ。6mを寄せて入れてボギー。(アイアンのミスで+1)

ティーショットで花道あるいはエッジまで。寄せワンあるいは2パットだったらパー
竹3番
2打目のラフからの8アイアンがフライヤーでグリーン奥の難しい下りのライへ。エッジまで寄せるがそこから2パットのボギー。

これは仕方ない。
竹6番
1オン3パットのボギー。1打目のクラブ選択ミスでグリーン奥からの12mのマウンド越えのパットを大きくショート。(戦略ミスで+0.5、パットのミスで+0.5)

やはり手前から攻めるべきでしょう。
竹7番
砲台グリーンの手前30ヤードからの寄せが5mにしか寄らず。
(寄せのミスで+1)

寄せワンだったらパー
松1番
パーオンしたのに7mを3パット。(パッティングのミスで+1)

2パットだったらパー
松3番
2打目のAWがトップしてグリーン奥へ。寄らず入らずのボギー。
(アイアンのミスで+0.5、寄せのミスで+0.5)

AWを上手く打つか寄せが成功していたらパー
松4番
ドライバーがやや右へスライスしてバンカーへ。上手く脱出するも、3打目の7アイアンを引っ掛けてグリーン左の下り傾斜へ。寄せられず2パットボギー。(アイアンのミスで+0.5、寄せのミスで+0.5)

AWを上手く打つか寄せが成功していたらパー
松8番
ドライバーが右へ大きくふけ、右のつま先上がりのラフへ。6アイアンの2打目もイマイチで140ヤード。残り190ヤード、グリーン手前に池があるため、9アイアンで刻む。残り70ヤードのLWをダフってグリーン手前。寄らず入らずでダボ。(ドライバーのミスで+0.5、LWのミスで+0.5、寄せのミスで+0.5)

ドライバーがフェアウェイなら、あるいはLWで乗せていたら、またあるいは寄せが上手く行けばボギーで済んでいた。
松9番
ドライバー、右手に力が入り左へ引っかけ、フェアウェイ左のバンカーへ。2打目が脱出失敗、出ただけ。3打目の8アイアンで上手くグリーンオンするも2パット。(バンカーのミスで+0.5)

バンカーから残り50ヤード以内まで持っていければパーの確率がちょびっとあったかな。

 とまあこんな感じ・・・えっ、自分のラウンドをただ書き連ねたかっただけだろうって?そうとも言う。しかし、書いているうちにやはり空しくなってきた。私のバランス感覚も捨てたものではない(だったら書くなよ)。

 集計してみると、

 ドライバーのミス +0.5
 アイアンのミス +2.5
 寄せのミス +3.5
 バンカーのミス +0.5
 パットのミス +1.5
 戦略上のミス +0.5


 と云う事になる。もちろん、ミスをゼロにすることはできない。できないが、明らかなミスで9ストローク落としている、と云うことはミスを減らせば最大で84ストローク引く9で75で上がれる可能性を秘めているということなのだ。(誰だ、馬鹿にしたような笑いを浮かべているヤツは!俺だって馬鹿馬鹿しいと思いながら書いているんだ。わかってくれい!)

 せめて、このミスを半分に減らしたい。アイアンと寄せ、特に寄せだ。寄せの練習だ。これこそが今の私には必要なのだ。練習あるのみ、である!!

 あっ、昨日の終わり方と全く一緒だ。

 (毎日違うオチを考えたいのは山々だが、妻が食事ができたと呼んでいるためあえてコピー&ペーストで誤魔化しておこう)

  

2002/4/13(4615hit)  マスターズ


(昨日は日記を書いたのにUPするのを忘れてしまった。全国11名の読者の方、ごめんなさい。)

 というわけで、いよいよマスターズが始まった。ごるふの祭典、世界の名手たちの特別な舞台、マスターズ。全世界のごるふぁー達が心躍らせ、オーガスタグリーンに目を奪われる週末である。

 日本人選手にはもちろん頑張って欲しい(今日現在、伊沢も丸山も今ひとつだが)し、タイガーの2連覇も見てみたい。デュバルも去年の雪辱を晴らしてほしい。しかし、今回私が注目しているのは実はミケルソンである。

 世界で3本の指に入るショートゲームの上手さもさることながら、肝心な所で信じられないミスをしでかすのが、実は攻めた結果であると云う事を知り、私はすっかり彼のファンになってしまった。なかなかやんちゃボウズではないか。しかも、それをマスコミに嫌というほど叩かれても「私は私のスタイルを変えない」と突っぱねるあたり、けっこう意固地なところもあるようだ。また、1mのパットを2mもオーバーして、4パットや5パットをする所など、トッププレーヤーとは思えないようなお茶目な一面も持ち合わせている。これら愛すべき性格は彼のプレー同様もっと評価されても良いのではないか、と私は思うのだ。

 ひょっとして、実は結構気が小さくて、家では美人の奥さんに「どうしてみんなぼくをいじめるんだよう。つらいよう。えーんえーん。」などと泣きついているのではないかと想像したりもする。なかなか可愛いではないか。

 今回、最も遅れて来た男としてグリーンジャケットを是非着て欲しい。彼にはその実力があるし、何たってミケルソンにはグリーンジャケットがとても似合うはずだから(私の推測だが)。

  

2002/4/14(4630hit)  「もうダメです」


 さて、話題は再びマスターズである。

 昨日も書いたが、同じ日本人としてやはり日本人選手には頑張って欲しいと思うのは自然な感情だろう。日本人としての(数少ない)誇りとか、体格で圧倒的な差のある外国人選手に打ち勝つ爽快感とか、自分を投影して明日への活力を彼らに求めるとか、ただ単にファンだとか色々理由はあるが、「こてんぱんに打ちのめされて帰ってきやがれ、この野郎!」と思うことはまずない。

 しかし、今回、初日が終わってのある日本人選手のインタビューを見て、ちょっと「この野郎」と思ってしまった。あえて名は秘すが、変わった帽子をかぶっている選手である(って、名前を隠してる意味ないじゃん)。

 確かに、彼は初日お世辞にも良いラウンドとは言えなかった。ラウンド後のインタビューで、「明日は是非頑張ってください」と云う旨の言葉に対し、3秒ほど考えた彼は「いやあ、もうダメです(無理です、だったかな)」と吐き捨てるように言ったのである。

 おいおい、ちょっと待てよ。仮にもプロだろう。JPGAを代表して招待を受けて、日本のプロごるふぁーの代表の一人として行ってるんだろ。もうダメです、は無いんじゃあないの?

 プロとは、アマチュアに夢と希望と憧れを抱かせる存在。アマチュアあってのプロ。多くの日本人が君のプレーを期待して見ているんだぜ。ジュニアゴルファーも、君を目標に頑張っているアマチュアも、君の地元でも、熱い目で君のプレーに注目し、ワクワクしてるんだぜ。それに対して、「もうダメです」は無いんじゃあないの?ゴルフが上手けりゃあとの言動はどうでも良い、と云うのではいつまで経っても一流として認められる事にならないと思うよ。

 彼には猛省を促したい。プロフェッショナルとは何か、自分がどういうスタンスに立っているのか、自分の発言がどういう影響を及ぼすのか、しっかり考えたまえ、カウボーイ君!

  

2002/4/15(4646hit)  あの男がやってきた


 マスターズ最終日、是非ともライブでこの感動を味わおう、と無謀にも私は深夜からの中継を見る事にした。布団に入ってしまえば朝まで起きられないのはあの男が優勝するより明らかだったので(オッズ1.01ぐらいか)、テレビのあるリビングで3:30までうたた寝し、そこから中継を見ようと考えた。もちろん、テレビは点けっ放しで、である。

 中継まで5時間、そろそろ寝なければ。しかしだらだらとくだらない番組を見てしまう。中継まで2時間、いかん、本当に寝なければ。でも深夜映画を見てしまう。そうこうしている内に、とうとう中継が始まってしまった。結局、F1を見ながら15分ほどうとうとしただけだった。

 しかし、今回は(中継でも言っていたが)役者が殆ど揃っている。予選落ちしたデュバルを除き、ワールドランク7位までのすべてのプレイヤーが優勝争いをするのだ。しかも今年からスタートホールからの中継(去年まではマスターズではバックナインしかテレビ中継してくれなかった)である。眠い目をこすりながら、ワクワクしながら中継に魅入っていた。

 そんな中、やはり頭ひとつ抜け出たのはあの男だった。そう、タイガー・マスクウッズだ。グーセン、ミケルソン、エルス、シン、ガルシアらが善戦しつつも脱落していく中で、ヤツは決して崩れず、着実にグリーンコートへ近づいていった。個人的に今回注目していたミケルソンも、残念ながらまた3位止まりだった。

 タイガーと他の選手の圧倒的な違いは何か。技術、技の多様さ、飛距離、パッティング、そのどれもが圧倒的に抜きん出ているわけではないと思う。総合力の高さか。それもあるだろうが、私は今回、身体能力の圧倒的な差が一線を画しているのではないかと思った。集中力や精神力が抜きん出ているのは万人の認めるところだが、その集中力を支えるのが3日目にほぼ1.5Rをこなした上で、次の日もそれを持続できる身体能力ではないかと思うのだ。

 最近、わが身を振り返っても、つくづく気力イコール体力ではないかと思うのだ。体が動かなければ集中力もへちまも無い。若い人たちにはわからないかも知れないが、精神力を維持するためには、まず体が疲れないように気を配らなければいけないのだ。そう、何をするにもまず体力。体力温存。情けないが本音である。

 ああそれなのに、徹夜などしてしまった私って一体。今朝のだるさと眠さは半端ではない。今私は、朦朧とした意識の中でこの日記を書いている。従って、入力魅すや誤変換があtっても許し手ほしい。というわ毛で、綿しは蛭根を指摘ます。

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