日記7

2002年1月1日〜1月15日

  2002/1/1  今年の抱負と目標(1)

 賀正である。謹賀新年であり、迎春でもある。時には賀春であったり、新春や初春であったりもするわけだが、やはり慶春にとどめを刺す。実は頌春なのかもしれないが、素直に元旦と言ってしまっても良いだろう。

 しかし、正月早々こんな下らないページを見ているとは、あんたも好きねえ(加藤茶)。ちょっとだけよ、というわけで元旦からこうして妻や息子の白い目を気にしつつ更新に勤しむ私が一番の好き者であったりする。

 さて、元旦といえば1年の計である。絨毯といえば羊の毛であり、不況といえば小泉のせいであろう。とにかく、目標を挙げておくにはうってつけの日である。毎年、正月になれば色々と目標を立ててきた私であるが、実は理想が高すぎるのか今まで目標が達成された事は一度もない。7歳の頃、初めて立てた目標は「地球の軌道を変える(実話)」であり、周りの大人を呆れさせていた私である。それ以外にも、「ノーベル賞をもらう」「世界征服」「禁煙する」「宇宙の王様になる」「女になる」「宝くじを当てる」「光合成する」「空を飛ぶ」「町が飛ぶ」「雲を突き抜け星になる」など、多くの目標をたてたが全て挫折に終わった。もう少し理想を低くしようと、「食事を3度3度きちんと取る」と言う目標を掲げたが、1日で達成できてしまった。何事も程々が一番難しい。
 
 つまり、今年の目標である。当然、ゴルフに対しての目標である。ここで「早寝早起き」などの目標に対しての抱負を語っても読者も面白くないし、私も面白くないからだ。

 ところで、ゴルフに対しての目標であるが、色々な視点からの目標設定が考えられる。例えば、成績を上げると云う観点。1ラウンド18ストロークで上がるとか、全てのホールで1オン1パットの36で上がるとかであるが、少し理想が高すぎるような気もする。

 また、ラウンド回数から目標を考えると限界は1年で365ラウンドと考えがちだが、ちょっと無理をすれば730ラウンドも夢ではない。いや、朝早く起きて午前、午後とラウンドし、夜はナイターゴルフをすれば1095ラウンドも可能だろう。これは是非試したい。だれかパトロンになってくれたら考えよう。1095回のプレーフィー、交通費、宿泊費、食費、本業を代わりにしてくれるアルバイト料、その他雑費を含めて8,000万円ほど私に投資したいと仰る方がいれば、是非私までメールをいただきたい。

 さーて、そろそろ「で、目標は結局何なんだ!」とイライラしてきたでしょ?

 では、発表しよう。今年の目標は、「アベレージ85」である!!(なーんだ)。詳細は明日。

(このようにオチのない、肩すかしとも言える日記を書くのも目標であると言えなくもない。というか、毎日オチのある日記が書ける才能があれば、とっくにその才能で食っているはずでしょ!だから、温かい目で見守って欲しい!というか、お願いします。正月早々どうしてこんな言い訳を書かなければいけない羽目に陥ったのか自分でも良くわからないが、気弱な私の性格をくみ、読者の方々には私の日記に多くを望まない、というのを今年の目標の1つに上げていただければ幸いである)

  2002/1/2  今年の抱負と目標(2)

 さて、今年の目標は「アベレージ85」である、と昨日発表したわけだが、内容的には以下の通りである。

 ハンディキャップは13を目指す(当たり前である)。という事は、13オーバーパーでラウンドするという事だが(そんなことは当然である)、具体的には1ラウンドでバーディーが1つ、パーが7つ、ボギーが7つ、ダボが2つ、トリプルが1つでちょうど13オーバーになるはずである。なぜこんなにセコイ具体的なヴィジョンがあるかと言うと・・・

 バーディーは1ラウンドで1つは欲しい。つまり、3-5mのパットを5-6回に1回は入れれるようにしたい、という事である。そして、約2ホールに1つはパーを取れるようにするという事は、つまりロングパットの距離感を養い、寄せワンの確率を上げる、という事である。

 ボギーが7つは特に説明は要らないだろう。で、ダボが2つ、トリプルが1つというのは、1ラウンドで3パットとOBを合わせて4つに留める、という意味である。OBが1つなら3パットは3つ、OBが3つなら3パットは1つしか許されない(だから、当たり前だってば!)。

 こんな風な、絵に描いたモチというか取らぬ狸の皮算用というか杓子定規というか空絵事というか人生もっと大事な事があるやろお前というか男やったらもっとどーんと行かんかいお前というか世の中不況で大変な時に何を能天気な事書いてんねんというか地球は青かったというか薬のヒグチは目標1365店を達成できたのだろうかというか優香はやっぱりかわいいなというか球の表面積の公式って体積を微分するのか積分するのかどっちだったっけというか、とにかくそういうとてもセコイ考えが一体何の役に立つのか自分でも良くわからないが、少なくとも目標を立てるのには役に立ってくれるのだ。

 正月2日目から早くも支離滅裂になっているが、松の内だ。許してもらおう。明日はもっとセコく具体的な数字の目標を挙げていくぞ。

 

  2002/1/3  今年の抱負と目標(3)

 目標シリーズ3日目である。もう少しお付き合いを。

 昨日の日記の青字の部分だけを読み返してみると、つくづくパットが大事という事が思い知らされる(ちなみに、黒字の部分だけを読み返してみると、つくづく私は馬鹿だと思うし、赤字の部分だけを読み返してみるとつくづく私のセコさが浮かび上がってくる。そして、それ以外の部分だけを読めばつくづく何を書いているのか判らない)。

 というか、平均パット数を今の36から31にするだけで目標達成じゃん。でもそれを認めてしまえばこの正月3日間の日記が全て無駄だったと云う事になるので、この発見は見なかった、聞かなかった事にしてください。

 で、そういう理想的なラウンドを実現する上で、各数字をどこまで引き上げれば良いかという具体的検討にこれから入るわけだ(この先は恐らく読んでも私以外全然面白くないと思うので、終わるまで寝るなり目をつぶるなりしていてください。終わったら「終わった」と書きますので)。

 
具体的数字 去年 今年の目標 ヴィジョン
Scoring Average
(アベレージスコア)
89.4 85.0 「1バーディ、7ボギー、2ダボ、1トリ」以上を理想形とする
パーセーブ率 33.6% 44.4% 最低でも18ホール中8つ、ハーフで4つのパー(以上)を取る
ボギーセーブ率 75.4% 83.3% 同様に、18ホール中15ホールをボギー(以上)で
Greens in Regulation
Pct. (パーオン率)
31.7% 33.3% 3ホールに1つで十分
ボギーオン率 78.3% 83.3% ボギーセーブ率と同じぐらいでよし
Driving Accuracy Pct.
(フェアウエイキープ率)
56.0% 64.3% 14ホール中9ホールぐらいはフェアウェイキープしたいかな、と
Driving Distance
( ドライバー平均飛距離)
220.1yard 220yard 多くは望みません
Scrambling
(アプローチリカバリー率)
27.2% 33.3% 3回に1回は成功したい
Putting Average
(平均パット数)
1.993 1.889 1ラウンド34パットが目標
ファインショット率
(ドライバー)
70.3% 71.4% 14ホール中10ホールで○
ファインショット率
(フェアウェイウッド)
58.1% 60.0% 10回中6回は○
ファインショット率
(アイアン)
59.5% 66.6% ミスは3回に1回に抑えたい
ファインショット率
(アプローチ)
67.4% 75.0% ミスは4回に1回にする!

 さて、この絵に書いたモチ、鏡割りの10日のラウンドでどんな味がするのやら・・・。それよりも、あと1週間、(ネタが古くなって)このモチにカビが生えないかどうかの方が心配だったりして。

 はい、終わりました。もう起きて良いですよ。もしもし、あなた、起きてくだ・・・(周りを見渡す)・・・あっ。
 
 だーれも居ないわ。
 
 

  2002/1/4  今年の抱負と目標(4)

 (え、まだ続くの?この話題・・・??)

 昨日、新年最初の練習に行ってきたが、今年で一番調子が良い。例によってアプローチから。だいぶ安定してきたが、やはりロフトのあるクラブは距離感を出すのが難しい。相変わらずLWで20y-60yのピッチショット中心に練習するが、少し当たりが薄かったりすると3割程度飛距離が落ちる。高さを揃えられれば安定すると思うのだが。練習場では何も考えずに振って10回中9回は成功させないと本番で自信を持って使えない。

 アイアンはハンドダウンに構え、クラブを寝かせた(トゥが気持ち浮いた状態)からアップライトに上げ、グリップが体の近くを通るように振ると真っ直ぐの良い玉が出るようだ。アウトサイドインが是正されるせいであろう。また、シャフトカットした4w+と7wもこの振り方で安定してきた。やはり、りきみは禁物である(わかってはいるのだが・・・)。

 ドライバーだけはこの振り方では上手く打てないので、今まで通りダウンスイング開始時の上半身と下半身のタイミングに一番気を使って振る。また、右足をやや後ろに引き、右腰の後からクラブを下ろしてやる事で250yのハイドローが打てた様な気がするが、初夢での出来事か白昼夢だったのかもしれない。

 さて、今年の抱負と目標、総集編である。

 ○練習は最低週2回、できれば週3回行う
 ○パットの練習はラウンド前15分と昼食時15分行うよう努力する
 ○ランニングアプローチを会得する(冬の間、芝が薄い時がチャンス)
 ○ラウンドで2回は寄せワンを取れるよう、アグレッシブなアプローチを心がける
 ○アイアンのチョロを無くしたい・・・
 ○りきみのない、メリハリのあるスウィングを目指す
 ○今まで以上にマナーに気をつける
 ○良くて驕らず、悪くて腐らず、自慢や言い訳をしない

ああ、初ラウンドまで待てない・・・

 

  2002/1/5  心も体もりきみすぎ

 今日も練習に行ってきた。昨日同様、練習場は満員である。私が良く行くK市のHゴルフセンターは250打席、3階打席まであるという、関西で5本の指に入るぐらい大きな練習場なのだがそれがほぼ満席なのである。入場者の数が多いと、当然妖怪の絶対数も多い。けむり男しゃべりオヤジ発情虫たたきジジイなど、オール妖怪大進撃である。さすがの私もこれだけの数の妖怪を退治する事はできない。帰りに妖怪ポストへ立ち寄り、鬼太郎に退治に来てもらうよう手紙を送る。

 で、肝腎の練習だが、今年最悪の出来である。とは言え、何球か打っているうちに昨日の調子の良かった感触を取り戻す。LWとSWのアプローチを65球ほど、あとは各クラブ5-10球づつ。でも、ドライバーで10球ぐらい打つと疲れてくるとは、私の体ってヘボすぎますか?

 しかし、アイアンのりきみがなかなか取れない。もちろん、数ヶ月の練習でマスターできるなどとは思っていないが、究極的にはスコアもマナーも、そしてスウィングもスマートなゴルファーが目標である。妻は良く「プロじゃあるまいし、そんなに格好ばっかり気にしてどうするの?どんなスウィングでも、芯に当てられたらいいやんか」といつもながら本質を付いた意見を言ってくれるが、ゴルフにロマンを求める私としては「格好いいスウィング」だけは譲れない(実は、スコアを譲っても良いと考えているぐらいだ)。

 さて、りきみと言えば、元旦から4日間にわたって書き殴った新年の抱負であるが、これがりきみすぎではないか、というご指摘をある方から頂いた。よくよく考えてみればまさにその通りで、こんなにがちがちにスコアや数字の事を考えてばかりいればゴルフを楽しむ事はおろかショットの一打一打を数字の為に消化するという、本末転倒のゴルフになりかねない。数字はあくまでも結果であって、目の前の一打にベストを尽くすのが本来あるべき姿である。

 正月早々道を踏み外す所だった。よし、今年の目標にもう1つ付け加えよう。

 It's Just a Game!(たかがゴルフじゃないか)

(はい、タイガーの真似です。すいません)

 

  2002/1/6  お正月のゴルフ番組(あるいはデジタルとアナログ)

 ども。正月気分がまだ抜けない編者である。未だパラパラと年賀状が届くからかもしれない。そのたびに、年賀状を印刷する。こうしてwebを立ち上げ、Eメールを普段フル活用している私であるが、年に一回の年賀状は送るのも送られるのも大好きである。やはり体の奥底にはアナログ魂が眠っているのかもしれない。

 それに比べて、7歳になる息子などは物心ついた時からコンピュータ、ビデオ(なぜデジタルに関係あるのかは後述)、ボタン式電話(じーころころのダイアル式電話を見て、「これ何?」とぬかしやがった)、CD(中日ドラゴンズではない)、プレステなどに囲まれて育った。そのせいかどうかは定かではないが、未だに時刻をアナログ時計ではなくビデオのデジタル表示で確認している(右と左をたまに間違うので、単に頭が悪いだけかもしれない)。そのうち「オトウサン キョウハ ヨイ テンキ デスネ」などとロボット喋りをしだすような気もする。

 いや、お正月気分が抜けない、という話である。で、今年はゴルフ番組を全て録画しようと思っていたのだ。しかし、デジタル処理で消された田代まさしを見る為に「新春かくし芸大会」も予約録画していたのだが、間違って「ジャンボ軍団&丸山茂樹」の上から録画してしまった。最低である(もし、ビデオに撮っている人がいれば私の華麗なるスウィングビデオ「タイガー対丸山茂樹」のビデオと交換してください)。しかも、どこに田代まさしが映っていたのか結局わからなかった。恐るべきデジタル処理である。というか、前もってどこに映っているかわかっていなければ探しようが無いわな(この親にしてこの子ありか)。

 で、結局見れたのは今書いた3日の「タイガー対丸山茂樹」のみであった。しかし、これはさすがに見応えがあった。私が一番驚いたのは、最終ホールの攻防であった。3打か4打差リードで迎えたタイガーは、340y程度の池越えの、しかもスポンサーがわざわざ看板を出して何十万円かの「ワンオン賞」を設定しているこのホールで、スポンサー、観衆、視聴者の期待を裏切ってまでも勝負に徹してワンオンを狙わなかったのだ(狙ってミスショットした可能性もある。本当の所は良くわからない。)

 タイガーは、過去の丸山選手とのエキビジョンマッチで大きく負け越している為、勝つ事を優先したのだろう、と解説者が言っていたが、もしこれが本当ならものすごい勝負魂である。世界一の負けず嫌いであろう。世界一の克己心と言ってよいかもしれない(しかし、世界一の肩すかし野郎でもある)。この姿勢が今の彼の強さを如実に示しているのであろう。そして、きっちりとバーディーを取って(マルちゃんのバーディーもすばらしかった)、その選択の正しさを証明したのであった。

 「ゴルフはショーではなく、競技なんだ。私は競技者なんだ」というタイガーの信念が垣間見えたような気がした。しかし、やっぱりそこまでこだわらないとゴルフは勝てないんですねえ。恐ろしいスポーツである。

 

  2002/1/7  練習好き

 世の中には2種類の人間がいる。ゴルフをする人と、しない人である。また、ゴルフをする人はさらに2種類に分けられる。練習が好きな人と、嫌いな人である(練習が嫌いな人の方が平均して上手かったりするのはゴルフの七不思議の一つである)。

 ゴルフをする人で、練習が好きな人である私は、1月3日から5日まで続けて3日間練習場へ通ってみた。1日に付き135球打っていたのだが、1/4の日記にも少し書いたようにそのうち半分位をアプローチの練習に当てている。で、さすがに毎日打っていると、どう打てばよい感触で球を捕らえられるかがおぼろげながらわかってきた。

 手首を過度に使わない、ごくシンプルなピッチエンドランの場合、下手投げでボールを投げるように打てれば最高であるが、その際、あたかも手のひらでボールをすくうが如く、フェース面でボールを運ぶ様に打てれば距離感も方向も出しやすい。で、そのコツであるが、ボールの近くに立ち、ハンドダウン気味にしてボールをヒール近くに当てることで上手くボールを捕まえられる感触が出るのだ。

 たまに(30球に1球ぐらい)シャンクが出るのがタマにキズだが、この打ち方はショートアイアンにも応用できそうだ。あまり捕まりすぎると左へ行ってしまうが、それはこれからの練習で何とかコントロールできるだろう。また、ソールが地面と接触する面積が少なくなるのでソールが抜けやすいし、仮に少々ダフっても大きな怪我をしない。

 とにかく、ボールから離れすぎるのはやはりダメなんだと再認識した次第である。スコットランドの古い諺にも、「上級者ほど球を体の近くに置く」と云うのがあったような、無かったような・・・

  2002/1/8  100日目の更新

 今日は開設して100回目(100日目)の記念すべき日記更新である。構想184分、制作期間184分の超大作を楽しんで欲しい(しかし言っておくがただ長いだけで中身はあんまり面白くないことは私が100%保証する)。


 ゴルファーには2種類の人間がいる。ドライバー(ショット)が好きな人と、そうでない人である。ちなみに、私は日替わりで好きになったり嫌いになったりする。もちろん、調子の良い時は大好きである(日によってショットの良し悪しが全然変わってしまうのもゴルフの七不思議の一つである)。

 こんな私であるが、昨日の練習でついにドライバーの全てを悟った。(そこ、なーんだまたか!などと云わない!!)この私の悟りを、今日は多くの人に聞いてもらいたい。ドライバーで悩む人は必見である。必ずや、目に鱗が張り付いて取れなくなるから鱗が落ちるだろう。


 ドライバーショットの役割とは一体なんだろうか。プロなら、「より遠くへ、より正確に」が正解だろう。しかし、果たして私のようなヘボゴルファーにそれがそのまま当てはまるのか?答えは「ノン!」である。

 我々アマチュアに必要とされるドライバーショットの絶対必要条件とは、「そこそこ飛んで、OBしない」と云う事に尽きるのではないだろうか(今、「いや、ある程度飛ばなければバーディが・・・」と考えた人はレベルが高すぎますのでもう読まなくてもよろしい)。

 つまり、コンスタントに180-200y程度飛んで、2打目が普通に打てるところ(ラフを含む)まで飛ばせばもう十分なのである。なんとなれば、ティーショットを30ヤード余計に飛ばし、2打目が7アイアンから9アイアンに変わったとしても、2オンの確率がどれだけ上がるのか?(私の場合、殆ど変わらない)。フェアウエイからとラフからのショットで、ナイスショットの確率がどれだけ違うだろう?(私の場合、ラフのほうが得意だったりする)。400ヤード以上あるパー4で、ドライバーが250ヤード飛んだからといってバーディーやパーがそう簡単に取れるだろうか?(私の場合400ヤード以上のホールはボギーでも上出来である)。

 また、完璧なアイアンショットは高い確率でバーディーに結びつくし、完璧なパッティングはそのままバーディーやパーに直結する。しかし、どんなに完璧なドライバーショットを打っても、それだけではバーディーには結びつかないのだ。

 そう考えれば、私のようなヘボゴルファーがドライバーを振りまわし、OBの危険を冒してまで「より遠く」を狙うというのは無謀を通り過ぎて滑稽であると言わざるを得ないであろう。(・・・悟り1)


 次に、貴方にお尋ねする。こんな経験はないだろうか(ない人は話の都合上困った事になるので「そう言われればあるかもしれない」と思い込むように)。二日酔いで体調は最悪、今日は100どころか110叩くかも・・・と思って全く期待せず望んだ朝一のティーショットが我ながら惚れ惚れするようなナイスショット!
 あるいは、大事なコンペのスタートホール、第一組の一番最初にティーオフする羽目に。極限まで緊張した状態で「もうチョロでもいい。命まで取られる訳でもないや」と開き直り、頭が真っ白のままで振ったドライバーが練習場でも出ないような高弾道のストレートボール。

 また、「このホールは相性がよい。なぜかドライバーをミスしないし、パーの確率も高い。」というようなホールが貴方にはないだろうか?そのホールのティーグラウンドに立った瞬間ナイスショットが目に浮かぶような、心地良い感触。それによりリラックスしてスウィングでき、再びファイン・ショット。そして、その感触は良いイメージとなって残り、そのイメージが増幅され、次のラウンドに再びつながる。

 これらは、「どうでもいいや、チョロでもいいや」と開き直った段階で、あるいは良いイメージが残っているが故にリラックスできて、体の余分な力が抜け、スムースにヘッドが走った結果であると考えられる。つまり、(特に肩や腕に)力を入れないほうがドライバーは真っ直ぐ、より遠くへ飛ぶのだ。(・・・悟り2)


 さらに、ゴリラのように力を入れ、鼻息荒く「おりゃ〜!」とばかりスウィングし、フィニッシュでタコ踊りになってしまうようなスウィングで250ヤード飛ばす人がいるとする。そういう人を見て、貴方は「格好いい、うらやましい」と思うだろうか?(え、思いますか?・・・・失礼しました)。私は嫌だ。そんなスウィングでドラコンを取っても、「まぐれの馬鹿当たり」としか思ってくれないかもしれないし、何より格好悪いのは嫌だ

 毎回毎回、ゴリラ打ち&タコ踊りで必死に250ヤード飛ばすゴルファーと、リラックスして軽く、しかし確実にティーショットを打ってくるクールなゴルファーと、どちらがスマートだろうか?私はクールなゴルファーの方がはるかに格好いいと思う(・・・悟り3)(今、それでも250ヤード、300ヤード飛ばしたい、と思った人の気持ちも実は大変良くわかるが、立場上その意見に賛成する事はできない。まあ、もう少しだけ読んでみて欲しい)。


 そして、ゴルフコースのお約束として、そしてボールの特性として「飛ばせば飛ばすほど危険が増大する」という事を忘れてはならない。スライスやフックボールは遠くへ飛べば飛ぶほどコースの中心から離れていき(当たり前だ)、OBゾーンへ飛び込む可能性が高くなるし、フェアウェイに点在するバンカーは普通は200-250ヤード地点に作ってあるし、200ヤード飛ばなかったから谷底へまっ逆さま、というホールよりも250ヤード飛んだら付き抜けてOB(あるいは池や林)というホールの方がはるかに多いのではないだろうか?つまり、ドライバーショットは飛べば飛ぶほどリスクが高く、正確なショットが要求されるのだ(・・・悟り4)(だから、ドライバーショットでフェアウェイの左右に打ち分けられるような上級者は読まなくてもいいって言ってるでしょ!)。


 さて、これら4つの悟りから、次のような事が言える。

 「ドライバーは、振り回さず確実にフェアウェイのそこそこを狙う方がスマートだし、クールだし、怪我も少ないし、そもそもそんなに飛ばす必要もないし、何よりそう思った方が実はより飛ばすことができるのだ。」

 なーんだ、それが悟りか?と思ったあなた。甘い。トゥースイート!スウィーテスト!ライクアシュガー!分かっていても「おりゃー打ち」になってしまうのが私のようなヘボゴルファーの悲しいところなのだ。だから、実際にこの悟りをコースで活かす事ができなければまさに絵に書いたモチ、宝の持ち腐れ、豚に真珠、猫に小判、猿にサルノコシカケ、熱帯魚に六甲のおいしい水、パンを切るのにチェーンソー、漫画家の「頭の中ににネームはできてるんですけど」という言い訳、菩提樹の下で悟りを開いた瞬間毒蛇に噛まれて死んだブッダ、焼肉を食べて「こんなに旨い物が危険であるはずがない」と無茶苦茶な理屈を平気で言う政治家(ちょっと違うか)、禁煙したためイライラして余計にタバコを吸ってしまう編者(だいぶ違うか)、「モー娘。」を口ではガキどもが鬱陶しいと言いながら実は涎をたらして見ているロリコンオヤジ(全然違うか)である。


 では、その活かし方とは?実に簡単である。実際に、7割程度の力で、自分の平均飛距離の7割の位置に向かって打つのである。というか、そこから先へは絶対に飛ばさない、という強い意志で打つのである。しかし、それだけでは本当に7割しか飛ばないかったり、中途半端なスウィングになってかえって球が曲がるので、その時は必ずきっちり振りきり、フィニッシュをばっちり決める

 あるいはこういう状況を思い浮かべる。貴方は雑誌の取材を受け、スウィングの写真を撮られている。球はどこへ行っても良いからとにかく格好だけはプロのように写してもらいたい。素振りをしているような(素振りはみんなプロ並みである)華麗なるスウィングと華麗なるフィニッシュ。雑誌に載るのはフィニッシュの写真であって、ボールの行方ではないのだ。そう考えれば、美しいフィニッシュを作れる事請け合いである。


 そしてもう一つ。ティーグラウンドに上がる瞬間から、全ての動作をいつもの1.5倍ぐらいの時間をかけてゆっくり行うのだ。優雅にそしてスマートにをモットーにティーマークまでゆっくりと歩いていき、プロのように片足を上げてティーを刺し、飛球線の後にゆっくり後ずさりし、狙うフェアウェイを見ながらごく軽い、そしてゆっくりした素振りを1つ。そして再びゆったりと球に近づき、ゆっくりとワッグル。ここまでできれば、バックスウィングもゆっくり上がるはずだ。そして、フィニッシュまでプロの気分を切らしてはいけない。さらにゆっくりティーを拾う事ができれば成功である。これを繰り返す事で、ドライバーのりきみはだんだん消えていくであろう。


 本当は書きたくなかった。これは私のドライバーショットの集大成である。いま、私は3ターンでエッグラとチキーラを倒した時のようなカタルシスを味わっている。願わくば、この拙文が日本中のドライバーショットに悩むゴルファーにとっての福音になるよう祈って止まない。そして、ドライバーが苦手な方が今日の日記を読み、長いトンネルを抜けられたならこれに勝る喜びはない(その場合、お礼の金品を贈っていただく事などは、残念ではあるがもちろん固く希望する)。

 しかし、それでもドライバーショットの迷宮から抜け出せない人は、私の真の友達である

 

  2002/1/9  ゴルフの七不思議(1)

 毎日ちゃらんぽらんに、何も考えず、計画性ももちろん無く、思いつくまま書き綴っているというか書きながらネタを考えているというタイトロープなこの日記であるが、おかげで日常生活も行き当たりばったりで過ごせる、という特技を身に付ける事ができた。今日は、昨日と一昨日にふと思いついて書いた「ゴルフ七不思議」について言及しようと思う(と書いている今現在、3つぐらいしか考えていない。我ながらすごいはったり人生であると思う)。

 1、練習好き、理論好きなゴルファーがそうでないゴルファーより下手な場合が多い
  下手だからこそ練習する(まさに私である)、考えすぎて思い切ってクラブを振れない(まさに私である)、という真理もあると思うが、それだけではこの不思議な現象は説明が付かない。良く良く考えてみると、そういう人は実はラウンドよりも練習の方が、また実際にクラブを振るよりも振るメカニズムを頭で理解する方が好きだったりするのだ(まさに私である)。ちょうど、オーディオマニアがそのソースよりもステレオセットに凝ってしまうようなものかもしれない(まさに私である)。本末転倒である。そういうゴルファーはゴルフをするには頭が良すぎる(まさに私である)のだろうが、ゴルフ向きの性格ではない(とことん私である)のかもしれない。

 2、日によって調子が全く変わってしまう
  昨日、あれだけ調子が良かったのに今日の練習ではボロボロ。また逆に、前日の練習で何球打っても当たりが出ないドライバーが、コースへ出てみれば一番調子が良い。ひどい時には、調子の良いラウンド中、あるミスショットを境に別人のようなチョロ、ダフリのオンパレード・・・「なーぜじゃー」と叫びたくなる。きっと、ゴルフの神様は女神なんだろうと思う・・・
                  


 3、良いショットが良い結果に結びつくとは限らない
  例えばテニス。相手をコートの端に追いやっておいて、すかさずクロスへ矢のようなストローク。相手は立ち止まり、ただ球を目で追いかけるのみ。快心の一打である。また例えばサッカー。コーナーキックは理想的な弾道を描き、自分の前に近づいてくる。コンマ数秒のうちに敵ディフェンダーの動きとキーパーの位置を確認し、ゴールポストの狙った位置にヘッド!キーパーの必死のジャンプも空しく、頭を離れたボールは狙い通りネットを揺らす。良いプレーイコール良い結果であり、それ以上のものでも以下のものでもない。
  ところが、ゴルフでは完璧なショットが往々にして最悪の結果を招くこともある。完璧な手ごたえで300ヤード飛ばしても、キックが悪くブッシュに入れば2打目が打てなかったりするし、球の落下地点が少し傾斜しているだけで生涯最高のショットがOBになったりする。ピンに真っ直ぐ飛んだボールが旗竿にぶつかり、バンカーの中まで転がり落ちる事もある。それは、相手が人間ではなくコース(自然)であるからであるが、あまりにも不運が続く時、ゴルファーの思考は哲学の領域にまで達する。野球なんか45度以上横に打っても(ファールボール)何度も打ちなおしできるなんて、ずるい

昨日の超大作で憑かれ(疲れ)気味である。明日、後半を期待せず待て!

  2002/1/10  ゴルフの七不思議(2)

 昨日に続いてゴルフの七不思議、後半である。

 4、練習しても上手くならない
  全く、こんなスポーツは反則である。普通のスポーツは練習量に比例して上手くなるはずなのに、練習すれどもすれども上手くならないばかりでなく、余計に下手になったりする。まあ、実際にはもちろん多少の効果はあるのだろうが、少なくとも私の場合は練習場へ通うのは「上手くなるため」ではなく、「不安だから」ボールを打っているというのが本当の理由かもしれない。不調の時(殆どの時)はその不調から脱するため、好調のとき(年に1-2度)はその好調を維持するため、まるで何か悪い霊が取り付いているかの如く必死の形相で練習するのだ。でも上手くならない。ますます不安になってさらに練習場へ通う。でも上手くならない。どんどん不安になってまた・・・

 5、無茶苦茶な服装
  事服装に関しては、ゴルフでは何でもありである。何度か言及したが、ゴルファーの服装はお世辞にもセンスが良いとは言い難い。さすがに昔のような原色の組み合わせ(黄色のスラックスに赤のポロシャツ等)は減ってきているものの、今でも大屋政子さんのような色使いのウェアを纏ったピンク色のオバサンやムラサキ色のオヤジなどが跳梁跋扈している。見ていると目がちかちかして網膜に残像が2-3日焼きつくほどである。
 これは日本だけの特徴だと思われるが、原因はおそらくそういうウェアを着続けてきたある超有名プロの影響が大きいと考えられる。まあ、人のセンスをとやかくは言わないが、「最大限譲歩してぎりぎりオバサン」という年齢のご婦人が、帽子からシューズまですべて真っ赤っ赤(しかもイタリアンレッド)というのは人を驚かすにも程があると思うが如何なものであろうか?暴れ牛にでも遭遇したらどうするつもりなのか?

 6、右へ曲がりたがるボール
  殆どのゴルファーがボールを普通に打つと、ボールは必ず右側に曲がる(中には左へ曲がる人もあるが、そういう人は私は嫌いだ)。これは、普通はスライスと呼ばれ、多くのゴルファーに忌み嫌われているミスショットなのだが、この原因については多くのティーチングプロや理論家がまさに星の数ほどの理由を上げてきた。曰く、フェースが開いている、曰く、軌道がアウトサイドインになっている、曰く、振り遅れている・・・・しかし、そのどれもが決定的なものではなかった事は、今も多くのゴルファーがスライスを打っている事で証明できるだろう。原因が間違っているのだから、直しようが無かったのだ、今までは。そう、私は応用物理学と地学、そして気象学の知識まで駆使してこの不可解な「右曲がり」の原因を解明する事に成功した。気づいてみればコロンブスの卵である。
 私が最初にこの事に気づいたのは去年の2月に沖縄でプレーした時の事であった。そこでは、なりを潜めていたスライスが再発し、曲がる程度も大阪に比べて大きくなっていた。私は、灰色の脳細胞を駆使し、阿笠博士と相談し、じっちゃんの名にかけて、月に代わってお仕置きされながらこの謎を解明したのだ。
 そう、全ては地球の自転が原因だったのである。動いている物(地球)の上で運動する物体(ボール)は、その動きの影響を受け、軌道が変わってしまうのだ。これを、物理学では「コリオリの力」と呼ぶ(本当)。北半球では低気圧の代表である台風が左回りになるのと反対に、ボールが飛ぶ時、圧力が上がるため右回りの風の流れが発生し、それによりボールは右回転する。だから、普通に打ってもスライスするのだ。大阪より赤道に近い沖縄ではより大きなコリオリの力がかかりるためスライス幅が強くなったのだ。
 従って、スライスを直すためには、北極か南極に引っ越しすればよいのだ。あるいは、南半球へいけば貴方もその日から憧れのドローヒッターである。えっ、現実的じゃあない?あなた、スライスを直す努力に比べたら引っ越しや極地に住んだりする苦労なんて屁みたいなもんですよ。

 7、これまで挙げた不思議の殆どが、他のゴルファーや妻にはあまり影響を及ぼさず私だけに顕著に現れる。
  ゴルフ界最大の謎である。

   2002/1/11  初ラウンド

きさいちCC・松竹
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 72
score 6 4 4 5 5 4 4 8 5 45 4 3 5 6 4 7 5 6 7 47 92
putt 4 1 1 1 2 2 2 2 2 17 2 2 2 3 2 2 2 2 2 19 36

項目 今回 2001年
Scoring Average
アベレージスコア
8ボギー
1ダボ
2トリ
1カメムシ
92 89.4
パーセーブ率 33.3% 33.6%
ボギーセーブ率 77.8% 75.4%
Greens in Regulation Pct.
パーオン率
33.3% 31.7%
ボギーオン率 83.3% 78.3%
Driving Accuracy Percentage
フェアウエイキープ率
71.4% 56.0%
Driving Distance
ドライバー平均飛距離
202.1yard 220.1yard
Scrambling
アプローチリカバリー率
25%(2/8) 27.2%
Putting Average
平均パット数
2.000 1.993
ファインショット率
(ドライバー)
75.0% 70.3%
ファインショット率
(フェアウェイウッド)
50.0% 58.1%
ファインショット率
(アイアン)
65.6% 59.5%
ファインショット率
(アプローチ)
53.3% 67.4%

 と言うわけで、今年最初のラウンドである。結果は、入れ込みすぎてOBが3つという芳しくない結果であった。昨夜は午後8時を過ぎた辺りで睡魔が襲ってきて、12時間も眠ってしまった。しかも、それでも今日は体がだるいというのは、昨日如何に入れ込んでいたか、という証拠だろう。

 さて、出だしの松1番、1打目、2打目ともまずまずで2オン成功(カラーだが)。でもいきなり4パットだ。大事に行き過ぎて、ことごとくショートである。しかし、2番ホールからはアイアンは悪いが寄せとパットの調子が上向き、パーかボギーで切り抜ける。しかし8番。ここに落とし穴が待っていた。

 ロングホール、まともなアゲンストで、無謀にもドローを打とうと思ったらチョロ。100ヤード先の左足下がりのライへ。まあ、これは攻めた結果だからまだ許せるけれど、2打目がボールが浮いていたので7wを持ってしまい、左に引っ掛けて痛恨のOB。左足下がりでフェアウェイウッドを持つのはいくら何でも思い上がりであろう。OBを打ってやっと気づき、6アイアンで150ヤード先のフェアウェイへ。この段階ですでに4打。5打目は何とか7wで残り90ヤード地点まで。そこからPWでやっと6オン。2パットのトリプル。今後は、ティーショットをチョロしたときはいくらライが良くてもアイアンを持つ事を決意する。そんなこんなで45。

 後半、気を取り直して慎重に。アイアンの当たりが戻り、5番ホールまで2オーバー。しかし、6番打ち下ろしの長いパー3で7wでOB。これもまあいいだろう。しかし、プレーイング4からアプローチを2回続けてダフる。あれだけ練習している50ヤード未満のアプローチなのに、ススムちゃん大ショックである。で、パー3を7で上がる。

 極めつけは最終ホールの悟ったはずのドライバーが先っぽに当たり右へOB。トリプルボギーの上がり。47の大叩きである。しかし、ハーフ後半の大叩きは最近の私のトレンドとなりつつある。

 唯一の良かった点はパットのフィーリングが合ってきた事ぐらいだ。今年も去年と同じく、苦悩の1年になりそうである。しかし、私が苦悩すればするほど恐らく(読者の)皆さんは喜んでくれるに違いない、と無理矢理自分の心を落ち着かせるのであった。

  2002/1/12  ウェブサイトに手を入れる

 USPGAツアーが幕を開けた。オアフで行われた、メルセデスチャンピオンシップである(正確には今週のソニーオープンが開幕戦だが)。ミーハーな私としてはやはりタイガーの一挙手一投足に目が向いてしまう(昔から、巨人・大鵬・玉子焼のクチである。我ながら情けない性格ではある)。しかし、あれだけの巧者でもパットが決まらないとスコアにならない。優勝したガルシアのプレーを見ていると、やはりごるふはパットが命であると痛感させられる。早速、パターの練習マットを購入する事にした(また後日報告する予定である)。

 さて、先日の「ごるふって何?」に引き続き、「ごるふ事典」をupした。ごるふを知らない人にも、是非ごるふの楽しさを片鱗でも知って頂きたいと思って作ったページである。いずれは「ん」まで書き綴るつもりである。結構他のウェブにもこの手の物があふれている様だが、日記ばかりでは退屈するし、何か新しいモチベーションを作っていかないと面白くない。ただ、例の如く思いつきで書き殴るので、面白さの方は保証できないのがすこし残念である。

 あ行の追加としては「アドレス」「アンプレヤブル」「ウォーターハザード」「エチケット」「オナー」などを予定している。また、か行は「カート」「雷」「カジュアルウォーター」「キャディ」「救済措置」「グリップ」「グリーン」「携帯品」「コンシード」「公認球」などを書いていくつもりだ。真面目な用語解説も交えながら、エッセンスの効いた小文を書きたいが、さてどうなる事やら。

  2002/1/13  はっぴーばーすでーつーみー!

 と言うわけで私の誕生日である。今からでも遅くないので、プレゼントを是非贈りたいという奇特な方がおられたら住所の問い合わせのメールを送っていただきたい(プレゼントの送付は着払いでも良しとする)。また、誕生日に関わらず、どうしても私へプレゼントがしたいと言う方も遠慮なくメールを送って頂いて結構である。ただし、現金、商品券、有価証券、10万円以上の品物、ごるふ関係の品物はは謹んで頂くつもりだが、生ゴミ、壊れたテレビ、ウイルスメール、カミソリの刃、血に染まった出刃包丁、爆弾などはご遠慮させていただく。

 しかし、30台最後の歳になってしまった。今年はエージシュートを達成できるかもしれない。39なら、調子がよければ出ないスコアでは無・・・・ん? ハーフのスコアじゃなかったの?ワンラウンド?マジ?・・・・・・・。じゃあ、タイガースラムにあやかって、hiroシュートと言う事で、ハーフ両方を39以下で回れるようにがんばってみよう。

 さて、技術の無さと基礎練習の不足と根気の欠乏を補うべく、練習よりも練習器具やクラブ、ボールの購入に忙しい今日この頃だが、昨日も書いたようにパターの練習マットを自分への誕生日プレゼントとして購入したり、タイトリストのニューボールを私へのバースディグッズとして購入したりしている私である。その中でも一番期待感が高いのがオデッセイの2ボールパターである。あのアニカ・ソレンスタムをはじめ、多くのキャロウェイ契約プロがすでにツアーで使用し、すでに実績を築きつつある、変な形のパターである。ただ、1月下旬には輸入できるはずだったのが、4月頃にずれ込むらしい。ああ、春が待ち遠しい。

 

  2002/1/14 成人の日

 と言うわけで成人の日である。去年は全国の新成人がアホな事をして楽しませてくれたが、今年も楽しませてくれる事を期待している。そして、成人として責任を取って書類送検されたり、現行犯逮捕されたり、留置場にぶち込まれたりして真っ黒な思い出と共に大人へのスタートを切って欲しいものである。というかそういう人はどこかへ隔離して欲しいと心底思う私である。やんちゃは二十歳まで、というのが最低限の社会の執行猶予である。
 と思っていたら、早速沖縄で派手に逮捕されていた。お上に盾突くなら、もっと上手に、頭を使ってしなければいけないのではないか?もう子供じゃあないんだから

 さて、世間は三連休だが、私は例のごとく馬車馬のように働いている。小学校でさえ週休二日のこのご時世に、日曜祝日も返上で働く私は健気であり、自分で自分を褒めたい気持ちでいっぱいだ(誰も褒めてくれないし)。その激務の合間を縫い、昼寝を返上して、昨日も練習に精を出してきた。

 昨日は思うところあって(気まぐれとも言うが)、アプローチを20球ほど打った後、ウッドクラブを打ち込んだ。最近のドライバーとFWの課題は安定性向上であるが、例によって右へ左へ百花撩乱という感じである。特に、ホームコースのラウンドを想定して、例えば「ここは右はOBだから左に引っ掛けても良い」と思って打てばプッシュアウトが出るし、逆にスライスでも良いと思って打てば左へ引っ掛ける。性格は素直なのに球はひねくれ過ぎである。

 また、アイアンはお蔭様で絶不調である。トップ、ダフリ、引っ掛け、こすり球、何でもありである。まさに、技のデパートであるがデパートはデパートでも会社更生法を適用されるレベルのデパートである。全品8割引、一部は5割引だから注意が必要である。やはり、小手先で合わせに行って、ヘッドが走っていないのが原因と自分で思うのだが・・・・。しかし、あれこれ考えているうちに、立ち位置がまた遠くなっている事に気づいた。上手く当たらなくなると、自然の欲求からかボールが力で叩きやすい遠くになりがちで、スウィングの軌跡がフラットになり、グリップが体から離れ、うまく当たらなくなる。

 ゴルフ「80を切る!」日記高野さんが紹介されているTip(チキン・ウイング自己診断)を使って左脇を締め、グリップが体のすぐ近くを通るようにスウィングすると少し安定しだした。これはスライサーにはお勧めである。自然にインサイドアウトの軌跡が生まれ、球が真っ直ぐ、高弾道で飛ぶようになった。しかし、ここまで100球。もう体はばて気味である。いつになったら安定するのか、アイアンよ。いつになったら1球目から良い玉が出るようになるのか。自分の才能の無さに、思わず成人式の会場へ行って暴れたくなる今日この頃である。
 

  2002/1/15 日替わりメニュー

 昨日も練習に行ってきた。2日連続である。他にすることがないのか?そのとおりである。

 練習に行っていつも思うのだが、どうしてこう毎日毎日調子が違うのか?一昨日、左脇にタオルを挟んで上手く振れていたアイアンが、今日同じ事をしても上手く当たらない。あれだけいい感じでドロー気味の玉が出ていたのに、である。何球打っても当たらない。嫌になり、タオルを外し、何も考えずに打つとこれがやはりこすり球でショートアイアンで10ヤードも右へ流れていく。

 で、他の事(頭が動かないようにだとか、ヘッドを走らせる事だけを考えるだとか)をすると、そこそこの当たりが出る。つまり、日替わりで小手先の修正を繰り返しているような状態である。こんな事をしていると正しいスウィングが身につくどころかスウィングがばらばらになり、いつまで経っても上手くならない。

 考えすぎなのだろうと思う。気をつけるべき部分が多すぎて、結局何も身につかないままズルズルと練習を繰り返しているのだ。だから、日替わりで金の悟りを得て、また次の日にその悟りが金メッキであった事を思い知る、という悪循環なのだ。

 一つの練習メニューを、数ヶ月愚直に続ける根気が欲しい。思い返してみれば、実生活でもその繰り返しで人生を歩んできたような気がする。傷ついたり、人を傷つけたりするたびに反省し、新しい自分に生まれ変わるつもりで新しい今日を重ねてきたつもりでも、結局元の木阿弥で同じ事の繰り返しだったような気がする。

 ちょっとブルーな気分である。でも、ゴルフは楽しくあらねば、ね。

 

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