2002/1/5更新
小さな球を、棒(クラブ)で打ち、100-600ヤード(1ヤードは約0.9m)先の小さな穴に入れるスポーツ。書いてしまえばそれだけのものであるのに、どうしてこんなに面白く、多くの人々を魅了するのか。 多くの先人、プレイヤー、文筆家達がその魅力と本質を解明しようとそれこそ星の数ほどの理由を挙げてきた。曰く、自然との闘いである。また曰く、自分との戦いである。あるいは老若男女・初心者上級者・地位や肩書き・リッチorプアー、すべてのプレーヤーに対し、コースに出てしまいさえすればフェアな戦いだからという人もいる。さらに、難しいから面白いのだ、という人もいるし、球が遠くへ飛ぶ事自体が面白い、というのももちろん正解だろう。色々なクラブ、色々なショット、色々なコース、色々な同伴者とプレーできるというそのバラエティに魅せられる人も少なくないし、ライバルとの戦いに闘志を燃やすのも正しい。もちろん、上達していく事自体は何事にも代えられない楽しみである。 私は、「精神力のスポーツである」という一点に集約できると考える。もちろん、他のスポーツもそれなりの精神力が必要だが、体力や技術より精神力が大事なスポーツは限られてくるだろう(カーリングやビリヤードがそれに近いかもしれない)。ゴルフは技術が2割、精神力が8割と言われるぐらい、メンタルなスポーツである。あの、タイガー・ウッズでさえトーナメントのスタートホールでは緊張すると云うし、超一流のプロでさえ大事な場面で信じられないミスを犯し、OBを打ったりするのだ。全てはその精神力の重要性からこのスポーツの難しさ、そして面白さが派生しているのだと思う。 ゴルフに偏見を持っている人、敷居が高いと思い躊躇している人、全く興味のない人こそプレーをしてみて欲しい。あなたの周りにも、きっと親切な「ごるふな日々」を送っている人がいるはずだ。その人に相談すれば、クラブ選びや練習場、コースデビューまで親身になって教えてくれるはずだ(ただし練習はちゃんとしたスクールに入る事!)。 最後に、中年以降にゴルフを始めたある人の言葉でこの文章を締めくくろう。以下のせりふがゴルフの面白さを如実に物語っているとは思わないだろうか? 「ゴルフを初めて心から後悔している事が1つある。どうしてもっと早くからゴルフを始めなかったのか、という事だ」 |
ゴルフの良い点 |
健康に良い(適度な運動) 四季を通じ自然の中を歩くのが気持ちよい 色々な同伴者、仲間とのラウンド、会話が楽しい 色々なコースを回る楽しみ 上達する楽しみ なかなか上達しない楽しみ 練習する楽しみ 球を遠くへ飛ばす爽快感 球を思いどおりに打つ(コントロールする)楽しみ 色々なクラブにより色々なショットを打てるバラエティ 競技会・コンペに出る楽しみ ハンディキャップ(HDCP)が上がる楽しみ ライバルとの腕の競い合い 夫婦・親子(時には親子孫の3代)で楽しめる 歳をとっても(時には90歳代の人でも)充分にプレーできる ニギリの楽しみ(程々に!) 道具(特にクラブ)に凝れる楽しみ 服装に凝る楽しみ 技術論に凝る楽しみ 自分のラウンドデータを解析する楽しみ ゴルフの歴史を知る楽しみ スウィングを科学的に解析、改良する楽しみ プロなどの競技を見る楽しみ 精神力の鍛錬ができる 夫婦円満(一緒にする場合に限る) ホームページのネタになるぐらいの奥の深さと面白さ |
ゴルフの悪い点 |
ゴルフ唯一の欠点は、面白すぎる事だ 〜ヘンリー・ロングハースト〜 |