きさいちCC・梅コース紹介(1)

2008/1/19 更新 

 梅コースは「探偵ナイトスクープ」で言えば桂小枝の「パラダイス」である・・・って関西の人しか判らないですね。えっと、ジェットコースターみたいなコースである・・・ってこれも全然判らないですね。プロゴルファー猿に出てきた猿谷カントリークラブみたいなコースである・・・ってこれもプロゴルファー猿を読み込んでない人しか判らないですね。

 えっと、とにかく、これでもか!って言うぐらいアップダウンと谷越えがある9ホールです。

 距離は短いがグリーンはほとんど砲台。一見広そうだが実は狭い。グリーンは大きそうだがアンジュレーションがきつい。花道は広そうだがグリーンは奥へ早い。手前から攻めれば簡単そうだがグリーン奥へこぼすと地獄。つまり、一筋縄ではいかない、正確性が要求されるコースなのである。

 ティショットでドライバーを持った方が明らかに有利なホールは7ホール中3ホール(1番・4番・9番)だけ。よって、ここはアイアンやアプローチが得意な人は良いスコアが出るが、OBを量産する人やグリーン回りが苦手な人は平気で平均ストロークより5つぐらい叩いてしまう、恐怖のコースなのである。

 合い言葉は「手前から、コツコツと」。ツボにはまれば2打目はほとんどアプローチなので、ベストハーフも夢ではないのであります。




梅 1番ホール
Par4
(HDCP6)
blue:354y(335y)
white:325y(306y)
red:314y(295y)
 短い打ち下ろしのパー4。グリーンまでずーーーっと下りなので、前へ打ちしさえすればどんどん転がっていってくれる、気が楽なスタートホールだ。

黄色の実線はレギュラー(白)ティから250y。

ティーショット

 左右がOBなので、距離を欲張らない方がよい。スライサーは左バンカー狙い、フッカーはその左バンカーに気を付けて。

 ただ、キャリーで210ヤード打てれば、グリーン手前のフラットな地点(水色点線1)まで転がる。それ以下だと点線1と点線2の間の左足下がりとなる。

 点線2の地点も左足下がりが少し緩やかになっている。レディスティから150y〜190yの地点なので、女性は中途半端に飛ばすよりここで止めるクラブで打った方が左バンカーへ入りにくい。

セカンド

 Bグリーンは花道が開け難易度は低いが、Aグリーンの場合は左手前のバンカーが効いていて、高くて止まるアプローチショットを要求される。

 おまけに両グリーンとも奥へ非常に早い。ナイスオンしても奥へこぼれるという悲劇がここでは後を絶たないのであります。

アプローチ

 手前からやや弱めに。梅コース全般に言える事だが、両グリーンとも砲台で、奥から寄せるのは極めて困難。

グリーン

 Bグリーンは易しいが、Aグリーンは手前と奥の2段になっている。上にも書いたとおり右奥へは非常に速いので要注意。


梅 2番ホール
Par4
(HDCP9)
blue:327y(326y)
white:306y(305y)
red:294y(292y)

 2段階に打ち下ろしていく短いパー4。

黄色の実線はレギュラー(白)ティから250y。

ティーショット

 うまく転がればワンオンが可能だが、落下地点の左から林がせり出していて、グリーン手前にはバンカーが、奥にはOBと深いラフが待っている。狙うならリスクを覚悟して。

 また、中途半端な飛距離(190〜210ヤード)だと極端な左足下がりのライになり、かえって2打目が難しくなる。

 ミドルアイアンかショートウッドで160y〜190y地点の平らなライ(水色点線)に置くのが無難。このショットは3番ホールのティショットの布石にもなるのでお薦めだ。

 右(緑色点線)は法面になっているので、極端に曲げなければフェアウェイまで落ちてくる。右狙いで。

セカンドショット

 グリーン面がかろうじて見えるほどの打ち下ろしであるが、ここのグリーンも手前から奥へ極端に早い

 特に芝が薄くなる季節は、手前から転がってグリーンに乗せるぐらい手前を狙うか、スピンの効いた高い球で攻めるべき。

アプローチ・グリーン

 強い受けグリーンだが、上にも書いたように奥へ向かってとても早い。

 Aグリーンは左へ傾斜しているがアンジュレーションはそれほどでもない。

 Bグリーンは傾斜とアンジュレーションがきつく、油断ならないグリーンである。


梅 3番ホール
Par3
(HDCP4)
blue:186y(175y)
white:175y(164y)
red:123y(107y)
 谷越えのタフなパー3。私の腕ではなかなか3で上がれないホールである。

 谷を超えるにはキャリーで約110〜115ヤード必要。

ティーショット

 1番ホール、2番ホールと順調に来た人は、ここで初めてロングアイアン〜ミドルアイアンのフルショットを要求される。

 アイアンに自信の無い人は、2番ホールのティショットでここで使うアイアンを前もって使っておき、イメージを出しておく事をお薦めする。

 グリーン手前は受けているし、見た目より距離があるのでショートしがち。大きめのクラブで、両グリーンの間を狙うのが無難。

 引っ掛けて左のバンカーに入れると自分の背丈以上打ち上げるバンカーショットが要求され、ボギー、ダボが待っている。Bグリーンの場合は右へのOBも多い。
 

アプローチ・グリーン

 グリーンは受けているのでピンが奥の場合はデッドに狙おう。奥にこぼれても難易度はそれほど高くない。

 逆に、手前にピンが切られていると寄せにくい。グリーンは奥からやや早いが、アンジュレーションはそれほどでもない。

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