ゴルフ事典1(あ〜か)

と、ゴルフ版「悪魔の辞典」

2002/9/7更新



あ行
アイアン
(iron)

「鉄」である。ゴルフ用語では、鉄でできた平たいクラブを指す。一応、1番アイアンから9番アイアン、それにウエッジと言う名前のアプローチに使うアイアンが数種類あるが、中でも1-4番アイアンはロングアイアンと呼ばれ、使いこなすのが非常に難しい。(ロングアイアンに関しては、プロは200ヤード以上先のグリーンを狙うため、アマチュアは純粋に見栄のためにゴルフバッグに入れている。
アプローチ
(approach)

ゴルフではグリーンに乗せる短い距離のショットを指す。経験とコツ、そして多くの練習が要求される。(ゴルフのアプローチも異性へのアプローチも持って生まれた資質が物を言う。つまり、下手糞はいくらやってもだめ、って事。
アドレス
(address)

球を打つとき、足の位置を決めクラブヘッドを地面に付けた段階で「アドレスした」と表現する。この段階でショットが成功するかどうか8割は決まっているという説もある。(だからいつまでもモジモジしてアドレスできないのだ、私は。
アンプレアブル
(unplayable)

そのままではボールが打てない状態(木の枝に引っかかった、大木の根元に接触して止まった等)になった時、ゴルファーを助ける為に1回打ったとみなしてすぐ近くにボールをドロップしたり、1つ前から打ち直したりできるルール。(つまりは、木に登って打ったり、木をアイアンで切り倒すまでスウィングを繰り返したりしなくて良いような救済措置なのである。セルヒオ・ガルシアには必要ないルール。
インパクト
(impact)

衝撃・衝突と言う意味。ゴルフではクラブヘッドがボールに当たる瞬間を指す。上級者はインパクトの瞬間、ヘッドがどういう状態で当たるか当たる前に感知でき、それを調整したりするらしい。(が私はそんなこと絶対信じない。ああ、信じないとも!
ウッド
(wood)

ヘッドの部分が洋梨状に丸くなっているクラブの総称。最近(10年ぐらい前)まで木(パーシモン=柿の木等)でできていた物が主流であったため、この名が残っている。(どんな打ち方をしてもボールを手の届かない白杭の彼方へ運んでくれる魔法の杖

ウォーターハザード
(water hazard)

ゴルフコースの中の、池や小川(クリーク)を指す。OBと違い、入った場合でもそのまま打てるようならソールしないで(クラブを水や地面につけないで)打つ事ができる。(グリーンを狙っても池に入るのに、池を狙ったら正直に池に入るのは何故?

エチケット
ゴルフ場に持って行く物の中で、絶対に忘れてはならない携帯品、のはずなのだが・・・。 エチケットに罰が無いのは、出来て当然だからであり、ルールブックの最初にエチケットの事が言及してあるのは、ルール以前の問題だからである。従って、マナーの悪いゴルファーはゴルファーの格好をしたサルであり、みんなで馬鹿にしても良い。
日本では、ゴルフの腕に反比例して悪くなってくるもの
エントリー
(entry)

ゴルフ場の予約を取る事。昔はメンバーコース(日本の殆どのゴルフ場)のエントリーは一苦労で、会員権を持っていないゴルファーは何ヶ月も前からパブリック(会員制でないゴルフ場)の予約の電話を入れたり、メンバーさんにお願いして連れて行ってもらうしかなかったが、最近ではインターネットでエントリーできるコースが増えた。喜ばしい事である。(なけなしのお小遣いをゴルフ場に献上する儀式の第一歩

オープントーナメント
(open tournament)

ゴルフの試合形式で、アマチュアでも参加できる選手権大会。とは言っても、誰もが参加できるわけではもちろん無く、何段階もの予選を勝ち抜く必要がある。中でも、全英オープンは「The Open」と呼ばれ、もっとも歴史が長く(去年の大会で130回を数える)、格式が高い。(裏から手を回して参加資格を得たアホのぼんぼんが調子に乗ってオープンカーなどで登場する大会
OB
(out of bounds)

 コースの境界の外や、谷底や藪の中など、白杭で表示された区域。1罰打で打ち直すか、特設ティーから打ち直さなければいけない。(コースが、ヘボゴルファーのミスショットによってプレーの進行を妨げられないように作った経営上の戦略
オナー
(honor)

読んで字の如く「名誉」の事である。直前のホールで最もストロークが少なかった者が次のティーショットを最初に打つ事になる。この最初のプレーヤーを「オナー」と呼ぶ。(ヘボゴルファーにとっては、スタートホールのくじ引きか、偶然に偶然が重ならないと回ってこない貴重な地位

か行
カート
(cart)

ゴルフ場で、ゴルフバッグとプレイヤーを載せてラウンドを共にする小さな乗り物。アマチュア、特に足腰の弱い若者などには重宝するものだが、プロのトーナメントでは乗ってはいけない事になっている。この運転がちょっと楽しかったりするのだが、安全上の問題で自走式のカートも多い。近い将来、ジンジャーがその地位を脅かすかも・・・。(自走式カートが多いのはミスショットに怒り心頭のゴルファーに無謀運転をさせないためである

 ゴルファーにとって、最も忌み嫌われる自然現象。風や雨、寒波や猛暑がどんなに酷くても強い意志さえあればゴルフはできるが、雷だけはお手上げである。(これに関してだけは、妻の恐ろしさもまだ可愛いものであると言える

カジュアルウォーター
(casual water)

平たく言えば「一時的な水たまり」の事。ゴルフの大原則として「あるがままの状態で打つ(ボールに触らない)」というルールがあるが、例外的にこのカジュアルウォーター内にボールが止まった場合、ボールを乾いた場所に動かすことができる。(カジュアルの意味は「偶然」って言うの、知ってました?

キャディ
(caddy)

コース上ではゴルファーの唯一の味方であるキャディさん、そのキャディさんへの感謝を忘れた、威張り散らすゴルファーは、日常生活でも人の事を考えられない嫌なヤツだと断言して差し支えない。キャディさんの態度が気に入らない場合は、まず自分の言動を思い返すべきである。(美人だと気を取られるしそうでないとがっかりするし・・・と思った貴方、夜のクラブへ行きなさい。


 日本のコースは殆どが林によって各ホールがセパレートされているが、これはヘボゴルファーのスライスによる傷害事件を防ぐためのものである。法律で木を植えなければいけないと決まっているらしい。狭い島国だから仕方ないとは言え、やはりセントアンドリュースのような見晴らしの良いコースは憧れの的である。(「斧の3番!」とキャディに叫びたくなる貴方は、自然保護のためにもっと練習すべきです

 
グリップ
(grip)

 クラブの持ち方。ただ止まった球を打つだけなのに、両手をとんでもなく複雑に絡ませて持たないと上達しないというのは、どう考えても不思議だ。(重要性は誰もが認識しているはずなのに、普段はあまり顧みられる事がない。まるで水のような存在

グリーン
(green)

ホール(各ホールの終点の穴)の周囲、直径約15-25m程度の芝を短く刈った部分。ここでパット(ボールを転がして穴に入れる)をするのだが、一番地味で一番簡単に思えるパットこそがゴルフとスコアのキーである。(ヘボゴルファーが地団太を踏んだり、肩を落としたりする悲劇〜あるいは喜劇〜を演じるのにうってつけの舞台
携帯品
そのプレーヤーが使用したり着用したりしている物。止めているカートを含む。(その他にも、ゴルフコースには局外者、動かせる障害物、動かせない障害物、ルースインペディメントなど、様々な訳の分からないものが生息している
コンシード
(conceed)

相手の短いパットを、入ったものとして免除する慣習。日本では「オーケー」と言うが、「コンシード」が正式な呼び方。通常はグリップの長さ(約27cm)以内と言われる。本来はマッチプレーでのみ許される行為だが、スロープレー防止のため日常的に行われている。(1m近い、4パット目のパットをコンシードされた時は、やっぱり怒るべきですか?それとも、喜ぶべきですか?
公認球

 ゴルフボールは、固いもの、柔らかいもの、スピンの効くもの、良く飛ぶもの、1個800円するもの、100円以下のもの、たくさんの種類の物が販売されている。そのうち、公式競技では使用できる規格は決まっていて、それを公認球と呼ぶ。(今のボールの1.5倍飛ぶけれど、値段が1個10,000円、という公認球があったとしたら、あなたは使いますか?



さ〜た行

もし、間違い等ありましたら編者までご一報ください。