日記285
(2018年3月)

去年までの日記

今年の日記

1月  2月



2018/3/2 (1508850hit)  台風並みの風の中ラウンド


 昨日は2ヶ月に1回開催される、同業先輩方との競技会(一八会)。ホームコースであったんだけど、御存知の通り春の嵐がやってきて、風速10m前後の強風のなかでラウンドする羽目に陥った。

 アドレスでは風で体が持っていかれる、まっすぐ飛び出した球が途中からバナナスライスのように曲がり50m横に着弾する、旗竿はリンクスコースのようにしなる。アプローチやパットも風の影響を受けまくる。グリーン上のボールも揺れる。同伴したK嶋さんはパッティングストローク直前に球が動くということも起きた。ちなみに無罰で元の位置へ置き直してプレー。

 そんなコンディションだったから90切れたら御の字、と思いつつプレーしたんだけど。白ティ(6390y)からということもあって。



 まあ頑張ったよね。28パットは自己最小(27パット)に一打及ばず、それでも相当良かった(ただしエッジからパター使ったのが3回あった)。1ラウンドで寄せワン9個は新記録かも。まあそれだけパーオン少ない(4ホールだけ)ってことなんだけど、この日はほら、春一番がね(←最低な言い訳)。



 そのパーオン4ホールのうち2ホールで3パット。パーオンした時は長めのパットが残る傾向があるとは言え、これにはメンタルの問題が大きいと思われる。

 ドライバーが会心でフェアウェイセンターへ。

 狙い通りのアイアンショットでパーオンする。

 バンカーショットがワンピン以内に寄る。

 アプローチが思い通り決まって1mのパットが残る。


 こういう時、へっぽこトホホ野郎である私は「このチャンスを生かさねば!」とか「これでパーは確実だ」とか「ここでミスをしたら流れが悪くなる」などと平常心ではなくなり、とんでもないダフリをしたりファーストパットが緩んだり逆にパンチがはいったりパーパットを打ちきれなかったり引っ掛けたりするのである。「うまく行き過ぎてボギー」の法則だね。

 だから、そういう時こそ落ち着いて、あるいは平常心で、その一打に集中しないといけないんだけどね。逆に「外してもボギーだし、ま、いいか」ぐらいに開き直ったほうがいいのかも。


 あと、素ダボの4つも風のせいにしたい(←やっぱり最低野郎)んだけど、あんまり関係なくて。

 松3番は2打目の6アイアンが大ダフリ、3打目のアプローチがトップ、ダボオン2パット。8番はティショット左引っ掛け(打ちおろしアゲンストで低い球を打とうと短く持ちすぎたら左一直線)、2打目は100y出しただけ、3打目4Wでグリーンそばまで、そこからアプローチチャックリ、エッジからパターで寄らず入らずのダボ。

 竹1番はティショット左ラフからの2打目を思い切りダフり、3打目アプローチもダフり、結局4オン2パットのダボ。7番はまたティショット左で2打目レイアップ、3打目5アイアンでグリーン手前、4打目のアプローチは大幅にショート、2パットダボ。

 つまり全部ティショットか2打目の大きなミス+アプローチミスのコンボってことだ。大きなミスが出た時、これ以上ミスできないという心理状態になるのでどうしてもミスが出てしまう。

 上に書いた「うまく行き過ぎてボギー」の法則と同じく、自分で自分にプレッシャーを掛けてるんだよね。「ダボがいやすぎてミスが重なりダボになる」法則である。


 まあ「ダボいやの法則」のほうは実力が無いだけなんだけどね。でも、アプローチのミスがなければボギーで済んでる可能性が高いわけだし、そのあたりが上級者とトホホ野郎の違いなんだろうなあ。



2018/3/3 (1508986hit)  スコアを計算するか


 先日私は日記でこう書いた。

 そうなんだよなあ。結局はなんでも自分との戦いなんだよなあ。ゴルフも、マッチプレーでさえ自分との戦いなんだろうなあきっと。

 こう思ったきっかけがある。


 さて、ちょっと前のラウンドで。ある上級者の方と同組になり、ラウンド中スコアを計算(合計)するか、という話になった。

 その方は「自分のスコアも相手(ライバル)のスコアもきっちりと勘定し、今何打差だということを把握し、それによって戦略を考えていく」というスタイルでプレーされると仰った。スコアを数えても別にプレッシャーはかからないし、そもそも相手との差を理解していないとどう攻めるべきかわからないじゃん、と。

 つまり攻撃重視のゴルフである。相手のプレーで自分のプレーを変えていく事ができるのは、やはり上級者のスキルがあってこそだし、さらにはメンタルが強くないとこのスタイルでプレーするのは難しいと思う。



 一方私は何度も書いているようにディフェンス重視でありメンタルが強くない(今でも池越えや谷越えは嫌いだし、見学者がいると緊張するし、朝イチのティショットは自信がないし、妻がため息をつくと心臓の鼓動が倍ぐらいになる)ので、基本的にはスコアは数えない。数えたら落ち込むことも多いし(笑)。

 だから人と競っていても、つまり月例や他の競技であっても、きちんとスコアを把握しながらプレーすることはあまりない。三大競技の予選とかでは目標スコアを立ててプレーするけど、ラウンド中そのスコアをギチギチに意識はしない(ぼんやりと考える程度)。




 つまり私がなぜスコアを数えないかというと、ゴルフは自分との戦いでありコースとの戦いだと考えたほうが楽だからで、目の前の相手と戦ってると考えるととたんに平常心でいられなくなるというか、思考のギアに石が挟まるような感じになっちゃうからである。つまるところ、私には闘争心があんまりないんだろうね。

 ゴルフにかぎらず、スポーツや仕事が上手くなる(いく)条件の1つとして「負けず嫌い」っていうのがあるけど、私の場合はそれがあんまりなくて、だからこそ戦う相手は自分とかコースになるんだと思う。


 自分ができるだけのことをして負けたら、相手が自分より上だっただけ。ゴルフでは、その時できる最善の策が取れれば満足で、自分より上の相手に勝つために120%なんて求めるととたんに破綻する。そういう苦い経験を何度も積んできたから。

 っていうか、120%が出せるのは安定して、あるいは狙って100%のプレーができる人だからこそで、普段からコースでは50%しか発揮できない人間が120%なんて出そうとするのはおこがましいっていうかただのアホだしね。
 

2018/3/5 (1509152hit)  持ち球で攻めてみる


 先日久しぶりに練習に行ったんだけど、右や左へとっちらかる、いやそもそもまともに芯に当たらないドライバーショットに嫌気がさし、もっとストレスなく気楽にドライバーを打てないかと考えてみた。

 まず最初に考えたのは「短くもってこつこつ当てていく」という方法。まあまあいいんだけど、たまに思い切り引っ掛ける球が出るのと、「こつこつ当てていく」ばっかりしてたらどんどん振れなくなる&スイングが小さくなる&フラストレーションが溜まる。だから常用はできない。



 多少当たりは悪くても気持ちよく振れ、しかもOBを減らすためにはどうすればいいか。そう、原点に戻って「持ち球のスライスボールを打つ」しか無いのではないかと。



 元々右へ曲がる球ばっかり打ってて、いつもティグラウンドの右端から左ラフを狙ってた私。それが最近ちょっといい気になって、小賢しくできるだけまっすぐ打とうとか、スライスをフェードに抑えようとか思うからどっちにも曲がるのだ。

 そう、ドライバーはこすり玉でいいじゃないか。スライスでいいじゃないか。こわごわ振ってミスヒットのストレートなら、振り切ってスライスのほうが気持ちいいし男らしい。

 というわけで、意識して体の開きを早め、アウトサイドインの軌跡で、左へ飛び出しめくれるような球を打つことに徹してみた。左へ飛ぶのを怖がるとプッシュスライスが出るけど、思い切って「体を開きつつ左へ振っていく」イメージで打つとなかなかいいスライスボールが打てる。

 何より、打ってて気持ちいい、っていうか振り切れる。うん、格好は悪いしキレイな球ではないけど、これで十分じゃね?


 そして昨日の薄暮で実践練習。

 1番左ラフを狙ってフェードでフェアウェイ左サイド。◯

 3番はプッシュスライスで右ラフ。△

 4番は打ちおろしパー5、左まっすぐでOBギリギリからフェアウェイへ。△

 5番は左ラフからスライスでフェアウェイセンター。◯

 7番はヒール球で少ししか曲がらず、でもフェアアウェイ左サイド。◯

 8番も打ちおろしのパー5、狙い通り飛ぶも右へ帰ってこず(プルストレート)わずかにOB。△

 9番打ち上げ、左バンカーからスライスのイメージで打つもトップめで曲がらずバンカーに。△



 まあやり始めにしてはまあまあだけど、ミスは曲がりきらないのが3個。打ちおろしのパー5では力が入るのか左まっすぐそのままというパターンが多い。思い切って曲げに行かなければ。

 3番のプッシュスライスは左ドッグレッグで左が嫌なので無意識に避けちゃってるんだと思う。コースの見た目に負けてるってやつですな。


 でも、気持ちよく振れるし振れる分ミスヒットでもそこそこ飛んでくれるので、もう当分ドライバーはこれでいいないと思った。ドローなんてもう一生打ちません(いやそもそも打てないじゃん)。


2018/3/6 (1509305hit)  パー5のOB率


 昨日の日記とちょっと関連してる話。


 パー5で大叩きすることが多い。初心者みたいだけど。

 私の場合、パー5でよくあるミスはごく限られていて、ティショットのOB、セカンド(フェアウェイウッド)の大ダフリ、ショートアイアンでグリーンを外す、アプローチが寄らない、そして4パットぐらいである。

 その中でも深刻なのがOBで、2オンするわけでもないのにドライバーでリキんでしまい、思い切り左からのフックでコース外へ、という球。打ち下ろしになると特に顕著だ。分かってるんだったら工夫すればいいのにいつも同じ過ちを繰り返してしまう。アホだ。


 で、どれだけパー5でOB を打ってるか勘定してみた。まずはOBについての基礎データ。

 去年65ラウンド中、OB数は60発(92%)。

 1ラウンドに2発以上が17回(26%)、4ラウンドに1回。(ただしコンペや月例になるとその確率が30%に上がる)

 一番ひどかったのはベニーCCの5発/ラウンド。

 OBが無かったのは21ラウンド(32%)。3回に1回。

 ホームコースでのOB率と他のコースのOB率に差はない。



 OB60発か・・・最大で5ダース、ボールを回収できることもあるので4ダースぐらいは無くしてるってことか。金額にすると・・・・考えないようにしよう。



 さて次にホール毎のOB数。全部調べるのは大変なので、ホームコース(36回、38ラウンド/去年1年)に限ってパー3、パー4、パー5のOB率を調べてみた。

 パー3 9個/152ホール 6%

 パー4 16個/380ホール 4.2%

 パー5 13個/152ホール 8.6%


 予想はしてたけど、やっぱり・・・・orz。パー5のOB率はパー4の2倍以上。ひどいねー。なにげにパー3も多いんだけど、うちのホームコースには200yを超えるパー3が2つあり、2つとも打ちおろしでしかも左がアウトなので出やすいんだよね。だからこれには目をつぶっていただくとして。


 しかしパー5の11回に1回はOB。しかもホームコースで。あかんね。3ラウンドに1回はパー5でOB打ってる計算になる。そう考えると一見少なそうだけど、上に書いたように競技やコンペになると数字さらにあがるし、他のホールでも打ってるんだからね。せめてパー4並みにしたいよね。


 ホームコースの場合、特に多いのが松の4番と竹の8番なんだけど、ここはフェアウェイウッドで打とうかな。いやいや、昨日書いたとおり、怖い左を向きその左から右へ曲がる球を打つのだ。

 とにかく今年はこれをしっかり意識して、パー5のストローク数を減らしていきたいと思った。
 

2018/3/9 (1509688hit)  低気圧のバカヤロー!!


 昨日はO谷さんにお誘いいただき、K見師匠とともに交野CCでラウンドする予定だったんだけど・・・・強風&雨の予報(午後から)で中止に。

 雨だけなら冬でも回れないことはない。しかし強風&雨となると、やっぱり真冬はキツい。というわけで、とりあえず自宅が遠いK見師匠を除き現地集合(8時30分ぐらい)、コーヒーを飲みながら歓談(O谷さんご馳走さまでした)、現地解散となったのだが、まだ雨は降っていない。ちなみに予報ではこんな感じ(ウェザーニュース)。



 参考までに、(外れることの多い)Yahoo天気予報の方はこう。



 朝の時点でYahooは完全に外れてる。ウェザーニュースを信じるならワンチャンスあると思い、解散後ホームコースに問い合わせると、40分後に1人入れると返事が。よし、今日は強風と雨の中どれくらい集中力を保てるかの試練だ、と思いつつコースに向かっていると、そのホームコースから折り返しの電話。30分後にスタート予定の3人が、雨が降るから早くスタートしたいとのこと。そういうことなら仕方がない。潔く諦めることにした。

 でもゴルフの「やる気スイッチ」がオンになってしまっているので、いつもの練習場へ。



 時間もたっぷりあるのでいつもより多い数(それでも3カゴだけど)打ち、心の中の「ゴルフをしたいと暴れまわる野獣のような衝動」を何とかなだめる。軽く汗をかくぐらい打って終了。で11時半に撮ったのが上の写真。

 Yahoo天気予報!やっぱり雨降っとらんやんけ!


 まあ仕方ない。いい練習ができた事で良しとしよう。


2018/3/10 (1509829hit)  サルでもできるスピンの効いたバンカーショット


 サルでもできる、スピンの効いたバンカーショットの打ち方を発見したのでご報告したい。ただし信憑性は60%ぐらい。



 ある日曜日、薄暮で待ち時間に練習してた時の話。

 ちょっと砂が薄くて硬いバンカーに入り、短い距離のバンカーショットを練習していたんだけど、ふと何気なく(またかよ)、

 コックを使わないで体のターンだけで打ってみよう

 と思い立ち、打ってみた。すなわち。

 クラブヘッドがスイング中ずっと、胸の前に同じ形で(開いたり閉じたりせず)存在する感じ。つまり手首やアームローテーションをほとんど使わない感じ。(縦のコックは多少入る)

 あくまでイメージなんだけど、ヘッドをびゅんと加速して体の前を通過させるのではなく、体の正面に保持しながらU字型に動かすっていう雰囲気かな。両脇がずっと閉じてるというか。桑田泉のS2の上半身に近いかも。

 ただし、普通のバンカーショットと同じように、重心を落とし、左足体重にし、ハンドレイトに構え、フェースを思い切り開いて、フィニッシュは飛球線の方まで上半身をターンさせるという基本はそのまま。



 で、そうやって打ってみると・・・

 球がポーンと高く上がって激スピンで止まる!!そこそこスピン効く!!

 (きちんと薄めに入らないとスピンがかからないので訂正)

 コックを使わないこの打ち方、全然飛ばなくてチョロしそうな気がするんだけど、5球ぐらい打ってみたところ(たった5球かい!)、球筋(ポーンと上がる)とスピン量はほぼ同じ。とにかく何より、スピンがチョー気持ちいい。

 砂の取り具合によって飛んだり飛ばなかったりはあるし、コックを使うよりホームランしやすい気がするけれど、それさえ注意すれば使えそう。



 で、その後実戦で普通の砂、柔らかめの砂などで試してみたが、多少厚め(ダフリめ)に入ってもランが出てそこそこ転がってくれるし、きっちり入ればスピンが効くのでいい感じだ。ただし、手首を使わないせいか、自分で思っているより薄めに入る傾向があり、ボールを見て打つとホームランしがちである。っていうか3回に1回ホームランする(ダメじゃん)。

 よって、きちんとボールの後ろ(バウンスを入れていく所)を見て打つとか、ボールの位置を変えてみるとか、ほんの少しコックを使うとか、もう少し工夫が必要と思われる。


2018/3/12 (1509976hit)  課題を持って


 木曜日は暴風雨でラウンドできなかったので、万難を排して日曜日に薄暮へ。おなじみN井さん、S井さんらと。

 で、駐車場へ着くと、同じ薄暮月例仲間のN條さんが右◯にギ◯◯をした状態(年明け早々大怪我をされた)、薄暮へスタートしていくところに遭遇。片手でラウンドされるそうだ。私も大概のゴルフバカだと思ってたけど、世の中には上には上がいるものである。脱毛、いや脱帽。


 さて冬にしてはいい気候の中、スタート。この日に課題は「ドライバーはスライス命」「アイアンは体の回転だけ(クォーターショット)で打つ」の2つ。アプローチとパットは適当。

 ドライバーの結果はこんな感じ。ちなみに狙いは左ラフ〜左サイドぎりぎり。

 1番:やや力入るも狙い通りスライスでフェアウェイセンター230y(打ちおろし)
 3番:軽いプッシュスライスでフェアウェイ右端210y(打ち上げ)
 4番:どヒールでプルスライス、フェアウェイ左サイド215y(打ちおろし)
 5番:良いスライスでフェアウェイセンター235y
 7番:プッシュスライスで右ラフ245y(打ちおろし)
 8番:今日イチのフェードでフェアウェイ左255y(打ちおろし)
 9番:低いプルスライスでフェアウェイ195y(打ち上げ)


 4番と7番を除き、ほかはパーフェクト。特筆すべきはこれまでフェース全面を使って打っていたぐらい打点がバラバラだったのが、スライスを打つつもりで振ったら芯に当たる確率がすごく上がったこと。スイングは再現性と気持ちよく振れるかが重要だもんね。

 4番と7番はきつい打ちおろし。やっぱり力が入ってミス率が上がるね。でも、フェアウェイへ残ってくれてるからそんなに悪いミスじゃない。



 なんだか長い遠回りをしていたようだけど、ドライバーはスライスのイメージで打つのが私に合ってる。

 ちなみにフェアウェイウッド(地面から)もアウトサイドインの軌跡で上からヘッドを入れてスライスで打つイメージのほうが打感もいいしダフらないしダフってもそこそこ飛ぶし上げようという意識から明治の大砲になりにくいし良いことづくめ。

 それにアウトサイドインのイメージで振ったとしても、案外ストレートからフェードに収まってくれるんだよね、ティショットもフェアウェイからも。極端に体を先行させたり、左肘を引いたりしたら別だけど。

 あと、球が曲がることによる飛距離減は10yぐらいはある。でも、ヘッドスピードの上がり方と芯を食う確率がぜんぜん違う(もちろんスライスのほうが良い)ので平均飛距離で考えればスライスのほうが圧倒的に飛んでると思われる。

 まあハーフ1回だけの結果だからまだ結論を出すには早すぎるけど、ストレートやドローという見栄えのいい球で芯を外したりOBを量産するぐらいなら、初心者っぽくて格好悪くてもスライスでフェアウェイキープするほうが絶対いいよね。気分はバッバ・ワトソンでいこう。



  それに比べて、アイアンのコントロールショットはまだまだ。成功したのはティアップして打ったパー3の8アイアンぐらいで、トゥヒットするわダフるわダフるわダフるわ、まだまだ実用には程遠い。でも打ち上げ&砲台グリーンが多いホームコースで、アイアンが銀河系宇宙一ヘタな私にはこのコントロールショットは必要だと思う(苦し紛れっつー感は否めないけど)ので、しばらくは練習を続けたい。 


2018/3/13 (1510124hit)  新ルール発表


 ついに来年から施行される新しいルールが発表された。


(写真クリックでR&Aのウェブに飛びます)



 主だった変更は以下の通り。


 ボールが動く、動かされる系

 ・グリーン上、あるいは球を捜索中にボールやボールマークを誤って動かしても無罰

 ・自分が打った球が自分の体などに当たったときのペナルティをなくす


(過失によってボールが動いたり、方向が変えられてもそれは許しましょうという改正。いいね★★)




 ドロップなど

 ・ドロップを肩の位置からでなく、「ひざから上の位置」に変更

(ドロップの運不運を減らそうという改正。いいね★)




 グリーン上にて

 ・グリーン上で、ピンフラッグが刺さったままパットしても良い

 ・グリーン上のスパイクマークなどの修復が可能になる


 ・パットの線に触れてもよい(ペナルティ無し)

(長いパットはピンを刺したまま迅速にプレーできる。いいね★★★)




 ペナルティエリア

 ・ウォーターハザードを「ペナルティエリア」とし、ブッシュや岩石地帯などを含めた総称にする

 ・ペナルティエリア内のルースインペディメントに触れても無罰(ソールできる)


(詳しくはわからないけど、簡素化がいいね★★)




 バンカー

 ・ルースインペディメントに触れても無罰

 ・バンカー内で手やクラブが砂に触れても無罰(ただし、ボールのすぐ近くの地面に付けたりするのはダメ)

 ・バンカー内のボールをアンプレアブルとしてバンカー外にドロップすることが可能に(2罰打)


(初心者でも覚えやすく、プレーの迅速化に大きく役立つと思う。いいね★)




 その他

 ・アドレス後、キャディが後方に立って方向を確認することを禁止

(主にプロのプレーファーストに貢献。いいね★)




 プレーについて

 ・遠球先打ではなく、用意ができた人からプレー可能(レディゴルフ)

 ・ボールの捜索時間を5分から3分に短縮


 ・距離計測器を原則使用可に(今まではローカルルールでOKの場合に限り使用可だった)

(原則は遠球先打だけど、「お先にいきます!」という時に生意気と思われなくなるのがいいね★★★)




 さらに、去年の3月の時点で候補に上がっていなかったものが追加された。それは、

・二度打ちのペナルティを廃止(現行は1罰打)

(私のように二度打ちが得意な人間にとっては願ってもない改正!いいね★★★)




・OBやロストボールになった場合、2罰打で無くなった(あるいはOB担った場所)の近くにドロップできる!!

(ぜひそうなって欲しいと思っていたのですごく嬉しい。いいね★★★★★)



 特に最後の改正ポイントは画期的だと思う。なぜなら、暫定球もプレーイング4(前方特設ティ)も必要なくなるのだ!ゴルファーは良心に基づき、無くなった、あるいはOBになったであろう場所の近くからプレーできることになる。

 ちなみにプロの試合やエリートレベルの競技(JGAの翻訳のまま)ではこのルールは適用されないとのこと。日本アマとかそんなんだよね。クラブ競技などではどうなるのかは分からない。

 これは、大幅な時間の短縮、特設ティという日本独自のインチキルールの撤廃、そして特設から打つという後ろめたさと気恥ずかしさの払拭、さらには「自分に有利に振る舞わない」という、自分が正しいゴルファーかどうかの試金石にもなるという、一石何鳥もの効果がある素晴らしい改正だと思う。



 来年の1月1日から施行されるこのルールだが、最初は混乱や戸惑いが多くあるだろう。新ルールを利用してズルをするような人間もでてくるだろう。ひょっとしたら数年で廃止になるルールもあるかもしれない。しかし、定着すれば確実に時間短縮になるだろうし、初心者に優しい変更であるがゆえに活性化にもつながることも十分に期待できる。


 あと、距離計測器の使用可もなにげに嬉しい。便乗値上げがあるかもしれないし、今のうちに買っておこうかなあ。


2018/3/14 (1510259hit)  上級者とは


 私が考える、上級者の定義。



 ドライバーショットをフェアウェイに置きにいける

 スプーンやユーティリティのティショットがドライバー以上にきちんと打てる

 パーオン率が50%以上

 フェアウェイバンカーで1番手大きいクラブを持たない

 グリーンサイドのバンカーから距離・球筋・スピン量を打ち分けられる

 アプローチがとても上手い

 どんなグリーンでもパッティングをアジャストできる

 短いパットを外さない



 言い訳をしない

 ナイスショット・ミスショットにいちいちはしゃいだり落ち込んだりしない
 
 けっして無茶な攻め方をしない

 でも、勝負どころでは乾坤一擲のショットを打てる

 スイングに力みがないのに、力強い



 しょうもないボギーを叩かない

 しかし、理由のあるボギーなら全然気にしない





 え、私?1つも当てはまりませんが何か?


2018/3/16 (1510528hit)  S井さん古稀お祝いコンペ


 昨日は同業大先輩のS井さんの古稀お祝いコンペ@伏尾GC。



 せっかくの集合写真なのに私は映っていない。実は集合時間を30分も間違え、1人練習をしていたのであった。あの皆さんホントすいません。

 で、ラウンドの方だけど、ティショットは「どスライスもどヒールも上等だぜ」作戦でOBなし、フェアウェイウッドも「アウトサイドインでめくれ球打つぜ」作戦で大きなミスもなく、アイアンだけがいつもどおり超ド下手で、アプローチもバンカー以外はまあまあで、パットは入れたい1m以内を2つ外したけど入ってほしいやや長めのが3つ入ってくれたので引き分け。



 パーオン率が珍しく50%なのは、レギュラー(という名のフロント)ティで距離がちょっと短めだったから。その分パーオン3パットが3つもあったんだけどね。伏尾はグリーンが難しいんだよ。



 この時期のコンペで11オーバーだったらまあまあなんだろうけど、「よくできました」とは言えないかなあ。その理由を上げる。

 西1番は何の変哲もない8番アイアンプッシュで右手前バンカーへ(ダメダメ)、寄らず入らずのボギー。

 2番はティショットが思い切りヒール球、2打目左足上がりのラフから6アイアン、まあまあの当たりもグリーン左手前のバンカー、同じく寄らず入らずのボギー(仕方ない)。

 6番は短いけど狭いパー4。ティショット4アイアンは左まっすぐ、2打目は左ラフから左足下がり、7アイアンは当たりがイマイチで手前の深いバンカーーのあごに刺さる。大きめにクラブをもったにもかかわらず(超ダメダメ)。乗っただけ+3パットで素ダボ。

 9番は80cmの微妙に切れるパーパットを強く打ちすぎて抜ける。っていうか、真ん中に打つ勇気がなかった(超ダメダメ)。3パットボギー。

 東1番もアイアンのミスから。2打目135y打ち上げ、7アイアンはワタシ史上3番目ぐらいひどいダフリで50yしか飛ばず(リキミすぎ。超ダメダメ)、残り95yウェッジショット(打ち上げグリーン)はグリーン手前にオンするも傾斜とバックスピンで30y戻ってきて、4打目もエッジまで。そこから2パットで見事な素ダボ。

 5番ではティショット完璧、2打目左足下がりのアゲンストから7番のクォーターショットは当たり損ないで右バンカー(超ダメダメ)へ、そこからホームラン(ダメダメ)、寄らず入らずでダボ。左足下がりアゲンストだからって意識しすぎ。普通に打てばいいのに。

 最終ホール、ティショット左ラフ、2打目180yからユーティリティで最高の当たりでオンするがピンまで15mの下り。1.2mの下りスライスラインを残すも、これが緩んで右へ外す。ヘタだ。



 というわけで酷いミスはアイアン4発で7オーバー、パットで3オーバー、バンカーで1オーバー的な感じ。フェアウェイやラフから打つアイアンショットの苦手意識がどうしても抜けない。

 っていうか、地面にある球をきちんと打てるほうが不思議だと思うんだけどなあ。



 そうそう、コンペの方は24人中1位つまり優勝いえーい。ダボがことごとくハマり、バーディが外れるという大ラッキー。ちなみにベスグロを獲得したのはK見師匠で3打差。この3打が大きいんだよなあ。

 賞品の霜降り牛肉500g+大海老4はいは今日の晩御飯です。ごっちゃんでした。


2018/3/19 (1510833hit)  ゴルフ本レビュー:安楽拓也「アドレスで飛ばしなさい」


 安楽拓也、アドレスで飛ばしなさい〜日本一飛ばす男のゴルフ「飛ばし」の格言。



 何となく買いました。半分が写真で、20分で読み終わるぐらいシンプルな内容。いや、逆にそれのほうが良いんだけどね。だらだらと文章が綴られたレッスン書(特に技術書)は結局何が大事なのかわからないし(ハーヴィー・ペニックのレッドブック除く)。

 安楽氏と言えば谷原秀人がDVDを買って2週連続優勝したというエピソードで一躍有名になった人だが、元々がドラコンプロ。しかし今ではレッスンプロとしてのほうが知名度があるよね。


 さてこの本、表紙に書いてあるとおり、1ページめが安楽氏による「格言」、2ページめがその説明、3〜4ページ目が写真による解説、という構成で、40個の「格言」が紹介されている。

 そのうち、「それ知ってる!」と思ったのが10個ぐらい、「今やってるけど正しかったんだ!良かった!」というのが5つぐらい、「マジっすか?うん、やってみたらすげー!目からウロコ!」っていうのが5つもあった。これは相当な高打率である。

 そもそも、「飛ばす」というのは理にかなったスイングでないと無理なわけで、つまり飛ばせることは正しいことなのである。スイングで悩んでいる人、行き詰まっている人、何が正しいのかわからなくなってしまった人、成績が伸び悩んでいる人、スイングの本質がわからなくなってしまっている人、いつも同じことで悩んでいる人(以上全て私である)にとっては良い指針になると思う。


 1つだけ、これすげー!と思った格言を紹介。

「お尻を上げる!」

 ふーんそんなの知ってるし。前傾姿勢保てってことだよね。股関節から前傾したら自然となるじゃん・・・などと思われる人が多いと思うが、知ってるのと実際にできるのとには大きな隔たりがあるわけで。

 実際、私もしてたつもりだけどこれをキチンと意識してアドレスしてみると、体に芯ができるというかアドレスがきまるというかフィニッシュまできれいに振れるというか、今まで自分がいかに適当なアドレスをしていたのかということが分かるし、そして意識だけでこれだけ違ってくるんだと驚いた。


 神は細部に宿る。こういうちょっとした意識が、スイングを劇的に良くしたりする。そういうのがこの本にはいくつも紹介されていると思う。レッスンプロではなくドラコンプロだから逆にそういう「スイングの秘宝」を惜しげもなく教えてくれてるのかも、と考えると興味深い。

 でも大事なことは「コースで意識しないでもそういうアドレスが取れるようになる」ところまでもっていけることなんだよなあ。それが一番難しいんだよなあ。


2018/3/20 (1510979hit)  己を知る


 ドライバー(ティショット):200y超えて、次のショットが打てるところならおk

 フェアウェイウッド:ダフらず前へ飛べばおk

 フェアウェイからの4〜5アイアン:グリーンから30y以内へ飛べばおk

 フェアウェイからの6〜7アイアン:グリーン周りへいけばおk

 フェアウェイからの8〜9アイアン:グリーンエッジぐらいならおk

 ウェッジフルショット:グリーンに乗ればおk

 ウェッジコントロールショット:ピンが切ってあるサイドに乗ればおk

 30y以内のアプローチショット:5mぐらいに寄ればおk

 10y以内のアプローチショット:2mぐらいに寄ればおk

 超ロングパット:3パットでもおk

 ロングパット:1m以内に寄ればおk

 5mぐらいのパット:OKの位置に寄ればおk

 3mぐらいのパット:3回に1回は入れたい

 2mぐらいのパット:2回に1回は入れたい

 1mぐらいのパット:3回に2回は入れたい

そして。

 1m未満のパット:まあ外れることもあるよね。





 私の場合、こういうゴルフができれば最高・・・・といつも自分に言い聞かせてる。


2018/3/23 (1511371hit)  一八会@比良ゴルフ倶楽部


 昨日は同業先輩方とのコンペ、一八会が滋賀県の比良ゴルフ倶楽部であった。比良GCは今はオリックスグループだけど、以前は某企業が作った高級コースとして知る人ぞ知る名コース。  高台からは琵琶湖が望める。天気が良ければ最高だったんだけどね。



 2015年にK嶋さんに連れて行って頂いて以来、年に1回のペースでラウンドして今回で4回目。距離はないけどティショットでプレッシャーが掛かるホールが多く、またグリーンがちょっと難しい。

 おまけに、前日の雨でフェアウェイは半分カジュアルWH状態。ボールに泥が付きまくるので、急遽リフトアンドクリーンを採用してプレーすることにしたぐらいである。しかも芝はいちばん元気がない時期。そんな中、アイアンが北河内一ヘタな私がまともに打てるはずがないよね。

 ダフリを怖がるとトップ。トップを嫌がるとダフリ。フェアウェイからまともに打てたのは1回もない(ラフからのほうがまだましだった)というひどい有様で、6500y弱のフロントティからだったのにパーオンは7ホールだけ。

 アプローチも薄芝から数え切れないぐらいミスして、自分のヘタさを再認識したんだけど、キャディさんの読みが素晴らしくて3〜5mぐらいのパットを4つぐらい入れることができた。やっぱりキャディさんはベテランに限る。◯志さんありがとう。


 で、結果はこんな感じ。



 数字的にはまあこんなもんかなとも思うけど、内容が悪すぎた。

 12番のクァドループルボギーはドライバー左引掛けOB、打ち直しヒール球、7W右ラフ、8アイアンどトップ、アプローチチャックリ、アプローチトップ、2パット。ミスのグランドスラム達成。

 13番のダボは2打目8アイアンのダフリと3打目アプローチの中ミス。

 18番も2打目、3打目のミドルアイアンがダフって2番手飛ばず。ダメだねー。

 後半はちょっと落ち着いたけど、6番もティショット(5アイアン)右ラフ、2打目つま先上がりから6アイアンダフリ、3打目アプローチトップ、奥のエッジからファーストパットをショートして3パットという素ダボ。ミスが3つも続いたらそりゃダボになるよね。

 最終9番もティショット左バンカー、バンカーから頭叩きチョロで1つ先のバンカー、3打目やっとキチンと打てて、4打目100yをグリーン横まで、パターで寄せて1パットボギーとミスが連発。



 相変わらずパー5になると大叩き。っていうかパーを1個しか取れてないやん。こんな事をしているようではまだまだ。

 ユーティリティを使ったアプローチが2回うまく距離感を出せた(1回は短いの外したけど)り、ドライバーはスライスイメージでそこそこ振れるようになってきた(むしろ左まっすぐのミスのほうが出やすい)ので、まあ方向性は悪くない。全体的にはもうちょっとだけどね。


2018/3/26 (1511639hit)  謙遜しすぎもダメ


 だいぶ暖かくなってきて、桜のつぼみも膨らんできた昨日。ホームコースの月例競技。


 前半、なぜか何もかもが噛み合い、5ホールでパーオン(うちバーディ1つ)、パーオンできなかった4ホールのうち2ホールで寄せワン、1バーディ1ボギー1ダボの38。

 このとき、「これは自分の本来の実力ではない、だから後半はそのスコアを忘れて1打1打丁寧に打とう」と心の中だけで思ったのなら問題なかった。しかし、他の人に「すごいスコアでしたね」「ダントツ優勝じゃないですか?」「もう楽勝ですね」「上手いですね」などと言われ(有頂天になるのももちろんいちばんダメだけど)、

過度に謙遜するのは一番よくない

 と思い知った。


 なぜか。「いやいや、本当にまぐれです」「何かの間違いですよ。すぐ地が出ます」「後半はどうせ大叩きしますから」などと口に出してしまったら、無意識に脳がそういう方向で思考してしまう。そう、自分で「(ネット)アンダーパーでラウンドしている」という苦しい状態から逃げる口実を無意識の意識に与えてしまうのである。そうじゃない人もいると思うけど、少なくとも(ヘタレの)私はそうだ。

 その結果どうなるか。心も体も緩み、くだらないミスをしてしまう。冷静な判断ができなくなってしまう。中庸の心を保てなくなってしまう。(だから、そういうふうに言われたときは「ありがとうございます」「後半もがんばります」などと言えばいいのだ)。


 で、昨日の後半はまさにそんなラウンドだった。



 前半8番は2打目のフェアウェイウッドで頭叩きチョロ+3パットでダボ。まあでも難しい最終でパーをセーブできたから上出来だった。


 しかし後半。1番は、2打目左足下がりから思い切りダフってサブグリーンのバンカーへ入れてしまうという絶対やってはいけないミスが出てダボ。第二のグリーンを狙うべきだった。

 3番はOB+グリーンを狙うショットがオーバー(これもオンさせようと大きめにクラブをもったのが失敗)、奥からアプローチミス+3パットという全ショットミス。

 4番はグリーンを狙う3打目(7アイアン)が振り切れずにバンカーへ。この当たりからクラブが振れず、スイングが小さくなってきてたんだろう。

 5番も2打目のアイアンを思い切りダフる。

 6番パー3は大きく右へ外し、2打目のアプローチが飛び過ぎてグリーンオーバー(高い球で止めようとしたのが間違いだった。どういうショットを打つかではなく、どうやって少ない打数であがるかが大事なのにね)。3打目もトップ。パー3で素ダボ。

 7番は短いパーパットを外してボギー。

 最後2ホールはパーで何とか我慢できたけど、後半10オーバー。




 いや、謙遜とか脳とか無意識とかって能書きたれてるけど、

単にヘタなだけじゃん。


2018/3/27 (1511786hit)  ゴルフが上手くなる方法


 日曜日の月例で、私はゴルフが上手くなる究極の方法を発見した。それは、


 愚直に練習して、練習して、練習すること。


 こんな当たり前のことに、なぜわざわざ気づいたなんて大げさな書き方をするのか。

 コースでは、特に競技では「練習して身につけたスイング」と「自信」しか役に立たないから。

 逆にいうと、練習しないで迎えるラウンドとは、演奏する曲を知らない状態で演奏会の舞台に上がるのと同じ。運転したことない車でレースに出るのと同じ。妻の誕生日にプレゼントを用意しないのと同じ。極論だけど、つまりはまあそれぐらい無謀というかデンジャラスというか、箸にも棒にもかからなくて当然、ってことなんじゃないかと。

 あ、もちろん「仲間と楽しくラウンドする」ゴルフをする分にはそんなものまったく必要ない。あくまで上手くなる、つまりスコアを良くする方法ね。




 朝イチの緊張した状態で。左右がOBの時のティショット。ライが悪い時。大きなミスが続いた時。大叩きした次のホール。目標スコアまであと1打も落とせない。

 そういう時、自信つまり自分を信じることができるかどうか。無心になれるかどうか。まっすぐ飛ばしたい、キチンとあたって欲しい、ミスはできない、そう考えた途端に脳は「手で打て」「体を止めて安全にいけ」「ダフらないようにしろ」などとおかしな司令を出し、体はそれに従って変なスイングをして、最悪の結果になってしまう。

 それを防ぐにはやっぱり練習しかないのだ。球を打ち続け、成功体験を積み重ね、意識しなくても体が動いてくれる。そしてそんな体を脳が信頼し、体に任せる。そうやって初めて、いいショットが「意識的に」打てるようになる。

 だから練習も満足にしてないのに「ミスした」「うまく打てない」「ダボ叩いた」などと大騒ぎしている(私のことだ)のはもうアホというか馬鹿というか、相当恥ずかしい事なのだ。そう、だから、



 四の五の言わず球を打て(ただしいろいろ考えながら)。



 それがゴルフが上手くなる究極にして唯一の方法。あとは付け足し。


2018/3/28 (1511911hit)  最高に調子が良かった練習


 月に0.083回ぐらい、練習場で最高に調子が良い時がある。

 ウェッジショットは1球目からダフらず芯に当たり続け、30y、50yと狙った距離と狙った方向に同じ高さで飛んでいく。アイアンはまるで空気を打っているかのごとく軽いインパクトでナチュラルにドローが打てる。ミドルアイアンも1球目から軽く振ってるのに十分な飛距離が出るナイスショット。フェアウェイウッドも芯を喰い、ドライバーに至っては300y飛んでるんじゃないの?と思うような球筋でスライスもフックも思いのまま!

 ・・・というのはちょっと盛り過ぎだけど、先日の練習はまさにそんな感じだった。


 きっかけはグローブだった。いつも使っているグローブを、洗おうと思って家に置いてきたので、雨用の滑り止め効果の強いグローブを使ったのだが、それがこの日はなぜかしっくりきて、

1,左手パーム、右手フィンガー

 を思いだしたのだ。これは去年の10月に買った本で会得した握り方なんだけど、それをもう一度意識したわけ。



 で、同時に、

2,左手の小指と薬指が緩まないようにきっちり握って打ってみよう

 と考えながらアプローチ。そしたらきれいに球を拾えるようになった。いつの間にか、またグリップが緩んでいたのかもしれない(何度目だよこの気付き)。ただし、

3,残り八本の指はゆるめに握る

 事を忘れてはいけない。特に右手に力がはいるのは諸悪の根源だ。特に力んだ時、ライが悪い時、プレッシャーが掛かった時などは特に。アドレスの時点からグリップの力を抜くべし。

 そしてバックスイング。先日買った、安楽拓也氏の本に書いてあった事を今取り入れているんだけど、



4,バックスイングでヘッドを低く遠くに上げる

 事で、体の捻転が深くなるだけでなく、考えなくてもクラブが勝手にスイングプレーンに乗ってくれるんだよね。逆の言い方をすると手でひょいと持ち上げてバックスイングしてしまうとオンプレーンに上がらないってことだよね。これも、何回も書いてきたことだけど。

 そしてさらに安楽拓也氏の本から。

5,クラブを短く持つ

 短く持つことでクラブがこれほどまでに振りやすくなるのかと(この日は)感じたのだが、私は元々平均身長より5cm以上低いので短く持つのは理に適っているのだ。

 そして極めつけ。いちばん大きなスイング改造として、

6,左かかとをヒールアップし、左かかとを踏み込むことでダウンスイングを開始する

 これが非常にいい感じなんだよね。ハーヴィー・ペニックのレッドブックにも書かれてたけど、この動きの一番良い点はトップからのスイングがオートマチックになること。意識が下半身に集中するので、腕をどう降ろそうとか、どれだけ力を入れようとか考えないでも勝手にクラブが降りてきてくれる。これはとても重要なポイントだと思う。

 ただ、飛ばそうとするとどうしても体が突っ込んでしまうので、その時に

7,体の右サイドでクラブをびゅんと振る

 というイメージ(実際には「体の正面で」なんだろうけどね)にするときれいにインサイドアウトの軌道になってドローボールが出る。そう、6と7で勝手にドローになるのだ。

 つまり、今までどおりの「左足べた踏み打ち」だとスライス、「左ヒールアップ」だとフックが打てる。もちろん百発百中ではなく百発六十中位の確率だし逆球が出ることもあるけど、これだけわかりやすい動きで球筋をコントロールできれば夢のような話だ。



 さて、そして最後に。1から5まではアドレス時に注意すればいいんだけど、6と7という大きな変更を意識して行うことは難しい。よって、いちばんイメージが近いスイングのプロを自分なりに考えてみた。そしたら出てきたのが、

8,トム・ワトソンのスイングイメージ

 今でこそベタ足で振ってるけど、パーシモン時代のワトソンは大げさなぐらいヒールアップし、体重移動は最低限でその場でくるんと回転して打っていたイメージだった。それがピッタリはまるんだよね。



 以上、この8点をものにできれば初心者レベルのミスショットともお別れできそうな気がしないでもない。自分に期待。


2018/3/30 (1512182hit)  ザ・サイプレス(1)


 今日は忙しかったので写真だけでご容赦を。




















 詳細は明日。

2018/3/31 (1504146hit)  ザ・サイプレス(2)


 というわけで年に1度の贅沢、ザ・サイプレスをラウンドしてきた。

 ここのコースの特徴はフェアウェイ左右に広がる林。関西に多い丘陵コース、山岳コースは左右どちらかが受けていて、最悪そちらに曲げてもOBは免れたりキックで平らなところまで落ちてきたりすることが多いが、ここはほとんどのホールで左右どちらに曲げても林に入るので、ティショットの精度が要求される。

 おまけに、わずかなドッグレッグがあったり、どちらかのラフに大きな桜の木が生えていたりするため、フェアウェイに残っても2打目で直接グリーンを狙えないという状況が生まれやすい。

 もちろんすべてのホールがそうではなく、フェアウェイが広く思い切り振れるところもあるんだけど、半分以上はフェアウェイの右か左のどちらかにボールを運ばないとたちまちボギーの目が出てくるというコースなのだ。つまりイメージ的にはフェアウェイが20〜25yぐらいしかない感じ。

 もちろんもっと曲げて林の中へ入れてしまったら9割の確率で横へ出すだけになる。出してからも油断できない。木に当たって横へ出しているんだからグリーンまでは普通にティショットが飛んだ時よりも距離が残っているわけで、3打目はそこそこ長いアイアンを持たされる。乗せないとダボというプレッシャーの中で持つミドルアイアン。乗らないよね普通は。

 さらにアンジュレーションが強いのに大きく、おまけに十分以上に高速なグリーン(この日はスティンプメーター10.8ft)が待ち構えている。3オン3パットどころか、4オン4パットもありうる。

 というわけで、ドライバーの精度、アイアンの精度、アプローチの精度、パッティングのスキル、その全てを持っていないとダボ以上を量産してしまうコースなのである。

 さて、言い訳はこれぐらいでいいだろう。結果は。



 まあ実力通りのスコアかなと。

 前半はドライバーが絶好調。ほぼ狙い通りのフェードが打てて、ストレスのないラウンドだった。8番と9番のボギーがもったいなかったんだけどね。

 しかし後半はリキみがでたのか、ドライバーは14番を除きすべて左まっすぐ突き抜けで左の林の中へ。スライスを掛けるためには体を思い切り先行させないといけないんだけど、それを怖がって右手が勝つとそういう球が出るんだよなー。

 池ポチャもあり、最後は疲れも出てきて集中力も途切れ、グダグダに。まあでもそれが今の実力。2回や3回練習場へ行ってうまく打てても、それがコースでできるようになるのは半年後、1年後だからね。これに懲りず、精進します。


 あ、コンペの方はハンデホールがうまくハマってくれて3位。でもグロスは全体の4位。特にこの難コースを3オーバーでラウンドしたO田さんは素晴らしかった。それと久しぶりにN谷くんにも1打差で負けた(よく見てくれてるみたいだから特別に名前を出しとくぜ)。まあヘタだから仕方ないってことで。


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