日記128

2007年1月16日〜31日

去年までの日記

今年(2007年)の日記
1月前半 1月後半

  2007/1/16 (556736hit) ウェッジのコントロールショットの気づき


 日曜日の夕方と昨日のお昼、練習へ。相変わらずウェッジのコントロールショットばっかり練習してるんだけど、ちょっとした気づきがあったのでご報告・・・というか、まあ単に、なるほどふむふむひょっとして・・・と思っただけなので真偽の程は保証できません。

 ちなみに、ここで言うウェッジのコントロールショットとは、ハーフショット以上つまりきっちりスウィングして50ヤード〜75ヤードぐらいを打つウェッジショットの事を指し、左足体重のまま体重移動しないで打つチップショット(20〜50ヤード)は除く。



1,スウィング(特にダウンスウィング以降)は下半身が主導

2,その結果上半身との時間差が生まれる

3,その時間差がヘッドを走らせ、加速感を生む

4,その加速感により、ボールはキチンとロフト通り上がり、スピンもかかる

5,さて、コントロールショットの場合、体の動きがフルショットに比べて小さくなるため、上半身と下半身の時間差も小さくなる。加えて小さなアクションではクラブを振った時の遠心力も小さくなるため、よりその時間差を感じにくくなる。

6,その結果、上半身が先行しやすく、突っ込んでしまう

7,さらに、狙う場所がすぐ目の前にあるため、どうしても腕(上半身)で合わせる、つまり手打ちになりがちだ

8,その結果待っているのは良くて左への引っかけ、悪くてダフリやトップだ

9,これを解消するには、意識的に下半身を先行させ、時間差をつけてやる必要がある

10,その方法の1つとして、意図的にチョー素早く下半身を切る(トップから腰をくいっと動かす)と・・・

11.いい感じじゃん!



 そうなのである。知っている人にとっては当たり前のことだと思うが、クラブが短くなればなるほど、腰を素早く切る意識が必要なのではないかと思ったのだ。そしてその通りにしてみると、十分な高さの力強い球が出るのだ。まさに、


1,眼

2,鱗


である(私の場合)。後は、


1,練習

2,練習

3,練習

4,もっと練習

5,マスター

6,コースで自然にできる

7,いえい!

8,トホホが減る



・・・となるよう、努力するように。

  2007/1/17 (557184hit) チーピン撲滅のためのその1


 さてそういうわけでウェッジショットマスターへの道をまた一歩踏み出した(ホントかよ?)私であるが、この「上半身とか半身の時間差」は他にも応用が利くのではないかと思って色々と試行錯誤してみた。

 アイアンは今のところ調子がよいのであまりいじりたくない。とすれば、最近不安定なウッド系だ。それも、心の底でチーピンを恐れ、無理矢理スライスを打とうと思っても引っかけスライスかプッシュしか出ないし打っているうちにどんどん力が入ってきてミスショットを繰り返すドライバーだろう。よし、思考開始。


1〜4,昨日と同じなので省略

5,さて、コントロールショットで時間差を意図的に作る必要があるという事は、フルショットの場合はそんなに意識しないでよいと言えるかもしれない

6,いやむしろ、そういう意味ではクラブが長くなればなるほど上半身が遅れるのは普通だと思っていた方がいいだろう。つまり普通に振れば振り遅れるのだ。

7,ひょっとして、初心者がドライバーでスライスしてしまうのはそのせいか?

8,いやチョット待て、今問題にすべきはチーピンだ

9,左に飛んで左に曲がる忌まわしきチーピン。つまり軌跡がインサイドアウトでしかもフェースが閉じていると出るチーピン
(注:私の場合。アウトサイドインで出るチーピンもあります)

10,でも、フェースが閉じるのはむしろ上半身が突っ込んだ時ではないか?

11,うむ。つまりこういう事だ。


12,長年クラブを振っていると、そしてスライスを打っていると、ドライバーは振り遅れるクラブだという認識が構築されていく。つまりそのまま打つとスライスするという意識だ

13,それを直す過程で、インサイドアウトの軌跡を覚え、振り遅れないよう色々な工夫をする。

14,その工夫が行きすぎた時、またインサイドアウトの軌跡が強くなったり、他の要因が重なったり(球を上げにいこうとか)した時、チーピンが出るのではないか。

15,そして重要なのは、その時、ドライバーは振り遅れて当たり前のクラブだという事をすっかり忘れてしまっているという事だ・・・多分
(注:自信ないんだったら書くなよ)

16,何故なら、インサイドアウトで振り遅れればプッシュになるが、プッシュボールは最近とんと打っていないではないか。

17,というわけで、行きすぎた過程を修正すべく、振り遅れるつまりヘッドが体よりだいぶ遅れてボールとコンタクトするイメージを持って打ってみた。


18,といっても具体的にはグリッププレッシャーを緩め、ダウンスウィングでグリップにヘッドの重みを感じるよう気をつけただけだ。すると・・・

19,久しぶりにプッシュボール出たー!(私、実はプッシュボール大好きなんです)おまけにドローも!(たまにだけど)

20,っていうか、これの結論ってただ単にグリップを緩めただけでは?だったらこんな長い説明要らなかったじゃん・・・orz


 書き終わってからこの長い文章がまったく無駄であったことが分かった今の心境は、1時間かけてドライブしてきた道が実は間違っていて向かっていたのが目的地と正反対の方向だったり、1週間かけて作り上げた企画書を上司に提出したら「あそのプロジェクト社長の一言で中止になったよ昨日」と言われたり、1ヶ月毎日欠かさず練習してきた方法がヘタを固めるだけのものだということが判ったり、結婚して1年経ったある日実は○が男だったと判明したりするのと似ていると思う。

  2007/1/19 (558050hit) (+3)x3+(+2)x2=13

1/18・きさいちCC梅松・Bグリーン・Par71(コースレート66)・晴れのち曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 71
score 4 6 4 5 4 7 2 7 5 44 4 6 5 5 4 4 4 7 4 43 87
- +3 +3 +3
put 1 2 2 2 1 3 1 3 2 17 1 2 3 1 2 2 1 2 2 16 33
topics *1 *2       *3 *4 *5       *6           *7    

*1・・・本文参照。トホホ度2

*2・・・本文参照。トホホ度4

*3・・・本文参照。トホホ度5

*4・・・152ヤードをピンハイ2mに。これを気合のみで入れる。ウホホ度3

*5・・・本文参照。トホホ度3

*6・・・本文参照。トホホ度5

*7・・・本文参照。トホホ度3

ウホホ20p(3p+パー1.5p×8+寄せワン1p×5)VSトホホ22pでトホホの勝ち(ウホホ3勝2敗)

項目 今回 推移 2006年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
4ボギー
2ダボ
3トリプル
87
(+16)
82.3
平均パット数
Putting average
1.833
(33)
1.857
(33.43)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56
(1/18)
6.35
(1.1/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
50.0
(9/18)
55.6
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
72.2
(13/18)
86.1
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
27.8
(5/18)
41.7
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
72.2
(13/18)
87.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
69.0
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
233.63 228.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(5/10)
35.9
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
73.1 73.0
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
75.0 69.2
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
70.0 69.6
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
52.9 64.8

 もうなぁ、自分のヘタさ加減に愛想が尽きたわ。OB3つダボ2つ3パットが3つ、極めつけはトリプルボギーが3つやで。でな、その内容がまたトホホなんよ。まあ聞いてぇや。

 出だしの1番から60ヤードのウェッジをトップして、ほんで奥からの3打目もチャックリ。パットが入ったから良かったようなもんの、昨日まで練習場であれだけ練習してて調子もまあ良かったアプローチでスカタンしてんねんから、情けないわホンマ。

 2番のパー4もそうや。調子ええはずのアイアンでトップして奥のもじゃもじゃラフ(ティフトン)や。これは何とかうまく打てたけど受けてる砲台グリーンの奥からのアプローチなんか寄るわけないやんか。コロコロ転がってまたグリーン出てしもた。出たとこがまたもじゃもじゃラフ。チャックリ。4オン2パットでダボや。最悪やろ。

 ほんで6番パー4。ティショットいつも7Wでフェアウェイに打つんやけど、この日は2番のダボを取り返そうとしてスプーン持ったんやんか。ちょっとでもグリーンに近づけて、2打目のアプローチで楽しようと思てな。そしたら飛びすぎてグラスバンカーや。欲かいたらあかんな。平常心でいかな。

 グラスバンカーがまたもじゃもじゃや。しかも砲台でお椀型グリーンへのアプローチ。当然寄らんわな。またオーバーして往復ビンタや。でもこれで終わりとちゃうねん。そこからまたチャックリして乗らず。結局4オンや。で、3パットのおまけ付き。な、あほやろほんま。

 まだあるで。8番では中途半端なスウィングして、それまでうまいこと打ててたスプーンを左へ引っかけてOB、さらにまた3パットでトリプル。もうバカかと。

 後半の松コースに入ってもトホホは続くよどこまでも。2番パー3、何の変哲もない7アイアンのティショットを10cmダフって谷底へOB。この時は真剣に出家しようかとおもたわ。この時、○が「一体何が起こったん?」って聞いてくれたんで原因を考えたんやけど、たぶん下半身からの切り返しに意識が行きすぎて上半身とのタイミングがグチャグチャになったと思い当たった。色々なこと考えんとやっぱり平常心でスウィングしなあかんな。

 でも、そこからムカフーン打法(@片山まさゆき)で7番まで何とか2ボギーでしのいでん。で、8番パー5。ティショットはスライスした(アゲンストやし低い球で・・とか考えるからスライスすんねん)けど木に当たってフェアウェイセンター。ほんでその2打目。

 7Wを思い切りダフって引っかけてOB。左45度ぐらいに飛んでいったわ。唖然呆然愕然憮然。っていうか、フェアウェイウッドは打ちこんだらあかんやろ

 ちゅーことで、やっぱり平常心でラウンドするんが一番やなと。練習場で調子いいからとか、今週は3回も練習行ったとか、アイアン絶好調やとか、口に出したら・・・いや、考えたりするだけでもごるふの神様は「いい気になるな、あほ」と罰を与えるんやなと、そう思った1日やった。
 

  2007/1/20 (558413hit) ワールドカップ女子ゴルフ


 世界の女子プロゴルファー国別対抗戦であるワールドカップ女子ゴルフが南アフリカで始まった。ご存じの通り、2年前の第一回では宮里藍と北田瑠衣の日本ペアが優勝し、日本での知名度も高い大会だ。

 で、今年は20歳コンビの諸見里しのぶと上田桃子が参戦。フレッシュコンビだとマスコミは持ち上げ、本人たちも「優勝を目指します!」と大変頼もしい。でもこの二人、日本代表というにはあまりにも力不足ではないか?

 昨年の賞金ランキングで、上田桃子が13位、諸見里しのぶが14位。日本という狭いフィールドだけでも上には12人も上手いプレイヤーがいるのだ。しかも2人合わせて生涯1勝しかしていない。

 しかしだ。選ばれた当人たちには全く罪はない。上の12人(実際には外国人選手を除いて7人)が揃って出場辞退したから彼女たちの所まで出場資格が回ってきただけの話で、責められるべきは上の7人だろう。

 まあ、いくらオフシーズンとはいえ、丸1日かけて地球の反対側といえる南アフリカまで飛行機で飛び、そこでプレーをするというのが如何に大変なことかは容易に想像できる。今回も2人は4日前から現地入りしていたようだし、試合の3日間を含めて1週間以上の滞在となるし。

 また、1回目のワールドカップの時には日本LPGAからはユニフォーム代すら出なかった(つまり渡航費も宿泊費も全て宮里と北田持ち・・というか正確には彼女らのスポンサー持ち)が、その現状はほとんど変わっていないだろう。とすれば、「日本の名誉のために自費で戦ってこい」と無理強いすることはあまりにも強引で筋が通らない話だ。

 そういうわけで、辞退した上位選手に対しても安易に非難するのは間違っていると私は思う。

 で、結局何が言いたいかというと、協会も関係者もマスコミも、ワールドカップ女子ゴルフなんてどうでもいいと思っていて、期待もしていないのだ。つまりぜーんぜん本気じゃないのだ。だから、13位と14位の選手が行ってもいいと思っているのだ。

 そしてここからが問題なのだが、そうやって全然期待していないにもかかわらず、表面上では「優勝を狙え!」とか「優勝に向かって!」などとマスコミははやし立てるから、本人たちも「(本心ではどう思っているのか判らないが)優勝を狙っていきたいです!」と言わざるをえなくなってしまうのだ。

 こんな無責任で自分勝手な事があるだろうか。自分たちは損もせず、努力もせず、言いたいことだけ言って、結果だけはしっかり期待する。私はこういう、義務も果たさず損することが大嫌いな癖に口先では偉そうなことを言うヤツが大嫌いなのだ。

 13位と14位では、最初から勝つ見込みなどほとんどないのは当たり前で、初日の14位でも善戦した方だろう。あと2日、この2人には日本のためではなく自分たちのためだけに頑張って欲しいと思う。

 そして皆さん、仮にこの2人がこのままパッとしない成績で終わった時、批判的な記事を書くヤツがもし出てきたら、そいつが現地まで自費で行って取材していた場合を除き、そいつは日本のマスコミと協会と関係者を代表する無責任で自分勝手な超スカタン野郎であるから、みんなで軽蔑してやろう。

  2007/1/21 (558725hit) 新型セグウェイ


 セグウェイの新型が日本で発売されることとなった。今回はオフロードモデルとゴルフモデル。で、そのゴルフモデル(x2 Golf)がとにかくカッコイイのだよすごくずば抜けて。

x2 Golf

 この、ブラックとシルバーなフィーリングが、メカニカルなアトモスフィアがフェイバリットなボーイのエモーションをスティミュレートするのである。1年半前にも、ごるふ用のセグウェイが出たが、その時のモノよりもこっちの方がはるかにカッコイイと思うのは私だけではあるまい。

1年半前発売されたGT

 なんといってもタイヤが分厚い。何を隠そう私は昔オートバイに乗っていたのだが、最後の伴侶はアメリカンドラッグレーサーをコンセプトとしたカワサキのエリミネーターというバイクで、こいつがまた後輪のタイヤが分厚くてグラマーで、今思いだしてもヨダレが出るぐらいスタイルが良かった。

こんなヤツ

 そしてこの新型セグウェイは、そのエリミネーターを彷彿とさせるアトモスフィアーをマニフェストしているのだ(もういいって)。

タンデムシート(?)のバッグ

 ああ欲しい。これでフェアウェイを颯爽と走りたい。でも、日本での売値は110万円。そう簡単に買える値段ではない。もし私がいまの100倍ぐらいの金持ちだったら、つまり110万円の価値が1万1000円ぐらいのモノのを買うぐらいの感覚で買える人ならば、間違いなく買うのになあ・・・

  2007/1/22 (558999hit) 切れない日

1/21・高槻GC・薄暮ハーフプレー・アウト・Par35(コースレート?)・曇り
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 out ラウンド
換算
par 5 3 4 4 4 3 3 5 4 35 72
score 5 4 5 6 4 3 3 9 7 46 92
- +4 +3
put 2 2 2 1 1 2 1 2 2 15 30
topics   *1 *2 *3 *4     *5 *6    

*1・・・9アイアンのティショットをトップ。情けないったらありゃぁしない。トホホ度4

*2・・・ティショットは当たり損ないでバンカーへ。バンカーから100ヤード、すごくうまく打てたけどちょっとだけ距離が足らずグリーン手前のバンカーへ。3打目、バンカーからうまく出たけど上3mに。2パットでボギー。トホホ度1

*3・・・2打目のウェッジフルショットをトップ。トホホ度5

*4・・・2打目のPSフルショットをトップ。でもパー。トホホ度3

*5・・・3打目、バンカーからホームランしてOB。トホホ度4

*6・・・2打目、PSフルショットをトップしてOB。トホホ度5

ウホホ8p(0p+パー1.5p×4+寄せワン1p×2)VSトホホ22pでトホホの圧勝(ウホホ3勝3敗)

項目 今回 推移 2006年
アベレージスコア
Scoring average
2ボギー
1ダボ
2トホホ
46
(+11)
84.2
平均パット数
Putting average
1.667
(15)
1.833
(33.00)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
0 5.56
(1.0/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
44.4
(4/9)
53.3
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
66.7
(6/9)
82.2
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
22.2
(2/9)
37.8
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
66.7
(6/9)
83.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
83.3
(5/6)
71.9
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
218.3 226.2
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
50.0
(2/4)
37.2
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
50.0 71.3
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
16.7 59.4
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
45.5 66.5
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
75.0 66.2

 寝不足でもない。筋肉痛も関節痛もない。肩や腰の故障もない。ラウンド前のストレッチもキチンとした。それなのに、体のキレがどうも悪い・・・という日、ないだろうか?私はある。この日がまさにそうだった。

 どんなに注意しても、どんなに考えても、どんな振り方をしても、ヘッドの重みを感じられず、下半身が先行するイメージが出ないしグリップの力が抜けないしヘッドが走らない・・・・もう、言うことを聞かない体にうぎゃー!と叫びたくなるようなジレンマを感じる。何なのこれ?何が悪いの?と自問自答しつつティオフ。

 こんな日はもちろん、何をしてもうまくいかない。ティショットは低い引っかけスライスか当たり損ないのプッシュスライス。まあこれは大怪我しないから良いとしても、アイアンだアイアン。

 調子が良いはずのアイアンはもう見事にトップばっかり。フェアウェイから打った、アイアンのフルショット全てをトップするという快挙を成し遂げた(わーい)。それも、「コーン」と音がするトップではなくチョット噛み気味のトップ(私の得意技だったヤツだ)。で、ボールはすべてグリーンオーバー。トホホ。もうね、本気で淀川に飛び込みたくなったよあたしゃ。

 それ以外にもパー3のティショットでも1回トップした。それも9アイアンで。フェアウェイに埋まりたくなった。

 でもね、フェアウェイのバンカーからだとすごくいい感じで打てたりするんだよね。フェアウェイのバンカーからは、下半身を全く動かさずその場で回転してスウィングするつもりで打っているので、きっとフェアウェイからアイアンを打つ時は体の軸がぶれまくっているのだろう。1日リセットして明日練習へ行こう。

 フェアウェイウッドは右へまっすぐ押し出すか左へ引っかけるかでしかも地を這うような低い球ばかり。7Wで身長の2倍ほどしか上がらない球が打てるというのはある意味すごく器用だぜ俺(違うって)。

 アプローチは転がしがうまくいってミスらしいミスは1発だけ。パットも良かった。だからハーフ11オーバーで済んだんだけど、それにしてもごるふは難しい。

 ミスは仕方ないとしても、それが9ホールずっと続くと、ちょっと落ち込むよ。 

  2007/1/23 (559438hit) ごるふぁーへの道


 午前中の仕事を済ませ、昼食を終えて練習へ。本当は月曜日にも行こうと思ったんだけど、昨日(トホホな日曜日のラウンド)の今日(次の日)だと悪いイメージが体に残っているような気がして、それをできるだけリセットするために、丸2日あいだを空けたのだった。


 で、アプローチから。スウィング中、できるだけ左肩を上げないよう気をつけて30ヤードを50球。最近この「左肩を上げない」というのを日記に何度も書いているが、実はこれ、高橋勝成プロがNHKの番組で何度か仰っていたことなのである。そう、その番組とは、

「趣味悠々・中高年のためのゴルフのこころと技を教えます」

である(って、最近書いたような・・・)。でもこれがまたイイのだ。

 高橋プロの教えはシンプルでわかりやすく、理に適っていて、それでいて高度すぎない。練習場でちょっと試してみると、なるほど、これは良い!ちょっと奥さん聞いてこれなあいいでぇ高橋プロの言うてた事やけどな、もうやってみたらすぐわかるわ!と大阪のおばちゃんが乗りうつるぐらいイイ。

 残念ながらあと1回で終了だが、テキストはまだ売っているのでご興味のある方はお勧めだ。しかし、やっぱりTVで高橋プロの言葉1つ1つを確認する方が価値がある。DVDが出ればいいんだけど。

 さて、そんなわけで30ヤードのアプローチを終了し、今度は60ヤードのアプローチ。1月16日に書いたように、意図的に素早く下半身を切ってスウィングするのだが、どうもやはりタイミングが取りづらい。何球か続けて打ち、よいイメージが出だすといいんだけど、本番は1球だけだ。これでは本番で使えない。

 しばらく試行錯誤していると、どうも素早く動かすことに気を取られ、腕で合わせにいっているのではないか?と思い当たった。素早いのはあくまで下半身の切れであり、上半身はそれにつられて動かなければいけないのに上半身まであわてて打ちにいっているのだ。そりゃあダフるわ。

 というわけで、「(下半身は)素早くしかし(上半身は)柔らかくと呪文を唱えつつスウィングする。うん。いい感じ。50球ほど続ける。

 次はいよいよ超トホホに戻りつつあるアイアンだ。しかし、どうやら下半身の踏ん張りが効かず、軌跡がアウトサイドインになっていたせいでトップしていたということが打っているうちに判明した。バックスウィングで右ひざが流れるのを鬼のように我慢し、トップから頭を動かさずインサイドから腰を切りつつスウィングする(いや、実際にはそんなこと全て考えながら振れるわけないんだけどね、まあイメージっつう事で)。

 ごるふぁーへの道は果てしなく、そして遠い。

  2007/1/24 (559849hit) 上級者の条件


 唐突だが、ふと思った事。

 高齢の識者や指導者が男子プロの茶髪やピアスを「異様なまでに」嫌うのは、自分たちが若い頃そういうお洒落をしたくてもできなかった(そしてその結果、異性にもてない青春時代を送った)ひがみとねたみに依るところが実は大きいような気がする。

 ついでに言えば、同様に女子のヘソ出しを嫌うのも、そういう、ある種性的なアピールをおおらかにしている若い女性がいくら増えても、自分には全く縁のない存在であることが悔しくてしかたないからだと推測する。

 なぜいきなりそんな事を思い立ったかというと、私が老人になったら確実にそう思うだろうなあと考えたからであるのは言うまでもない。


 さて、今日はいわゆる上級者について考えてみよう。上級者の条件とは何か。私は次のように考えてみた。

振る舞い編

★コースでの服装や立ち居振る舞いが落ち着いている
★ごるふに対する一家言を持っているが、ひけらかすことをしない
★日常生活や仕事にもごるふがよい影響を与えている
★スコア以外の楽しみ方を知っている
★嫌われ者ではない


技術編

★自分のスウィングが完成している
★スウィングや道具に対して敏感で、上手くなりたいという向上心がある
★ショートゲームの練習を惜しまない


ラウンド編


★ティショットでまずチョロをしない
★大きなミス(OB、池ポチャ、ロストボールなど)が非常に少ない
★決して無理をしない。つまり大叩きをしない
★100ヤード以内は、ほとんどグリーンオンさせる
★アプローチはとにかく上手い
★1m前後のパットをまず外さない
★どんなに調子が悪くてもボギーペースは上回る

心編

★負けず嫌いである
★ごるふができるなら、ショートコースでも河川敷でも行く
★言い訳をしない、自慢をしない
★調子が悪い時も集中力を保ってラウンドできる
★そしてもちろん、三度の飯よりごるふが大好きである


 この20個の条件のうち、少なくとも15個は当てはまる事があって始めて上級者と言えるのではないかと思う私である(根拠はまったくないけど)。つまり上級者になるには、上の20個のうち15個をマスターすればいい(と勝手に決めた)のである。

 ちなみに私は4個しか当てはまりませんでした・・・orz

  2007/1/26 (560594hit) 沈黙は金、雄弁は泥

1/25・きさいちCC竹梅・Bグリーン・Par71(コースレート66)・晴れ
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 total
par 4 3 4 5 4 3 4 5 4 36 4 4 3 4 4 4 3 4 5 35 71
score 6 4 5 7 4 3 4 5 5 43 4 4 4 4 6 3 3 4 8 40 83
+3
put 3 2 2 2 2 1 1 1 2 16 2 1 2 2 2 1 1 2 2 15 31
topics *1   *2 *3               *4     *5 *6     *7  

*1・・・本文参照。トホホ度4

*2・・・ティショットは完璧。でも2打目のPWを10cmダフる。トホホ度4

*3・・・ティショットチーピンでOB。トホホ度3

*4・・・2打目、左足下がりのライからなのになぜか左へ引っかけ、砲台グリーンの左奥へ。ここから斜面にぶつけて3mへ。これを根性で沈めてこの日一番嬉しかったパー。ウホホ度3

*5・・・本文参照。トホホ度5

*6・・・スプーンのティショットがグリーン横のグラスバンカーの法面へ。きついつま先下がりからのウェッジショットが偶然ピン下1mに付く。ラッキー。ウホホ度2

*7・・・本文参照。トホホ度5

ウホホ24.5p(5p+パー1.5p×9+寄せワン1p×6)VSトホホ21pで何とかウホホの勝ち(ウホホ4勝3敗)

項目 今回 推移 2006年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
4ボギー
3ダボ
1トリプル
83
(+12)
84.0
平均パット数
Putting average
1.722
(31)
1.811
(32.60)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
5.56
(1/18)
5.56
(1/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
55.6
(10/18)
53.7
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
77.8
(14/18)
81.5
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
27.8
(5/18)
36.1
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
83.3
(15/18)
83.3
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
64.3
(9/14)
70.6
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
235.7 227.8
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
46.2
(6/13)
39.3
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
75.0 72.0
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
66.7 60.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
53.6 64.6
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
58.3 64.6

 バーディが1つ、パーが9つは確かに上出来だ。4つのボギーもまあいい。しかし、問題はそれ以外なんだよね。ダボ3つとトリプルボギー1つは多すぎるし、そして肝腎の内容がお粗末すぎるのだ。

 スタートホール。最近スタートホールのティショットはうまく打てている。飛ばしたいという欲がないからだろう。338ヤード、きつい打ちおろしを転がってボールはグリーン手前のバンカーまで。しかし・・・

 そこからホームランしてグリーンオーバー。バンカーの砂が異様に薄かった(1cm下は地面って、どうやって打つの?)とはいえいきなりトホホだ。そして3打目のアプローチでチャックリ。おまけに3パット。情けなすぎて自分自身にジャーマンスープレックスをかけたくなる。

 2番ホールパー3。7アイアンのティショットは当たり損ないでショート。さらに3番も2打目のPSを大ダフリで大ショート。フェアウェイの絶好の位置からウェッジショットをミスすると、松崎しげるの「愛のメモリー」のサビの部分を大声で泣きながら歌いたくなる。

 そう、この日はあれだけ調子が良かったアイアンがほとんどスカタンだったのだ。やはりあの好調は幻のように消えていくのか・・・

 続く4番でもティショットでチーピンが出てダボ。最初の4ホールで6オーバー。税金を2倍払いたくなるが、その後は寄せワンで凌ぎ、7オーバーで前半を終了。しかし3100ヤードしかない竹のBグリーンでパーオンが1個だけだったんだから、如何にアイアンが悪かったかお察し頂けるかと。

 気合を入れ直して後半。ミスはあるものの、バンカーからのホームラン(またかよ)がピンフラッグを直撃したりミスショットがオンしたりの結果オーライが続き、4番ホールまでで1オーバー。しかし・・・

 5番。5アイアンのティショットは◎。2打目、残り100ヤードをトップして行ってはいけない砲台グリーンの奥へ。3打目、うまく狙ったところに落ちるもエッジに止まってしまう。そしてそこからのアプローチがノーカンというか何というか、8mから5mオーバー。タバコを20本まとめて一気に吸いたくなる。

 極めつけは最終ホール(ここまでハーフ2オーバー)。ティグラウンドで、同伴競技者のおっちゃんが軽い気持ちで声をかけてきた。そう次の禁句を。

「hiroさんはもう(ハーフ)30台確定ですな」

 あのね、私の心は飴細工なのよ。ちょっと力が加わると、ポキリと折れてしまうのよ。だから、成績が良さそうな時は決してスコアを数えたりしないの。いやむしろ意識して数えないようにしてるの。

 もちろんティショットがOBになったのはおっちゃんのせいじゃなくて自分が悪いんだけどね。責めるつもりは全然ないけどね。打ち直してラフからの4打目も、普通だったら間違いなく7Wを持つところをムキになってスプーンなんか持って、頭を叩いて50ヤードしか転がらなかったのも30台を意識した自分が悪いんだけどね。5打目の170ヤード6アイアンが当たり損ないだったのもいらん事言うたおっちゃんのせいじゃなくってそんな事で肩に力が入る自分が悪い事は百も承知だけどね。6打目のアプローチで今日3回目のハーフトップしたのも、もちろん全部自分の責任なんだけどね。

 だから2パットでトリプルボギーになって、結局5オーバー40ストローク(パー35)でホールアウトしても自分の未熟さを反省しこそすれ、そのおっちゃんを恨む気持ちはない。いやむしろ、自分の未熟さに気づかせてくれたという点では感謝してる・・・なんてはずはない!断じてない!

 いや、トリプルボギーは受け入れるし自分の実力だからいいんだけど、やっぱり人が良い成績の時は黙っているのがマナーではないかと。だって、もしも始めて30台が出るかどうかという状況だとしたら、もっともっと意識してただろうし、そうなると、その心ない一言がその人の初30台を台無しにするかもしれないのだから。

 沈黙は金。雄弁は泥、なのだ。特に初対面の場合は。わかった?おっちゃん。

  2007/1/27 (561023hit) ラウンド後の練習


 実は木曜日のラウンドの後、あまりに不甲斐ない自分に嫌気がさして自己嫌悪し、馬から落ちて落馬した結果頭痛が痛くなった私という俺は、その足でそのまま練習場というドライビングレンジへ向かって足を運んだ。

 やはり付け焼き刃ではダメなのだ。気づいた事を練習し、練習し、愚直なまでに練習し、そして自分のモノにする。それでやっと練習場で出来ていた事がコースでできるようになるのだ。チョロチョロと気分で練習するだけでは練習場ではできてもコースではできないのだなどと当たり前の事を考えているうちに練習場に着いた。

 ウェッジのクォーターショットを100球打つ。上半身に力を入れず、腰の切り返しでいかにヘッドを走らせるか?その点だけに注意して55〜65ヤード先の目標に向かってひたすら球を打つ。なぜウェッジか?それは実際にそういうシチュエーションが多いからであり、中嶋常幸プロもそうやって下半身の切り返しをマスターしようと言っていたからである。

 さらに、上半身が先行しすぎると引っかけるし、下半身が先行しすぎるとスライスするし、手首のアンコックというかリリースが遅れれば上がりすぎて距離が落ちるし、つまりきちんと打てているかが判りやすいためでもある。

 これを地道に続けていると、だんだん「なるほど下半身で切り返してヘッドを走らせるというのはこういうことなのだな」と体が納得する感覚が出てくる。つまり自動的に、何も考えなくてもそういうスウィングができるようになってくるのだ。そして悟った。そうか。これが大事なんだ。

 意識して、注意点に気をつけながらスウィングしているうちはまだまだ練習不足なんだ。頭が空っぽの状態でもそのスウィングができるようになって始めてマスターしたと言えるのだ・・・などと今頃そんな事に気づいた私であった。よし、これからは、このクォーターショットを1回の練習で100球・・・いや75球・・・最低50球は必ず打つようにしようそうしよう。

 次に、そのイメージが残っているうちにアイアンの練習。これは球数を多くする必要はない。PS→9アイアン→7アイアン→5アイアン(又はPW→8アイアン→6アイアン→4アイアン)という流れで5球から10球ずつ。あくまで良いイメージが残っているうちにやめるのがポイントだ。

 そしてウッドを少々。最後にもう一回クォーターショットとアプローチで締め。よし、これを週2回半年続ければ、きっとコースでバックスウィングを開始した瞬間頭が真っ白になっても(未だにこうなる私はどこかおかしいのだろうか?)ミスショットになる確率は減るだろう・・・減るといいな・・・・減って下さい。

  2007/1/28 (561256hit) ごるふはやさしい?


 最近読んだごるふ関係の本に、気になるフレーズがあったのでご紹介を。ちなみにその本とはこれ。ちょっと訳あってモザイクかけます。

こんな本である


 本文からの引用ではないので語句は正確ではないが、著者は次のように語る。


 ゴルフはやさしい。ゴルフが難しいという幻影を作り出し、また実際に難しくしているのは、氾濫するゴルフの技術書やレッスン本なのです。確かにプロやトップアマの、パーおじさんと戦うゴルフは確かに甘くないけれど、アマチュアレベルのゴルフは「本来は、やさしい」のです。

 誰でもできるやさしい考え方を「習慣化」する事で、月一ゴルファーでろくにボールを打つ練習をしなくても常時70台でラウンドする事は可能なのです。

 また、一度も100を切れないゴルファーが大多数いる最も大きな原因は、「ゴルフとは遠くへ飛ばさないと良い成績で上がれない」と思い込んでいるからです。いいスウィングを身につければ、自然に飛距離は伸びていくのです。

 ゴルフは、「技1,頭4、体5」であり、ゴルフ向けにコンディションづくりをした体こそが重要なのです。


 その「考え方の習慣化」とは何か、「いいスウィング」を身につける方法とは何かを書いてしまうと何の本だか判ってしまうし、第一著者に失礼なのでここには書かない(上にヒントはでてるけど・・・)。



 さて、その内容について考える前に、この本の著者とターゲットについて触れておこう。著者のU氏は65歳、現在は退職されているが、サラリーマン時代は月イチごるふぁーであった。しかしスコアは伸び悩み、レッスン書やプロのレッスンに疑問を持っていた。その後上達理論を研究、月イチでも70台を出せる方法を完成させたとの事。

 従って、ターゲットは恐らく中高年の中級者で、つまり何十年もごるふをしているのに100を切れない、90を切れないというレベルの人たちへの「考え方」と「体作り」に重点を置いた本なのである。

 確かに仰りたい事はよく判る。多くの人が、考え方次第でごるふをもっとやさしいゲームにする事は可能だと思う。また、何年もごるふをしていて100を切れないのは技術の問題ではなく、考え方の問題であることは間違いない。


 しかし、私の考えはちょっと違うのだ。これは著者の意見を否定するという意味ではないのだが、ゴルフは「やっぱり難しい。だからこそ面白い」と思うのだな私は。

 ごるふの目的は突き詰めてしまえばスコアである。300ヤードドライブも、快心のアイアンショットも、チップインも、10mのロングパットを決めるのも副次的なものであり、それにスコアが結びつくからこそそれらのナイスショットは快感なのだ(その証拠に、コースで正規のラウンドとは関係なく練習ショットをしたとしよう。そのショットが直接ホールインしたとしたら、あなたは「スゴイ!最高だ」と思うよりも「もったいない(どうして本番で出ないのだ!)」と思うに違いない)。

 とするならば、大多数のアマチュアごるふぁーの究極の目的はパープレー(あるいはアンダーパープレー)であるという事に疑問の余地はない。例えHDCP30のプレイヤーであっても、実際に回れるかどうかは別にして、また実際にラウンドする時の心構えは別として、「90を切りたい」「80を切りたい」「ベストスコアを更新したい」という目標の延長線上には必ず「パープレー」が存在するはずだ。

 だったらエージシュートはどうなんだという意見もあると思うが、エージシュートの絶対条件として「ある程度健康で長生きする」という、自分の努力ではどうにもならない部分が絡んでくる。従ってこれはおまけのようなモノであると私は考える。

 さて、ここでAさんにご登場頂こう。Aさんは50歳男性、中肉中背のサラリーマンである。ごるふは大好きだがラウンドは月に1度、練習は週に1回。ごるふ歴は20年。ベストスコアは101で、平均スコアは110前後。愛読書は週間ゴルフダイジェスト。レッスンに通った事もあったが、レッスンプロの態度が横柄だった事と周囲が女性ばかりだったので途中で止めてしまった。

 このAさんが何かの拍子で99でラウンドしたとしよう。ごるふぁーにとって忘れられないラウンド。100切り達成!するとAさんはどう思うか。そう、98を目指して頑張るのである。そしてまた苦悩の日々が始まるのだ。

 これはAさんに限った話ではない。90を切ったBさんも、ハーフ30台を出したCさんも、80を切ったDさんも、いやそれどころかパープレーでラウンドしたEさんでも同じなのだ。「次はベストスコアだ!」と考える気持ちが多くのごるふぁーを練習場へ向かわせ、そして一生ごるふに悩まされる事になるのだ。なぜもっとうまく打てないのか?と。

 つまり何がいいたいかというと、仮に著者の言う事を聞いて常時70台でラウンドできたとしても、そうなったらなったでさらに上を目指したくなるだろうし、その時点で今まで見えなかった新たな「ごるふの難しさ(と面白さ)」が見えてくるはずだと思うのだ。だから、ごるふは永遠に難しいのだ。


 次。ゴルフを難しくした張本人はゴルフの技術書やレッスン本であるとU氏は断言するが、果たしてそれだけだろうか?確かにそれらの影響は否定できない。しかし、張本人と言ってしまうのはちょっと乱暴ではないかと。

 ごるふが持つ本質的な難しさを除外して考えると、ごるふが難しい最も大きな要因は、その敷居の高さにあると考える。特に、世界一優秀で豊富なクラブやボールが簡単に手に入り、しかも練習熱心な日本人ごるふぁーがうまくなれないのは、バカ高い会員権制度、高いプレーフィー、高速に1時間以上乗らないとコースに行けない環境、パブリックコースの少なさなど、コースをラウンドする機会が少ない事に尽きると思うのだ。

 月1回のラウンド当日。それはごるふぁーにとって「ハレの日」であり、特別な感情が入る。元を取らないと、という邪心も入る。普段よりさらに張り切ってしまう。力が入る。よって平常心でラウンドする事など不可能だ。

 事実、不器用で才能のない私ですら、会員権を買って週1回のラウンドができるようになった(それまで月2回だった)瞬間、1年間で平均スコアが5.8も縮まったのだ。

 日本よりはマシだが、アメリカでもごるふはブルジョアのスポーツというイメージがある。そういう意味で、日本と共通する部分は多少あるかもしれない。しかし、スコットランドではどうだろうか。日英の平均的ごるふぁーを比較すると、英国の方がはるかに上手いような気がするのだが。少なくとも100を切れないごるふぁーが大多数、という事は無いのではないか。


 次。U氏は、月イチしかラウンドできない、そして練習にもめったに行かない(あるいは行けない)ごるふぁーに対して、ある秘策を伝授する。それが「考え方の習慣化」であり、「いいスウィング」を身につける方法なのであるが、それは「ゴルフ向けにコンディションづくりをした体」を作る事なのである。

 で、その方法が本には紹介されているのだが、確かに効果は高そうだ。ほとんど練習しない(あるいはできない)中年以上のごるふぁーにとっては。しかし、きちんと先生に習っていたり、スウィングがしっかり固まっていたり、練習時間が十分取れるごるふぁーにとっては、絶対に必要なモノではないと思う。

 それに、これだけで、月イチのラウンドで、あまり練習しなくても、誰でも、70台でラウンドできるようになるの?と思うのだ(U氏は他にもゲームプランの立て方やショットのコツについても触れているので正確には「それだけ」ではないのだが)。

 その体作りによって、フルショットはどうにかなるとしよう。しかし70台をコンスタントに出すためにはショートゲームの感性を磨く事は必須だと思う。そしてそれは、やはり実戦と経験と練習でしかマスターできないと思うんだけどなあ。

 70台をコンスタントに出せるぐらいのショートゲームの腕前は、寄せワンが3回に2回は成功するというレベルだと思うけど、それがろくに練習場にも行かないで、しかも月イチのラウンドで出来るようになるなんて・・・・オラ信じねえだ。


 次。U氏が言うように、飛距離に対する欲を捨てる事はスコアアップの重要な一面である。ドライバーをキャディバッグから抜くだけで10打はスコアが縮まるような人にとっては、最重要ポイントであろう。しかし、そういう人に、ドライバーを力任せに目一杯叩く事を禁止したら、その人はごるふを楽しめるだろうか?スコアは良くなっても、ラウンドはつまらなくなってしまうのではないだろうか。

 それについてU氏は、いいスウィングを身につければ、自然に飛距離は伸びていくのだからその心配は杞憂だと反論する。しかし違うのだ。ティショットを120%の力で打ち、誰もが驚くほどぶっ放したいというのはごるふぁー(特に男性ごるふぁー)の本能なのである。そして10回打って9回250ヤード飛ばす(感心はしても誰も驚いてくれない)よりも、9回失敗しても1回300ヤード打てればそれでいい、いやそうありたいと心の底では思っているのだ。

 いいスウィングで自然に伸びていく飛距離とは、逆に言えば無理しないで自分の限界まで飛ばすという事だ。それだったら一般の中年ごるふぁーだと260ヤードが限界だろうし、高齢になればなるほど飛距離が落ちてしまうではないか!そんな事は求めちゃおらん。わしゃぁ1回で良いから300ヤードかっ飛ばして皆の度肝を抜きたいんじゃ!!

 そんな300ヤードおやぢを笑うのはたやすい。しかし、人は理屈だけで生きるにあらず。上手くなる人は、自然とその「本能」と「スコア」をはかりにかけ、自分で折り合いをつけていくのだ。


 最後に。「ごるふはやさしい」という考え方に基づいたU氏の主張は、ごるふをいたずらに難しく考え、また自分自身でごるふを難しくしている、技術的に停滞した中級者にとっては福音となりうるが、万人に受け入れられるものではないと思う。

 それに、「技1、頭9」とか、「技1、頭4、体5」とか言うけれど、それはスウィングをマスターした人が自分を前提に言っている話であるからして、そういう人は最低限の技術をすでに習得しているんだよね実は。ここで言う最低限の技術とは、狙ったところに打てるという事

 つまり、ほとんどのアマチュアは「1」の技術もマスターしていないのだ(もちろん私も)。だから、考え方や体も大事だけど、やっぱりそういう事はきちんと球が打てるようになってから考えても遅くないと思うんだけどなあ(もちろん私も)。

  2007/1/29 (561524hit) 河川敷はぼくらの先生だ

1/27・高槻GC・薄暮ハーフプレー・イン・Par35(コースレート?)・
hole 1 2 3 4 5 6 7 8 9 in ラウンド
換算
par 5 3 5 3 4 3 4 4 4 35 72
score 7 2 6 4 4 3 5 4 6 41 82
put 2 1 3 3 2 2 2 1 2 18 36
topics *1 *2             *3    

*1・・・ティショットがスライスして隣のホールへ(1ペナ)。アプローチもショートして5オン。トホホ度3

*2・・・120ヤードアゲンスト、9アイアンはやや先っぽ。でもそれが結果オーライでピン横1mに。ウホホ度2

*3・・・ティショットバンカーへ。そこから大ダフリ。3打目トップしてグリーンオーバー。ヘタだ。トホホ度4


ウホホ7.5p(2p+パー1.5p×3+寄せワン1p×1)VSトホホ7pで何とかウホホの勝ち(ウホホ5勝3敗)

項目 今回 推移 2006年
アベレージスコア
Scoring average
1バーディ
3ボギー
2ダボ
41
(+6)
83.7
平均パット数
Putting average
2.0
(18)
1.828
(32.91)
バーディー奪取率(%)
Birdie average
11.1
(1/9)
6.06
(1.1/18)
パーブレーク率(%)
Par braking average
44.4
(4/9)
52.4
ボギーキープ率(%)
Bogey keeping average
77.8
(7/9)
81.0
パーオン率(%)
Green in regulation Pct.
55.6
(5/9)
38.9
ボギーオン率(%)
Green in my regulation Pct.
77.8
(7/9)
82.5
フェアウェイキープ率(%)
Driving Accuracy Pct.
50.0
(3/6)
67.7
ドライバー平均飛距離(yard)
Driving Distance
230.0 228.1
アプローチリカバリー率(%)
Scrambling
25.0
(1/4)
38.3
ファインショット率・ドライバー(ティショット)(%)
Driver-shot achievement Pct.
83.3 72.9
ファインショット率・フェアウェイウッド(%)
FW.-shot achievement Pct.
(使用せず) 60.5
ファインショット率・アイアン(%)
Iron-shot achievement Pct.
77.8 65.7
ファインショット率・アプローチ(%)
Approach-shot achievement Pct.
71.4 65.1

 先週の日曜日に引き続き、今日も昼から河川敷の高槻GCへ。しかし俺も好きだなぁ。で、この日はスコア的には平凡だが、嬉しい事がいくつかあった。


 1,アイアンが復調気味

 練習の甲斐あって(ってまだ1週間も経ってないけど)アイアンの当たりが戻ってきた。ちょっと噛み気味だけど、きっちり振れている感じがある。距離の短い河川敷とは言え、パーオン率55.6%は嬉しい。

 何回も同じ事を書いてるけど、やっぱりアイアンは軸をぶらさない(バックスウィングで右ひざ不動、ダウン腰から・でも上体突っ込まない、インサイドからヘッドを入れる)事と球を上げにいかない(アドレスで左肩を上げない)事が特に重要だぞ俺。忘れるな俺。もしこの先不調になったら、今日の日記を読み返すんだ未来の俺。


 2,ウェッジショットが当たるようになってきた

 「当たるように」って、すごくレベルの低い話で恐縮だが、事実レベルが低いんだから仕方がない。つまりウェッジのコントロールショットが、ダフったりハーフトップばっかりだったのが多少ましになってきたという事だ。

 まだ真芯に当たる快心のショットはわずかだが、それでも思い通りの高さで思い通りの所へ飛んでいく確率が上がってきた。やっぱり練習は裏切らない。あとはついついショートしてしまう、距離感の読みだけだ(そっちの方が致命的だったりして・・・)。


 3,良い景色・良い気候

美しい・・・

 山ではなかなか見られないコースの夕焼け。1月だというのに耳を出していても使い捨てカイロを使わなくても寒くない気候。こんな幸せな事があろうか?いやない。


 ところで、この日はラウンドが終わった段階で日没まで15分ほど時間があったので、同伴競技者の1人ともう数ホールラウンドする事にした(高槻GCは薄暮ハーフプレー後も日没までプレー可能)。

 で、スコアをつけずに3ホールほど回ったのだが、スコアをつけないとリラックスしてスウィングでき、その結果ナイスショットの確率が上がるという現象が見受けられた。しかし、リラックスしすぎて真剣味に欠け、パットなどで気合いが入らないという現象も体験した。

 つまりスコアをつけないと、良い意味でも悪い意味でも集中力が湧かないのだ。いかん!こんな事ではスコアの亡者になってしまう(いや、もうすでになってませんか?)。スコアをつけないでも楽しくラウンドできるよう、まだまだ修行が必要だぞ俺、と早春の夕陽を見つめながら思ったのであった。

  2007/1/30 (561971hit) 親が親なら(毒舌あり)


 ちょっと昨日の続き。

 日曜日のラウンドでご一緒したのは、50代のA氏と40代のB氏、そしてB氏の息子である小学2年生のクソガキ子供であった。河川敷ではたまにあるパターンだ。しかし、このバカ親とクソガキ子供がとんでもないスットコドッコイだったのである。

 私がスタートホールへ行くと、ティグラウンド横にはそのB親子がすでにスタンバイしていた。私が「hiroです。よろしくお願いします」と声をかける。するとBも、「よろしくお願いします」と返答。そして「あの、今日は息子が一緒なので・・・」と続ける。

 河川敷のパブリックコースだし、まだうまく打てない子供がラウンドするのを暖かく見守るのもごるふぁーの努めだ。かく言う私も先日は息子を連れてラウンドした。従って、迷惑をかける事についてはやぶさかではない。私は「ご迷惑をおかけします」という言葉が出てくるのを待った。しかし、B氏のセリフは違った。

「・・・適当にやって下さい」

 好意的に取れば、「息子がご迷惑をかけるので、我々親子にはあまり気を遣わず、そちらはそちらのペースでラウンドして下さい」という意味だろう。でも一緒にラウンドするのに、無視するわけにも先に歩くわけにもいかんだろう。つまり迷惑はどうしたってかかるのだ。普通に「ご迷惑をおかけします」って言わんかい!!

 そう、つまりこのバカ親の発言は、「迷惑をかけるけれど、お前らの努力で迷惑がかからないようにしろ」という意味なのだ。社交性ゼロで頭が悪い上に責任逃れ、さらに責任転換。スタート前からげんなり。

 絶望的な目で息子の方を見ると、ジュニアの必須アイテムとも言える砂袋すら持っていない。ここ高槻GCには、備え付けの砂袋が山のように置いてあるにも関らず、だ。まあ小学2年生つまり8歳だし、進行を考えて親が代わりに目土するのかな?と思ったが親も持っていない。そう、自分が目土をしないから息子に目土をさせる事などできないのだ。こうして悪貨は良貨を駆逐していくのだな、と日本の将来を悲観する私。

 そうこうしているうちにスタート。当然飛距離のでないクソガキから。挨拶も何もなし。新品のジュニアクラブを買いそろえる前にそれくらい教えてからコースに連れてこいよ、バカ親が!

 そして、2番ホールで事件は起こった。クソガキの6打目か7打目か8打目が、サブグリーンにオン。バカ親Bが「グリーンの外に出して打て!」と命令する。するとそのクソガキ、あろう事か



 サブグリーンの上にある自分のボールを、足で何度も蹴ってグリーンの外へ出しやがったのである!!!

 今まで数々の、マナーを知らない人間とラウンドしてきた。ラウンド中携帯電話でしゃべりまくるヤツ、ティグラウンド横で人が打つ時になっても大声でしゃべるヤツ、コースで奇声を発するヤツ、人前に出るヤツ、人が打つ時に正面2mの位置で見物するヤツ、人のスウィング中に動き回るヤツ、人のパッティングラインを往復で踏んでいくヤツ、グリーンを未必の故意で傷つけるヤツ、ホールを無造作に破壊するヤツ、ホールのすぐ傍を踏むヤツ、初対面なのに人のスウィングやショットにイチャモンを付けるヤツ、教え魔、素振りでフェアウェイの芝を何度も掘り返すヤツ、人のタオルで立ちションした自分の手を拭くヤツ、人のタオルで勝手に汗を拭くヤツ、ティグラウンドでアプローチの練習をしてディボットホールを作って放置するヤツ、ピンフラッグをグリーン上に放り投げるヤツ。

 しかし、このクソガキの行為はそれらをはるかに凌駕する最低の行為である。当然、バカ親Bは見て見ぬ振りだ。私は本気で怒鳴りつけようとした。すると・・・























 同伴者A氏も同じサブグリーンに乗った自分のボールを蹴って出してる!!!


 もうね、お前ら、ごるふやめろ。

  2007/1/31 (562407hit) ツアーニュース色々


 USPGAツアー第4戦、ビュイックインビテーショナル。またタイガーが勝利をもぎ取った。これで同大会3連覇、米国ツアー出場試合7連勝。もうこの男の強さを形容する言葉が思い浮かばなくなってきたよ。ジャック・ニクラウスやアーノルド・パーマーの全盛期の強さをしのぎ、ベン・ホーガンやバイロン・ネルソンの域まで達しているのではないか(って、実はよく知らないけど)。

 試合内容はNHKのニュースでしか見ていないのでコメントできないが、2打差の3位タイで迎えた最終日だというのに表情は余裕にあふれ、まるで予定調和の如く、イーグルとバーディを誰よりもたくさん獲った(66ストロークは最終日のベストスコア)。この、最終日にベストスコアを出せる力こそ本物の強さだろう。

 一方のヨーロッパツアー、カタールマスターズ。こちらは静かなる男、レティフ・グーセンが上がり2ホールでスコアを3つ伸ばし、劇的な逆転優勝。16番までに2打差を付け、すでに優勝スピーチを考えていた(かどうかはわからないけど)ニック・オハーンにとっては尾を引く敗北だろう。

 彼らだけでなく、超一流プレイヤーの共通点は「諦めない」「一番厳しいコンディションの時に最高のパフォーマンスを発揮する」「自分を信じる」というところだろうか。そう、状況や環境や季候が悪くても、いや悪いからこそ集中して自分のベストを出す。教訓的だ。

 だから雨が降ろうが雪が降ろうが、暑かろうが寒かろうが、同伴競技者が鬱陶しかろうが同伴競技者がクソ親子だろうが、腰が痛かろうが肩が痛かろうが、芝が薄かろうがグリーンが速かろうが、税金を払おうが借金返済が待ってようが、高いニギリだろうかベストスコア更新のチャンスだろうが、そういうピンチをはね除けて最高のパフォーマンスを発揮できるよう努力していく事が、カッコヨクてステキなごるふぁーへの道なのだ(自分に言い聞かせてます、はい)。

 また、ハワイのタートルベイ・リゾートで行われたチャンピオンズツアー、タートルベイ・チャンピオンシップでは室田淳が2位タイに入った。室田は去年の日本シニアツアーで4200万円稼ぎ、賞金王に輝いている。乗りに乗っているんだろう。それに加えて、180cm、80kgと日本人プロゴルファーとしては大柄な体格が、アメリカで戦う時に有利に働いたような気もする。

 今回2位タイの賞金は約10万ドル。去年の稼ぎの4分の1をこの3日間で稼いだ計算だ。シニアプレイヤーは体調がよければ(体の故障が深刻でなければ)レギュラーメンバーと同じぐらいか、それ以上のパフォーマンスを発揮するので、室田プロもきっと体調がよいのだろう。何だか強引な推測だが。

 その証拠に、この選手権で優勝したフレッド・ファンクは2位に何と11打差の23アンダー。あーた、一口に23アンダーっていうけど、3日間競技で23アンダーっていうのは1日当たり8アンダー弱の計算になるわけだ。つまりハーフで4つのバーディ。気持ち的にはもう、2ホールに1個はバーディを取っているといっても過言ではない。

 よっぽど調子がよかったか、よっぽど体調がよかったんだろう(よっぽど運がよかったのかもしれないが)。それも、L.ロバーツ、T.カイト、S.シンプソン、D.イシイ(懐かしい・・・)、B.クレンショウなどのビッグネームを押しのけての優勝だし。

 もし、ドラゴンボールに出てくるスカウター(初対面の相手の戦闘力を解析・表示してくれる架空の道具。片目のサングラスという外見で、密かに「これ欲しい・・・」と思った人も多いはず)のゴルフ版があれば、この週のファンクはとてつもない数字を叩き出していたに違いない。

 一度、タイガーの「ゴルフ力」をこのスカウターで覗いてみたいモノである。きっと、我々とは二桁ぐらいの差があるんだろうなあ。逆に自分のゴルフ力を見られて、「ゴルフ力たったの5か。ゴミめ・・・」とか言われたりして。

これがスカウターだ!ドラゴンボール・ザ・ムービーの広告から

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